『アンナチュラル』石原さとみが小綺麗で“7K”にリアリティーないものの、孤独を背負うキャラクターが魅力的!

 石原さとみが法解剖医を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第1話が12日に放送され、平均視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。好調なスタートとなりました。

 ドラマの舞台は、変死体の死因を究明する不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory)、通称UDIラボ。年間約400体の法医解剖を行う同研究所には現在、三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)がそれぞれ筆頭医を務める2チームが存在します。

 そのUDIにある日、中年夫婦が訪れます。息子・高野島渡(野村修一)が突然死したものの、警察は事件性がないと判断。解剖も行われないまま死因は虚血性心疾患(心不全)と断定されたのですが、生前の高野島は至って健康体だったため、疑問を抱いているというのです。

 担当を任されたミコトが早速解剖を行ってみたところ、心臓に異変は見つからず。その代わり、急性腎不全の症状を発見。毒殺の可能性を疑うのですが、体内から毒物は検出されません。しかし、新種の毒物が用いられた可能性もある。というわけで、ミコトは臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、記録員の久部六郎(窪田正孝)を伴い、高野島の身辺調査を開始します。

 高野島の勤務先を訪れたミコトたち3人は、高野島が亡くなった翌日、同僚の敷島由果も突然死したことを知ります。しかも、高野島と由果には交際のウワサがあった。そのことを知った久部は、高野島の婚約者・馬場路子(山口紗弥加)が嫉妬に狂って毒を盛ったのではないかと疑います。路子はフィアンセの死に淡々としていて、おまけに職業は劇薬毒物製品の開発者と怪しさ満点。久部は単独で刑事ばりの調査を開始します。

 結論からいってしまえば、これは久部と視聴者を騙すミスリード。路子は純然たるシロで、高野島と由果の間にも実際には男女の関係はなかったのです。しかし、久部が入手したお菓子から、高野島がここ最近、サウジアラビアへ出張したことをミコトは知り、そこから死因がMERS(中東呼吸器症候群)であったことを発見。その結果、死に至る病原菌を持ち込んだことが世間に知れ渡り、高野島と遺族はまるで犯罪者のように批判の矢面に立たされてしまうのです。

 図らずも、死者に汚名を着せてしまったことで落ち込むミコト。しかし、突然死する数日前に高野島と性交渉に及んだという路子はMERSに感染していないため、感染源は別の場所にあると気づきます。そして、高野島が帰国後、健康診断のため訪れた東央病院が怪しいと睨み、調査開始。すると、同病院ではここ1カ月、患者の死亡率が急激に上がっていることが発覚します。

 そんな折、東央病院で死亡した患者の告別式が行われるという情報が伝わり、ミコトは火葬場へと直行し、遺族の許可を得て遺体を解剖します。すると案の定、MERS感染の症状が見つかり、さらには東央病院がMERSの簡易検査キットを購入していたことも発覚。高野島の名誉を挽回し、東央病院の隠蔽工作を暴いたところで終了となりました。

 さて、ここからは感想。石原さとみが主演、さらに脚本を務めるのが、2016年に新垣結衣主演で大ヒットしたラブコメディ・ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を担当した野木亜紀子とあって、放送前から注目度が高かった今回のドラマ。序盤は野木脚本らしい軽いコメディタッチで描かれ、不自然死究明研究所という特殊な舞台を視聴者がすんなり受け入れられる展開となったのですが、遺体解剖を中堂とどちらが担当するかじゃんけんで決めようとするなど、ミコトの言動が不謹慎にも思えました。

 また、冒頭シーンでは、UDIが7K(危険・汚い・きつい・規則が厳しい・休暇がとれない・化粧がのらない・結婚できない)の最悪な職場環境であることが強調されるのですが、石原が小綺麗にメイクして登場するため、少なくとも“汚い”と“化粧がのらない”は微塵も感じられません。

 しかし、シーンが進むにつれ、ミコトの印象は徐々に変わりました。死者に対する軽はずみにも思える言動は、そうしていなければ自我を保てないからなのではないかと。日常的に遺体と接するミコトにとって、一般人が抱く“死=厳粛”といった概念はなく、それは寄り添うようにしてあるもの。生死は相反するものではなく隣り合い、そしてミコトは生よりもむしろ、死の方へと半身を置いている。それは特殊な仕事によるものだけでなく、今回のラストに明らかになった、幼少時の一家無理心中の経験も背景にあるのでしょう。

 家族を失ったトラウマのためフィアンセとも真に心を通わすことができず、“結婚できない”孤独感を石原が上手く表現しているのも印象的でした。ただキュートなだけではない、これまでとは違った魅力が発揮され、次回からの展開も楽しみです。
(文=大羽鴨乃)

向井理、DV男役でキャラ崩壊!?  『きみが心に棲みついた』の“胸クソ悪い演技”に意外な評判

 若手女優・吉岡里帆が連続ドラマ初主演を務める『きみが心に棲みついた』(TBS系/火曜午後10時~)が1月16日に放送開始。初回視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で2ケタに届かず、厳しいスタートとなった。

 同ドラマの原作は、ヤングレディース漫画誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載中の天堂きりん氏による同名漫画シリーズ。下着メーカー・ラプワールの材料課に勤務する主人公のOL・小川今日子(吉岡)は、自己評価、自己肯定感が極端に低く、オドオドした性格で挙動不審のため、“キョドコ”と呼ばれてきた。その今日子が、2人の対照的な魅力を持つ男性の間で、心が揺れ動く様を描いた三角関係ラブストーリーだ。

 初回で、今日子は合コンで出会った、一ツ木出版・漫画誌編集者の吉崎幸次郎(桐谷健太)に強く惹かれる。彼は誰に対しても遠慮なく厳しい言葉を投げかけるが、その裏には優しさ、誠実さがあふれているという“いい男”。今日子は、そんな彼が「自分を変えてくれるのではないか?」と思い、恋心を抱き、「付き合ってください」とアピールする。

