今週の注目記事・第1位
「ビートたけし テレビじゃ言えない『独立話』」(「週刊ポスト」4/6号)
「小説『ゴンちゃん、またね。』」(「週刊文春」3/29号)
「『殿ご乱心』の声も上がる電撃独立の舞台裏」(「週刊新潮」3/29号)
同・第2位
「政治部記者50人緊急アンケート『結局、安倍総理は辞めるのか』」(「週刊現代」4/7号)
「アベ政権強制終了へ/安倍昭恵さん、夫・晋三との別離を語ったオフレコメモ」(「フライデー」4/6号)
「『森友改ざん』の『アベゲート』」(「週刊新潮」3/29号)
「安倍夫妻の罪と罰」(「週刊文春」3/29号)
同・第3位
「あっという間に『株安デフレ』に逆戻り」(「週刊現代」4/7号)
同・第4位
「“最後の(?)花見”に伝説のキャバ嬢」(「週刊ポスト」4/6号)
同・第5位
「グルコサミン『ひざ痛』に効果なし」(「週刊現代」4/7号)
同・第6位
「『山尾志桜里さん、夫と息子を返して』-倉持弁護士元妻<慟哭手記>」(「週刊文春」3/29号)
同・第7位
「岸田文雄山口組幹部との『親密写真』」が流出」(「フライデー」4/6号)
同・第8位
「警視庁23歳の美人巡査 ヤクザに惚れて、すべてを失うまで」(「週刊現代」4/7号)
同・第9位
「<ノーベル賞>根岸さん妻<交通事故死>の謎」(「週刊文春」3/29号)
同・第10位
「谷岡学長の『裏の顔』と栄の『汚れたカネ』」(「週刊文春」3/29号)
同・第11位
「13階段に足をかけた『オウム死刑囚』13人の罪と罰/麻原彰晃他」(「週刊新潮」3/29号)
同・第12位
「貴乃花親方を操る『オカルト教祖』の正体」(「週刊アサヒ芸能」3/29号)
同・第13位「年間3万人もいる『孤独死』の検証-北島三郎の次男、大原麗子、飯島愛」(「週刊新潮」3/29号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
東京の桜は満開。毎年ながらこの時期は忙しくてしょうがない。東京中の桜を見て、酒を飲んでと、疲れるが、今年もまた桜を観られたという喜びがあるから、老骨に鞭打って走り回っている。
桜は満開だが、週刊誌は満開とはいかないようだ。今週は、安倍と昭恵問題より、ビートたけしの独立問題が誌面を賑わせている。
文春では、80枚の小説まで発表して、なんだかたけしウイークの感がある。
それについては後で触れるとして、まずは新潮の孤独死の記事からいこう。
日本における孤独死は年間3万人にもなるという。
3月に、北島三郎の次男が51歳の若さで孤独死した。1昨年の10月には平幹二朗(享年82)が浴槽で倒れて亡くなっていた。
大原麗子(享年62)、飯島愛(享年36)も孤独死している。
最近では、住人に孤独死されると、場合によってはリフォームに300万円以上かかるため、大家を対象にした、孤独死保険というのまで売り出され、急成長しているそうだ。
連れ合いに亡くなられ、一人で住んでいる人間は、何かの時に託せる友人を持つべきだというが、東京砂漠に住んでいる高齢者には、なかなか難しいことなのかもしれない。
せいぜい、連れ合いを大事にして、長生きしてもらうしかないのだろう。
相撲協会と対決姿勢を強め、貴ノ岩が暴行被害を受けた事件について日本相撲協会の対応に問題があったと、内閣府の公益認定等委員会に告発状を出していた貴乃花親方だが、それを取り下げることを検討していると、スポーツ報知が報じている。
貴公俊(たかよしとし)が付け人の序二段力士を暴行した問題が起き、「自分の弟子のことで、これだけ協会に多大なご迷惑をおかけしたのは事実ですので。私は一兵卒で精進していくという気持ちに新たになってます」と殊勝に語ったという。
