マニアが愛する映画を大胆に弄り倒す『要博士の異常な映画愛』が、識者から批判されないのはなぜ?

 10月16日よりスタートした『要博士の異常な映画愛 勝手にセリフ変えてみました』(テレビ東京系)が、非常に文化系だ。

 番組ホームページには、こう書いてある。

「都内某所に、支配人の映画愛がスゴ過ぎて、昔の名画に新たなセリフや音楽を当てた、オリジナルの動画を作るという“遊び”をはじめちゃったサロンがあるという。」

“新たなセリフ”って、どんなものだろう? 例えば、歴史的名画『シェーン』には、馬に跨りワイオミングの山へと去っていく主人公・シェーンの後ろ姿に向かい、少年・ジョーイが「シェーン! カムバーック!!」と叫ぶ有名なラストシーンがある。

 ここに、同サロンは全く別の新たなセリフを当ててしまった。

ナレーション 家族や街を救い、去っていくシェーンに向かって少年・ジョーイが叫んだ一言。

ジョーイ シェーン! そっち行くと交流電源の周波数が60ヘルツだから気をつけて~!

 上記の例は、まだおとなしい方。当てるセリフ次第では、全く別の作品になってしまうから面白い。

ジョーイ シェーンっておっぱい触ったことある?

シェーン 当たり前だ。大人だし、先週も触った。っていうか、揉んだ。超やわらかい。(シェーンの頭を撫で)今、お前の頭を触ってるこの手、この手で揉んだ。

ジョーイ どれくらい柔らかい?

(シェーンは無言で立ち去り、ジョーイが後を追う)

ジョーイ ねぇ、どれくらい柔らかいの?

シェーン 今日も揉むぞー。

ジョーイ 二の腕と同じって本当? コンビニの大福にも似てるって聞いたけどー。この世で一番柔らかいのは、馬場ふみかのおっぱいだよねー?
(馬に跨りワイオミングの山へと去っていくシェーン)

ジョーイ 馬場ふみかの手ブラ、サイコーー!!

 感動の名ゼリフ「シェーン! カムバーック!!」を「馬場ふみかの手ブラ、サイコーー!!」に置き換えることで、西部劇だったはずが、思春期の少年のリビドーを描く心象青春記へと様変わりした。まさに、オリジナル!

 

■昭和初期の“凄い坊や”を、セリフを置き換えて石田純一にしてしまう

 

 このサロンが扱うのは、純粋な映画のみではない。かつて、映画館では映画のみならずニュースも上映していたという。アナウンサーが読み上げる文言を全く異なるものに置き換え、新たな生命を吹き込む。結果、ミラクルが起こるのだ。

 例えば第1回では、満2歳なのに読み書きができる男の子を報じるニュース映画が紹介された。「月火水木金」と曜日の漢字を鉛筆で書き、難しい文章の載った新聞を読み、その上、アルファベットまで書くことができる坊やを報じるニュースだ。

 この映像に、同サロンは全く新しい原稿を当てている。

「あの有名俳優の幼少期の映像が残っていました。東京都は目黒区出身、本名は石田太郎。そう、石田純一さんです。当時からモテモテで、この日は女性と会うスケジュールを立てています。やはり、金曜日は殺到するそうで、今週はなんと5人の女性と会う予定」

「『不倫は文化』発言で、この新聞の芸能面にデカデカと載ることは、当時の純一少年は知る由もありません」

「早稲田大学に入学するほど頭脳明晰な純一さん。5歳にして英語の勉強です。あらあら、アルファベットに少し苦労している様子。『H』だけはすんなり書きました。末恐ろしいです」

 内容が根こそぎ刷新されている! いやはや、大胆な遊びである。

 

■映画に一家言を持つマニアに攻撃されない理由

 

 こういった類の番組が放送されるや、ジャンルに一家言を持つ識者らから不満の声が上がるのは世の常。例えば、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が「読書芸人」なる企画を行えば「作り手が本好きじゃないのでキツい」なんて声がSNS上では散見されてしまうし、ガチの家電好きが「家電芸人」へ抱く悪感情についても耳に入ってくる。

 しかし、『要博士の異常な映画愛』に関しては、そういう声をまだ聞かない。やってることは、正直スレスレだ。だって、名画のストーリーをごっそり変換してしまってるのだから。

 ちなみに、新たなセリフを考えているのは、劇作家、お笑い芸人、落語家、作家、放送作家、脚本家など、総勢50人以上の面々。具体名を挙げると、作家のせきしろ、放送作家の内村宏幸、渡辺雅史、あないかずひさ、お笑い芸人の赤嶺総理、がじん祥太、ネタ職人の鳥獣戯画ジャクソンといった顔ぶれである。

 正直、かなりのうるさ型ばかりだ。だからこそ、映画マニアからの批判にさらされずにいられるのだろう。

 番組スタート時、プロデューサーの太田勇は「番組で扱うのは誰でも知っている有名な古典映画ばかりです。この番組をキッカケに、昔の名画を観てみようと思ってもらえるとうれしいです」とコメントしている。

 どうやら、作り手の側も映画愛には溢れているよう。なるほど、余計な心配はご無用のようだ。
(文=寺西ジャジューカ)

『監獄のお姫さま』あびる優のすっぴん顔が「誰だかわからない」「演出?」と視聴者騒然!

 11月28日午後10時から第7話が放送される、小泉今日子主演の『監獄のお姫さま』(TBS系)。視聴率は初回9.6%、第2話9.6%、第3~6話は6~8%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と相変わらず苦戦中だ。

 同ドラマは、夫の殺人未遂で服役経験のあるカヨ(小泉今日子)ら罪を犯した女たちと、罪を憎む女刑務官が、イケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)への復讐を企てるクライムエンターテインメント。脚本を担当しているのは、数々のヒットドラマを世に送り出した宮藤官九郎だ。

 第6話では、板橋の恋人が殺害された「爆笑ヨーグルト姫事件」の犯人で、彼の元婚約者でもあるしのぶ(夏帆)の“悲劇”が描かれた。しのぶは、息子・勇介を刑務所内で1年半育てるも、最終的に板橋に連れて行かれたことで、大ダメージを食らう。カヨ、洋子(坂井真紀)、明美(森下愛子)、千夏(菅野美穂)ら受刑者たちも同様に、“勇介ロス”の状態に陥る中、板橋が晴海(乙葉)と極秘入籍し、勇介を2人の子どもとして育てていることが発覚。しのぶはさらに深い傷を負うことになった。

 そんな中、釈放されたはずの悠里(猫背椿)が薬物使用で再逮捕され、売人の幸子(あびる優)とともに刑務所に戻ってくる。

「ドラマが刑務所内ということで、あびる優はすっぴんのような姿で登場したのですが、ネット上では『こんな顔だっけ?』『一瞬誰かわからないほど、すっぴんは顔が違うな』『顔色が悪すぎる。演出なのかな』といった声が続出していました」(芸能ライター)

 第7話では、面会のため、女子刑務所にタキシード姿でやってきた検事の長谷川(塚本高史)が、カヨに獄中結婚前提で交際を申し込む。次回予告映像には、「獄中交際開始」というテロップとともに、カヨと長谷川が面会時にイチャイチャしているシーンも挿入されている。

 一方、雑居房では、板橋への復讐を決意したカヨたちが、「板橋捕獲作戦会議」を始める。そして、その実行のため、カヨたちはありとあらゆる資格を取ろうと猛勉強を開始するという。

「第7話では、これまであまり触れられることのなかった、洋子の過去が明らかになるようです。さらに、カヨたちの中に裏切り者がいる疑惑も浮上し、話は急展開を迎えそうです」(同)

 果たして板橋への復讐は成功するのだろうか。今後の展開から目が離せない。

ハードボイルドなのにKAT-TUN上田竜也が大はしゃぎ!? ギャップ萌え必至の『新宿セブン』第7話

 KAT-TUN上田竜也の主演ドラマ『新宿セブン』(テレビ東京系)の第7話が、11月24日深夜に放送された。前回の視聴率は1.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)だったが、今回は2.6%と0.7ポイントアップしている。

 父親と思しきセン(矢野浩二)とアジアを放浪する少年時代を経て、現在は新宿・歌舞伎町で「七瀬質屋」を営む天才鑑定士・七瀬(上田)。ここ最近の回はバディを組む大野健太(中村倫也)や記憶喪失の少女・水月華(大野いと)らと依頼人の抱える問題を解決に導いていくハートウォーミングな展開のストーリーだったが、第7話では七瀬の探し求める“父親の敵”の手がかりへと一歩近づくことに!?

 キャバクラ・エルドラドで働く鈴麗(上原実矩)にプロポーズされ、驚く健太。実は鈴麗は中国から来た不法就労者で、借金返済のための偽装結婚を提案されたのだった。彼女いわく、家宝である香合を売ればビザを手配してくれる人物がいるという。その人物とは、歌舞伎町の中国マフィアの首領・王浩守(嶋田久作)だった。七瀬たちは鈴麗を説得し、王の部下である雷(袴田吉彦)と面会。七瀬は雷とのティーショット対決のどさくさに紛れ、ニセモノの香合とのすり替えに成功する。

 ところが、華が留守番中に七瀬の店が襲われ、壁には「命はゴルフボールより軽い」というメッセージが残されていた。七瀬は王に会いにゴルフ練習場へと出かける。センを殺したのは自分だと匂わせる王に七瀬が詰め寄ると、「お前には殺せない、偽物だからな」と言われ、憤慨する七瀬。一方、華は近藤刑事(田中哲司)とのやり取りで、断片的にだが記憶を取り戻しつつあった。その近藤は華と付き合いがあり、中国マフィアに消された警察側のスパイの張を探していたのだが……。

 第1話からその存在を匂わせていた王がようやく登場し、物語の核心に一歩近づいた今回。七瀬が王につかみかかろうとして複数の部下に遠距離からライフルで狙われるシーンでは、「わなわな震えてる七瀬さんの感情が溢れてる様子がたまらなかったし、演技力にも驚いた!」「いつもは落ち着いてる七瀬の感情が乱されてる感じに、つい息をのんでしまった」「初めて怯えてる七瀬さんを見て動揺……」と、ファンもストーリー最大のピンチをハラハラしながら見守っていたよう。

 王の部下・雷との面会シーンでは、「怪しいお店ではボディチェックで男に体を触られ、ゴルフボールを咥えて仰向けに寝ている男の上に立ってボールを打つ七瀬さんに妙に興奮した!」という声もあり、これまでのほっこり系なストーリーから歌舞伎町らしい猥雑さのある流れへと戻ってきた同作。

 ちなみにこの第7話でもっともファンの声が多かったのは、本編ではなくエンディングの「配信のお知らせ」部分について。毎回キャストを替えて告知をするのだが、今回は中村倫也が七瀬、大野いとがシノブ(夏木マリ)、上田が健太を演じて大はしゃぎ。「ふざける健太役の上田くんとキメ顔七瀬さん役中村倫也くん。最高にかわいかった!」「今回めっちゃ内容重いな〜って思ってたら、最後で全部持ってかれたわ(笑)」「エグいシーンも結構あるから、緊張しながら見てたのに最後に衝撃映像が(笑)」と、健太をマネてゆるくハジけまくる上田にファンも大歓喜していた。

 次回は、近藤刑事が張の死ぬまでの足取りを執拗にたどる一方で、七瀬の店には中国マフィアと思しき男がやってきて七瀬たちと一触即発状態に。回を重ねるごとに「七瀬の演技がヒリヒリするような感じに変わってきた」という声もある同作。ドラマ終盤戦での、上田の進化&深化した演技に期待したい。

イジメ被害者同士による“復讐代行”という深い闇!! 善と悪の境界線が消滅した『明日の約束』第6話

「あなたも子どもを持てば、きっと私の気持ちが分かるはずです。母親にとって子どもの存在は人生のすべてなんです。それを奪われたつらさや苦しみは、子を持つ親にならないと理解できません」

 とんでもない展開を迎えつつある井上真央主演の社会派ミステリー『明日の約束』(フジテレビ系)。息子を自殺で失った毒親・吉岡真紀子(仲間由紀恵)とスクールカウンセラーとして自殺の真相に迫る日向先生(井上真央)が、第6話の冒頭で直接対決を果たします。お互いに話し方こそ穏やかですが、言葉の裏側には敵意が隠されており、素人の目には見えない激しいジャブの応酬が繰り広げられます。

 これまでにも日向先生と真紀子は、吉岡家や葬儀場でも火花を散らしましたが、今回は日向先生のホームグラウンドである高校の相談室でのタイマン対決です。日向先生は落ち着いた口調で、真紀子の亡くなった息子・圭吾(遠藤健慎)が送った「僕は、先輩のせいで死にます」というラストメールと死亡時刻が合わないという矛盾点を指摘します。「お前の企みは、すべてまるっとお見通しだ」と言わんばかりの日向先生を前にして、真紀子がついにモンスターとしての本性を現わすのでした。

「私が送りました。それが圭吾の本当の気持ちだったからです。あの子は遺書を残さず、誰のことも責めず、理由も言わずに命を絶ちました。あの子のことをいちばん理解している私が気持ちを代弁して何が悪いんでしょうか?」

 日向先生にとって聖なる職場である学校の相談室が、モンスターマザーの毒気と理不尽さが渦巻く恐怖の底なし沼へと変貌していきます。モンスターを覚醒させてしまった日向先生の背筋に悪寒が走ります。折しも、日向先生は恋人である本庄(工藤阿須加)からプロポーズされたばかり。日向先生が抱いていた結婚や家庭といった理想像まで、真紀子が振りまく毒素によって汚染されていくかのようです。

 真紀子は、圭吾が自殺する前夜に日向先生と2人っきりで秘密の会話をしていたことが許せません。「あの子の心を乱したのは、あなたです」「何を話したんですか?」「ふざけないでください。圭吾を死なせたことへの負い目があるんじゃないですか?」と日向先生へ畳み掛けるようなボディブローの連打を浴びせます。裁判前の前哨戦でズタボロにされてしまった日向先生。「ま、今日はこのへんで勘弁しといたろ」と池乃めだか級のギャグで返せる人だったらよかったのですが……。

 

■尚子の背中を見るだけで、日向先生も視聴者もドキドキ!

 

 日向先生が対峙しなくてはいけない毒親は、真紀子だけではありません。実の母親である尚子(手塚理美)に、そろそろ本庄から結婚を申し込まれたことを伝えなくてはいけません。日向の看病の甲斐あって、すっかり体調を取り戻した尚子。文鳥のピッピちゃんの世話をしている尚子の背中に向かって、日向は本庄からプロポーズされたことを報告します。振り返った瞬間、尚子の表情が鬼顔なのか優しい母親顔なのか、日向先生も視聴者もドキドキです!

「ふ~ん、よかったじゃない。おめでとう! ピッピ、結婚だって~」

 尚子が鬼顔じゃなくて、ホッとひと安心です。母娘で盛り上がるはずのプロポーズ報告シーンですが、日向先生は心の中で「母は自分の決めた理想からはみ出さない限り、怒らない人だから」と呟くだけで、素直に喜ぶことができません。自分の行動基準が、母親である尚子を怒らせないかどうかになっていることを恨めしく感じる日向先生でした。尚子の毒は、今なお日向先生の心を侵蝕したままなのです。

 そして本庄の実家に、あいさつへと出向く日向先生。本庄の優しく温和そうな両親に迎え入れられ、胸を撫で下ろします。ところが11年前に交通事故で亡くなったという本庄の兄のことが話題に上がると、その途端に本庄が顔をしかめます。日向が仏壇に手を合わせることすら嫌がっているようです。いつも明るく裏表のない本庄にも、実は暗い影が差し込んでいることを知って、むしろ日向先生は安心したようです。

 本庄家のダークサイドを知った日向先生は、ついつい過去の自分のWARU自慢に走ります。尚子と日向との最大のトラウマとなっている神社の石段からの転落事故ですが、尚子の入院中に日向は志望校をこっそり変え、東京の大学を受験したことを本庄に明かします。母親の不幸に付け込むことで、日向先生は臨床心理士という道を見つけ、本庄とも出会ったのでした。生徒たちの心の闇に向かい合う日向先生も、決して純粋無垢な善の存在ではなかったのです。

 

■暗い情熱をほとばしらせるミッチー!

 

 バスケ部顧問の辻先生(神尾佑)とキャプテンの長谷部(金子大地)を血祭りにした謎の襲撃犯の続報です。長谷部が襲われた現場にいたマネジャー・増田(山口まゆ)の証言によって、逃げ出したのは背の高い痩せた女性だったことが分かります。これで襲撃犯=圭吾の幼なじみ・香澄(佐久間由衣)説がほぼ確定しました。さらに香澄が2年途中で退学したときの担任だった宮崎先生(馬渕英里何)からも「香澄のことが心配」と相談されます。いつも日向先生を邪険にしていた宮崎先生ですが、実は生徒想いの情の深い教師でした。『白線流し』(96年/フジテレビ系)の頃の輝いていた馬渕を見ていたファンにはうれしいひとコマです。香澄に言わせれば「不器用だけど、いい先生」とのこと。逆に、すべてソツなくこなす霧島先生(及川光博)に対しては、香澄は心を閉ざしていたようです。

 何度もスマホに連絡を入れ、ようやく香澄を捕まえた日向先生。そこは歩道橋の上でした。その歩道橋は、香澄をイジメていた女子生徒が何者かに突き落とされて重傷を負った事件現場でもあったのです。当初は香澄が犯人として疑われていたのですが、香澄はバイト中だったというアリバイがあり、無罪放免となったのでした。

 ところが、香澄の口からヒッチコック映画ばりの巧妙な犯罪トリックが明かされます。香澄がイジメられていることを知った年下の圭吾が復讐代行したのです。動機のない人間は容疑者リストに上がりません。そのことを恩義に感じていた香澄は、圭吾が亡くなった後、圭吾をイジメていたとネット上で噂された辻先生や長谷部を襲ったのです。イジメられっ子同士による“復讐同盟”が存在したという驚がくの展開です。しかも、香澄は「もう1人、やらなくちゃいけない」と不気味な犯行予告を残して歩道橋から駆け下りていくのでした。

 気になるのは、ミッチー演じる霧島先生の動向です。超マジメ教師と思われていた霧島先生ですが、第5話では長谷部が校内で暴れている動画をマスコミにリークした疑いが浮上してきました。体育の授業中に生徒たちの所持品をひとつずつ舐めるように検査していたのでしょうか。今回の霧島先生は誰もいない職員室で、せっせと2ちゃんねるのようなネット掲示板に「悪いのは母親。母親は毒親。モンスターペアレント」と真紀子ディスのコメントを熱心に書き連ねています。暗い情熱をほとばしらせるミッチー。2ちゃんねるに一心不乱に書き込む姿が絵になるスターって、ミッチーぐらいでしょうね。

 もはや『明日の約束』の登場人物たちは、善と悪の二元論では語ることができなくなってしまいました。善人面した人々よりも、ハイエナのように事件にたかる週刊誌記者・小嶋(青柳翔)のほうが「記事のネタになるなら何でも美味しくいただく」というブレのない姿勢に思えてきます。人間は誰もが、表の顔と裏の顔を使い分けることでこの社会を生きているようです。圭吾はそのことを受け止めることができずに、この世を去っていったのかもしれません。大人たちは憎しみ、傷つけあう中で、圭吾だけが永遠に16歳のままなのです。

 残念なことに、第6話の視聴率は過去最低の4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とついに禁断の5%台を切ってしまいました。凝ったミステリー構成と高尚すぎるテーマ性が仇となってしまったようです。視聴率的には今秋のプライムタイム枠の連ドラの中で最下位を独走する『明日の約束』ですが、ここまで来たら従来のTVドラマが到達できなかった深遠なる境地を目指し、伝説のドラマになってほしいと願います。今週の『明日の約束』も最後までしっかり見届けることを約束します。

(文=長野辰次)

NMB48・山本彩、“パイまみれ”ショット公開で「なんかエロい」「あざとい」と話題に

 NMB48の山本彩(24)が11月27日、自身のインスタグラムを更新。公開されたオフショットが反響を呼んでいる。

 この日、山本は12月27日に発売されるNMB48の新曲「ワロタピーポー」ジャケット写真の撮影オフショットを投稿。「12/27発売のNMB48 17thシングル『ワロタピーポー』のジャケ写が昨日解禁になりました!皆でパイ投げ楽しかった」とコメントし、パイ投げで顔や髪の毛がクリームまみれになった自身の写真を公開した。

 同作は15日放送の歌番組『ベストヒット歌謡祭2017』(日本テレビ系)で初披露され、インパクトのある曲名や歌詞が大きな注目を集めている。また、26日にはNMB48のメンバーがパイ投げをする爽やかなジャケット写真が解禁され、こちらもコミカルな楽曲とのギャップが話題を呼んだ。

 今回の投稿に対し、ファンからは「派手にやったな~」「パイまみれやん」「難波らしい」「めっちゃ楽しそう」といったコメントのほか、「なんかエロい」「パイもしたたる良い女」「あざとい!」「パイ投げしても美しいってどういうこと?」など、クリームまみれの山本を称賛する声が寄せられている。

「恵梨香ちゃんとは仲良くやってる?」成田凌、『コード・ブルー』オフショットに反響! 

11月27日、俳優の成田凌(24)が自身のインスタグラムを更新。投稿された写真が話題を呼んでいる。

 成田が投稿したのは、2018年に映画化されることが決定した月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』(フジテレビ系)の撮影オフショット。成田は同作で演じた研修医・灰谷俊平役に扮し、エレベーター内で撮影した自撮り写真に「おはようございます」とコメントを添えた。

 また、前日には同作で共演する椎名桔平(53)とのツーショットも公開。椎名が成田の顔に聴診器を当て、診察しているかのような写真を投稿し、2人の姿からは、撮影現場の和やかな雰囲気やチームワークの良さがうかがえる。

 これらの投稿に、ファンからは「灰谷先生かっこいい」「最高です!」「可愛すぎる」「映画楽しみ」「撮影頑張ってください!」といった応援コメントが数多く寄せられた。

 また、10月発売の写真週刊誌では、同作で共演した戸田恵梨香(29)との熱愛が報じられた成田。今回の投稿にも「恵梨香ちゃんとは仲良くやってる?」と戸田との仲を揶揄するコメントが見られ、熱愛発覚後の共演に大きな注目が集まっている。

これが「文化庁芸術祭参加作品」って……大丈夫!? フジ篠原涼子『民衆の敵』6.5%自己最低

 主演の篠原涼子と今をときめく高橋一生が繰り広げる痛快市政ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。27日放送の第6話の平均視聴率は、前回から0.4ポイントダウンの6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。残念ながら自己最低でした。

 とはいえ、期間平均視聴率は同局で放送中の連ドラでトップ。いかに今期のフジの数字がヤバイか……。

 開始当初はポップで楽しい空気が漂っていた同作ですが、最近はコメディ要素がばっさり排除され、一生のサービスカットも廃止に。この真面目路線への軌道修正は、単なるテコ入れか、それとも制作サイドが「コメディ」という体で“月9”にねじ込んだプロパガンダなのか!?

 というわけで、早速、第6話のあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■暗い……

 前回、あおば市議会のドン・犬崎(古田新太)から市長選への出馬をプッシュされた智子(篠原)ですが、「あんなおっさんに利用されたくないもん」とこれを拒否。しかし、犬崎は智子をその気にさせるため、福祉課長の富田(渡辺いっけい)とグルになり、智子が実現させたがっている“青空保育園”の新設や、駐輪場の新設、あおば市のきゅうりを名産品にする計画などが、前向きに検討され始めます。

 一方、新人市議・藤堂(高橋)の隠れ家アパートを見つけた衆議院議員の兄(山中崇史)は、デリヘル嬢・莉子(今田美桜)と「別れろ」と激怒。「藤堂家の一員として政治家になる。その覚悟ができたからこの街に来たんだろ」と説教され、シュン……。

 そうこうしていると、犬崎の腰ぎんちゃく・前田(大澄賢也)が市長選への出馬を表明。元市長の河原田(余貴美子)との演説合戦が繰り広げられるも、市民の支持率はどちらも10%ほど。7割以上が浮動票という状態です。

 と、ここで智子の入浴シーンが登場。息子・駿平からの「みんなを幸せにすることが、ママのお仕事だもんね」という言葉に背中を押され、市長に立候補することを決意します。

 その後、犬崎会派から離脱し、無所属での立候補を表明する智子。これが、全て犬崎の思惑通りだと確信した新聞社勤務の和美(石田ゆり子)は、智子に「河原田と前田に泥仕合させといて、最後の最後に立候補を表明。うんざりしていた市民の票を獲得しよう。そういう筋書きなんじゃないの?」と追及。これに、智子が「私のこと(犬崎が)利用するくらい、別にいいじゃん」と開き直ると、和美はがっかり。「あなたなら自分の力で新しい風、起こしてくれるって信じてた」と言い放って去っていきます。

■あっさり市長に

 翌日、藤堂を誘いあおば市が見渡せる高台を訪れた智子は、帰りのバスで、泣きやまない赤ちゃんと母親に「降りろ」と詰め寄る男性に遭遇。次の瞬間、近くにいた女子高生が「赤ん坊って泣くもんでしょ?」と男性に言い放つと、他の乗客も同調。その光景を見て、智子は泣きながら「権力……権力が欲しいよ。だってさあ、世の中捨てたもんじゃないんだよ。みんないい人なんだよ」「毒を飲んでも、権力が欲しい」と藤堂に思いを吐き出します。

 この後、智子があっさり当選。市長の座についた途端、“青空保育園”は実現へ向け動き出し、これに智子が「あははは、なんかわかりやすすぎて笑っちゃう」と笑っていると、犬崎に「おかしくなんかないんだよ。これが政治ってもんだろ、おい」と凄まれます。

 また、市長の定例会見では、記者席にいた和美が智子に質問。犬崎派の前田があおば副市長に就任予定であることを挙げ、「佐藤市長ご自身も、犬崎会派ということでよろしいんですよね? 市民を騙して、市長になったということではないんですか?」と攻撃。智子は私設秘書となった富田に連れられ、逃げるように会場を後にします。

 ラストは、藤堂と莉子のデートシーンへ。藤堂が「もう、会えなくなるかな」と別れを告げると、「藤堂誠! ありがと」と叫んで去っていく莉子。藤堂が本名を知られていることにドギマギして、終了です。

■一生のデートシーンにキュン

 はい、なんだかあっさり、市長にまで上り詰めてしまいました。このペースだと、最終回は総理大臣になってるかもしれませんね。

 それはさておき、河原田の私設秘書の望月(細田善彦)が身投げしてからというもの、ミステリー要素が強まっている同作ですが、いよいよ政治の暗部にスポットを当てた本題らしきパートに突入しました。最初の“普通の主婦が市議になっちゃう、痛快市政エンタテインメント!”という軽薄な煽りはいずこへ……。確かに、一話完結でなくなった分、先の展開が気になりますが、智子が家庭と仕事の両立でバタバタしていた第2話あたりが好きだった筆者的には、ちょっと残念……。

 なお、同作は「平成29年度文化庁芸術祭参加作品」。「文化庁芸術祭」執行委員会が芸術祭にふさわしいものと判断した作品なんだそうです。いいんですかね? 裏金が原因で秘書が身投げしたり、中卒の市議が悪い政治家に操られたりしてるドラマを、国が「芸術的だ」って認めちゃって。それとも、こんな闇展開になるとは知らされていなかったのか……?

 あと、今さらこんなこと言ったところアレですが、今となっては政治家・藤堂とデリヘル嬢のラブストーリーのほうが、確実に数字は取れていたでしょうね。だって、パリッとしたスーツでキメた一生と、洗いざらしの長袖Tシャツを雑に着た無造作ヘアの一生を両方見せつけられたら、女性なら誰だってジュワッとしちゃいますって。

 そんなわけで、見ていて胸が苦しくなるような展開が続いている『民衆の敵』。今後の視聴率も心配しつつ、次回を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

竹内涼真、“あざとかわいい”ショット披露も、「笑えないキモさ」「男版・土屋太鳳」と非難の声

 11月26日、俳優の竹内涼真が自身のツイッターを更新し、ロッカーの中にすっぽりと入ったショットを公開。ファンからは「かわいすぎてつらいです」「どこまでかわいいんですか」などと絶賛されているが、ファン以外のネットユーザーからは「ブリッコ」「上目遣いが無理」といった冷ややかな声も上がっている。

 竹内は「6話観てくださった皆様! ありがとうございました! 来週もお楽しみに! これは平瀬さんのロッカー…」とコメント。投稿した画像が、現在出演中の連続ドラマ『陸王』(TBS系)のオフショットであることを明かした。

「26日に放送された第6話が16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の好視聴率を記録するなど、絶好調な『陸王』。竹内の演技も評価が高く、視聴者からは『いい演技するなぁ』『演技に青春っぽさを感じる』といった感想も聞かれます。しかし、アップされた写真には『これはウザい』『あざといね、ぶりっこ』『上目遣いをやめろ』などの批判的な声が続出。『演技で上げた評判をSNSで下げるのもったいない』『陸王で良い芝居して見直しかけてたのに、やっぱ生理的に受けつけない』といった声も上がっています」(芸能ライター)

 実は少し前、竹内のツイッターは炎上寸前の騒動を起こしており、「事務所はSNS禁止にした方がいいよ」「この人は本当にSNSやめるべき」との意見も出ていた。

「竹内が以前、何気なくツイッターにアップした写真には、『陸王』のストーリーで鍵を握る“ランニングシューズ”が写り込んでおり、その画像がドラマのネタバレになるとプチ炎上騒ぎになりました。また、今回のロッカー写真だけでなく、上目遣いの写真をたびたびアップしているため、“あざとかわいい”と評価されることもあるのですが、『こんなことする男嫌だ』『なにこのブリッコ』『笑えないキモさ』との声もあり、そのあざとさを受け入れられない人も多いようです。さらに、ネット掲示板では『土屋太鳳と一緒じゃん』『男版・土屋太鳳』などと、竹内と同じく“ブリッコ”だと叩かれる土屋の名前を挙げる人も多くみられます」(同)

 今年は映画やドラマに引っ張りだこだった竹内。いま最も注目されている若手俳優の1人だが、イメージダウンにつながるSNSは控えた方がいいのかもしれない。

赤羽に若い“キラキラ女子”が殺到!? ディープすぎる街で「インスタ映え」スポットを調査

 「オシャレ女子がいま注目してるエンターテインメント・タウンは“赤羽”!」そんな記事を読んで、思わず漏れでた感想は「本当か?」の一言でした。

 東京の中でも、限りなく埼玉に近い場所に位置する北区・赤羽は、昭和の頃からボンヤリと栄えてきた飲み屋街が印象的な下町。現在の横丁ブームの元祖ともいわれておりますが、そう簡単にくくるにはあまりに異質すぎるスポットです。そのあたりのなんともいえないテイストは、清野とおるのマンガ『東京都北区赤羽』(双葉社)に克明に描かれて話題となり、山田孝之主演で映像化もされたので、サブカル好きな不思議女子が群がっている、ということなら理解できます。

 でも、この記事によると、若くて可愛い“オシャレ女子”が、赤羽に通いつめて飲み歩いているという。にわかには信じられません。そこで、実際に赤羽に繰り出し、その真相を確かめてみることにしました。

■オシャレ風なお店は閑古鳥

 週末でもなく、平日ユルめの空気が漂う木曜日の18時半、いまだに埼玉の実家から抜け出せない貧困ライターの筆者(27歳)と友人の女性ライターT(26歳)は赤羽駅に降り立ちました。マンガやドラマで赤羽の底知れぬディープさは知っているものの、ふたりとも今回が初上陸。普段は新宿界隈の安居酒屋で飲んで満足している私たち。六本木あたりで頻繁に女子会を開きフォトジェニックを連呼しているようなキラキラ女子とは、常日頃から縁がありませんが、本当にこの雑多な街、赤羽にもキラキラ女子が生息しているのでしょうか……? ひとまず赤羽のシンボル的存在「一番街」へ向かいます。 

 東口の改札を抜けて数歩進むと、すぐに「一番街」の看板が目に飛び込んできました。まだそれほど人は多くないですが、この時刻で既にほろ酔い顔の人々がフラフラと歩いています。一番街のお店は、どこも明るく大衆的な居酒屋で、赤羽ビギナーでも入りやすい雰囲気。立ち並ぶ店を軽くのぞいてみましたが、地元住民らしき常連っぽいオジサンや、仕事終わりの気だるい空気をまとった中年サラリーマンだらけで、若い女性の存在は確認できません。うん、そりゃそうでしょう!

 渋谷や代官山あたりにありそうな小綺麗なワインバルを10倍くらいに薄めたようなオシャレ風なお店も並んでいるのですが、そういったお店は閑古鳥が鳴いており、やはりこの街では昔ながらの親しみやすい店がウケているようです。

 そんな赤羽一番街で、行列ができていたのが老舗おでん屋「丸健水産」。おでん鍋の前に立つおばさんに注文して、店の前のテーブルで立ったまま食べるというラフなスタイルのお店ですが、東京メトロのCMで石原さとみも訪れたそうで、寒い中、10人以上が列をつくっています。

 ここでやっと、行列に並ぶ20代の若い女性を発見! オフホワイトのベレー帽に、ふわふわした素材感のピンクベージュのアウターをまとい、隣の彼氏と思われるメガネ男子の袖をつかんで「どれにする〜?」と甘ったるい声を出しています。CMで気になったからといって、わざわざ石原さとみのようなファッションで来る必要もないと思うのですが、彼女にはこのおでん屋がモテ感満載のオシャレスポットに見えるのでしょう(確信)。

 そんな石原さとみフォロワーの白い頭を眺めながら10分ほど並び、いざオーダー。おでんのカウンターを仕切るのは妙齢のおばさま2人。次から次へと飛び込むオーダーですが、「ちょっと待ってね!」と勢いで制し、あわてることなく、かたくなに自分の接客ペースを崩さない姿勢が、さすが貫禄を感じます。

 味オンチな私たちも並んで食べてみましたが、ダシがさっぱり薄めの味わいで、濃いめ好きの友人は「コンビニおでんのほうが旨い」と小さくつぶやいておりました。そこに突然、同じテーブルにいた60代前後の男性が2人「お姉ちゃんたち、どう? おいしいか?」などと話しかけてきました。これが赤羽ならではの“ふれあい”なんだと自分に言い聞かせながら「こちらにはよく来られるんですか?」と聞いてみると、「ううん。初めて」「なんか有名だから来てみた」と、何やら女子大生のようなムードではしゃいでいます。八王子からわざわざ来たという2人。どうやら“赤羽に若い女が結構居るらしい”という情報を聞きつけ、おじさんたちが遠方からもじわじわと集まってきているようです。なめるような視線を若い女子に送る、いかにもナンパ目的のグループもちらほら見受けられます。ちょっとくたびれた感じのする年上男性が好きな女子には朗報! 赤羽は出会いの宝庫です。

 60代のオジサンが持っているコップには泥水のような液体が満たされており、「何飲んでるんですか?」と尋ねると「ダシ割り」とひとこと。丸健水産には「50cc程飲み残した日本酒(マルカップ)をおでん汁で割る」という通称“ダシ割り”(50円)があるそうです。ダシだけでなく、さまざまなおでん種の破片が浮遊しており、飲み干すにはなかなかハードルが高そう。オジサンが飲みかけのダシ割を「飲んでもいいよ、間接キッスになっちゃうけど」と、ライターTに執拗にススメ、Tが真顔でそれを交わすのを見守りつつ周囲を観察していると、さきほどの石原さとみインスパイア女子も、ダシ割りを頼んで写真を撮りまくっていました。彼女たちの間ではダシ割りも、それなりに“映える”逸品なのかもしれません。

 丸健水産に限ってはイマドキ女子もちらほら発見できましたが、20代前半、週末は代官山蔦屋に出入りしていそうな小綺麗な女子2人組が、少しも減らないワンカップ片手に何度も写真を撮る姿は、やはり赤羽という街からは浮きまくっています。ここだけ見るに、赤羽とキラキラ女子の親和性は皆無。“赤羽女子”というほど通い詰めている雰囲気の人物も見当たりません。もしかしたら若くて可愛い赤羽女子は『東京都北区赤羽』に出てくるようなキテレツな方々に、ミーハー心丸出しで会いにいってるのかも? そこで、赤羽最強のスポットと名高い「ワニダ2」へ行ってみることにしました。

 ワニダさんは、タイ料理居酒屋「ワニダ2」のママで「赤羽の核爆弾」と呼ばれる強烈なキャラの持ち主。客に対して「シネバイイノニ!」「バカジャナイノ!」などと大声で罵倒し続けるそうです。しかし、「ワニダ2」は、基本的にいつも鍵がかかっており、お店に入れるかどうかはワニダさんの気分次第。意外と駅からすぐ近くの場所にある同店に行ってみると、ちょうどワニダさんがお店のドアを全開にして開店準備をしているタイミングでした。「入ってもいいですか?」とおずおずと尋ねると、「イイヨ!」と意外と静かな声で返してくれました。

 お通しをつまみながら、メニューに書いてあった「まんこ汁割」(焼酎のマンゴージュース割)を飲んでいますが、ワニダさんは仕込み作業でもしているのか、ぜんぜん話しかけてくれません。私たちのような観光気分の客を警戒しているようにも感じます。しばし探り合いの時を過ごしていましたが、常連と思われるオジサン客が勢いよく入ってきたことで店内の空気は一変。カウンターにどかっと座った恰幅のいいオジサンがデカい声でワニダさんに話しかけると、早速「飲むんじゃネーヨ!」「バッカジャネーノ!」とのレスポンスが。さらに次々と常連客が入ってきてカウンターは埋まり、毎日来ているというお客さんに対して、ついに「シネバイイノニ!」が店内に響き渡りました。空気がほぐれたところで、ワニダさんに「なぜ赤羽でお店を?」と聞いてみると「観光キテ帰れなくなった!」と即答。続いて「赤羽のいい所は?」と聞くと、「区役所! ちゃんと案内してくれる! 私はほかの区でヒドい目にあったんだヨ!」と、斜め上の意見を述べてくれました。

 「でも赤羽はいいところ。みんな優しい。みんな飲んべえだから……」と引き続き赤羽の良さを語っていると、常連客たちは「その通り!」「赤羽最高!」と大盛り上がり。ワニダさんは「アタシがしゃべってるんだヨ!」「おめえらウルセー!」「シネバイイノニ!」とイライラ顔で叫びはじめました。

 最初は強烈な毒舌と思ってましたが、ずっと聞いていると、確かにウルサくて死ねばいいような客ばかりなので、ワニダさんはまともなことを言ってるだけなんじゃないかなと思えてきました。結局、「ワニダ2」には3時間くらい滞在しましたが、当然のようにオシャレ女子は姿を見せず。ワニダさんの虜となって赤羽のネオンに背を向ける頃には、運動後のような疲労感でいっぱいでした。やはり一筋縄では行かない街、赤羽。実際に行ってみると、若い女性に人気どころか中年の酒好きなおっさんだらけで、わずかに存在するキラキラ女子は庶民的な風貌のおじさんに絡まれ、非常につまらなさそうな顔をしているのが印象的でした。赤羽は、「山田孝之も石原さとみも行ってたし〜!」ぐらいの軽い気持ちで訪れる場所ではないようです。

 通な“赤羽女子”を目指すなら、ワニダさんに「シネバイイノニ!」と一喝される覚悟を持って、訪れてみてください。
(藤野ゆり/清談社)

脱北兵士“寄生虫感染”の原因は、北朝鮮の「汚トイレ」事情!? 水洗化進まず、人糞を肥料に……

 南北の軍事分界線、板門店から脱北した北朝鮮の兵士は危篤だったが、意識が回復して「南朝鮮(韓国)の歌が聴きたい」と語っているという。ただ、体内に残った寄生虫が臓器の縫合跡を破き、合併症を招く恐れがあり、危険な状態に変わりはない。この寄生虫感染の背景には、北の劣悪な“汚トイレ”事情が影響しているようだ。

 韓国メディアによると、ソウル郊外の大学病院で治療を受けている兵士について、主治医の教授は記者会見で「小腸などから数十匹の寄生虫が出てきた」と明かした。多くが回虫とみられ、中には27センチに成長した個体がいたという。

「不衛生な便所と、そこから集めた人糞を肥料に使っているのが原因だろう」と語るのは、毎年のように祖国訪問で訪朝しているという在日朝鮮人の男性。男性によると“革命の首都”と呼ばれる平壌市内でさえ、まともに機能している水洗便所は少ない。

 

「『水洗』とは名ばかりで、常に断水している。用を足したら、トイレの手洗い近くにある大きな樽やバケツまで桶を持って水を汲みに行かなければならない。紙が置いてないので、ケツも拭かずにだよ。不衛生極まりない」と、同男性は苦笑いする。

 地方に行けばさらに深刻で、穴を掘った上に板を敷いただけの小屋という、原始的なトイレが一般的になるという。

「春先になると、たまった人糞を肥料にするため供出する必要がある。しかも供出量にノルマがあり、『大変だ』と親戚が嘆いていた」(同)

 回虫をはじめ寄生虫の卵は、畑に撒かれた人糞を通じて野菜に付着し、新たな感染者を増やしている。

 北の保健当局はかつて、若年層にもわかるよう、寄生虫予防のための啓発マンガを出版したことがある。

 それによると、回虫だけでなくギョウ虫とサナダムシの感染も深刻だとか。漫画は、トイレの肥溜めが外に漏れ出さないよう注意を促すほか、白菜のような野菜をタワシでこすって寄生虫の卵を落とすよう呼び掛けており、寄生虫感染の深刻さを物語っている。

 工業を中心に、実は微妙な経済成長を遂げているという北朝鮮だが、前出の在日朝鮮人の男性は「なぜか衛生的なトイレの改修や設置は遅々として進まない。日本に住んでいると、不思議でしょうがないが、向こうは、下のことは後回しという意識が根強い」と嘆いている。