嵐・二宮和也のドラマ主演を、女性ライターが発表前にポロリ! 前代未聞の事態にファン激怒

 今春放送のTBS系連続ドラマ『ブラックペアン』に、嵐・二宮和也が主演することが発表された。同作は、映画・ドラマ化もされた『チーム・バチスタシリーズ』の著者である海堂尊の同名小説を原作にした作品。二宮は今作で初めて外科医役を演じることとなる。また、TBS系の連続ドラマに出演するのは2008年に放送された『流星の絆』以来約10年ぶり。同作は平均視聴率16.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を記録したヒット作だっただけに、『ブラックペアン』もTBSからの期待を一身に背負うことになりそうだ。

 とはいえ、ファンはひとまずドラマ主演が決定したことに歓喜しており、ネット上は「ニノちゃんドラマ主演おめでとう! 待ってました~!」「ニノが医療ドラマ! 毎週白衣姿が見られるかもと思うだけで、すでに楽しみすぎる……!」「『ブラックペアン』主演おめでとう! 早くニノの医師姿が見たい~!」と大盛り上がり。原作小説を購入し“予習”する人もチラホラと見受けられ、ファンの期待値もかなり高まっているようだ。

 しかし、このうれしい発表を事前に“漏らしていた”関係者がいたため、ファンから批判を浴びている。その人物とは、雑誌「MORE」(集英社)の連載「二宮和也のIt[一途(イット)]」の取材・ライティングを担当する、芳麗氏である。

 芳麗氏は、『ブラックペアン』の公式発表があった前日の2月1日、自身のTwitterに「It[一途(イット)]」の取材があったことを報告。「長年の付き合いらしき、スタッフの方々とニノとの程よい距離感と信頼関係を肌で感じた」「『誰も特別扱いしないし、逆に差別もしない』という言葉には改めてしびれたけど、別に美談ではなく、『自分が楽だから』とさらっと言える人」などの裏話も交えつつ、二宮の様子をレポートしている。

 このツイートのあと、「そして、ニノといえば、祝ドラマ! 久々(約4年ぶり?!)の連続ドラマで、日曜劇場で、医師役で。原作のあらすじを読む限り、ドラマは厚みがあり、演じる役柄もパンチが効いていそう。予測もつかないけれど、それ以上に、期待値が青天井」とつづっている(現在は投稿を削除)。「日曜劇場」「医師役」というキーワードから『ブラックペアン』の話をしていると見るのが自然だが、そうなると、芳麗氏は公式発表の前に情報を漏らしてしまったことになる。

 さらにこのあと「ニュースになっている記事を読み、公式な話かと勘違いいたしました。つい嬉しくて知りもせずに書いてしまいましたが…心よりお詫びさせていただくとともに、削除させていただきました」と投稿。しかしファンの反応は厳しく、「ファンは公式発表を楽しみに待ってるのに、一緒にお仕事してる方がフライングされるのはすごく残念です」「たくさんの方の目につく場所で、不確かなことを簡単につぶやかないで。自分の言葉の影響力をよく考えてください」などのリプライが飛んでいる。

 芳麗氏といえば、16年8月号に掲載された同連載の中での発言が、ファンに問題視されたことも。この時期は、KAT-TUNが“充電期間”の真っ最中だったこともあり、「もし、ニノがKAT-TUNと同じ立場に立たされたらどうする?」という質問が飛んでいた。しかしこれにKAT-TUNファンが敏感に反応し、「『立たされたら』っていう言い方がひっかかる」「KAT‐TUNについてそんな軽く聞かないでほしい」という意見が続出していたのだ。KAT-TUNファンが非常にデリケートになっている時期だったこともあり、配慮が足りないと見る人もいたようだ。

 喜ばしいニュースほど、公式発表で聞きたいのがファンの心理のはず。関係者ならば、その点を考えた言動が必要なのではないだろうか。

“架純の姉”有村藍里だけじゃない! 役作りのため、ブサイク改善のため……「歯を抜く」芸能人たち

 タレントの有村藍里が、1月27日深夜放送の『俺の持論』(テレビ朝日系)に出演し、歯を6本抜いた過去を告白した。有村は、女優の有村架純の実姉として知られる。もともと別名で売れないグラビアアイドルをしていたが2015年に架純との関係が明らかになり、17年には本名へ改名している。一方で妹に比べて“残念な姉”というブサイクキャラが定着したのが悔しく、歯を6本抜いて矯正を行ったという。こうした“身体改造”を行う芸能人は珍しくない。

「役作りのために“抜く”人間は多いですね。松田優作は、1980年に映画『野獣死すべし』に出演するにあたり、頬がこけた役作りをするために10キロ以上の減量に加えて奥歯を4本抜いたのは有名な話です。さらに坂本スミ子は1983年の映画『楢山節考』で30歳以上年上の70代の老婆を演じるにあたり、前歯を削って歯が抜けたように見える演出をほどこしました」(芸能ライター)

 当然ながら一度抜いてしまった歯は元には戻らない。近年でも16年に女優の酒井若菜がドラマ出演にあたり、銀歯を入れたことが話題となった。有村の場合、歯列矯正にともなう抜歯であるが、これもイメージ作りの一環といえるだろう。

「HKT48の指原莉乃は、もともとブサイクキャラでしたが、近年はめっきりかわいくなったと評判です。これには歯列矯正により歯並びを調整したことも影響したといわれていますね。“珍獣ハンター”として世界各地を飛び回り、今や女芸人の代表格といえるイモトアヤコも、新人時代は歯並びはぐちゃぐちゃでした。もし、そのままだったら、現在のような人気は得られなかったかもしれません」(同)

