社員への違法な長時間労働で、広告代理店の最大手・電通が近く、労働基準法違反容疑で書類送検される模様だ。 2015年12月に新入社員の高橋まつりさんが過労自殺した事件では、当時の石井直社長が引責辞任。遺族の働きかけで政府の「働き方改革」にも影響を与えるほどになった。 3月末に行われた株主総会では、前年307人を大きく上回る531人が参加。労働問題への厳しい意見が飛んだが、実はここに参加していたTBS関係者がおり、「うちの局も他人事ではない」と漏らしたのである。 聞けば「3年前、うちの新入社員だった若い男性も、入社3~4カ月で局内のトイレで自殺した」というのだ。 「それなのに会社はこの件を外部に漏らさないよう、かん口令を敷いたんです。だから、詳しい状況はまったく不明。社内では、新入社員のトイレ自殺があったことだけがウワサとして広まったんです」(同) 亡くなった社員は、入社式で人気俳優の唐沢寿明と記念撮影した写真にも写っているというのだが、まだ配属先も決まらない研修期間の間に自ら命を絶ってしまったのだという。 「聞いた話では、男性はもともと芸人志望だった時期もあって『バラエティ番組を作ってみたい』と言っていたそうです。バラエティはほかと比べて若いスタッフをこき使う傾向が強く、パワハラ被害の多い現場ですからね。ただ、研修期間だったら、まだそんな状況に至る前だったような気もしますから、謎です」(同) 死の事実関係、状況などは一切不明なまま。ただ、この事件が契機になったと思われる「局内の変化があった」と関係者は語る。 「今、TBSの新人研修は極端に優しいんですよ。まるで小学生を相手しているような感じで、各番組を見学して回っているだけでも、『ちょっとでもイヤなことがあったら、担当者に報告して』なんてやっているんです。できるだけ希望の部署に配属できるようにもしていて、まるで腫れ物に触るよう。これは逆にやりにくくてしょうがないです」(同) 特にその傾向に拍車がかかったのが今年度の新入社員だというから、テレビと密接に関係する電通の問題を横目にしたTBSが「明日は我が身」と気を引き締めた可能性はある。 「局のそんな対応のせいか、調子に乗った“モンスター新人”もいて、いきなり番組を特定して『プロデューサーやりたい』とか言いだしたバカもいましたし、先輩女性を食事に誘ってナンパするようなのもいるんです。テレビ番組の制作現場はTBS社員よりも下請けの制作会社所属が多いので、そんな新入社員にも気を使わなければいけない下請けスタッフたちは気の毒なことになっていますよ」(同) 電通の問題では社会からの批判も大きかっただけに、テレビ局の方も同様の事件が起きないよう最大限の配慮に奔走しているようだが、あまり気を遣いすぎると制作現場の空気が妙なものになりそうだ。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
日別アーカイブ: 2017年4月16日
若手社員自殺は電通だけじゃない! TBS「トイレ自殺」のウワサと、新人研修が“激アマ”になった裏事情
社員への違法な長時間労働で、広告代理店の最大手・電通が近く、労働基準法違反容疑で書類送検される模様だ。 2015年12月に新入社員の高橋まつりさんが過労自殺した事件では、当時の石井直社長が引責辞任。遺族の働きかけで政府の「働き方改革」にも影響を与えるほどになった。 3月末に行われた株主総会では、前年307人を大きく上回る531人が参加。労働問題への厳しい意見が飛んだが、実はここに参加していたTBS関係者がおり、「うちの局も他人事ではない」と漏らしたのである。 聞けば「3年前、うちの新入社員だった若い男性も、入社3~4カ月で局内のトイレで自殺した」というのだ。 「それなのに会社はこの件を外部に漏らさないよう、かん口令を敷いたんです。だから、詳しい状況はまったく不明。社内では、新入社員のトイレ自殺があったことだけがウワサとして広まったんです」(同) 亡くなった社員は、入社式で人気俳優の唐沢寿明と記念撮影した写真にも写っているというのだが、まだ配属先も決まらない研修期間の間に自ら命を絶ってしまったのだという。 「聞いた話では、男性はもともと芸人志望だった時期もあって『バラエティ番組を作ってみたい』と言っていたそうです。バラエティはほかと比べて若いスタッフをこき使う傾向が強く、パワハラ被害の多い現場ですからね。ただ、研修期間だったら、まだそんな状況に至る前だったような気もしますから、謎です」(同) 死の事実関係、状況などは一切不明なまま。