レシピ本やグルメ本には書かれない「食べること」3冊――食を支える“生活感”の魅力

 普段意識することはないが、人の体は自分で食べたものでできている。手足も血液も脳も、五感も思考も食べるもので左右される。食の世界を広げることは、生き方を広げることにつながるのかもしれない。そんな、食の世界を広げるきっかけになる本3冊を紹介する。

『おじさん酒場』(亜紀書房/著:山田 真由美、イラスト:なかむらるみ)ijisann1101

「いい酒場にはいいおじさんがいる」

 そんなフレーズを合言葉にした『おじさん酒場』は、酒場で見つけた“気になるおじさん”観察を通して、主に首都圏(たまに大阪)の大衆酒場25軒を紹介するエッセイだ。特に、客同士の距離も近く、人との交流も楽しみの一部になり得る大衆酒場の魅力を、“おじさん”の姿を肴に伝えている。

 おいしそうに酒を飲み、店員とも客とも上機嫌で話すおじさん、男同士2人の世界で抱擁し合うおじさん、消えゆく思い出の酒場をイラストで記録するおじさん、ハイボールの炭酸の強さについて製造会社まで把握して講義してくれるおじさん――。どのおじさんも、「カッコいい」「粋」という言葉では、はみ出してしまうチャーミングな人間臭さがある。コラム1編1編が、そんな個性豊かな男性の鮮やかなスケッチになっていて、なかむら氏のイラストも合わせて、名も知らないおじさんの佇まいが酒場の空気と共に立ち上ってくる。

 著者は最後に「毎回、いい出会いに恵まれたわけではない。むしろ、不発に終わることのほうが多かった」と言うように、本書に取り上げられたおじさんはやはりどこか特別で、見知らぬ人との距離感が絶妙だ。親しげに話しかけてきても、飲み方を押し付けたり無理やり距離を詰めたりはしない。そんなスマートなおじさんを常連に掴まえているような居酒屋は、確かに大人の酒呑みに愛される店になるのだろう。

 おじさん観察だけではなく、店自慢のメニューや店主の個性、お酒の品ぞろえもさりげなく紹介され、大衆酒場初心者にも優しいガイドになっている本書。何より、口コミサイトではなかなかわからない、その居酒屋を好む人々の雰囲気が伝えられている。入ってみたいけれども、つい店の前で躊躇してしまうような初心者にとっては、食の世界を広げてくれる1冊になるだろう。

『野食のススメ 東京自給自足生活』(星海社新書/著: 茸本 朗)yasyoku1101

 『野食のススメ 東京自給自足生活』も、読むだけで、これまで日常の景色の一部にすぎなかった街路樹の植え込みや川の風景に、違った視点を加え、新たな世界を見せてくれる1冊だ。

 「野食」とは「野外の食材をとって食べる」こと。首都圏でも利用できる採集・捕獲できる食材を紹介し、素材を生かす調理法、法律上の注意までも指南してくれる本。スーパーに売っている食材だけでなく、ドライモリーユ茸、トリュフ(に近い種類)、手長エビなど、少しいい店で買うような食材も、都心近くで収穫・捕獲できることに驚かされる(もちろん密漁に当たらない、法律の範囲内でのガイドになっている)。

 本書のコンセプトは「都心で無理なく続けられる自給自足指南」。その点で、単に「変わったもの・ゲテモノを食べて、紹介する」という本とは一線を画している。しかし、魚介類や植物のみならず、アオダイショウやウシガエル、コオロギなど、一歩引いてしまうような食材の採取から最適な調理法、味や食感の描写も豊富で、まず読み物として一級の面白さがある。人気コミック『ダンジョン飯』(KADOKAWA)や『ゴールデンカムイ』(集英社)が好きな人なら、それらの“現代東京版”としても楽しめるだろう。

 そして、発見と失敗を繰り返しつつ、野生の食材をベースに、ラーメン、カップケーキやぜんざいまで作ろうと挑戦を重ねるレポートは、遠くまで出掛けているわけではないのに、非日常で味わうような冒険心にあふれている。料理も、1種の“創造”であることを思い出させてくれる本だ。