 そんな中、今日子の会社に、大学時代の先輩・星名漣(向井理)が突然現れる。彼の勤める商社がラプワールを買収したため、企画室長として出向してきたのだ。彼は、自信が持てなかった今日子を初めて受け入れてくれた男。彼を信頼し、離れられなくなっていた今日子は、髪を切られたり、人前でストリップを強要されたりといったDVを受けていた。いったん、彼とは距離を置いたが、上司と部下という関係で再会し、強く依存していた過去の記憶がよみがえってしまう……という展開だった。

 この先、今日子は吉崎との恋愛で前向きな自分に変わろうとするが、引き戻そうとする星名の“魔の手”にあらがえず、三角関係の構図となっていくようだ。

 向井といえば、これまで“クールなイケメン”のイメージで売ってきた。TBS系連ドラでは、これまでに『サマーレスキュー~天空の診療所~』『S‐最後の警官‐』などで主演を張っている。ところが、『きみが心に棲みついた』では、連ドラ初主演の若手女優の“引き立て役”に甘んじ、かつ“DV男”という特殊な役柄を演じている。

 ネット上では、「こんな役をやらされる向井がかわいそう」という意見がある一方、「向井は裏のあるイヤなヤツの役が似合う」「向井の演技を見て、不愉快になったけど、さわやかな役より悪役の方がいいかも」「普通の人の役では、向井にあまり魅力を感じなかったけど、悪役だと光ると思った。ウソっぽい笑顔がはまってた」「向井のドSっぷりにしびれる」「向井の悪役、気持ち悪くて、胸くそ悪くてよかった」といった声が見受けられ、“悪役”向井を歓迎する視聴者も多かったようだ。

「今の向井は曲がり角。2014年12月に女優・国仲涼子と結婚して、女性ファンは減少。16年7月期にTBS系で主演した『神の舌を持つ男』では、ふんどし姿を披露してコメディに挑戦しましたが、全話平均視聴率は5.6%と大爆死。それ以降、地上波連ドラ、映画への主演オファーはなくなり、今回プライム帯の地上波連ドラに出演すること自体、『神の舌を持つ男』以来なんです。深夜枠ならともかく、もうこれまでと同じようなさわやかな役柄で主演を務めるのは難しいかもしれません。そういった意味では、今回の悪役への挑戦で、新境地を開拓できるのではないでしょうか。演技の幅が広がれば、使い勝手もよくなりますから」(テレビ誌関係者)

 “DV男”を演じることで、今までのキャラは崩壊しそうな向井だが、今作をきっかけにモデルチェンジを果たして、オファーが増えるかもしれない。
(田中七男)

木村拓哉『BG~身辺警護人~』初回15.7%でトップ! 『99.9』超えも「キムタク臭すごい」!?

 木村拓哉主演の連続ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)が1月18日に放送を開始し、平均視聴率15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)のロケットスタートを切った。ゴールデン・プライムタイム枠の今期民放ドラマでは暫定1位発進となり、幸先が良い……と思いきや、ネット上には不満も寄せられている。

「同ドラマで木村は、元敏腕ボディガードの主人公・島崎章を演じます。ある出来事を機に工事現場の警備員となっていた島崎ですが、第1話では会社が身辺警護課を新設したことにより、新人ボディガードとして復帰。島崎と同じように異動してきた村田五郎(上川隆也)、高梨雅也(斎藤工)、菅沼まゆ(菜々緒)、沢口正太郎(間宮祥太朗)とともに、さまざまな任務に挑んでいくというストーリーです」(芸能ライター)

 初回の舞台は、隅田川で開催されるマラソン大会。スターターを務める厚生労働大臣・立原愛子(石田ゆり子)は、最近失言がマスコミに取り沙汰されており、そんな彼女の元へ脅迫状が届いたという。島崎らは、「大臣の脅迫事件に巻き込まれたくない」という同大会のスポンサー・大久保佐助(伊武雅刀)の警護を任されることに。現場では、愛子の警護を担当する警視庁SP・落合義明(江口洋介)が「民間警護は町の用心棒レベル」と発言するなど、身辺警護課の面々を見下す言動を取る場面もあった。

「また、島崎と高梨の間でも“警備に対する考え方”の違いが露呈し、今後は“人間ドラマ”としても期待感できる内容となりそうです。数字的にも、今期のジャニーズドラマでは14日に嵐・松本潤の『99.9 ‐刑事専門弁護士‐』(TBS系)がスタートし、初回15.1%を記録していましたが、木村はそれを上回る好成績を収めました」(同)

 ところが、ネット上の評価は良いものばかりではない。

「木村といえば、よく『何をやってもキムタク』と指摘されている印象ですが、今作に関しても同様で、むしろ『主人公はキムタクである必要がない』とまで言われています。共演者もそうそうたるメンバーとあって、『江口や上川が主演でも良かったのでは?』という声や、『どんなに良いセリフでも、キムタクが言うと説教臭く聞こえるから嫌だ』と、拒否反応を示す者も」(同)

 さらに、島崎と対立した高梨が、途中で身辺警護課から去ってしまったため、斎藤の出演を楽しみにしていたファンからは「斎藤をもっと出せ!」「結局キムタクを目立たせたいだけ」といった不満が飛び交った。

「警護モノといえば、世間的には、V6・岡田准一主演の『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)のイメージが強いようで、両作品を比較して『岡田のドラマの方が面白かった』『キムタクじゃイマイチ』との書き込みも。ただ、放送前から『「SP」には敵わなそう』など盛んに言われていただけに、『思ってたより楽しめた!』という声も聞かれました」(同)

 木村はこのまま、今期1位を独走できるだろうか。

木村拓哉『BG~身辺警護人~』初回15.7%でトップ! 『99.9』超えも「キムタク臭すごい」!?

