前事務所が“成宮寛貴の二の舞い”に危機感!? 山本裕典のクビ理由に後輩女優が言及

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 謎を呼んでいるイケメン俳優・山本裕典の解雇理由について、事務所の後輩で女優の岡本夏美が「副業や法的な問題ではない」と発言した。  岡本は、26日放送のニュースバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演。山本が所属していたエヴァーグリーン・エンタテイメントの社長は、21日の午前中に山本と話し合い、契約終了を決定。その後、タレントやマネジャーが社長のもとに集められ、くだんの説明を受けたという。  同事務所は21日、ホームページ上で「21日付けで山本裕典とのマネージメント業務委託契約を終了することにいたしました」と発表(現在は削除)。「本日まで数えきれないほど、山本裕典本人と話し合い、何度も熟考を重ねました。しかしながら、本日までの一連の諸事情を鑑み、山本裕典が弊社の考える基準に至らなかったため、契約内容に違反したと考え、断腸の思いで、契約を終了することにいたしました」「このような結果は、非常に残念であり、私共の指導力不足を痛感しているところでもあります」などと綴ったが、具体的な理由については明かされていない。 「六本木でのバー経営が契約違反に当たったと一部で報じられている山本ですが、それより交友関係に問題があり、社長が問題視していることが大きな要因だとか。また、同事務所が危機感を募らせる一因には、成宮寛貴氏の電撃引退も関係してそうです」(芸能記者)  成宮氏といえば、引退時に「心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」とのコメントを残しており、この“複数の友人”は、夜遊びを共にしていた不良グループと見られている。 「コカイン使用疑惑が告発され、逃げるように引退した成宮氏ですが、決まっていた連ドラなどの仕事に穴をあけ、多額の違約金が発生。事務所はしばらく、てんやわんやだった。一方、夜遊び仲間らとクラブイベントなどを企画し、ギャルを集めている山本ですが、女性参加者は事前に写真審査を行うなど、その内容は極めて怪しいもの。また、パトロン風の男性とつるみ、見境なく女性を口説いていましたから、よく思わない人も多い。まさに、いつトラブルが発生してもおかしくない状況だったとか。このまま山本の面倒を見続けていたら、エヴァーグリーンも早かれ遅かれ、成宮氏が所属していたトップコートの二の舞いになっていたのでは?」(同)  成宮氏同様、突如として芸能界から姿を消した山本。今後、山本の裏の顔が注目されそうだ。

確執か!? SKE48高柳明音とAKB48横山由依『豆腐プロレス』に見る、対照的な“アイドル人生”

SKE48高柳明音とAKB48横山由依の確執!? 『豆腐プロレス』に見るアイドルの生きざまとはの画像1
テレビ朝日系『豆腐プロレス』番組サイトより
 テレビ朝日系『豆腐プロレス』10話は、前回から続く「錦糸町道場マッチ」の後半戦。  第3試合は、チェリー宮脇(宮脇咲良)とコマネチ湯本(湯本亜美)の試合。ガチガチのロックアップからエルボーで攻撃するチェリー宮脇。コマネチ湯本も寝技でキメにかかるが、これを抜けて足でしめ返す。もともと運動音痴として知られる宮脇とは思えないくらい、しっかりとプロレスの試合が成立している。しかし、試合そのものはコマネチ湯本が優勢。エルボーが大振りになった宮脇の一瞬のスキをついて湯本が宮脇のヒザ裏をキック。足元がフラついた宮脇の後ろをとってロメロスペシャル。  そのあとも、湯本に関節技を極められ苦悶の表情を浮かべる宮脇。なかなか立ち直れない宮脇を滅多打ちにする湯本。しかし、宮脇は急に大声をあげ覚醒すると、湯本の顔面を何度も殴りつける。マットに倒れ込んだ湯本。一瞬自分でも何が起こったのかよくわからないといった表情の宮脇だったが、「チャンス!」という仲間たちの声に我に返り、そのまま見よう見まねで、ハリウッドJURINA(松井珠理奈)の必殺技の「フライングJURINA」でトドメを刺そうとするが、これをかわされてしまう。その後、ロンダートからのエルボーなど、湯本の連続攻撃に圧倒され、最後には必殺技のコマネチハネムーンで、コマネチ湯本の勝利となった。  最後となる第4試合は、ロングスピーチ横山(横山由依)とバード高柳(高柳明音)の試合である。冒頭、バード高柳の回想シーンから始まる。プロレスに対して否定的なのであろう父との電話。そして矢崎英一郎(渡辺いっけい)との会話。このWIP(ワールド・アイドル・プロレスリング)のために高校の留年を決め、もうあとがないという高柳に対し、「じゃあもうやめろ」と冷酷に言い放つ矢崎。そのあとには「たかが一年の留年で……。島田(晴香)と松村(香織)は四年も留年しているんだぞ」と続ける。「え、そうなの!?」と、思わず笑ってしまうような設定が明らかになる。このドラマ、ロングスピーチ横山は高校に再入学しているという設定だった。“女子高生だけが参加できる”と銘打ってはいるものの、その内実はかなり大変なようだ。  バード高柳は呼び込みと同時に、控室から階段を駆け下りてそのままリングへ。ゴングが鳴る前から、いきなりロングスピーチ横山に奇襲を仕掛ける。先程の回想から、高柳が心に秘める強さを感じる。横山は一時的にリング下へ降り「どないしよ……アイツめっちゃ怒ってる……」と焦るが、アリゲート流司(今野浩喜)に「洋平さんから何を教わってきたんだ。アイツよりお前の方がベテランなんだぞ!」と叱咤され再びリングへ。高柳を首投げし、そのままサッカーボールキックをお見舞いする。額を突き合わせて、バチバチの試合である。  横山由依は、AKB48のオーディションに合格する前、SKE48の2期生オーディションで不合格となっている。奇しくもそのオーディションで合格し、先にSKE48のチームK2のキャプテンとなったのが、対戦相手のバード高柳を演じる高柳明音。しかし、高柳は2014年2月に開催された「AKB48グループ大組閣祭り~時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!~」でリーダーの任を降り、その年の総選挙では31位まで順位を落としている。翌年の総選挙では選抜入りを果たし、その後写真集も発売するなど順調な活動をしているが、今回の対戦相手の横山由依ほどの知名度を獲得しているわけではない。先の父親との電話のシーンもまた、実際の高柳の思いの丈だと考えざるを得ない。  一方の横山も、AKB48グループ総監督として高橋みなみの跡を継いだが、その頃から公式ライバルの乃木坂46や、その妹分の欅坂46に注目が集まっている。今回の試合も総監督の横山だけでなく、センターの宮脇や向井地といった、次世代のAKB48グループの中心メンバーが集まった錦糸町道場チームは第3試合目まで全敗。試合前にメンバーに「最後に勝てば……ハッピーエンドや」と話した彼女の気持ちは、決してドラマだけのセリフではないだろう。その思いもあって「負けへん!」と何度も高柳に食らいつき、最後までタップ(敗北宣言)をしない横山だったが、高柳のスリーパーホールドでTKO負け。錦糸町道場チームは、初戦を全敗で終えることとなった。 「プロレス舐めんな」と言い放った高柳。これに対しリングに上がり横山のもとに駆け寄っていた宮脇が「舐めていないです。私はプロレスが大好きです」と返す。これに高柳は「私は、プロレスなんて大嫌い。特別な才能……そんなものがないから自分の人生全部かけなきゃいけない。だから、プロレス舐めてるやつが許せない」と吐き捨て、リングを去っていった。  試合がすべて終わり、リング上に残った錦糸町道場メンバーにアリゲート流司が「お前ら、今日リングの上で何を見つけた?」と語りかけると、宮脇は「プロレスって、すごいです。こんなに悔しくて、こんなに楽しいことって、世の中にあるんだな」と答えた。アリゲート流司は「勝ったやつは逆転できないが、負けたやつは逆転ができる。そこに、俺たちにしかできない戦いがある」「俺たちのプロレスはまだ始まったばかりだ」と締めるのだった。  試合終了後からの一連のセリフは、そのまま“プロレス”という言葉を“アイドル”にそのまま変えたら……と考えてしまうほど、広がりをもった言葉に、思わず唸ってしまった。  これで『豆腐プロレス』の第一章はおしまいだ。次週からは、初戦全敗から半年が経過したところからスタートする新章に突入。WIPのチャンピオンをかけた群雄割拠のトーナメント戦だ。公式サイトの予告によれば、ハリウッドJURINAはケガで休養を経て、その復帰戦から始まり、錦糸町道場メンバーだった向井地美音(役名同じ)は、何も告げず錦糸町道場を去っていたという。これからどのように物語が展開していくのか、とても楽しみである。 (文=MC内郷丸)

アイドル・俳優・司会者とさまざまな顔を持つ二宮和也の魅力を凝縮

内に秘めた情熱と真理をつく冷静さ。その狭間を自由自在に行き来して、周囲を魅了して止まない嵐・二宮和也。
その魅力の数々に迫ります!

Contents

Jr.・・・・4P~
オーディションでは踊らずに
ただ揺れていた(笑)
—-嵐に奇跡が起こったとしたら、この5人になったことだと思う

ARASHI・・・・18P~
ヘタな芝居して、嵐まで「たいしたことない」と思われるのが嫌だった
—-オレ以外の”正直者4人”のためならなんだってできる

ACTOR・・・・36P~
自分の考えが生まれちゃうでしょ、それが一番やっかいなんです
—-目の前の現場が一番で、出来上がったものには興味がない

IDOL・・・・58P~
「トップになろうね」って夢、嘘にしないために走ってきた
—-なめてもらっちゃ困るよ、アイドルを

AMBIVALENT・・・・74P~
大切なのは人との違いを知ることだと思う
—-他者との違いを認めつつ、相交わらない孤高の男

LEGEND・・・・82P~
「変わらないことがすごいんだ」って絶対思ってる
—-オレ、「変わらない進化系」を信じてるから

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嵐・櫻井翔は「40代の老け顔おじさん」? “顔パンパン”問題をDr.高須幹弥が斬る!!

【第35回】「高須幹弥センセイ、櫻井翔は、どうすれば昔のスリムな顔に戻れますか?」
 老若男女から愛される、国民的アイドルグループ・嵐の櫻井翔。以前、同連載で、辛口(?)な高須クリニック名古屋院・院長の高須幹弥先生から、「目の開きがよく、二重の幅もちょうどいい。パーツ一つひとつの形がキレイで、配置も黄金比に近い」とベタ褒めされ、嵐イチのイケメンと診断されたこともあるが、近頃はネットを中心に「顔がパンパン」と物議を醸しており、ファンの阿鼻叫喚も聞こえてくる。高須先生、櫻井の顔がパンパンになった原因は何ですか? 20代前半の頃のような、シュッとした顔に戻れる可能性があるか、教えてください!

