「武器はトランプの押し売り」報道に、専門家から異論も……「F35は実質日本製」

「安倍首相は多くの武器をアメリカから買うことになるでしょう。そうすれば日本はさらに安全になり、アメリカは雇用が増える!」

 来日していた米・トランプ大統領のビジネスマンらしい発言に、安倍晋三首相は「F35Aもそうですし、イージス艦の量、質を拡充していく上において、アメリカからさらに購入していくことになると思っています」と返答。北朝鮮の脅威に対するものとして、アメリカからの積極的な装備の購入を示唆した。

 これには「アメリカの押し売りに応じるのか」「日本の軍拡競争への参加だ」など反発が広がった。しかし、専門家からは「武器屋としてのアメリカの存在感を周辺諸国にアピールした程度の意味合いしかない」という見方もある。

 軍事ジャーナリストの青山智樹氏は「もともと日本の防衛用機器はほとんどアメリカから購入していますが、その部品の多くが日本製なんです。そうして出来上がった武器をオーストラリアやインドにも輸出しているので、単に“押し売り”とする報道は政権を批判したいマスコミの浅い見方にも見える」という。

 アメリカからの導入が予定されている主要兵器は、F35戦闘機や地対空迎撃ミサイルシステムのイージス・アショア、中型輸送機のオスプレイなどと見られるが、F35は「当面、老朽化したF4ファントムとの交替にすぎない」と青山氏。

「ファントムは1981年に生産終了したもので、一番新しい機体でも40年が経過。その代替にF35が適切かどうかの議論はできても、日本では東京・武蔵村山市にエンジン工場があって、愛知県小牧市の三菱工場に運んで製造しているもの。アメリカにはライセンス料を払ってますが、実質的に日本製なんですよ」(同)

 では、導入の決まっているイージス・アショアはどうだろうか。

「新型コンピュータを搭載したイージス艦を常時、日本海に張り付けて北朝鮮からのミサイルに備えているところ、その迎撃システムを陸上に置くのがアショアです。イージスを地上配備するので、船と違って運用する要員を大幅に減らせるはず。日本のイージス艦は一隻1,200億から1,500億円かかると言われていますが、アショアの方は800億円程度と見られ、むしろお買い得なのでは。そのシステムも資料を見るとディスプレイやソフトウェアなど日本製を多数含むので、トランプ大統領が『もっと武器を売る』と言っても、日米の往復が増えるだけで、一方的に金が流れる話ではないと思います。日本が安く作ったパーツを、アメリカから高く買わされる部分が出てきたとしても、もう少し正確に実情を理解しておきたいところ」(同)

 では、ほかにアメリカから補充すると見込まれる装備は何か。

「たとえば長距離ミサイル。アメリカから射程2,000キロ以上のトマホークを買うという話が持ち上がっていますが、これに代わる中距離超音速ミサイルの開発を進めるという話もあります。この種のミサイルはインド、ロシアぐらいしか持っておらず、正面装備として見ても決して大きなものではありません。もし大きな買い物があるとすれば、空母と原子力潜水艦、そして核ですが、いずれも必要性は低いです」(同)

 空母は自衛隊に用途が見当たりにくいものとされる。緊張する中東など遠方に接近して圧力を加えるならともかく、日本近海で行動するなら本土を基地に行動すればいいだけだからだ。原子力潜水艦も同様で、一度潜航したら何年も浮上せずに世界中どこでも活動できるという特性は、こちらもその予算があれば3週間以上は潜れる通常型の潜水艦を多数作って、日本近海で行動させている方が効率的なのである。残る核については必要性以前に、世論が許すとは思えず、アメリカも保有を簡単には認めないと見られる。

「そうなると、あとは韓国でも問題となったTHAADなどの弾道弾迎撃ミサイルが必要になりそうです。すでに配備されているパトリオットPAC3は、もともと航空機の撃墜用。洋上のイージス艦から発射されるSM3もありますが、撃ち漏らす恐れを考えた場合に中距離の迎撃が可能になります。これはトレーラーに搭載した移動式で、1台で日本全域の防御は不可能なため、多数配備する必要がありますが、価格は800億から1,000億円とイージス・アショアと大差ありません」

 青山氏の見立てでは、トランプ発言で大騒ぎする必要はあまりないということ。それをわかっていて安倍首相が歩調を合わせたのなら、何か狙いがあってのことなのだろうか。そうでなければ、国内外で反発を招いているようなトランプ政権に媚びすぎている、という指摘も説得力が増してしまう話だ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

「武器はトランプの押し売り」報道に、専門家から異論も……「F35は実質日本製」

「安倍首相は多くの武器をアメリカから買うことになるでしょう。そうすれば日本はさらに安全になり、アメリカは雇用が増える!」

 来日していた米・トランプ大統領のビジネスマンらしい発言に、安倍晋三首相は「F35Aもそうですし、イージス艦の量、質を拡充していく上において、アメリカからさらに購入していくことになると思っています」と返答。北朝鮮の脅威に対するものとして、アメリカからの積極的な装備の購入を示唆した。