 見た目重視の芸能人にとって歯は重要な存在である。歯並びを整えた有村の芸能人生も上向きとなるよう願いたい。
(文=平田宏利)

ジャニーズ写真がネット解禁! ファン歓喜も「普通のこと」「新しい地図の後追い」と世間は冷ややか

 1月31日、ジャニーズ事務所に所属するタレントの「記者会見、囲み取材、舞台挨拶などのタレント登壇時の写真のwebニュースサイトでの使用」が解禁された。同日には関ジャニ∞錦戸亮主演映画『羊の木』の記者会見が行われたため、錦戸が“解禁第一号”となった。

 「写真は原則3カットまで」「当日取材にお越しいただいた各社様以外のweb媒体に写真情報を配布される場合、配布先につき確認をさせて頂くことがございます」とジャニーズ側が細かい決まりを設けているものの、『羊の木』会見後には、多数のネットメディアが錦戸の画像を掲載している。肖像権の観点から長らくネット上での写真使用を制限していたジャニーズ事務所としては、大きな決断に出たと見て良いだろう。

 この変化にジャニーズファンは驚きを隠せないようだが、「ネットニュースにジャニーズの写真が普通に載るって、なんかすごい新鮮!」「主演が写ってない舞台あいさつの写真をたくさん見てきたから……これは素直にうれしい!」とおおむね好意的にこのニュースを受け取っている様子。中には「ジャニーズ○○ならずに済んだのに大喜利」と題し、写真掲載に規制があったゆえ、“おかしな状態”になっている記者会見の写真を懐かしむファンが続出。例えば、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が出演したドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(2017年、フジテレビ系)の記者会見では、Web媒体掲載用の藤ヶ谷を除いた集合写真で、主演の観月ありさがドラマにちなんで“ガイコツ”を持っていたため、これを“藤ヶ谷の代わり”に見立て、「解禁がもっと早ければ、藤ヶ谷くんもガイコツにならずに済んだのに……」といった具合に、ファンは大喜利を楽しんでいたようだ。

 また、2月1日に放送された『めざましテレビ』(同)では、木曜レギュラーのHey!Say!JUMP伊野尾慧がこのニュースについて言及。まさに“当事者”である伊野尾だが、「これからいろいろな媒体に出られると思うと、ボクらもうれしいなと思いますね」と笑顔でコメントしていた。今のところ、ファンにとってもタレントにとっても、ネット上での写真解禁は良い方向に進みそうだ。

 しかし一方で、世間の反応は冷ややかなよう。「決断するのがあまりにも遅い。ジャニーズにとってはビッグニュースかもしれないが、ただ普通のことをしてるだけ」「プレミア感を持たせようとしたんだろうが、全然時代にあってない。ようやく気がついたか」「今更ネット解禁しなくても(笑)やってることがブレブレですね」と失笑されている始末だ。また、昨年9月にジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾からなる「新しい地図」を意識しているのではないか、との見方も多い。

 彼らは事務所退社後、それぞれTwitterアカウントを開設し、インスタグラムやYouTube、アメーバブログなど積極的にネットメディアを活用している。もちろん、退所と同時にWebニュースサイトでの写真使用も解禁されている。「新しい地図」がネット上での影響力を高める中で、ジャニーズ事務所がこの決断をしたため、「元SMAPへの対抗に感じてしまう……」「新しい地図に影響された感がすごい。あまりにもわかりやすくてカッコ悪いわ」と言われてしまうのも仕方がないかもしれない。

 また、1月下旬ごろにジャニーズアイドルのファンクラブ会員への新しい取り組みとして「バースデーカードサービス」を開始したのだが、実はこれも先に行っていたのは「新しい地図」。昨年9月に“NAKAMA”と称されたファンクラブが発足し、会員にはグリーティングカードの送付とバースデーカードや年賀状が送られてくる特典があるのだ。これを受け、「新しい地図」のファンからは「明らかにパクリでしょ。恥ずかしくないのか?」「新しいサービスを自分たちで考えなよ」といった批判の声があとを絶たなかった。

 「新しい地図」は4月1日からインターネットテレビ局AbemaTVでレギュラー番組『新しい別の窓』をスタートすることが決定しており、今後ますますネット上での存在感を高めていきそう。この状況下でジャニーズがネット進出を図っても“後追い感”が否めないのは確かだが、独創的なアイディアで新たな道を開拓してくれることに期待したい。

木村拓哉を反省させた菜々緒、RIKACOに怒鳴られる渡部篤郎。記者が見た「意外なギャップ」

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 よく「テレビに出ている時と出ていない時のギャップがすごい人っている?」って聞かれるんだけど、実はそんなにはいないのよね。まぁ取材を通して出会うわけだから、ヘタにインタビュアーを怒らせて変な記事を書かれたら面倒臭いと思ってるだろうし。女優さんや俳優さんがマスコミ相手にいい人を演じるなんて朝飯前でしょうし。でも、どんなに上手に隠しているつもりでもイヤな人オーラがダダ漏れしていて、ギャップ萌えならぬ“ギャップ萎え”しちゃう人っているのよね。

 普通の職場なんかでも、意地悪な人はいっぱいいるでしょ? 上司にはペコペコするくせに、部下には横柄な態度を取る人なんて、掃いて捨てるほどいるもの。

 テレビを見ていると、最近の“怖い女”の代表格はなんと言っても菜々緒ちゃんらしいのだけど、本当は“めっちゃ優しいイイ女”でドラマに連投しているのも納得よ。共演者やスタッフから本当に愛されていて、努力家だしね。4月から初の主演ドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)が始まるんだけど、早くも「絶対に応援する!」と今から公言するスタッフ、多数。

