韓国で悪魔的“親族間の性暴力”が止まらない! 「人面獣心」たちの非道ぶり

 韓国で、親族間の性暴力が多発している。しかも、その内容も悪魔的だ。

 例えば、50代の男性A氏は、実の娘にわいせつ行為を働き、わいせつ動画をネット配信させたとして逮捕された。

 仁川桂陽(インチョン・ケヤン)警察署によれば、A氏は娘が高校2年生だった2012年から今年1月まで、約6年間に渡って娘にわいせつ行為を働いた。A氏は、障害を持つ妻が寝ている隙を見計らって犯行を重ねていたため、妻は娘が受けた被害に、まったく気づいていなかったという。

 さらに昨年7月からは、2カ月間に渡って成人向けライブチャットへの出演も強要。視聴者の要求通りに服を脱がせて荒稼ぎし、無職のA氏はそのお金を生活費に充てていたらしい。

 A氏は容疑を否認しているが、警察関係者は、娘が父に厳罰を科すことを強く求めていると伝えている。

 また、最近はこんな事件も起こった。

 30代の男性B氏は16年11月にフィリピン出身の妻と婚約し、その連れ子と3人で生活を開始。同年末からは、妻の父と兄、妹もフィリピンから呼び寄せ、自宅で共同生活を送るようになった。

 事件は結婚式を4日後に控えた2月14日に起こった。

 B氏は妻をフィリピン国籍の同僚とともにホテルに泊め、明け方に一人で帰宅。妻の連れ子と一緒に寝ていた義理の妹にわいせつ行為を働いた。B氏は義理の妹が動揺する姿を見ると、自分の部屋に連れていき、力ずくで押さえつけて強姦したのだった。

 B氏は「抵抗しなかったので合意があったと思った」と供述。一審では、B氏が161.8cm、67kgの小柄な体格であるため抵抗できた可能性があったことや、事件の翌日にB氏と義理の妹が2人っきりで外出していたことなどを理由に、無罪が言い渡された。

 しかし2審では、「親族間の性暴力事件では、被害を明かさず普段通りに生活することは珍しいことではない」として、結婚式を控えた姉と姪のために自身を犠牲にしたという義理の妹の供述に信ぴょう性があると認められ、B氏に懲役7年と120時間の性暴力治療プログラムが課せられた。

 このほかにも、実の娘2人が寝ている隙に父がわいせつ行為を働いた事件や、3年間にわたって実の妹2人に兄が性暴力を加えた事件など、韓国では親族による性犯罪が絶えない。

 実際、韓国大検察庁が発表した統計によれば、同犯罪の数は14年637件、15年688件、16年730件と年々増加している。しかも、それはごく一部にすぎず、性犯罪全体の被害親告率が10%未満と言われる中でも、親族による被害の親告率は特に低いという。

 それでも最近は、韓国で#MeToo運動が盛り上がる中、声を上げる被害者も増えているが、韓国で親族間の性暴力が絶えないのはなぜなのか。

 韓国の専門家たちは、その一因に、大人たちに対する性教育が不足していることがあると指摘する。性暴力サポートセンターなどを運営する社会団体「タックティーンネイル」のイ・ヒョンスク常任代表も、こう話している。

「オランダでは成人を迎えると、成人として守るべき義務について教わります。韓国では父母に対する教育を学校で行っていますが、忙しさなどを理由に出席率が低い。父母教育を受けなければペナルティーを受けるなど、システムを強化する必要があります」

 韓国で増え続ける親族間の性暴力。早急に対策が打たれ、“人面獣心”による事件が根絶されることを願うばかりだ。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・いま韓国で盛り上がっている「MeToo運動」。芸能人・著名人らが告発された理由は?
http://s-korea.jp/archives/30329?zo=1
・女性被害者に対して嫌悪感丸出し!? 韓国警察の暴言が酷すぎる…!!
http://s-korea.jp/archives/24341?zo=1

韓国で悪魔的“親族間の性暴力”が止まらない! 「人面獣心」たちの非道ぶり

 韓国で、親族間の性暴力が多発している。しかも、その内容も悪魔的だ。

 例えば、50代の男性A氏は、実の娘にわいせつ行為を働き、わいせつ動画をネット配信させたとして逮捕された。

 仁川桂陽(インチョン・ケヤン)警察署によれば、A氏は娘が高校2年生だった2012年から今年1月まで、約6年間に渡って娘にわいせつ行為を働いた。A氏は、障害を持つ妻が寝ている隙を見計らって犯行を重ねていたため、妻は娘が受けた被害に、まったく気づいていなかったという。

 さらに昨年7月からは、2カ月間に渡って成人向けライブチャットへの出演も強要。視聴者の要求通りに服を脱がせて荒稼ぎし、無職のA氏はそのお金を生活費に充てていたらしい。

 A氏は容疑を否認しているが、警察関係者は、娘が父に厳罰を科すことを強く求めていると伝えている。

 また、最近はこんな事件も起こった。

 30代の男性B氏は16年11月にフィリピン出身の妻と婚約し、その連れ子と3人で生活を開始。同年末からは、妻の父と兄、妹もフィリピンから呼び寄せ、自宅で共同生活を送るようになった。

 事件は結婚式を4日後に控えた2月14日に起こった。

 B氏は妻をフィリピン国籍の同僚とともにホテルに泊め、明け方に一人で帰宅。妻の連れ子と一緒に寝ていた義理の妹にわいせつ行為を働いた。B氏は義理の妹が動揺する姿を見ると、自分の部屋に連れていき、力ずくで押さえつけて強姦したのだった。

