今週の注目記事・第1位
「『森友公文書』改ざん疑惑、安倍首相は財務省に責任転嫁」(「週刊文春」3/15号)
「朝日新聞と安倍政権、どちらかが死ぬ-決定的証拠を出せないまま泥沼の闘い」(「週刊現代」3/24号)
同・第2位
「羽生結弦の国民栄誉賞に咬みついた村田諒太」(「週刊新潮」3/15号)
同・第3位
「沖縄・北方新大臣『ハレンチ』秘録」(「週刊文春」3/15号)
「愛人の『赤坂芸者』がぶちまけた『沖縄・北方担当相』のカネと女」(「週刊新潮」3/15号)
同・第4位
「伊調馨告発第2弾『パワハラかどうか加害者が決めるのはおかしい』」(「週刊文春」3/15号)
「『私は伊調従兄弟に謀られた』-パワハラ騒動に『栄和人』が反論!」(「週刊新潮」3/15号)
「<パワハラ>被害者伊調馨と42歳コーチ、レスリング場での親密指導」(「週刊現代」3/24号)
同・第5位
「小室家『一卵性母子』のナゾ-3・11直後に避難先の九州からヘルプ」(「週刊文春」3/15号)
「眞子さまの心はどこにある? みんなが心配してる小室圭さんと元カノの関係」(「フライデー」3/23号)
同・第6位
「メジャーでもすべらない『大谷翔平』の『すべるボール』が笑えない」(「週刊新潮」3/15号)
同・第7位
「『電子大麻』製造現場撮った-麻薬大国ニッポン、危険ドラッグ超えるヤバさ」(「フライデー」3/23号)
同・第8位
「三顧の礼に報いない高梨沙羅の非礼なる日体大卒業」(「週刊新潮」3/15号)
同・第9位
「いま絶対に受けておくべき最新・医療検査のすべて-これで寿命を延ばせ」(「週刊ポスト」3/23・30号)
同・第10位
「本誌広告を黒く塗り潰した、大新聞の『表現の不自由』」(「週刊新潮」3/15号)
同・第11位
「AIが弾き出した全国30エリア『震度4以上』警戒MAP」(「週刊ポスト」3/23・30号)
同・第12位
「腰・ひざの痛みが一瞬で消えた! 医者が教える最強の『消痛術』」(「週刊現代」3/24号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
今週はポストが合併号。こんな時期に合併号を出すというのは、前から決まっていたことなのだろうが、週刊誌としてはいかがなものだろう。
世の中の動きが速すぎて、もはや週刊誌のサイクルでは追い付かない。朝日新聞の森友に関する公文書が書き換えられていたという大スクープだが、慌てた安倍官邸が、佐川国税庁長官の首を斬り、麻生財務大臣の責任問題にまで発展していった。
韓国の使節団が北朝鮮へ行って金正恩に会ったと思ったら、それを受けて、トランプ大統領が、金正恩との首脳会談を受け入れると発表した。
週刊現代の近藤編集委員が、トランプは「ディール」が好きだからといっていたが、まさしく、ここが取引きの絶好のタイミングだと思ったトランプは即決断し、政権幹部と安倍たちを大慌てさせた。
こうした動きを追うには、週刊誌では不可能だ。これからは電子版に紙の記事をそのまま載せるのではなく、紙と電子の2本立てでいくべきである。
もちろん、ともに有料でいいと思う。または、以前からいっているように、週に2冊出すということも考えたほうがいい。
ダイナミックに動いている「時代」を切り取るには、週刊、月刊では、情報が遅すぎて読むに堪えない。大至急、手を打つべきだと思うのだが。
さて、以前にも書いたが、年初から脊椎管狭窄症で、右足に激痛が走り、2カ月近く歩くことができなかった。
おかげで、ようやく歩けるようにはなったが、右足が弱っていて、階段で転びそうになる。
現代に、腰やひざの痛みが一瞬で消える「消痛術」という特集がある。私も何冊かそうした本を買って読んでみたが、共通しているのは「背骨の曲がり」をどう矯正するかということである。
背を曲げた状態が長時間続くことで、腰に負担がかかり、痛みにつながると、お茶ノ水整形外科リハビリテーションクリニックの銅治英雄院長が、現代で話している。
私が読んだ本に、床に寝て、足を椅子にのせ、10分程度じっとしているという「体操」がある。
なんだこれはと思うが、確かに、背筋を伸ばして寝るということが、日常ではなかなかない。
