深田恭子、号泣──『隣の家族は青く見える』彼女がオリーブの木を植えた意味は?

 コーポラティブハウスを舞台に、4組の「家族」の価値観を描く『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)。評判もいいようで、第9話の視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、わずかながら上がってきている。今回はある事件を軸に、人々が理解しようとしたり、和解に至ったりする様子が描かれた。

 

(前回までのレビューはこちらから)

 

■朔が広瀬の親の元へ突撃

 

 息子にゲイであることを告白された際、受け入れることができなかった広瀬(眞島秀和)の母・ふみ(田島令子)は、少し時間が経ったからなのか、単身訪ねて来た朔(北村匠海)を戸惑いながらも受け入れようとする。

「まだ理解が追いつかなくて。親が理解してあげなければ本当はダメよね。人様はもっと理解してくれないことだろうから」

 親を知らず育った朔は、産んでくれたことへの感謝と、現在幸せであることを、もし親に会えたなら伝えたいと言う。それは広瀬もきっとそうだと言われ、救われた顔をするふみが印象的。相手を理解しようとすることは、ひいては自分を救うことでもあるのかもしれない。

 朔がふみと会っているころ、届け物を持ってきた同僚・長谷部(橋本マナミ)が、一度だけでも抱いて欲しい、子どもだけでも欲しいと広瀬に迫る。「そんな格好(下着姿)をされても、本当に何も感じない」と悲しそうに語る広瀬。長谷部は広瀬への強い想いからか、逆に広瀬を理解しようとしてこなかったのかもしれない。

 

■人前で抱きしめ恋人宣言

 

 前回、真一郎(野間口徹)に離婚を切り出された深雪(真飛聖)。次女・萌香(古川凛)は、深雪を元気づけるため風船を追いかけ、危うく踏切で轢かれかける。通りかかった朔が助けたものの、その朔は怪我をして病院へ。

 深雪は数年前の夫の海外出張中にも、長女の優香(安藤美優)が何者かに誘拐されかけたトラウマがあるといい、すっかり怯えていた。深雪の全身を武装していた鎧がどんどん外れていく。

 朔の怪我は大したことなかったのだが、取り乱して駆けつけた広瀬は、「家族なんです! 戸籍上は違うけど、一緒に住んでるんです! 家族同然の恋人なんです!」と看護師に詰め寄り、朔を見つけるなり「見られたっていい、そんなこともうどうだっていいから」と、人目もはばからず抱きしめる。不覚にも普通に泣きました。

 子どもの教育上よくないと、以前広瀬に食ってかかった深雪は気まずそうだったが、「これからは多様性を認める世の中にしていかないとダメだよねー」と、すでにLGBTなど多様性について授業で習ってるらしい優香は笑ってるし、未就学の萌香も「朔ちゃんとわたるん、愛し合ってるね」と、微塵も偏見がない。偏見があるのは、ある程度人生を重ねた世代なのだろう。

 ちなみにその夜の朔と広瀬の入浴シーンも、この流れでなんの違和感もなく見れました。

■深い雪解け

 

 中庭。深雪は萌香のことだけでなく、ゲイに対する偏見について全家庭の前で謝罪する。

深雪「私は自分と違うものを排除することで自分を守ってた」「狭い世界に閉じこもって生きてきたこと、今さらながら後悔してるところです」

広瀬「誰だってそうですよ。自分が信じてきた価値観を覆すのは勇気がいります」

亮司(平山浩行)「悪気なく誰かを傷つけてることあるだろうなって思いますし」

朔「誰のことも傷つけずに、自分のことも傷つけずに生きるのって無理じゃないかな」

ちひろ(高橋メアリージュン)「誰かが傷つくのを恐れて、言いたいこと全部引っ込めちゃうのも違う気がするしね」

大器(松山ケンイチ)「傷つけたとしても後で声に出して話し合えば分かり合えるかもしれない」

奈々(深田恭子)「いつか分かり合える時が来るといいですよね」

「3・15中庭会談」として後世まで語り継がれる歴史的会談。根の深かった深雪の気持ちが溶けていくのを見て「深雪」の名前の意味に気付く。直後の深雪とちひろのお馴染みの口論も、もはや棘々しさは皆無で心地よく、舞台化しても映える脚本だと思った。

 筆者は、大器のいう全て「声に出して話す」という物語の運び方が説明的で苦手ではあるのだが、こうした意図を掲げられると、もう黙るしかないです、ごめんなさい。

 ちなみに撮影で使われた電車は「上用賀」行きと書かれていたが、おそらく群馬の上毛電鉄。以前大器が歩いていたのは東急池上線沿線だったが、いろいろ合わせて撮影している模様。

 

■オリーブの木

 

