Hey! Say!JUMPと夢のような時間を過ごそう! 『Hey! Say!JUMP MY DEAR JULIET』

 グループ史上もっともゴージャス! 9人のプリンスに手を引かれ、めくるめく仮面舞踏会へ……。
 これまでとはひと味違うオトナな魅力もたっぷりの「LIVE TOUR 2016 DEAR.」を完全レポート!

 CONTENTS
「LIVE TOUR 2016 DEAR.」フォトレポート・・・・004P~
セットリスト(2016 年7 月31日大阪城ホール)・・・・018P~
MC いいとこどり!・・・・020P~
山田涼介・・・・024P~
知念侑李・・・・032P~
中島裕翔・・・・040P~
岡本圭人・・・・048P~
有岡大貴・・・・056P~
髙木雄也・・・・064P~
伊野尾慧・・・・072P~
八乙女光・・・・080P~
薮宏太・・・・088P~

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嵐・大野智のダンステクニックはどう生かされる!? 映画『忍びの国』鑑賞券プレゼント

 7月1日に、嵐・大野智主演映画『忍びの国』が公開されます。大野にとって本作は、6年ぶりの主演映画であり、かなり激しいアクションに挑戦している模様。また、脇を固めるのは、石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平など、実力派のキャストたちが勢ぞろい。一体どんな内容となっているのでしょうか。早速あらすじをご紹介します!

 時は戦国時代、織田信長は天下統一間近を迎えていた。しかし、最強といわれた信長も、伊賀という国だけは攻め入ることがなかった。なぜならそこは、人を人とも思わない忍者衆の国だったからだ。その地で、無門(大野)は、女房のお国(石原さとみ)の尻に敷かれる日々を送っていた。そんなある日、ついに織田軍が伊賀に攻め入ることに。織田軍とは圧倒的な力の差があるにもかかわらす、無門率いる忍び軍は、驚きの戦略で戦いに挑んでゆく……。

 「武士VS忍び」という今までの時代劇にはあまりなかった戦いを楽しめる点が、本作の見どころとのこと。息を飲むようなアクションが展開されるようですが、果たして、大野の華麗なダンステクニックがどのように生かされるか期待せずにはいられません。また、無門は妻以外に心を開かないというキャラクターだそうで、大野ファンにとっては「可愛すぎて悶絶……」な夫婦のシーンも見られるかも?

 今回は、映画『忍びの国』の鑑賞券を3名の方にプレゼント。「事務所内大野担」として知られるHey!Say!JUMP・知念侑李と大野の共演も大注目の本作、サイ女読者の皆さん、ぜひ奮ってご応募ください。お待ちしています!

※6月26日〆

ご応募はこちらから

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「死んでも契約解除できない」漫画家・佐藤秀峰がkindleを訴えた裏側を語る

