今週の注目記事・第1位
「『森友ゲート』これが真相だ!/安倍夫妻の犯罪」(「週刊文春」3/22号)
「森友改ざんの爆心/財務省が削除した『特殊性』は『安倍昭恵』歓喜の涙」(「週刊新潮」3/22号)
同・第2位
「『森友』政局、これからを読む/安倍総理と昭恵夫人、結婚31年目の決断」(「週刊現代」3/31号)
「『アッキーの政変』全ドラマ/財務省の文書改ざんがバレて安倍総理の選択は」(「フライデー」3/30号)
同・第3位
「財務省改ざん 不都合な真実」(「サンデー毎日」4/1号)
同・第4位
「第二次安倍政権以降に起きた『自殺&不審死』リスト」(「フライデー」3/30号)
同・第5位
「ジャニーズ子会社社長が社内で首吊り自殺していた!」(「週刊文春」3/22号)
同・第6位
「『高橋由美子さん、あなたが家庭を壊した』実業家妻が悲痛告白」(「週刊文春」3/22号)
同・第7位
「栄のセクハラ・パワハラ『決定的証言』」(「週刊文春」3/22号)
「『伊調馨』黒い従兄弟-『黒塗り告発状』は栄恐喝の材料だった」(「週刊新潮」3/22号)
同・第8位
「『西部邁』入水を嘱託殺人と疑った捜査一課」(「週刊新潮」3/22号)
同・第9位
「北朝鮮の軟化は制裁の成果か、時間稼ぎか」(「ニューズウイーク日本版」3/20号)
同・第10位
「天才・ビートたけし71歳の選択-事務所独立、愛人とともに終活へ」(「週刊現代」3/31号)
同・第11位
「『すい臓がん』を生き抜く術-星野仙一、千代の富士の命を奪ったがんの王様」(「週刊新潮」3/22号)
同・第12位
「ハレンチ『福井照大臣』に『#MeToo』の嵐」(「週刊新潮」3/22号)
同・第13位
「藤田菜七子ただ今24勝G1目前に妬みやっかみの馬声」(「週刊新潮」3/22号)
同・第14位
「血液サラサラ、血管を若く!老けない『最強油』」(「週刊文春」3/22号)
今週はポストがお休み。そこで【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! もお休み。
日本中が森友問題で騒然としている。後で触れるが、安倍内閣の支持率が30%前半にまで落ち、安倍内閣総辞職もあり得る状況になってきた。
大相撲の方も、貴乃花部屋の十両・貴公俊(たかよしとし)による暴行問題が起きて、貴乃花親方危うしである。
朝日新聞DIGITAL(3月19日)はこう伝えている。
「目撃した関係者によると、現場はエディオンアリーナ大阪の東支度部屋。午後3時ごろ、十両の取組が進むなかで起きた。
普通、力士は自分の取組の2番前の仕切りの間に土俵下の控えに座る。この日は、貴公俊の2番前で兄弟子の貴ノ岩が土俵に上がっていたが、貴公俊はなかなか入場しなかった。異変に気づいた呼び出しが急きょ東の支度部屋に向かい、貴公俊を呼んだという。慌てて控えに向かった貴公俊。取組では大翔鵬に敗れ、3勝5敗となった。その後、支度部屋に戻った後に付け人に暴力を振るったとみられる。
目撃した力士は『5、6発、顔を殴っていた。顔から血が出ていた』。別の力士は『付け人の顔か口から血がだらだら出ていた。支度部屋のトイレで血も吐いていた。(暴行を)止める人はいなかった』と証言した。『土俵下に行かなければいけない時に付け人が伝えなかった。それで怒ったようだ』と語った。支度部屋の入り口近くには暴行の際に落ちたとみられる10滴近い血痕が残っていた」
貴乃花親方は、メディアの取材に対して「深刻ですね。これだけ厳しく暴力はいけないと言ってきているので。貴公俊には改めて厳しく指導していきます。深刻です。絶対にしてはいけないと厳しく育ててきたつもりでこういうことが起こった」(朝日新聞DIGITAL3月19日より)。
貴公俊は休場させるそうだが、暴力を否定している部屋の力士が起こした暴力行為は、協会と対立している貴乃花にはショックであろう。親の心子知らずである。
さて、文春はこのところ「老けない」シリーズをやっているが、今週は老けない油である。
油は老化を防ぐための最も有効な食品だそうで、アンチエイジングのためには、質のいい油を1日に大さじ2~3杯摂るといいそうだ。
