『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』松本潤がカッコよさを抑えて可愛さ増量、前作を上回ってきた!

 今回は『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』(TBS系)に主演する松本潤さんについて。2016年放送のSEASONⅠからたったの約2年で続編放送とは、TBS日曜劇場の本作にかける強い思いを感じました。ちなみに同枠でシリーズ化されたのは『JIN-仁—』(2009年、2011年)以来6年ぶりです。

“99.9%の裁判有罪率と言われる刑事事件……つまり、お金にならない案件ばかりを追いかける弁護士の深山大翔(松本)。たとえ0.1%の可能性であったとしても、自分が納得するまで真実を追いかけるのが深山の捜査方針。そんな深山に振り回されるのは、佐田篤弘(香川照之)を始めとする刑事事件専門の仲間たちや、ある刑事事件をきっかけに一緒に働くことになった元・裁判官の尾崎舞子(木村文乃)。何事も合理的に事件解決を進めようとする尾崎は、深山と意見が食い違うことも多々。唯一の共通点といえば、2人がプライベートで刑事事件に関わる忌まわしい記憶があることだけ”

 登場人物の多さとキャラクターの濃さ、ストーリーのテンポの早さはSEASONⅠと同じく。その他、深山が軽妙に発する「いただきマングース!」「(飴を持ちながら)映像のピントがあめ~ぞ」など親父ギャグもしっかりと継続。その小ネタの多さからか、SEASONⅠは面白くても視聴することが忙しかったのです。それがSEASONⅡではきっちりと収まっている! というのが第一話を見ての感想です。

 その収まりの理由のひとつに、松本さんの“可愛らしさの絶妙な操作”があったのでは? というのがスナイパー小林予測。

 松本さんはトップアイドルグループ・嵐のメンバーです。文句なしのイケメンだし、メンバー内でも顔の小ささや造形美、スタイルの良さは圧倒的。でも、その魅力的な材料をそのまま深山にぶつけていたら、役柄は成立しなかったと思うのです。単なるカッコいいだけの弁護士物語になってしまうだけ。

 イケメン要素をきっちり封印してギャグキャラに徹底している演技が、深山にずっぽりハマっているのです。その上、深山のビジュアルは、SEASONⅠに比べて絶妙に可愛かった。己を知る、とはなかなかできないこと。それができる松潤は、正真正銘のエンターテイナーなのでしょう。

 そして、物語の軸となる“対立”も健在。前回は、深山と佐田で意見が割れていましたが、今回の2人はトムとジェリーに見える微笑ましい関係性。期待の対立はどこへ? と思ったら尾崎とは意見が合わない。でもきっと舞子はそのうち深山色に染まっていくと思うので、敵はいなくなってしまう。ではどこに対立が……? と資料を読み込むと、どうやら東京地方裁判所・所長代行を務める川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)とのとんでもないバチバチが待ち受けているようです。にんまり。

 余談ですけど、第一話では、ゲスト女優が秘密のオフィスラブをインスタで“匂わせる”シーンがありました。役名は伊藤亜紀(新妻聖子)。これ、数年前に某フリーアナウンサーが、某ビッグアイドルとの恋をブログで猛アピールして大炎上した事件を彷彿したのは私だけ? と、勇気ある小ネタを楽しみつつ、第1話は1時間の物語を迷うことなく視聴。「ああ、面白かった」の大満足でした。第2話が非常に楽しみでございます。

『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』松本潤がカッコよさを抑えて可愛さ増量、前作を上回ってきた!

 今回は『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』(TBS系)に主演する松本潤さんについて。2016年放送のSEASONⅠからたったの約2年で続編放送とは、TBS日曜劇場の本作にかける強い思いを感じました。ちなみに同枠でシリーズ化されたのは『JIN-仁—』(2009年、2011年)以来6年ぶりです。

“99.9%の裁判有罪率と言われる刑事事件……つまり、お金にならない案件ばかりを追いかける弁護士の深山大翔(松本)。たとえ0.1%の可能性であったとしても、自分が納得するまで真実を追いかけるのが深山の捜査方針。そんな深山に振り回されるのは、佐田篤弘(香川照之)を始めとする刑事事件専門の仲間たちや、ある刑事事件をきっかけに一緒に働くことになった元・裁判官の尾崎舞子(木村文乃)。何事も合理的に事件解決を進めようとする尾崎は、深山と意見が食い違うことも多々。唯一の共通点といえば、2人がプライベートで刑事事件に関わる忌まわしい記憶があることだけ”

 登場人物の多さとキャラクターの濃さ、ストーリーのテンポの早さはSEASONⅠと同じく。その他、深山が軽妙に発する「いただきマングース!」「(飴を持ちながら)映像のピントがあめ~ぞ」など親父ギャグもしっかりと継続。その小ネタの多さからか、SEASONⅠは面白くても視聴することが忙しかったのです。それがSEASONⅡではきっちりと収まっている! というのが第一話を見ての感想です。

 その収まりの理由のひとつに、松本さんの“可愛らしさの絶妙な操作”があったのでは? というのがスナイパー小林予測。

 松本さんはトップアイドルグループ・嵐のメンバーです。文句なしのイケメンだし、メンバー内でも顔の小ささや造形美、スタイルの良さは圧倒的。でも、その魅力的な材料をそのまま深山にぶつけていたら、役柄は成立しなかったと思うのです。単なるカッコいいだけの弁護士物語になってしまうだけ。

 イケメン要素をきっちり封印してギャグキャラに徹底している演技が、深山にずっぽりハマっているのです。その上、深山のビジュアルは、SEASONⅠに比べて絶妙に可愛かった。己を知る、とはなかなかできないこと。それができる松潤は、正真正銘のエンターテイナーなのでしょう。

 そして、物語の軸となる“対立”も健在。前回は、深山と佐田で意見が割れていましたが、今回の2人はトムとジェリーに見える微笑ましい関係性。期待の対立はどこへ? と思ったら尾崎とは意見が合わない。でもきっと舞子はそのうち深山色に染まっていくと思うので、敵はいなくなってしまう。ではどこに対立が……? と資料を読み込むと、どうやら東京地方裁判所・所長代行を務める川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)とのとんでもないバチバチが待ち受けているようです。にんまり。

 余談ですけど、第一話では、ゲスト女優が秘密のオフィスラブをインスタで“匂わせる”シーンがありました。役名は伊藤亜紀(新妻聖子)。これ、数年前に某フリーアナウンサーが、某ビッグアイドルとの恋をブログで猛アピールして大炎上した事件を彷彿したのは私だけ? と、勇気ある小ネタを楽しみつつ、第1話は1時間の物語を迷うことなく視聴。「ああ、面白かった」の大満足でした。第2話が非常に楽しみでございます。

「お金がない」「なんでもします」『めちゃイケ』メンバー、必死な“再就職”活動

「どうしよう、もうディズニーランドとかも行くお金がないかもしれない」

 土曜夜8時、日本中に笑いを届けてきたあのバラエティ番組で、こんなに悲しい言葉を聞くとは思いもよらなかった。昨年11月25日に放送された『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の中で、よゐこ・有野晋哉が、妻と2人の娘に番組終了を告げたときに発した一言である。

 タレントにとってみれば、レギュラー番組の終了は勤めている会社がなくなるのと同じ。番組開始以来22年間、高給を得てきたメンバーは今、まさに「就活」に必死なようで……。

「有野は年末の『よゐこの無人島0円生活2017 元祖無人島芸人・よゐこVS破天荒のナスD』(テレビ朝日系)に、相方・濱口優と共に出演。彼らの人気シリーズ『無人島0円生活』を、これまで裏方だったテレ朝ディレクター・友寄隆英さんこと話題の“ナスD”と対決形式で行いました。これまでは、濱口に付き合わされている感じで、そこまでやる気のなかった有野ですが、この放送では、テンションやモチベーションが異様に高かったのです。ただ、録画再生で見た視聴者の中には、サバイバル術に長けたナスDだけが目当てで、よゐこのシーンを飛ばす者もいたようですが」(芸能ライター)

 さらに先日の1月11日の『VS嵐』(フジテレビ系)に久々にコンビで出演したり、13日には有野単独で『さんまのお笑い向上委員会』(同)に出るなど、「売り込みをかけている感がひしひしと伝わってくる」(放送作家)との指摘も。

 もう1人、攻勢をかけなければならないのがオアシズ・光浦靖子だ。

「かつては『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)など単独で光浦が呼ばれていた時期もありましたが、いつの間にかすっかり相方・大久保佳代子に逆転されてしまいました。光浦の地上波レギュラーは『めちゃイケ』しかありません。そこで何か新しい仕事を、と思ったのでしょう。年末12月21日の『プレバト!!』(TBS系)に初めて出演しました。ダウンタウン・浜田雅功からは『早くここに来ればよかったじゃないですか』と言われていましたが、『めちゃイケ』があるうちは出演する必要もなかったのでは。番組で俳句と絵手紙に挑戦し、俳句は高評価だったものの、絵手紙は酷評されていました」(同)

 さらに、雛形あきこも苦境に立たされる1人だ。グラドル卒業後はテレビドラマなど女優として活動しているが、単発のゲスト出演が多い。かつて所属していた芸能プロダクション「イエローキャブ」の後輩だった小池栄子には、すっかり水をあけられてしまった。

「13日に放送された『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に、夫で俳優の天野浩成とトーク番組で初共演。彼女のアイドル時代のグッズを収集したり、美容室や化粧品売り場など、どこにでもついていく“謎すぎる夫”について語っていました。この天野は、バラエティ受けしそうな“ダメ夫”。今後は夫婦でのセット売りを仕掛けていく気配が見て取れます」(同)

 ナインティナイン・矢部浩之も昨年、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気企画「グルメチキンレースゴチになります!」でクビとなり、「なんとかなりませんか? 『めちゃイケ』が終わるんです。仕事なんでもします。子どもが2人おりますねん」と訴えていた。

 一方、打ち切り前になんとか食いぶちが見つかりそうなのが鈴木紗理奈だという。

「昨年7月、主演映画『キセキの葉書』での熱演によって『マドリード国際映画祭』の最優秀外国映画主演女優賞を受賞。女優という肩書に箔がついたことが功を奏したのか、16日からスタートする吉岡里帆の連ドラ初主演作『きみが心に棲みついた』(TBS系)に出演、メインの脇を固める重要な役どころのようです」(同)

 果たして彼らの再雇用先は? その最終期限は間もなくだ。
(村上春虎)

明石家さんまの唐突すぎる“キムタク上げ”は「フラストレーションの爆発」だった!?

 明石家さんまが1月14日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の特番に出演し、元SMAP木村拓哉とのエピソードを披露した。

 食事マナーの話になり、食べている途中もしゃべり続けるさんまは、どうしても食べ物が飛んでしまうと述べた。そのため『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の「ビストロSMAP」出演時に、木村から「きちんと食べてないでしょ」と注意されたという。

 これを受けネットでは、さんまの唐突な「木村アゲ」に話題が集まっている。

「たまたま出た話題なのかもしれませんが、今のテレビでSMAPに言及すれば何かと注目を浴びてしまうのは確かでしょう。特にさんまは、中居正広と木村拓哉双方に通じた人物として知られます。ここで木村の話題を出すのは、なんらかのメッセージと取られても仕方ないでしょう」(業界関係者)

 さんまと木村はこの1月に、2年ぶりにお正月に放送された『さんタク』(同)で共演している。とはいえ年末の『明石家サンタ史上最大のクリスマスプレゼントショー』(同)では、一切SMAPについては言及されていない。

「フジテレビは『スマスマ』の放送局であり、もともとジャニーズ事務所と密接な関係を築いてきた放送局です。そのためSMAP関係の話題にはセンシティブになっていたのでしょう。ここへきて日本テレビ系の『行列のできる法律相談所』でSMAP関連の話題が“解禁”されたのは注目に値します。ただ、どんな話題でも笑いに変える、ある意味“お笑い怪獣”のさんまだけに、フラストレーションが爆発しただけともいえるかもしれません」(同)

 解散から2年目を迎えても、依然としてSMAP関連の話題は尽きることがない。今後もさんまの発言には注目が集まりそうだ。
(文=平田宏利)

【本日発売】KinKi Kidsの魅力に改めてフォーカス! 全く違った2人の“Kinki Kidsらしさ”を追うフォトレポート!

 20周年を越えてなお、輝きを増し続けるKinKi Kids。
 相反する個性の奇跡的な出会いと化学反応がファンの心をつかんでやまない2人の魅力に改めてフォーカス!

CONTENTS

“Kinki Kidsらしさ”とは・・・・・4P~
堂本光一 Koichi Domoto・・・・・・28P~
堂本剛 Tsuyoshi Domoto・・・・・52P~
LOOKING BACK ON 2017・・・・・74P~

■続きを読む

カテゴリー: 未分類

でんぱ組.incの新体制&グループ兼任……アイドル界に地殻変動!? 2018年アイドル界を勝手に大予想

 一年の始まり、あちこちの業界で「2018の展開を予想する」といった記事が出てくる。
もちろんアイドル界もその例に漏れず、多くの識者や業界関係者、現役アイドルなどが「今年はこの子たちがくる!」「今年はこんな展開になる」といった展望を述べている。

 もちろん、それなりの経験を積んできた人たちばかりだから、見る目は確かだろう。しかし、極論すれば「予想」などというのは、当たろうが当たるまいがどっちでもいいのだ。

 実は重要なのは、その見解を聞いて「そうなったら面白いな」「自分だったら違った読みをするな」と自分自身のスタンスを確認し、それを楽しめるかどうかではないかと思っている。

 そこで今回は、2018年のアイドル界を展望し、起こったら面白そうなことを勝手に予想してみようと思う。念のため申し上げておくが、私自身、そこまで「的中させよう!」という気があるわけではなく書いているので、参考程度に読んでいただければ幸いだ。

 まず最初に挙げたいのは、アイドル界の勢力図である。言うまでもなく、現在のアイドル界は、48グループ、坂道グループの『秋元勢』を中心として、モーニング娘。’18、アンジュルムなどの『ハロプロ勢』、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学を擁する『スターダスト勢』など、多くの勢力が台頭している。

 そんな中、昨年末ひとつの勢力に動きがあった。これまで、でんぱ組.incや妄想キャリブレーションなどが所属していた『ディアステージ』に、今年から虹のコンキスタドール、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)のいた『ピクシブ勢』、愛乙女☆DOLL、Chu☆Oh!Dollyの『ArcJewel勢』が合流し、一大勢力となったのだ。

 これは言ってみれば、中堅どころが力を合わせ、王者に戦いを挑む構図。セブンイレブンに対抗するため、ファミリーマートがサンクスとサークルKを吸収したようなもの、とでも言えばわかりやすいだろうか。

 18年はこの勢力の統合の動きが加速するのではないかと思っている。これまで大手の陰に隠れていた中小の勢力がいくつか手を組み、存在感を増してくるというようなことも起こるだろう。

 思い出してみてほしい。1990年代のバブル崩壊をきっかけに、銀行の合併・吸収が急速に進み、元の銀行がどこだかわからなくなるほど名前が変わっていった時のことを。地殻変動は始まっている。最後に落ち着く先は、どのような姿になっているか注目したい。

■グループ「兼任」制度のメリットとデメリット

 次に挙げたいのは、1人のアイドルが複数のグループに所属する「兼任」制度についてである。先に挙げた『ディアステージ勢』への統合に伴い、虹のコンキスタドールの根本凪とベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)の鹿目凛が、でんぱ組.incのメンバーとして活動することとなった。しかし、二人とも移籍という形ではなく、元のグループと兼任するとのことである。

 おりしも、12月にデビューした、ラストアイドルファミリーのメンバーも、他ユニットとの兼任アイドルが多くいる(もともと兼任可というのがひとつのコンセプトだった)。兼任というシステム自体は、48グループなどの秋元勢でも多く見られたが、メリットもデメリットもあると思う。

 活動する時間的な制限があるのは当然だが、元のグループとの差別化や、他のメンバーとのバランスなど、うまくコントロールしなければ共倒れとなりかねない。一方で、元のユニットで培ったイメージをうまく持ち込み、相乗効果で盛り上がっていくケースや、両方の活動によって本人の資質が倍増するということもある。運営側からしても、それぞれのファンが両方のアイドルに来ることになれば、集客アップにもつながるので、悪い話ではないだろう。

 今回の兼任がうまくいくようであれば、他のアイドルグループに波及していくのは間違いない。1人のアイドルが複数のグループを兼任する、そんな時代が珍しくなくなるかもしれない。

■「地下」と「地上」のすみわけ

 最後に挙げておきたいのは、地上と地下の差別化だ。一般的に現代のアイドルは、メジャーシーン(キー局のテレビであったり、メジャーレーベルでのCD発売など)で活動する「地上」と、主にライブハウスやインディーズでのCD発売などで活動する「地下アイドル」に区分される。

 もちろん、明確な基準があるわけではなく、メジャーなレーベルからCDを出しながらも、地下的なライブ活動を行っているグループもあれば、比較的大きな会場でライブをしながらも、インディーズレーベルからCDを出しているグループもあり、その区分は曖昧模糊としているのが実情だ。今年はその線引きが明確化されるのではないかと思っている。

 その根拠の一つは、昨年12月24日、里咲りさが発表したひとつの「報告」にある。
里咲りさは、自身で作詞作曲もこなし、マネジメントもするというアーティストだ。その愛らしいルックスやユニークな企画、奔放な発言によって「地下アイドル」としても人気がある。そんな彼女は、昨年9月22日にZepp DiverCity TOKYOで開催されたワンマンライブで、ある宣言をした。それは、「オファーあるメジャーレーベル、芸能事務所などと契約する」というFA宣言、言ってみれば、“地下から地上への移籍宣言”だった。

 実際、いくつかのレーベルや事務所からオファーがあったという。彼女自身の優れた才能はファンならずとも知っていることなので、それは当然のことだろう。しかし、12月24日の報告で、彼女は「どことも契約もせず、これからもフリーで活動する」と発表したのだ。理由について、多くは語られていないが、彼女は彼女自身の希望と使命感を持って、あえて「地下」の道を選んだものと思われる。

 多くの人は「地下アイドル」が、「地上」より格下、もしくはそこを目指す過程であると考えるかもしれない。しかし、その現場を見ている者からすれば、それは必ずしも正しくない。もちろん、地上を夢見て、地下で活動している人もいるだろう。しかし、「地下」という場所に魅力を感じて活動しているアイドルと、そのファンはとても多いのだ。決して地上アイドルの代替の存在でもなく、それ自体が違った文化として存在している。同様の分析は、姫乃たまの著書『職業としての地下アイドル』(朝日新書)などでもされている。

 そういった、アイドル側、ファン側からの動きにより、地上の良さ、地下の良さ、それぞれがより明確になって、きちんとすみ分けがなされる。そんな動きが出てくるのではないかと考えられるのだ。

 以上、2018年のアイドル界の動向を、勝手に予想してみた。

 アイドルというのは、ファンの動きがあってこそ、ブームにもなり話題にもなる。その意味で、今これを読んでいる人も含めて、今年のアイドル界を作っていくことになるのだ。
みんなでアイドル界を盛り上げ、楽しい一年にしようではないか。
(文=プレヤード)

でんぱ組.incの新体制&グループ兼任……アイドル界に地殻変動!? 2018年アイドル界を勝手に大予想

 一年の始まり、あちこちの業界で「2018の展開を予想する」といった記事が出てくる。
もちろんアイドル界もその例に漏れず、多くの識者や業界関係者、現役アイドルなどが「今年はこの子たちがくる!」「今年はこんな展開になる」といった展望を述べている。

 もちろん、それなりの経験を積んできた人たちばかりだから、見る目は確かだろう。しかし、極論すれば「予想」などというのは、当たろうが当たるまいがどっちでもいいのだ。

 実は重要なのは、その見解を聞いて「そうなったら面白いな」「自分だったら違った読みをするな」と自分自身のスタンスを確認し、それを楽しめるかどうかではないかと思っている。

 そこで今回は、2018年のアイドル界を展望し、起こったら面白そうなことを勝手に予想してみようと思う。念のため申し上げておくが、私自身、そこまで「的中させよう!」という気があるわけではなく書いているので、参考程度に読んでいただければ幸いだ。

 まず最初に挙げたいのは、アイドル界の勢力図である。言うまでもなく、現在のアイドル界は、48グループ、坂道グループの『秋元勢』を中心として、モーニング娘。’18、アンジュルムなどの『ハロプロ勢』、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学を擁する『スターダスト勢』など、多くの勢力が台頭している。

 そんな中、昨年末ひとつの勢力に動きがあった。これまで、でんぱ組.incや妄想キャリブレーションなどが所属していた『ディアステージ』に、今年から虹のコンキスタドール、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)のいた『ピクシブ勢』、愛乙女☆DOLL、Chu☆Oh!Dollyの『ArcJewel勢』が合流し、一大勢力となったのだ。

 これは言ってみれば、中堅どころが力を合わせ、王者に戦いを挑む構図。セブンイレブンに対抗するため、ファミリーマートがサンクスとサークルKを吸収したようなもの、とでも言えばわかりやすいだろうか。

 18年はこの勢力の統合の動きが加速するのではないかと思っている。これまで大手の陰に隠れていた中小の勢力がいくつか手を組み、存在感を増してくるというようなことも起こるだろう。

 思い出してみてほしい。1990年代のバブル崩壊をきっかけに、銀行の合併・吸収が急速に進み、元の銀行がどこだかわからなくなるほど名前が変わっていった時のことを。地殻変動は始まっている。最後に落ち着く先は、どのような姿になっているか注目したい。

■グループ「兼任」制度のメリットとデメリット

 次に挙げたいのは、1人のアイドルが複数のグループに所属する「兼任」制度についてである。先に挙げた『ディアステージ勢』への統合に伴い、虹のコンキスタドールの根本凪とベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)の鹿目凛が、でんぱ組.incのメンバーとして活動することとなった。しかし、二人とも移籍という形ではなく、元のグループと兼任するとのことである。

 おりしも、12月にデビューした、ラストアイドルファミリーのメンバーも、他ユニットとの兼任アイドルが多くいる(もともと兼任可というのがひとつのコンセプトだった)。兼任というシステム自体は、48グループなどの秋元勢でも多く見られたが、メリットもデメリットもあると思う。

 活動する時間的な制限があるのは当然だが、元のグループとの差別化や、他のメンバーとのバランスなど、うまくコントロールしなければ共倒れとなりかねない。一方で、元のユニットで培ったイメージをうまく持ち込み、相乗効果で盛り上がっていくケースや、両方の活動によって本人の資質が倍増するということもある。運営側からしても、それぞれのファンが両方のアイドルに来ることになれば、集客アップにもつながるので、悪い話ではないだろう。

 今回の兼任がうまくいくようであれば、他のアイドルグループに波及していくのは間違いない。1人のアイドルが複数のグループを兼任する、そんな時代が珍しくなくなるかもしれない。

■「地下」と「地上」のすみわけ

 最後に挙げておきたいのは、地上と地下の差別化だ。一般的に現代のアイドルは、メジャーシーン(キー局のテレビであったり、メジャーレーベルでのCD発売など)で活動する「地上」と、主にライブハウスやインディーズでのCD発売などで活動する「地下アイドル」に区分される。

 もちろん、明確な基準があるわけではなく、メジャーなレーベルからCDを出しながらも、地下的なライブ活動を行っているグループもあれば、比較的大きな会場でライブをしながらも、インディーズレーベルからCDを出しているグループもあり、その区分は曖昧模糊としているのが実情だ。今年はその線引きが明確化されるのではないかと思っている。

 その根拠の一つは、昨年12月24日、里咲りさが発表したひとつの「報告」にある。
里咲りさは、自身で作詞作曲もこなし、マネジメントもするというアーティストだ。その愛らしいルックスやユニークな企画、奔放な発言によって「地下アイドル」としても人気がある。そんな彼女は、昨年9月22日にZepp DiverCity TOKYOで開催されたワンマンライブで、ある宣言をした。それは、「オファーあるメジャーレーベル、芸能事務所などと契約する」というFA宣言、言ってみれば、“地下から地上への移籍宣言”だった。

 実際、いくつかのレーベルや事務所からオファーがあったという。彼女自身の優れた才能はファンならずとも知っていることなので、それは当然のことだろう。しかし、12月24日の報告で、彼女は「どことも契約もせず、これからもフリーで活動する」と発表したのだ。理由について、多くは語られていないが、彼女は彼女自身の希望と使命感を持って、あえて「地下」の道を選んだものと思われる。

 多くの人は「地下アイドル」が、「地上」より格下、もしくはそこを目指す過程であると考えるかもしれない。しかし、その現場を見ている者からすれば、それは必ずしも正しくない。もちろん、地上を夢見て、地下で活動している人もいるだろう。しかし、「地下」という場所に魅力を感じて活動しているアイドルと、そのファンはとても多いのだ。決して地上アイドルの代替の存在でもなく、それ自体が違った文化として存在している。同様の分析は、姫乃たまの著書『職業としての地下アイドル』(朝日新書)などでもされている。

 そういった、アイドル側、ファン側からの動きにより、地上の良さ、地下の良さ、それぞれがより明確になって、きちんとすみ分けがなされる。そんな動きが出てくるのではないかと考えられるのだ。

 以上、2018年のアイドル界の動向を、勝手に予想してみた。

 アイドルというのは、ファンの動きがあってこそ、ブームにもなり話題にもなる。その意味で、今これを読んでいる人も含めて、今年のアイドル界を作っていくことになるのだ。
みんなでアイドル界を盛り上げ、楽しい一年にしようではないか。
(文=プレヤード)

「私はゲイが好き」とカミングアウトすべき? プウ美ねえさんが、悩める腐女子に一言

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

<今回のお悩み>
「外見で誤解されるのがストレス」
 外見と性格が一致しておらず、誤解されるのがストレスです。見た目は真面目な素朴系なので、男性からは「尽くしてくれそう」といわれ、母と同年代の女性からは「すごく真面目な子だから息子の嫁になってほしい」と言われます。

 ですが、まったくの誤解で、真の私の性格はゲスで超絶暴君な腐女子(彼氏いない歴6年)なのです。『世界一周ホモのたび』(ぶんか社)を読みながらニヤニヤしてる女なのに、何も知らない他人から、「男に尽くしそう」だの「息子の嫁にほしい」だの、好き勝手に誤解されると腹が立ちます。「実はゲイが好きな腐女子なんです」とカミングアウトしてスッキリするか、それとも33歳の大人の女らしく内に秘めたままにするか、意見をくださいませ。(ぱんだ子さん、33歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 ギャップは魅力になります。おっとりしているのにスピード狂、スポーティな外見ながら手芸や工作が得意、いかついお顔で涙もろいなど、迷惑をかけない特性であるかぎりそれは人をひきつけます。それを自覚できているのは、すばらしいことです。

 あなたは、その持ち味をコントロールしなければなりません。あなたが望まない要望をもちかけてくる人に対して仮面のおしとやかさで接するのはストレスでしょうが、好意をもたれているということは、それなりに利点もあるはずです。大人は、“いつでも本当の自分”でいられるとはかぎらないのです。もし本当に疲れてしまったときは、顔中にピアスを入れるとか、トップレスで外出するなどして、簡単に人をよせつけない工夫をしてごらんなさい。

 おねえさんはホモで、アナルリバで、毛むくじゃらの大男と足指をねぶりあうことが大好きで、ゼンタイや下着女装などのコスプレセックス、緊縛や剃毛や撮影など、各種プレイをたのしんでいることを私生活でも仕事上でも公言しています。しかしそれ以外にもまだ、人にはけっして言えない、プレイ仲間同士でしかわかちあえない趣味があるのです(違法な行為ではありません)。けれども、受け入れてもらえない寂しさをこえてもなおやめられない、そんな喜びと出会えたことを幸運だとおもってます。

【今月のエプロンメモ】
腐女子や腐兄のかたの世界はとても豊かで奥深いものだと聞いています。仕事として布教するなら別ですが、理解をもたない人にたいしてむやみにカミングアウトするなんて、もったいないことです。心の中のやわらかな楽しみは、あなた自身がたいせつに守りましょう。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

<お悩み大募集>
サイゾーウーマン読者の皆さんから、プウ美ねえさんに相談したいお悩みを募集しています。下記フォームよりご応募ください。

ご応募はこちらから

岡崎京子の”今”――『リバーズ・エッジ』なぜ映画化? あの時代の空気感は今の若者に伝わるのか

1994年に出版された岡崎京子の代表作『リバーズ・エッジ』が映画化されるという。マンガで描かれたあの時代のリアリティにノスタルジーを感じる30~40代の本誌読者も多いはずだが、今の若者は果たしてピンとくるのだろうか――。そこで、同作を現在の肉食系女子に読んでもらいながら、岡崎京子マンガの有効性を問う!

1802_okazaki01_300.jpg
映画『リバーズ・エッジ』公式サイトより。出演する若手俳優たちは、オジさん&オバさんのノスタルジーに付き合わされていないか……。

 2018年2月16日、映画『リバーズ・エッジ』が公開される。1994年に単行本化された岡崎京子の同名マンガの映画化だ。二階堂ふみや吉沢亮ら若手俳優が出演し、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)などで知られる行定勲が監督を務める。そして主題歌を、岡崎と27年来の友人である小沢健二が書き下ろした。

 映画の公式サイトで、行定監督は「ずっと漫画の映画化に抵抗してきた。しかし、岡崎京子さんの名作はあまりにも魅力的で、ついに手を染めてしまった。私たちが生きた穢れた青春は今の時代にどれくらい杭を打てるのだろうか?」とコメント。試写を観た映画ライターA氏(30代女性)は、「原作に忠実で、90年代を真空パックしたよう」と感想を語る。

「小沢さんの楽曲も、岡崎さんとの絆を知っているなら胸が熱くなるはず。ただ、役者たちが役をどう解釈したのか監督自ら聞くドキュメンタリーが間に挟まれている。ストーリーは90年代だけど、ドキュメンタリーは現在なんです。この点は、『単なるノスタルジーに終わらず、物語の普遍性をうまく表現している』と好意的にとらえる人と、違和感を抱く人に分かれるかもしれない」(A氏)

 とはいえ、映画としてはうまくできていたと評価する。

「時代は違っても、日常に無感動、無感覚という若者ならではの虚無感は、今の子たちにもあるので共感できるのではないでしょうか」(同)

サブカルが無敵な時代に平坦な日常を生きること

 しかし、なぜ今、『リバーズ・エッジ』は映画化されるのか。本誌で「オトメゴコロ乱読修行」を連載する編集者/ライターの稲田豊史氏は、岡崎ファンとして「岡崎京子のベストは、これじゃない」と否定する。

「『リバーズ・エッジ』以前の岡崎作品は、これほどシリアスで“マジ”一辺倒な路線ではありません。例えば、個人的なWベストである89年連載の『pink』や90~91年連載の『ハッピィ・ハウス』(主婦と生活社)は、80年代を引きずった軽薄な“なんちゃって”と、本質を突く“マジ”とのバランスが、6:4か7:3程度で絶妙だったんです。

『リバーズ・エッジ』から岡崎作品に入った人は多いですが、旧来ファンからすれば主張が直球すぎて芸がない」

 同作が一般に受け入れられたのは、時代背景によるところが大きいという。94年といえば、雑誌「クイック・ジャパン」(太田出版)が創刊され、渋谷系に括られた小沢健二とスチャダラパーによる「今夜はブギー・バック」がヒットし、電気グルーヴのテクノ・アルバム『DRAGON』が高い音楽性を評価された。また、プレイステーションとセガサターンが発売され、それまで子どもやマニアのものだったゲーム機がクールな娯楽として世界進出。出版では、前年の93年に鶴見済『完全自殺マニュアル』(太田出版)や布施英利『死体を探せ! バーチャル・リアリティ時代の死体』(法藏館)が刊行、「死/死体」ブームは翌94年も続いていた。

