闇のブローカーが暗躍中! 東南アジアからの“希少動物密輸バイト”に勤しむ大学生たち

 東南アジアから動物の密輸を試みる者が後を絶たない。中には闇のブローカーが大学のサークルなどに“アルバイト”と称して話を持ちかける例もあるという。

 10月29日、タイ・バンコクのドンムアン空港で逮捕された21歳の日本人女子大生は、幼いカワウソ10匹をスーツケースに隠して持ち出そうとした容疑で逮捕。荷物検査で発覚し、当人は「売られていたのがかわいそうだと思って、1匹1,000バーツ(約3,000円)で買った。店員に問題ないと言われ、違法ではないと思った」などと供述したというが、スーツケースは巧妙に改造されており、10月下旬のパスポート取得と、日本から金曜に出国し日曜に帰国する短期間のスケジュールを考えると、その弁明は非常に怪しいもの。計画的な密輸が疑われている。

 容疑者の女性は、観光客に人気のチャトゥチャック市場で購入したと供述しているというが、もちろんカワウソの売買は現地でも違法で、通常この市場では販売されていない。筆者も取材で毎年数回のタイ渡航をしていて、同市場にも毎度のように立ち寄っているが、ペット売り場でカワウソを見たことは一度もなかった。同市場は観光客でにぎわうため、他に比べてパトロールも多い。

 バンコク在住の日本人実業家に聞くと「1匹1,000バーツで購入という言い分も非常に疑わしい」という。

「タイでも希少なカワウソが、犬より安い1匹1,000バーツなんて信じられないですよ。闇取引ならもっと高いはず。タイでは動物の密輸は、4年以下の懲役と1,000ドル以下の罰金という罪なのですが、価格によってその罪の大小を区別することがあるので、安く買ったという言い訳は犯罪者の常套句でもあります。11月の法改正でも一般的な密輸犯罪には『10年以下の懲役と価格4倍の罰金』となっていて、値段を低く言った方がよいという認識があります。当局もそれはわかっているので、ウソを言っても、そうそう通用しませんけどね」

 タイは他の東南アジア諸国と比べても観光客の出入りが多く、動物の密輸事件が多発中だ。今年2月も日本人の男によるカワウソなどの密輸事件があり、8月には中国で漢方薬の材料にされる希少動物・センザンコウの大量密輸が摘発された。9月、成田空港では中国人の男が小型サルの密輸入で逮捕。この男は10年間で90回以上のタイ渡航を繰り返しておりプロの密輸業者だったと見られるが、その過程でサル4匹うち3匹は死亡。希少動物の頭数は、こうした密輸の犠牲になって激減しているが、規制と比例して取引額も上がるため、なお業者のターゲットになってしまう悪循環がある。

 カワウソは最近、日本国内で人気が上がったが、国内ではほぼ絶滅したと見られる動物で、100万円の値が付いたこともある。国際的には商取引が規制されているが、それでもペット需要があるようで、闇のブローカーが絶えない。

 ある有名大学のサークルでは昨年、そうしたブローカーからのアルバイトとして、集団で動物の密輸を請け負っていた疑いが浮上し、サークル自体が解散させられている。表向きの理由は密輸ではなかったが、このサークルのメンバーだった大学生2人がタイで希少なカメを輸出しようとして当局に摘発された。2人は動物の輸送に慣れておらず、持ち出そうとしたカメがすべて死亡してしまっていたことから「生物」ではなく「死体」になってしまい、大きな罪には問われなかったというが「大学側に連絡が届いてサークルの解散に至ったのは間違いない」と同大の学生。

「グレーなアルバイトをやる学生が集まってでサークルを作っていることも多く、そこに目を付けた闇の業者による依頼だったようですけど、ほかの大学にも似たような話があったと聞くので、悪のネットワークみたいな広がり方をしているのかも」(同)

 多くのブローカーはリスクを見据えて、摘発があると巧みに逃亡する術を持っており、罪をかぶるのは目先の金に釣られた実行犯であることが大半。密輸は種別にもよるが日本では基本10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金という重罪で、未遂でも同等の罪に問われる。海外で捕まれば日本より劣悪な環境の刑務所に入れられる可能性もあり、学生らが安易に関わるとトンデモないことになる恐れがある。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

小島瑠璃子は「ジャニのカキタレ」!? 村上信五の「してない」発言で得をするのは誰か

 関ジャニ∞の村上信五が12日、TBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』に出演。タレントの小島瑠璃子との肉体関係を改めて否定した。

 爆笑問題・太田光から早々に「こじるりとヤッたらしいじゃん?」とイジられた村上は、嫌がるどころか「今日、早よ帰らんと、(小島が家で)待っとるから」と全乗っかり。

 しかし、「ちゃんと釈明しといたほうがいいよ」と促されると、「(別の番組でも)言うたんですよ。付き合うてもないし、でも記事はホンマですよと。家に来たのもそうやしと」と説明。すかさず太田が「セフレってこと?」と投げかけると、村上は「してないんですよ、僕」と、肉体関係をきっぱり否定した。

 これに対し、ネット上では「したに決まってる」「あの日、2回はしてると思う」「これ、信じる人いるの?」といった声が殺到。さらに、小島に対し「夜中に付き合ってもない男の部屋にミニスカート姿で行くとか、どんな尻軽だよ」「こじるりはもう、“ジャニのカキタレ”ってイメージしかない」といった声も。

 先月27日発売の「フライデー」(講談社)は、小島が仕事後、半月に2~3回のペースで村上の自宅高級マンションに直行していると報道。とある日には、深夜1時過ぎにマンションを訪れ、翌日の午後2時半過ぎまで過ごした後、近くまで迎えに来た事務所の送迎車で仕事に向かったという。

 この報道を受け、小島は4日のラジオ番組で「ほんっとにシンプルな先輩。それ以上でも、それ以下でもなくて」と交際を否定。対して村上も、6日深夜放送のテレビ番組で「お付き合いは、してません」「隣にも座ってくれへんやったで。ずーっと対面やったで」と説明した。

 しかし、先月29日の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、司会の和田アキ子が「本人から電話で、ありました」と小島からなんらかの報告を受けたことを明かした上で、「もう20歳過ぎてるしねえ。別にねえ、いいと思う」「あたしは全然、幸せだったらいいってことだから」と2人の交際をほのめかす発言を連発。そのため、かたくなに交際を否定する2人に対し、「アッコにバラされてるのに、しらじらしい……」との声も見受けられる。

「肉体関係の有無はさておき、村上がメディアで否定すればするほど、村上の男としての株は下がり、小島には“尻軽キャラ”が定着してしまう。これまで散々、タレントの女性スキャンダルは“完全スルー”でやり過ごしてきたジャニーズ事務所だけに、村上ファンからも『黙っとけばいいのに』との声が。村上がメディアで否定したところで、誰も得をしていないように思えます」(芸能記者)

 村上の「してない」発言もむなしく、世間は全く信用していない様子。2人はいったい、どんな心境で交際を否定し続けているのだろうか?

「それでも、あなたは舐めますか? 舐めさせますか?」クンニで、がん罹患率300%上昇の衝撃!

