スヌープ出演映画のスタッフがインタビュー中に吸っていたマリファナのせいで、ホテルの火災警報器が作動

 「1970年代に、若者たちが放課後の午後4時20分に集まって大麻を採取し吸っていた」「60年代に大麻が生い茂っていた道路の名前がハイウェイ420」など、その由来には諸説あるが、マリファナ(大麻)の愛称「420」にちなみ、アメリカでは4月20日を「マリファナデー」としている。

 当日は愛好家がマリファナ解放を呼びかけ、吸いまくるのだが、今年は愛好家たちを大喜びさせるような新作映画が公開初日を迎えた。マリファナをこよなく愛し、これまで不法所持で繰り返し逮捕されても反省することなく合法化を呼びかけている大御所ラッパー、スヌープ・ドッグが出演する『Grow House』である。

 同作は、ともにスタンドアップコメディアン出身のリル・デュヴァルとデレイ・デイビスが主人公を演じる。金欠の2人は「大量にマリファナを栽培して医療用マリファナを販売している会社に売れば、大もうけできる」とひらめき、栽培許可を取得。資金を調達し、意気揚々と栽培を始めるのだが、「マリファナは、吸うのは簡単だが、栽培するのはとてつもなく大変」で、四苦八苦するドタバタコメディ。スヌープは、気前良く資金提供をするスヌープ・ドッグ本人役で出演しているのだ。

 20日の全米公開に向けて、同作の出演者・スタッフはここ最近、プロモーションに大わらわな日々を送っていた。大詰めを迎えた17日には、ロサンゼルスのおしゃれなホテル「W」でインタビューが行われたのだが、そこでとんでもない騒動を起こしてしまった。

 当日、マリファナを真面目に扱うウェブマガジン「Civilized」のインタビューを受けた彼ら。リルは映画のあらすじを、マリファナの煙をモクモクとくゆらせながら説明。脚本・監督を担当したジ・プーは、「栽培についての映画を作りたかったんだよ」「栽培事業に参入するということがどういうことなのか、知らない人が多いと思ってね」と説明。映画関係スタッフがマリファナを吸いながら、「水があふれるわ、ダニがつくわ、ブレーカーが落ちるわ、栽培するためには、たくさんの問題にブチ当たるんだよ」と言い、出演者の1人が「盗まれちまうしな!」と口を挟むと、みな大爆笑。部屋には、マリファナの煙だけではなく、和気あいあいとしたフレンドリーな空気が漂っていた。が、マリファナの煙が立ち込めてしまったせいで、火災警報器を作動させてしまう。

 この時の様子を「Civilized」の撮影クルーが映像に収めているのだが、火災警報器が鳴り響いても誰ひとり動じることなくマリファナを吸い続け、スマートフォンで記念撮影をしたり談笑したりしている。そんな彼らにホテルの女性スタッフは怒りを抑えたような声で、「みなさん! 消防隊がこちらに急行してるんですよ。あなた方が、ホテル全館の火災警報器を作動させたので!」と伝える。それを聞いても、彼らは「オー、ノー!」「彼女、怒ってるみたいだね」と、まるで他人事。ホテルのスタッフは電話で「大量の煙が火災警報器を作動させたんです。お伝えできることは、それだけです」と説明しているが、明らかにムッとしている。

 間もなくして避難誘導の音声が流れ、キャストたちは「クレイジーだぜ!」と言い、ニコニコとカメラにポーズをとりながら移動を開始。こんな状況なのにマリファナを吸い続けているため、煙はますます充満し、火災警報のサイレンまで鳴りだしてしまう。

 ちなみに、スヌープもこのインタビューに参加する予定でホテルに向かっていたそうだが、到着前にこのような事態になってしまったとインタビュアーは嘆いていた。

 ネット上では「もう言葉が出ない」「アホらしい」「ま、『W』ホテルの火災警報器は作動するってことがわかってよかったね」という声のほか、消防隊が急行する騒ぎとなったことから、「他人に迷惑をかけないのなら別にいいけど、これはやりすぎ」「消防隊を出動させるなんて、犯罪じゃないのか?」「誰も逮捕されなかったの?」と非難する声も上がっている。

 現地時間20日にもマリファナをうまそうに吸う動画をインスタグラムに投稿したスヌープ。米最大の掲示板「Reddit」の公式板にもマリファナデーを祝うメッセージを投稿しており、本日も上機嫌のようだ。『Grow House』の日本公開が実現するかは微妙なところだが、陽気な彼らの映画が成功を収めることを祈りたい。

孤独死まっしぐらのアラフィフ姉……「お気の毒♪」って笑ってたら、私も突然未亡人に!?