「死んでも契約解除できない」漫画家・佐藤秀峰がkindleを訴えた裏側を語るの画像1
 今ではごく当たり前に書籍や漫画、専門書まで読めるようになった電子書籍。その一方で作家と配信側との契約トラブルが後を絶たない。勝手に商品を削除するなど、横暴ともいえる電子書籍配給側のやり口に、あの男が動いた。『ブラックジャックによろしく』や『海猿』で知られる漫画家の佐藤秀峰氏だ。  このたび佐藤氏が上梓した『Stand by me 描クえもん』では、新人漫画家の主人公にそんな業界のありとあらゆる理不尽が降りかかる。先日、kindleを運営するAmazonを提訴した佐藤氏だが、電子書籍が台頭した昨今をどう見つめるのか。 ――過去に佐藤さんが著した『漫画貧乏』を読んだ時のことを思い出しまして、あそこで扱ったことを、実際に漫画化した印象を受けました。デビュー当時から漫画家の実情を発信することに、こだわり続けている理由をお聞かせください。 佐藤秀峰(以下、佐藤) 漫画家の実情を描いているという部分は確かに共通しているかもしれませんね。自分のいる業界にまったく疑問を感じないという人はいないと思うんです。だけど、大抵は自分の名前で問題提起しませんよね。それで自分の立場を危ういものにしたくないし、漫画家だったら仕事を干されても困ります。だから、折り合いをつけていくのが大人なのでしょうが、僕は子どもなので。 ――タイトルは、佐藤さんが付けたんですか? 佐藤 そうですね。当時、『STAND BY ME ドラえもん』(2014)という映画がやっていたんで、じゃあ、「Stand by me描クえもん」でいいかくらいで。適当です。適当にやりたいんです。描き始めたのも、WEB雑誌を自分たちで作ろうと思って、そこで何か連載しようと思ったのがきっかけですね。何か描くなら私小説っぽいものが取材もいらないし楽でいいよねと。 でも、こういう題材を扱うと敵に回さなくてはいけなくなる人も出てきますし、適当を貫くのは結構しんどいんですね。 ――『描クえもん』に、どこまで実体験が含まれているんだろうかということは、この漫画を読んだ読者であれば、誰でも気になるところだと思うんです。 佐藤 フィクションが多いです。当時、僕は彼女とかいなかったですしね。作品的に考えた時に、自分の歴史だと『海猿』が連載デビューで、次に『ブラックジャックによろしく』という作品があって、それを丁寧に時間軸に沿って追っていったら、20年間の自分のことを描かなきゃいけない。ダラダラして読者が退屈だろうなとか思ったんで、『海猿』と『ブラックジャックによろしく』のトラブルをまとめてブチ込みました。 ――あと、 やっぱり『ハードタックル』かなと思いました。『描クえもん』1巻の「スポーツ漫画をとりあえず描いとけば〜」的な流れとか。 佐藤 あんな嫌な言い方はされなかったですけど、僕も担当さんに「今、スポーツものがきている」とか、「柔道漫画と卓球漫画があって、もう1本あっても載る」とか、「こういうのはあるから、描いても載らない」とか、そういうことは言われました。例えば、僕がSFやりたいんですと言っても、もう通らない。向こうがやりたいのを「いいですね」と言ってやるしかない (笑)。担当さんに「ラグビーモノで連載しよう」って言われてネームを描いたら、ある日、副編集長がやってきて「海上保安庁モノを描け」と。取材に数回連れて行かれましたが、数回じゃ何もわからない。本を読んだり自分で勉強してなんとか連載にこぎ着けて、それで評判になった頃には「アレはオレが作った」って人がワラワラ出てきて……。「アレオレ詐欺」って呼んでいますけどね。そんなことをもうちょっとわかりやすく娯楽的に描いている感じです。 ――『描クえもん』2巻以降は、大変なことになるんですか? もう既に1巻を読んで地獄だと思ったんですけど。
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佐藤 そうですか? 別に殴られたり、お金取られたりはしていないし、檻の中に入れられて、死なない程度のエサは与えられているじゃないですか。檻から出ようとすると「せっかく飼ってやっていたのに逆らうのか!」ってコテンパンにされるというだけで。2巻以降が本番ですかね。ある程度、過去の自伝的な話を描き切ったところで、これからの話をしていきたいと思っています。紙を離れ、電子書籍の話に向かっていく予定です。おっさんの正体が徐々に明らかになり、人間関係も盛り上がっていって……。 ――2巻以降も楽しみですね。『描クえもん』で印象的なものとして、契約書のシーンがありますが、契約についての状況は変わっていないんでしょうか? 佐藤 僕は散々言ってきたので「あいつはうるさい」って、周囲がわかっているので(笑)。言わなくても向こうから契約書のドラフトを持ってきてくれる。出版契約でも電子配信契約でも、それを叩き台にして内容を詰めるだけなので、楽といえば楽ですね。でも、他の作家さんはどうなのかな……? 昨日もアダルト系の漫画家さんがここ(事務所)へいらっしゃったんですよ。IT系企業と執筆契約をしたそうで、「こんな契約書にハンコを押しちゃったんだけど大丈夫ですか?」ってご相談をいただきました。で、契約内容を伺ったんですけど、とても酷いですね。まず、契約期間が「著作権保護期間」なんです。その人が死んでから50年とかなんですよ。生きている限り契約解除できなくて、死んでも解除できない。 ――違法な気もしますけど……。 佐藤 行政書士に確認したんですが、問題はあるけど、双方の合意があれば違法とまでは言えないという見解でした。契約期間は今話した通りで、作品の独占的な使用を認めるって内容。しかも、印税は0%。事実上、著作権譲渡と変わらないのに、そんな言葉はどこにも書いてない。ハンコを押すとページ数千円の原稿料で作品を盗られてしまうんです。その方は、20年以上やっている方だったんですけど、そんな契約書が普通に取り交されています。昔は漫画に関わる人たちというのは出版社が中心でした。今はIT系企業が漫画アプリを作って、そこでオリジナルコンテンツを作りたいだとか、出版以外の人たちが入ってきているんで、状況はむしろメチャクチャになってきている気がします。IT系は漫画部門がうまくいかない時は、極論すれば切り捨てればいいと思っているんじゃないですかね?事業を継続していく根本的な覚悟がないから、平気で無理難題を言ってくる傾向はありますね。出版社だけの頃は、不平等な契約条件を押し付けられることはあっても、もうちょっとわかりやすかったです。 ――電子書籍のシステムが整備されてきて、収入面と経済面、環境に変化があったと思うのですが、それによって取り組み方が変わりましたか? 佐藤 お金の話をすると、去年は2億円以上を電子書籍で稼いでいます。電子書籍様々というか、紙と完全に逆転していますね。 ――紙はどれぐらいなんでしょうか。 佐藤 紙は原稿料と印税収入を合わせて、2,000万弱じゃないですかね。 去年は紙単行本が出なかったので特に低かったです。 ――2億円以上と聞いて、驚いたんですが、どのように収益を上げているのですか。 佐藤 ただ電子書籍を売るだけではダメで、キャンペーンを組んだり運用が重要ですね。今は他の作家さんの取次もやっていますので、収益としてはそちらも大きいです。電子書籍業界全体でいえば、Kindleが圧倒的に強くて、他にも対立野党がいくつかあるという感じです。各ストアからはKindleができないようなキャンペーンをやろうという提案も多いですが、そうするとKindleは大国にしかできないようなことをしてくる。少し前ですが、Amazonはマーケットプレイス出品者に、競合ECサイトより有利な価格・品ぞろえで出品させるという「最恵待遇条項」を盛り込んだ契約を結ばせていたということで、公正取引委員会が入りました。電子書籍はどうなるのかな? と見守っているところです。今、僕はAmazonに対して訴訟を提起しています。彼らは自分たちに都合が悪いことが起きると、契約条件の変更を求めてきたり、それに従わないとコンテンツの配信を一方的に停止したりします。トライ&エラーのフェーズだと言われればその通りですが、ムチャクチャですよ。海賊みたいな中間業者もウヨウヨいますし。ただ、電子書籍は未発達なシステムなだけに、やり方によっては儲かるという感じでしょうか。 ――紙と電子書籍の立場がここ10年で逆転しましたが、この先さらに10年、漫画はどのように変化すると思いますか?
「死んでも契約解除できない」漫画家・佐藤秀峰がkindleを訴えた裏側を語るの画像3
佐藤 まず、販売環境について言うと、今より電子書籍のストア数は減っていくと思います。少しずつ統合されていくつか大きいところが決まってきて、「今さら新規参入してもな……」という流れになっていくのかな。そうなった時に、「Kindle一強」になると、当然、足元を見てくるでしょうし、作家や出版社にとってはつらい時代がくると思います。10年後、各ストア間で健全な競争ができる環境になっていれば良いですね。僕がAmazonを訴えるのも、彼らが憎いからじゃなく、フェアであってほしいからなんですよ。フェアじゃない業界は長続きしない。現在の紙業界の衰退は、言ってしまえば殿様商売を続けてきたツケじゃないですか。うまくやれば電子書籍の主役になることもできたのに、既得権益にあぐらをかいていたから主役を他に奪われ、結果的にコンテンツの衰退も招いた。電子書籍業界には、紙業界と同じ失敗を繰り返さないでほしいんです。電子が失敗したら次の主役は現れないかもしれない。そうなると漫画はもうダメですよね。  作家側の制作環境でいうと、先程も言った通り IT系企業の参入で契約関係が不安定になってきています。権利関係もシビアになってきていますが、原稿料が値崩れを起こしていますね。僕は新人の頃は、最低原稿料は7~8000円くらいでした。今は安いところだと1話5万円とか、もっと酷いところだと一次メディア掲載時の原稿料は0円で、書籍化された場合のみロイヤリティが配分される仕組みだったり……。経費を安く抑えられて企業は都合が良いのかもしれませんが、結果的に作品に何が起こっているかといえば、お金がないから作画にコストをかけられない、取材もできないということで、背景描写のない真っ白な原稿、作家の想像力に頼ったストーリーが増えています。お金がなくてもアイデア次第で漫画は面白くできるというレベルじゃない。世界的にエンターテインメントの質が向上している中で、漫画の質が低下しているのだとしたら、漫画はますますローカルなものになっていくんじゃないかな? のらくろからアキラまでマンガの制作コストは上がり続け、今はまたのらくろに戻っていっている。時々、僕が今20歳だったら漫画家を目指していたかな?って考えるんです。作品発表の場所が増えて、誰でも漫画家を名乗りやすくはなったけど、誰も儲かっていない。儲かっているのはごくごく一部のヒット作家のみ。若者の夢に依存して成立しているようでは先が短いでしょうね。 ――『描クえもん』は、『ブラックジャックによろしく』とか『海猿』のことを思い出して、とお話されていましたが、ちょっと前なんですか? それとも完全に現代なんですか? 佐藤 時代設定的には2010年くらいにしています。作品内でも電子書籍はもうあって、そこから5 年くらいを描き、今に追いついてその先の時代を描きます。今ここで話せないことはフィクションの中で描いていきますよ。Kindleの訴訟についても、作品内で触れるかもしれませんね。Kindleを倒すような展開になれば面白いかな? ――Kindleを倒すという前例を作ることで、他の不当な契約がなくなればいいですね。 佐藤 えーと、作品の話と現実の話が交互にくるので、スタンスの切り替えが難しいですね……。現実の話をすると、これまでは漫画家と出版社の間であまりフェアな取引きができなかったという気持ちがあるので、電子が出てきた時は、漫画家が作品を独自に運用できるって、すごく夢を感じたんですよ。でも、いろいろ仕組みがわかってくると、紙以上に がんじがらめで儲からないようにできているんですよね。「電子書籍よ、お前もか!」って。  紙と違うのは先ほども言った通り、電子書籍は未発達なシステムなだけに、穴というか水が漏れている場所がいっぱいあるんです。そこを突くとお金がドバドバと出てくるというか。僕は儲かったら割と公表するようにしているんです。「今月1億儲けました」って公表していくことで、このシステムにはこういう弱さがあるというのを周知しているイメージかな? 昨年は講談社が社員を集めて「佐藤秀峰がやっているのはこういうことだ」って説明会が開かれたそうです。僕が何か公表すると「あいつがやっているのはこういうことだ」って解説したがる人が必ず出てくるんですけど、それこそ思う壺ですね。僕が周知しているのは、実はシステムがフェアじゃないと感じた箇所だけなんです。それで何がしたいかというと、フェアなシステムに切り替えていってほしい。ストア側が自分たちだけに有利に働くシステムを作ったけど、それには穴があった。じゃあ、みんなで穴をつつけば不平等なシステムは立ち行かなくなるだろうと。僕のフォロワーが勝手にシステムを壊してくれる。 ――ここを攻めろ! と。 すごく明快な話ですね。電子書籍については聞きたいことが聞けました。お恥ずかしい話なんですが、Amazonの「Kindle Unlimited」が出てきた時は、すごくありがたいなと思ったんです。でも、本が読み放題で月額900円は、やっぱりおかしい。 佐藤 適切に運営してくれればいいと思います。今は動画やゲームが無料で観られたりプレイできるものがいっぱいある。そういう時代に漫画は一時間もかからず読み終わって500円と思うと手が出ない。読み放題に向かっていくのは自然じゃないですかね。 ――問題はあの仕組みというよりは、それを適切に運営するかどうかにあって、それを問うということですね。
「死んでも契約解除できない」漫画家・佐藤秀峰がkindleを訴えた裏側を語るの画像4
佐藤 彼らは事前通告も事後報告もなくある日、商品を削除しちゃうんですよ。彼らに都合が悪くなってしまうとある日きます。 ――それが契約違反にならない契約に なっているのでしょうか。 佐藤 契約違反だというのが僕の考えですけど、ストアは「何を売るかを決める自由はある。サービスが赤字で立ち行かなくなったら、ストアは閉鎖する自由だってある。その時はコンテンツ全部の取り扱いをやめるわけだから、そういう裁量をストアは持っているんだ」って、主張してくるんじゃないかな。僕らは契約に従って適切に商品を卸しているんで、契約に従って売ってくださいよと思っているんですけど、彼らは契約を守りたくなくなったら一方的に売るのをやめてしまう。 ――違法のように聞こえます。 佐藤 独占禁止法やいろいろなものに触れそうですけど、契約書は弁解の余地があるような文言になっていますね。こちらがそれを指摘して文言の変更を求めたところで、じゃあ、契約しませんとしかならないんです。とはいえ、Kindleの売り上げは大きいですから、契約してから公正取引委員会に連絡するのが賢いやり方かもしれませんね。 ――『描クえもん』にそういうのが全部入るとかなり画期的な漫画になりますね。 佐藤 そういったことを肌で感じながら、内情がわかっている漫画家は僕しかいないと思うので、自分にしか描けない漫画が描ければいいかなと思っています。 (取材=綾門優季[青年団リンク キュイ])
Stand by me 描クえもん 1巻 過酷過ぎ! amazon_associate_logo.jpg