その貴乃花だが、アサヒ芸能が「貴乃花親方を操る『オカルト教祖』の正体」という特集をやっている。
京都に総本山を置く宗教法人「庚申会」がそれだ。大阪場所中、貴乃花部屋が宿舎にしている。
貴乃花は11年ほど前からこの宿舎を使っているそうで、代表を務める辻元公俊氏(65)は、彼の最大の理解者といわれているそうだ。
この辻元氏が2006年に出した本『2012年人類の終焉 太陽からの啓示』(ブックマン社)に、貴乃花が顔写真付きで「先生のお考えの深さには、脱帽です」と推薦文を寄せている。
だが、アサ芸によると、目を疑う珍説のオンパレードだという。「進化論は大ウソだ! ヒトはサルから進化したのではない」「人間は今から5億年前、月から移住してきた」。
辻元氏によれば、貴乃花は日馬富士を引退させる気はなかったそうだ。
「貴乃花自身は、日馬富士には数場所休場してしっかり反省させて、それから復帰すればええと思とったからね」
しかし、協会は、日馬富士を切り捨てて話を終わりにしようとしたから、貴乃花も内閣府に相談するまでになったのだという。
どちらにしても、貴乃花の「たった一人の反乱」が、腰砕けになってしまったのは間違いないようだ。
新潮が、オウム事件で死刑判決を受けた13人のうち7名が、3月14日に、東京拘置所から、仙台、名古屋、広島などへ移送された「真相」について報じている。
「オウムの場合、死刑囚の移送はそのまま、執行の準備が整ったことを意味する。いつ頃Xデーが来るのか、どの社も取材に追われています」(司法担当デスク)
麻原彰晃死刑囚は東京拘置所だが、「東京拘置所には刑場がひとつしかなく、執行は2人が限界です。そのため、まとまった数を同時に執行するには、予め他の拘置所に分散しておかないといけないのです」(同)
まさか、全員一度に執行するわけではないだろうが、麻原の執行は明日行われてもおかしくないという。
「来年は、5月に新天皇への代替わりが行われるなど“慶事の年”。平成の事件は平成で終わらせる、という観点から考えても、13人の執行は今年中に終わらせるのが常識的ではないでしょうか」(司法に詳しいジャーナリスト)
とうとう麻原は何も語らないまま、オウム事件は全容が明らかにならず、彼らは消えていくのだ。
戦後最大のテロ事件は、まだまだ解明されなくてはならない「真相」があるはずだが。
さて、伊調馨と栄和人日本レスリング協会強化本部長とのパワハラ騒動は、伊調の母校の至学館大学の谷岡郁子学長が飛び入りしたことで、さらにややこしくなってきた。
この学長、文春によれば、大阪商大などを経営する谷岡学園のお嬢様として育ってきたが、自分でも書いているように、恵まれ過ぎて育ってきたため、「できすぎて鼻持ちならない嫌味な子どもでもあった」ようだ。
ある日、上級生からラブレターをもらったところ、「翌日、郁子はその男の子に、『あなたの通信簿と顔を鏡に映してらっしゃい』と、ピシャリと振ってしまう」。その片鱗はまだまだ十分におありになると見受けたが。
このパワハラ問題、これからどう進展していくのだろう。
ノーベル化学賞受賞者の根岸英一さん(82)が、交通事故を起こして、重いパーキンソン病を患っていた妻のすみれさん(80)が亡くなってしまった。
文春で、ジャーナリストの飯塚真紀子氏が現地取材をしているが、どうやらこの事故、単純なものではないようだ。
2人は、自宅から遠く離れた、ターミナルが1つしかないロックフォード空港に行く途中、道に迷い、ごみ処分場の側溝に車がはまり、動けなくなってしまった。
そこで厳寒の中、根岸さんが助けを求めるために歩いているところを保護されたといわれている。