私はオリーブオイルをパンに付けて食べるのが好きだが、老けない食用油のベスト5は、1位が菜種油、以下順にエゴマ油、アマニ油、ひまわり油、オリーブオイルだという。開栓したら1カ月で使い切ることが大事。
美人騎手・藤田菜々子(20)が3年目の今年で通算24勝を挙げ(3月16日時点)、G1に騎乗できる31勝に手が届くところまで来た。
新潮によると、彼女への妬みややっかみが聞こえてくるというが、負けん気の彼女は、そんなことは歯牙にもかけていないそうだ。
女性騎手は、逃げ馬はそこそこ乗れても追い込むのは苦手だったが、彼女のいいところは、追わせても男の騎手と遜色ないところだろう。
今年は無理だが、来年の桜花賞やオークスで、大外から追い込んでくる藤田の雄姿を見たいものである。
新潮は「エロがスーツを着て歩いている」(新潮)福井照沖縄・北方大臣のセクハラ第2弾をやっている。車に乗っている時、アラサーの女性の服の中へいきなり手を入れ、胸を触ったそうだが、呆れ果てるしかない。
ところで、すい臓がんは「がんの王様」というらしい。すい臓がんが偉いのではなく、発見しにくく、発見したときは手遅れなことが多いため、10年生存率が5.1%しかないからだ。
ちなみに胃がんと大腸がんは7割近い。坂東三津五郎、千代の富士、葉室麟、星野仙一も、みなこのすい臓がんに斃れている。
自覚症状もほとんどないから始末が悪い。だが、週刊ポストによると、最新の超音波内視鏡検査をやると早く発見でき、5年生存率が3倍になっているという。
超音波は、都立駒込病院と広島のJA尾道総合病院にあって、大体1万4,000円から1万7,000円ほどでできるそうだ。
私は、ビートたけしが天才だなどとは思わないが、彼が71歳になって、所属プロダクションから独立して、愛人と事務所を構えるというのは、なかなかやるものだと感心している。
新会社の名称は「T.Nゴン」というらしい。現代によれば、愛犬の名前だという。
彼がいた「オフィス北野」というのは、もともと彼が作った事務所だから、離れるについてはどうということはないだろう。
だが、彼には元漫才師の妻・幹子さん(67)がいる。堂々と愛人と事務所を作るということは、「愛人の居場所を用意してやった」ということになるようだが、お互い理解の上なのだろう。
たけしの愛人といえば、フライデー編集部が襲われるきっかけになった愛人は、当時は大学生だったと思うが、彼女との間には子どもがいたはずだ。
多くの愛人をつくり、大した揉め事を起こしていないのは、子どもの認知や多額の手切れ金を払っているからだろう。
たけしは自分から、納税額は10億円といっているから、1億や2億の手切れ金は、なんともないのだろうが。
そして、終の棲家として、元舞台俳優で18歳年下の愛人と「終活」を始めようとしているのではないかと、現代は見ているようだ。
うらやましいとは思わないが、たけしらしいといえば彼らしい、人生のしまい方である。
さて、Twitterでアメリカを動かしているトランプ米大統領だが、金正恩との首脳会談を即刻受け入れたかと思ったら、またまたTwitterで、ティラーソン国務長官の解任を宣告し、後任にトランプの「熱狂的な擁護者」であるポンペオ中央情報局(CIA)長官を指名した。
もはや、金正恩も呆れる暴走ぶりである。ニューズウイーク日本版は、米朝会談について、こう危惧している。
「トランプ政権にとって、本格的な外交交渉は初体験だ。しかも人材が不足している。国務省の北朝鮮担当特別代表だったジョセフ・ユンは前触れもなく辞任した。核問題をめぐる6カ国協議でアメリカの次席代表を務めたこともあり、次期中韓米国大使の本命とされていたビクター・チャは、土壇場になって候補から外された」
金正恩は、米韓軍事演習を受け入れ、核放棄にまで言及している。また、ニューズウイークによれば、韓国特使との夕食会で、金は南北統一についても口にしたという。
金正恩の思惑が、経済制裁をなんとか緩和してもらいたい、核装備を完全に終えるまでの時間稼ぎというところにあったとしても、北の対話姿勢によって、アメリカは中国を説得して追加制裁を打ち出すのが難しくなったし、そもそも対話を望むといったのはトランプだから、「もしこのチャンスを逃したら、追加の経済制裁をしたくても国際社会の同意は得られないだろう」と見ている。
