「善意」と「弱者意識」により嘘は広まり、勢いを増す――偽ニュースが生まれる理由

 「ローマ法王がトランプを支持」「反トランプデモ参加者は3,500ドルを受け取っていた」……これらの偽ニュースはSNS上で拡散され、米大統領選の結果にも影響を与えたといわれている。偽ニュースを流した側が大勝利の「偽得」状態が、ネットの(一部の)現状だ。『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』(藤代裕之著、光文社)は、そんな、今のウェブメディアだけでなく、マスメディアも含めた、メディアを取り巻く環境と問題に触れた一冊。本書のテーマである「偽ニュースが広がる背景」について見ていきたい。

■「責任を負うのが誰なのか」があいまいになれば、偽ニュースは生まれやすくなる

 おなじみYahoo!ニュースは新聞、通信社、雑誌などからのニュースがタダで閲覧でき、それに加えて独自ニュースを配信しているが、同サイトはもともと「メディア(自前で記事を作る)」ではなく、「プラットフォーム(新聞社などマスメディアからニュースを仕入れ、配信する)」機能しかなかった。

 Yahoo!ニュースをはじめ、ウェブサイトが自前で記事を作る「メディア」になったきっかけは、ライブドア事件にある。Yahoo!ニュースと似たプラットフォームを提供していたライブドアの堀江貴文氏が旧来型のマスメディアを批判したことで、新聞社などのマスメディアはライブドアへの記事配信を停止する。兵糧攻めに遭ったライブドアが、ブロガーの記事を「ニュース」として紹介したのがマス以外のメディアの誕生の瞬間だったと指摘されており、さらに、「メディア(ニュースの内容に責任を持つ)」と「プラットフォーム(場所を提供している)」の境界線があいまいになったことで、偽ニュースが広まりやすい状況が生まれていった。確かに「場を提供しているだけであり、中に書かれている情報が正しいかどうかまでは責任を負わない」というプラットフォームのスタンスは当事者にすれば楽だし、自社で取材や裏取りをしなくていいので安上がりだ。

 しかし、この「場所を提供しているだけであり、執筆者の発言については責任を負わない」という気楽な姿勢は年々通用しなくなってきている。昨年12月には医療系キュレーションサイトのWELQが「肩こりは霊のせい」などのトンデモ情報を掲載し大炎上、運営元企業であるディー・エヌ・エーの社長が会見で謝罪するまでになった。

 「メディア」より「プラットフォーム」の方が責任の所在はあいまいになりがちで、偽ニュースが紛れ込む余地が増えるが、一方で「メディア」発の偽ニュースもあり、本書で紹介されているのが朝日新聞の吉田調書問題だ(福島原発事故の際に、所員が所長の命令を無視して逃げたかのように報道)。こういった問題が生まれた背景として、「新聞などの既存型マスメディアにおける権力=政治家・行政・大企業、市民=善・弱者という固定化された考え方」が指摘されている。

 嘘は論外だが、「権力側のすることは多少悪めに盛る」のはマスコミの基本的な報道姿勢のようにすら見える。マスコミの役割には「権力の批判、監視」があるので、権力サイドのしていることを斜めから見るスタンスは、その点からは必要だ。しかし、「権力=政治家・行政・大企業、市民=善・弱者」という考え方は思考停止の状態でもあり、ニュースを見る側にしてみれば、世の中は毎日悪いことばかり起きているように思えて辟易する。企業や政府がしたいいことを、ありのままに報道されたものは残念なまでに少ない。

 また、「(「盛る」レベルを超えた)嘘つきが著名人になった」ケースでは、マスメディアもネットメディアもお手上げだろう。佐村河内守氏の騒動のように嘘をメディアが見抜けず関連番組が作られていき、氏の信頼性をマスメディアが担保してしまうという事態になった。嘘はタダでつけるが、ある人物を嘘つきだと証明するのは、手間も時間も執念もいる。さらに、一度嘘つきの神輿を担いでしまうと、嘘つきを担いだ自分の不覚を知られたくない関係者の多くは口をつぐむ。嘘への最高の抑止力になるはずの「良心の呵責」がない病的な嘘つきにとって、嘘はメリットだらけなのだ。

 偽ニュースが出回る背景を、発信者側の都合から触れてきたが、偽ニュースはそれだけでなく、情報を信じ広める人がいて成立し、拡大する。「肩こりの原因は霊」程度なら信じる人も少ないだろうが、これが政治や事件と絡んだり、災害時であれば、話はまったく変わってくる。