 木村拓哉主演の連続ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)が1月18日に放送を開始し、平均視聴率15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)のロケットスタートを切った。ゴールデン・プライムタイム枠の今期民放ドラマでは暫定1位発進となり、幸先が良い……と思いきや、ネット上には不満も寄せられている。

「同ドラマで木村は、元敏腕ボディガードの主人公・島崎章を演じます。ある出来事を機に工事現場の警備員となっていた島崎ですが、第1話では会社が身辺警護課を新設したことにより、新人ボディガードとして復帰。島崎と同じように異動してきた村田五郎(上川隆也)、高梨雅也(斎藤工)、菅沼まゆ(菜々緒)、沢口正太郎(間宮祥太朗)とともに、さまざまな任務に挑んでいくというストーリーです」(芸能ライター)

 初回の舞台は、隅田川で開催されるマラソン大会。スターターを務める厚生労働大臣・立原愛子(石田ゆり子)は、最近失言がマスコミに取り沙汰されており、そんな彼女の元へ脅迫状が届いたという。島崎らは、「大臣の脅迫事件に巻き込まれたくない」という同大会のスポンサー・大久保佐助(伊武雅刀)の警護を任されることに。現場では、愛子の警護を担当する警視庁SP・落合義明(江口洋介)が「民間警護は町の用心棒レベル」と発言するなど、身辺警護課の面々を見下す言動を取る場面もあった。

「また、島崎と高梨の間でも“警備に対する考え方”の違いが露呈し、今後は“人間ドラマ”としても期待感できる内容となりそうです。数字的にも、今期のジャニーズドラマでは14日に嵐・松本潤の『99.9 ‐刑事専門弁護士‐』(TBS系)がスタートし、初回15.1%を記録していましたが、木村はそれを上回る好成績を収めました」(同)

 ところが、ネット上の評価は良いものばかりではない。

「木村といえば、よく『何をやってもキムタク』と指摘されている印象ですが、今作に関しても同様で、むしろ『主人公はキムタクである必要がない』とまで言われています。共演者もそうそうたるメンバーとあって、『江口や上川が主演でも良かったのでは?』という声や、『どんなに良いセリフでも、キムタクが言うと説教臭く聞こえるから嫌だ』と、拒否反応を示す者も」(同)

 さらに、島崎と対立した高梨が、途中で身辺警護課から去ってしまったため、斎藤の出演を楽しみにしていたファンからは「斎藤をもっと出せ!」「結局キムタクを目立たせたいだけ」といった不満が飛び交った。

「警護モノといえば、世間的には、V6・岡田准一主演の『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)のイメージが強いようで、両作品を比較して『岡田のドラマの方が面白かった』『キムタクじゃイマイチ』との書き込みも。ただ、放送前から『「SP」には敵わなそう』など盛んに言われていただけに、『思ってたより楽しめた!』という声も聞かれました」(同)

 木村はこのまま、今期1位を独走できるだろうか。

『わろてんか』初代桂春団治の史実を元にしたエピソードが大好評!「見られてよかった」

 ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で「風鳥亭」をはじめ多数の寄席を抱える「北村笑店」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■1月13日(土)/85話~1月19日(金)/90話
 85話で、芸人のキース(大野拓朗)が、東京に帰るという志乃(銀粉蝶)のために、仲たがいしている生き別れの息子・栞(高橋一生)を招いて食事会を開く。そこで志乃の口から自身の名前の由来を聞いた栞は、今の自分があるのは志乃のお陰だと感謝を告げるのだった。

 昭和になり、ラジオ放送がスタートした86話。時代の変化は北村笑店にも押し寄せ、落語を大切にしたい藤吉と、万歳(まんざい)が今後の主流だと考える総支配人・風太(濱田岳)の対立が大きくなっていた。そんな時、藤吉が突然脳卒中で倒れて入院する。

 87話では、目を覚まさない藤吉のもとに、風太やキース、女優のリリコ(広瀬アリス)や栞が見舞いにくる。藤吉との約束を守って笑顔を絶やさないてんだったが、心細さと不安、そして栞の「泣いてもいい」という言葉に、ついに涙を見せるのだった。

 てんの看病の甲斐もあって、藤吉が意識を取り戻した88話。藤吉不在の北村笑店では、人気落語家・団吾(波岡一喜)にラジオ局から出演依頼がある。しかし、ラジオで落語が聞けてしまったら寄席に足を運ぶ客が減ると考え、藤吉も風太も団吾のラジオ出演に反対する。

 89話では、風太が団吾のラジオ出演を止めるために、借金を理由に家のものを差し押さえたところ、逆効果になり、団吾は新聞で「ラジオに出る」と宣言してしまう。そんなある夜、入院中の藤吉の元を団吾がこっそり訪れる。団吾は「うまいそば屋なら、遠くても客が来る」と語り、翌日夜8時にラジオを聞くよう告げるのだった。

 ついに団吾がラジオ出演をする日を迎えた90話。藤吉はより多くの人にお笑いに触れてもらうために、新しいものに挑戦するべきなのではないかと考え始めていた。一方、どうしても団吾のラジオ出演を阻止したい風太は、大阪のラジオ放送局を徹底的に見張る。しかし団吾は、風太の裏をかいて京都から放送を敢行するのだった。芸人たちも悔しがる風太を見て思わず笑ってしまった団吾の機転に、視聴者は「やっぱ団吾師匠が出ると話が面白くなるな!」「破天荒な団吾師匠大好き!」と大喜び。

 また、このエピソードは団吾のモデルといわれている実在の落語家・初代桂春団治が起こした史実を元にしているようで、視聴者からは「ここで初代春団治のエピソードを盛り込んでくるのいいなぁ!」「今の吉本を語る上では欠かせない事件。『わろてんか』で、きちんとそれが見られてよかった」といった声が上がっていた。

 次回はいよいよ団吾の落語がラジオで放送される。いったいどんな落語が聞けるのか、今から楽しみにしていよう。

『わろてんか』初代桂春団治の史実を元にしたエピソードが大好評!「見られてよかった」

 ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(金曜日)お届けします!