 B氏は「抵抗しなかったので合意があったと思った」と供述。一審では、B氏が161.8cm、67kgの小柄な体格であるため抵抗できた可能性があったことや、事件の翌日にB氏と義理の妹が2人っきりで外出していたことなどを理由に、無罪が言い渡された。

 しかし2審では、「親族間の性暴力事件では、被害を明かさず普段通りに生活することは珍しいことではない」として、結婚式を控えた姉と姪のために自身を犠牲にしたという義理の妹の供述に信ぴょう性があると認められ、B氏に懲役7年と120時間の性暴力治療プログラムが課せられた。

 このほかにも、実の娘2人が寝ている隙に父がわいせつ行為を働いた事件や、3年間にわたって実の妹2人に兄が性暴力を加えた事件など、韓国では親族による性犯罪が絶えない。

 実際、韓国大検察庁が発表した統計によれば、同犯罪の数は14年637件、15年688件、16年730件と年々増加している。しかも、それはごく一部にすぎず、性犯罪全体の被害親告率が10%未満と言われる中でも、親族による被害の親告率は特に低いという。

 それでも最近は、韓国で#MeToo運動が盛り上がる中、声を上げる被害者も増えているが、韓国で親族間の性暴力が絶えないのはなぜなのか。

 韓国の専門家たちは、その一因に、大人たちに対する性教育が不足していることがあると指摘する。性暴力サポートセンターなどを運営する社会団体「タックティーンネイル」のイ・ヒョンスク常任代表も、こう話している。

「オランダでは成人を迎えると、成人として守るべき義務について教わります。韓国では父母に対する教育を学校で行っていますが、忙しさなどを理由に出席率が低い。父母教育を受けなければペナルティーを受けるなど、システムを強化する必要があります」

 韓国で増え続ける親族間の性暴力。早急に対策が打たれ、“人面獣心”による事件が根絶されることを願うばかりだ。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・いま韓国で盛り上がっている「MeToo運動」。芸能人・著名人らが告発された理由は?
http://s-korea.jp/archives/30329?zo=1
・女性被害者に対して嫌悪感丸出し!? 韓国警察の暴言が酷すぎる…!!
http://s-korea.jp/archives/24341?zo=1

元首相、ジャニーズ……ムロツヨシの華麗なる“人たらしの才能”は複雑な生い立ちにあり!?

 俳優・ムロツヨシの勢いが止まらない。現在は7本のCMに出演し、今年公開される映画3作品に出演が決定。3月14日には『TOKIOカケル』(フジテレビ系)でジャニーズ関係の華麗な交友関係を披露し話題となり、3月17日には『サワコの朝』(TBS系)にて複雑な生い立ちをカミングアウト。放送直後からTwitterでトレンド入りするほどの話題となっている。

 ムロは『サワコの朝』にて自身の両親が4歳の時に離婚したことを明かし、親権は父親が取ったものの、他の女性のところに行ってしまったために5歳上の姉と一緒に親戚に預けられて育ったとトーク。母親については、父親とケンカしていた記憶があると淡々と語り、続けて「実の母の後ろ姿にトランクに服を詰めている記憶はあります。なんか残るんですね。強い記憶は」「実の母と会いたいという気持ちがないんです」と波瀾万丈な幼少時代を送っていたことを感じさせる発言をしている。

また、父に関しては恨んでいないようで「ずっと嫌いじゃなかったんですよ。軽蔑もしていないです。楽しそうに生きているんだな、この人は」「仕事が大工でかっこよかった」とも語っていた。

「ムロさんが空気を読むのが上手で、人の懐にスッと入り込んでいける力を持つのは、小さい時に親が近くにおらず、他人の中で気を使って生活していたからなのでしょう。壮絶な生い立ちだと思いますが、恨み言を言わずニコニコと話せるのは相当な人格者だと思います。実際、ムロさんは共演者だけでなく、スタッフなどの裏方にも腰が低く丁寧。人間ができていると評判です」(芸能事務所勤務)

 そんなムロゆえに、いわゆる“人嫌い”と言われる難しいタイプの人間も心を開かせることができるという。

「『TOKIOカケル』でムロさんはKinKi Kidsの堂本剛さんやV6の森田剛さんと親交があると語り、TOKIOメンバーが驚いていました。ジャニーズ内において堂本さんと森田さんはシャイで人見知りのため、先輩でもプライベートでなかなか仲良くなれない人物として有名なんです。それゆえ国分太一さんや松岡昌宏さんが感心してましたね」(週刊誌記者)

 また、ムロは同年代だけでなく、年配世代の大物もきっちり押さえている。

 ムロは2005年に公開された映画『交渉人 真下正義』で共演した小泉孝太郎と仲良くなり、実家に遊びに行ったところ、なんと小泉純一郎元首相と遭遇。緊張するどころか持ち前の人懐っこさで小泉元首相とも仲良くなり、今では正月に小泉家にあいさつに行くのが恒例になっているという。

「本当に恐れ入る人脈の持ち主ですが、本当に苦労人なんですよね。芸名にも泣ける話があって、ムロさんが『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した時、ムロツヨシという芸名は、『今はどこにいるかわからない母親に迷惑がかからないように考えた』と明かして黒柳さんを泣かせていましたよ」(テレビ局勤務)

 小さい頃の壮絶な体験で鍛えられた人間力に抜群の演技力&トーク力、幅広い人脈……、ムロが芸能界を席巻する日も近いのかもしれない。

元首相、ジャニーズ……ムロツヨシの華麗なる“人たらしの才能”は複雑な生い立ちにあり!?