 足立区女子高生コンクリート詰め殺人事件で、犯行グループの一人だという根拠のない偽情報がネットで広まり、誹謗中傷に苦しみ続けたスマイリーキクチ氏の事例も紹介されているが、「悪意や目的のある人」と「偽ニュースを真に受けて、調べもせずSNSで拡散するようなネットリテラシーのない人」さえいれば、第二、第三のスマイリーキクチ氏が生まれる可能性もあるし、選挙の対立候補の偽情報を流すことで選挙結果に影響を与えることだってできるだろう。災害時なら、偽の情報に振り回され、人が負傷したり、亡くなる可能性だってある。

 厄介なのが、偽ニュースを広める人の根底にあるのが「悪意、悪ふざけ」でなく「義侠心や善意」であるケースも多いことだ。東日本大震災のときも、善意から偽の災害情報をSNSで拡散している人がいたが、これらの人たちはきちんと「みっともないことをした」と反省しているのだろうか? 偽ニュースを発信する人が最も悪いが、それを鵜呑みにして広めた人がまったくの無辜とは思えない。しかし、裏も取らずに情報を拡散することはみっともないことだという意識が育たないくらい、膨大な量の情報が毎日通り過ぎていってしまう。このあたりも、偽ニュースを故意に流そうとするには有利な構造なのだろう。

 偽ニュースの発信元に罰則を与えるという規制以外に、受け手への教育も必要だ。ネットニュースはここ10年どころか、5年で急拡大した市場だ。今の子どもはネット環境に囲まれて育ったネットネイティブであり、学校の情報教育の授業で情報モラルを学ぶ機会もある。一方で、疑うことを知らない大人を教育する場はどこにもないと思うと、なかなか恐ろしい一冊だった。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
いとしろ堂

『ひよっこ』ようやく20%超! 「みね子家族の稲刈りシーン」が朝ドラファンの涙腺刺激!?

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時) 茨城県北西部の村に生まれたヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が主人公。みね子が集団就職での上京を経て、様々な経験を積みながら自分の殻を破っていく姿を描いた成長物語だ。

■4月8日(土)/6話~4月11日(火)/8話
 6話では、みね子の家の稲刈りの様子が描かれた。近所の人の手も借りて、お昼休憩を挟んだり、歌ったりしながら稲刈りを進めていくみね子のたちの姿に対し、「なんでもない日常だけれど、それをこんなに素晴らしいものとして描ける脚本家の手腕がすごい」「真っ黄色に実った稲穂と、楽しそうに農作業する日常の風景が愛しすぎて泣けてくる」と視聴者から大好評。『ちゅらさん』『おひさま』に続き、今回3作目の朝ドラ脚本を任された岡田惠和氏の“日常”の描写力に絶賛の声が上がった。

 7話では、稲刈りを終え、みね子の父・実(沢村一樹)が東京に帰ることに。さらに、鈴子(宮本信子)が切り盛りする洋食屋「すずふり亭」が再登場。以前もらったポークカツサンドのお礼にと、実はすずふり亭に、妻の手作りまんじゅうを持参する。忙しい時間帯に訪れたにもかかわらず、丁寧な対応をする鈴子に「こういうところの対応に、赤坂で洋食屋を繁盛させた女主人の手腕がうかがえる」「鈴子さんが本当に素敵…… 私もこんなお店に行きたい」という声が続出した。

 8話では、茨城の中心部を聖火リレーが走ると知ったみね子の幼馴染・三男(泉澤祐希)が、みね子、そしてもう1人の幼馴染・時子(佐久間由衣)に、村で独自に聖火リレーを開催しようと提案する。卒業後は東京で働くことが決まっている三男は、自分が奥茨城村で生きてきた証しを残したいと、2人に訴えるのだった。幼なじみ3人が聖火リレーの実現に奔走する中、実の出稼ぎ先に宛てた手紙が「宛先不明」で戻ってきてしまう。

 温かで明るい雰囲気の中、なにやら不穏な空気も漂い出した『ひよっこ』。8日に放送された6話では平均視聴率20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、ついに20%の大台超えとなったが、このまま右肩上がりとなるのだろうか。