【作品名】「無縁死なんて無縁よ」(後編) 【作者】さとう智子『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】母親が亡くなったのをきっかけに、姉と絶縁した私。アラフィフ独身なんて、孤独死するしか道がないし、本当にお気の毒さま……そう思ってたのに、突然私も未亡人になってしまった!

【サイゾーウーマンリコメンド】「生真面目な姉と、自由気ままな妹」というのは、“姉妹あるある”ではないでしょうか。「妹に辛酸舐めさせられてきた……」という姉の方には、まるで出血大サービスのようなハッピーエンディングが待っているので、ぜひお楽しみに!

ACミランは中国裏社会に買われた!? 新オーナーに、投資詐欺やインサイダー取引の前科……

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ACミランの新オーナー・李勇鴻氏
 現地時間14日午後12時30分、イタリア1部リーグ(セリエA)第32節、インテルとACミランによるミラノ・ダービーが開催された。伝統のダービーが昼に開催されるのは初めてのことだが、それにはワケがある。キックオフの時刻は、中国時間では夕方6時30分。つまり、中国人を意識した開催時間なのである。  その前日、ACミランは、ベルルスコーニ元首相が会長を務めるフィニンベスト社が中国の投資グループに株式の99.93%を売却したと発表したばかり。インテルも昨年、中国の家電量販大手・蘇寧電器グループに買収されているので、中国資本同士のダービーだったわけだ。  しかし、両者への、ファンやマスコミの反応は異なる。インテルを買収した蘇寧電器は、中国ではあまりに有名だし、ラオックスを買収した企業としても知られる。一方で、ACミランを買収した投資グループは謎に包まれており、中国メディアですら好意的に伝えていない。  買収グループの中心人物は、13日の記者会見にユニフォームを持って登場した李勇鴻(リ・ヨンホン)氏(48)だ。 「重慶晨報」(同日付)によると、広東省化州市出身の李氏は、1994年に香港籍を取得。ところが、97年から8年間だけ、重慶市に滞在している。まるで何かから逃げているようだが、その間に、ある事件で警察の厄介になっている。  90年代後半から広東省の一部では、果樹園開発がブームになっていた。勇鴻氏の父・乃志(ナイジ)氏が法定代表人を務め、家族で運営していた「広東緑色山河開発公司」は、別の2社と共同で果樹園への投資誘致を行っていた。中国銀行業監督管理委員会によると、3社は97年から2003年までに4億5,000万元(約72億円)もの資金を集めた。ところが、それらは煙のように消失してしまったのだ。  化州市公安機関は、違法な資金調達と虚偽登記、投資詐欺の疑いで、3社の関係者を捜査。04年9月、乃志氏と、勇鴻氏の弟・勇飛(ヨンフェイ)氏が逮捕、懲役と罰金の有罪判決を受けた。勇鴻氏も立件されたが、起訴は免れたようだ。  その後、勇鴻氏は05年に「香港的龍浩國際集團有限公司」を設立し、表舞台に戻ってくるが、「上海多倫實業股份有限公司」の実質オーナーを務めていた14年には、インサイダー取引で上海証券監督管理委員会から60万元(約960万円)の罰金を科せられている。金儲けのためなら、法を犯すリスクも厭わない人物のようだ。  ACミランの買収が合意に達したのは昨年8月だが、完了までに時間がかかったのは、中国政府が資金流出への規制を強めているため、何人かの投資家が資金を引き揚げたからだとされている。しかし、勇鴻氏のこの経歴がネックになっていた可能性もある。  結局、勇鴻氏率いる投資グループは、米ヘッジファンド・エリオットから資金提供を受け、なんとか買収を成功させた。しかし、その資金は11.5%と高利の上、返済できなければ、ACミランの所有権はエリオットに移管される。非常にリスクが高いが、英「ファイナンシャル・タイムズ」(3月29日付)によると、勇鴻氏は、ACミランを香港市場に上場させることで、さらなる資金を調達しようともくろんでいる。しかし、2億2,000万ユーロ(約257億円)もの負債を抱えているクラブが上場するのは、そうたやすくはないだろう。追い込まれた勇鴻氏が、どんな錬金術を使うのか? いろいろな意味でACミランから目が離せない。 (文=大橋史彦)

『孤独のグルメ Season6』第2話 「ご飯の劣勢は必至」豚バラ生姜焼き定食の恐るべき破壊力!

