今回紹介するのはNGT48の「青春時計」(アリオラジャパン)である。NGT48。AKB48グループの妹分として、2015年8月に活動を開始した、新潟を拠点としたアイドルグループである。ローカルアイドルというのは今ではまったく珍しくなくなったが、その中でも新潟は、Negicco、RYUTistなど、すでに地元での人気も十分で、全国区で活動しているアイドルを輩出している地域だ。 ヒップホップには「地元」を意味する「フッド」、「◯◯の地域を代表する」「◯◯から来た」というような意味の「レペゼン」といった、自分の住む地域に関する用語が存在する。そしてMCたちは、自身のラップで地元を語ることも多い。しかし、そもそも日本語ラップは、最初は東京、主に渋谷などを中心とした文化だった。 やがて、そのカウンターとして地方からも著名なヒップホップのアーティストが誕生する。地方と東京の相互の関係性の中で、日本のラップは盛り上がりを見せてきたという歴史がある。その地方ラップの代表格が北海道で活動を続けていた、THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)。彼らのファーストアルバム『STILLING, STILL DREAMING』(STRAIGHT UP RECORDS)は、江戸時代アイヌ民族が幕府に起こしたシャクシャインの乱をもじった「SHOCK-SHINEの乱」という曲が収録されているなど、東京中心のヒップホップシーンに対する攻撃的なリリックがふんだんに盛り込まれ、彼らの登場によって地方のシーンにも注目が集まるようになった。 最近では、特定の地域からアーティストが続々登場し、注目されることも珍しくなくなった。ローカルアイドルもまた、全国放送のテレビ局も集中する東京で活動するアイドルに対するカウンターであるし、すでに有名なアイドルも多い新潟から、AKB48グループからとはいえアイドルがメジャーデビューするというのは、アイドルシーンが下火と言われるようになった中でも、新潟のアイドルシーンが依然として盛り上がっていると証拠だろう。 さて、そんな“レペゼン新潟”のNGT48。彼女たちと同じ日にお披露目された欅坂46は、瞬く間に「サイレントマジョリティー」(Sony Records)でメジャーデビュー。デビュー曲から大きく話題をかっさらい、その勢いは落ちることなく、先陣を切るAKB48を追い越す感すらある。17年3月までメジャーデビューを待たなければならなかったNGT48と比べると、テレビの出演も多く、すでに両グループには大きな差ができてしまっている。 欅坂46は、姉妹グループ乃木坂46とともに、どちらもその名に東京のド真ん中にある坂の名前を冠した、“レペゼン大東京”のグループ。対するNGT48には、ブルーハーブの如く東京のシーンに殴り込みをかけるような勢いはなかった。 デビュー直後から、東京ではなく新潟での活動に重きを置いてきたNGT48。現在の冠番組もローカル局がほとんど。地元の企業とのタイアップも多く、まさに地元に根を張った活動を続け、満を持してのメジャーデビューというわけである。 そんなNGT48のメジャーデビュー曲となる「青春時計」。その独自の路線が賛否両論を呼び起こしている。一体どんな楽曲なのだろうか。一度聞いてみてほしい。 冒頭からリズムに合わせてなんとなくしゃべっているだけのようなラップから始まる。韻を踏んでいるわけでもなく、何かを語りかけてくるようなラップに、いつの間にか音程がつき、気付くとどこか懐かしいメロディのサビにたどり着くという展開。サウンドも、アコースティックギターのコード弾きとシンプルなピアノのバッキングが中心で、まるでフォーク歌謡曲のようだ。 この「ラップ」と「フォーク」の組み合わせ。それは、これまでの秋元康がプロデュースするアイドルグループが試してきた楽曲の方向性のひとつの集大成なのではないかと僕は思う。 たとえば「ラップ」でいえば、おそらくAKB48の「ハイテンション」(キングレコード)、少し前であれば「Green Flash」(同)だろうか。「別れの日近づいたことくらい/わかってたはずになぜ辛い?」というラインでは、「くらい」と「辛い?」と語尾で韻を踏むだけでなく、「別れ」と「わかって」の文頭で韻を踏んでおり、作詞家としての秋元康の力量を感じさせる。 一方、「フォーク」の要素。ラップに比べると、フォークは決して昨今の音楽シーンで大きくトレンドとなっているサウンドではないが、なぜだか秋元康プロデュースのアイドルグループは意識的に最近の楽曲にそれを取り込んでいるように思う。たとえば、「恋するフォーチュンクッキー」以降その傾向が如実に現れている。特に、NHK朝ドラ『あさが来た』の主題歌「365日の紙飛行機」の歌い出しは、往年の名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」と非常によく似ている。 このあとに、フォークソング路線を完全に押し出した「翼はいらない」(キングレコード)をリリース。いずれにせよ、秋元康がフォークソング路線を取り入れることを模索していたことは間違いないだろう。 意識的に取り込んできた「ラップ」と「フォーク」の要素。フォークのような懐かしいメロディラインと言葉遣い、そしてそれに合わせたアコースティックなバッキング。このトラックにラップ然としすぎない女の子のラップを乗せることで、単なる「ラップを取り入れた曲」でも、単なる「フォーク路線」でもない楽曲が完成した。ここ数年の楽曲の変化は、この曲のためにあったのではないかとさえ思えるくらいだ。 NGT48がこれから、この「ラップ×フォーク」路線を延々と続けていくわけではないだろう。だが、このゆるさと懐かしさと若さが絶妙に折り重なった楽曲の魅力は、そのままNGT48の魅力のひとつになっていくのではないか。 一方、我々ラッパーには「ラップ×フォーク」と聞いて、思い起こさずにはいられないアーティストがいる。MOROHAである。最近ではCMのナレーションもしているので、聞いたことがある人も多いのではないだろうか。 アコースティック・ギター一本のバッキングと、そこに乗せる暑苦しい叫びに近いラップだけで活動を続けてきた彼ら。ラップ担当のアフロは中島みゆきが大好きだそうで、彼らの楽曲のフォークのような質感は、そういった嗜好から来ているのかもしれない。また、アフロは先に紹介したブルーハーブにも大きな影響を受けている。 12年ごろは、ヒップホップアーティストとも共演していたのだが、現在ではロックバンドとの共演のほうが多く、日本語ラップシーンとは離れた存在。クラブでは「ギター?」と、ライブハウスでは「ラップ?」と言われてきた過去をMOROHAは辿ってきた。 彼らもまた、地方の長野県で結成。しかし、ブルーハーブと同じように札幌に根を張るのではなく、東京へ飛び出すことを選んだ。NGT48はこれからどうなっていくのだろうか。新潟に根を張った活動を続けていくのか、それとも全国を意識した活動が増えていくのだろうか。どちらを選んでも、自分たちを信じ独自の楽曲を作りパフォーマンスし続けてきたMOROHAのように、力強く突き進んでいってほしい。 (文=MC内郷丸) Twitterアカウントは@bfffffffragile MC内郷丸の「ほんと何もできません」https://synapse.am/contents/monthly/uchigomaru 青春時計(TypeA)(DVD付) レペゼン新潟! ハッ!「青春時計」(アリオラジャパン)
月別アーカイブ: 2017年4月
「ちゃんとした料理を作らなきゃ」「ていねいに暮らさなきゃ」、“料理”に自分で呪いをかけてない?