群雄割拠の土日深夜スポーツ番組 王者・上田晋也に挑むピース又吉&ビビる大木に「足りないもの」

群雄割拠の土日深夜スポーツ番組 王者・上田晋也に挑むピース又吉&ビビる大木に「足りないもの」の画像1
『追跡 LIVE! SPORTS ウォッチャー』(テレビ東京)
 土・日の深夜といえば、スポーツニュース番組の最激戦区だ。民放各局では昨年度からずっと、下記4番組がほぼ同時間帯でしのぎを削っている。 『Going! Sports&News』(日本テレビ系/土・日:23時55分~) 『S☆1』(TBS系/土:24時30分~、日:24時~) 『追跡LIVE! SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系/土:23時〜、日:22時54分~) 『スポーツLIFE HERO'S』(フジテレビ系/土:24時35分~、日:23時15分~)  この春、改編期に合わせて4者4様の衣替えを済ませた。それぞれの変化と狙いを見ていきたい。

■タレントを排したTBS、あくまでもタレントで攻めるテレ東

 今回の改編期に合わせ、最も様相が変わったのがTBS『S☆1』だ。爆笑問題の田中裕二、小島瑠璃子のMC2人が卒業し、伊藤隆佑アナと上村彩子アナ、局アナだけの進行に切り替わった。  一見すると、予算削減? 規模縮小? と感じてしまうが、リニューアル初週は二夜連続でイチローに独占インタビュー。企画・構成は、イチローに関する著書も多いスポーツライター・石田雄太とあって、掘り下げ方も独自の視点も、実に素晴らしかった。  第一夜は「43歳の衰えぬ体」。第二夜が「常識を超えた打撃」。 (周囲からの「年齢による衰えがくるはず」という言葉に対して) 「『そうであってほしい』という解釈ですよね。これから僕の絶頂期が来るって、どうして考えられないんだろう」 (パワーに依存しない体作りについて聞かれ) 「随分遠回りはしましたけど、随分無駄なことはしましたけど、やっぱりそうなんだ、って」 と、イチロー節も全開だった。  2週目はマスターズ中継のために短縮放送となったが、1週目の濃度がこのまま続くのかはまだ読めない。ただ、単なる予算削減ではなく、タレントのギャラ分で良質な取材が増えるのならば、その狙いは大歓迎だ。  一方で、あくまでもタレントによる番組作りを進めているのがテレ東の『SPORTSウォッチャー』だ。これまではピースの2人がMCを務めていたが、ニューヨークに渡る(予定の)綾部祐二に代わって、ビビる大木が新MCに加わった。  ビビる大木といえば筋金入りの巨人ファンだが、初登場となった8・9日の放送でも、やはりというか案の定というか、メイン企画は巨人について。特に9日の放送では、ゲストに阪神ファンでおなじみの千秋を招いて「巨人・阪神戦」の特集を組むなど、MCありきの番組構成になっていた感は否めない。  なお、9日のスポーツ番組で、トップニュースで「体操・内村航平10連覇」を扱わなかったのは『SPORTSウォッチャー』のみ。スポーツニュースの主役はあくまでも「スポーツの結果」か「アスリート」であるべきはずなのだが……。新MCというかせに縛られた番組作りが今後どうなっていくのか、心配な点ではある。  同番組では、『やべっちF.C.』(テレビ朝日系)以降、スポーツ番組でもすっかりおなじみになったワイプ芸も多用されているわけだが、正直なところ、矢部浩之ほど効果的とは思えない。野球知識が豊富な大木と、サッカー元大阪府代表だったという又吉直樹。それぞれの強みがもっと番組作りに生きてくることを願うばかり。マニー・ラミレスに独占密着した特集企画「Human watcher」など魅せる企画もあるだけに、タレントに頼らない企画を、もっともっと深めてもらいたい。