『わろてんか』(NHK総合/月~土、午前8時) 京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てん(葵わかな)が笑いをこよなく愛する青年・藤吉(松坂桃李)と出会い、2人で「風鳥亭」をはじめ多数の寄席を抱える「北村笑店」を経営、日本中を笑わせるために奮闘する姿を描いた物語。「吉本興業」の創始者・吉本せいをモデルに描いている。

■1月13日(土)/85話~1月19日(金)/90話
 85話で、芸人のキース(大野拓朗)が、東京に帰るという志乃(銀粉蝶)のために、仲たがいしている生き別れの息子・栞(高橋一生)を招いて食事会を開く。そこで志乃の口から自身の名前の由来を聞いた栞は、今の自分があるのは志乃のお陰だと感謝を告げるのだった。

 昭和になり、ラジオ放送がスタートした86話。時代の変化は北村笑店にも押し寄せ、落語を大切にしたい藤吉と、万歳(まんざい)が今後の主流だと考える総支配人・風太(濱田岳)の対立が大きくなっていた。そんな時、藤吉が突然脳卒中で倒れて入院する。

 87話では、目を覚まさない藤吉のもとに、風太やキース、女優のリリコ(広瀬アリス)や栞が見舞いにくる。藤吉との約束を守って笑顔を絶やさないてんだったが、心細さと不安、そして栞の「泣いてもいい」という言葉に、ついに涙を見せるのだった。

 てんの看病の甲斐もあって、藤吉が意識を取り戻した88話。藤吉不在の北村笑店では、人気落語家・団吾(波岡一喜)にラジオ局から出演依頼がある。しかし、ラジオで落語が聞けてしまったら寄席に足を運ぶ客が減ると考え、藤吉も風太も団吾のラジオ出演に反対する。

 89話では、風太が団吾のラジオ出演を止めるために、借金を理由に家のものを差し押さえたところ、逆効果になり、団吾は新聞で「ラジオに出る」と宣言してしまう。そんなある夜、入院中の藤吉の元を団吾がこっそり訪れる。団吾は「うまいそば屋なら、遠くても客が来る」と語り、翌日夜8時にラジオを聞くよう告げるのだった。

 ついに団吾がラジオ出演をする日を迎えた90話。藤吉はより多くの人にお笑いに触れてもらうために、新しいものに挑戦するべきなのではないかと考え始めていた。一方、どうしても団吾のラジオ出演を阻止したい風太は、大阪のラジオ放送局を徹底的に見張る。しかし団吾は、風太の裏をかいて京都から放送を敢行するのだった。芸人たちも悔しがる風太を見て思わず笑ってしまった団吾の機転に、視聴者は「やっぱ団吾師匠が出ると話が面白くなるな!」「破天荒な団吾師匠大好き!」と大喜び。

 また、このエピソードは団吾のモデルといわれている実在の落語家・初代桂春団治が起こした史実を元にしているようで、視聴者からは「ここで初代春団治のエピソードを盛り込んでくるのいいなぁ!」「今の吉本を語る上では欠かせない事件。『わろてんか』で、きちんとそれが見られてよかった」といった声が上がっていた。

 次回はいよいよ団吾の落語がラジオで放送される。いったいどんな落語が聞けるのか、今から楽しみにしていよう。

広瀬すず主演『anone』、「難解すぎる」「興味本位で見るのは無理」でリタイア者続出!

 はからずも、静岡在住の実兄が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕され、注目を集めてしまった広瀬すずが主演する、日本テレビ系連続ドラマ『anone』(水曜午後10時~)。1月17日に第2話が放送され、視聴率は7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回9.2%から実に2.0ポイントの大幅ダウンとなった。

 独創的な世界観でファンから支持を集める坂元裕二氏の脚本とあって、前評判がすこぶる高かった同ドラマ。しかし、初回に関して、ネット上では「話があっちこっちに飛びすぎ」「何が何だかわからない」との声が多く聞かれた。第2話は、ネットカフェに住む天涯孤独の少女・辻沢ハリカ(広瀬)と、法律事務所事務員。林田亜乃音(田中裕子)との交流を中心に進んだ。その2人に、死に場所を探していたカレー屋店主・持本舵(阿部サダヲ)と、ナゾの女・青羽るい子(小林聡美)が絡む展開で、視聴者からは「初回よりはすっきりしてわかりやすい内容だった」との指摘も少なくない。だが、視聴率推移が示す通り、初回のあまりの難解さで、すでに脱落した視聴者が多数いる模様だ。

 坂元氏には多くの固定ファンが付いている半面、「ストーリーが難しすぎる」「奥深い作品だけど重い」などと毛嫌いする層も多い。事実、坂元氏の最近の作品である『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系/2016年1月期/有村架純、高良健吾主演)も、『カルテット』(TBS系/17年1月期/松たか子主演)も、評価こそ高かったものの、いずれも全話平均視聴率は2ケタに届かなかった。