■顔パンパンの原因は「皮下脂肪」
 櫻井翔さんの顔が丸くなっている原因の大部分は、皮下脂肪ではないでしょうか。むくみも多少あるとは思いますが、今は見るからに太っていると思います。これまでもふくよかな時期とほっそりとした時期を繰り返しているので、もともと太りやすい体質なのかもしれませんね。

 そもそも、誰しも30歳を過ぎると代謝が落ちるので、20代と同じような生活を送っていると皮下脂肪が蓄えられて、太りやすくなるんです。櫻井さんは現在35歳なので、年齢的なものもあるでしょう。また、ジムなどに行って体を鍛えているそうですが、脂肪のつく部位は人によってそれぞれなので、櫻井さん場合は顔に脂肪がつきやすいのかもしれません。

■顔表面積の拡大でイケメン度もガタ落ち
 以前に比べ、輪郭にシャープさがなくなり、頬は肉がついたことでたるみ、アゴも二重アゴになったので、見た目の印象は老けたように思います。輪郭や頬のたるみだけを見ると、プラス10歳くらい老けているのでは。櫻井さんは現在35歳なので、「45歳のたるみ方」といっていいでしょう。ただ、膨らんで肌にハリが出て、小じわや毛穴の開きが目立たなくなっているので、全体で見れば、実年齢プラス5歳くらいの印象だと思います。

 また、パーツの形や配置はとてもいいのですが、太って顔の表面積が広がったことで、パーツが全体的に顔の中心に寄ったように見えてしまい、残念ながらイケメン度もかなり落ちたと思います。

■施術だけでは昔の姿を取り戻せない!?
 もし僕が、櫻井さんの顔をスッキリさせるなら、「メソシェイプフェイス」と「ウルセラシステム」を施すかな。

 メソシェイプフェイスは、顔専用の脂肪溶解注射ですが、代謝を促進してむくみを減らしたり、主成分のメディカルハーブで顔の皮膚を引き締める作用もあるので、キレイに小顔が作れます。まずは頬やアゴを中心に、櫻井さんの顔をパンパンにさせている余分な脂肪を溶かします。次に、高密度の超音波を照射し、皮下の筋肉に直接熱エネルギーを加えて内側から引き締めるウルセラシステムで、脂肪がなくなってたるんでしまった皮膚を引き上げます。この2つを施すだけで、ずいぶんよくなると思いますよ。余分な脂肪がなくなって、ハリのなさやたるみが気になるようなら、皮膚の下に極細の糸を埋め込んで引き上げる「ウルトラVリフト」もいいかもしれませんね。

 ただ、櫻井さんの場合は、顔全体に脂肪がついてしまっているので、こうした施術だけでスリムな頃に戻るのは難しいのが正直なところ。食事制限や適度な運動など、ダイエットを併せれば、以前のような欠点のないイケメンに戻れると思います。

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高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
公式ブログ