 俳優・ムロツヨシの勢いが止まらない。現在は7本のCMに出演し、今年公開される映画3作品に出演が決定。3月14日には『TOKIOカケル』(フジテレビ系)でジャニーズ関係の華麗な交友関係を披露し話題となり、3月17日には『サワコの朝』(TBS系)にて複雑な生い立ちをカミングアウト。放送直後からTwitterでトレンド入りするほどの話題となっている。

 ムロは『サワコの朝』にて自身の両親が4歳の時に離婚したことを明かし、親権は父親が取ったものの、他の女性のところに行ってしまったために5歳上の姉と一緒に親戚に預けられて育ったとトーク。母親については、父親とケンカしていた記憶があると淡々と語り、続けて「実の母の後ろ姿にトランクに服を詰めている記憶はあります。なんか残るんですね。強い記憶は」「実の母と会いたいという気持ちがないんです」と波瀾万丈な幼少時代を送っていたことを感じさせる発言をしている。

また、父に関しては恨んでいないようで「ずっと嫌いじゃなかったんですよ。軽蔑もしていないです。楽しそうに生きているんだな、この人は」「仕事が大工でかっこよかった」とも語っていた。

「ムロさんが空気を読むのが上手で、人の懐にスッと入り込んでいける力を持つのは、小さい時に親が近くにおらず、他人の中で気を使って生活していたからなのでしょう。壮絶な生い立ちだと思いますが、恨み言を言わずニコニコと話せるのは相当な人格者だと思います。実際、ムロさんは共演者だけでなく、スタッフなどの裏方にも腰が低く丁寧。人間ができていると評判です」(芸能事務所勤務)

 そんなムロゆえに、いわゆる“人嫌い”と言われる難しいタイプの人間も心を開かせることができるという。

「『TOKIOカケル』でムロさんはKinKi Kidsの堂本剛さんやV6の森田剛さんと親交があると語り、TOKIOメンバーが驚いていました。ジャニーズ内において堂本さんと森田さんはシャイで人見知りのため、先輩でもプライベートでなかなか仲良くなれない人物として有名なんです。それゆえ国分太一さんや松岡昌宏さんが感心してましたね」(週刊誌記者)

 また、ムロは同年代だけでなく、年配世代の大物もきっちり押さえている。

 ムロは2005年に公開された映画『交渉人 真下正義』で共演した小泉孝太郎と仲良くなり、実家に遊びに行ったところ、なんと小泉純一郎元首相と遭遇。緊張するどころか持ち前の人懐っこさで小泉元首相とも仲良くなり、今では正月に小泉家にあいさつに行くのが恒例になっているという。

「本当に恐れ入る人脈の持ち主ですが、本当に苦労人なんですよね。芸名にも泣ける話があって、ムロさんが『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した時、ムロツヨシという芸名は、『今はどこにいるかわからない母親に迷惑がかからないように考えた』と明かして黒柳さんを泣かせていましたよ」(テレビ局勤務)

 小さい頃の壮絶な体験で鍛えられた人間力に抜群の演技力&トーク力、幅広い人脈……、ムロが芸能界を席巻する日も近いのかもしれない。

850キロの物体が地表に直撃!? 制御不能の中国製宇宙ステーション落下時期と地点の詳細予測が発表される

 制御不能に陥っているとされる中国の軌道上実験モジュールで、中国初の宇宙ステーションとも呼ばれる「天宮1号」が地上に落下する見通しであることについては、本サイトでも既報であるが(参照記事)、このたび落下時期とその場所について、より詳細な予測が発表された。

 ESA(欧州宇宙機関)によると、天宮1号が地上に落下するのは3月29日から4月9日の間になる見通しだ。昨年11月時点では、ESAは落下時期の見通しを今年1月から3月の間としていた。今回更新された予測時期は、少し後ろにずれたものの、より幅が絞られたものとなっている。

 また、昨年11月時点では「北緯43度から南緯43度までの間」とされていた落下地点については、「北緯・南緯のそれぞれ43度線付近が最も可能性が高い」に予測が絞られた。ちなみに北緯43度周辺には札幌や釧路、北京、ニューヨーク、バルセロナ、ローマ、南緯43度にはクライストチャーチなどの各国主要都市が存在する。

 一方、国連の中国政府代表部は「天宮1は大気圏再突入時に、そのほとんどが燃焼するため、航空活動や地上に危害はない」などとする声明を発表している。

 しかし米ハーバード大学の天体物理学者、ジョナサン・マクダウェル氏は、「こうした事態(宇宙ステーションなどの大気圏再突入)は数年に一度起きているが、天宮1号は大きく、中身も詰まっているので注視しなければならない」と英「デイリーメール」紙上で警鐘を鳴らしている。

 また全体の10~40%が大気圏再突入時に燃え尽きず、地表に達する可能性があるという。天宮1号の総重量は8.5トン。その10%が燃え残ったとしても、概算でおよそ850キロの物体が上空から地表に落ちてくるのだ。これは軽自動車1台分ほどの重量。さらに、同時に燃料として使用されるヒドラジンという物質が、飛散する危険も指摘されている。

 3月29日からしばらくの間、北緯・南緯43度に近づく際は頭上に注意したほうがいいかも知れない?