 これには「アメリカの押し売りに応じるのか」「日本の軍拡競争への参加だ」など反発が広がった。しかし、専門家からは「武器屋としてのアメリカの存在感を周辺諸国にアピールした程度の意味合いしかない」という見方もある。

 軍事ジャーナリストの青山智樹氏は「もともと日本の防衛用機器はほとんどアメリカから購入していますが、その部品の多くが日本製なんです。そうして出来上がった武器をオーストラリアやインドにも輸出しているので、単に“押し売り”とする報道は政権を批判したいマスコミの浅い見方にも見える」という。

 アメリカからの導入が予定されている主要兵器は、F35戦闘機や地対空迎撃ミサイルシステムのイージス・アショア、中型輸送機のオスプレイなどと見られるが、F35は「当面、老朽化したF4ファントムとの交替にすぎない」と青山氏。

「ファントムは1981年に生産終了したもので、一番新しい機体でも40年が経過。その代替にF35が適切かどうかの議論はできても、日本では東京・武蔵村山市にエンジン工場があって、愛知県小牧市の三菱工場に運んで製造しているもの。アメリカにはライセンス料を払ってますが、実質的に日本製なんですよ」(同)

 では、導入の決まっているイージス・アショアはどうだろうか。

「新型コンピュータを搭載したイージス艦を常時、日本海に張り付けて北朝鮮からのミサイルに備えているところ、その迎撃システムを陸上に置くのがアショアです。イージスを地上配備するので、船と違って運用する要員を大幅に減らせるはず。日本のイージス艦は一隻1,200億から1,500億円かかると言われていますが、アショアの方は800億円程度と見られ、むしろお買い得なのでは。そのシステムも資料を見るとディスプレイやソフトウェアなど日本製を多数含むので、トランプ大統領が『もっと武器を売る』と言っても、日米の往復が増えるだけで、一方的に金が流れる話ではないと思います。日本が安く作ったパーツを、アメリカから高く買わされる部分が出てきたとしても、もう少し正確に実情を理解しておきたいところ」(同)

 では、ほかにアメリカから補充すると見込まれる装備は何か。

「たとえば長距離ミサイル。アメリカから射程2,000キロ以上のトマホークを買うという話が持ち上がっていますが、これに代わる中距離超音速ミサイルの開発を進めるという話もあります。この種のミサイルはインド、ロシアぐらいしか持っておらず、正面装備として見ても決して大きなものではありません。もし大きな買い物があるとすれば、空母と原子力潜水艦、そして核ですが、いずれも必要性は低いです」(同)

 空母は自衛隊に用途が見当たりにくいものとされる。緊張する中東など遠方に接近して圧力を加えるならともかく、日本近海で行動するなら本土を基地に行動すればいいだけだからだ。原子力潜水艦も同様で、一度潜航したら何年も浮上せずに世界中どこでも活動できるという特性は、こちらもその予算があれば3週間以上は潜れる通常型の潜水艦を多数作って、日本近海で行動させている方が効率的なのである。残る核については必要性以前に、世論が許すとは思えず、アメリカも保有を簡単には認めないと見られる。

「そうなると、あとは韓国でも問題となったTHAADなどの弾道弾迎撃ミサイルが必要になりそうです。すでに配備されているパトリオットPAC3は、もともと航空機の撃墜用。洋上のイージス艦から発射されるSM3もありますが、撃ち漏らす恐れを考えた場合に中距離の迎撃が可能になります。これはトレーラーに搭載した移動式で、1台で日本全域の防御は不可能なため、多数配備する必要がありますが、価格は800億から1,000億円とイージス・アショアと大差ありません」

 青山氏の見立てでは、トランプ発言で大騒ぎする必要はあまりないということ。それをわかっていて安倍首相が歩調を合わせたのなら、何か狙いがあってのことなのだろうか。そうでなければ、国内外で反発を招いているようなトランプ政権に媚びすぎている、という指摘も説得力が増してしまう話だ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

“フジの死に枠”で深田恭子&松山ケンイチが新ドラマ! 「セシっちゃうんじゃ?」の声

 深田恭子と松山ケンイチというホリプロを代表する俳優2人が、“妊活”に向き合う夫婦を演じるヒューマンドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)が1月にスタートする。これに、「大コケ要素が多すぎる」との声が上がっている。

 同作は、入居者が共同で作り上げる集合住宅「コーポラティブハウス」を舞台に、妊活に向き合う夫婦をハートフルに描くオリジナル作品。放送枠は、浅野忠信主演『刑事ゆがみ』を放送中の「木曜劇場」で、2人が夫婦役を演じるのは、松山主演のNHK大河ドラマ『平清盛』以来だという。

 脚本は、かつて同枠で放送された篠原涼子主演『ラスト・シンデレラ』、石原さとみ・松下奈緒主演『ディア・シスター』を手掛けた中谷まゆみ氏。プロデュースや演出は、同枠の桐谷美玲主演『人は見た目が100パーセント』などを手掛けたスタッフが務めるという。

「『木曜劇場』は、2015年の真木よう子主演『問題のあるレストラン』以降、何をやっても数字の取れない“死に枠”。昨年は、松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』、天海祐希主演『Chef~三ツ星の給食~』と、大物女優の主演作が立て続けに大コケ。さらに前クールでは、真木主演『セシルのもくろみ』が期間平均4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と歴史的な低視聴率を記録してしまった。そのため、『隣の家族は青く見える』に対しても、『セシッちゃうんじゃ?』との声が上がっています」(テレビ誌記者)

 とはいえ、昨年発売した水着写真集がヒットを記録するなど、何かと話題の深田。さらに、ドラマでは珍しく妊活をテーマにしているとあり、注目度は高そうだが……。

「深田と松山は、なぜかドラマがヒットしないことで有名。深田はここ数年、主演作が1ケタ続き。特に3年前の『女はそれを許さない』(TBS系)は、期間平均6.2%と惨敗している。また、松山も同様で、NHK大河ドラマ『平清盛』や『ど根性ガエル』(日本テレビ系)の視聴率不振が話題に。2人とも“低視聴率俳優”の汚名をそそぎたいところでしょうが、よりによって『木曜劇場』ですからね……」(同)

 フジの“死に枠”で勝負をかける深田と松山。次こそ汚名返上となるだろうか?

秋元梢との“交際報道”にナーバスになる松田翔太 関係者からは「面倒くさい」「熱すぎてついていけない」

 モデルの秋元梢と結婚秒読みだといわれている俳優・松田翔太。桃太郎役を演じているKDDIの「au三太郎シリーズ」CMも大好評で、仕事もプライベートも充実しているように見えるが、必ずしもそういうわけではなさそうだ。

「メディア関係者からは“ちょっと面倒くさい人”という評判。スポーツ新聞や週刊誌で自分のことについて書かれると、どんな細かい点でも『ここが事実と違う!』などと事務所を通して連絡してくることもあるとか。そういったクレームが原因だったのかわかりませんが、松田翔太関連のネットニュースの記事がいつの間にか消えていたなんてこともあったようですね」(芸能事務所関係者)

 そんな松田翔太は、とにかくこだわりが強い人物だという。ドラマや映画の収録現場で監督と衝突することも珍しくない。昨年には松田翔太主演の映画『グッド・コマーシャル』が、いきなり撮影延期になったと「女性自身」(光文社)が報じている。

「監督がOKを出したカットに松田が納得いかないと撮り直しを求めたそうですが、監督は拒否。それで松田はへそを曲げてしまったようです。その後、松田のほうが撮影を拒否する形となり、結局撮影が中断してしまいました」(映画関係者)

 監督と役者が衝突すること自体は珍しくないが、現場の責任者は監督である。最終的には監督の指示に従うほかないのだが……。

「監督の指示だろうがなんだろうが、松田のこだわりは崩れないということです。松田が信用しているスタッフとの仕事であれば、こういう問題もないし、すべてにおいて真剣に取り組んでくれるので、その分、素晴らしい作品になる可能性も高い。でも、松田が少しでも不信感を抱いてしまうと、関係がこじれてしまうこともある。あまりにも熱すぎてついていけないと感じているスタッフは少なくないでしょう」(前出映画関係者)

 松田翔太は2014年に大手芸能事務所・研音から、母である松田美由紀が代表を務める「オフィス作」に移籍している。

「やはりこだわりが強すぎるがゆえに、他人がマネジメントをするよりも、家族がマネジメントをした方がいいという判断だったのでしょう。移籍をして仕事量が激減したなどということはまったくないので、移籍は間違いではなかったと思います」(前出映画関係者)

 ちなみに秋元梢との仲はどうなのだろうか。

「すでに交際は3年に及び、結婚も近いようです。しかしながら、交際を報じられることについては、かなりナーバスになっている模様。そのせいなのか、何か表には出せない特別な事情でもあるんじゃないかと妙に勘ぐっている記者もいますね」(芸能記者)

 こだわりが強いがゆえに誤解されている部分が多そうな松田翔太。仕事に真剣すぎるのも考えものだ。

秋元梢との“交際報道”にナーバスになる松田翔太 関係者からは「面倒くさい」「熱すぎてついていけない」

 モデルの秋元梢と結婚秒読みだといわれている俳優・松田翔太。桃太郎役を演じているKDDIの「au三太郎シリーズ」CMも大好評で、仕事もプライベートも充実しているように見えるが、必ずしもそういうわけではなさそうだ。

「メディア関係者からは“ちょっと面倒くさい人”という評判。スポーツ新聞や週刊誌で自分のことについて書かれると、どんな細かい点でも『ここが事実と違う!』などと事務所を通して連絡してくることもあるとか。そういったクレームが原因だったのかわかりませんが、松田翔太関連のネットニュースの記事がいつの間にか消えていたなんてこともあったようですね」(芸能事務所関係者)