 不妊治療の末、ついに前回妊娠した奈々。親や職場に報告したり、エコーで心拍を確認したり、母子手帳をもらってきたり、マタニティマーク(「お腹に赤ちゃんがいます」のキーホルダー)をつけたりと、不安を抱えつつも幸せそうだ。そんな奈々は庭にオリーブの苗木を2株植える。

 調べてみると、樹齢の長いこのオリーブという種は「他家受粉」といって、他の木の花粉でないと受粉しにくいらしい。同じ個体で受粉できるものを「自家受粉」(一年草などに多い)というのだが、それに対し他家受粉は個々の遺伝子が多様性に富むため、耐性もさまざま(一気に全滅しにくい)で生物として強くなるというメリットがあるという。

 このドラマのテーマである「多様性」。さまざまな価値観を持つ、違った人間同士が関わることで、お互い学びあったり助け合ったりして成長することができるということを、この木は表しているのだろう。

 オリーブの樹を植えた直後に、萌香が行方不明になり、これまで以上に住人が協力したっていたのは象徴的だ。

 仲直り目的で開かれたバーベキューの最中、突然、奈々が倒れた。その時も、それぞれが補うように対処した。深雪は動転する大器からかかりつけの病院を聞き出し連絡、亮司は車を回し、ちひろはブランケットをかけ、流れる血を隠した。奈々が運び出されたあと、オリーブの木が映し出されたのが印象深かった。

 今回はオープニングがいつもの軽快な曲ではなく、最後に流れるミスチルのしっとりした主題歌からスタートし(といってもこのドラマのオープニングはいつも中盤だが)、ただならぬ気配を漂わせていた。

 奈々は、流産してしまった。医師(伊藤かずえ)から初期の流産は珍しいことではないと告げられるも、唐突すぎる展開に2人の気持ちはついていけてない。

 しばらく経ってから、それぞれ強烈に悲しみが襲ってくる様子がリアルだ。特に奈々は翌日、また病院へ行くためバッグを手にした瞬間、大器がつけたマタニティマークが目に入り、涙が止まらなくなる。マークを引きちぎりながら嗚咽する深キョンの芝居は、彼女史上最高のものと思えるくらい気持ちがこもっていた。

 奈々は置き手紙を書き、失踪してしまう。

「ママになりたかったのでなく大ちゃんをパパにしてあげたかったのだと気付きました」「ごめんね大ちゃん……、ごめんね赤ちゃん……」と、自分を過剰に責めてしまう様子がリアルだとの視聴者の声が多かった。

 次回、ドラマは最終回を迎える。今回植えられたオリーブの木が今後、どう成長するのかもっと見ていたい。
(文=柿田太郎)

 

 

難航する『24時間マラソン』にとんねるずが名乗り!? “出禁”日テレとの雪解け目的で……

 日本テレビ系で放送される夏の風物詩『24時間テレビ』。その目玉である「チャリティーマラソン」のランナー選考が今年も難航しているという。

 昨年はブルゾンちえみがランナーを務めたが、当日のサプライズ発表となり、ブルゾン本人にはスタート1時間前に告げられた。

「チャリティー番組なのに、わざわざサプライズ発表にして視聴率を稼ごうとする手法に批判が殺到しました。そのため、今年は早い段階からランナーを発表する方針となっています。かつては1,000万円といわれていたギャラについても、『それを募金したほうがいい』という声に押され、今では100万円程度まで下げられている。その後、日テレがプッシュしてくれるとはいえ、半端ではない練習量が必要ですから、誰も引き受けたがらない」(テレビ関係者)

 日テレサイドも、昨年中からこうした状況を想定して、候補者についてはアタリをつけていたという。日テレ関係者が耳打ちする。

「岡田結実、ANZEN漫才・みやぞん、ピース・又吉直樹の名前が挙がっていました。しかし、岡田は父親である、ますだおかだの岡田圭右が昨年離婚。母親が親権を持つため『岡田圭右の娘』とアピールしづらくなった。みやぞんは身体能力が高すぎて、感動に乏しい。『NEWS ZERO』でキャスターを務める又吉も、“芥川賞作家”の肩書が飽きられ、米国留学中の相方・綾部祐二を呼び寄せたとしてもインパクトは弱い」

 そんな中、意外な人物が水面下で名乗りを上げているというのだ。業界関係者が明かす。

「芸能界からリストラ危機にあるとんねるずが、売り込みをかけているとのウワサがあるんです。とんねるずといえば、過去に日テレの有力プロデューサーとのいざこざで“出禁”状態となっており、ランナーを引き受けることで雪解けを狙っているといいます。おそらく、走るのは木梨憲武のほうで、彼は6月のロンドンを皮切りに、7月からおよそ2年かけて全国で個展を開催します。チャリティマラソンは、そのプロモーションとして最適ですからね」

 スタートラインに立つのは果たして誰だ!?