『孤独のグルメ Season6』第2話 「ご飯の劣勢は必至」豚バラ生姜焼き定食の恐るべき破壊力!の画像1
テレビ東京系『孤独のグルメ Season6』番組サイトより
 金曜深夜にやってくる究極の飯テロ番組『孤独のグルメ Season6』(テレビ東京系)。朝まで空腹を耐えることできるのか、視聴者の胃袋を攻撃しまくる番組は早くも第2話。今回は、どんな夜明けと共に出かけたくなる店を投入してくるのか……。  では、第2話「東京新宿区 淀橋市場の豚バラ生姜焼定食」の世界をレビューしていきましょう。  さて、ゴローちゃんこと井之頭五郎(松重豊)がやってきたのは、新宿区大久保。前回は大阪の下町まで営業に出かけてたけど、今回もシブい街。個人で営む輸入雑貨商のゴローちゃん。今回は、カフェで始まる洋食器の展示会の什器一切を取り扱っている様子。けっこうな儲けなのではないでしょうか。  そんな将来性もある大口顧客が相手だからということでしょうか。朝も早くから、搬入だけでなく、あれこれとお手伝い。喫茶店主が、真中瞳……じゃなかった東風万智子ですから。まあ、美人は得ということか。  ひとまず仕事はやり終えて、時間はまさかの午前8時30分。「4時起きだったからな」と、やり遂げた感を語るゴローちゃん。え、喫茶店での会話で東風が「今日のイベントに間に合いそうです」と語っていたけど、ホント、ギリギリでの開店なのか……。大丈夫かな、この喫茶店。  ともあれ、そんな早朝から働いていれば、腹が減るのは当たり前。それも、ガッツリと減るに決まってます。 「モーニングのトーストじゃ物足りない。米、ごはん食べたい……」  一瞬「牛丼の店か……」と、簡単に済ませようと思ったゴローちゃん。でも、そんなゴローちゃんの目の前に現れたのは、新宿は淀橋市場。総武線の窓からも、ちょっと見えるアレです。  素直に「食堂はどこですか?」と聞けばよいのに、なぜか市場をウロウロと店を探して歩くゴローちゃん。見つけたのは市場内の食堂「伊勢屋」です。 「いかにも、市場の食堂……。この人たちも、今がまさに昼飯時」  ワクワクとはしながらも、パリっとスーツ姿で、少し座り心地の悪そうな感じもしているゴローちゃん。未知の世界といえる市場食堂は、すべてが珍しい様子。ちょっとしたことにも感動です。メニュー表のライスの増減の値段を見ただけで、こんなセリフ。 「50円引き……増しと引きがあるのか」  そして、この食堂はメニューの数もたくさん。定番メニューに日替わりメニュー。固定のものとは別に黒板にもズラりとメニューが。定食だけでなく副菜もいっぱい。  そんな「溜め」のシーンの連続によって、ゴローちゃんの胃袋は一気に拡大しているのでしょう。 「アジフライにも惹かれるけど、今は労働後の肉。プラス小鉢の連打だな」  かくて、最初の注文は、豚バラ生姜焼き定食、納豆と竹の子の土佐煮、明太子、トマトの酢漬け……。  でも、ここで、ご飯は丼に普通盛りで注文してしまうゴローちゃん。ダメだよ、ゴローちゃんが普通盛りで耐えきれるわけがないではありませんか!  それに、豚バラ生姜焼き定食は『孤独のグルメ』においては、忘れ得ぬメニュー。記念すべき原作第1話で、ゴローちゃんが豚汁とかぶったことを、ちょっと後悔しつつもモリモリ食べた、アレです。  こうなると視聴者視点では「さあ、くるぞ、くるぞ……」しかないではありませんか。  ここでまた、生姜焼きの出来上がっていくシーンを挿入するという、とんでもない飯テロ。制作陣は悪魔ですか……。  そうして、定食+小鉢の群れがやってきました。 「あららら……朝からすごいことになっちゃったな」  その一言と共に始まる、ゴローちゃんの名言劇場。 「おお、質実剛健。空腹にズバっと応えるパンチと香り」 「やっぱり、豚バラ生姜焼定食は定食界でも別格だな」 「この時期、タケノコの文字を見ると条件反射的に頼んじまう。四季のあるニッポン、旬のあるシアワセ……」 「味噌汁もいいじゃないか、ここ、ホントに誠実な店だ」 「この店の小鉢は、ちゃんと小鉢然とした量でうれしい」 「このサイズで、この破壊力。ご飯の劣勢は必至」  ここで、ゴローちゃん。豚バラの利点を生かして、メシの巻き食いを始めます。こんなことしたら、もうご飯が足りるはずもありません。 「付け合わせのキャベツも、この店では立派なごちそうだ」  そして、いよいよ手をつけたトマトの酢漬け。ああ、ここで酢の物を入れたら食欲がさらに増大するのは必至。 「最高だ……9時3分の食堂で生姜焼定食の充実」 「ううむ、うまい。生姜焼きのタレをつけたキャベツ。これは名も無きひとつの料理だ」  そして感動と共にやってくるのは、満腹ではなくコンティニュー。 「食べながら考えていたんだ。納豆を食うタイミング。大丈夫、この店にはあの手がある」  そして来た! ご飯のおかわり、茶碗の八分目。  ついに上着を脱いで、まくり食いに突入するゴローちゃん。納豆は、とにかくよくかき混ぜる派のようで、執拗に混ぜ続けるのです。 「白飯と相思相愛、地味だがしっかりと仕事する納豆は朝ご飯に欠かせない名脇役だ」  かくて、最後に1枚だけ残した豚バラを口に運ぶときに飛び出す一言……。 「街の食堂がなくなっている今どきに、こんな定食が食べられるシアワセ」  ああ、まさにその通り。筆者の近所も相次いで食堂が消滅。牛丼屋とオシャレカフェになってしまい、食生活は悪化の一途。きっと、多くのみなさんが同じ思いを抱いているでしょう。  誰か、志ある人が昔ながらの食堂を始めてくれないかなあ。そんな働く者に優しい世界の実現を夢想してしまう、第2話でした。 (文=昼間たかし)