今週の注目記事・第1位
「武豊 美人キャスターを抱き寄せ熱いキス!」(「フライデー」11/24号)

同・第2位
「『危ない信号機』が放置されている」(「週刊現代」11/25号)

同・第3位
「クンニリングスで『がん』になる」(「週刊現代」11/25号)

同・第4位
「49歳人妻議員“旺盛なる性治活動”」(「週刊ポスト」11/24号)

同・第5位
「首吊り士白石隆浩の怪 全裸写真と美女動画」(「週刊文春」11/16号)
「眠れる快楽殺人者を起こした『白石隆浩』の揺り籠から絞首台まで」(「週刊新潮」11/16号)

同・第6位
「『安倍総理』は『トランプ父娘』の靴を舐めたか」(「週刊新潮」11/16号)
「安倍懇願もトランプ『いずも乗艦拒否』の暗闘」(「週刊文春」11/16号)

同・第7位
「テスラEVがトヨタを駆逐する日」(「週刊現代」11/25号)

同・第8位
「大新聞・テレビの凋落が止まらない!」(「週刊ポスト」11/24号)

同・第9位
「25年ぶり『超・株高』はまだまだ上がるか? それとも暴落するか?」(「週刊ポスト」11/24号)

同・第10位
「トランプが安倍に通告した『北朝鮮攻撃』の次期」(「週刊現代」11/25号)

同・第11位
「朝鮮労働党幹部独占告白『戦争の準備はできている』」(「週刊文春」11/16号)

同・第12位
「4の字固めで秋の叙勲『ザ・デストロイヤー』捲土重来への地固め」(「週刊新潮」11/16号)

同・第13位
「コーチ待遇も3億円マンションも捨て松坂大輔の“延長戦”」(「週刊文春」11/16号)

同・第14位
「『紅白歌合戦』大アンケート『出てほしい』『出てほしくない』歌手」(「週刊文春」11/16号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 文春、新潮の誌面に活気がない。スクープがないこともあるが、何やら誌面から立ち上ってくるオーラが感じられないのである。

 その点、スクープを追わない、追えない現代とポストのほうが読み応えがある。面白いものである。

 まずはその活気がない文春から。

 NHKの『紅白歌合戦』へ「出てほしい歌手」「出てほしくない歌手」というアンケートがある。出てほしいのは1位が安室奈美恵、2位がC&K、3位が桑田佳祐。

 出てほしくないほうが興味深い。1位が和田アキ子、これは何の問題もない。2位がAKB48、3位が嵐、4位が小林幸子、5位がEXILEである。

 ところで11月10日のスポニチ一面にショッキングなニュースが掲載された。

「WBA世界フライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が引退の危機を迎えていることが9日、分かった。父でもある井岡一法会長が大阪市内の同ジムで会見し、同日付で王座を返上したことを発表。12月31日に計画していた6度目の防衛戦に向けて心身の準備が整わないためとし、このままリングを去る可能性についても触れた」

 井岡は4月に5度目の防衛に成功して、具志堅用高が持つ日本ジム所属選手歴代1位の世界戦14勝に並んだ。しかも5月には歌手でタレントの谷村奈南(30)と結婚したばかりである。

 父親は「新婚生活で(東京に)住まいもある。集中して今までみたいにできていない。やっぱりこっち(大阪)に帰ってきて、奥さんと自分の防衛戦前に(大阪で)仮住まいでもいいから、と。そんな話もした。でも、環境を変えられなかった。プライベートの方に(時間が)取られている」と話している。

 推測するに、安定した生活が井岡のボクシングに対するハングリーさを失わせたのかもしれない。

 ソフトバンクに所属していた松坂大輔(37)が、球団の「コーチ兼任で復帰を目指せ」という好条件を辞退し、自由契約を選んだことが話題である。

 文春によれば、3年12億円という破格の契約だったが、入団後にすぐ右肩を痛め、これまで1軍のマウンドに上がったのは昨年の1回きり。それも1回で5失点というさんざんな結果だった。

 だが、今年1月ごろから体が絞れ、ブルペンでも239球を投げて再起への期待が高まっていたという。

 球団関係者にいわせると、この3年間肩身の狭い思いをし、チームメイトからも孤立、ネットで「給料泥棒」と叩かれ、食事に行くのも黒ぶちメガネにマスク姿だったという。

 退団が発表されたのはソフトバンクが日本一に輝いた翌日だった。日本では松坂の獲得を目指す球団はないようだ。

「誰も彼を知らない海外、たとえばアメリカの独立リーグなどで最後の挑戦をするのでは」(野球関係者)

 平成の怪物といわれた大投手も、ケガには勝てなかったようである。

 新潮から元プロレスラーのザ・デストロイヤー(87)の話を。我々世代には懐かしい名前である。新潮によると、テレビの視聴率調査が始まってから今までで、トップ50の中にプロレス中継が2つ入っているという。

 1つは1963年のデストロイヤーと力道山戦で64%。今一つは65年のデストロイヤーと豊登戦で51.2%だそうだ。

 この人、アメリカのヘビー級チャンピオンとして来日したが、もともとはシラキュース大学大学院を出たインテリ。

 さまざまなスポーツをやり前歯が2本かけ、若ハゲだったことから、プロモーターが「マスクを被れ」といって覆面レスラーに仕立て、それでブレークしたそうだ。

 力道山の死後、日本プロレスが分裂すると、全日本に所属し、家族を呼び寄せて日本で生活するようになった。

 シャワー以外は食事の時も覆面を外さなかったという。93年に日本武道館で引退試合をやり、ニューヨークに戻って生活しているそうだ。

 その彼が今回、旭日双光章を受賞したのである。内閣府も粋な計らいをするものである。

 現代の得意技だが、今週は文春も「朝鮮労働党幹部独占告白」をやっている。名は張正哲、もちろん仮名だ。

 会ったのは中国北京の和食レストラン。重い口を開いて、北朝鮮が食べるのにも困る生活を余儀なくされていると話している。

 国連による経済制裁の効果が出てきているのだろうか。94年にあった「第一次北朝鮮核危機」のときには、軍人たちは靴を履き、銃に弾を入れて寝たという。

 相変わらず、核を保有する我が国を攻撃すれば、してみようじゃないかと威勢はいいが、心なしトーンが落ちてきているように感じる。

 トランプを大歓迎し、28兆円という大盤振る舞いをした習近平だが、北朝鮮への圧力をこれ以上強めることには同意しなかった。

 トランプ、習近平、プーチンの思惑を測りながら、北朝鮮はどう動いていくのだろう。年末から年明けに、何かが起こりそうな嫌な予感がするのだが。

 その現代は、近藤大介編集次長が、トランプが安倍首相に「年内に北朝鮮を攻撃するのは止めた。開戦は来年の夏になると思っておいてくれ。それまでに、もっともっとアメリカの兵器を買って、北朝鮮のミサイル攻撃に備えてほしい。日本はアメリカ軍を頼らず、自国で守れるようにならないとダメだ」といったと書いている。

 その理由は、早期に戦争をおっぱじめると、せっかく習近平主席がアメリカの工業製品を28兆円も買ってくれたのに、それがパーになるからだというのである。

 何のことはない。日本に武器を大量に売り、自分の国は自分で守れと突き放したのである。

 いかにもディール好きのトランプらしいが、あれほど歓待し、娘にもカネを寄付したのに、しょせん彼にとって「わが国を『聞き分けのよい財布』」(近藤)としか見ていないということなのであろう。

 韓国では元従軍慰安婦を抱きしめ、竹島で獲れた「独島エビ」に舌鼓をうって喜んだトランプの姿を、安倍首相は苦々しく思いながら見たことだろう。

 もし、北朝鮮攻撃を来年夏といったとしても、トランプのことだから、また平気でひっくり返すに違いない。

 そのたびに、安倍は自分の立場を苦しくする。早くトランプ離れをしたほうがいい。

 所詮、トランプの大統領生命は来年の中間選挙までだろう。共和党が負ければ、党内から批判の大合唱になる。

 さて、ポストは性懲りもなく株価が上がると囃し立てているが、今週は、そうはいっても、暴落の危険もあるから、自分の所だけで責任を引き受けるのはよそうと、9人の「賢い人」たちに予測させている。

