口臭治療専門医が答える意外な事実「歯磨きよりうがい」「舌クリーナーは逆効果」

kousyu

 多くの女性が気にする“ニオイ”。中でも口臭はセルフチェックが難しく、また、周囲に指摘されることもめったにないため、「もしかしたら、自分の口臭はキツいかも……」と、不安に感じている女性は少なくない様子。なかには、マスクが手放せなかったり、人と会うことすらできなくなったりするほど、思い詰めてしまう人もいるという。

自分の口臭をチェックするにはどうしたらいいのか、臭わないためにどんなケアをすればいいのか、女性のための口臭治療専門プライベートデンタルサロン「Fukuda MKM」院長の福田久美子医師に伺った。

■10人に8人は口臭を気にしている

――先生から見て、自身の口臭を気にしている人は多いと思いますか?

福田久美子医師(以下、福田) 多いと思います。男女とも、10人いたら8人くらいは口臭を気にしていて、そのうち1人くらいの割合で、深刻な悩みとして抱えているのではないでしょうか。でも、自分は口臭がきついのではないかと悩んでいる方の中には、実際には臭っていない方もいるんですよ。

 ただ、ニオイレベルを数値化できる機器などで計測した結果をお見せしても、「今は臭ってないだけ」など、なかなか受け入れてもらえないことも多いです。口臭は目に見えないし、普段は臭わない人でも日によって臭うことがあるので、一度臭いと思い込んだら、いくら「口臭がない」と伝えても、「この先生は本当のことを言ってくれない」と感じてしまうんですね。口臭治療は、原因を突き止めて改善することももちろんですが、問題がない場合でも、メンタル的なケアが重要になることがあります。

■一番多い口臭の原因はだ液

――そもそも、口臭の原因はどんなことなのでしょうか?

福田 主な原因は3つ。糖尿病や逆流性食道炎、悪性腫瘍など身体的な問題に起因するもの、虫歯や歯周病といった歯科的なもの、あとは、だ液によるものです。一番多い原因はだ液で、量の少なさや質の悪さが臭いにつながっているケース。年齢や男女差は関係ありません。

――だ液が口臭に影響するのですか?

福田 だ液中の酸素には、口臭を起こす菌の活動を抑える働きがあるんです。なので、だ液が多いほど口臭が少なくなります。ただ、だ液が濁っていたり、臭いがあったりする場合は酸素があまり含まれていないので、量が多くても口臭を抑える働きが弱くなります。

――自分で口臭をチェックする方法はありますか?

福田 残念ながらないんです。でも、だ液の質を確認することはできますよ。食後、歯磨きなど普段のケアをして2時間ほどたったら、3分間口を閉じてだ液を溜め、そのだ液の臭いを嗅いでみてください。無臭や、食べ物の臭いであれば大丈夫。生臭ささや金魚鉢の水のような臭いがある場合は、口臭につながっている可能性が高いです。

――「自分の手で覆って息を嗅ぐ方法」ではわからないものですか?

福田 その方法は臭いをダイレクトに感じてしまうため、あまり参考になりません。というのも、向かい合って話している場合、息は相手の上半身くらいの範囲に拡散されて届くので、臭いも希釈されるんです。臭いの強い状態を嗅いで気にしてしまうのは、ちょっとチェックが厳しすぎると思います。あと、長時間着けたマスクの臭いから口臭を疑う方もいますが、息の水分や温かさでバクテリアが繁殖して臭っているので、口臭があるとは限りません。

――口臭を防ぐためには、どんなことに気をつけたらいいですか?

福田 だ液の量は体内の水分量と関係するので、しっかり水分を補給してください。私が推奨し、ているのは、1日に体重の5%ほどの量を摂ること。ただ、食材に含まれる水分(300mlくらい)と、お味噌汁やお茶など、水以外の水分も摂るので、実際に飲む水の量としてはその半分くらいで大丈夫です。就寝中は乾くので、寝る前、寝起きにそれぞれ200ccくらい水を飲み、残りは日中こまめに摂取します。ただ、カフェインはだ液の分泌を抑えるので、摂り過ぎに注意しましょう。

 あとは、よく噛んで食べたり、ガムを噛んだり、しゃべったりして、だ液の分泌を促すこと。パンやクッキーはだ液を吸ってしまうので、口内が乾き気味のときは、ごはんなど水分を吸いにくい食事がおすすめですよ。

――自宅でできるセルフケアなどはありますか?

福田 「うがい」です。のどや舌の表面はヒダ状になっていて、隙間に詰まった汚れが臭いの原因になります。実は、歯の汚れによる口臭は1割ほどで、ほとんどがヒダの奥に詰まった汚れによるものなんです。口に含んだ水やうがいの振動で汚れを浮かせて、しっかり洗い流しましょう。舌と上あごの裏は粘膜同士なので、擦り合わせる方法も汚れが浮きやすいですよ。

 なお、歯ブラシや舌クリーナーなどで舌の表面を擦るのは、汚れをヒダの隙間に押し込むことになってしまうので、実はかえって口臭を強くしてしまうんです。

■治療すれば口臭は1カ月で治る

――すでに口臭があると感じている場合、どうすれば改善できるのでしょうか?

福田 深刻に悩むほどの臭いなら、専門医でチェックしてもらうのが一番です。きちんと治療すれば1カ月で治りますよ。ただ、前述の通り「思い込み」の場合もありますから、気にしすぎないことも大切です。「口臭のせいで友達や恋人ができない」と言う人もいますが、口臭があっても人に囲まれている人はたくさんいます。つまり、口臭が全てではないということです。口臭が改善しても気持ちが変わらないと意味がないので、そのような場合は、まず心の問題に向き合うことから始めましょう。

――もし周囲に口臭のキツい人がいた場合は、どうすればいいですか?