 『anone』は、両作品より、さらに凝った深いつくりをしており、視聴者が想像力を働かさなければいけないストーリーが展開されているため、脱落者も増えていきそうだ。

「は1話完結モノではないし、かつストーリーや描写が複雑なため、たまたま興味本位で見た人は、ついていけないでしょう。そうなると、途中から見始めて、継続して見るようになるといったケースはあまり望めそうにありません。この先、どんどん数字が落ちていく懸念もあります。正直、全話平均が2ケタに乗る可能性は低いのではないでしょうか」(テレビ誌関係者)

 日テレは現在プライム帯に3つのドラマ枠を持っており、最も数字が取れているのが、『anone』の「水10」枠。昨年は4作中、4月期の『母になる』(沢尻エリカ主演)のみ1ケタ台に終わったが、それでも平均9.2%をマークした。このままいけば、同枠では、13年10月期『ダンダリン 労働基準監督官』(竹内結子主演)の平均7.5%以来の爆死になりかねない。今後の視聴率推移、ストーリー展開を注視したい。
(田中七男)

SKE48・惣田紗莉渚ファースト写真集『うらばなし』2月8・9日に「お渡し会」開催決定!

 昨日、本人のSHOWROOM配信にて、小社より2月7日に発売されるSKE48・惣田紗莉渚のファースト写真集のタイトルがついに解禁となった。

 タイトルは『うらばなし』。今回の写真集には、20歳でSKE48に加入し、“遅咲きアイドル”と呼ばれた彼女が、アイドルになるまでの“うらばなし”を詰め込んでいる。

 同時に、書店での写真集の「お渡し会」の詳細も発表された。

<名古屋>
日時:2018年2月8日(木) 18:30~
場所:星野書店 近鉄パッセ店
予約開始日時:2018年1月19日 10:00~
※お渡し会への参加をご希望されますお客様のご予約は、店頭のみ可能となりますので、ご注意ください。お電話やインターネットからの予約・購入はできません。
※先着で、予定数に達した時点で受付終了とさせていただきます。

▽星野書店/イベント詳細サイト
http://bookshoshino.wp.xdomain.jp/event1/soda-event.html

<新宿>
日時:2018年2月9日(金) 18:30~
場所:福家書店 新宿サブナード店
予約開始日時:1月19日 10:00~
※お渡し会への参加をご希望されますお客様のご予約は、インターネット予約のみとなりますのでご注意ください。店頭・お電話での予約・購入はできません。
※先着で、予定数に達した時点で受付終了とさせていただきます。

▽福家書店/予約・購入サイト
http://www.fukuya-shoten.jp/event/18020918

 予約いただいた方には、それぞれ本人の直筆サイン入り本を直接“お渡し”! ぜひとも会場に足を運んでいただきたい。

「もう一度、トガり直したい」突然のコンビ解散から2年……“俳優”今野浩喜の現在地

 相方の不祥事による突然のコンビ解散から2年。かつて、コント日本一を決める『キングオブコント2010』(TBS系)を制した元キングオブコメディの今野浩喜は、俳優としての実績を着実に、そして飄々と積み重ねているように見える。

 昨年はドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)で、ゴールデンのレギュラーにも進出。お茶の間にも、その独特な風貌が広く浸透し、テレビ、映画、演劇などジャンルを問わず出演オファーが絶えない状況が続いているという。

 そんな今野浩喜に、“ほぼ専業”の俳優として生きる日々と、冷めやらぬお笑いへの思いを聞いた。(取材・文=編集部/撮影=関戸康平)

 * * *

──解散から丸2年、すこぶる順調に見えます。

今野浩喜(以下、今野) 順調に見えるじゃないですか。

──はい。

今野 私がね、今びっくりしているのが、2017年の夏にゴールデンのドラマでレギュラーをやったわけじゃないですか。

──そうですね、はい。

今野 ……生活水準が変わらないんですよ! 非常に不思議なんです、これが。

──あはは(笑)。それは、事務所批判、マネジャー批判ですか? それとも『僕やり』を制作した関西テレビに、何か思うところが……。

今野 いやいや(笑)。誰を批判しているわけでもなく、実際にそういうドラマに出て、思ったんですよ。あ、変わらない! って。もっと大金持ちに見えるじゃないですか、ああいうところに出ている人たちって。でも変わらないんでね。なんだろうな、意外と夢がない世界なんだなってことが、わかったような気がします、2017年は。

──やっぱり、もっとお金が欲しい。

今野 有名税という言葉があると思うんですけどね、そんなに払うほどもらってないからって。顔だけ出てしまった。割に合ってないと思いますよ。

──また、顔が目立ちますし。

今野 そうそう、そうなんです。

■お笑いとの“2足のわらじ”から“専業”へ

──長い間、お笑いと俳優業の“2足のわらじ”だったわけですが、それがほぼ専業の俳優になったことで、現場に入る心境に変化はありますか? お笑い芸人としてドラマの現場に行くときと、今と。

今野 今はもう慣れっこですけど、当初はやっぱり、本気度は変わりますよね。これでやらないと死んでしまうっていうのは思っていました。

──逆に、普段お笑い番組を見るときの心境はいかがでしょう。

今野 うーん、変わってるのかなぁ。例えば、賞レースとかを見て評価をするとき……誰しもが、評価をするじゃないですか。そういうときに、「言う立場じゃないんじゃない?」って、ふと思うことはありますね。

──これまでは、王者として見ていた?

今野 王者としてっていうわけじゃ……(笑)。子どものころ、『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)とかを見ていて、「(審査員に対して)まず、おまえがやってみろよ」と思っていたから、その立場にはなりたくないよねっていう。だから、あまり評価をしないようにしているかもしれません。

──では、その立場から見て、昨年の『キングオブコント2017』(TBS系)は、どうでしたか?

