【作品名】「隣のイクメンくん」(後編) 【作者】宮崎明子『ご近所の悪いうわさ』
【作品紹介】セレブママサークルに加入した20代のイクメンくんに、リーダーママがあの手この手で接近! 刃向かう者は仲間外れだなんて、こんな悪どいサークルぶっ潰してやる!!
【サイゾーウーマンリコメンド】後編の見どころは、やっぱりセレブママたちのキャットファイト。普段、怒りをグッと抑え込んでいるという人は、「髪の毛を引っつかんで頭突きシーン」に、カタルシスさえ覚えるはず!
【作品名】「隣のイクメンくん」(後編) 【作者】宮崎明子『ご近所の悪いうわさ』
【作品紹介】セレブママサークルに加入した20代のイクメンくんに、リーダーママがあの手この手で接近! 刃向かう者は仲間外れだなんて、こんな悪どいサークルぶっ潰してやる!!
【サイゾーウーマンリコメンド】後編の見どころは、やっぱりセレブママたちのキャットファイト。普段、怒りをグッと抑え込んでいるという人は、「髪の毛を引っつかんで頭突きシーン」に、カタルシスさえ覚えるはず!
「ジャニーズとハロプロを兼任しているオタクは結構いる」とか「ハロプロファンになぜかSexy Zoneが人気」といったことは、ときどき耳にする話。小学生くらいから事務所に入る子も多いため、成長を見守ることができる点、楽曲やステージにアメリカンテイストが取り入れられているなどの共通点が指摘されることもある。
近年では、ジャニーズファンの間で、「『こぶしファクトリー』(※すでにハロプロに実在)というユニット名で9人のジャニーズJr.がデビューするらしい」というデマがTwitterで広まったこともあった。
また、昨年、モーニング娘。’16の「泡沫サタデーナイト!」の曲に、Hey!Say!JUMPやジャニーズWESTをはじめとしたジャニーズ画像や映像があてはめられる、「コラボ祭り」がネット上で盛り上がったこともある。
とはいえ、具体的に一体どこが似ているのか。ジャニオタ(Hey!Say!JUMPファン)目線で、℃-ute、モーニング娘。’17、アンジュルム、Juice=Juice、カントリー・ガールズ、こぶしファクトリー、つばきファクトリーらが出演する番組『The Girls Live』(テレビ東京、木曜深夜1時~)や、過去の動画などをチェックしてみた。
◎トンチキなタイトルや歌詞が似てる!
6月末で芸能界を引退する「ももち」こと嗣永桃子のカントリー・ガールズ卒業のシングルは「Good Boy Bad Girl/ピーナッツバタージェリーラブ」のダブルA面。
後者の曲は甘く可愛く心地よいメロディだが、タイトルの意味がまるでわからない。「恋しているととろけちゃう→ピーナッツバターとイチゴジャムみたい」ということのようが、やっぱりわからない(ちなみに、作詞には三浦徳子が参加)。ジャニー社長が名付けたJr.ユニット名「天才Genius」とか「宇宙Six」のようなネーミングセンスに近いものを感じる。
また、モーニング娘。’17の新曲は「BRAND NEW MORNING」。何度も繰り返される「新時代の幕開け」や「新たなる大統領(トップ)に困惑の過渡期だ」など、大仰な言葉が並ぶのは、かつてのHey!Say!JUMPの曲のよう。アンジュルムの「上手く言えない」にも唐突に「大統領」が出てくる。
つばきファクトリーのデビュー曲のカップリング「Just Try!」では、「知らぬが仏」などと古めかしい言葉を使ったかと思えば、「他人(ひと)のことが気になる 他人(ひと)のことは楽しい」と日常のチマチマしたことを歌った挙げ句、「人間とは如何なる者か」と、急に大きな話を始める。これは久しぶりのつんく作詞のようだが、唐突に大きな視点で語るのは、ジャニーズにも共通している。Hey!Say!JUMPの「ありがとう~世界のどこにいても~」では、ひたすらいろんな国の言葉で「ありがとう」と言っている中で、急に「So僕らはニンゲン 人生」「地球をつつみだす」と飛躍する。
JUMPの「OVER」で「疲れてんだよOver」などと、かったるそうに言いつつ、「家族、担任 おざなりOver」と、とてつもなく幼稚な言葉をキメ顔+キレキレダンスで歌い上げるのもちょっと似ている。
◎「和風」を唐突に入れるのも似てる!
