『KinKi Kidsのブンブブーン』にHey!Say!JUMP中島裕翔・伊野尾慧が登場! 8月6日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
15:05~15:50 『民謡魂 ふるさとの唄』(NHK総合) 城島茂
19:00~19:58 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)

※『ごめん、愛してる』(TBS系、長瀬智也)は放送休止。

●KinKi Kids

13:30~14:00 『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)

■立ち読みはこちら

カテゴリー: 未分類

「する派」7割越え! 付き合う前にセックスしたら、その人とは付き合えない説を徹底検証!

 「付き合う前にセックスしたら、もうその人とは付き合えない」とは、昔から存在する恋テク都市伝説です。個々の価値観の問題ですし正解はありませんが、その割合が気になる……ということで、先週から募集したmessy調査。今回もたくさんのご意見を誠にありがとうございました! 早速開票です。

【付き合う前にセックスするのはアリですか?】
・あり:74.8%
・なし:25.2%

【「あり」の理由】

・長く付き合いたいからこそ、身体の相性は大切だと思う(体臭チェックも含む)。実際に付き合ってからセックスしてびっくりするくらい小さかったり、セックス自体下手くそで「別れたい!」って思ったのに、なかなか別れられなくて大変だったから。別れたい理由もセックスって言いにくいし。セックスだけじゃないけど、そこ以外が神でもない限り付き合っていくなんて無理だと思うから(44歳)

・今の旦那さんは「なんか好きだなあ」と、その時は別の彼氏がいたけど我慢できずにセックスしちゃいました。結局、付き合うことになって結婚しました。お互いに好意があればいいと思います。以前、すごく好きだった人と初めてした時、体臭がきつい上に、なぜかその彼がマグロだったのが受け入れられず、交際を断念したこともあります。デートを何回したってわからないこともあります(46歳)

・体の相性を確かめてからでも遅くはない(28歳)

・体から始まる関係もあると思うから(29歳)

・セックスが良すぎてそのまま結婚したから(28歳)

・付き合う前にちゃんと避妊する人か確認したいから(27歳)

・前はなしだと思っていたけど年齢を重ねるうちに、そんなことも言ってられないかな、と。今後誰とも何もないまま一生を終えるよりは、1回きりで終わったとしても女性として扱ってもらった喜びを感じられたほうが幸せかも(37歳)

・セックスしないと付き合う気になれない(34歳)

・今まで付き合った人とは、ほぼ付き合う前もセックスしました。セフレから恋人になったこともあります。今の夫とも、会ったその日にセックスしましたが、1カ月後にプロポーズされました。男性のタイプにもよりますが、私が付き合ってきた男性はセックスの時期について気にしない人ばかりでした。そうではない男性ももちろんいると思いますが(33歳)

・もし付き合わなかったとしても、「セックスしたいかも」と思える男と一発できたらそれはそれでラッキーなのかなとも思うので(30歳)

・今の彼は、率直に言って「身体の相性が良かった」ので付き合っています。もう他を試そうという気はありません(45歳)

・エッチの相性わからないのに付き合うほうが怖い(36歳)

・しちゃいけないと思っていないし、付き合うかどうかもわからないし(51歳)

・身体の相性と、本気で自分のことを愛してくれるかを確かめます。相手が本気であればセックスした後も必ず連絡は来るし、セックス目的で会おうとはならないと思います(24歳)

・善は急げでしょ(35歳)

・キスが上手いから期待して付き合ったら、セックスは下手くそで苦痛に思ったことがあるので(45歳)

「付き合う前にセックスしなかったことを、後々後悔した!」という意見が過半数を占め、そのほとんどが経験談でした。

【「なし」の理由】

・付き合う=相手に自分とセックスできる権利を与えると考えているため。付き合う前にセックスしてしまっては、男性も「付き合ってなくてもセックスできたし、気楽! 付き合って縛られるのは面倒! 意味がない!」と考えると思う(23歳)

・以前バイト先で、ちょっといいな〜と思っていた人と、初めてのデートで相手の勢いに押されてエッチしてしまいました。 しかも中出し。そのままやり捨てられてしまっては自分のプライドが許さなくて、何度かデートしたり、エッチしたりして、私は付き合っているつもりでした。でも、デートのほとんどは私の部屋でのエッチだったり、夜しか会えなかったり、向こうには都合の良いセフレ程度にしか見られてなかったと思います。私が出会った男性は、エッチから始まってしまった人は2人いましたが、どっちもゴムなしエッチ当たり前で、大事にされた感じはまったくなかったので、付き合う前のエッチは反対派です。最初に体を許してしまうと、女性側を簡単にやれる女だと、なめてかかってくる男性は多いと思います(36歳)

・自分が男だったら、先に手に入ってしまうことで執着心がなくなるから(36歳)

・そういうことを普段他の人にもしてるんじゃないか……と不安になるから(31歳)

・妊娠するのは女だけですし、リスクが高すぎます(30歳)

・セックス後の感情の持っていき方が難しい。してしまえば、良くも悪くもいろいろ考えてしまって良いことがない(27歳)

・全部見ちゃった気がして冷める(38歳)

・ダラダラと身体の関係だけで続きそうだから(28歳)

・真剣に付き合うなら、まずは体よりも人と人の関係が必要(35歳)

・付き合う前にセックスをした人と付き合えたことがないから(33歳)

・2年間片想い&毎週のようにデートしていた人と、最後の最後に1回だけ付き合う前にセックスしてしまったことがありました。その一週間後、その彼に彼女が居ることが判明。共通の友達いわく、私と同時進行でデートしていた女の子がたくさんいたそう。彼はその彼女と出来婚していましたが、職場の女性に手を出しまくっているみたいです。付き合わなくて良かった~と心から思います(25歳)

・万が一その後付き合えても 結局のところ不誠実な関係になるから 本気の相手を探すなら 絶対ナシ(39歳)

「あり派」と同じく、「セックスしたら付き合えなかった」という経験者の声がほとんどでした。

【付き合う前にセックスしても、ちゃんと付き合えた経験はありますか?】
・はい:70%
・いいえ:30%

 付き合う前にセックスしてもしなくても、それぞれに苦い思い出となる可能性はある、ということです。「付き合う前にセックスしたら、もうその人とは付き合えない!」という不確かな都市伝説にとらわれることなく、各自、少しでも後悔のない行動が出来ると良いですよね。その「少しでも後悔のない行動」を選択することが難しいのですが。

「する派」7割越え! 付き合う前にセックスしたら、その人とは付き合えない説を徹底検証!

 「付き合う前にセックスしたら、もうその人とは付き合えない」とは、昔から存在する恋テク都市伝説です。個々の価値観の問題ですし正解はありませんが、その割合が気になる……ということで、先週から募集したmessy調査。今回もたくさんのご意見を誠にありがとうございました! 早速開票です。

【付き合う前にセックスするのはアリですか?】
・あり:74.8%
・なし:25.2%

【「あり」の理由】

・長く付き合いたいからこそ、身体の相性は大切だと思う(体臭チェックも含む)。実際に付き合ってからセックスしてびっくりするくらい小さかったり、セックス自体下手くそで「別れたい!」って思ったのに、なかなか別れられなくて大変だったから。別れたい理由もセックスって言いにくいし。セックスだけじゃないけど、そこ以外が神でもない限り付き合っていくなんて無理だと思うから(44歳)

・今の旦那さんは「なんか好きだなあ」と、その時は別の彼氏がいたけど我慢できずにセックスしちゃいました。結局、付き合うことになって結婚しました。お互いに好意があればいいと思います。以前、すごく好きだった人と初めてした時、体臭がきつい上に、なぜかその彼がマグロだったのが受け入れられず、交際を断念したこともあります。デートを何回したってわからないこともあります(46歳)

・体の相性を確かめてからでも遅くはない(28歳)

・体から始まる関係もあると思うから(29歳)

・セックスが良すぎてそのまま結婚したから(28歳)

・付き合う前にちゃんと避妊する人か確認したいから(27歳)

・前はなしだと思っていたけど年齢を重ねるうちに、そんなことも言ってられないかな、と。今後誰とも何もないまま一生を終えるよりは、1回きりで終わったとしても女性として扱ってもらった喜びを感じられたほうが幸せかも(37歳)

・セックスしないと付き合う気になれない(34歳)

・今まで付き合った人とは、ほぼ付き合う前もセックスしました。セフレから恋人になったこともあります。今の夫とも、会ったその日にセックスしましたが、1カ月後にプロポーズされました。男性のタイプにもよりますが、私が付き合ってきた男性はセックスの時期について気にしない人ばかりでした。そうではない男性ももちろんいると思いますが(33歳)

・もし付き合わなかったとしても、「セックスしたいかも」と思える男と一発できたらそれはそれでラッキーなのかなとも思うので(30歳)

・今の彼は、率直に言って「身体の相性が良かった」ので付き合っています。もう他を試そうという気はありません(45歳)

・エッチの相性わからないのに付き合うほうが怖い(36歳)

・しちゃいけないと思っていないし、付き合うかどうかもわからないし(51歳)

・身体の相性と、本気で自分のことを愛してくれるかを確かめます。相手が本気であればセックスした後も必ず連絡は来るし、セックス目的で会おうとはならないと思います(24歳)

・善は急げでしょ(35歳)

・キスが上手いから期待して付き合ったら、セックスは下手くそで苦痛に思ったことがあるので(45歳)

「付き合う前にセックスしなかったことを、後々後悔した!」という意見が過半数を占め、そのほとんどが経験談でした。

【「なし」の理由】

・付き合う=相手に自分とセックスできる権利を与えると考えているため。付き合う前にセックスしてしまっては、男性も「付き合ってなくてもセックスできたし、気楽! 付き合って縛られるのは面倒! 意味がない!」と考えると思う(23歳)

・以前バイト先で、ちょっといいな〜と思っていた人と、初めてのデートで相手の勢いに押されてエッチしてしまいました。 しかも中出し。そのままやり捨てられてしまっては自分のプライドが許さなくて、何度かデートしたり、エッチしたりして、私は付き合っているつもりでした。でも、デートのほとんどは私の部屋でのエッチだったり、夜しか会えなかったり、向こうには都合の良いセフレ程度にしか見られてなかったと思います。私が出会った男性は、エッチから始まってしまった人は2人いましたが、どっちもゴムなしエッチ当たり前で、大事にされた感じはまったくなかったので、付き合う前のエッチは反対派です。最初に体を許してしまうと、女性側を簡単にやれる女だと、なめてかかってくる男性は多いと思います(36歳)

・自分が男だったら、先に手に入ってしまうことで執着心がなくなるから(36歳)

・そういうことを普段他の人にもしてるんじゃないか……と不安になるから(31歳)

・妊娠するのは女だけですし、リスクが高すぎます(30歳)

・セックス後の感情の持っていき方が難しい。してしまえば、良くも悪くもいろいろ考えてしまって良いことがない(27歳)

・全部見ちゃった気がして冷める(38歳)

・ダラダラと身体の関係だけで続きそうだから(28歳)

・真剣に付き合うなら、まずは体よりも人と人の関係が必要(35歳)

・付き合う前にセックスをした人と付き合えたことがないから(33歳)

・2年間片想い&毎週のようにデートしていた人と、最後の最後に1回だけ付き合う前にセックスしてしまったことがありました。その一週間後、その彼に彼女が居ることが判明。共通の友達いわく、私と同時進行でデートしていた女の子がたくさんいたそう。彼はその彼女と出来婚していましたが、職場の女性に手を出しまくっているみたいです。付き合わなくて良かった~と心から思います(25歳)

