「岩本照くん出てくれないかな?」TOKIO・国分太一、“オキニ”ジャニーズJr.と共演熱望!

 TOKIO・国分太一がパーソナリティを務めるラジオ番組『国分太一 Radio Box』(JFN系)。今年1月に東京・帝国劇場で上演された舞台『ジャニーズ Happy New Year アイランド』を観劇し、同ラジオにてジャニーズJr.内での「推しメン」を発表していたが、番組宛てにJr.ファンからとあるリクエストが届いたという。

 国分は1月23日にジャニー喜多川社長が作・構成・演出を担当した『ジャニーズ Happy New Year アイランド』を、A.B.C-Zの河合郁人、NEWS・増田貴久、Sexy Zone・菊池風磨と一緒に鑑賞。この舞台には少年隊・東山紀之をはじめ、Jr.の人気ユニット・Mr.KING、Prince、HiHi Jet(現HiHi Jets)、東京B少年、Love-tune、Travis Japan、SixTONES、Snow Manらが出演しており、国分は2月16日放送のラジオで「今のJr.の子たちって、こんなにレベル高いんだ!? と。いかに僕らが不真面目にJr.をやってきたか、わかるような。そのぐらいもうね、レベル高いです」と、大絶賛した。

 また、出演者の中ではSnow Manの岩本照(ひかる)とKing&Princeとして今春デビューが決まっている岸優太が「推しメン」だと名指しし、2人のパフォーマンス力の高さを熱弁。TOKIOは実質、ジャニーズ事務所内のグループで一番上の立場になったため、「なんか協力してあげたい」との思いで、「後輩を育てる」という役目について考えていることを告白した。その上で、「岩本くんとかがさ、このラジオに出てきてもらってさ、なんかしゃべるっていうのもアリじゃないのかなぁと思って。下ネタ言う子じゃないと思うけどね。でも、ちょっとお話はしてみたいなぁと思いましたね。とにかく、僕の推しメンでございます!」と、すっかりお気に入りの様子で語っていたのだ。

 その後、3月9日放送の同番組内で、国分は岩本ファンから寄せられたお便りを紹介。前述のトーク内容を知り、今回初めてメッセージを送ったそうで、「先日の放送で国分さんがジャニーズJr.の岩本照くん、そして岸優太くんを『推しメン』だとお話してくださっていたのを聞きました。照くんのファンとして、とってもうれしかったです」と、まずは感謝の思いがつづられていた。

 このリスナーいわく、Snow Manは歌やダンスの技術力が高いにもかかわらず、「一般的な知名度が低いことがファンの悩み」だといい、「ですのでぜひ、岩本くんと岸くんをラジオに呼んでください。大先輩の国分さんのお力で、岩本照の名前を広めてください」と、要望。「岸くんと一緒なら楽しい掛け合いになるかと」と、国分ならではのトーク展開までイメージしたお便りだった。

 これを受け、国分は「やっぱり後輩の話をラジオとかですると、後輩のファンの子たちが、こうね。ラジオに送ってくれるっていう。うれしいですね~」と喜びを表しつつ、「ただね、ちょっと。文章の中で、気になったことが1つありましてね」と切り出し、

「『推しメンだとお話してくださっていたのを“聞きました”』っていうね。っていうことは、これ、ラジオは聞いていない。人から聞いたっていうことの可能性はありますよね、えぇ。そこは忖度してもらっても、全然かまわないことではあるんですけどもね~」

 と、正直すぎる文面にチクリ。やや意地悪に細かい点を突きながら、「ファンの人たちの中でも、もうちょいテレビだったりとか、ラジオとかでもね、その『照くんの声を聞きたい』とかあるんでしょうね。そうなのね~」と、ファンの言い分には理解を示した。その上で、

「じゃあ、(番組に)出てもらいたいけど、誰に言えばいいんだ(笑)。それが、それが僕はね、ちょっとわからないんだよね。あ、じゃあ、そのなんかジャニーズ事務所のJr.担当のマネジャーさんに、『出てもらってもいいですか?』って言えば、出てもらえるかもしれないので。じゃあ、そこら辺はちょっと、努力してみます。まぁ僕も、話してみたいなとは正直思うのでね」

 と、事務所のスタッフに相談すると明言。岸の方はKing&Princeでデビューを控えている現状とあって、「これから(露出が)増えてくると思いますよ」と話す一方で、岩本に関してはスポーツバラエティ特番『SASUKE』(TBS系)に「ときどき出てきたりするよね」と言及した。しかし、同じく『SASUKE』に出演しているA.B.C-Z・塚田僚一の名前が思い出せないようで「えーと、あの子と一緒に。金髪の子と」と発言し、ラジオのスタッフが「塚田くん!」と指摘。「『金髪の子』って言っちゃダメだよね、後輩をね」と、即反省したのだった。

 最後には「ちょっとね、いろんなところで。じゃあ、言っときます。『照くん、ラジオ出てくんないかな?』ってね。楽しみにしていてくださ~い」と、ファンの期待を煽っていた。

 共演歴の少ない後輩に注目し、露出の支援に前向きな姿勢を見せる国分。岩本や岸を「ラジオに呼ぶ」という話はリスナーとの口約束で終わらせるのではなく、ぜひとも実現に向けて積極的に動き出してほしいものだ。