高橋由美子、泥酔&ラブホ不倫騒動に見る“真の酒豪キャラ”に必要なモノ

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「飲み友達です」高橋由美子
「週刊文春 3月22日号」(文藝春秋、動画)

 芸能人がバラエティ番組に出る際は、キャラという“お土産”が必要になるが、そのキャラが必ずしも事実である必要はない。例えば、山口もえといえば、おっとりした口調を思い浮かべる人も多いだろうが、夫である爆笑問題・田中裕二やマネジャーから、いろいろな番組で「プライベートはすごく早口」と暴露されている。実際の自分とキャラが違っても、番組の中できっちり全うすればよいし、そのキャラが定着することで、違う展開も期待できる。

 女優・観月ありさ、島崎和歌子、遠野なぎこなど、芸能界には酒豪を名乗る女性芸能人がたくさんいる。鈴木砂羽や水野美紀のように、“男前”“おっさん”といったキャラを自称する女性たちも大酒飲みだそうだ。飽和状態である“酒豪市場”に、“20世紀最後の正統派アイドル”こと高橋由美子が参戦した。

 今年の1月2日放送の『今夜くらべてみました 元旦から生放送3時間スペシャル』(日本テレビ系)に酒豪キャラとして出演した高橋は、終始ハイペースで酒を飲んでいたが、私には高橋が酒豪とは思えなかった。

 酒豪キャラを掲げてテレビに出たからには、たくさん飲んでもケロリとしているか、飲んで面白いことを言うなどが期待されるが、実際の高橋は飲みすぎて呂律が回っておらず、今年の運勢を占いにやってきたゲッターズ飯田に抱き着き、最終的には飲みすぎてスタジオから退場している。プライベートならそれで構わないが、画面から消えてはプロとしては失格ではないだろうか。高橋は酒豪というより、さみしがりで流されやすい人に、私には見えた。

 その高橋の不倫が「週刊文春」(文藝春秋)にスクープされた。高橋は完全にノーガードだったようで、渋谷で既婚男性と痛飲した後、タクシー移動で歌舞伎町のラブホテルに入り、昼すぎにチェックアウトする姿を撮られている。「文春」記者に直撃され、男性との関係を尋ねられた高橋は「飲み友達です」「私、もっといろいろやってっから」と気色ばんでいたが、いい大人の柄の悪さが物悲しく感じられた。

 ところで、酒豪キャラとしてバラエティに出る女性芸能人はいても、男性芸能人はいないのはなぜだろう。その答えになり得るのが、今、森友学園問題で話題の安倍昭恵夫人のエピソードである。彼女が初めてファーストレディーになった時、話題になったのが、その酒豪ぶりだった。森永製菓の社長令嬢にして、首相夫人というセレブリティーが酒好きであることは、「気取っていない」「ざっくばらん」と好意的に受け止められていた。当時、安倍首相は潰瘍性大腸炎を患っていたこともあり、飲酒できない安倍総理の代わりに、夫人が地元の支援者とノミニケーションを行っていると書いた週刊誌もあった。

 しかし、流れは変わる。昭恵夫人はミュージシャン・布袋寅泰の大ファンであり、酔った夫人が電話で布袋を呼び出し、しなだれかかったり、首筋にキスをしたと「女性セブン」(小学館)が報じたのだ。この騒動をきっかけに、総理と昭恵夫人の不仲説、また「出たがり」「芸能人好き」といったバッシングが勃発した。

 昭恵夫人の行動は、酒豪キャラの条件を明示しているのではないだろうか。酒豪キャラはまず社会的地位など、人からあこがれられるものを持っていなければならない。普段なら一般人には手の届かない人が、“酒を飲む”際は、一時的にこちら側に近づいてきてくれるところに、意味がある。アルコールの力で多少理性が緩む姿が見られるのも魅力だろう。けれど、いくら酒を酌み交わしても、簡単に深い仲になっては、単に「酒に飲まれている人」「酒の飲み方を知らない人」になってしまう。

 つまり、酒豪キャラは恵まれていて、持たざる者にも優しいが、簡単に男女の仲にはならない、しっかりした貞操観念を持っていなくてはならないわけだ。酒豪キャラを自称する女性芸能人が美人ばかりなのは、美貌や性的魅力など“あこがれられるもの”がないと成立しないキャラだからである。

 男性を形容する言葉、例えば“男前”を自称する女性芸能人に必要なのは、モテることと書いたことがあるが、酒豪キャラはさらに強固な貞操を必要とする。

 手が届きそうだけど、ヤらない、もしくはその現場を撮られない。酒豪キャラは、ある意味、究極の清純派アイドルと言えるのではないだろうか。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

神木隆之介でも救えなかった『CDTVスペシャル!』、素人エピソードが苦痛すぎると話題に……

 3月21日に『CDTVスペシャル! 卒業ソング音楽祭2018』(TBS系)が放送されたのだが、一般人の卒業エピソードに「歌番組でこれやる必要ある?」と疑問の声が上がっている。

 同番組のテーマは“卒業”ということで、3時間にわたりさまざまなアーティストが卒業ソングの生ライブを披露した。まず最初に登場したアーティストはKiroroで、NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』の主題歌としてお馴染みの「Best Friend」を歌唱。“卒業ソング音楽祭”という名にふさわしい名曲で、視聴者を感動させている。

 その後もサンプラザ中野くんや藤巻亮太、King & Prince、Kis-My-Ft2といった、さまざまなアーティストやアイドルが登場。彼らのパフォーマンスに視聴者からは、「キスマイのサクラヒラリが最高だった!」「ほとんどフルコーラスで歌ってくれてうれしい」「サンプラザ中野くんの『大きな玉ねぎの下で』がめっちゃかっこいい! 今までRunnerしか知らなかった」と称賛の声が。一方で生ライブの合間には一般人から寄せられた卒業に関するエピソードが紹介されたのだが、歌番組を楽しみにしていた人には不評だったようだ。