■新コーナーで攻める『Going!』と『HERO'S』の明暗

 アナウンサー陣の交代はあったものの、メインMCは代わらず、新コーナーで新年度を迎えたのが、『Going!』(日本テレビ系)と『HERO'S』(フジテレビ系)だ。 『HERO'S』の新コーナーは「影乃英雄」。勝利を裏側で支えたもう一人のヒーローにも目を向けよう、という内容。とても真摯でいい企画のはずなのだが、現状、ちょっと地味な印象も否めない。そりゃ、あえて「影」を取り上げているのだから致し方ない気もするのだが、今後、「このコーナーで取り上げられたい」という選手が増えて定着してくると、より深みが増してくるはず。粘り強く続けてもらいたい。  一方、解説陣のキャラクターをうまく生かした新コーナーを展開しているのが『Going!』。土曜日は元阪神・赤星憲広による「入り込み解説」。日曜日は江川卓による「昭和の怪物・江川が選ぶ、この選手『買物(かいぶつ)』です」。企画・目線の面白さもさることながら、結局のところ、『Going!』が飽きない理由は、MC上田晋也のコメント力によるところが大きい。『SPORTSウォッチャー』のビビる大木も又吉も、用意されたカンペを“読んでいる”感がアリアリとわかる。だから、ワイプでのコメントも視聴者に響いてこないのだ。  現状、視聴率では圧倒的な支持を集めている日曜夜の日本テレビ。その流れもあって、『Going!』の盤石さは今後も続いていきそうだ。 ***  日曜日夜のスポーツ番組といえば、NHKの『サンデースポーツ』に、この春20周年を迎えたテレ朝『Get Sports』、サッカーなら『やべっちF.C.』 と、ほかにも固定ファンのいる番組がひしめいている。だからこそ、それぞれ独自の切り口で、もっともっとスポーツファンをうならせてほしい。TBSの「イチロー特集」しかり、テレ東の「マニー・ラミレス特集」しかり。志と取材力のある企画には、視聴者もきっと食いついてくれるはずだ。 (文=オグマナオト) 熱血!スポーツ野郎』過去記事はこちらから

群雄割拠の土日深夜スポーツ番組 王者・上田晋也に挑むピース又吉&ビビる大木に「足りないもの」

群雄割拠の土日深夜スポーツ番組 王者・上田晋也に挑むピース又吉&ビビる大木に「足りないもの」の画像1
『追跡 LIVE! SPORTS ウォッチャー』(テレビ東京)
 土・日の深夜といえば、スポーツニュース番組の最激戦区だ。民放各局では昨年度からずっと、下記4番組がほぼ同時間帯でしのぎを削っている。 『Going! Sports&News』(日本テレビ系/土・日:23時55分~) 『S☆1』(TBS系/土:24時30分~、日:24時~) 『追跡LIVE! SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系/土:23時〜、日:22時54分~) 『スポーツLIFE HERO'S』(フジテレビ系/土:24時35分~、日:23時15分~)  この春、改編期に合わせて4者4様の衣替えを済ませた。それぞれの変化と狙いを見ていきたい。

■タレントを排したTBS、あくまでもタレントで攻めるテレ東

 今回の改編期に合わせ、最も様相が変わったのがTBS『S☆1』だ。爆笑問題の田中裕二、小島瑠璃子のMC2人が卒業し、伊藤隆佑アナと上村彩子アナ、局アナだけの進行に切り替わった。  一見すると、予算削減? 規模縮小? と感じてしまうが、リニューアル初週は二夜連続でイチローに独占インタビュー。企画・構成は、イチローに関する著書も多いスポーツライター・石田雄太とあって、掘り下げ方も独自の視点も、実に素晴らしかった。  第一夜は「43歳の衰えぬ体」。第二夜が「常識を超えた打撃」。 (周囲からの「年齢による衰えがくるはず」という言葉に対して) 「『そうであってほしい』という解釈ですよね。これから僕の絶頂期が来るって、どうして考えられないんだろう」 (パワーに依存しない体作りについて聞かれ) 「随分遠回りはしましたけど、随分無駄なことはしましたけど、やっぱりそうなんだ、って」 と、イチロー節も全開だった。  2週目はマスターズ中継のために短縮放送となったが、1週目の濃度がこのまま続くのかはまだ読めない。ただ、単なる予算削減ではなく、タレントのギャラ分で良質な取材が増えるのならば、その狙いは大歓迎だ。  一方で、あくまでもタレントによる番組作りを進めているのがテレ東の『SPORTSウォッチャー』だ。これまではピースの2人がMCを務めていたが、ニューヨークに渡る(予定の)綾部祐二に代わって、ビビる大木が新MCに加わった。  ビビる大木といえば筋金入りの巨人ファンだが、初登場となった8・9日の放送でも、やはりというか案の定というか、メイン企画は巨人について。特に9日の放送では、ゲストに阪神ファンでおなじみの千秋を招いて「巨人・阪神戦」の特集を組むなど、MCありきの番組構成になっていた感は否めない。  なお、9日のスポーツ番組で、トップニュースで「体操・内村航平10連覇」を扱わなかったのは『SPORTSウォッチャー』のみ。スポーツニュースの主役はあくまでも「スポーツの結果」か「アスリート」であるべきはずなのだが……。新MCというかせに縛られた番組作りが今後どうなっていくのか、心配な点ではある。  同番組では、『やべっちF.C.』(テレビ朝日系)以降、スポーツ番組でもすっかりおなじみになったワイプ芸も多用されているわけだが、正直なところ、矢部浩之ほど効果的とは思えない。野球知識が豊富な大木と、サッカー元大阪府代表だったという又吉直樹。それぞれの強みがもっと番組作りに生きてくることを願うばかり。マニー・ラミレスに独占密着した特集企画「Human watcher」など魅せる企画もあるだけに、タレントに頼らない企画を、もっともっと深めてもらいたい。