 そんな松田翔太は、とにかくこだわりが強い人物だという。ドラマや映画の収録現場で監督と衝突することも珍しくない。昨年には松田翔太主演の映画『グッド・コマーシャル』が、いきなり撮影延期になったと「女性自身」(光文社)が報じている。

「監督がOKを出したカットに松田が納得いかないと撮り直しを求めたそうですが、監督は拒否。それで松田はへそを曲げてしまったようです。その後、松田のほうが撮影を拒否する形となり、結局撮影が中断してしまいました」(映画関係者)

 監督と役者が衝突すること自体は珍しくないが、現場の責任者は監督である。最終的には監督の指示に従うほかないのだが……。

「監督の指示だろうがなんだろうが、松田のこだわりは崩れないということです。松田が信用しているスタッフとの仕事であれば、こういう問題もないし、すべてにおいて真剣に取り組んでくれるので、その分、素晴らしい作品になる可能性も高い。でも、松田が少しでも不信感を抱いてしまうと、関係がこじれてしまうこともある。あまりにも熱すぎてついていけないと感じているスタッフは少なくないでしょう」(前出映画関係者)

 松田翔太は2014年に大手芸能事務所・研音から、母である松田美由紀が代表を務める「オフィス作」に移籍している。

「やはりこだわりが強すぎるがゆえに、他人がマネジメントをするよりも、家族がマネジメントをした方がいいという判断だったのでしょう。移籍をして仕事量が激減したなどということはまったくないので、移籍は間違いではなかったと思います」(前出映画関係者)

 ちなみに秋元梢との仲はどうなのだろうか。

「すでに交際は3年に及び、結婚も近いようです。しかしながら、交際を報じられることについては、かなりナーバスになっている模様。そのせいなのか、何か表には出せない特別な事情でもあるんじゃないかと妙に勘ぐっている記者もいますね」(芸能記者)

 こだわりが強いがゆえに誤解されている部分が多そうな松田翔太。仕事に真剣すぎるのも考えものだ。

KinKi Kids20周年イベントを徹底フォトレポート! 20年間のベストショットも詰め込んだファン必見の1冊!

 2017年7月に横浜スタジアムで開催された20周年イベント「KinKi Kids Party!~ありがとう20年~」を完全フォトレポート! 
 ふたりの必見ラブラブツーショット特集も収録!

Contents

KinKi Kids Party!~ありがとう20 年~フォトレポート・・・・・4P~
懐かしフォトが満載! ベストツーショットギャラリー・・・・73P~

■立ち読みはこちら

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森口博子の「私が結婚できない理由」に見る、“母子密着”のはらむ「狂気」

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「人に合わせることを覚えろ」坂上忍
『ウチくる!?』(フジテレビ系、11月5日)

 バラエティ番組の“結婚できないオンナ”企画は、製作費もかからず、タレント側もイジられてそれなりにおいしい。ゆえに、なくなることはないのだろう。

 11月5日放送の『ウチくる!?』(フジテレビ系)に出演したタレント・森口博子は結婚願望を語るが、番組は彼女の面倒くさいルーティーンを紹介する。「イタリアンレストランでも、白湯を飲む」「18時以降は、お茶も飲まない」「バナナを持ち歩いている」「潔癖症で、ホテルや病院のそなえつけのスリッパを使えないので、二足スリッパを持ちこむ」。変わっているかもしれないが、相手に同じように振る舞うことを強要しない限り、特に問題があるとは思えない。加えて、三十年来の友人である俳優・坂上忍が「食事をする時、家族を連れてくる。あれでは恋愛にならない」と証言する。食事をした時期について明言されていなかったが、森口は相変わらずなんだとしみじみした次第である。

 2012年、森口は『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)の“ワケあり独身女芸能人”の回に出演していた。森口の両親は小学生の時に離婚をし、母親は昼も夜も働いて4人の娘たちを育てたという。生活は苦しく、見かねた叔母が森口を養女にすることを申し出たこともあるそうだ。森口は幼い頃からの夢を叶え、芸能界デビューするが、鳴かず飛ばず。事務所からクビを宣告されるが、仕事を選ばずバラドルに転向、レギュラー12本を抱える売れっ子となった森口は、お母さんに家をプレゼントする。姉妹仲も良く、しょっちゅう会っていると言っていた。坂上の言う「家族を食事に連れてくる」は、森口があらゆる意味で、親族を背中に背負うという2012年方式を継続しているということだろう。

 森口には結婚願望があり、母親も孫の誕生を待っている。しかし、なぜか結婚に踏み切れないのは、森口が「母親が完璧な人だったので、結婚したら自分も同じようにできるか不安」だかららしい。何を言ってるんだか、いまいち意味がわからないが、森口が母親に寄せる信頼は厚い。例えば、母親の誕生日を祝ったことについて書いた森口の公式ブログには、「ママ、生まれてきてくれてありがとう」と書かれている。皇太子妃の雅子さまが、ご出産後の記者会見で、愛子さまに対し「生まれてきてくれてありがとう」とお話しになったことがあるが、これは母親が子どもに向けて話す言葉であって、娘から母にかける言葉としてふさわしくないのではないだろうか。このほかにも、「抱きしめてあげたい」や同居しているにもかかわらず「いっぱいいっぱい一緒にすごせる時間を増やしていこう」という記述からは、母娘逆転(森口が母親で母親が娘)、もしくは母親の彼氏のような意識を持っていることがうかがえる。

 このように常軌を逸脱した癒着が起きる原因を、心理学者・高石浩一氏は「マゾヒスティック・コントロール」という言葉を用いて説明している。マゾヒスティック・コントロールとは、母親が自らを犠牲にして子育てをすると、娘は恩義と罪悪感から、母親の顔色を見て物事を決めるようになってしまうことを指す。森口はブログで、母親は苦労して自分を含めた四姉妹を育ててくれたと繰り返し書いているが、これこそが典型的なマゾヒスティック・コントロールである。つまり、日本人が大好きな“子どものためなら苦労を厭わない母”と“母のために頑張る孝行娘”は、母娘依存の源泉とも言えるのだ。

 もう1つ、私が思う癒着の原因は、「オトコがいないから」である。彼氏がいれば全て解決という意味ではない。“他人”に「なんでそんなに親の言うこと聞くの?」とつっこまれて自分を振り返るきっかけをつかむ人もいるが、オトコという他人がいなければ、誰にもとがめられず、思う存分“母子密着”ができるのだ。こうなると彼氏はできにくいか、できても長続きしない。鶏が先か、卵が先かに似た話だが、こうして悪循環にはまっていく。

 結婚願望のある森口に、坂上は「人と合わせることを覚えろ」と言っていた。坂上が電話ではなくメールで連絡しろと言っているにもかかわらず、森口が電話をしてくることが、「人に合わせない」証拠らしい。森口が坂上と結婚したいわけでないなら合わせる必要はないわけだが、のべ一万人以上の婚活相談を受けた私の体験から言わせてもらうと、母親に依存している人は「合わせない」わけではなく、「母親に気に入られることばかり考えて生きてきたので、母親以外の人間はどうでもいい」ことが多い(こういう人は、母親のことを話す時が、一番イキイキしている)。

 アリストテレスは「詩学」で、悲劇を構成する要素は「すぐれた人」だと言った。極貧にもかかわらず、娘を手放さなかった母、芸能界で成功した娘は、まさに「すぐれた人」と言えるだろう。打算なく愛し合う2人の向こうにあるのは、日本人好みの美談かそれとも――。確かなことは、家族という気密性の高い集団は、愛だけでなく狂気をもはらんでいるということだ。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

膝蓋骨悪化の浜崎あゆみに心配の声……“キックボード事故”起こすも、奇跡的に「マキロン」で完治か 

 

 南国でキックボードを楽しむ人気歌手の浜崎あゆみに対し、ファンから膝を心配する声が相次いでいる。

 現在、「来年までタイトに続く今回のツアーで唯一このタイミングしかないって事で、女4人+ブルゾンくにみさんとダラダラゆるゆるリフレッシュの旅に来ました しあわせー」と、バックダンサーたちを引き連れバカンス中の浜崎。6日には「朝から夢中で汗だくになってキックボードをやり続けてたら、ド派手に転んでひとりで薬局にマキロン買いに行きました」と、青空の下、ホットパンツ姿でキックボードを楽しむ写真を投稿している。

 しかし浜崎といえば、6年ほど前に膝を壊したと告白。昨年のライブでは左脚中にテーピングが巻かれ、ファンを心配させた。また、今年5月には、ファンクラブのサイト上で「なんとかだましだまし6年間頑張って私に付き合ってきてくれた膝蓋骨がとうとうダメになった」と綴り、今年に入って密かに手術とリハビリをしていたことを事後報告していた。

「歩くのもままならないほどに膝を損傷していたはずのあゆだけに、長時間にわたりキックボードをした揚げ句、“ド派手に転んで”おきながらも殺菌消毒液の『マキロン』だけで済んだことにファンも驚愕している。また、膝の悪化を心配しているファンからは、『サポーターとか付けたほうが』『せめて膝の隠れるパンツを履いてほしい』『完治したならいいけど……』との声も見受けられます」(芸能記者)

 そんな、ファンも心配する浜崎だが、その抜群のスタイルにも関心が集まっている。

「先月23日に広島でコンサートを行った際、観客に対し“写真撮影OK”の時間を設けたがために、ネット上で『激太り』と話題になってしまったあゆですが、バカンス中の写真はどれも痩せており、集合写真ではファンですら『どれがあゆちゃんか、わからなかった』とのコメントを寄せるほど。この短期間で激痩せしたということでしょうか……?」(同)