・万が一その後付き合えても 結局のところ不誠実な関係になるから 本気の相手を探すなら 絶対ナシ(39歳)

「あり派」と同じく、「セックスしたら付き合えなかった」という経験者の声がほとんどでした。

【付き合う前にセックスしても、ちゃんと付き合えた経験はありますか?】
・はい:70%
・いいえ:30%

 付き合う前にセックスしてもしなくても、それぞれに苦い思い出となる可能性はある、ということです。「付き合う前にセックスしたら、もうその人とは付き合えない!」という不確かな都市伝説にとらわれることなく、各自、少しでも後悔のない行動が出来ると良いですよね。その「少しでも後悔のない行動」を選択することが難しいのですが。

『巨人の星』はインドでも虐待アニメ――今、法律のウラとオモテで起きていること

――虐待を受けた「わたしたち」に残ったものとは? よじれてしまった家族への想いを胸に、果たして、そこに再生の道はあるのだろうか。元・被虐待児=サバイバーである筆者が、自身の体験やサバイバーたちへの取材を元に「児童虐待のリアル」を内側からレポートする。
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あなたは本当に「虐待の定義」を答えられるだろうか

 2012年、スポ根アニメの草分けである『巨人の星』(原作・梶原一騎、作画・川崎のぼる)がインド版アニメとしてリメイク放送された。製作当初、インド側のスタッフから「大リーグボール養成ギプスは、児童虐待に当たる」ということで拒否されたらしい。確かに筋力強化のためとはいえ、現実の小学生に拘束具を使っていたら、やはりやり過ぎだろう。だがトレーニングに苦痛はつきもの。道具を使わないにせよ、どこまでが虐待かという線引きはなかなか難しい。  今やすっかりメジャーになってしまった「虐待」というキーワード。しかし、そもそも児童虐待とは、どんな行為を指すのだろうか? 「“親”が子どもに“暴力を振るう”こと」。  でも、これだけでは不正解。言葉で脅したり、食事を与えなかったりするなど、直接手を挙げない行為も存在するからだ。では、法律での扱いはどうなっているのだろう。虐待対応の基盤となる「児童虐待の防止等に関する法律」(通称:児童虐待防止法)では、次のように定められている。 ――保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)がその監護する児童(十八歳に満たない者をいう。以下同じ。)について行う次に掲げる行為をいう。 “次に掲げる行為”には、直接的な暴力以外にも、わいせつ行為や育児放棄などさまざまな内容が記されている。つまりは「保護者が子どもに耐えがたい苦痛を負わせる」こととも言えるが、実はこれでも実態とは遠くかけ離れている。サバイバーたちに話を聞いていくと、「加害者=保護者」ではないケースも多いからだ。  例えば、「高校生になっても、年の離れた兄から毎日グーで殴られていました」という40代女性や、「両親が離婚して父に引き取られたが、その実家で親戚一同から暴行にあっていた」という女の子もいる。 『法律家が書いた子どもを虐待から守る本』(中央経済社)の著者であり、子どもの虐待根絶を目指すNPO法人「Think Kids」の代表理事も務める後藤啓二弁護士は、児童虐待防止法上の虐待における“加害者の定義の狭さ”の弊害を指摘する。 「法律の定義では、同居して面倒を見るなどしていない限り、祖父母や親の愛人、親戚や兄弟姉妹などは対象外です。2011年に姫路市で起きた姫路市虐待重体事件では、児童相談所が法律を限定的に解釈し、“虐待行為が疑われていた母親の交際相手”について事情を聴かないままにし、この男による更なる虐待行為を防げませんでした」  野放しになった母親の愛人、その顛末はどうなったのだろうか? 「結局、子どもを重体に陥らせた後に、警察がこの男を逮捕しました。しかし、児童相談所が細かい文言にこだわらず適切に対応すれば、防ぐことができたはずです。児童相談所のこのような消極的な対応により虐待と認知されない案件がまだまだあると思いますので、行為者の定義をもっと広げる必要があります」  これらの発言からもわかるとおり、現在の日本の法律では、虐待を一言で定義することは非常に困難なのだ。こうして法の網目からこぼれおちる虐待や、そこから生き抜いてきたサバイバーがいる。ああ、なんてつかみどころがないんだろう。  つかみどころがないからこそ、わたしたちは隣の家から子どもの泣き声が聞こえたときにどう行動していいかうろたえてしまうし、「自分が虐待者になる可能性」に怯えるのかもしれない。虐待の経験がある人も、またそうでない人も、得体の知れない迷路の中で迷うことがあるんじゃないかと思うのだ。

サバイバーの4つの属性

虐待の多様性を示す例は、他にもある。例えば下記は、厚生労働省による虐待行為の4つの分類である。(『子ども虐待対応の手引き』より) ・身体的虐待 → 外傷を受ける行為や生命に危険のある暴行、意図的に病気にさせられる行為など ・性的虐待 → 性交や性的行為の強要、性器や性交を見せる行為、ポルノの被写体への強要など ・ネグレクト → 衣食住を含め、健康・安全への配慮をしてもらえないこと。情緒的な欲求に答えてもらえないことなど ・心理的虐待 → 言葉で執拗に傷つけられる、無視、他の兄弟との差別、家庭内のDVを見せられることなど  サバイバーからすると、こんな切ない名称が自分の過去にラベリングされるのは大変不本意なのだが、便宜的にサバイバー間の自己紹介などで使うこともある。それぞれの属性によって、苦しみの種類や乗り越えなければならない壁が少しずつ違うからだ。  ではこの4類型を詳しく見てみよう。まず多くの人が想像しやすいのは、殴る蹴る、縄で拘束するなどの「身体的虐待」だろう。しかし、全体の比率として一番多いのは、言葉での脅しや過度の監視などによる「心理的虐待」(47.2%/2015年度厚生労働省調べ)である。  食事を与えられない、病院に連れていってもらえないなど、育児放棄ともいえるのが「ネグレクト」。2004年に上映された是枝裕和監督による映画『誰も知らない』では、1988年に実際に発覚した「巣鴨子供置き去り事件」を扱ったことで話題になった。父が失踪、続いて母が蒸発した後も、親を待ちながら健気に生きるしかない4人のきょうだいの姿を描いた作品である。  そして、もっとも世の中で認知されることが少なく、誤解を生じやすいのが、「性的虐待」だろう。レイプのような暴力的なものを思い浮かべる人もいるかと思うが、実際はセックスが何かも知らない女の子(あるいは男の子)に「愛情表現」や「しつけ」と称して行われることも少なくない。成長して行為の意味を知ったとき、彼ら彼女らの信じる世界がガラガラと音を立てて崩れ落ちてしまうのだ。  以上の4類型は、個別にではなく「身体的」×「ネグレクト」など複合的に行われることもある。 * こんな入り組んだ世界の中で、サバイバーたちは孤独に葛藤している。だからこそ、彼らは出会った同志を大切にし、属性に関係なくお互いを労おうとするのかもしれない。  わたしが5年前にサバイバーのオフ会を開いたとき、参加者にはさまざまな虐待の経験者が混在しており、未だ継続中の子もいた。そんな中、15歳のときに母親が蒸発したというカオルさん(仮名・当時30歳)は、初対面のみんなにお守りのような小さな巾着を手渡して回っていた。手作りと思しきその袋を開けると、中から小指の先ほどのかわいらしいダルマが顔を出したのである。 「ほら、七転び八起きって言うじゃないですか。その意味は――わたしたちならわかりますよね」。カオルさんはいたずらっぽく笑った。 法や定義はもちろん必要だ。しかし、生身のサバイバーの世界は、今この瞬間もどこかで力強く回っている。 (文/帆南ふうこ) 帆南ふうこ(ほなみ・ふうこ) 1980年生まれ、ライター。4歳ごろから高校生まで実母から身体的・精神的な暴力を受けて育つ。13年間にも及ぶ反抗期を経た後、結婚を機に母親と和解。ここ数年は元・被虐待児である「サバイバー」たちのオフ会を開いたり、取材を通じてサバイバー仲間との親交を深めている。趣味はお酒と田舎暮らし。

「食事が菓子パンに」「一家3人で遠征」アイドルオタ夫婦2組が語る、“うちのヲタ活”

 30~40代のアイドルや既婚のアイドルも珍しくなくなった昨今。ではアイドルオタクが結婚し、家庭を持つとどうなるのか? 今回は話題のコミックエッセイ『ヲタ夫婦: アイドルヲタクな2人はこうして結婚できました。』(出版ワークス)の作者・藍さん&“ヲタ夫”さん夫妻と、サイゾーウーマンの名物連載「ジャニーズツッコミ道場」を担当する太田サトルさん&田幸和歌子さん夫妻が、アイドルヲタクのリアルな夫婦生活について話します。

【座談会出席者】
◎藍さん……マンガ家。『ヲタ夫婦』『ミリオンドール』(アース・スターエンターテイメント、既刊2巻)等、アイドルやオタクをテーマにした漫画を執筆している。イチ推しアイドルは小林晏夕(東京パフォーマンスドール、以下TPD)。90年代女性声優から入り、高橋愛(元モーニング娘。)や松浦亜弥ほかハロプロ系、AKB48を経て、現在はライブアイドル(地下アイドル)まで、幅広く愛する。

◎ヲタ夫さん……35歳の会社員。UNDER17・桃井はるこや田村ゆかり、新谷良子など声優を経て、長野県のご当地アイドル・オトメコーポレーション、BiS、そして現在は元BiSのヒラノノゾミが所属するBILLIE IDLE(R)に夢中。

◎太田サトルさん……ライター。「週刊朝日」(朝日新聞出版)やWebの「AERAdot.」「エキサイトニュース」などでエンタメ系のコラムやニュース、インタビューなどを執筆。ジャニーズ事情に詳しくJr.の若手ユニットまでをウォッチ。

◎田幸和歌子さん……ライター。著書に『KinKi Kids おわりなき道』(アールズ出版)『Hey! Say! JUMP 9つのトビラが開くとき』(同)『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)など。ジャニオタ歴が長く、太田さんと同じくベテランからJr.のユニットまでを愛する。

 急に「お金がない」と言い出して、食事が菓子パンに

――今日はアイドルヲタ夫婦2組に集まっていただいたので、まずヲタ夫婦であるメリット、デメリットを聞かせてください。

太田 メリットと言えば、うちはライブとかに夫婦セットで行くんですよ。別々の現場というのがほぼない。

田幸 だから藍さんのマンガを拝見して、「夫婦でも全然楽しみ方が違うんだ!?」って思いました。

藍 うちは全然一緒には行かないですね。特に解散前のBiSのライブって、すごく過酷な印象が強かったんですよ。

ヲタ夫 昔ライブに通ってた頃は、会場はヲタクの汗で水びたしで。ライブ終わったらTシャツやジーンズが絞れるくらい、汗をかいてましたから。

藍 夫がライブから帰ってくると常に傷だらけでした。推してるグループや人気度が違うと、チケットの取り方なんかも全然違うんですよ。私が通ってるグループは、すぐにチケットは売り切れないから、当日でも買えたりするんです。でも、当時のBiSは最初にツアーの日程が発表されたら、とりあえず全部押さえておかないと売り切れちゃうそうでした。そうすると、当日軽い気持ちで同行して2人一緒に行くという選択肢も消えますね。

田幸 イベントやライブでは、遠征もありですか?