パソコンで原稿を書いている時は「猫背」のまま、長時間座ったまま。こうした姿勢を直すのが、腰やひざに痛みが来ないようにする一番いい方法のようだ。
この頃は「上を向いて歩こう」を心がけてはいるが、猫背、首を突き出して歩く癖はなかなか治りそうにない。困ったものだ。
次はポストが好きなMEGA地震予測。村井俊治東大名誉教授は、予測の精度を上げるために、今度はAIを導入したそうだ。
そして震度5以上の地震が起きる「レベル5」のゾーンは、「東北から北関東の太平洋側地域」と出た。
青森県の一部に、岩手県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県の全域が含まれるそうだ。
昨日は東日本大震災から7年。いまだ東北の各地の復興は進んではいない。そこへまた大きな地震が来たら? 考えたくないが、いつ来てもおかしくない大地震に備えておくことを忘れてはいけない。
わがボロ家は、震度5以上だった3・11の地震にも耐えたが、そのためによりボロ家化が進んだ。地震対策には家を建て替えることこそ喫緊の課題だが、先立つものがない。
どうしたものかと、夜寝るとき考えている。だが、すぐに眠ってしまうのは、根っから楽天的な性分なのだろう。
新潮の先週号で、「『昭和天皇』のピンク映画」という新聞広告が、朝日、読売、毎日、日経で、昭和天皇というタイトルと顔写真が黒塗りにされたことに対して、「過剰な自主規制」「表現の自由の扱いが乱暴」と、今号で批判している。
黒塗りにしなかった新聞の中に、産経新聞と東京新聞があったそうだ。論調を異にする2紙がそのまま載せたというのは興味深い。
ところで、フロリダで行われていたPGAゴルフツアーで、タイガー・ウッズが甦った。1打差の2位だったが、往年のタイガーを彷彿とさせる大技、小技が随所にみられ、大ギャラリーから歓声が何度も上がった。
最終日はパットに苦しみ、スコアは伸びなかったが、有数の難コースを攻略して、優勝かと思わせた健闘は、来月始まるマスターズに期待を持たせるに十分だった。
私が見るに、こうした状態が続けば、失っていた自信が戻ってくるはずだ。まだ時折、俯いて、自信のなさそうな素振りをする。
ツアー80勝目を、マスターズで達成する。そんな歴史的瞬間を見てみたい。
ポストにばかりケチをつけているようだが、今週の巻頭特集の「最新医療検査」は、大事な情報ではあるが、週刊誌としてはいかがなものだろう。
こうした特集は後半に持ってきて、巻頭はもっと時代と切り結ぶものをやってもらいたいと思うのだが。
それがポストにはできる。そう思っている。
と、ぶつぶついいながら読んでみた。すい臓がんというのは見つけにくいがんである。
発見した時はすでに手遅れということが多いことで知られる。だが、超音波内視鏡検査でやると、発見が早くなり、5年生存率が3倍になるというのである。
この特集のいいのは、こうした最新の検査を受けられる病院と費用が一覧になっていることだ。
超音波は、都立駒込病院と広島のJA尾道総合病院にある。大体1万4,000円から1万7,000円ほどかかる。
また5ccの血液で胃がん他8種類のがんに罹患しているかどうかが分かる「AICS」というのがある。これは三井記念病院総合健診センターと鳥取県の西伯病院にある。費用は2万5,000円から1万9,000円ぐらい。
がんは、自覚症状が出た時は、相当進行しているといわれる。なんでもないときに受けるといいのだろうが、なかなかその気にならない。
心配な方は、ポストを買って、そうした最新機器のある近くの、といってもそう多くはないが、病院に行ってみられたらいかがだろう。
スキーのジャンプで銅メダルを取った高梨沙羅の評判が、彼女が在籍する日本体育大学でよくないと、新潮が報じている。
大学にはほとんど顔を見せず海外で練習していた彼女に、「他の学生に示しがつかない」という声は以前からあったという。
その上、彼女が五輪後に書いた手記には、日体大や恩師への感謝の言葉がどこにも見当たらなかった。
大学の広告塔としての役割を期待して、特別に優遇してやったのになんだ、というわけである。金を期待していたのに……という気持ちもあるのだろうな。沙羅ちゃんはつらいよ!
