17.3%有終の美! 木村拓哉『BG』が突きつけた「もうドラマに物語は必要ないのか」問題

 木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の最終回。視聴率は17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最高を記録。見事、有終の美を飾りました。

『BG』は初回、15.7%スタートでした。このとき私は、この数字は「重い十字架になる」と書きました。あまりに荒唐無稽、支離滅裂で“キムタク推し”一辺倒のシナリオを見て、視聴者離れを確信したのです。

「終わってみたら『連ドラ史上、最大の下げ幅』という記録を作ってしまうかもしれない」

 実際には、まったくそんなことはありませんでした。下げ幅どころか、中盤から視聴率は右肩上がり。最終回の瞬間最高視聴率は22.3%を記録したそうです。ネット上には大手マスコミの絶賛記事が並び、続編も期待されているとか。

 もうね、ホントに白目になってしまいます。だって、第1話を見終わったときと、最終回まで見通した今と、シナリオに対する印象が、まったく変わってないんだもの。「こんなの、連ドラ史上、最大の下げ幅を記録してても不思議じゃないだろ」と思ってるんだもの。面白いとかつまらないとか、そういう評価以前に、評価されるべき物語が提示されてないんだもの。

 そんなわけで、最終回を中心に『BG』というドラマ全体を振り返ってみたいと思います。

 

(前回までのレビューはこちらから)

 

 

■撮影部の頑張りが光りました

 

 以前にも書きましたが、『BG』は撮影がすごくいいドラマです。自然光で印象に残っているのは、何話目か忘れましたが、夕方のサッカー場のシーン。キムタクと満島真之介がなんやかんやあって、その後、チームの人たちを煽り気味で撮ってたカットなんて、マカロニ・ウェスタンっぽくてカッコよかったですねえ。

 この最終回では、薄暗い部屋の中でキムタクと少年が語り合う場面、その後の乱闘のところとか、照明がばっちり決まって美しかったです。

 こうした撮影のよさは、もしかしたら『BG』にとって最優先項目だったのかもしれません。このドラマはキムタクのカッコいいキメシーンが毎回用意され、そのキメシーンに向かって作られていました。だから、そのキメシーンがカッコよくないと『BG』には見どころが何もなくなってしまう。

 つまり、最初から「お話はどうでもいいから、キムタクをカッコよく撮ろう」というコンセプトだけがあったということです。

 

■島崎章であることすら捨てられた

 

 後半に入り、「お話のどうでもよさ」に拍車がかかります。山口智子がゲストで登場したシークエンスでは、もうキムタクは島崎章ですらありません。『ロングバケーション』(フジテレビ系)の瀬名くんです。ドラマが島崎章の人生を描くことより、キムタクと山口智子の22年ぶりの共演という絵面、話題性を優先したということです。

 最終回のラストシーンもまた、島崎が島崎であることの意味を放棄しています。武道館の前で、ド派手なロールスからYAZAWAが登場する。YAZAWAがキムタクと言葉を交わす。そのままドラマが終わってしまう。「VIPだろうがパンピーだろうが警護対象には云々」とか数分前に言ってた島崎は、もうどこにもいない。

 こうした超大物のカメオ出演がラストシーンを飾った作品というと、映画『メリーに首ったけ』(1998)のブレッド・ファーブを思い出します。しかし、あれはオチとしてファーブの登場に物語としての意味がありました。今回のYAZAWAには意味がありません。大物が出た、という話題性だけです。全9話かけて語ってきた島崎章の人生は、数分のYAZAWAより価値がないと、自ら宣言しているのです。

■「キムタクは何を演じてもキムタクか」という問い

 

 最終回を前に、Yahoo!ニュースのトップに「キムタクは何を演じてもキムタクという誤解」とかなんとかいう長文の記事が出ていました。

 しかし、今回に限って言えば、そんな問いは成立しません。なぜなら、もともと『BG』が、キムタクに「島崎章を演じてほしい」というオーダーを出していない状態だからです。むしろ、キムタクはキムタクのパブリックイメージのまま、山口智子と再会してほしい。YAZAWAと邂逅してほしい。ちょっと情けないセリフを吐いてほしい。キメるところをキメてほしい。そういう要請をされた仕事だったのです。