ヲタ夫 ですね。

藍 うちの夫婦はデメリットというか、そもそも同じアイドルでも現場の種類がまったく違うので、好みは合わないながらも共通言語を探して楽しんでるところがあります。「お互いの戦場で頑張ろう」みたいな(笑)。

田幸 マンガで描かれていたのは恋人時代のエピソードが中心ですけど、その頃と夫婦になってからで一番違うのって、お金の面だと思うんですよ。ヲタ活動費をどうされてるのか気になるんですが、お財布は基本別々ですか?

藍 基本は別なんですけど、私は結婚後から漫画家を始めて、不安定な仕事になったので、どうしてもヲタ夫の安定した収入が家計を支える形になるんですね。そうなると、「財布が別」は独身時代は良かったけど、結婚してから急に不安が出てきて。アイドルにつぎ込んでるのは今まで通りなのですが、急に「お金がない」とか言い出して、食事が菓子パンになったりすると……。

ヲタ夫 うふふ。お互いがどのくらい使ってるかは把握してないですね。

藍 今は私の仕事が忙しくなって、私自身はそんなにアイドルにつぎ込む機会がなくなっちゃったんですけど、ヲタ夫が推してたBiSは、急に高額なプレミアムチケットを売り始めたりして、まとまって使う機会が多いかもしれませんね。

ヲタ夫 今推しているBILLIE IDLE(R)も、初年度のFC入会費が3万円でしたね。

太田 BiSやBILLIE IDLE(R)とか、渡辺(淳之介/プロデューサー)さんが手掛けるグループのファンって、そういう状況を楽しんでる印象がありますよね。10万円のチケットが出たとしたら「そう来たか!」みたいな。

田幸 そういうお金の使い方を、ご結婚されてちょっと緩めたりは?

ヲタ夫 したんですけど、結婚したからというよりBiSの解散がきっかけですかね。

藍 私の言うことは、なに一つ聞き入れてくれませんでした。私はリリースイベントでも、全部の会場に行ったりしないんですけど、ヲタ夫は全部行きたいし、高価なチケットも新しく出たTシャツも全部買いたいタイプだったので、そういう「ガチ度のギャップ」に苦しみました。貯金もまったくしてないって言うし。

太田 彼女たちに何回でも会いたいっていう気持ちに、どこかのタイミングから「ここもここもコンプリートしなくちゃ」みたいな、コレクター的な気持ちも入ってくるんですかね?

ヲタ夫 どうやっても全部のライブやイベントには行けないので、コンプリートするのは早々に諦めていたんですよ。でもやっぱりライブは、どの日でもちょっとずつ違うじゃないですか。それをたくさん見たいって気持ちがあったと思います。

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田幸 ジャニーズを見るにしても、独り身だと多ステしやすいんですよね。うちの場合、ヲタ夫婦である一番のメリットは、娘もジャニーズ好きだから一家でライブに行けることなんですけど、それと同時に多ステしたら破産しちゃう(笑)。昨年は北海道にKinKi Kidsのコンサートを見に家族で遠征したんですけど、全てのお金が×3人になるので。

太田 僕らは子どもがいるっていうのが一番大きいですよね。どうしても生活の中で優先度の最上位に近いところに、子どもがいるので。

――お子さんがいるとアイドルを見る目線も変わりますか?

太田 うちの子は高校2年なんですよ。だから、10代のアイドルは男女関係なく完全に子ども世代だから恋愛対象でもないし、子どもの発表会見てるみたいな気持ちで「頑張ってるなあ」って思ったりします。

田幸 こぶしファクトリーの子たちとか見てると、「娘と同い年くらいの子がこんなに頑張ってて、えらいわぁ」って。藍さんご夫婦にお子さんができたら、どんな感じになるのか気になりますね。

藍 まったく想像つかないんですけど……もしかしたら“子ども推し”みたいになっちゃうかもしれないね? アイドルの現場には行けなくなっちゃうかも(笑)。

ヲタ夫 そうなる可能性はありますね。

太田 女性アイドルはテレビで見られる機会も少ないから、お茶の間からの応援がしづらいのが難しいですよね。

藍 まだハロプロとかだったら、ファミリー席もあるし行きやすいと思うんですよ。ライブアイドルの現場にお子さん連れてくる人も見かけるんですけど、それで叩かれる場合もあるので、連れていくかどうかはケースバイケースですね。

ヲタ夫 「お子さん、かわいいですねー」みたいにアイドルの方から来てくれて、認知がもらえたりするので。

田幸 ジャニーズでもファミリー席があって、ちっちゃい子がいるとメンバーがかまってくれるから、そういうのはありますね。

太田 素朴な疑問なんですけど、お互いが推してるメンバーに対して「こんな子がいいの?」みたいな食い違いはないんですか?

藍&ヲタ夫 それはないです。

藍 好みが違うからというのも、もちろんありますけど、アイドル現場って特に「現場に行ってないやつがあれこれ言うのは野暮だ」みたいな風潮がすごく強いので、理解できないと思っても、それは個人の主観の違いだと割り切ってます。あと、夫だとしても、推しを「こんな子」って言われたら嫌ですね。

――ヲタ夫さんは藍さんが推すTPDの現場に行きますか?

ヲタ夫 今は全然行ってないけど、最初の頃は一緒に行ったりしてましたね。

藍 私が嫌なのは、“ガチ度の違い”なんですよ。私にとってはTPDを追いかけてたときはガチで好きだったんですけど、旦那にとってはそうじゃないから、イベントには遅刻して来るし、私が感動してるそばでライブの構成とか冷静に分析されるのがすごく嫌で。だから「もう来ないで」って言ってます。

太田 相手(またはパートナー)が来ることで、いつものようにはじけられないとか?

藍 それもお互いにありますね。だからなんとなく、夫婦としてやっていく中で、お互いの本現場に深入りしないようにしようという、暗黙の了解はあります(笑)。特にヲタ夫は私がついてくると、おとなしくなります。

太田 夫婦とか家族って、だんだん好みが似てくるっていうじゃないですか。うちは独身の頃はお互い全然違うものが好きだったし、僕はロックオタクでもあったから、それこそBiSの現場に近いようなモッシュ&ダイブありの現場に行ったりもしてたんですよ。でもそこには誘わなかったし、結婚当初は今のお二人に近かったんですよね。

藍 うちは夫婦遍歴がまだ数年程度だから、これから近づく……のかな?

ヲタ夫 どうなんだろう?

太田 一緒に過ごす年月と、お子さんの存在でも大きく変わるかなあと。

 父親「ヲタ夫くんの好きなアイドルのライブに行こうかな」

――親戚付き合いも避けては通れないと思いますが、義理の親御さんにアイドルの話とかは?

田幸 義理の親には特にしていないですが、自分の親にはしてますね。そもそもそんなに特殊なことだとは思っていないので、カミングアウトする・しないという感覚がないです。うちは関ジャニ∞ファンの姉がいて、姉の方がよくコンサートに行く話などしていて、私はあまり自分の話をしないので、親はあまり知らないですが、うちのがよっぽど行ってるかもしれなくて。ただ仕事柄、ライブに行ったりも仕事の一環だと思われてるフシはありますね。

藍 うちの親はアイドルといったらPerfumeとかをイメージしてるみたいで、とてもBiSのことは説明できなくて。父が、「ヲタ夫くんの好きなアイドルのライブを見てみたいから一緒に行こうかな」とか言うんですけど、Perfumeや℃-uteを想像してるような父が、平気な顔して参加できるような現場じゃないんですよね。それをうまく説明できないから、ただ「触れないでほしい」っていう雰囲気だけ出して。そんな状況なので親戚にはとても言えないですね。

ヲタ夫 僕は自分の親にも言ってないです。上京してからアイドルにハマったのもあるので。マンガやアニメは昔から好きだったから、それは知ってると思うんですけど、ライブにガンガン行くようになってるとは思ってないだろうし、そもそも説明するのがめんどくさい。

藍 うちの妹がミュヲタ(ミュージカルオタク)で、田幸さんのお姉さんと一緒でめちゃくちゃヲタ話をするんですよ。

ヲタ夫 つぎ込む金額も全然違うんですよね。チケット代が高いし、韓国のミュージカルにもハマってて、現地で見て帰ってきたりするんで。

藍 福岡に住んでるのにバリバリ遠征してるから、妹はヲタとして強いなって思いますね。妹がいるから、親からの追求も逃れられてるみたいなところはあります。
(後編につづく)

「食事が菓子パンに」「一家3人で遠征」アイドルオタ夫婦2組が語る、“うちのヲタ活”

 30~40代のアイドルや既婚のアイドルも珍しくなくなった昨今。ではアイドルオタクが結婚し、家庭を持つとどうなるのか? 今回は話題のコミックエッセイ『ヲタ夫婦: アイドルヲタクな2人はこうして結婚できました。』(出版ワークス)の作者・藍さん&“ヲタ夫”さん夫妻と、サイゾーウーマンの名物連載「ジャニーズツッコミ道場」を担当する太田サトルさん&田幸和歌子さん夫妻が、アイドルヲタクのリアルな夫婦生活について話します。

【座談会出席者】
◎藍さん……マンガ家。『ヲタ夫婦』『ミリオンドール』(アース・スターエンターテイメント、既刊2巻)等、アイドルやオタクをテーマにした漫画を執筆している。イチ推しアイドルは小林晏夕(東京パフォーマンスドール、以下TPD)。90年代女性声優から入り、高橋愛(元モーニング娘。)や松浦亜弥ほかハロプロ系、AKB48を経て、現在はライブアイドル(地下アイドル)まで、幅広く愛する。

◎ヲタ夫さん……35歳の会社員。UNDER17・桃井はるこや田村ゆかり、新谷良子など声優を経て、長野県のご当地アイドル・オトメコーポレーション、BiS、そして現在は元BiSのヒラノノゾミが所属するBILLIE IDLE(R)に夢中。

◎太田サトルさん……ライター。「週刊朝日」(朝日新聞出版)やWebの「AERAdot.」「エキサイトニュース」などでエンタメ系のコラムやニュース、インタビューなどを執筆。ジャニーズ事情に詳しくJr.の若手ユニットまでをウォッチ。

◎田幸和歌子さん……ライター。著書に『KinKi Kids おわりなき道』(アールズ出版)『Hey! Say! JUMP 9つのトビラが開くとき』(同)『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)など。ジャニオタ歴が長く、太田さんと同じくベテランからJr.のユニットまでを愛する。

 急に「お金がない」と言い出して、食事が菓子パンに

――今日はアイドルヲタ夫婦2組に集まっていただいたので、まずヲタ夫婦であるメリット、デメリットを聞かせてください。

太田 メリットと言えば、うちはライブとかに夫婦セットで行くんですよ。別々の現場というのがほぼない。

田幸 だから藍さんのマンガを拝見して、「夫婦でも全然楽しみ方が違うんだ!?」って思いました。

藍 うちは全然一緒には行かないですね。特に解散前のBiSのライブって、すごく過酷な印象が強かったんですよ。

ヲタ夫 昔ライブに通ってた頃は、会場はヲタクの汗で水びたしで。ライブ終わったらTシャツやジーンズが絞れるくらい、汗をかいてましたから。

藍 夫がライブから帰ってくると常に傷だらけでした。推してるグループや人気度が違うと、チケットの取り方なんかも全然違うんですよ。私が通ってるグループは、すぐにチケットは売り切れないから、当日でも買えたりするんです。でも、当時のBiSは最初にツアーの日程が発表されたら、とりあえず全部押さえておかないと売り切れちゃうそうでした。そうすると、当日軽い気持ちで同行して2人一緒に行くという選択肢も消えますね。

田幸 イベントやライブでは、遠征もありですか?