 だが、これもバラバラで、読者としては、何を信じていいのかさっぱりわからないという困った巻頭特集なのである。

 第4次産業革命が株高を牽引して、増税までに日経平均は4万円になる。日本株は米国経済に左右されるから、「米国の景気拡大が続くという前提に立つと」19年には過去最高値を更新もあり得る。

 こんな予想はありか? もし米国経済が拡大を続けるのなら、私だって予測できる。中には、安倍首相が総裁を続けることが前提で、株が上がるとおっしゃる賢人もいるが、私にいわせれば、安倍というのが一番の不安材料だと思うのだが。

 下がるという方の予測は書いても仕方ないだろう。この程度の予測でメシを食っている先生たちがいるのだから、この世界は当たるも八卦当たらぬも八卦、信じた人間がバカを見る。

 ニューズウイーク日本版(10月31日号)に「経済予測が当たらない理由」という特集があった。

 中で数学者のD・オレルがこういっている。

「高名な経済学者や中央銀行が世界的な金融危機や物価動向さえ予測できないのは経済モデルに欠陥があるからだ」

 どんな高名な経済学者が予測できないことを、できるといわないとオマンマが食えないから致し方ないのだが、眉に唾をつけて聞くことである。

 同じポストに、新聞、テレビの凋落が止まらないという特集がある。

 全国紙と地方紙を合わせた一般紙の総発行部数は、07年の4,696万部から16年は3,982万部へと、この10年間で714万部も落ちたそうだ。

 中でも朝日新聞と読売新聞の減りが大きい。テレビのほうはいうまでもない。

 見られなくなれば広告が減る。そうなると朝日新聞と産経新聞のように、お互いが、安倍を巡って不毛ないい争いをするようになる。

 ポストのいうように、トランプが来日しても、どこのハンバーグを食べたのか、ゴルフ場では安倍がバンカーから出ようとして転んだという、他愛もないことばかりを報じるのでは、見られない、読まれないのは当然である。

 立川談志師匠が生前いっていた。新聞なんて読まなくたって困ることはない。テレビ? オレんところのは映らない。

 情報に振り回されて、本当に大事なことは忘れ去られるか、情報洪水に巻き込まれて見失ってしまう。

 情報を遮断して、戦後に起きた出来事を記録した事典でも眺めていた方が、よっぽどためになる。ウソだと思ったらやってごらん。

 いよいよ大増税が始まりそうである。11月10日の朝日新聞が社説で、観光庁の有識者会議が提言した「出国税」に対して、「疑問が尽きない新税の案である。必要性がはっきりしない。税金の無駄遣いになる懸念も拭えない。検討期間はわずか2カ月。取りやすいところから取るという安直な発想ではないか」と噛みついている。

 外国人か日本人かを問わず1人当たり1,000円以内の額を徴収するという。だがこれは、安倍政権と官僚たちがタッグを組んで始める大増税の序章に過ぎないはずだ。

 次は第7位。テスラという電気自動車が広がり始めているそうだ。

 私は自動車というものに何の興味もない。昔は一時期、スポーツタイプの車を乗り回していた時期はあったが、それほど楽しいと思ったことはない。

 このテスラというEVは、イーロン・マスクという人物がつくったそうである。

 見た目はなかなかカッコいい。だが、チャージするのが面倒くさそうだし、第一、どこでチャージしたらいいのか、それを探すだけで大変そうではないか。

 そう思っていたのだが、現代でジャーナリストの大西康之が、ここを取材し、連載するという。

 シリコンバレーを張っていると、日本でベンツやBMWを見かけるのと同じ頻度でテスラを見かけるという。

 しかも音は静かで、ポルシェ並みの加速力があるそうだ。それにテスラが運営するスーパーチャージャーステイション、たぶん電気を充電するところだろう、全米に1,000カ所あるという。

 でも全米でこれだけでは、田舎町にはほとんどないのだろう。レストランやショッピングセンターでも専用充電器が置いてあるそうだが。

 マスクは1971年に南アフリカの首都ブレトリアの裕福な白人の家に生まれたそうだ。

 その後、いろいろなベンチャーを起業し、30歳そこそこで資産300億円を手に入れた。

 彼は、人類の未来を明るくすることをしようと、テスラや宇宙開発、太陽光発電を行う会社をやっているそうだ。

 スポーツメーカー英国のロードスターをベースに、航続距離400kmの「ロードスター」をつくりあげた。

 これにハリウッドのレオナルド・ディカプリオなどが目を付け、セレブ達が乗り回すようになった。

 その時は1台1,240万円だったが、今年7月満を持して発売した量産型のモデル3を、約399万円で出したのだ。

 トヨタのプリウスとそう変わらないし、近い将来、プリウスを駆逐するのではないかと見られているそうである。

 私にはEV車がどれだけ普及していくのかはわからない。だがこれだけはいえる。トヨタはGMやフォードの二の舞になる。

 そのうち車はみんなでシェアする時代になり、自動運転でバスと同じ乗り物になる。

 テスラが駆逐しなくても、時代がトヨタを駆逐する。そう思うのだが。

 安倍はトランプ父娘の靴を舐めたか。新潮らしいタイトルを付けているが、安倍首相の2人に対する気配りは尋常ではなかった。

「この日、福生(米軍横田基地がある=筆者注)は完全に米国の大統領の『庭先』と化していた。だが言わずもがな、福生は日本の国土である。戦後72年を経てなお、我が国が事実上の『米国51番目の州』である事実がそこに存在していた」(新潮)

「あたかも恋する乙女の如き安倍総理は、5日、『日本の中の米国』に降り立ったトランプ大統領と、楽しく、無邪気に、そして健気にゴルフに興じた」(同)

 わがまま父娘は、日本で「和食」を食すという心遣いはみじんもなかった。娘・イヴァンカに安倍が振る舞ったディナーはフレンチ、ジャンクフード大好きなトランプには、ゴルフ場のクラブハウスで東京港区にある『マンチズバーガーシャック』のウエルダン・ハンバーガー。

 ハンディ3のトランプと大体100前後のアベレージゴルファー安倍のスコアは「日米同盟の特定秘密」(官邸担当記者)。そして夜は鉄板焼きの銀座『うかい亭』でステーキと孫娘のためにピコ太郎を招くなど至れり尽くせり。

 しかし、文春によれば、安倍が熱望した護衛艦「いずも」乗艦は「日程がきつい」と、すげなく拒否されたという。

 その上、天皇皇后両陛下にも会わせた。何でも、1990年に日本を訪れた不動産屋時代のトランプは、いきなり「天皇に会いたいから、電話をかけろ」と同伴者にいい出したそうだ。もちろん、実現しなかったが、トランプにとって両陛下との会見はその時の「リベンジ」だと新潮は書いている。

「裏を返せば、日本はあくまで『僕としての接待』に成功したということになる」(新潮)ようだ。

 これほどまでに尽くしたのに、「米国ではほとんど注目されておらず、中国訪問の際には、米国企業のCEO約30人と商務長官が中国へ入る」(国際ジャーナリストの堀田佳男)

 韓国では、トランプの歓迎パーティに元従軍慰安婦を呼び、トランプが彼女を抱きしめるハプニングを文在寅大統領が演出して、安倍と菅官房長官を怒り狂わせた。

 異様なまでの“盲従”ぶりを晒した安倍の「おもてなし」が、アメリカはもちろんのこと、世界の笑いものになったようである。

 さて、1週間に1人のペースで9人を次々に殺害した白石隆浩容疑者(27)の「動機」はいったい何だったのだろう。

 乱暴目的、金銭、それとも新潮で心理学者や精神科医たちがいっているように「快楽殺人」なのか。

 新潮は、白石がやったようにツイッター上に「自殺志願者」として投稿してみたら、「睡眠薬有るで」「お酒を飲んで睡眠薬飲めば逝けますよ! 樹海の中で最後のエッチしたい」「楽に殺してあげる」という返信が、「わずか半日で50件以上に上った」という。