だが、地元の保安局の警部補は、この広大な処分場へは直角に2度曲がらないと入れないし、これまで入り込んだのは、酔っぱらいが1人いるだけだという。
保安局側のプレスリリースには「事件性なし」と書かれてはいるが、警部補にいわせると、銃で撃たれたり、ナイフで刺されたなど、明らかに事件であるケース以外はみな「事件性なし」と発表するので、今回のケースがどうかは、検視結果などの薬物検査を行って、結果が出てからでないとわからないようだ。
なぜ、猛烈な寒さの中、処分場へ入って行ったのか、携帯電話を使わなかったのはなぜか、などの「疑問」が残るというが、気になる事故ではある。
現代が、警視庁新宿署の美人巡査が、イケメンの暴力団員に一目ぼれして、情を通じ、捜査情報を漏らしていたことがバレて、クビになったと報じている。
この女性の父親も警視庁の生活安全部生活経済課の現職の警部で、期待されていたそうだが、17年の夏に取調室で会った住吉会三次団体の32歳の独身組員にぞっこんになり、肉体関係だけではなく、捜査情報やカネまで巻き上げられていたそうだ。
この男の弟が別件で逮捕されたとき、「俺の兄貴はヤクザで、その女は刑事だ」としゃべってしまい、ことが明るみに出たという。
親としてはやり切れない思いだろうな。
ところで、フライデーが、3月2日に開かれた自民党衆議院議員の「新春賀詞交歓会」で、岸田文雄政調会長が、その筋の人らしい人間と握手を交わしている写真を載せている。
この人物、矢野康夫氏(本名は若野康夫)といって、かつては山口組の武闘派組織「中野会」の元副会長だという。
現在はキックボクシングの代表理事をしているらしいが、大阪府警関係者にいわせると、今でも「現役」という認識だという。
岸田氏は、この人物と面識はなく、たまたま写真を一緒に撮っただけなのだろうが、フライデーのいうように、「こんな写真が流出しては、暴力団の『シノギ』の材料として利用されかねない。この間の悪さ、どうやら総理に必要な『運』は持ち合わせてはいないようだ」。確かに、運も実力のうちである。
さて、運といえば、不倫報道が出たため厳しい選挙を勝ち抜いて永田町に戻ってきた山尾志桜里議員は、運のいいほうなのか。
不倫相手といわれる倉持弁護士は、去年、離婚していたようだが、これまで沈黙を守っていた元妻が、文春で手記を発表した。以下は文春オンラインからの引用。
「昨年『週刊文春』9月7日発売号が報じた山尾志桜里衆院議員(43)と倉持麟太郎弁護士(35)のW不倫疑惑。この不倫疑惑が原因で、昨年11月末に倉持夫妻は離婚。夫妻は2015年4月に結婚し、同年に長男が誕生していた。
これまで沈黙を保ってきた倉持氏の元妻・A子さん(34)が、自らの胸中を初めて手記に綴った。
手記は次のように始まる。
〈この半年は、私にとって地獄のような日々でした。本当に思い出すのも辛いことばかりです。あの日から半年が経ち、やっと健康状態が回復してきました。今回、全てを明かそうと思ったのは、私の中でまだ解決していない問題が多く残されているからです。
その中でも私がいちばん深く傷ついたのが、山尾さんが私たち夫婦の寝室にまで上がり込んでいたことでした――〉
A子さんの手記には、山尾氏が倉持氏の自宅マンションを訪れた直後、部屋に残されていた“異変”や、倉持氏の弁明などが赤裸々に記されている。
山尾氏に改めて倉持夫妻の離婚などについて尋ねたが、答えることはなかった。倉持氏は『(離婚についての)経過及び内容等については第三者に口外、開示又は漏洩しないことを約しており、回答は差し控える』と答えた」
スポニチANNEXの3月26日付でも、彼女はインタビューを受けている。