 ド派手に転ぶも、幸い大事に至らなかった様子の浜崎。膝だけでなく、左耳は2008年に聴力を失っていることを告白し、今年5月には「右耳の聴力が激しく衰退しています」と明かしている浜崎だけに、ファンも体を心配せずにはいられないようだ。

膝蓋骨悪化の浜崎あゆみに心配の声……“キックボード事故”起こすも、奇跡的に「マキロン」で完治か 

 

 南国でキックボードを楽しむ人気歌手の浜崎あゆみに対し、ファンから膝を心配する声が相次いでいる。

 現在、「来年までタイトに続く今回のツアーで唯一このタイミングしかないって事で、女4人+ブルゾンくにみさんとダラダラゆるゆるリフレッシュの旅に来ました しあわせー」と、バックダンサーたちを引き連れバカンス中の浜崎。6日には「朝から夢中で汗だくになってキックボードをやり続けてたら、ド派手に転んでひとりで薬局にマキロン買いに行きました」と、青空の下、ホットパンツ姿でキックボードを楽しむ写真を投稿している。

 しかし浜崎といえば、6年ほど前に膝を壊したと告白。昨年のライブでは左脚中にテーピングが巻かれ、ファンを心配させた。また、今年5月には、ファンクラブのサイト上で「なんとかだましだまし6年間頑張って私に付き合ってきてくれた膝蓋骨がとうとうダメになった」と綴り、今年に入って密かに手術とリハビリをしていたことを事後報告していた。

「歩くのもままならないほどに膝を損傷していたはずのあゆだけに、長時間にわたりキックボードをした揚げ句、“ド派手に転んで”おきながらも殺菌消毒液の『マキロン』だけで済んだことにファンも驚愕している。また、膝の悪化を心配しているファンからは、『サポーターとか付けたほうが』『せめて膝の隠れるパンツを履いてほしい』『完治したならいいけど……』との声も見受けられます」(芸能記者)

 そんな、ファンも心配する浜崎だが、その抜群のスタイルにも関心が集まっている。

「先月23日に広島でコンサートを行った際、観客に対し“写真撮影OK”の時間を設けたがために、ネット上で『激太り』と話題になってしまったあゆですが、バカンス中の写真はどれも痩せており、集合写真ではファンですら『どれがあゆちゃんか、わからなかった』とのコメントを寄せるほど。この短期間で激痩せしたということでしょうか……?」(同)

 ド派手に転ぶも、幸い大事に至らなかった様子の浜崎。膝だけでなく、左耳は2008年に聴力を失っていることを告白し、今年5月には「右耳の聴力が激しく衰退しています」と明かしている浜崎だけに、ファンも体を心配せずにはいられないようだ。

映画愛をむさぼる悪徳プロデューサーは実在する!? 地方ロケの内情を映画化した『エキストランド』

 映画やテレビドラマの地方ロケに、今や欠かせないのがフィルムコミッション(FC)。ロケ地に選ばれれば撮影クルーが長期間滞在することで地元経済が潤い、映画やドラマがヒットすれば地域のPRになり、町おこし&村おこしにも繋がる。ロケ場所の斡旋からエキストラの募集まで無償で対応するFCは、ゼロ年代に入ってから全国各地で続々と誕生した。だが、そんな地元を愛し、映画製作を応援してくれる人々の善意をしゃぶり尽くそうとする悪徳プロデューサーがいるらしい……。11月11日(土)より劇場公開が始まる吉沢悠主演映画『エキストランド』は、各地のロケ現場で実際に起きているトラブルの数々を盛り込んだコメディタッチの問題提起作となっている。

 本作の主人公は、映画プロデューサーの駒田(吉沢悠)。前作が大コケしてしまい、プロデューサー生命が危うい状況だった。仕事がまるでない駒田は、芸能プロダクションの社長(仁科貴)が税金対策のために製作する映画『フリーター、ひとりで家を建てる』のプロデューサーを引き受けることに。「脚本は一字一句も変えちゃダメ」という無茶な注文だったが、どう転がしても面白くならないこの脚本を無事に映画化できれば、次回作は人気俳優を主演に据えた大作を撮らせてあげると言い含められる。えのき市がFC業務を始めたばかりなことに着目した駒田は、えのき市役所のFC担当・内川(前野朋哉)やボランティアで参加した地元の人々をいいようにコキ使った非道極まりないロケ撮影を始める。すべては、映画プロデューサーとしての駒田の実績づくりのためだった──。

 

 本作を企画し、『東京ウィンドオーケストラ』(17)などで知られる新鋭・坂下雄一郎監督と共同で脚本を書いたのは田中雄之プロデューサー。全国13カ所のFCをリサーチして回ったという田中プロデューサーに、地方ロケで起きているトラブルの実例や本作に登場するような悪徳プロデューサーは実在するのかどうか訊いてみた。

──田中プロデューサーの前作『らくごえいが』(13)も、映画製作の裏側を描いたバックステージものでした。FCを題材にした『エキストランド』は、どのような経緯から生まれた企画だったんでしょうか?

