有吉弘行が『みなおか』感謝ツイートを毒舌批判するも、ブーメラン! 「“坂上忍化”と言われる日も……」と懸念の声も!?  

 3月25日放送のラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)の中で、お笑い芸人の有吉弘行が、先日放送を終了した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に言及。このときのある発言に非難の声が上がっている。

 この日の放送では、『とんねるずのみなさんのおかげでした』が最終回を迎えたことが話題に上がり、芸能人がSNSで一言言う行為に疑問を感じていることを明かした有吉。『とんねるずのみなさんのおかげでした』の最終回放送後にTwitterで「『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』2002年の時に、2回くらい出していただきまして、あの時のタカさんの笑顔、もう僕は本当に大事に思っています。30年間おつかれさまでした」といった投稿を見つけたそうで、これに対し有吉は「自己顕示欲強すぎない?」と発言。その理由を、文章から「30年間おつかれさまでした」という感謝の気持ちよりも「俺はとんねるずと共演した」という自慢が強く感じると笑いながら述べ、番組みアシスタントのお笑い芸人・タイムマシーン3号の関太も「わかります(笑)」と答えていた。

 先日、俳優の大杉漣が亡くなった際、たくさんの芸能人がSNSで大杉との写真や思い出を投稿していたが、そのときにも同様に感じていたという有吉。そんな彼の考えを聞き、共感を呼んでいると思いきや、そうでもないようだ。

「この発言は放送直後から話題になり、翌日のネットニュースでも紹介されていました。ニュースで知った人からは『確かに、番組ならまだしも人が亡くなったときにSNSに投稿しようとする気持ちがわからない』『その通り。便乗していろんな人にツイート見てもらいたいだけ』といった有吉さんの発言に共感する声もありましたが、多くは『言いたいことはわかるけど、そこまでカッカしなくても……』『SNSはそういうところだから。いちいち話題にするな』『ラジオで発言するのも自己顕示欲だろ(笑)』といった批判的な声でしたね」(芸能記者)

 さらに、再ブレイクのきっかけとなった有吉の毒舌芸にも、最近では批判の声が上がっているようで、

「有吉さんは歯に衣着せぬ毒舌がウケて再ブレイクしました。しかし、それと同じ路線の坂上忍さんが出現し、的外れな発言がたびたび炎上。その影響で、有吉さんの毒舌を坂上さんと同じと捉える人が多くなってきているようで、今までウケていた毒舌を話すたびに、『有吉は歪んだ性格の持ち主!』『でた! 上から目線(笑)』といった批判的な声が上がっています。このままだと、『有吉が坂上忍化した!』と言われてしまうのではないかと心配しています」(放送作家)

 そもそも、芸歴こそ坂上のほうが長いものの、毒舌キャラとしてブレイクしたのは有吉の方が先。それを「坂上に似ている」などと言われてしまったら有吉も不本意だろうが……。

大相撲、レスリングに続き……ボクシング協会でも不祥事が発覚!「消えた1,200万円」と「隠ぺい体質」を暴く

 プロボクシングの九州、沖縄、広島、山口各県のジムが加盟する「西部日本ボクシング協会」で、約1,200万円の不正会計があったことを加盟する10ジムの会長グループが告発。協会側が問題を「水に流す」という案を出したことで紛糾し、刑事告訴に踏み切る動きも出てきている。

 告発したのは、福岡・北九州市にあるYANAGIHARAボクシングジムの会長・柳原廣一氏、同市にある折尾ボクシングジムの会長・西村浩明会長ら「有志一同」で、昨年6月に「前協会長の本田憲哉氏(熊本・本田フィットネスボクシングジム会長)が、収支決算報告書を改ざんしたと思われる部分がある」と指摘。解決に向けて長く協議してきたが、今年1月の会合で、職務を引き継いだ現協会長の平仲信明氏(平仲ボクシングスクールジム)らが、これを「水に流そう」とする決議を提案。その多数決を取ろうとしたことで、猛抗議が起こったのだという。

 柳原氏によると「この問題が起きてから、協会内では不審な動きばかりが目立った」という。

「本田氏はこの問題発覚で、全会一致で解任となったんですが、そこでなぜか平仲氏が加盟ジム全員の許可を得ずに選挙を強行して、勝手に協会長に選出されるということがあったんです。結局、選挙をやり直して、平仲氏が別の立候補者に1票差で勝って協会長にはなったんですが、そのときの公約のひとつが『収支決算報告書の不正を正す』というものだったのに、その本人が『水に流しましょうか』と言い出したので、紛糾したんです」(柳原氏)

 これまで出された収支報告書では、預金通帳の残高と整合性が取れておらず、その指摘に前協会長の本田氏は当初「1,200万円を二重に計上していたため」などと話していたが、ほかの証拠書類などにより、これは否定されたという。そんな中で1月、会合にゲストとして出席した全国を統括する上部組織、日本プロボクシング協会のトップである渡辺均会長らが「責任者を選んだみんなの責任なんだから」と“水に流す案”を提案、これに同調した平仲氏が、それを「多数決で決めましょう」と言い出したところ、多くの協会員から「大金の所在がはっきりしない中、不透明な解決はあり得ない」との異論が殺到したのだという。

「その場は、次回の総会に結論を持ち越すということになったんですが、その後は総会の期日も決まらないままで、協会に問い合わせても『いつにするか、わからない』との曖昧な回答で、まさに“水に流され”そうになっているんです。このまま協会が不正会計をきちんと処理しないのなら、日本相撲協会やレスリング協会でも批判された“隠ぺい体質”そのものですよ。狭い世界なので正直、揉めたくはないですし、お恥ずかしい事態ですが、1,200万円も不明なのに不問にするなんて、一般社会ではあり得ません。数日中に記者会見で、より詳しい説明をするつもりです」(柳原氏)