「ノンケだけど、タチやっています」ノーマルだった彼がウリ専という世界で見たもの/インタビュー

 女性が男性に対して性的なサービスを行う風俗に対して、男性が男性に対してサービスを行う「売り専」。歴史を遡ると、少年たちが男色を売っていた江戸時代の陰間茶屋にまで行き着きますが、売り専が一体どのようなものなのか、どのような世界なのか、女性である私たちは知る由もありません。

 そんな時、知人のツテで実際に売り専で働くボーイさんと会うことができました。長身のガッチリ系イケメンのいちごう君(22)は、異性愛者だけど売り専に入店し、約1年勤めているそう。しかも、ノンケなのにタチ(アナルセックスにおいて挿入する側)をやっていると――。

 いちごう君が売り専という業界に足を踏み入れたのか、そして気になる売り専という世界について、じっくり教えてもらいました。

■出張ホストだと思っていたのに売り専だった
 ――どういうきっかけで売り専の世界に足を踏み入れることになったのですか?

いちごう とりあえず勢いで田舎から東京にやって来たんですが、お金がなくて。即日でお金が欲しかったので、出張ホストに応募してみたら、実はその店が売り専だったんです。

――え~~! いつその店が売り専だと気づいたんですか?

いちごう 面接が終わってからでした。面接中もスタッフとの会話がどことなく噛み合わないなぁとは思っていたのですが(笑)。面接が終わった後に「うち男性のお客様しか来ないの、知っているよね?」って言われて。「いえ知りませんが」って返して……さすがに少し考える時間をもらいました。

――どのくらい考えたんですか?

いちごう 10分くらいですかね。まあ、お金ないし、とりあえず稼げるなら男性相手でも良いかなって思って。それでプロフィール用の写真撮影が終わったころに、いきなり「指名入ったから」って言われて。それでお客様の元に向かい、最初の一件目をこなし。

――こなしって言ったけど! そもそも研修とかなかったんですか?

いちごう 研修は一応ありました。まず、シャワー室の使い方とお客様の体の洗い方の説明ですね。自分が舐めたりするところは徹底的に洗って、うがい薬でうがいしてもらったらベッドに移動して。講習の時は「フェラさえできれば、あとは女性と一緒だ」って言われましたね。

――女性と一緒……なんですかね?

いちごう 前戯の内容自体にはたいして隔たりはないので。「童貞じゃないんだったら、フェラさえできればいい」と、フェラのやり方だけ習って……習ってというか、「されたことがあるならそのイメージでしてやってみて」とアドバイスされて実際にやってみた感じでした。それで「まあ最初はこんなもので大丈夫だよ」って。事前に新人だと伝えておけば、お客様もそういうものだと思ってくださるので。

――初めてを求めているんだから、まだぎこちないくらいのほうが良いかもしれません。

いちごう そうですね。新人にあんまり無茶なことをさせてくる人も少ないですし。でも初日は1件目が終わって脱力しているところに、すぐに2件目が入って、行ってみたらなかなか厳しいケースに当たってしまって。言葉責めをしながらすごい力でしごいてくる方でした。そのお客様は射精していたけど、僕はできず。多分“同時イキ”したかったんだと思いますけど……。

――初日と考えるとつらかったですね。

いちごう 今ならきっと上手く対処できるんですけど、最初は何をしたら良いのか分からないですよね。やっぱりどれが正解かわからない、どれが普通なのかもわからない状態なので、「そういうものなのかな」って思ってしまいますよね。だからその時は「ヤバイ世界だな」って思いました。

――そもそもいちごう君はノンケですよね。初対面の男性と密着する、キスをするということに対してすんなりと入って行けたんですか?