 中には、自殺を思い留まらせようというものもあった。だが、こうしたSNSが自殺志願者をターゲットにした乱暴目的の輩たちの温床になっていると指摘している。

 白石容疑者はどういう家庭で育ち、稀代のシリアルキラーになっていったのか。父親は自動車の部品の設計を行い、メーカーに納品していた。

 母親はPTAの役員をしていた。父親は、近所の人が病気になると見舞いに行ったり、雨に濡れている人を見ると傘に入れてくれる親切な人だと、町内会のメンバーが話している。

 白石には4歳下の妹がいる。だが、白石が高校生の頃、母親が娘を連れて家を出てしまう。そこから彼の人生が暗転したようだ。

 高校時代は取り立てて目立つ子どもではなかった。だが、友人に「練炭自殺しようとした」と話したことがあった。自殺サイトで知り合った数名と寸前までいったが、中の1人が恐怖を感じて取り止めになったと、淡々と話したという。

 高校卒業後は、スーパーやパチンコ店を転々とし、その後は、新宿に本拠を置くスカウト会社に籍を置いていたようだ。

 街頭でキャッチしたり、SNSで募り、風俗で働きたい女性を紹介する。スカウトされた女性の評価は、「優しい人」というものもあれば、紹介したが給料を横取りするという悪評もある。

 今年2月に職業安定法違反で逮捕され、有罪判決を受けて田舎に戻る。父親は息子が帰ってきたと喜んだそうだ。

 事件現場になったアパートを契約しに来たのは父親だった。文春によれば、ここの所有者はWBOスーパーフライ級チャンピオン・井上尚弥の父親だそうだ。

 入居した日から、白石は「死にたい」というツイッターのアカウントを開設し、9月15日には「首吊り士」というのも作り、自殺志願者を勧誘し始める。

 9人の被害者の中には3人の女子高生もいた。

 事件の全容が解明されるまでにはまだまだ時間がかかる。最大の争点は「責任能力の有無」で、精神鑑定が行われる。心神耗弱だと認められたとすれば、精神病院へ措置入院か執行猶予になる場合もある。

 警察と白石の攻防はこれからが正念場である。

 さて、呆れた議員がいたものである。ポストがすっぱ抜いた自民党横浜市議の輿石且子(49)である。

 自民党さいたま市議の帆足和之(59)と、こんなやりとりをLINEでしていたというのだ。

輿石 カズくん欲しい
帆足 ペニス? 舐めてくれる?
輿石 はい、好きだもん

 ともに既婚者である。これが事実だとすれば、議員失格であろう。

 ポストは、11月1日に開催された自民党の合同総会が熊本にあり、この2人が参加しているので、そこへ飛んだ。

 すると、輿石議員、今度は違う議員さんを引っ張り込んでいたというのだ。

「死ぬまでSEX」は議員センセイも例外ではないのだろうが、奔放すぎると思うがね。

 そうした奔放な性を謳歌している人にとって「悲報」があると現代が報じている。

 クンニリングスが、がんを引き起こすというのである。俳優のマイケル・ダグラスが、咽頭がんと診断され、「僕クンニのやり過ぎだと思う」と発言したことがある。

 それが、17年10月に米フロリダ大学が長期的な調査をして、この20年間に咽頭がんの一種である中咽頭扁平上皮がんの罹患率が約300%も上昇しているというのだ。

 その原因が、キスやクンニのオーラルプレイであると結論付けたという。

 咽頭がんのリスクを引き上げるのはHPVというウイルスの一種だが、これに感染すると、さまざまながんを発症するリスクが高まるそうだ。

 これに一番有効なのは子宮頸がんワクチンだそうだが、このワクチンは日本では、重篤な副作用が出ると大騒ぎになっているから、使うのはためらわれる。

 あなたは、それでもクンニをやりますか?

 次は、やはり現代の「危ない信号機」という記事。

 全国にある信号機は約21万基だが、そのうち2割に当たる約4万5,000基が更新期限を過ぎたまま放置されているという。

 更新期限は19年だそうだ。だが、そうした信号機が故障したりすると、考えただけでも恐ろしい。

 都道府県別で見ると、最も老朽化率が高いのは兵庫県の37.4%、次いで福島県の36.4%、トヨタのある愛知県の33.6%と続く。東京は14.8%。

 これは早急に更新、撤去してもらわなければ、クルマだけではなく、人間も安心して歩けない。

 安倍首相、ミサイル対策より信号機対策のほうが先だよ。

 今週の第1位は、私が競馬ファンということもあるが、武豊(48)の不倫? 疑惑。

 というのも夫人の佐野量子(49)にはフライデー編集長時代に思い出がある。

 まずは内容を見てみよう。10月23日夜、場所は京都四条河原町の路上。若い女性と武が抱き合い、1分ほどの熱いキスを交わしている写真。なかなか絵になる。

 それから2人は、夜の街へと消えていったという。フライデーにしては珍しく、その後の2人を追いかけていない。

 相手の女性はタレントの小浦(おうら)愛(26)。去年から競馬番組のキャスターをしているそうで、栗東トレセンへも取材に行っているそうだ。

 面白いのはこれから。フライデーはまず、小浦を直撃する。彼女は「だったら何なんですか?」と怒りを露わにして取り付く島がない。

 今度は夜、京都市内の豪邸にクルマで帰ってきた武を直撃する。いきなり小浦とのことを聞くと、「はい、(僕は)ベロベロだったでしょ」と、余裕の答え。

 だが突然そこへ、家から量子夫人が現れる。武が「フライデーさんだよ」というと、「え、どうかしたの?」と夫人。

 いくら百戦錬磨の武でも、こういうシチュエーションはやりにくいだろうね。

「(慌てた様子で)小浦さんはただの飲み友だち」

 フライデーが「友だちとは様子が違うようでしたが」というと、「いや……まあ酔っぱらっていたので」と、ひたすら逃げる。そこで量子夫人がひと言。

「それは、いかがわしいお写真を撮ったということですか?」

 武は慌てて「いや、そうじゃない」。夫人「変な写真だと嫌だよね」。なぜかフライデーはキスしている写真を2人に見せていないようだ。

 ここで機転の利く夫人が「(私たち)二人の写真を撮ってください。撮ってもらおうよ」とフライデーにおねだりする。ピースサインをしている夫人と、困惑気味の武のツーショット写真も載っている。

 これで家に入られてはならじとフライデーは「手をつないだり、抱き合ったりもしていました」と畳みかけると、「ホントに?」。「キスもしていた」「ホントに?」と、逃げの一手。不倫ではないのかというと、

「いやいや、そういうのではない。キスは覚えてないな。ハグはある。でも特別な感情はないですよ」

 あの日以外に2人きりで会ったことは?