『世界のおばあちゃん料理』(河出書房新社/著: ガブリエーレ・ガリンベルティ)obachan1101

 「どんな料理を作り、食べるか」は、確実にその人の一面を象徴する。『野食のススメ』と同じく、そんなことを感じさせてくれる『世界のおばあちゃん料理』は、世界50カ国・58の家庭料理が掲載されたレシピ集だが、目次にずらりと並んでいるのは、各国の女性の名前。この本で紹介されているのは、著者が世界中を旅している中で訪れた“普通の家庭のおばあちゃん”の得意料理だ。各レシピには、食材や料理と共に、58人のおばあちゃんが、普段使っている台所やリビングで、写真を撮られている。

 77歳、夫を亡くし1人で暮らすノルウェーのシノーヴェさんは、キョツパ(牛肉と野菜のスープ)を作りながら、趣味のピアノや絵画について語る。62歳、丘の上にある家に住んでいるモロッコのエイジャさんは、家族が畑で働く様子を見下ろしながら、庭におこした火で鶏肉のタジンを作る――。得意料理や今好きなことについて語る彼女たちのインタビューや写真を通して、単なるレシピ以上に各国の風土や家庭の日常がありありと描かれている。

 おばあちゃんたちは、それぞれふっくらした二の腕や、ムラのある日焼けした肌を思い思いの装いで飾り、自室で笑顔を見せる。その背後に見えるキッチンもさまざまで、変色したまな板、端の焦げたミトンや洗い物が雑然と重ねられたキッチンも多い。そんな、一般的なレシピ本ではそっと除かれがちな生活感が、かえって写真の趣を深めているのは、インタビュアーであり、カメラマンでもある著者の温かい視線が感じられるからだろう。

 掲載された料理は高級料理ばかりではないし、オシャレでもないかもしれないが、1レシピ4ページの中に詰められた、各国それぞれの生活感を堂々とまとった女性と食卓の写真は、カラフルで、活力に満ちている。

 世界には、好きな服を好きなように着て、得意料理を得意げに振る舞うおばあちゃんがたくさんいる。それは、日本だと「ばあさん」「ババア」なんていうふうに呼ばれたりもするが、いつか、願わくば自分もそういうババアになりたい……と、大げさながら生きる希望が湧いてくる本である。
(保田夏子)

レシピ本やグルメ本には書かれない「食べること」3冊――食を支える“生活感”の魅力

 普段意識することはないが、人の体は自分で食べたものでできている。手足も血液も脳も、五感も思考も食べるもので左右される。食の世界を広げることは、生き方を広げることにつながるのかもしれない。そんな、食の世界を広げるきっかけになる本3冊を紹介する。

『おじさん酒場』(亜紀書房/著:山田 真由美、イラスト:なかむらるみ)ijisann1101

「いい酒場にはいいおじさんがいる」

 そんなフレーズを合言葉にした『おじさん酒場』は、酒場で見つけた“気になるおじさん”観察を通して、主に首都圏(たまに大阪)の大衆酒場25軒を紹介するエッセイだ。特に、客同士の距離も近く、人との交流も楽しみの一部になり得る大衆酒場の魅力を、“おじさん”の姿を肴に伝えている。

 おいしそうに酒を飲み、店員とも客とも上機嫌で話すおじさん、男同士2人の世界で抱擁し合うおじさん、消えゆく思い出の酒場をイラストで記録するおじさん、ハイボールの炭酸の強さについて製造会社まで把握して講義してくれるおじさん――。どのおじさんも、「カッコいい」「粋」という言葉では、はみ出してしまうチャーミングな人間臭さがある。コラム1編1編が、そんな個性豊かな男性の鮮やかなスケッチになっていて、なかむら氏のイラストも合わせて、名も知らないおじさんの佇まいが酒場の空気と共に立ち上ってくる。

 著者は最後に「毎回、いい出会いに恵まれたわけではない。むしろ、不発に終わることのほうが多かった」と言うように、本書に取り上げられたおじさんはやはりどこか特別で、見知らぬ人との距離感が絶妙だ。親しげに話しかけてきても、飲み方を押し付けたり無理やり距離を詰めたりはしない。そんなスマートなおじさんを常連に掴まえているような居酒屋は、確かに大人の酒呑みに愛される店になるのだろう。