いちごう ……初日はやっぱり衝撃的でしたけど、2日目からは良識のある常連のお客様に当たって、その時の感覚として、初日受けた感覚よりも「ずっと楽だな」って言い方も変ですけど、気持ちとして楽だなっていう風に感じましたね。たぶん初日との落差のおかげで「これならできる」と思えて。2日目もきつかったら飛んでいたかもしれません。

■売り専は性行為だけをする場所じゃない
――そもそも売り専というものをあまり知らないので教えてください。風俗嬢の男性版ってイメージではあるんですけど。

いちごう 基本的にはそうですね。でも業務内容は性行為だけを求められる風俗と違って、売り専ってボーイの使い方が自由なんですよ。ボーイの時間を買う感覚に近いですね。

――じゃあ接客内容は性行為だけじゃないと。

いちごう たとえば話すのが上手いボーイだったら、お客様は一晩中貸し切って一緒に飲みに行ったりすることもありますし、見た目がきれいなボーイであれば、恋人みたいにデートすることもあります。あとマッサージが上手いボーイだったら、メンズマッサージをしたり。中には英語を話せるボーイもいて、外国人のお客様に連れられて通訳として使われたりっていうこともあります。風俗と違って求められる範囲は結構広くなっていますね。

――となると、風俗より料金は高くなるんですか?

いちごう それが風俗と比べると安いんですよね……。60分コースの場合は、風俗も売り専もだいたい1万5,000円前後。でも風俗の場合60分が90分になると料金が2倍近くになるんですが、売り専の場合は30分あたり4,000円前後しか増えないですね。24時間貸しきったとしても、だいたい7万円前後が相場になっています。長時間貸しきった場合、売り専は風俗と比べると大分安いですね。バック(給料)の取り分も、知り合いの風俗嬢はお客様が払う分、いわゆる売り上げの7割程度をもらっているらしいのですが、売り専はだいたい5割程度ですね。貸し切りのような長時間になるにつれて、取り分は上がっていくのですが、それでも6割くらいになります。

――風俗には店舗を持っているヘルスやソープ、店舗を持たないデリヘルなどがありますが、売り専ってどういう業務形態になっているんですか?

いちごう 個室はシャワーだけがついている部屋にベッドがあって、くらいのイメージですね。あとは売り専バーと呼ばれるもので、お客様がホストみたいにボーイを指名して飲んで、気に入ったらそのまま外に連れ出して性行為をするっていう、だいたいこの3種類ですね。

――女性が遊べるお店もあるんですか?

いちごう ありますね。でも女性が個室でボーイを指名するのはどこの店でも基本的に禁止ですね。ただ、やっぱり僕のようなノンケのボーイのところに行って、飲み指名という形で「他の店へお酒を飲みに行きます」という形で外に連れ出して、そこでボーイと女性の同意があれば買うことはできますね。飲み指名は通常の指名(60分1万5,000円前後)より数千円安いのですが、その分のバックを女性が払えば、ボーイが応じるって聞きますね。でも全面的に女性の入店を禁止している店もあるので、禁止されている店ではこの方法は無理ですね。

――でも女性も入れる売り専バーもあるんですね。

いちごう 一度行ってみれば分かるんですけど、ゲイバーとかウリ専バーっていうのは、店によっては「女性来るな」って雰囲気を出している店もあるんですが、中にはホストクラブに行くよりもずっと安くて、ある程度見た目も良い男の子と楽しく飲むことができる店もあるんです。また、スタッフの中には僕のようにゲイじゃない子もいるので、それ目当てで通っている女性もいるにはいます。

――女性向けとしてはそれこそいちごう君が最初働こうとした出張ホストもあるんですけどね。売り専と出張ホスト、どっちのが稼げるんですかね。

いちごう お金はどっちも見た感じ大差ないレベルでしたね。でも仕事の本数を詰めて稼ぐなら、売り専のほうが稼げるのでは。出張ホストはそんなに栄えていないですし。実は出張ホストのことを馬鹿にしている売り専は多くて、僕もその一人なんですけど。

――どうしてですか?

いちごう ルックスが悪いから(バッサリ)。出張ホストのスタッフ一覧を見て、「これで仕事になるのか?」って思いますね。むしろ払えって感じの人が多くないですか?

――たしかに。出張ホストのサイトを見ると、お金を払ってまで何かをしたいっていう男性キャストはあまりいないかも。売り専はイケメンが多いんですか?

いちごう ノンケの僕から見てもかわいい子とかいますよ。やっぱりルックスで売っている子は整っていますね。お客様にもいろんな好みやタイプがありますが、人気なのはほどほどに筋肉があるボーイさんか、小さくてかわいい系のボーイさんかなと。ぽっちゃり系の需要はそこまでなくて、ぽっちゃり系のボーイさんは周りから痩せろと突かれていますね。

――いちごう君も体型維持のためになにかしているんですか?

いちごう 筋トレはある程度していますね。鍛えすぎたら、筋肉フェチのお客様のカテゴリに入っちゃいますし、逆に鍛えすぎなかったらスレンダーな体型が好きな人しか指名が来なくなってしまうので、ちょうど中間の体型を維持できるようにしています。

――意識が高い。いちごう君はまだ22歳で若いですけど、中にはもっと年齢が上のボーイさんもいるんですか?

いちごう 業界で見ると僕は普通の年齢ですね。18~19歳のボーイさんもいますし。最年長だと30代前半くらいですね。でも、ある程度経験を積んだ30代のボーイさんは、コミュニケーションの取り方が上手で、相手の趣味にピタリと合わせた性行為のプレイができる。そういう人のがチップなどをもらえているので、店自体の売り上げ自体はそんなになくても、月で受け取っている金額としては年齢が上のボーイさんのが多かったりしますね。

――ちなみにいちごう君は今どのくらい稼いでいますか?

いちごう 今はだいたい週5日出勤して、昼から翌日の朝まで待機して、指名が入ったら仕事をする感じなんですが、それでおよそ月に60万くらいもらっていますね。でも売り専は、「月40万を超えると人間を辞め始める」って言いますね。なにか大切なものが本人の気づかない内に削れていってしまっているらしいです。

■気合で勃たせる!?
――いちごう君はノンケですよね。キスの感触って男性も女性でも変わらないですか?

いちごう 変わらないですね(バッサリ)。

――変わらないですか。でもキスは変わらなくとも、ノンケが男性とそういうことをしてモノを勃たせるって出来るものなんですか?

いちごう 気合で勃たせていますね。

――気合で勃つものなんですか!? 妄想とかするんですか?

いちごう 妄想は特にしないですね。しているノンケのボーイは多いと思いますけど。でも妄想とかしていたら、お客様の動きが目に入らないじゃないですか。気配りも出来なくなるので、妄想に浸るのは良くないですよね。だから気合で勃たせています。あと、そこまで強くない刺激でも勃ちやすい力の入れ方とかあるんですよね。

――コツがあるんですね。

いちごう イメージとしては、女性が自分の膣を締める動きってあるじゃないですか。そういった類のものだと思っていただければ。

――ちなみに、ノンケだけどウケって子もいるんですか?

いちごう というかノンケはウケのがやりやすいと言われていますね。ウケは穴さえあればできますけど、タチになるには勃たせなきゃいけないので。基本的にはウケのが楽と言われています。

――ノンケなのにバリタチってすごいんじゃ……。ウケも出来るようにすることは考えていないんですか?

いちごう 考えていないですね。

――自分がタチで攻めていて、気持ちよさそうなお客様を見て、興味が沸いたりしないんですか?