春は、一人暮らしを始める人が多い季節。それまで日常的に家事をしていなかった人ほど、料理や掃除を伴う初めての「生活」に戸惑い、早々に疲れてしまうだろう。今回紹介する「台所」に焦点を当てた日米の2冊は、そんな新生活にストレスを感じている人、そして、自分は「料理が苦手」だと思っている人に読んでほしいノンフィクションやエッセイだ。
■『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(キャスリーン・フリン著、村井理子訳、きこ書房)

『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』は、タイトルだけ見ると、“料理ができない女=ダメ女”と、本に叱られそうで敬遠してしまう人もいるかもしれない。本書は、むしろ、そんな女性に寄り添い、パワフルに力づけてくれるノンフィクションだ。
世界的に有名な料理学校「ル・コルドン・ブルー」を37歳で卒業した著者が、料理に苦手意識がある「普通の女性」10人に料理の基礎を教えることで、彼女らのキッチンや食生活がどう変わったかをリポートした本書。彼女らを「ダメ女」と呼ぶのは、著者ではなく、「料理ができない」ことがコンプレックスになっている生徒たち自身だ。生徒は、20代から60代までの女性。一人暮らしで自炊は難しいと思っている女性、子どもを持つワーキングマザー、経済的に困窮して自炊の必要性を感じ始めた弁護士など、立場や事情はそれぞれ違うが、料理に苦手意識を抱えている。
包丁の使い方、基本的な肉・魚・卵料理、パスタソースの作り方や簡単なパンの焼き方、残り物でさっと料理をするコツ。そんなシンプルな技術を学ぶことで、彼女らは、自らが「料理をする」というハードルを、無駄に高くしていたことに気づく。出来合いで済ませているパスタソースやドレッシングを手作りすることは、「すっごく難しいこと」なのか。生徒たちは、学べば学ぶほど「知っていたら絶対自分で作る」「こんなに簡単なの?」と口にする。
さらに著者は、レッスンを通して、料理を作れない人が増えている背景や、インスタント食品やファストフードの普及がもたらした現代人の健康被害、米国の「食」をめぐる社会問題に触れる。本書では、外食やレトルト食品のデメリットも語るが、「絶対に使うな」という立場ではない。「何から何まで手作りしなければダメだなんて、うそっぱちだよ。(略)インスタントのツナキャセロールと、“トップ・シェフ”の間に、あなたにとって心地よい場所を見つければいい」と、選択肢を広げることの重要性を説く。多忙な育児や仕事の合間に、数時間かかるような料理を作ることは難しい。けれども、買い物に出るよりも短い時間で、外食より安く簡単な食事が作れるのに、「方法を知らない」というだけでインスタント食品に手を伸ばす人が多いことに警鐘を鳴らすのだ。
終盤では、10人の生徒の“その後の台所の様子”を追う。全員が日常的に台所に立つようになり、食への意識を大きく変えていた。生徒の1人、母親の影響で「料理なんて自分にできるはずがない」と思っていた61歳の精神科医は、自宅を訪ねてきた著者に語る。
「まさか私があんなに美しいものを作れるなんて。自分だって信じられなかった。私の年齢でも、変わることができるなんてすばらしいことだわ。この年になっても、自分を驚かせることができるのよ」
“料理ができない女=ダメ女”ではない。けれども、料理の技術は、人生の質を確実に上げてくれる手段のひとつだ。そして、料理に限らず「できないと決めつけていたこと」が簡単にできるようになる体験は、何歳になっても、その人に新たな自信を与えてくれる。料理が苦手だと思っている人にとって、本書は料理の基礎を教えてくれる実用書であり、かつその苦手意識を自信に変えてくれる本になるだろう。
■『男と女の台所』(大平一枝、平凡社)

『男と女の台所』は、『ダメ女~』の段階を越えて、食と自分との“心地よい場所”を見つけ出している人々の半生と、19の台所を静かに写し出した1冊だ。
有名無名問わず、料理や食、生き方に哲学を持つ人々のインタビューと共にその「台所」を写真に収めた本書。撮影された台所は、完璧に整えられたモデルルームにあるキッチンとは違う、それぞれの魅力であふれている。54年間連れ添う団地暮らしの夫婦の台所、人気ブロガー女性の台所、40代女性と20代男性のカップルの台所、3人の子どもを育てるシングルマザーの台所、路上生活する夫婦の台所、同性カップルの台所――取材された人も、台所の広さも新しさもまちまちだが、それぞれ自分にしか送れない確かな生活の佇まいをバリエーション豊かにのぞかせる。
持ち主の顔が映った写真はなく、台所に立つ後ろ姿がほとんど。しかし、料理経験や台所をきっかけに語られる、恋愛や夫婦関係についてのインタビューが、その人の飾らない人となりを描き出す。
離婚後、何を食べてもおいしいと思えず、料理も作らなくなった女性が回復するまでを語ったり、義母の手を借り、働きながら育児をこなしたシングルマザーが「上手に迷惑をかけて、助け合う方がお互い楽になれる」と語ったり――。料理や台所の話をしているはずなのに、不思議とそこには、倦んでしまいがちな中年期・老年期をしなやかに生きるヒントが詰まっている。
特に印象深く描かれているエピソードは、共働き家庭で2児を育てる40代の女性を取材した一篇「ていねいになんて暮らせない」。仕事に家事に育児に多忙の中、「ていねいにできない自分をせめずにはいられな」かった女性が、夫の作る簡単な朝食やおにぎりをきっかけに「人それぞれ持って生まれた性質があって、自分に合った方法でいい」と気づき、「ていねいに暮らさない自分」に罪悪感を持たないと割り切る決心を描く。バブル崩壊後、特定の世代に根強くかけられている、“ていねいな暮らし”という呪いから解いてくれる短編小説のような読後感を残す。
台所から生まれるものは、おいしい料理や笑顔だけではない。思うようにいかない苦しい日々も、泣きながら作ったおいしくない料理もすべて呑み込んで、地道に生活を続けるための場所だ。新生活に戸惑い悩む人たちにとっても、台所が苦手な場所でなく、ゆっくりと大切な居場所になることを祈りたい。
(保田夏子)
韓国の交番は名ばかり? 警察官のトンデモ発言「凶悪犯罪から身を守るため、施錠している」
日本には地域住民の安全を守るために各所に交番が設けられているが、韓国にも「治安センター」と呼ばれる交番のような場所が存在する。だが、この治安センターを交番と同じように頼りにしていると、痛い目に遭う可能性が高そうだ。ソウル新聞によると、2003年から導入された治安センターは、いまや有名無実となっているというのだ。 同紙がソウルにある治安センター10カ所を2日かけて取材した結果、ドアが開いていたのは1カ所のみ。残りは鍵が閉められているか、居留守を装っていた。近所の住民たちも「中に警察官がいるのを見たことがほとんどない」「本当に運営しているのか疑わしい」と証言している。 鍵が閉められ、電気すらついていなかった某所の治安センターでは、人の気配に気づいた警察官が、奥からのそのそと出てきた。地域住民が相談に来るかもしれないのに、なぜ鍵をかけて「いたのかと聞くと、「凶暴な事件が多くて、それを予防するために閉めている。警察も、自らを守らなきゃいけない」と返答。仮にも警察官として働いている者とは思えないセリフだった。 2016年の調べによると、韓国全土には1,065カ所の治安センターが存在する。センター長に任命されるのは引退間近の警察官で、年収は6,000万ウォン(600万円)と高額だ。しかし、年収に見合う業務をこなすどころか、職務怠慢も甚だしい。 実のところ、警察内部でも治安センターに対する不満が高まっているようだ。 「引退した警察官に月給80万ウォン(8万円)で任せば十分な仕事なのに、まさに血税の浪費。警察は人材不足なのに、治安センター長だけは無為徒食といったところです」(警察関係者) このニュースを受け、ネット民からは「韓国には、お金がないんじゃない。こういう税金泥棒が多いのだ」「某治安センターに行ったら裏側に小庭があって、鶏を飼っていた。もはや老人ホームだったよ」「最高の職場だね」「凶悪犯罪者が怖くてセンターの鍵を閉めたってのは、ギャグだよな?」「引退間近の警察官が集まる、休憩所のようなもんだな」といった皮肉のコメントが寄せられている。 ちなみに、2014年には、男に追われていた女性が治安センターから約100メートルのところで無残に殺害された事件があったが、その時も治安センターには誰もいなかったことが問題になった。 もし韓国で何かのトラブルに巻き込まれても、頼れる治安センターに出会うのはほとんど不可能だと覚えておいたほうがいいかもしれない。 (文=S-KOREA) 関連記事 ・ソウルの夜の街で酔っ払い対策に追われる韓国の“美しすぎる新米警察官” (http://s-korea.jp/archives/8842?zo) ・外国人女性の被害続々…“女性観光客にとって危ない国”に落ちた韓国 (http://s-korea.jp/archives/5821?zo)イメージ画像(Thinkstockより)
SMAP解散、『嘘の戦争』を経て……草なぎ剛の現在は「こんなに時間があるのは初めて」「主婦みたいな生活」
1月期の連続ドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)で、過去に家族が殺された事件の関係者たちに復讐する主人公を熱演し、高い評価を受けた草なぎ剛。グループの活動が消滅したこともあり、ドラマ終了後の現在はゆとりある毎日を送っているようだ。
ドラマ終了からおよそ1カ月が経過したが、草なぎは「月刊ザテレビジョン」2017年6月号(KADOKAWA)の連載「草なぎ剛のお気楽大好き!」で、「最近は好きなギターをいじったり、クルマに乗ったり、友達とゴハンしたり。こんなに時間があるのは今までなかったからね。朝起きて、日が出て……
坂口杏里とタレント医師・脇坂英理子が奪い合ったナンバーワンホストの魅力とは?