今野 グフッ!(せき込む)

──にゃんこスターとか。

今野 いや、まあ、なんでそんなことを聞くんだっていう……。ただ、年末にね、後輩とボウリングをやって、ストライクのたびに、にゃんこスターの踊りをやってみたら、すっごいアガるんですよ。いいと思います、あれ。

──マネしやすいですしね。簡単ですし。

今野 簡単って、私はそうは思わないけど。あれは、結果、簡単なものに見えるけど、ゼロから作っているというのは、やっぱりすごいことですからね。

──もちろんです。あと、最近では“相方不祥事芸人”というのが数多く出てきていますが、NON STYLEの石田明さんやインパルスの板倉俊之さんに対して思うところはありますか?

今野 いやいやいや……。あのー、石田さんにしても、極楽とんぼの加藤さんとか、相方さんをずっと待っていたわけじゃないですか。なので、いないときでもイジる笑いをしていいと思うんですけど、そこは、私と一緒にしないでほしいと思いますね……。

──まったく別だと。

今野 別です。待っているのをヨシとされると、私の立場が、いずらくなるので、世間には状況をちゃんと考えてほしいと。

──確かに「待ってない今野は冷たい」と思われるのは心外ですよね。

今野 そうです。それに、1回待ったことがある(07年に相方の活動休止で半年間ピン芸人として活動した)ということは、忘れないでほしい……。

■ドラマ『僕やり』の“パイセン”役という重責

──昨年は、なんといっても『僕やり』でした。ゴールデンで、ほぼ準主役級の扱い。

今野 準主役ではないですけど。

──実際現場に入ってパイセンという役をやってみて、手応えというか、これはいけそうだなっていうのは、どれくらいでつかめましたか?

今野 意外と、ホン読みのときの周りの反応から、これでいいだろうなっていうのはわかりましたね。

──自分的に、というより、周囲の反応を見て安心する感じですか?

今野 そうです。

──これまでの出演作に比べると、作品の評価に対する責任の重い役だったと思いますが。

今野 それは、ありますよね……。とにかく、自分が背負わなきゃいけないのは、原作ファンの人に対して「全然違うじゃねえか」と思われないようにすることで。パイセンがもっとも象徴的だと思うんです。原作ファンを丸め込むのが、私の役だと思っていたので。それに、原作を読んだら「最終的にお笑いになろうとする人なんだ」っていう、そこを逆算しながらやる大変さもありましたよね。

──お笑いでいうと、「ダンソン!」とか「空前絶後の~!」とか、後輩のネタを全力でやっているのが、すごく楽しそうでした。

今野 楽しそうに見えたっていうのは、それは演技力のなせるわざでしょう(笑)。お笑いの人がやってるっていう恥ずかしさを出しちゃいけないから、お笑いの私をまず、画面から感じさせちゃいけない。そこは悩みましたけど、終わってみれば無駄な悩みだと思いましたね。

──とにかく、いろいろ重いものを背負った役だったと。

今野 背負ったものでいえば、それは『くそガキの告白』(12年公開の主演映画)のほうが重いですけど。でも、見ている視聴者の数は明らかにドラマのほうが多いですし、これは、本当に生活が変わると思ったんですけどね……。CMとか、その時間帯のレギュラーとか、そういうのが、思っていたより全然ないから……。

──『僕やり』の役のイメージでCMは難しいかもしれません。爆破犯だし。

今野 でもその、演技という面では見られているわけだし、坊主にすることも厭わない人なんだっていうのも……。

──誰も坊主を厭うとは思っていないと思いますが……。

■20歳の“パイセン”と、20歳の今野浩喜

──パイセンは20歳という設定ですが、今野さん自身の20歳のころは、どんな感じでしたか?

今野 えー、憶えてないですね……。オンバト(NHK『爆笑オンエアバトル』)には、もう出てたんじゃないかな。全然憶えてないです。

──手元の資料では、1999年の11月にゲットスマイルズで出ているようです。これ20歳ですね。

今野 憶えてないなぁ……。

──そのころも、人前やカメラの前で何かやるという仕事をしていたわけですが、今と比べて、舞台やテレビに出る怖さみたいなものは変わりましたか?

今野 当時は、圧倒的に緊張していたんじゃないかと。

──場数を踏んで、緊張はしなくなった。

今野 今も緊張はしているんでしょうけど、緊張がどういうものかまで、わかるじゃないですか。緊張したらこうなる、とか。冷静に緊張を受け止めるので、すぐ治まるし、なんで緊張するんだっていうことを突き詰めていくと、緊張する意味がなくなる。そういうことは、あると思いますね。

──逆に、変わっていないことってありますか?

今野 変わってないというか、当時の感じに、また戻ったほうがいいだろうなっていうのは、やっぱ、トガり直してますよね、最近。

──トガりを。具体的にどうトガっているとか、ありますか?

今野 もっとカメラ前だけで、とにかく結果を残すとか、客前だけ結果を残すっていう。

──あ、楽屋でトガるってことですか?

今野 そうですよ。

──本番でトガりを見せるのではなく、楽屋でトガることをやり直してる。

今野 そうです。

──えっと、それはなぜ……?

今野 無駄だと思ったんです。なんだろうな、サッカー選手とか、人の顔色を見てやらないでしょう。そういうところからですよ。もっと「オレがオレが」でしょ、みんな。それは、世界が違うんですけれども。

──要は、パフォーマンスを本番で、ガッ! とやるために。

今野 そう、あんまり仲良くなると、何かを本番で急にやるっていうのが、やりずらいし。「あの人、わからないな」っていう部分を残しておきたい。『下町ロケット』(TBS系)のときに安田顕さんにそれを感じて。あの人、ホントしゃべらないんですよ、楽屋で。でも、気付くとみんなの目がそっちに向くんですよね。本人が、どう意識してそうしているのかわからないですけど。

■「演技力が高い」という評価

──今野さんの中で「演技力」って、なんだと思いますか?

