子宮系女子に代わる新勢力とは!?「トンデモ・オブザイヤー★ 2017」

 ついに2017年もあと残りわずか。この1年を振り返ると、スピリチュアルエッセンス漂うトンデモ物件が、政治の世界でも目立っていたような印象です。インパクトの強いものや、被害が大きそうな物件をピックアップしながら〈トップ10〉を勝手にランキングさせていただきましょう。

10位★「子宮系女子」筆頭格がついに地上波進出!
 当連載でも頻繁にスポットを当てさせていただいている「子宮カルト」こと子宮系女子。その代表格である子宮委員長はる氏が地上波デビューしたことは、トンデモウオッチャーたちの間でそこそこ大きなニュースでしょう。出演したのは『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)。

 さすがに番組内で「子宮の声」だの「カルマ粒」だの語るシーンはなく、美しい芸能人たちに混ざって、無難にニコニコしていただけという拍子抜けな感じではありましたがアウェイな場では仕方ないのかもしれません。常に「世間とずれがあっても後ろ指刺されても、自分軸で心の底から楽しいと思うことを!」と主張しているわりには、テレビだの映画だのメディアが絡むと大喜びで大宣伝する姿は、カルトの女王様らしからぬ小市民さを見せつけていました。

9位★来年は新勢力に!? 「膣系女子」誕生の予感
 以前より〈膣ケア〉を異常に重要視する一派はいましたが、今年3月『ちつのトリセツ 劣化はとまる』(径書房)なる本が登場し、7月には天下の朝日新聞で取り上げられ、Amazonの「家庭医学・健康」ジャンルで1位へ躍り出ているという快挙に。すると多くの女性誌で、「膣の劣化を防ぐ会陰マッサージ」なるものがやたらと増加。6月には森田敦子著『潤うからだ (美人開花シリーズ)』(ワニブックス)なる膣ケア本も登場しました。

 健康のバロメーターとなるパーツは他にもたくさんあるのに、なぜ子宮だの膣だの生殖器ばかりにスポットをあて「自分と向き合おう!」と謳われるのか、意味不明すぎます。その違和感は7月に桃子さんと対談でたっぷり語らせていただきましたので、ご興味ある方はぜひご一読を。

▼「健康のため」という言い訳がないと、自身の性や性器と向き合えない/徹底討論! 話題の1冊『ちつのトリセツ』がいかにトンデモ本か【1】 
▼西洋医学への不信感に目覚め、“膣系女子”に転身した女性が放つ呪いの書/徹底検証! 話題の1冊『ちつのトリセツ』がいかにトンデモ本か【2】

8位★あの医師が、トンデモ保育園設立の準備中…
 反医療を謳い、自ら「キチ○イ医」を名乗る内海聡医師こと〈うつみん〉が、なんと「保育園を作ろう」と寄付を募っているのです。目標額は1千万、500円でも1000円でも大歓迎だそうです。「残念ながら日本の保育園や幼稚園の多くはオワッテいます」という嘆きにより、うつみん基準で納得できる保育園を作るのだとか。その詳細はお次の通り。

 「内海の理論や真弓先生の理論※を参考とし、ワクチンについては一切の強制をせず、給食は予算の範囲で安全なものを選択し牛乳を義務化せず、おやつも砂糖菓子ではなく自然なものを選択し、保育園内の空気はutsumion(オリジナルのマイナスイオン発生器)で清浄化する、ありがとうボトル(陶器のボトルにお茶を入れると、水素が発生するお茶ができるというトンデモ商品)のお茶をみんなで飲める、土にできるだけ触れる教育、親子のコミュニケーションセミナーの開催、内海によるミニ勉強会の開催、って保育園を最初は考えています」 ※薬を使わない自然派育児を提唱する小児科医。ちなみに当連載次回は、真弓医師のドキュメンタリー映画レビューを予定しています。

 オカルト英才教育機関の設立、実現しませんように~。

7位★イメージ先行の「無痛分娩バッシング」急増
 無痛分娩による重大事故が相次いで報道されたことに対し、「無痛分娩は危険」「楽して産もうとするから罰があたった」「自分は真面目に産んだから子供は健康で幸せ~」という意見がネット上でよく見られるようになりました。

 これは「無痛分娩は怖い」と思わせてしまう情報が不十分な報道の責任が一部あるものの、極端な意見に共通していたのは、やはり従来の「自然に産んだほうが格上」という〈自然なお産教〉のエッセンス。「楽して産んだらおっぱいも母性も出ない!」なんて精神論やマウンティングをかまされたら、とりあえず産婦人科マンガ『コウノドリ』(講談社)でもそっと手渡しておきましょう。

6位★メルカリが温床に。「妊娠米」に批判殺到
 ジンクスのひとつとして「妊婦には〈妊娠菌〉なるものがあり、それを移してもらうと妊娠できる」というものは以前からありました。それが、フリマアプリ「メルカリ」にて、悪徳商法化されているとニュースになったこと自体が大ニュースです。

 メルカリでは〈妊婦が触れた米〉という触れ込みで「妊娠米(妊娠菌がついている米)」なるものが、通常の米の10倍近い価格で取引される現象が発生。目玉が飛び出るほど高額でもないし、直接的な健康被害があるわけでもない。でも、ワラにもすがりたくなる気持ちにつけこんだ、不妊ビジネスとして悪質であると叩かれたのです。

 そもそも妊娠菌自体、存在しないただの空想の産物。「小遣い稼ぎになる」と聞き、妊娠していない女性がプロフィールを装って販売していたケースもあるようで、なんとも手軽な商売だよな~と呆れるばかりです。現在は、効果効能を謳っていることから〈医薬品医療機器法(旧薬事法)〉に抵触する恐れがあるとして、妊娠菌商品は削除されています。神頼みという心境につけこむ不妊ビジネスのひとつとして、注目されたトンデモ物件でありました。

 ちなみにこの原稿を書いている今も、メルカリで〈安産菌〉を謳う中古衣服が販売されているのを確認しましたが、使用済みの下着を販売する商売のほうが、陰湿さがないだけまだマシなように感じてしまいました。

*   *   *

 次回はトンデモ度のシャレにならなさが恐ろしい、5位から1位の発表です!

心身の回復にかかる時間、回復するか否かは誰にもわからない。生活保護は心と命とを支える社会保障である/『助け合いたい』さいきまこ×『失職女子。』大和彩対談

 貧困が、人から奪うものとは何か。お金がなければ生活の水準は落とさなければならない。娯楽などにかかる費用を真っ先にけずり、衣食住のコストは極力抑えることになる。それによって健康に影響が出ることもあるだろう。子どもがいれば教育にお金をかけられず進学などの選択肢が減る……。

 と、ここまでは多くの人が想像がつくはずだが、漫画家のさいきまこさんは、それだけにとどまらず、「経済的な不安は体だけではなく心も蝕みます」という。さいきさんの最新著書『助け合いたい~老後破綻の親、過労死ラインの子~』(秋田書店)には、困窮していくほどにうつ症状が重くなる40代の男性・漆原諒が登場する。

『失職女子。~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで~』(WAVE出版)の著者で現在も生活保護を利用中の大和彩さんは同書のなかで「貧困はIQを下げる」といったことを書いている。申請のための書類を前にしても、そこに文字が書いてあることはわかるのに、目の焦点が合わず読み取れない、内容も頭に入ってこない。貧困は心だけでなく、脳にもダメージを与えると考えている。

 両氏の対談、後篇は貧困によるこうしたダメージとそこからの回復、そのために生活保護はどう活用されるべきかをお話いただく。

▼前篇はこちら
誰しものなかに貧困への差別心がある前提のもと、私たちは社会保障について考えなければならない

まずは心身を休息させる
さいきまこさん(以下、さいき)「お金がないっていう不安が人の心にまで大きな影響を与えることは、もっと知られてほしいです。生活保護を利用することによって、今夜の寝るところ、明日のご飯代を心配しなくて済むようになる……これでどれだけ安心できることか。生活保護というとすぐに就労支援に結びつけられがちですが、まずそうやって身を落ち着けてから必要があれば医療にかかり、心身を休息させることが大事なんです」

大和彩さん(以下、大和)「私のもとにも常に『働きましょう』という案内が届きます。私も働きたい気持ちは強く持っているのですが、これまでは精神疾患に加え、もともとの持病が悪化して寝込んでいる時間のほうが長い生活でした。その持病が、職を失った原因のひとつでもあるのですが。痛みが強くて、脳のCPUの99%がその沈静化に使われている感じで、ほかに何もできない。食事もできないから常に栄養失調状態でした。最近になってやっと手術を受け、痛みの原因を取り除けました。それでもまだ身体がボロボロな状態なので、回復には時間がかかるのだとつくづく思います」

ーー『助け合いたい』では、保護が決定した女性が「生活保護を受けることで、自分を取り戻して生きたい」と前向きになる様子が描かれていましたが、大和さんもそう思われましたか?

(C)さいきまこ/秋田書店
大和「なかなかそうは思えませんね。将来のことを考えれば考えるほど落ち込むし、何かに希望を託そうと思ってもその希望が思い浮かばない。もうこのまま死ぬのかなと絶望して、別に一生このままでもいいじゃん……という境地に至ってはじめて、やっと、最後にもうちょっと生きてみようか、という気持ちになれました」

さいき「そういうものなのかもしれませんね。『早くよくなりたい』『治さなきゃ』と焦っているうちは心も身体も回復しなくて、『もういいや、これで』と自分を受け入れることができてはじめて変化が訪れるのでしょう」

大和「ずっと寝たきりで死んでいくかもしれないけど、それはもうしょうがない。そう思ったうえでじゃあ最後に何かしたいことがあるかを自分に問いかけてみたら、手術を受けてみたいとか、やっぱりもうちょっと生きてみたいとか、そういう気持ちが見えてきたんです」

さいき「それが、自己肯定のひとつの形なんだと思いますよ」

ーー身体の回復と心、脳の回復、いずれも保護を利用できることが決まった時点では回復にどのくらいの時間がかかるのか、そもそも回復できるのかわからないものです。しかし、『助け合いたい』の漆原諒さんは、うつでドクターストップがかかっているにもかかわらず「働かなければ」と焦り、空回りしていました。

さいき「それだけ男性は働いて稼ぐ以外の人生が実質許されていないということですね。それは、女性がその男性を支えることになっているのと表裏一体で、男女の役割がそれぞ固定されているから、両方ともそこから逸脱しようとするとものすごい負荷がかかります。彼のように休養していも、それを世間が認めてくれずに『中年の男の人が昼間からフラフラ……』と怪しまれますし、本人も働いていない自分に存在意義を見出せなくなってしまうんです」

働くことをやめられない男性、働けない女性
ーー 一方で諒さんの姉は結婚して以来、長らく専業主婦をしていて、いざ自分も稼がなければならなくなったとき仕事の選択肢がほとんどないと知り、愕然としていましたね。一度仕事から離れた女性は仕事を得にくいのが現実です。

(C)さいきまこ/秋田書店
大和「それなのに最近、若い女性のあいだで早く結婚したい、専業主婦になりたいという傾向が強まっているように感じられませんか?」

ーー2013年の「少子高齢社会等調査検討事業報告書(若者の意識調査編)」では、「結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか」という問に対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人が合わせて約35%。「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」の合計が約39%なので、それよりは下回るものの、専業主婦願望を持つ女性は決して少なくないといえますね。

さいき「まず、働きたくないというのが大きな理由だと思います。親の世代がちょうど男女雇用機会均等法世代で、でも社会環境が整わずに潰れていった女性たちを見ていると仕事をしたい、続けたいとは思いにくいですよね。さらにいまの労働環境見ていたら、男女ともに働きたいと積極的に思えない人が多くても当然でしょう。生活保護=働かない人という思い込みをもとに、『俺だって働きたくねーよ』というバッシングをSNSなどでよく見かけます」

「老後破綻→生活保護」は必ず増える
大和「希望を持ちにくいですよね。諒さんは、大きなミスをしたわけでも何か悪いことをしたわけでもなく、むしろブラックな労働環境でも営業で好成績を収めてきたのにリストラされています。私も、さしたる理由もなく突然リストラされました。そういう現実を見ていると、働いてもいいことがないと思うのも無理からぬことなのかもしれません」

さいき「そういう理不尽な目に遭ったり、四大卒でも就職や働きつづけることがままならなかったり、これはもう個人の努力でどうこうできるものじゃなくなっているんですよ。多くの人がそこそこ稼いでそこそこ消費できて、老後は年金でちゃんと暮らしていけるんだったら、働くことに意味を見いだせるのでしょうけれど、いまはそれが破綻しているうえに、老後はもちろん、病気や事故で働けなくなったときのために自分自身で備えないといけません。給与や収入をサポートするタイプの保険、いまとても多いですよね。でもそこには、備えられる人はもともと貧困リスクは低いという矛盾があります」

ーーそこは本来なら、社会保障で受け止められるべき、ということですよね。

さいき「生活保護もそのひとつです。最後の最後にこのセーフティーネットがあるというのは、命の支えというだけでなく心の支えでもあります。病気や事故、そのほかの理由で働けなくなることは誰にでもあるし、それは自己責任ではないと早く気づいてほしいんです。誰にとっても自分事なんだ、と。なのにいま、社会保障の予算はどんどん削られようとしています。このままだと、いざ自分が支えてもらおうとした時にどうなっているか……。安定していると思われていた団塊世代も年金は不安定、長寿の親の介護と非正規雇用の子どもの扶養を抱えている。今後、老後破綻で生活保護が必要な人がますます増えるでしょう」

大和「団塊世代が一斉に生活保護を受給しはじめて、受給者がマイノリティでなくなったら、社会の偏見なども少しは変わっていくかもしれませんね。ところでさいきさん、今回は『助け合いたい』というタイトルですが、これは家族同士で助け合うという意味なんでしょうか?」

回復しなくても生きていていい。
さいき「自民党の改憲草案では、憲法24条に『家族は、互いに助け合わなければならない』の一文が加えられることになっています。こうなると虐待を受けた子どもが親の扶養義務を背負わされたり、経済的に不安のある家族がそろって共倒れになったり……今回描いた家族もあわやそうなるところでしたが、そんなことが強いられるようになる可能性があります。それでも、多くの人たちは家族で助け合いたいという気持ちがあると思うんです。ただそれは先立つものがあってこそ可能なので、ないなら社会保障制度で文字どおり『保障』してもらうしかないですよね」

ーーそれによって心身が回復して、また働けるようになったほうがいいですよね。

さいき「はい、一時的に休んで、回復して、働けるようになればそれはすばらしいことです。でも、生活保護=回復のためのツール、ではないんですよ。実際に受給されていた女性が『回復する人もいるけど、回復しない人もいるし、そういう人はずっと生活保護で支えてもらっていい』というのを聞いて、私もハッとしました。生活保護は回復が目的なんじゃなくて、生きつづけることが目的のツールなんです」

大和「そう考えると、生活保護の意味合いがまったく変わってきますね。生きること自体を、保障する」

さいき「生活保護の本来の意義って、実はここにこそあるんです」

中居正広、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔とゴルフするも「なんかイヤだった」と本音吐露

 12月2日放送のラジオ番組『中居正広 ON & ON AIR』(ニッポン放送)で、元SMAPの中居正広がKis-‐My‐Ft2・藤ヶ谷太輔との“プライベートゴルフ”について明かした。SMAP時代から数々の番組で共演し、過去には友人らと一緒に東北旅行に出掛けたこともある中居&藤ヶ谷。ゴルフコースを共に回ったのは初めてだったそうで、中居は振り返りながら「イヤだった」と漏らしている。

 同ラジオでは、定期的にゴルフトークを展開している中居。自身が出演する各番組の関係者とゴルフに行く機会があるといい、先日は『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)チームで「行こう」という話になり、レギュラーのキスマイ・藤ヶ谷と北山宏光が参加したと語った。藤ヶ谷、北山と交代で番組に出演している玉森裕太は、10月期の連続ドラマ『重要参考人探偵』(同)で主演を務めているため予定が合わなかったという。

中居は、過去に北山と回っていたため、今回は藤ヶ谷を誘ってコースへ。しかし、藤ヶ谷はゴルフ経験が浅かったのか、「まぁまぁ、ホントにうれしい限り、クソヘタくそで。藤ヶ谷(笑)」と、中居は上から目線でコメント。また当日は残念ながら雨が降っていたため、カッパを買いにゴルフ場のインショップへ連れ立って向かったところ、赤と青の2種類のカッパが販売されていて、「僕、どっち(の色)でもいいです」(藤ヶ谷)「俺もどっちでもいいから」(中居)「中居さん、選んでください」(藤ヶ谷)と押し問答のようにになった末、藤ヶ谷が赤、中居は青のカッパをチョイスしたとのこと。

「これ、よくよく考えると……たぶん、このカッパを僕は、一生着ると思うのね」「そう考えると、たぶん藤ヶ谷もそれ一生着るんだろうなーって。あれっ!? って。これ、(藤ヶ谷と)一生色違い? みたいな(笑)」

 急きょ買い揃えたカッパだったが、中居は時間がたつにつれ、細かいところが気になったようだ。

「なんか、ペアルックみたいになってんのよ。同じメーカーで。俺はブルーで藤ヶ谷が赤だったのね。なんか気持ち悪くないですか? カッパがペアルックって、色違いの。なんか……なんかイヤだったのよ(笑)。なにげなく買った物がさ、ペアルックってイヤじゃん。って、別に俺、藤ヶ谷と買い物もしたこともないし」

“藤ヶ谷と色違いのペアルック”になった点を、妙に引きずる中居。さらには、今回のゴルフで、これまでとは違う切ない気分を味わったようで……。

「(ゴルフが)終わったら若いキャディーさんとかがさ、『藤ヶ谷くーん、藤ヶ谷くーん』みたいな。僕はまぁ、手前味噌で申し訳ないですけども。今までいろんな人と回って、たぶん一番こう、一応『キャーキャー』言われるタイプだったんですよ。『キャーキャー』言われる人たちと回ったことがなかったので。で、初めてわかったのね、こう……“キャーキャー言われてない側”じゃないけど(笑)」

 と、自虐的に振り返った。過去、スタッフや地元の友人とコースを回った際、周囲から「中居くんだ~」と声をかけられると、スタッフが「毎回こんなんじゃ大変ですね」などと同情してくれたという。ところが、初めて自分以外の人物がもてはやされている光景を目の当たりにし、自身に反応する声も特に聞こえず、寂しい思いをしたのだろう。

「そしたらなんかさ、藤ヶ谷も藤ヶ谷で、自分が『キャーキャー』言われちゃって『申し訳ない』って思ってんのか、ちょっとこう足早に行こうとするのよ。なんかそれもイヤでさ(笑)。なんか、藤ヶ谷も初めての経験なんじゃない? 自分が『キャー』って言われてる、申し訳なささが。僕はでも、基本的に言われても言われなくても、ゴルフはパッと行ってパッと行くタイプなんですよ。歩くのも早いし」

 もともと、足早にゴルフを回るタイプで、決して「なんで後輩のお前が言われて、俺が言われねぇんだよ!」といった怒りで早く歩いたわけではないと主張する中居。しかし、

「なんか知んないけど、藤ヶ谷もスゲー早く、ワァーって付いてきたから。なんか変に気ぃ使わせちゃったなーって思いながら。初めてだったんだろうね。俺は平気だから(笑)。ちゃんと対応……藤ヶ谷とかはちゃんと(声がけに)対応してあげた方がいいじゃん? なんかもう、全盛期のアイドルなわけだからさ」

と、後輩の藤ヶ谷に気苦労をかけ、逆に申し訳ない気持ちになってしまったことを吐露していた。

 ある意味で“世代交代”という現実に直面し、軽く屈辱も味わいつつ、藤ヶ谷を持ち上げながら面白おかしく話した中居。藤ヶ谷はこの日の先輩の言動に、何を感じていたのだろうか。

「保毛尾田保毛男」騒動の余波続く……テレビ局の忖度で“オネエタレント”に消滅危機!

 年々厳しくなる放送コードに、テレビ関係者が悲鳴を上げている。この問題は、ついにオネエタレントにも波及し、影響も出始めているという。

 事の発端となったのは、9月に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』(フジテレビ系)だ。

 大御所お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が番組のコント内で演じた人気キャラクター「保毛尾田保毛男」が同性愛者を揶揄していると、インターネットを中心に批判にさらされた。事態を重く見たフジテレビは宮内正喜社長が会見で「不快な面をお持ちになった方がいたことは、テレビ局としては大変遺憾なこと」と深々と頭を下げた。さらに番組ホームページでも「性的少数者の方々をはじめたくさんの視聴者の皆さまがご不快になったことに関して、深くお詫びいたします」と謝罪した。

 これに呼応するように、他のテレビ局でも過敏な反応が発生。現役の局関係者を困惑させているという。

「フジテレビの一連の騒動を受けて先日、あるテレビ局内で『オネエタレント』の方々を過度にイジりすぎないようにといった趣旨のお達しが出ました。数年前だったら、性転換したタレントに『夜になってヒゲが濃くなったな』とか『素はオッサンじゃないか』といったツッコミが頻繁に聞かれていましたが、そういった類いの発言も控えるようにと。性転換タレントを、おもしろおかしくイジることも、今やご法度です」(テレビ局スタッフ)

 イジられることを身上とするオネエタレントにとっては、たまったものではない。保毛尾田問題は、芸能界でも時代の転換点として大きく話題になった。

 そんな中、タレントのミッツ・マングローブが10月に、週刊誌「週刊朝日」(朝日新聞出版)上で「なかなか窮屈な世の中になってきました。28年ぶりにブラウン管に帰ってきた保毛尾田保毛男ちゃん騒動を目の当たりにして、ずっと悶々としてた」と警鐘を鳴らした。

「ネットでの炎上や抗議を恐れ、テレビ局が激しく反応しています。今までオネエとしての地位や立場を芸能界での活躍によって広く社会に広めてきた功労者のようなタレントが、仕事が奪われかねない状況になっていますよ。タレント側も制作側も、しがらみが多くなりすぎてきていますね」(前出の関係者)

 近い将来、イジられて生きてきたオネエタレントが、テレビから消えてしまうことになるかもしれない。

日馬富士引退会見で“力不足”露呈の『報ステ』富川悠太アナに厳しい声「今度こそ更迭か」

 横綱・日馬富士の引退会見で、「力不足」を露呈したのがテレビ朝日『報道ステーション』のキャスターを務める富川悠太アナウンサーだ。

 日馬富士に質問をしたが、同席した師匠・伊勢ヶ浜親方に「その質問はおかしい」とダメ出しされ、それでも食い下がったが、番組用のパフォーマンスにしか見えなかったため、リアルタイム視聴していた人々から「不快」の声が相次いだ。さらにこの失態は各局の番組スタッフの間でも笑い話にされており、たびたび降板のウワサもささやかれている富川アナには「今度こそ更迭か」なんて声も聞かれる。

「新入幕を決めたのも、大関昇進を決めたのも、同じ九州場所でした。ここで引退を決めた心境は?」というのが富川アナの最初の質問だった。

 騒動の核心とはまるで無関係な、いかにもテレビリポーター的な質問だが、こうした注目会見では、番組名を声高に名乗って番組宣伝を兼ねようとするのがテレビのお家芸。

「当然、報ステのものと思われるテレビカメラが、席上ではなく富川アナの方を向いていましたから、まさに仕事アピールの画作りが狙いだったんでしょうね」(現場にいた他局のテレビ関係者)

 日馬富士は「大宰府の神様、心から信じています」と九州への思いを答えたが、富川アナは想定した回答と違っていたからだろうか、すぐ同じ質問を繰り返した。

「この九州場所で引退を決意したことをお伺いします」

 これに日馬富士は戸惑った風で言葉をなくしていると、親方が「そういう風になったということじゃないですか」と代弁した。選んで九州場所での引退となったわけではないのだから、これは当然の回答だろう。さらに親方は「いま言っているんだから、その質問はちょっとおかしいんじゃないですか」と付け加えたが、富川アナはまたも「どの段階で決意したんでしょうか」と食い下がった。

「だから、それもさっき述べたじゃないですか。同じ質問を繰り返さないでください」と親方。その話を遮って、なお質問をしようとした富川アナには「もっとみなさん聞きたいことがあると思うので、代わってください。ひとりひとつで」とまで言った。すると富川アナは「今後も相撲に関わっていきたい思いはありますか」と質問。こうなると、質疑応答というより意地の張り合いのようにも見えた。

「会見は伊勢ケ浜部屋の宿舎がある福岡県で行われたので、日帰り出張となった富川アナは、何か“手柄”のようなものを持って帰りたかったんでしょうね」(前出関係者)

 結局、不穏な空気に日馬富士は無言のままで、親方が「他の人の質問にして」とマイクを譲らせた。その模様は一部で「親方の逆ギレ」とも伝えられたが、それまでNHK記者らによる長い代表質問には、日馬富士も親方もキッチリ答えていたから、その見方はおかしいだろう。

 一方の富川アナは当夜、このお粗末な展開を隠すように、「私は最前列にいて、どのタイミングで引退を決めたか質問をしたんですが、横綱は無言でした」と、異なるニュアンスで伝えてごまかした。さらに、会見での日馬富士の手の握り方など、これまた本題と無関係な話をする始末だった。

 これにはネット上で「他人が聞いて答えた話を自分が聞いたかのように話していた」、「事実を伝えるニュース番組の体を成してない」、「目立ちたいだけの粘着仕事」、「なんでもかんでもポエム的にしかできないのか」と散々だ。同業者である他局のアナウンサーもこんな厳しい話をしている。

「番組を見ていると、富川さんは相手の話を聞いていないことが多い。政治家との対談でも、用意しておいた質問を投げることに集中してしまい、相手の回答に突っ込みを入れるようなアドリブの会話ができていません。これは新人アナがやってしまうレベルのことですが、富川アナは通常ニュースでも分析はすべて解説者任せということも多く、自分でモノを考えない習慣がついているのでは。司会者というより、まるでナレーターとか街角リポーターみたいな感じです。テレ朝はもっと優秀な局アナがいるのに、なぜ彼らを起用しないのかと思ってしまいます」

 富川アナはこれ以前にも「力不足」と言われる失態が多々あった。昨年、安倍晋三首相へのインタビューでは「憲法改正を発議する前に国民の信を問うことはしないのか?」と聞いたが、これは順序が逆で、発議があって国民投票があるため、安倍首相に「法律と憲法をごっちゃにされていますね」と笑われてしまったのである。このとき富川アナは横の解説者に「後藤(謙次)さんどうでしょう?」と逃げる始末だった。

「首相相手との議論は大変な仕事ですから、まだ仕方ないと思えますけど、スポーツ選手の会見取材もまともにこなせないとなると、根本的に仕事を学び直した方がいいと思いますよ」(前出アナ)

 爽やかなルックスで若々しさには定評があり、昨年、古舘伊知郎の後任となったことには、出演料の高額なフリーアナではない局アナの起用が、局内でも歓迎ムードだった。しかし、このままでは「やっぱり外部から」の声が聞こえてしまいそうである。
(文=李銀珠)

日馬富士引退会見で“力不足”露呈の『報ステ』富川悠太アナに厳しい声「今度こそ更迭か」

 横綱・日馬富士の引退会見で、「力不足」を露呈したのがテレビ朝日『報道ステーション』のキャスターを務める富川悠太アナウンサーだ。

 日馬富士に質問をしたが、同席した師匠・伊勢ヶ浜親方に「その質問はおかしい」とダメ出しされ、それでも食い下がったが、番組用のパフォーマンスにしか見えなかったため、リアルタイム視聴していた人々から「不快」の声が相次いだ。さらにこの失態は各局の番組スタッフの間でも笑い話にされており、たびたび降板のウワサもささやかれている富川アナには「今度こそ更迭か」なんて声も聞かれる。

「新入幕を決めたのも、大関昇進を決めたのも、同じ九州場所でした。ここで引退を決めた心境は?」というのが富川アナの最初の質問だった。

 騒動の核心とはまるで無関係な、いかにもテレビリポーター的な質問だが、こうした注目会見では、番組名を声高に名乗って番組宣伝を兼ねようとするのがテレビのお家芸。

「当然、報ステのものと思われるテレビカメラが、席上ではなく富川アナの方を向いていましたから、まさに仕事アピールの画作りが狙いだったんでしょうね」(現場にいた他局のテレビ関係者)

 日馬富士は「大宰府の神様、心から信じています」と九州への思いを答えたが、富川アナは想定した回答と違っていたからだろうか、すぐ同じ質問を繰り返した。

「この九州場所で引退を決意したことをお伺いします」

 これに日馬富士は戸惑った風で言葉をなくしていると、親方が「そういう風になったということじゃないですか」と代弁した。選んで九州場所での引退となったわけではないのだから、これは当然の回答だろう。さらに親方は「いま言っているんだから、その質問はちょっとおかしいんじゃないですか」と付け加えたが、富川アナはまたも「どの段階で決意したんでしょうか」と食い下がった。

「だから、それもさっき述べたじゃないですか。同じ質問を繰り返さないでください」と親方。その話を遮って、なお質問をしようとした富川アナには「もっとみなさん聞きたいことがあると思うので、代わってください。ひとりひとつで」とまで言った。すると富川アナは「今後も相撲に関わっていきたい思いはありますか」と質問。こうなると、質疑応答というより意地の張り合いのようにも見えた。

「会見は伊勢ケ浜部屋の宿舎がある福岡県で行われたので、日帰り出張となった富川アナは、何か“手柄”のようなものを持って帰りたかったんでしょうね」(前出関係者)

 結局、不穏な空気に日馬富士は無言のままで、親方が「他の人の質問にして」とマイクを譲らせた。その模様は一部で「親方の逆ギレ」とも伝えられたが、それまでNHK記者らによる長い代表質問には、日馬富士も親方もキッチリ答えていたから、その見方はおかしいだろう。

 一方の富川アナは当夜、このお粗末な展開を隠すように、「私は最前列にいて、どのタイミングで引退を決めたか質問をしたんですが、横綱は無言でした」と、異なるニュアンスで伝えてごまかした。さらに、会見での日馬富士の手の握り方など、これまた本題と無関係な話をする始末だった。

 これにはネット上で「他人が聞いて答えた話を自分が聞いたかのように話していた」、「事実を伝えるニュース番組の体を成してない」、「目立ちたいだけの粘着仕事」、「なんでもかんでもポエム的にしかできないのか」と散々だ。同業者である他局のアナウンサーもこんな厳しい話をしている。

「番組を見ていると、富川さんは相手の話を聞いていないことが多い。政治家との対談でも、用意しておいた質問を投げることに集中してしまい、相手の回答に突っ込みを入れるようなアドリブの会話ができていません。これは新人アナがやってしまうレベルのことですが、富川アナは通常ニュースでも分析はすべて解説者任せということも多く、自分でモノを考えない習慣がついているのでは。司会者というより、まるでナレーターとか街角リポーターみたいな感じです。テレ朝はもっと優秀な局アナがいるのに、なぜ彼らを起用しないのかと思ってしまいます」

 富川アナはこれ以前にも「力不足」と言われる失態が多々あった。昨年、安倍晋三首相へのインタビューでは「憲法改正を発議する前に国民の信を問うことはしないのか?」と聞いたが、これは順序が逆で、発議があって国民投票があるため、安倍首相に「法律と憲法をごっちゃにされていますね」と笑われてしまったのである。このとき富川アナは横の解説者に「後藤(謙次)さんどうでしょう?」と逃げる始末だった。

「首相相手との議論は大変な仕事ですから、まだ仕方ないと思えますけど、スポーツ選手の会見取材もまともにこなせないとなると、根本的に仕事を学び直した方がいいと思いますよ」(前出アナ)

 爽やかなルックスで若々しさには定評があり、昨年、古舘伊知郎の後任となったことには、出演料の高額なフリーアナではない局アナの起用が、局内でも歓迎ムードだった。しかし、このままでは「やっぱり外部から」の声が聞こえてしまいそうである。
(文=李銀珠)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
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■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

毒親の極み! 父親が実の娘を13歳から4年間レイプ!! 母親は離婚を恐れ黙認……

 11月23日、四川省の省都・成都市の裁判所で、とある父親に対して、自分の娘に対する監護人としての資格を剥奪する判決が下されたと、中国の複数のメディアが伝えた。

 これは、中国で2017年10月に「民法総則」が施行されて以来、成都市では初めて監護権剥奪が適用されたケースで、施行前の過去の判例から見ても、監護権の失権は非常に珍しいという。いったいこの父娘の間に何が起こったのか。

 今年17歳になる女子高生の麗麗さん(仮名)は、農村で家族と一緒に生活していた。ずっと平和な暮らしを送っていたが、麗麗さんが13歳になると、それが一変した。

 実の父親である李貴(仮名)が、母親や弟妹が外に出かけて家にいない時に、麗麗さんに対して性的なイタズラを始め、ついには無理やり犯すようになったのだ。

 それが何度も続き、耐えられなくなった麗麗さんが母親に訴えた。そこで母親が夫の李貴を問いただすと、李貴は否定も肯定もしなかった。

 母親は世間体を気にし、またこれを警察に通報したら夫に離婚されてしまい、自分が路頭に迷ってしまうことを恐れ、ついぞ通報することはなかった。つまり、娘のことより自分のことを心配したのである。

 母親が助けてくれないことを悟った麗麗さんは、そこで祖母に訴えたのだが、祖母は祖母で、「お前のほうが悪い」と、逆に麗麗さんを怒鳴りつけたという。

 それからも李貴は麗麗さんを犯し続け、それが4年も続いた。そして今年2月、麗麗さんが両親とケンカをしてついに耐えられなくなり、精神が崩壊寸前となったところで、勇気を奮い起こして父親のことを警察に訴えた。

 結果、李貴は逮捕され、8月に裁判で懲役8年6カ月の実刑判決が下され、刑務所に入れられることになった。

 それからも麗麗さんの精神的な傷が癒えることはなく、法律の専門家からのアドバイスを受けて、自分に対する父親の監護権剥奪を裁判所に訴え、今回の判決に至ったのだった。監護権というのは親権に含まれる子供に関する権利の一つで、子供と暮らして世話や教育を行う権利のことを指す。

 これにより麗麗さんの唯一の監護者は母親だけとなったわけだが、この母親も娘である麗麗さんを犠牲にして自分の生活を守ろうとした人間である。そして一家の働き手である父親は刑務所の中にいる。

 中国の農村はまだまだ古い因習にとらわれた考え方の人が多く、麗麗さんを見る村人たちの目は冷たいままであろうことは想像に難くない。鬼畜な父親からは離れることができたものの、麗麗さんの将来の見通しは、まだまだ明るくなりそうにない。
(文=佐久間賢三)