「番組では冒頭から卒業エピソードがVTRで流され、同時に過去の名曲を紹介。1組目のKiroroが登場したのは、放送開始から15分ほど経ってからのことでした。さらにKiroroのパフォーマンスが終わるや否や、再び卒業エピソードを挟み、しばらくしてから2組目のサンプラザ中野くんが生歌を披露。このような番組構成に、視聴者からは『素人のエピソードはマジでいらない。早く音楽をくれ』『番組の半分以上が一般人エピソードなの笑う。これは本当に“音楽祭”なのか?』『苦痛すぎてリタイアした』といった声が上がっていました」(芸能ライター)

 また同番組で卒業エピソードをナビゲートしたのは人気俳優の神木隆之介だったのだが、「いくら神木くんがイケボでも、このつまらなさは救えない」「エピソードの退屈さが神木くんの良さを潰してる」「神木くんの無駄遣い」といった声も。神木の好感度をもってしても視聴者を惹きつけることは出来なかったようだが、『CDTV』は過去にも“一般人エピソード”で不評を買っているという。

「昨年の12月25日に放送された、『CDTVスペシャル! クリスマス音楽祭2017』も悲惨でした。この時は曲の合間に一般人カップルの胸キュンエピソードなどが登場。これにネット上では『街中のカップルを避けながら帰宅したのに、なんで音楽番組でカップルの馴れ初めを見なきゃいけないの?』『つらい… だけどキスマイのために我慢しなくては』『クリスマスソングまだ?』『苦痛すぎてちょっとした修行』と阿鼻叫喚の様相を呈していました」(同)

 4月7日に放送される『CDTV祝25周年SP』(TBS系)では、アーティストのパフォーマンスに期待したい。

“10年ぶり”深田恭子『学校じゃ教えられない!』下回る惨事! 広瀬すず『anone』最終回5.6%

 イケイケの日本テレビらしからぬ視聴率をたたき出している連続ドラマ『anone(あのね)』。21日に放送された最終回(第10話)の平均視聴率は、前回から1.2ポイントアップの5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。期間平均は6.2%で、ここ15年の「水曜ドラマ」枠では、2008年放送の深田恭子主演『学校じゃ教えられない!』の期間平均6.4%を下回り、ワースト記録となりました。

 初回の平均視聴率9.2%から右肩下がりを続けた『anone』。筆者としては、視聴率と反比例するように面白くなっていった印象なのですが、世間様はそんなことは関係なく、どんどん見放していったようです。もっとも視聴者の涙を誘った第9話が、よりによって自己最低の4.4%って……。

 というわけで、一般的にはすっかり“大コケ”ドラマと言われてしまっている『anone』の最終回のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■ハッピーエンド……?

 中世古(瑛太)に脅迫され、仕方なくニセ札作りに協力していた亜乃音(田中裕子)は、主犯の疑いをかけられ警察の御用に。ハリカ(広瀬すず)も鑑別所に収容されるものの、首謀の中世古はニセ札を持って逃亡。一方、中世古同様に指名手配犯となったるい子(小林聡美)は、末期がんの持本(阿部サダヲ)を看取った後に出頭します。

 鑑別所のハリカは、難病で入院中の彦星くん(清水尋也)から手紙が届き、毎日文通するように。さらに、先進医療による治療で元気になった彦星くんが突然、面会に訪れ、初めてちゃんと顔を合わせて話すことに。インドネシアのスポーツ「ヌルヌル棒上り」のことや、宇宙は「牛肉のたたきの匂いがする」といった、どうでもいい話で盛り上がる2人ですが、30分の面会が終わると、ハリカは監視役の職員に「(彦星くんとは)もう会いません」と告げます。

 翌月、鑑別所を出たハリカは、逃亡中の中世古に「ニセ札が使える両替機、知ってます」と電話で伝え、おびき寄せることに成功。職質を受けた警察官を殴ってまで何カ月も逃げ回っていた中世古ですが、ハリカに「自首してください」「自首したほうが刑が軽くなるって」と促されると、あっさり了承。しかし、「自首する前に、陽人に会わせて」と、自身がかわいがっていた亜乃音の8歳の孫・陽人に会いたがります。

 あのう、実際は指名手配犯が出頭しても減刑されない(量刑上は多少、考慮されるかもしれないけど……)はずなのですが、これはハリカが「そう思い込んでる」という演出? それとも、もっと深い意味があるのでしょうか? いやあ、難しいドラマですね……。

 この後、中世古と陽人が再会。数年前に起きた火事の原因が自分にあるのではないかと疑い始めている陽人に、「俺が火をつけたからだよ」と教え込む中世古。ちなみに、中世古が陽人の記憶を上塗りしてあげているのか、本当に中世古が放火したのかは、最後まではっきりしません。ああ、モヤモヤ。

 この後、出頭した中世古は8年の懲役が確定。一方、亜乃音は3年の刑期を終え、出所。迎えに訪れた22歳のハリカと手をつなぎ自宅へ戻ると、そこにはるい子と、るい子にしか見えない持本が待ち構えており、ニセモノ家族が復活。ラストは、4人がベランダから幸せそうに流星群を眺めるシーンで終了です。

■流星群に騙されるな!