いちごう 別にならないですね。こちらは仕事で男性としているわけですから。快感を求める手段としては見ていないわけです。

――指名のお客様を増やすためにウケもするってことも考えていない。

いちごう 僕を指名してくれているお客様の多くは、タチである僕がウケに回って掘られている姿は想像したくないと思うんですよね。女性の方も自分の彼氏がペニバンで後ろから突かれていたら嫌だと思うんじゃないですか。

――なるほど。ひとつ聞いておきたいことがあって、売り専のボーイさん同士で恋愛ってあったりするんですか? BL(ボーイズラブ)だと売り専が題材の作品もあったりするので気になって。

いちごう 基本的にボーイ同士の恋愛は禁止ですね。過去に店のボーイに手を出したボーイさんはいますけど、やっぱりダメなものはダメで。罰金モノですよね。遊びでやるのもダメです。男としたいなら、外で拾ってくるなり、他の店の売り専を買ってって感じです。

――同僚とは言え、店としては大事な商品ですもんね。

いちごう ゲイのボーイさんからしたら、手を出してはいけないけど、見た目の整った男性が周りにたくさんいるっていう空間は多少の大変さはあるって聞いたことがありますけどね。でも売り専でボーイをやっている子って、二丁目を歩いていれば適当な男性を引っ掛けられるので、男に困っているボーイを見る方が珍しいですけどね。

「ノンケだけど、タチやっています」ノーマルだった彼がウリ専という世界で見たもの/インタビュー

 女性が男性に対して性的なサービスを行う風俗に対して、男性が男性に対してサービスを行う「売り専」。歴史を遡ると、少年たちが男色を売っていた江戸時代の陰間茶屋にまで行き着きますが、売り専が一体どのようなものなのか、どのような世界なのか、女性である私たちは知る由もありません。

 そんな時、知人のツテで実際に売り専で働くボーイさんと会うことができました。長身のガッチリ系イケメンのいちごう君(22)は、異性愛者だけど売り専に入店し、約1年勤めているそう。しかも、ノンケなのにタチ(アナルセックスにおいて挿入する側)をやっていると――。

 いちごう君が売り専という業界に足を踏み入れたのか、そして気になる売り専という世界について、じっくり教えてもらいました。

■出張ホストだと思っていたのに売り専だった
 ――どういうきっかけで売り専の世界に足を踏み入れることになったのですか?

いちごう とりあえず勢いで田舎から東京にやって来たんですが、お金がなくて。即日でお金が欲しかったので、出張ホストに応募してみたら、実はその店が売り専だったんです。

――え~~! いつその店が売り専だと気づいたんですか?

いちごう 面接が終わってからでした。面接中もスタッフとの会話がどことなく噛み合わないなぁとは思っていたのですが(笑)。面接が終わった後に「うち男性のお客様しか来ないの、知っているよね?」って言われて。「いえ知りませんが」って返して……さすがに少し考える時間をもらいました。

――どのくらい考えたんですか?

いちごう 10分くらいですかね。まあ、お金ないし、とりあえず稼げるなら男性相手でも良いかなって思って。それでプロフィール用の写真撮影が終わったころに、いきなり「指名入ったから」って言われて。それでお客様の元に向かい、最初の一件目をこなし。

――こなしって言ったけど! そもそも研修とかなかったんですか?

いちごう 研修は一応ありました。まず、シャワー室の使い方とお客様の体の洗い方の説明ですね。自分が舐めたりするところは徹底的に洗って、うがい薬でうがいしてもらったらベッドに移動して。講習の時は「フェラさえできれば、あとは女性と一緒だ」って言われましたね。

――女性と一緒……なんですかね?

いちごう 前戯の内容自体にはたいして隔たりはないので。「童貞じゃないんだったら、フェラさえできればいい」と、フェラのやり方だけ習って……習ってというか、「されたことがあるならそのイメージでしてやってみて」とアドバイスされて実際にやってみた感じでした。それで「まあ最初はこんなもので大丈夫だよ」って。事前に新人だと伝えておけば、お客様もそういうものだと思ってくださるので。

――初めてを求めているんだから、まだぎこちないくらいのほうが良いかもしれません。

いちごう そうですね。新人にあんまり無茶なことをさせてくる人も少ないですし。でも初日は1件目が終わって脱力しているところに、すぐに2件目が入って、行ってみたらなかなか厳しいケースに当たってしまって。言葉責めをしながらすごい力でしごいてくる方でした。そのお客様は射精していたけど、僕はできず。多分“同時イキ”したかったんだと思いますけど……。

――初日と考えるとつらかったですね。

いちごう 今ならきっと上手く対処できるんですけど、最初は何をしたら良いのか分からないですよね。やっぱりどれが正解かわからない、どれが普通なのかもわからない状態なので、「そういうものなのかな」って思ってしまいますよね。だからその時は「ヤバイ世界だな」って思いました。

――そもそもいちごう君はノンケですよね。初対面の男性と密着する、キスをするということに対してすんなりと入って行けたんですか?

いちごう ……初日はやっぱり衝撃的でしたけど、2日目からは良識のある常連のお客様に当たって、その時の感覚として、初日受けた感覚よりも「ずっと楽だな」って言い方も変ですけど、気持ちとして楽だなっていう風に感じましたね。たぶん初日との落差のおかげで「これならできる」と思えて。2日目もきつかったら飛んでいたかもしれません。

■売り専は性行為だけをする場所じゃない
――そもそも売り専というものをあまり知らないので教えてください。風俗嬢の男性版ってイメージではあるんですけど。

いちごう 基本的にはそうですね。でも業務内容は性行為だけを求められる風俗と違って、売り専ってボーイの使い方が自由なんですよ。ボーイの時間を買う感覚に近いですね。

――じゃあ接客内容は性行為だけじゃないと。

いちごう たとえば話すのが上手いボーイだったら、お客様は一晩中貸し切って一緒に飲みに行ったりすることもありますし、見た目がきれいなボーイであれば、恋人みたいにデートすることもあります。あとマッサージが上手いボーイだったら、メンズマッサージをしたり。中には英語を話せるボーイもいて、外国人のお客様に連れられて通訳として使われたりっていうこともあります。風俗と違って求められる範囲は結構広くなっていますね。

――となると、風俗より料金は高くなるんですか?

いちごう それが風俗と比べると安いんですよね……。60分コースの場合は、風俗も売り専もだいたい1万5,000円前後。でも風俗の場合60分が90分になると料金が2倍近くになるんですが、売り専の場合は30分あたり4,000円前後しか増えないですね。24時間貸しきったとしても、だいたい7万円前後が相場になっています。長時間貸しきった場合、売り専は風俗と比べると大分安いですね。バック(給料)の取り分も、知り合いの風俗嬢はお客様が払う分、いわゆる売り上げの7割程度をもらっているらしいのですが、売り専はだいたい5割程度ですね。貸し切りのような長時間になるにつれて、取り分は上がっていくのですが、それでも6割くらいになります。

――風俗には店舗を持っているヘルスやソープ、店舗を持たないデリヘルなどがありますが、売り専ってどういう業務形態になっているんですか?

いちごう 個室はシャワーだけがついている部屋にベッドがあって、くらいのイメージですね。あとは売り専バーと呼ばれるもので、お客様がホストみたいにボーイを指名して飲んで、気に入ったらそのまま外に連れ出して性行為をするっていう、だいたいこの3種類ですね。

――女性が遊べるお店もあるんですか?