 おじさん観察だけではなく、店自慢のメニューや店主の個性、お酒の品ぞろえもさりげなく紹介され、大衆酒場初心者にも優しいガイドになっている本書。何より、口コミサイトではなかなかわからない、その居酒屋を好む人々の雰囲気が伝えられている。入ってみたいけれども、つい店の前で躊躇してしまうような初心者にとっては、食の世界を広げてくれる1冊になるだろう。

『野食のススメ 東京自給自足生活』(星海社新書/著: 茸本 朗)yasyoku1101

 『野食のススメ 東京自給自足生活』も、読むだけで、これまで日常の景色の一部にすぎなかった街路樹の植え込みや川の風景に、違った視点を加え、新たな世界を見せてくれる1冊だ。

 「野食」とは「野外の食材をとって食べる」こと。首都圏でも利用できる採集・捕獲できる食材を紹介し、素材を生かす調理法、法律上の注意までも指南してくれる本。スーパーに売っている食材だけでなく、ドライモリーユ茸、トリュフ(に近い種類)、手長エビなど、少しいい店で買うような食材も、都心近くで収穫・捕獲できることに驚かされる(もちろん密漁に当たらない、法律の範囲内でのガイドになっている)。

 本書のコンセプトは「都心で無理なく続けられる自給自足指南」。その点で、単に「変わったもの・ゲテモノを食べて、紹介する」という本とは一線を画している。しかし、魚介類や植物のみならず、アオダイショウやウシガエル、コオロギなど、一歩引いてしまうような食材の採取から最適な調理法、味や食感の描写も豊富で、まず読み物として一級の面白さがある。人気コミック『ダンジョン飯』(KADOKAWA)や『ゴールデンカムイ』(集英社)が好きな人なら、それらの“現代東京版”としても楽しめるだろう。

 そして、発見と失敗を繰り返しつつ、野生の食材をベースに、ラーメン、カップケーキやぜんざいまで作ろうと挑戦を重ねるレポートは、遠くまで出掛けているわけではないのに、非日常で味わうような冒険心にあふれている。料理も、1種の“創造”であることを思い出させてくれる本だ。

『世界のおばあちゃん料理』(河出書房新社/著: ガブリエーレ・ガリンベルティ)obachan1101

 「どんな料理を作り、食べるか」は、確実にその人の一面を象徴する。『野食のススメ』と同じく、そんなことを感じさせてくれる『世界のおばあちゃん料理』は、世界50カ国・58の家庭料理が掲載されたレシピ集だが、目次にずらりと並んでいるのは、各国の女性の名前。この本で紹介されているのは、著者が世界中を旅している中で訪れた“普通の家庭のおばあちゃん”の得意料理だ。各レシピには、食材や料理と共に、58人のおばあちゃんが、普段使っている台所やリビングで、写真を撮られている。

 77歳、夫を亡くし1人で暮らすノルウェーのシノーヴェさんは、キョツパ(牛肉と野菜のスープ)を作りながら、趣味のピアノや絵画について語る。62歳、丘の上にある家に住んでいるモロッコのエイジャさんは、家族が畑で働く様子を見下ろしながら、庭におこした火で鶏肉のタジンを作る――。得意料理や今好きなことについて語る彼女たちのインタビューや写真を通して、単なるレシピ以上に各国の風土や家庭の日常がありありと描かれている。

 おばあちゃんたちは、それぞれふっくらした二の腕や、ムラのある日焼けした肌を思い思いの装いで飾り、自室で笑顔を見せる。その背後に見えるキッチンもさまざまで、変色したまな板、端の焦げたミトンや洗い物が雑然と重ねられたキッチンも多い。そんな、一般的なレシピ本ではそっと除かれがちな生活感が、かえって写真の趣を深めているのは、インタビュアーであり、カメラマンでもある著者の温かい視線が感じられるからだろう。

 掲載された料理は高級料理ばかりではないし、オシャレでもないかもしれないが、1レシピ4ページの中に詰められた、各国それぞれの生活感を堂々とまとった女性と食卓の写真は、カラフルで、活力に満ちている。

 世界には、好きな服を好きなように着て、得意料理を得意げに振る舞うおばあちゃんがたくさんいる。それは、日本だと「ばあさん」「ババア」なんていうふうに呼ばれたりもするが、いつか、願わくば自分もそういうババアになりたい……と、大げさながら生きる希望が湧いてくる本である。
(保田夏子)