ヲタ夫 ですね。

藍 うちの夫婦はデメリットというか、そもそも同じアイドルでも現場の種類がまったく違うので、好みは合わないながらも共通言語を探して楽しんでるところがあります。「お互いの戦場で頑張ろう」みたいな(笑)。

田幸 マンガで描かれていたのは恋人時代のエピソードが中心ですけど、その頃と夫婦になってからで一番違うのって、お金の面だと思うんですよ。ヲタ活動費をどうされてるのか気になるんですが、お財布は基本別々ですか?

藍 基本は別なんですけど、私は結婚後から漫画家を始めて、不安定な仕事になったので、どうしてもヲタ夫の安定した収入が家計を支える形になるんですね。そうなると、「財布が別」は独身時代は良かったけど、結婚してから急に不安が出てきて。アイドルにつぎ込んでるのは今まで通りなのですが、急に「お金がない」とか言い出して、食事が菓子パンになったりすると……。

ヲタ夫 うふふ。お互いがどのくらい使ってるかは把握してないですね。

藍 今は私の仕事が忙しくなって、私自身はそんなにアイドルにつぎ込む機会がなくなっちゃったんですけど、ヲタ夫が推してたBiSは、急に高額なプレミアムチケットを売り始めたりして、まとまって使う機会が多いかもしれませんね。

ヲタ夫 今推しているBILLIE IDLE(R)も、初年度のFC入会費が3万円でしたね。

太田 BiSやBILLIE IDLE(R)とか、渡辺(淳之介/プロデューサー)さんが手掛けるグループのファンって、そういう状況を楽しんでる印象がありますよね。10万円のチケットが出たとしたら「そう来たか!」みたいな。

田幸 そういうお金の使い方を、ご結婚されてちょっと緩めたりは?

ヲタ夫 したんですけど、結婚したからというよりBiSの解散がきっかけですかね。

藍 私の言うことは、なに一つ聞き入れてくれませんでした。私はリリースイベントでも、全部の会場に行ったりしないんですけど、ヲタ夫は全部行きたいし、高価なチケットも新しく出たTシャツも全部買いたいタイプだったので、そういう「ガチ度のギャップ」に苦しみました。貯金もまったくしてないって言うし。

太田 彼女たちに何回でも会いたいっていう気持ちに、どこかのタイミングから「ここもここもコンプリートしなくちゃ」みたいな、コレクター的な気持ちも入ってくるんですかね?

ヲタ夫 どうやっても全部のライブやイベントには行けないので、コンプリートするのは早々に諦めていたんですよ。でもやっぱりライブは、どの日でもちょっとずつ違うじゃないですか。それをたくさん見たいって気持ちがあったと思います。

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田幸 ジャニーズを見るにしても、独り身だと多ステしやすいんですよね。うちの場合、ヲタ夫婦である一番のメリットは、娘もジャニーズ好きだから一家でライブに行けることなんですけど、それと同時に多ステしたら破産しちゃう(笑)。昨年は北海道にKinKi Kidsのコンサートを見に家族で遠征したんですけど、全てのお金が×3人になるので。

太田 僕らは子どもがいるっていうのが一番大きいですよね。どうしても生活の中で優先度の最上位に近いところに、子どもがいるので。

――お子さんがいるとアイドルを見る目線も変わりますか?

太田 うちの子は高校2年なんですよ。だから、10代のアイドルは男女関係なく完全に子ども世代だから恋愛対象でもないし、子どもの発表会見てるみたいな気持ちで「頑張ってるなあ」って思ったりします。

田幸 こぶしファクトリーの子たちとか見てると、「娘と同い年くらいの子がこんなに頑張ってて、えらいわぁ」って。藍さんご夫婦にお子さんができたら、どんな感じになるのか気になりますね。

藍 まったく想像つかないんですけど……もしかしたら“子ども推し”みたいになっちゃうかもしれないね? アイドルの現場には行けなくなっちゃうかも(笑)。

ヲタ夫 そうなる可能性はありますね。

太田 女性アイドルはテレビで見られる機会も少ないから、お茶の間からの応援がしづらいのが難しいですよね。

藍 まだハロプロとかだったら、ファミリー席もあるし行きやすいと思うんですよ。ライブアイドルの現場にお子さん連れてくる人も見かけるんですけど、それで叩かれる場合もあるので、連れていくかどうかはケースバイケースですね。

ヲタ夫 「お子さん、かわいいですねー」みたいにアイドルの方から来てくれて、認知がもらえたりするので。

田幸 ジャニーズでもファミリー席があって、ちっちゃい子がいるとメンバーがかまってくれるから、そういうのはありますね。

太田 素朴な疑問なんですけど、お互いが推してるメンバーに対して「こんな子がいいの?」みたいな食い違いはないんですか?

藍&ヲタ夫 それはないです。

藍 好みが違うからというのも、もちろんありますけど、アイドル現場って特に「現場に行ってないやつがあれこれ言うのは野暮だ」みたいな風潮がすごく強いので、理解できないと思っても、それは個人の主観の違いだと割り切ってます。あと、夫だとしても、推しを「こんな子」って言われたら嫌ですね。

――ヲタ夫さんは藍さんが推すTPDの現場に行きますか?

ヲタ夫 今は全然行ってないけど、最初の頃は一緒に行ったりしてましたね。

藍 私が嫌なのは、“ガチ度の違い”なんですよ。私にとってはTPDを追いかけてたときはガチで好きだったんですけど、旦那にとってはそうじゃないから、イベントには遅刻して来るし、私が感動してるそばでライブの構成とか冷静に分析されるのがすごく嫌で。だから「もう来ないで」って言ってます。

太田 相手(またはパートナー)が来ることで、いつものようにはじけられないとか?

藍 それもお互いにありますね。だからなんとなく、夫婦としてやっていく中で、お互いの本現場に深入りしないようにしようという、暗黙の了解はあります(笑)。特にヲタ夫は私がついてくると、おとなしくなります。

太田 夫婦とか家族って、だんだん好みが似てくるっていうじゃないですか。うちは独身の頃はお互い全然違うものが好きだったし、僕はロックオタクでもあったから、それこそBiSの現場に近いようなモッシュ&ダイブありの現場に行ったりもしてたんですよ。でもそこには誘わなかったし、結婚当初は今のお二人に近かったんですよね。

藍 うちは夫婦遍歴がまだ数年程度だから、これから近づく……のかな?

ヲタ夫 どうなんだろう?

太田 一緒に過ごす年月と、お子さんの存在でも大きく変わるかなあと。

 父親「ヲタ夫くんの好きなアイドルのライブに行こうかな」

――親戚付き合いも避けては通れないと思いますが、義理の親御さんにアイドルの話とかは?

田幸 義理の親には特にしていないですが、自分の親にはしてますね。そもそもそんなに特殊なことだとは思っていないので、カミングアウトする・しないという感覚がないです。うちは関ジャニ∞ファンの姉がいて、姉の方がよくコンサートに行く話などしていて、私はあまり自分の話をしないので、親はあまり知らないですが、うちのがよっぽど行ってるかもしれなくて。ただ仕事柄、ライブに行ったりも仕事の一環だと思われてるフシはありますね。

藍 うちの親はアイドルといったらPerfumeとかをイメージしてるみたいで、とてもBiSのことは説明できなくて。父が、「ヲタ夫くんの好きなアイドルのライブを見てみたいから一緒に行こうかな」とか言うんですけど、Perfumeや℃-uteを想像してるような父が、平気な顔して参加できるような現場じゃないんですよね。それをうまく説明できないから、ただ「触れないでほしい」っていう雰囲気だけ出して。そんな状況なので親戚にはとても言えないですね。

ヲタ夫 僕は自分の親にも言ってないです。上京してからアイドルにハマったのもあるので。マンガやアニメは昔から好きだったから、それは知ってると思うんですけど、ライブにガンガン行くようになってるとは思ってないだろうし、そもそも説明するのがめんどくさい。

藍 うちの妹がミュヲタ(ミュージカルオタク)で、田幸さんのお姉さんと一緒でめちゃくちゃヲタ話をするんですよ。

ヲタ夫 つぎ込む金額も全然違うんですよね。チケット代が高いし、韓国のミュージカルにもハマってて、現地で見て帰ってきたりするんで。

藍 福岡に住んでるのにバリバリ遠征してるから、妹はヲタとして強いなって思いますね。妹がいるから、親からの追求も逃れられてるみたいなところはあります。
(後編につづく)