 女優さんの中には、美を保つ秘訣なんか答えたくないと言う人もいるのよね。手の内をさらすのは抵抗があるのかしら? だけど菜々緒ちゃんはそもそも素材が飛び抜けていいのに、「美は1日では作れない。日々、精進あるのみ!」って感じで自分なりに見つけた手法をいろいろ公表してくれるし、惜しげもなくいまだに快く“菜々緒ポーズ”もしてくださって。

 演技についても成長するべく努力を怠らないしね。出演中の木村拓哉さんの主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)でも紅一点の警護人を演じているんだけど、木村さんも「男でも音をあげそうな特訓も、菜々緒ちゃんは確実にものにしていく。身体能力の高さにも驚いた。極寒の中での撮影でも絶対に『寒い』とは言わないって、自分で決めてるらしい。俺や(斎藤)工が『寒い寒い』を連発してるのに。男なのに情けねーなって反省したよ」って言って菜々緒ちゃんを誉めてたわ。

 スタッフも「映画やドラマでも、バラエティーでも一切NGがなくて、制作側のちょっとしたムチャな要求にも全力で応えようとしてくれる。どんなに人気が出ても決しておごらない人柄もいいし、そりゃみんな使いたがるよね」と絶賛。謙虚って素敵! そんなワードなどまったく知らなそうな大女優Xさんに教えて差しあげたいわぁ。

 男性の俳優さんの場合は、あんまり意地悪な人って聞いたことないけど、取材が嫌いなんだろうなと感じる人はたまにいるわね。大御所さんで言うと親子3代で俳優業をされていて、ご自身も名優と呼ばれる佐藤浩市さんは、テレビの囲み取材なんかではにこやかに対応されているけど、取材自体はあまり「好きじゃない」みたいなの。

 裏では“レポーター泣かせ”と有名なんだけど、ある時、浩市さんの誕生日と取材日が重なったから、みんなでお祝いしながら取材をしたことがあったのよ。すると「俺、苦手なのよ。こうゆうの」と言いつつも手渡した花束を「持って帰ってカミさんに渡します」って。照れ屋さんなのかしらね。

 取材では「とにかく演技が上手くなりたい。感情も大事だけど、テクニカル的に。頭のてっぺんからつま先まで、指の動きひとつも、何から何まで自由自在に操れるマシンになりたい」とおっしゃっていて。

 三國連太郎さんが若い頃、数々の大きな受賞をされていたけど「ある時、三國が部屋に飾ってあったそのトロフィーなんかを『全部、片付けろ』と怒鳴り始めて。賞をとって安心したくなかったんだと思う。でも晩年は賞をとったら嬉しそうにしていて、なんだか可愛かった」と話してらしたの。ストイックな生き方をされていてすごいわよね。取材が苦手だったとしても、演技で魅せてくださればそれはもう十分よね。

 そう言えば浩市さん世代のひとつの特徴なのか、このあたりの俳優さんたちはよく、映画のことを「本編」っておっしゃるの。その昔は「銀幕」だったのかもしれないけど、インタビュー中に10分に1回は「やっぱり『本編』が~」って。渡部篤郎さんもそのひとり。

 篤郎さんの場合は5分に1回はそのワードが出てきたから、取材帰りに編集部のみんなで「“ハンペン”でも食べに行くか?」って言いあいながら、おでん屋さんに直行したぐらいの「本編俳優」さんなの。

 取材陣としては、あれだけの名演技を見せてくださるのだから全然OKなんだけど、ドラマスタッフによると「かなりワガママで“渡部時間”ですべてがまかり通るからちょっと大変」なんですって。撮影はスケジュールがきっちり決められているんだけど、「篤郎さんが主演の時なんかは『今日は〇時に帰る』と言い出したら聞かないから、スケジュールが大幅変更する場合も多々ある」そうで、四苦八苦するスタッフも多いとか。

 だけど昔昔、まだRIKACOさんと結婚されていた頃のこと。それはRIKACOさんのインタビュー中に起きたんだけど、彼女の携帯が何度か鳴って。で、そのうちの1本は待ってた着信だったらしく「ごめん、ちょっと出ていい?」と言うなり素早く電話に出た彼女。

 しかーし、どうやらお相手が煮え切らない態度だったらしく業を煮やした彼女はいきなり「今、どこにいるの? とにかく迎えに行って。今すぐ行って! 何度も言ったでしょ? あれだけ約束したのに。〇〇は学校で待ってるのよ」とまくし立てて……。あらら、お相手は篤郎さんだったのね。

 電話を切るやいなや「まったくもう。夫なんて言ってもうちのは長男だから。長男次男三男の男所帯よ。海から渋滞で帰れないって今さら。可哀想にひとりで待ってる息子をどうすんのよ~」とお怒りモード。ちょっとコワモテのイメージがあったのに、しっかり者のRIKACOさんに叱られている篤郎さんを電話越しに感じて、そんな言い訳をするなんてバカ正直で可愛いなと思ったりしちゃったわ。それから数カ月後に離婚されてびっくりしちゃったけど。

 息子さんたちがかつて通われていた学校は、芸能人や有名人が数多く通う私立の名門なんだけど、PTAの皆さんに聞いても「離婚の予兆は大いにあったよ。昔から奥さんしか学校行事に参加してなかったし。RIKACOさんはしっかりしてるけど、すごく怖かったけどね(笑)。渡部さんはあんまり来なかったイメージかな。離婚されて息子さんたちが転校する時も、夏休み明けに急に転校されたから、友達に挨拶の一言もなくて、先生も生徒たちも驚いてザワザワしてた」そうなの。

 篤郎さんって名優だけど、夫や父親としての顔は、テレビから受ける印象とはまたちょっと違っているみたい。まぁ今は再婚されて幸せそうだから何よりだけど。長くお付き合いされていた中谷美紀さんは篤郎さんと別れて「ひどく落ち込んでいた」そうなの。

 「あれだけいい女なんだから渡部さんに執着する必要なんかないのに」なんて声も聞こえてくるから、中谷さんがちょっと心配。離別後、すぐにカッコイイ男性と噂になっていたからさすがだなと思ってたんだけど、篤郎効果、恐るべしなのかしら? 中谷さん、 温かいハンペンでも食べて元気だしてね!