ホストクラブに行ったことがない人間からすると、なぜ、身を滅ぼすほどにホストに金を使うのかがわからない。しばしばテレビや雑誌に登場する人気ホストたちが、そこまで入れあげるほど魅力的にも見えない。水商売や風俗嬢なら「同業者だからホストとは気が合う」と感じるのかもしれないが、坂口は大女優の娘、脇坂は医師。2人とも小学校から名門私立に通い、なに不自由なく育ったお嬢様たちだ。そういう彼女たちが奪い合った人気ホストXはどういう人物か。Xと接したことがあるというノンフィクションライターの杉浦由美子さんに話を伺った。
■華やかさと健康的で気さくな雰囲気を兼ね備える人
――Xは歌舞伎町のトップクラスの人気ホストで、テレビのバラエティにも出ていました。出演番組を見ましたが、チャラくて、容姿も個人的にはかっこよく見えなかったんですが……。
杉浦由美子さん(以下、杉浦) カメラを通して映える顔と、実際、近くで見て美しい顔は違います。芸能人は、カメラを通した時に魅力が発揮できる容姿や資質を持っていますが、ホストたちはカメラを通すと魅力はないけれど、実際に会うと本当にかっこいいんですよ。私は仕事柄、芸能人にも会いますが、実際に間近で見て最もかっこよかったのは、歌舞伎町のホストたちでした。彼らの魅力はテレビや雑誌を通してではなく、直に会って横に座ってもらわないと味わえない。そのためにはホストクラブに行って指名しないといけませんよね。
――このXも実際に会うとそんなに美形なんですか?
杉浦 純粋にルックスだけだと、Xさんは見劣りしました。ほかのホストが美形揃いすぎたんですけどね(笑)。でも、ジャニーズのスターをスタイルよくしたような男子が並んでいた中で、Xさんはフェロモンがすごかったので、強烈なインパクトがありました。
――フェロモン? オーラみたいなものですか?
杉浦 そうですね。同行した若い女性編集者さんは怖がって、Xさんに近づこうともしませんでしたね。確かに20代の女子だと同じ空気を吸っただけで妊娠しそうなフェロモンを放っていました。テレビでは軽薄でナヨッとして見えますが、実際はその真逆です。ロックスターのような華やかさと、健康的で気さくな雰囲気を兼ね備える人でした。
――「健康的」とホストは結びつかないイメージがありますが……。
杉浦 ホストの前職はモデルや美容師などが多いそうですが、Xさんの前職は木工大工です。ホストクラブの情報サイトで、新人ホストが「普通、ナンバーワンのホストは僕らを相手にもしてくれないのに、Xさんは面倒見がいい」とコメントしていましたが、大工さんは後輩の面倒を見ますよね。歌舞伎町にいても、職人気質を捨てなかったんじゃないでしょうか。彼の腕の筋肉もスポーツクラブで人工的に鍛えたものではなく、建築現場の仕事で作り上げていったナチュラルなマッスルでした。
また、ホストをやっていることを親に隠している人もいますが、Xさんはご両親も息子がナンバーワンホストになったことを心から喜んでいたようです。特にお母さんは元クラブ歌手で、「私の遺伝子のおかげでお前はナンバーワンになれた」と言ったとか。つまり、両親も彼もホストクラブは“エンターテインメント業”と捉えていたんでしょうね。仕事にも前向きで、とにかく明るかったですね。
■都会育ちのお嬢様には見たことない生き物
――なるほど。しかし、坂口も脇坂も超がつくお嬢育ち。そういう女性たちがなぜ、あそこまで彼にハマったんでしょうか?
杉浦 見たことない生き物だったからじゃないですか。小学校から名門私立に通っていた箱入り娘からすると、Xさんみたいな男性は新鮮だったんでしょう。ロックスターみたいなオーラを出しながら、後輩の面倒もみる“気のいい大工さんのあんちゃん”要素もある。都会育ちのお嬢様が地方出身の苦学生に惹かれるってよくあるんですが、そういうパターンだったのかもしれません。
それがこんな大きな騒動に発展したのは、やはり、彼女たちとXさんとの関係が“お金”の上に成り立っていたからでしょう。Xさんはとっくに一生遊んで暮らせる分を稼いでいるはずなのに、ホストをやり続けるのは、彼にとって歌舞伎町の店のナンバーワンでいることこそが自己実現だからでは。トップクラスのホストは本命の恋人をつくらないんですが、理由のひとつは、客を愛せなくなるからだとか。彼らは自分の自己実現を支えてくれる太い客を本気で愛さないとならないんですから。お金を出せば愛してくれる男性って日常的にまず存在しないでしょう。この世で数少ない“お金を使えば愛してくれる男”を好きになってしまったところに、今回の2人の悲劇はあったのだと思います。
(水野妖子)
「宮根は人をバカにしてる」「古館は古臭い」実は苦手な“人気男性アナ”ランキング
アナウンサーも、見た目やキャラクターでアイドル並みの人気を得る時代。その風潮は女子アナに限らず、「佇まいが堂々としている」「トークがうまい」「イケメン」など、持ち味を生かして高い人気を誇る男性アナウンサーも多い。昨年末、オリコンが発表した恒例の「第12回 好きな男性アナランキング」のトップ5を見てみると、第1位が桝太一(日本テレビ)、第2位が羽鳥慎一(フリー)、第3位が武田真一(NHK)、第4位が古舘伊知郎(フリー)、第5位が宮根誠司(フリー)という並びになっていた。しかし、正直なところ、そんな人気男性アナに苦手意識を抱いている人も少なくないのではないだろうか。そこで今回は、この5名の人気アナを大正に「実は苦手な人気男性アナウンサーは?」というアンケートを実施した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:男性・年齢不問/調査期間:3月16~3月22日/有効回答数:100)

42票で圧倒的1位に君臨したのは、フリーアナウンサーの宮根誠司。
「大阪人特有の粘っこさと、申し訳ないですが顔が苦手なんです」(44歳/女性)
「関西のノリが適当そうに感じるし、パターンがもう決まっているように思う」(48歳/女性)
「関西弁がどうしても許せない。報道をやっている以上、もっと正確に表現してほしいし、本人の感想を聞きたいわけではない」(29歳/女性)
など、関西のノリとしゃべりが一部の視聴者には受け入れ難い様子。ただ、「関西代表みたいに全国放送にいきましたが、関西のイメージが悪くなるのでやめてほしい」(35歳/男性)との声もあり、関西人だからというよりも、宮根の人柄そのものに苦手意識が芽生える様子がうかがえる。
では、宮根のどんな人間性が嫌われているのだろうか? 目立ったのは、「人をバカにしたような話し方と、偏りのある考え方や意見にイラっとすることがある」(35歳/女性)「言うことが軽すぎる。芸人としての才能はあるかもしれないが、アナウンサーとしては微妙。もう少し慎みを持った方がいいと思う」(26歳/女性)「アナウンサーというより、芸能とゴシップ記者を合わせたみたいなちょっと大げさなしゃべりが苦手」(34歳/女性)など、話し方に抵抗があるという意見。
また、「不倫の件は歯切れが悪かったのに、ほかのことがズバズバ言う。お天気アナウンサーをいじめすぎ」(33歳/女性)「スタッフに対して当たりが強くて怖い。無意味なことにこだわってリポーターに質問を何度も繰り返すので嫌いになった」(34歳/女性)など、「自分が一番すごい、自分がいちばん偉いというようなエゴな感じがにじみ出ている」(27歳/男性)ところが、「上品な感じがしない。嫌いではないが、たまに見るくらいでちょうどいい」(21歳/女性)と感じさせるようだ。
次いで2位にランクインしたのは、30票を獲得したフリーアナウンサーの古館伊知郎。アナウンサー就任直後から、プロレスの実況中継で名を馳せた古館だけに、当時を知る世代は「ニュースを読んでもプロレス中継のような話し方」(69歳/男性)との印象が。また、当時を知らない世代にも、「ものすごく知識を蓄えているのはすごいが、しゃべりだしたら止まらない感じが苦手」(19歳/男性)「知識の押し売りがしんどい。聞いていてもとにかくしんどい」(28歳/女性)など、“古舘節”とも言われる独特のしゃべりが仇となる結果になった。
また、キャリアを重ねているがゆえに「古臭い。タイムスリップしたような気分になる」(31歳/女性)「貫禄はあるが、考えが凝り固まっているようで柔軟性に欠けると思う」(24歳/女性)と、「主張が強く、とても嘘くさい印象」(38歳/女性)を与えてしまっているのも否めない。「世間では面白いトークをするという評価ですが、個人的には話の長い人」(48歳/男性)というのが、昨今の共通認識になりつつあるようだ。
3位は14票でフリーアナウンサーの羽鳥慎一がランクイン。イケメン、高身長、高学歴と3拍子揃っていながら、驕らない態度が女性を中心に高い人気を得た羽鳥だが、「離婚、再婚の経緯など、ゴシップネタがどこまで本当かはわからないけれど、それまでの爽やかなイメージがなくなった」(39歳/女性)「顔がイケメンなので得していると思うが、離婚後すぐ再婚したときに計算高い人なのかと思った」(34歳/女性)と、離婚と再婚の経歴が「いかにも誠実そうだけど、実は腹黒そう。自分を高く売ることに長けていそうなイメージ」(60歳/女性)を与えてしまう結果に。
また、イケメンと言われるルックスも「目力がありすぎて朝見たくない」(37歳/女性)「目が笑ってないし、充血していて怖い。闇が深そう」(21歳/女性)に見えてしまうよう。「24時間テレビでの泣き顔も、汚いから苦手。もう少しきれいに涙を流してほしい」(21歳/女性)といった声も出ていた。
4位は9票で日本テレビアナウンサーの桝太一。誠実なイケメンとして幅広い世代から支持を得ている桝だが、「真面目すぎて遊びの部分が少ないので、見ていて息苦しくなる」(41歳/女性)との声多数。また、あまりの誠実ぶりに「真面目なイメージだが、本当は腹黒そう。奥さんの尻に敷かれているのも本当なの? と、気になる」(39歳/女性)「とても温厚そうでいい人だと思うが、なにか考えがありそうで怖い」(27歳/女性)など、「物腰の柔らかそうな感じが、偽善者っぽい雰囲気」(46歳/男性)に映ってしまっているのかもしれない。
5票で5位に留まったのは、NHKの武田真一。4位の桝同様、「遊び心がなくて少し堅い気がする」(60歳/女性)「NHKのアナウンサーなので、とても堅物なイメージがある」(31歳/女性)と、遊び心のなさが苦手意識に繋がる結果となった。
上位3名をフリーが独占することとなった今回の結果。苦手と意識されるのは、それだけ影響力があることの表れかもしれない。
宮根誠司
・「大阪出身なのに東京弁になったり関西弁に戻したりして、つかみどころがない」(70歳/男性)
・「局アナ時代から知っているが、あの押しつけがましさと無遠慮さがどうしても好きになれない」(48歳/女性)
・「過去のスキャンダルである不倫と隠し子騒動からあまりいい印象を持っていない」(44歳/女性)
・「ねちねちした話し方となれなれしい感じが、アナウンサーではないと思う」(32歳/女性)
・「ニュース番組の司会のときなど自分の意見を言うことが多いが、共感できることが少ない」(21歳/男性)
古館伊知郎
・「プロレスやF1の実況をしているときは好きだったが、今は自分の考えを押し付けるような感じでまくしたてるので苦手」(45歳/女性)
・「髪型がおばちゃんみたいで気になって仕方がない」(43歳/女性)
・「トークやバラエティになると、キャラが出すぎで番組全体が彼のカラーになってしまう」(25歳/女性)
・「実況中継を得意げに披露しているが、何を言っているかわからないし、うっとおしい」(37歳/女性)
・「へらへらしすぎ。早口すぎて何を言っているのか聞き取れない。そこがウリなのかもしれないが、伝えるという仕事のプロならもっと視聴者の心に届く話し方をするべき」(49歳/女性)
羽鳥慎一
・「最近はどうも残念な軽口が多く、人がしゃべっているのにもかかわらず出しゃばって口をはさむ。そういうところが嫌い」(57歳/男性)
・「以前よりもぽっちゃりしてきて、私生活が乱れているのではないかと心配になる」(33歳/女性)
・「笑顔が嘘っぽく映る映るときがチラホラ…。実はかなり腹黒そう」(27歳/女性)
桝太一
・「人間性に問題があるようなイメージ。昔よりはましになったようだが、本質は変わっていないと思う」(42歳/男性)
・「真面目すぎる感じがある。ふざけていても目が笑ってないように見える」(30歳/女性)
武田真一
・「特に苦手なアナウンサーはいないので、知らない子にした」(49歳/女性)
【アンケート概要】
■調査地域:全国 ■調査対象:男女・年齢不問 ■調査期間:3月16~3月22日 ■有効回答数:100サンプル
【企画協力】
Re;Light
メルカリ「北朝鮮バッジ」大量出品の裏で詐欺事件も? 被害者が怒りの告発!
現金やチャージ済み「Suica」出品で問題 となったフリマアプリ「メルカリ」で、金日成主席、金正日総書記のツインバッジが続々と出品されている。北朝鮮情勢が緊迫化する中、一時は1個1万円以上でバカ売れしていたというから驚きだが、中国製のパクり金日成バッジを売り出す詐欺師も出現! 被害者を直撃すると「モノがモノだけに、警察にも相談できない……」と泣き寝入りなんだとか。 メルカリにバッジの出品が相次いだのは、今年1月ごろから。2011年末に金正日総書記が死去した後に登場した、金親子がダブルでほほえむタイプが高値で出品された。 北朝鮮ウオッチャーの男性は「国旗をモチーフにした親子バッジは当時、2つで6,000円くらいだった」と振り返る。バッジには北朝鮮で暮らす人がつけるものとは別に、在日朝鮮人が祖国訪問の際につけるものがある。メルカリには後者が圧倒的に多く、「朝鮮学校の生徒らが、修学旅行代わりに行く祖国訪問の際につけたバッジのようだ」(同)という。 バッジはあっという間に売れ、その後も「バッジは高く売れる」という評判が在日のセセデ(新時代=若者)に口コミで伝わり、出品が相次いだ。その都度、マニアが購入し、実勢価格は1万円前後まで上がったという。 前出の北ウオッチャー男性も、それを購入した1人。「出品者は住所が『神奈川県』と表示されていたのに千葉の消印、しかも普通郵便で差出人の記載がなく、郵便事故で紛失していたら大損だったよ」と、ヤフオク!などではあり得ない匿名取引に驚いたという。メルカリに出品された在日朝鮮人用のバッジ
「詐欺師にやられかけた!」というのは、別のマニア男性。金日成バッジの裏に「朝鮮労働党第六回大会記念」と刻印されたレア物が1万1,000円で出品されていた。マニア男性は即決価格で入札したが、商品画像は別のサイトからの盗用、実物は中国製のインチキと判明。だが、「落札と同時にカード決済になるので、後の祭り。出品者にクレームを入れたところ『画像は参考用と断りを入れていた。よく読んでないアンタが悪い』と開き直った」という。盗用画像を掲載する出品者の出品
中国製のインチキバッジを「本物」と主張し、反論する出品者
マニア男性は警察に通報しようとしたが「金日成バッジ詐欺に遭ったと通報して、ヤバい思想の持ち主だと勘違いされると困る」と、泣き寝入りするしかないと悩んだというが、結局、メルカリ運営にメールで相談してキャンセルが成立。だが、詐欺師のアカウントは抹消処分とならず、今も存在しているという。 一時アツくなった金親子バッジ、さすがのマニアも複数は必要ないため、4月に入ってから、落札数は減少傾向に。一方で出品は相次いでおり、在日朝鮮人のがめつさを物語っている。盗用画像を「参考画像」と主張する出品者
AKB48・渡辺麻友『サヨナラ、えなりくん』の裏で……“きりたんぽ騒動”の戦犯俳優が降板!?
AKB48・渡辺麻友が主演する『サヨナラ、えなりくん』(テレビ朝日系)が、4月30日深夜にスタートする。当初は『サヨナラ、きりたんぽ』のタイトルで発表されていた同ドラマだが、ある“クレーム”がきっかけとなり、題名だけでなく内容まで変更して仕切り直すこととなった。
「当初の『サヨナラ、きりたんぽ』は、1936年に起こった“阿部定事件”をモチーフに、渡辺演じる主人公が出会った“最低な男たち”を成敗していくという内容で、男性の下腹部を切断するというシーンもあると伝えられていました。しかし、“きりたんぽ=男性器”を連想させ、『きりたんぽのイメージが悪くなる』と、秋田県からのクレームが入り、局がタイトルの変更を発表したんです」(スポーツ紙記者)
新たに発表された『サヨナラ、えなりくん』は、主人公の桐山さおり(渡辺)が交際男性の本性を見抜き、“特殊能力”によって懲らしめる……という内容で、タイトルだけでなく内容も変更。また、“えなりくん”役として俳優・えなりかずきもメインキャストに加わった。
「同ドラマは、企画・原作がAKB48の総合プロデューサー・秋元康氏であるため、今回の騒動を秋元氏の失態と思っている人も多いはず。しかし、実際に、秋元氏は当初のタイトルについて一切関与していなかったそうです」(芸能プロ関係者)
では、一体誰が“きりたんぽ”をタイトルとして提案したのだろうか。
「実は、同ドラマに出演予定だったユースケ・サンタマリアが、ドラマスタッフとの雑談中に思い付いたというんです。当然、『さすがにヤバいんじゃないか?』といった声もあったものの、本人からの強い推薦もあって採用。しかし、結局発表直後にあのような大騒動になってしまいました」(同)
そして局はタイトル変更を余儀なくされたが、改題版の発表と同時に、渡辺以外の共演者が公になった際、そこにユースケの名前はなかった。
「もともとユースケは男性俳優の一番手にキャスティングされていたので、えなりとチェンジになったとみられています。関係者の間では、『騒動の責任を取って本人が辞退したのでは』といわれているんです」(同)
こうしたトラブルを経て、ようやく放送開始にこぎつけた『サヨナラ、えなりくん』。主演の渡辺はこの逆境から、巻き返しを図れるだろうか。
岡田将生と加藤晴彦の小憎たらしい演技がいい感じのスパイスに? ドラマ『小さな巨人』第2話レビュー
長谷川博己が主演を務める連続テレビドラマ『小さな巨人』(TBS系)の第2話が23日に放送され、平均視聴率13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の平均視聴率13.7%から微減する結果となってしまいました。 まずは前回のおさらいを少し。ノンキャリアの中では異例のスピード出世を果たしていた警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)は、酒に酔った帰り、電子部品会社ナカタエレクトロニクスの社長・中田隆一(加藤晴彦)を飲酒運転の疑いで呼び止めた際、隆一の車を傷つけてしまいます。 それが“行き過ぎた捜査”とみなされてしまい、香坂は芝警察署に左遷させられることに。そして異動早々、隆一の父親で日本を代表するIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)の誘拐事件が発生。香坂は、ソリの合わない捜査一課長・小野田義信(香川照之)から、事件に首を突っ込まないように釘を刺されるのですが、その命令を無視して、所轄の刑事・渡部久志(安田顕)らと独自の捜査を開始します。 その結果、捜査線上には数日前に自殺した、隆一の恋人・風見京子(富永沙織)の父・康夫(長江英和)の名前が浮上しました。康夫は、京子が開発した監視カメラの画像システムの新規開発データをゴーンバンク社が奪い、自殺に見せかけて京子を殺したのではないかと疑い、和正を誘拐して真相を突き止めようとしたのです。 そのことを小野田に伝え、康夫に自首させるよう申し出た香坂ですが、小野田はゴーンバンク社の不正を隠蔽するために、ただの誘拐事件として処理することに。そして強制逮捕に踏み込み、康夫は逮捕される直前に服毒自殺を試みて意識不明の重体となり、「所轄 VS 捜査一課」という構図ができたところで、第1話は終了しました。 さて、ここから第2話がスタート。風見京子の死の真相が気になる香坂は、渡部を巻き込んで捜査を再開することに。そして、京子が飛び降り自殺をしたナカタエレクトロニクスの防犯管理担当の池沢菜穂(吉田羊)に会い、事件当日の監視カメラの映像を確認したのですが、屋上へと向かうエレベーターに乗るのは京子ただ1人。おまけに出退勤記録にも京子の名前しかなく、自殺説が強まる結果となってしまいます。 それでも諦めきれない香坂は、小野田に命じられてお目付け役として付きまと捜査一課長付運転担当の山田春彦(岡田将生)に頭を下げ、捜査二課に捜査依頼してくれないかと頼みます。内閣官房副長官をしている山田の父親の鶴の一声で捜査二課を動かし、企業犯罪の疑いでナカタエレクトロニクスに捜査のメスを入れようというのです。 その結果、池沢が、海外での心臓移植が必要な一人息子の手術費用と引き換えに、京子から開発データを盗むよう、隆一から依頼されていたことが発覚。また、京子が自殺した日の監視カメラの映像や出退勤記録を改ざんしていたことも明らかになります。しかし、京子の殺害に関しては否定。事件当日、もう1人いたことを示唆するのですが、ここで隆一と会社の顧問弁護士が現われてしまったため、真相究明とはならず。 後日、香坂は池沢を逮捕しようとするものの、第1話と同じく捜査一課に手柄を横取りされてしまうことに。しかも、ナカタエレクトロニクスに息子の手術費用を捻出してもらうのと引き換えに、罪をかぶるかたちで池沢は京子殺しを自供。再びゴーンバンク社の不正問題は暗中に帰することになってしまいました。 これを「所轄の失態」として、香坂を詰った山田は、わざわざ父親に頭を下げ、捜査二課を動かしたのは、出世のためだったと告白。捜査一課長になるため、トップになるためには手段を選ばないと豪語する山田と、そのやり方を軽蔑し、あくまでも正攻法で出世することを誓う香坂がバチバチとライバル心をぶつけ合うところで第2話は終了しました。 前回の放送から少し気になるのは、山田がストーカーのように、常に香坂に付きまとっている点。小野田からお目付け役を任されている体ではありますが、通常業務はないのでしょうか。それとも、捜査一課は人手が余っている部署なのでしょうか。ただ、隆一を演じる加藤晴彦同様、山田を演じる岡田将生の小憎たらしい演技は、ドラマ内でいい感じのスパイスになってきています。 また、今回の放送では、ゴーンバンク社の系列会社に警察幹部OBが天下りしているという情報もチラッと出されていたため、香坂はこれから、想像以上に巨大な闇と対峙していかなければならない予感も。 さて、そんなわけで第2話は視聴率が微減という結果になってしまったのですが、第3話の予告では、山田が香坂に向かって、「敵は味方のフリをする。我々の最大の敵はあの人だったんだ」と意味深な発言をするシーンもあり、新たな展開となるか、視聴率回復となるか、楽しみなところです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『小さな巨人』番組サイトより
岡田将生と加藤晴彦の小憎たらしい演技がいい感じのスパイスに? ドラマ『小さな巨人』第2話レビュー
長谷川博己が主演を務める連続テレビドラマ『小さな巨人』(TBS系)の第2話が23日に放送され、平均視聴率13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の平均視聴率13.7%から微減する結果となってしまいました。 まずは前回のおさらいを少し。ノンキャリアの中では異例のスピード出世を果たしていた警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)は、酒に酔った帰り、電子部品会社ナカタエレクトロニクスの社長・中田隆一(加藤晴彦)を飲酒運転の疑いで呼び止めた際、隆一の車を傷つけてしまいます。 それが“行き過ぎた捜査”とみなされてしまい、香坂は芝警察署に左遷させられることに。そして異動早々、隆一の父親で日本を代表するIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正(桂文枝)の誘拐事件が発生。香坂は、ソリの合わない捜査一課長・小野田義信(香川照之)から、事件に首を突っ込まないように釘を刺されるのですが、その命令を無視して、所轄の刑事・渡部久志(安田顕)らと独自の捜査を開始します。 その結果、捜査線上には数日前に自殺した、隆一の恋人・風見京子(富永沙織)の父・康夫(長江英和)の名前が浮上しました。康夫は、京子が開発した監視カメラの画像システムの新規開発データをゴーンバンク社が奪い、自殺に見せかけて京子を殺したのではないかと疑い、和正を誘拐して真相を突き止めようとしたのです。 そのことを小野田に伝え、康夫に自首させるよう申し出た香坂ですが、小野田はゴーンバンク社の不正を隠蔽するために、ただの誘拐事件として処理することに。そして強制逮捕に踏み込み、康夫は逮捕される直前に服毒自殺を試みて意識不明の重体となり、「所轄 VS 捜査一課」という構図ができたところで、第1話は終了しました。 さて、ここから第2話がスタート。風見京子の死の真相が気になる香坂は、渡部を巻き込んで捜査を再開することに。そして、京子が飛び降り自殺をしたナカタエレクトロニクスの防犯管理担当の池沢菜穂(吉田羊)に会い、事件当日の監視カメラの映像を確認したのですが、屋上へと向かうエレベーターに乗るのは京子ただ1人。おまけに出退勤記録にも京子の名前しかなく、自殺説が強まる結果となってしまいます。 それでも諦めきれない香坂は、小野田に命じられてお目付け役として付きまと捜査一課長付運転担当の山田春彦(岡田将生)に頭を下げ、捜査二課に捜査依頼してくれないかと頼みます。内閣官房副長官をしている山田の父親の鶴の一声で捜査二課を動かし、企業犯罪の疑いでナカタエレクトロニクスに捜査のメスを入れようというのです。 その結果、池沢が、海外での心臓移植が必要な一人息子の手術費用と引き換えに、京子から開発データを盗むよう、隆一から依頼されていたことが発覚。また、京子が自殺した日の監視カメラの映像や出退勤記録を改ざんしていたことも明らかになります。しかし、京子の殺害に関しては否定。事件当日、もう1人いたことを示唆するのですが、ここで隆一と会社の顧問弁護士が現われてしまったため、真相究明とはならず。 後日、香坂は池沢を逮捕しようとするものの、第1話と同じく捜査一課に手柄を横取りされてしまうことに。しかも、ナカタエレクトロニクスに息子の手術費用を捻出してもらうのと引き換えに、罪をかぶるかたちで池沢は京子殺しを自供。再びゴーンバンク社の不正問題は暗中に帰することになってしまいました。 これを「所轄の失態」として、香坂を詰った山田は、わざわざ父親に頭を下げ、捜査二課を動かしたのは、出世のためだったと告白。捜査一課長になるため、トップになるためには手段を選ばないと豪語する山田と、そのやり方を軽蔑し、あくまでも正攻法で出世することを誓う香坂がバチバチとライバル心をぶつけ合うところで第2話は終了しました。 前回の放送から少し気になるのは、山田がストーカーのように、常に香坂に付きまとっている点。小野田からお目付け役を任されている体ではありますが、通常業務はないのでしょうか。それとも、捜査一課は人手が余っている部署なのでしょうか。ただ、隆一を演じる加藤晴彦同様、山田を演じる岡田将生の小憎たらしい演技は、ドラマ内でいい感じのスパイスになってきています。 また、今回の放送では、ゴーンバンク社の系列会社に警察幹部OBが天下りしているという情報もチラッと出されていたため、香坂はこれから、想像以上に巨大な闇と対峙していかなければならない予感も。 さて、そんなわけで第2話は視聴率が微減という結果になってしまったのですが、第3話の予告では、山田が香坂に向かって、「敵は味方のフリをする。我々の最大の敵はあの人だったんだ」と意味深な発言をするシーンもあり、新たな展開となるか、視聴率回復となるか、楽しみなところです。 (文=大羽鴨乃)TBS系『小さな巨人』番組サイトより