ただ、この事件が契機になったと思われる「局内の変化があった」と関係者は語る。 「今、TBSの新人研修は極端に優しいんですよ。まるで小学生を相手しているような感じで、各番組を見学して回っているだけでも、『ちょっとでもイヤなことがあったら、担当者に報告して』なんてやっているんです。できるだけ希望の部署に配属できるようにもしていて、まるで腫れ物に触るよう。これは逆にやりにくくてしょうがないです」(同) 特にその傾向に拍車がかかったのが今年度の新入社員だというから、テレビと密接に関係する電通の問題を横目にしたTBSが「明日は我が身」と気を引き締めた可能性はある。 「局のそんな対応のせいか、調子に乗った“モンスター新人”もいて、いきなり番組を特定して『プロデューサーやりたい』とか言いだしたバカもいましたし、先輩女性を食事に誘ってナンパするようなのもいるんです。テレビ番組の制作現場はTBS社員よりも下請けの制作会社所属が多いので、そんな新入社員にも気を使わなければいけない下請けスタッフたちは気の毒なことになっていますよ」(同) 電通の問題では社会からの批判も大きかっただけに、テレビ局の方も同様の事件が起きないよう最大限の配慮に奔走しているようだが、あまり気を遣いすぎると制作現場の空気が妙なものになりそうだ。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
「CLASSY.」の「パリっぽい」特集第二弾、前回に増して雰囲気とアイテムだけのスカスカな中身に
今月号の「CLASSY.」(光文社)、特集は「この春も気分は『パリっぽい』!」です。リードによりますと「大好評だった昨年12月号の特集『「パリっぽい」が今っぽい!』から引き続いての第二弾です」。マジですか。てっきり“グッバイこなれ”したものの、これといった次の一手が思い浮かばないゆえに、「とりあえずパリ出しとけ」なんだと思ってました。
12月号では「パリっぽい」「今っぽい」の「ぽい」が、なんとも「CLASSY.」という雑誌を体現していると実感していましたが、第二弾もやっぱり「ぽい」推し。しかも12月号ではまだうっすらとあったパリ的な“思想”は皆無、「かごバッグひとつで簡単パリジェンヌ!」「骨格別・あなたに似合うパリっぽい服」というページが並ぶように、「アイテムと雰囲気だけでパリっぽさをガンガン出していこうぜ」という「CLASSY.」らしい心意気が光る特集となっています。
<トピックス>
◎特集 この春も気分は「パリっぽい」!
◎誰からも好かれるのは「機嫌がよさそうな顔」
◎「幸せそう」はふんわりヘアから生まれる!
■世界観を疑わない方が幸せなのかも……
この特集の“ぽさ”を最も体現しているのが、「休日はぺたんこ靴をはいておいしいパン屋さんへ」。リードには「カジュアルなのに女らしいパリジェンヌは、リラックスしたい週末服のいいお手本。そして力の抜けたオシャレを楽しみながら、お散歩がてら美味しいパンを買いに行けたらもっと幸せ」とあります……。パリジェンヌ→バレエシューズ→ブーランジェリー。このベタすぎる思考の連鎖を、平成も30年近く経過した世の中でやる。真正面からやる。それが「CLASSY.」なのです。
パリジェンヌ風コーデを着こなしたモデルが、実際に話題の美味しいパン屋さんへ。もはや「CLASSY.」というより「OZ magazine」(スターツ出版)の世界です。でも一方で、ためらいもなくバレエシューズにボーダーにハンチングを被って、ブーランジェリーのテラス席に座って、カフェオレとクロワッサンを満喫できる――そういう人こそ真の勝ち組なのではないかと思うのもまた事実。
疑わず、その世界にどっぷり浸かる。その精神がないと読み進められないのが、「CLASSY.」の着回し企画です。今回もぶっ飛んでます。「『もしもパリジェンヌが東京を旅したら…』4月の着回しDiary」は「パリジェンヌ」と言い張る完全な日本人モデルが、パリで撮影してくれた男性カメラマンを忘れられずに東京にやってくる……というストーリー。
最初に申し上げてしまいますと、最終日にカメラマンと出会います。ちょっとパリジェンヌ、東京の人口をご存じですか。1,360万人ですよ! 無計画にもほどがあるぞ! しかも「今どき東京な写真を撮って帰ろうと足を延ばしたスクランブル交差点。あそこで私を見ているのは…」と、まさかの渋谷のスクランブル交差点で奇跡の再会を果たすのです。ドラマ『世界で一番君が好き!』(フジテレビ系)か!! 浅野温子と三上博史がスクランブル交差点でキスするあれか!!
パリは女を狂わせると言いますが、「パリという名のもとであれば女性誌はどんな暴挙も可能にする」という真理に気づかされただけで、毎度のことながら着回しコーデは一切頭に入ってきませんでした。
続いてはビューティーページ「誰からも好かれるのは『機嫌がよさそうな顔』」です。「CLASSY.」名物の“タイトルだけで嫌な予感”企画。「男性にとって女心は分からないもの。心が読めないうえに不機嫌そうだったりすると、面倒な人に見えてしまうかも」とリード。さらにまたまた「CLASSY.」名物“謎の専門家”が登場。今回は「スマイルマスター」たる女性が、「そのメーク『なんだか機嫌が悪そう…』と思われているかも?」という、バッドケース2例を解説。
ケース1は会社でのメイク。「ボサボサ眉に血色感ゼロの顔は『忙しくて不機嫌な人』!」「仕事のとき不平や不満を常に抱えているように見えたり、お手入れしてない感じがあると『なんだか怖い人』と思われてしまうかも」だそうです。やかましいわ。
ケース2は、(おそらく結婚式の)二次会。「濃すぎるアイメーク&赤リップは『プライド高そう…』!」「華やかにしたつもりでも、強すぎるメークだとマイナスの印象に。自己主張の強い人と思われて、出会いを逃す可能性大」。さすがスマイルマスター、赤リップに対して小鹿のようにブルブル震える男性諸氏の心情を見事にキャッチアップしていますね。
それに対し「機嫌がよく見えるメーク」とは、「綺麗に整えられた優しげな太眉」「キツすぎない目元」「血色感のある頬」「プルプルで血色がいい唇」。パーツをパッキリさせず、全体的にぽわ~んとさせるのが正解の様子。「ar」(主婦と生活社)の「おフェロ顔」と対して変わらない気もしますがね。
しかし言いたいのはそこではありません。このページ、キャッチフレーズには「いくら美人でも怖そうだったら魅力半減」とあります。美しい人と書いて美人、最高じゃないですか。しかしここで述べられているのは“美人だからってお高く留まってんじゃねぇぞ。機嫌良さそうにしないと認めてやらないからな”という強い圧力。美人でコレなのですから、女に向けられる「ニコニコ笑え」という社会からの脅迫の凄まじさたるや……。そしてこれも「パリ」じゃなくて「パリっぽい」と同じ、「機嫌がいい」ではなく「機嫌がよさそうに見える」というのがポイントです。
軽い絶望感を覚えながら次のページをめくると今度は「『幸せそう』はふんわりヘアから生まれる!」。またガワか! ガワさえよければ中身はいいのか! と無駄に叫んでしまいましたが、よくよく考えてみたらこれ、女性ファッション誌=実際幸せであることよりも、幸せそうに見えることの方が重要な世界、なのでした。ちなみに「CLASSY.」の「幸せそう」ヘアページ、実際は単なる薄毛対策企画なので、興味ある方はぜひ。
(西澤千央)
互いに当てこすり!? NEWS 増田とあのお笑い芸人の“しこり”残る
毎週月曜から木曜まで生放送されているラジオ番組『レコメン!』(文化放送)。そのうち、月曜~水曜までのパーソナリティを務めているのがお笑いトリオ・オテンキの「のり」である。のりは通常のパーソナリティだけでなく、『レコメン!』内で放送されているコーナーや番組に度々乱入し、番組を盛り上げている。
NEWSの小山慶一郎がパーソナリティを務めている番組『KちゃんNEWS』(同)も、例に漏れない。4月11日深夜放送回でも……
男性100人に聞いた「高橋一生は好き? 嫌い?」――「誰だかわからない」「無難なだけ」
「ザテレビジョン」(KADOKAWA)の「第86回ドラマアカデミー賞」で、4部門を受賞したテレビドラマ『民王』(テレビ朝日系/2015年)。同ドラマで、主人公の公設第一秘書・貝原茂平を演じ、無表情も映える塩顔と、慇懃無礼な毒舌ぶりで女性視聴者のハートをわしづかみにしたのが、高橋一生だ。それ以降、『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)や『カルテット』(TBS系)、映画『シン・ゴジラ』など、話題作に引っ張りだことなるほどの爆発的な人気を得て、女性誌では頻繁に特集が組まれるように。そんなノリにノっている話題の俳優・高橋を、同性はどのように感じているのか。そこで今回は、男性100人に「女性人気爆発の高橋一生は好き? 嫌い?」というアンケートを実施した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:男性・年齢不問/調査期間:3月16~3月22日/有効回答数:100

その結果は、女性からの爆発的な人気とは対照的に、「どちらともいえない」が64票も獲得するという意外な結果に。しかもその理由は、
「どこの誰だかまったく知らないので、好きとも嫌いとも答えようがない」(67歳/経営者)
「女性人気爆発というが、高橋一生を知らない。女性だけに人気なのかな」(38歳/正社員)
「名前と顔が一致しない。最近はそういう俳優が多い。要は個性的な俳優が減ったということに尽きる」(57歳/個人事業主)
と、「その人物をそもそも知らない」(22歳/パート・アルバイト)ことで判断しかねるという男性が20名近くに上った。
これだけ話題作に出ずっぱりなのに、なぜ認知されていないのか? どうやら「控えめな感じなので、あまり印象に残っていないというのが本音」(31歳/個人事業主)のようだ。
とはいえ、数々の話題作で高橋氏を目にし、存在を認知している男性でも、
「特別かっこいいとは思わない。なんで人気があるのかが不思議なくらい」(31歳/正社員)
「中性的な顔立ちなので、男前でもないと思う」(34歳/個人事業主)
「優しそうで好感の持てる顔をしているが、そのあたりにいそうな感じもして、なんとも言えない」(25歳/学生)
とのことで、「自分は男なので、魅力があまりわかりません」(48歳/無職)と、塩顔に魅了される女性の気持ちまでは理解しきれない様子。
ただ、中には「人気爆発という感じはなく、じわじわと盛り上がってきている気がする」(42歳/パート・アルバイト)「若いときから見かけていて、苦労もしていると思うから頑張ってほしい」(35歳/派遣社員)など、ここにきて「人気が出たのには、ある程度理由があると思う。女性を引き付ける何かがあるのでしょう」(26歳/無職)と、ブレークを讃える声も聞かれた。
一方、「好き」との回答は30票。その意見を見てみると、
「すごく演技で魅せてくれるので好き。人間性は知らないが、演技だけは逸品」(41歳/個人事業主)
「ドラマなどの演技を見ていると、自然体で役作りがうまいと思う」(34歳/正社員)
「若い頃から、いい人の役から憎まれ役まで幅広く演技できて、すごいと思う」(46歳/派遣社員)
など、“カメレオン俳優”との異名を持つほどの高い演技力を評価する声が続出。「ただ二枚目というだけではなく、演技力が高いところが好き。独特の雰囲気を持っているので、主役・脇役ともに存在感を出せる」(35歳/個人事業主)点が、同性からも支持される秘訣のようだ。
また、声変わり直前に、ジブリアニメ映画『耳をすませば』で天沢聖司の声優を務めたことでも知られているため、
「ジブリアニメの声優からストーカーの役までこなす幅広い演技力と、中性的な顔立ち、影のある雰囲気が大好き」(39歳/パート・アルバイト)
「何よりも声がいい。『耳をすませば』の声優だったとは思えない声変わりで、完ぺきではない程度のイケメンさが絶妙なバランスとなっている」(35歳/個人事業主)
など、「とても透き通るきれいな声」(15歳/学生)を絶賛する男性も多かった。
なお、「嫌い」との回答はたった6票で、
「イケメンでもなく、何がいいのかわからない。時代の流れとノリで人気が出ている気がする」(42歳/個人事業主)
「今の若い女性の思うイケメンと、自分たちの世代のイケメンとは感じが違う」(38歳/正社員)
「性格はよくわからないが、特徴的な顔をしているので抵抗がある」(23歳/正社員)
と、塩顔ブームが解せないとする意見が散見される結果となった。
2018年公開の映画『嘘を愛する女』では、ヒロインの恋人でキーマンとなる男を演じることが報じられている高橋。新たな魅力で、同性の認知度を上げることができるかにも、注目したいところだ。
【その他の回答】
好き
・「落ち着いた雰囲気なので、歳を重ねるごとに、今よりさらに深みを増した演技ができると思う」(59歳/公務員)・「人気が出る前から好きな俳優。棒読みのようで棒読みでないセリフの言い方が好き」(45歳/正社員)
・「演技やバラエティでも独特の雰囲気があって、思わず見てしまう」(26歳/パート・アルバイト)
・「女性にモテるということは魅力的な人だと思うのでうらやましく、友達になりたい」(45歳/個人事業主)
・「今までのほかの俳優とは違うような気がするし、新鮮。決して嫌いではないタイプ」(19歳/学生)
嫌い
・「自分があこがれるようなタイプではないにもかかわらず、かっこいいのは間違いないので、嫉妬的な悔しさがある」(20歳/学生)
・「はっきりとした理由はないが、生理的に受け付けないので嫌い」(46歳/経営者)
・「顔が特にイケメンではないし、演技が気持ち悪いから好きではない」(25歳/学生)
どちらでもない
・「何度見ても魅力がわからない。突然好きになるかもしれませんが」(48歳/正社員)
・「よく知らないし、イメージも強くない。まあ“無難な二枚目”なんでしょう」(42歳/正社員)
・「好きでも嫌いでもない顔で、性格もこれといった特徴がないように見える」(58歳/無職)
・「役者としてさまざまな役ができる方だとは思うが、好きでも嫌いでもない」(35歳/正社員)
【アンケート概要】
■調査地域:全国 ■調査対象:男性年齢不問 ■調査期間:3月16~3月22日 ■有効回答数:100サンプル
【企画協力】
Re;Light
男性100人に聞いた「高橋一生は好き? 嫌い?」――「誰だかわからない」「無難なだけ」
「ザテレビジョン」(KADOKAWA)の「第86回ドラマアカデミー賞」で、4部門を受賞したテレビドラマ『民王』(テレビ朝日系/2015年)。同ドラマで、主人公の公設第一秘書・貝原茂平を演じ、無表情も映える塩顔と、慇懃無礼な毒舌ぶりで女性視聴者のハートをわしづかみにしたのが、高橋一生だ。それ以降、『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)や『カルテット』(TBS系)、映画『シン・ゴジラ』など、話題作に引っ張りだことなるほどの爆発的な人気を得て、女性誌では頻繁に特集が組まれるように。そんなノリにノっている話題の俳優・高橋を、同性はどのように感じているのか。そこで今回は、男性100人に「女性人気爆発の高橋一生は好き? 嫌い?」というアンケートを実施した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:男性・年齢不問/調査期間:3月16~3月22日/有効回答数:100

その結果は、女性からの爆発的な人気とは対照的に、「どちらともいえない」が64票も獲得するという意外な結果に。しかもその理由は、
「どこの誰だかまったく知らないので、好きとも嫌いとも答えようがない」(67歳/経営者)
「女性人気爆発というが、高橋一生を知らない。女性だけに人気なのかな」(38歳/正社員)
「名前と顔が一致しない。最近はそういう俳優が多い。要は個性的な俳優が減ったということに尽きる」(57歳/個人事業主)
と、「その人物をそもそも知らない」(22歳/パート・アルバイト)ことで判断しかねるという男性が20名近くに上った。
これだけ話題作に出ずっぱりなのに、なぜ認知されていないのか? どうやら「控えめな感じなので、あまり印象に残っていないというのが本音」(31歳/個人事業主)のようだ。
とはいえ、数々の話題作で高橋氏を目にし、存在を認知している男性でも、
「特別かっこいいとは思わない。なんで人気があるのかが不思議なくらい」(31歳/正社員)
「中性的な顔立ちなので、男前でもないと思う」(34歳/個人事業主)
「優しそうで好感の持てる顔をしているが、そのあたりにいそうな感じもして、なんとも言えない」(25歳/学生)
とのことで、「自分は男なので、魅力があまりわかりません」(48歳/無職)と、塩顔に魅了される女性の気持ちまでは理解しきれない様子。
ただ、中には「人気爆発という感じはなく、じわじわと盛り上がってきている気がする」(42歳/パート・アルバイト)「若いときから見かけていて、苦労もしていると思うから頑張ってほしい」(35歳/派遣社員)など、ここにきて「人気が出たのには、ある程度理由があると思う。女性を引き付ける何かがあるのでしょう」(26歳/無職)と、ブレークを讃える声も聞かれた。
一方、「好き」との回答は30票。その意見を見てみると、
「すごく演技で魅せてくれるので好き。人間性は知らないが、演技だけは逸品」(41歳/個人事業主)
「ドラマなどの演技を見ていると、自然体で役作りがうまいと思う」(34歳/正社員)
「若い頃から、いい人の役から憎まれ役まで幅広く演技できて、すごいと思う」(46歳/派遣社員)
など、“カメレオン俳優”との異名を持つほどの高い演技力を評価する声が続出。「ただ二枚目というだけではなく、演技力が高いところが好き。独特の雰囲気を持っているので、主役・脇役ともに存在感を出せる」(35歳/個人事業主)点が、同性からも支持される秘訣のようだ。
また、声変わり直前に、ジブリアニメ映画『耳をすませば』で天沢聖司の声優を務めたことでも知られているため、
「ジブリアニメの声優からストーカーの役までこなす幅広い演技力と、中性的な顔立ち、影のある雰囲気が大好き」(39歳/パート・アルバイト)
「何よりも声がいい。『耳をすませば』の声優だったとは思えない声変わりで、完ぺきではない程度のイケメンさが絶妙なバランスとなっている」(35歳/個人事業主)
など、「とても透き通るきれいな声」(15歳/学生)を絶賛する男性も多かった。
なお、「嫌い」との回答はたった6票で、
「イケメンでもなく、何がいいのかわからない。時代の流れとノリで人気が出ている気がする」(42歳/個人事業主)
「今の若い女性の思うイケメンと、自分たちの世代のイケメンとは感じが違う」(38歳/正社員)
「性格はよくわからないが、特徴的な顔をしているので抵抗がある」(23歳/正社員)
と、塩顔ブームが解せないとする意見が散見される結果となった。
2018年公開の映画『嘘を愛する女』では、ヒロインの恋人でキーマンとなる男を演じることが報じられている高橋。新たな魅力で、同性の認知度を上げることができるかにも、注目したいところだ。
【その他の回答】
好き
・「落ち着いた雰囲気なので、歳を重ねるごとに、今よりさらに深みを増した演技ができると思う」(59歳/公務員)・「人気が出る前から好きな俳優。棒読みのようで棒読みでないセリフの言い方が好き」(45歳/正社員)
・「演技やバラエティでも独特の雰囲気があって、思わず見てしまう」(26歳/パート・アルバイト)
・「女性にモテるということは魅力的な人だと思うのでうらやましく、友達になりたい」(45歳/個人事業主)
・「今までのほかの俳優とは違うような気がするし、新鮮。決して嫌いではないタイプ」(19歳/学生)
嫌い
・「自分があこがれるようなタイプではないにもかかわらず、かっこいいのは間違いないので、嫉妬的な悔しさがある」(20歳/学生)
・「はっきりとした理由はないが、生理的に受け付けないので嫌い」(46歳/経営者)
・「顔が特にイケメンではないし、演技が気持ち悪いから好きではない」(25歳/学生)
どちらでもない
・「何度見ても魅力がわからない。突然好きになるかもしれませんが」(48歳/正社員)
・「よく知らないし、イメージも強くない。まあ“無難な二枚目”なんでしょう」(42歳/正社員)
・「好きでも嫌いでもない顔で、性格もこれといった特徴がないように見える」(58歳/無職)
・「役者としてさまざまな役ができる方だとは思うが、好きでも嫌いでもない」(35歳/正社員)
【アンケート概要】
■調査地域:全国 ■調査対象:男性年齢不問 ■調査期間:3月16~3月22日 ■有効回答数:100サンプル
【企画協力】
Re;Light
子どもたちを救うはずが、ますます不幸にさせる? “限界寸前”児童相談所の実情とは――
「児童相談所」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか? 虐待を受けた子どもたちの相談や、養育困難な家庭への対応、そして非行や虐待によって家庭にいられなくなってしまった子どもたちを一時的に保護するといったことを行っている児童相談所の仕事は、社会からはなかなか見えにくくなっている。だが、その世界に一歩足を踏み入れると、そこには驚くべき現実が広がっていた。米・不動産ファンド「モルガン・スタンレー・キャピタル」出身で、NPO法人「Living in Peace」を設立し、子どもたちの支援を行っている慎泰俊による著書『ルポ 児童相談所 一時保護所から考える子ども支援』(ちくま新書)から、その実態を見てみよう。 本書を一読して驚かされるのは、児童相談所における子どもたちの扱いだ。虐待、貧困、非行などによって、家庭での養育が困難となった子どもたちが一時的に預けられる「一時保護所」では、一昔前まで体罰が当たり前だった。現在では体罰こそ減ったものの、「外出禁止が徹底され、学校にも行くことができない」「脱走防止のために、窓を開くこともできない」「私物はおろか、服も持ち込めない」「男女のトラブルを避けるため、きょうだいであっても会話ができない」「連絡先交換を防ぐため、紙の使用も管理されている」など、すべてが「トラブル防止」の名のもとに、徹底的に管理されている。在所経験のある人々は、この施設について口々に「あそこは地獄だ。思い出したくもない」「刑務所のような場所」と表現。さらに、一部の保護所では、トラブルを起こした子どもに対しては「個別対応」という名目で、4畳の個室での隔離生活を強いる。まるで、独居房のようだ。 かつて、一時保護所は非行少年の入所比率が高く、暴力や規律で徹底的に抑えつける必要があった。また、近年は虐待や精神障害で入所するケースが多く、心の傷がちょっとしたことで爆発してしまうケースもある。そんな、さまざまな問題を抱えた子どもたちを1カ所で集団生活させるため、このような抑圧的な方法を用いて管理しているのだ。 もちろん、神奈川県の中央児童相談所のように「子どもを守るための場所なのだから、子どもが逃げ出したがるような場所であるほうがおかしい」と、子どもに寄り添った一時保護所を開設している自治体もあるが、抑圧的な一時保護所は少なくない。その原因を、慎は、職員数の不足とともに、職員の子どもたちに対する想像力の欠如に見ている。慎自ら、携帯電話を切って一時保護所で2泊3日を過ごしたところ、言いようのない閉塞感を味わったという。シフト制で働き、仕事が終われば帰宅する職員たちには、その閉塞感が理解できないようだ。 また、児童相談所そのものに目を移してみると、別の深刻さが浮かび上がってくる。 虐待を受けた子どもの支援、養育困難な子どもやその家庭の対応にあたっている児童相談所では、常に職員ひとりあたり100件あまりの対応を行っている。2009年に1,101件だった相談件数は、15年には10万3,260件と、およそ100倍にまで増加。虐待数そのものが増加しているのか、通報しやすい環境が整ってきているのかは定かではないが、職員の負担は増加の一途をたどっている。この15年間で、児童福祉司の数は1,230人から2,829人に大幅増員されたが、相談件数の伸びには追いついておらず、「あと2~3倍の人員が必要」というのが現場の声。多忙のあまり、深刻な虐待を見逃し、虐待死事件に至ってしまったという、取り返しのつかないケースも報告されている。 このような状況を打破すべく、慎が提言するのは、行政による子ども向け対策の抜本的な改革とともに、3~4年のローテーションで部署を異動する、役所内の人事制度の見直しだ。また、民間でも、児童相談所に頼るばかりでなく、地域の努力によって状況を好転させることはできると説く。 虐待を受ける子どもたちに罪はない。しかし、増え続ける虐待によって職員が忙しく目配りできない環境や、一時保護所の抑圧的な対応は、子どもたちを救うばかりか、ますます不幸にさせていく。行政と民間がこの問題に向き合って根本を改善しない限り、すべての子どもたちが安心して生きられる社会はやってこないのだ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])『ルポ 児童相談所: 一時保護所から考える子ども支援』(ちくま新書)
子どもたちを救うはずが、ますます不幸にさせる? “限界寸前”児童相談所の実情とは――
「児童相談所」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか? 虐待を受けた子どもたちの相談や、養育困難な家庭への対応、そして非行や虐待によって家庭にいられなくなってしまった子どもたちを一時的に保護するといったことを行っている児童相談所の仕事は、社会からはなかなか見えにくくなっている。だが、その世界に一歩足を踏み入れると、そこには驚くべき現実が広がっていた。米・不動産ファンド「モルガン・スタンレー・キャピタル」出身で、NPO法人「Living in Peace」を設立し、子どもたちの支援を行っている慎泰俊による著書『ルポ 児童相談所 一時保護所から考える子ども支援』(ちくま新書)から、その実態を見てみよう。 本書を一読して驚かされるのは、児童相談所における子どもたちの扱いだ。虐待、貧困、非行などによって、家庭での養育が困難となった子どもたちが一時的に預けられる「一時保護所」では、一昔前まで体罰が当たり前だった。現在では体罰こそ減ったものの、「外出禁止が徹底され、学校にも行くことができない」「脱走防止のために、窓を開くこともできない」「私物はおろか、服も持ち込めない」「男女のトラブルを避けるため、きょうだいであっても会話ができない」「連絡先交換を防ぐため、紙の使用も管理されている」など、すべてが「トラブル防止」の名のもとに、徹底的に管理されている。在所経験のある人々は、この施設について口々に「あそこは地獄だ。思い出したくもない」「刑務所のような場所」と表現。さらに、一部の保護所では、トラブルを起こした子どもに対しては「個別対応」という名目で、4畳の個室での隔離生活を強いる。まるで、独居房のようだ。 かつて、一時保護所は非行少年の入所比率が高く、暴力や規律で徹底的に抑えつける必要があった。また、近年は虐待や精神障害で入所するケースが多く、心の傷がちょっとしたことで爆発してしまうケースもある。そんな、さまざまな問題を抱えた子どもたちを1カ所で集団生活させるため、このような抑圧的な方法を用いて管理しているのだ。 もちろん、神奈川県の中央児童相談所のように「子どもを守るための場所なのだから、子どもが逃げ出したがるような場所であるほうがおかしい」と、子どもに寄り添った一時保護所を開設している自治体もあるが、抑圧的な一時保護所は少なくない。その原因を、慎は、職員数の不足とともに、職員の子どもたちに対する想像力の欠如に見ている。慎自ら、携帯電話を切って一時保護所で2泊3日を過ごしたところ、言いようのない閉塞感を味わったという。シフト制で働き、仕事が終われば帰宅する職員たちには、その閉塞感が理解できないようだ。 また、児童相談所そのものに目を移してみると、別の深刻さが浮かび上がってくる。 虐待を受けた子どもの支援、養育困難な子どもやその家庭の対応にあたっている児童相談所では、常に職員ひとりあたり100件あまりの対応を行っている。2009年に1,101件だった相談件数は、15年には10万3,260件と、およそ100倍にまで増加。虐待数そのものが増加しているのか、通報しやすい環境が整ってきているのかは定かではないが、職員の負担は増加の一途をたどっている。この15年間で、児童福祉司の数は1,230人から2,829人に大幅増員されたが、相談件数の伸びには追いついておらず、「あと2~3倍の人員が必要」というのが現場の声。多忙のあまり、深刻な虐待を見逃し、虐待死事件に至ってしまったという、取り返しのつかないケースも報告されている。 このような状況を打破すべく、慎が提言するのは、行政による子ども向け対策の抜本的な改革とともに、3~4年のローテーションで部署を異動する、役所内の人事制度の見直しだ。また、民間でも、児童相談所に頼るばかりでなく、地域の努力によって状況を好転させることはできると説く。 虐待を受ける子どもたちに罪はない。しかし、増え続ける虐待によって職員が忙しく目配りできない環境や、一時保護所の抑圧的な対応は、子どもたちを救うばかりか、ますます不幸にさせていく。行政と民間がこの問題に向き合って根本を改善しない限り、すべての子どもたちが安心して生きられる社会はやってこないのだ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])『ルポ 児童相談所: 一時保護所から考える子ども支援』(ちくま新書)
『逃げるは恥だが役に立つ』DVD大ヒットも……「手抜き」と購入者ガッカリの声
3月29日に発売されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)のDVD/Blu-ray BOXが、驚異的な初動売り上げを記録しているという。
同作は、4月10日付のオリコン週間売り上げランキングで、DVDBOXが2.7万枚、Blu-ray BOXボックスを3.0万枚売り上げ、計5.7万枚のビッグセールスを記録した。もし、購入者の全員がTBSのネットショップ「TBS i shop」で買っていたとする場合、DVDセットは税込2万2,572円、Blu-ray BOXセットは税込2万8,512円なので、それぞれの定価に売り上げ枚数を掛けて合算すると、その額は約14億円にのぼる。
だが今、その中身に思わぬ不満の声が挙がっているという。一体どういうことなのか?
「ドラマ自体は繰り返し見ても飽きないし、新たな面白さを発見できるのですが、特典映像がどうにも手抜き。同局で放送された『王様のブランチ』とのコラボコーナーやダイジェスト、さらには『ぴったんこカンカン』で司会の安住紳一郎が踊った『恋ダンス』特別バージョンなど、ほぼ使い回しの内容ばかり。しかも、付録でついてきた『特製ムズキュンBOOK』という冊子も、人物関係図やドラマのあらすじが書いてあるだけで、『得した感』がないんです。出演者のインタビューくらいは入ってると思ったのですが」(実際の購入者)
とはいえ、「地方は『ブランチ』が放送されないから、たっぷり見られてよかった」という声ももちろんある。また、新垣結衣と星野源と脚本家による、最終回の「オーディオコメンタリー」やハプニングNG集については「短いけど楽しい」「仲の良さが伝わってくる」とおおむね好評だ。一方、ドラマDVDで“お約束”の映像は期待できないという。
「通常の特別映像といえば、撮影現場にメイキング用カメラが入り、クランクインや中盤、クライマックスに向けての追い込み、そしてクランクアップの様子などを、休憩時間といったオフタイムを交えながらドキュメンタリー風に作ることが多いのですが、それが一切ないのが驚きました」(制作会社スタッフ)
ちなみに、昨年放送されたヒットドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)のDVD/Blu-ray BOXには、メイキング映像がしっかりと入っている。しかも時間にして、なんと90分を越える大サービス。さらに初回限定版についてきたのは、嵐・大野智演じる主人公・鮫島零治が経営する「鮫島ホテルズ」のロゴ刺繍入り“特製ハンドタオル”だ。それに対し、『逃げ恥』の早期購入特典としてついてきたのは、「A4でもB5でもない、B6という使えないサイズのクリアファイル」(同)と、丁寧に作られたドラマのものとは思えない、「投げやり」ともとられかねない特典なのだという。
ちなみに、月9史上最低視聴率をたたき出したあのドラマすら、その特典は豪華だ。
「6月21日に発売予定の『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)のDVD/Blu-ray BOXの初回限定版の内容を聞いてびっくりしました。エンディングシーンでは、その場にいる全員が一斉にマネキン人形のように静止する“マネキンチャレンジ”をしていましたが、その撮影風景を、初回特典用に360度VR(バーチャルリアリティー)映像にて収録、メイキング動画としてダウンロードでき、それを見られる専用ゴーグルも同梱されているそうです。また主演を務めたロックバンドflumpool・山村隆太が役のまま(名波竜)次回予告を朗読する予告シーンも収録、もちろん未公開クランクアップ集も入っています」(芸能ライター)
こうして比較すると、人気ドラマだった『逃げ恥』の特典がしょぼく見えてくるが、作品そのものが魅力的であれば、余計な工夫をせずとも、ちゃんと“売れる”と証明した格好だ。
(後藤港)
名誉毀損裁判で和解の『マツコの知らない世界』 謝罪した“虚偽”発言は、誰が作ったのか?
TBS系のバラエティ番組『マツコの知らない世界』で虚偽の内容を放送されたとする名誉毀損の裁判で4月10日、原告の60代男性と被告のTBSが和解した。問題の放送は昨年2月、男性の元妻がゲスト出演した際、3年前に離婚した元夫について「(婚姻中に生活費を)一銭ももらったことがない」うえ、離婚するのにも3年半かかったという話をしていたが、男性はその内容に虚偽があり、番組を見た人々の間で悪評が広まったとして、昨年9月に1,100万円の損害賠償を求めていた。 合意内容は不明ながら、TBSは12日、番組ホームページに謝罪文を掲載。ただ、わずか3行の簡素なもので、内容に虚偽があったかどうかは書かれていなかった。 「2016年2月16日の放送において、出演者の元配偶者のプライバシーを害する表現がありました。ここにお詫びいたします」 同番組はマツコが各ジャンルのスペシャリストを招いてトークするものだが、問題の放送ではラジオ番組などにも出ているミニチュアコレクターの星南子氏が1984年に結婚、2013年に離婚した元夫について「結婚してから味噌、米、しょうゆ、息子の学費、一銭ももらってない。なかなか別れてくれず、離婚裁判で3年半かかった」と話していた。 これには、放送当時にネット上でも「番組が人生相談みたいになっていた」「公共の電波で言うことか」といった視聴者の声もあったが、番組内で紹介される商品がバカ売れすることでも知られる人気番組とあって、その影響力は絶大。放送後、星氏は「お陰様で大盛況です」と、鎌倉で経営する店に多数の視聴者が訪れたようなことをTwitterでつぶやいていたほどだ。男性への負の影響も小さくなかったと想像できる。 しかし、その内容が虚偽だというなら、誰が話を“作った”のか? TBSの別番組のディレクターが言う。 「出演者のプライベート話を番組側が創作するわけがないので、もしそれが虚偽だったなら、おそらくゲストがテレビ出演に舞い上がって、話を大きく盛ったのでは? ただ、そういうのはよくあることなので、だからこそ番組側には一定の台本があるわけです。スタッフは収録後にその部分をカットしたり編集しますが、今回の場合は番組側がテロップまで入れて放送しちゃっているので、番組サイドに配慮が足りなかったとは言えますね」 確かに、ゲスト出演者が話を大きく言ってしまっても、一般人である元夫の悪口になる話を放送すれば揉める可能性があることぐらいは想定できそうなものではある。 裁判が和解となったため、元妻の話がどこまで“ウソ”だったかはわからないのだが、いずれにせよ、人気番組はゲストの発言内容にも十分注意が必要ということか。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)