「二人っきりはほぼないですね。もう、頼みますよ。静かに暮らしてますんで」

 絶対ないではなく「ほぼ」ないに、武の後ろめたい気持ちが表れていると見た。

 実は、武と佐野量子が交際中、たしかラブホテルだったと記憶しているのだが、出てきたところを張り込んで撮ったのもフライデーだった。その時の佐野の驚きようはなかったと、現場にいたカメラマンから聞いた。

 それがきっかけではないだろうが、2人はめでたく結婚した。それから四半世紀以上が経って、武の路上チュー写真がフライデーに載るというのは、いかに武がトップ騎手を続けているかの証明だろう。

 ちなみにこの週末には「天皇賞 秋」があった。武はキタサンブラックで見事優勝している。量子さん、あまりムチを入れ過ぎないようにね。

 日曜日には「エリザベス女王杯」があった。スマートレイアーが武から川田に乗り替わっているので、もしや不倫が原因かと思ったら、調教中に落馬したらしい。

【巻末付録】

まずは現代から。「島田晴香、最初で最後の裸身-AKB48人気メンバーが芸能界引退」。「官能ヘアヌード/小説家・紗倉まな-デビュー作『最低。』が映画化」。

 袋とじは「山咲千里、ボンデージ・ヌード-63万部を売り上げた革命的写真集」。山咲千里は綺麗だった。このグラビアは迫力不足だが、今どうしているのだろう。

 ポストは「美しい手ブラヌード-恥じらいとためらいのグラビア戦後史◆由美かおる、大原麗子、三原葉子、前田通子」。

 袋とじは「真行寺君枝、エロスの饗宴-大反響を呼んだヘアヌード写真集が甦る!」。「だから、ダメだって、竹内先生!-竹内渉が家庭教師に!?」「田村英里子、ハイレグ写真集の衝撃-ロス発特別インタビュー」。

 どっちもインパクトなし。今週は引き分けだな。
(文=元木昌彦)

Sexy Zone、A.B.C-Z、Hey!Say!JUMP薮宏太によるステージを完全収録! 度肝を抜くフォトレポート!

 ジャニー喜多川氏が“最も多くのエンターテインメントショーをプロデュースした人物”など3部門のギネス世界記録に認定されたことを記念し、2012年11月に制作された『JOHNNYS’ WORLD』がパワー・アップ、『JOHNNYS’ 2020 WORLD』となって2013年12月、帝国劇場に帰ってきた!

 ジャニーズの未来を背負うSexy Zoneと、人気上昇中のA.B.C-Z、そしてHey!Say!JUMPの薮宏太による、時空を超えたスペクタクルなこのステージを完全収録したフォトレポート!

 23種類にもおよぶ華麗なフライング、水を駆使したド派手な演出、セクシーな上半身ヌード…もう一度観たい名場面を再びお届けします!

■立ち読みはこちら

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「東京ドームに連れてこれてうれしい」乃木坂46・白石麻衣の“勘違い発言”がまたもや波紋!?

 乃木坂46の人気メンバー・白石麻衣の“勘違い発言”が、またもや物議を醸している。

 7・8日に初の東京ドーム単独公演を行った乃木坂46。7日には、公演中にワイヤーで吊るされていた約40kgのカメラが客席に落下。観客3人が軽傷を負ったほか、会場の外では“音漏れ”目当てのファンが詰めかけ、その騒音に近所から苦情が寄せられるなど課題を残したものの、公演自体は予定通り終了。2日間でおよそ延べ10万人を動員し、熱い盛り上がりを見せた。

 そんな中、ステージ上での白石の発言が物議を醸している。公演終盤、白石は「乃木坂に入って6年、悔しいこともツラいことも悲しいこともたくさんありました。でも、今こうやって東京ドームに立てていること、こんなにもステキな景色を見られて、本当にうれしく思います」と真面目な表情でコメント。さらに、「みなさんをこのステージに連れてこれたのも、本当にうれしく思います」と続けた。

 これがワイドショーなどで繰り返し放送されると、ネット上では「勘違い」「アホすぎる」と話題に。中には「まいやんはビジュアル担当だから」「まいやんの通常運転」とフォローする声も。

「乃木坂46に限らず、アイドルに大枚をつぎ込んできたドルヲタたちは、『俺たちが人気アイドルにまで押し上げた』という意識がある。そのため、あたかも白石がファンを東京ドームに連れてきたかのような“思い上がり発言”は、アイドルファンの度肝を抜いたようです。ただ、白石は以前から“ナルシスト発言”が目立つため、『もともと、そういう人』という声も」(芸能記者)

 白石といえば、2015年にスポーツニッポンのインタビューで、自身について「もともとアイドルになりたいと思って乃木坂に入ったわけじゃない」「私はアイドル向きじゃない」と語ったほか、乃木坂46について「いつかアーティストになってほしい」「(メンバー)1人ひとりが持っている色はきちんとあるので、それをアーティストという感じにつなげていきたい」などとコメント。

 この“アーティスト宣言”に失笑が起こり、ネット上では「これだけ握手会やっといて……」「じゃあ、口パクやめろ」とツッコミが相次いだ。

「白石はアイドルを軽視しているのでしょうか? 今年の『レコ大』は乃木坂46の『インフルエンサー』で当確とのウワサもあり、もしそうなれば、ますます『私はアーティスト』という勘違いがエスカレートしそうですね」(同)

 またもや勘違い発言が話題になってしまった白石。顔面偏差値はグループ随一と言われるだけに、あまり自分の言葉で語らないほうが身のためかもしれない。

『シン・ゴジラ』の裏で14.5%の『陸王』リトグリの「Jupiter」は、うるさい? 効果的?

 エーブリデーアイリッスントゥーマイハー♪

 というわけで、毎度クライマックスに大音量で流れ出すLittle Glee Monsterの「Jupiter」にもだいぶ慣れてきた日曜劇場『陸王』(TBS系)は第4話。視聴率は14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と安定水準です。しかも、裏ではテレビ朝日が『シン・ゴジラ』のテレビ初放送をぶつけてきてましたので、なおさら『陸王』の強さが際立ちます。

 というわけで、今回も振り返りです。

前回までのレビューはこちらから

 マラソン足袋のソールとして、前代未聞の最適素材「シルクール」の開発に成功した「こはぜ屋」の宮沢社長(役所広司)は、超ゴキゲン。開発チームを飲み会に集め「陸王を世界一のシューズにする」と夢を語ります。当然、みんなも大賛成。まずは、シューズを作るきっかけを与えてくれたダイワ食品の実業団ランナー・茂木くん(竹内涼真)に陸王を履いてもらうことを目標に掲げます。

 今回はそんな茂木くんが、陸王に足を入れてくれるまでのお話。

「半腱様筋の損傷」という、ランナーとしては致命的な故障を抱えている茂木くん。一流メーカー「アトランティス」とのサポート契約も打ち切られ、意気消沈しています。

 なんとか故障を克服し、チームドクターから“完治”のお墨付きをもらった茂木くんでしたが、アトランティスに「治ったらサポート再開」の約束を反故にされてしまいます。いわく「半腱様筋の損傷からトップランナーに復帰した例は、過去に0人」だからだそうです。所属する実業団から「若いうちに陸上部を辞めとけ」と迫られていたこともあって、心を痛めるばかりです。

 ある意味で、そんな茂木くん以上に心を痛めていたのが、アトランティスの社員シューフィッター・村野さん(市川右團次)でした。選手のことを第一に考え、長距離界では“カリスマ”とも呼ばれるほど選手たちの信頼も厚い村野さんは、「必ずアトランティスで茂木のシューズを作ってやる」と約束していたのです。しかし、しょせんは大企業の一社員ですので、上司・小原(ピエール瀧)の「サポート打ち切り」の指示に逆らうことはできません。そこで、信念の男・村野さんは、アトランティスを辞めることにしました。

 無職となったカリスマは、「大企業はもういい」と言います。そして、夢を語る宮沢社長にほだされ、こはぜ屋とアドバイザリー契約を結ぶことに。こはぜ屋にとっては、これ以上ない強力な味方となります。

 

■仕事は「人」であるという作品哲学の象徴

 