田中 プロデューサーである僕が、映画製作を題材にした映画が好きなんです。岩井俊二さんがプロデュースした『虹の女神 Rainbow Song』(06)が大好きな映画のひとつなんですが、これも映画製作の話です。園子温監督の『地獄でなぜ悪い』(13)や古いところでは『雨に唄えば』(52)も好きです。映画の製作現場ってすごく人間的なところだし、決していいことばかりでもない。描き方によってはコメディにもホラーにもなると思うんです。FCを題材にしたのは、僕自身の実体験から。以前、短編映画をプロデュースした際に「わたらせフィルムコミッション」のお世話になったんですが、ロケ場所のコーディネイトから細かいことまでいろいろと支援してもらい、すごく助かった。逆に四国でロケした際は、たまたま同時期に他の作品の撮影と重なっていたため、地元FCの協力なしで撮影したんですが、とても大変でした。FCなしでの地方ロケは難しい。それもあって、FCの方たちに興味が湧き、各地のFCを訪ねてお話を聞いて回ったんです。取材をもとに最初は僕が企画や脚本を開発していましたが、映画業界以外の人たちにも楽しめるようなエンタメ作品として仕上げるため、脚本開発から坂下監督に参加してもらったのが『エキストランド』なんです。

 

■映画の現場で起きるトラブルのあれこれ

 

──劇中で描かれている映画製作にまつわるトラブルは、実際に起きていること?

田中 映画的に誇張はしていますが、ほぼ起きていることだと思います。映画をめぐるトラブルのいちばんの原因は、外側から見た映画業界の華やかさと、そのイメージとは裏腹な貧しい製作内情とのギャップから生じていると思うんです。国内の映画の製作本数は年々増えていますが、一部のヒットしたメジャー系と赤字続きのインディペンデント系との格差がますます進んでいる状況。でも、映画業界の内情にあまり詳しくない人は「映画はすごい」という印象を持ち、映画のロケ地になれば、日本国中で話題になると思い込んでしまう。映画って、今もある種の魔力を持っているんだと思いますね。吉沢悠さん演じる駒田プロデューサーは、そんなギャップに付け込んでやりたい放題やってしまうわけです。

──プロデューサーの駒田は、ずっと新作が撮れずにいる石井監督(戸次重幸)を起用し、製作費100万円で映画を撮らせようとする。ピンク映画は一本の製作費が300万円だと聞きますが、一本100万円は安すぎませんか。

田中 100万円は、あまりにも安いですよね(笑)。1,000万円くらいだとインディペンデント映画としてリアルな数字かもしれません。坂下監督の「映画業界じゃない人が観ても、ちゃんと安すぎるとわかる数字にしたほうがいい」という意見もあって、映画の設定は100万円にしました。実際の『エキストランド』は製作費1,000万円以上ですが、インディペンデント映画で製作費1,000万円を回収するのは大変です。チケット代1,000円として、1万人を動員しても興行収入は1,000万円。それを劇場と映画とで分けます。映画館に毎日100人を呼び込み、それが100日間続いても赤字になるわけです。ほとんどのインディペンデント映画は製作費を回収できていないんじゃないかと思います。今回の『エキストランド』は、自分たちがやりたい映画をつくるために出資者は募らずに、完全なインディペンデント作品として製作しています。本当にしんどかった。

 

 

──悪徳プロデューサーの駒田は「脚本の善し悪しは一般人にはわからないだろう」と高を括って、ロケ先で無茶振りをする。これはありうる?

田中 FCには3要件というのがあり、その中のひとつで、撮影の規模や内容で優遇や拒否することは禁止されているんです。予算規模が小さいとか、学生映画だからという理由では断れないことになっています。県や市の職員がFC業務をやっていることも多いので、ロケ地のマイナスイメージになる内容だと受けてくれないこともあると思うんですが、脚本が面白いかどうかということは判断材料にはならない。それにFCに申請する際、まだ脚本が完成しておらず、企画書段階で申し込むことが多いと思います。だから企画書にいいことばっかり並べれば、通ってしまう可能性があるでしょうし、脚本がほとんど人目に触れないまま、撮影が始まることもあるようです。でも、だからといって、相手を騙すようなことはしちゃダメですよね。映画製作者とFCは信頼関係で映画をつくっていくわけですから。