14歳の美少女ロシア人モデルが過労死……中国ファッション業界の“地獄絵図”

 10月27日、中国・上海の病院で、あるロシア人少女が亡くなった。少女は、14歳のヴラダ・ジュバさん。同25日に体の不調を訴えたヴラダさんは、意識を失って病院に運ばれ、そのまま息を引き取ったという。ヴラダさんはロシア在住のファッションモデルで、上海にはファッションショーへの出演など、仕事のために訪れていた。

 ヴラダさんの地元シベリアで発行されている「サイベリアン・タイムズ」紙が27日に伝えたところによると、ヴラダさんは髄膜炎を患っていたが、誰もそれに気づくことなく、彼女はファッションショーのキャットウォークに登場し続けていたという。

 そして、13時間にも及ぶファッションショーにぶっ続けで出演し、次の出番を待っているときに倒れ、意識を失ってしまった。すぐに救急車で病院に運ばれたが、回復することなく2日後に死亡。主な死因は、過労によって引き起こされた髄膜炎の急変だった。

 実はヴラダさんは、倒れる数日前に母親への電話で体の不調を訴えていたのだが、その後に病院に行くことはなかった。今回の中国での仕事は3カ月間の契約だったが、その間の医療保険には加入しておらず、ヴラダさんが「病院に行きたい」と言えなかったからだと同紙は伝えている。また、週3時間という労働契約だったはずなのに、それを大幅に超過して働かされたのも原因だと、中国側を非難している。

 14歳という、まだ中学生の年齢の少女が過労死したこの事件は、ファッション業界での児童労働という問題に大きな波紋を投げかけることになった。というのも、中国では最近、ファッションショーに出演させるモデルとして、ロシア、特にシベリアから、若いモデルをリクルートするケースが増えているのだという。

 さらに2日後の続報で同紙は、ヴラダさんの中国での報酬について言及。ヴラダさんは前回の北京での仕事では、2カ月間で3,000ドル(約34万円)の契約となっており、そのほとんどが飛行機代やホテル代などで消え、収入として残ったのは500ドル(約5万7,000円)、1日当たりにすると、わずか1,000円弱しか得ることができなかったというのだ。

 一方の中国では、この一件は外国メディアの報道を引用する形で一部のメディアが概要を伝えるのみだったが、29日になって中国共産党の機関紙「環球時報」が、外国の報道に反論する形で記事を掲載した。

 ヴラダさんと契約していた中国側のモデル事務所の話によると、ヴラダさんの契約書には労働時間のことは書かれておらず、中国の法律を守って1日8時間の労働しかさせていなかったという。また、定期的に休憩を取っていたとも伝えられた。

 さらに、ヴラダさんは13時間のショーの間に倒れたのではなく、1週間に及ぶ上海でのファッションショーの仕事を終えたあと、23日に別の仕事で浙江省の義烏市に向かい、そこで体の不調を訴えたことから仕事をキャンセルし、上海に戻って病院に運ばれたとしている。また上海のロシア領事館にもこの件は伝えられており、ヴラダさんが亡くなる前日には、領事館員が病院に確認に来ていたとも伝えている。

 原因がどうあれ、14歳というまだ仕事をするには幼すぎる年齢の少女が、一人で外国に行ってモデルとして働いている最中に亡くなってしまった事実に変わりはない。それを送り出す側、受け入れる側ともに、今回の事件を教訓として状況を改善していかなければならないだろう。
(文=佐久間賢三)

『陸王』演技派の中に混じった小籔千豊に「滑舌悪すぎ」「浮いている」と酷評の嵐

 10月29日午後9時から第3話が放送される、池井戸潤原作の役所広司主演ドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は初回14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話14.0%で、好スタートを切っている。

 同ドラマの主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術が活かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。

 第2話で宮沢は、「陸王」の耐久性を上げるべく、繭で作られた特殊素材「シルクレイ」に目をつける。早速、特許を持つ飯山(寺尾聰)に会いにいくことにしたが、すでに彼の元には大手企業が訪れて取り引きをしており、とても「こはぜ屋」が対抗できるような状況にはなかった。