フライデーが、電子たばこならぬ、電子大麻が広がっていると報じている。
誌面には電子大麻の製造現場の写真があり、製造方法まで書かれている。ここまで書く必要があるのだろうか。
これなら、喫煙所やクラブで吸っていてもまったくわからないそうだ。大麻とたばこでは、匂いが違うような気がするのだが。
末端価格は約3万5,000円で、1週間ぐらいもつという。これに使うリーフは、余りものだそうで、業者はぼろ儲けしているそうだ。
だが、ハッシュ・オイル(濃縮大麻)は、大麻の薬理成分が多く、それだけ危険性が高い。使い方を間違えれば死に至ることもあるという。困ったものが流行り出したものだ。
新潮にエンゼルスの大谷翔平が「滑るボール」に手こずっているという話が載っている。
確かに、テレビで見たが、かなりのボールがすっぽ抜けて、打者の頭上を越えてしまっていた。
在米メジャー担当記者がこういっている。
「メジャーリーグのボールは表面の革の材質の関係で、日本に比べて滑るのです。加えて、試合が行われたアリゾナはガラガラヘビが出るような乾燥地帯。このメジャー特有の『滑るボール』に対応できていないのは明らかでした」
滑らないようにコントロールを重視すると投球フォームが小さくなり、スピードが落ちてしまうそうだ。
二刀流の一方の打者としても、まだ結果を出せてはいない。素晴らしい素質を持った選手だけに、周囲の期待が大きすぎるのも気になる。1年間は、ゆっくりメジャーの野球に慣れるという気持ちでできればいいのだが。
次は眞子さんと圭さんのその後について、フライデーと文春から。
私は、この2人の婚約延期に関する週刊誌報道に批判的だが、そういう見方が少ないのか、この件での取材が最近多い。
考え方の基本は、第三者があれこれいうのではなく、2人が決めることである。それを、眞子さんにふさわしくない、圭さんの母親がどうのこうのと、第三者が「不確かな情報」に基づいていうものではない。
今週の現代も、元婚約者のいい分だけに基づいて、圭の母親を批判をしている。
元婚約者によれば、母親の佳代さんは、結婚を前提に、お互いの総収入を等しく分けることにしてと、彼にメールを送ってきた。
その上、事実婚を知られると、亡くなった夫の年金がなくなってしまうから、注意してくれ。彼の生命保険の受取人が娘になっていたのを、自分にしてくれともメールしてきた。
メールは残っているようだから、こうしたやり取りはあったのだろうが、これは私信である。それもお互いが結婚しようとしている時期に、やり取りをしていたものだ。
そうした私的なやり取りを、週刊誌で暴露するというのは、この男の品性を疑う。
文春は、こうした元婚約者の告発には批判の声がないわけではない、としながら、この元婚約者が告発に至った経緯を書いている。
彼は秋田県出身で、高校卒業後、上京してスイスの高級腕時店で修業したという。その後、フランス系のメーカーで、万年筆などの修理の仕事をしていた。
だが昨年6月、パリの本社から解雇契約の打ち切りをいい渡されてしまったそうだ。住まいのローンが残っていたため、新しいアパートに引っ越し、クルマも手放した。
その時、彼女に貸した400万円が手元にあればと思いながら暮らしていた。仲のいい友人と飲んでいた時に、そのことを話すと、「それはひどい!」と憤り、その友人から女性誌(週刊女性)に話が伝わったというのである。
そうして現代と同様のおカネを無心するメールを示し、返済のために宮内庁のおカネは使ってほしくない、それは税金だからと話し、「圭くんは若い。本人が働いて稼いだお金で返せるはずです。少額ずつでも良いから、せめて『返す意思がある』ことは示してほしい」という。
耳障りのいい言葉だが、事実関係が、これまでとは違うところがある。元婚約者がカネを返して欲しいという手紙を送ったのは、たしか13年頃だったはずである。
また、最初に報じた週刊女性でも触れているが、彼は借用書を一枚も取っていないし、小室圭さんの母親は、「贈与されたもの」だと主張している。
この男性のいうことが100%事実ならば、彼女の側にモラルの問題はあるかもしれないが、訴訟を起こすことはできないはずだ。