カリスマDJ・森田昌典容疑者が“セコすぎ犯罪”金塊密輸に手を染めた裏事情

 金塊の密輸による関税法違反などで逮捕された音楽プロデューサーには、そのセレブな振る舞いとは裏腹に、業界内で“金欠”のウワサがあったという。

「イベント出演を依頼したら、後になってギャラの前払いを要求してきたことがありましたし、怪しい領収書の経費の清算を求めてきたというウワサがあったり、もしかすると金に困っているのかな、と思うところはあった」

 ある音楽関係者からそんな話をされているのは、音楽プロデューサーの森田昌典容疑者。人気DJとして中田ヤスタカ、RIP SLYMEのメンバーらと共演したことがあり、阿部登とのユニット「STUDIO APARTMENT」ではアルバムも発表。近年は主にダンスミュージックのプロデュースなどを手掛けていた。また、2014年に人気モデル高垣麗子との交際で注目を集め、翌年に入籍が伝えられ、昨年夏には第1子の誕生も報告されていた。ネット上では高級な食事を自慢げに投稿するなどセレブに見えたが、「DJだった人が音楽プロデューサーを名乗るのは、DJじゃ食えなかったから」と前出の関係者は、“金欠”説を説明する。

「DJで食っていくのは大変なんです。ヨーロッパだと人気DJなら一度に何千人も集めて何十億円という年収を稼ぎますけど、日本ではクラブ文化が小規模なので、それだけじゃ稼げません。そうしてDJが音楽プロデューサーの活動に手を出すわけですが、そのプロデュース業も、もうかっていたのはCDが売れていた時代まで。人気アイドルでも手掛けないと、大きな金にはならないんです。自分で音楽活動をするとなれば逆に資金も必要ですし、ファンにカリスマと呼ばれていても、内情は厳しいDJがたくさんいますよ」(同)

 実際に森田容疑者が金に困っていたのかはわからないが、今回の容疑が事実だとすれば、本業以外の収入を犯罪に求めたということになる。金塊の密輸は近年、急増している犯罪で、成田空港の職員も以前より検査を強化している。

 経済ジャーナリストによると「そのカラクリは、あらゆる密輸犯罪の中でもセコい部類」という。

「ゴールドは価値が世界一律ですが、日本では売買に8%の消費税が税関で徴収されます。その分、日本の貴金属店などでは、その8%分を上乗せした額で買い取るのが通例なんです。でも、密輸なら税金は払っていませんから、8%の利益が出る。ただ、1億円の金塊なら800万円の利益が出ますが、1,000万円だと80万円と大きくはないので、リスクに見合わないんです。そこで多いのは、渡航費の安い韓国や中華圏あたりから、観光客などに小さな金塊を少しずつ持ち込ませる裏アルバイトみたいなものがはやっているんです。そのセコさに『税金の万引』と呼ぶ人もいます」(同)

 海外では密輸された金塊はほぼ没収されて巨額の罰金が科せられる場合がほとんどだが、日本では返却されるケースが多く、罰金は最大1,000万円と少なめで、闇バイトとして常習的に手を染める人間がいるという。

 森田容疑者の事件は、男女3人で昨年11月、香港から金塊4キロを密輸しようとした疑いだ。4キロは相場にもよるが、およそ1,900万円分。その8%は約150万円だが、これを3人で割れば、ひとり50万円にしかならない。

「短期間で行き来を繰り返せば、もっと稼げるわけですが、そうなると怪しまれるので、長く続かないですよ。どっちにしても、スケールの小さい犯行といえます」(同)

 森田容疑者は香港での音楽イベントにも頻繁に出張していた様子だが、そのたびに50万円程度の犯罪利益を手にしていたのだろうか。前出の音楽関係者は「香港には、少なくとも7~8年ぐらい前から、ホテル内のクラブイベントなどのDJ仕事で呼ばれていたのを知っていますが、規模から考えて何百万円もギャラが出るようなモノには見えなかったので、むしろ金塊密輸がメインで、音楽仕事の方がアルバイトだったのかも」と話している。

 本人は容疑を認めながら「昨年の夏ごろから始めた」と供述しているというが、常習者だったのかもしれない。いずれにせよ、美人の嫁と幼い子がいながらリスクの高い犯罪にわざわざ手を染めていたのは、“金欠”と見られても仕方ない話。セレブな振る舞いでクラブ系音楽を手掛けていたファッショナブルなイメージは、これで崩壊だろう。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

乱交パーティ参加の10代美人モデルが遺体で……“ビットコイン長者”の自宅で発生した惨劇

 昨年末、マレーシアのクアラルンプールにあるタワーマンションの6階バルコニーで、女性モデルの全裸遺体が発見された。地元警察は、転落事故として処理していたが、最近になって、ある疑惑が浮上。同マンション20階の部屋から転落したとされるが、同部屋はアメリカ人ビットコイン長者の所有だったことなどから、スキャンダラスに報じられている。

 3月8日、同国メディア「フリー・マレーシア・トゥデイ」が伝えたところでは、彼女の遺体が発見されたのは12月7日昼過ぎ。警察の調べにより、遺体の身元は同国で活動するオランダ人モデルのイバンナ・シュミットさん(19歳)と判明した。死因については「アルコールとドラッグによる酩酊状態で20階にある部屋から転落した」と公表されていた。

 ところが、この警察の発表内容に異を唱えたのは、イバンナさんの遺族に依頼され、独自捜査を展開している私立探偵のマーク・ウィリアム・トーマス氏だ。

 氏によると、イバンナさんは転落前にすでに死亡していた可能性が高いという。

 根拠のひとつは、警察が撮影した遺体写真を確認しても、出血が見られなかったという点だ。通常、生きたまま20階から転落して6階バルコニーに叩きつけられれば、その衝撃による傷からは鮮血が流れ出る。イバンナさんの遺体から出血が見られないのは、転落時には死亡していて既に凝血が始まっていたため、と指摘している。

 また、彼女の後頭部には転落前にできたとみられる傷が、さらに彼女の一方の二の腕には生前かもしくは死の直後に誰かに強くつかまれたとみられるアザがあったことなどから、彼女は死の直前、何者かと揉み合った可能性があるとトーマス氏は推理している。

 彼女が死の直前に共にいた人物とは、部屋の所有者であるアメリカ人でビットコイン長者のアレクサンダー・ジョンソン氏とその妻、ルナ氏だ。

 事故当日の午前5時22分には、ジョンソン氏がイバンナさんを抱き上げ、妻のルナと共にエレベーターに乗り込む姿が防犯カメラに捉えられている。また、午前6時45分ごろには、イバンナさんはボーイフレンドに電話をかけて会話をしており、さらにその直後にはルナ氏がイバンナさんのボーイフレンドに電話をかけ会話をしていた記録が残っている。

 ただ、探偵・トーマス氏によると、ルナ氏とイバンナさんのボーイフレンドは、それまでに会話をしたことはなかったといい、ふたりのこの接触は「不自然」だという。

 さらに午後7時18分、イバンナさんは自身の携帯電話で、ルナ氏とのツーショット写真に「まだ女友達の家で遊んでいる」というテキストを添えてボーイフレンド宛てに送信している。

 彼ら3人はイバンナさんの死の直前、タワーマンションの一室で何をしていたのか。英メディア「デイリー・メディア」は、3人が「ドラッグ乱交パーティー」に興じていたと報じている。事実、イバンナさんの遺体からは、PMMAと呼ばれる違法薬物が大量に検出されている。このPMMAは、エクスタシーとして知られるMDMAに類似し、性的快感を高める効果があるようだ。

 ジョンソン夫妻との乱交パーティーの合間に何らかのトラブルが発生してイバンナさんは死に至り、何者かが遺体を部屋から投げ捨てたということなのだろうか……。真相解明が待たれる。

「区長がボブスレーに乗ってなくてよかった」下町ボブスレー問題で信用ガタ落ちの大田区に走る緊張感

 2月25日に閉幕した平昌オリンピック。羽生結弦選手などの活躍の一方で、赤っ恥をかいたのが「下町ボブスレー」だ。「下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会」が、五輪で下町ボブスレーを採用しなければジャマイカ側に損害賠償6,800万円を請求するとした一件。これは、歴史的な“ドン引き事件”として長らく記憶されることになるだろう。

 この問題については、テレビ東京系『ガイアの夜明け』が2月27日に「下町ボブスレーの“真実”」と題して問題を特集したり、今後もさまざまな形で検証されることになりそうだ。

 そんな中、聞こえてくるのは「下町ボブスレー」をウリにしていた大田区の状況だ。もともと、このプロジェクトは大田区の小さな町工場が中心となり、世界のトップレベルへ挑戦する日本製のソリを作り、産業のまち大田区のモノづくりの力を世界に発信するというコンセプト。

「これまで、大田区の町工場は『設計図を紙飛行機にして飛ばせば、製品が出来上がって戻ってくる』といわれるほどの、高度な技術の集積地でした。そんな長年かけて作り上げてきた信用が、ボブスレーで崩壊しかかっているというのです」(区役所関係者)

 実際、大田区の関係者に話を聞くとさまざまなウワサが聞こえてくる。中には、区役所など行政が関わる町工場関係の催しやプロジェクトには、軒並み「待った」がかかっているという話も。ただ、実際に話を聞きにいってみると誰もが「さほど問題にはなっていない」と言いつつ、口をつぐむ。

 どうも、是非は別としてボブスレーの件についてはコメントしたくないというのが、本音のようだ。

 そうした中で、名前を出さないことを条件に実情を話してくれたのは、大田区役所の幹部だ。

「幸いなことに『下町ボブスレー』には、大田区としては直接関わっている案件ではありません。あくまで、国が一部の町工場と実施していた案件。なので、どういった形で大田区や、ほとんどの町工場は無関係なのだということをPRしていこうかというのが、目下の課題です」

 大田区は、区内の産業振興のためさまざまな施策を行っているが「下町ボブスレー」は、区役所が関与しない案件。少なくとも区内では、そのことも認識されているのか、区民からの苦情や意見はないという。

「ただ、町工場への信頼を低下させたのは確かです。町工場の関係者はピリピリしていますから、話題には出せませんよ」

 この「下町ボブスレー」が注目された理由の一つに教育出版の発行する小学5年生用の道徳教科書に「下町ボブスレー・・・町工場のちょう戦」という題材が収録された件がある。

 この題材のページでは、ボブスレーに安倍晋三首相が乗り込んでいる写真が掲載され、そのことも議論の的になっている。

「いや、区長がボブスレーに乗ってピースとかしていなくてよかったですよ……」

 しばし、大田区でボブスレーの話題が禁忌なのは確かなようだ。
(文=昼間たかし)

「区長がボブスレーに乗ってなくてよかった」下町ボブスレー問題で信用ガタ落ちの大田区に走る緊張感

 2月25日に閉幕した平昌オリンピック。羽生結弦選手などの活躍の一方で、赤っ恥をかいたのが「下町ボブスレー」だ。「下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会」が、五輪で下町ボブスレーを採用しなければジャマイカ側に損害賠償6,800万円を請求するとした一件。これは、歴史的な“ドン引き事件”として長らく記憶されることになるだろう。

 この問題については、テレビ東京系『ガイアの夜明け』が2月27日に「下町ボブスレーの“真実”」と題して問題を特集したり、今後もさまざまな形で検証されることになりそうだ。

 そんな中、聞こえてくるのは「下町ボブスレー」をウリにしていた大田区の状況だ。もともと、このプロジェクトは大田区の小さな町工場が中心となり、世界のトップレベルへ挑戦する日本製のソリを作り、産業のまち大田区のモノづくりの力を世界に発信するというコンセプト。

「これまで、大田区の町工場は『設計図を紙飛行機にして飛ばせば、製品が出来上がって戻ってくる』といわれるほどの、高度な技術の集積地でした。そんな長年かけて作り上げてきた信用が、ボブスレーで崩壊しかかっているというのです」(区役所関係者)

 実際、大田区の関係者に話を聞くとさまざまなウワサが聞こえてくる。中には、区役所など行政が関わる町工場関係の催しやプロジェクトには、軒並み「待った」がかかっているという話も。ただ、実際に話を聞きにいってみると誰もが「さほど問題にはなっていない」と言いつつ、口をつぐむ。

 どうも、是非は別としてボブスレーの件についてはコメントしたくないというのが、本音のようだ。

 そうした中で、名前を出さないことを条件に実情を話してくれたのは、大田区役所の幹部だ。

「幸いなことに『下町ボブスレー』には、大田区としては直接関わっている案件ではありません。あくまで、国が一部の町工場と実施していた案件。なので、どういった形で大田区や、ほとんどの町工場は無関係なのだということをPRしていこうかというのが、目下の課題です」

 大田区は、区内の産業振興のためさまざまな施策を行っているが「下町ボブスレー」は、区役所が関与しない案件。少なくとも区内では、そのことも認識されているのか、区民からの苦情や意見はないという。

「ただ、町工場への信頼を低下させたのは確かです。町工場の関係者はピリピリしていますから、話題には出せませんよ」

 この「下町ボブスレー」が注目された理由の一つに教育出版の発行する小学5年生用の道徳教科書に「下町ボブスレー・・・町工場のちょう戦」という題材が収録された件がある。

 この題材のページでは、ボブスレーに安倍晋三首相が乗り込んでいる写真が掲載され、そのことも議論の的になっている。

「いや、区長がボブスレーに乗ってピースとかしていなくてよかったですよ……」

 しばし、大田区でボブスレーの話題が禁忌なのは確かなようだ。
(文=昼間たかし)

「産まないという選択肢はなかった」W不倫12年、“彼”との子どもを育てる女の決意

 20年近く不倫の取材をしてきたが、このところ「長期不倫」の話を本当によく聞く。短くて8年、あとは12~15年くらいが多い。W不倫の女性にとっては、案外、合理的な関係ではないかと思う半面、独身の場合は「子どもがほしい」「結婚したい」気持ちにどうやって折り合いをつけているのかが気になる。長期不倫の女たちの声を全7回で聞いていく。

(第1回:「出産リミットが見えて焦りが」長期不倫8年目、結婚と出産願望で揺れる38歳の岐路
(第2回:「40歳を迎えてラクになった」19歳から10年不倫を繰り返した女の、結婚・出産願望

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 既婚女性の中には不倫相手の子を産んでしまう女性が少なからずいると、産婦人科医から聞いたことがある。リカさん(46歳)もその1人だ。

 29歳のとき、社内恋愛で同い年の男性と結婚。すぐ一男に恵まれた。仕事を続けながら、32歳で女の子を出産。

「大変だったけど夫と協力しながら育ててきました。部署は違うけど夫と同じ会社だったからお互いにスケジュール管理しやすかったですね」

 ときには両方の両親やきょうだいまで動員しての子育てだった。みんなで賑やかに育てたいというのがリカさんの思いだったから、夫や自分の友だちもよく家にやってきて、知らない間に子どもたちと仲良くなっていることもあったという。

「下の子が2歳のときですね、彼と知り合ったのは」

 その“彼”、ダイキさんは夫の学生時代の後輩で、就職してからいろいろな地域に転勤、当時、本社に戻ってきていた。

「『先輩、お久しぶりです』ってやって来たダイキを見たとき、知らない人なのになんだか懐かしいような気持ちになったんですよね。ダイキは私たちの結婚式のときも仕事で来られなかったんですが、夫が学生時代にかわいがっていた後輩だということは聞いていました。それにしても、あの懐かしい気持ちはなんだったのか……」

 あとから聞けば、ダイキさんも似たような気分になっていたのだという。

 何度も顔を合わせるうちに

 それからダイキさんは、たびたびリカさん宅を訪れるようになった。当時、リカさんが34歳、ダイキさんは30歳で独身だった。

「しばらくして、ダイキが結婚することになって。これからは家族ぐるみで付き合えるねって話していたんですが、結婚直前、ダイキに呼び出されたんです。折り入って相談がある、先輩には内緒にしてほしいって。ただごとではない感じがしたので、ダイキに会いに行きました」

 指定されたのはシティホテルの部屋。誰にも聞かれたくないからという理由だった。

「部屋に入ったら、いきなりダイキが抱きついてきたんです。それでも私は姉のような感覚で、『どうしたの、何があったの』と彼の髪を撫でていました。そこで彼が言ったのは、ずっと私のことが好きだった、と。このままでは結婚できない、一度だけ思いを遂げさせてほしい、このことは墓場まで持っていくからって、号泣するんです。普段だったら、何言ってるのよってかわすところですが、あのときのダイキは見ていられなかった。つい、気が緩んだんですよね……」

 ダイキさんの全身全霊を込めた告白に、リカさんの心が揺れた。一度だけという約束で、2人は抱き合った。

「ダイキの情熱があまりにすごかったのと、その日はおそらく妊娠しづらいということもあったんです。でも帰り際、なんだか嫌な予感がしました」

 ダイキさんの結婚式は無事終わったが、リカさんは結局、その1回で妊娠してしまった。夫ともたまにはしていたので、確実にダイキさんの子とは言い切れなかったものの、帰り際のあの体の感覚からすれば、「おそらくダイキの子」だと思ったそうだ。

 「産まないという選択肢はなかった。ダイキの子であっても育てたい。そう思っていました。もちろんダイキに言うつもりはありませんでした」

 リカさんに迷いはなかった。授かった命を無事に世の中に出したいと心から思った。

「3人目ができたと言ったら、夫は大喜び。ますますみんなの手を煩わせるかもしれないけどって、親やきょうだいたちに連絡していました」

 産まれた瞬間、確信した

 リカさんが妊娠したという話はダイキさんにも伝わった。ダイキさんは結婚後も、時々妻を伴ってリカさん宅に来ていたが、2人の関係が怪しまれるような言動は一切とらなかった。

「ただ、私が6カ月目に入ったくらいかな。遊びに来たダイキが、キッチンで料理をしていた私を手伝おうとそばに来て、『リカさん……あの』と言ったんです。私はあえて『ダイキのところも早く子どもができるといいね』と大きな声で言いました。ダイキは私を気遣うような目で見たけど、それきり何も言えなくなって。ひょっとしたら自分の子かもしれないと思っていたのかもしれませんね」
 月満ち足りて、リカさんは出産。産まれてすぐ子どもの顔を見た瞬間、ダイキさんの子だと確信したという。

「女の子だったんですが、目鼻立ちがダイキに生き写しで。でも、周りはみんな『おとうさんにそっくり』って。夫もデレデレになっていました。そのとき初めて、私がしたことは正しかったのか、と疑問を抱きましたね」

 ただ、不思議と夫への罪悪感はあまりなかった。

「夫個人への罪悪感ではなく、なんというのか、お天道様に申し訳ないというか」

 そんな古臭い言い方をリカさんはした。もっと大きな「何か」、もし神がいるのなら「神様、ごめんなさい」というような感覚らしい。しかしリカさんの倫理観でいえば、あのとき堕胎していたら、罪の意識はもっと大きかっただろう。

「産むと決めたのは自分ですから、こうなったら、それこそ墓場までもっていくしかない。私の子として大事に育てようと覚悟しました」

 その後、ダイキさんにも子どもが産まれた。リカさんの末っ子が3歳になったとき、彼女はまたダイキさんに呼び出された。ダイキさんが転勤になったのだ。

「このときは喫茶店で会いました。ダイキ一家とうちは親戚といってもいいくらいの付き合いで、家も近かったしダイキの奥さんもかわいい人で。もう2人きりの関係はあり得ないと思っていた。ところがダイキは、『リカさんのことが忘れられない。つらい』って。奥さんもいい人だし、日常に不満はないんだけど、私を思うと胸が締めつけられるんだ、と。そんなこと言われても困りますよね。だけどそこが私のダメなところで……」

 押しに弱いのか、その日もまた、リカさんはダイキさんとホテルへ行ってしまう。2人の関係が復活してしまったのだ。一夜限りのはずだったのに……。実はリカさん自身、ダイキさんのことが忘れられなかったことに、ようやく気づいたのだった。

 ダイキさんが転勤する直前、2人は関係を復活させた。そしてそれ以来、年に数回、会っていた。

「3年前、ダイキがまた東京に戻ってきて……。ダイキにも2人の子がいます。お互い40代でいい大人なのに、思い切れないでいる。あのとき、私が自分の気持ちを見て見ぬ振りをしていれば、ダイキとの二度目はなかった。そうすれば今もなかったはず。だけど、私自身、ダイキのことが好きだったんですよね。そこには蓋ができなかった」

 フウッと大きなため息をついて、リカさんは「他人にウソはつけても、自分の気持ちにだけはウソをつけないですね。それが、私のいけないところなんでしょうけど」と自嘲気味に言った。

 あの日から数えて、断続的ではあるが2人の関係は12年になった。リカさんの次女、ダイキさんとの子ももうじき中学生だ。

「ダイキは、うちの子をまんべんなくかわいがっていますが、次女を見る目はちょっと違うのかなあ。それは私の偏見かもしれませんが。彼とは次女のことはまったく話していません。どんなに聞いても私が決して明かさないことを、彼もわかっているんだと思う」

 月に一度の頻度で、リカさんはダイキさんとゆっくりホテルで過ごす。ラブホテルではなく、ごく普通のホテルを使い、リカさんだけ泊まっていくこともあるという。

「まれにですけどね。私、もともとホテル好きなんですよ。それを知っている夫が、『ストレスたまったら、ホテル暮らししてきていいよ』と言ってくれて。1泊ですけど、ホテルに泊まるとリフレッシュできる。そのとき、ダイキに忍び込んできてもらうという感じですね。ダブルの部屋をとるからホテルに悪いことはしていませんよ」

 食事はルームサービス、ほとんど外に出ずに2人だけの時間を楽しむ。そして次の週末、ダイキ一家がリカさん宅に遊びにくることも。

「不思議なんですよね。ダイキと2人でいると、今も恋愛感情がいっぱいなのに、ダイキが家族連れでうちに来ると、私はダイキを弟みたいに扱ってる。その切り替えが難しいと思ったことがないんです。自然に切り替えられている。2人で会うときのダイキと、うちに遊びに来るダイキは別だと、頭が認識しているのかもしれません」

 オンナは生まれついての女優である。状況に応じて自分を変え、ごく自然に振る舞うことができるのだ。

「この先? どうなるんでしょうね。よく“不倫”って、背徳感があるから余計に燃えるというでしょう? 私にはそういう感覚があまりないんです。ダイキのことが好き。だから会ってる。でも私の本分は、会社員であり子どもたちの母であり、夫にとっての妻である。それだけなんですよね。『本当はダイキと一緒になるのが運命だった』みたいなストーリーも私の中にはないし、もっとシンプルに捉えていますね。妙な“物語”を作ると、自分の中で処理しきれなくなると思っているのかもしれない。そもそも、これを“恋”と名づけていいかどうかもわからない。既婚者がそんなこと言うのはおこがましいんじゃないかという思いがあります」

 誰に対してもオープンで明るいリカさんだが、実は非常に冷静な目で自分を、周囲を、見つめているのだ。それでも「ダイキに会うことはやめられない。今は」と目力のこもった表情できっぱりと言った。

亀山早苗(かめやま・さなえ)
1960年東京生まれ。明治大学文学部卒。不倫、結婚、離婚、性をテーマに取材を続けるフリーライター。「All About恋愛・結婚」にて専門家として恋愛コラムを連載中。近著に『アラフォーの傷跡 女40歳の迷い道』(鹿砦社)『人はなぜ不倫をするのか』(SBクリエティブ)ほか、多数。

脚本がヤバすぎたフジ『FINAL CUT』、隠しキャラ・山崎育三郎は“関テレの罪滅ぼし”か

 主演のKAT-TUN・亀梨和也は、劇中のパルクールで骨折したり、高頻度で涙を流したり、栗山千明とハムハムキスをかましたりとガンバルマンぶりを見せているものの、ツッコミどころ満載の脚本が致命傷といえる『FINAL CUT』(フジテレビ系)。約2時間にわたり放送された最終回(13日放送)の平均視聴率は、自己最高の7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。期間平均は6.9%と明らかに大コケながら、なんと放送中のフジの連ドラの中ではトップというから驚きです。

 さて、最終回では、いよいよ亀梨演じる慶介が追い続けてきた12年前の女児殺害事件の真犯人が明らかに! まさか、最初から「あいつが犯人だ!」と言い続けてきた“祥太”が犯人ってことはないですよね……? 約2時間ありますから、きっとアッと驚く大どんでん返しを見せてくれるでことしょう! あらすじを追っていきます。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■目がギョロギョロした俳優ばかりで、亀梨の顔が薄ーく見えるよ

 前回、愛しの慶介を自宅に呼びだし、いきなり自らの腹部を包丁で一刺しした祥太の妹・若葉(橋本環奈)。犯人と疑われた慶介は、警察の取り調べでなぜか黙秘を続けます。

 そんな中、慶介の協力者・大地(Hey! Say! JUMP・高木雄也)が祥太の妹・雪子(栗山)の元へ。自宅のパソコンのログから、若葉が思わぬ行動に出たのは、シアトルに雲隠れしている祥太からの指示であることが発覚。さらに、大地がかつて雪子の父の腕時計に仕掛けた盗撮カメラが、偶然にも腹を刺す瞬間の若葉に向いていたため、晴れて慶介の無実が証明されます。

 その後、入院していた若葉が家族に迎えられて帰宅。テレビでワイドショー『ザ・プレミアワイド』をつけると、12年前の事件の容疑者として慶介が逮捕されたというニュースが放送されています。祥太の無実に安堵した若葉は、早速「お兄ちゃんに会いたい」とコンタクトを取ります。

 数日後、日本の空港に“ミュージカル界のプリンス”こと俳優の山崎育三郎演じる祥太が登場。これまで失踪中ということで演者が伏せられてきましたが、満を持しての登場です。しかし、空港には逮捕されたはずの慶介が待ち構えていました。大地が雪子の家のテレビに仕掛けを施し、嘘の内容の『ザ・プレミアワイド』を放送。一家はこれを鵜呑みにしたようです。ネットニュースとか、一切見ない家族なんでしょうか……。それより祥太はなぜ、慶介が容疑者になったくらいであっさり帰ってきたのでしょう……。もう、ただの“バカ一家”にしか見えません。

 この後、なんだかんだあって、祥太が『ザ・プレミアワイド』に出演することに。祥太いわく、「僕にやましいことはありません。取材受けます」とのこと。警察は何も掴んでいない上に、再捜査も打ち切られてるのに……。もう、全く行動の意味がわかりません……。

 ついに、『ザ・プレミアワイド』のカメラの前で、慶介と祥太の直接対決が実現。祥太がこれまで集めた切り札を次々と出すも、どれも決定打に欠けるため、祥太は「僕はやってません」「君、大丈夫? こんなふうに僕を犯人と決めつけて」と余裕しゃくしゃく。しかし、慶介との口論がヒートアップする中、死体遺棄現場に落ちていたハンカチが「外に」あったとポロリ。ハンカチが外に落ちていたことは公表されていないため、慶介が「犯人しか知りえない事実の自白」だと指摘。結局、ロリコンのサイコパス野郎と発覚した祥太は泣き出し、警察に連れていかれてしまいました。

 うーわ! 犯人は、なんのひねりもなく祥太だったー! しかも、最後の決め手がハンカチに関するこの程度の供述って、弱い、弱すぎる!!

■なんだ、このラスト……

 祥太に勝利した慶介ですが、間髪入れずに怒りの矛先はカリスマキャスター・百々瀬へ。12年前の報道を謝罪しろとプンプンです。しかし、「我々の仕事は、世間の人々の知りたい・面白いに答える。それが全て!」と悪びれない百々瀬。これに、慶介は「何を大声で騒いで、何を黙るか、自分たちが決められる。そういう特別な力があると思ってる」とテレビマン批判を展開。さらに、「もうみんな、一方的にただ受け取る時代じゃない。情報は手に入る!」「面白いことは、自分自身で見つける!」と、ネットに押され気味のテレビ界に警鐘を鳴らしまくりです。

 その後、慶介の説教に感化されたのか、百々瀬は生放送中に突然、12年前の報道を謝罪。この行動を局が問題視し、『ザ・プレミアワイド』のスタッフは解散。百々瀬も番組を降板してしまいます。

 終盤は、雪子と慶介が別れたり、再会したりして、全話が終了です。

■山崎をキャスティングの謎

 初回から、とにかく無駄な行動が多すぎた主人公ですが、今回は慶介がテレビ界に異論を唱えるシーンがストレートでよかった! 同作は要素を詰め込み過ぎて収集が付かなくなり、この辺のテーマが完全にボヤけていましたが、「あ、これが言いたかったんだ」と最後の最後で気づかされました。さすが、4月の改編のキャッチコピーに「変わる、フジ 変える、テレビ」を掲げるフジ! 戒めてますねえ。

 とはいえ、主人公を含め、主要な登場人物のキャラは最後までブレブレ。最終回は、祥太の帰国とテレビ出演が意味不明すぎて、テレビの前で「アハハハ」と笑うしかありませんでした。

 また、山崎の登場シーンでは、同じ関テレ制作の同局バラエティ番組『世界の村のどエライさん』の大コケに伴う“罪滅ぼし”的なキャスティングではないかと勘繰ってしまいました。山崎が司会を務める同番組といえば、1月のスタート前からやたらと山崎の名前を全面に出し、「山崎の初司会番組!」などと煽って宣伝。しかし、初回から大コケし、先月12日の放送ではプライム帯としては記録的な2.1%を叩き出しましたからね……。

 というわけで、主要な出演者の演技はそれなりに見応えがあったものの、脚本が最後まで駄作すぎた『FINAL CUT』。脚本家の株が暴落していないことを祈るばかりです、ナムナム。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

脚本がヤバすぎたフジ『FINAL CUT』、隠しキャラ・山崎育三郎は“関テレの罪滅ぼし”か

 主演のKAT-TUN・亀梨和也は、劇中のパルクールで骨折したり、高頻度で涙を流したり、栗山千明とハムハムキスをかましたりとガンバルマンぶりを見せているものの、ツッコミどころ満載の脚本が致命傷といえる『FINAL CUT』(フジテレビ系)。約2時間にわたり放送された最終回(13日放送)の平均視聴率は、自己最高の7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。期間平均は6.9%と明らかに大コケながら、なんと放送中のフジの連ドラの中ではトップというから驚きです。

 さて、最終回では、いよいよ亀梨演じる慶介が追い続けてきた12年前の女児殺害事件の真犯人が明らかに! まさか、最初から「あいつが犯人だ!」と言い続けてきた“祥太”が犯人ってことはないですよね……? 約2時間ありますから、きっとアッと驚く大どんでん返しを見せてくれるでことしょう! あらすじを追っていきます。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■目がギョロギョロした俳優ばかりで、亀梨の顔が薄ーく見えるよ

 前回、愛しの慶介を自宅に呼びだし、いきなり自らの腹部を包丁で一刺しした祥太の妹・若葉(橋本環奈)。犯人と疑われた慶介は、警察の取り調べでなぜか黙秘を続けます。

 そんな中、慶介の協力者・大地(Hey! Say! JUMP・高木雄也)が祥太の妹・雪子(栗山)の元へ。自宅のパソコンのログから、若葉が思わぬ行動に出たのは、シアトルに雲隠れしている祥太からの指示であることが発覚。さらに、大地がかつて雪子の父の腕時計に仕掛けた盗撮カメラが、偶然にも腹を刺す瞬間の若葉に向いていたため、晴れて慶介の無実が証明されます。

 その後、入院していた若葉が家族に迎えられて帰宅。テレビでワイドショー『ザ・プレミアワイド』をつけると、12年前の事件の容疑者として慶介が逮捕されたというニュースが放送されています。祥太の無実に安堵した若葉は、早速「お兄ちゃんに会いたい」とコンタクトを取ります。

 数日後、日本の空港に“ミュージカル界のプリンス”こと俳優の山崎育三郎演じる祥太が登場。これまで失踪中ということで演者が伏せられてきましたが、満を持しての登場です。しかし、空港には逮捕されたはずの慶介が待ち構えていました。大地が雪子の家のテレビに仕掛けを施し、嘘の内容の『ザ・プレミアワイド』を放送。一家はこれを鵜呑みにしたようです。ネットニュースとか、一切見ない家族なんでしょうか……。それより祥太はなぜ、慶介が容疑者になったくらいであっさり帰ってきたのでしょう……。もう、ただの“バカ一家”にしか見えません。

 この後、なんだかんだあって、祥太が『ザ・プレミアワイド』に出演することに。祥太いわく、「僕にやましいことはありません。取材受けます」とのこと。警察は何も掴んでいない上に、再捜査も打ち切られてるのに……。もう、全く行動の意味がわかりません……。

 ついに、『ザ・プレミアワイド』のカメラの前で、慶介と祥太の直接対決が実現。祥太がこれまで集めた切り札を次々と出すも、どれも決定打に欠けるため、祥太は「僕はやってません」「君、大丈夫? こんなふうに僕を犯人と決めつけて」と余裕しゃくしゃく。しかし、慶介との口論がヒートアップする中、死体遺棄現場に落ちていたハンカチが「外に」あったとポロリ。ハンカチが外に落ちていたことは公表されていないため、慶介が「犯人しか知りえない事実の自白」だと指摘。結局、ロリコンのサイコパス野郎と発覚した祥太は泣き出し、警察に連れていかれてしまいました。

 うーわ! 犯人は、なんのひねりもなく祥太だったー! しかも、最後の決め手がハンカチに関するこの程度の供述って、弱い、弱すぎる!!

■なんだ、このラスト……

 祥太に勝利した慶介ですが、間髪入れずに怒りの矛先はカリスマキャスター・百々瀬へ。12年前の報道を謝罪しろとプンプンです。しかし、「我々の仕事は、世間の人々の知りたい・面白いに答える。それが全て!」と悪びれない百々瀬。これに、慶介は「何を大声で騒いで、何を黙るか、自分たちが決められる。そういう特別な力があると思ってる」とテレビマン批判を展開。さらに、「もうみんな、一方的にただ受け取る時代じゃない。情報は手に入る!」「面白いことは、自分自身で見つける!」と、ネットに押され気味のテレビ界に警鐘を鳴らしまくりです。

 その後、慶介の説教に感化されたのか、百々瀬は生放送中に突然、12年前の報道を謝罪。この行動を局が問題視し、『ザ・プレミアワイド』のスタッフは解散。百々瀬も番組を降板してしまいます。

 終盤は、雪子と慶介が別れたり、再会したりして、全話が終了です。

■山崎をキャスティングの謎

 初回から、とにかく無駄な行動が多すぎた主人公ですが、今回は慶介がテレビ界に異論を唱えるシーンがストレートでよかった! 同作は要素を詰め込み過ぎて収集が付かなくなり、この辺のテーマが完全にボヤけていましたが、「あ、これが言いたかったんだ」と最後の最後で気づかされました。さすが、4月の改編のキャッチコピーに「変わる、フジ 変える、テレビ」を掲げるフジ! 戒めてますねえ。

 とはいえ、主人公を含め、主要な登場人物のキャラは最後までブレブレ。最終回は、祥太の帰国とテレビ出演が意味不明すぎて、テレビの前で「アハハハ」と笑うしかありませんでした。

 また、山崎の登場シーンでは、同じ関テレ制作の同局バラエティ番組『世界の村のどエライさん』の大コケに伴う“罪滅ぼし”的なキャスティングではないかと勘繰ってしまいました。山崎が司会を務める同番組といえば、1月のスタート前からやたらと山崎の名前を全面に出し、「山崎の初司会番組!」などと煽って宣伝。しかし、初回から大コケし、先月12日の放送ではプライム帯としては記録的な2.1%を叩き出しましたからね……。

 というわけで、主要な出演者の演技はそれなりに見応えがあったものの、脚本が最後まで駄作すぎた『FINAL CUT』。脚本家の株が暴落していないことを祈るばかりです、ナムナム。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)