安室奈美恵のギャラも「100万円程度……」超緊縮財政『紅白』コストカットに現場から悲鳴も

 大みそか恒例の『第68回NHK紅白歌合戦』が12月31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、注目の安室奈美恵、桑田佳祐らが番組を盛り上げた。

 そのウラでテレビマンの涙ぐましい努力があったという。

 テレビ制作会社の関係者は「今回の紅白は“超緊縮財政”で、スタッフは非常に苦労したようです。その原因は、昨年1月に籾井勝人氏に代わり、NHK会長に上田良一・元三菱商事副社長が就任したからです。この上田氏が『予算を削れ』と大号令をかけたみたいなんです」と話す。

 上田氏は商社時代から企業経理や内部統制が専門。経済界ではコストカッターとして知られている人物だという。前出の関係者は「前回の紅白では通常のステージに加えて、2階客席前にも『ルーフステージ』を設営。床にLEDを施すなど、セットに多額の予算をつぎ込みました。しかし、今回の紅白では予算の関係から『ルーフステージ』を廃止。代わって1階ステージをせり出し、その一部で直径十数メートルの半円状の穴を空けて下からあおる映像を撮る工夫を施しましたが、セットの予算は前回と比べ大幅に減額できたようです」と明かす。

 さらに、一部でささやかれていた目玉歌手の安室への特別待遇もほとんどなかった。

 前出のテレビ局関係者は「一部では安室さん関連の費用がギャラや別スタジオセットの設営など含め3億円と言われていますが、的外れもいいところです。紅白歌合戦は薄給で有名。ギャラよりもステータスありきでみんな出演しています。安室さんのギャラも他の歌手に比べたら高いですが、それでも100万円程度といわれていますよ」と話す。

 安室、桑田の出演もあり大好評だっただけに今回は非常にコスパの良い番組作りができたようだ。

安室奈美恵のギャラも「100万円程度……」超緊縮財政『紅白』コストカットに現場から悲鳴も

 大みそか恒例の『第68回NHK紅白歌合戦』が12月31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、注目の安室奈美恵、桑田佳祐らが番組を盛り上げた。

 そのウラでテレビマンの涙ぐましい努力があったという。

 テレビ制作会社の関係者は「今回の紅白は“超緊縮財政”で、スタッフは非常に苦労したようです。その原因は、昨年1月に籾井勝人氏に代わり、NHK会長に上田良一・元三菱商事副社長が就任したからです。この上田氏が『予算を削れ』と大号令をかけたみたいなんです」と話す。

 上田氏は商社時代から企業経理や内部統制が専門。経済界ではコストカッターとして知られている人物だという。前出の関係者は「前回の紅白では通常のステージに加えて、2階客席前にも『ルーフステージ』を設営。床にLEDを施すなど、セットに多額の予算をつぎ込みました。しかし、今回の紅白では予算の関係から『ルーフステージ』を廃止。代わって1階ステージをせり出し、その一部で直径十数メートルの半円状の穴を空けて下からあおる映像を撮る工夫を施しましたが、セットの予算は前回と比べ大幅に減額できたようです」と明かす。

 さらに、一部でささやかれていた目玉歌手の安室への特別待遇もほとんどなかった。

 前出のテレビ局関係者は「一部では安室さん関連の費用がギャラや別スタジオセットの設営など含め3億円と言われていますが、的外れもいいところです。紅白歌合戦は薄給で有名。ギャラよりもステータスありきでみんな出演しています。安室さんのギャラも他の歌手に比べたら高いですが、それでも100万円程度といわれていますよ」と話す。

 安室、桑田の出演もあり大好評だっただけに今回は非常にコスパの良い番組作りができたようだ。

GACKT、布袋寅泰も被害に!? ある二世タレントを襲った海外巨額詐欺事件「警察に捜査を依頼できない……」

 ある二世タレントが、詐欺で数億円を騙し取られながら、その事実を公にせず隠しているという。タレントの元専属スタッフによると、「発端は、親族の資産を相続する際の節税対策として生前贈与を計画したこと。そのため、ナイジェリア人マネジャーにマネーロンダリングを仕組んでもらったところ、海外の仲介業者のアリ・ハルファなる人物に持ち逃げされてしまった」としている。

 もともと海外口座に貯蓄されていたのは、この二世タレントの親族が芸能活動や副業で得た1,250万ドル(約14億円)。そのうち一部、企業への投資に見せかけて洗浄しようとした数億円が消えてしまったという。

「ドバイにあるエミレーツNBD銀行や、担当弁護士の書類を偽造されてしまっていて、どうやらアリなる人物の名前も偽名だったようです」(同)

 本来なら警察に捜査を依頼すべき案件だが、いまだ当局への相談もしていないのは、14億円もの資金自体が「過去のマネーロンダリング」の証拠にもなりかねないグレーなカネだからだという。つまりは二世タレントの親が違法な資産管理をしていたというわけだ。

「ナイジェリア人のマネジャーが怪しいのではないかと見る人もいますが、現時点で彼がその犯罪に関与した証拠はなく、このマネジャーも含めて騙されたということのようです」(同)

 実のところ芸能界では、海外口座などを利用した詐欺被害は、以前からある話だ。タレントが億単位に貯めたカネを、高金利の海外口座に移すケースがあり、外国語のスキルも必要とされる海外での資産管理を極秘裏に進める中で、怪しい投資話が出てきやすい環境にあるようななのだ。芸能記者からは「GACKTや布袋寅泰のような海外拠点にしている日本のアーティストは、生活を向こうに移しても現地事情に疎く、何かしら被害に遭ったことがある」という。

「海外に縁のない人でも、東日本大震災の後、資産家の血筋の人々に『亡くなった親族や知人の海外遺産を受け取れる』なんて怪しい話が次々と持ちかけられて、存在しない『手数料』を騙し取られた人が続出していて、有名タレントも被害に遭っていましたけどね。こちらも、儲け話に騙されたことが恥ずかしくて被害を公にしないことがほとんど」(同)

 問題の二世タレントは、相手の要求に一度応じた後、必要な書類を揃えて提出するなど細かい作業もあったことから、なお信じ込んでしまっていたようだという。だが、その書類自体がカネの引き出しに悪用されたと見られている。

「最初は基礎的な個人情報を聞かれ、その後で追加の必要書類を次々に揃えるよう伝えられ、最終的にドバイ高等裁判所の発行する書類まで用意していたので、犯人は易々と大金を動かすことができたようです」(前出の元スタッフ)

 ただ、ドバイの銀行員とも話をした際の相手の電話はドイツからかかってきたものであるなど、不審な点もあったという。それでもタレントのもとには、ドバイのエミレーツNBD銀行や、実在するナセル・ハシェム法律事務所から証明書類や委任状などたくさんの書類が送られてきており、中には弁護士のパスポートコピーやアラブ首長国連邦の法曹協会による弁護士の身分保証書までがあったため、まんまと騙された形。結局、それらはすべてニセモノで、銀行、法律事務所、法曹協会、いずれに問い合わせても書類を「偽造」と答えられたという。

 さらに、タレントはこの過程で「銀行が要求する書類を高等裁判所に請求する手数料」という名目で、1万4,000ドル(約160万円)を払うなど、預けた金以外にも費用を騙し取られていた。

「億単位の金を動かすのに弁護士が請求しそうな額も偽装していたわけですから、手が込んでいます。大きな手数料を払っていたからこそ、預けたカネごと取られるとは思わなかったんでしょう」(同)

 書類にはハシェム法律事務所の連絡先として、直通電話番号が書かれており、ナイジェリア人マネジャーはそこに電話して、やり取りもしていたが、実際にはその番号が法律事務所のものではなかった。

 現時点で消えた数億円もの大金の行方は不明で、タレントは知人を通じて知り合った「国際探偵」なる海外の調査業者に追跡を依頼。費用を投じて大金の取り戻しに躍起になっているという。テレビ出演などでは、表向きそんな被害があった素振りをまったく見せていないのだが、数万円の出演料をもらう仕事をしながら、内心は気が気でないのではないか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

 

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GACKT、布袋寅泰も被害に!? ある二世タレントを襲った海外巨額詐欺事件「警察に捜査を依頼できない……」

 ある二世タレントが、詐欺で数億円を騙し取られながら、その事実を公にせず隠しているという。タレントの元専属スタッフによると、「発端は、親族の資産を相続する際の節税対策として生前贈与を計画したこと。そのため、ナイジェリア人マネジャーにマネーロンダリングを仕組んでもらったところ、海外の仲介業者のアリ・ハルファなる人物に持ち逃げされてしまった」としている。

 もともと海外口座に貯蓄されていたのは、この二世タレントの親族が芸能活動や副業で得た1,250万ドル(約14億円)。そのうち一部、企業への投資に見せかけて洗浄しようとした数億円が消えてしまったという。

「ドバイにあるエミレーツNBD銀行や、担当弁護士の書類を偽造されてしまっていて、どうやらアリなる人物の名前も偽名だったようです」(同)

 本来なら警察に捜査を依頼すべき案件だが、いまだ当局への相談もしていないのは、14億円もの資金自体が「過去のマネーロンダリング」の証拠にもなりかねないグレーなカネだからだという。つまりは二世タレントの親が違法な資産管理をしていたというわけだ。

「ナイジェリア人のマネジャーが怪しいのではないかと見る人もいますが、現時点で彼がその犯罪に関与した証拠はなく、このマネジャーも含めて騙されたということのようです」(同)

 実のところ芸能界では、海外口座などを利用した詐欺被害は、以前からある話だ。タレントが億単位に貯めたカネを、高金利の海外口座に移すケースがあり、外国語のスキルも必要とされる海外での資産管理を極秘裏に進める中で、怪しい投資話が出てきやすい環境にあるようななのだ。芸能記者からは「GACKTや布袋寅泰のような海外拠点にしている日本のアーティストは、生活を向こうに移しても現地事情に疎く、何かしら被害に遭ったことがある」という。

「海外に縁のない人でも、東日本大震災の後、資産家の血筋の人々に『亡くなった親族や知人の海外遺産を受け取れる』なんて怪しい話が次々と持ちかけられて、存在しない『手数料』を騙し取られた人が続出していて、有名タレントも被害に遭っていましたけどね。こちらも、儲け話に騙されたことが恥ずかしくて被害を公にしないことがほとんど」(同)

 問題の二世タレントは、相手の要求に一度応じた後、必要な書類を揃えて提出するなど細かい作業もあったことから、なお信じ込んでしまっていたようだという。だが、その書類自体がカネの引き出しに悪用されたと見られている。

「最初は基礎的な個人情報を聞かれ、その後で追加の必要書類を次々に揃えるよう伝えられ、最終的にドバイ高等裁判所の発行する書類まで用意していたので、犯人は易々と大金を動かすことができたようです」(前出の元スタッフ)

 ただ、ドバイの銀行員とも話をした際の相手の電話はドイツからかかってきたものであるなど、不審な点もあったという。それでもタレントのもとには、ドバイのエミレーツNBD銀行や、実在するナセル・ハシェム法律事務所から証明書類や委任状などたくさんの書類が送られてきており、中には弁護士のパスポートコピーやアラブ首長国連邦の法曹協会による弁護士の身分保証書までがあったため、まんまと騙された形。結局、それらはすべてニセモノで、銀行、法律事務所、法曹協会、いずれに問い合わせても書類を「偽造」と答えられたという。

 さらに、タレントはこの過程で「銀行が要求する書類を高等裁判所に請求する手数料」という名目で、1万4,000ドル(約160万円)を払うなど、預けた金以外にも費用を騙し取られていた。

「億単位の金を動かすのに弁護士が請求しそうな額も偽装していたわけですから、手が込んでいます。大きな手数料を払っていたからこそ、預けたカネごと取られるとは思わなかったんでしょう」(同)

 書類にはハシェム法律事務所の連絡先として、直通電話番号が書かれており、ナイジェリア人マネジャーはそこに電話して、やり取りもしていたが、実際にはその番号が法律事務所のものではなかった。

 現時点で消えた数億円もの大金の行方は不明で、タレントは知人を通じて知り合った「国際探偵」なる海外の調査業者に追跡を依頼。費用を投じて大金の取り戻しに躍起になっているという。テレビ出演などでは、表向きそんな被害があった素振りをまったく見せていないのだが、数万円の出演料をもらう仕事をしながら、内心は気が気でないのではないか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

 

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桑田佳祐『紅白』出演は「11月の段階で決まっていた」NHKによる“ヤラセ”手法が横行か

 大みそかの風物詩『第68回NHK紅白歌合戦』に桑田佳祐が出演。連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌「若い広場」を横浜アリーナから生中継で歌い上げ、大喝采を浴びた。

 そんな桑田の出演は、昨年11月16日の出場歌手決定会見では明らかにされず、本番直前の12月22日にようやく発表されるという流れとなった。その間、NHKの矢島良制作総括部長は「出演依頼をしてはいます。詳しい内容については交渉段階ですので差し控えます。出演していただくか、いただけないか結論が出るまでは粘り強く交渉を続けていきます」とコメントしていた。

 ところが芸能関係者は「桑田さんの出演は、すでに11月の段階で決まっていたみたいですね。NHKは紅白の注目を集めるために本番直前の間際発表を行ったようです」と声を潜める。

 紅白では、桑田の横浜アリーナからの中継にとどまらず『ひよっこ』の紅白特別編も放送。11月、そして本番直前の12月まで桑田の紅白出演可否が大きな焦点となっていたが、フタを開けてみれば『ひよっこ』一色の番組作りとなっていた。

 特別編では1968年の大みそかに、有村架純が演じたみね子が働いていたレストラン「すずふり亭」に乙女寮のメンバーら出演キャストが大集合。最後は、みね子の結婚をみんなで祝福して、劇中歌「涙くんさよなら」を歌うという、大がかりなストーリーを展開した。

 前出の芸能関係者は「あれだけのキャストを集めてあの規模の特別編の収録をやることを考えると、2~3カ月前から企画を考えて出演者を再集合させる交渉をしないと間に合いません。つまりその時点で、桑田さんの紅白出演は決まっていたようです。NHKは1年前にSMAPが紅白に出る出ないで、大きな話題を呼んだことに味をしめて、今回も桑田さんや安室さんを使って、大きな注目集めに成功しましたね」と話す。

 動向が決まっていながら、目玉歌手の出演可否を直前まで発表しないヤラセまがいの手法が、今後の紅白で定着するかも知れない。

関ジャニ∞錦戸亮、今年は“俳優”として飛躍の年に? 『羊の木』の監督を驚かせた出来事とは

 2018年2月3日に公開される関ジャニ∞錦戸亮主演映画『羊の木』。その公開に先駆けて、雑誌「PICT UP」18年2月号(PICT UP)では、吉田大八監督と錦戸の対談が掲載された。

 同作は、山上たつひこが原作、いがらしみきおが作画を担当した同名漫画の映画化。過去に凶悪な罪を犯した元受刑者たちを受け入れた町で不穏な事件が起こり、その中で揺れ動く人間の姿を描く作品。サスペンス初挑戦の錦戸は、主人公で受入れ窓口担当の市の職員・月末一を演じている。

 対談は、吉田監督の錦戸への第一印象についての質問からスタート。吉田監督は「最初に意識したのは、塩田明彦監督の『抱きしめたい』です。素朴で真っすぐなお芝居をしながら、ちゃんと華がある。そのバランスがすごいなと思いました」と語り、錦戸が14年に主演した映画を評価していると回答。錦戸は、『羊の木』のオファーが来たときの気持ちを「びっくりしました。というのも、たまたま原作を読み終えていたんです。ウソみたいなタイミングなので『運命的なものを感じました』とか、恥ずかしくて監督には言えなかったですね(笑)」と、奥手な性格の錦戸らしく答えた。

 現場が始まる前は吉田監督とは打ち合わせをせず、月末の“履歴書”をもらっただけという錦戸。「ガチガチに役を固めるのではなく、ボクも現場の空気に敏感でいたいと思った」とその場の演技を大事にしていたそう。一方の吉田監督も「現場では、探りながらでした。『あ、こういう状況で、こんな顔するんだ』と、錦戸さんの反応をひとつずつつかんで、積み重ねていきました」とのこと。初めて仕事をする2人だとは思えない、息の合った現場となったようだ。

 そして、現場での錦戸の演技や演出指導について吉田監督は、「感覚的に演出しました」とか。また、現場での錦戸の演技力は、吉田監督が予想していた以上だったよう。「たとえその場の思いつきを投げたとしても、全部見事に受け止めて、返してくれる。場合によっては僕が話し終わる前に察して先回りしてくれました。だから撮影している間はすごく楽しかった」と振り返り、錦戸を褒めていた。

 実は、錦戸の演技は業界で評価が高い。脚本家の宮藤官九郎は、自身がパーソナリティを務めるラジオ『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送、2017年8月4日放送)にて、以前『ごめんね青春!』(TBS系)の打ち合わせで、同局のドラマプロデューサーの磯山晶氏と同局のドラマ演出家の金子文紀氏と会った際、2人が「いかに錦戸くんが素晴らしい役者か」ということを力説していた、と明かしていた。

 数々のドラマや映画などを経験し、18年の大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)では主人公西郷隆盛の弟を演じる錦戸。映画界で今もっとも注目される吉田監督とタッグを組み、自身初のサスペンス映画でどのような演技をみせてくれるのか。期待して公開を待ちたい。

「TOKIO・山口がトイレ籠城」「AKBに食われた演歌歌手」どこも報じなかった『紅白』一行情報

 大みそか放送の『NHK紅白歌合戦』に先駆け、12月29日から3日間にわたり、局内では大規模な公開リハーサルが行われる。出場歌手に本番の意気込みや来年の抱負などを直接取材できる貴重な機会とあって、年々参加メディアは増え続けているようだ。今回は、そんな『紅白』を取材した記者らから、細かすぎてどこにも書けなかった『紅白』リハ1行情報を集めてみた。

■取材パスの紐の色分け問題

 例年、NHKから発行される“取材パス”に、今年からある変化が見受けられたという。首からかける紐の色が、NHKスタッフや芸能事務所、レコード会社関係者は白である一方、マスコミ関係者は黄色と、色分けされるようになったのだ。

「NHKサイドが『味方か敵か』を見極めるための措置でしょう。マスコミ関係者の中には、NHKサイドとしては報じてほしくない『紅白』の裏側をキャッチしようとしている人も少なくないですから。それでも、黄色い紐の人間が、立ち入り禁止の場所にちょっとでも近付くと、スタッフが何人も走って来て道を塞ぎ『入れませんよ!』と注意しているのは異様な光景でしたよ。ほかの記者からは『東急ハンズで白い紐を買ってきて、細工してやろうか』などと、不満が続出していました」(週刊誌記者)

■安室&桑田以外の質問ゼロ

 「目玉なし」といわれた2017年『紅白』の出場者だが、安室奈美恵と桑田佳祐が揃って特別出演したことにより、本番は盛り上がりを見せた。ところが……。

「リハ初日には、『紅白』のプロデューサーによる質疑応答の時間があるのですが、数十人の記者から飛び出す質問は、ほとんどが安室または桑田に関するもので、矢継ぎ早に中継場所や尺、その他のサプライズはあるかないかなどの質問が出ました。しかし、プロデューサーの回答はほぼ『詳しくは放送をご覧になってください』だったため、記者としては面白くなかったですね。それに、2人以外の大勢の出演者に関する質問が一切出なかったので、『安室と桑田がいなかったらヤバかった』と漏らす記者もいましたよ」(スポーツ紙記者)

■山内惠介のトホホすぎる囲み取材

 渡辺麻友にとって“最後のステージ”となった『紅白』。AKB48の囲み取材には、60人を超えるマスコミ関係者が殺到したが、同時間帯にたまたま行われていた山内惠介の取材には、20人強程度の人数しか集まらなかった。

「山内に対する質問は形式的なものだけしか出ず、取材時間も短め。完全にAKBに食われた格好になってしまい、かわいそうでしたね。ただ女性レポーターからは『や~ん、けいちゃん可愛かった~!』などと、黄色い悲鳴が飛び交っていましたよ」(ウェブサイト記者)

■丘みどり、記者が全然集まらずNHKが必死

 例年、記者が集まりにくいという演歌歌手の囲み取材。今回、NHK関係者が特に必死で記者を呼び込んでいたというのが、丘みどりだったそうだ。

「NHKの広報スタッフが『丘さんの囲み、始まってますよー!』と叫び周り、会場の端から端まで、喫煙所にまで呼び込みをしていましたよ。1人でも多くの記者を集めたかったのでしょうが、丘の後に行われた五木ひろし、氷川きよし、石川さゆりの会見にも、あまり記者が集まらず、さびしい感じでした。演歌歌手たちの囲み取材を同じ時間帯に固めているのは、記者の人数が少なくても違和感がなく見えるようにという、NHKなりの“配慮”なのかもしれません」(音楽ライター)

■TOKIO・山口達也、トイレ籠城

 毎年、軽妙なトークで、マスコミの爆笑を巻き起こすTOKIOの囲み会見。今回はそのスタート直前に、こんな珍事が起こっていたという。

「スタッフから『TOKIOさんの囲み取材が始まります』とのアナウンスがあった直後、カメラマンたちの後方にあったトイレに、山口達也がそそくさと駆け込んでいったんです。それに気付いたマスコミ関係者はほとんどいませんでしたが、1分ほど経過しても出てこないので、ジャニーズのマネジャーがすっ飛んできて、トイレ前に仁王立ちとなり、NHK関係者と目配せするなど、せわしなく動いていました。さらに2分ほどしても出てこなかったため、気になって中の様子を見てみると、どうやら山口は個室に入っていた模様。しびれを切らしたマネジャーが『一度出てきて、またお願いします』と懇願して、ようやくトイレから出てきた山口ですが、しっかりと手を洗って、ジェットタオルで15秒以上かけて、念入りに手を乾かしていました」(フリー雑誌記者)

 その後山口は、何事もなかったかのように撮影や取材に応じていたという。トイレでのイザコザに気付いていたマスコミ関係者は、冷や汗をかきっぱなしのマネジャーに、心の中でエールを送っていたそうだ。

「壇蜜の宮城PR動画」「サントリー頂」他、“性差別”CMの問題は「演出ではなく構造」? 

(前編はこちら)

■おっぱいを強調するCMはあっても股間を強調するCMはない

――「女性も男性を顔で選ぶようになった」というお話がありました。ジャニオタや腐女子などが、男性を消費していること自体に嫌悪感を示す男性もいますよね。

田中東子氏(以下、田中) これまで男性は女性を消費したり、商品化したり、性的アイコンにしてきたわけですが、ジャニオタや腐女子などは、まさにそれを男性に対して行っています。それがムカつくんでしょう。あと、対象になっているイケメンを、男性がバカにする風潮もあるように思います。男性も女性も、「消費の対象とみなされる」「もの扱いされる」というのは、共通して不快感を覚えるのでしょう。ただ、“個人向けの趣味のもの”と、“公共性のあるCM”とでは話が全然違います。CMで、水着の女の子を出す必然性はあるのか? おっぱいを強調する必然性はあるのか? 女子高生をやたら出す必然性はあるのか? どうしてCMを作るときにそれを問わないのかと感じますね。

――CMにおいて、女性を性的アイコンとして描くように、男性を性的アイコンとして描けば平等かという話でもないですよね。

田中 例えば、炎上したサントリー「頂」のCMは、男性が出張先で現地の女性たちと出会い、食事をともにする様子が描かれているのですが、その女性たちはおっぱいを強調してきます。もしこれが男女逆転していたとしたら、どうでしょう。女性が出張先で次々イケメンと出会い、その男性が股間を強調してくる……それって多くの女性が、怒るというより怖いと思うでしょうし、あり得ない内容ですよね。そもそも「セクシーな男性に女性がチヤホヤされるCM」ってあんまり想像できない。これまでの社会の中で、どういった立場に置かれていたかで、その人の怒りのポイントは違ってくるんです。先ほど指摘したように、男女でどういった差別表現に不快感を覚えるかは、共通点もある一方、異なる部分も多いのではないでしょうか。

■性差別炎上に感じる“溝”

――「女性差別」と声を上げる女性と、「男性差別」と声を上げる男性の間にも、溝を感じてしまいます。

田中 ネット上には、「男性も差別されているのに、フェミニストたちは自分たちのことばかり主張しやがって」といった論調の人がいますが、あれはあまりよろしくないですよね。差別されている女性と差別されている男性で手を取り合い「どこが嫌なの?」と、それぞれ理解を深め、対話の場が生まれればいいのに……と感じますね。

――女性差別だけでなく、男性差別CMの炎上が起こるようになったことで、「こうも炎上ばかりでは、表現の自由が侵害される」「なんでも取り締まるのはどうなのか?」といった指摘をする人も目につくようになりました。

田中 2017年9月、タレントの壇蜜さんが出演する「仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会」制作の観光PR動画(浦島太郎をモチーフにしたストーリー仕立てで、壇蜜が、宮城のゆるキャラ「むすび丸」を「涼・宮城」に連れて行きもてなすという内容。壇蜜の唇のアップとともに「ぷっくり膨らんだ、ず・ん・だ」など性的と取れる台詞が随所に散りばめられたほか、亀の頭をなでると大きくなるといった演出も)が炎上しました。

 あの動画に対して、「壇蜜の唇のアップや、亀の頭が大きくなる演出をやめればいいのか」と言い出す人がいたのですが、そもそも「女性が男性をもてなすという構図」からして問題なんです。個別の表現を規制して解決する問題ではなく、CMの構造自体が差別的ではないか……ともっと深く考えるべきだと思います。

――この観光動画に関して、「別に全然気にならない」という女性もいましたよね。

田中 確かにいますよね。日本の広告業界はこれまで、女性を性的アイコンとして扱うCMを数多く作ってきただけに、それに慣れてしまったのかもしれません。学生の中には、「普段テレビや街中で見たときは何も思わなかったけど、あらためて授業で見て、おかしいと気づいた」という人もいましたよ。

■「だんなデスノート」は男性差別なのか?

――ちなみに17年は、CMだけでなく、書籍に対しても「男性差別だ」といった声が上がっていました。夫の死を願う妻たちの本音がつづられた投稿サイト「だんなデスノート」が『だんなデス・ノート ~夫の「死」を願う妻たちの叫び~』(宝島社)として書籍化されたのですが、妻たちが夫をボロクソに罵倒する内容が物議を醸しています。

田中 私としては、“日本の家庭内における男女間での権力格差”によって出てきてしまった本なのかなと思っています。なぜ『つまデス・ノート』ではないかというと、妻に抑圧されている夫より、夫に抑圧されている妻の方が圧倒的に多いからかなぁと。この妻たちは、好きこのんでこんなことを言うようになったわけではないと思うんですよ。夫にDVや不倫をされ、しかも表立って意見を言うこともできず、こういった表現でしか訴えられなかったのでは……と。

 『だんなデス・ノート』は、「ENEOSでんき」「保険のビュッフェ」のCMのように、あきらかに改善されるべき男性差別と同列で並べるのは違うと感じます。サイトの片隅に投稿された、夫に抑圧された妻たちの叫びが、書籍となったことで目をつけられたというか。仮に妻に抑圧された夫たちの叫びが出てきたとしても、女性差別には当たらないと思います。出版されたことによって、夫に抑圧されている妻がこんなにいっぱいいるんだ……という事実が目に見える形となり、では「何を変えていく必要があるのか?」を考える対話のきっかけになるのであれば、それは意味があるのではないかと感じますね。

■もはや日本社会は一色じゃない

――今後、性差別CMがなくなるためには、どうしたらいいのでしょうか?

田中 先ほども言ったように、社会やメディア環境の変化にもっと敏感になるべき。もちろんそれを察知して、いいCMを作っている人もいっぱいいますけどね。女性差別はダメだけど、男性差別はOKという安直な方向にも行かないようにしてもらいたいです。

 P&Gが「家事分担をJOBからJOYへプロジェクト」の特設サイトに公開した動画「ふたりでわけあうもの」は、妻ばかりに家事の負担をかけていた状況から、「2人で一緒に家事をしよう」と考え直す夫婦の様子が描かれている内容で、好評を博しました。しかし、これを見たLGBTの人や、シングルの人は、「ウッ」と思うかもしれないです。スウェーデンの自動車メーカーVolvoの CMには、男女カップルだけでなく、ゲイカップルも登場しているそうです。それくらい現実の社会は、多様化しているし、それを反映したCMも制作されているんです。もはや日本社会も一色じゃない、それを踏まえて広告を制作していくべきだと思っています。