いちごう ありますね。でも女性が個室でボーイを指名するのはどこの店でも基本的に禁止ですね。ただ、やっぱり僕のようなノンケのボーイのところに行って、飲み指名という形で「他の店へお酒を飲みに行きます」という形で外に連れ出して、そこでボーイと女性の同意があれば買うことはできますね。飲み指名は通常の指名(60分1万5,000円前後)より数千円安いのですが、その分のバックを女性が払えば、ボーイが応じるって聞きますね。でも全面的に女性の入店を禁止している店もあるので、禁止されている店ではこの方法は無理ですね。

――でも女性も入れる売り専バーもあるんですね。

いちごう 一度行ってみれば分かるんですけど、ゲイバーとかウリ専バーっていうのは、店によっては「女性来るな」って雰囲気を出している店もあるんですが、中にはホストクラブに行くよりもずっと安くて、ある程度見た目も良い男の子と楽しく飲むことができる店もあるんです。また、スタッフの中には僕のようにゲイじゃない子もいるので、それ目当てで通っている女性もいるにはいます。

――女性向けとしてはそれこそいちごう君が最初働こうとした出張ホストもあるんですけどね。売り専と出張ホスト、どっちのが稼げるんですかね。

いちごう お金はどっちも見た感じ大差ないレベルでしたね。でも仕事の本数を詰めて稼ぐなら、売り専のほうが稼げるのでは。出張ホストはそんなに栄えていないですし。実は出張ホストのことを馬鹿にしている売り専は多くて、僕もその一人なんですけど。

――どうしてですか?

いちごう ルックスが悪いから(バッサリ)。出張ホストのスタッフ一覧を見て、「これで仕事になるのか?」って思いますね。むしろ払えって感じの人が多くないですか?

――たしかに。出張ホストのサイトを見ると、お金を払ってまで何かをしたいっていう男性キャストはあまりいないかも。売り専はイケメンが多いんですか?

いちごう ノンケの僕から見てもかわいい子とかいますよ。やっぱりルックスで売っている子は整っていますね。お客様にもいろんな好みやタイプがありますが、人気なのはほどほどに筋肉があるボーイさんか、小さくてかわいい系のボーイさんかなと。ぽっちゃり系の需要はそこまでなくて、ぽっちゃり系のボーイさんは周りから痩せろと突かれていますね。

――いちごう君も体型維持のためになにかしているんですか?

いちごう 筋トレはある程度していますね。鍛えすぎたら、筋肉フェチのお客様のカテゴリに入っちゃいますし、逆に鍛えすぎなかったらスレンダーな体型が好きな人しか指名が来なくなってしまうので、ちょうど中間の体型を維持できるようにしています。

――意識が高い。いちごう君はまだ22歳で若いですけど、中にはもっと年齢が上のボーイさんもいるんですか?

いちごう 業界で見ると僕は普通の年齢ですね。18~19歳のボーイさんもいますし。最年長だと30代前半くらいですね。でも、ある程度経験を積んだ30代のボーイさんは、コミュニケーションの取り方が上手で、相手の趣味にピタリと合わせた性行為のプレイができる。そういう人のがチップなどをもらえているので、店自体の売り上げ自体はそんなになくても、月で受け取っている金額としては年齢が上のボーイさんのが多かったりしますね。

――ちなみにいちごう君は今どのくらい稼いでいますか?

いちごう 今はだいたい週5日出勤して、昼から翌日の朝まで待機して、指名が入ったら仕事をする感じなんですが、それでおよそ月に60万くらいもらっていますね。でも売り専は、「月40万を超えると人間を辞め始める」って言いますね。なにか大切なものが本人の気づかない内に削れていってしまっているらしいです。

■気合で勃たせる!?
――いちごう君はノンケですよね。キスの感触って男性も女性でも変わらないですか?

いちごう 変わらないですね(バッサリ)。

――変わらないですか。でもキスは変わらなくとも、ノンケが男性とそういうことをしてモノを勃たせるって出来るものなんですか?

いちごう 気合で勃たせていますね。

――気合で勃つものなんですか!? 妄想とかするんですか?

いちごう 妄想は特にしないですね。しているノンケのボーイは多いと思いますけど。でも妄想とかしていたら、お客様の動きが目に入らないじゃないですか。気配りも出来なくなるので、妄想に浸るのは良くないですよね。だから気合で勃たせています。あと、そこまで強くない刺激でも勃ちやすい力の入れ方とかあるんですよね。

――コツがあるんですね。

いちごう イメージとしては、女性が自分の膣を締める動きってあるじゃないですか。そういった類のものだと思っていただければ。

――ちなみに、ノンケだけどウケって子もいるんですか?

いちごう というかノンケはウケのがやりやすいと言われていますね。ウケは穴さえあればできますけど、タチになるには勃たせなきゃいけないので。基本的にはウケのが楽と言われています。

――ノンケなのにバリタチってすごいんじゃ……。ウケも出来るようにすることは考えていないんですか?

いちごう 考えていないですね。

――自分がタチで攻めていて、気持ちよさそうなお客様を見て、興味が沸いたりしないんですか?

いちごう 別にならないですね。こちらは仕事で男性としているわけですから。快感を求める手段としては見ていないわけです。

――指名のお客様を増やすためにウケもするってことも考えていない。

いちごう 僕を指名してくれているお客様の多くは、タチである僕がウケに回って掘られている姿は想像したくないと思うんですよね。女性の方も自分の彼氏がペニバンで後ろから突かれていたら嫌だと思うんじゃないですか。

――なるほど。ひとつ聞いておきたいことがあって、売り専のボーイさん同士で恋愛ってあったりするんですか? BL(ボーイズラブ)だと売り専が題材の作品もあったりするので気になって。

いちごう 基本的にボーイ同士の恋愛は禁止ですね。過去に店のボーイに手を出したボーイさんはいますけど、やっぱりダメなものはダメで。罰金モノですよね。遊びでやるのもダメです。男としたいなら、外で拾ってくるなり、他の店の売り専を買ってって感じです。

――同僚とは言え、店としては大事な商品ですもんね。

いちごう ゲイのボーイさんからしたら、手を出してはいけないけど、見た目の整った男性が周りにたくさんいるっていう空間は多少の大変さはあるって聞いたことがありますけどね。でも売り専でボーイをやっている子って、二丁目を歩いていれば適当な男性を引っ掛けられるので、男に困っているボーイを見る方が珍しいですけどね。

A.B.C-Zが『シブヤノオト』で「テレパシーOne!Two!」を披露! 6月18日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
※有料放送の視聴方法等については公式サイトをご確認ください。

●TOKIO

24:50~25:15 『二軒目どうする?』(テレビ東京) 松岡昌宏

【ゲスト】
9:30~14:30 『王様のブランチ』(TBS系) 長瀬智也 ※VTR出演
15:30~17:00 『幸せ!ボンビーガール SP』(日本テレビ) 山口達也

※『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか、城島茂)は放送休止。

●V6

21:00~21:54 『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系) 井ノ原快彦

【ゲスト】
9:30~14:30 『王様のブランチ』(TBS系) 森田剛 ※VTR出演

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結婚から引退へ、メディアを翻弄し続けた稀代の歌姫…週刊誌報道に動じなかった山口百恵伝説

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『GOLDEN☆BEST 山口百恵 日本の四季を歌う』
 すべてにおいて型破りのアイドルだった山口百恵。引退から結婚に至る経過もメディアの予想を超えていた。 「百恵の恋人を突き止めろ」は当時のメディアの至上命令だった。ドラマの共演でコンビを組み続ける三浦友和が漠然と「本命」と言われていたが、決定的な証拠がない。共演者同士の恋はやっかいなもの。ドラマの延長で食事するのは会社同僚が飲みに行くようなもので、恋人である証拠にはならない。  最終的には「女性セブン」が愛の巣から出てくるツーショットを撮った。この大スクープにより2人の仲は公然のものになった。だが、この時点で百恵が結婚、引退まで考えていたことは誰も予想できなかった。百恵は所属の「ホリプロ」の幹部にだけ報告、了承を得ていたという。後にホリプロの社長は「友和君との結婚報告は予想できたことだったが、まさか引退まで決意していたとは思わなかった」と語っている。  百恵の決意は固く、結婚引退までの特別プロジェクトが始まった。79年10月。週刊誌の先手を打つように、百恵は大阪のコンサートで友和との結婚前提の交際を公表。翌年の3月に正式に婚約発表。80年10月5日までの約半年に渡って全国「さよならコンサート」が始まった。最後の舞台になった武道館で歌い終えた百恵は、真っ白なマイクを舞台中央に置いて舞台を去った。このシーンは名演出と言われ、語り草となっている。そのマイクは一時、小樽の石原裕次郎記念館に展示されていた。  11月19日。赤坂霊南坂教会で挙式。東京プリンスホテルで開かれた披露宴には1800人の招待客がお祝いに駆けつけた。ここで一連の特別プロジェクトによる百恵フィーバーは終わりだったが、週刊誌の取材はまだ続いていた。  百恵が新婚旅行先に選んだハワイにメディアも押し寄せることになったのだ。後にも先にも新婚旅行先にまでメディアが追いかけた例は百恵しかいない。  大半のメディアはハワイに先乗りしてホノルル空港で待つなか、百恵・友和と同じ飛行機に同乗する記者もいた。著者もその1人だった。当時の飛行機はファーストクラスとエコノミーしかなかった。他の記者はエコノミーだったが、著者は搭乗直前、空いていたファーストに変更したところ、なんと百恵と友和の通路を挟んで隣の席。すぐ声をかけられる距離。絶好のチャンスである一方、緊張感が襲ってきた。とりあえず2人の様子を見ながら、話しかけるチャンスを待った。外国人客が大半を占めるなか、私たちは目立った。通路側に座っていた友和が機先を制するように、「機内での写真や話しかけはやめて下さい」と即座に注意してきた。従うしかなかった。後は横目で様子を見ることと、話を盗み聞きすることしかできないが、友和も心得たもの。ほとんど聞き取ることはできない。それでも一睡もすることはできなかった。  そして、勝負の舞台はハワイに移された。  ハワイにはテレビ、新聞、週刊誌の大半が集合していた。情報交換しながらもそれぞれ虎視眈々と独自のスクープを狙っている。まずは空港に到着した2人を待ち受ける。百恵サイドはまたしても先手を打ってきた。メディアがハワイに来ることが予想できたことから、友和のマネージャーが同行してきていたのだ。メディアを集め開口一番、こう切り出した。「ハワイの取材は最終日に設けます。それまでの間、一社でも独自の取材をした場合、取材は中止にします」というお達し。うまい作戦である。先に取材させれば、その後は各社、独自に取材ができるが、最終日ならメディアは動きを封じられる。メディアは話し合い、何も取材できずに帰る可能性もあることから、全社、動くのは禁じることを決めた。2人の宿泊先、食事や遊び先などを調べることもできず、1週間近くハワイで足止め。観光客のようにハワイで過ごすしかなくなった。約束通り最終日に2人はビーチの近くで共同の取材を受けた。横並びの写真と談話が載った。こうして百恵取材も一段落を迎えた。百恵が芸能界にいたのはわずか7年。週刊誌は百恵に翻弄されたが、今も語り継がれている芸能界のレジェンドである。 (敬称略) 二田一比古 1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

結婚から引退へ、メディアを翻弄し続けた稀代の歌姫…週刊誌報道に動じなかった山口百恵伝説

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『GOLDEN☆BEST 山口百恵 日本の四季を歌う』
 すべてにおいて型破りのアイドルだった山口百恵。引退から結婚に至る経過もメディアの予想を超えていた。 「百恵の恋人を突き止めろ」は当時のメディアの至上命令だった。ドラマの共演でコンビを組み続ける三浦友和が漠然と「本命」と言われていたが、決定的な証拠がない。共演者同士の恋はやっかいなもの。ドラマの延長で食事するのは会社同僚が飲みに行くようなもので、恋人である証拠にはならない。  最終的には「女性セブン」が愛の巣から出てくるツーショットを撮った。この大スクープにより2人の仲は公然のものになった。だが、この時点で百恵が結婚、引退まで考えていたことは誰も予想できなかった。百恵は所属の「ホリプロ」の幹部にだけ報告、了承を得ていたという。後にホリプロの社長は「友和君との結婚報告は予想できたことだったが、まさか引退まで決意していたとは思わなかった」と語っている。  百恵の決意は固く、結婚引退までの特別プロジェクトが始まった。79年10月。週刊誌の先手を打つように、百恵は大阪のコンサートで友和との結婚前提の交際を公表。翌年の3月に正式に婚約発表。80年10月5日までの約半年に渡って全国「さよならコンサート」が始まった。最後の舞台になった武道館で歌い終えた百恵は、真っ白なマイクを舞台中央に置いて舞台を去った。このシーンは名演出と言われ、語り草となっている。そのマイクは一時、小樽の石原裕次郎記念館に展示されていた。  11月19日。赤坂霊南坂教会で挙式。東京プリンスホテルで開かれた披露宴には1800人の招待客がお祝いに駆けつけた。ここで一連の特別プロジェクトによる百恵フィーバーは終わりだったが、週刊誌の取材はまだ続いていた。  百恵が新婚旅行先に選んだハワイにメディアも押し寄せることになったのだ。後にも先にも新婚旅行先にまでメディアが追いかけた例は百恵しかいない。  大半のメディアはハワイに先乗りしてホノルル空港で待つなか、百恵・友和と同じ飛行機に同乗する記者もいた。著者もその1人だった。当時の飛行機はファーストクラスとエコノミーしかなかった。他の記者はエコノミーだったが、著者は搭乗直前、空いていたファーストに変更したところ、なんと百恵と友和の通路を挟んで隣の席。すぐ声をかけられる距離。絶好のチャンスである一方、緊張感が襲ってきた。とりあえず2人の様子を見ながら、話しかけるチャンスを待った。外国人客が大半を占めるなか、私たちは目立った。通路側に座っていた友和が機先を制するように、「機内での写真や話しかけはやめて下さい」と即座に注意してきた。従うしかなかった。後は横目で様子を見ることと、話を盗み聞きすることしかできないが、友和も心得たもの。ほとんど聞き取ることはできない。それでも一睡もすることはできなかった。  そして、勝負の舞台はハワイに移された。  ハワイにはテレビ、新聞、週刊誌の大半が集合していた。情報交換しながらもそれぞれ虎視眈々と独自のスクープを狙っている。まずは空港に到着した2人を待ち受ける。百恵サイドはまたしても先手を打ってきた。メディアがハワイに来ることが予想できたことから、友和のマネージャーが同行してきていたのだ。メディアを集め開口一番、こう切り出した。「ハワイの取材は最終日に設けます。それまでの間、一社でも独自の取材をした場合、取材は中止にします」というお達し。うまい作戦である。先に取材させれば、その後は各社、独自に取材ができるが、最終日ならメディアは動きを封じられる。メディアは話し合い、何も取材できずに帰る可能性もあることから、全社、動くのは禁じることを決めた。2人の宿泊先、食事や遊び先などを調べることもできず、1週間近くハワイで足止め。観光客のようにハワイで過ごすしかなくなった。約束通り最終日に2人はビーチの近くで共同の取材を受けた。横並びの写真と談話が載った。こうして百恵取材も一段落を迎えた。百恵が芸能界にいたのはわずか7年。週刊誌は百恵に翻弄されたが、今も語り継がれている芸能界のレジェンドである。 (敬称略) 二田一比古 1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

「福田和子」も被害者? 元女囚が明かす、刑務所で起こったレイプ事件

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■刑務官が懲役の手先に

 今回は、刑務所を長く取材している記者さんにも驚かれた「とっておきの獄中恋愛」のお話です。

 男子刑務所には、女性の職員は1人もいません。あまりにも危険ですからね。ちょっと前に法務省の「特別矯正監」をされている杉サマこと杉良太郎さんが「男子刑務所に女性職員を増やしたい」とおっしゃってましたけど、絶対ムリですね。「レイプしてくれ」って言ってるようなもんです。実は、以前は刑務所でレイプ事件が本当にあったと聞きました。今はどうですかねえ。めくれて(発覚して)ないだけですかね。

 1966年と半世紀も前の話ですけど、松山刑務所(ちなみに所在地は、愛媛県松山市でなく東温市内)では、男性の受刑者や看守による女性受刑者へのレイプ事件がありました。

 本当に映画みたいな話で、ヤクザの受刑者が看守を脅して鍵を取り上げ、所内でバクチや飲酒・喫煙、そしてレイプまで行っていたのだそうです。「松山刑務所強姦事件」でググると少し出てきますよ。当時の国会でも問題になりましたが、関係者の自殺などもあって、法務省がもみ消したそうです。

 そして、そのレイプの被害者の1人に、あの「福田和子」がいてたそうなんですよ。松山ホステス殺害事件より前に起こした別の強盗事件で服役していて、法務省からレイプの被害届けを取り下げさせられたそうです。それからだいぶたって、和歌山刑務所で「和ちゃん」と呼ばれてた福田さんと私が出会うわけですが(笑)、これもご縁ですかね。

 なんでこんなことが起こるかっていうと、懲役(受刑者)が看守を手なずけるんですね。まずは、わざと困らせます。とにかくちょっとしたことで看守を呼び出すボタンを押すんです。呼出音が鳴るたびに看守は急行しなくてはなりませんから、そのうち「ええかげんにしてくれや」ってなります。そしたら「じゃあ、おとなしくするから切手を1枚ちょうだい」とか簡単な要求をします。これに応じたら、看守はもう「負け」なんですね。「懲役にモノを渡したな。規則違反じゃねえか。上司にバラすぞ」と脅かして、要求をエスカレートさせていくんです。

 これはわりとポピュラーな手口で、若い看守はけっこうやられてますよ。さすがにレイプを要求するような懲役はもういてないでしょうけど。

 女子刑務所では、さすがにこんな大事件はないし、男性職員も多数いてます。所長なんかほとんど男性ですし、もともと女性の刑務官は多くないですからね。

 そこでナニが起こるかというと、やっぱり「不適切な関係」なんですね。私ら懲役は男と接触できない生活ですし、警察官や刑務官は職業柄か女との出会いが少ないので、懲役と職員はすっかり「恋人気分」です。

 もう時効ですけど、私もありましたよ。私の場合は警察署の留置場の担当で、警察官でしたね。夜間の見回りの時に、房の前に来てくれるんですが、「起きてるか?」って聞かれるのがうれしくて、わざと寝たふりをしてました。

 チューとか普通にしてましたし、ドアについている食器口(食器を出し入れするための小さい扉)は自由に開けられるので、そこから手を出して、話しながら手をつないだり。さすがに「挿入」はなかったですけど(笑)、けっこうラブラブでした。お菓子をもらうとか、外に連れ出してもらうとかもないですけど、真顔で「俺、お前好っきゃねん……」とか「ここから逃がしてやりたい」とも言われましたよ。「ホンマ逃がしてほしいわ……」と思いましたけど、逃げなくてよかったです。罪が増えるだけですからね。

 そんなわけで、ムショにも楽しい思い出がいくつかあります。塀の中みたいな特殊な空間の「色恋沙汰」は楽しかったですよ。もう一度、あの看守さんに会いたいけど……。こんなこと書いちゃって、もし読んでたら、ヒヤヒヤしてるだろうな、大好きなYくん。素敵な刑事さんになっててほしいですね。え? 本気で会いたいかって? ほんじゃムショに戻らなきゃダメやないですかー。嫌ですわ。もちろん戻りたくはないです。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

「こんな私でも付き合えますか?」プウ美ねえさんが説く、恋愛を“他人と比べてはいけない”ワケ

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

【今回のお悩み】
「付き合おうとすると『気持ち悪い』と感じてしまいます」
 異性から好意を持たれることが気持ち悪いです。好きな人ができて、いざ付き合うことになると「無理! 気持ち悪い!」と感じてしまいます。そのため、今までちゃんとお付き合いをしたことがありません。心の中では、世の中の恋人たちのように恋愛をしたいと思っています。でも、気持ち悪いという感情とどう向き合えばいいのかわかりません。こんな私でも恋愛できるようになるのでしょうか。(くじらおんなさん、22歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 もしも“世の中の恋人と同じような経験値がほしい”という目的なら、やめましょう。ドラマや小説の恋人たちは、普遍的に受け入れられる美しい関係を築きますが、そうでないと商品にならないからです。そんなものは誰かが作った実体のない空想で、じっさいにはカップルの数だけ恋愛の形と価値があるのです。睦み合って満たされたい人もいれば、傷つけ合って喜びをかんじる人もいます。ひとりが寂しいという理由で付き合う人や、一生恋をせず幸せにくらす人だっています。不正解とかイレギュラーはありません。人まねではなく“涌き上がるオリジナルな欲求をぶつけたい”という時だけ恋愛しましょう。

 じつのところ、相手からの好意が気持ち悪いというあなたの感情は、特異なものではありません。好意の侵入をゆるすことで自分が損なわれるように感じたり、重荷になる瞬間は、誰にでもあることです。むりをせず「気持ち悪い」と感じつづけてよろしい。しかし人の気持ちはとてもふたしかですから、変化をおそれませんように。いちがいには言えませんが、好意を受け入れてくれる人のほうが好かれやすいものです。それはだいぶんトクなことです。

 恋愛はおたがいの要求を擦り合せる行為ですから、理想どおりには実現しません。そしてまた、理想が叶わなくても失敗ではないところがおもしろさです。問題ある人との関係が刺激的で楽しかったとか、やさしい人なのにリラックスできなかったなど、よくあります。あなた自身の印象も、人によって変わるものです。幸せの形にこだわらずに、楽しい瞬間のひとつひとつを満喫してごらんなさい。

【今月のエプロンメモ】
 第三者の評価を気にしないこと、気持ちを言葉で表すこと(「気持ち悪がらせないで」など)、それらを心がければ後悔しない恋愛ができるでしょう。もちろん和やかでないエンディングを迎えることもありますが、その場合は漫画家とか、占い師、飲み屋のママなどに転身すればモトが取れます。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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