 この不正会計疑惑については昨年、当時の事務局長だった人物に質問したところ「横領とかではなく、ただの記載ミス」と説明していたが、多くの協会員を納得させられるものではなかった。遠く離れた首都圏の有力ジム関係者は、こんな話をしている。

「本田氏といえば昨年2月、地元熊本で初めて世界タイトルマッチ興行を開催し、チャンピオンが生まれたんですが、興行の収支はかなり苦しかったと聞きます。九州で世界戦をやったことは本当に快挙で、もしそれで不足した費用を協会の金で埋めていたとかなら、業界で助け合えなかったのかな? とは思います。でも、お金の話は1円単位までちゃんとしないとダメでしょう。この業界での揉め事は、だいたい金のことですから。水に流すなんて論外ですよ」

 大相撲、レスリングでは組織の鈍い対応が世間から批判を浴びていたが、ボクシング界では、同じ轍を踏みたくないところだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

「おカミさんは正しい」と洗脳されていた!? 師匠・林家こん平もたい平への海老名家の壮絶パワハラに加担の過去!

 『笑点』(日本テレビ系)の大喜利メンバーとしてお馴染みの三遊亭好楽。その弟子・三遊亭好の助が、真打昇進とともに、好楽がかつて名乗っていた「三代目林家九蔵」を襲名する予定だったが、直前に、林家正蔵からのクレームにより取りやめになった騒動が、思わぬ波紋を広げている。

 正蔵のクレームは、正蔵の母・海老名香葉子さんの意を受けてのものであったと「週刊女性」(主婦と生活社)が報じたのだ。香葉子さんの落語界への影響力は大きく、そのパワハラ体質について、「こんな妨害は日常茶飯事で、被害にあった人はたくさんいますよ」と、実の娘の泰葉までが、同誌の告発記事にコメントを寄せ、さらに「たい平君は大変でしたよ。私、そのときの話をすると泣いちゃうからやめてください」と、なんと『笑点』の林家たい平こそ、最大の被害者であることを明かしたのだ。

 予測不明、理解不能の言動で何度も世間を騒がせてきた、海老名家の問題児・泰葉のコメントだけに信ぴょう性が疑われそうだが、『笑点』に関わりのある日本テレビ関係者も、「今回ばかりは、泰葉さんの言う通り」と、こう明かす。

「『週刊女性』で報じられているように、たい平さんが2006年に代役から正式メンバーに昇格したのが気にくわなかった香葉子さんは日本テレビに『いっ平(現・三平)に座を譲れ!』と番組に圧力をかけてきていました。さらに、これはどこも報じていないんですが、実はこの海老名家のパワハラに、師匠の林家こん平さんも加担していたんです。香葉子さんはこん平さんの師匠だった林家三平さんの妻ということで頭が上がらず、『おカミさんの言うことはすべて正しい』と洗脳されていたようで……。たびたび、たい平さんにつらくあたるようになりました。ある日、大病を患い療養していたこん平さんの見舞いで訪れたたい平さんに、こん平さんはレギュラーを降りるように説得。それを拒否したたい平さんに、『おカミさんの言うことを聞け!』と灰皿を投げつけたということもあったようです。父親のように慕っていた師匠にそんな態度を取られるなんて、思ってもいなかったたい平さんは相当ショックを受けたみたいですね」

 そして、16年5月、5代目司会者の桂歌丸の勇退、春風亭昇太の司会昇格とともに、一つ空いた大喜利メンバーの座には、さまざまな若手人気落語家の名前が候補として上がった。しかしながら、蓋を開ければ、人気・実力ともに大きな疑問符のつく、三平だった。

「そんなたい平さんの姿を見かねた番組スタッフと大喜利メンバーは、『海老名家の圧力からたい平さんを解放してあげよう』と香葉子さんの要求を呑み、三平さんの起用に踏み切ったんです」(同)

 泰葉でなくとも泣いてしまいそうな事件。今後の『笑点』の見方が変わってきそうだ。

「おカミさんは正しい」と洗脳されていた!? 師匠・林家こん平もたい平への海老名家の壮絶パワハラに加担の過去!

 『笑点』(日本テレビ系)の大喜利メンバーとしてお馴染みの三遊亭好楽。その弟子・三遊亭好の助が、真打昇進とともに、好楽がかつて名乗っていた「三代目林家九蔵」を襲名する予定だったが、直前に、林家正蔵からのクレームにより取りやめになった騒動が、思わぬ波紋を広げている。

 正蔵のクレームは、正蔵の母・海老名香葉子さんの意を受けてのものであったと「週刊女性」(主婦と生活社)が報じたのだ。香葉子さんの落語界への影響力は大きく、そのパワハラ体質について、「こんな妨害は日常茶飯事で、被害にあった人はたくさんいますよ」と、実の娘の泰葉までが、同誌の告発記事にコメントを寄せ、さらに「たい平君は大変でしたよ。私、そのときの話をすると泣いちゃうからやめてください」と、なんと『笑点』の林家たい平こそ、最大の被害者であることを明かしたのだ。

 予測不明、理解不能の言動で何度も世間を騒がせてきた、海老名家の問題児・泰葉のコメントだけに信ぴょう性が疑われそうだが、『笑点』に関わりのある日本テレビ関係者も、「今回ばかりは、泰葉さんの言う通り」と、こう明かす。

「『週刊女性』で報じられているように、たい平さんが2006年に代役から正式メンバーに昇格したのが気にくわなかった香葉子さんは日本テレビに『いっ平(現・三平)に座を譲れ!』と番組に圧力をかけてきていました。さらに、これはどこも報じていないんですが、実はこの海老名家のパワハラに、師匠の林家こん平さんも加担していたんです。香葉子さんはこん平さんの師匠だった林家三平さんの妻ということで頭が上がらず、『おカミさんの言うことはすべて正しい』と洗脳されていたようで……。たびたび、たい平さんにつらくあたるようになりました。ある日、大病を患い療養していたこん平さんの見舞いで訪れたたい平さんに、こん平さんはレギュラーを降りるように説得。それを拒否したたい平さんに、『おカミさんの言うことを聞け!』と灰皿を投げつけたということもあったようです。父親のように慕っていた師匠にそんな態度を取られるなんて、思ってもいなかったたい平さんは相当ショックを受けたみたいですね」