今野 ああー、それはでも、ね。演技力と「売れる」が関係なさすぎるっていうのは、小劇場を見ていると思いますよね。ホントにみんな上手なんで。演技力ってなんなんだって聞かれたら、何かわからないけど、見て明らかに違いますよね。明らかに違う。

──見た瞬間、違う。

今野 見て、すぐ違うのがわかる人っていますよね。いくらつまらない芝居でも、目につく人がいる。そういう何かですよね。

──そういうものが自分の中に備わっているとか、身に付けたいとか、自分自身と「演技力」という言葉って、どんなふうにつながっていますか?

今野 そういう人の何かをパクろうとはしますよね。セリフのやり取りが上手だったら、それは芝居が上手ということなんですけど、じゃあ上手く見えるかっていうと違うし。「変だな、あの人」っていう印象のほうが、上手に見えたりすることもある。そういうのを、その場によって使い分けられるようになりたいですね。

──今でも、それぞれの現場で求められているものに回答しているという実感はあるんじゃないですか?

今野 うーん、どうだろう……。

──ガッカリはさせていないというか。

今野 ガッカリはさせてないと思いますけど。ただ、現場によっては「これ誰が情熱を持ってやってんだろう」みたいなところもあるじゃないですか。「このディレクターは何も見えてないな、画が」みたいな。というときは、現場に向けてやってもしょうがないんで、視聴率を落とさないようにっていうのを念頭に置くことはあります。

──数字に対する意識があるんですね。

今野 数字は、たぶん3本の指に入るくらい意識してます。

──それでいえば、『僕やり』は全話平均6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、視聴率的にはコケてます。一方で、視聴熱といったデータでは非常に高く評価されていますが、それでもやっぱり、数字は欲しかった。

今野 数字は欲しいです。自分で上げようっていう意識より、自分が出ているときに下げてはいけないという。ヘタだろうがなんだろうが、「なんだ?」って思わせれば視聴率は下がらないと思うので、目に留まるようなことをしようとは思いますね。

──お芝居の仕事をしている中で、満足感を感じることってありますか? クランクアップとか、その日の現場終わりとか。

今野 満足感……うーん、満足感……。終わっての満足感は、特には感じてないのかな。むしろ始まる前のほうが楽しいです。情報解禁を待っているときとか、ポスターが出るときのほうが楽しい。

──それは、ミーハーな感覚なんでしょうか。

今野 そうかもしれないです。ものすごいミーハーだし。現場に入ったら、もう終わりが見えるし。

──では、先ほど情熱という話がありましたが、今野さんの中で情熱が燃える仕事というのは?

今野 燃える仕事は、もちろん番手のいい仕事はそうですけど、逆のこともあって。さっき言ったような、「なんだ、この現場は」「なんだ、この台本は」とか思うと、それはそれで情熱が湧くんですよね。どう出し抜こうか、どう成立させようかっていう。

■新作『カクホの女』超大御所だらけの現場で

──今年最初の連ドラは『カクホの女』(テレビ東京系、金曜20時)です。若手の多かった『僕やり』から一転して、名取裕子さん、麻生祐未さん、伊東四朗さん、鶴見辰吾さんなどなど、超大御所ぞろいの現場に入ってみて、いかがでしょう。

今野 あのー、なんか知らないんですけど、名取さんが、すごい話しかけてくれて。

──かわいがられてる。

今野 というか、当初「かわいい」って、すごい言われました。かわいがられるということじゃなく、直の話ですよ。「かわいい~!」って、すっごい言われて。

──顔が、ですか?

今野 顔なんでしょうね。髪型とかも、すっごいよかったみたいで。こっちも、なんかちょっと意識しちゃいますよね。そんなんなっちゃったら。

──おきれいな方です。

今野 おきれいです。

──意識しちゃいますか。

今野 しちゃいます。もう、そもそも『ミエリーノ柏木』(テレビ東京系/13年)のファンだそうで、「カッコいい役だったわよね」みたいな、すごく見てたみたいで、それをキッカケに話してくれて。

──名取さんが座長ですよね。それは超ラッキーな。

今野 ラッキーでしたね。

──もしくは名取さんが「この子、食べちゃいたいわ」と思ってネジ込んだか。

今野 それはないと思いますけど……。でもやっぱり、トガり直してたとこなんで、実際、誰ともしゃべってなかったんです。そしたら、いきなり名取さんから。だから、結局そういうことじゃんって思いました。トガろうがトガるまいが、結果を残していればそうなるんだっていうのは、自信が確信に変わったところはありましたよね。大楽屋でワイワイする必要はないわけだから。

──向こうが勝手に来る。座長が勝手に、かわいがってくる。

今野 座長にかわいがられれば、それでいいわけですから。でも、この記事が載って、出演者が読むと思うと怖いですね。みなさん番組名で検索するわけだから、これにたどり着いちゃうわけじゃないですか。怖いですよ。

──別に、2人でイチャイチャしているわけではないんですよね?

今野 でも、急に私だけに袋でアメをくれたりする。みんなもらってるかと思ったら、私だけ。イタリア製のアメをくれたりとか。

──『僕やり』では、共演者の窪田正孝さんと水川あさみさんがフライデーされていましたが、そういう可能性も?