難航する『24時間マラソン』にとんねるずが名乗り!? “出禁”日テレとの雪解け目的で……

 日本テレビ系で放送される夏の風物詩『24時間テレビ』。その目玉である「チャリティーマラソン」のランナー選考が今年も難航しているという。

 昨年はブルゾンちえみがランナーを務めたが、当日のサプライズ発表となり、ブルゾン本人にはスタート1時間前に告げられた。

「チャリティー番組なのに、わざわざサプライズ発表にして視聴率を稼ごうとする手法に批判が殺到しました。そのため、今年は早い段階からランナーを発表する方針となっています。かつては1,000万円といわれていたギャラについても、『それを募金したほうがいい』という声に押され、今では100万円程度まで下げられている。その後、日テレがプッシュしてくれるとはいえ、半端ではない練習量が必要ですから、誰も引き受けたがらない」(テレビ関係者)

 日テレサイドも、昨年中からこうした状況を想定して、候補者についてはアタリをつけていたという。日テレ関係者が耳打ちする。

「岡田結実、ANZEN漫才・みやぞん、ピース・又吉直樹の名前が挙がっていました。しかし、岡田は父親である、ますだおかだの岡田圭右が昨年離婚。母親が親権を持つため『岡田圭右の娘』とアピールしづらくなった。みやぞんは身体能力が高すぎて、感動に乏しい。『NEWS ZERO』でキャスターを務める又吉も、“芥川賞作家”の肩書が飽きられ、米国留学中の相方・綾部祐二を呼び寄せたとしてもインパクトは弱い」

 そんな中、意外な人物が水面下で名乗りを上げているというのだ。業界関係者が明かす。

「芸能界からリストラ危機にあるとんねるずが、売り込みをかけているとのウワサがあるんです。とんねるずといえば、過去に日テレの有力プロデューサーとのいざこざで“出禁”状態となっており、ランナーを引き受けることで雪解けを狙っているといいます。おそらく、走るのは木梨憲武のほうで、彼は6月のロンドンを皮切りに、7月からおよそ2年かけて全国で個展を開催します。チャリティマラソンは、そのプロモーションとして最適ですからね」

 スタートラインに立つのは果たして誰だ!?

17.3%有終の美! 木村拓哉『BG』が突きつけた「もうドラマに物語は必要ないのか」問題

 木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の最終回。視聴率は17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最高を記録。見事、有終の美を飾りました。

『BG』は初回、15.7%スタートでした。このとき私は、この数字は「重い十字架になる」と書きました。あまりに荒唐無稽、支離滅裂で“キムタク推し”一辺倒のシナリオを見て、視聴者離れを確信したのです。

「終わってみたら『連ドラ史上、最大の下げ幅』という記録を作ってしまうかもしれない」

 実際には、まったくそんなことはありませんでした。下げ幅どころか、中盤から視聴率は右肩上がり。最終回の瞬間最高視聴率は22.3%を記録したそうです。ネット上には大手マスコミの絶賛記事が並び、続編も期待されているとか。

 もうね、ホントに白目になってしまいます。だって、第1話を見終わったときと、最終回まで見通した今と、シナリオに対する印象が、まったく変わってないんだもの。「こんなの、連ドラ史上、最大の下げ幅を記録してても不思議じゃないだろ」と思ってるんだもの。面白いとかつまらないとか、そういう評価以前に、評価されるべき物語が提示されてないんだもの。

 そんなわけで、最終回を中心に『BG』というドラマ全体を振り返ってみたいと思います。

 

(前回までのレビューはこちらから)

 

 

■撮影部の頑張りが光りました

 

 以前にも書きましたが、『BG』は撮影がすごくいいドラマです。自然光で印象に残っているのは、何話目か忘れましたが、夕方のサッカー場のシーン。キムタクと満島真之介がなんやかんやあって、その後、チームの人たちを煽り気味で撮ってたカットなんて、マカロニ・ウェスタンっぽくてカッコよかったですねえ。

 この最終回では、薄暗い部屋の中でキムタクと少年が語り合う場面、その後の乱闘のところとか、照明がばっちり決まって美しかったです。

 こうした撮影のよさは、もしかしたら『BG』にとって最優先項目だったのかもしれません。このドラマはキムタクのカッコいいキメシーンが毎回用意され、そのキメシーンに向かって作られていました。だから、そのキメシーンがカッコよくないと『BG』には見どころが何もなくなってしまう。

 つまり、最初から「お話はどうでもいいから、キムタクをカッコよく撮ろう」というコンセプトだけがあったということです。

 

■島崎章であることすら捨てられた

 

 後半に入り、「お話のどうでもよさ」に拍車がかかります。山口智子がゲストで登場したシークエンスでは、もうキムタクは島崎章ですらありません。『ロングバケーション』(フジテレビ系)の瀬名くんです。ドラマが島崎章の人生を描くことより、キムタクと山口智子の22年ぶりの共演という絵面、話題性を優先したということです。