 そして、16年5月、5代目司会者の桂歌丸の勇退、春風亭昇太の司会昇格とともに、一つ空いた大喜利メンバーの座には、さまざまな若手人気落語家の名前が候補として上がった。しかしながら、蓋を開ければ、人気・実力ともに大きな疑問符のつく、三平だった。

「そんなたい平さんの姿を見かねた番組スタッフと大喜利メンバーは、『海老名家の圧力からたい平さんを解放してあげよう』と香葉子さんの要求を呑み、三平さんの起用に踏み切ったんです」(同)

 泰葉でなくとも泣いてしまいそうな事件。今後の『笑点』の見方が変わってきそうだ。

“ショーケン”萩原健一の鮮やかな復活と、内田朝陽を「死にたい」とまで追い詰めたイジメの過去

 昨年、芸能活動50周年を迎えた、“ショーケン”こと萩原健一。自ら原案を手がけ、主演したドラマ『明日への誓い』(テレビ朝日系)が3月25日に放送された。2年ぶりのドラマ出演となったが、数々の映画監督やドラマプロデューサーから絶賛されていた演技力は、いまだに衰えていなかった。それどころか、年を重ねたこともあって、演技力に深みが増したようだ。これほどの俳優が、なぜ、久々の主演なのか?

 萩原はグループ・サウンズ全盛期の1967年、ザ・テンプターズのボーカリストとしてデビュー。その後、俳優に転身し、映画『青春の蹉跌』(74)で、キネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞。続いて、日本テレビ系のドラマ『前略おふくろ様』や『傷だらけの天使』に主演するなど、数多くの映画やドラマで活躍した。

 私生活では当時、人気モデルだった小泉一十三と結婚。女児をもうけるが、3年で離婚。その後、女優のいしだあゆみと再婚したが、4年で離婚。“共演者キラー”として女優たちから恐れられた萩原だが、その後もアントニオ猪木の元妻で女優の倍賞美津子との熱愛がささやかれた。その現場を押さえようとした写真週刊誌「フライデー」(講談社)の記者とカメラマンに暴行するという事件が起こし、萩原は書類送検となった。

 女性スキャンダルのみならず、大麻取締法違反容疑による逮捕や、交通事故による2度の逮捕。トラブルの絶えない萩原は、「芸能界一の問題児」と言われるようになった。そして、極めつきは2004年に公開された映画『透光の樹』の途中降板事件だ。

 同映画の撮影中、萩原は監督やスタッフ、それに共演者に暴言や暴行を繰り返したために、途中降板となった。プロデューサーは出演料の半分を返還するよう求めたが、「一方的に降板させられた」と、これを拒否。さらには、実在する暴力団の名前を出して「必ずやっつけますから」と脅迫する言葉を留守番電話に残し、プロデューサーに出演料全額分を要求した。その結果、制作サイドから恐喝未遂容疑で告訴されたのち、逮捕される事態となった。

 たび重なる警察沙汰のトラブルや、トーク番組での共演者の悪口発言などにより、萩原は映画やドラマのスタッフから「危なくて使えない」と敬遠されるようになってしまったのだ。

 そんな萩原だが2年前、NHK BSプレミアムで忽那汐里主演のドラマ『鴨川食堂』に準主演として抜擢された。久しぶりにドラマへの起用となったが、萩原を知る関係者から「大丈夫?」と危惧する声が上がっていたという。

 関係者の懸念は的中することとなった。萩原はドラマの舞台である京都の方言がなかなか覚えられずイライラ。そのイライラが共演の内田朝陽に向けられた。萩原のイジメに遭って、内田は降板させられ、「僕の役者生命はもう終わりです。もう死んでしまいたい」と親しい人に漏らすほどだったという。萩原の“内田イジメ”で撮影も遅々として進まず、一時はお蔵入りで2億円の損失ともウワサされたが、無事、ドラマは撮り終えて放送された。

 それから2年後、テレ朝の日曜ドラマ『明日への誓い』で、自らが原案を手がけるという初の試みで、主演。67歳になったショーケンのいぶし銀の演技が光る作品となった。

 三つ子の魂百までということわざがあるように、放送終了後に、撮影中のトラブルが浮上しないことを願う。
(文=本多圭)

ローラ、事務所トラブルと熱愛を語った「女性自身」への“神対応”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 注目の佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問だが、やはり証言拒否の連続だった。ほんのちょっぴり、0.1%くらい期待していたんだけどね。なかったね。

第406回(3/22〜3/27発売号より)
1位「ローラ 決意の初激白!『彼 ワンオクTakaとは一生の仲だから』」(「女性自身」4月10日号)
2位 「暴行力士 貴公俊両親が『不信』ぶちまけ『貴乃花部屋に預けなければ…』 」(「女性自身」4月10日号)
3位「寛一郎 『以前は父 佐藤浩市が家にいるだけで嫌でした(笑)』」(「女性自身」4月10日号)
※ 女性セブンは合併号休み

 事務所トラブルでブラウン管から姿を消して久しいローラに朗報が。「女性自身」がその復帰予定を報じたのだ。

 記事によると、ローラはトラブっていた事務所「LIBERA」と和解、仕事の窓口を両者が信頼するイベント企業に託した上で、本格復帰の予定だという。

 多くの芸能人が事務所トラブルで干され、長い間活動を制限されたり、そのまま姿を消すケースすらある中、ローラはテレビ番組には出られなかったものの、CMには出演、それほど間を置くことなく復帰できたことは本当に喜ばしい。そして記事を読んで、今回の解決と復帰はローラの性格、明るさゆえに成し遂げられたものではないかと思った。

 というのも「自身」はローラに対し、活動復帰と熱愛がうわさされるONE OK ROCK・Takaとの関係を直撃しているのだが、その際の対応とやりとりが“神”だったから。

 「自身」は都内デパートの駐車場で、母親や友人男性と買い物終わりのローラを直撃しているが、そのやりとりはあまりに素直で、“ハッピー”な雰囲気だった。実際にローラは記者とのやりとりで「ハッピー」を連発。突然のはずの直撃にもかかわらず、3月中に活動再開を発表することなど、元気に受け答えている。Takaとの関係にしても、男女関係は否定したものの「一生親友」だときちんと取材に応じるローラ。

 いや、単に直撃取材に応じただけではない。記者がいくつかの質問をした後、一緒にいた母親と友人がローラを記者からガードしようとするも、ローラはそれを「いいよ、先に行ってて」と収め、さらに質問に答えているのだ。そして、なおも取材が続くと再び母親が止めに入ったのだが、それでもローラは「大丈夫」と記者に対応し続けている。その一部始終はいかにもローラらしいもので、ぜひ記事を読んでほしいが、こんな“神対応”をされたら芸能マスコミもイチコロだ。

 ともあれ、このまま順調にテレビのバラエティにも復帰してほしい。そしてかつて『モニタリング』(TBS系)でベッキーと組んでいた名物企画“木部さん口部さん”を是非復活させてくれ!

 いやはや、こんな事態が待ち受けていたとは。昨年11月に発覚した日馬富士暴行事件に端を発した相撲協会VS貴乃花親方の大騒動。当初はモンゴルバッシング、お次は貴乃花親方への非難、さらには相撲協会批判に、最後は貴乃花親方への逆転大絶賛報道と、マスコミの論調はめまぐるしく変化を遂げていった。そんな中で勃発したのが、まさかの貴乃花部屋・貴公俊の暴行だ。

 これまでマスコミが絶賛してきた貴乃花親方の暴力撲滅、相撲協会改革の姿勢は、そもそも疑問符だらけのものだった。

 実際には、貴乃花部屋でも暴行被害を受けたという元力士の告発証言が相次いでいたし、怪しいコンサルタントを協会に入れたり、オカルト新興宗教団体に異様にのめり込んだりと、さまざまな問題も指摘されていた。とはいえ、頑なに取材を受けなかった貴乃花親方が取材やテレビインタビューに応じるなど“上手なマスコミ対策”に打って出たことで、こうした問題は報じられることがなかったが。

 そう考えると「自身」が放った貴乃花ネタはなかなか興味深い。「自身」は暴行の当事者である貴公俊の両親のインタビューに成功しているのだが、そこで語られたのは貴乃花親方とおかみさんである花田景子への不信だったからだ。

 その1つが暴行事件後、親方からもおかみさんからも一切の連絡がないことだ。いや、入門後から一度も話をしたことすらないらしい。また両親が息子たちの相撲を見るため国技館に行きたいと連絡しても、なしのつぶて。その挙げ句の暴行なのだから、親としてはどうなっているのか心配なのは当然だろう。

 貴乃花親方といえば“礼節”やら“相撲道”やら、はたまた“日本への誇り”やらを説いている人物だ。しかし、言っていることとやっていることが大きく違う。その実像、本質の一端を暴いた「自身」。グッジョブ!

 半年前に俳優デビューした寛一郎。佐藤浩市の息子で、三國連太郎の孫だ。その寛一郎が「自身」巻末グラビアに登場、父と祖父について語っている。特に祖父・三國のエピソードは興味深い。三國は孫の遊んでいる横で「歌はセリフのように、セリフは歌のように……」などとつぶやいていたという。“何かを教えるように”。三國は息子・佐藤とは長年確執関係にあり、佐藤が同じ俳優の道に入る際も「おやりになるなら親子の縁を切りましょう」と突き放したことは有名だ。しかし孫には――。三國も普通の“おじいちゃん”だったんだなぁ。

ローラ、事務所トラブルと熱愛を語った「女性自身」への“神対応”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 注目の佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問だが、やはり証言拒否の連続だった。ほんのちょっぴり、0.1%くらい期待していたんだけどね。なかったね。

第406回(3/22〜3/27発売号より)
1位「ローラ 決意の初激白!『彼 ワンオクTakaとは一生の仲だから』」(「女性自身」4月10日号)
2位 「暴行力士 貴公俊両親が『不信』ぶちまけ『貴乃花部屋に預けなければ…』 」(「女性自身」4月10日号)
3位「寛一郎 『以前は父 佐藤浩市が家にいるだけで嫌でした(笑)』」(「女性自身」4月10日号)
※ 女性セブンは合併号休み

 事務所トラブルでブラウン管から姿を消して久しいローラに朗報が。「女性自身」がその復帰予定を報じたのだ。

 記事によると、ローラはトラブっていた事務所「LIBERA」と和解、仕事の窓口を両者が信頼するイベント企業に託した上で、本格復帰の予定だという。

 多くの芸能人が事務所トラブルで干され、長い間活動を制限されたり、そのまま姿を消すケースすらある中、ローラはテレビ番組には出られなかったものの、CMには出演、それほど間を置くことなく復帰できたことは本当に喜ばしい。そして記事を読んで、今回の解決と復帰はローラの性格、明るさゆえに成し遂げられたものではないかと思った。

 というのも「自身」はローラに対し、活動復帰と熱愛がうわさされるONE OK ROCK・Takaとの関係を直撃しているのだが、その際の対応とやりとりが“神”だったから。

 「自身」は都内デパートの駐車場で、母親や友人男性と買い物終わりのローラを直撃しているが、そのやりとりはあまりに素直で、“ハッピー”な雰囲気だった。実際にローラは記者とのやりとりで「ハッピー」を連発。突然のはずの直撃にもかかわらず、3月中に活動再開を発表することなど、元気に受け答えている。Takaとの関係にしても、男女関係は否定したものの「一生親友」だときちんと取材に応じるローラ。

 いや、単に直撃取材に応じただけではない。記者がいくつかの質問をした後、一緒にいた母親と友人がローラを記者からガードしようとするも、ローラはそれを「いいよ、先に行ってて」と収め、さらに質問に答えているのだ。そして、なおも取材が続くと再び母親が止めに入ったのだが、それでもローラは「大丈夫」と記者に対応し続けている。その一部始終はいかにもローラらしいもので、ぜひ記事を読んでほしいが、こんな“神対応”をされたら芸能マスコミもイチコロだ。

 ともあれ、このまま順調にテレビのバラエティにも復帰してほしい。そしてかつて『モニタリング』(TBS系)でベッキーと組んでいた名物企画“木部さん口部さん”を是非復活させてくれ!

 いやはや、こんな事態が待ち受けていたとは。昨年11月に発覚した日馬富士暴行事件に端を発した相撲協会VS貴乃花親方の大騒動。当初はモンゴルバッシング、お次は貴乃花親方への非難、さらには相撲協会批判に、最後は貴乃花親方への逆転大絶賛報道と、マスコミの論調はめまぐるしく変化を遂げていった。そんな中で勃発したのが、まさかの貴乃花部屋・貴公俊の暴行だ。

 これまでマスコミが絶賛してきた貴乃花親方の暴力撲滅、相撲協会改革の姿勢は、そもそも疑問符だらけのものだった。

 実際には、貴乃花部屋でも暴行被害を受けたという元力士の告発証言が相次いでいたし、怪しいコンサルタントを協会に入れたり、オカルト新興宗教団体に異様にのめり込んだりと、さまざまな問題も指摘されていた。とはいえ、頑なに取材を受けなかった貴乃花親方が取材やテレビインタビューに応じるなど“上手なマスコミ対策”に打って出たことで、こうした問題は報じられることがなかったが。

 そう考えると「自身」が放った貴乃花ネタはなかなか興味深い。「自身」は暴行の当事者である貴公俊の両親のインタビューに成功しているのだが、そこで語られたのは貴乃花親方とおかみさんである花田景子への不信だったからだ。

 その1つが暴行事件後、親方からもおかみさんからも一切の連絡がないことだ。いや、入門後から一度も話をしたことすらないらしい。また両親が息子たちの相撲を見るため国技館に行きたいと連絡しても、なしのつぶて。その挙げ句の暴行なのだから、親としてはどうなっているのか心配なのは当然だろう。

 貴乃花親方といえば“礼節”やら“相撲道”やら、はたまた“日本への誇り”やらを説いている人物だ。しかし、言っていることとやっていることが大きく違う。その実像、本質の一端を暴いた「自身」。グッジョブ!

 半年前に俳優デビューした寛一郎。佐藤浩市の息子で、三國連太郎の孫だ。その寛一郎が「自身」巻末グラビアに登場、父と祖父について語っている。特に祖父・三國のエピソードは興味深い。三國は孫の遊んでいる横で「歌はセリフのように、セリフは歌のように……」などとつぶやいていたという。“何かを教えるように”。三國は息子・佐藤とは長年確執関係にあり、佐藤が同じ俳優の道に入る際も「おやりになるなら親子の縁を切りましょう」と突き放したことは有名だ。しかし孫には――。三國も普通の“おじいちゃん”だったんだなぁ。

マツコ・デラックスから藤木直人へのスリスリが物議 セクハラ撲滅特集でも「男の被害は笑い話」?

 3月26日放送の『あさイチ』(NHK系)の特集は「どうすればなくせる?セクハラ被害」だった。昨年5月に伊藤詩織さんが記者会見を開くなどして準強姦被害を告発したこと、また昨年10月にハリウッドのセクハラ問題が発端となって、セクハラ被害をセクハラや性暴力の被害をSNS上で告発する「#MeToo」運動が世界的に広まったことで、世界中で性暴力について考える動きが活発化している。日本でもはあちゅうこと伊藤春香さんが電通勤務時代のセクハラ被害を証言した(告発を受けた元上司は謝罪)ことがきっかけになり、「#MeToo」は相次いだ。しかしながら、日本の映画やテレビ、芸能界からの「#MeToo」はごくわずかで、メジャーな女優やアイドルが発言する機会は今のところない。

 2016年に厚生労働省が発表した「妊娠等を理由とする不利益取扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査」では、28.7%の女性労働者が職場でセクハラ被害を受けた経験があると回答。またセクハラ体験者に被害を受けた時の対応を尋ねると、63.4%が「がまんした、特に何もしなかった」と回答しており、6割以上の女性は泣き寝入りしていることが窺える。その体験に恐怖を覚えトラウマになった人もいれば、理不尽な扱いに憤りを覚えたものの抗議したり訴えたりは憚られた・面倒くさいことになりそうだと躊躇した人もいるだろう。

『あさイチ』では、NHKネットクラブアンケートで「セクハラを受けたことがある」と回答した女性401人に「セクハラを受けたときの周りの対応(複数回答)」を尋ねた。すると、「見てみぬふりをした(48%)」「大笑いするなどあおった(24%)」「相手をやんわり止めた(22%)」「『セクハラだ』と抗議した(6%)」「その他(34%)」という結果に。相手に抗議したりやんわり止めたりする人もいるが、セクハラ行為を煽ってしまう、見て見ぬふりをしてしまう人のほうが割合として多い。しかしゲストの青木さやかは「止めた人」の数字を見て「すごく多い、この人たち立派」と言っていた。彼女の実感としては、ほとんどの人が止めてはくれないということなのだろう。柳澤秀夫解説委員が指摘したように、そもそも自分の目の前で起きていることを「セクハラ」だとは思わない者もいるかもしれない。