──劇中ではエキストラをめぐるトラブルも次々と起きる。エキストラ100人集めるのは、低予算映画では容易なことではない。

田中 人口の小さな町では大人数を集めるのは難しいと思います。映画の撮影現場はスケジュールが押して食事休憩が2~3時間遅れるのはよくあることですが、エキストラとして参加した人でも自分たちがぞんざいに扱われているかどうかはスタッフの対応からすぐわかると思います。スケジュールが押している場合は、きちんと状況を説明するとか、そういうことがあるかないかでわかりますよね。浜松のFCで聞いた話ですが、園子温監督の『新宿スワン』(15)の歌舞伎町シーンは浜松でロケ撮影されたんですが、ロケ日が地元のお祭りと重なって、「沢尻エリカや山田孝之が来ている」と野次馬が集まって危険な状態になり、撮影が一時中断したそうです。ニュースにもなっていました。このとき撮影のために集まっていたエキストラたちがTwitterで「撮影中止」という情報を拡散し、騒ぎが収まってから再び集まって、撮影を再開したそうです。スタッフとエキストラとの信頼関係を感じさせる、いいエピソードだなと思いました。『エキストランド』では「信州上田フィルムコミッション」に協力してもらい、たくさんの上田市の方たちにエキストラとして参加してもらいました。こういう作品を撮っている中で、劇中のようなトラブルが起きてはシャレにならないので、作品内容を事前に丁寧に説明することは心掛けました。例えば、田んぼの中で泥だらけになるシーンで「汚れが目立つ衣装のほうがいいですよね」と、わざわざ白いシャツで来てくれたエキストラの方もいらっしゃいました。エキストラのみなさんに撮影を楽しんで帰ってもらえて、うれしかったですね。

 

■宿泊費&飲食代を支払わない撮影クルーがいる!?

 

──地方ロケで起きやすいトラブルは何でしょうか?

田中 撮影に使ったロケ現場を撮影前の状態に戻さずに散らかしたまま次の現場へ移動してしまう、器物を破損してしまうといったケースはよく聞きます。謝れば済むものではないんですが、「映画なら何をやってもいい」という態度だと必ず問題を起こします。映画撮影は暴力的行為だということを認識していないとダメだなと思います。FCの方もベテランになると「この作品の撮影は深夜まで掛かりそうだな」と予測できる場合は、住宅街から離れた場所を紹介するなど、うまく対処しているようです。FCからいちばんよく聞くのは、やはり金銭トラブル。信じられないことに、ロケ先の宿泊費や飲食代を支払わないまま、ばっくれる撮影クルーがいるそうです。支払うにしても、支払うタイミングでトラブルになることもあるようです。撮影側の都合で、翌々月払いとか、遅いときは映画の公開まで払われないとか。ホテル側からしてみれば、その場で支払ってほしいでしょうから、そのへんのコミュニケーションがとれてないトラブルがあるみたいです。仮にスタッフ30人が一泊5,000円のホテルに泊まったとしたら、1週間で100万円越えてしまう。小さなホテルだと、支払いのタイミングはかなり重大な問題ですよね。

──ずばり、悪徳プロデューサーは実在する?

田中 映画で描かれた駒田というプロデューサーは各地で聞いてきたよくないエピソードの集合体なので、実際にはあんな人物はいないはずです。ただし、自分のキャリアづくりしか考えずに、トラブルばかり起こすあくどいプロデューサーは存在するかもしれません。ジャパン・フィルムコミッションでは年に一度集まって、トラブルにどう対処していくのかスキルアップ研修を開いているそうです。問題が起きていなければ、わざわざ研修をやる必要もないはずですよね。僕個人はプロデューサーの駒田って、『スター・ウォーズ』シリーズの悪役ダース・ベイダーみたいな存在だと思っているんです。最初は面白い映画をつくろうと頑張っていたけど、映画製作に行き詰まってダークサイドに堕ちてしまう。駒田プロデューサーは、ダースベイダーみたいな存在なんです。それもあって、爽やかなイメージのある吉沢悠さんに、この役をお願いしました。駒田は決して根っからの悪人ではないし、僕自身も含めて映画製作に関わっている人間はいつダークサイドに堕ちてしまうか分からない。だから、この作品は自分への戒めでもあると思っています。こんな悪徳プロデューサーは、駒田が最後のひとりであってほしいですね。
(取材・文=長野辰次)

『エキストランド』
監督/坂下雄一郎 プロデューサー/田中雄之
脚本/坂下雄一郎、田中雄之
出演/吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉、金田哲、後藤ユウミ、嶺豪一、中村無何有、宇賀那健一、鷲尾英彰、長野こうへい、仁科貴、棚橋ナッツ、古川一博、芹澤興人
配給/コトプロダクション 11月11日(土)より渋谷ユーロスペース、上田映劇ほか全国順次公開
(c)Koto Production Inc.
http://extrand.jp

●田中雄之(たなか・たけし)
1982年東京都生まれ。慶應大学を卒業後、博報堂に入社。映画を中心にコンテンツ×企業のタイアッププロモーションを多数手掛ける。博報堂を退社後、2011年より東京芸術大学大学院映像研究科に進学し、落語を題材にしたオムニバス映画『らくごえいが』(13)を企画プロデュース。卒業後に「コトプロダクション」を設立。監督&プロデュースした短編映画『FIVE PERCENT MAN』は現在各地の映画祭に出品中。その他のプロデュース作に清水崇監督の『雨女』(16)、エグゼクティブプロデュース作としてサンダンス映画祭ショートフィルム部門大賞を受賞した『そうして私たちはプールに金魚を、』(16)などがある。宮崎大学地域資源創成学部の講師も務めている。