 最後の流星群のほっこりシーンにより、ハッピーエンドかのように終わった『anone』。しかし、冷静に思い返すと全然ハッピーじゃないキャラがたんまり。例えば、「残りの人生を一緒に過ごしませんか?」などと口説き続けてきた亜乃音を、ニセモノ家族に取られてしまった花房(火野正平)とか。第3話で突然、改造モデルガンで自殺した西海(川瀬陽太)とか。

 そして何より、中世古の妻・結季(鈴木杏)と、生まれたばかりの娘・彩月ちゃんが不幸すぎる! 中世古がインサイダー取引で社長から弁当屋に転落しても支え続けてきたのに、見事に裏切られ、揚げ句、最終回に登場シーンがひとつもないという仕打ち! ハリカの今後なんかよりも、結季の現在のほうが気になります。

 とはいえ、筆者が脇キャラのことなんぞ気になってしまうのも、後半のストーリーの巻き返しがあったからこそ。正直、第1話~第5話は、「はいはい、そこかしこに散りばめられたウィットに富んだセリフの数々が、ハイセンスな一部視聴者を魅了する、脚本家のエゴドラマね」と、排他的な脚本が鼻に付いて全く入り込めなかったんですよ。

 ただ、瑛太の登場シーンが増え始めた第6話あたりから、先の展開が気になるように♪ もうほんと、序盤のアレやコレは一体、なんだったんでしょう……。

 というわけで、視聴者の間で賛否両論を巻き起こしながらも完走した『anone』。この数字からの引継ぎだと、同枠で4月11日からスタートする吉高由里子主演『正義のセ』が心配ですね……。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

カーリング女子「選手としての私たちを…」 女性アスリートを「可愛い女の子」扱いする私たちの重い罪

 3月21日、平昌五輪カーリング女子日本代表・LS北見の選手たちが、北海道北見市でのパレードと市民報告会に臨んだ。北見市民会館には行列が出来、1700人ぶんの座席は開場とともに埋まったという。注目度の高さが伺える。しかし壇上で、吉田知那美選手が涙ぐみ言葉に詰まる場面があった。

 それぞれの選手がコメントを求められる中、吉田知那美選手は「パフォーマンス以外の部分でも、沢山の報道があることに、正直、戸惑いだったり驚きも感じています」と話した。この場面の動画は、「北海道ニュースUHB」(UHB 北海道文化放送)がYahoo!ニュースに提供しているため誰でも閲覧可能だ。

 吉田知那美選手は涙ぐみ、言葉に詰まりながら次のように話した。

「パフォーマンスが……、カーリング選手としてのパフォーマンスを……皆さんに応援していただけるように、カーリング選手として評価していただけるように、頑張りたいと思いますので、どうぞ皆さんこれからも、カーリング選手としての私たち、そして日本のカーリング界全体を、応援どうぞよろしくお願いいたします」

 “カーリング選手として”と繰り返した吉田知那美選手。平昌五輪開催中から国内外で大いに注目を集めたLS北見の面々だが、「カー娘(カーリング娘)」と呼ばれたり、「もぐもぐタイム(ハーフタイム)」「美女」「にっこにっこにー」「いちご騒動」など、競技以外の側面で取り上げることも非常に多かった。それもそれで、一般観客の興味が強いためであろうが、競技者として大会に臨んでいた彼女たちにとっては複雑な思いがあったのだろう。

 試合中、「そだねー」と言葉を掛け合い、笑顔でプレーするLS北見のメンバーはネット上でも「可愛い」と大評判だったが、試合中の笑顔の秘訣を聞かれて吉田知那美選手は次のように応えている。

「笑っていることで脳が楽しいと錯覚するって話を聞いて、つらい時に私がつらい顔をすると、それが伝染してしまうってこともあるので、なるべく氷の上では、しっかりカーリングを楽しむ顔を心がけるようにしているので」

美女ブームは8年前も
 カーリング“美女”ブームは、2010年バンクーバー五輪のときにも起こっていた。本橋麻里選手をはじめ、代表チームが美人揃いだとしてこぞってマスコミが取り上げ、本橋選手は「マリリン」の愛称で呼ばれた。しかしそのブームが、カーリングの普及やスポーツとしての活性化につながったかというと甚だ疑問が残る。

 今回もまた、LS北見の選手たちを、アスリートとしてでなく「美女」「可愛い女性」として扱う向きは、テレビ、新聞、ネットを問わず強かった。競技とは無関係な要素で大きく取り上げられ、注目を浴びることは、選手やその競技全体にとってプラスではないだろう。もちろんテレビの前で試合中継を見ながらいち視聴者として「可愛い」と感想を抱くぶんには問題はないにしても、大々的にメディアがそれを煽り、社会全体が享受する文化には間違いなく問題がある。

 女性アスリートへ向けられる不躾な視線について、昨年10月にwezzyに掲載した記事の一部をあらためて以下再掲する。吉田知那美選手が言葉に詰まりながらも率直に訴えたことを、私たちは重く受け止めなければならない。

女性アスリートの肢体を性的に鑑賞することを、「男はそういうものだから」で許容する社会のままでいいのか
 最近、Asagei plusが2012年9月に掲載した「体操 田中理恵 「カメラマン」に対抗した仰天措置 「恥骨テーピング」で激写封じしていた」という記事が、ツイッター上で再び話題になっていた。

 この記事では、カメラマンが「ハプニング」が起きることを期待し、股間部分にフォーカスをあてていたが、田中氏は恥骨部分にテーピングをして「エロ激写」を封じていた、とされている。文中に使われている「理恵ちゃん」という言葉も、アスリートへのリスペクトが感じられないし、記事全体だけでなく、締めに使われている「何ともコーカン度の高い美女なのである」という悪ふざけの言葉は、明らかに田中氏を性的に侮辱したものになっている。