 最終回のラストシーンもまた、島崎が島崎であることの意味を放棄しています。武道館の前で、ド派手なロールスからYAZAWAが登場する。YAZAWAがキムタクと言葉を交わす。そのままドラマが終わってしまう。「VIPだろうがパンピーだろうが警護対象には云々」とか数分前に言ってた島崎は、もうどこにもいない。

 こうした超大物のカメオ出演がラストシーンを飾った作品というと、映画『メリーに首ったけ』(1998)のブレッド・ファーブを思い出します。しかし、あれはオチとしてファーブの登場に物語としての意味がありました。今回のYAZAWAには意味がありません。大物が出た、という話題性だけです。全9話かけて語ってきた島崎章の人生は、数分のYAZAWAより価値がないと、自ら宣言しているのです。

■「キムタクは何を演じてもキムタクか」という問い

 

 最終回を前に、Yahoo!ニュースのトップに「キムタクは何を演じてもキムタクという誤解」とかなんとかいう長文の記事が出ていました。

 しかし、今回に限って言えば、そんな問いは成立しません。なぜなら、もともと『BG』が、キムタクに「島崎章を演じてほしい」というオーダーを出していない状態だからです。むしろ、キムタクはキムタクのパブリックイメージのまま、山口智子と再会してほしい。YAZAWAと邂逅してほしい。ちょっと情けないセリフを吐いてほしい。キメるところをキメてほしい。そういう要請をされた仕事だったのです。

 その要請をしたのがテレ朝なのかジャニーズなのか、そんなことは知りません。ただ、本当に島崎章を描こうとするなら、山口智子やYAZAWAの存在は邪魔なんです。菜々緒や斎藤工や間宮祥太朗を掘り下げるべきなんです。江口洋介にしっかり筋を通させて、上川隆也を無駄死にさせないべきなんです。せっかく『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)でスターシステムから脱却しかけたキムタクにとって(最終回レビュー)、『BG』は俳優として明らかな“後退”になったと思います。

『BG』の正体は、ただのキムタク・ショーケース。いわゆる「ドラマ」と呼ばれるテレビプログラムとは別のコンテンツでした。キムタクは島崎章を演じさせてもらえませんでした。

 そうしたコンテンツが「ドラマ」と称されて放送され、17%の視聴率を獲得する。ここで全話にわたって「脚本がいかんよ、脚本が」と書き続けても、「キムタクを貶めたいだけだろ」と言われてしまう。脚本で頑張ってる作品は、全然数字が取れないし話題にもならない。

「ドラマが物語を必要としない時代」って、なんだか「スパゲティがパスタを必要としない時代」というくらい突飛なトートロジーだけど、意外に現実になってきてるのかもしれませんね。こわーい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

17.3%有終の美! 木村拓哉『BG』が突きつけた「もうドラマに物語は必要ないのか」問題

 木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の最終回。視聴率は17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最高を記録。見事、有終の美を飾りました。

『BG』は初回、15.7%スタートでした。このとき私は、この数字は「重い十字架になる」と書きました。あまりに荒唐無稽、支離滅裂で“キムタク推し”一辺倒のシナリオを見て、視聴者離れを確信したのです。

「終わってみたら『連ドラ史上、最大の下げ幅』という記録を作ってしまうかもしれない」

 実際には、まったくそんなことはありませんでした。下げ幅どころか、中盤から視聴率は右肩上がり。最終回の瞬間最高視聴率は22.3%を記録したそうです。ネット上には大手マスコミの絶賛記事が並び、続編も期待されているとか。

 もうね、ホントに白目になってしまいます。だって、第1話を見終わったときと、最終回まで見通した今と、シナリオに対する印象が、まったく変わってないんだもの。「こんなの、連ドラ史上、最大の下げ幅を記録してても不思議じゃないだろ」と思ってるんだもの。面白いとかつまらないとか、そういう評価以前に、評価されるべき物語が提示されてないんだもの。

 そんなわけで、最終回を中心に『BG』というドラマ全体を振り返ってみたいと思います。

 

(前回までのレビューはこちらから)

 

 

■撮影部の頑張りが光りました

 

 以前にも書きましたが、『BG』は撮影がすごくいいドラマです。自然光で印象に残っているのは、何話目か忘れましたが、夕方のサッカー場のシーン。キムタクと満島真之介がなんやかんやあって、その後、チームの人たちを煽り気味で撮ってたカットなんて、マカロニ・ウェスタンっぽくてカッコよかったですねえ。

 この最終回では、薄暗い部屋の中でキムタクと少年が語り合う場面、その後の乱闘のところとか、照明がばっちり決まって美しかったです。

 こうした撮影のよさは、もしかしたら『BG』にとって最優先項目だったのかもしれません。このドラマはキムタクのカッコいいキメシーンが毎回用意され、そのキメシーンに向かって作られていました。だから、そのキメシーンがカッコよくないと『BG』には見どころが何もなくなってしまう。

