でたらめな子育てサイトに引っかからないための2つのコツ

※この記事はメタモル出版ウェブサイトに掲載されていた森戸やすみさんの連載「小児科医ママの子どものケアきほんの『き』」を再掲載したものです

 子どものいる方は、家事に子育て、人によっては仕事も並行してやっているから、時間がいくらあっても足りません。だから、子どものケアについての情報収集はスマホでするという人は多いでしょう。そして、スマホで検索して上位に出てくるものを参考にしてしまうかもしれません。

 ところが、検索すると上位に表示されるのは、でたらめな記事の多い子育てサイト・ママ向けサイト・健康サイトなどです。正しい情報から順に表示されるわけではありません。

特にコラムサイトをまとめたキュレーションサイトには、間違った情報があまりにもたくさん掲載されています。情報を精査するなどのコストをまったくかけずに、センセーショナルな記事でPVを稼げば、儲かるからでしょう。

 では、おかしな子育て情報に引っかからないようにするには、どうしたらいいでしょうか。ネット検索しないというわけにはいかないでしょうから、わかりやすい2点をあげてみます。

1☆誰が書いたのか/取材・監修を依頼しているかをチェック
 たとえば、よく「母乳にはお母さんの食べたものがダイレクトに出る」、「粉ミルクを飲んでいるとIQが低くなる」などという記事があります。しっかり読んでみると、専門家に取材も監修も依頼していなくて、根拠を示してもいない主観だけの記事だったりします。

 これらのサイトの多くには、「ママ(パパ)ライターになりませんか?」というような募集がよく掲載されています。つまり、ライターとしての経験を積んでいない人が記事を書いているわけです。それでも記事の内容が、子育て体験記やお出かけスポットなどのことならいいかもしれません。

 でも、健康に関わる記事は、アルバイト感覚で気軽に書いてはいけません。うっかり「予防接種は受けずに、感染症になった子から移してもらおう」というような記事を書いてしまって、どこかの子が合併症に苦しんだり、後遺症が残ったりしたら誰が責任を持つのでしょうか?

 ですから、まずはどういう人が書いているのかを確かめましょう。素人のライターさんが、ネットの情報や画像を拾ってきてまとめたものだったら信用してはいけません。書いた人の署名があって、所属や経歴がきちんとあって、ライターさん自身が専門家であるか、または専門家に取材や監修の依頼をしていれば一考の価値ありです。が、それでも安心できません。

2☆誰に取材・監修を依頼しているかをチェック
 次に、その取材や監修の人選はどうかをチェックしましょう。その専門家は、その分野で多くの同業者から支持されているでしょうか? はっきりした根拠を提示しているでしょうか? 専門家の資格はあっても、根拠もなくただ極端なことを言っている人たちもいます。

 たとえば先日、あるママサイトに、医者が書いた本をもとに「赤ちゃんへのビタミンK投与」を否定するような記事が掲載され、多くの医療関係者や一般の方たちから批判が殺到し、記事が削除されるということがありました。

 出生後すぐの赤ちゃんにビタミンKを与えることは、とても重要です。ビタミンKは、胎内でお母さんからもらいにくく、母乳中にも少なく、赤ちゃん本人が作ることも難しいからです。乳児期早期にビタミンK欠乏症になると、8割以上の子が頭蓋内出血を起こします。こういったことは基礎研究・臨床研究でわかっており、ビタミンK製剤の効果が高いという国際的なコンセンサスもあるのです(※1)。ビタミンK投与などを真っ向から否定する医者がいたら新鮮に思えるかもしれませんが、あまりにも危険です。

 このように記事の内容によっては人の命にも関わります。他の専門家が言う以上の科学的な根拠を示せない突飛な意見には従わないようにしましょう。

 このような子育てサイトで、子どもに健康被害が出かねない記事を見つけ、運営会社に苦情のメールを送ったこともありますが、検証したり訂正記事を出したりすることはなく、あっさり記事が削除されるだけでした。

 そのほか、「さまざまな意見を載せる方針なので」と答えたサイトもありました。しかし、両論併記すればいいというものではありません。「一般的な根拠のある説」と、「極端な根拠のない説」を同等の正しさがあるように載せて、いろんな意見があると言い逃れするのはおかしなことです。 では、編集という職業がある意味は、メディアとしての責任はどうなるのでしょうか。

 「病院での出産、助産院、自宅、どれもチョイスだよね」ではないのです。現代では圧倒的に病院での出産が多く、自宅分娩の減少とともに乳児死亡率は激減しました。当然ですが、これは赤ちゃんが丈夫になったのではなく、医療が発達し、病院での出産で命を救えるようになったからです。助産院や自宅での出産について記事を書く場合には、どんなリスクがあり、緊急時にはどんな対応方法があるのかまで正確に載せないといけません。

 同様に、離乳食について「早ければ早いほどいい」「厚労省がすすめるように生後5~6か月頃からがいい」「遅ければ遅いほどいい」という説を同じ土俵に乗せてはいけません。以前、アメリカで離乳食を早く開始することが流行した結果、喘鳴を起こす子が増えたり、月齢が小さいうちは母乳やミルク以外のものはむしろ有害といったことがわかったりして廃れました。一方、1~2歳まで離乳食をあげずに母乳だけにすると、母乳性貧血や栄養不足になる危険性が高く、アレルギーの予防にもならないのです。ですから、確実に生後5~6か月からは離乳食が必要だという「事実」があるわけで、いろんな「意見(正解)」があるわけではありません。

 お子さんのアレルギーが心配なときに「離乳食を遅らせればアレルギーを防げる」という記事を見たら、信じたくなるかもしれません。予防接種を受けるなんて痛そう、同時に何本も打つなんてかわいそうと感じているときに「ワクチンはいらない」なんて記事を見たら、予防接種をしないでいることを正当化できそうな気がします。でも、願望と事実は違うものです。

 かわいいお子さんを守るために、突飛な説や目新しい説に惑わされず、ぜひ情報を選ぶ技術を身につけてくださいね。

(*1)http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/saisin_110131.pdf

☆こちらの記事もぜひお読みください☆

ヨミドクター 宋美玄のママライフ実況中継「トンデモ情報の寄せ集め? コラムサイトにご用心」

messy 脅迫と無責任。育児系デマの温床「トンデモ・ママサイト」徹底比較、一番ヒドイのはどれ?

新装版 小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK(内外出版社)

大爆死の『anone』、主演・広瀬すずは“迷走脚本”の犠牲者か? 坂元裕二氏は責任を取って!? ドラマ休養宣言!

 ヒットした『Mother』(2010年)、『Woman』(13年)に続く、日本テレビと人気脚本家・坂元裕二氏とのタッグによる第3弾ドラマ『anone』(広瀬すず主演)が壮絶な大爆死を遂げた。

 同ドラマは、21日に最終回(第10話)を迎え、視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまった。全話平均は6.16%で、フジテレビ月9ドラマ『海月姫』(芳根京子主演)の平均6.14%を僅差で上回り、今期の民放プライム帯の連ドラの中で視聴率最下位は辛うじて免れた。ほぼ毎クール、2ケタ台をマークしている日テレの「水曜ドラマ」としては、13年10月期『ダンダリン 労働基準監督官』(竹内結子主演)の7.5%以来、約4年ぶりの惨状になってしまった。

「坂元氏の作品は奥深くつくり込まれているため、熱狂的なファンが多い。その一方で、昨今ライト感覚のドラマを求める視聴者が増えており、なかなか坂元作品が数字に結びつかなくなってきていました。ただ、『anone』に関しては、ストーリーが複雑すぎる上、あっちこっちに飛んでしまって、ファンでさえ、ついていくのが難しい作品でした、これでは、坂元ファンでない人は確実に脱落してしまいます。映画ならいざしらず、正直、今作は、連ドラとしてはつくり込みすぎて、“失敗作”と言われても致し方なさそう。“10代最後の連ドラ主演”となった広瀬は、ショートカットにして、役作りする意欲を見せて臨みましたが、メインストーリーに登場してくるのは常に田中裕子で、広瀬は“名ばかり主演”でした。それで、低視聴率の責任をかぶらなければならないのですから、ある意味“犠牲者”とも言えそうです」(テレビ誌関係者)

 これで、坂元氏が脚本を担当した連ドラは、15年1月期『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)、16年1月期『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(同)、17年1月期『カルテット』(TBS系)、そして『anone』と4作連続で、平均視聴率が2ケタ台に届かなかった。しかも、『anone』は屈辱の6%台に終わってしまったのだ。

 放送を終えて、坂元氏は自身のInstagramで、“ドラマ休業”を発表した。その主たるコメントは「4年連続で1月期の連ドラを書きました。来年の1月はありません。これにてちょっと連ドラはお休みします。4年前にそれを決めて、周囲にもそう話して、ずっと今日を目指して来ました。また、いつか連ドラの世界に帰ってきたいと思いますが、ひとまずはありがとうございました。今後は色んなことに挑戦し、秋には舞台をやったりするので、またぜひ。朗読劇もまた新しいのをやりたいし、満島(ひかり)さんと約束したチェロの映画も書きたいし、いつも見てくれてた瑛太さんとも、今度はあまり間を置かずに、お仕事できるといいなと思います」といった内容で、ドラマ以外の活動は続けるようだ。

 坂元氏本人のコメントでは、4年前に決めていたとのことで、「悪かった視聴率の責任を取る」というわけではないようだが、さすがに人気脚本家でも、これだけ低視聴率が続けば、精神的に参ってしまうだろう。坂元作品を求めるファンは多いだけに、近い将来、ドラマの世界に戻ってきてほしいものだ。

 広瀬は、連ドラ初主演作となった15年1月期『学校のカイダン』に続き、主演ドラマが2作連続で1ケタ台。17日に公開された主演映画『ちはやふる-結び-』は第1週の週末2日間で、動員21万人(興行通信社調べ)、興行収入2億5700万円(同)と好スタートを切ったが、ドラマでは結果がまだ残せていない。1年後には、ヒロインを演じる、NHK連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』がスタートするだけに、それまでに“ドラマ女優”として、人気を上げておきたいところだが……さて。
(文=田中七男)

貴乃花親方が心酔する「ほとんどカルト」な“新興宗教”元信者のテレビ局への出入りをキャッチ!

 大相撲春場所9日目、3月19日の大阪・エディオンアリーナで、付け人の力士への暴行が発覚した十両・貴公俊(たかよしとし)が休場した。通常は場内アナウンスで休場を告げる際、ケガなどの理由も述べるが、今回は何も説明のないものだった。

 元横綱・日馬富士の暴行事件では先輩の貴ノ岩が被害者となり、相撲協会を強く追及していた貴乃花親方だったが、今度は皮肉にも監督責任を問われる側で、連日の職務放棄状態に加えて批判を受けている。

 そんな中、あるテレビ局には、貴乃花親方についてなんらかの情報を知る人物が出入りしていることがわかったのだが、それがなんと宗教団体の元信者だというから驚きだ。話をキャッチしたテレビ関係者に聞いた。

「問題を起こしたのが、よりによって貴公俊なんですよね。彼は角界初の双子関取で、弟に貴源治がいますが、彼らのしこ名は貴乃花親方の後援者である龍神総宮社という新興宗教の運営者、辻本源冶郎と辻本公俊から付けたものだと言われています。龍神総宮社は1970年代ごろから存在する宗教団体で、貴乃花親方は大阪場所の宿舎にしているほど親密ですが、テレビ界ではちょっとした有名人。昔、ここの代表は心霊番組に出て心霊写真を鑑定、それが歴史上の人物の霊だと言ったり、スタジオに落ち武者の霊がいるとか、自分は毘沙門天の生まれ変わりだと言って、もろに霊感ブームの便乗商法みたいなことしていたんですから」

 龍神総宮社については宗教ウォッチャーに聞いても「ほとんどカルト団体みたいなもの」という回答があった。

「ホームページで『ガンが治った!』とする信者の声を紹介していて、際どい霊感商法の色が強い団体です。敷地前に派手な看板を立てて、光のようなものが写った写真を証拠に『ここは神様が実存する!』なんて掲示しているのを見ても、およそ察しがつくでしょう」

 龍神総宮社が開催した恒例の福豆まきイベントには過去、横綱・白鵬が参加していたのだが、その後の暴行騒動の際、龍神総宮社の代表者はモンゴル側と対立した貴乃花親方をテレビ番組で強く擁護。また、メディアで今回の暴行現場を見て「親方と貴公俊、付け人がみんな泣いてた」と美談じみた話をしているタレントのせんだみつおも、この豆まきイベントの参加者だ。

 ほか、過去には小柳ルミ子や左とん平、清水アキラらが参加しており、タレント人脈を広げていた印象もある。そんな内情を知っていそうな「元信者」が、テレビ局に出入りしていたのだから、気になる動きだ。

 貴公俊は3月18日の取組後、支度部屋で付け人に暴言を吐きながら、顔を何度も殴打していたところを目撃され、2歳年上の被害者は顔が腫れ、血まみれになりながらトイレで吐いていたという。暴行のきっかけは、付け人が貴公俊に出番のタイミングを伝えるのが遅れたためだといわれるが、その付け人は貴公俊が十両に上がった今場所から付いたばかりだった。角界関係者からは、こんな話も聞かれる。

「貴乃花部屋は人不足で、付け人が足りないんです。そういうとき他の部屋から人を借りるものですが、貴乃花親方の行動がいちいち不可解で極端に孤立していて、関わりを避ける部屋が続出している」

 少し前まで世間から革命児のようにもてはやされた貴乃花親方だが、身勝手にしか見えない言動は次第に理解を得られなくなっており、その原因には宗教団体への入れ込みも疑われつつある。そのあたりの情報を知っているかもしれない龍神総宮社の元信者。テレビ局で、どんな話を提供したのかが気になるところだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)