4~5年前に起きたことを、去年のことにすり替え、結婚話が進行している最中に、週刊誌に小室家に不利な情報を流し、私信であるメールまで公開するやり口は、褒められたものではない。
そしてついには、圭さんには付き合っていた彼女がいたということまで暴露するのである。
フライデーによれば、その男性はこう語っている。
「(眞子さまとは別の)彼女の話が出たのは、圭くんがアメリカ留学に行った’12年9月の少し前だったと思います。圭くんと母親の佳代さん、そして私の3人で食事を終え、お茶をしていた時。佳代さんがふと、『圭ちゃん、あのお嬢さんとは、最近どうなの?』と切り出したんです」
あのお嬢さんとは、誰もが知っている有名飲食店の娘さんで、聞かれた圭さんは「仲良くしてるよ」と答えたというのである。
そして、「いまになってみると、もしかしたら、眞子さまと飲食店の令嬢の交際期間が、重なっていたのかもしれません」と、意味ありげに付け加えるのだ。
よせばいいのにフライデーは、その令嬢の知人を探し出し、こういわせている。
「圭さんはICU時代に、留学を希望する学生向けの予備校で彼女(元カノ)と出会ったみたいです。交際期間がかぶっていたのかどうかは僕にもわかりませんが、かなり関係がこじれた末に別れた、という話は聞いています」
フライデーは御為ごかしに、結婚が延期された眞子さんは、すっかりふさぎ込んでいるというが、「“元カノ”の存在が、さらなる心労の種にならなければいいが」と結んでいる。
恋愛に悩んでいる女性の前で、拡声器をもって「あんたの彼氏には元カノがいたぞ!」と叫んでいるのと同じだ。眞子さんだって、お前になんかいわれたくないと思うはずだ。
同様のことは女性セブン(3/22号)でも、小室家の知人の話として出ている。
可愛さ余って憎さ百倍という諺がある。結婚しようと思ったこともある女性に裏切られたという恨み辛みから、週刊誌にベラベラしゃべっているのだろうが、大人としての常識に欠けるところがある人間だと思わざるを得ない。
また、週刊誌側が男性の示した私信メールを、ためらいもなく誌面に載せるというのも、私には解せない。
どうだろう、陰に隠れて2人の恋路を邪魔するのではなく、元婚約者は、顔を出し実名で週刊誌に告白をすべきだと思う。
ポストで、ビートたけしも、眞子さんと圭さんについての報道は、「一線を越えている」といっている。
さて、国民栄誉賞の女子レスリング・伊調馨が告発した(彼女は告発文書には関わっていないといっている)元コーチ・栄和人氏のパワハラ問題だが、今週は文春が第2弾をやれば、新潮は、栄側のいい分を取り上げ、あの告発の裏には、恐喝や美人局の常習犯である、伊調の従兄弟がいて、それに謀られたと、文春と真っ向から対立した誌面作りである。
どちらのいい分に理があるのだろうか。読み比べるのも週刊誌の楽しみである。
まずは文春から。この伊調の告発に、栄氏はもちろん日本レスリング協会、伊調の練習場所になっていた警視庁側も、そんな事実はないと否定している。
文春では、伊調の姉で銀メダリストの千春、告発状にA氏、B氏とある、コーチの田名部氏、バルセロナ五輪代表の安達巧氏が名前を出して語っている。
安達氏の経歴は、鹿児島高校から日体大を経て、協会のナショナルコーチなども務めている。栄氏にとって高校、大学の後輩だ。
告発の内容は先週と同じなので、安達氏のコメントを紹介しておく。
「今回の告発は、栄さんへの個人的な感情からではありません。以前から田名部コーチからパワハラについて相談を受けていました。かなり悩みましたが、いつかは誰かが告発しなくてはいけないことです。二年後の東京五輪に向けて、伊調が練習を再開するには今がギリギリのタイミング。彼女自身、東京五輪に出場したい気持ちがあるからこそ、文春さんの取材に応じたのではないでしょうか」
2人の、協会や警視庁が調査する前からパワハラを否定するのはおかしいといういい分には理があると思う。
さて新潮はどうか。栄氏は「不徳の致すところ。パワハラをしたという心当たりはないが、彼女の受け止め方もある」としおらしい。