坂口杏里容疑者は典型的な“奴隷くん”気質!?『闇金ウシジマくん』債務者との共通点

坂口杏里容疑者は典型的な奴隷くん気質!?『闇金ウシジマくん』債務者との共通点の画像1
 交際していたホストから現金3万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕されたAV女優の坂口杏里容疑者について、事件を重くみる検察側が20日、東京地裁に勾留申請をした。 「微罪であることから、20日中に釈放されると思いきや、まさかの勾留申請。これで薬物使用の疑いなんかが出てきたら、まさに『闇金ウシジマくん』の世界ですよ」(芸能記者) 『闇金ウシジマくん』(小学館)は、山田孝之主演でドラマ化や映画化もされた真鍋昌平氏による人気コミック。同作には、ホストに溺れて経済的に“パンク”させられた挙げ句、借金を返すために風俗嬢になり、クスリや性病で人生が崩壊していく女性が複数登場する。  さらに、女を“沈める”側のホストも、客に売り掛け金を踏み倒された際には、「人間打ちっ放しゴルフの刑」をはじめ、命をも取られかねない散々な目に遭っている。 「坂口容疑者はこのホスト以外にも、金を持っていそうな知人に手当たり次第に無心しては、断られたら切り捨てるということを繰り返していた。これは、弱い人間が自分以外の人を見下すことで、虚勢を張る行動。こういった人間は、『闇金ウシジマくん』の中で“奴隷くん”と呼ばれる債務者に多く見られる。要は、坂口容疑者の性格は、典型的な“奴隷くん”気質ということでしょう」(同)  なお、坂口の友人だという元人気キャバ嬢でモデルの水輝聖羅は19日、自身のTwitterで「坂口杏里ちゃん捕まっちゃったんだね(;;) せいらも実は50万貸して欲しいってラインがきて、断ったらそれから音信不通になっちゃって悲しかったな」(現在は削除)と暴露。坂口と同様のやり取りをした友人は、ほかにも複数いると思われる。  学生時代から、母の故・坂口良子さんからお小遣いとして大金をもらうなど、セレブ生活を送っていたと言われる坂口。この性格のままでは、一生金に振り回される人生から抜け出せなさそうだ。

『ジャニーズ大運動会』に1競技も参加しなかったHey!Say!JUMP山田が、自らその理由を明かす

 4月16日、東京ドームで行われた『ジャニーズ大運動会』。タッキー&翼・今井翼、KAT-TUN中丸雄一、上田竜也、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、中山優馬、ジャニーズJr.が参加し、6時間以上の熱い戦いを繰り広げた。

 中丸率いる「J-WHITE」と、上田率いる「J-RED」の2つのチームに別れ、野球やリレー、障害物競走などが行われ、各競技にはチームから選抜されたメンバーが参加した。そんな中、会場にいたにもかかわらず、1つも競技に参加しなかったのが、Hey!Say!JUMP山田涼介。競技の前後に行われたショータイムでは笑顔を見せていたものの、当日は山田がなぜ競技に参加しなかったのかという疑問の声や、体調を心配する声がファンから続出していた。

 そんな中、4月19日にジャニーズ公式携帯サイト「Johnny’s web」内のブログ「JUMPaper」を更新した山田。ブログの中では『大運動会』のことについて触れており、自身が競技に参加しなかった理由も明かされている。

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手紙に描かれた彼氏の手形に手のひらを合わせて……元女囚が考える、ムショに足りないものとは?

 覚せい剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■刑務所は「悪者を閉じ込めて懲らしめるため」にあるのではない

「ムショって、タイヘンなんやねえ。病気になってもなかなか医者に診てもらえへんし、懲役だけじゃなくて刑務官同士もイジメがあるなんて。ホンマ行きたないわー」

 この連載を読んでくれた悪友の感想です。はいはい、その通りです。でもね、それだけでもないんです。まあ思えばバトルっぽいことを続けて書いてしまいましたので、「ムショのささやかな楽しみ編」に挑戦してみます。

 そもそも刑務所とは、何のためにあるのでしょうか?

 実は、「悪者を閉じ込めて懲らしめるため」ではないんですよ。もちろん実際はそうなんですけども、法律では、「改善更生の意欲の喚起」と「社会生活に適応する能力の育成」が処遇の原則とされています(刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律第30条)。難しいですけど、要するに、ムショとは反省してやり直すことと、そのための能力を育てるのがタテマエなんですね。

 「あんな環境で、反省なんかできるかいな!」というのが私を含めてムショに行った人たちの正直な感想なわけですが、それでも「このままじゃあかんなあ」と冷静に思わせるようにはなっているんですね。

 まず、塀の中に入ると、周囲の「危険物」がぐっと減ります。酒やタバコ、クスリ、クスリの売人やヤクザ、暴力を振るう夫や恋人、などなどですね。そして、その代わりに待っているのが、分刻みの規則正しい生活(とイジメ)なんです。

 裁判が確定するまで過ごす拘置所は刑務所ほどではないですが、やっぱりかなり制限された生活です。最初は慣れるだけでタイヘンですが、そのうちに冷静になってきます。「アタシ、何やってんだろう」的な。寂しくても、つらくても、そこにいるしかないんです。それがわかってくると、またつらいんですね。

 外の世界との連絡は、月に数回の手紙と面会だけです。懲役(受刑者)には「第1類」から「第5類」までの「ランク」があって、問題を起こさなければランクを上げてもらえます。たとえば最高ランクである「第1類」の懲役の面会は「毎月7回以上で施設が定める回数」、手紙を書けるのは「毎月10通以上で施設が定める回数」となってますが、そんな人は見たことないですね。無期懲役の人が1人か2人くらい第1類にいたかもですが、たいていは第5類で多くても月4回、4通程度だと思います。外から手紙をもらうのは、何通でも大丈夫なんですが。

 逮捕されるまでは24時間いつでも電話したりメールしたりしていた生活から、一気に「月に何回かの手書き」ですから、めっちゃ不便で寂しいです。シャバでは字を書くことなんかほとんどないから、まず漢字が思い出せないし、日本語もヘンになったりで、それでも一生懸命に便箋に向かっていました。

 そして、書いた内容は細かくチェックされます。犯罪や脱走の連絡をしていないかとか、トラブルの元になりそうなことは書いていないかとかですね。昔は食事に出たミカンの汁搾って、読まれてはまずいことを書いていた人が本当にいてました。「あぶり出し」にして読むんですよ。今はどうかなあ。

 私の場合は、便箋にイラストをたくさん描きましたね。私が中にいた頃は、まだ子どもたちが小さかったので、好きなキャラクターのぬりえを買って便箋に写して、色鉛筆でキレイに色を塗ったりしていました。「よくこのキャラクターの絵本やビデオ見てたなあ」って子どもたちのことを思い出しながら、土曜日と日曜日はイラスト描くのに没頭していましたね。誕生日や入学式・卒業式にも、何も買ってあげられない、何もしてあげられない……そんな気持ちからでした。同囚も同じことしてましたよ。刑務所に行くまで自分を止められなかったことが一番悪いのはわかってるけど、やっぱり母親なんですよ、私も同囚のみんなもね。

 でも、描くのは一苦労でも、返事をもらえると、本当にうれしかったです。みんな待っていましたし、怖い姐さんがハナをすすりながら、子どもからの手紙を読んでいるなんていうのもしょっちゅうでした。

 一方で、手紙を書いてくれる人がいない同囚は、とても気の毒でした。私もその中の1人でしたが(笑)。もちろん、当時の彼氏からはもらってましたけどね。でも、シャバの人たちだって、今どき手紙なんか書きませんやんか。メールやLINEでOKなんですから。書く内容にも気を使いますしね。彼氏からの手紙は、本当に本当に楽しみでした。

「待ってるから……」

 そのただ一言で、嫌なことも何もかも吹っ飛びましたね。手をつなげないからか、触れないからなのか……彼氏はいつも便箋に手のひらをつけて、ボールペンで形をかたどって描いてきてくれました。その手形に私も自分の手のひらを合わせて、「早く会いたいな……。がんばろう」と、よく思ったものです。紙なのでぬくもりはないけれど、「ここに彼氏が手のひらを置いていた」という事実があるから、時間差で同じ場所に手を当てているだけで勇気が出ましたね。我ながらセンチメンタルでした。のろけちゃってごめんなさい。

 ちなみにムショで使用が許可されている便箋と封筒はめちゃくちゃ地味なので、シャバから送られてくるキャラクターの便箋や、きれいな記念切手も楽しみでした。懲役のお友達がいてはる方は、ぜひ送ってあげてください(笑)。

■一番食べたかったものは……

 手紙以上に楽しみだったのは、お菓子でした。年末年始とか慰問とか、行事の時にしか食べられないんです。何かやらかすと、もらえないこともありますしね。そんな時は、悔しくて涙が出ます。「コアラのマー○」や「アルフォー○」がどんだけおいしいか、シャバにいたらわかりませんよ。夢にまで見ちゃいますからね。私は、フカフカのパンケーキに生クリームてんこ盛りにしたのが食べたかったですね。

 行事の時にもらえるお菓子は、昔は大袋にたくさん入っていたのですが、最近は経費の問題からか、かなりせこくなっていると聞いています。もちろん、もらったところで、ゆっくりは食べられません。30分で完食しなくてはならず、みんなとにかく急いで、すべて口に入れていました。おせんべいやかりんとうなんかは、口の中がマジで切れますよ。

 本当にシャバでは考えられないことばかりでしたね。せめてたまのお菓子くらいは、ちゃんと食べさせてあげてほしいです。「刑務所のコワい話あるある」で、本がいくらでも書けそうです。

 外界との接触や楽しみを極端に制限することで、反省させようということなんでしょうが、ムリな気もしますね。エリートが力で抑えつけて「反省しろ」って言っても、懲役には伝わりません。私が経験者として講演しますよ。「刑務所卒業!」タイトルは、これに決まりやね。ご連絡お待ちしてます。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

『人は見た目が100パーセント』6.4%に急落! 桐谷美玲の「ウジウジ演技」に視聴者イライラ

 桐谷美玲が主演を務める『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)第2話が4月20日に放送され、平均視聴率は6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、第1話の9.5%から3.1ポイントの大幅ダウンとなった。

 同ドラマは、地味な見た目の理系女子研究員・城之内純(桐谷)が、自分は“女子”ではなく“女子モドキ”なのではないかと気付き、同僚の前田満子(水川あさみ)、佐藤聖良(ブルゾンちえみ)とともに「美の特別研究」に奮闘するストーリー。第2話では、純の新たな上司であり、あこがれの存在である松浦栄子(室井滋)と同じ結婚式に出席することがわかり、純はパーティーファッションの研究を開始。また、イケメン美容師の榊圭一(成田凌)にヘアメイクをしてもらうも、緊張して挙動不審になってしまう……といった展開だった。

「ネット上では、第1話から『ちょっと主人公がオドオドしすぎじゃない?』などと指摘されていましたが、第2話にしてさらに視聴者のイライラが大爆発。『純にイラつく! 美容師に触られるのも無理とか、どんだけ自意識過剰なの?』『オシャレより先に、コミュ障をなんとかした方がいい』『純のネガティブキャラがウザい』『ウジウジしすぎで見てられない』というように、とにかく主人公・純のキャラクターが大不評なんです。視聴率が初回から大幅下落したのも、それが原因かもしれませんね」(芸能ライター)

 その一方で、満子や聖良も純と同じ“女子モドキ”として描かれてはいるが、それぞれ明るく、コメディ要素のあるキャラクターのため、視聴者からは「共感しつつ笑える」と好評だ。

「同ドラマは、同名タイトルの女性向け漫画が原作となっているだけに、“視聴者の支持を得られない”という問題は、一概に製作サイドの責任ではないように思います。ただ、『桐谷のネガティブ演技が過剰すぎる』という声もあるので、桐谷の演技プランが、世間の求めるものと“ズレていた”ということなのでは」(同)

 「主人公が嫌われる」という致命的な問題を抱えてしまった同ドラマだが、この状況から視聴者を取り戻すことはできるだろうか。

『ひよっこ』絶賛の理由は“リアリティある脚本”!?  視聴者惹きつける「都会と田舎のギャップ」

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時) 茨城県北西部の村に生まれたヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が主人公。みね子が集団就職での上京を経て、様々な経験を積みながら自分の殻を破っていく姿を描いた成長物語だ。

■4月19日(水)/15話~4月21日(金)/17話
 15話では、東京オリンピックの聖火リレーが、茨城県を走る日の様子が描かれた。奥茨城村でも、みね子や青年団が中心となって自主的に聖火リレー大会を開催し、幼馴染の三男(泉澤祐希)や時子(佐久間由衣)とともに、みね子も懸命に走るのだった。

 16話では、奥茨城村で行われた聖火リレー大会の様子がテレビで放送されることに。みね子の家に集まり放送を見たが、そのナレーションは「オリンピック人気に便乗して……」「あやかって……」と、どこか失礼な物言い。気分を害されつつも、「東京から見たらそんなもんだ」とみね子たちは自分を納得させるのだった。

このシーンに視聴者からは、「確かにひどいけど、昔のテレビってこういう上から目線的なところがあった」「奥茨城村の人たちにとっては感動的な聖火リレーだったとしても、東京の人にとっては『どうだっていいもの』でしかないんだなぁ」「こういう温度差が描かれることで、ドラマが引き締まって見える」など、微笑ましい展開の中で挟まれた、現実を突き付けるようなシーンに称賛の声が上がっていた。

 17話では、聖火リレー大会と東京オリンピックが終了し、燃え尽きた様子を見せる三男と時子、一方で何かを決意したような表情を見せるみね子の姿が描かれた。そんなある日、母・美代子(木村佳乃)に、失踪した父・実(沢村一樹)を東京へ探しに行った際、親切にしてくれた茨城出身の警察官・綿引正義(竜星涼)から手紙が届く。内容は「いまだに実が見つからない」というもの。しかし、非番の日を使って実を探してくれている綿引の存在を、みね子たちは心底有り難いと感じるのだった。そしてみね子の妹・ちよ子(宮原和)も、仏壇に置いてあった綿引からの手紙を読み、そこで初めて父の失踪を知ることとなった。

 みね子は一体何を決意したのか、父の失踪を知ったちよ子はどんな行動を取るのか。次回からも見逃せない展開となりそうだ。

5日間の出張のはずが……ジャパニーズサラリーマンの悲哀を描く『僕らはみんな生きている』

5日間の出張のはずが……ジャパニーズサラリーマンの悲哀を描く『僕らはみんな生きている』の画像1
『僕らはみんな生きている(1)』(小学館)
 GWという絶好の海外旅行シーズンを前に、旅行業界に激震が走りました。そう、格安旅行会社「てるみくらぶ」の経営破綻です。特に衝撃なのは、現在海外に渡航中の旅行者が自力で帰ってこなければいけないという、文字通りの片道切符状態。これはさすがに前代未聞でしょう。  ところで、行ったが最後、お国に帰れないワンウェイチケットなマンガといえば『僕らはみんな生きている』。ほんの5日間の海外出張だったはずが、テロに巻き込まれ、マラリアに感染し、パスポートを盗まれ……など、あらゆる災厄が降りかかり、帰国不可能になってしまった悲惨なジャパニーズサラリーマンの物語です。  本作は、1992年から「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された漫画版と、93年に公開された映画版が存在するメディアミックス作品ですが、本稿では山本直樹先生による漫画版をご紹介します。エッチマンガのカリスマである山本先生による本格的ビジネスマンガ――この組み合わせが意外や意外、バッチリハマっているのです。  主人公は、大手建設会社のサラリーマン・高橋。社命により、西南アジアの小国・タルキスタンへ5日間の出張に行くことになるのですが、タルキスタンは軍事政権であり、テロやクーデターは日常茶飯事。国民の貧富の差が激しく、大部分が貧民。マラリアやコレラなどの風土病もあり、日本人にとってはかなり劣悪な、いわゆる渡航したらヤバい国のひとつです。  高橋は、たった5日間の出張のため、完全に観光気分だったのですが、出迎えに来た現地法人の駐在員・中井戸がクセモノでした。あの手この手で高橋の出張を長引かせ、あわよくば駐在員を高橋に押し付けて自分は日本に帰国しようと画策します。短期出張のつもりが、気づけば次期駐在員候補へ……なんという恐ろしいトラップでしょうか。  その中井戸によるトラップの最たるものが、彼の運転手兼現地妻であるセーナによるハニートラップ。セーナを高橋にあてがい、夜な夜な誘惑させます。現地の女にハマらせてしまえば、帰りたくなくなるはず……という作戦です。高橋には日本に恋人がいるのですが、見事セーナのハニートラップにハマり、ヤッてしまいます。これではもう、相手の思うツボですよね。  さらに極悪なことに、中井戸は高橋のパスポートを盗み出します。大使館でパスポート再発行を試みる高橋に対し、現地の職員を買収して再発行を引き延ばすなど、徹底的に帰国を妨害。本気で高橋にタルキスタン駐在員を押し付けようとします。  着々と帰国不能な状態に追い込まれ、マラリアに感染して生死をさまよい、セーナに優しくされて情が移り……嫌がりながらも、次第にタルキスタンの生活に慣れ始める高橋。完全に永住パターンです。  ところが、軍事政権にクーデターが起こり、タルキスタンは一気に内戦状態へ。中井戸や高橋たち日本人はタルキスタンからの脱出を図ることになり、ゲリラが仕掛けたブービートラップだらけのジャングルを突き進むアドベンチャーマンガへ。  そして従順な現地妻だと思っていたセーナが、実は中井戸を利用して軍の情報を収集し、国家を転覆させるべく活動するゲリラのメンバーだったことも判明。ストーリーが急展開します。  登場人物たちの裏切りに次ぐ裏切り、後半に何回も来るどんでん返し的展開に翻弄される、典型的なジャパニーズサラリーマン高橋による最後の逆転劇とは――!  このマンガの魅力はズバリ、謎の女セーナのマタ・ハリもビックリな女スパイっぷりに尽きます。山本直樹先生による妖艶なイラストもバッチリハマっており、連載当時リアルタイムで読んでいた僕は、まるでエロマンガを読んでいるかのような錯覚に陥ったものです。山本先生の画ってなんでこう……エッチなんでしょうね。  というわけで、世界情勢が不安定になりつつある今だからこそ読んでおきたいマンガ『僕らはみんな生きている』を、ご紹介しました。みなさんも海外出張や旅行の際は、うっかりハニートラップにハマって、気がついたら現地の人に……なんてことにならないよう、くれぐれもお気をつけください。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>) 「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから