安藤美姫、マスコミ報道に傷ついたと告白も「都合良すぎ」「自分でネタ撒いてた」とアンチ非難

 プロフィギュアスケーター・安藤美姫が1月24日、パラリンピックのドキュメンタリー番組『WHO I AM』(WOWOW)シーズン2の試写会に登場。トークイベントでは、現役時代に“パパラッチ”に追われていた苦悩などを語ったが、ネットユーザーは冷ややかな反応を見せているようだ。

「安藤は、スポーツをしてきた中で“苦しい”と思った経験を聞かれた際、2006年のトリノオリンピックに出場した18歳の頃に『メンタルな部分』で苦しんでいたことを告白。記者が毎日のように生活圏内で待ち構えていたことや、ゴシップ誌などにプライベートの姿を掲載されたことを“苦しかった”思い出として語り、過熱気味な報道をされていた当時を振り返りました」(芸能ライター)

 確かに、安藤は当初“美女アスリート”としても注目を浴びていただけに、メディアもこぞって彼女を取り上げていた。

「安藤は、『スケートをしているからこうなるんだと思って、辞めたいと思うこともありました』と、とにかくマスコミから解放されたかった様子。そんなストレスが影響したのか、トリノでの成績は15位と振るわず。そこから安藤に対する批判的な報道は増加し、知らない人から『過激な手紙』が何通も届いたという経験も明かしました」(同)

 これだけ聞くと、世間から同情されそうなものだが、ネットユーザーの多くは「今じゃマスコミを利用しまくっているのに、何様?」と、憤慨している。

「トリノの頃は確かに気の毒だったかもしれませんが、安藤はその後、コーチとなったニコライ・モロゾフ氏と交際が報じられ、破局後の13年には未婚のまま女児を出産。父親については公表されていないものの、一部では元フィギュア選手・南里康晴ではないかと伝えられていました」(同)

 ところが、14年にはスペイン選手のハビエル・フェルナンデスとの交際が発覚。安藤は、インスタグラム上で熱愛ぶりを何度もアピールし、マスコミの注目を集めた。ハビエルとの破局が報じられてからも、2人の間に何らかのトラブルがあったことをほのめかすような“英文ポエム”を投稿するなど、それを良く思わないネットユーザーも多かったようだ。

「ネット上では『自分でネタを提供するようになっておいて、今さらマスコミ批判?』『自分の行動は棚に上げるんだね』『本当にマスコミが嫌なら、もう黙っておいた方がいい』など、呆れられています」(同)

 若くして注目を浴びたことで、さまざまな“経験”を積んできた安藤。メンタルを鍛える機会に恵まれたともいえるが、自分から“火の粉”を撒く悪癖は、見直した方が良さそうだ。

アノ芸能人は小室派or文春派? ゲス・川谷「病的なのは世間」、マツコや坂上忍は?

編集G この1週間、情報番組は小室哲哉の話題で持ち切りで、やんなっちゃう。1月18日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で不倫疑惑が報じられ、翌19日に会見で音楽活動の引退を発表。世間では小室に同情的な声が多く、「文春」には批判的なようね。

しいちゃん 「文春」の公式Twitter「文春砲(文春くん公式)」には1月24日までに4,300以上の批判リプライが殺到してるよ。タレントの間でも賛否両論。ここぞとばかりに意見してる。22日、『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演した遠野なぎこは、「今回、本当にクスリともできない記事にしてしまったことは、文春さんが一線を絶対越えてしまってるし、男性として絶対に世間に言いたくないことを、夫として妻の病状とか言いたくないことを、全てあんなに正直に話して、公開いじめのような感じがしました」「心の支えを求めたっていいじゃないって思うし、1人の人生終わらせましたよね。本当に罪深いと思います」と批判。

編集G “公開いじめ”に加担しているのは、紛れもないこうした情報番組と、そこに出演して好き放題言ってるコメンテーターでしょ?

しいちゃん 同日放送の『5時に夢中!』(同)では、マツコ・デラックスが「雑誌を売る時に不倫を目玉としていることがもはや限界なんじゃないですか? ということを如実に出した事例」「スクープで食いつないでる週刊誌は全てそうだと思うけど、スクープする内容をもうちょっと頭のいい、もうちょっと人のためになる、スクープだったり記事に真剣にシフトしていかないと、たぶん一気に終わるよ」と、不倫報道全般について批判してた。これに対し、ネットでは「その通り」「マツコの意見はいつも的を射てる」「素晴らしいコメント」と賛同する声が多い。

編集G 頭のいいスクープ、人のためになるスクープってなんだろうね。なんか全然ワクワクしないんだけど。

しいちゃん 同じく20日放送の『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)では、27日に文春編集長と対談予定のカンニング竹山が、「いろんなコラムもあって読み物としてはおもしろい。でも、不倫のことは誰の得にもならないからもうやめた方がいいんじゃないって思うよね。自分のとこの利益しかないじゃない」と指摘し、さらに「俺、一番今週『わっ!』って思ったのは、愛内里菜さんが不倫って報道してたでしょ? そんなにみんな愛内里菜さんに興味ある?」と、1月16日発売の「女性自身」(光文社)がスクープした垣内りかこと元・愛内里菜の不倫報道についても触れていたよ。アシスタントMCは「私、存じ上げてなくて、誰がタイで不倫したんだろって見ていました」なんて言ってた。

編集G ちょっと! 「存じ上げなくて」って不倫報道そのものよりもダメージでかいよ。

しいちゃん 一方で、「文春」および週刊誌を擁護するタレントも少なからずいる。23日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では、中尾彬が「『文春』、昔から毎週読んでます。私も梨元(故梨元勝)みたいなのによく『ヤングレディ』『微笑』にガンガン書かれた。批判もなければ、雑誌に文句を言う人はいなかった。その人たちはそれで食べてたっていう意識が強かったから。今、書かれてみたいね。何もないけどさ」とコメント。MCの坂上忍が「今の若い方々って、『文春』さんとか雑誌に対して文句言う方もいるじゃないですか」と言うと、中尾は「じゃあ、買わなきゃいいんだよ」。また、ヒロミは「『文春』が悪いとは、俺は思わないんだけど。昔だったら、週刊誌だから1週間ガマンすれば、どうにかなった。今は『文春』が出したことによって、テレビとかいろんな報道があるからつながっちゃう」「『文春』がやったから、何かしたというよりも、世の中がそれに対してスポンサーに言うとか、テレビに出づらくなくなるとか、世の中の人たちでしょ。そうやって葬り去ってるのは」と、むしろ世間を批判。

編集G 「文春」がいくらスクープを出したところで、テレビやネットがスルーすれば、騒ぎにならずにすぐ鎮静化するよね。

しいちゃん 2016年にベッキーとの不倫を報じられ、“ゲス不倫”という言葉の由来となった、ゲスの極み乙女。の川谷絵音は、19日、公式Twitterで「病的なのは週刊誌でもメディアでもない。紛れも無い世間」とツイート。

編集G さすが、火付け役。達観してる。一方、ベッキーは19日のインスタグラムで「しんどかったかもなーっていう出来事をどう捉えるか。そして、目の前にポジティブなことを言ってる人がいるけど、自分はそう思えなかった時、どうすればいいか」と書いてるよ。知らぬうちに、“ポジティブしんどい”キャラにシフトしてたのね。面白い。

しいちゃん 小室の会見内容そのものに対しての賛否もある。会見で、妻のKEIKOの病状について細かく話したことについて、22日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、坂上が「ご病気されていても、アーティストのKEIKOさんは現存されていると思うんですよ。いくら旦那さまだからといって、あそこまで今のKEIKOさんの病状を赤裸々に語れるのかなって、僕はふと疑問に思っちゃったんですね」と批判。同番組に出演していたフィフィは「私は名古屋に行ったり来たりしながら、父を介護していましたけど、家族とかパートナーの人格が変わってしまうくらいの状況になる壮絶な介護になると、常識とか正義とかで裁かれるようなことじゃなくて。本当に理解してもらいたい。こういう状況になったときって、もはや不倫って言えるのだろうかって」と小室に同情し、「小室さんは相当疲れていらして、こういう状況のなかで全てをさらけだしたいくらい疲れていた場合、倫理観だったり常識だったり正義感だったりするもので、彼をもっと追い込んでしまう」と坂上の意見と対立。

編集G 当事者として介護を経験してる者と、問題意識や理解する気持ちがない人では、このスクープの見え方が異なる。介護は女や嫁の務めと思ってるオジサンたちには、見えない世界かもしれないね。

しいちゃん ネット上でもフィフィに賛同……というより坂上への批判の声が多い。「フィフィが意見しているとき、何度も遮り、自分の意見を大声で発していたのが、見ていて不愉快」「意見が対立すると大きな声出してまあ子どもみたい」。放送終了後、フィフィは公式Twitterで「私はこのケースに関して、常識や正義を振りかざして意見する立場にもないし、何もかもに疲れて、全てを曝け出してしまった人を非難してさらに追い込もうなんて思わない。病のために違ってしまったパートナーの介護は想像を絶する、心の拠り所を他に求めたとして、それを不倫として問うていいのかなと」(22日)とツイートしてた。

編集G 小室の件は、いろんな議論に発展してるね。でも、どうせまた新たに芸能スキャンダルが報じられれば、あっという間に忘れさられちゃうのが虚しいわ。人間って悲しいほど、下品で欲深くて残酷な生き物よね。

作家・鈴木光司と貞子は背中合わせの関係だった!! 原作者が語る『リング』が生まれた原風景とは?

 2018年は劇場版『リング』(98)が日本中を震撼させてから20年となる。呪いのビデオから這い出てきた貞子はその後増殖を続け、韓国版やハリウッド版も生まれ、恐怖のウイルスは世界各地へと広まっていった。ハリウッド版の新作『ザ・リング/リバース』の日本公開を1月26日(金)に控え、貞子の生みの親である作家・鈴木光司氏が、『リング』シリーズがロングランヒットする秘密と貞子が誕生した原風景について語った。

──中田秀夫監督が撮った劇場版第1作『リング』で、テレビ画面の中から貞子が這い出てくるシーンはあまりにもインパクトがありました。原作者である鈴木さんは、Jホラーブームを巻き起こしたあの第1作を、どのようにご覧になったんでしょうか?

鈴木 シナリオを事前に読んでいたので、当然、内容は知っていました。面白いことを考えつくなぁと思いましたね。原作小説には貞子がテレビから出てくるシーンはないんです。小説で描いても、貞子の怖さは伝わってきませんしね。映像のよさが活かされた劇場版でした。映像から這い出てきたことで、貞子というキャラクターが定着していったといえるでしょうね。

──そんな貞子の怖さは、ウイルスのように世界へと広まっていった。中田監督が撮った『ザ・リング2』(05)以来となるハリウッド版『ザ・リング/リバース』は、若手のF・ハビエル・グティエレス監督が『リング』シリーズの面白さを汲み取った上で、現代的にアップデートしたものになっています。

鈴木 僕が書いた小説を、ハビエル監督はしっかり読んで研究したなと思いました。ナオミ・ワッツが主演したハリウッド版第1作『ザ・リング』(02)の頃は、まだ僕の小説の英訳が出てなかったんですが、今では英語版も出ているので、今回は、かなり原作を読み込んできたなという印象を受けます。貞子(ハリウッド版ではサマラ)に対する愛情も感じさせ、薄型テレビから出てくるシーンがちゃんと用意されていますしね。

■オカルト現象と科学とのボーダーに潜むもの

 

──主演の若手俳優マチルダ・ルッツとアレックス・ローが序盤は延々といちゃいちゃしているシーンが続くんですが、中盤以降は愛する恋人を呪いによって失うかもしれないという恐怖へと転じていく。実は『リング』シリーズは愛の物語だったことに改めて気づかされました。

鈴木 主演の2人は初々しいカップルで、とてもよかった。確かに『リング』は愛をめぐる物語なんです。原作小説は妻と娘を守るために懸命に闘う父親の物語でした。これを中田監督の劇場版は松嶋菜々子さん演じる母親を主人公にして、母親が息子を呪いから救おうとするドラマにアレンジしたわけです。今回のハリウッド版は恋人を救うためのストーリーになっています。やっぱり、『リング』は愛する人を失うかもしれないという恐怖が描かれているから、多くの人を魅了したんだと思います。小説って、読者の想像力をどれだけ刺激できるかが面白さの決め手になるんです。自分自身の記憶に置き換えることで、物語がリアルに感じられるわけです。映画版も同じで、自分の大切な人がもし残り1週間の命だったらどうしようと考えるから怖く感じるんです。

──コケ脅し的な怖さではないから、『リング』シリーズはロングラン人気を誇っているわけですね。

鈴木 そう思います。愛する人を失うかもしれないという恐怖が、『リング』の骨格なんです。僕は言ってみれば“貞子遣い”なわけなんだけど、貞子自体は別に怖くはないんです。すでにプロ野球のマウンドに登板するようにもなっているわけで(12年と13年のパ・リーグの始球式イベントに貞子が登場)。もう、貞子は面白キャラになっちゃってますからね(笑)。

──今回の逆輸入版『ザ・リング/リバース』は、そんな貞子のキャラぶりを再度ひっくり返してみせたと。今回、オカルト現象を科学的に証明しようとする大学の研究チームが現われるあたりが面白く感じられました。

鈴木 かつてはオカルトと呼ばれたものも、近年は科学的に実証できるようになってきたわけです。例えば大昔、雷は神さまの怒りだと恐れられていたけれど、自然界に発生した静電気だと今ではみんな知っている。でも、科学で全部証明できると信じている人はアホです。まだまだ科学で証明できていないものは、いくらでもあります。

──リアル・高山竜司(『リング』シリーズに登場する天才学者)のレクチャーを受けているような気分になってきました。

鈴木 ハハハ! 宇宙を構成しているのは、ダークマターとかダークエネルギーと呼ばれているものが99%を占めているんです。ですから、我々が理解していると思っている物体も、実はわけのわからないものなんです。そのことが2000年になってから発覚した。大ショックですよ。これまで否定的に見られてきたオカルト現象ですが、科学的に証明できることも充分あると思いますよ。虫の知らせって、あるでしょ? 僕は実際に2度ほど体験しています。大切な人が亡くなる瞬間に、離れた場所にいても、眠っていても胸騒ぎがするわけです。この虫の知らせが宇宙空間だとどうなるんだろうということに、僕は興味があるんです。論理的に考えれば、情報が伝達するのは光よりも速いスピードでは不可能なはず。では5光年先の宇宙で宇宙飛行士が亡くなった場合、虫の知らせは5年の歳月を要するのか、それとも一瞬で感じるのか。もし、一瞬で虫の知らせを感じたのなら、これまでの物理の理論は成り立たなくなります。アインシュタインの相対性理論の上を行くモデルをつくらないと証明することができない。最近の量子力学なんて、以前ならオカルトと呼ばれた世界ですよ。僕が小説にするネタは、まだまだいっぱいある(笑)。

■『リング』に関わった人間はみんな幸せになる!?

 

──劇場版の『リング』シリーズに登場した女優ですが、竹内結子、松嶋菜々子、中谷美紀、深田恭子、仲間由紀恵、石原さとみ……。韓国版ではペ・ドゥナ、ハリウッド版ではナオミ・ワッツと、貞子に関わった後、みんな人気女優となっています。貞子って、実は幸福をもたらす女神じゃないんでしょうか?

鈴木 みんなを幸せにしているのは貞子ではなく、僕なんですよ(笑)。僕は自称「人間パワースポット」なんです。『人間パワースポット 成功と幸せを“引き寄せる”生き方』(角川書店)なんて本も出しています。僕の初代編集担当者は、今では角川映画の責任者ですよ。僕と関わると、みんな売れっ子になるんです。僕がね、いつも心掛けていることは、なるべくみんなが明るくなれるように現場を盛り上げ、いい仕事をして、仕事終わりに旨い酒を呑むための雰囲気づくりです。いい雰囲気の場所から、いいものが生まれる。大相撲みたいに、閉鎖的なことをやってちゃダメ。僕は、小説を書いているとき以外は、どうすればみんなが明るくなるかということばっかり考えているんです。また、そういうことばかり考えていることが人間パワースポットに繋がっているように思います。

──底抜けに明るい性格だから、『リング』のようなホラー小説が書けるんですね。

鈴木 そうですよ。作家の柳美里さんが「あんなに怖い話を書く人は、心の中に暗く不吉なものがあるに違いない」と言ったそうですが、僕の編集担当が「鈴木さんの頭の中は、どこを探しても暗いものがない。天然で明るいだけ」と説明したそうです。「僕の頭の中を空っぽみたいに言うなよ」と、そのとき思ったけど、実際に僕にはコンプレックスがひとつもなく、なんでこんなにいろんなことがうまくいくんだろうと思っている人間なんです。逆に、僕には明るい家族の話が書けません(笑)。

──作家・鈴木光司と貞子は“背中合わせ”の関係なんですね。小学生の頃に文章を書くようになったきっかけがあったそうですが……。

鈴木 小学5~6年のときに初めて小説らしきものを書いて、それが僕の作家デビュー作『楽園』のもとになっています。文章を書くようになったきっかけは、小学4年生の頃にクラスでいじめがあって、その輪の中に僕は入ることができず、疎外感を感じていたんです。そんなとき宮沢賢治の伝記を読んだら、賢治もいじめに遭遇して同じような心境になっていた。自分と同じように感じていた人がいたことがうれしく、それから賢治を真似て詩を書くようになったんです。

──小学校時代の体験が、作家・鈴木光司としての原点であり、『リング』誕生の原風景にもなったといえそうですね?

鈴木 そうですね。確かに、そういう部分はあるかもしれませんね。

──いじめって、どんなに時代を経てもなくなりません。

鈴木 いじめがなくなることはないでしょうね。昔は単純に貧富の差や容姿の違いから起きていたものだったと思いますが、今はいじめの構造が変わってきています。娘たちが通っていた学校でもいじめ問題があったので、ずっと考えていた時期があったんです。いじめの原因がどこにあるかは明白です。家族の問題なんです。いじられる側もいじめる側も、どちらも家庭に問題があることがほとんどで、家庭の崩壊がいじめの原因に繋がっている。いじめは子どもが学校に入学する前から根が張っている深い問題です。それが学校に上がって、ひとクラス30~40人が同じ輪になったときに、いろんな問題が顕在化してくる。いじめる側といじめられる側の立場が、逆転することもありえます。学校の先生が「いじめはダメ」と押さえつけても効果はありません。人間パワースポットみたいな根っから明るい子をうまく輪の中に配置することで、クラスの雰囲気は変わってきます。子どもたちからのボトムアップが重要です。先生がそのことをうまく理解して、子どもたちを配置できればいいんですが、今の先生たちは多忙すぎて、なかなか手が回らないというのが現状でしょう。

──いろんな状況を、作家として論理的に見つめているんですね。『リング』誕生から四半世紀が経ちますが、鈴木さんが感じる“恐怖”に変化はありますか?

鈴木 僕がいちばん怖いのは、やはり愛する家族を失うということ。そういう点では、恐怖の対象は変わっていないように思います。物理的に怖いのは、僕はヨットでよく航海するんですが、夜間に台風に遭遇したときですね。あらがいようのない大自然の怖さは、オカルトどころではないです。ヨットで航海しているときは、船の性能や自分の航海技術や能力で乗り切るしかない。小説や映画の世界で描かれる妄想の怖さは、またそれとは別物でしょうね。妄想は実態がないから、対処のしようがありませんから。『ザ・リング/リバース』で描かれた恐怖は、僕の原作にとても近い。その分、すごく怖いですよ。
(取材・文=長野辰次)

『ザ・リング/リバース』
原作/鈴木光司、映画『リング』
監督/F・ハビエル・グティエレス 脚本/デヴィッド・ルーカ、ヤコブ・アーロン・エステス、アキヴァ・ゴールズマン
出演/マチルダ・ルッツ、アレックス・ロー、ジョニー・ガレッキ、ヴィンセント・ドノフリオ
配給/KADOKAWA 1月26日(金)より全国ロードショー
C)2017 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
http://thering-movie.jp/

●鈴木光司(すずき・こうじ)
1957年静岡県生まれ。慶應大学文学部卒業後、90年に日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した『楽園』(新潮社)で小説家デビュー。91年に発表した『リング』(角川書店)は横溝正史賞最終選考に残り、ベストセラーに。その続編『らせん』(角川書店)は吉川英治文学新人賞を受賞。『リング』『らせん』は98年に同時映画化され、Jホラーブームを巻き起こした。『リング』はハリウッドで『ザ・リング』として2002年にリメイクされるなど、世界的な人気シリーズとなった。映画原作となった作品に『仄暗い水の底から』『バースデイ』『エス』(いずれも角川書店)などがある。

 

「シュールすぎ」「怪人みたい」!? オードリー・若林&春日、謎の“コスプレ”に反響

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 芸人コンビ・オードリーの意外な姿が、ネット上で話題になっている。今月19日から放送されているスマホゲーム「ドラゴンエッグ」のCMに登場している2人だが、そこでのトークの掛け合いや、“スマホ”に仮装した姿が注目を集めているのだ。

 コンビ結成は2000年で、08年に『M-1グランプリ』で準優勝したオードリー。小柄で人見知りキャラの若林正恭(39歳)と、ボディビルダーとしても活動しガタイの良い春日俊彰(38歳)は、親しみやすい雰囲気がお茶の間に支持され、2人の“男子”感あふれる関係性に萌える熱心な女性ファンも少なくない。

 話題になっているのは、2人がカフェでスマホゲーム「ドラゴンエッグ」の話をしている微笑ましいCM。しかし、2人の頭部は“スマホ”となっていて、その画面には「ドラゴンエッグ」が映っている。まるで「スマホ人間」と化した2人が、「お前さん、最近ドラエグすぎやしないかい?」(春日)「いや、お前もドラエグかドラエグじゃないかというと、結構ドラエグだよ」(若林)などとやりとりする内容で、ネット上では「掛け合い漫才形式で面白くて笑っちゃった」「顔が映ってなくてもオードリーってすぐわかるし、掛け合いがオードリーそのもの」「ナチュラルに仲よさげなの最高」といった反応や、「顔映ってないとかシュールすぎるやろ!」「スマホ人間オードリーって、なんかの怪人みたい(笑)」「一切顔を使わないって笑える」などの声が上がっている。

 このCMは全3種類が放送されており、そのうち「スマホ人間オードリーお前とはちょっと…」篇SPバージョンは放送回数が少なくレアだとか。こちらは、スマホとなった頭部から顔面だけが露出した2人の姿が見られるという。

 スマホゲーム「ドラゴンエッグ」は、スマホ向け友達対戦RPGで、すでに200万DLを突破。オンラインでユーザー同士が仲間となることや、自分だけのモンスターを育てられることが魅力で、アプリレビューでの評価も上々の様子。

 CM最後に告知される「限定オードリーもらえる!」とは、ゲーム内のキャラクターとなった若林・春日が期間限定(~2月14日)で手に入るというもの。このイラスト化されたキャラクターについても「なんじゃこりゃ(笑)」とネットで騒がれており、そのほかにも、Twitter投稿でオードリーのサイン色紙等がもらえるインスタントウィンキャンペーンも実施中だという。

 「スマホ人間」姿でお茶の間を驚かせたオードリーの2人だが、今後も親しみやすいコンビとして活動していってほしい。

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・スマホゲーム「ドラゴンエッグ

Twitterインスタントウィン応募方法はこちら

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押切もえ、「CanCam」仲間・高橋メアリージュンとの写真に「見た目変わりすぎ」「誰かわからない」

 モデルの押切もえ(38)が自身のインスタグラムを更新。ファッション雑誌「CanCam」(小学館)の元モデル・高橋メアリージュン(30)とのツーショットを披露し、新旧「CanCam」人気モデルの共演と話題を呼んでいる。