老人を木に縛って焼き殺し、5歳女児の喉をナイフで切り裂く──ミャンマー政府軍「ロヒンギャ虐殺」の現実

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「週刊文春」(3/30号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「籠池泰典独白 60分」(「週刊文春」3/30号) 同・第2位 「ミャンマー 語られざる民族浄化」(「ニューズウイーク日本版」3/28号) 同・第3位 「安倍ゴッドマザー洋子氏が激怒 日本の恥 昭恵は総理夫人失格です」(「週刊現代」4/8号) 同・第4位 「トクホの大嘘」(「週刊新潮」3/30号) 同・第5位 「東芝『潰すか救うか』メガバンクのトップたちが語る」(「週刊現代」4/8号) 同・第6位 「『がんばれ! アサヒ芸能』TSUTAYA傘下で絶体絶命」(「週刊文春」3/30号) 同・第7位 「『大原麗子』にベッドインを拒否された『渡瀬恒彦』」(「週刊新潮」3/30号) 同・第8位 「東大合格ママ 徹底指南『男子と女子は受験勉強が違う』」(「週刊文春」3/30号) 同・第9位 「金正恩『斬首作戦』トランプ決断目前!」(「週刊文春」3/30号) 同・第10位 「石原・浜渦『逃げ恥』を許したおバカ都議」(「週刊文春」3/30号) 同・第11位 「小池新党『候補者』263人の名前」(「週刊ポスト」4/7号) 同・第12位 「アレク『妻・川崎希を裏切る不倫カーセックス』衝撃撮!」(「フライデー」4/7号) 今週のワースト記事 「桜田淳子からの手紙」 「原子力発電所は『安全神話』から訣別できるのか?」(ともに「週刊ポスト」4/7号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  先週金曜日は現代とポストの発売日だったが、この2誌のタイトルを見ていると、つくづくこの国は平和ボケしていることがよくわかる。  安倍首相の祖父・岸信介は安保反対運動が全国的に広がっているにもかかわらず、「それでも後楽園球場は満員だ」と言ったといわれる。それでいえば、安倍は「現代、ポストを見てみろ。日本人は籠池問題なんかより、株や死ぬまでセックスのほうに関心があるんだ」といいたいのではないか。  現代の巻頭特集は「私はこの株、この投信でこんなに儲けました」、第2特集は「病気別行ってはいけない有名病院」。ポストは「小池新党『候補者』263人の実名」と「『あれっ?』と思ったら“隠れ難聴”を疑え」である。  株は論外だが、病院採点も難聴問題も年寄りには大きな関心事ではある。私もだいぶ前から聞こえが悪くなってきて、テレビの音はもちろんのこと、寄席でぼそぼそ話す噺家の声が聞こえないので困っている。だが、ジャーナリズムを自称する週刊誌なら、籠池・安倍昭恵問題を大きく取り上げないのはなぜか。  その点、文春が籠池インタビューを喚問の当日にもってきたのはさすがである。ポストも現代も、この問題を扱っていないわけではない。ポストは鴻池祥筆を直撃したり、この間、籠池側のスポークスマンのようになっている菅野完に、大メディア批判をさせているが、片手間感は否めない。  現代の行ってはいけない有名病院にちょっぴりだけ触れておこう。現代が言いたいのは、どんな有名病院でも得手不得手があるということだ。例えば、食道がんでは市立札幌病院、名古屋第二赤十字病院、兵庫県立尼崎総合医療センター、金沢医科大学病院、東京都立墨東病院などはポイントが低く、順天堂医院や神戸大学医学部付属病院はポイントが高い。  すべてのがん手術に対して圧倒的なポイントを稼いだのは、がん研究会有明病院。先日、私の友人が肝臓がんで入院したので見舞いに行ったが、威容を誇る大病院だった。この評価が正しいのかどうかはわからないが、一つの指標にはなるだろう。  ポストがおかしい。巻頭からあれれれ……。いきなりカラーで「桜田淳子からの手紙」だ。4月に何年かぶりの公演をやるらしい。18、19のころの愛らしい写真が載っていて、彼女からの手紙もある。だが待ってくれよ。彼女はいまだに深刻な問題を抱えている統一教会、今は世界平和統一家庭連合というらしいが、そこの信者で広告塔である。  私のところへも、娘が入信して困っている、なんとかならないかという母親からの切実な相談が来ている。なくとも、彼女のそうした経歴を書くべきではないか。桜田のコンサートを見て入信する人間が出てくるかもしれないのだ。一切触れていないというのは、ポストらしからぬ扱いだと思う。  そのついでにいえば、ポストの「原子力発電所は『安全神話』から訣別できるのか?」という記事にも「喝!」である。「原発の利点をどう考えるか」「安全性を追求しているのは原発の現場だけではない」「柏崎刈羽原発でも美浜原子力緊急事態支援センターでも、安全対策の取り組みは新たなステージへ踏み出している」「原発停止に伴う火力発電燃料の輸入増加が日本経済の足枷となっていることもまた、日本人が直視しなければならない現実である」  まるで東京電力が作成したパンフレットのようである。私のところへ送られてくる「Enelog」という電気事業連合会が出している小雑誌がある。  今月は特別号で「福島第一原子力発電所と地域の『いま』をお知らせします」とある。そこには「現在は各号機とも安定冷却を続けています」「放射線量の低減と労働環境の改善」「原子力の安全性向上に向けた取り組み」「緊急事態への対応能力の向上」「経営トップによるリスクガバナンスの強化」などと、私たちは一生懸命やっていますからご安心くださいという、電力側に都合の良いいい分が載っている。  これは電事連が出しているから致し方ないが、ポストの記事も受け取りようによっては電事連が金を出しているペイドパブ(記事広告)と受け取られかねないのではないか。もちろんPRとは入っていない。いまだに福島第一原発事故は収束してはいないのだ。放射能の除染も道半ばである。今日本人が考えなければいけないのは、「被災リスクに正対する姿勢」ではなく、どうしたら原発をなくし、それに代わるエネルギーを生み出すために何をしなければいけないのかということに「正対」することだと思う。  桜田のグラビアといい、この記事といい、今週のポストには首を傾げざるを得ない。  まずはフライデーから1本。私には、さっぱりわからないアレク(34)という男が妻・川崎希(29)を裏切る「不倫カーセックス」をしていたというお話。  アレクなる人物、元モデルで、元AKB48の川崎と13年に結婚したそうだ。当初は「格差婚」といわれていたが、バラエティで「外車や豪邸を妻に買わせておいて浮気しまくるゲス&ヒモキャラ」でブレイクしたそうだ。妻が不妊治療しているにもかかわらず、ファンの女を車に連れ込み、セックスしていたというのだ。こんなばかばかしい男を張りこまなきゃならないフライデーに同情する。  川崎は亭主の浮気がばれるたび、「ニンジンを尻に刺す」「自分の小便を飲む」などのペナルティを科すことで許してきたそうだが、今度は、そうしたシーンを撮らせてもらったらどうか。  小池都知事が都議選に候補者を多数擁立して、意のままに動く多数派を作ろうと画策していることはよく知られている。ポストは、その候補者リストを入手したと特集しているが、263人というのは、いくらなんでも多すぎるだろう。この中から70人程度が選ばれるとポストは見ているようだが、メンツはバラエティに富んではいるが、政治家としては未知数である。  例えば、スピリチュアルカウンセラーで国民的美魔女コンテストのファイナリスト。グラフィックデザイナー。元キャビンアテンダント。80年代に流行したファッションブランドの創業者などで、その中でも目玉候補が東京MXテレビの元看板アナの天野ひかり、IQ145以上を売り物にする秀才タレントの利咲、美人歯科医の照山裕子、マンガ雑誌「ヤングマガジン」などのグラビアを飾った穴繁あすかたちだという。  私には、なぜこの人たちが都議選の「目玉」なのか全くわからない。あるネットメディアが行った支持率では、小池への支持が都内全域で平均85.3%となったという。  これまた安倍自民と同じように、対抗軸がないからという理由が一番多いのではないか。ようやく小池都知事は「豊洲移転問題を都議選の争点にはしない」と言いだしたが、当然である。何度も言うが、豊洲移転問題に結論を出して、そのことの是非も都議選で問うというのが真っ当な考え方であろう。  その結論の出し方によっては、支持率が急降下することも十分考えられる。それは盤石だと見えていた安倍政権が、籠池疑惑で揺らいでいるのを見ればわかる。小池の地盤は安倍よりもっと弱い。  文春は、百条委員会に石原元都知事、浜渦元副知事を呼んだが、なんのことはない、記憶にない、忘れた、挙句には恫喝までされるという体たらくであったことを「おバカ都議」と揶揄している。当選6回のベテラン古賀俊昭都議のこの言葉が、すべてを物語っている。 「(追及が)緩いと言いますが、別に百条委は追及する場ではない。私たちは今まで豊洲移転の予算に賛成してきたが、その判断が間違っていなかったというのが、証人喚問を通して明らかになれば良いと思います」  百条委は追及する場ではなかったというのだ。証人が誰でもよかったのだ。「豊洲移転は正しい」ということを証明しようとしたというのだから、豊洲移転の経緯の真相など明らかになりっこなかったのである。時間の無駄だった。  さて、文春で今売り出しのジャーナリスト・山口敬之のレポートで、トランプが「金正恩の斬首作戦」を計画しているというのである。  在韓米軍が中心となって北朝鮮有事の際のシミュレーションをいくつかつくっているという。その中には「5015」というのがあるそうだが、トランプが実行しようとしているのは、それよりもより過激な作戦だそうだ。 「特殊部隊がターゲットの居場所に突入してターゲットを殺害し、DNAなどを使って本人確認をする暗殺方法を言う。ミサイル攻撃など手っ取り早い殺害方法をとらないのは、ターゲットが死亡したという事実を客観的に確認して内外に公表することが重要だからである」(山口)  そして金正恩に代えて金正男を据える予定だった。しかしそれを察知した北朝鮮は、正男を暗殺することで、アメリカの目論見を潰したのかもしれない。こうしたスパイ物語はおもしろい。世界で唯一といってもいいほどの独裁国家の北朝鮮のドンを、CIAの秘密工作員が潜入して寝首を掻く。  だが、こうした計画が実行に移される可能性は低いと、私は考える。なぜなら、我々が知るかぎり北朝鮮内の情報は極めて少ない。仮に金正恩を斬首したとしても、第2、第3の金正恩が生まれ、核をアメリカ、韓国、日本へ使う可能性が極めて高い。韓国は陸続き、日本は至近距離である。もし北朝鮮が本当に核開発に成功していて、それを搭載したミサイルを撃つ能力を持っていたとするならば、アジアは火だるまになる。  そんな危険なことをトランプがやろうとしていれば、安倍は死ぬ気で止めなくてはいけないはずである。オサマ・ビン・ラディン暗殺とは難易度が違い過ぎる。それにオバマケアさえ破棄できないトランプの現状では、それほどの重大事を周囲に納得させることは、トランプには無理であろう。  圧力と対話。北風と太陽政策しか北朝鮮にはないのだ。金正恩暗殺などすれば、火薬庫が爆発して大惨事になる。トランプもそこまでバカではないと、私は思いたい。同じ文春に、3人の息子たちをみな東大へ入れた佐藤亮子が、3月10日に、娘も東大に合格させたという記事がある。  彼女のユニークなのは、子どもたちの教育は100%母親の責任だとして、父親には一切手を出させないというところだろう。3回間違えた問題は壁や天井に貼っておく。手製の暗記ノートを作り、食事する子どもたちの横でページを繰って覚えさせるなどは、珍しいやり方ではない。  だが、男の子の勉強は短期決戦型でいいが、娘は体力的に難しいため、中1から塾に通わせ、6年かけてコツコツと勉強させる方法を取ったそうだ。髪をドライヤーで乾かす間も、母親がドライヤーを持ち、娘に国語の問題集を解かせていたという。要は、母親が子どもたちの勉強に主導的に関与し、子どもたちもそれに従順に従うということができれば、なんとかなるというのだろうが、これがきっと、やってみると難しいのではないだろうか。私の乏しい経験からだが、思春期の子どもはなかなか手ごわい。腸内フローラを整えるために、毎日ヤクルトを1本とヨーグルトを食べさせた。各予備校が実施する東大模試の過去問をひたすら解かせたそうだ。  私が興味あるのは、こうして母親主導で東大に入った子どもたちが、社会に出てからどう生きていくかだ。親離れするのか。反発するのか、これからも母親べったりで生きていくのか。ぜひ10年後に、そのことを詳しく書いてもらいたいと思う。  昨夜は渡瀬恒彦が出ている映画『仁義なき戦い 代理戦争』(1973)を観た。度胸のいいチンピラをやらせたら抜群だ。空手の有段者だから、実生活でも喧嘩は強かったという。  新潮で大原麗子の弟、政光が、「お互い一目惚れで、特に姉さんのほうが渡瀬さんを好きになったみたいです」といっている。仲睦まじかった2人だが、渡瀬の実父が亡くなり実母を引き取ってから、隙間風が吹くようになったそうだ。それも渡瀬が家にいればよかったのだが、売れっ子になって家に帰れない日が続いたという。  大原が森進一と浮気をしていると週刊現代ですっぱ抜いたのは私だったが、離婚する1年ほど前から、「姉は渡瀬さんが浮気をしているんじゃないかと疑い始めた。そんな事実はなかったようですが、それでも、対抗策として長いことセックスを拒否したんです」(政光)。  あんないい女がすぐそばにいるのに、手を出せないのはつらかっただろうな。躁鬱状態にある大原は、渡瀬の自宅にも電話をかけ、渡瀬の奥さんが取り次いで話し、大原は会いたいとこぼしていたそうだ。  ところで、徳間書店がレンタルビデオなどで有名なTSUTAYAを運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」の子会社に買収された。CCCは「エスクァィア日本版」を傘下に収めたり(09年に休刊)、「ニューズウイーク日本版」も出している。文春は、ヤクザ記事が多く、裏の世界の情報誌として有名なアサヒ芸能は、存続できるのかと疑問を呈している。  しかし、アサ芸の持ち味である「戦後裏面史」はもっと評価されていいし、現在も厳然としてあるヤクザ社会、裏社会を記録していくことは重要である。アサ芸に苦言を呈すれば、編集部がこうした役割を積極的に担っていくことをもっと自覚し、誌面を作っていってくれることを期待したい。そうすれば、まともな経営者なら、その意義を理解し、積極的に支援してくれるはずだ。  次は、もだえ苦しむ巨竜・東芝がどうなるのかというお話。確かに苦しい状況だが、現代によれば、メインバンクは東芝支援をこれからもやっていくと、腹を決めたというのである。それは、東芝がインフラ事業や鉄道、道路標識などに深く関わっているからという理由がある。  もし東芝が潰れれば、オフィスビルやタワーマンションでエレベーターが止まり、鉄道が運休し、交通標識が誤作動を起こす。東芝社員は19万人だが、東芝の取引先は1万社を超えるといわれ、全国1万件の連続倒産にでもなれば、日本経済にも大打撃である。それに事故を起こした原発の廃炉、軍需産業と、東芝は「国策企業」である。これを放置したままにすれば、日本だけではなく、国際的な外交問題にもなりかねないのだ。  だからメインの三井住友銀行も、東芝への不満はいうが、手を引くことはないようだ。また現代によれば、政府系の「産業革新機構」が出資するシナリオもあり、政府系として生き残る可能性もあるようだ。  確かに、これだけの企業を潰すわけにいかないことはわかる。だが、それと、東芝の経営陣の放漫経営、経営責任をおろそかにしてはならない。すべての膿を出し、経営陣を一新し、不要な部分はそぎ落として新生東芝として厳しい再建への道を歩む。東芝で起きていることは氷山の一角であるはずだ。第2、第3のシャープや東芝はこれからもっと出てくる。そのためには徹底的な東芝の再建策を、国民にわかるように見える形でやってもらいたいと思う。  第4位。新潮が、CMで喧伝されているトクホ(特定保健用食品)には「大嘘」のものが多いという特集を組んでいる。トクホとして販売するには製品ごとに有効性や安全性について審査を受け、表示について消費者庁の許可を得る必要がある。3月20日時点でトクホは1,168品目あるという。そのうち販売されていないものもあるから、現在販売、準備中のトクホは454品目。2015年度の市場規模は6,391億円もあるそうだ。  まずは、脂肪の吸収抑制・排出増加を謳っている「からだすこやか茶W」「キリンメッツコーラ」などに入っている難消化性デキストリン(以下、難デキ)は「効き目ゼロだった」というのである。これはトクホ全体の3分の1を占める「魔法の成分」といわれるそうで、難デキは水溶性の食物繊維で、デンプンを加工処理した物質だという。国が許可した難デキの効用は20年ほどの間、整腸効果や血糖値だけだった。そこに2011年に「脂肪」の文字が加わる。そのために脂肪の多い食事を摂りがちな人や中性脂肪が気になる人の食生活改善になると爆発的な売れ筋になる。  だが、筑波大学の鈴木正成名誉教授らが2010年に、日常的な食事を摂った場合に、難デキ6グラムが含有された茶飲料、グァバ葉茶ポリフェノールが70ミリグラム以上含有された茶飲料、普通の水出し煎茶と、それと合わせてダンベル体操をやった後の食後血糖値上昇抑制効果を調べた結果、どの茶も血糖値の上昇を抑制したものはなく、有意差が出たのはダンベル体操だけだったという。  さらに、千葉大学の山本敬一名誉教授によると、このトクホの根拠論文がいずれも松谷化学工業という会社の研究者が作成した論文に依拠しているそうで、ここは難デキの国内シェア8割を誇る会社だというのである。  山本名誉教授は、その論文で難デキを摂取すれば脂肪が排便として多く排出されるとしているが、「そこに表れた1・2%の差は生物学の世界では誤差の範囲。このことから難デキには脂肪を抑制する効果はない」というのである。10億本を突破したお化け商品「伊右衛門 特茶」は、謳い文句とは逆に体脂肪率も体重も増加するという。これもサントリー食品インターナショナルのHPにあるグラフがミスリードしていて、首を傾げざるを得ないと高橋久仁子群馬大学名誉教授が話している。  高橋名誉教授が特茶の主な論拠論文を当たったところ、特茶を飲み続けると体重が減らないばかりではなく、体重も脂肪率も増えていたというのである。これなら飲まないほうがいい。  トクホの許可は消費者庁の管轄で、その有効性や安全性の評価は「消費者委員会新開発食品調査部会」で審議される。しかし特茶が関与成分としているのは「ケルセチン配糖体」だが、審議を担当する専門家ですら解釈に困る代物だったというのである。  そのためメーカーには再度の説明が求められ、結局、お腹回り、ウエストサイズ、肥満という文言が削除されてしまったそうだ。  リカルデントというガムに添加されている人工甘味料は、「90年代後半には、米国の複数の研究者が脳腫瘍を引き起こす可能性を指摘」(科学ジャーナリストの渡辺雄二)しているという。  生きたまま腸に届くという「ヤクルトAce」も意味がないとニベもない。「この手の乳酸菌飲料でなくても健康は維持されますし、特定の乳酸菌でないとダメということもない。無理して高価なトクホを買うよりも、バーゲンセールで買ったヨーグルトを選べば十分ですよ」(秋津医院の秋津壽男院長)。  日本ケロッグの「オールブラン オリジナル」も、「その人数(被験者=筆者中)も、たった11人ですから、どんな量を何日間摂取したらどのような効用があるのか、納得できる証明になっていない」(唐木英明東京大学名誉教授)。  日清オイリーの「ヘルシーコレステ」に入っている植物コレステロールには思わぬ副作用が発覚したという。  したがって、ドイツやEU全域でこれを使った加工食品には「血中コレステロール値が普通の人や子どもは摂取するな」という警告表示が完全に義務付けられたそうである。新潮がいうように「聞こえのいい効果ばかりが喧伝され、そこに潜むリスクが周知されているとは言い難い」のだ。新潮はこの問題を引き続き追いかけるそうだから、要注目である。  森友学園の籠池理事長の証人喚問は終わったが、安倍首相の妻・昭恵の証人喚問を求める声が大きくなっている。新聞各紙も「関与を全否定してきた首相の説明とも食い違う。解明のため昭恵氏を国会に招致する必要がある」(朝日新聞)、「昭恵氏は(中略)証人喚問の場で真相を語るべきである」(東京新聞)、「籠池氏の証言が事実かどうか、昭恵氏本人の口から説明が聞きたい。記者会見などをしないのなら国会への招致が必要となる」(毎日新聞)。  安倍寄りの2紙、読売新聞は「双方がさらに誠実に説明を尽くすしかあるまい」、産経新聞は100万円寄付問題は2人が対立している以上、「予算委員会として夫人に直接、事実関係を確認する作業も必要となろう」と、やんわり。だが、一方を偽証罪に問われる証人喚問で、昭恵を予算委員会の参考人とは、理解しがたい。  そのうえ、建設費が異なる工事請負契約書を提出していた件で、違法性が問われる問題であれば「本人の証言を待たず」司直の手で徹底的に解明すべきであると、まるで安倍のいい分をそのまま代弁しているようだ。ともあれ、籠池の証言を昭恵はフェイスブックで否定しているようだが、コトはそんな簡単なことではない。このへんにもこの女性の「甘さ」がよく出ている。  現代は、安倍首相の母、ゴッドマザー洋子が昭恵に対して「日本の恥 昭恵は総理夫人失格です」と激怒していると報じている。もともと嫁姑の仲はよくはなかったようだ。それがこの頃は、昭恵が「お義母さんに叱られるのが怖い。憂うつだ」と愚痴っているというし、安倍と昭恵が顔を合わせる機会はほとんどなくなり、安倍家は崩壊しているといっても過言ではないそうだ。  それに今回の籠池問題勃発だ。夫の心妻知らずと、安倍は嘆いているかもしれない。この記事の中で注目すべきは、政治資金に詳しい上脇博之神戸学院大学教授が、こういう指摘をしているところだ。 「調べてみると、昭恵夫人が塚本幼稚園を訪れた’15年9月5日の1週間前、8月28日付で、安倍総理が代表を務める地元・自民党山口県第四選挙区支部から、総理の政治資金団体のひとつ『晋和会』に、ちょうど100万円が寄付されています」  このタイミングで100万円が動いた! 推測だがと上脇教授は断わったうえで、万が一、昭恵夫人が晋和会から人件費としてカネを受け取っていたとすれば、それが籠池に渡った可能性があるのではないかと指摘する。  現代によれば、籠池が「安倍首相から100万円の寄付を受け取った」と爆弾発言をした日、これを聞いた山本一太参院議員が安倍にすぐ連絡を入れると、「安倍総理は瞬間湯沸かし器のように怒って、『証人喚問だ! 籠池を国会に呼べ!』と大興奮で指示を出した。参考人招致をすっ飛ばしていきなり証人喚問になった裏には、こんな経緯がありました」とある官邸スタッフが語っている。  これまで証人喚問されたのは政治家が多い。もちろん「耐震強度偽装事件」や「年金資産詐取事件」で民間人も呼ばれてはいるが、国民生活に関わる重大事件である。籠池が、国会の喚問の後、外国特派員協会でも記者会見を開いている。そこで「(総理の)悪口をいっただけで喚問される。この国には言論の自由はあるのか」という趣旨の発言をしている。これこそメディアが追及するべき重大事であるはずだ。  第2位。これだけは読んでほしいという記事を紹介しよう。ニューズウィーク日本版が、ミャンマーで今も続くイスラム系少数民族、ロヒンギャに対する大虐殺についての特集を組んでいる。  勉強不足でこのことについて知らなかった。ロヒンギャとは、ミャンマー南西部のレカイン州を主な居住地とするイスラム系少数民族。  ロヒンギャに対する迫害は18世紀から始まるというが、これは省く。直近の悲劇は昨年10月に始まった。ロヒンギャの武装集団による国境警察の殺害事件を口実に、ミャンマー政府軍が攻撃を開始し、彼らが住む3つの村で合計430の住居が軍隊に破壊され、村全体が焼き討ちされた。上空から軍のヘリが飛来し、手りゅう弾を投げ込み、家から飛び出てきた住民たちを地上部隊がライフルで狙い撃ちした。動けない老人たちも家から引きずり出され、木に縛られ焼き殺された。11歳の少女は、家に押し入った兵士が父親を殺し、母親を代わる代わる強姦したのを目の当たりにした。別の家では、泣きじゃくっていた乳児に兵士がナイフを突き刺した。5歳の少女は、強姦されている母親を助けようとしてナイフでのどを切られて殺されたという。焼き払われる前と後の村の写真が載っている。村はすっかり更地になってしまっている。ボスニア紛争中に起きた虐殺事件では8,000人が殺されたというが、この村ではそれ以上が殺されたそうである。  ロヒンギャ迫害は48年にミャンマーがイギリスから独立してから始まった。ロヒンギャは虐殺だけではなく、法的な手段でも排斥されているという。82年に制定された「国籍法」で、ロヒンギャはミャンマー国籍までも奪われた。  ロヒンギャの総数は200万とも300万ともいわれるそうだが、そのうち迫害から逃れるために国外へ脱出したのは160万人もいると見られている。日本にも迫害を逃れたロヒンギャが暮らしている。必死に日本語を覚え、スクラップ工場を経営しているロヒンギャもいる。  読んでいて泣いた。民主化したはずのミャンマーで、あのアウンサン・スーチーが元首の国で、いまだにこんな虐殺が行われているなんて、信じられない。だが現実である。この瞬間にも、ロヒンギャが虐殺され、シリアなどの難民は野垂れ死にしている。こうした世界へ眼を開いてくれる記事が、日本の雑誌には少なすぎる。安倍や小池がどうした。そう考えるところから日本を見つめなおす。つくづくそう思わされた特集であった。  さて、3月23日、午前10時から始まった森友学園の籠池泰典の国会での証人喚問中継を、スマホのインターネットテレビAbemaTVで見た。正直に言うと、籠池の思想信条には辟易しているが、ここでの話しぶりは堂々としていて、こやつはただ者ではないと思った。  証人喚問といえば昔、田中角栄の刎頚の友だった国際興業の小佐野賢治や日商岩井の海部八郎が喚問されたときのことを思い出す。2人ともメディアの前では居丈高で無礼だったのに、国会では、小佐野は消え入るような声で「記憶にない」を繰り返し、海部は書類にサインする手がぶるぶる震えて書けなかった。  籠池は、事実関係については自分のいうことに嘘はないという自信があったのだろう。冒頭こういった。 「国有地の大幅な値引きなど、一連の経緯の真相を明らかにするためにも、私だけトカゲのしっぽ切りで罪をかぶせようとするのではなくて、まず私がこうして国会の場で正直にお話しさせていただきますので、どうぞぜひ、その他の関係の方々を国会に呼んで、事実関係をお聞きいただき、真相究明を進めていただきますよう、心からお願い申し上げます」  それに比べて自民党の西田昌司議員などは、安倍首相や妻・昭恵の代理人のごとくふるまい、真相解明しようという姿勢を全く見せなかったのは見苦しく、かえって安倍や昭恵の疑惑を深めてしまった。籠池は西田が「100万円授受はなかった」と何度も否定するのにも全く動じなかった。また、民進党の福山哲郎議員が、もしそれが嘘だった場合に偽証罪に問われるがと再度質しても、間違いないと言い切った。安倍首相と昭恵は中継を見ながら、とんでもない奴と関わったと臍をかんでいるに違いない。  文春は籠池電話インタビューを巻頭でやっている。そこでも昭恵からの100万円寄付について詳しく語っているので、要約してみよう。2015年の9月5日、昭恵が3度目の塚本幼稚園訪問をし、講演した。講演の前に園長室で2人だけになったとき、彼女が封筒を差し出した。 「まずいただいて、『これは何でしょうか』とうかがいましたら、『一人で(小学校建設を)させてすいません』と。『これはいただいていいんですか』とお尋ねしますと、『どうぞ、安倍晋三からです』というふうにおっしゃいましたね」(籠池)  その際、昭恵に講演の謝礼として10万円を菓子袋と一緒に渡し、彼女も受け取った。だが、昭恵が車で出た後に電話をよこして「寄付金は匿名にしてほしい」と言われたという。  さらに、安倍首相が2月28日に国会答弁で、「妻は講演料も受け取っていない」と発言した直後に、籠池の妻に「本当に記憶から飛んでしまって」という謝り(?)メールを送ってきていることも明らかにした。籠池は喚問で、昭恵とのメールもこれから全部公開するといっていたから、昭恵のウソもばれるはずだ。証人喚問ではさらに、昭恵の関与を示す物証が出てきた。彼女の秘書役として経産省から派遣されている谷という女性からのFAXがあり、そこにはいろいろ各方面に聞いてみたが、お役に立てなくて申し訳ない。そのことは昭恵にも伝えてあるという文面だ。  このFAXを手に籠池が読み上げた時、国会内がどよめいた。この秘書役の女性は経産省からの出向である。彼女が昭恵の意を受けて動いたことは間違いない。この女性、噂だが外国の大使として異動させる話が急遽持ち上がったという。もしそうだとすれば悪どい「証拠隠し」である。  彼は松井一郎への怒りも隠さなかった。安倍や松井の意を受けた議員たちは何度も籠池を「偽証だ」と脅しているが、嘘をついているのは間違いなく安倍首相や妻の昭恵、稲田防衛相、松井知事側のようだ。  これに安倍の刎頚の友の加計学園問題が火を噴けば、政権は火だるまになるのではないか。千丈の堤も蟻の一穴から崩壊する。それも低レベルの安倍のお友達たちの不祥事から一強政権が崩れるかもしれないのだ。今こそ週刊誌の力を見せる時だ。 【巻末付録】  ポストの桜田淳子については冒頭で書いた。現代は巻頭が「週刊現代が撮った『旬で潤な』女優たち」。後半は「門外不出の写真がいま甦る 女優の湯」。これは篠山紀信が撮った湯船の中の女優達。萬田久子、浅野ゆう子など。「女優 佐々木心音 連続写真」。袋とじは「本誌独占『鷲尾老人コレクション』。淫靡という言葉がぴたり。  もう一つの袋とじは、フライデーにも出ているが、電通で働いていた女の子が「全裸フルヌード」になっているグラビア「さようなら、電通」。電通のメディア部門の契約社員だそうだ。  なかなかかわいいし、カラダも豊満でそそる娘だ。顔もはっきり写っているから、今頃は電通社内で、男性社員が広げて見入っていることだろう。  ポストは「飛び出す『VRエロ動画』の裏側」。袋とじは「見たくありませんか? この女のセックス」「新連載 “国民的愛人”の日常が丸裸 橋本マナミ『私生活』銭湯編」。  もう一本はやはり温泉系「柳いろは いい乳だな」。いいねこんな美人と温泉に入ってシッポリ……。  今週はやはり電通の契約社員の裸が一番よかった。ということで現代の勝ち! (文=元木昌彦)