福田 口臭は治療で治るものなので、伝えてあげてほしいと思います。臭わなくなれば、本人も周りもハッピーですよね。そのとき、ただ指摘するだけではなく、口臭専門医の存在を一言添えるなど、治せることを提示すれば伝えやすいし、指摘された方も、悩むのではなく、解決に向けて行動できると思います。最近はエチケットで口腔ケアをする人も増えているので、「治療はエチケットの延長」くらいのスタンスなら、足を向けやすくなるのではないでしょうか。

――相手を傷つけてしまいそうで言いづらいとの声をよく耳にします。

福田 口臭の指摘は相手の人格ごと否定するような印象がありますもんね。でも、パーフェクトなケアをしていて、口内に何の問題もなくても口臭がある人だっているし、口臭はライフスタイルや治療ですぐに治せるから、本当はそんな意味合いはこもらないものなんですよ。指摘する側が、肩に着いた糸くずを教えてあげるのと同じような感覚で伝えられるくらい、口臭への世の中の意識が変わっていったらいいなと思います。
(取材・文=千葉こころ)

福田久美子(ふくだ・くみこ)
女性のための口臭治療専門プライベートデンタルサロン「Fukuda MKM」院長。同サロンでは、口臭治療と心理セラピーやコーチングの手法を融合させた独自の「Kメソッド」を提供している。
公式サイト

「美人○○アドバイザー」が狙う名声と男――朝活に集う“自分で肩書をつけるオンナ”とは?

 ここ数年のトレンドとして、自らに肩書を付けTwitterやブログというようなSNSを使って活動する「自称〇〇」が増えている。今では当たり前となった「ブロガー」や「インスタグラマー」も、元々はネット時代の新しい“肩書系”職業だろう。その成功例と言えば、日本だけには留まらず世界的な有名人となった「こんまり」こと近藤麻理恵。彼女は『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)がベストセラーとなり、その名をメディアにとどろかせたが、当初は「片付けコンサルタント」と自称していた。

 自身の編み出したハウツーの価値を高め、情報商材として売り込み、仕事にする。そんな成功を夢見る、新たな肩書女子が出没するホットスポットとなっているのが、なんと「朝活」だという。耳慣れない未知の肩書が世にあふれ、そのインパクトに好奇の目を向ける人が多い中で、彼女たちの“素顔”が気になる人も少なくないのではないだろうか。かねてから、女性同士のコミュニティに興味を持ち、自らそこに飛び込んで研究している筆者は、その活動の一環として、ベールに包まれていた朝活に参加してきた。今回は、筆者が数々の朝活現場で遭遇した“自ら肩書をつける女”たちの実態についてレポートする。

■そもそも「朝活」とは何か?

 朝活とは、文字通り出社前の時間を使い、異業種交流会として意見交換をするのがメインで、それは「朝会」と呼ばれている。朝会の舞台となるのは、おしゃれなカフェや少し敷居の高い店のケースが多く、ビュッフェの料理や、カフェのドリンクなど「インスタ映え」と呼ばれる要素も兼ね備えている。夜に開かれる勉強会よりも、カフェでのドリンク代のみと費用が安く済むので、本業での収入が少ないものにとっては、ありがたいと言えるだろう。

 テーマを持った朝会の中でもポピュラーなのが「読書会」。1~ 3分程度で、最近読んだ本をみんなの前でプレゼンするのが定番だ。「ビジネス書」や「自己啓発書」というようなツッコミどころが少ない本を取り上げる人が多く、それは、その場で恥をかきたくないという精神からなのかもしれない。ある意味、朝会は純粋な「読書好き」が集まるような趣味の集いとは一線を画しているようだ。

 では実際に、朝会に集う肩書女子は、一体どんな人物なのだろうか。筆者の見たところ、自分が広告塔となり、SNSなどで顔出しをしているタイプと、野心に燃えた起業家タイプが二大勢力。服装からして特徴的で、前者は「愛されOL系」ファッションが多く、トップスは白や薄ピンクのような顔写りの良い色合いを選びがち。ボトムはフレアスカートにローヒールのパンプスが定番だ。後者は反対に、大柄の花柄や幾何学模様柄のノースリーブワンピに、カーディガンという組み合わせが目につく。ワンピに使われている色がラッキーカラーというケースも多く、その場合は、もれなくスマホケースやネイル、名刺入れなども同じ色で統一しているのですぐわかる。

 どのような肩書を自らにつけているのかといえば、相手の生活やスタイルを変化させるコンサル業のタイプが多い。なかでもよく見かけるのが「ライフスタイル」や「ライフ」という言葉を使った肩書。「ライフスタイルアドバイザー」「ライフスタイルコンサルタント」「ライフオーガナイザー」という「ライフスタイル」プラス「○○」というのがよく見かけるパターン。業務内容は、「ライフスタイルを提案」というざっくりとしたテーマで、家具の提案に始まり、人生そのもののキャリアプランの相談に応じたりと、枚挙にいとまがない。このタイプは話し方も、「私の場合は」と自分の話題に持っていきがちで、それぞれに持ち時間のあるスピーチに割り込んで話し出すなど、周りがいらいらしている場面を見かけたことも。ある起業家向けの朝会では、最終的な目標が「本を出版すること」と語る者もいて、「ユーチューバー的な一獲千金の成功を夢見ている」一面も垣間見えていた。

■「美人」肩書系の特徴

 ルックスに自信があるタイプの女性で多いのが「美人」がつく肩書。「美人計画アドバイザー」「〇〇美人アドバイザー」など、生活環境や、食生活を改ざんすることで、もっと美人になれるというのが売りである。発言がとにかくポジティブで、SNSの自己紹介に「口角を上げてスマイル!」「みんなの役に立ちたい」というようなコメントが並び、朝会でもネガティブな発言をする人に対して「大丈夫! 頑張っている人は報われるよ」と、やや上から目線の発言を繰り出したりする。SNSの更新や自撮りが好きなタイプも多く、SNS用に自撮りライトも持ち歩く人も。正直、目立ちたがり屋の女子に見えてしまうのだが、発言権が順番に回るような読書会では、相手の方に体を向け「聞いていますよ」アピールをしていて、他人に好印象を与えることも意識しているように見える(身なりなどの女子力が高いからかもしれないが)。

 そんな彼女たちを見ていて気づいたのが、「ライフスタイル」系も「美人」系も、どちらも、資格がいらず、どこかにニーズがありそうな肩書をつけているところ。もしかしたら、朝会という実生活とは違う場所で自ら付けた肩書を名乗ることで、自信を付けているのかもしれない。

 彼女たちにとって、朝会は人脈開拓の格好のターゲットを見つける場所となっているようだ。彼女たちは自己紹介で、今後の人脈にプラスがあると感じた相手にだけ、自分の名刺を配るというしたたかさを見せる。名刺には、電話番号などの連絡先は書かずに、肩書とSNSのアカウント名だけ書かれており、朝会で知り合った相手とは基本的にSNSでつながるという。筆者も、肩書女子とSNS上でつながり、相手の友達リストを確認してみた。だいたいリスト上では300~500人以上の人数が表示される者が多く、なかには1,000人越えも。これは、一度しか会ったことがない人に友達申請を送り、リスト上の人数やフォロワーを増やして「人脈がある」ように見せているのではないかと想像させられる。さらには、連絡先を聞かれても「メッセンジャーで送ってください」というツワモノにも遭遇したのだが、これは、「相手が怪しかったらすぐに切るため」だと聞いた。朝会におけるノウハウみたいなものが、実は存在しているのかもしれないと思った。

 さらに朝会は、「起業したい人集まれ」や、「日経新聞を読む会」というビジネス寄りのテーマも多く、起業塾のような高額な勉強会やコンサルティングを受けなくても、朝会でそのような人脈と出会ったり、無料で相談ができる面もある。参加者の中には、それを期待する野心家もいるため、質疑応答の時間では足りずに、朝会が終了してからも有識者に質問攻めしている姿を見かけたことも。比較的、お金をかけないで何かしようとする点が、実際にビジネスプランがあって起業する女性と、圧倒的に違う部分ではないかと感じた。

■実は「隠れ」婚活層も?

 そんな野心家たちが朝会に求めるものは、仕事での人脈だけではないようだ。ルックスに自信のあるタイプは、隠れ「婚活」層でもある――朝会界隈では、そんな話を耳にしたことがある。著者が参加した朝会では、男性が既婚者の出席者しかいなかったため、出していた名刺入れをしまった女性も見かけた。なんでも「合コンや街コンのような“男性に気を使い、数時間を共にする婚活”よりも、出社時間の関係でスパっと終わりという時間が決まっている朝活は、良い部分しか見せずに済むので利用価値が高い」と踏んでいるようなのだ。

 そもそも、出社前の時間を豊かにするのを謳っているので、自ずと男性の参加者は会社員がメインとなる。朝会に出会いを求めている肩書女子と話していると、固定給が入るわけではないため、生活が安定しないフリーランスのような自由業の男性ではなく、大企業の会社員に狙いを定めている人が多いことに気づく。彼女たちは、将来的なビジネスプランを語るよりも、「自分らしく好きなことをしていたい」と口々に言う。そこには「楽して暮らしたい」願望を秘めているのではないかとも感じるのだ。朝会の開催時刻は朝6時台から8時までがコアタイムなので、出社時間が決まっていないフリーランスにとって、わざわざ早起きをして参加するのはハードルが高い。それだけに朝会は、朝から勉強会に参加するような真面目な男性と出会うことが可能と言える。

 では、朝会に参加するような真面目な男性とはどういうタイプなのだろうか。出席者の中には、新聞社に勤務する記者や、英語を必要とする外資系企業に勤めている会社員などが混じっている場合もあり、これらの職業は肩書女子好みである。より身元が確かそうな男性との出会いを求めるなら、自ら「日経新聞を読む」朝会や、経済アナリストを迎えた勉強会を選ぶこともできるし、さらにはSNSのアカウントを使った出欠確認の場合、出身大学や勤務先までプロフ画面でチェックできる。朝会は「手堅い」出会いの場として機能しているのだろう。一方の男性側も、お酒の席が苦手だが、出会いを求めて朝会に参加している者も一定数存在しているようだ。

 朝会当日、近くになった男性の横に座ろうとしたら、「美人〇〇」を自称する女性が「私、奥の席が良いので」と言って、割り込んできた。よく見たら、女性のスマホの画面には、その男性のSNSのプロフ画面が表示されていた。後で知ったのだが、誰の近くの席に座るかを決めるために、あらかじめ出席リストを確認してから来ていたらしい。そんな肩書女子の姿を見ていると、やはり積極的に婚活として朝会を利用しているのだと、改めて驚かされた。確かに、SNSでの事前準備をきちんとしておけば、相手の好みなどもリサーチできるし、知的で夜遊びをせずに早起きする規律正しい女性というのも、会話から演出できるのも利点なのだろう。異業種交流会や、読書会という少し“知性”を感じさせる題材が多いのが、肩書を自分でつける女性たちのような「意識高い系」のニーズと合致しているのかもしれない。

 彼女たちが、自分に肩書を付ける理由は、“無職”や“フリーランス”という言葉に抵抗があるからのように思えるが、なかには、普段は会社員をしながら、副業として「自称○○」の肩書で活動している者も増えている。それは、副業での目的が「注目を浴びたい」という心理からきているのではないだろうか。現に肩書系女性のSNSには、仕事に関する記述が少ない。どこで、誰のために何のコンサルタントをしたのか。消費者となるユーザーは誰なのか、商品となる情報は何なのか不明なまま。それでも「肩書」を名乗り続けるのには理由がある。

 ただのOLだけでは、「いいね!」は思うようには伸びない。でも、「美人計画アドバイザー」だったら。「ライフスタイルアドバイザー」だったら。#ハッシュタグと呼ばれる検索ワードをたくさんつけ、朝会でのキラキラした料理が並ぶテーブルをアップし、SNSにアップ。普段とは違う自分を、肩書を付けることで格上げしプロデュースする姿は、「かまってもらいたい」という承認欲求の表れかもしれない。

 肩書女子の中には、自己紹介などで「パワースポット巡り」や、神社などの「御朱印集めが趣味」だという人も多い。パワーストーンや滝行というようなスピリチュアルにハマるような女性と、どこか性質が近いのだ。もしかしたら、肩書女子が望んでいるのは「ビジネスの成功」ではなく、チヤホヤされたいという抑えきれない願望なのかもしれない。朝活のその先には、注目を浴びたいという「自称〇〇」がたくさん潜んでいる。
(文=池守りぜね)

「美人○○アドバイザー」が狙う名声と男――朝活に集う“自分で肩書をつけるオンナ”とは?

 ここ数年のトレンドとして、自らに肩書を付けTwitterやブログというようなSNSを使って活動する「自称〇〇」が増えている。今では当たり前となった「ブロガー」や「インスタグラマー」も、元々はネット時代の新しい“肩書系”職業だろう。その成功例と言えば、日本だけには留まらず世界的な有名人となった「こんまり」こと近藤麻理恵。彼女は『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)がベストセラーとなり、その名をメディアにとどろかせたが、当初は「片付けコンサルタント」と自称していた。

 自身の編み出したハウツーの価値を高め、情報商材として売り込み、仕事にする。そんな成功を夢見る、新たな肩書女子が出没するホットスポットとなっているのが、なんと「朝活」だという。耳慣れない未知の肩書が世にあふれ、そのインパクトに好奇の目を向ける人が多い中で、彼女たちの“素顔”が気になる人も少なくないのではないだろうか。かねてから、女性同士のコミュニティに興味を持ち、自らそこに飛び込んで研究している筆者は、その活動の一環として、ベールに包まれていた朝活に参加してきた。今回は、筆者が数々の朝活現場で遭遇した“自ら肩書をつける女”たちの実態についてレポートする。

■そもそも「朝活」とは何か?

 朝活とは、文字通り出社前の時間を使い、異業種交流会として意見交換をするのがメインで、それは「朝会」と呼ばれている。朝会の舞台となるのは、おしゃれなカフェや少し敷居の高い店のケースが多く、ビュッフェの料理や、カフェのドリンクなど「インスタ映え」と呼ばれる要素も兼ね備えている。夜に開かれる勉強会よりも、カフェでのドリンク代のみと費用が安く済むので、本業での収入が少ないものにとっては、ありがたいと言えるだろう。

 テーマを持った朝会の中でもポピュラーなのが「読書会」。1~ 3分程度で、最近読んだ本をみんなの前でプレゼンするのが定番だ。「ビジネス書」や「自己啓発書」というようなツッコミどころが少ない本を取り上げる人が多く、それは、その場で恥をかきたくないという精神からなのかもしれない。ある意味、朝会は純粋な「読書好き」が集まるような趣味の集いとは一線を画しているようだ。

 では実際に、朝会に集う肩書女子は、一体どんな人物なのだろうか。筆者の見たところ、自分が広告塔となり、SNSなどで顔出しをしているタイプと、野心に燃えた起業家タイプが二大勢力。服装からして特徴的で、前者は「愛されOL系」ファッションが多く、トップスは白や薄ピンクのような顔写りの良い色合いを選びがち。ボトムはフレアスカートにローヒールのパンプスが定番だ。後者は反対に、大柄の花柄や幾何学模様柄のノースリーブワンピに、カーディガンという組み合わせが目につく。ワンピに使われている色がラッキーカラーというケースも多く、その場合は、もれなくスマホケースやネイル、名刺入れなども同じ色で統一しているのですぐわかる。

 どのような肩書を自らにつけているのかといえば、相手の生活やスタイルを変化させるコンサル業のタイプが多い。なかでもよく見かけるのが「ライフスタイル」や「ライフ」という言葉を使った肩書。「ライフスタイルアドバイザー」「ライフスタイルコンサルタント」「ライフオーガナイザー」という「ライフスタイル」プラス「○○」というのがよく見かけるパターン。業務内容は、「ライフスタイルを提案」というざっくりとしたテーマで、家具の提案に始まり、人生そのもののキャリアプランの相談に応じたりと、枚挙にいとまがない。このタイプは話し方も、「私の場合は」と自分の話題に持っていきがちで、それぞれに持ち時間のあるスピーチに割り込んで話し出すなど、周りがいらいらしている場面を見かけたことも。ある起業家向けの朝会では、最終的な目標が「本を出版すること」と語る者もいて、「ユーチューバー的な一獲千金の成功を夢見ている」一面も垣間見えていた。

■「美人」肩書系の特徴

 ルックスに自信があるタイプの女性で多いのが「美人」がつく肩書。「美人計画アドバイザー」「〇〇美人アドバイザー」など、生活環境や、食生活を改ざんすることで、もっと美人になれるというのが売りである。発言がとにかくポジティブで、SNSの自己紹介に「口角を上げてスマイル!」「みんなの役に立ちたい」というようなコメントが並び、朝会でもネガティブな発言をする人に対して「大丈夫! 頑張っている人は報われるよ」と、やや上から目線の発言を繰り出したりする。SNSの更新や自撮りが好きなタイプも多く、SNS用に自撮りライトも持ち歩く人も。正直、目立ちたがり屋の女子に見えてしまうのだが、発言権が順番に回るような読書会では、相手の方に体を向け「聞いていますよ」アピールをしていて、他人に好印象を与えることも意識しているように見える(身なりなどの女子力が高いからかもしれないが)。

 そんな彼女たちを見ていて気づいたのが、「ライフスタイル」系も「美人」系も、どちらも、資格がいらず、どこかにニーズがありそうな肩書をつけているところ。もしかしたら、朝会という実生活とは違う場所で自ら付けた肩書を名乗ることで、自信を付けているのかもしれない。

 彼女たちにとって、朝会は人脈開拓の格好のターゲットを見つける場所となっているようだ。彼女たちは自己紹介で、今後の人脈にプラスがあると感じた相手にだけ、自分の名刺を配るというしたたかさを見せる。名刺には、電話番号などの連絡先は書かずに、肩書とSNSのアカウント名だけ書かれており、朝会で知り合った相手とは基本的にSNSでつながるという。筆者も、肩書女子とSNS上でつながり、相手の友達リストを確認してみた。だいたいリスト上では300~500人以上の人数が表示される者が多く、なかには1,000人越えも。これは、一度しか会ったことがない人に友達申請を送り、リスト上の人数やフォロワーを増やして「人脈がある」ように見せているのではないかと想像させられる。さらには、連絡先を聞かれても「メッセンジャーで送ってください」というツワモノにも遭遇したのだが、これは、「相手が怪しかったらすぐに切るため」だと聞いた。朝会におけるノウハウみたいなものが、実は存在しているのかもしれないと思った。

 さらに朝会は、「起業したい人集まれ」や、「日経新聞を読む会」というビジネス寄りのテーマも多く、起業塾のような高額な勉強会やコンサルティングを受けなくても、朝会でそのような人脈と出会ったり、無料で相談ができる面もある。参加者の中には、それを期待する野心家もいるため、質疑応答の時間では足りずに、朝会が終了してからも有識者に質問攻めしている姿を見かけたことも。比較的、お金をかけないで何かしようとする点が、実際にビジネスプランがあって起業する女性と、圧倒的に違う部分ではないかと感じた。

■実は「隠れ」婚活層も?