 一方、前回のマラソン大会で怪我をしてリハビリ中の実業団ランナー・茂木(竹内涼真)は、スポンサーだったスポーツ用品メーカー・アトランティス社の佐山(小籔千豊)から、契約打ち切りの話を切り出されていた。怪我をした途端に見捨てられた茂木は、自暴自棄になるものの、ここでようやく「こはぜ屋」から送られた「陸王」の試作品を履いてみるのだった。

「役所と寺尾のかけ合いや竹内の涙など、俳優たちの熱のこもった演技が光っていた第2話ですが、それだけに芸人・小藪の演技が浮いていたとの指摘が多数上がっています。ネット上には『演技派だらけの中に小藪はキツいわ』『小藪の滑舌が悪すぎて、何言ってるかわからん』『小藪だけ、そのままの小藪じゃん』といった声が続出しているんです」(芸能ライター)

 第3話では、宮沢の懸命な説得によって「シルクレイ」を使用できることになった「陸王」開発チームに、飯山が加わることに。

 一方、「陸王」の試作品を履いた茂木は、その履き心地に初めは満足していたものの、走るうちにソールの不安定さが露呈し、気を落とす。一方で宮沢は、「新しい『陸王』を一番最初に履いていただきたいんです、待っていてください」と懇願し、「陸王」の完成に力を注ぐ。

「第1話で大不評だったBGM、女性ボーカルグループ『Little Glee Monster』による平原綾香の楽曲『Jupiter』のカバーが、第2話でも、盛り上がりのピーク時に流れてブーイングを浴びていました。第3話でもまた同曲が流れるとなると、視聴者の怒りが爆発してしまうかもしれません」(同)

 内容はおおむね好評で、視聴率も高い水準を保っている『陸王』。このまま好調を維持できるのか、注目だ。

『陸王』演技派の中に混じった小籔千豊に「滑舌悪すぎ」「浮いている」と酷評の嵐

 10月29日午後9時から第3話が放送される、池井戸潤原作の役所広司主演ドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は初回14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話14.0%で、好スタートを切っている。

 同ドラマの主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術が活かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。

 第2話で宮沢は、「陸王」の耐久性を上げるべく、繭で作られた特殊素材「シルクレイ」に目をつける。早速、特許を持つ飯山(寺尾聰)に会いにいくことにしたが、すでに彼の元には大手企業が訪れて取り引きをしており、とても「こはぜ屋」が対抗できるような状況にはなかった。

 一方、前回のマラソン大会で怪我をしてリハビリ中の実業団ランナー・茂木(竹内涼真)は、スポンサーだったスポーツ用品メーカー・アトランティス社の佐山(小籔千豊)から、契約打ち切りの話を切り出されていた。怪我をした途端に見捨てられた茂木は、自暴自棄になるものの、ここでようやく「こはぜ屋」から送られた「陸王」の試作品を履いてみるのだった。

「役所と寺尾のかけ合いや竹内の涙など、俳優たちの熱のこもった演技が光っていた第2話ですが、それだけに芸人・小藪の演技が浮いていたとの指摘が多数上がっています。ネット上には『演技派だらけの中に小藪はキツいわ』『小藪の滑舌が悪すぎて、何言ってるかわからん』『小藪だけ、そのままの小藪じゃん』といった声が続出しているんです」(芸能ライター)

 第3話では、宮沢の懸命な説得によって「シルクレイ」を使用できることになった「陸王」開発チームに、飯山が加わることに。

 一方、「陸王」の試作品を履いた茂木は、その履き心地に初めは満足していたものの、走るうちにソールの不安定さが露呈し、気を落とす。一方で宮沢は、「新しい『陸王』を一番最初に履いていただきたいんです、待っていてください」と懇願し、「陸王」の完成に力を注ぐ。

「第1話で大不評だったBGM、女性ボーカルグループ『Little Glee Monster』による平原綾香の楽曲『Jupiter』のカバーが、第2話でも、盛り上がりのピーク時に流れてブーイングを浴びていました。第3話でもまた同曲が流れるとなると、視聴者の怒りが爆発してしまうかもしれません」(同)