「日陰者だったサブカルが急に社会で大きな顔をするようになった。これほどサブカルが無敵だったマジック・イヤーは後にも先にもありません。また、94年は阪神淡路大震災とオウム事件の前年で、戦争もテロも遠い国の話。バブル崩壊後とはいえ、そこまで深刻な経済状況でもない。“平和で退屈、だから生きづらい”という贅沢な悩みが若者たちの中にあったのです。退屈な日常の先に何があるかと考えたときに、なんとなく“頭が良さそうに見える”サブカル言説を引用し、虚無感に意味付けすることがカッコいいこととされた。その際、いじめ、摂食障害、セックス、LGBT、ドラッグ、自殺など、若者の社会問題がすべて詰まった幕の内弁当のような『リバーズ・エッジ』は、セックスからも死からも遠い、頭でっかちな“大二病”の大学生あたりが飛びついて語りたがるのに、うってつけのテキストだったんです」(稲田氏)

 平和なら平和に感謝して生きればいいのに、援助交際をして生の実感を得たり、セックスには意味がないと嘆いたり、非日常である死体が美しいと語ったり。冷静に考えれば黒歴史決定のようなことを「カッコいい」と言う風潮があったとは……。時代の流れは恐ろしいものである。その後、この作品のエッセンスは、さまざまな形に姿を変え、受け継がれた。

「絵柄は、アシスタントだった安野モヨコさんが継ぎましたが、作風は『リバーズ・エッジ』ほどシリアスではない。自らの女性性に商品価値を認め、制御しながら生き抜く女子たちという部分は、直接影響を受けてはいないですが、後のケータイ小説や浜崎あゆみのほうが近い。さらに、最近では元AV女優で社会学者の鈴木涼美さんの著作にも似た雰囲気を感じます。殺伐とした場所で子どもたちがよるべなく“ただ生きる”という情景描写は、95年放送開始の『新世紀エヴァンゲリオン』にも通じる部分があるでしょう。また、『リバーズ・エッジ』の舞台である書割のような湾岸の団地や工業地帯の風景は、逆に“絵になる”として“工場萌え”“団地萌え”などの美的感覚にもつながっているのでは」(稲田氏)

 90年代半ば以降、社会は大きく揺れ動いた。同作はそれを予見していたのか?

「『世界がこんなに平坦であり続けるはずがない』という感覚は岡崎さん自身にもあったと思いますし、“デカい一発”を心のどこかで期待している読者も当時は多かった。ですから、翌年の阪神淡路大震災やオウム事件に対する“予兆”めいた意味が、後年の作品評価に追加された側面はあるでしょう。96年に、岡崎さん自身が交通事故に遭われて休筆し、“その先の岡崎京子”が読めなくなってしまったことも、この作品と岡崎さんが神格化されることにつながりました」(同)

 あの頃の若者たちは、どうやって大人になったのか。岡崎の手で解答は出されないまま時が流れた。そして今、平坦ではない日常を生き抜く現役の肉食系女子たちは、『リバーズ・エッジ』をどう受け止めるのか。次記事『映画の主題歌を書いた小沢健二って誰?GO-GOダンサーたちが『リバーズ・エッジ』を読む!』で語り合う!

(取材・文/亀井百合子)

ビギナーはこれだけ読めばOK?岡崎京子マンガ名作3選

1802_okazaki03_200.jpg

【1】いじめ、セックス、ドラッグ……
『リバーズ・エッジ』

(宝島社/1994年)

雑誌「CUTiE」(宝島社)に1993~94年に連載された作品。舞台は、淀んだ河の近くの高校。若草ハルナは、彼氏の観音崎が執拗にいじめている山田一郎を助けたことをきっかけに、彼の“宝物”を見せてもらうことになる。それは、河原に放置されていた死体だった。田島カンナという彼女がいながらも、実は同性愛者の山田。暴力的な観音崎。過食嘔吐を繰り返す後輩でモデルの吉川こずえ。中年男性と不倫しながら、観音崎ともキメセクを楽しんでいる同級生の小山ルミ。彼らが暴走し始めたとき、すべてが壊れていくのだった――。


1802_okazaki04_200.jpg

【2】80年代的な軽薄さと愛の形
『pink』

(マガジンハウス/1989年)

OL・ユミは、ペットのワニのエサ代を稼ぐために夜はホテトル嬢をする。ユミは継母の愛人である大学生ハルヲと付き合い始めるが、それを知った継母がユミのワニを誘拐し……。岡崎自ら「愛と資本主義」とキャッチコピーをつけた作品。


1802_okazaki05_200.jpg

【3】崩壊する全身整形のトップスター
『ヘルタースケルター』

(祥伝社/2003年)

95~96年に連載されたが、岡崎が交通事故に遭ったため未完。03年に単行本化された。12年に蜷川実花監督により映画化。全身整形で美貌を得たりりこはトップスターになるが、繰り返される整形と仕事のストレスで心身が崩壊していく。