 また、ここ数日、2chのまとめサイトなどでゴゴ通信の「【動画】いわて国体の表彰式動画が女子は63万も再生されるも男子は7000再生 この差はなに?」という記事も話題になっていた。

 2016年10月に開催されたいわて国体の表彰式動画の再生数が、女子は62万9411再生、男子は7083再生という圧倒的な差がついているという記事だ(再生数は2017年10月23日、16時13分のもの。2017年10月25日16時24分段階では、女子702971再生、男子11867再生)。ゴゴ通信の記事には再生数に差がついた原因は、直接的には書かれていない。しかし、動画のコメントや、この記事を引用した2chのまとめサイト、ツイッターなどには、女子の選手が着ているユニフォームの露出や、太もも、胸、腹まわり、そして選手の容姿を比べた感想が無数に溢れていた。女子と男子で動画の再生数が異なるのも、それらを理由とする意見がほぼすべてだった。

 芸能界での性的暴行が「枕営業」の問題にすり替えられるのも、痴漢被害の問題よりも痴漢冤罪が注目されてしまうのも、この二つのケースからうかがい知れる「女性は、ただ存在しているだけで、性的に消費される」ことが関係しているのではないだろうか。

 芸能界での性暴力も痴漢も、具体性を伴った暴力であり、それだけで断罪されるべきものである。それにもかかわらず、そうした被害を無効化したり、笑い話にしたり、軽視する背景には、この社会では、女性を性的に消費することが躊躇なく許されているからなのかもしれない。

 もちろん他者を性的にみることや欲望を覚えること自体を否定することはできない。女子と男子の表彰式動画の再生数の差は、意図して作り出されたものでもないだろう。だが、田中氏は、体操競技のユニフォームを着て、オリンピックという大舞台で、自分のパフォーマンスを行っていただけだし、表彰式動画の女子・男子は、陸上競技のユニフォームを着て、表彰式に参加していただけに過ぎない。ただそれだけだ。性的に誘惑する意図を持たないシーンなのに、「エロい」と言われて注目を浴びてしまう。そこに注目することに、まったく悪びれない社会が出来上がってしまっている。

 こうした事実は、「そういうものだから仕方ないじゃないか」と簡単に開き直って、済ませていいものではない。「枕営業」に注目したり、「痴漢冤罪」ばかりを取りあげる人びとも、女性が社会の中で性的に消費される存在とされているということ自体はおそらく認識している。いや、女性を性的に消費していること自体は認識している、のほうが正しいのかもしれない。だからこそ「枕営業」など、性的な魅力を武器にする女性の話を取りあげるのだろう。

 「女性側も性的消費を望んでいるのだから良い」としたり、一方で「女性側が無防備だから興奮する」としてみたり、消費態度は一様ではない。いずれにせよ、男性が女性に性的な欲望を向けることは自然であり、何ら問題ないとの解釈が前提にある。その態度が、性暴力の問題を軽視し、セカンドレイプなど、様々な形で新たな暴力として現れることに繋がることなど思いもしないのだ。

 再生数のひとつひとつは、個人的な欲望でしかないのかもしれない。でもその集まりが、結果的にどのような形で現れているのか、社会のあり方が映し出されていのかを一度立ち止まって考えてみるのはどうだろう。性暴力が、加害者と被害者という関係に留まらない、社会全体の問題であることに気が付けるかもしれない。

(wezzy編集部)

カテゴリー: 未分類 | タグ:

カーリング女子「選手としての私たちを…」 女性アスリートを「可愛い女の子」扱いする私たちの重い罪

 3月21日、平昌五輪カーリング女子日本代表・LS北見の選手たちが、北海道北見市でのパレードと市民報告会に臨んだ。北見市民会館には行列が出来、1700人ぶんの座席は開場とともに埋まったという。注目度の高さが伺える。しかし壇上で、吉田知那美選手が涙ぐみ言葉に詰まる場面があった。

 それぞれの選手がコメントを求められる中、吉田知那美選手は「パフォーマンス以外の部分でも、沢山の報道があることに、正直、戸惑いだったり驚きも感じています」と話した。この場面の動画は、「北海道ニュースUHB」(UHB 北海道文化放送)がYahoo!ニュースに提供しているため誰でも閲覧可能だ。

 吉田知那美選手は涙ぐみ、言葉に詰まりながら次のように話した。

「パフォーマンスが……、カーリング選手としてのパフォーマンスを……皆さんに応援していただけるように、カーリング選手として評価していただけるように、頑張りたいと思いますので、どうぞ皆さんこれからも、カーリング選手としての私たち、そして日本のカーリング界全体を、応援どうぞよろしくお願いいたします」

 “カーリング選手として”と繰り返した吉田知那美選手。平昌五輪開催中から国内外で大いに注目を集めたLS北見の面々だが、「カー娘(カーリング娘)」と呼ばれたり、「もぐもぐタイム(ハーフタイム)」「美女」「にっこにっこにー」「いちご騒動」など、競技以外の側面で取り上げることも非常に多かった。それもそれで、一般観客の興味が強いためであろうが、競技者として大会に臨んでいた彼女たちにとっては複雑な思いがあったのだろう。

 試合中、「そだねー」と言葉を掛け合い、笑顔でプレーするLS北見のメンバーはネット上でも「可愛い」と大評判だったが、試合中の笑顔の秘訣を聞かれて吉田知那美選手は次のように応えている。