 押切といえば、2001年に「CanCam」の専属モデルとしてデビュー。蛯原友里(38)、山田優(33)と並び同誌の人気専属モデルとして一世を風靡した。07年に「CanCam」を卒業後、13年には小説家として活動をはじめ、第29回山本周五郎賞候補にも選ばれるなどの実力の持ち主だ。16年11月には、プロ野球選手・涌井 秀章(31)と結婚し、翌年10月に第一子妊娠を発表した。

 今回、高橋メアリージュンが書いた本『Difficult?Yes. Impossible? ...No. わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』(ベストセラーズ)の発売にあたり、2人の対談が実現。花束を持ち、幸せそうに微笑み合う2人の姿を披露した。

 この投稿にファンは「2人が並ぶなんて綺麗で見惚れますね」「CanCam愛読者だった私には、すごい貴重なツーショット」「2人とも作家ですね。美しく、才能もあるなんてステキです」と称賛のコメントを投稿。

 しかし、押切については、「見た目が変わりすぎて誰か一瞬わからなかった」「新婚で妊婦さんなのに、まったく幸せオーラが感じられない」「激やせしすぎ」など、辛辣な声も届いた。

 来月には出産予定の押切。外野の厳しい声は気にせず、元気な赤ちゃんを出産してもらいたい。

鈴木奈々、“ヘルメット巨乳”姿を披露で「下品」「峰不二子!」「品位疑う」の声

 モデルでタレントの鈴木奈々(29)が、1月24日自身のインスタグラムを更新。公開した写真が話題を呼んでいる。

 鈴木といえば、2007年1月号のファッション雑誌「Popteen」(角川春樹事務所)でモデルデビュー、11年に同誌を卒業するも、同年にテレビ初登場して以来、おバカタレントとして大活躍中だ。14年1月には以前から交際していた一般男性と結婚し、バラエティー番組などで結婚生活の悩みを赤裸々に告白するため、視聴者を驚かせることも多い。

 今回、「夢の巨乳です!ヘルメットが入ってます。昨日の番組でモノボケ大会をした時にヘルメットが二つあったから使いました」とヘルメットをふたつ服の中にいれ、まるで巨乳になったかのような自身の姿を披露した。

 この投稿にファンからは、「お茶目なところが面白いですね!」「峰不二子みたいなナイスボディだ! うらやましい」「そのままの奈々ちゃんが一番かわいいよ」など反響を呼んだ。

 しかし一方で、鈴木の言動に不快感を表す人も多く、「バカキャラとはいえ、やりすぎ」「本当下品。テレビでもうるさいし、色気がまったくない」「下品な行動は起こさないで頂きたいです。女性としての品位を疑われます」などの痛烈な声も寄せられた。

 おバカタレントとして大活躍中の鈴木だが、彼女の言動に不快感を抱く人も多い。今後はどういったキャラクターで活動していくのか?

嵐・二宮和也&相葉雅紀の「UB」ダンス、練習はたったの「2~3時間」!? コンサートツアー裏話

 嵐の二宮和也がパーソナリティを務める『bay storm』(bayFM)。1月21日の放送回では、2017年11月17日~18年1月14日に行われたコンサートツアー『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』で披露された、二宮と相葉雅紀のデュエット曲「UB」のパフォーマンスについて語られた。

 今年の正月は2人で過ごしたという、プライベートでも仲の良さを見せる“にのあい”。彼らがデュエット曲を披露するということで、ツアー初日から話題になっていた。というのも、二宮と相葉はお揃いの衣装を身にまとい、密着しながらのダンス。いくら仲が良いとはいえ、ファンでも驚くパフォーマンスが行われていたのだ。

 この日のラジオでは、嵐や二宮にまつわる質問を募集する「裏嵐」のコーナーで、初めて嵐のコンサートに訪れたというリスナーから「特に二宮くんと相葉くんの『UB』のダンスが、息がぴったりですごかったです。あのダンスはどれぐらい練習をしたんですか?」というメッセージが届いた。

 誰もが知りたいこの質問に二宮は、「振り自体は1日……2~3時間ぐらいじゃない?」とかなり短時間で仕上げたことを明かした。「UB」は当初、コンサートで披露された振り付けとは比べ物にならないほどレベルが高いダンスだったが、最終的に簡単な振り付けに変更されたとか。そのため、コンサートで見せたペアダンスは、二宮によると「初歩の初歩」レベルなのだそう。

 さらに、「極論、(振りが)間違ったって絶対わからないからね」と断言する二宮。続けて「ちょっと1カウントくらいズレたとかだったら、5人横並びで並んでて、1人だけズレてるとかの方がわかりやすいと思う」と、グループで踊るよりも2人だけで踊ったときの方がミスがわかりにくいと分析し、「2人が重なってる以上、どっちが間違えてるかって、ファンにもわかんないと思うよ!」と冗談っぽく語っていた。

 二宮は「初歩の初歩」と評価する「UB」の振り付けだが、2~3時間でダンスをものにするとは、やはり並大抵の努力ではできないだろう。彼らが“プロのアイドル”だと改めてファンに感じさせた、カッコよすぎるエピソードであった。