 つまり、最初から「お話はどうでもいいから、キムタクをカッコよく撮ろう」というコンセプトだけがあったということです。

 

■島崎章であることすら捨てられた

 

 後半に入り、「お話のどうでもよさ」に拍車がかかります。山口智子がゲストで登場したシークエンスでは、もうキムタクは島崎章ですらありません。『ロングバケーション』(フジテレビ系)の瀬名くんです。ドラマが島崎章の人生を描くことより、キムタクと山口智子の22年ぶりの共演という絵面、話題性を優先したということです。

 最終回のラストシーンもまた、島崎が島崎であることの意味を放棄しています。武道館の前で、ド派手なロールスからYAZAWAが登場する。YAZAWAがキムタクと言葉を交わす。そのままドラマが終わってしまう。「VIPだろうがパンピーだろうが警護対象には云々」とか数分前に言ってた島崎は、もうどこにもいない。

 こうした超大物のカメオ出演がラストシーンを飾った作品というと、映画『メリーに首ったけ』(1998)のブレッド・ファーブを思い出します。しかし、あれはオチとしてファーブの登場に物語としての意味がありました。今回のYAZAWAには意味がありません。大物が出た、という話題性だけです。全9話かけて語ってきた島崎章の人生は、数分のYAZAWAより価値がないと、自ら宣言しているのです。

■「キムタクは何を演じてもキムタクか」という問い

 

 最終回を前に、Yahoo!ニュースのトップに「キムタクは何を演じてもキムタクという誤解」とかなんとかいう長文の記事が出ていました。

 しかし、今回に限って言えば、そんな問いは成立しません。なぜなら、もともと『BG』が、キムタクに「島崎章を演じてほしい」というオーダーを出していない状態だからです。むしろ、キムタクはキムタクのパブリックイメージのまま、山口智子と再会してほしい。YAZAWAと邂逅してほしい。ちょっと情けないセリフを吐いてほしい。キメるところをキメてほしい。そういう要請をされた仕事だったのです。

 その要請をしたのがテレ朝なのかジャニーズなのか、そんなことは知りません。ただ、本当に島崎章を描こうとするなら、山口智子やYAZAWAの存在は邪魔なんです。菜々緒や斎藤工や間宮祥太朗を掘り下げるべきなんです。江口洋介にしっかり筋を通させて、上川隆也を無駄死にさせないべきなんです。せっかく『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)でスターシステムから脱却しかけたキムタクにとって(最終回レビュー)、『BG』は俳優として明らかな“後退”になったと思います。

『BG』の正体は、ただのキムタク・ショーケース。いわゆる「ドラマ」と呼ばれるテレビプログラムとは別のコンテンツでした。キムタクは島崎章を演じさせてもらえませんでした。

 そうしたコンテンツが「ドラマ」と称されて放送され、17%の視聴率を獲得する。ここで全話にわたって「脚本がいかんよ、脚本が」と書き続けても、「キムタクを貶めたいだけだろ」と言われてしまう。脚本で頑張ってる作品は、全然数字が取れないし話題にもならない。

「ドラマが物語を必要としない時代」って、なんだか「スパゲティがパスタを必要としない時代」というくらい突飛なトートロジーだけど、意外に現実になってきてるのかもしれませんね。こわーい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

佐川宣寿氏の国税庁長官辞任で「財務省vs政治家」の全面戦争が始まる!? パナマ文書が“爆弾”に……

 財務省の決裁文書改ざん問題で、国税庁長官を辞任した佐川宣寿氏への追及が強まっている。野党が求めてきた国会での証人喚問には長く政権与党は拒否姿勢を見せてきたが、それも一転。自民党と公明党の国対委員長が、それぞれ証人喚問を検討する考えを示した。ただ、これには財務省から「佐川を呼べば潰される政治家が出てくる」と不気味な予言も聞かれるのだ。

「この件は、そもそも政治家サイドの忖度で起きた問題なのに、そこを虚偽答弁までして守ろうとした佐川さんをひとり悪者にしているのは許されない。省内には『佐川さんを見捨てるなら、こっちも政治家を見捨てる』と言う人もいます。タックスヘイブンの件をはじめ、隠してきたものをリークするだけで連中はひっくり返るはず、とね」(同)

 こう話すのは財務省勤務の男性で、政治家の生命線につながる危ない話を財務省が握っているというのである。

 そのキーワードとして出てきた「タックスヘイブン」といえば、2年前に国際ジャーナリストの組織が公表した「パナマ文書」が有名だ。過去40年にわたり世界各国の企業や要人らがパナマの法律事務所経由でペーパーカンパニーを作り、租税回避や資産隠しをしていたと思われるもので、法人21万件の中には伊藤忠や丸紅、イオン、電通、ソフトバンクなどのほか、三木谷浩史(楽天)、柳井正(ユニクロ)、安田隆夫(ドン・キホーテ)といった個人名もあり、大きな疑念を渦巻かせた。

「この件の調査を強く進めていたのが佐川さんなんですよ。といっても、該当者を追及するためではなく、弱みを握るため。パナマ文書には、財務省の事務次官や主計局長などそうそうたる面々が関与していて、安倍(晋三)首相が大抜擢した秘書官もそのひとりです。カネの出所は大半が紐付いてる大企業ですから、そこを押さえておけば『政治家の金玉を握るようなもの』なんです。安倍さんのお友達である財界人も痛いところを握られているので、もしこのまま佐川さんがひとり悪者にされる方向に進めば、ひと波乱起きてもおかしくはないですよ」(同)

 森友問題は、大阪府豊中市の国有地を約8億円値引きして売却した“特例”取引の経緯を隠ぺいしたものだが、証拠となる決済文書の改ざんでは、政治家の名前など約280カ所が書き替えられたり削除されたりしているという。そんな中、本件を担当した近畿財務局の末端職員が責任を押し付けられる状況で自殺。これには、当初は隠ぺい姿勢に同調していた省内の風向きも変わったという。

「仲間がハラキリさせられたことは道理を超えてあまりにつらい話。佐川さんの件に関係なく、独断でいろいろ暴露に走る職員が出てきてもおかしくはないですし、実際に朝日新聞にリークしたと思われる職員もいますからね。いま信頼が落ちまくっている財務省としても、もしパナマ文書とかタックスヘイブンを追及する動きが強まれば一気にイメージ回復できるので好都合」(同)

 一説には、第二次安倍政権の中で不審死を遂げた内閣関係者にまつわる重要な話を知る財務官僚もいるというが、佐川氏を証人喚問する可能性が高まっている与党の姿勢が、財務省から見て“裏切り”と映れば、今後どんな危ない話が出てきてもおかしくはないだろう。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

佐川宣寿氏の国税庁長官辞任で「財務省vs政治家」の全面戦争が始まる!? パナマ文書が“爆弾”に……

 財務省の決裁文書改ざん問題で、国税庁長官を辞任した佐川宣寿氏への追及が強まっている。野党が求めてきた国会での証人喚問には長く政権与党は拒否姿勢を見せてきたが、それも一転。自民党と公明党の国対委員長が、それぞれ証人喚問を検討する考えを示した。ただ、これには財務省から「佐川を呼べば潰される政治家が出てくる」と不気味な予言も聞かれるのだ。

「この件は、そもそも政治家サイドの忖度で起きた問題なのに、そこを虚偽答弁までして守ろうとした佐川さんをひとり悪者にしているのは許されない。省内には『佐川さんを見捨てるなら、こっちも政治家を見捨てる』と言う人もいます。タックスヘイブンの件をはじめ、隠してきたものをリークするだけで連中はひっくり返るはず、とね」(同)

 こう話すのは財務省勤務の男性で、政治家の生命線につながる危ない話を財務省が握っているというのである。

 そのキーワードとして出てきた「タックスヘイブン」といえば、2年前に国際ジャーナリストの組織が公表した「パナマ文書」が有名だ。過去40年にわたり世界各国の企業や要人らがパナマの法律事務所経由でペーパーカンパニーを作り、租税回避や資産隠しをしていたと思われるもので、法人21万件の中には伊藤忠や丸紅、イオン、電通、ソフトバンクなどのほか、三木谷浩史(楽天)、柳井正(ユニクロ)、安田隆夫(ドン・キホーテ)といった個人名もあり、大きな疑念を渦巻かせた。

「この件の調査を強く進めていたのが佐川さんなんですよ。といっても、該当者を追及するためではなく、弱みを握るため。パナマ文書には、財務省の事務次官や主計局長などそうそうたる面々が関与していて、安倍(晋三)首相が大抜擢した秘書官もそのひとりです。カネの出所は大半が紐付いてる大企業ですから、そこを押さえておけば『政治家の金玉を握るようなもの』なんです。安倍さんのお友達である財界人も痛いところを握られているので、もしこのまま佐川さんがひとり悪者にされる方向に進めば、ひと波乱起きてもおかしくはないですよ」(同)

 森友問題は、大阪府豊中市の国有地を約8億円値引きして売却した“特例”取引の経緯を隠ぺいしたものだが、証拠となる決済文書の改ざんでは、政治家の名前など約280カ所が書き替えられたり削除されたりしているという。そんな中、本件を担当した近畿財務局の末端職員が責任を押し付けられる状況で自殺。これには、当初は隠ぺい姿勢に同調していた省内の風向きも変わったという。

「仲間がハラキリさせられたことは道理を超えてあまりにつらい話。佐川さんの件に関係なく、独断でいろいろ暴露に走る職員が出てきてもおかしくはないですし、実際に朝日新聞にリークしたと思われる職員もいますからね。いま信頼が落ちまくっている財務省としても、もしパナマ文書とかタックスヘイブンを追及する動きが強まれば一気にイメージ回復できるので好都合」(同)