「元夫人によれば、倉持氏とは夫婦円満だったが、不倫疑惑報道の翌10月に倉持氏から不意打ちのように離婚を切り出された。『離婚をずっと模索していた』と告げられたものの『模索していたとは感じていなかった。夫婦関係が破綻していたということも一切ない』と話した。
元夫人は、離婚を招いた原因が山尾氏にあるとして、慰謝料の支払いを求める内容証明郵便を代理人を通じて今週中に送付する意向だ」
山尾議員は国会で質問に立ったが、かつての冴えは見られなかった。
憲法改正について語る前に、2人の関係についてはっきり説明しなければ、有権者はもちろん、国民も、彼女の言葉に耳を傾けはしないだろう。
それなりの才能を持っている女性だと思うから、けじめは早くつけたほうがいい。
以前からいわれていることだが、サプリメントではナンバー1の売り上げがあるグルコサミンだが、効果のほどはほとんどないといわれている。
現代が、グルコサミン関連のサプリが次々に市場から消えていると報じている。
千葉大学の山本啓一名誉教授がこういい切る。
「科学的に考えれば、グルコサミンを経口摂取して、軟骨が磨り減りにくくなるなんてことは断じてありません」
10年にBMJという世界的に権威のある専門誌に掲載された論文で、「グルコサミンは、どんな患者に対しても効果がないことが医学的に証明されたのです」(唐木英明東大名誉教授)。
ここまで明言されては、グルコサミンを飲む人は激減するはずだ。
私も昔は飲んでいたが、だいぶ前から止めている。
4月21日に安倍首相は新宿御苑で「桜を見る会」を催すそうだ。
もう、八重桜にも遅すぎるのではないかと思うが、まあ、彼の最後の花見の会になるのは間違いないようだ。
ポストによれば、その会に、名古屋の老舗キャバクラに在籍していて、2日で1億円を売り上げたことがあるという伝説のキャバ嬢が招かれているというのだ。
どうして招かれたのかは、本人もよくわからないようで、友人から誘われ、住所を教えたら招待状が届いたというのである。
まあ、何千人も呼ぶのだろうから、彼女の様に少し変わった職業の人がいてもいいと思う。
それにしても、安倍は何といって挨拶するのだろう。
「散る桜 残る桜も散る桜」
こういったらカッコいいのだが。
さて「トランプ米政権の保護主義政策が世界の金融市場を直撃した。23日の東京株式市場では、米国市場の株価急落を受け、日経平均株価が一時1000円以上も急落し、終値は前日より974円13銭(4・51%)安い2万0617円86銭と年初来安値に。東京外国為替市場では円高が進んだ」(朝日新聞3月24日付)。
2万円割れは目前である。安倍首相は、官邸の株価のボードを見て、青い顔をしているに違いない。
現代によれば、このところの株安に、黒田日銀総裁は莫大な資金を投入して買い支えているが、それももはや限界だと報じている。
GDPの算出方法を変更してまで大きく見せようとしていたのに、次々にアベノミクスの化けの皮が剥がれ、森友の文書改ざんだけではなく、日本経済の実態も改ざんして、国民をだまし続けてきたのだ。
このままでは、日本経済はどん底まで落ち込み、破たんするのも時間の問題かもしれない。
何しろ、アメリカの関税引き上げに、中国が本気で怒り、米中経済戦争が没発するかもしれない。
その余波は日本にも及び、あれだけトランプと親しいと誇示していたのに、日本を例外にしてくれはしなかった。
トランプは、中間選挙で大敗するのを怖れ、国民の目をそらせるために中国とロシアとの経済戦争を仕掛け、最悪の場合、戦争にまで発展する危険を冒すつもりなのだろう。
安倍は、国内はもちろん、外交でも失点を重ねて、なす術がない。
ポストのタイトルのように、「安倍総理、あなたは終わった」ようだ。
こんなことを書いたのは誰だろう?