例えば、モーニング娘。’15の「青春小僧が泣いている」では「いろんな奴がいる」「いろんな道がある」などと普通のことを言った直後に、唐突に「色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ」と歌う。しかも、和風の曲なのにギラギラ衣装。こぶしファクトリー の「ドスコイ!ケンキョにダイタン」に何度か出て来る「人生は諸行無常」 や、同じくこぶしの「急がば回れ」なども、和の世界が大好きなジャニーズと共通している。
◎フォーメーションダンスが似てる!
ハロプロはパフォーマンス重視であるだけに、歌もダンスもスキルが高く、生歌率の高さはジャニーズの比ではない。
しかし、ダンスは、AKB48系やEXILE系が基本的にその場で手足を動かすスタイルであるのに対し、「フォーメーションダンス」に力を入れている点が、ハロプロではモーニング娘。、ジャニーズではHey!Say!JUMPで共通している。
“歌うま担当”の小田さくらが左右をかき分けながら、真ん中にズイッと出てきて歌うパートがあるが、JUMPならそこはさしずめ山田涼介か。強い目ヂカラとキレキレのダンスで「恨むな~か~れ~愛した~まえ~」(「BRAND NEW MORNING」)と歌いながら真ん中に進み出る山田の姿は容易に想像できるし、「しんじだいのまっくっあっけっ」(同)と9人が歌い、その周りをJr.のちびっ子たちが旗を振りながら踊る様子も浮かぶ。
◎不思議な演出が似てる!
カントリー・ガールズの「Good Boy Bad Girl」で左右に分かれて向き合い、芝居のような掛け合いをするのは、ジャニーさんお気に入りのミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』のよう。途中、唐突に誰かがマイケル・ジャクソン風衣装+ムーンウォークで出てきても不思議ではない(※ジャニーズの1つの定番)。
チェッカーズのカバー曲「涙のリクエスト」で若手・梁川奈々美が唐突にサックスを吹くのは、ちびっ子ジャニーズJr.が先輩のコンサートや舞台で、唐突に特技を披露するのにも似ている。
さらに、番組『The Girls Live』内では、「アンジュルムが和太鼓とSPコラボ」として、画面を左右に二分割し、片方ではアンジュルムの曲に合わせて和太鼓を打つ最年少・笠原桃奈を、もう片方ではMVを流すという妙な演出を行っていた。普通なら実際にアンジュルムが歌い、踊る場所で和太鼓を打てば良いと思うのだが、MVに被せるという雑な感じは、ジャニーズのようだ。そもそも「和太鼓」はジャニーズ舞台にはほぼ必須である。
◎ファンの需要とズレてるところが似てる!
『The Girls Live』では毎週、美術館に行ったり、オルゴールの歴史を聞きに行ったり、相田みつをの世界を学びに行ったりする。メンバーは非常に真剣だが、ファン的にはどこに需要があるのか。これは、JUMPがハイカロリーの物ばかりを食べたり、子どもの苦手の克服ばかりしている『リトルトーキョーライフ』(同)『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)などと似ている。
また、つばきファクトリー・小野田紗栞が「フラッシュ暗算」(特技はそろばん)に挑戦したときも、楽屋(?)で一人静かに問題を解く姿を映すだけという、地味な扱い。気象予報士資格を持つ、Jr.ユニットのSnow Man・阿部亮平をきちんと生かすことができていないジャニーズと似ている。
ジャニオタが見ると、見れば見るほど、知れば知るほど引き込まれるポイントの多いハロプロ。次はぜひ「現場」に乗り込みたい。
(田幸和歌子)
3月13日に結婚を発表した元モーニング娘。の石川梨華が、同21日付のブログに手料理の写真をアップした。この石川の更新をきっかけに、ネットユーザーたちは、ほかの女性芸能人の手料理を引き合いに出し、さまざまな論評を繰り広げているようだ。
「石川は、以前からたびたび手料理を公開していましたが、埼玉西武ライオンズ・野上亮磨選手と結婚してからは、今回が初めてのアップとなりました。石川は『バタバタしていて載せれてなかったごはん』として、新婚生活の中で作ったと思しき料理の数々を紹介しています」(芸能ライター)
そのうちの「大葉とチーズの巻き豚カツ」について、一部ネット上には「添えられたキャベツの千切りが太い」との指摘が寄せられた。