 その要請をしたのがテレ朝なのかジャニーズなのか、そんなことは知りません。ただ、本当に島崎章を描こうとするなら、山口智子やYAZAWAの存在は邪魔なんです。菜々緒や斎藤工や間宮祥太朗を掘り下げるべきなんです。江口洋介にしっかり筋を通させて、上川隆也を無駄死にさせないべきなんです。せっかく『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)でスターシステムから脱却しかけたキムタクにとって(最終回レビュー)、『BG』は俳優として明らかな“後退”になったと思います。

『BG』の正体は、ただのキムタク・ショーケース。いわゆる「ドラマ」と呼ばれるテレビプログラムとは別のコンテンツでした。キムタクは島崎章を演じさせてもらえませんでした。

 そうしたコンテンツが「ドラマ」と称されて放送され、17%の視聴率を獲得する。ここで全話にわたって「脚本がいかんよ、脚本が」と書き続けても、「キムタクを貶めたいだけだろ」と言われてしまう。脚本で頑張ってる作品は、全然数字が取れないし話題にもならない。

「ドラマが物語を必要としない時代」って、なんだか「スパゲティがパスタを必要としない時代」というくらい突飛なトートロジーだけど、意外に現実になってきてるのかもしれませんね。こわーい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

17.3%有終の美! 木村拓哉『BG』が突きつけた「もうドラマに物語は必要ないのか」問題

 木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の最終回。視聴率は17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最高を記録。見事、有終の美を飾りました。

『BG』は初回、15.7%スタートでした。このとき私は、この数字は「重い十字架になる」と書きました。あまりに荒唐無稽、支離滅裂で“キムタク推し”一辺倒のシナリオを見て、視聴者離れを確信したのです。

「終わってみたら『連ドラ史上、最大の下げ幅』という記録を作ってしまうかもしれない」

 実際には、まったくそんなことはありませんでした。下げ幅どころか、中盤から視聴率は右肩上がり。最終回の瞬間最高視聴率は22.3%を記録したそうです。ネット上には大手マスコミの絶賛記事が並び、続編も期待されているとか。

 もうね、ホントに白目になってしまいます。だって、第1話を見終わったときと、最終回まで見通した今と、シナリオに対する印象が、まったく変わってないんだもの。「こんなの、連ドラ史上、最大の下げ幅を記録してても不思議じゃないだろ」と思ってるんだもの。面白いとかつまらないとか、そういう評価以前に、評価されるべき物語が提示されてないんだもの。

 そんなわけで、最終回を中心に『BG』というドラマ全体を振り返ってみたいと思います。

 

(前回までのレビューはこちらから)

 

 

■撮影部の頑張りが光りました

 

 以前にも書きましたが、『BG』は撮影がすごくいいドラマです。自然光で印象に残っているのは、何話目か忘れましたが、夕方のサッカー場のシーン。キムタクと満島真之介がなんやかんやあって、その後、チームの人たちを煽り気味で撮ってたカットなんて、マカロニ・ウェスタンっぽくてカッコよかったですねえ。

 この最終回では、薄暗い部屋の中でキムタクと少年が語り合う場面、その後の乱闘のところとか、照明がばっちり決まって美しかったです。

 こうした撮影のよさは、もしかしたら『BG』にとって最優先項目だったのかもしれません。このドラマはキムタクのカッコいいキメシーンが毎回用意され、そのキメシーンに向かって作られていました。だから、そのキメシーンがカッコよくないと『BG』には見どころが何もなくなってしまう。

 つまり、最初から「お話はどうでもいいから、キムタクをカッコよく撮ろう」というコンセプトだけがあったということです。

 

■島崎章であることすら捨てられた

 

 後半に入り、「お話のどうでもよさ」に拍車がかかります。山口智子がゲストで登場したシークエンスでは、もうキムタクは島崎章ですらありません。『ロングバケーション』(フジテレビ系)の瀬名くんです。ドラマが島崎章の人生を描くことより、キムタクと山口智子の22年ぶりの共演という絵面、話題性を優先したということです。