今野 あるわけねーだろ! っていうのは失礼だし、アレですけど……。まあまあ、それはね。匂わせたほうが視聴率も上がるかもしれないですし。

──それはそうと、今回は鑑識の役ということで、鑑識といえば、大先輩で過去に共演もしている六角精児さんのイメージが強いです。

今野 やっぱり、そこは考えますよね。「鑑識=六角さん」が強いので、六角さんとは違うことをやろうとしすぎてます。

──台本上だけじゃなく、自分の中でも。

今野 これをぶっちゃけることが、いいことか悪いことかわからないですけど、私はいいことだと思うから言いますけど、台本が、そもそも全員にタメ口だったんです。というのも、もともと最初の準備稿が53歳の役だったんですね。それを、そのほうが面白いからそのままいきましょうってことになって。誰しもにタメ口というのは、六角さんとの違いも出ますし、面白いと思うんですけど、どう転ぶか、ちょっと楽しみですよね。

──好感度が下がるかもしれない。

今野 下がるかもしれない。どんどん話が進むにつれてエキセントリックさが増してるし。

──そんな『カクホの女』の見どころを教えてください。

今野 どういう言い方をすればいいんだろうな……。いわゆる、パッと見は、2時間ドラマのようなものだと思うんですよ。安心して見られるような。20時だし。そういう感じで見てたら「ビクッ!」ってすることが多々あると思うんです。「なんなのこれ!?」って。そういうところが見どころだし、自分でも見たいところですね。

■ところで、お笑いの仕事は?

──お笑いの仕事の予定はありますか?

今野 特にないですね。

──『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)とか、また呼ばれれば出たいという気持ちは?

今野 あれは……なんなんでしょうね? 川島(明=麒麟)さんだけ、すぐまた出たけど。同じくらいの結果の残し方だったんですけど、おかしいですよ。同じように『IPPONスカウト』から上がって、同じような結果だったんですけどね。あの番組はなんですか? その、大喜利以外のしゃべりも評価に入れるんですか? っていうのは、ちょっと思いましたけどね。

──結局、競技じゃなくてバラエティじゃないかと。

今野 そうですよ。おかしいんじゃないかって。これは、今のは文句です。載せてもらって構いません。

──激怒、ということですね。

今野 激怒ですね。ただ、タイトルにはしないでください。

──『今野浩喜、IPPONに激怒!』。

今野 それは、ちょっとまずいので……。

●こんの・ひろき
1978年、埼玉県生まれ。高校卒業後、プロダクション人力舎「スクールJCA」に6期生として入学。お笑いコンビ・キングオブコメディとして『キングオブコント2010』で優勝を飾るも、相方の不祥事によって2015年にコンビ解散。08年頃から俳優としても活動し始め、12年、主演映画『くそガキの告白』で「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」審査員特別賞、シネガーアワード、ベストアクター賞、ゆうばりファンタランド大賞人物部門の4冠を獲得。テレビドラマ『下町ロケット』(TBS系/15年)、『真田丸』(NHK/16年)、『僕たちがやりました』(フジテレビ系/17年)などに出演。現在、放送中のドラマ『カクホの女』(テレビ東京系)に出演中。18年には映画『不能犯』『今夜、ロマンス劇場で』が公開を控えている。
Twitter:https://twitter.com/comnotwithiroki

KinKi Kids堂本剛、M-1王者・とろサーモンを辛口評価!? 「ネタが『M-1』って感じしない」

 KinKi Kidsが交互にパーソナリティを務めるラジオ『KinKi Kidsのどんなもんヤ!』(文化放送)の1月15日深夜放送回には、堂本剛が登場。リスナーから、「昨年末に行われた『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)で優勝したお笑い芸人のとろサーモンを、剛くんは10年以上前に、お気に入りの芸人として挙げていましたが、今回『M-1グランプリ』をご覧になりましたか?」というメッセージが届いた。

 『M-1グランプリ2017』でとろサーモンは、おかしなおかみさんと客のコント「旅館のおかみさん」を1回戦で、決勝戦では石焼き芋を売る店員のセリフを面白おかしく茶化した「石焼き芋」というコントのネタを披露。“新生M-1のキーパーソン”として注目されているお笑い芸人の和牛に競り勝ち、優勝を手にした。剛は「拝見させていただきました。オンタイムでは見てませんけど。ボクの印象ですけど、ああいうタイプの種類のネタで、『M-1』って感じが、なんかないんですよね。もちろんおもしろかったですけど」と、意外にも厳しい評価を下した。続けて、同じく決勝に進出した、お笑い芸人のジャルジャル・かまいたちの名前を挙げ、彼らのネタの方が『M-1』らしくて好きだとも明かした。

 特にジャルジャルがお気に入りという剛は、間違った言葉の発音を注意し合う「イントネーション」という彼らの漫才を絶賛。「いい意味で、その頭おかしい感じが好きなんでしょうね」と分析し、「おもろいねんけどなあ。うん、これでも西の人は結構同じ意見な気するけどなあ」と関西圏の人々へ同意を求めた。さらに「2人ともなんか清潔感もあるしさあ。突拍子もないこと延々言ってる2人っていうのは、バランスがおもしろいんですけどね」とビジュアルとネタのギャップを褒めちぎっていた。

また、ピン芸人の日本一を決める『R-1グランプリ』(フジテレビ系)に向けて、ウソか本当か堂本光一が仕上げてきていると語る剛。「いつかね、優勝してもらいたいなとはね、思ってますけども」と口にし、「(光一が)『漫談やる』って言うてました」と明かした。

 練習風景を少し覗いたという剛によると、光一の漫談はまだ完成していないようで、「(光一が)『するってーとー』みたいなこと言ってたから、ちょっと古めの感じでいこうとしてるのかな」と推測。続けて、「落語でいこうとしてるのか。でもね、落語じゃないんです。なんかね、口回しが江戸の人でもないのに、江戸弁みたいな感じでいってたんでね、ちょっと心配してるんです」とそう。しかし最後には、「まあ、みなさん期待していてください」謎の自信を見せた。

 関西出身ということもあり、お笑い芸人の海原やすよ・ともこをはじめ、仲の良い芸人も多いKinKi Kids。光一のネタのみならず、剛と2人での漫才も見たいファンは少なくないだろう。