老人を木に縛って焼き殺し、5歳女児の喉をナイフで切り裂く──ミャンマー政府軍「ロヒンギャ虐殺」の現実

老人を木に縛って焼き殺し、5歳女児の喉をナイフで切り裂く──ミャンマー政府軍「ロヒンギャ虐殺」の現実の画像1
「週刊文春」(3/30号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「籠池泰典独白 60分」(「週刊文春」3/30号) 同・第2位 「ミャンマー 語られざる民族浄化」(「ニューズウイーク日本版」3/28号) 同・第3位 「安倍ゴッドマザー洋子氏が激怒 日本の恥 昭恵は総理夫人失格です」(「週刊現代」4/8号) 同・第4位 「トクホの大嘘」(「週刊新潮」3/30号) 同・第5位 「東芝『潰すか救うか』メガバンクのトップたちが語る」(「週刊現代」4/8号) 同・第6位 「『がんばれ! アサヒ芸能』TSUTAYA傘下で絶体絶命」(「週刊文春」3/30号) 同・第7位 「『大原麗子』にベッドインを拒否された『渡瀬恒彦』」(「週刊新潮」3/30号) 同・第8位 「東大合格ママ 徹底指南『男子と女子は受験勉強が違う』」(「週刊文春」3/30号) 同・第9位 「金正恩『斬首作戦』トランプ決断目前!」(「週刊文春」3/30号) 同・第10位 「石原・浜渦『逃げ恥』を許したおバカ都議」(「週刊文春」3/30号) 同・第11位 「小池新党『候補者』263人の名前」(「週刊ポスト」4/7号) 同・第12位 「アレク『妻・川崎希を裏切る不倫カーセックス』衝撃撮!」(「フライデー」4/7号) 今週のワースト記事 「桜田淳子からの手紙」 「原子力発電所は『安全神話』から訣別できるのか?」(ともに「週刊ポスト」4/7号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  先週金曜日は現代とポストの発売日だったが、この2誌のタイトルを見ていると、つくづくこの国は平和ボケしていることがよくわかる。  安倍首相の祖父・岸信介は安保反対運動が全国的に広がっているにもかかわらず、「それでも後楽園球場は満員だ」と言ったといわれる。それでいえば、安倍は「現代、ポストを見てみろ。日本人は籠池問題なんかより、株や死ぬまでセックスのほうに関心があるんだ」といいたいのではないか。  現代の巻頭特集は「私はこの株、この投信でこんなに儲けました」、第2特集は「病気別行ってはいけない有名病院」。ポストは「小池新党『候補者』263人の実名」と「『あれっ?』と思ったら“隠れ難聴”を疑え」である。  株は論外だが、病院採点も難聴問題も年寄りには大きな関心事ではある。私もだいぶ前から聞こえが悪くなってきて、テレビの音はもちろんのこと、寄席でぼそぼそ話す噺家の声が聞こえないので困っている。だが、ジャーナリズムを自称する週刊誌なら、籠池・安倍昭恵問題を大きく取り上げないのはなぜか。  その点、文春が籠池インタビューを喚問の当日にもってきたのはさすがである。ポストも現代も、この問題を扱っていないわけではない。ポストは鴻池祥筆を直撃したり、この間、籠池側のスポークスマンのようになっている菅野完に、大メディア批判をさせているが、片手間感は否めない。  現代の行ってはいけない有名病院にちょっぴりだけ触れておこう。現代が言いたいのは、どんな有名病院でも得手不得手があるということだ。例えば、食道がんでは市立札幌病院、名古屋第二赤十字病院、兵庫県立尼崎総合医療センター、金沢医科大学病院、東京都立墨東病院などはポイントが低く、順天堂医院や神戸大学医学部付属病院はポイントが高い。  すべてのがん手術に対して圧倒的なポイントを稼いだのは、がん研究会有明病院。先日、私の友人が肝臓がんで入院したので見舞いに行ったが、威容を誇る大病院だった。この評価が正しいのかどうかはわからないが、一つの指標にはなるだろう。  ポストがおかしい。巻頭からあれれれ……。いきなりカラーで「桜田淳子からの手紙」だ。4月に何年かぶりの公演をやるらしい。18、19のころの愛らしい写真が載っていて、彼女からの手紙もある。だが待ってくれよ。彼女はいまだに深刻な問題を抱えている統一教会、今は世界平和統一家庭連合というらしいが、そこの信者で広告塔である。  私のところへも、娘が入信して困っている、なんとかならないかという母親からの切実な相談が来ている。なくとも、彼女のそうした経歴を書くべきではないか。桜田のコンサートを見て入信する人間が出てくるかもしれないのだ。一切触れていないというのは、ポストらしからぬ扱いだと思う。  そのついでにいえば、ポストの「原子力発電所は『安全神話』から訣別できるのか?」という記事にも「喝!」である。「原発の利点をどう考えるか」「安全性を追求しているのは原発の現場だけではない」「柏崎刈羽原発でも美浜原子力緊急事態支援センターでも、安全対策の取り組みは新たなステージへ踏み出している」「原発停止に伴う火力発電燃料の輸入増加が日本経済の足枷となっていることもまた、日本人が直視しなければならない現実である」  まるで東京電力が作成したパンフレットのようである。私のところへ送られてくる「Enelog」という電気事業連合会が出している小雑誌がある。  今月は特別号で「福島第一原子力発電所と地域の『いま』をお知らせします」とある。そこには「現在は各号機とも安定冷却を続けています」「放射線量の低減と労働環境の改善」「原子力の安全性向上に向けた取り組み」「緊急事態への対応能力の向上」「経営トップによるリスクガバナンスの強化」などと、私たちは一生懸命やっていますからご安心くださいという、電力側に都合の良いいい分が載っている。  これは電事連が出しているから致し方ないが、ポストの記事も受け取りようによっては電事連が金を出しているペイドパブ(記事広告)と受け取られかねないのではないか。もちろんPRとは入っていない。いまだに福島第一原発事故は収束してはいないのだ。放射能の除染も道半ばである。今日本人が考えなければいけないのは、「被災リスクに正対する姿勢」ではなく、どうしたら原発をなくし、それに代わるエネルギーを生み出すために何をしなければいけないのかということに「正対」することだと思う。  桜田のグラビアといい、この記事といい、今週のポストには首を傾げざるを得ない。  まずはフライデーから1本。私には、さっぱりわからないアレク(34)という男が妻・川崎希(29)を裏切る「不倫カーセックス」をしていたというお話。  アレクなる人物、元モデルで、元AKB48の川崎と13年に結婚したそうだ。当初は「格差婚」といわれていたが、バラエティで「外車や豪邸を妻に買わせておいて浮気しまくるゲス&ヒモキャラ」でブレイクしたそうだ。妻が不妊治療しているにもかかわらず、ファンの女を車に連れ込み、セックスしていたというのだ。こんなばかばかしい男を張りこまなきゃならないフライデーに同情する。  川崎は亭主の浮気がばれるたび、「ニンジンを尻に刺す」「自分の小便を飲む」などのペナルティを科すことで許してきたそうだが、今度は、そうしたシーンを撮らせてもらったらどうか。  小池都知事が都議選に候補者を多数擁立して、意のままに動く多数派を作ろうと画策していることはよく知られている。ポストは、その候補者リストを入手したと特集しているが、263人というのは、いくらなんでも多すぎるだろう。この中から70人程度が選ばれるとポストは見ているようだが、メンツはバラエティに富んではいるが、政治家としては未知数である。  例えば、スピリチュアルカウンセラーで国民的美魔女コンテストのファイナリスト。グラフィックデザイナー。元キャビンアテンダント。80年代に流行したファッションブランドの創業者などで、その中でも目玉候補が東京MXテレビの元看板アナの天野ひかり、IQ145以上を売り物にする秀才タレントの利咲、美人歯科医の照山裕子、マンガ雑誌「ヤングマガジン」などのグラビアを飾った穴繁あすかたちだという。  私には、なぜこの人たちが都議選の「目玉」なのか全くわからない。あるネットメディアが行った支持率では、小池への支持が都内全域で平均85.3%となったという。  これまた安倍自民と同じように、対抗軸がないからという理由が一番多いのではないか。ようやく小池都知事は「豊洲移転問題を都議選の争点にはしない」と言いだしたが、当然である。何度も言うが、豊洲移転問題に結論を出して、そのことの是非も都議選で問うというのが真っ当な考え方であろう。  その結論の出し方によっては、支持率が急降下することも十分考えられる。それは盤石だと見えていた安倍政権が、籠池疑惑で揺らいでいるのを見ればわかる。小池の地盤は安倍よりもっと弱い。  文春は、百条委員会に石原元都知事、浜渦元副知事を呼んだが、なんのことはない、記憶にない、忘れた、挙句には恫喝までされるという体たらくであったことを「おバカ都議」と揶揄している。当選6回のベテラン古賀俊昭都議のこの言葉が、すべてを物語っている。 「(追及が)緩いと言いますが、別に百条委は追及する場ではない。私たちは今まで豊洲移転の予算に賛成してきたが、その判断が間違っていなかったというのが、証人喚問を通して明らかになれば良いと思います」  百条委は追及する場ではなかったというのだ。証人が誰でもよかったのだ。「豊洲移転は正しい」ということを証明しようとしたというのだから、豊洲移転の経緯の真相など明らかになりっこなかったのである。時間の無駄だった。  さて、文春で今売り出しのジャーナリスト・山口敬之のレポートで、トランプが「金正恩の斬首作戦」を計画しているというのである。  在韓米軍が中心となって北朝鮮有事の際のシミュレーションをいくつかつくっているという。その中には「5015」というのがあるそうだが、トランプが実行しようとしているのは、それよりもより過激な作戦だそうだ。 「特殊部隊がターゲットの居場所に突入してターゲットを殺害し、DNAなどを使って本人確認をする暗殺方法を言う。ミサイル攻撃など手っ取り早い殺害方法をとらないのは、ターゲットが死亡したという事実を客観的に確認して内外に公表することが重要だからである」(山口)  そして金正恩に代えて金正男を据える予定だった。しかしそれを察知した北朝鮮は、正男を暗殺することで、アメリカの目論見を潰したのかもしれない。こうしたスパイ物語はおもしろい。世界で唯一といってもいいほどの独裁国家の北朝鮮のドンを、CIAの秘密工作員が潜入して寝首を掻く。  だが、こうした計画が実行に移される可能性は低いと、私は考える。なぜなら、我々が知るかぎり北朝鮮内の情報は極めて少ない。仮に金正恩を斬首したとしても、第2、第3の金正恩が生まれ、核をアメリカ、韓国、日本へ使う可能性が極めて高い。韓国は陸続き、日本は至近距離である。もし北朝鮮が本当に核開発に成功していて、それを搭載したミサイルを撃つ能力を持っていたとするならば、アジアは火だるまになる。  そんな危険なことをトランプがやろうとしていれば、安倍は死ぬ気で止めなくてはいけないはずである。オサマ・ビン・ラディン暗殺とは難易度が違い過ぎる。それにオバマケアさえ破棄できないトランプの現状では、それほどの重大事を周囲に納得させることは、トランプには無理であろう。  圧力と対話。北風と太陽政策しか北朝鮮にはないのだ。金正恩暗殺などすれば、火薬庫が爆発して大惨事になる。トランプもそこまでバカではないと、私は思いたい。同じ文春に、3人の息子たちをみな東大へ入れた佐藤亮子が、3月10日に、娘も東大に合格させたという記事がある。  彼女のユニークなのは、子どもたちの教育は100%母親の責任だとして、父親には一切手を出させないというところだろう。3回間違えた問題は壁や天井に貼っておく。手製の暗記ノートを作り、食事する子どもたちの横でページを繰って覚えさせるなどは、珍しいやり方ではない。  だが、男の子の勉強は短期決戦型でいいが、娘は体力的に難しいため、中1から塾に通わせ、6年かけてコツコツと勉強させる方法を取ったそうだ。髪をドライヤーで乾かす間も、母親がドライヤーを持ち、娘に国語の問題集を解かせていたという。要は、母親が子どもたちの勉強に主導的に関与し、子どもたちもそれに従順に従うということができれば、なんとかなるというのだろうが、これがきっと、やってみると難しいのではないだろうか。私の乏しい経験からだが、思春期の子どもはなかなか手ごわい。腸内フローラを整えるために、毎日ヤクルトを1本とヨーグルトを食べさせた。各予備校が実施する東大模試の過去問をひたすら解かせたそうだ。  私が興味あるのは、こうして母親主導で東大に入った子どもたちが、社会に出てからどう生きていくかだ。親離れするのか。反発するのか、これからも母親べったりで生きていくのか。ぜひ10年後に、そのことを詳しく書いてもらいたいと思う。  昨夜は渡瀬恒彦が出ている映画『仁義なき戦い 代理戦争』(1973)を観た。度胸のいいチンピラをやらせたら抜群だ。空手の有段者だから、実生活でも喧嘩は強かったという。  新潮で大原麗子の弟、政光が、「お互い一目惚れで、特に姉さんのほうが渡瀬さんを好きになったみたいです」といっている。仲睦まじかった2人だが、渡瀬の実父が亡くなり実母を引き取ってから、隙間風が吹くようになったそうだ。それも渡瀬が家にいればよかったのだが、売れっ子になって家に帰れない日が続いたという。  大原が森進一と浮気をしていると週刊現代ですっぱ抜いたのは私だったが、離婚する1年ほど前から、「姉は渡瀬さんが浮気をしているんじゃないかと疑い始めた。そんな事実はなかったようですが、それでも、対抗策として長いことセックスを拒否したんです」(政光)。  あんないい女がすぐそばにいるのに、手を出せないのはつらかっただろうな。躁鬱状態にある大原は、渡瀬の自宅にも電話をかけ、渡瀬の奥さんが取り次いで話し、大原は会いたいとこぼしていたそうだ。  ところで、徳間書店がレンタルビデオなどで有名なTSUTAYAを運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」の子会社に買収された。CCCは「エスクァィア日本版」を傘下に収めたり(09年に休刊)、「ニューズウイーク日本版」も出している。文春は、ヤクザ記事が多く、裏の世界の情報誌として有名なアサヒ芸能は、存続できるのかと疑問を呈している。  しかし、アサ芸の持ち味である「戦後裏面史」はもっと評価されていいし、現在も厳然としてあるヤクザ社会、裏社会を記録していくことは重要である。アサ芸に苦言を呈すれば、編集部がこうした役割を積極的に担っていくことをもっと自覚し、誌面を作っていってくれることを期待したい。そうすれば、まともな経営者なら、その意義を理解し、積極的に支援してくれるはずだ。  次は、もだえ苦しむ巨竜・東芝がどうなるのかというお話。確かに苦しい状況だが、現代によれば、メインバンクは東芝支援をこれからもやっていくと、腹を決めたというのである。それは、東芝がインフラ事業や鉄道、道路標識などに深く関わっているからという理由がある。  もし東芝が潰れれば、オフィスビルやタワーマンションでエレベーターが止まり、鉄道が運休し、交通標識が誤作動を起こす。東芝社員は19万人だが、東芝の取引先は1万社を超えるといわれ、全国1万件の連続倒産にでもなれば、日本経済にも大打撃である。それに事故を起こした原発の廃炉、軍需産業と、東芝は「国策企業」である。これを放置したままにすれば、日本だけではなく、国際的な外交問題にもなりかねないのだ。  だからメインの三井住友銀行も、東芝への不満はいうが、手を引くことはないようだ。また現代によれば、政府系の「産業革新機構」が出資するシナリオもあり、政府系として生き残る可能性もあるようだ。  確かに、これだけの企業を潰すわけにいかないことはわかる。だが、それと、東芝の経営陣の放漫経営、経営責任をおろそかにしてはならない。すべての膿を出し、経営陣を一新し、不要な部分はそぎ落として新生東芝として厳しい再建への道を歩む。東芝で起きていることは氷山の一角であるはずだ。第2、第3のシャープや東芝はこれからもっと出てくる。そのためには徹底的な東芝の再建策を、国民にわかるように見える形でやってもらいたいと思う。  第4位。新潮が、CMで喧伝されているトクホ(特定保健用食品)には「大嘘」のものが多いという特集を組んでいる。トクホとして販売するには製品ごとに有効性や安全性について審査を受け、表示について消費者庁の許可を得る必要がある。3月20日時点でトクホは1,168品目あるという。そのうち販売されていないものもあるから、現在販売、準備中のトクホは454品目。2015年度の市場規模は6,391億円もあるそうだ。  まずは、脂肪の吸収抑制・排出増加を謳っている「からだすこやか茶W」「キリンメッツコーラ」などに入っている難消化性デキストリン(以下、難デキ)は「効き目ゼロだった」というのである。これはトクホ全体の3分の1を占める「魔法の成分」といわれるそうで、難デキは水溶性の食物繊維で、デンプンを加工処理した物質だという。国が許可した難デキの効用は20年ほどの間、整腸効果や血糖値だけだった。そこに2011年に「脂肪」の文字が加わる。そのために脂肪の多い食事を摂りがちな人や中性脂肪が気になる人の食生活改善になると爆発的な売れ筋になる。  だが、筑波大学の鈴木正成名誉教授らが2010年に、日常的な食事を摂った場合に、難デキ6グラムが含有された茶飲料、グァバ葉茶ポリフェノールが70ミリグラム以上含有された茶飲料、普通の水出し煎茶と、それと合わせてダンベル体操をやった後の食後血糖値上昇抑制効果を調べた結果、どの茶も血糖値の上昇を抑制したものはなく、有意差が出たのはダンベル体操だけだったという。  さらに、千葉大学の山本敬一名誉教授によると、このトクホの根拠論文がいずれも松谷化学工業という会社の研究者が作成した論文に依拠しているそうで、ここは難デキの国内シェア8割を誇る会社だというのである。  山本名誉教授は、その論文で難デキを摂取すれば脂肪が排便として多く排出されるとしているが、「そこに表れた1・2%の差は生物学の世界では誤差の範囲。このことから難デキには脂肪を抑制する効果はない」というのである。10億本を突破したお化け商品「伊右衛門 特茶」は、謳い文句とは逆に体脂肪率も体重も増加するという。これもサントリー食品インターナショナルのHPにあるグラフがミスリードしていて、首を傾げざるを得ないと高橋久仁子群馬大学名誉教授が話している。  高橋名誉教授が特茶の主な論拠論文を当たったところ、特茶を飲み続けると体重が減らないばかりではなく、体重も脂肪率も増えていたというのである。これなら飲まないほうがいい。  トクホの許可は消費者庁の管轄で、その有効性や安全性の評価は「消費者委員会新開発食品調査部会」で審議される。しかし特茶が関与成分としているのは「ケルセチン配糖体」だが、審議を担当する専門家ですら解釈に困る代物だったというのである。  そのためメーカーには再度の説明が求められ、結局、お腹回り、ウエストサイズ、肥満という文言が削除されてしまったそうだ。  リカルデントというガムに添加されている人工甘味料は、「90年代後半には、米国の複数の研究者が脳腫瘍を引き起こす可能性を指摘」(科学ジャーナリストの渡辺雄二)しているという。  生きたまま腸に届くという「ヤクルトAce」も意味がないとニベもない。「この手の乳酸菌飲料でなくても健康は維持されますし、特定の乳酸菌でないとダメということもない。無理して高価なトクホを買うよりも、バーゲンセールで買ったヨーグルトを選べば十分ですよ」(秋津医院の秋津壽男院長)。  日本ケロッグの「オールブラン オリジナル」も、「その人数(被験者=筆者中)も、たった11人ですから、どんな量を何日間摂取したらどのような効用があるのか、納得できる証明になっていない」(唐木英明東京大学名誉教授)。  日清オイリーの「ヘルシーコレステ」に入っている植物コレステロールには思わぬ副作用が発覚したという。  したがって、ドイツやEU全域でこれを使った加工食品には「血中コレステロール値が普通の人や子どもは摂取するな」という警告表示が完全に義務付けられたそうである。新潮がいうように「聞こえのいい効果ばかりが喧伝され、そこに潜むリスクが周知されているとは言い難い」のだ。新潮はこの問題を引き続き追いかけるそうだから、要注目である。  森友学園の籠池理事長の証人喚問は終わったが、安倍首相の妻・昭恵の証人喚問を求める声が大きくなっている。新聞各紙も「関与を全否定してきた首相の説明とも食い違う。解明のため昭恵氏を国会に招致する必要がある」(朝日新聞)、「昭恵氏は(中略)証人喚問の場で真相を語るべきである」(東京新聞)、「籠池氏の証言が事実かどうか、昭恵氏本人の口から説明が聞きたい。記者会見などをしないのなら国会への招致が必要となる」(毎日新聞)。  安倍寄りの2紙、読売新聞は「双方がさらに誠実に説明を尽くすしかあるまい」、産経新聞は100万円寄付問題は2人が対立している以上、「予算委員会として夫人に直接、事実関係を確認する作業も必要となろう」と、やんわり。だが、一方を偽証罪に問われる証人喚問で、昭恵を予算委員会の参考人とは、理解しがたい。  そのうえ、建設費が異なる工事請負契約書を提出していた件で、違法性が問われる問題であれば「本人の証言を待たず」司直の手で徹底的に解明すべきであると、まるで安倍のいい分をそのまま代弁しているようだ。ともあれ、籠池の証言を昭恵はフェイスブックで否定しているようだが、コトはそんな簡単なことではない。このへんにもこの女性の「甘さ」がよく出ている。  現代は、安倍首相の母、ゴッドマザー洋子が昭恵に対して「日本の恥 昭恵は総理夫人失格です」と激怒していると報じている。もともと嫁姑の仲はよくはなかったようだ。それがこの頃は、昭恵が「お義母さんに叱られるのが怖い。憂うつだ」と愚痴っているというし、安倍と昭恵が顔を合わせる機会はほとんどなくなり、安倍家は崩壊しているといっても過言ではないそうだ。  それに今回の籠池問題勃発だ。夫の心妻知らずと、安倍は嘆いているかもしれない。この記事の中で注目すべきは、政治資金に詳しい上脇博之神戸学院大学教授が、こういう指摘をしているところだ。 「調べてみると、昭恵夫人が塚本幼稚園を訪れた’15年9月5日の1週間前、8月28日付で、安倍総理が代表を務める地元・自民党山口県第四選挙区支部から、総理の政治資金団体のひとつ『晋和会』に、ちょうど100万円が寄付されています」  このタイミングで100万円が動いた! 推測だがと上脇教授は断わったうえで、万が一、昭恵夫人が晋和会から人件費としてカネを受け取っていたとすれば、それが籠池に渡った可能性があるのではないかと指摘する。  現代によれば、籠池が「安倍首相から100万円の寄付を受け取った」と爆弾発言をした日、これを聞いた山本一太参院議員が安倍にすぐ連絡を入れると、「安倍総理は瞬間湯沸かし器のように怒って、『証人喚問だ! 籠池を国会に呼べ!』と大興奮で指示を出した。参考人招致をすっ飛ばしていきなり証人喚問になった裏には、こんな経緯がありました」とある官邸スタッフが語っている。  これまで証人喚問されたのは政治家が多い。もちろん「耐震強度偽装事件」や「年金資産詐取事件」で民間人も呼ばれてはいるが、国民生活に関わる重大事件である。籠池が、国会の喚問の後、外国特派員協会でも記者会見を開いている。そこで「(総理の)悪口をいっただけで喚問される。この国には言論の自由はあるのか」という趣旨の発言をしている。これこそメディアが追及するべき重大事であるはずだ。  第2位。これだけは読んでほしいという記事を紹介しよう。ニューズウィーク日本版が、ミャンマーで今も続くイスラム系少数民族、ロヒンギャに対する大虐殺についての特集を組んでいる。  勉強不足でこのことについて知らなかった。ロヒンギャとは、ミャンマー南西部のレカイン州を主な居住地とするイスラム系少数民族。  ロヒンギャに対する迫害は18世紀から始まるというが、これは省く。直近の悲劇は昨年10月に始まった。ロヒンギャの武装集団による国境警察の殺害事件を口実に、ミャンマー政府軍が攻撃を開始し、彼らが住む3つの村で合計430の住居が軍隊に破壊され、村全体が焼き討ちされた。上空から軍のヘリが飛来し、手りゅう弾を投げ込み、家から飛び出てきた住民たちを地上部隊がライフルで狙い撃ちした。動けない老人たちも家から引きずり出され、木に縛られ焼き殺された。11歳の少女は、家に押し入った兵士が父親を殺し、母親を代わる代わる強姦したのを目の当たりにした。別の家では、泣きじゃくっていた乳児に兵士がナイフを突き刺した。5歳の少女は、強姦されている母親を助けようとしてナイフでのどを切られて殺されたという。焼き払われる前と後の村の写真が載っている。村はすっかり更地になってしまっている。ボスニア紛争中に起きた虐殺事件では8,000人が殺されたというが、この村ではそれ以上が殺されたそうである。  ロヒンギャ迫害は48年にミャンマーがイギリスから独立してから始まった。ロヒンギャは虐殺だけではなく、法的な手段でも排斥されているという。82年に制定された「国籍法」で、ロヒンギャはミャンマー国籍までも奪われた。  ロヒンギャの総数は200万とも300万ともいわれるそうだが、そのうち迫害から逃れるために国外へ脱出したのは160万人もいると見られている。日本にも迫害を逃れたロヒンギャが暮らしている。必死に日本語を覚え、スクラップ工場を経営しているロヒンギャもいる。  読んでいて泣いた。民主化したはずのミャンマーで、あのアウンサン・スーチーが元首の国で、いまだにこんな虐殺が行われているなんて、信じられない。だが現実である。この瞬間にも、ロヒンギャが虐殺され、シリアなどの難民は野垂れ死にしている。こうした世界へ眼を開いてくれる記事が、日本の雑誌には少なすぎる。安倍や小池がどうした。そう考えるところから日本を見つめなおす。つくづくそう思わされた特集であった。  さて、3月23日、午前10時から始まった森友学園の籠池泰典の国会での証人喚問中継を、スマホのインターネットテレビAbemaTVで見た。正直に言うと、籠池の思想信条には辟易しているが、ここでの話しぶりは堂々としていて、こやつはただ者ではないと思った。  証人喚問といえば昔、田中角栄の刎頚の友だった国際興業の小佐野賢治や日商岩井の海部八郎が喚問されたときのことを思い出す。2人ともメディアの前では居丈高で無礼だったのに、国会では、小佐野は消え入るような声で「記憶にない」を繰り返し、海部は書類にサインする手がぶるぶる震えて書けなかった。  籠池は、事実関係については自分のいうことに嘘はないという自信があったのだろう。冒頭こういった。 「国有地の大幅な値引きなど、一連の経緯の真相を明らかにするためにも、私だけトカゲのしっぽ切りで罪をかぶせようとするのではなくて、まず私がこうして国会の場で正直にお話しさせていただきますので、どうぞぜひ、その他の関係の方々を国会に呼んで、事実関係をお聞きいただき、真相究明を進めていただきますよう、心からお願い申し上げます」  それに比べて自民党の西田昌司議員などは、安倍首相や妻・昭恵の代理人のごとくふるまい、真相解明しようという姿勢を全く見せなかったのは見苦しく、かえって安倍や昭恵の疑惑を深めてしまった。籠池は西田が「100万円授受はなかった」と何度も否定するのにも全く動じなかった。また、民進党の福山哲郎議員が、もしそれが嘘だった場合に偽証罪に問われるがと再度質しても、間違いないと言い切った。安倍首相と昭恵は中継を見ながら、とんでもない奴と関わったと臍をかんでいるに違いない。  文春は籠池電話インタビューを巻頭でやっている。そこでも昭恵からの100万円寄付について詳しく語っているので、要約してみよう。2015年の9月5日、昭恵が3度目の塚本幼稚園訪問をし、講演した。講演の前に園長室で2人だけになったとき、彼女が封筒を差し出した。 「まずいただいて、『これは何でしょうか』とうかがいましたら、『一人で(小学校建設を)させてすいません』と。『これはいただいていいんですか』とお尋ねしますと、『どうぞ、安倍晋三からです』というふうにおっしゃいましたね」(籠池)  その際、昭恵に講演の謝礼として10万円を菓子袋と一緒に渡し、彼女も受け取った。だが、昭恵が車で出た後に電話をよこして「寄付金は匿名にしてほしい」と言われたという。  さらに、安倍首相が2月28日に国会答弁で、「妻は講演料も受け取っていない」と発言した直後に、籠池の妻に「本当に記憶から飛んでしまって」という謝り(?)メールを送ってきていることも明らかにした。籠池は喚問で、昭恵とのメールもこれから全部公開するといっていたから、昭恵のウソもばれるはずだ。証人喚問ではさらに、昭恵の関与を示す物証が出てきた。彼女の秘書役として経産省から派遣されている谷という女性からのFAXがあり、そこにはいろいろ各方面に聞いてみたが、お役に立てなくて申し訳ない。そのことは昭恵にも伝えてあるという文面だ。  このFAXを手に籠池が読み上げた時、国会内がどよめいた。この秘書役の女性は経産省からの出向である。彼女が昭恵の意を受けて動いたことは間違いない。この女性、噂だが外国の大使として異動させる話が急遽持ち上がったという。もしそうだとすれば悪どい「証拠隠し」である。  彼は松井一郎への怒りも隠さなかった。安倍や松井の意を受けた議員たちは何度も籠池を「偽証だ」と脅しているが、嘘をついているのは間違いなく安倍首相や妻の昭恵、稲田防衛相、松井知事側のようだ。  これに安倍の刎頚の友の加計学園問題が火を噴けば、政権は火だるまになるのではないか。千丈の堤も蟻の一穴から崩壊する。それも低レベルの安倍のお友達たちの不祥事から一強政権が崩れるかもしれないのだ。今こそ週刊誌の力を見せる時だ。 【巻末付録】  ポストの桜田淳子については冒頭で書いた。現代は巻頭が「週刊現代が撮った『旬で潤な』女優たち」。後半は「門外不出の写真がいま甦る 女優の湯」。これは篠山紀信が撮った湯船の中の女優達。萬田久子、浅野ゆう子など。「女優 佐々木心音 連続写真」。袋とじは「本誌独占『鷲尾老人コレクション』。淫靡という言葉がぴたり。  もう一つの袋とじは、フライデーにも出ているが、電通で働いていた女の子が「全裸フルヌード」になっているグラビア「さようなら、電通」。電通のメディア部門の契約社員だそうだ。  なかなかかわいいし、カラダも豊満でそそる娘だ。顔もはっきり写っているから、今頃は電通社内で、男性社員が広げて見入っていることだろう。  ポストは「飛び出す『VRエロ動画』の裏側」。袋とじは「見たくありませんか? この女のセックス」「新連載 “国民的愛人”の日常が丸裸 橋本マナミ『私生活』銭湯編」。  もう一本はやはり温泉系「柳いろは いい乳だな」。いいねこんな美人と温泉に入ってシッポリ……。  今週はやはり電通の契約社員の裸が一番よかった。ということで現代の勝ち! (文=元木昌彦)

パートナーとセックスフルな女性に共通する3つの特徴とは?

こんにちは。最近熟年カップルのセックスに関するネット掲示板を読むことで癒されている谷川です(笑)。ご存知の方も多いと思いますが、日本人のセックス頻度はギルシャ人に比べ三分の一程度と言われております。私も以前の彼氏とのセックスレスを体験したことで、スキンシップの大切さや、セックスも相手と思いやりを交換し合う大事なツールになることを学びました。

パートナーと長期間交際したり、結婚後も長く心も身体も愛し合いたいと考えているのは私だけではないはず……。というわけで。今回は長年パートナーとセックスフルの関係を築いている女性の共通点をご紹介したいと思います。

◎1.女性が〈親和性〉と〈開放性〉が高い性格
フロリダ大学心理学科のアンドレア教授が、40代で3年以上続いているカップルを対象に実施した『セックスの満足度』に関する研究で発見した共通点です。そこに男性の性格は関係なく、女性側の〈親和性〉と〈開放性〉が高いカップルは、セックス回数が28%も多いという結果が出ています。

確かに〈親和性〉の高い性格の女性は、パートナーが求めるものにも無理なく馴染むことができ、〈開放性〉の高い性格は、好奇心をさらけ出し、欲求を相手に伝えることができるので常に新鮮さをもたらすことができますよね。

長年セックスライフを続けるには、相手の要望に合わせつつも、積極的に楽しむ姿勢が不可欠なのですね。

◎2.思いをきちんと言葉で伝える
セックス前後や最中に会話をするのが苦手なひとは多いと思いますが、その時の会話が上手なのもセックスフルな女性の共通点のひとつ。

「好き」「幸せ」という気持ちを口に出すことで、感情的な高まりをもたらします。さらに、プレイに対して「そこ、すごく気持ちいい♡」などのフィードバックをすることで、お互いの今後のセックスの質と満足度の上昇に繋がりますね。

◎3.鉄板の合図を持っている
ベッドに入って、寝る前のキスをフレンチではなくディープにする、ストレートに「今日したいな♡」と伝えるなどなど……女性から誘う方法はさまざまです。「パターン化することでマンネリ化するのが怖い」なんて意見もありますが、この「合図」に関しては同じ手法を繰り返し使用している熟練カップルさんが多いようです。

セックスレスのカウンセリングでも、「相手のサインを見逃さないように」と合図を推進しています。まだ決まっていない方は、何度か同じ方法で相手を誘ってみるといいかもしれませんね♪

とはいえ、研究して熟考して頑張りすぎて、相手にプレッシャーを与えるのもオススメしません。セックスフルを長続きさせる最大のコツは「無理をしない」ということですね。

■ 谷川明日香
芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。

Sexy Zone菊池風磨が『今夜はナゾトレSP』に登場!! 3月28日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
21:00~22:54 『幸せ!ボンビーガール SP』(日本テレビ系) 山口達也

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
25:00~25:30 『アメージパング!』(TBS系)

●嵐

【ゲスト・特番】
24:05~24:09 『プレマップ「グッと!スポーツ」放送時間拡大!』(NHK総合) 相葉雅紀

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『山田孝之のカンヌ映画祭』最終話 映画『映画 山田孝之3D』に至る崩壊と再生と、それから芦田愛菜と……

『山田孝之のカンヌ映画祭』最終話 映画『映画 山田孝之3D』に至る崩壊と再生と、それから芦田愛菜と……の画像1
テレビ東京系『山田孝之のカンヌ映画祭』番組サイトより
 ある日突然、「カンヌ映画祭の最高賞を目指す」を言い出した俳優・山田孝之。自らプロデューサーを買って出て“親殺し”をテーマとした作品の企画を立ち上げると、その主演に芦田愛菜を連れてきて、監督を務める山下敦弘を驚かせた。  しかし、そうして始まった『穢の森』の撮影は、クランクイン初日に空中分解。自らの理想にこだわりすぎる山田について行けず、監督・山下と主演・芦田が降板してしまった。これまで、日本映画大学校で勉強したり、実際にカンヌに行ってその雰囲気を感じ取ったり、『穢の森』にそっくりなタイトルの『殯の森』(2007)という作品で第60回カンヌ映画祭グランプリを受けた河瀬直美監督に叱られたり、マンガ家・長尾謙一郎に何枚ものイメージ画を描かせたり、長澤まさみを脱がせようとしたり……そうした努力(?)は、水泡に帰してしまった。  というわけで、最終話。「山田孝之 故郷へ帰る」を振り返る。  この映画のために作られた「合同会社カンヌ」の事務所は、荷物も片づけられて閑散としている。  現場崩壊から1週間後、山田孝之は故郷・鹿児島へ飛んでいた。最初に訪れたのは、薩摩川内市内の中学校。母校である川内南中学校に一歩足を踏み入れるだけで、山田にはこみ上げるものがあったようだ。同行スタッフに「どんなことを思い出しますか?」と問われても、「なんか、それこそこう、放課後……」と言ったきり言葉を継ぐことができない。  次に訪れたのは、生まれ育った実家だった。小型車でもすれ違えないほどの細い路地を抜けると、しかし、山田の生家は取り壊されて更地になっていた。 「なくなっちゃいましたね」  また、山田はこみ上げるものを抑えきれなくなる。山田は生家が取り壊されていたことを知らされていなかったという。  その更地に建っていた家を、なんとか思い出そうとしているのだろう。山田はここまでずっと着けていた黒いサングラスを外し、もう涙を隠そうともしない。玄関のタイル、父親と作ったベッドの部品……わずかに、思い出の残骸が次々に顔を見せてくれる。 「ああ、悔しい……もっと早く来ればよかったなぁ……」  山田は、父親が鹿児島市内で経営するダイニングバーを訪れる。ビールで乾杯。山田は更地の写真を父親に見せながら「すごい、いいとこだな、と思った」と言う。  父親が、山田の机は持ち出していたという。その引き出しから出てきたのは、卒業アルバムや卒業文集。「みんなの夢」というページには「カバディーの選手 山田孝之」とあった。 「ずっとふざけてんな、俺」  通知表に並ぶのは「1」と「2」ばかり。遅刻は中3の2学期だけで41日を数えている。 「中学のアルバムはないんだよなぁ」  中学時代にスカウトされた山田は、卒業を前に上京している。  翌日、山田は父親を釣りに誘った。ほんの1週間前まで、山下敦弘を言葉の限り罵倒したり、芦田愛菜に刺すような視線で糾弾されたり、全身全霊で映画の現場に身を捧げていた姿は、そこにはない。桜島をバックに並ぶ親子は、ごく普通の地元住人に見える。 「生まれたときのこととか、覚えてる?」  ダイニングバーに場所を移し、山田は父に話を聞くことにした。どこにでもある、ひとりの子どもの出生エピソードが語られる。  山田はこのとき、父親が30年にわたって小説を書いては、新人賞に応募していたことを初めて知る。 「実験的な生き方が好きだったんだろうね」  そう振り返る父親に、「破滅的な感じの?」と山田が問いかける。 「まあ、実験がうまくいけば破滅にはいかないんだけど」  山田は1週間前、映画プロデューサーとして一度、破滅した。監督を現場から追い出し、主演女優に降板され、多くのスタッフに迷惑をかけた。実験が、うまくいかなかったのだ。故郷に戻り、生い立ちを振り返ることで、再び自分の人生を見つめ直そうとしているのだろう。 「まあ、謙虚に反省すれば?」  それは、山田がもっとも父親に言ってほしかった言葉だったはずだ。  2人の話は「山田が俳優になっていなかったら」という話題に及ぶ。「なんとなくできる仕事をしているだけ」と語る山田に、父親は「なんか独創的に、とんでもなく発想豊かに、何の分野かわからないけど、はちゃめちゃやってそうな気もする」と言う。父親は、山田以上に山田を理解していたようだ。  山田にもう、涙はない。「おもしろい人だなぁ」と父親を評し、「その人の息子だから」と気負いを捨てることができた。  さらに1週間後、合同会社カンヌに、芦田が山田を訪ねてきた。『穢の森』の現場が崩壊した最大の理由は、芦田が自ら降板を決めたことだった。山田は、山下が去った後、自ら監督をするつもりでいたのだ。それを理解している芦田、どこか所在なさげに、勧められたパイプイスに腰を下ろす。 「親父のことを知ったら、自分のことがどんどん見えてきて」  穏やかな表情で語りかける山田の変化は、芦田にも伝わっている。2週間前までは想像もできないような、柔らかい空気が合同会社カンヌに漂っている。 「自分で枷を付けてたんですよね、あの映画撮ってるとき、面白くなかったから」  その山田の告白に、芦田も思わず笑ってしまう。 「山田さんは、次、何をやりたいんですか?」  2週間前、「山田さん何がやりたいんですか?」と言い残して『穢の森』プロジェクトを断ち切った芦田が、優しく問いかける。芦田がこれを問いかける意味を、山田も、芦田本人も、よくわかっているはずだ。 「言うの、怖いんですけど……やっぱり僕は映画が作りたい。カンヌとかそういうの関係なく、僕が本気で面白いと思うものを作れば、みんな面白がってくれると思うんですよ」  小学6年生の芦田愛菜を相手に、山田孝之はずっと敬語でしゃべっていた。  番組のカメラは、撮影スタジオに移る。壁一面にグリーンの布が垂れ下がっている。クロマキー合成で新作映画を撮影するようだ。  山田は、監督を決めかねていた。 「会ってくれるかな、山下さん……」帰京後に芦田と対面したとき、山田は不安を吐露している。  スタジオに山下敦弘が現れる。ギクシャクした2人の間に芦田が入り、「監督の山下敦弘さん」「主演の山田孝之さんです」と、お互いを紹介してみせる。クランクインは10月20日、山田孝之の33回目の誕生日だった。  ひげをそり、すっかり俳優の顔になった山田がカメラの前に立ち、山下と芦田が並んでモニターを覗き込んでいる。山田と山下がケータリングの列に並び、芦田が盛り付けの手伝いをしている。そうして完成させた『映画 山田孝之3D』は、今年6月16日に東宝配給で公開が決定している。監督はこの番組同様、松江哲明と山下敦弘。もちろん、カンヌ映画祭にも正式に応募しているそうだ。  全12話にわたって放送された『山田孝之のカンヌ映画祭』は、今までに見たことのない番組だった。どこまでが決まっていて、どこまでがアドリブだったのかはわからないし、もはやそれはどうでもいいことだ。  この番組では、映画に関わるさまざまなプロたちの剥き出しの凄味が、確かに画面上に現れていた。山田孝之と山下敦弘という、すでに多くのキャリアを積み「好きなように仕事を選べる」立場にある2人の映画人が戯画的な役割に徹し、まるで子どものように「カンヌ、カンヌ」と騒ぎ立てることで、真摯だったりイイカゲンだったりする日本映画界の側面が次々に姿を現していた。そして最後には、自分たちを崩壊するまで追い込み、そこから再生してみせた。 「もっと自由にやっていい」  きっとこの番組は、すべての日本の映画人へのテーゼとして作られたのだろう。そして、芦田愛菜こそが女神だった。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

『山田孝之のカンヌ映画祭』最終話 映画『映画 山田孝之3D』に至る崩壊と再生と、それから芦田愛菜と……

『山田孝之のカンヌ映画祭』最終話 映画『映画 山田孝之3D』に至る崩壊と再生と、それから芦田愛菜と……の画像1
テレビ東京系『山田孝之のカンヌ映画祭』番組サイトより
 ある日突然、「カンヌ映画祭の最高賞を目指す」を言い出した俳優・山田孝之。自らプロデューサーを買って出て“親殺し”をテーマとした作品の企画を立ち上げると、その主演に芦田愛菜を連れてきて、監督を務める山下敦弘を驚かせた。  しかし、そうして始まった『穢の森』の撮影は、クランクイン初日に空中分解。自らの理想にこだわりすぎる山田について行けず、監督・山下と主演・芦田が降板してしまった。これまで、日本映画大学校で勉強したり、実際にカンヌに行ってその雰囲気を感じ取ったり、『穢の森』にそっくりなタイトルの『殯の森』(2007)という作品で第60回カンヌ映画祭グランプリを受けた河瀬直美監督に叱られたり、マンガ家・長尾謙一郎に何枚ものイメージ画を描かせたり、長澤まさみを脱がせようとしたり……そうした努力(?)は、水泡に帰してしまった。  というわけで、最終話。「山田孝之 故郷へ帰る」を振り返る。  この映画のために作られた「合同会社カンヌ」の事務所は、荷物も片づけられて閑散としている。  現場崩壊から1週間後、山田孝之は故郷・鹿児島へ飛んでいた。最初に訪れたのは、薩摩川内市内の中学校。母校である川内南中学校に一歩足を踏み入れるだけで、山田にはこみ上げるものがあったようだ。同行スタッフに「どんなことを思い出しますか?」と問われても、「なんか、それこそこう、放課後……」と言ったきり言葉を継ぐことができない。  次に訪れたのは、生まれ育った実家だった。小型車でもすれ違えないほどの細い路地を抜けると、しかし、山田の生家は取り壊されて更地になっていた。 「なくなっちゃいましたね」  また、山田はこみ上げるものを抑えきれなくなる。山田は生家が取り壊されていたことを知らされていなかったという。  その更地に建っていた家を、なんとか思い出そうとしているのだろう。山田はここまでずっと着けていた黒いサングラスを外し、もう涙を隠そうともしない。玄関のタイル、父親と作ったベッドの部品……わずかに、思い出の残骸が次々に顔を見せてくれる。 「ああ、悔しい……もっと早く来ればよかったなぁ……」  山田は、父親が鹿児島市内で経営するダイニングバーを訪れる。ビールで乾杯。山田は更地の写真を父親に見せながら「すごい、いいとこだな、と思った」と言う。  父親が、山田の机は持ち出していたという。その引き出しから出てきたのは、卒業アルバムや卒業文集。「みんなの夢」というページには「カバディーの選手 山田孝之」とあった。 「ずっとふざけてんな、俺」  通知表に並ぶのは「1」と「2」ばかり。遅刻は中3の2学期だけで41日を数えている。 「中学のアルバムはないんだよなぁ」  中学時代にスカウトされた山田は、卒業を前に上京している。  翌日、山田は父親を釣りに誘った。ほんの1週間前まで、山下敦弘を言葉の限り罵倒したり、芦田愛菜に刺すような視線で糾弾されたり、全身全霊で映画の現場に身を捧げていた姿は、そこにはない。桜島をバックに並ぶ親子は、ごく普通の地元住人に見える。 「生まれたときのこととか、覚えてる?」  ダイニングバーに場所を移し、山田は父に話を聞くことにした。どこにでもある、ひとりの子どもの出生エピソードが語られる。  山田はこのとき、父親が30年にわたって小説を書いては、新人賞に応募していたことを初めて知る。 「実験的な生き方が好きだったんだろうね」  そう振り返る父親に、「破滅的な感じの?」と山田が問いかける。 「まあ、実験がうまくいけば破滅にはいかないんだけど」  山田は1週間前、映画プロデューサーとして一度、破滅した。監督を現場から追い出し、主演女優に降板され、多くのスタッフに迷惑をかけた。実験が、うまくいかなかったのだ。故郷に戻り、生い立ちを振り返ることで、再び自分の人生を見つめ直そうとしているのだろう。 「まあ、謙虚に反省すれば?」  それは、山田がもっとも父親に言ってほしかった言葉だったはずだ。  2人の話は「山田が俳優になっていなかったら」という話題に及ぶ。「なんとなくできる仕事をしているだけ」と語る山田に、父親は「なんか独創的に、とんでもなく発想豊かに、何の分野かわからないけど、はちゃめちゃやってそうな気もする」と言う。父親は、山田以上に山田を理解していたようだ。  山田にもう、涙はない。「おもしろい人だなぁ」と父親を評し、「その人の息子だから」と気負いを捨てることができた。  さらに1週間後、合同会社カンヌに、芦田が山田を訪ねてきた。『穢の森』の現場が崩壊した最大の理由は、芦田が自ら降板を決めたことだった。山田は、山下が去った後、自ら監督をするつもりでいたのだ。それを理解している芦田、どこか所在なさげに、勧められたパイプイスに腰を下ろす。 「親父のことを知ったら、自分のことがどんどん見えてきて」  穏やかな表情で語りかける山田の変化は、芦田にも伝わっている。2週間前までは想像もできないような、柔らかい空気が合同会社カンヌに漂っている。 「自分で枷を付けてたんですよね、あの映画撮ってるとき、面白くなかったから」  その山田の告白に、芦田も思わず笑ってしまう。 「山田さんは、次、何をやりたいんですか?」  2週間前、「山田さん何がやりたいんですか?」と言い残して『穢の森』プロジェクトを断ち切った芦田が、優しく問いかける。芦田がこれを問いかける意味を、山田も、芦田本人も、よくわかっているはずだ。 「言うの、怖いんですけど……やっぱり僕は映画が作りたい。カンヌとかそういうの関係なく、僕が本気で面白いと思うものを作れば、みんな面白がってくれると思うんですよ」  小学6年生の芦田愛菜を相手に、山田孝之はずっと敬語でしゃべっていた。  番組のカメラは、撮影スタジオに移る。壁一面にグリーンの布が垂れ下がっている。クロマキー合成で新作映画を撮影するようだ。  山田は、監督を決めかねていた。 「会ってくれるかな、山下さん……」帰京後に芦田と対面したとき、山田は不安を吐露している。  スタジオに山下敦弘が現れる。ギクシャクした2人の間に芦田が入り、「監督の山下敦弘さん」「主演の山田孝之さんです」と、お互いを紹介してみせる。クランクインは10月20日、山田孝之の33回目の誕生日だった。  ひげをそり、すっかり俳優の顔になった山田がカメラの前に立ち、山下と芦田が並んでモニターを覗き込んでいる。山田と山下がケータリングの列に並び、芦田が盛り付けの手伝いをしている。そうして完成させた『映画 山田孝之3D』は、今年6月16日に東宝配給で公開が決定している。監督はこの番組同様、松江哲明と山下敦弘。もちろん、カンヌ映画祭にも正式に応募しているそうだ。  全12話にわたって放送された『山田孝之のカンヌ映画祭』は、今までに見たことのない番組だった。どこまでが決まっていて、どこまでがアドリブだったのかはわからないし、もはやそれはどうでもいいことだ。  この番組では、映画に関わるさまざまなプロたちの剥き出しの凄味が、確かに画面上に現れていた。山田孝之と山下敦弘という、すでに多くのキャリアを積み「好きなように仕事を選べる」立場にある2人の映画人が戯画的な役割に徹し、まるで子どものように「カンヌ、カンヌ」と騒ぎ立てることで、真摯だったりイイカゲンだったりする日本映画界の側面が次々に姿を現していた。そして最後には、自分たちを崩壊するまで追い込み、そこから再生してみせた。 「もっと自由にやっていい」  きっとこの番組は、すべての日本の映画人へのテーゼとして作られたのだろう。そして、芦田愛菜こそが女神だった。 (文=どらまっ子AKIちゃん)