 一説には、第二次安倍政権の中で不審死を遂げた内閣関係者にまつわる重要な話を知る財務官僚もいるというが、佐川氏を証人喚問する可能性が高まっている与党の姿勢が、財務省から見て“裏切り”と映れば、今後どんな危ない話が出てきてもおかしくはないだろう。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

平昌パラリンピック中継に見る「香取慎吾」の扱い

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎あれは23年前
 いよいよ始まった、オウム事件死刑囚たちの各地への移送。しかし、オウム関連の宗教団体として「アレフ」と「ひかりの輪」はよく聞く名称だったけど、今回の報道で初めて「山田らの集団」ってのもあるってことを知った。「山田らの集団」……。何かこう、味わい深いネーミングである。前衛劇団とか、農業系のエコなNPOってイメージ。手作り味噌のパッケージとかに印刷されてそうな文字面だ。いやいやいや、そんな感想はともかく。新しいオウム系団体が確認されたら、それは早く教えてもらいたいもんである。変な味噌買わされる前に。

 そもそも、そんなに散らして「執行」すること自体知らなかった。「聖地」を作らないためなんだろうか? 何だかものすごく規模の大きい「ドナドナ」。そんな印象の映像であった。

◎慎吾をさがせ!
 メダルラッシュではあるものの、放送枠は少ない。盛り上がってるんだか、盛り上がってないんだか、微妙な喫水線を抉り続ける平昌パラリンピック。生中継も少ないしなぁ。そんな貴重な中継中、スノーボードに出場後の山本篤選手と記念写真を撮る香取慎吾の姿がNHKのライブカメラに。しかし顔半分見切れてて、明らかに「映しちゃイカン!」という咄嗟の配慮が働いたのが見て取れた。

 こうなったらもう、「木原さんのお天気コーナー」とか、『PON!』(日本テレビ系)のガラスの向こうとか、強風時のお台場周辺や、交通が乱れた日の新宿駅などなど、テレビが映さざるを得ないところを足繁く訪れてみるというのはどうだろう。映ったところで特に何も変わらんとは思うが。いろんな不自然は伝わるかと。ま、そもそもすでに不自然は伝わってるのであるが。それが当たり前の「景色」にならないうちに、できる限りの手を打たないと。景色にするのがあっちの狙いなのだから。

 あ、大雪の日の八王子駅前も必ず各局行くからオススメだ。来冬まで待たなきゃいけないのが難だけど。

◎どうかお大事に
 大橋純子、食道癌を発表。マスコミを集めた緊急会見にて。うーむ。「重大発表があります」と報道陣を集めておいて……で思い出すのは海老名みどりの自著『ビッグアップル殺人事件』(主婦と生活社)出版会見。いや、「癌」の一大事を海老名みどり扱いしてはいけませんね。いけないのだがしかし。集まったマスコミ陣から発せられた声が、明らかに苛立っているのが会見から伝わってきたのも事実。「何かファンの方へ伝えたいことはありますか」なんつって、本人よりも先に〆を促す質問したりして。

 毎年行っていた検査で食道癌を発見。ステージは1。転移もなし。予定していたコンサートは休み、今年は治療に専念します。コンサート中止は、長い芸能活動において初めてのこと。ファンの皆さんには申し訳ないが、また元気な姿で歌えるよう頑張るので、引き続き応援宜しくお願いします。

 ……ファクスでいい。そんな声なき声が、生中継の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)からも聞こえてきた気が。少なくとも「緊急会見」と銘打つと、必要以上にハードルだけグングン上がっちゃうから。各社にファクス送った後、取材申し込みのあったところへ丁寧に答えていこう。芸能生活40年以上のベテランだというのに、どうしてこんなイロハも知らんのか。知っててあえてなのなら、それはそれですごいが。

 「大橋純子が存在している」ということを、皆で指差し確認できたという意味では、効果アリというべきか。これから健康食品の通販なんかで、仕事増えるんだろな。新しいジャンルということで、もう電通仕切り済みなのかな。邪推はともかく、今は「頑張れ大橋純子」で心一つに。あとはとにかくマジ検診だ!