 芸能人の場合は、テレビや映画の中で楽しませてくれれば、それがお仕事なんだからいいのよね。「少しぐらい性格が悪いほうが、女優は大成する!」なんて言う昔ながらのスタッフもいるし。俳優さんだって尖ってたほうが役の幅が広がることもあるしね。な~んて簡単なフォローをしつつ、まだまだいる“ちょっと裏表のある人たち”を次回も紹介しちゃおうかしら? 意外なあの人の裏の顔をお伝えしますので、どうか待っていてくださいね~!

関ジャニ∞・村上、ジャニーズの重鎮に「潰された鼻くそみたいな扱い」受けた屈辱語る

 多くのレギュラー番組を持ち、MCとして大活躍中の関ジャニ∞・村上信五。2月1日放送のラジオ番組『関ジャニ∞ 村上信五 ジャニーズWEST 桐山照史・中間淳太のレコメン!』(文化放送)では、デビュー前のジャニーズJr.時代に“嘘をついて仕事をサボった”という出来事を振り返った。

 この日のラジオは、“嘘”にまつわるエピソードというテーマでお便りを募集。その中で紹介されたあるリスナーは、学生時代の部活で「おじいちゃんが死んだ」と言い訳して練習をズル休みしたところ、翌日の試合におじいちゃんが見に来て、すぐに嘘がバレてしまったとか。これを聞いた村上は「思い出した。俺、これと同じような嘘、1回だけついてるわ」「おばあちゃん殺してんねん」と、告白した。

 まだJr.当時、大阪で村上は友人と「明日も遊ぼうぜ」と翌日の予定を決めた後、テレビ東京の番組収録が入っていることに気付いたそう。そこで、遊びの約束を優先するためマネジャーに電話をかけ、「おばあちゃんが危篤で……」などと説明したという。中間が「遊びたくてしゃーなかったんですかね?」と、その頃の心情を察すると、村上は「逃げたんやわ。もう、当時の振付師、めっちゃうるさかったやろ! めっちゃ嫌いやったんや!」と、ぶっちゃけた。

 振付師の個人名こそ出さなかったが、中間&桐山も心当たりがあるのか、「あ~、そうですね」と、納得の反応。中間が「めっちゃ怒ってくるし」と情報を補足すると、村上は、

「“アイツに会いたくない”も(嘘をついた理由として)あったわ。で、『行かんでええわー』っていうて、1回嘘ついて。サボったん、16(歳)とかやったと思うわ~」

と回顧。桐山の「特に村上くんらの時代の方が、大変ですもんね」という同情にも、「もう当時はスゴかった! ずっと怒鳴っとったからな、あの先生」(村上)と返答し、桐山は「今はもうね、全然ですけど」とフォローを入れたのだった。

「“踊られへん”いうのもあったから。行ったら怒られるし。で、当時の関西のJr.の扱いなんか、もうホンマ、鼻くそみたいな。潰された鼻くそみたいな扱いだった。東京の、何べんも言うけど、Jr.との距離感とかも、今みたいなんじゃないからさ。仲良くなったJr.が(現場に)おったら、しゃべれるけど、行ってもホンマにしゃべられるやつもおれへんとかね。スタッフも『誰やねん』やから、関西のそんな……」

 

 と、村上は若かりし頃の苦い経験を吐露。この話を受けて中間も「俺らの時もそうやったもんね。(関西Jr.の)楽屋がなかったですもんね」と明かし、「そうやろ? 廊下に荷物置いてな、ずっと立って待ってるとかな。そんなんやったから、なんかまぁ、いろいろ嫌やったんやろうな~。それが1回だけあったわ。うわ~、思い出したわ。あの時はホンマすみません!」と、懺悔したのだった。ちなみに、最終的には「おばあちゃんが危篤」の嘘は周囲にバレてしまったという。

 3人の口から振付師の名前は出なかったが、番組を聞いたリスナーは「サンチェ氏ではないか」と予想している。サンチェ氏といえば、1997年に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の企画でナインティナイン・岡村隆史がSMAPのコンサートに出演した際、厳しく指導にあたっていた人物。ジャニーズタレントがサンチェ氏のエピソードを語る機会は少なくないだけに、ファンの間でも有名な振付師だ。

 そんな同氏に関しては、先日もA.B.C-Zメンバーが“理不尽な理由で怒られた”と、過去の思い出話で盛り上がっていたばかり。ラジオ『A.B.C-Z今夜はJ's倶楽部』(NHKラジオ第1、1月30日放送)内で、「五関晃一はサンチェ氏に怒られたことがない」という話題が持ち上がったところ、五関本人が「怒られたことないですね~」「代々いるよね。そういう方たち。(嵐の)大野(智)くんもそうって言うもんね。大野くんも『怒られたことない』って」と、言及。塚田僚一が「まぁ、サンチェさんも“丸くなった”っていうのもあるんじゃない?」と見解を述べると、「昔は怖かった」(橋本良亮)「厳しかった」(五関)などと、一斉にサンチェ氏の“全盛期”を懐かしんだ。