■新コーナーで攻める『Going!』と『HERO'S』の明暗

 アナウンサー陣の交代はあったものの、メインMCは代わらず、新コーナーで新年度を迎えたのが、『Going!』(日本テレビ系)と『HERO'S』(フジテレビ系)だ。 『HERO'S』の新コーナーは「影乃英雄」。勝利を裏側で支えたもう一人のヒーローにも目を向けよう、という内容。とても真摯でいい企画のはずなのだが、現状、ちょっと地味な印象も否めない。そりゃ、あえて「影」を取り上げているのだから致し方ない気もするのだが、今後、「このコーナーで取り上げられたい」という選手が増えて定着してくると、より深みが増してくるはず。粘り強く続けてもらいたい。  一方、解説陣のキャラクターをうまく生かした新コーナーを展開しているのが『Going!』。土曜日は元阪神・赤星憲広による「入り込み解説」。日曜日は江川卓による「昭和の怪物・江川が選ぶ、この選手『買物(かいぶつ)』です」。企画・目線の面白さもさることながら、結局のところ、『Going!』が飽きない理由は、MC上田晋也のコメント力によるところが大きい。『SPORTSウォッチャー』のビビる大木も又吉も、用意されたカンペを“読んでいる”感がアリアリとわかる。だから、ワイプでのコメントも視聴者に響いてこないのだ。  現状、視聴率では圧倒的な支持を集めている日曜夜の日本テレビ。その流れもあって、『Going!』の盤石さは今後も続いていきそうだ。 ***  日曜日夜のスポーツ番組といえば、NHKの『サンデースポーツ』に、この春20周年を迎えたテレ朝『Get Sports』、サッカーなら『やべっちF.C.』 と、ほかにも固定ファンのいる番組がひしめいている。だからこそ、それぞれ独自の切り口で、もっともっとスポーツファンをうならせてほしい。TBSの「イチロー特集」しかり、テレ東の「マニー・ラミレス特集」しかり。志と取材力のある企画には、視聴者もきっと食いついてくれるはずだ。 (文=オグマナオト) 熱血!スポーツ野郎』過去記事はこちらから

不倫してもおとがめなし……「倫理観なきテレ朝」田中萌に続き、矢島悠子も現場復帰

不倫してもおとがめなし……「倫理観なきテレ朝」田中萌に続き、矢島悠子も現場復帰の画像1
テレビ朝日 アナウンサーズより
 まさに、“倫理観なきテレビ局”といわれても仕方あるまい。テレビ朝日が今春、不倫報道のあった2人の女子アナをいとも簡単に現場復帰させ、業界、視聴者をあ然とさせている。その女子アナとは、入社3年目の田中萌アナと、中堅の矢島悠子アナだ。  田中アナは昨年12月、「週刊文春」(文藝春秋)で、『グッド!モーニング』で共演する既婚者の加藤泰平アナとの“不倫お泊まり愛”を報じられた。その後、両者とも番組への出演は見合わせとなり、田中は謹慎期間を経て、3月24日深夜に放送されたスペシャル番組『バクモン学園 鬼教師・太田と委員長・田中と芸人30人の物語』で復帰。同番組は4月3日からレギュラー化され、田中アナは副担任の設定で、進行役を務めることになった。  一方、矢島アナは同10月、同じく「週刊文春」で、『報道ステーション』を制作する会社の50代のバツイチ社長との交際が報じられた。矢島アナは2011年春に、『ちい散歩』のプロデューサーと結婚しており、既婚者だが、夫とは別居中とされる。報道後、フィールドキャスターを務めていた『報道ステーションSUNDAY』からはいつしか消え、同番組は4月2日をもって終了した。その矢島アナは、8日より『スーパーJチャンネル』土曜版で、コーナー担当として復帰を果たしたのだ。 「不倫は社会的なイメージが悪いので、他局なら他部署に人事異動となってもおかしくありません。NHKなら、間違いなく地方局に飛ばされていたはず。ところが、謹慎期間はあったものの、2人ともなんのおとがめもなく、ほとぼりが冷めたら、アナウンサーとして復帰とは、なんとも倫理観のない局なのでしょうか……。しかも、矢島アナは報道番組の担当です。さすがに、この措置には開いた口がふさがりません」(テレビ制作関係者)  同局では、2人の不倫報道に関して、「プライベートなことですので、特にコメントすることはございません」としてノーコメントを貫き、騒動への謝罪もなし。これでは「不倫に寛容な局」といわれて当然だし、今後も不倫に手を出してしまう局員がいつ出てきてもおかしくなさそうだ。 (文=田中七男)