「私は安倍政権は『バカ発見器』だと思っているのです。今まで常識的な文化人、知識人を装っている人たちが仮面をかなぐり捨て、メディアに露出してでたらめな安倍批判を繰り広げて『実は私はこんなにバカなんです』とカミングアウトしている」
こう安倍首相にいったと、新潮45(2月号)に誇らしげに書いたのは産経新聞阿比留瑠比論説委員である。
それから、わずか2カ月。どちらがバカだったか、彼に聞いてみたいものである。
27日に行われる佐川喚問が終われば、次は安倍昭恵を国会へ呼べとなるだろうが、それは絶対避けたい安倍首相は離婚を考えているとフライデーが報じている。
フライデーによれば、安倍のアドバイザーであるナベツネ(渡邊恒雄読売新聞主筆)が、安倍と会食しているとき、「昭恵と離婚しろ。日本国のことをもっと考えろ」と進言したというのだ。
自民党関係者は、その続きがあると話す。
「後日、安倍さんが母・洋子さんに、『ツネさんに離婚しろと言われちゃったよ』と苦笑いしながら報告したそうです。すると、洋子さんは『昭恵さんをここへ呼びなさい』と気色ばんだ。その時、たまたま昭恵さんも家にいたんだそうですが、気配を察知したのか逃げてしまったそうです」
火のないところに煙は立たない。これだけ離婚情報が出てくるということは、どこかに火元があるに違いない。
森友学園問題で、佐川宣寿前国税庁長官が3月27日に証人喚問される。
どうせ、佐川は、「訴追される可能性があるので、お答えは差し控えたいと思う」を連発することだろう。
「官邸もそれを見越していて、杉田さん(和博内閣官房副長官)は“こちらにとっては都合がよい”とオフレコで漏らしています」(政治部デスク=新潮)
なぜなら、来年度予算案が29日に自然成立するからだ。そうなれば、またぞろダンマリを決め込めば、30%台すれすれまで急落した内閣支持率も戻ってくると読んでいるからであろう。
だが、そう目論んでいても、安倍を吹っ飛ばす爆弾は数多あるというのが、新潮、文春の見方だ。
その一つが、3月7日に自殺した近畿財務局の男性職員が残していた「遺書」である。
「NHKが19時からの全国ニュースで遺書の内容を報じた。具体的には、〈決裁文書の調書の部分が詳しすぎると言われ上司に書き直させられた〉〈勝手にやったのではなく財務省からの指示があった〉〈このままでは自分1人の責任にされてしまう、冷たい〉などの言葉が並んでいたというのだ」(新潮)
いま一つは、いまだに責任をとらない麻生財務相への風当たりが、自民党内からも激しくなっていることだ。
クライマックスは、佐川氏の逮捕になる。大阪地検特捜部は、「喚問から10日後までに1回目の事情聴取。更に間隔を開けて2回目の聴取がある。そのあとに近畿財務局や佐川の自宅をガサ入れし、逮捕に踏み切るでしょう」(在阪の司法キャップ)。
大阪高検の検事長に、イトマン事件などに関わったやり手の上野友慈氏がなったことも、大阪地検のやる気を引き出しているそうだ。
そして最大の安倍にとっての爆弾は、妻の昭恵であること間違いない。何しろ文春によれば、行きつけのバーの常連客から「首相夫人という立場では本当は言えないことがあるのでは」と問われ、「うん、ある」と答えたという。
籠池夫妻を含めて、昭恵のお友だちから1年間で、5人の逮捕者が出ている。それにもかかわらず、昭恵は常々、「私には首相夫人という立場がある。何かやろうとする時は利用していいよ」といっているのだ。
森友学園や加計学園問題が起きても、首相側近といえども、直接事情を聞くことはできない。安倍を通じて聞くことになるが、その安倍でさえ、「昭恵には怖くて聞けない」とこぼしているという。
安倍ベッタリの産経新聞でさえ、3月21日付で、田北真樹子記者が「昭恵氏の不適切な言動は、政府・与党内だけでなく安倍首相を支持する層にも疑問符を広げ、政権の足を引っ張りつつある。首相夫人に対して大変僭越ながら、ここは行動を自粛なさってはいかがだろうか」と書かざるを得なくなっているのだ。