だが、この告発の裏に、伊調の従兄弟と称するI・Tという男と栄氏とのいざこざがあったと、栄氏はいうのだ。
それは3年ほど前、看護師支援団体が、あるトラブルでその男と関わり、そこが行うイベントに、栄監督を呼んできてやる、ついては栄氏のギャラも含めて100万円という契約を結んだ。
その後、栄氏のギャラとして別途50万円を出せといってきて、用意できなかったため、栄氏に直接頼んだらノーギャラで出演してくれたという。
しかし、そのことでIが栄氏を逆恨みしたのではないかというのである。Iは、そのほかにも反社との付き合いがあり、警視庁に恐喝容疑で逮捕されたことがあったという。
ここまでは、Iという男が、今回のことを仕掛けたというには根拠が薄弱である。だが、Iは、アスリートが使う筋肉サポーターを販売しているという。
現在、女子レスリングは至学館一強体制だが、男子レスリングの方では断然、日大が強い。
「知り合った日大OBに栄さんの追い落としの協力を頼んだはずです。現に、Iさんは以前から、告発文に登場する田名部コーチと一緒にいるところを目撃されていました」(Iの知人)
至学館と日大の勢力争いが背景にあるというのである。先の安達氏も日大出身ではある。
さらに日本レスリング協会の幹部は、栄氏が伊調や田名部に厳しい言葉をかけなければならなかったのは、「2人は、練習場でいちゃいちゃとまるで恋人同士のように振る舞っていた」ため、神聖なマットを汚すような選手になってしまった伊調のことを思い、それがスキャンダルとして報じられないよう、2人の間にくさびを打ち込もうとしたのだ、親心からだというのである。
今回の告発を、I氏の栄氏への恨み、コーチとの間を割かれた伊調の腹いせだと、低次元なものに落とし込もうという栄、協会側のやり方は、私には見苦しいように思える。
だが、至学館と日大の覇権争いという見方は、興味深い。
どちらにしても、伊調側にも栄、協会側にも与しない、客観的な第三者機関が聞き取り調査をし、それを公表すればいい。
私は、いまのところ伊調側に理があるように思うのだが。
文春と新潮は、2月27日に、江崎氏の後任として沖縄・北方担当相に就任した福井照代議士(64)の下半身問題を大きく取り上げている。
このセンセイ、灘高、東大、旧建設省とエリートコースを歩み、政界に転身したのが00年。その後いろいろあったが、高知県を地盤として連続7期当選してきた。
さっそく、就任会見で「色丹(しこたん)島」を「シャコタン島」と読み間違えたのはご愛敬だとしても、地元の有権者の間でも「あの人の大臣はないだろう」といわれてきた人物だったというのだ。
なぜなら、奥さんから地元高知入りを禁止されているほどの女好きだからである。文春が確認すると、衆院選の届け出住所は自宅のある世田谷区になっている。
新潮は、元赤坂芸者が、料亭の帰りに家まで送ってもらったら、水だけ飲ませてくれと部屋に入り、瞬く間に真っ裸になって彼女のベッドに入ってしまったと告白している。
その後も昼夜を問わず何度も尋ねてきた。その後、「新人議員の勉強会を始めたい」というのでマンションの手配をしてやり、応接セットや電話まで引いてやった。
だが、その部屋の家賃は不動産屋サイドに支払わせ、部屋は、勉強会など開かずに、セカンドハウスのようにして、別の愛人や妻が出入りしていたというのだ。
彼女が、「ニュースを観て、腸が煮えくり返る思いが甦ってきました。あんな男が大臣だなんて」と憤っているが、その気持ちがわかる。
初当選の頃には、高知市内の借りていたマンションで、彼の愛人が自殺未遂をはかり、消防車が駆け付ける大騒ぎになったこともあった。
それ以外にも、福井の後援会「新アジア再生連合」幹事長を名乗るコンサルタント業者が、福井の名を利用して専業主婦らに事業への出資を持ちかけたが、結局できずにカネも返さなかった。そこで、被害者たちが、その男と福井を相手に損害賠償訴訟を起こしている。
その男の敗訴は確定したが、福井は「意志を通じていたと推認することはできない」として、賠償責任は認められなかったそうだが。