元乃木坂46・橋本奈々未、「引退原因」に黒いウワサ……芸能プロ役員からの「セクハラ被害」!?

 今年2月の公演をもって、芸能界を引退した元乃木坂46・橋本奈々未。同グループでトップクラスの人気を誇ったものの、突然の引退とあって、すでに“伝説のアイドル”と化している。芸能界から身を引いた理由については「弟の学費にめどが立った」と自ら説明もしていたが、知られざる原因の一端として、「関係者からのセクハラ被害」がまことしやかにささやかれているという。

 橋本にセクハラをしていたといわれるのは、Sという有力芸能プロダクションの役員。乃木坂だけでなく、本家AKB48や他グループの人気メンバーにも、立場を利用してプライベートな関係を持とうとする“曲者”なのだという。

「過去に運営側も、S氏に再三注意していましたが、セクハラまがいの言動を一向に止める気配がないようです。メンバーからも『突然楽屋に入ってこられた』『体を触られた』といった被害相談が相次いでおり、周囲も困り果てています。さらにこのS氏は、お気に入りのメンバーに『自分を味方につけておけば、スキャンダルが報じられなくなる』などと吹聴しているんだとか。実際には、そんなことないのですが……」(テレビ局関係者)

 S氏は、AKBや乃木坂を一部の番組にキャスティングする仕事を担っているというが、「中には、運営側に『あの人の言うことを聞かないと、干されるんですか?』と相談するメンバーもいるそう。それだけ、S氏はメンバーにとって脅威となっているんですよ。なぜ彼がいまだに大手を振って現場に出入りできるのか、理解不能です」(同)との声も出ている。

 そんなS氏は、乃木坂の中では、橋本が大のお気に入りだったそうだ。

「特に橋本と絡む必要もないはずなのに、執拗にLINEを送りつけたり、車で自宅まで送ろうとしたり……周囲はヒヤヒヤものでした。橋本の引退後は、彼女に連絡を取らないようS氏に注意するなど、一部関係者の間で、ピリピリムードが漂っていたものです」(芸能プロ関係者)

 結局、S氏と橋本の関係は世に出ることはなかったものの、運営側は“次なる被害者”が生まれてしまわないよう、一層警戒心を強めているという。S氏に鉄槌が下されるのは、果たしていつの日になるのか。

 

元SMAP・香取慎吾“隠し子疑惑”完全否定! 文春Twitter大荒れ「少年の家族に謝罪して!」

 元SMAP・香取慎吾が、8日に生出演した情報番組『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)で“隠し子疑惑”を完全否定した。

 ゲストの歌手・星野源と「新しく挑戦したいこと」についてのトークで、香取は「僕、お花見挑戦したいんですよ。今まで(経験が)ないから。友だちの子どもと行きたいの。隠し子だと言われてる友だちの子どもと」と発言。スタジオにスタッフの爆笑が響く中、カメラ目線で「隠し子じゃないんです。友だちの子どもなんです。困ってます!」と続け、さらに「(恋ダンスを)その友だちの子どもに教えてもらってますよ」と星野に告げていた。

 この発言を受け、少年とのツーショット写真を掲載した「週刊文春」(文藝春秋)にSMAPファンが大激怒。同誌の公式Twitter宛てには、「一般の子どもが可哀想です。謝罪してください」「一般人の12才の少年を無断で記事に掲載した罪をどう償うつもりですか?」「文春は本人と迷惑をかけられた少年、少年家族に謝罪してください」と、詰め寄るようなコメントが相次いでいる。

 6日発売の「文春」は、「香取慎吾20年恋人と“謎の少年”」の見出しで6ページにわたり記事を掲載。1997年から同棲しているという女性との様子や、“謎の少年”と夜の遊園地で遊ぶ香取の写真を掲載している。

「これまで、自身のことは何を書かれても沈黙を続けてきた香取だけに、テレビで否定するのは異例。ファンは『無言を貫いてきたプロフェッショナルな慎吾に、ここまでさせるなんて……』と、『文春』への怒りを露わにしている。ただ、当然『文春』もジャニーズ側が否定することは織り込み済み。“隠し子”と断定した書き方はしていません」(芸能記者)
<!– Separator for PageBute –>
 また、『SmaSTATION!!』といえば、先月の放送で「4.22CHANGE」と意味深なテロップが表示されたほか、番組公式サイトには現在、次回15日の放送内容として「番組内で『重大発表』があります。どうか、お見逃しなく」の案内が。これがファンをザワつかせている。

「木村拓哉以外の元SMAPメンバー4人は、近くジャニーズ事務所を退所すると言われており、『SmaSTATION!!』の重大発表はそんな元メンバーの移籍問題に大きく絡んでいる可能性も。当然、ジャニヲタは、香取がメディアから消えるのではないかとハラハラしている。そんな中、追い討ちをかけるように“謎の少年”報道が出たこともあり、『文春』への怒りが収まらないのでしょう」(同)

 香取が否定したことにより、ジャニヲタから「謝罪しろ」と迫られている「文春」。今後、さらなる展開もありそうだ。

カテゴリー: 未分類 | タグ:

ドラマ、映画より「Abema TVに出たい」って!? “芸能界最強”萩原聖人の麻雀愛が強すぎる!

ドラマ、映画より「Abema TVに出たい」って!? 芸能界最強萩原聖人の麻雀愛が強すぎる!の画像1
アルファエージェンシー公式サイトより
「最近、よく事務所の人が営業に走り回っているのを目にします。昔は黙っていても仕事が入ってきたんでしょうけれど、今は営業しても、なかなかいい役は回ってこないそうですよ。それなのに、本人は仕事よりも麻雀に夢中ですからね」(ドラマプロデューサー)  芸能界屈指の雀士と呼ばれている俳優の萩原聖人。これまでに『芸能界麻雀最強位決定戦 「THEわれめDEポン」』(フジテレビ系)で最多優勝に輝くなど、その実力はトッププロもうなるほどだという。 「それだけに、本人は俳優よりも麻雀の仕事ばかりやりたがるそうです。いま、彼のドラマのギャラは1話100万円くらいだと思いますが、1話撮影するのに4~5日拘束されて、事務所分が引かれると、手取りは60~70万円くらいでしょう。麻雀番組だと6時間生放送で、とっぱらいの100万円ですから。彼にとっては、麻雀のほうが割がいいと考えているんでしょう」(テレビ局関係者) 最近でも、佐藤浩市主演の話題作『LEADERS II』(TBS系)やWOWOWのドラマ『連続ドラマW ヒトヤノトゲ~獄の棘~』に出演するなど、精力的に俳優業をこなしているようにも見えるのだが……。 「それも、マネジャーが『麻雀の仕事もありますから!』と言って、機嫌を取っているようです(笑)。ただ、麻雀の番組に出ても優勝できなかったら途端に機嫌が悪くなって、八つ当たりするそうですから、たまったもんじゃないですよ。あまりにもギャンブル臭が強いので、CMのオファーもないですしね。そのせいか、時間があると雀荘に行ってフリーで打っていますし、常に麻雀雑誌を持ち歩いているそうです。最近の口癖は『Abema TVの麻雀番組に早く出たい』ですからね」(芸能事務所関係者)  麻雀がすべて、ということか――。

座席が存在しない!? デジタルチケット導入の『ジャニーズJr.祭り』で大混乱、ファンからは怒りの声も

 4月8・9日にさいたまスーパーアリーナで行われたコンサート『ジャニーズJr.祭り』にて、“デジタルチケット”が導入された。QRコードをスタッフに提示すると入場できる仕組みとなっているのだが、スクリーンショットでは入場できなかったり、当日にならないと座席がわからなかったりと、チケット送付時には「ジャニーズ事務所が転売対策に“本気”で取り組み始めた」とファンの間で話題になっていた。

 しかし、8日の公演でデジタルチケットに関するトラブルが多発し、会場は大混乱。転売対策への期待は一転……

■続きを読む

カテゴリー: 未分類

香取慎吾、『SmaSTATION!!』で“隠し子”否定に「胸熱」「証明した」とファン感動

 「週刊文春」(文藝春秋)の報道により、“隠し子”の存在が疑われていた香取慎吾が、4月8日放送の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)で完全否定した。番組内では報道に言及しただけでなく、元SMAPメンバー・森且行の名前や「久々に歌って踊りたくなった」との発言も飛び出し、ファンから感激の声が続出している。

 これまで、幾度となく「長く付き合っている彼女がいる」と報じられてきた香取。4月6日発売の「週刊文春」は、2歳年上の恋人・A子さんと広尾のカフェダイニングでデートする様子を伝え、香取が東京ドームシティ アトラクションズに“謎の少年”と訪れたことなどを詳報した。この少年は「A子さんとの間にもうけた子どもではないか?」と世間が騒ぎ立てる中、8日の『SmaSTATION!!』生放送で香取がこの一件に触れるのか、注目が集まっていた。

「昨年8月にSMAPの解散が発表された際、数日後の同番組内では解散に触れることなく番組が終了したため、今回も特にコメントせず番組が終わるかと思いきや、後半に香取が報道に斬り込みました。『この春、新しく挑戦したいこと』という話から、『僕、お花見に挑戦したいんですよ。今までないから』『あの、友達の子どもと行きたいな。“隠し子だ”と言われている友達の子どもと!』と、ぶっちゃけたんです。さらに、『隠し子じゃないんです! 友達の子どもなんです! 困ってます!』と語気を強めてコメントし、番組ゲストの星野源も同調して『そういうことなんですよ、皆さん!』などと、カメラ目線でアピールしました」(ジャニーズに詳しい記者)

 生放送ならではの発言に、現場のスタッフからも大きな笑いが起こり、ほかにも香取は「その友達の子どもに教えてもらってますよ」と、昨年大流行した星野の「恋」ダンスを一緒に踊っていると告白。少年はあくまで“仲のいい友達の子供”だと主張した。また、星野のヒット曲「SUN」が好きだという香取は、「昨日今日ずっと聞いてて、久々に……歌って踊りたくなった!」と言い、最後に星野と「すべては思い通り Ah Ah~♪」と同曲のワンフレーズを熱唱。このように、番組内で香取はさまざまなメッセージを発信した。

「番組の特集は、星野が生まれ育った埼玉県の“混雑スポット”で、VTR中に川口オートレース場の話題が出ると、香取はオートレーサーに転向した森を思い出したのか、ボソッと『森くん』とつぶやいたんです。すると、香取の言葉に星野も反応し、『このオートレース場に、うち八百屋だったんですけど、野菜納めてて。大スターでした、森さん』と、コメント。香取は『へぇ~』と驚きながら、うれしそうな笑顔を浮かべました。スタジオの音声はかすかに聞こえる程度のボリュームでしたが、香取ファンはこのやりとりに歓喜していましたね」(ジャニーズに詳しい記者)

 今回の放送を受けてファンは「『森くん』とつぶやき、隠し子を穏やかに否定し、歌って踊りたいと言ったこと。生放送での心のこもったメッセージに胸熱だった」「解散報道や引退だと騒がれたとき、慎吾は沈黙を守ったけど、隠し子については全面否定。それはきっと友達とその子どもに迷惑がかかるからだと思う」「引退に追い込む記事にNOを出した! 慎吾は歌いたくて踊りたくてお仕事がしたいって証明してくれた」などと感動。

また、星野に対しても「今日のゲストが星野さんでよかった。温かかったなぁ」「慎吾の『森くん』の言葉に『大スターでした』って言ってくれたり、嘘記事の件を一緒に否定してくれてありがとう」と、感謝の声が上がっている。

 一部では「芸能界を引退し、画家に転向する」ともささやかれている香取だけに、ファンはこうしたメッセージに安堵している様子だが、果たしてこの“隠し子騒動”はこれで無事収束となるのだろうか。