伝説のアイドル楽曲を再発見! 『昭和アイドルアーカイブス・岡田有希子編』参戦レポート

伝説のアイドル楽曲を再発見! 『昭和アイドルアーカイブス・岡田有希子編』参戦レポートの画像1
当日の看板
 岡田有希子が亡くなってから、今年で31年目を迎えた。  あれから色々なことがあったけれど、今、アイドル業界は華やかで、かつてないほどの盛り上がりを見せ、たくさんのアイドルたちが日々、歌ったり踊ったりしてファンを楽しませている。  そんな中、昨年の9月から、一風変わったアイドルイベントが開催されている。 「昭和アイドルアーカイブス」。そんなタイトルで行われるのは、今から30年以上前のアイドルを取り上げ、その良さを再発見しようという試みだ。  第一回の「キャンディーズ」をはじめ、斉藤由貴や「おニャン子クラブ」など、それぞれの楽曲の魅力やその時代の様子などを、参加したお客さんと一緒に探っていこうというイベントになっている。  7月24日(月)、この日は、昭和アイドルアーカイブスの岡田有希子編が開催されるとのことで、参加した。  実はこのイベント、告知がなされるとすぐにソールドアウトしてしまい、キャンセル待ちも出たほどだったという。今なお、多くの人に支持される岡田有希子の魅力とは何なのか、イベントを通して確認したいとの思いを抱えつつ、会場に向かった。  開場となる19時前、神保町の楽器カフェには人の列ができていた。私も最後尾に並んで入場する。お客さんは50人ほどで、何人かはキャンセル待ちで入ったとか。場内には、岡田有希子の曲が静かに流れている。そしてお客さんは思い思いに、当時の思い出を語り合っているようだ。
伝説のアイドル楽曲を再発見! 『昭和アイドルアーカイブス・岡田有希子編』参戦レポートの画像2
ゲストの3人。左から、西園みすず(さんみゅ〜)、橘はるか(Ange☆Reve)、新原聖生(さんみゅ~)
 19時30分、「ファースト・デイト」のBGMで、MCの橘はるか(Ange☆Reve)が登場。彼女はまだ若いながら、キャンディーズなどの昭和アイドルが大好きということで、このイベントのMCに抜擢されたという。  続いて、このイベントの仕掛け人でもある、鈴木啓之、高島幹雄の両氏がステージに迎えられる。もう11回目の開催とあって、3人とも慣れた様子でトークが進む。  まずは岡田有希子の紹介から始まる。1984年にデビューし、活動期間はわずか2年。しかし、その間に、シングル8枚、オリジナルアルバム4枚をリリースするなど、短くも濃密なアイドル活動であったことを再認識させられる。高島は、「ユッコ・シンドローム」と呼ばれた社会現象にも触れ、「未だに胸が痛む」と語った。  また、当時TV局でADをしていたという鈴木は、仕事で実際に会った岡田ついて「明るくて、育ちのいい子という印象」と話した。会場には、当時からのファンも多く、皆あの頃に思いをはせているようだった。  そして、会場の客から集めたアンケートの回答が読み上げられていく。テーマは「岡田有希子との思い出」。「彼女が海外から戻ってきたら、髪が短くなっていて驚いた」「コンサートにも行った。楽しかった思い出しかない」など、ファンならではの思いが語られた。  続いては、曲を聴きながらのトーク。高島がセレクトしたのは、4枚目のアルバム「ヴィーナス誕生」から、1曲目の「WONDER TRIP LOVER」。シングルとして発売され大ヒットした「くちびるNetwork」と同じく、歌詞にタイアップしたCMのキーワードでもある「くちびる」を含んでいたり、作曲も同じ坂本龍一であることから、「どちらかをシングルにしようとしたのでは?」との自説を披露した。曲が流れ出すと、会場の全員で耳を傾ける。改めてキレイな歌声だと思う。  次に鈴木と橘が選んだのは、デビュー曲のカップリング「そよ風はペパーミント」。初期の作品だけあって、初々しさもあるが、それでも大人っぽいしっかりとした声であることに驚かされる。  そして、橘はるかが、岡田の5枚目のシングル「Summer Beach」を披露。「昭和アイドルを意識した」という橘の髪型や白いワンピースが似合っており、どこか岡田有希子の姿と重なって見えた。
伝説のアイドル楽曲を再発見! 『昭和アイドルアーカイブス・岡田有希子編』参戦レポートの画像3
ステージには岡田有希子のレコードジャケットが飾られた
 続いては、岡田有希子の事務所の後輩でもあるアイドルグループ「さんみゅ~」から、西園みすずと新原聖生が登場。実はこの「さんみゅ~」、岡田有希子の最後のシングル「くちびるNetwork」のカバーでデビューしたという、関係の深いグループなのだ。  2人も、デビューするまでは岡田のことを知らなかったというが、「自分たちのライブに、当時の岡田さんのファンが来てくれる」「ショッピングセンターなどで歌っていると、見てくれる人が多くなる」など、感謝の気持ちを感じているとのことであった。  続いて問いかけられたのは「サンミュージックの掟について」。かつて、松田聖子や岡田有希子が初代社長であった相澤秀禎氏の自宅に下宿していたことについて、事務所から「本当は(さんみゅ~も)泊めてあげたいんだけど、人数が多すぎて」と言われたことを明かした。  また、「アイドルの先輩から、何か指導されることはあるか?」との質問には、「難しいことは言われない。『明るく、元気に、爽やかに』ということぐらい」と回答。多くのアイドルを排出してきたサンミュージックらしい教えに感心した。  さらに、「さんみゅ~」の名付け親でもあり、デビュー当時は会長だった相澤秀禎氏については「神様みたいな存在。見るだけで穏やかな気持ちになる」「愛が歩いているみたい」との印象を語った。  ここで、逆に2人から客席への質問コーナー。「今と昔で、アイドルの応援方法は違う?」との質問に、会場からは「紙テープを投げていた」との声が上がる。しかし、新原は、「え? 紙がテープになってるの?」と理解できない様子。今では無くなってしまった文化なんだな、としみじみ思う。  また、「昔はテレビの音楽番組がたくさんあったけど、どうやって練習していた?」との質問には、テレビ番組のスタッフをしていた鈴木が、「生番組などは大変で、朝からずっと準備して本番に臨んだ。それでも忙しい人はリハーサルもできなかった」と明かし、当時の過酷な状況に、2人も驚きの表情を浮かべていた。  トークも一段落したところでライブへ。西園と新原が歌うのは、岡田の7枚目のシングル「Love Fair」。切なげなメロディーを、2人が心を込めて歌い上げる。先ほどのトークで、サンミュージックの話を聞いたせいか、事務所の遺伝子が彼女たちに受け継がれているような感覚を覚える。彼女たちが歌い継ぐことで、悲しい思い出が洗い流されていくかのようだ。歌ってみて、2人は、「世界観が難しかった」と感想を述べた。
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会場では多くのグッズが展示即売された
 さて、ここで、会場に展示されているグッズが紹介される。「昭和アイドルアーカイブス」では、毎回取り上げたアイドルのグッズが展示されるのだが、今回は神保町のCDショップ「タクト」から、岡田有希子のサイン入りレコードやコンサートパンフレットなどが展示され、その場で即売もされていた。ゲストの2人も興味津々。EPとLPを見比べて「どうしてこれとこれが同じ機械で再生できるの?」と不思議がる。時代は変わっているんだなと実感させられる。  再び、トークに戻って、アンケートで寄せられた「岡田有希子で聴きたい曲」「さんみゅ~にカバーしてもらいたい曲」を紹介。シングルのB面曲から、アルバムの曲まで、様々な曲名が挙がる。そして、ゲストの2人が歌いたいのは、新原が「恋のダブルス」、西園が「二人だけのセレモニー」とのことだった。  いよいよ、イベントも終盤、最後に、新原、西園、橘の3人で一曲歌う。曲は、岡田の最後のシングルとなった「くちびるNetwork」。前述のとおり、さんみゅ~もカバーしているが、今回はあえて当時のアレンジバージョンを披露する。 「ねえ、誘ってあげる ロマンチックに」  懐かしいメロディーが、新たなアイドルたちによって歌われていく。それはとても美しいことだと思えた。歌い終わった3人は、「ワクワクした」「またやりたい」と感想を述べ、本編は終了。  終演後は、出演者の物販と特典会。楽しげにファンと交流するメンバーを見て、とても暖かい気持ちになった。  あの日、とても悲しい思いをしたアイドルファンたちが、今はこうして新たなアイドル文化を育んでいる。  時間の流れ、人の移り変わり、そんなものの中でも、アイドルになりたいという女の子の思いと、それを応援するファンの思いは消えずに残っていく。この文化が、少しでも長く続いてくれることを願いたい。そんなことを実感されられたイベントだった。 (文=プレヤード) ■「昭和アイドルアーカイブス」 次回開催:8月21日(月) 神保町 楽器カフェ テーマ:中森明菜 ゲスト:千知(CECIL・THE HOOPERS)

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 岡田有希子が亡くなってから、今年で31年目を迎えた。  あれから色々なことがあったけれど、今、アイドル業界は華やかで、かつてないほどの盛り上がりを見せ、たくさんのアイドルたちが日々、歌ったり踊ったりしてファンを楽しませている。  そんな中、昨年の9月から、一風変わったアイドルイベントが開催されている。 「昭和アイドルアーカイブス」。そんなタイトルで行われるのは、今から30年以上前のアイドルを取り上げ、その良さを再発見しようという試みだ。  第一回の「キャンディーズ」をはじめ、斉藤由貴や「おニャン子クラブ」など、それぞれの楽曲の魅力やその時代の様子などを、参加したお客さんと一緒に探っていこうというイベントになっている。  7月24日(月)、この日は、昭和アイドルアーカイブスの岡田有希子編が開催されるとのことで、参加した。  実はこのイベント、告知がなされるとすぐにソールドアウトしてしまい、キャンセル待ちも出たほどだったという。今なお、多くの人に支持される岡田有希子の魅力とは何なのか、イベントを通して確認したいとの思いを抱えつつ、会場に向かった。  開場となる19時前、神保町の楽器カフェには人の列ができていた。私も最後尾に並んで入場する。お客さんは50人ほどで、何人かはキャンセル待ちで入ったとか。場内には、岡田有希子の曲が静かに流れている。そしてお客さんは思い思いに、当時の思い出を語り合っているようだ。
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ゲストの3人。左から、西園みすず(さんみゅ〜)、橘はるか(Ange☆Reve)、新原聖生(さんみゅ~)
 19時30分、「ファースト・デイト」のBGMで、MCの橘はるか(Ange☆Reve)が登場。彼女はまだ若いながら、キャンディーズなどの昭和アイドルが大好きということで、このイベントのMCに抜擢されたという。  続いて、このイベントの仕掛け人でもある、鈴木啓之、高島幹雄の両氏がステージに迎えられる。もう11回目の開催とあって、3人とも慣れた様子でトークが進む。  まずは岡田有希子の紹介から始まる。1984年にデビューし、活動期間はわずか2年。しかし、その間に、シングル8枚、オリジナルアルバム4枚をリリースするなど、短くも濃密なアイドル活動であったことを再認識させられる。高島は、「ユッコ・シンドローム」と呼ばれた社会現象にも触れ、「未だに胸が痛む」と語った。  また、当時TV局でADをしていたという鈴木は、仕事で実際に会った岡田ついて「明るくて、育ちのいい子という印象」と話した。会場には、当時からのファンも多く、皆あの頃に思いをはせているようだった。  そして、会場の客から集めたアンケートの回答が読み上げられていく。テーマは「岡田有希子との思い出」。「彼女が海外から戻ってきたら、髪が短くなっていて驚いた」「コンサートにも行った。楽しかった思い出しかない」など、ファンならではの思いが語られた。  続いては、曲を聴きながらのトーク。高島がセレクトしたのは、4枚目のアルバム「ヴィーナス誕生」から、1曲目の「WONDER TRIP LOVER」。シングルとして発売され大ヒットした「くちびるNetwork」と同じく、歌詞にタイアップしたCMのキーワードでもある「くちびる」を含んでいたり、作曲も同じ坂本龍一であることから、「どちらかをシングルにしようとしたのでは?」との自説を披露した。曲が流れ出すと、会場の全員で耳を傾ける。改めてキレイな歌声だと思う。  次に鈴木と橘が選んだのは、デビュー曲のカップリング「そよ風はペパーミント」。初期の作品だけあって、初々しさもあるが、それでも大人っぽいしっかりとした声であることに驚かされる。  そして、橘はるかが、岡田の5枚目のシングル「Summer Beach」を披露。「昭和アイドルを意識した」という橘の髪型や白いワンピースが似合っており、どこか岡田有希子の姿と重なって見えた。
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ステージには岡田有希子のレコードジャケットが飾られた
 続いては、岡田有希子の事務所の後輩でもあるアイドルグループ「さんみゅ~」から、西園みすずと新原聖生が登場。実はこの「さんみゅ~」、岡田有希子の最後のシングル「くちびるNetwork」のカバーでデビューしたという、関係の深いグループなのだ。  2人も、デビューするまでは岡田のことを知らなかったというが、「自分たちのライブに、当時の岡田さんのファンが来てくれる」「ショッピングセンターなどで歌っていると、見てくれる人が多くなる」など、感謝の気持ちを感じているとのことであった。  続いて問いかけられたのは「サンミュージックの掟について」。かつて、松田聖子や岡田有希子が初代社長であった相澤秀禎氏の自宅に下宿していたことについて、事務所から「本当は(さんみゅ~も)泊めてあげたいんだけど、人数が多すぎて」と言われたことを明かした。  また、「アイドルの先輩から、何か指導されることはあるか?」との質問には、「難しいことは言われない。『明るく、元気に、爽やかに』ということぐらい」と回答。多くのアイドルを排出してきたサンミュージックらしい教えに感心した。  さらに、「さんみゅ~」の名付け親でもあり、デビュー当時は会長だった相澤秀禎氏については「神様みたいな存在。見るだけで穏やかな気持ちになる」「愛が歩いているみたい」との印象を語った。  ここで、逆に2人から客席への質問コーナー。「今と昔で、アイドルの応援方法は違う?」との質問に、会場からは「紙テープを投げていた」との声が上がる。しかし、新原は、「え? 紙がテープになってるの?」と理解できない様子。今では無くなってしまった文化なんだな、としみじみ思う。  また、「昔はテレビの音楽番組がたくさんあったけど、どうやって練習していた?」との質問には、テレビ番組のスタッフをしていた鈴木が、「生番組などは大変で、朝からずっと準備して本番に臨んだ。それでも忙しい人はリハーサルもできなかった」と明かし、当時の過酷な状況に、2人も驚きの表情を浮かべていた。  トークも一段落したところでライブへ。西園と新原が歌うのは、岡田の7枚目のシングル「Love Fair」。切なげなメロディーを、2人が心を込めて歌い上げる。先ほどのトークで、サンミュージックの話を聞いたせいか、事務所の遺伝子が彼女たちに受け継がれているような感覚を覚える。彼女たちが歌い継ぐことで、悲しい思い出が洗い流されていくかのようだ。歌ってみて、2人は、「世界観が難しかった」と感想を述べた。
伝説のアイドル楽曲を再発見! 『昭和アイドルアーカイブス・岡田有希子編』参戦レポートの画像4
会場では多くのグッズが展示即売された
 さて、ここで、会場に展示されているグッズが紹介される。「昭和アイドルアーカイブス」では、毎回取り上げたアイドルのグッズが展示されるのだが、今回は神保町のCDショップ「タクト」から、岡田有希子のサイン入りレコードやコンサートパンフレットなどが展示され、その場で即売もされていた。ゲストの2人も興味津々。EPとLPを見比べて「どうしてこれとこれが同じ機械で再生できるの?」と不思議がる。時代は変わっているんだなと実感させられる。  再び、トークに戻って、アンケートで寄せられた「岡田有希子で聴きたい曲」「さんみゅ~にカバーしてもらいたい曲」を紹介。シングルのB面曲から、アルバムの曲まで、様々な曲名が挙がる。そして、ゲストの2人が歌いたいのは、新原が「恋のダブルス」、西園が「二人だけのセレモニー」とのことだった。  いよいよ、イベントも終盤、最後に、新原、西園、橘の3人で一曲歌う。曲は、岡田の最後のシングルとなった「くちびるNetwork」。前述のとおり、さんみゅ~もカバーしているが、今回はあえて当時のアレンジバージョンを披露する。 「ねえ、誘ってあげる ロマンチックに」  懐かしいメロディーが、新たなアイドルたちによって歌われていく。それはとても美しいことだと思えた。歌い終わった3人は、「ワクワクした」「またやりたい」と感想を述べ、本編は終了。  終演後は、出演者の物販と特典会。楽しげにファンと交流するメンバーを見て、とても暖かい気持ちになった。  あの日、とても悲しい思いをしたアイドルファンたちが、今はこうして新たなアイドル文化を育んでいる。  時間の流れ、人の移り変わり、そんなものの中でも、アイドルになりたいという女の子の思いと、それを応援するファンの思いは消えずに残っていく。この文化が、少しでも長く続いてくれることを願いたい。そんなことを実感されられたイベントだった。 (文=プレヤード) ■「昭和アイドルアーカイブス」 次回開催:8月21日(月) 神保町 楽器カフェ テーマ:中森明菜 ゲスト:千知(CECIL・THE HOOPERS)