 この日番組に寄せられた視聴者からのFAXには、セクハラが起こった時の周囲の対応がいかにひどいものだったか告発するものが多かった。女性上司にセクハラ被害を相談したけど「水に流せ」と言われた、かつてセクハラ被害を相談されたけど「しょうがないよ」と言ってしまった、男性社員の下ネタが飛び交う職場でそれをうまくさばいている女性の先輩を見て「デキる女」だと憧れた、セクハラに抗議したかったが被害に遭っているのは若くかわいい子ばかりで「セクハラもされないおばさんの発言」と取られるのが癪でやんわりと止めた……。また、セクハラ被害に遭い休職中という方からの「セクハラをなくすには被害者を責めないこと、周囲が見てみぬふりをしないことではないでしょうか。いじめと似ている」というFAXもあった。

 竹花弁護士によると、職場で受けたセクハラ被害を法的に訴えた場合、まず精神的苦痛に対する慰謝料請求、それから会社に対しセクハラ上司の懲戒処分を求めることができるという。請求内容や金額はセクハラの度合いや頻度によって変動するそうだが、たとえばお尻を触られる身体接触があった場合だと、1週間続くと少なくとも慰謝料20万円+懲戒処分、1か月続くと慰謝料100万円+懲戒処分といった具合で、被害者は金銭だけでなく上司に対する社会的制裁も請求できるということだ。また、セクハラ被害によって心身の不調が起こり仕事ができなくなった場合などは休業中の保証も請求できる。そこで重要になってくるのが証拠だ。証拠には、録音などの直接証拠のほか、日付・場所入りの詳細なメモやSNSのやり取りなどの間接証拠がある。たとえば第三者にセクハラ被害を相談した時のLINEのやり取りは、会話に近いやり取りで感情も記録されやすく、日付も改ざんできないので、相談をしていたことも含め当時の状況立証するための有力だという。とはいえ、常習犯の場合は録音準備などもできるかもしれないが、唐突に被害に遭った場合は自分自身も混乱してしまい証拠を残すのは難しいかもしれない。

 竹花弁護士のアドバイスはもっともだが、しかし被害に遭ったショックが大きければ大きいほど、理性的な判断ができなくなるんじゃないだろうか。ショックを受けたまま退職し、後から賠償金を請求しようとしても対応してもらえず泣き寝入りになってしまう、またメールもあまりの嫌悪感から削除してしまったため証拠がなくどうすることもできない、そんなケースは山ほどあるのでは、と思う。それでも、証拠もなく第三者に相談することもなかった場合、後から被害を訴えても加害者は否定して「言った言わない」論争になる泥仕合は当然想定され、何よりも被害を証明する根拠を少しでも多く揃えておく必要があることは間違いない。被害に遭ったと自覚したらまず、自身の混乱を鎮めるためにもなんらかの相談窓口にアクセスしサポートを依頼出来るといい。

男性の被害は笑い話で済む?
 ただこの放送でひとつ残念な点があった。今回のセクハラ特集は、男性が女性に対して行うセクハラのみを取り上げた構成となっていた。ゲストとして出演した労働ジャーナリストの金子雅臣氏は、多くのセクハラ問題解決に取り組んできた実感として、男性が男性に「お前それマズイよ」と指摘する、あるいは男性同士でセクハラについて議論するなど、男性の介入によってセクハラ問題が解決の方向に進むこともあると進言。まったくもってジェンダーの壁が分厚く高いことを痛感せざるを得ないが、女性に指摘されると反感を覚えるが、同じ言葉でも男性から言われれば聞く耳を持つという男性は実際に少なくないそうだ。金子氏は、セクハラは「女性問題」とされることもあるが、セクハラが起こる原因は(セクハラを行う側の)男性であるのだから「男性問題」としてきちんと向き合う必要があると見解を述べた。セクハラの99.8%は被害者が女性だという。その際、「男性の被害はあるけれどまだ笑い話で済む」と発言したことが、Twitter上では批判されている。井ノ原快彦が「男性が被害に遭うケースだってある」とコメントする場面もあるにはあったが……。

 セクハラが「男だから加害者/女だから被害者」と性別でくっきり分かれているように見えてしまうのは、職業の場で男性に権力が集中しやすいためだろう。数字として「加害者のほとんどが男性/被害者はほとんどが女性」であるとして、それは構造が招いている結果ではないだろうか。

 セクハラが対等な恋愛のもつれと決定的に違うのは、拒否・抗議できない/しづらい(拒否すると不利益を被る可能性がある)力関係のうえで成り立っていることだ。しばしばセクハラを「イケメン無罪」「女性がイヤがったらそれはもうセクハラ」などと言う人もいるが、これは誤りだ。立場の強い人間がそれを利用し(あるいは無意識・無自覚のケースも)、立場の低い人間に苦痛を与えるような性的言動をすることがセクハラだろう。つまり、権力を持つ女性が立場の弱い男性に対して苦痛を与えるようなセクハラも十分にあり得る。男だから、女だからではない。力関係の問題なのではないか。

 それゆえ、権力を持つ立場の人間――世界経済フォーラムのグローバルジェンダーギャップレポートにおいて、日本は経済活動および政治の場において女性の地位が著しく低く男女差が大きいと評価されているが――が、まず「きちんと向き合う必要がある」ことは間違いない。そして周辺の人々もまた、見て見ぬふりをしたり笑ったりせず、「止める」「たしなめる」べき問題なのだと認識すること。とにかくどんどん意識を変えていかなければ問題解決のスタート地点にすら立てない。

 意識を変えるという意味では、テレビというのは非常に大きな影響力を持つ媒体だ。そして女性が被害に遭うセクハラだけでなく、男性が被害に遭うセクハラも「笑い話」で済ませないよう、影響力の強い媒体で示していく必要があるのではないか。そう思わされる一幕が、ちょうど3月25日放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)にあったのだ。

 ゲスト出演したマツコ・デラックスが、事あるごとに司会の藤木直人(45)に抱き付いたり腕を組んだりといった接触を取ろうとする姿に対して、Twitterなどでセクハラではないかという疑問の声が上がっていた。藤木直人とともに豪邸物件を見に行ったマツコは、物件内に設置されているトレーニングマシンを目にすると「追い込まれているところ見せてくれない」と藤木にトレーニングを要望。仰向けになってトレーニングしている藤木に近づき太腿をスリスリして「疑似体験できました」と言う一幕もあった。Twitter上には、マツコの行動に嫌悪感を示すコメントだけでなく、「面白かった」「羨ましい」というコメントも寄せられている。藤木は終始苦笑いしつつ応じていたが、同様の行為をされて笑えない人もいるだろう。これは笑っていいものとして提供されているわけだが、「バラエティだから」「面白いから」「藤木直人は嫌がっていないから」と肯定していくと、「男のセクハラ被害は笑い話」という価値観から抜け出せないように思う。マツコの行動を誰かが止めるならばアリでも、そうした場面はなかったのだから。

 くどいようだがやっぱり『おしゃれイズム』はバラエティ番組で、笑いを提供しているだけで、マツコ・デラックスはゲストではあるものの藤木直人の上司ではないし、そこにパワーバランスの歪みはないためセクハラではないかもしれない。けれど同じようなことを、上司が部下に強いたらそれは「笑い話」で済まないものだと思う。性別に関係なく、男性上司が男性部下に、であってもだ。男性が被害に遭うケースもあること、被害を言い出しにくいこともまた、周知していかなければならないだろう。

カテゴリー: 未分類 | タグ:

マツコ・デラックスから藤木直人へのスリスリが物議 セクハラ撲滅特集でも「男の被害は笑い話」?

 3月26日放送の『あさイチ』(NHK系)の特集は「どうすればなくせる?セクハラ被害」だった。昨年5月に伊藤詩織さんが記者会見を開くなどして準強姦被害を告発したこと、また昨年10月にハリウッドのセクハラ問題が発端となって、セクハラ被害をセクハラや性暴力の被害をSNS上で告発する「#MeToo」運動が世界的に広まったことで、世界中で性暴力について考える動きが活発化している。日本でもはあちゅうこと伊藤春香さんが電通勤務時代のセクハラ被害を証言した(告発を受けた元上司は謝罪)ことがきっかけになり、「#MeToo」は相次いだ。しかしながら、日本の映画やテレビ、芸能界からの「#MeToo」はごくわずかで、メジャーな女優やアイドルが発言する機会は今のところない。

 2016年に厚生労働省が発表した「妊娠等を理由とする不利益取扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査」では、28.7%の女性労働者が職場でセクハラ被害を受けた経験があると回答。またセクハラ体験者に被害を受けた時の対応を尋ねると、63.4%が「がまんした、特に何もしなかった」と回答しており、6割以上の女性は泣き寝入りしていることが窺える。その体験に恐怖を覚えトラウマになった人もいれば、理不尽な扱いに憤りを覚えたものの抗議したり訴えたりは憚られた・面倒くさいことになりそうだと躊躇した人もいるだろう。

『あさイチ』では、NHKネットクラブアンケートで「セクハラを受けたことがある」と回答した女性401人に「セクハラを受けたときの周りの対応(複数回答)」を尋ねた。すると、「見てみぬふりをした(48%)」「大笑いするなどあおった(24%)」「相手をやんわり止めた(22%)」「『セクハラだ』と抗議した(6%)」「その他(34%)」という結果に。相手に抗議したりやんわり止めたりする人もいるが、セクハラ行為を煽ってしまう、見て見ぬふりをしてしまう人のほうが割合として多い。しかしゲストの青木さやかは「止めた人」の数字を見て「すごく多い、この人たち立派」と言っていた。彼女の実感としては、ほとんどの人が止めてはくれないということなのだろう。柳澤秀夫解説委員が指摘したように、そもそも自分の目の前で起きていることを「セクハラ」だとは思わない者もいるかもしれない。

 この日番組に寄せられた視聴者からのFAXには、セクハラが起こった時の周囲の対応がいかにひどいものだったか告発するものが多かった。女性上司にセクハラ被害を相談したけど「水に流せ」と言われた、かつてセクハラ被害を相談されたけど「しょうがないよ」と言ってしまった、男性社員の下ネタが飛び交う職場でそれをうまくさばいている女性の先輩を見て「デキる女」だと憧れた、セクハラに抗議したかったが被害に遭っているのは若くかわいい子ばかりで「セクハラもされないおばさんの発言」と取られるのが癪でやんわりと止めた……。また、セクハラ被害に遭い休職中という方からの「セクハラをなくすには被害者を責めないこと、周囲が見てみぬふりをしないことではないでしょうか。いじめと似ている」というFAXもあった。

 竹花弁護士によると、職場で受けたセクハラ被害を法的に訴えた場合、まず精神的苦痛に対する慰謝料請求、それから会社に対しセクハラ上司の懲戒処分を求めることができるという。請求内容や金額はセクハラの度合いや頻度によって変動するそうだが、たとえばお尻を触られる身体接触があった場合だと、1週間続くと少なくとも慰謝料20万円+懲戒処分、1か月続くと慰謝料100万円+懲戒処分といった具合で、被害者は金銭だけでなく上司に対する社会的制裁も請求できるということだ。また、セクハラ被害によって心身の不調が起こり仕事ができなくなった場合などは休業中の保証も請求できる。そこで重要になってくるのが証拠だ。証拠には、録音などの直接証拠のほか、日付・場所入りの詳細なメモやSNSのやり取りなどの間接証拠がある。たとえば第三者にセクハラ被害を相談した時のLINEのやり取りは、会話に近いやり取りで感情も記録されやすく、日付も改ざんできないので、相談をしていたことも含め当時の状況立証するための有力だという。とはいえ、常習犯の場合は録音準備などもできるかもしれないが、唐突に被害に遭った場合は自分自身も混乱してしまい証拠を残すのは難しいかもしれない。

 竹花弁護士のアドバイスはもっともだが、しかし被害に遭ったショックが大きければ大きいほど、理性的な判断ができなくなるんじゃないだろうか。ショックを受けたまま退職し、後から賠償金を請求しようとしても対応してもらえず泣き寝入りになってしまう、またメールもあまりの嫌悪感から削除してしまったため証拠がなくどうすることもできない、そんなケースは山ほどあるのでは、と思う。それでも、証拠もなく第三者に相談することもなかった場合、後から被害を訴えても加害者は否定して「言った言わない」論争になる泥仕合は当然想定され、何よりも被害を証明する根拠を少しでも多く揃えておく必要があることは間違いない。被害に遭ったと自覚したらまず、自身の混乱を鎮めるためにもなんらかの相談窓口にアクセスしサポートを依頼出来るといい。

男性の被害は笑い話で済む?
 ただこの放送でひとつ残念な点があった。今回のセクハラ特集は、男性が女性に対して行うセクハラのみを取り上げた構成となっていた。ゲストとして出演した労働ジャーナリストの金子雅臣氏は、多くのセクハラ問題解決に取り組んできた実感として、男性が男性に「お前それマズイよ」と指摘する、あるいは男性同士でセクハラについて議論するなど、男性の介入によってセクハラ問題が解決の方向に進むこともあると進言。まったくもってジェンダーの壁が分厚く高いことを痛感せざるを得ないが、女性に指摘されると反感を覚えるが、同じ言葉でも男性から言われれば聞く耳を持つという男性は実際に少なくないそうだ。金子氏は、セクハラは「女性問題」とされることもあるが、セクハラが起こる原因は(セクハラを行う側の)男性であるのだから「男性問題」としてきちんと向き合う必要があると見解を述べた。セクハラの99.8%は被害者が女性だという。その際、「男性の被害はあるけれどまだ笑い話で済む」と発言したことが、Twitter上では批判されている。井ノ原快彦が「男性が被害に遭うケースだってある」とコメントする場面もあるにはあったが……。

 セクハラが「男だから加害者/女だから被害者」と性別でくっきり分かれているように見えてしまうのは、職業の場で男性に権力が集中しやすいためだろう。数字として「加害者のほとんどが男性/被害者はほとんどが女性」であるとして、それは構造が招いている結果ではないだろうか。

 セクハラが対等な恋愛のもつれと決定的に違うのは、拒否・抗議できない/しづらい(拒否すると不利益を被る可能性がある)力関係のうえで成り立っていることだ。しばしばセクハラを「イケメン無罪」「女性がイヤがったらそれはもうセクハラ」などと言う人もいるが、これは誤りだ。立場の強い人間がそれを利用し(あるいは無意識・無自覚のケースも)、立場の低い人間に苦痛を与えるような性的言動をすることがセクハラだろう。つまり、権力を持つ女性が立場の弱い男性に対して苦痛を与えるようなセクハラも十分にあり得る。男だから、女だからではない。力関係の問題なのではないか。

 それゆえ、権力を持つ立場の人間――世界経済フォーラムのグローバルジェンダーギャップレポートにおいて、日本は経済活動および政治の場において女性の地位が著しく低く男女差が大きいと評価されているが――が、まず「きちんと向き合う必要がある」ことは間違いない。そして周辺の人々もまた、見て見ぬふりをしたり笑ったりせず、「止める」「たしなめる」べき問題なのだと認識すること。とにかくどんどん意識を変えていかなければ問題解決のスタート地点にすら立てない。

 意識を変えるという意味では、テレビというのは非常に大きな影響力を持つ媒体だ。そして女性が被害に遭うセクハラだけでなく、男性が被害に遭うセクハラも「笑い話」で済ませないよう、影響力の強い媒体で示していく必要があるのではないか。そう思わされる一幕が、ちょうど3月25日放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)にあったのだ。

 ゲスト出演したマツコ・デラックスが、事あるごとに司会の藤木直人(45)に抱き付いたり腕を組んだりといった接触を取ろうとする姿に対して、Twitterなどでセクハラではないかという疑問の声が上がっていた。藤木直人とともに豪邸物件を見に行ったマツコは、物件内に設置されているトレーニングマシンを目にすると「追い込まれているところ見せてくれない」と藤木にトレーニングを要望。仰向けになってトレーニングしている藤木に近づき太腿をスリスリして「疑似体験できました」と言う一幕もあった。Twitter上には、マツコの行動に嫌悪感を示すコメントだけでなく、「面白かった」「羨ましい」というコメントも寄せられている。藤木は終始苦笑いしつつ応じていたが、同様の行為をされて笑えない人もいるだろう。これは笑っていいものとして提供されているわけだが、「バラエティだから」「面白いから」「藤木直人は嫌がっていないから」と肯定していくと、「男のセクハラ被害は笑い話」という価値観から抜け出せないように思う。マツコの行動を誰かが止めるならばアリでも、そうした場面はなかったのだから。

 くどいようだがやっぱり『おしゃれイズム』はバラエティ番組で、笑いを提供しているだけで、マツコ・デラックスはゲストではあるものの藤木直人の上司ではないし、そこにパワーバランスの歪みはないためセクハラではないかもしれない。けれど同じようなことを、上司が部下に強いたらそれは「笑い話」で済まないものだと思う。性別に関係なく、男性上司が男性部下に、であってもだ。男性が被害に遭うケースもあること、被害を言い出しにくいこともまた、周知していかなければならないだろう。

カテゴリー: 未分類 | タグ:

KAT-TUN亀梨和也が『今夜くらべてみましたSP』に登場! 3月28日(水)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

5:50~ 8:00 『ZIP!』(日本テレビ系) 山口達也
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也

●V6

8:15~ 8:55 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
15:40~16:54 『よじごじDays』(テレビ東京) 長野博

【特番】
20:00~22:00 『池上彰と宇宙の旅2018』(TBS系) 井ノ原快彦

■続きを読む

カテゴリー: 未分類