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

母乳育児デマにだまされないで! 大切なのは無理なく育児を続けること

※この記事はメタモル出版ウェブサイトに掲載されていた森戸やすみさんの連載「小児科医ママの子どものケアきほんの『き』」を再掲載したものです

 先日、ある妊娠中の女性が、授乳中の友達の乳房が大きくなって形が崩れているのを見てショックを受けたという理由で「私は絶対に粉ミルクだけにして、母乳はあげないと決心しました」と言うので驚きました。母乳育児の盛んな現代の日本で、母乳の利点のこと、母乳をあげなくても妊娠・出産すると乳房は大きくなることをまったく知らないようだったからです。40年以上前の日本によくあった考え方ですね。

 改めて、母乳のよい点をおさらいしましょう。

 まず、お母さん側のメリットから。母乳をあげたほうが増えてしまった体重も、大きくなった子宮も元に戻るのが早くなります。つまり、前述の方のように体型を気にするなら、母乳をあげたほうがいいと言えるでしょう。さらにお母さんが将来、乳がんや卵巣がん、骨粗しょう症になる頻度も下がります。

 次に、赤ちゃん側のメリットとしては、感染症にかかる確率が低くなり、乳幼児突然死症候群などの病気も予防できる可能性があります。だから、母乳が無理なく出て、お母さんの負担になりすぎるわけではなければ、赤ちゃんにはぜひ少しでも多くの母乳をあげてほしいのです(http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/apa.13136/full)。

 でも、「母乳育児はつらい」と言うお母さんは少なくありません。どうしてでしょうか。それは大まかに以下のような理由が挙げられます。

(1)軌道にのるまで頻回授乳が必要だから

 母乳は、産後すぐから頻繁に授乳することで出やすくなります。でも、産後すぐは、まだあちこちに出産による痛みや疲労が残っていたり、母乳がスムーズに分泌されるまでは乳房や乳首も痛かったりしますし、なかなか大変なことは確かです。

(2)適切な指導や支援が受けられないことがあるから

 母乳について指導する助産師や看護師が足りないことがあります。出産は予定通りコンスタントに進むものではないので、出産が続くとスタッフの数がどうしても足りなくなります。だから、支援が必要なお母さんに必ずしも充分な支援が行き届きません。また、授乳姿勢や負担のかからない方法が周知されていない、助産師によって言うことが違うということもあります。

(3)母乳をあげにくい人もいるから

 母乳の産生量には個人差があり、出産後スムーズに母乳が出る人ばかりではありません。約1割は、さまざまな理由で充分な母乳が出ないと言われています。そういった体質に加え、②の適切な授乳指導や支援をしてくれる人の有無、授乳以外の家事・育児の手伝いをしてくれる人の有無などの社会的環境、お産直後の精神状態、健康状態も人によって違うため、必ずしも頻繁に授乳できるとは限りません。

(4)無駄にお母さんを縛るデマが多いから

 「母が食べたもので母乳が甘くなったりしょっぱくなったりする、乳児湿疹が出る」、「洋食を食べると母乳がドロドロになる」、「授乳中はあらゆる薬、カフェインは禁止」など、授乳がつらくなるようなデマがばらまかれています。これらはすべてウソです。

 母乳に含まれる<子どもの成長に欠くことのできない大事な成分>は、よほど極端な食生活をしていなければ、お母さんの食べたものでそう変わることはありません。例えば、母乳中のたんぱく質、ビタミンB12、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、銅、ナトリウム、カリウム、乳糖、脂肪の総量といったものは、お母さんがたくさん食べてもあまり食べなくても一定です。赤ちゃんの貧血予防に、授乳中のお母さんが鉄剤を飲んでも、残念ながら母乳中の鉄は増えません。母乳の味や匂いが、食べた料理で微妙に変わる可能性はありますが、そんなことで赤ちゃんは飲むのをやめたりしません。いつもと違うニンニクの匂いがしたとき、赤ちゃんがより長い時間母乳を飲んでいたという論文もあります(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1896276 )。

 また、お母さんが何かを食べないようにすることで、アレルギーを予防することはできません。日本小児アレルギー学会のガイドラインは、偏りなく食べるように言っています。アメリカ、ヨーロッパの学会でも同様です(http://www.jspaci.jp/jpgfa2012/chap11.html )。ただし、お母さん自身がアレルギーのある食品だけは避けましょう。大事なことなので再度書きますが、母乳をあげているお母さんは1か月程度のスパンで偏りなくなんでも食べてくださいね。

 以上をまとめると、母乳育児を無理なく続けるためには、できれば妊娠中に適切な授乳方法や姿勢、ウソ・ホントなどを調べておき、産後は早い時期から頻繁に授乳することが大切です。宋美玄先生との共著『産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK』に詳しく書きましたのでチェックしてみてくださいね。

 それでもダメなら、粉ミルクがあります。「粉ミルクだと赤ちゃんの髪が逆立つ」、「母乳をあげないと発達障害になる」「粉ミルクだとキレやすい子になる」などの説はウソです。粉ミルクの消費量がとても多かった1970年代に赤ちゃんだった大人たち(現在の40代)も、ちゃんと育っています。

 赤ちゃんにベストなものを与えたいという気持ちは大切ですが、それぞれのお母さんができる範囲でやればいいと思います。笑顔で子育てできることも、とても大切だということを忘れないでくださいね。

新装版 小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK(内外出版社)

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