 宮沢社長は、何度もダイワ食品陸上部を訪れ、監督・城戸(音尾琢真)や茂木くん本人に「陸王を履いてくれ」「足型を採らせてくれ」とお願いしてきましたが、なしのつぶてでした。しかし、ここで村野さんの“村野力”が爆発。茂木くんの足型なんてとっくに持っていますし、宮沢社長と一緒に陸王の茂木モデルを抱えてダイワに乗りこめば、監督も顔パスでグラウンドに通すしかありません。茂木くんも茂木くんで、村野さんが持ってきたシューズなら履いてみたくなっちゃう。

 この作品で再三語られてきたのは、仕事とは「人」であるという哲学です。

 シューズメーカーの経営者として、宮沢社長は何も持っていません。資金もないし、ノウハウもないし、技術も実績も経験ない。あるのは夢と情熱だけ。その夢と情熱が、まずは縫製のエキスパートである足袋屋のおばちゃんたちを動かし、シルクレイの特許を持っていた飯山(寺尾聰)を動かし、カリスマシューフィッターも動かす。銀行員・坂本(風間俊介)は、次から次へとキーパーソンを呼び寄せる。みんながみんな、損得抜きで宮沢社長の力になろうと駆けずり回る。

 プロジェクトを前に進めるのは、いつだって宮沢社長以外の人物が持っている「ノウハウと技術と実績と経験」です。宮沢社長が、ものすごい顔面で夢を語ると、みんなが「ノウハウと技術と実績と経験」によって物事を解決していく。それは「人」を見つめ、「人」を大切に思う宮沢社長の性根のよさによるものでもありますが、そんなに都合よくみんながみんな足りないパーツを持ち寄って奇跡を起こすことなんてあるんかいな、と斜めに見てしまいそうになる。

 毎回、後半になって「そんな都合のいいことあるんかいなー」と思い始めたタイミングで、リトグリちゃんが大音量で歌い上げるわけですよ。

 エーブリデーアイリッスントゥーマイハー、ひとりじゃぁなぁーいー♪

 ここまでバッチリと歌詞を聞かせる劇伴には、当初から賛否があったようです。

 深いぃー胸の奥でぇえー、つながってぇるぅー♪

 補強してるな、と感じるんです。歌詞を聞かせることで、物語の哲学を補強してる。歌声によって、私たちの雑念(?)を、力ずくでねじ伏せようとするのが、このリトグリちゃんの歌に任された役割なのでしょう。だからこそ、物語にすんなり感動できている視聴者に対しては、うるさく感じられてしまうのかもしれません。

 

■“怖い人たち”が怖すぎた件について

 

 このドラマで、原作以上に怖い人として登場しているのが、アトランティスの小原と、ダイワの城戸監督です。特に城戸監督のエキセントリックともいえる激情芝居は、ちょっと過剰なんじゃないのかと思っていました。

 今回、この城戸監督の怖さが、村野がこはぜ屋を伴って現れたときに、非常に効果的に作用したと思いました。あんなにめっちゃ怖い城戸監督がすんなり道を開けてしまう、敬意を表してしまうほど、村野という人間の陸上界における実績が偉大なのだ、という意図が、より明確に伝わってきました。

 もうひとつ、陸王を履いて記録会に参加し、最後は脚がつって倒れてしまったものの快走を見せた茂木くんに対し「サポートを取り戻せ」と部下に命じた小原。常に会社の利益優先、効率優先な“悪役”として登場していましたが、選手の走りを見る能力は本物であることが示されました。これも、小原を悪役一辺倒に描いてきただけにギャップが利いて人物像が一気に広がったように思います。

 このへんは原作には描きこまれていない演出の妙で、上手いよなぁと素直に感じ入るところです。

 それと、第2話で城戸監督が茂木くんに「お前は終わりだ! ──ミッドフット着地を身につけなければ」と倒置で言ったり、今回、茂木くんが記録会の後、宮沢社長に「この靴のせいです。──走っていて、こんなに気持ちのいいシューズは初めてです」と倒置で言ったりするところは、原作には描きこまれていない脚本の妙で、上手いよなぁと素直に感じ入るところでした。

 あと、宮沢社長が息子・大地(山崎賢人)に「茂木選手のファンなんだべ?」と尋ねたシーンがありましたが、私は埼玉北部の出身なので、この「だべ?」には素直に感じ入りました。

 まだ4話で、ずいぶん原作を消化しているので後半のダレが心配ではありますが、次回以降も楽しみたいと思います。はい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

TOKIO山口MCの『幸せ!ボンビーガール』に、関ジャニ∞丸山が登場! 11月14日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
22:00~23:00 『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)山口達也

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
24:58~25:28 『アメージパング!』(TBS系)

■続きはこちら

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出会い系サイトで男性から「セックス1回で3万円」もらっていた女性、やり逃げされても「泣き寝入り」

「援助交際」は、主に18歳未満の女性が金銭の援助を目的として、成人男性と性行為などの交際を行う売春行為を指す言葉で、日本では「児童買春・児童ポルノ処罰法」などに引っかかる犯罪行為です。

 援助交際は未成年だけでなく、成人間にも存在しています。出会い系サイトは、近年規制が厳しくなり、クレジットカードや身分証明書などで年齢認証を行っているので、ユーザーは18歳以上という状態ですが、サイト内では「お礼ありで会いませんか」といったメッセージが男性側から届いたり、掲示板では隠語や伏せ字を使いながら援助交際を募る書き込みがされている現状があります。私も出会い系サイトで、ある男性ユーザーから「100万円援助します」というメッセージが届き、性行為の要求をされた経験があります。

▼出会い系サイトで「100万円援助します」という男性に、それでも会いたくなかった「怖すぎる要望」

 見ず知らずの女性に100万円も援助するなんて、どう考えてもおかしな話ですが、その時「お金に困って切迫していたりしたら、すがってしまう女性もいるのかな」とも感じました。たとえば、売り掛け(ツケ)が溜まりに溜まりまくっているホス狂いとか――。

 元ホス狂いだった私は、今もホストクラブに通っている友人(20代前半)に出会い系サイトにおける援助交際について話してみました。すると、その女性は「援助交際で騙された経験がある。やり逃げされちゃったんだ」と、衝撃的すぎるエピソードを告白してくれました。

◎1回のセックスで3万円もらっていた

 彼女は風俗店に勤めながら、ホストクラブに通っています。風俗で稼いだ金をホストクラブで溶かす生活を送っていましたが、ある時「パパ活みたいに、定期的にお金をくれる男性がいたらいいのに」と思い、出会い系サイトに登録してみたそうです。

「掲示板で『お礼ありで大人の関係お願いします』と書き込んでいる男性に『お願いします』ってメッセージを送って、複数の男性と会ってお金をもらっていました。出会い系サイトでの援交の相場はだいたい1万5000円から3万円くらい。でも私は風俗で働いているので、1万円台だと割に合わない気がしたので、3万円をくれる男性を狙って会っていましたね。1~2時間くらいでさっさと切り上げてお金をもらっていました」

 それで彼女は1回の身体の関係で3万円くれる男性(推定40代)と月に2~3回会っていたそうです。しかし、彼女は「もっとくれる男性がほしい」と欲を出してしまいます。

「3万円くれる男性をキープして、さらに月に20~30万円くれる男性がいたらいいなって思っちゃったんです。パパ活というより、身体関係ありの愛人契約みたいな感じで。ちょうどその時、『長期のお付き合いお願いします。お礼は結構出せます』っていう募集を見つけて、その男性(30代)にメッセージを送りました。その男性は『IT系の副職をしていて、お金に余裕はある』と言っていました。月20万円の契約で、みたいな感じで固まって、まずはお試しで会うことにしたんです」