ポスト安倍に、小泉進次郎以外に人材がいないことも確かだが、秋の総裁選に安倍が出られないということも確かなようだ。
今週の現代が、政治部記者50人に「緊急アンケート」をとり、安倍は辞めるのか、辞めないのか聞いている。
私は、こういう企画には首を傾げざるを得ない。もやは、安倍が辞めるのかどうかではなく、辞めさせなくてはいけないのだ。
これだけウソをつき続け、国民をだまし続けてきた人間を、われわれのリーダーと認めることはできない。
もし、安倍が辞めず、秋の総裁選で三選を勝ち取ったら、それは日本人が安倍という魔物に負けたことを意味するのだ。
記者の中で、朝日新聞の30代の記者が聞き捨てならないことをいっている。
「6月に国会が閉じれば、森友問題は過去の話に」なるというのだ。ふざけるなである。
あれだけ安倍にバカにされ嫌味をいわれたのに、ようやく改ざん問題をスクープして一矢を報いたのに、バカなことをいうのでない、と、私は腹を立てている。
記者の7割が三選はないといっている。当然であろう。後はどういう形で、安倍にとどめを刺すか。メディアの真価が問われている。
今週の第1位は、ビートたけしの独立問題と、文春で発表した小説をどう評価するのか、それらをまとめて1位にした。
私はテレビに出ているビートたけしが嫌いだ。第一、耳が悪いから、あの滑舌の悪いしゃべりのほとんどを聞き取ることができない。
時には、ボリュームを上げて聞いてもみるが、特段、面白いことも、ユニークな切り口があるわけでもない。
そんなたけしを、テレビ局が珍重する理由が私にはわからない。彼の映画もずいぶんと見た。処女作『その男、凶暴につき』(1989年)は面白かった。何の理由もなく人を撃ち殺す“不条理”さが新鮮だった。
先日公開された『アウトレイジ 最終章』まで何本か見たが、一部を除いて感心したものはない。
俳優としても多くの映画やテレビドラマに出演しているが、04年に封切られた梁石日原作の『血と骨』(崔洋一監督)で演じた、暴力の権化のような在日朝鮮人役は、凄まじくよかった。
だが、私は、彼のよさは書くことにあるのではないかと思っていた。ポストの連載は語りだが、毎週読んでいるし、だいぶ昔に『あのひと』(新潮文庫)も読んだことがある。
最近出した恋愛小説『アナログ』(新潮社)は未読だが、今週、文春で80枚を書き下ろした『ゴンちゃん、またね。』は、さっそく読んでみた。
ソープランドや歯科医の待合室に置いてある雑誌で、インタビューのまとめをしている小説家志望の男と、ゴンという柴犬の触れ合いを、飾りのない文章で描いた中編である。
よほど犬が好きだと見える。今度、独立して個人事務所を開いたが、それが「T.Nゴン」という。
物語というには起伏がないが、インタビュー相手が「マサイ族になった元厚生省事務次官」「暴力団からオカマになった親分」など、たけし独特の黒い笑いや、彼の舞台裏を入れ込みながら、読ませる。
私の家にいる寝たきり老犬も柴とラブの雑種(ゴンは血統書付き)だから、主人公のゴンに対する思い入れはよくわかる。
小説についてはこれくらいにしよう。彼が71歳になって、所属プロダクション「オフィス北野」から独立して愛人と事務所を構えたことが話題である。
彼には元漫才師の妻・幹子さん(67)がいるが、堂々と愛人と事務所を作るということの意味するところは、「愛人の居場所を用意してやった」ということになるようだ。
資産100億ともいわれるたけしだから、妻とカネで揉めることはないのだろう。
新潮によれば、この愛人とは、世田谷にある一戸建ての豪邸で一緒に暮らしているそうだ。
愛人は横井喜代子さん(仮名)といい、50歳代前半で、もともとは銀座のホステスをしていたという。