 内容はおおむね好評で、視聴率も高い水準を保っている『陸王』。このまま好調を維持できるのか、注目だ。

「勃起したまま91時間→回復不可能な障害」米・囚人が5.7億円を求めて訴えた“チン訴訟”の行方

 弁護士の数は日本の約30倍、民事訴訟の年間件数は日本の100倍以上という、まさに訴訟大国のアメリカで、またまた“チン訴訟”が勃発した。

 米「デイリーニュース」などによると、元囚人の男性が、陰部の勃起が収まらなかったにもかかわらず、看守らが適切な処置を怠った上に嘲笑されたと、刑務所を訴えたのだ。

 男性の名はダスティン・ランスさん(32歳)で、不法侵入と禁止薬物所持で有罪判決を受け、昨年12月にオクラホマ郊外の刑務所に服役していた。

 ランスさんは、収監初日の12月15日、ほかの囚人からもらった正体不明の錠剤を飲んだところ、陰部の勃起が数日にわたって収まらなくなり、耐え難い痛みを覚えた。そこで、看守らに助けを求めたものの、嘲笑を繰り返すばかりで、なかなか治療を受けさせてもらえなかったという。

 ランスさんがようやく医務室に行くことを許されたのは、勃起が始まって91時間が経過した19日のこと。しかし、医務室の医師では処置が不可能で、「直ちに泌尿器科専門医に見せるべきだ」と、看守らに訴えたという。

 しかし看守らはこれにも聞く耳を持たず、ランスさんをそのまま牢獄へと連れ戻してしまった。

 ランスさんは、この日のうちに釈放されたものの、弁護士によると彼は「回復不可能な障害」を負ったとのこと。

 そこで刑務所や看守を相手取り、身体的被害や、憲法で認められている市民権の侵害について総額500万ドル(約5.7億円)の賠償を請求する訴訟を起こしたのだ。

 同刑務所を所管する同州ピッツバーグ郡は、今のところ、この件に関しコメントを出していないという。懲罰的損害賠償制度が存在するアメリカでは、日本ではありえないような訴訟で巨額賠償金の支払い命令が下る例も数多い。今後の成り行きに注目したい。

【動画アリ】士気向上のため!? ポーランドの証券会社が、女性社員にストリップさせて大炎上!!

 

 2列になって向かい合ったスーツ姿の男たちの間を歩く、ひとりの長髪の若い女性。しかも彼女は、サングラスと靴以外、何も身に着けていない。つまりは、ほぼ全裸の状態である。興奮した男たちは、彼女に拍手や歓声を送る。

 レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)のワンシーンを彷彿とさせるこの映像は、ポーランドの首都ワルシャワにある証券会社のオフィスで撮影されたものだ。

「デイリー・メール」によると、これはセールスマンらの士気を高める目的で、彼らの上司が企画したパフォーマンスだという。同映画では、ディカプリオ扮する証券会社社長が、ストリップダンサーを雇って男性社員たちを鼓舞するが、この映像の中の裸の女性は、同社で営業担当として働く従業員だという。上司から提示された報酬と引き換えに服を脱ぎ去ったということだ。彼女は“ランウェイ”を往復すると、すぐさま服を着て仕事に戻ったという。

 

 ネット上では、「これぞセクシズムの骨頂」と、彼女に裸になることを要請した上司や、同社の社風を批判する声がある一方、「金のためなら、なんでもする女だ」と女性の行動を非難する向きもある。

 ちなみに世界経済フォーラムが発表しているジェンダーギャップ指数(2016)では、ポーランドは38位と、日本の111位に比べれば、はるかに男女平等ということになっている。しかし一方では、同国国会議員が「女性は知性で劣るので、報酬を少なくするべき」と発言するなど、女性蔑視も根強い。また、EUは同国の法律に男女差別が残っているとして、改善を求めている。

 映像を確認すると、足早な歩調や、周囲に中指を立ててみせる様子からは、少なくとも彼女は乗り気ではないように見える。また、この映像がネット上で拡散した後、この女性は同社を辞職したという情報もあり、彼女にとって「脱ぎ損」となってしまったことは間違いないだろう。

 

『監獄のお姫さま』の小泉今日子は暗すぎる! “ダンナ殺し”の受刑者は生き生きしてる?

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■小泉今日子が暗すぎ……

 女囚が主人公の刑務所ドラマ、人気があるんですね。以前も『女囚セブン』(テレビ朝日系)が話題でしたが、この秋からは『監獄のお姫さま』(TBS系)が始まりました。なんと、しまむらとコラボして、ドラマのゆるキャラ、その名も「ぜんかもん」くんグッズを販売してるんですね。

 『女囚セブン』と同様に、今回も出演者がキョンキョンとか菅野美穂さんとか、皆さんフツーに美人すぎますよね。とはいえ、やっぱりドラマですから、きれいな人が出てこないと見る人もつまんないでしょうし。

 でも、「夫に対する殺人未遂で逮捕された設定」のキョンキョンのキャラクターは暗すぎますね。これは改善の余地ありと思いました。当事者でないとわからへんのですが、ムショでは、ダンナを殺した人は暗くないんですよ。むしろ生き生きとしています。

 私は12年の懲役の間に、いろんなコと同じ房になりましたが、「ダンナを殺して暗くなってるコ」というのは、まずいてませんでしたね。学校の先生とか、おカタい職業でダンナさんを殺したコもけっこういてたけど、みんな普通でした。

 「はじめまして」の時に、自分から罪名を言わはるんは、まあ人によりますけど、「夫を殺しました」と言うコがわりと多いです。それで「やっと死んでくれた」とか、「包丁で20回刺したくらいで死にやがった。おかげで私は人殺しや。ホンマあほやで(笑)」とか。さらには、どうやって殺したか、詳しく話してくれるコもいます。

 最近、ご主人の死をひたすら願うSNSサイト『だんなデスノート』が本(宝島社)になって注目されてるそうですが、夫殺しの受刑者はまさに、そこへ書き込む人たちと同じような感じでした。いろんな事情(主に貧困)で離婚もできず、ガマンにガマンを重ねてついに……ということなのでしょうね。

 ちなみに私の家庭は円満なんで、無関係ですよ。編集者さんが「キョンキョンが暗いのは未遂だからじゃないですか? ちゃんと殺ってたら、笑ってるかも」と鋭いことを言っていました。これに対して、子どもを殺して入って来たコは、まず自分からは言いません。そして口数が少なく、暗い表情をしています。それでも、みんなは彼女の罪名を知っています。刑務官が言いふらすからです。

 「あのコは殺(や)ってんねん」みたいなことを、聞いてもいないのに教えてくれるんです。公務員やから守秘義務があるので、それもどないやねんと思いますが、すぐにウワサは所内に広まってしまいます。そして原因は、ほとんど貧困か「新しい男」ですね。貧乏で不憫になって、とか、新しい男と暮らしたいからとか。たいていはその男もダメなのにね。

■事件そのものよりスゴい「裏話」

 男子刑務所と違って、女子刑務所は数が少ないこともあって、長期刑とか罪名で分けられません。初犯と累犯の区別があるくらいです。なので人殺しから万引きの常習犯までみんな一緒です。そやから、打ち解けてくると、けっこういろんなことをお互いにしゃべります。

 たとえば2人の小さな子を殺して「鬼母」と報道されたAちゃんは、貧困でどうにもならず、子どもたちを殺して自分も首を吊ったのに、死にきれなかったと泣いていました。シングルマザーで誰も相談する相手がいなかったんだとか。家庭の事情などでちゃんと育ってないコは、問題を解決できる力がなく、甘え方も知りません。Aちゃんもそうだったんですね。

 また、福田和子さんとか女性の事件の裏には、ほぼ「男」がいてますから、こういう話もおもろいです。事件を起こすのはもちろんアカンけど、悪いのは女性だけと違うんだということもよくわかりますよ。もし私が映画やドラマを作るなら、こういう事件の裏側を回想場面で再現したいと思いますが、いかがでしょうか。

nakanorumi_portrait中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

『監獄のお姫さま』の小泉今日子は暗すぎる! “ダンナ殺し”の受刑者は生き生きしてる?

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■小泉今日子が暗すぎ……

 女囚が主人公の刑務所ドラマ、人気があるんですね。以前も『女囚セブン』(テレビ朝日系)が話題でしたが、この秋からは『監獄のお姫さま』(TBS系)が始まりました。なんと、しまむらとコラボして、ドラマのゆるキャラ、その名も「ぜんかもん」くんグッズを販売してるんですね。

 『女囚セブン』と同様に、今回も出演者がキョンキョンとか菅野美穂さんとか、皆さんフツーに美人すぎますよね。とはいえ、やっぱりドラマですから、きれいな人が出てこないと見る人もつまんないでしょうし。

 でも、「夫に対する殺人未遂で逮捕された設定」のキョンキョンのキャラクターは暗すぎますね。これは改善の余地ありと思いました。当事者でないとわからへんのですが、ムショでは、ダンナを殺した人は暗くないんですよ。むしろ生き生きとしています。

 私は12年の懲役の間に、いろんなコと同じ房になりましたが、「ダンナを殺して暗くなってるコ」というのは、まずいてませんでしたね。学校の先生とか、おカタい職業でダンナさんを殺したコもけっこういてたけど、みんな普通でした。

 「はじめまして」の時に、自分から罪名を言わはるんは、まあ人によりますけど、「夫を殺しました」と言うコがわりと多いです。それで「やっと死んでくれた」とか、「包丁で20回刺したくらいで死にやがった。おかげで私は人殺しや。ホンマあほやで(笑)」とか。さらには、どうやって殺したか、詳しく話してくれるコもいます。

 最近、ご主人の死をひたすら願うSNSサイト『だんなデスノート』が本(宝島社)になって注目されてるそうですが、夫殺しの受刑者はまさに、そこへ書き込む人たちと同じような感じでした。いろんな事情(主に貧困)で離婚もできず、ガマンにガマンを重ねてついに……ということなのでしょうね。

 ちなみに私の家庭は円満なんで、無関係ですよ。編集者さんが「キョンキョンが暗いのは未遂だからじゃないですか? ちゃんと殺ってたら、笑ってるかも」と鋭いことを言っていました。これに対して、子どもを殺して入って来たコは、まず自分からは言いません。そして口数が少なく、暗い表情をしています。それでも、みんなは彼女の罪名を知っています。刑務官が言いふらすからです。

 「あのコは殺(や)ってんねん」みたいなことを、聞いてもいないのに教えてくれるんです。公務員やから守秘義務があるので、それもどないやねんと思いますが、すぐにウワサは所内に広まってしまいます。そして原因は、ほとんど貧困か「新しい男」ですね。貧乏で不憫になって、とか、新しい男と暮らしたいからとか。たいていはその男もダメなのにね。

■事件そのものよりスゴい「裏話」

 男子刑務所と違って、女子刑務所は数が少ないこともあって、長期刑とか罪名で分けられません。初犯と累犯の区別があるくらいです。なので人殺しから万引きの常習犯までみんな一緒です。そやから、打ち解けてくると、けっこういろんなことをお互いにしゃべります。

 たとえば2人の小さな子を殺して「鬼母」と報道されたAちゃんは、貧困でどうにもならず、子どもたちを殺して自分も首を吊ったのに、死にきれなかったと泣いていました。シングルマザーで誰も相談する相手がいなかったんだとか。家庭の事情などでちゃんと育ってないコは、問題を解決できる力がなく、甘え方も知りません。Aちゃんもそうだったんですね。

 また、福田和子さんとか女性の事件の裏には、ほぼ「男」がいてますから、こういう話もおもろいです。事件を起こすのはもちろんアカンけど、悪いのは女性だけと違うんだということもよくわかりますよ。もし私が映画やドラマを作るなら、こういう事件の裏側を回想場面で再現したいと思いますが、いかがでしょうか。

nakanorumi_portrait中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

かわいい・いい人・鎖骨が◯◯!? V6三宅健らが明かす「長野博のいいところ」

 V6三宅健がパーソナリティを務めるラジオ『三宅健のラヂオ』(10月30日深夜放送、bayFM)にて、10月9日に行われたコンサートツアー『V6 LIVE TOUR 2017 The ONES』の横浜アリーナ公演での裏話が語られた。

 10月9日といえば、V6長野博の誕生日でもある。そこでファンとメンバーから長野のいいところを募集し、45歳になる長野にちなみ、45個発表するという企画が行われた。挙げられたいいところには……

 

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