 また、戸塚祥太は「衣装のファスナー開いてただけで怒られましたから」と被害を告白。音楽番組『ポップジャム』(NHK)出演時の話のようで、サンチェ氏に「A.B.C-Zいないのか? 早く出てこい!」と言われ、急いで衣装を着て出たところ、「くるぶしのところ」のファスナーが偶然開いており、それを「オイ! 戸塚!」と、とんでもない剣幕で注意されたそうだ。「今となってはスゴい良い経験ですよ。あぁいう荒波で」(戸塚)「気が引き締まるよね、ピシって」(塚田)と語っており、彼らにとってはこの時代も貴重な財産になっているのだろう。

 村上やA.B.C-Zメンバーの今の活躍は、こうした厳しいレッスンに耐えたからこそなのかもしれない。今後もサンチェ氏のJr.育成技術に期待したいものだ。

元ブランキー・中村達也だけじゃない! 実は“ケンカ最強”ミュージシャン伝説

 2018年1月18日、ロックバンド・Blankey Jet Cityの元メンバーでドラマー・俳優の中村達也が、傷害の疑いで書類送検された。

 警視庁によると、17年11月下旬、東京都内の路上で40代男性の脚などを数回蹴り、打撲など軽傷を負わせたとされている。中村がライブの打ち上げで飲食店を訪れたところ、ライブ客だった男性と遭遇。中村は「男性が仲間に失言し、腹が立った」と説明している。

 しかし、中村の暴力行為に驚く関係者は皆無だという。音楽事務所関係者はこう話す。

「ブランキーのメンバーはハーレーを乗り回す筋金入りの不良たちの集団として人気でした。ボーカル&ギターの浅井健一さん、ベースの照井利幸さんも腕っぷしが強くて、メンバー全員ケンカっ早いのは有名な話。中村さんが、メンバーの中で一番優しいキャラだったくらいですから(笑)」

 またこの関係者は、「そもそもミュージシャンはケンカ上等の人間が多い」と話す。

「上下関係に揉まれる会社員などと違い、才能があって身一つで成り上がったタイプの人が多い。中には、カッとなると自分を抑えられない人も少なくないのです。今回、中村さんは『仲間を馬鹿にされて怒った』ということで、ファンからも『さすがの侠気』と賞賛されている。逆に人気が再燃しているようにも見えますよ」

 中村と同じように、大事なもののために戦ったミュージシャンといえば、あの吉川晃司がいる。

 1998年、東京都目黒区内の吉川の自宅にて友人と一緒に酒を飲んでいたところ、酒に酔った友人が、亡くなった親友・尾崎豊の形見であるギターを蹴ってしまった。それに怒った吉川が殴るなどの暴行を加え、友人は左ろっ骨及び鼻骨骨折という重傷。吉川は警察に事情聴取を受け、起訴猶予処分になっている。

吉川は事件発覚後すぐに所属レコード会社で会見したが、暴行を加えたことは謝罪したものの“一方的に殴ったわけではなく、相手もボクシングをやっていて、互いに腕に覚えがあった”と弱い者いじめをしたわけではないと主張した。

「この時の吉川さんの会見は最高でしたね(笑)。記者に何回殴ったのか聞かれると『ワン・ツー・スリー?』と言って、パンチをする身振りを交えて説明したり、『僕はちょっと人より力が強いみたい』と言ったり。さらには、自身が泥酔していたのでは? という疑惑について『僕は焼酎ぐらいなら、いくら飲んでも酔いません』と酒の強さまでアピール。結果的に、ファンをますます心酔させる結果になりました」(テレビ局関係者)

 そんな吉川晃司と伝説のユニット「COMPLEX」を組んでいた布袋寅泰も、ケンカ上等で知られる人物。布袋といえばパンクロッカー兼作家の町田康への暴行事件が有名だろう。過去に楽曲を共作したり、ステージで共演したりと友好な関係だったものの、07年にバンドの活動方針の違いから大モメ。布袋は町田に殴る蹴るの暴行を加え、全治2週間のけがを負わせてしまっている。

「お互い音楽に真面目だったゆえの意見の食い違いだったのでしょうが、身長187cmの布袋さんから繰り出されるパンチやキックは、170cm前後の町田さんには太刀打ちできなかったでしょう。結果、町田さんは被害届を出されたわけですが、そうとう恐怖だったでしょうね」(音楽事務所関係者)

 ついつい、本能的に行動してしまいがちなミュージシャンたち。思い切り暴れるのはステージの上だけにしてほしいものだ。

元ブランキー・中村達也だけじゃない! 実は“ケンカ最強”ミュージシャン伝説

 2018年1月18日、ロックバンド・Blankey Jet Cityの元メンバーでドラマー・俳優の中村達也が、傷害の疑いで書類送検された。

 警視庁によると、17年11月下旬、東京都内の路上で40代男性の脚などを数回蹴り、打撲など軽傷を負わせたとされている。中村がライブの打ち上げで飲食店を訪れたところ、ライブ客だった男性と遭遇。中村は「男性が仲間に失言し、腹が立った」と説明している。

 しかし、中村の暴力行為に驚く関係者は皆無だという。音楽事務所関係者はこう話す。

「ブランキーのメンバーはハーレーを乗り回す筋金入りの不良たちの集団として人気でした。ボーカル&ギターの浅井健一さん、ベースの照井利幸さんも腕っぷしが強くて、メンバー全員ケンカっ早いのは有名な話。中村さんが、メンバーの中で一番優しいキャラだったくらいですから(笑)」

 またこの関係者は、「そもそもミュージシャンはケンカ上等の人間が多い」と話す。

「上下関係に揉まれる会社員などと違い、才能があって身一つで成り上がったタイプの人が多い。中には、カッとなると自分を抑えられない人も少なくないのです。今回、中村さんは『仲間を馬鹿にされて怒った』ということで、ファンからも『さすがの侠気』と賞賛されている。逆に人気が再燃しているようにも見えますよ」

 中村と同じように、大事なもののために戦ったミュージシャンといえば、あの吉川晃司がいる。

 1998年、東京都目黒区内の吉川の自宅にて友人と一緒に酒を飲んでいたところ、酒に酔った友人が、亡くなった親友・尾崎豊の形見であるギターを蹴ってしまった。それに怒った吉川が殴るなどの暴行を加え、友人は左ろっ骨及び鼻骨骨折という重傷。吉川は警察に事情聴取を受け、起訴猶予処分になっている。

吉川は事件発覚後すぐに所属レコード会社で会見したが、暴行を加えたことは謝罪したものの“一方的に殴ったわけではなく、相手もボクシングをやっていて、互いに腕に覚えがあった”と弱い者いじめをしたわけではないと主張した。

「この時の吉川さんの会見は最高でしたね(笑)。記者に何回殴ったのか聞かれると『ワン・ツー・スリー?』と言って、パンチをする身振りを交えて説明したり、『僕はちょっと人より力が強いみたい』と言ったり。さらには、自身が泥酔していたのでは? という疑惑について『僕は焼酎ぐらいなら、いくら飲んでも酔いません』と酒の強さまでアピール。結果的に、ファンをますます心酔させる結果になりました」(テレビ局関係者)

 そんな吉川晃司と伝説のユニット「COMPLEX」を組んでいた布袋寅泰も、ケンカ上等で知られる人物。布袋といえばパンクロッカー兼作家の町田康への暴行事件が有名だろう。過去に楽曲を共作したり、ステージで共演したりと友好な関係だったものの、07年にバンドの活動方針の違いから大モメ。布袋は町田に殴る蹴るの暴行を加え、全治2週間のけがを負わせてしまっている。

「お互い音楽に真面目だったゆえの意見の食い違いだったのでしょうが、身長187cmの布袋さんから繰り出されるパンチやキックは、170cm前後の町田さんには太刀打ちできなかったでしょう。結果、町田さんは被害届を出されたわけですが、そうとう恐怖だったでしょうね」(音楽事務所関係者)

 ついつい、本能的に行動してしまいがちなミュージシャンたち。思い切り暴れるのはステージの上だけにしてほしいものだ。

これは映画館で体感する超リアルな降霊実験だ!! 現世と異界とを結ぶ試み『霊的ボリシェヴィキ』

 現代科学ではまだ証明されていないオカルトパワーによって社会革命を遂行し、新しい世界を創ろう。“霊的ボリシェヴィキ”という耳慣れない言葉を分かりやすく翻訳すれば、こんな感じだろうか。霊的ボリシェヴィキとは、人気オカルト雑誌「ムー」(学研プラス)に多大な影響を与えた神道霊学研究家・武田崇元が提唱した言葉であり、オウム真理教の麻原彰晃も感化されたのではないかと噂されている。古来より日本では言葉には霊力が宿るとされてきたが、そんな言霊感たっぷりな霊的ボリシェヴィキという言葉に魅了された映画人が、『女優霊』(95)や『リング』(98)の脚本家として著名な高橋洋だった。彼がメガホンをとった映画『霊的ボリシェヴィキ』は、ホラー映画界に革命をもたらしかねないほどの恐ろしさに満ちあふれている。

 推理小説『シャーロック・ホームズ』シリーズやSF小説『失われた世界』で知られる作家アーサー・コナン・ドイルだが、晩年はオカルト研究に没頭した。発明王トーマス・エジソンは、霊界との通信機を開発することに熱中している。ナチスドイツを率いたアドルフ・ヒトラーも、オカルト研究に並々ならぬ興味を示した。知識人ほどオカルトにハマりやすく、人間の死後の世界、異界について調べたくなってしまう。高橋洋監督による『霊的ボリシェヴィキ』もまた、映画製作という手法を使って、あの世の存在について探ろうとする。劇場の照明が消え、暗闇が客席を覆い、やがてリアルな恐怖が我々の足元に向かってひたひたと迫り寄ってくる。

 町はずれの廃工場らしい奇妙な施設に、7人の男女が集まってきた。この集まりを主宰した霊能者・宮路(長宗我部陽子)によって、招かれた“ゲスト”たちが身に付けていたお守りなどの宗教アイテムは回収される。会場にはICレコーダーではなく、アナログのカセットレコーダーが用意されていた。霊障があると、デジタル機器はすぐに使えなくなってしまうためだ。おごそかな空気の中、ひとりひとりがかつて遭遇した自身のオカルト体験を語り始める。ここに集まった男女は、みんな何らかの形で“あの世”に触れた過去があった。選ばれし者たちによって、濃度の高い「百物語」、こっくりさんを思わせる降霊実験が行なわれようとしていた。

 最初の語り部となったのは、屈強そうな体格の男性・三田(伊藤洋三郎)。彼は元刑務官であり、何人もの死刑囚が死刑執行される様子を見送ってきた。その中でも忘れられない死刑囚がいるという。その死刑囚は自分の処刑日が来たことを察知するや、独房の中で頑なに抵抗を続けた。あまりにも暴れ回るので、催涙弾を独房の中に撃ち込み、警棒で殴りつけ、ようやく死刑台へと連れ出すことができたが、どうしてあの死刑囚はあそこまで死を恐れたのか分からないと三田はいう。三田がそう話し終わった瞬間、どこからか怪しい男の笑い声が廃工場内に響き渡る。ゲストが恐ろしい話をする度に、廃工場内の霊気が高まり、確実にあの世がこちらへと近づいていた。薄暗い劇場で観ている我々の足元、いや首筋にまで黒い影が忍び寄っているのではないか。そんな恐怖に駆られ、思わずぞっとしてしまう。

 この集いの目的をよく知らずに由紀子(韓英恵)は恋人の安藤(巴山祐樹)に連れられて参加していたが、彼女は幼い頃に“神隠し”に遭ったという特殊な体験をしていた。無事に発見された由紀子だが、神隠し中のことはまるで覚えておらず、それ以来ずっと奇妙な違和感を感じながら生きてきた。鏡を覗くと、何か不思議なものが映っているような気がしてならないのだ。やがて由紀子が自分の体験を話す順番が訪れるが、それまで明るかった窓の外が急に暗くなってしまう。高まった霊気によって、廃工場内の時間の流れまで狂ったらしく、あっという間に日が沈んでしまった。由紀子たちは廃工場に隣接する宿泊所に泊まり、不気味な夜が過ぎていく。翌日、由紀子はいよいよこの集いの本当の目的、霊的ボリシェヴィキを体験することになる。

 Jホラーブームを巻き起こした『女優霊』や『リング』シリーズの脚本を手掛けた後、高橋洋は自身で監督も務め、より先鋭化されたホラー映画を撮るようになった。藤井美咲、中村ゆりが出演した『恐怖』(09)では、人間の脳の側頭葉にあるシルビウス裂に刺激を与えることで人為的に遊体離脱を起こすという実験に取り憑かれた脳科学者(片平なぎさ)の狂気が描かれた。本作もまた、常規を逸した心霊実験をシミュレーションしたものとなっている。刑務官だった三田や神隠しに遭った由紀子たちがそれぞれ語るエピソードは、実際にあった出来事や高橋監督自身の記憶をベースにしたものばかりだ。キャストが集まっての初めてのホン読み(脚本の読み合わせ)は、「まるでそれ自体が降霊実験のようだった」とスタッフが語るほどの緊張感に満ちていたという。

 本作は映画ではない。あの世とは何か、生きた人間が異界を知覚することができるものなのかを証明しようとする、観客参加型の心霊実験となっている。上映時間は72分と短いが、身の毛のよだつ一夜を過ごしたかのような濃厚な恐怖体験を味わうことになる。人間が感じる恐怖とはどこから生まれてくるものなのか? その恐怖の源泉を、高橋監督は映画を通して探ろうとする。本作が製作された2017年は、奇しくもロシア革命から100年というメモリアルイヤーだった。多大な血が流れた社会革命から101年、高橋監督は映画館の暗闇の中で、新しい革命を試みている。
(文=長野辰次)

『霊的ボリシェヴィキ』
監督・脚本/高橋洋
出演/韓英恵、巴山祐樹、長宗我部陽子、高木公佑、近藤笑菜、河野知美、本間菜穂、南谷朝子、伊藤洋三郎
配給/『霊的ボリシェヴィキ』宣伝部 2月10日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
C)2017 The Film School of Tokyo
https://spiritualbolshevik.wixsite.com/bolsheviki

 

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「だったら、馬鹿のほうがいい──」フジテレビ『隣の家族は青く見える』深田恭子の“汚顔”が美しい

 ある集合住宅(コーポラティブハウス)を舞台に、そこに住む4組それぞれの「家族」の価値観の違いを軽やかに描く『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)。

 第3話は、ゲイカップルであることを隠していた広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(さく・北村匠海)が中庭でキスしてるところを五十嵐奈々(深田恭子)に見られてしまった続きからスタート。

(前回のレビューはこちらから)

 

■ゲイだと打ち明ける朔

 

「親戚間のスキンシップ」だと、動揺しまくりでごまかす広瀬と「何それ、かえって気持ちわるいよ」と笑顔で動じない朔のスタンスの違いがクッキリ。

 奈々は「大丈夫です」と理解を示して立ち去るが、「何が大丈夫なの? ねえ?」と朔にすがる広瀬。ダンディだったのに、朔の前ではペース乱されまくりで取り乱す広瀬が可愛く見えてくるのがニクい。

 次の日、ゲイであることを公言していない立場の広瀬(クローゼットというらしい)のために、秘密にしてほしいと奈々に頼む朔。広瀬を振り回しながらも、しっかり想っているのが伝わる。

 朔に嫉妬してないフリして、すごく嫉妬してくる夫・大器(松山ケンイチ)をニヤニヤ見つめる奈々。さぞ大器を可愛く思ったことだろう。

 そんな奈々は、不妊治療でクロミッドと呼ばれる排卵誘発剤を飲むことに。妊娠の確率が上がるというが、これがある意味、今回のドラマを引き起こす。

 不妊治療の出費がかさむこと、去年から都が助成金を出していること、しかし年齢制限(妻が35歳未満)で、奈々たちがぎりぎり受給できないことなどリアルな情報(夫婦の所得合算730万未満なども)も、さりげなく盛り込む。深キョンがあまりに昔ながらの見た目なのでピンとこなかったけど(褒めてます)。

 

■イラつく奈々

 

 一足先に妊娠している大器の妹・琴音(伊藤沙莉)が、胎動があったと実家で騒動になっているのを、いつものように少しだけ傷つきながら、それでも笑顔を保つ奈々。琴音の実母・聡子(高畑淳子)の親バカぶりや、奈々の不妊への開けっぴろげな接し方など、一世代前の肝っ玉母さんぶりが見事。

 ここまで他に比べるとおしどり的な五十嵐夫妻だったが、薬の副作用なのか、奈々は少しイライラしてしまうとの自覚が。主治医(伊藤かずえ)に「妊活はできるだけリラックスして行うことが大切」だと言われ、夫もそう感じている可能性があるから話し合うようにと勧められる。費用の件もそうだが、不妊治療にのしかかる現実を細かく描き、経験者からの共感の声も多いようだ。

■「子ども」で揉める川村家と小宮山家

 

 川村亮司(平山浩行)は、急死した前妻との間にいる10歳の子ども(亮太・和田庵)を引き取ろうと考えていると現在のパートナー・杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)に告げる。前回亮太と一緒にいるのを目撃して不信感を募らせていたちひろは素直に受け入れられない。

 伝えるのが遅くなったこと詫びつつ「亮太を引き取ってこの家で暮らしたい」という亮司。

「もしちひろが嫌なら……」

「嫌なら何? 引き取るのやめる? それとも私と別れる?」

 気持ちをぶつけるちひろに「父親としての責任」として「引き取らないという選択肢はない」と言い切るが「婚約者としての責任は?」と問うちひろ。2人は子どもを持たないことを条件に婚約したのだが「事情が変わったんだ。本当にすまない」と亮司に言い切られてしまう。

 後日、式場の解約や自分が引っ越すことなどを気丈にも笑顔(のフリ)で伝えるちひろ。そんなちひろに何も声をかけられない亮司。

 小宮山家の長女・優香(安藤美優)は厳しい母親・深雪(真飛聖)に内緒で友人とダンスに励んでいるが、帰りが遅くなり激昂される。本当は今度あるダンスのオーデションに参加したいらしいのだが、それも言えず従うしかできない。

 この日は求職中で時間を潰す父・真一郎(野間口徹)と図書館付近でニアミスしかけたし、広瀬や朔と話したそうな雰囲気も時折見せており、それを嫌がる深雪と今後何かありそうだ。

 今回もイライラが止まらない深雪だが次女の萌香(古川凛)の無垢な笑顔に救われた顔も見せる。

 

■ついに妊娠か?

 

 そんな中、仕事帰りの奈々が自宅前で倒れる。たまたま通りかかった朔が五十嵐家に運び介抱するが、そこへ帰宅した大器は、いきなり激怒。奈々は大したことなかったが、いくら事情を説明しても信じない大器に朔は全告白する。

「俺ゲイなんです」「女の人に興味ないんです」「広瀬渉の恋人なんです」

 落ち着いた後、深々と謝る大器。照れ隠しなのか「彼イケメンだから……」と言い訳するも「私、そんな面食いじゃないからね!」と奈々に言われ、言葉を失う大器。それを茶化しつつ大器とも打ち解ける朔。

 基礎体温の高温期が続き、生理も来ていないため、妊娠の可能性で活気づく大器と奈々。妊娠検査薬を買いに行った際に、うまい具合に義母・聡子に出くわしごまかすものの、しっかり見破る聡子。

 奈々の妊娠を喜び、我を忘れるほど大喜びする高畑のドタバタ芝居が本当に素晴らしく、女優としての底力を感じる。しっかり者でクレバーな次女役の伊藤沙莉との相性も実によく、この2人の「親子漫才」だけ15分ほど見ていたくなるほど。

 亮司ともめて家を飛び出した際に植木鉢を割ってしまったお詫びに、奈々を訪ねてきたちひろ。奈々はちひろを初めて家に招く。うっかり卓上に置きっ放しにしていた検査薬を見られてしまい、それきっかけで不妊治療をしていることを打ち明ける。検査薬使用前に生理がきて「リセット」してしまったことも、ここで語られた。

 少し他の家庭と距離を取っていたちひろだが、打ち明ける奈々に心許すように自分たちが別れることになったことを語りだす。

 子どもを引き取ることは「不可抗力」だとしながらも「私を説得するわけでもなく、あっさり結婚を諦めちゃったのがショックでさ」と本音を吐き「まあその程度の女だったってことだよ」と強がり笑う。

「そこまで愛されてなかった」から説得されなかったんだと納得しようとするちひろだが、奈々に言われた「愛してるからじゃないかな」「好きな人に無理させることほど辛いことってないと思うから」という言葉が沁みる。

■「だったら馬鹿の方がいい」

 

 翌日、落ち込む奈々の気持ちを汲んでか、気分転換に外へ連れ出す大器。富士山麓にある、胎内に見立てた洞窟や御胎内神社で安産祈願をし、うまくいかなくても目の前にある幸せを前向きに楽しむその2人の姿は、不妊だけでなく多くの価値観にとらわれる人々に何かを伝えるはずだ。

 その日の夕食時、大器作のお好み焼きを食べながらリラックスした奈々が打ち明けたのは、大器の妹・琴音の妊娠発覚時、実は喜んであげられなかったという本音。「不妊治療をしだしてから嫌な人間になってそうで辛い」と言う奈々を励ます大器。

 自分はいくら苦労しても妊娠できないのに、いきなりできちゃった他人(身内ではあるが)の妊娠。

「それで喜んでたら、お人好し通りこして馬鹿だよ?」

「だったら馬鹿のほうがいい」

 汚い泣き顔で言う奈々が綺麗でした。

 直後のセリフ「5枚焼くからね、絶対食べてよ?」は、おそらく松ケンのアドリブ。現場でもムードを作ってそうな彼に対する安心感があるから、深キョンはいい芝居ができたのではないかなと勝手に思ってます。

 あと、ソースとマヨネーズをすごい勢いでお好み焼きに噴射する手際のよさが尋常ではなく「何かやってたのか?」と途中から気になってしまい、その後、集中できなかったことを記しておきます。

 今回は、朔と大器とか、奈々とちひろとか、登場人物が今までより深く触れ合うことで、解決までいかなくても見えていなかった価値を感じたり見つめ直すシーンが印象的でした。来週は奈々の母が来て一悶着あるみたいで、そちらも楽しみです。
(文=柿田太郎)