だが、漫才結成当時からたけしを知る元テレ朝の皇(すめらぎ)達也氏は「このままだと、たけしの才能がその女性のせいで潰されてしまう」と心配しているようだ。
それに、独立前後から、カネに恬淡としていたたけしが、「オフィス北野の社員がもらっている給料の額や、会社の株のこと」を気にするようになってきたという。
皇氏は、これまでおカネのことや、描いた絵についても、たかだか芸人が描いた絵なんて売るもんじゃないといっていたのに、そうなったのは愛人にマインドコントロールされているからだ、「一刻も早くマインドコントロールを脱して、元のたけしに戻って欲しい」というのだ。
いいではないか、たけしももうすぐ後期高齢者である。愛人と「終活」を始めようとしているのではないのだろうか。うらやましいとは思わないが、たけしらしいといえば彼らしい、人生のしまい方ではないか。
私が気になるのは、フライデー編集部が襲撃されるきっかけになった時の彼の愛人は、当時は女子大生だったと思う。彼女との間には子どももいたはずだが、彼女はどうしているのだろうか。
ポストで、たけしは今度の騒動についてしゃべっている。
それによると、今度の独立は、オフィス北野への不満が溜まりに溜まってきたということのようだ。
「正直なところ、スタッフやら軍団以外のタレントも増えて、そっちがブクブク膨らんでいって、一方で肝心の軍団のメンバーが食えなくてヒーヒー言ってる状況があった。結局、オイラがジャンジャン稼いできても、そいう本来大事にしたいところが上手くいってない感じが続いていたんだよ。
本当ならマネージャーやらスタッフはそういうタレントたちに仕事を持ってきて、それぞれが自立していかなきゃいけない。
それがスジだろう。なのに結局オイラに依存したままで、売れっ子をほとんど作れなかった。そいう地道な仕事をしないで遊んでるヤツラを食わせるためにオイラが70過ぎてガンガン働いてる状態ってのは、とても健全な組織とはいえねェよ」
愛人については、「昔と違ってすっかりポコチンも勃たなくなったオイラにとっちゃ、その人を『愛人』なんて言われること自体が不本意だ。もちろん向こうはオイラのことを好きなんだとは思うけど、そんな風にレッテル貼りされちゃたまんない」。
たけしによれば、彼女はカネ目当てではなく、ホテル業界のスーパーバイザーとしてビックリするような大金が動く契約を取って来たりしているから、「オイラの持ってるカネなんて、その人にとっちゃ眼中にないと思うね」と、庇っている。
年間10億稼ぐたけしほど彼女は稼いではいないと思うが、どうやらたけしはこの愛人にホの字のようだ。
ポコチンが勃とうが勃つまいが、愛人であることは間違いないが、相当入れ込んでいること間違いない。
まあ、仲良くやっておくれ。
【巻末付録】
ポストから。「女はなぜ乳首を隠したがるのか?」。私は乳首にはほとんど興味はない。
お次は三和出版というところから出ていた「PHOTO MAGAZINE KARAMI」という写真集から袋とじ「KARAMIの女神たち」。「再びブーム到来の予感 彼女がハイレグにきがえたら」。
現代は、「浅川梨奈 フレッシュSEXY」「仁支川峰子 貫録の女優ヌード」。袋とじは「お尻好きの皆さん、これは事件です! 人気グラドル 倉持由香」。100cmナマ尻を大開放だそうだ。
残念ながら、これはというものはない。このところ両誌ともに力が入っていないSEXYグラビアだが、いいものがないなら無理してやることはあるまい。
2、3週やらずに、読者に飢餓感を持たせて、ドカーンとやる方が、売り上げにも好結果が出るように思うが、いかがだろう。
というわけで今週は引き分け。
(文=元木昌彦)
『わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?