 そんな野心家たちが朝会に求めるものは、仕事での人脈だけではないようだ。ルックスに自信のあるタイプは、隠れ「婚活」層でもある――朝会界隈では、そんな話を耳にしたことがある。著者が参加した朝会では、男性が既婚者の出席者しかいなかったため、出していた名刺入れをしまった女性も見かけた。なんでも「合コンや街コンのような“男性に気を使い、数時間を共にする婚活”よりも、出社時間の関係でスパっと終わりという時間が決まっている朝活は、良い部分しか見せずに済むので利用価値が高い」と踏んでいるようなのだ。

 そもそも、出社前の時間を豊かにするのを謳っているので、自ずと男性の参加者は会社員がメインとなる。朝会に出会いを求めている肩書女子と話していると、固定給が入るわけではないため、生活が安定しないフリーランスのような自由業の男性ではなく、大企業の会社員に狙いを定めている人が多いことに気づく。彼女たちは、将来的なビジネスプランを語るよりも、「自分らしく好きなことをしていたい」と口々に言う。そこには「楽して暮らしたい」願望を秘めているのではないかとも感じるのだ。朝会の開催時刻は朝6時台から8時までがコアタイムなので、出社時間が決まっていないフリーランスにとって、わざわざ早起きをして参加するのはハードルが高い。それだけに朝会は、朝から勉強会に参加するような真面目な男性と出会うことが可能と言える。

 では、朝会に参加するような真面目な男性とはどういうタイプなのだろうか。出席者の中には、新聞社に勤務する記者や、英語を必要とする外資系企業に勤めている会社員などが混じっている場合もあり、これらの職業は肩書女子好みである。より身元が確かそうな男性との出会いを求めるなら、自ら「日経新聞を読む」朝会や、経済アナリストを迎えた勉強会を選ぶこともできるし、さらにはSNSのアカウントを使った出欠確認の場合、出身大学や勤務先までプロフ画面でチェックできる。朝会は「手堅い」出会いの場として機能しているのだろう。一方の男性側も、お酒の席が苦手だが、出会いを求めて朝会に参加している者も一定数存在しているようだ。

 朝会当日、近くになった男性の横に座ろうとしたら、「美人〇〇」を自称する女性が「私、奥の席が良いので」と言って、割り込んできた。よく見たら、女性のスマホの画面には、その男性のSNSのプロフ画面が表示されていた。後で知ったのだが、誰の近くの席に座るかを決めるために、あらかじめ出席リストを確認してから来ていたらしい。そんな肩書女子の姿を見ていると、やはり積極的に婚活として朝会を利用しているのだと、改めて驚かされた。確かに、SNSでの事前準備をきちんとしておけば、相手の好みなどもリサーチできるし、知的で夜遊びをせずに早起きする規律正しい女性というのも、会話から演出できるのも利点なのだろう。異業種交流会や、読書会という少し“知性”を感じさせる題材が多いのが、肩書を自分でつける女性たちのような「意識高い系」のニーズと合致しているのかもしれない。

 彼女たちが、自分に肩書を付ける理由は、“無職”や“フリーランス”という言葉に抵抗があるからのように思えるが、なかには、普段は会社員をしながら、副業として「自称○○」の肩書で活動している者も増えている。それは、副業での目的が「注目を浴びたい」という心理からきているのではないだろうか。現に肩書系女性のSNSには、仕事に関する記述が少ない。どこで、誰のために何のコンサルタントをしたのか。消費者となるユーザーは誰なのか、商品となる情報は何なのか不明なまま。それでも「肩書」を名乗り続けるのには理由がある。

 ただのOLだけでは、「いいね!」は思うようには伸びない。でも、「美人計画アドバイザー」だったら。「ライフスタイルアドバイザー」だったら。#ハッシュタグと呼ばれる検索ワードをたくさんつけ、朝会でのキラキラした料理が並ぶテーブルをアップし、SNSにアップ。普段とは違う自分を、肩書を付けることで格上げしプロデュースする姿は、「かまってもらいたい」という承認欲求の表れかもしれない。

 肩書女子の中には、自己紹介などで「パワースポット巡り」や、神社などの「御朱印集めが趣味」だという人も多い。パワーストーンや滝行というようなスピリチュアルにハマるような女性と、どこか性質が近いのだ。もしかしたら、肩書女子が望んでいるのは「ビジネスの成功」ではなく、チヤホヤされたいという抑えきれない願望なのかもしれない。朝活のその先には、注目を浴びたいという「自称〇〇」がたくさん潜んでいる。
(文=池守りぜね)

関ジャニ∞丸山、嵐・大野に誕生日プレゼントを渡す理由は「お返し」が欲しいから!?

 嵐が出演しているゲームバラエティ番組『VS嵐』(フジテレビ系)の11月16日放送に、関ジャニ∞丸山隆平がゲスト登場。この日は対戦相手に舞台『髑髏城の七人season月』チームが参戦したのだが、人気声優の宮野真守や、アニメや漫画原作の舞台に多く出演し“2.5次元俳優”という新たなジャンルを確立している鈴木拡樹らが出演。放送前から話題になっていたが、放送終了後のTwitterで“#VS嵐”と検索すると、嵐やジャニーズアイドル以外の人物についてのツイートが多数表示されるという現象が起きていた。

 なかなか1人で嵐と共演することがない丸山は、櫻井翔に「もしかして緊張してる?」と聞かれ、思わず「ヒヒッ」と声が漏れてしまうほど緊張している様子。実はジャニーズ事務所のオーディションを2回受けているという丸山は、本当ならば渋谷すばると同じ入所時期らしいという話に。それを聞いた嵐から「下手したら、リーダー(大野智)と同期になる」と言われ、「それは困る」とアタフタ。実際は、1994年10月入所の大野に対し、丸山は1996年9月と後輩だったのだが、同年5月入所の松本潤、6月入所の二宮和也、8月入所の相葉雅紀と同期だということが発覚した。

 そんな丸山は、大野と誕生日が11月26日と同じで、毎年誕生日プレゼントを交換し合っている仲だという。というより丸山が「ボクが、毎年一方的に誕生日が同じだから(という理由で)プレゼントを贈っている」とか。丸山は「お返しはいらない」と言っているようだが、結局は大野も丸山にお返しをするため、結果的に“プレゼント交換”になっている、ということのようだ。

 昨年は大野から、胸あたりに金色で“丸山隆平”と刺繍された「ふわふわした良いバスローブ」をもらったらしく、関ジャニ∞のコンサートツアーで使用していたことを明かした丸山。これに驚いたのは嵐のメンバー。「珍しいね! 大野さんが手配したの?」と櫻井が言うと、二宮も「(そういう手の込んだこと)しないよね」と不思議がり、松本・相葉もそれに同調。

 しかし、大野は「もう、すげぇもん贈ってくるワケ。これ高けぇんだろうなっていうやつ」と、今度は丸山からのプレゼントを暴露。しかも、1つだけではなく複数個あるのだとか。そのため、自分も手の込んだものをお返しせざるをえない状況に陥っているというのが真相のようだ。

 また、丸山は「大ちゃんが毎年お返ししてくれるのが楽しみ!」ということもあり、プレゼントを贈り続けていると語った。ただ、大野の方はというと「(丸山からのプレゼントがすごすぎて)引くもん、マジで」と、少々うっとうしく思っていると暴露。それでも丸山から「楽しみやね。今年も」と言われ、「本当やめよう。もうやめてくれよマジで」と懇願する大野なのであった。

 関ジャニ∞では村上信五・渋谷・横山裕の3人が嵐と同期というイメージが強いが、実は丸山も大野のことを「大ちゃん」と呼び、意外にも親しくしていることが判明した2人。大野には、今年のプレゼント内容についても、ぜひ番組で報告をお願いしたいところだ。
(吉本あや/ライター)

『陸王』竹内涼真がTwitterでネタバレ! ドラマの鍵握る「シューズ」写真が炎上寸前!?

 11月19日午後9時から第5話が放送される、池井戸潤原作・役所広司主演のドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は初回14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話以降も14~15%台と好調を維持している。

 同ドラマの主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者こはぜ屋の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術が生かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。

 第4話では、「陸王」完成の見通しがついてきたため、宮沢がリハビリ中の実業団ランナー・茂木(竹内涼真)の足型を取らせてもらうべく、彼が所属するダイワ食品陸上競技部を訪ねる。しかし茂木に「陸王」を履くことを拒否されてしまう。茂木は、スポンサード契約をしていたスポーツ用品メーカーのアトランティス社から、ケガを理由に今後のサポートをやめると明言され、自暴自棄に陥っていたのだ。

 そんな中、アトランティス社のシューフィッター・村野(市川右團次)が、茂木に非情な決断を下した上司と揉めて退社することに。その後、村野は宮沢の思いに感銘を受けて「陸王」開発チームへの参加を決意。村野の口利きによって、茂木はついに「陸王」を履き、素晴らしい走りをみせるのだった。

「茂木の復活を感じたアトランティス社は焦り、再びスポンサー契約に乗り出そうと企みます。今後の展開では、次の駅伝で茂木が、アトランティスかこはぜ屋、どちらの会社の靴を履くのかが焦点になるようです。そのため『陸王』公式Twitterにアップされた、“駅伝シーンの撮影風景”写真では、竹内の足元が隠されています。しかし、竹内の個人Twitterを見ると、足元が隠されておらず、駅伝撮影日に履いていた靴が丸わかりになっているのです」(芸能ライター)

 ネット上では一部の人がこれに気づき、「靴見せちゃっていいの!?」「竹内くんのTwitter見たらネタバレ食らった」「大丈夫かな、怒られないかな」といった声が上がっている。

 第5話でこはぜ屋は、「陸王」のために試行錯誤している特殊素材シルクレイのソール技術を応用した、新しい地下足袋の開発に成功。それは「足軽大将」と名付けられ、大きな反響を得て、瞬く間にヒット商品へと成長する。

 一方、「陸王」を履き、復帰へ向けて練習に励む茂木のもとに、アトランティス社の営業担当・佐山(小籔千豊)が訪ねてきて、また新しいシューズを提供したいと持ちかける。同社に不信感を抱く茂木は、その誘いを拒絶するのだが、佐山にあることを聞かされ、心が揺らぐ……といった展開になるという。

「第5話の焦点は、やはり茂木の決断。竹内のTwitterにはネタバレを指摘するリプライも届いていますが、本人は気づいていないようです」(同)

 前半戦のクライマックスを迎える『陸王』。注目度は高まる一方だが、最高視聴率も更新できるのだろうか。次の展開に期待が集まる。

永瀬廉&岸優太がランキング総ナメ、6位にJUMP・やぶひかも! ジャニーズ生写真売り上げ【10月ベスト13】

 ジャニーズの生写真を販売するショップが多く軒を連ねる原宿・竹下通り。毎週入荷される新作写真の数々はうれしい半面、厳選するのは一苦労。そこでサイゾーウーマンが生写真人気ランキングをリサーチ。10月に売れたジャニーズ写真を1~13位まで紹介していきます☆

<2017年10月のランキング>
【1位】Mr.KING・永瀬廉&Prince・岸優太
【2位】Mr.KING・永瀬廉&Prince・岸優太
【3位】Mr.KING・永瀬廉
【4位】Love-tune
【5位】Love-tune
【6位】Hey!Say!JUMP・八乙女光&薮宏太
【7位】Mr.KING・永瀬廉&Prince・岸優太
【8位】Love-tune
【9位】東京B少年・那須雄登&浮所飛貴
【10位】Love-tune
【11位】Love-tune
【12位】Mr.KING・永瀬廉&Prince・岸優太
【13位】Prince・岩橋玄樹

280億円の黒字なのに……受信料値下げ見送りのNHK 今後、督促はますます厳しくなる?

 NHKが巨額の収益を上げながら、受信料値下げを見送る方針であることが判明。12月には受信料をめぐる注目の裁判が控えているが、こちらもどうやらNHKに風が吹きそうだ。

 ご存じの通り、受信料によって成り立つNHKだが、その経営は極めて順調だ。11月14日に発表された中間決算では、9月末時点での契約数が過去最高を更新。受信料収入は前年同期比62億円増の3,449億円に上り、いわゆる黒字は、およそ280億円に達した。しかし、翌15日付の毎日新聞によれば、受信料の値下げは見送られる方針だという。これについて、週刊誌を中心に活動するフリーライターが語る。

「NHKの受信料をめぐっては、籾井勝人前会長が昨年、『視聴者に余剰の資金をお返しすべきだ』と述べ、値下げを検討しましたが、経営委員会に却下されました。NHKは放送センターの建て替えのために金をためており、2015年には総資産が1兆円に達しています。現在の受信料は、地上波のみで月額1,260円。庶民が節約生活を送る中、もうけすぎと指摘されても仕方ないでしょう」

 そんな受信料について、12月には注目の裁判が控えている。その裁判は、NHKが原告となり、テレビがあるのに受信料を払わない被告男性に対し、支払いを求めたもの。男性は、テレビなどの放送受信設備の設置者が「NHKと受信契約をしなければならない」と定めた放送法の規定が、憲法が保障する契約の自由に反していると訴えており、NHKの経営の根幹を支えてきた受信料制度について、最高裁判所の司法判断が下される。しかし、前出のフリーライターは、NHKに有利な判決が下されるものと予想する。

「もし、最高裁が『放送法は違憲だ』との解釈を下せば、NHKの収入の大半を占める受信料収入は大幅に落ち込むでしょう。しかしそれはあまりにも影響が大きすぎます。高裁の判決では、過去数十年分の金額を請求することもできる内容になっていますが、恐らくこちらが違憲とされるだけ。むしろ今回の判例を盾に、より徴収強化の方向に向かうと思います。先日の衆院選で、最高裁判所の裁判官を罷免するかどうかを決める国民審査が終わったばかりというのも気になります。NHKに事実的勝訴の判断を下せば、国民から批判の声が上がるのは必至。国民審査で×印を付けようという動きも起こったはずです。しかし自民党が大勝して、当分選挙はありませんからね」

 司法の場でも“忖度”が働くのか? 注目の判断は12月6日に下される。

280億円の黒字なのに……受信料値下げ見送りのNHK 今後、督促はますます厳しくなる?

 NHKが巨額の収益を上げながら、受信料値下げを見送る方針であることが判明。12月には受信料をめぐる注目の裁判が控えているが、こちらもどうやらNHKに風が吹きそうだ。

 ご存じの通り、受信料によって成り立つNHKだが、その経営は極めて順調だ。11月14日に発表された中間決算では、9月末時点での契約数が過去最高を更新。受信料収入は前年同期比62億円増の3,449億円に上り、いわゆる黒字は、およそ280億円に達した。しかし、翌15日付の毎日新聞によれば、受信料の値下げは見送られる方針だという。これについて、週刊誌を中心に活動するフリーライターが語る。

「NHKの受信料をめぐっては、籾井勝人前会長が昨年、『視聴者に余剰の資金をお返しすべきだ』と述べ、値下げを検討しましたが、経営委員会に却下されました。NHKは放送センターの建て替えのために金をためており、2015年には総資産が1兆円に達しています。現在の受信料は、地上波のみで月額1,260円。庶民が節約生活を送る中、もうけすぎと指摘されても仕方ないでしょう」

 そんな受信料について、12月には注目の裁判が控えている。その裁判は、NHKが原告となり、テレビがあるのに受信料を払わない被告男性に対し、支払いを求めたもの。男性は、テレビなどの放送受信設備の設置者が「NHKと受信契約をしなければならない」と定めた放送法の規定が、憲法が保障する契約の自由に反していると訴えており、NHKの経営の根幹を支えてきた受信料制度について、最高裁判所の司法判断が下される。しかし、前出のフリーライターは、NHKに有利な判決が下されるものと予想する。

「もし、最高裁が『放送法は違憲だ』との解釈を下せば、NHKの収入の大半を占める受信料収入は大幅に落ち込むでしょう。しかしそれはあまりにも影響が大きすぎます。高裁の判決では、過去数十年分の金額を請求することもできる内容になっていますが、恐らくこちらが違憲とされるだけ。むしろ今回の判例を盾に、より徴収強化の方向に向かうと思います。先日の衆院選で、最高裁判所の裁判官を罷免するかどうかを決める国民審査が終わったばかりというのも気になります。NHKに事実的勝訴の判断を下せば、国民から批判の声が上がるのは必至。国民審査で×印を付けようという動きも起こったはずです。しかし自民党が大勝して、当分選挙はありませんからね」

 司法の場でも“忖度”が働くのか? 注目の判断は12月6日に下される。

V6三宅健、コンサート衣装に“私情”を反映!? 「ボクが欲しかった(笑)」とぶっちゃけ

 V6三宅健がパーソナリティを務めるラジオ『三宅健のラヂオ』(11月13日深夜放送、bayFM)にて、三宅が先日まで行われていたV6のコンサートツアー『V6 LIVE TOUR 2017 The ONES』で着ていた衣装について語った。

 どのジャンルのコンサートでも、アンコールで自分たちのコンサートグッズTシャツを身につけてステージに上がるシーンはよく見かける。ジャニーズも例外ではなく、アンコールでそのツアーのTシャツにジーパンなど、統一されたスタイルで登場することが多い。しかし三宅は、ツアーTシャツも含めてスタイリングがしたかったのだとか。そこで、HOMME PLISSEイッセイミヤケのプリーツでスタイリングされた衣装を、メンバーが身にまとうことを思いつき、「今回はスタイリストさんにお願いして、ああいう感じになった」という。さらに、「ボクが履いているパンツ、ボクが欲しかったんです(笑)」と理由の一つに“私情”があったことも明かした。

 しかし、三宅が欲しかったという麻のパンツはサイズが合わなかったようで、「すごい長くて本当に『遠山の金さん』みたいになっちゃうんですよ。ボクがはくと身長が低いから。裾がフリンジにになってるんですけど、それをじゃあどうするのかと。裁断するとしたら、ボクの膝辺りで切らないといけないんですよ」と苦労を語った。

 そんな中、衣装製作スタッフが細かい裾合わせの作業を請け負ってくれたという。「一個一個綿を引っ張り出して、気が遠くなるような作業をして、あのフリンジを出してくれてたの! だからボクはコンサート中、そのパンツが汚れるのがすごく嫌だったワケ」と、スタッフが手間をかけて調整してくれたパンツへの愛をのぞかせる。

 坂本昌行がプロデュースした楽曲「Answer」披露時の演出では、「昔の蚊取り線香のCMみたいな感じで(笑)。火薬が出るんですね」と三宅が語るほど大量の火薬を使い、ステージが灰だらけになってしまったのだとか。そのため、裾をたくし上げてズボンを守ったという三宅は、「ほら、頑張ってくれた衣装さんの思いもあるし、後々ボクの私物にもなるワケだから」と声を弾ませた。

 V6の衣装チームはスタイリング・製作・着替えの3チームに別れているそうで、同ラジオで度々話題に上がるジャニーズ事務所の重鎮スタッフが所属する会社「キマエラ」は、この中の“着替え”を担当しているのだとか。ひとつひとつの衣装にも、多くの人たちの手間と愛情がこもっているV6のコンサート。たくさんの愛に溢れているV6だからこそ、ファンも愛さずにはいられないのだろう。

元女囚が見たムショという“妄想”空間ーー「BL本」の差し入れで夫を疑い、夜も眠れず

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■些細なことで不安になるのが「懲役の宿命」

 先日、「週刊大衆」(双葉社)で、元AV女優の麻美ゆまさんのインタビューを受けさせていただきました。関西人はサービス精神が旺盛なので、面白おかしく、しゃべってしまいました(笑)。刑務所内の暮らしについてお話しした内容は、11月27日号と12月4日号の2号にわたって掲載されています。

 男子刑務所に比べれば、女子刑務所の規則はゆるいのですが、やはり塀の中は閉鎖空間なんです。いじめもありますし、何度もイヤな思いをしました。朝から晩まで規則ずくめの施設の中で過ごすのが懲役(受刑者)の毎日です。楽しみといえば、食事とたまの面会と手紙くらいで、顔を合わせるのは懲役仲間と刑務官だけ。こういう狭い空間にいると、考え方が狭くなるのも当たり前といえば当たり前ですね。

 例えば、いつも来ている手紙や面会、差し入れが少しでも遅れると、めっちゃ不安になりました。刑事事件を起こすと家族や友達から縁を切られることも多いので、家族が定期的にいろいろやってくれた私は、まだ恵まれているほうでしたが。

■「BL本」の差し入れで取り越し苦労

 そんなある日、夫から「BL本」の差し入れがありました。美少年同性愛の漫画ですね。私はお料理の本や旅の本、やくざのノンフィクションやレディコミなどの漫画が好きで、よく差し入れてもらっていたのですが、この時はなぜかBL……。私はそっち系の趣味はないし、もちろんリクエストした覚えもありません。なんでこんな本を送ってきたんやろか……。ちょっと考えてハッとしました。

「もしや男が好きになったから、私と離婚したいのと違うんかな?」

 今思うとバカバカしいのですが、いかんせん閉鎖空間ですし、近くにいないので、すぐには確かめられませんから、不安がめっちゃ募りました。

「やっぱり私がポン中やから、愛想尽かされたんやろか……」
「でも、なんでよりによってBL???」

 ぐるぐると考えていると、夜も眠れません。しばらく妄想でキレそうな毎日でしたが、少したって、夫が面会に来てくれました。

「なあ……あの漫画、何なん?」面会時間は短いので、あいさつもそこそこに聞いてみました。

「あの漫画て?」
「ほら、あのBL……」
「びーえる? て何?」
「ええー? 先月差し入れてくれた漫画やんか……」
「知らんがな。漫画は、本屋で売れてるやつを選んでもろてるだけや」
「えっ?」
「どんな本がええかわからんし。売れてる中から選んだだけやねん」
「……そ、そうやったんか……」

 おかげさまで、めっちゃ安心しました。シャバならしょうもない疑惑ですが、あの時は真剣だったのです。

 まあBLは極端としても、狭いところでは考えんでもええことを、ついつい考えてしまうんですね。

 たとえば取り調べの時なんかも、冤罪であっても刑事さんから「お前がやったんやろ!」と何度も怒鳴られ続けていると、「もしかしてやってたかも?」という気持ちになるそうです。まあ、私はホンマにシャブをやってたんですけどね(笑)。これも狭いところで、ほかに何も考えられない状況やから起こってしまう妄想なんでしょう。

 こういう妄想が自分の中だけであればまだいいのですが、そのうち周囲にもしゃべりだしてしまうと、もう「拘禁反応」の部類ですね。別に何も言っていないのに、「今、私の悪口言ってたやろ?」とか「今、こっちをにらんでたやろ?」とか言う懲役は珍しくありませんでした。

 ワタクシ的には、やっぱり「そんなに私の裸が見たいんか!?」といつも言っていたおばあちゃんが忘れられないんですが、これはゆまさんにもウケてました。そういうわけで、ムショにいると「妄想」がひどくなります。やっぱり行くところではないですよ、というお話でした。

nakanorumi_portrait中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)