 その“お試し”も「お礼あり」と決めて、ある夜にその男性と会う約束をした彼女。しかし、その結果、彼女はその男性にヤリ捨てされてしまいます。

「会ってすぐにホテルに向かったんですが、そのホテルが安っぽくて『これ、マズイんじゃないかな』って不安になりました。その男性は結婚しているそうで、奥さんには『ジムに行く』と言って家を出たと話していました。ホテルでウエアをシャワーで濡らしていたのが滑稽でしたね。そして普通にセックスをして。で、お金の話をすると、『現金は渡せない』『副職の会社の口座から振り込む』と話してきたんですよ。ヤリ逃げされそうな気がしたんで、『今渡して』って言ったんですが、どう言っても金を渡さないので、『絶対振り込んでね』と厳しく言って別れました。しかしその後、約束の期日を過ぎてもお金は振り込まれない。連絡先もブロックされ、出会い系サイトでもメッセージが送れなくなっていました」

「その男性は最初からお金を払うつもりなんてなかったんです」と振り返る彼女。彼女いわく、「振込で払うと言う人は大概ヤリ逃げする」そうです。悔しい気持ちに苛まれたそうですが、彼女自身も出会い系サイトの規約にも反していますし、警察に相談できる案件でもないため、泣き寝入りするしかありませんでした。

 成人間の援助交際については、個人の自由意志で行う単純売春にあたるため、法律上では刑事罰の対象とはなっていません。しかし、売春を勧誘した場合は売春防止法に適応します。いずれにせよ、グレーゾーンの行為なので、成人であっても売春は絶対しないでください。

永遠のマドンナ『めぞん一刻』音無響子、その抗い難い魔性を検証する

 一度でいいから管理人さんに「管理」されてみたい、そんな今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 管理人さんといっても、ビル管理人やウェブサイト管理人のことではありません。ほかでもない名作ラブコメ『めぞん一刻』の「管理人さん」こと音無響子さんのことです。

 男のロマンを過積載したようなヒロイン・音無響子。「永遠のマドンナ」「日本一可愛い未亡人」「処女以上に聖女」などといった称号をほしいままにする彼女の魅力の秘密は一体何なのか? 今回は、名作ラブコメ『めぞん一刻』を紹介しつつ、音無響子の魅力について語りたい、語り明かしたいのです。

『めぞん一刻』は高橋留美子先生の代表作であり、ラブコメ不朽の名作として、非常に有名ですが、ラブコメのヒロインとして「未亡人」設定を前面に押し出したという意味で、画期的な作品でもあります。音無響子の魅力のひとつに、この「未亡人」というキーワードがあることは間違いありません。

「未亡人」。つまり、夫に先立たれた女性ですが、日頃よりエッチな動画を見慣れている諸兄にとっては、背徳的なエロスを感じてしまうキーワードではないでしょうか? 実に不謹慎な話です。しかし僕らの音無響子は断じて違う。死んだ夫に操を立てており、言い寄ってくる男に手も握らせない身持ちの堅さ……それゆえに、処女以上に聖女であるといえるのです。

 改めて作品をご紹介しましょう。『めぞん一刻』は1980年から87年までの間、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されていました。舞台は古い木造アパート「一刻館」。主人公で浪人生(後に大学生)の五代裕作をはじめ、同じアパートの住人である一の瀬さん、四谷さん、朱美さんが主要な登場人物です。プライバシーもデリカシーもへったくれもない長屋住まいのような環境のアパートですが、そこに新しい管理人として、夫を亡くしたばかりの美女・音無響子が就任。そして、その響子さんを未亡人と知らずに一目惚れした五代と、それをはやし立てる下世話な住人たち。五代と響子さんの恋路の間に立ちふさがる、さまざまな障害やすれ違い……くっつきそうでなかなかくっつかない、そんな感じのドタバタラブコメディーです。

 そういえば以前、当コラムで『きまぐれオレンジ☆ロード』を紹介した際に(記事参照)、ラブコメ三原則とは「優柔不断・ツンデレ・三角関係」であると書きましたが、ラブコメでは先輩格に当たる『めぞん一刻』も、その原則に見事なほどにのっとっています。

 

■難攻不落なようでスキがある魔性の女

 

 響子さんは、一見すると、男を寄せ付けない雰囲気を漂わせています。死んだ夫、音無惣一郎に操を立てており、忘れ形見の飼い犬の名前にまで「惣一郎」と付けているぐらいですから、かなりのものです。しかし、五代やその恋のライバルでイケメンテニスコーチの三鷹に言い寄られると悪い気はしないようで、わりと気軽にデートに応じたりもします。そこで男たちは脈アリと思い込んでしまうのですが、最終的に「亡き夫」という超えがたい壁にぶち当たることになります。

 つまり、響子さんは無意識のうちに、五代と三鷹、そして亡き夫・惣一郎をも天秤にかけ、三角関係を超える四角関係を作り出しているのです。これはかなりやっかいな優柔不断っぷりで、恐るべき魔性を備えているといえるでしょう。

 

■見かけによらず、相当なヤキモチ焼き

 

 響子さんを口説きたくてしょうがない五代や三鷹に対し、デートには応じてくれるものの、キスはもちろんのこと、ろくに手も握らせないガードの堅さで、とにかく男たちをヤキモキさせる存在なのですが、その一方で、五代や三鷹がほかの女の子と会っていようものなら、露骨に不機嫌になります。

 特に恐ろしいのが、一刻館の前に立って掃除をしながら、五代がアパートを出入りする時に無言のプレッシャーを与えるところです。ヤキモチ焼きでツンデレなのは、ある意味可愛らしいともいえますが、だからといって別に口説けるわけでもないという、この面倒くささ。もし響子さんが実在したら、結構な「地雷女」といえるでしょう。

 

■終盤戦、女の怖さをまざまざと見せつける

 

 作品後半になると、響子さんが五代のことを好きなのが態度からもはっきりとわかるようになるのですが、三角関係ラブコメの宿命か、最後の最後まですれ違いや勘違いから起こる痴話喧嘩を繰り返します。そんなイライラからか、当初おしとやかなイメージだった響子さんの行動や言動も、かなりアグレッシブになっていきます。

 響子さんの母校で教育実習をすることになった五代。そこに教え子でクラス委員の八神いぶきが登場。五代に一目惚れしたいぶきは、五代をモノにしようとガンガン迫ります。

 そんないぶきの存在に、初めは大人の余裕を見せていた響子さんでしたが、響子をライバル視するいぶきの挑発に対し、次第にイライラし始め、笑顔のまま竹ぼうきを真っ二つにへし折ったり、「あんのガキー」と怒鳴ったりするなど……マドンナのイメージを崩壊させるシーンが次々と。

 そして優柔不断な五代の態度に業を煮やした響子さんは、ついに自ら母校に乗り込み、教頭先生に八神のことをチクるという手段に出ます。響子さん……可愛い顔してそこまでやるか……。管理人さんは、恋愛のライバルまで完全に管理してしまったのです(うまいこと言ったつもり)。

 

■面倒くささを補って有り余る女の魅力

 

 ……ここまで、響子さんのことを褒めちぎるつもりが、気がついたらとんでもない性悪女みたいに書いてしまいました。しかし、それを補って余りある魅力が、響子さんにはあるのです(今さらフォロー)。

 何しろ、高橋留美子先生の描く女性キャラの中でも最高傑作と呼べるほどの圧倒的な美貌と百万ドルの笑顔、つい守ってあげたくなる地味で幸薄そうな感じ、世間知らずで天然なお嬢様っぽさ、家事全般が完璧な理想のお嫁さんっぷりなど、ちょっと嫉妬深いところも含めて、男を魅了するに余りある存在です。

 ほかの登場キャラクターも個性的で十分魅力的なのですが、結局は「管理人さん」音無響子あってこその『めぞん一刻』だといえるでしょう。それは、単行本の表紙は1巻から15巻までのすべてを響子さんが飾っているということからもわかります。竹ぼうきを持ったひよこエプロン姿、ミニスカートのテニスルック、水着姿に和服姿、バゲットを抱えた買い物姿、最終巻の白無垢姿などなど……単行本の表紙を並べると、まるで音無響子のグラビア写真集のようになります。

 ちなみに『めぞん一刻』は、過去に2回実写化されており、86年の東映映画版、2007年のテレ朝ドラマ版がありました。気になる音無響子を演じるのはそれぞれ、石原真理子、伊東美咲。当時の響子さんのイメージは、石原真理子だったのか……今振り返ると結構、黒歴史っぽい感じですね。
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

◆「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

永遠のマドンナ『めぞん一刻』音無響子、その抗い難い魔性を検証する

 一度でいいから管理人さんに「管理」されてみたい、そんな今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 管理人さんといっても、ビル管理人やウェブサイト管理人のことではありません。ほかでもない名作ラブコメ『めぞん一刻』の「管理人さん」こと音無響子さんのことです。

 男のロマンを過積載したようなヒロイン・音無響子。「永遠のマドンナ」「日本一可愛い未亡人」「処女以上に聖女」などといった称号をほしいままにする彼女の魅力の秘密は一体何なのか? 今回は、名作ラブコメ『めぞん一刻』を紹介しつつ、音無響子の魅力について語りたい、語り明かしたいのです。

『めぞん一刻』は高橋留美子先生の代表作であり、ラブコメ不朽の名作として、非常に有名ですが、ラブコメのヒロインとして「未亡人」設定を前面に押し出したという意味で、画期的な作品でもあります。音無響子の魅力のひとつに、この「未亡人」というキーワードがあることは間違いありません。

「未亡人」。つまり、夫に先立たれた女性ですが、日頃よりエッチな動画を見慣れている諸兄にとっては、背徳的なエロスを感じてしまうキーワードではないでしょうか? 実に不謹慎な話です。しかし僕らの音無響子は断じて違う。死んだ夫に操を立てており、言い寄ってくる男に手も握らせない身持ちの堅さ……それゆえに、処女以上に聖女であるといえるのです。

 改めて作品をご紹介しましょう。『めぞん一刻』は1980年から87年までの間、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されていました。舞台は古い木造アパート「一刻館」。主人公で浪人生(後に大学生)の五代裕作をはじめ、同じアパートの住人である一の瀬さん、四谷さん、朱美さんが主要な登場人物です。プライバシーもデリカシーもへったくれもない長屋住まいのような環境のアパートですが、そこに新しい管理人として、夫を亡くしたばかりの美女・音無響子が就任。そして、その響子さんを未亡人と知らずに一目惚れした五代と、それをはやし立てる下世話な住人たち。五代と響子さんの恋路の間に立ちふさがる、さまざまな障害やすれ違い……くっつきそうでなかなかくっつかない、そんな感じのドタバタラブコメディーです。

 そういえば以前、当コラムで『きまぐれオレンジ☆ロード』を紹介した際に(記事参照)、ラブコメ三原則とは「優柔不断・ツンデレ・三角関係」であると書きましたが、ラブコメでは先輩格に当たる『めぞん一刻』も、その原則に見事なほどにのっとっています。

 

■難攻不落なようでスキがある魔性の女

 

 響子さんは、一見すると、男を寄せ付けない雰囲気を漂わせています。死んだ夫、音無惣一郎に操を立てており、忘れ形見の飼い犬の名前にまで「惣一郎」と付けているぐらいですから、かなりのものです。しかし、五代やその恋のライバルでイケメンテニスコーチの三鷹に言い寄られると悪い気はしないようで、わりと気軽にデートに応じたりもします。そこで男たちは脈アリと思い込んでしまうのですが、最終的に「亡き夫」という超えがたい壁にぶち当たることになります。

 つまり、響子さんは無意識のうちに、五代と三鷹、そして亡き夫・惣一郎をも天秤にかけ、三角関係を超える四角関係を作り出しているのです。これはかなりやっかいな優柔不断っぷりで、恐るべき魔性を備えているといえるでしょう。

 

■見かけによらず、相当なヤキモチ焼き

 

 響子さんを口説きたくてしょうがない五代や三鷹に対し、デートには応じてくれるものの、キスはもちろんのこと、ろくに手も握らせないガードの堅さで、とにかく男たちをヤキモキさせる存在なのですが、その一方で、五代や三鷹がほかの女の子と会っていようものなら、露骨に不機嫌になります。

 特に恐ろしいのが、一刻館の前に立って掃除をしながら、五代がアパートを出入りする時に無言のプレッシャーを与えるところです。ヤキモチ焼きでツンデレなのは、ある意味可愛らしいともいえますが、だからといって別に口説けるわけでもないという、この面倒くささ。もし響子さんが実在したら、結構な「地雷女」といえるでしょう。

 

■終盤戦、女の怖さをまざまざと見せつける

 

 作品後半になると、響子さんが五代のことを好きなのが態度からもはっきりとわかるようになるのですが、三角関係ラブコメの宿命か、最後の最後まですれ違いや勘違いから起こる痴話喧嘩を繰り返します。そんなイライラからか、当初おしとやかなイメージだった響子さんの行動や言動も、かなりアグレッシブになっていきます。

 響子さんの母校で教育実習をすることになった五代。そこに教え子でクラス委員の八神いぶきが登場。五代に一目惚れしたいぶきは、五代をモノにしようとガンガン迫ります。

 そんないぶきの存在に、初めは大人の余裕を見せていた響子さんでしたが、響子をライバル視するいぶきの挑発に対し、次第にイライラし始め、笑顔のまま竹ぼうきを真っ二つにへし折ったり、「あんのガキー」と怒鳴ったりするなど……マドンナのイメージを崩壊させるシーンが次々と。

 そして優柔不断な五代の態度に業を煮やした響子さんは、ついに自ら母校に乗り込み、教頭先生に八神のことをチクるという手段に出ます。響子さん……可愛い顔してそこまでやるか……。管理人さんは、恋愛のライバルまで完全に管理してしまったのです(うまいこと言ったつもり)。

 

■面倒くささを補って有り余る女の魅力

 

 ……ここまで、響子さんのことを褒めちぎるつもりが、気がついたらとんでもない性悪女みたいに書いてしまいました。しかし、それを補って余りある魅力が、響子さんにはあるのです(今さらフォロー)。

 何しろ、高橋留美子先生の描く女性キャラの中でも最高傑作と呼べるほどの圧倒的な美貌と百万ドルの笑顔、つい守ってあげたくなる地味で幸薄そうな感じ、世間知らずで天然なお嬢様っぽさ、家事全般が完璧な理想のお嫁さんっぷりなど、ちょっと嫉妬深いところも含めて、男を魅了するに余りある存在です。

 ほかの登場キャラクターも個性的で十分魅力的なのですが、結局は「管理人さん」音無響子あってこその『めぞん一刻』だといえるでしょう。それは、単行本の表紙は1巻から15巻までのすべてを響子さんが飾っているということからもわかります。竹ぼうきを持ったひよこエプロン姿、ミニスカートのテニスルック、水着姿に和服姿、バゲットを抱えた買い物姿、最終巻の白無垢姿などなど……単行本の表紙を並べると、まるで音無響子のグラビア写真集のようになります。

 ちなみに『めぞん一刻』は、過去に2回実写化されており、86年の東映映画版、2007年のテレ朝ドラマ版がありました。気になる音無響子を演じるのはそれぞれ、石原真理子、伊東美咲。当時の響子さんのイメージは、石原真理子だったのか……今振り返ると結構、黒歴史っぽい感じですね。
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

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