スポンサー総撤退の危機!? フジテレビ「月9」「月10」がひどすぎる……

 フジテレビの看板ドラマ枠「月9」の低迷が続いているが、その後番組「月10」枠も加えて、同局は深刻な爆弾を抱えてしまったようだ。

「月9」は、2016年1月期『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純、高良健吾主演)が平均9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、2ケタを割り込んだのをきっかけに不振に拍車が掛かった。同4月期には、“高視聴率男”と呼ばれていた福山雅治を主演に起用した『ラヴソング』を放送したが、8.5%とまさかの大爆死を喫した。

 その後も1ケタ台は続き、17年1月期『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)は6.7%まで落ち込んで、「月9」歴代ワースト視聴率を更新。同4月期の『貴族探偵』は、嵐・相葉雅紀が主演を務めるとあって期待されたが、これまた8.6%とズッコケて、打ち切り説もチラついた。

 しかし、同7月期『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』(山下智久主演)が14.6%の高視聴率を獲得し、なんとか窮地を脱した。ところが、同10月期『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(篠原涼子主演)は6.7%と大爆死して、勢いに乗れず。

 そして、迎えた今期、極めて前評判が低かった『海月姫』(芳根京子主演)が15日にスタートしたが、初回8.6%、第2話6.9%と予想通りの低調ぶりで、『突然ですが』のワースト記録を塗り替えかねない発進となった。

 フジにとって、さらに深刻なのは、その後番組の「月10」枠。いうまでもなく、同枠では16年12月まで『SMAP×SMAP』をオンエアし、全盛期には「月9」同様、当たり前のように20%超えを果たしていた。17年1月から、後継番組として、フットボールアワー・後藤輝基、田中みな実アナ、DAIGOがMCを務める『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』を放送開始したが、「月9」以上の低空飛行で、5%割れどころか、3%台を連発。同番組はわずか1年で終了の憂き目に遭い、昨年12月25日の最終回は4.5%で、寂しく幕を閉じた。

 その後継番組として、『海月姫』初回と同じ15日に、『世界の村のどエライさん』がスタートした。同番組は、世界の片隅で暮らす村人たちの幸せの秘密に迫るもので、村人たちの幸せのために人生を捧げる人物(どエライさん)を探し出して密着する内容。“売り”は俳優・山崎育三郎がバラエティ初MCにチャレンジする点で、そのほか、千鳥、高見侑里アナが進行を務めている。

 だが、制作するカンテレ(関西テレビ)の期待もむなしく、初回は4.1%と壮絶爆死。第2回は3.3%まで下げてしまい、早くも“風前のともしび”となってしまった。初回の低視聴率を受け、カンテレ・福井澄郎社長は、19日の定例会見で、「少し時間がかかるかもしれないが、企画としては悪くない」と呑気な発言をしたが、新番組が始まったばかりにもかかわらず、この関心度の低さは致命的だ。

 22日の「月9」と「月10」視聴率を単純に平均すると5.1%という低さで、プライム帯の数字としては断崖絶壁に立たされたといってもよさそうだ。

「やはり視聴率は前後の番組で連動します。いい例が、日本テレビ・日曜ゴールデン帯の『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』や、TBS・金曜ゴールデン帯の『爆報!THE フライデー』『ぴったんこカン・カン』『中居正広の金曜のスマイルたちへ』のラインです。それぞれの番組が人気があって、かつ相乗効果で高視聴率を得ています。逆に、フジの月曜夜は、8時台の『痛快TV スカッとジャパン』を含め、不人気番組が続き、縦の並びの悪さで、なおさら数字を落としている印象です。事実、『月9』で『コード・ブルー』が放送されていた頃は、『もしズレ』もそこそこの視聴率を出していました。『月9』ドラマの数字が悪いから、『月10』も悲惨な視聴率に終わっているのでしょう。このままなら両枠とも、スポンサーがこぞって撤退する可能性もありそうです」(テレビ誌関係者)

 始まったばかりの『どエライさん』は、コンセプトがしっかり固まっているだけに、リニューアルするにしても、キャストを入れ替えるくらいしか手立てはなさそう。さもなくば、早期に打ち切るしかないだろう。カンテレでは、『スマスマ』の後番組に、若手ジャニーズの冠番組も検討したようだが、流れてしまった。昨年10月より、TBS系が同時間帯で。関ジャニ∞の『ペコジャニ∞!』をスタートさせてしまったため、現状ではジャニーズの番組を放送することは不可能だ。

 フジは「月9」のみならず、「月10」枠も真剣にテコ入れを図らない限り、この時間帯の視聴率不振から脱することはできそうにない。
(文=田中七男)

元NHK・登坂アナ、「セクハラ麿」は周知の事実!? “第二のショーンK”寸前も余裕なフジの思惑

 “麿”という愛称で親しまれ、人気を博した元NHKアナウンサーの登坂淳一が、第二の人生を歩み出す直前に、セクハラスキャンダルに見舞われた。1月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、登坂アナがNHK在籍時に新人女性キャスターへセクハラを行い、告訴される寸前の事態に陥っていたと報じたのだ。

 NHKの東京本局に在籍していた頃には、女性ファンも多かったが、地方支局を転々とし、最終的には閑職に追い込まれていたという登坂アナ。今月15日には、NHKを退職して大手芸能事務所のホリプロに所属すること、また4月からフジテレビ系情報番組『プライムニュース』のメインキャスターを務めることが発表されていた。

「しかし、この時点でマスコミ関係者の間では、『きちんと身辺調査をしたのか?』という疑問の声があふれ返っていました。札幌支局でのセクハラ疑惑は、2015年にも一部で報じられていたし、NHK関係者の間では、触れ回ることこそしないものの、“麿のセクハラ行為”は周知の事実という認識。いくら看板キャスターがほしいとはいえ、フジのゴーサインは自殺行為としか思えませんでした」(週刊誌記者)

「文春」では、登坂アナだけでなく、ホリプロやフジにも取材を行っているが、いずれもセクハラ疑惑については否定、もしくは回答拒否となっている。

「本来なら危機的状況にもかかわらず、フジもホリプロもどこか余裕すら感じられる、と記者内では話題です。双方とも、登坂アナが降板するまでには至らないという確信があるのか、と逆に勘ぐってしまう。ただでさえフジは、番組キャスターが決定していたにもかかわらず『文春』の報道で経歴詐称を暴かれ、番組スタート直前に降板した、ショーンKという“苦い過去”がありますからね」(同)

 被害者とされる女性キャスターは、代理人弁護士を通じて登坂アナのセクハラ被害について「ご指摘の事案については確かにありました」と回答している。

 “爆弾”を抱えた船頭を用意したところ、案の定爆発したという“想定内”すぎる展開となった、フジの登坂アナキャスター抜擢。果たしてマスコミ各社が期待する、セクハラ報道をも覆す“秘策”を、フジは持ち合わせているのだろうか。

テレ東『バイプレイヤーズ』続編に寺島進がいないワケ「前作でやり尽くした……」

 昨年、テレビ東京系の深夜枠で放送されたドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』の続編である『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』が、2月7日からプライムタイム(毎週水曜21時54分~)で放送される。

 おなじみの名脇役6人を揃えて話題になった前作の成功を踏まえてのプライム進出だが、今回の出演者の中に寺島進の姿がない。公式には「スケジュールの都合」と発表されているが、寺島は「前作でやり尽くした」と語り、そもそも続編には乗り気ではなかったことが事務所関係者への取材で明らかになった。

 金曜日の“ドラマ24”という深夜枠で放送された『バイプレヤーズ』は、ドラマ、映画で脇役として引っ張りだこの大杉漣、遠藤憲一、松重豊、光石研、田口トモロヲ、寺島進の6人が実名で登場するだけでなく、役所広司、椎名桔平、竹中直人、安田顕を含め、野村周平、志田未来、川島海荷、それに出家騒動で世間を騒がせた清水富美加ら若手俳優も実名でゲスト出演するという、キー局では発想できない斬新なドラマとして、コアなファンだけでなく、業界関係者からも注目された。

 ご存じの通り、テレ東は『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』や『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』『池の水ぜんぶ抜く大作戦』など、低予算ながら独自性の強い企画重視のバラエティ番組で高視聴率を取っているが、ドラマは他局の後塵を拝しているイメージが強い。しかし、“金曜8時のドラマ”枠では『三匹のおっさん』でファミリー層の視聴者を獲得したり、“ドラマ24”でも『孤独のグルメ』などのヒット作品を制作。着実に、このジャンルでも追い上げを見せているのだ。

『バイプレヤーズ』は、昨年10月に「東京ドラマアウォード」の連続ドラマ部門の優秀賞を受賞。テレ東は、プライムタイムに昇格させる方向で続編を検討していた。前作も6人のスケジュール調整に難航したが、続編制作にあたっても、スケジュール調整の段階から実は寺島は乗り気ではなかったという。結果、2月7日からスタートする続編は寺島抜きとなった。

 番組関係者によると、このドラマは当初、黒澤明監督の名作『七人の侍』をリメイクするというオファーから始まったという。前作でドラマが最終回を迎えたときに、続編について聞かれた寺島は「やっぱり、役所広司さん主演で『七人の侍』のリメイクでしょ」と、その思いを語っている。結局、今回も『七人の侍』は実現せず、寺島抜きの5人での続編がスタートするが、そもそも遠藤と松重はいまや、脇役というより主演クラスの役者だけに、続編はもはや新鮮味に欠けて、プライムタイムに見合った視聴率が取れるかどうかは怪しい。それより、殺陣師も経験している寺島が固執する『七人の侍』のリメイク版というほうが、確かに魅力的だ。筆者としては、新たな顔ぶれの名脇役たちによる、この企画の実現に期待したい。
(文=本多圭)