ジェイZ&ビヨンセ夫妻と家族ぐるみで仲良しなのは誰だ!? 意外な仲良しセレブたち

 先月、イギリスのトーク番組に出演したジェイミー・フォックスが、「エド・シーランがブレークする前に俺の家のソファーに泊まった」と告白。一見接点がなさそうな2人の意外な親交が大きな話題となった。

 エドとジェイミーのように、誰もが知っている世界的セレブ同士がプライベートで深く親交しているケースは案外多い。今回はそんな、とても意外な「プライベートで仲良しなセレブ」をご紹介しよう。

■キャリー・フィッシャー&コートニー・ラブ
『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られるキャリー・フィッシャーが昨年末に急死した際、多くのセレブがSNSに追悼コメントを投稿した。その中でもロックミュージシャン兼女優で、お騒がせセレブとしても有名なコートニー・ラブの哀悼の言葉は「とてつもなく心がこもっている」と話題を集めた。

 2006年にコートニーが出版した自叙伝『Dirty Blonde: The Diaries of Courtney Love』で序文を執筆したキャリーは、コートニーと友人になった経緯を「お互いに1992年に産んだ同じ年齢の娘がいて、隣に住んでいて。庭の境界線を共有して。そんなことから私たちの友情は始まった」と説明。「私の娘ビリーと、彼女の娘フランシスが友達になってね。娘たちを連れて、一緒にタイやオレンジカウンティ・フェア(オレンジカウンティ郡で毎年開催される夏祭り。移動式遊園地などがやってくる)に行って。めちゃくちゃ楽しんだわ」と記し、ご近所のママ友として友情をスタートさせたことを明かした。

 同い年の一人娘を育てるシングルマザー同士というだけでなく、キャリーはポール・サイモンと結婚・離婚、コートニーはカート・コバーンと結婚・死別しており、ミュージシャンに惹かれてしまうところや、薬物依存症やキャリアの低迷に苦しんだ過去など、共通点が多い。それゆえ、すぐにママ友の枠を超えた深い友情で結ばれるようになった。娘や親との関係にも悩むコートニーは8歳年上のキャリーを心から信頼し、ほかの人には話しにくいような悩みも打ち明けるようになっていった。

 コートニーは、02年に米Oxygen局で放送されたキャリーのトーク番組『Conversations from the Edge with Carrie Fisher』に出演。これまであまり語りたがらなかった実母の話をしたり、過去の男性関係を赤裸々に語り話題になったが、心を許しているキャリーが相手だったから話せたことだったのだ。

「キャリーは私にとってメンター」と明かすコートニーは、06年に放送された自身のドキュメンタリー番組『The Return of Courtney Love』で、大きなベッドに寝そべりながらキャリーといろいろな話をする姿を「日常」として撮影させている。その番組でキャリーがコートニーに伝えた「私も本当にたくさんの悪い選択をしたわ。でもそれを選んだのは私。だから私は被害者じゃないの。あなたも同じよ」という言葉は、とても重みがあると多くの視聴者を感動させた。

 コートニーがインスタグラムに投稿し、大きな反響を呼んだキャリーへの追悼メッセージに添えられたツーショット写真は、15年のクリスマスに撮影したもの。2人はクリスマスを一緒に祝う、本物の家族のように親しい仲だったのだ。そのキャリーの予期せぬ死は、コートニーを精神的に打ちのめした。葬儀には、娘フランシス・ビーン・コバーンと参列。泣きはらしたすっぴんのコートニーの手をフランシスがしっかりと繋ぎ支えている姿がパパラッチされ、「コートニーが娘と仲良くしてる姿を見て、キャリーはきっと喜んでいるだろう」と話題になった。

 16年のアデルのコンサートを親友のエマ・ストーンたちと鑑賞したり、インタビューでアデルの大ファンであることをオープンに語っているジェニファーは昨年、米誌「TIME」の「最も影響力のある100人特集号」で「自分に多大なる影響を与えてくれた、かけがえのない親友アデル」について執筆。

「アデルに初めて会ったのは2013年のアカデミー授賞式」と明かし、「『Skyfall』をパフォーマンスする彼女を少しでも間近で見たくて、バックステージに忍び込んだ。ロープやケーブルに引っかからないようにイブニングドレスの裾を持ち上げてステージの近くまで寄ったの」「『Chasing Pavaments』(08)以来のファン」「彼女の歌を聴くと、自分のことを理解してくれる人がいる、力づけてくれる人がいるって思う。鏡の前でヘアブラシを持って歌うなんて、デスティニーズ・チャイルド以来だわ」とうれしそうにつづり、アデルの歌が「自分の人生を良い方向に変えてくれた」と大絶賛した。

 そんな「憧れの歌手」とジェニファーが友情を深めるきっかけとなったのは、ずばりお酒。2人とも酒豪で楽しくお酒を飲めることから、意気投合したのだという。15年にはニューヨークで、アデル、ジェニファー、エマ・ストーンの3人でレストランで食事をし、その後、同じ車に乗って大盛り上がりする姿がパパラッチされ、「テイラー・スウィフト軍団より、こっちのほうが楽しそう!」と話題を集めたものだった。

 ジェニファーは「TIME」のエッセーで、プライベートなアデルの顔も紹介している。「友達としても最高だし、母親としても交際相手としても最高な完璧な女性なの。子どものハロウィーンの衣装を手作りしちゃうのよ」と明かし、「世界の宝物のような歌手だけど、スィートでおもしろくて、頭もよい美人さんなの。ビッチよねぇ」と茶目っ気たっぷりに締めくくった。

 昨年の感謝祭は、ジェニファーがイギリス人のアデルに「アメリカの伝統的な感謝祭がどんなものか体験してほしい!」と、自宅の感謝祭の夕食会に招待したと報道されている。「家族で過ごす感謝祭に招くなんて、どれだけ仲良しなんだ!?」と全米を驚かせた。

■スヌープ・ドッグ&デビッド・ベッカム

 07年から09年まで放送された「スヌープ・ドッグが父親として奮闘する姿を追う」リアリティ番組『Snoop Dogg’s Father Hood』で、スヌープは友人であるベッカムを登場させて世間を驚かせた。ベッカムが設立したサッカー・アカデミーに子どもたちを連れて行き、直々にトレーニングをしてもらうエピソードで、やる気がないテンションの低い子どもたちとは対照的に、スヌープが笑顔で張り切りまくる展開にファンは大喜びした。

 トレーニングの後、スヌープはアメリカに移り住んで間もないベッカムを、「オレ様のソウルフード」であるフライドチキンを振る舞うため、お気にいりのジャンクフード店に連れて行く。しかし店には妻が待ち構えており、「また不健康な食事をして!」と怒られてスヌープはしょんぼり。ベッカムにかばわれたあげく慰めてもらい、「幼馴染みみたいな雰囲気でびっくり!」と大きな話題となった。
  
 スヌープはその後、出演してくれたお礼にスリッパをプレゼントした。喜んだベッカムはそれを履いた写真を送り、スヌープも「クールじゃん!」と大喜び。すぐに電話し「オレがラップやめて、お前がサッカーやめたら、スリッパ作ろうぜ!」と盛り上がったと、うれしそうに明かした。

 共通点が全くなさそうな2人だが、実はものすごく仲が良い。スヌープは11年にBBCラジオ1の番組に出演した時、自分が名付けた「Dベック」というニックネームで彼のことを呼びながら、「アルバムを完成させたら真っ先に聞いてもらう、心から信頼している友人だ。レーベルよりも先に聞いてもらう」「父親として、夫として、そして友人として素晴らしい男だ。奴との友情はかけがえのないものなんだ」と告白。「ある夜、たまたま出会ってね。それからずっとマブダチなんだよ」と、親友であることを明かした。

 一方のベッカムも、Yahoo!オンラインチャットで「スヌープとはLAに引っ越してから友達になったんだ。俺たちが友達だなんて、変に感じるかもしれないけどね」「彼はすごい才能がある素晴らしい男なんだよ。サッカーとか、スポーツが大好きな人でね。マンチェスター・ユナイテッドのファンでもあるんだ。ブラジルにもよく行くそうで、ブラジル・チームのファンだとも言ってたな」と語っている。

 なお、妻のヴィクトリア・ベッカムは、最初はスヌープに悪い印象を持っていたとのこと。スヌープは英「Daily Mirror」のインタビューで、「05年のLive 8コンサートでヴィクトリアに会ったんだけど、オレのバッドボーイな人格を嫌ってたね」「『スヌープ・ドッグは悪人だから、夫と関わってほしくないわ。悪影響を受けちゃう』って感じだった」とぼやきつつ、リアリティ番組を見てファミリーマンとして信用してもらったと思うと告白。