金正恩の外交手腕は、安倍はもちろんのこと、トランプよりも上なのではないか。
思想家・西部邁(享年78)が自裁死して2カ月近くたつが、彼の自死をほう助した人物がいるとして、警視庁捜査一課が極秘調査をしていると、新潮が報じている。
現場は、東急東横線田園調布駅から近い多摩川河川敷の川べり。西部氏は、末梢神経痛で手が不自由だったのに、遺体は直径3センチぐらいのワイヤーのような頑丈なロープにつながれ、流されないようになっていたというのである。
彼には長男と長女がいた。彼らではなく、遺族以外の第三者が手伝ったのではないかと、警察は見ているという。
「死に方は生き方だ」と常々いっていた西部氏だが、死に方にも完璧を求めたようだ。
ところで、文春が火をつけた女子レスリングの伊調馨たちによる「栄監督のパワハラ問題」は、内閣府の公益等認定委員会の聞き取り調査が始まったが、どうも先行き不透明なようである。
新潮は、文春とは真逆の論調で、この告発の裏には伊調の従兄弟がいて、この男には黒い噂があり、今回も、いっていることはデタラメばかりだと報じている。
栄監督や日本レスリング協会のいい分では、説得力がないが、今回は、至学館大学の谷岡郁子学長が出てきて、伊調側のいい分に反論している。これがなかなか説得力があるのだ。
「馨には、栄監督が吉田沙保里ばかりを依怙贔屓するという思い違いがあるのかもしれない」として、吉田がリオ五輪でビジネスクラスに乗り、馨はエコノミーだといっているが、JOCの規定では、トップアスリートであってもエコノミーの交通費しか出ない。
吉田は自腹でアップグレード分を支払っている。「決して、不公平に扱ったわけではありません。馨もそれはわかっているはずなのに」という。
東京五輪については、「これまで馨は、“東京五輪は白紙”と繰り返してきました。その上、昨年暮れには、所属先のALSOKの契約更新でも専属選手契約から社員契約に切り替え、教育・訓練部から広報部に異動になっている。協会内では誰も、5連覇を目指しているとは思っていなかった。だいたい馨は現在、選手登録もしておらず、栄監督にしても練習の邪魔をしようがありません」。
この学長、3月15日に同大で記者会見を開き、「週刊文春など一連の報じられたパワハラなどの内容は事実と異なるとの認識を示し、『重大な人権侵害』として、栄氏側が訴訟の準備をしていることを明かした」(日刊スポーツより)。
文春は、栄氏はパワハラだけでなくセクハラでも有名だとして、何人かの至学館出身の女性たちが、栄から受けた暴力行為や、セクハラを証言している。
何しろ、栄氏は、「二メートル以内に近づくと子供ができる」といわれるそうで、教え子と結婚して離婚し、08年には19歳年下の教え子と再婚しているそうだ。
また、伊調のコーチをしている田名部氏と彼女の親密過ぎる仲については、週刊現代でも報じている。
この騒動、栄監督派は、レスリング協会と至学館、新潮、伊調派は田名部氏、元日本体育大学レスリング部監督の安達巧氏、弁護士、文春となっているようである。
数では栄派が多いようだ。これからどう広がっていくのか、まだまだ予断を許さないようだが、どう転んでも、どちらも傷つくのは間違いない。
至学館大学の学長・谷岡郁子氏が、栄監督は蚤の心臓(いい方は正確ではないが)でパワハラなんかできない、馨は東京五輪に出ると表明していないから選手ではないと、まくし立てたことが話題なっている。
ワイドショーを見ていて思い出した。あのオバさん、昔、小沢一郎を学校へ呼んだり、選挙に出たりした悪ふざけが好きな人ではないか。この会見を見た多くの視聴者は、ほとんどが伊調馨に同情しただろうと思う。彼女の意図に反して大失敗の会見だったこと、間違いない。
3月5日に発売された女性自身がV6の森田剛と女優の宮沢りえのデート&キス写真を掲載していたが、その2人が結婚するという。
恋多き女・りえが再婚か。彼女ももう44歳。年貢の収めどきではあるが。
高橋由美子という女優がいる。1989年に「二十世紀最後の正統派アイドル」といってデビューした。こちらも44歳だが、まだ独身らしい。
その彼女が、都内で和食居酒屋を経営している40代前半の男と「不倫中」だと文春が報じている。
2人は飲んだ後、歌舞伎町のラブホへいそいそと入って行く姿を撮られている。男が高橋のファンだそうで、去年の2月に飲み屋で知り合って意気投合したそうだ。
だがこの男、妻子と夕食を食べている時に、「由美子さんのことが好き過ぎるんだ」と告白し、その後、「離婚してくれ」といいだしたそうだ。
それも、離婚理由が妻の「飲酒による暴力、家事、育児の放棄」というので、妻は怒り心頭。文春にタレ込んだということのようだ。
文春は、3月8日の夜、新宿ゴールデン街ではしご酒をして、さあ、これからラブホへと勇んでいる2人に声をかけたというのだから、人が悪い。
高橋は、ラブホへ行ったのを目撃したといわれ、「で、それがお付き合いしていることになりますか?」と反撃。「本当かどうかはちょっと私もヤブサカではありませんので、肯定も否定もしないです」と答えているが、こんなとき「ヤブサカ」を使うかね。
その後、高橋は、所属事務所を通じてマスコミ各社にFAXを送り、「軽率過ぎた行動は非難されて然るべき」と謝罪している。
ジャニーズ事務所子会社の社長が、ジャニーズJr.がYouTubeで公式チャンネルを立ち上げると発表した日(3月5日)に、ジャニーズ事務所の関連会社が入居しているビルで首つり自殺をしていたと、文春が報じている。
伊坪寛氏、享年62。05年にジャニーズ事務所に入り、著作権管理のエキスパートだったという。机の上に退職届と遺書が残されていた。事務所側は、社員たちへの説明はまだしていないそうだ。
ワイドショーも見る限りでは、この自殺について報じたところはないようだ。いつまで、ジャニーズ事務所の顔色ばかり見て、委縮しているのかね。
ところで、吉永小百合の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)を見て泣いた。作品に感動して泣いたのではない。
映画は、樺太で終戦を迎えた小百合たち一家が、ソ連軍の侵攻に追われて命からがら北海道・網走へとたどり着き、長男と2人で戦後を生きていくという物語である。
ソ連軍に怯える彼女たちの状況は劇中劇で暗示されるが、残念ながら、あの時代の恐怖と悲劇を描くことに成功していない、凡庸な映画である。
私は、映画を見ながら彼女の73年(私と同じ昭和20年生まれ)の幸薄かった人生を思って涙を流したのだ。
今度の作品は彼女の120作目の映画だが、小百合ほど、作品に恵まれず、監督に恵まれず、父母にも、恋人にも、亭主にも恵まれなかった女優は珍しいと思う。
いまだに彼女の代表作は『キューポラのある街』(昭和37年公開・浦山桐郎監督)しかなく、もう1本挙げるとすれば『夢千代日記』(昭和56年)だろうが、これはNHKのテレビドラマである(映画化したが失敗)。
私のような熱烈サユリストたちも小百合も、もうすぐ後期高齢者になる。いまだアイドルから脱することができない「悲劇の女優」の姿は、戦後の日本がたどってきた「大人になれない国」と二重写しになり、なおさら哀れを誘うのである。
さて、フライデーによれば、第二次安倍政権が出来てから、財務省近畿財務局の職員だけではなく、「自殺&不審死」した人間がこんなにいるとリストアップしている。
13年1月に消費者庁審議官が自宅マンションから飛び降り自殺。4月には内閣情報調査室内閣参事官が自宅で練炭自殺。14年1月には内閣府のキャリア職員が北九州沖の海底から遺体で発見。15年7月には、内閣府情報保全監察室の参事官が、屋久島で転落死。
これらがすべて、安倍政権と関わりがあるのではないだろうが、松本清張の『点と線』のように、思わぬつながりが出てくるかもしれない。誰か調べてみたら。
ここからは、森友学園と安倍総理、昭恵について、各誌の論調を見ていこう。
サンデー毎日で、倉重篤郎が、今回の森友学園問題では、財務省の責任をとやかくいうのではなく「ちっぽけな脇役の責任問題よりも、主役の責任論に斬り込むべきではないか」として、改ざん文書からは、少なくとも昭恵の関与は読み取れるのだから、「安倍政権はほぼアウトである」。国会と国民を1年間もだまし続けてきた、民主主義の根幹に抵触する問題を見逃してはいけないという。
だが政権与党は強力で、いまだに麻生財務相の辞任にすら届いていない。そこで、