とまあ、大臣にするときの身体検査をどうして通ったのかと思わざるを得ない「スキャンダルの宝庫」のような人物なのだ。
新潮によれば、二階派は「問題議員製造工場」といわれるほど、多くの問題議員を輩出してきた。たとえば宮崎謙介、中川郁子、今村雅弘などなど枚挙にいとまがない。
これだけ見ても、安倍政権がなぜこれほど長く続いているのか、不思議を通り越して、平成最大の謎といってもいいだろう。
はたまた国民がよほどバカなのかである。
第2位には、羽生結弦の国民栄誉賞にプロボクシングの村田諒太が咬みついたという記事をあげる。短い記事だが、村田のいい分は正論である。
東京新聞の2月26日に、村田はこう書いた。
「レスリング女子4連覇の伊調馨選手を除くリオデジャネイロ五輪で出た多くの金メダリストには与えず、目立つ結果となった今回の2人(小平奈緒にも贈るといわれていた=筆者注)に検討するのは、五輪の価値とは競技レベル(競技人口、普及率等)ではなく、企業や政治的に広告としての価値があるかどうかなのかと考えさせられる、いらないオマケのついた平昌五輪でした」
よくぞいった村田である。そう、政治家たちのためのショーと化した国民栄誉賞など「いらないオマケ」なのだ。羽生はそんなものがなくとも光り輝いている。いっそイチローのように、現役の間はいらないといったらどうか。
盗塁王の福本豊は、国民栄誉賞をくれるといわれたとき、「立ちションもできんようになる」といって断ったという。
政治屋が自分たちの都合で出す栄誉賞など、みんな辞退したらいい。それに、この賞にはおカネが付かないそうだ。100万円相当の腕時計など、私は欲しいが、彼らは喜びはしないだろう。
今週の第1位は、朝日新聞の大スクープについての記事である。これは威信と名誉と存立を賭けた朝日新聞VS.安倍首相の「最終戦争」である。
3月3日、朝日が朝刊一面で「森本文書、財務省が書き換えか 『特例』などの文言消える」とスクープした。
森友学園問題が発覚した昨年2月以降に、近畿財務局の管材部門が局内の決済を受けるために作った文書が「改ざん」されていたというのである。
文春で朝日新聞関係者がこう語る。
「契約当時の文書には、学園との取引は『特例的な内容になる』『本件の特殊性』との表現があったが、開示された文書にはない。また、『学園の提案に応じて鑑定評価を行い』『価格提示を行う』との記載も消えています」
この報道が事実であれば財務省解体&安倍政権崩壊、万が一事実でなかったならば朝日新聞の信用は失墜し、社長らの首が飛ぶのは間違いない。
文春によれば、安倍首相はこれを読んで「また、朝日か。これも捏造じゃないのか」と強がっていたという。
また杉田和博官房副長官はオフレコで「決済の過程で上司が部下の文書を書き変えることはよくあることだ」といい放ったそうだが、ふざけた話である。
だが、森友問題では数々のスクープをものにしてきた朝日新聞ではあるが、慰安婦報道謝罪以来、紙面は凡庸になり、今国会でも、安倍首相から報道姿勢を“口撃”され、Twitterでも「哀れ、惨めないい訳」などといわれ続けてきただけに、今回の報道が万が一誤報にでもなれば致命傷になるのは間違いない。
先の朝日関係者によれば、今回は二重三重にチェックされ、保秘は徹底されて編集幹部やデスクも、3月1日の会議で初めて原稿を見せられたという。
「情報源を守るために紙面で書けることは本当に限られていました。ギリギリまで書き方を詰めていたため、最終版のみ一面トップで展開することになった」
同日、安倍ベッタリの渡辺恒雄主筆が率いる読売新聞一面トップは「羽生選手 国民栄誉賞」だった。
だが、安倍は、この改ざん問題が事実であっても、またぞろ官僚たちに詰め腹を切らせれば、一気に問題が片付くと考えていたようだ。
予想通りに、国税庁長官に栄転させた佐川宣寿前財務省理財局長をクビにした。だが、この件の担当者が自殺していたことや、書き換えられた中に「安倍昭恵」の名前もあったという報道までがあった。
今回は身内である自民や公明からも、財務省に対して、資料の調査と関係者の聞き取りを行えという強い要求が出てきたのである。
6日に行われた自民党の副幹事長会議の席で、小泉進次郎は「今までの問題とは質が違う。与党としての自浄能力も試されている」と言及した。
監督責任が問われる麻生財務相は、自身の関与について、「俺が指示することは全くない」と語っている。しかし、麻生の辞任はやむをえないという空気が広がっている。
だが、党内第二派閥を率いる麻生派を敵に回せば、秋の総裁選を乗り切れない。安倍は確実に追い詰められている。
私が推測するに、朝日新聞は件の文書を入手している。それも入手先は大阪地検関係者からであろう。
今月末から、S・スピルバーグ監督の映画『ペンタゴン・ペーパーズ』が公開される。アメリカの歴代政権が、ベトナム戦争についてウソをつき続けてきたことを告発した機密文書を巡り、時のニクソン政権は、それを報じたら逮捕するという恫喝に対して、敢然と立ち向かったワシントン・ポストの女性社主の覚悟と決断を描いた映画である。
同じ年に日本では「沖縄密約」をスクープした西山事件が起きるが、あえなく日本の大新聞は、政権の仕掛けた罠にはまり、言論の自由や国民の知る権利を置き去りにして退散してしまったのである。
現在、アメリカと同様、言論の自由が崖っぷちに立たされている日本の報道機関だが、今回の朝日の大スクープが、安倍政権を追い込めていることは間違いない。
それに昭恵の関与が明確になった今、彼女の証人喚問は避けられないはずだ。安倍は、この件で私と妻が関与していたとすれば、総理も議員も辞めるといい切っていたのだ。
安倍にベッタリだった読売や産経新聞も、この件に関しては論調を一つにして、言論で安倍政権を倒すという覚悟をしてもらいたい。
安倍が尊敬する岸信介同様、メディアと世論に押されて辞任をせざるを得なくなる。まだまだ日本の言論機関も捨てたものではないという底力を見せてほしい。今ここで!
【巻末付録】
このところ、SEXYグラビアに両誌、見るべきものがない。現代は、「岡田奈々、二十歳の素顔-AKB48新センター、STU48初代キャプテン」「『モグラ女子』大集合!-大好評!『フライデーホワイト』から厳選」。モグラとは、モデルとグラビアアイドルの両方で活躍している女の子だという。
袋とじは「松本まりか『あざと可愛い』過激ショット-話題の連ドラ出演中の女優」。この子のことはまったく知らないが、写真はなかなかいい。
ポストは合併号だから、相当いいものをやってくるに違いない。そう思っていたのだが……。
巻頭は「地方局美人アナと浸かる『ご当地の名湯』」。地方局のアナウンサーを風呂に入れて写真を撮る。
考えただけでもご苦労なことである。ただただご苦労様というしかない。
次は「アグネス・ラム、色あせぬ初恋の記憶-こんなアグネス見たことない!!」。
袋とじは「揺れるバスト100センチサミット『B7』-豊満グラドル7人が語り合う!」。これはQRコードを使ってアクセスすると、オッパイ動画が見られるという仕掛けだが、スマホを使えない、使わない高齢者はどうするのかね。
IT格差を助長していないのか、ポストは?
「死ぬまで死ぬほどSEX/観て、読んで、聴ける究極のアダルトビデオ」もQRコードでアクセスすると、彼女たちが朗読する官能小説が聞けるというのだが。
次の袋とじ「現役グラドル4人の『野球拳』動画-負けたら全裸!」もQRコードもの。
「伝説の海外ポルノ女優図鑑/裸の先駆者が残した艶めかしくも鮮やかな記憶」
「山本みどり、封印されたヘアヌード」
「美しき女優たち・奇跡の瞬間-大人の色香をとらえた貴重な未公開カット」
「西田幸樹『なをん。』/竹内佳菜子君が、はじまる」
「春爛漫!さくらヌード祭り-あなたはどのサクラがお好きですか?◆AV女優・桜樹ルイ、桜空もも、紗倉まな、佐倉絆」
量は目いっぱいある。これでQRコードとやらにアクセスできればお買い得なのだろうが、あいにく、IT下流老人なので。まあ、これだけ手間暇かけてやってくれたのだから、ポストに軍配を上げよう。
(文=元木昌彦)