「笑っていることで脳が楽しいと錯覚するって話を聞いて、つらい時に私がつらい顔をすると、それが伝染してしまうってこともあるので、なるべく氷の上では、しっかりカーリングを楽しむ顔を心がけるようにしているので」

美女ブームは8年前も
 カーリング“美女”ブームは、2010年バンクーバー五輪のときにも起こっていた。本橋麻里選手をはじめ、代表チームが美人揃いだとしてこぞってマスコミが取り上げ、本橋選手は「マリリン」の愛称で呼ばれた。しかしそのブームが、カーリングの普及やスポーツとしての活性化につながったかというと甚だ疑問が残る。

 今回もまた、LS北見の選手たちを、アスリートとしてでなく「美女」「可愛い女性」として扱う向きは、テレビ、新聞、ネットを問わず強かった。競技とは無関係な要素で大きく取り上げられ、注目を浴びることは、選手やその競技全体にとってプラスではないだろう。もちろんテレビの前で試合中継を見ながらいち視聴者として「可愛い」と感想を抱くぶんには問題はないにしても、大々的にメディアがそれを煽り、社会全体が享受する文化には間違いなく問題がある。

 女性アスリートへ向けられる不躾な視線について、昨年10月にwezzyに掲載した記事の一部をあらためて以下再掲する。吉田知那美選手が言葉に詰まりながらも率直に訴えたことを、私たちは重く受け止めなければならない。

女性アスリートの肢体を性的に鑑賞することを、「男はそういうものだから」で許容する社会のままでいいのか
 最近、Asagei plusが2012年9月に掲載した「体操 田中理恵 「カメラマン」に対抗した仰天措置 「恥骨テーピング」で激写封じしていた」という記事が、ツイッター上で再び話題になっていた。

 この記事では、カメラマンが「ハプニング」が起きることを期待し、股間部分にフォーカスをあてていたが、田中氏は恥骨部分にテーピングをして「エロ激写」を封じていた、とされている。文中に使われている「理恵ちゃん」という言葉も、アスリートへのリスペクトが感じられないし、記事全体だけでなく、締めに使われている「何ともコーカン度の高い美女なのである」という悪ふざけの言葉は、明らかに田中氏を性的に侮辱したものになっている。

 また、ここ数日、2chのまとめサイトなどでゴゴ通信の「【動画】いわて国体の表彰式動画が女子は63万も再生されるも男子は7000再生 この差はなに?」という記事も話題になっていた。

 2016年10月に開催されたいわて国体の表彰式動画の再生数が、女子は62万9411再生、男子は7083再生という圧倒的な差がついているという記事だ(再生数は2017年10月23日、16時13分のもの。2017年10月25日16時24分段階では、女子702971再生、男子11867再生)。ゴゴ通信の記事には再生数に差がついた原因は、直接的には書かれていない。しかし、動画のコメントや、この記事を引用した2chのまとめサイト、ツイッターなどには、女子の選手が着ているユニフォームの露出や、太もも、胸、腹まわり、そして選手の容姿を比べた感想が無数に溢れていた。女子と男子で動画の再生数が異なるのも、それらを理由とする意見がほぼすべてだった。

 芸能界での性的暴行が「枕営業」の問題にすり替えられるのも、痴漢被害の問題よりも痴漢冤罪が注目されてしまうのも、この二つのケースからうかがい知れる「女性は、ただ存在しているだけで、性的に消費される」ことが関係しているのではないだろうか。

 芸能界での性暴力も痴漢も、具体性を伴った暴力であり、それだけで断罪されるべきものである。それにもかかわらず、そうした被害を無効化したり、笑い話にしたり、軽視する背景には、この社会では、女性を性的に消費することが躊躇なく許されているからなのかもしれない。

 もちろん他者を性的にみることや欲望を覚えること自体を否定することはできない。女子と男子の表彰式動画の再生数の差は、意図して作り出されたものでもないだろう。だが、田中氏は、体操競技のユニフォームを着て、オリンピックという大舞台で、自分のパフォーマンスを行っていただけだし、表彰式動画の女子・男子は、陸上競技のユニフォームを着て、表彰式に参加していただけに過ぎない。ただそれだけだ。性的に誘惑する意図を持たないシーンなのに、「エロい」と言われて注目を浴びてしまう。そこに注目することに、まったく悪びれない社会が出来上がってしまっている。

 こうした事実は、「そういうものだから仕方ないじゃないか」と簡単に開き直って、済ませていいものではない。「枕営業」に注目したり、「痴漢冤罪」ばかりを取りあげる人びとも、女性が社会の中で性的に消費される存在とされているということ自体はおそらく認識している。いや、女性を性的に消費していること自体は認識している、のほうが正しいのかもしれない。だからこそ「枕営業」など、性的な魅力を武器にする女性の話を取りあげるのだろう。

 「女性側も性的消費を望んでいるのだから良い」としたり、一方で「女性側が無防備だから興奮する」としてみたり、消費態度は一様ではない。いずれにせよ、男性が女性に性的な欲望を向けることは自然であり、何ら問題ないとの解釈が前提にある。その態度が、性暴力の問題を軽視し、セカンドレイプなど、様々な形で新たな暴力として現れることに繋がることなど思いもしないのだ。

 再生数のひとつひとつは、個人的な欲望でしかないのかもしれない。でもその集まりが、結果的にどのような形で現れているのか、社会のあり方が映し出されていのかを一度立ち止まって考えてみるのはどうだろう。性暴力が、加害者と被害者という関係に留まらない、社会全体の問題であることに気が付けるかもしれない。

(wezzy編集部)

カテゴリー: 未分類 | タグ: