今週の注目記事・第1位
「貴乃花の逆襲」(「週刊文春」11/30号)
「貴乃花『反撃の肉声』と『裏切りのX親方』」(「週刊ポスト」12/8号)
「暴行『日馬富士』謀略『貴乃花』7つの謎」(「週刊新潮」11/30号)
同・第2位
「前最高責任者が覚悟の実名告発『レコード大賞を私物化したあの男は許せない!』」(「週刊文春」11/30号)
同・第3位
「『安倍官邸』がフタしたい『美智子皇后の乱』」(「週刊新潮」11/30号)
同・第4位
「あぶない刑事」(「週刊新潮」11/30号)
同・第5位
「『5年連続100歳以上』が日本一多い『島根県』の秘密」(「週刊新潮」11/30号)
同・第6位「ビートたけしの『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」12/8号)
同・第7位
「2018年、大きく変わる『税と社会保険』いまから準備しないと損をする」(「週刊現代」12/9号)
同・第8位
「『説教中にスマホいじり』許せますか?」(「週刊ポスト」12/8号)
同・第9位
「ZOZOTOWN前澤友作が密愛する17歳年下の美人女優」(「フライデー」12/8号)
同・第10位
「ゴッドマザー『安倍洋子』が悲嘆にくれた『岸信介』の嫡男の寂しき死」(「週刊新潮」11/30号)
同・第11位
「札幌タクシー蹴りまくり弁護士は本誌取材から逃げまくり」(「週刊文春」11/30号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
いや~まいった。現代に読みたい記事がない。巻頭の安倍政権がたくらむ大増税問題も、少し前にやったポストの記事のほうが余程インパクトがあったし、もう人工透析は要らなくなる腎臓再生は大きなテーマだが、実用化はまだ先のようだ。
株の記事は、私には関係ない。熱々のご飯に納豆をかけるのは間違っている(熱で納豆キナーゼの働きが弱くなるそうだ)といわれてもな~。
AbemaTVがテレビを支配する日が来るのかもしれないが、私が見たい番組はまだない。
林真理子の日経の連載小説が「最高のエロス」で話題だといっても、彼女を思い浮かべてSEXシーンを読むのは……。
どこか、読者の関心事とズレている気がするのだが。
今週はどこもかしこも日馬富士暴行騒動で持ち切りだから、この話題に触れていない現代は、ちとおかしいのではないか。
まずは11月6日に、札幌すすきのからタクシーに乗った杉山央(ひさし・37)弁護士が、酔って運転席の後ろのシートや防護板を蹴りながら暴言を吐き、挙句に「こんなカスに、金ないわ」と車体にスマホを投げつけ、990円の運賃を踏み倒したという文春の記事。
一部始終はドライブレコーダーに記録されていて、北海道県警が杉山を暴行・器物損壊容疑で書類送検した。
この杉山、父親は公認会計士で、自身は北海道大学法学部に進み、大学院在学中に司法試験に受かっている。
約8年前から「赤れんが法律事務所」を立ち上げ、地元では知られた存在だという。
だがビジネスには熱心だが、仕事を別の弁護士に丸投げするなど評判はよくないようだ。
文春の取材にも答えることはなく、まあ、答えられないだろうが、逃げまくって、タクシー会社には謝罪も、示談交渉もまだないという。
弁護士がエリートという時代は終わった。これからは人を見て依頼する時代である。こういう人間は淘汰されていくだろう。
新潮のワイドの1本に、岸信介元総理の嫡男・岸信和(95)がひっそりと息を引き取ったという記事がある。
彼は安倍首相のゴッドマザー安倍洋子(89)の実兄である。
父親の秘書官を務めていたが、父親が政界を引退すると、西部石油に入り、後に会長になったという。
信和夫妻は子宝に恵まれなかったため、安倍首相の父、晋太郎夫妻の三男、信夫を養子に迎えた。
だが、信夫が政治家に転身するにあたって、信和夫妻と洋子との間で確執が生じ、信和の妻は離婚しているそうだ。
最後は同じ老人ホームに入って過ごしていたという。2人の孫がいて、この2人が安倍首相と信夫の地盤を継げば、プリンスの血脈は続いていくと、新潮は結んでいる。
今週のフライデーの張り込みネタは、時価総額1兆円といわれるファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営している前澤友作(42)が17歳年下の美女と「お食事」「お泊り」をしているというお話。
彼が夢中になっている美女の名は下京慶子(25)。『紳助社長のプロデュース大作戦!』(TBS系)なる番組で2010年に紳助が「日本一可愛い素人」と激賞した女優であるという。
さて、日馬富士暴行騒動は混迷を深めているが、日馬富士が貴ノ岩に怒ったのは、白鵬が話をしている時に、貴ノ岩がスマホをいじっていたことに腹を立てたことからだといわれている。
ポストは、貴方だったら、説教中に部下がスマホをいじっていたら、「許せますか?」という特集を組んでいる。
こういうところに眼を付けるのがポストはうまい。私が上司で、部下に非を分からせようと説教している最中にスマホをいじっていたら、その瞬間にぶん殴っているだろう。
だがこういう御時世だから、パワハラはいけませんなどという訳知り、ものわかりがいいことをいう人間が多いと思ったら、「島耕作」の著者の弘兼憲史のように、
「礼儀として考えられません。(中略)今は怒られ方を知らない人が多い。私は会社に入って怒鳴りつけられた時に、“相手の目をじっと見て、反省した形をみせること”がサラリーマンにとって重要だと学びました。
今の時代でも、スマホに眼を落とさずに相手の目を見るのが当然の礼儀でしょう」
こういう意見が多いようだ。中には「怒る時には笑いを心がける」という人もいるが、やはり怒るときはきっちり怒る、場合によっては殴ることが、相手のためになるのだ。躊躇することはない。
現代の巻頭特集を“お情け”で取り上げよう。11月22日、インナーと呼ばれる自民党税制調査会の非公式幹部会メンバーが自民党本部に集まった。
そこで宮沢洋一税制調査会長がこういった。
「今年も所得税の基礎控除、給与控除等を含めた所得税を議論してまいります」
日本のサラリーマンは欧米に比べて控除が圧倒的に多いそうだ。そこにメスを入れ、もっと税金をぶん取れということである。
中でも基礎控除を大幅に減らすというのは、実質的な大増税としてサラリーマンに重くのしかかることは、先にポストでやっているのでバックナンバーを読んでもらいたい。
現代は、配偶者控除、介護保険制度の変更があるので、今から準備しておいたほうがいいといっている。
私のような高齢者にとっては、高額療養費制度が変更になることで、これからの不安が増大してくる。
年収が約370万円未満の場合、通院の自己負担が月額1万4,000円だったのが、1万8,000円になるという。
私には関係ないが、年収1,160万円を超えていると、70歳以上でも月約26万円の自己負担、実に5倍にもなるそうだ。
何度もいっているが、国は「長生きは罪」だと考えているに違いない。これまでは高齢者の票が当落のキャスティングボードを握っていると考えてきたが、どうやら若い層のほうが保守的で、自民党支持が多いそうだとわかって、若者優遇策(でもないが)、高齢者切り捨て路線にかじを切り始めたようだ。
高齢者が社会から追い出される時代が、すぐそこまで来ているのだ。
ビートたけしというタレント、テレビのコメントや彼の映画はつまらないが、ポストの連載で、時々いいことをいう。
今週も、日馬富士の件に触れて、生前の大鵬親方に会った時、大鵬がこう語ったといっている。
「タケちゃん、俺でも新弟子の時のシゴキはヤバかった。辛くて死ぬかと思った」
今回の日馬富士と貴ノ岩の「遺恨」を逆手にとって、日馬富士と貴ノ岩の取り組みを最高のエンターテインメントにしてしまえともいう。
何場所先か、この2人の取り組みがあれば、満員御礼はもちろん、日本中がテレビを見ることになる。JRAにいって、どちらが勝つか馬券(ではないか)を売ったらどうか。
たけしの舌鋒は、安倍首相が打ち出した「高等教育の無償化」にも向く。これは間違いなく「世紀の愚策」になる。
「もしどんな大学に行く学生でも学費を無償化するとしたら、税金で『バカ』を量産しているようなもん。社会に出ても使い物にならない、大甘なヤローばかりがドンドン出てくるに決まってんだからね。(中略)
きっと高等教育無償化が実現したら、家に引きこもってゲームとネットの書き込みばかりしているようなのが今より増えちまうんじゃないのか」
たけしのいうように、そのカネを保育園を作る方に回すことのほうが先だろう。
ところで昨今の週刊誌のテーマは不倫か長生きである。健康雑誌顔負けの長寿のための方法を、手を変え品を変えて紹介している。
その中で、新潮の「100歳以上が日本一多い島根県の秘密」を紹介しよう。
敬老の日を前に、厚労省が発表した「百寿者」は6万7,824人。東京都が5,835人で一番多いが、これは人口が多いからで、島根県は673人(男性80人、女性593人)だが、百寿者率で換算すると、全国平均が53.43人のところ、島根は97.54人で堂々のトップだそうだ。
ちなみに島根の人口に占める高齢化率は33.1%で、全国で第3位。
なぜそんなに長生きできるのか? 理由は「島根県の場合は、不便だからこそ健康的に過ごせる」(島根大学医学部矢野彰三准教授)、「若い人が少なく、高齢者は自分で草むしりや雪かきをしなければならない。生きていくため主体的に動き続けられる環境が整っている」(加藤病院の加藤節司理事長)。
聞いてみれば納得だが、こういう環境で生きていくのは、都会育ちの軟弱な私にはできない。
男性も女性も、70、80になっても筋肉隆々の人がいるというから、RIZAPなどへ行かずとも、タダでできるのだ。
その上、山の幸海の幸に恵まれ、宍道湖の「宍道湖七珍」というスズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、コイ、シジミも豊富。
中でもシジミは、どこの雑誌でも納豆と並んで体にいい食べ物のベスト1を競っているが、松江市のシジミの消費量は約2,200グラムと、全国平均の約7倍で第1位。
また、低脂肪高たんぱくのイノシシやシカ肉も家庭で食されるという。
長寿の村で盛んなのはエゴマ栽培。エゴマはシソ科で「畑の青魚」と称えられるほどオメガ脂肪酸が豊富だそうで、東北ではこれを食べると10年長生するといわれ、「じゅうねん」と呼ばれるという。
エゴマは私も好きだ。いつものパターンだが、今夜はエゴマの和え物とシジミ汁、イノシシの肉でも買ってきて(どこに売ってるのか?)、一杯やりますか。
さて、警視庁捜査1課長といえば花形である。その名を上野洋明。約400人の部下がいて、座間市の男女9人殺害事件も手がけているそうだ。
そんな上野一課長自らが、とんでもない事件の主人公になってしまっていると新潮が報じている。
新聞各紙が「9人全員の身元特定」と写真&実名を報じたのは11月10日の朝刊だった。
「かねて上野さんは、白石隆浩容疑者の供述内容などがバンバン報じられることに捜査妨害だと苛立っていました。そこへ9日、共同通信の男性記者から“うちは把握済みの被害者の身元を今日の夜に配信します”と告げられ、掟破りのフライングじゃないかと激昂。“調子に乗るな。その顔を整形してこい”と暴言を吐いたんです」(警視庁クラブの関係者)
それだけでは終わらなかった。
「上野さんはそうして不機嫌なまま、日付が変わった10日午前零時、クラブ詰めの記者へのレクチャーを開きました。その席でさらなる事件は起きたんです。
ドヤドヤ集まる記者たちに“チンタラしてんじゃねえよ”とキレ、同席した広報課員A氏に“さっさと仕切れよ”とまたキレた。
記者から“9人の職業は?”と質問されるとA氏に“これ、答えないといけないことか”と尋ね、“あ、はい”と曖昧に返事したA氏にむかって“はい、じゃねえよ”と怒声を浴びせ、なんと胸を突き飛ばした」(同)
警視総監が共同通信に謝罪し、A氏の上司が、部下がパワハラに遭ったと抗議する騒ぎになったそうだ。新潮が家に帰ってきた上野一課長の顔を載せ、「あぶない刑事」と見出しをつけた。本当におっかなそうだ。
トランプが来日した際、皇居に招かれて天皇皇后両陛下に会ったが、その調整が行われていた9月頭ごろ、美智子さんが「陛下をトランプさんに会わせていいものか」と漏らしていたという。その話が今頃になって流れ、それに対して安倍官邸は「こうした情報が出てくること自体が面白くない」と感じていると新潮が報じている。
トランプと並んで写真を撮られ、その会話の中身や写真をツイートされるのが心配だったようだ。
だが、トランプは国賓扱いではなく、公式実務訪問賓客という扱いになったので、宮中晩さん会を催し、両陛下がトランプと席を一緒にすることはなく、美智子さんの杞憂に終わった。
だが安倍官邸とは、退位の時期についても考えが違い、まだまだ天皇皇后と宮内庁 vs 安倍首相という「犬猿の仲」は予断を許さないようだ。
朝日新聞が報じた、「天皇陛下退位は19年3月末」に対して、安倍首相は「朝日の逆にしたい」と漏らしているようだ。
この決着、どうなるのだろう。
年末のレコード大賞を巡って、文春で、昨年までレコ大の最高責任者である制定委員長を4年間務めていた作曲家の叶弦大(81)が、芸能界のドンといわれる周防郁雄を告発している。
これには伏線がある。昨年、文春は、11月3日号で、「三代目JSBはレコード大賞を一億円で買った」というスクープを放った。
三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEが大賞に選ばれたが、その裏では、所属事務所からバーニングプロダクションに1億円が払われていたと、請求書まで開示したのだ。
それから1年が過ぎ、今年もレコ大の季節だが、早くも誰それが受賞するというウワサが出ているのである。叶はこういう。
「今年も日本レコード大賞(レコ大)の審査が大詰めを迎えています。
現在、メディアでは大賞や新人賞などの“確定”情報が飛び交っています。十二月三十日に、委員の投票で決定されるはずの賞が、なぜ現段階で確定などと報じられるのか? それは、投票日の前に周防さんが票を取りまとめているからです。
彼の“鶴の一声”で大賞が決められ、それが外部に漏れ伝わるのでしょう。
栄えある日本レコード大賞がこんな状態でいいのか。何より審査は公正中立であるべきだし、全国の音楽ファンの皆さまが納得し、喜べるものであるべきです。
しかし、現場はその対極にある。このままではレコ大は死んでしまう。本来の姿に戻すために、現状を糾弾するほかはない──。そう決意し、取材にお答えすることにしました」
叶は、周防のやりたい放題を許しているのは、メディアの人間たちだという。
「審査員の多くを占めるのはテレビ局、一般紙、スポーツ紙の代表ですが、周防さんは彼らマスコミに影響力を及ぼすことでレコ大をコントロールしてきました。
周防さんの影響下にある芸能事務所、そこに所属するタレントは膨大な数です。もともとマスコミ各社には“B担”と呼ばれるバーニング担当者がいて、日ごろから親密に付き合っている。歌手のインタビューやネタを提供してくれる周防さんに頼まれれば断れない立場の人間が、審査員を務めているのです」
もうだいぶ前から、レコ大は周防郁雄の私的なお祭りに成り下がっているのだ。叶の告発は遅きに失したというしかないが、それを見てみないフリをしてきたTBSなどの罪も大きいと思う。
文春と周防とのやりとり。LDHから支払われた1億円の問題について聞きたい。
周防「答えるわけにはいかないよ」
周防社長らが結託して票を集めているそうだが。
周防「そんなことはありえない」
「権力者の手によって“つくられた受賞曲”ばかりが跋扈し、ファンの皆様が一番愛した曲がいちばん評価される、という形になっていない。本来、日本レコード大賞こそがその役割を果たさねばならないはずです」(叶)
レコ大も紅白歌合戦も役割は終えたと思う。消えたほうがいいのではないか。
今週の第1位は、日馬富士暴行騒動。九州場所は白鵬の40回目の優勝で終わったが、その白鵬が、表彰式で突然、「日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたいと思う」といい、場内から歓声が上がった。
その上、万歳三唱をしたから場内は盛り上がったが、白鵬がなぜこの場で、まだ決着のついていない問題について言及したのか、批判を含めてまたまた騒動に火が付いた格好である。
この騒動は、貴ノ岩を除くモンゴル力士たちと貴乃花の「暗闘」という図式が出来てきている。
それに何ら手を打てない八角理事長&相撲協会のだらしなさと、その周りをうろうろしているメディア。
特に問題なのはメディアであろう。日馬富士や白鵬側に問題があるのはもちろんだが、被害者である貴ノ岩を隠したまま、沈黙を続けている貴乃花側のやり方も、批判されてしかるべきである。
だがスポーツ紙もテレビも、一般紙さえも何もいえない、何もいわないのは、どうしたことだろう。
日ごろから、メディアと取材対象という距離感を持って人間関係を作っていれば、こういうとき、貴乃花に「あなたは今回の件で何を考えているのか、貴ノ岩を政争の具に使っていないのか、きちんと会見を開いて説明するべきだ」といえるはずだ。
相撲を含めたスポーツにジャーナリズムはないとよくいわれる。なれ合い、じゃれ合い、ファンの知る権利に応えようなどと考えている記者はほとんどいはしない。
このままいくと、白鵬を中心にしたモンゴル力士たちが反発して、来年の初場所をボイコットする事態も考えられる。
相撲はもはや国技ではない。「和風モンゴル相撲」とでもいったほうがいい。モンゴル勢が昨今の相撲文化を支えてきたことは間違いない。
さて、各誌のこの問題の報じ方を見てみよう。
さすが文春というべきだろう。今週号で貴乃花側のいい分を掲載している。記事中で貴乃花の肉声をよく知る極めて近い関係者が、その胸中をこう代弁したとあるが、私が推測するに、これは貴乃花本人か、または彼と親しい相撲担当記者からのリークではないだろうか。
「この事件は、単なる力士同士の暴力事件ではありません。貴乃花親方が、なぜ被害届を出すような行動をとったのか。その怒りの原点は、件の会合の経緯にあります」
貴ノ岩は、母校である鳥取城北高校の会合に出ていると思っていたのに、その実態はモンゴル三横綱の揃う、事実上のモンゴル会だったことを貴乃花が知るのは事件後だが、「そこで何が起きたかを把握した親方は『これは隠蔽されてはならない』と、被害届の提出に踏み切ったのです」(関係者)。
事件が起こった二次会は、モンゴルの上位陣たちが貴ノ岩を「クンロク(制裁)」を入れる場として仕組んだのではないか、貴乃花はそう疑っていると別の関係者が語っている。
これを裏付けるのは、日馬富士が鳥取県警の事情聴取でこういっているからだ。
「九月下旬頃、都内で貴ノ岩が先輩のモンゴル出身の元力士らと飲んでいた際に、『俺は白鵬に勝った』『あなたたちの時代は終わった』など失礼な言動があったと聞いた」
そこで白鵬が、日馬富士、鶴竜に声をかけ、二次会に貴ノ岩を誘ったというのである。こうなると、白鵬が貴ノ岩の言動に腹を立てて、二横綱を入れて3人で「焼き」を入れようと画策した張本人だということになる。
その証拠に、二次会の席で白鵬が貴ノ岩に「そういうことをいったのか」と切り出したといわれている。
だが、その最中に貴ノ岩がスマホをいじりだした。
「その態度に腹を立てた日馬富士が『大横綱が話している時に何をしているんだ!』と叱りつけると、貴ノ岩が睨み返してきたためカッとなり、暴行が始まったそうです」(ベテランの相撲記者)
この修羅場を新潮はこう伝えている。
「日馬富士は“何シカトしてるんだ”とモンゴル語で怒り、まずカラオケのマイクを貴ノ岩に投げつけました。ドスのきいた声で“オーイ!”と言いながら、さらに氷やマドラー、カラオケのリモコンを“オーイ!”と言いながらすごい勢いで投げつけたのです。
そして日馬富士の口から相手を侮辱する『最悪の言葉』が出たという。
彼は何度も“ビスタ!”と言って貴ノ岩を罵った。モンゴル語で女性器のことで、“女のアソコでも舐めとけクソ野郎!”といった意味です。そのうちに日馬富士は身を乗り出して、貴ノ岩のおでこを拳で力一杯何度も殴り始めた。これは相撲界で“クラワシ”と呼ばれる制裁方法です」(モンゴル力士に詳しい関係者)
だが、当初はすみませんとやられるに任せていた貴ノ岩も耐え切れずにモンゴル語でこういったという。
「こんなことやってる場合じゃないですよ。だからモンゴル人力士はダメだって言われる。こんな下らないことはオレたちの時代で止めますから」
日馬富士の怒りにさらに火が付き、焼酎「魔王」の瓶を掴んで殴りかかろうとしたのを白鵬が制止し、外に連れ出したそうだ。
文春、新潮ともに、戻ってきた日馬富士に貴ノ岩が謝り、日馬富士も、オレもやり過ぎだな、悪かったと謝って、皆で乾杯し直して、再び和気あいあいと飲み始めたと報じている。
文春によると、事件後貴ノ岩は鳥取城北の関係者に連れられて治療に行き、頭部の傷口を医療用ホチキスで塞ぐ治療を受けたそうだ。
しかし、貴ノ岩を問い詰め、事件の全容を知った貴乃花親方は、傷は軽度という診断書を添えて、鳥取県警に被害届を出した。
この暴行事件は、加害者の関係者だらけの中で起きたため、彼らが口裏を合わせるのを懸念したため、彼らが本当のことをいわざるを得ない状況を強制的につくることを目的としたというのだ。
貴乃花は以前から、なれ合ってつるんでいるモンゴル力士たちを苦々しく思っていたから、相撲人気が盛り上がっている今こそ、角界を浄化するために徹底的に戦うといっているそうだ。
貴乃花の刃は、相撲協会を私物化していると彼が考えている、現在の八角理事長にも向いている。
だが、世論に押され、場所中にもかかわらず真相解明に動き出した危機管理委員会の事情聴取の依頼にも、すげなく「お断りします」と拒んだ貴乃花に、さすがにメディアは批判的だ。
「協会の発展に努める理事として、貴乃花親方には協会に協力する義務がある。ファンが望んでいるのは早期解決と情報の開示。足を引っ張る行為は看過できない」(スポーツ報知・相撲担当キャップ網野大一郎)
新潮で、相撲評論家の中澤潔もこう指摘する。
「協会の構成員、しかも巡業部長という重要なポストにいる人間が、協会に事情を聞かれても『分からない』と、とぼけてみせるなんて、貴乃花親方が騒動を大きくしようと意図していたとしか考えられません」
酒癖が悪いと書かれている日馬富士だが、新潮は日馬富士の行きつけの銀座のクラブや、博多の中洲の店での飲み方を取材し、日馬富士は荒れた姿を見せたことがないと報じている。
しかし、たまに怒ることはあったという。
「後輩力士の態度や言葉遣いが悪い時です。放置していたら横綱として示しがつかないと思ったのでしょう」(行きつけの店の関係者)
日馬富士は法政大学に通い、自ら絵筆を取り、富士山をモチーフにした油絵を描くことで有名だ。相撲取りの中では、かなりのインテリといえるかもしれない。
その日馬富士が「新潮45」12月号に手記を寄せている。そこにこんな言葉がある。
「稽古は嘘をつきません。神様の導きと親からもらった丈夫な体だけでは、相撲に勝つことはできないんです。稽古をした者しか勝てないんですよ。(中略)一日中相撲のことを考えているのが横綱。力士全員にそれを求めるのは難しいでしょうが、『強くなりたい』と思うなら、若手力士にはそれぐらいの気持ちで相撲に取り組んでほしいと思うのです」
2020年の東京オリンピックまで現役を続けたいともいっているのだが、どうなるか。
日馬富士は貴ノ岩を「教育してやろう」という思いで殴ったという見方もあるが、いくら何でもやり過ぎであろう。
だが、今回の問題と朝青龍の一般人暴行事件は区別して考えるべきだと思う。品格などというあいまいな言葉で、一人の横綱を角界から追放していい訳はない。
【巻末付録】
まずは現代から。「2017年の人気女優、大集合」。綾瀬はるか、高畑充希、広瀬アリス、広瀬すずなど。
「僕と彼女のプライベート・エロス」。カメラマンが4年間撮り続けた川上奈々美という女の子の写真。
袋とじは「美しきヘアヌード 宮崎ますみ」。これは発表当時も話題になったが、今見ても迫力十分。こういう女優がいなくなった。
ポストは、久しぶりの巻頭で西田幸樹の「なおん」。今回はグラビア界に旋風を巻き起こす「Hカップ女子大生 わちみなみ」。こちらも迫力はある。
後半は「都合のいい女 あや」「2018年超セクシーカレンダー3傑」。袋とじは「Bカップからできる パイズリの教科書」と「元銀行員のセックス おっぱいでイク女 りつさん」。私の好みは「りつさん」かな。素人とプロの間の不思議なエロスがある。
ポストは、袋とじが2本あるので特別定価450円なのか。現代は430円。値段ほどの差はない。今回は引き分け!
(文=元木昌彦)