「政権与党といえども、一つだけ弱いものがある。それは国民世論の動向だ。内閣支持率という数字として表れる。当面選挙がないということからすれば、ここからは世論と政権との綱引きが政局の軸になろう。(中略)
この忖度政治を打倒できるのか否か。政権VS.世論・メディアとの闘いが始まった。ある意味、日本の民主主義の正念場でもある」
という。いくら安倍が独断専行しても下がらなかった政権支持率が、ようやく危険水域へと落ちてきている。朝日新聞(3月19日付)は、こう報じている。
「内閣支持率の変化をみると、前回2月の調査では『支持する』の方が多かった男性も、今回は『支持する』38%(2月調査50%)、『支持しない』46%(同35%)と、支持・不支持が逆転。女性は前回調査では支持・不支持が拮抗(きっこう)していたが、今回は『支持する』25%(同37%)、『支持しない』51%(同38%)とその差は広がった。
年代別に先月と今月の支持率を比較すると、18~29歳は54%→34%▽40代は46%→33%▽50代は43%→30%と、とくに若年・中年層の支持率下落が激しい。
無党派層でも、『支持する』12%(2月調査22%)、『支持しない』58%(同46%)と、支持・不支持の差は拡大している」
毎日新聞の調査でも33%と急落している。
それに伴って、安倍よりも石破を支持するという世論が出てきているのだ。
サン毎は、キーマンは二階幹事長で、それに参院のドンといわれた青木幹雄が動き出し、安倍を切り捨てるときが来ると見ている。
3月25日に開かれる「自民党大会」がどうなるか。現代で、角谷浩一が、今のめんどくさい時期は、二階や青木たちが、石破に任せようというのではないかと見ている。
私も、以前から書いているように、森友学園や加計学園問題はわかりやすい。どんなに政治に疎い人間やお茶の間の主婦にも、誰がウソをいっているのか、誰が悪いのかが、すぐに判断できる。
私と妻は関与していないと安倍が百万遍唱えようと、何いっているんだ白状しろと、大多数の国民が思っているのだ。
こうなったら、安倍には、逃げる手は一つしかない。
現代は、「結婚31年目の決断」として、安倍は離婚を考えていると見ている。
同誌によれば、昭恵は現在、都内の高級ホテルに「隔離」されているというのだ。
安倍とは毎晩、電話で話しているというが、嫁姑問題もあり、事実上の別居状態で、関係は冷えてきているそうだ。
フライデーも同様に見ている。フライデーは、今回の森友文書改ざん事件について、「アッキーの政変」と名付けている。
中に、「安倍総理周辺では、森友学園問題が取り沙汰されてから何度も浮上した『離婚』という選択肢も囁かれています」(自民党関係者)と報じている。
私も、それがいまの安倍にとって、一番いい逃げ道だと思う。「妻が勝手にやったことで、私は関与していない」。姑さんも喜ぶことだろう。
こんな騒ぎでも、麻生財務大臣は、夜な夜な西麻布の会員制のバーで飲んだくれているという。
フライデーは、ストレス解消のために税金でバーに通うのか、と批判しているが、麻生のために弁護しておくと、彼は税金なんぞ使わずとも、カネは有り余るほど持っているはず。それになんたって学習院大卒でござんすよ。
そんなはしたないことをやるわけがありませんやねぇ、麻生さん。
今週の1位は、やはり、森友学園問題を追っている文春と新潮の記事に贈る。
森友文書の書き換えを行っていた近畿財務局職員A氏が自殺したのは、朝日新聞のスクープが出た数日後の3月7日だった。享年54。彼は岡山県生まれで、高校を卒業後に国鉄に入社したと、新潮が報じている。
一時は立命館大学の夜間部に通っていた。87年に当時の中曽根康弘総理が、財界からの強い要請を受けて推し進めた「国鉄解体」に遭い、大蔵省に転籍している。
以後、近畿財務局に勤務し、主に管財部で国有財産の管理に当たっていたという。
「趣味は書道で、展示会に出展するほど熱心でした」と、A氏の友人が語っている。
親族が「(A氏の)様子がおかしいのに気が付いたのは、昨年の八月でした」と話す。いつもは明るいのに、その時は暗い声で、心療内科に通っている、うつの反応が出ているが、クスリが合わず夜も眠れないとこぼしていたという。
A氏は「月に100時間を超える残業が続いていた。それも何カ月も」と訴え、そして「常識を壊されるようなことがあった……」といっていたそうだ。
朝日新聞の森友学園報道によって、不可解な土地取引問題が明らかになったのは昨年2月。
「改ざんが行われていたのもちょうどこの時期に当たると見られている」(新潮)
秋頃から休職し、復職への道筋を辿っていたように見えたが、自宅のマンションの部屋で自殺してしまうのである。
遺書には森友問題を巡る一連の対応が彼を追い込み、それを招いた上司への怨嗟の声が書かれていて、奥さんが財務省に激怒していると、自民党関係者が話している。
親族は、「正義感が強いので、もし間違ったことをやらされそうになったら、絶対に抵抗しようとしたんじゃないのかな。実直な人間からしたら(文書を改ざんすることは=筆者注)とても許されることじゃないことをやらざるをえなかったのではないか」と、A氏の心の内を慮る。
こうした“事件”が起こると、必ず自殺者が出る。それも上司から押し付けられ、反発してはいるが、仕方なく従ってしまった、実直で一本気な人間が多い。
大蔵省が解体されたきっかけになった「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」でも、自殺者が出ている。今回の文書改ざん事件でも、財務省を解体せよという声が上がっているようだ。
このスクープは、先週書いたように、「大阪地検の検事で反安倍分子」(新潮)、「官邸は、朝日報道の根拠が捜査資料との見方を強めていた」(文春)と、大阪地検から流れたとみて間違いないようである。
改ざんされた箇所は200以上。連日、ワイドショーや報道番組では、これを巡ってさまざまな議論が交わされているが、私にはイマイチピンとこない。
この改ざん文書が示していることは、ただ一つである。安倍総理の妻の昭恵が、この取引に「深く関わっていた」ということであり、それの痕跡を隠そうとして組織的に改ざんが行われたのである。
その背景には、検察も含めて、官邸が人事を一手に掌握したことにより、「その結果、公務員は公僕であるより、安倍官邸の下僕となり、政権の意向を忖度するようになる。(中略)森友文書問題が深刻なのは、それが省益などの次元ではなく、安倍首相夫妻を守るために行われていたということです」(政治部デスク=文春)。
国税庁長官をクビになった佐川宣寿氏は証人喚問されることが決まったようだが、新潮によれば、佐川は刑事責任を問われることになるかもしれない。
公用文書等毀損罪は懲役3カ月以上7年以下。公文書変造罪と虚偽公文書作成罪は懲役1年以上10年以下だそうである。
昭恵に取材を申し込んだ文春に対して、彼女から「私がお話しすることはほんとうにないです。私も真実を知りたいです」というメールが返ってきたという。
彼女にではなく、総理夫人という「肩書」に小役人たちは脅え、犯罪行為にまで手を染めることも辞さないという世の非常識を、この女はわからないのだ。
安倍は、昨年2月17日の衆院予算委員会で、森友学園の国有地払い下げに「私や妻が関係していたということになれば、これはもうまさに総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」と答弁している(この議事録は現在閲覧できないらしい)。
注意していただきたいが、この中に「直接」という文言はない。もはや彼の妻がこの件に関わっていたことは100%間違いないのだから、安倍はうじうじと総理の座にしがみついていないで、早く辞めたほうがいい。
この問題で、憲法改正どころではなくなってしまったし、財務省がいくら消費税増税をやりたくても、世論が許さないだろう。
三選確実と見られていた秋の総裁選だが、文春、新潮ともに、岸田政調会長が動き出し、石破元幹事長も精力的に地方を回っているから、安倍には勝ち目がなくなってきたと見ているようだ。
キングメーカーを目指している麻生は、安倍・菅官房長官と距離を置き、岸田を担ぐのではないか。
石破は、今度300票から405票に増えた地方票と小泉進次郎を取り込み、決選投票では2、3位連合で、安倍をひっくり返すのではないか。
どちらにしても、安倍政権が「死に体」になったことだけは間違いない。
(文=元木昌彦)