 スヌープは今年4月にも、「デビッドとサイモン・コーウェルとオレとで、週末にベガス・パーティーを主催したいなって思ってるんだよ」「10年前だったら、ヴィクトリアは絶対にダメって言っただろうけど、今は彼女とも友達だしね」と発言。ネット上では「Dベックとスヌープの友情が、今も変わることなく続いているのにびっくり」という声が上がると共に、「いやいや、ポルノ業界で活躍したこともあるスヌープと夫がラスベガスでパーティーなんて、ヴィクトリアが許可するわけないでしょ」とスヌープの願いは実現しないだろうと話題になった。

■レオナルド・ディカプリオ&トビー・マグワイア
 
 トビーの家族と交流している姿が、しょっちゅうパパラッチされているディカプリオ。子どもたちの面倒をよくみており「父親体験のつもりか」などと叩かれることもあるが、実は彼はトビーの長女ルビーのゴッドファーザーだ。トビーとは、四半世紀以上にわたる大親友である。

 2人が最初に出会ったのは、『バックマン家の人々』(89)のスピンオフテレビドラマのオーディション会場だった。ディカプリオは主要キャストとして採用されトビーは落ちたのだが、出会った瞬間から大の仲良しになったとのこと。年齢が半年しか違わないこともあり、同じ役のオーディションを受けることが多いライバルだったのだが、嫉妬やいがみ合いもなく、一緒に遊びまくるようになった。

 ディカプリオは91年に、人気ドラマ『愉快なシーバー家』のセミレギュラーとして出演しているが、共演者だったジョアンナ・カーンズは、「親友のトビーがよく現場に遊びに来て、2人で悪さばかりしてた」とうんざりした口調で回想している。

 親友の2人のうち、先にブレークしたのは『タイタニック』(97)が世界的大ヒットとなったディカプリオのほうだった。「ハリウッドの次世代イケメン俳優」ともてはやされ、調子に乗った彼はニューヨークのパーティーを荒らしまくるプレイボーイ軍団「プッシー・ポッセ」を結成。この悪名高き軍団にトビーは主要メンバーとして参加し、一緒に遊びまくる姿がパパラッチされるようになった。

 パーティーで遊びすぎたためか、ドラッグ&アルコール依存症に悩まされたこともあったトビーだが、19歳の時に強い精神力で克服。「レオの取り巻き」扱いされていた時期もあったが、『スパイダーマン』(02)でブレイクし、ようやく俳優として高く評価されるようになる。『華麗なるギャツビー』(13)で、主人公のギャツビー(ディカプリオ)と、彼と不思議な友情を築くニック(トビー)として共演した際には、ディカプリオは「トビーは自分の長年の大親友。オレたちは、ずっと嘘のない正直な付き合いをしていた。この嘘偽りない友情があったからこそ、今回、最高の作品を撮ることができた」と発言している。

 一方のトビーも米芸能誌「Poeple」の取材で、「(レオナルドとは)ごく普通の親友だよ。たくさん笑うし話もするし」「同じ趣味を持ってるとか、共通点が多いんだよ。たとえばバスケが大好きで、一緒にバスケするし」と告白。「レオには親愛の情を持ってるよ。大親友だからね」と嬉しそうに明かしていた。

 トビーは昨年ジェニファーと離婚することを発表したが、その時もネット上では「でも、レオナルドとは絶対に離婚しないから大丈夫!」という声が上がったほど「大親友」として知られているトビーとレオナルド。この2人ほど強い絆で結ばれた子役出身スターはいない、と言っても過言ではないだろう。

 ヒップホップ・R&B界のロイヤルファミリーと呼ばれるビヨンセとジェイ・Z。近年はアルバムで「ジェイに浮気された、けど許す」「浮気してビヨンセの妹にボコられた、反省してる」と激白しあって話題を集めているが、少し前までは私生活を語らないことで有名だった。交際についてもオープンに語ることなく、08年の挙式も極秘中の極秘だったのだが、この結婚式にはグウィネス・パルトローとコールドプレイのクリス・マーティンが出席していた。実はこの4人、とても仲良しなのだ。

 14年に離婚するまで夫婦だったグウィネスとクリスは、06年に開催されたとある慈善パーティーでビヨンセとジェイと出会い意気投合。ごくごく自然に交流を始めた。同年9月27日、ビヨンセも参加したロンドンでのジェイのコンサートに、クリスはゲストパフォーマーとして招待されている。歌手ではないグウィネスまでステージに登場し、歌声を披露して話題騒然。後にグウィネスは、「ジェイから『君の誕生日なんだから歌いなよ!』と勧められて、思い切ってステージに上がった。最高の経験をさせてもらった」と明かしている。

 07年のアカデミー授賞式では顔を寄せ合い、ひそひそ話をして大笑いするビヨンセとグウィネスの姿が撮影され、「えっ、この2人仲良いの!?」と世間はびっくり。その後、4人はますます親睦を深め、08年4月に行われたビヨンセとジェイの極秘結婚式にグウィネスとクリスが招待されたのだった。
 
 グウィネスのインタビューでの発言をまとめると、この4人は、ジェイが大好きで兄のように慕う彼女を中心とした関係になっているようだ。グウィネスは10年に自身のライフスタイル提案サイト「Goop」でジェイにインタビューし、彼の経歴を大絶賛。12年に出演したトーク番組では、「この世で最も尊敬している人間の一人」と告白。13年に受けた雑誌のインタビューでも「ジェイは私にとってお兄さん的存在なの」「子どもたちも、ジェイおじさん、Bおばさんって呼んでいるのよ」と明かし、ビヨンセが娘のブルー・アイビーを出産した時は「子育てのアドバイスをしてあげた」とも語った。グウィネスがブルー・アイビーのために1000ドル(約11万円)する高級ストローラー(ベビーカーの一種)をプレゼントしたとも報じられ、アンチから「ストローラーに1000ドルもかけるなんて嫌味」だと叩かれたものだった。

 また、婦人誌「ハーパーズ」のインタビューでグウィネスは「息子はヒップホップ大好きなの。ジェイおじさんがぶら下げてるようなチェーンを欲しがるのよ」と嬉しそうに語っている。12年にジェイとカニエ・ウェストのコンサートを観た時には興奮のあまり、曲名にちなんで「ニガーがパリに!」とツイートしてしまい、「白人女優がニガーという差別用語を使った」と大炎上した。

 グウィネスばかりが語っているようだが、ビヨンセも13年のHBOドキュメンタリー番組のプレミアでグウィネスのことを「本当に素晴らしい友人」とコメント。彼女の名前を口にした瞬間、心がこもった表情になっていたことから、「セレブママ友達として、より一層友情が深まったに違いない」と話題になった。

 昨年、ビヨンセとコールドプレイが「スーパーボウル」のハーフタイムショーでパフォーマンスした時も、グウィネスはジェイと一緒に観戦。うろちょろするブルー・アイビーの世話をしている姿もパパラッチされ話題となった。その後のインタビューでグウィネスは「しょっちゅうベビーシッターしているわ」と明かし、これも美談として感心された。

 今年5月に13歳になった長女アップルの誕生日パーティーには、ブルー・アイビーとジェイ、双子を妊娠中のビヨンセも出席したと報道。ビヨンセは双子を早産したため祝福コメントはまだ控えているが、すでに双子には会いに行ったものとみられている。

ジェイZ&ビヨンセ夫妻と家族ぐるみで仲良しなのは誰だ!? 意外な仲良しセレブたち

 先月、イギリスのトーク番組に出演したジェイミー・フォックスが、「エド・シーランがブレークする前に俺の家のソファーに泊まった」と告白。一見接点がなさそうな2人の意外な親交が大きな話題となった。

 エドとジェイミーのように、誰もが知っている世界的セレブ同士がプライベートで深く親交しているケースは案外多い。今回はそんな、とても意外な「プライベートで仲良しなセレブ」をご紹介しよう。

■キャリー・フィッシャー&コートニー・ラブ
『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られるキャリー・フィッシャーが昨年末に急死した際、多くのセレブがSNSに追悼コメントを投稿した。その中でもロックミュージシャン兼女優で、お騒がせセレブとしても有名なコートニー・ラブの哀悼の言葉は「とてつもなく心がこもっている」と話題を集めた。

 2006年にコートニーが出版した自叙伝『Dirty Blonde: The Diaries of Courtney Love』で序文を執筆したキャリーは、コートニーと友人になった経緯を「お互いに1992年に産んだ同じ年齢の娘がいて、隣に住んでいて。庭の境界線を共有して。そんなことから私たちの友情は始まった」と説明。「私の娘ビリーと、彼女の娘フランシスが友達になってね。娘たちを連れて、一緒にタイやオレンジカウンティ・フェア(オレンジカウンティ郡で毎年開催される夏祭り。移動式遊園地などがやってくる)に行って。めちゃくちゃ楽しんだわ」と記し、ご近所のママ友として友情をスタートさせたことを明かした。

 同い年の一人娘を育てるシングルマザー同士というだけでなく、キャリーはポール・サイモンと結婚・離婚、コートニーはカート・コバーンと結婚・死別しており、ミュージシャンに惹かれてしまうところや、薬物依存症やキャリアの低迷に苦しんだ過去など、共通点が多い。それゆえ、すぐにママ友の枠を超えた深い友情で結ばれるようになった。娘や親との関係にも悩むコートニーは8歳年上のキャリーを心から信頼し、ほかの人には話しにくいような悩みも打ち明けるようになっていった。

 コートニーは、02年に米Oxygen局で放送されたキャリーのトーク番組『Conversations from the Edge with Carrie Fisher』に出演。これまであまり語りたがらなかった実母の話をしたり、過去の男性関係を赤裸々に語り話題になったが、心を許しているキャリーが相手だったから話せたことだったのだ。

「キャリーは私にとってメンター」と明かすコートニーは、06年に放送された自身のドキュメンタリー番組『The Return of Courtney Love』で、大きなベッドに寝そべりながらキャリーといろいろな話をする姿を「日常」として撮影させている。その番組でキャリーがコートニーに伝えた「私も本当にたくさんの悪い選択をしたわ。でもそれを選んだのは私。だから私は被害者じゃないの。あなたも同じよ」という言葉は、とても重みがあると多くの視聴者を感動させた。

 コートニーがインスタグラムに投稿し、大きな反響を呼んだキャリーへの追悼メッセージに添えられたツーショット写真は、15年のクリスマスに撮影したもの。2人はクリスマスを一緒に祝う、本物の家族のように親しい仲だったのだ。そのキャリーの予期せぬ死は、コートニーを精神的に打ちのめした。葬儀には、娘フランシス・ビーン・コバーンと参列。泣きはらしたすっぴんのコートニーの手をフランシスがしっかりと繋ぎ支えている姿がパパラッチされ、「コートニーが娘と仲良くしてる姿を見て、キャリーはきっと喜んでいるだろう」と話題になった。

 16年のアデルのコンサートを親友のエマ・ストーンたちと鑑賞したり、インタビューでアデルの大ファンであることをオープンに語っているジェニファーは昨年、米誌「TIME」の「最も影響力のある100人特集号」で「自分に多大なる影響を与えてくれた、かけがえのない親友アデル」について執筆。

「アデルに初めて会ったのは2013年のアカデミー授賞式」と明かし、「『Skyfall』をパフォーマンスする彼女を少しでも間近で見たくて、バックステージに忍び込んだ。ロープやケーブルに引っかからないようにイブニングドレスの裾を持ち上げてステージの近くまで寄ったの」「『Chasing Pavaments』(08)以来のファン」「彼女の歌を聴くと、自分のことを理解してくれる人がいる、力づけてくれる人がいるって思う。鏡の前でヘアブラシを持って歌うなんて、デスティニーズ・チャイルド以来だわ」とうれしそうにつづり、アデルの歌が「自分の人生を良い方向に変えてくれた」と大絶賛した。

 そんな「憧れの歌手」とジェニファーが友情を深めるきっかけとなったのは、ずばりお酒。2人とも酒豪で楽しくお酒を飲めることから、意気投合したのだという。15年にはニューヨークで、アデル、ジェニファー、エマ・ストーンの3人でレストランで食事をし、その後、同じ車に乗って大盛り上がりする姿がパパラッチされ、「テイラー・スウィフト軍団より、こっちのほうが楽しそう!」と話題を集めたものだった。

 ジェニファーは「TIME」のエッセーで、プライベートなアデルの顔も紹介している。「友達としても最高だし、母親としても交際相手としても最高な完璧な女性なの。子どものハロウィーンの衣装を手作りしちゃうのよ」と明かし、「世界の宝物のような歌手だけど、スィートでおもしろくて、頭もよい美人さんなの。ビッチよねぇ」と茶目っ気たっぷりに締めくくった。

 昨年の感謝祭は、ジェニファーがイギリス人のアデルに「アメリカの伝統的な感謝祭がどんなものか体験してほしい!」と、自宅の感謝祭の夕食会に招待したと報道されている。「家族で過ごす感謝祭に招くなんて、どれだけ仲良しなんだ!?」と全米を驚かせた。

■スヌープ・ドッグ&デビッド・ベッカム

 07年から09年まで放送された「スヌープ・ドッグが父親として奮闘する姿を追う」リアリティ番組『Snoop Dogg’s Father Hood』で、スヌープは友人であるベッカムを登場させて世間を驚かせた。ベッカムが設立したサッカー・アカデミーに子どもたちを連れて行き、直々にトレーニングをしてもらうエピソードで、やる気がないテンションの低い子どもたちとは対照的に、スヌープが笑顔で張り切りまくる展開にファンは大喜びした。

 トレーニングの後、スヌープはアメリカに移り住んで間もないベッカムを、「オレ様のソウルフード」であるフライドチキンを振る舞うため、お気にいりのジャンクフード店に連れて行く。しかし店には妻が待ち構えており、「また不健康な食事をして!」と怒られてスヌープはしょんぼり。ベッカムにかばわれたあげく慰めてもらい、「幼馴染みみたいな雰囲気でびっくり!」と大きな話題となった。
  
 スヌープはその後、出演してくれたお礼にスリッパをプレゼントした。喜んだベッカムはそれを履いた写真を送り、スヌープも「クールじゃん!」と大喜び。すぐに電話し「オレがラップやめて、お前がサッカーやめたら、スリッパ作ろうぜ!」と盛り上がったと、うれしそうに明かした。

 共通点が全くなさそうな2人だが、実はものすごく仲が良い。スヌープは11年にBBCラジオ1の番組に出演した時、自分が名付けた「Dベック」というニックネームで彼のことを呼びながら、「アルバムを完成させたら真っ先に聞いてもらう、心から信頼している友人だ。レーベルよりも先に聞いてもらう」「父親として、夫として、そして友人として素晴らしい男だ。奴との友情はかけがえのないものなんだ」と告白。「ある夜、たまたま出会ってね。それからずっとマブダチなんだよ」と、親友であることを明かした。

 一方のベッカムも、Yahoo!オンラインチャットで「スヌープとはLAに引っ越してから友達になったんだ。俺たちが友達だなんて、変に感じるかもしれないけどね」「彼はすごい才能がある素晴らしい男なんだよ。サッカーとか、スポーツが大好きな人でね。マンチェスター・ユナイテッドのファンでもあるんだ。ブラジルにもよく行くそうで、ブラジル・チームのファンだとも言ってたな」と語っている。

 なお、妻のヴィクトリア・ベッカムは、最初はスヌープに悪い印象を持っていたとのこと。スヌープは英「Daily Mirror」のインタビューで、「05年のLive 8コンサートでヴィクトリアに会ったんだけど、オレのバッドボーイな人格を嫌ってたね」「『スヌープ・ドッグは悪人だから、夫と関わってほしくないわ。悪影響を受けちゃう』って感じだった」とぼやきつつ、リアリティ番組を見てファミリーマンとして信用してもらったと思うと告白。

 スヌープは今年4月にも、「デビッドとサイモン・コーウェルとオレとで、週末にベガス・パーティーを主催したいなって思ってるんだよ」「10年前だったら、ヴィクトリアは絶対にダメって言っただろうけど、今は彼女とも友達だしね」と発言。ネット上では「Dベックとスヌープの友情が、今も変わることなく続いているのにびっくり」という声が上がると共に、「いやいや、ポルノ業界で活躍したこともあるスヌープと夫がラスベガスでパーティーなんて、ヴィクトリアが許可するわけないでしょ」とスヌープの願いは実現しないだろうと話題になった。

■レオナルド・ディカプリオ&トビー・マグワイア
 
 トビーの家族と交流している姿が、しょっちゅうパパラッチされているディカプリオ。子どもたちの面倒をよくみており「父親体験のつもりか」などと叩かれることもあるが、実は彼はトビーの長女ルビーのゴッドファーザーだ。トビーとは、四半世紀以上にわたる大親友である。

 2人が最初に出会ったのは、『バックマン家の人々』(89)のスピンオフテレビドラマのオーディション会場だった。ディカプリオは主要キャストとして採用されトビーは落ちたのだが、出会った瞬間から大の仲良しになったとのこと。年齢が半年しか違わないこともあり、同じ役のオーディションを受けることが多いライバルだったのだが、嫉妬やいがみ合いもなく、一緒に遊びまくるようになった。

 ディカプリオは91年に、人気ドラマ『愉快なシーバー家』のセミレギュラーとして出演しているが、共演者だったジョアンナ・カーンズは、「親友のトビーがよく現場に遊びに来て、2人で悪さばかりしてた」とうんざりした口調で回想している。

 親友の2人のうち、先にブレークしたのは『タイタニック』(97)が世界的大ヒットとなったディカプリオのほうだった。「ハリウッドの次世代イケメン俳優」ともてはやされ、調子に乗った彼はニューヨークのパーティーを荒らしまくるプレイボーイ軍団「プッシー・ポッセ」を結成。この悪名高き軍団にトビーは主要メンバーとして参加し、一緒に遊びまくる姿がパパラッチされるようになった。

 パーティーで遊びすぎたためか、ドラッグ&アルコール依存症に悩まされたこともあったトビーだが、19歳の時に強い精神力で克服。「レオの取り巻き」扱いされていた時期もあったが、『スパイダーマン』(02)でブレイクし、ようやく俳優として高く評価されるようになる。『華麗なるギャツビー』(13)で、主人公のギャツビー(ディカプリオ)と、彼と不思議な友情を築くニック(トビー)として共演した際には、ディカプリオは「トビーは自分の長年の大親友。オレたちは、ずっと嘘のない正直な付き合いをしていた。この嘘偽りない友情があったからこそ、今回、最高の作品を撮ることができた」と発言している。

 一方のトビーも米芸能誌「Poeple」の取材で、「(レオナルドとは)ごく普通の親友だよ。たくさん笑うし話もするし」「同じ趣味を持ってるとか、共通点が多いんだよ。たとえばバスケが大好きで、一緒にバスケするし」と告白。「レオには親愛の情を持ってるよ。大親友だからね」と嬉しそうに明かしていた。

 トビーは昨年ジェニファーと離婚することを発表したが、その時もネット上では「でも、レオナルドとは絶対に離婚しないから大丈夫!」という声が上がったほど「大親友」として知られているトビーとレオナルド。この2人ほど強い絆で結ばれた子役出身スターはいない、と言っても過言ではないだろう。

 ヒップホップ・R&B界のロイヤルファミリーと呼ばれるビヨンセとジェイ・Z。近年はアルバムで「ジェイに浮気された、けど許す」「浮気してビヨンセの妹にボコられた、反省してる」と激白しあって話題を集めているが、少し前までは私生活を語らないことで有名だった。交際についてもオープンに語ることなく、08年の挙式も極秘中の極秘だったのだが、この結婚式にはグウィネス・パルトローとコールドプレイのクリス・マーティンが出席していた。実はこの4人、とても仲良しなのだ。

 14年に離婚するまで夫婦だったグウィネスとクリスは、06年に開催されたとある慈善パーティーでビヨンセとジェイと出会い意気投合。ごくごく自然に交流を始めた。同年9月27日、ビヨンセも参加したロンドンでのジェイのコンサートに、クリスはゲストパフォーマーとして招待されている。歌手ではないグウィネスまでステージに登場し、歌声を披露して話題騒然。後にグウィネスは、「ジェイから『君の誕生日なんだから歌いなよ!』と勧められて、思い切ってステージに上がった。最高の経験をさせてもらった」と明かしている。

 07年のアカデミー授賞式では顔を寄せ合い、ひそひそ話をして大笑いするビヨンセとグウィネスの姿が撮影され、「えっ、この2人仲良いの!?」と世間はびっくり。その後、4人はますます親睦を深め、08年4月に行われたビヨンセとジェイの極秘結婚式にグウィネスとクリスが招待されたのだった。
 
 グウィネスのインタビューでの発言をまとめると、この4人は、ジェイが大好きで兄のように慕う彼女を中心とした関係になっているようだ。グウィネスは10年に自身のライフスタイル提案サイト「Goop」でジェイにインタビューし、彼の経歴を大絶賛。12年に出演したトーク番組では、「この世で最も尊敬している人間の一人」と告白。13年に受けた雑誌のインタビューでも「ジェイは私にとってお兄さん的存在なの」「子どもたちも、ジェイおじさん、Bおばさんって呼んでいるのよ」と明かし、ビヨンセが娘のブルー・アイビーを出産した時は「子育てのアドバイスをしてあげた」とも語った。グウィネスがブルー・アイビーのために1000ドル(約11万円)する高級ストローラー(ベビーカーの一種)をプレゼントしたとも報じられ、アンチから「ストローラーに1000ドルもかけるなんて嫌味」だと叩かれたものだった。

 また、婦人誌「ハーパーズ」のインタビューでグウィネスは「息子はヒップホップ大好きなの。ジェイおじさんがぶら下げてるようなチェーンを欲しがるのよ」と嬉しそうに語っている。12年にジェイとカニエ・ウェストのコンサートを観た時には興奮のあまり、曲名にちなんで「ニガーがパリに!」とツイートしてしまい、「白人女優がニガーという差別用語を使った」と大炎上した。

 グウィネスばかりが語っているようだが、ビヨンセも13年のHBOドキュメンタリー番組のプレミアでグウィネスのことを「本当に素晴らしい友人」とコメント。彼女の名前を口にした瞬間、心がこもった表情になっていたことから、「セレブママ友達として、より一層友情が深まったに違いない」と話題になった。

 昨年、ビヨンセとコールドプレイが「スーパーボウル」のハーフタイムショーでパフォーマンスした時も、グウィネスはジェイと一緒に観戦。うろちょろするブルー・アイビーの世話をしている姿もパパラッチされ話題となった。その後のインタビューでグウィネスは「しょっちゅうベビーシッターしているわ」と明かし、これも美談として感心された。

 今年5月に13歳になった長女アップルの誕生日パーティーには、ブルー・アイビーとジェイ、双子を妊娠中のビヨンセも出席したと報道。ビヨンセは双子を早産したため祝福コメントはまだ控えているが、すでに双子には会いに行ったものとみられている。