 最終回のラストシーンもまた、島崎が島崎であることの意味を放棄しています。武道館の前で、ド派手なロールスからYAZAWAが登場する。YAZAWAがキムタクと言葉を交わす。そのままドラマが終わってしまう。「VIPだろうがパンピーだろうが警護対象には云々」とか数分前に言ってた島崎は、もうどこにもいない。

 こうした超大物のカメオ出演がラストシーンを飾った作品というと、映画『メリーに首ったけ』(1998)のブレッド・ファーブを思い出します。しかし、あれはオチとしてファーブの登場に物語としての意味がありました。今回のYAZAWAには意味がありません。大物が出た、という話題性だけです。全9話かけて語ってきた島崎章の人生は、数分のYAZAWAより価値がないと、自ら宣言しているのです。

■「キムタクは何を演じてもキムタクか」という問い

 

 最終回を前に、Yahoo!ニュースのトップに「キムタクは何を演じてもキムタクという誤解」とかなんとかいう長文の記事が出ていました。

 しかし、今回に限って言えば、そんな問いは成立しません。なぜなら、もともと『BG』が、キムタクに「島崎章を演じてほしい」というオーダーを出していない状態だからです。むしろ、キムタクはキムタクのパブリックイメージのまま、山口智子と再会してほしい。YAZAWAと邂逅してほしい。ちょっと情けないセリフを吐いてほしい。キメるところをキメてほしい。そういう要請をされた仕事だったのです。

 その要請をしたのがテレ朝なのかジャニーズなのか、そんなことは知りません。ただ、本当に島崎章を描こうとするなら、山口智子やYAZAWAの存在は邪魔なんです。菜々緒や斎藤工や間宮祥太朗を掘り下げるべきなんです。江口洋介にしっかり筋を通させて、上川隆也を無駄死にさせないべきなんです。せっかく『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)でスターシステムから脱却しかけたキムタクにとって(最終回レビュー)、『BG』は俳優として明らかな“後退”になったと思います。

『BG』の正体は、ただのキムタク・ショーケース。いわゆる「ドラマ」と呼ばれるテレビプログラムとは別のコンテンツでした。キムタクは島崎章を演じさせてもらえませんでした。

 そうしたコンテンツが「ドラマ」と称されて放送され、17%の視聴率を獲得する。ここで全話にわたって「脚本がいかんよ、脚本が」と書き続けても、「キムタクを貶めたいだけだろ」と言われてしまう。脚本で頑張ってる作品は、全然数字が取れないし話題にもならない。

「ドラマが物語を必要としない時代」って、なんだか「スパゲティがパスタを必要としない時代」というくらい突飛なトートロジーだけど、意外に現実になってきてるのかもしれませんね。こわーい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

佐川宣寿氏の国税庁長官辞任で「財務省vs政治家」の全面戦争が始まる!? パナマ文書が“爆弾”に……

 財務省の決裁文書改ざん問題で、国税庁長官を辞任した佐川宣寿氏への追及が強まっている。野党が求めてきた国会での証人喚問には長く政権与党は拒否姿勢を見せてきたが、それも一転。自民党と公明党の国対委員長が、それぞれ証人喚問を検討する考えを示した。ただ、これには財務省から「佐川を呼べば潰される政治家が出てくる」と不気味な予言も聞かれるのだ。

「この件は、そもそも政治家サイドの忖度で起きた問題なのに、そこを虚偽答弁までして守ろうとした佐川さんをひとり悪者にしているのは許されない。省内には『佐川さんを見捨てるなら、こっちも政治家を見捨てる』と言う人もいます。タックスヘイブンの件をはじめ、隠してきたものをリークするだけで連中はひっくり返るはず、とね」(同)

 こう話すのは財務省勤務の男性で、政治家の生命線につながる危ない話を財務省が握っているというのである。

 そのキーワードとして出てきた「タックスヘイブン」といえば、2年前に国際ジャーナリストの組織が公表した「パナマ文書」が有名だ。過去40年にわたり世界各国の企業や要人らがパナマの法律事務所経由でペーパーカンパニーを作り、租税回避や資産隠しをしていたと思われるもので、法人21万件の中には伊藤忠や丸紅、イオン、電通、ソフトバンクなどのほか、三木谷浩史(楽天)、柳井正(ユニクロ)、安田隆夫(ドン・キホーテ)といった個人名もあり、大きな疑念を渦巻かせた。

「この件の調査を強く進めていたのが佐川さんなんですよ。といっても、該当者を追及するためではなく、弱みを握るため。パナマ文書には、財務省の事務次官や主計局長などそうそうたる面々が関与していて、安倍(晋三)首相が大抜擢した秘書官もそのひとりです。カネの出所は大半が紐付いてる大企業ですから、そこを押さえておけば『政治家の金玉を握るようなもの』なんです。安倍さんのお友達である財界人も痛いところを握られているので、もしこのまま佐川さんがひとり悪者にされる方向に進めば、ひと波乱起きてもおかしくはないですよ」(同)

 森友問題は、大阪府豊中市の国有地を約8億円値引きして売却した“特例”取引の経緯を隠ぺいしたものだが、証拠となる決済文書の改ざんでは、政治家の名前など約280カ所が書き替えられたり削除されたりしているという。そんな中、本件を担当した近畿財務局の末端職員が責任を押し付けられる状況で自殺。これには、当初は隠ぺい姿勢に同調していた省内の風向きも変わったという。

「仲間がハラキリさせられたことは道理を超えてあまりにつらい話。佐川さんの件に関係なく、独断でいろいろ暴露に走る職員が出てきてもおかしくはないですし、実際に朝日新聞にリークしたと思われる職員もいますからね。いま信頼が落ちまくっている財務省としても、もしパナマ文書とかタックスヘイブンを追及する動きが強まれば一気にイメージ回復できるので好都合」(同)

 一説には、第二次安倍政権の中で不審死を遂げた内閣関係者にまつわる重要な話を知る財務官僚もいるというが、佐川氏を証人喚問する可能性が高まっている与党の姿勢が、財務省から見て“裏切り”と映れば、今後どんな危ない話が出てきてもおかしくはないだろう。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

佐川宣寿氏の国税庁長官辞任で「財務省vs政治家」の全面戦争が始まる!? パナマ文書が“爆弾”に……

 財務省の決裁文書改ざん問題で、国税庁長官を辞任した佐川宣寿氏への追及が強まっている。野党が求めてきた国会での証人喚問には長く政権与党は拒否姿勢を見せてきたが、それも一転。自民党と公明党の国対委員長が、それぞれ証人喚問を検討する考えを示した。ただ、これには財務省から「佐川を呼べば潰される政治家が出てくる」と不気味な予言も聞かれるのだ。

「この件は、そもそも政治家サイドの忖度で起きた問題なのに、そこを虚偽答弁までして守ろうとした佐川さんをひとり悪者にしているのは許されない。省内には『佐川さんを見捨てるなら、こっちも政治家を見捨てる』と言う人もいます。タックスヘイブンの件をはじめ、隠してきたものをリークするだけで連中はひっくり返るはず、とね」(同)

 こう話すのは財務省勤務の男性で、政治家の生命線につながる危ない話を財務省が握っているというのである。

 そのキーワードとして出てきた「タックスヘイブン」といえば、2年前に国際ジャーナリストの組織が公表した「パナマ文書」が有名だ。過去40年にわたり世界各国の企業や要人らがパナマの法律事務所経由でペーパーカンパニーを作り、租税回避や資産隠しをしていたと思われるもので、法人21万件の中には伊藤忠や丸紅、イオン、電通、ソフトバンクなどのほか、三木谷浩史(楽天)、柳井正(ユニクロ)、安田隆夫(ドン・キホーテ)といった個人名もあり、大きな疑念を渦巻かせた。

「この件の調査を強く進めていたのが佐川さんなんですよ。といっても、該当者を追及するためではなく、弱みを握るため。パナマ文書には、財務省の事務次官や主計局長などそうそうたる面々が関与していて、安倍(晋三)首相が大抜擢した秘書官もそのひとりです。カネの出所は大半が紐付いてる大企業ですから、そこを押さえておけば『政治家の金玉を握るようなもの』なんです。安倍さんのお友達である財界人も痛いところを握られているので、もしこのまま佐川さんがひとり悪者にされる方向に進めば、ひと波乱起きてもおかしくはないですよ」(同)

 森友問題は、大阪府豊中市の国有地を約8億円値引きして売却した“特例”取引の経緯を隠ぺいしたものだが、証拠となる決済文書の改ざんでは、政治家の名前など約280カ所が書き替えられたり削除されたりしているという。そんな中、本件を担当した近畿財務局の末端職員が責任を押し付けられる状況で自殺。これには、当初は隠ぺい姿勢に同調していた省内の風向きも変わったという。

「仲間がハラキリさせられたことは道理を超えてあまりにつらい話。佐川さんの件に関係なく、独断でいろいろ暴露に走る職員が出てきてもおかしくはないですし、実際に朝日新聞にリークしたと思われる職員もいますからね。いま信頼が落ちまくっている財務省としても、もしパナマ文書とかタックスヘイブンを追及する動きが強まれば一気にイメージ回復できるので好都合」(同)

 一説には、第二次安倍政権の中で不審死を遂げた内閣関係者にまつわる重要な話を知る財務官僚もいるというが、佐川氏を証人喚問する可能性が高まっている与党の姿勢が、財務省から見て“裏切り”と映れば、今後どんな危ない話が出てきてもおかしくはないだろう。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

平昌パラリンピック中継に見る「香取慎吾」の扱い

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎あれは23年前
 いよいよ始まった、オウム事件死刑囚たちの各地への移送。しかし、オウム関連の宗教団体として「アレフ」と「ひかりの輪」はよく聞く名称だったけど、今回の報道で初めて「山田らの集団」ってのもあるってことを知った。「山田らの集団」……。何かこう、味わい深いネーミングである。前衛劇団とか、農業系のエコなNPOってイメージ。手作り味噌のパッケージとかに印刷されてそうな文字面だ。いやいやいや、そんな感想はともかく。新しいオウム系団体が確認されたら、それは早く教えてもらいたいもんである。変な味噌買わされる前に。

 そもそも、そんなに散らして「執行」すること自体知らなかった。「聖地」を作らないためなんだろうか? 何だかものすごく規模の大きい「ドナドナ」。そんな印象の映像であった。

◎慎吾をさがせ!
 メダルラッシュではあるものの、放送枠は少ない。盛り上がってるんだか、盛り上がってないんだか、微妙な喫水線を抉り続ける平昌パラリンピック。生中継も少ないしなぁ。そんな貴重な中継中、スノーボードに出場後の山本篤選手と記念写真を撮る香取慎吾の姿がNHKのライブカメラに。しかし顔半分見切れてて、明らかに「映しちゃイカン!」という咄嗟の配慮が働いたのが見て取れた。

 こうなったらもう、「木原さんのお天気コーナー」とか、『PON!』(日本テレビ系)のガラスの向こうとか、強風時のお台場周辺や、交通が乱れた日の新宿駅などなど、テレビが映さざるを得ないところを足繁く訪れてみるというのはどうだろう。映ったところで特に何も変わらんとは思うが。いろんな不自然は伝わるかと。ま、そもそもすでに不自然は伝わってるのであるが。それが当たり前の「景色」にならないうちに、できる限りの手を打たないと。景色にするのがあっちの狙いなのだから。

 あ、大雪の日の八王子駅前も必ず各局行くからオススメだ。来冬まで待たなきゃいけないのが難だけど。

◎どうかお大事に
 大橋純子、食道癌を発表。マスコミを集めた緊急会見にて。うーむ。「重大発表があります」と報道陣を集めておいて……で思い出すのは海老名みどりの自著『ビッグアップル殺人事件』(主婦と生活社)出版会見。いや、「癌」の一大事を海老名みどり扱いしてはいけませんね。いけないのだがしかし。集まったマスコミ陣から発せられた声が、明らかに苛立っているのが会見から伝わってきたのも事実。「何かファンの方へ伝えたいことはありますか」なんつって、本人よりも先に〆を促す質問したりして。

 毎年行っていた検査で食道癌を発見。ステージは1。転移もなし。予定していたコンサートは休み、今年は治療に専念します。コンサート中止は、長い芸能活動において初めてのこと。ファンの皆さんには申し訳ないが、また元気な姿で歌えるよう頑張るので、引き続き応援宜しくお願いします。

 ……ファクスでいい。そんな声なき声が、生中継の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)からも聞こえてきた気が。少なくとも「緊急会見」と銘打つと、必要以上にハードルだけグングン上がっちゃうから。各社にファクス送った後、取材申し込みのあったところへ丁寧に答えていこう。芸能生活40年以上のベテランだというのに、どうしてこんなイロハも知らんのか。知っててあえてなのなら、それはそれですごいが。

 「大橋純子が存在している」ということを、皆で指差し確認できたという意味では、効果アリというべきか。これから健康食品の通販なんかで、仕事増えるんだろな。新しいジャンルということで、もう電通仕切り済みなのかな。邪推はともかく、今は「頑張れ大橋純子」で心一つに。あとはとにかくマジ検診だ!

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

母乳育児デマにだまされないで! 大切なのは無理なく育児を続けること

※この記事はメタモル出版ウェブサイトに掲載されていた森戸やすみさんの連載「小児科医ママの子どものケアきほんの『き』」を再掲載したものです

 先日、ある妊娠中の女性が、授乳中の友達の乳房が大きくなって形が崩れているのを見てショックを受けたという理由で「私は絶対に粉ミルクだけにして、母乳はあげないと決心しました」と言うので驚きました。母乳育児の盛んな現代の日本で、母乳の利点のこと、母乳をあげなくても妊娠・出産すると乳房は大きくなることをまったく知らないようだったからです。40年以上前の日本によくあった考え方ですね。

 改めて、母乳のよい点をおさらいしましょう。

 まず、お母さん側のメリットから。母乳をあげたほうが増えてしまった体重も、大きくなった子宮も元に戻るのが早くなります。つまり、前述の方のように体型を気にするなら、母乳をあげたほうがいいと言えるでしょう。さらにお母さんが将来、乳がんや卵巣がん、骨粗しょう症になる頻度も下がります。

 次に、赤ちゃん側のメリットとしては、感染症にかかる確率が低くなり、乳幼児突然死症候群などの病気も予防できる可能性があります。だから、母乳が無理なく出て、お母さんの負担になりすぎるわけではなければ、赤ちゃんにはぜひ少しでも多くの母乳をあげてほしいのです(http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/apa.13136/full)。

 でも、「母乳育児はつらい」と言うお母さんは少なくありません。どうしてでしょうか。それは大まかに以下のような理由が挙げられます。

(1)軌道にのるまで頻回授乳が必要だから

 母乳は、産後すぐから頻繁に授乳することで出やすくなります。でも、産後すぐは、まだあちこちに出産による痛みや疲労が残っていたり、母乳がスムーズに分泌されるまでは乳房や乳首も痛かったりしますし、なかなか大変なことは確かです。

(2)適切な指導や支援が受けられないことがあるから

 母乳について指導する助産師や看護師が足りないことがあります。出産は予定通りコンスタントに進むものではないので、出産が続くとスタッフの数がどうしても足りなくなります。だから、支援が必要なお母さんに必ずしも充分な支援が行き届きません。また、授乳姿勢や負担のかからない方法が周知されていない、助産師によって言うことが違うということもあります。

(3)母乳をあげにくい人もいるから

 母乳の産生量には個人差があり、出産後スムーズに母乳が出る人ばかりではありません。約1割は、さまざまな理由で充分な母乳が出ないと言われています。そういった体質に加え、②の適切な授乳指導や支援をしてくれる人の有無、授乳以外の家事・育児の手伝いをしてくれる人の有無などの社会的環境、お産直後の精神状態、健康状態も人によって違うため、必ずしも頻繁に授乳できるとは限りません。

(4)無駄にお母さんを縛るデマが多いから

 「母が食べたもので母乳が甘くなったりしょっぱくなったりする、乳児湿疹が出る」、「洋食を食べると母乳がドロドロになる」、「授乳中はあらゆる薬、カフェインは禁止」など、授乳がつらくなるようなデマがばらまかれています。これらはすべてウソです。

 母乳に含まれる<子どもの成長に欠くことのできない大事な成分>は、よほど極端な食生活をしていなければ、お母さんの食べたものでそう変わることはありません。例えば、母乳中のたんぱく質、ビタミンB12、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、銅、ナトリウム、カリウム、乳糖、脂肪の総量といったものは、お母さんがたくさん食べてもあまり食べなくても一定です。赤ちゃんの貧血予防に、授乳中のお母さんが鉄剤を飲んでも、残念ながら母乳中の鉄は増えません。母乳の味や匂いが、食べた料理で微妙に変わる可能性はありますが、そんなことで赤ちゃんは飲むのをやめたりしません。いつもと違うニンニクの匂いがしたとき、赤ちゃんがより長い時間母乳を飲んでいたという論文もあります(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1896276 )。

 また、お母さんが何かを食べないようにすることで、アレルギーを予防することはできません。日本小児アレルギー学会のガイドラインは、偏りなく食べるように言っています。アメリカ、ヨーロッパの学会でも同様です(http://www.jspaci.jp/jpgfa2012/chap11.html )。ただし、お母さん自身がアレルギーのある食品だけは避けましょう。大事なことなので再度書きますが、母乳をあげているお母さんは1か月程度のスパンで偏りなくなんでも食べてくださいね。

 以上をまとめると、母乳育児を無理なく続けるためには、できれば妊娠中に適切な授乳方法や姿勢、ウソ・ホントなどを調べておき、産後は早い時期から頻繁に授乳することが大切です。宋美玄先生との共著『産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK』に詳しく書きましたのでチェックしてみてくださいね。

 それでもダメなら、粉ミルクがあります。「粉ミルクだと赤ちゃんの髪が逆立つ」、「母乳をあげないと発達障害になる」「粉ミルクだとキレやすい子になる」などの説はウソです。粉ミルクの消費量がとても多かった1970年代に赤ちゃんだった大人たち(現在の40代)も、ちゃんと育っています。

 赤ちゃんにベストなものを与えたいという気持ちは大切ですが、それぞれのお母さんができる範囲でやればいいと思います。笑顔で子育てできることも、とても大切だということを忘れないでくださいね。

新装版 小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK(内外出版社)

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Hey!Say!JUMP山田涼介主演『もみ消して冬』が最終回! 3月17日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
※有料放送の視聴方法等については公式サイトをご確認ください。

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂
24:50~25:15 『二軒目どうする?』(テレビ東京) 松岡昌宏

●V6

21:00~21:54 『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系) 井ノ原快彦

【特番】
9:30~9:55 『みんなで応援! 平昌パラリンピック2018』(NHK総合) 三宅健

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Hey!Say!JUMP山田涼介主演『もみ消して冬』が最終回! 3月17日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
※有料放送の視聴方法等については公式サイトをご確認ください。

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂
24:50~25:15 『二軒目どうする?』(テレビ東京) 松岡昌宏

●V6

21:00~21:54 『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系) 井ノ原快彦

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なんでも言っちゃう社会学者・古市憲寿氏が『とくダネ!』で爆弾投下! 「小倉智昭に忖度して言わないこと」ってナンだ? 頭?

 社会学者の古市憲寿氏が3月15日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)に生出演したのだが、ある発言がネットで話題となっていた。

 この日、番組では財務省の文書改ざん問題を特集。映像が終わり、カメラがスタジオに切り替わったところで、古市氏は「忖度の責任は誰が取るのかっていうことに尽きる」と見解を示した上で、「今のところ、首相が文書の改ざんを『指示しろ』っていう情報はないわけじゃないですか。今のところ忖度の案件であって。忖度って難しい」とコメンテーターらしく発言。

 続けて、「ぼくらコメンテーターだって、小倉さんに忖度して言わないことって結構あるわけですよ」とコメントすると、スタジオからはどよめきが。MCの小倉智昭は「そうなの?」と苦笑いを浮かべていた。

 何気ない発言だが、視聴者はそうは思わなかった様子。古市の発言の「『小倉さんに忖度して言わないこと』ってなんだろう?」と反応。「アレしかない(笑)」「もう“頭”のことだって言ってるようなもんじゃん!」「古市さんが爆弾投下したよ~(笑)」など、忖度は“小倉のヅラ”に対してだと、ネット上で話題になっていた。

 小倉のヅラに対しての番組側の忖度は、以前から有名だったようで、テレビ関係者は「以前、板東英二さんが脱税で話題となったときに、『植毛も経費で落ちると思った』という坂東さんの発言を華麗にスルー。これは、番組側の忖度だったそうで、そのため、今回の古市さんの発言にスタジオにいるスタッフがどよめくのも無理はないでしょう。古市さんも発言後に『あっ! やっちゃった~』という顔をしていたのが印象深かったですね(笑)」と語る。

 特集の最後に小倉は、「さっき古市君が『忖度』とか言いましたけど、こういう状況じゃなくて酒でも飲みながら、腹割ってしゃべったら面白いだろうなって」と語り締めていたが、なんでも言っちゃう古市氏でも、さすがに本当のことは言えないだろう。

『とんねるず』の“全落”でダレノガレ明美が危険すぎる落下! ネット上では番組に批判続出

 3月15日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で、タレントたちが落とし穴に落とされる人気企画「全落」シリーズのファイナルが行われた。この中で危険すぎる場面があったと物議を醸している。

 それはダレノガレ明美が登場した場面。ダレノガレは神社を訪れるという偽のロケで呼び出されて現場に到着し、番組が作った斜面の上にある神社へと登っていった。すると神社の鳥居から突如大玉が転がってきたため、ダレノガレは大玉から逃げるようにダッシュで斜面を下る。そしてその途中にある落とし穴に豪快に落ち、番組としては大成功という結果に。現場では大きな笑いが起こっていた。

「ダレノガレはこの時、ヒールを履いており、石橋貴明は『高い靴履いてたから、ニクバナレ明美になってる?』と茶化しながらも、心配の言葉をかけていました。しかしネット上では『不快過ぎて思わずテレビ切った。女性をピンヒールで坂道走らせて落とし穴落として、よく笑えるよ』『落とすのはまあ仕方ないけど、せめて靴を履き替えさせるかそもそもヒールの低い靴用意してあげてよ……。マジで怪我するやつだよアレ』『ヒールが危ないと分かってて笑っていられる神経がわからない』と批判が続出しています」(芸能ライター)

 番組放送後にはダレノガレのTwitterにも心配の声が寄せられることに。ダレノガレは「全く怪我してないです。スリ傷もなかったくらい」とコメントしているが、「足首グキッてならないか心配でした」「明美ちゃんのファンからすると、何て酷いことするんだって感じ」などファンがリプライを送っている。

「『全落』シリーズでは、これまでにも一歩間違えたら大怪我になるような落ち方をしたタレントが大勢います。17年1月には、ANZEN漫才・みやぞんが落ちるときに落とし穴のフチにアゴを打ちつけたことが。16年6月には平成ノブシコブシ・吉村崇が後頭部から落下して『見ていて冷や冷やする』『首はさすがに怖すぎる』『これで半身不随にでもなったらどうするつもり』と批判が起こっていました」(同)

 とりあえず大怪我がなく幕を閉じた「全落」シリーズ。しかし人気企画なので、今後も特番などでやる可能性がありそうだ。