「確かに千切りにしては太めですが、決して批判的なコメントばかりではなく、『千切りがヘタなところ、なんだか親近感が湧く!』『完璧を気取ってない感じがいい』というように、むしろ好感を持たれているようです」(同)
だが、こうして石川の手料理に好意的な声が出る一方で、引き合いに出されてしまう女性芸能人がいる。
「例えば、同3日に離婚を発表したタレント・小倉優子の名を出して、『小倉みたいなオシャレすぎる料理より、石川みたいに温かみのある料理がいい』『完璧すぎて鼻につくんだよね』と語る人が散見されます」(スポーツ紙記者)
また、2014年にインスタグラムで手料理写真を公開した際、一般ユーザーから「皿に緑と赤が足りないね」と指摘されたモデル・木下優樹菜を引き合いに出し、「石川の料理には彩りがあるからおいしそう」と語る者、また石川と同じ元モー娘。の辻希美の名前を挙げ、「辻はウインナーばっかりで栄養のことなんて何も考えてなかったから、それに比べて石川はえらい」と過ぎ去った過去を蒸し返す者もいる。
「もはやネットユーザーは、手料理云々というより、石川を足がかりに“嫌いな芸能人を批判”している状態。こうした流れの中、近頃インスタグラムで手料理写真をアップしている工藤静香の名前を挙げ、『人柄が嫌いすぎて、素直に料理を見られない』など率直に工藤自身を批判する声も上がっています」(同)
思わぬ批判を受けてしまった女性芸能人たちだが、石川に関しても「こんなに頑張れるの、新婚の間だけじゃない?」といった声が出ている。石川は、同じくプロ野球選手の妻となった元カントリー娘。の里田まい同様、「アスリートフードマイスター」の資格を持っているだけに、今後もその手料理には注目が集まるだろう。
「1日2000本のボケを考える」というノルマを自分に課すというクレイジーな生活を送り、『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK総合)でレジェンドの称号を獲得。 その後も、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)、『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)など、数々のラジオ番組や雑誌の投稿コーナーで常連となっていたハガキ職人・ツチヤタカユキ。 やがて、常連だったラジオ番組の芸人に誘われ、構成作家見習いとして上京。しかし「人間関係不得意」ということで、その道もあきらめ、地元に帰ってしまったことなどが番組で語られていたが、最近ではめっきりそんな話も出なくなって、ツチヤの行方を気にしていたリスナーも多いのではないだろうか。 そんなツチヤタカユキが突然、自伝的私小説『笑いのカイブツ』(文藝春秋)を上梓した。 投稿していたネタからはうかがい知れなかった、私生活を破滅させてまで「笑い」に突き進む自らの姿を描いた衝撃的な一冊だ。 シド・ヴィシャスやカート・コバーンのように若くして死にたいと思い、笑い以外のすべてをかなぐり捨ててきたヤバイ人が、まともにインタビューなんて受けるわけないと、ビクビクしながら取材場所に向かったのだが……。著者のツチヤタカユキ氏。
『笑いのカイブツ』(文藝春秋)
人気コミックを原作にした映画『バクマン。』(15)は“友情・努力・勝利”という売れる漫画三大要素をフル活用した内容で観客の感動を誘い、17.8億円のスマッシュヒットを記録した。連載誌の読者アンケート1位の座をめぐり、漫画家たちがしのぎを削る漫画業界の内情をドラマチックに描いた『バクマン。』だが、普段からガロ系の漫画などを読み親しんでいる人はこう思ったに違いない。「いや、少年ジャンプだけが漫画じゃないから」と。そんなあなたに薦めたいのが、守屋文雄監督の監督デビュー作『まんが島』だ。家賃、光熱費、電話代を気にせずにいられる絶海の孤島で暮らす売れない漫画家たちが、まだ誰も読んだことのないオリジナルな漫画を生み出そうと苦悶する姿が107分間にわたって描かれる。 漫画家役を演じているのは、4月からテレビ東京系で深夜ドラマ化される『SRサイタマノラッパー』(09)のTOM役で知られる水澤紳吾、白石晃士監督の傑作ホラーコメディ『オカルト』(08)などで怪優ぶりを見せている宇野祥平、劇団「動物電気」を主宰する政岡泰志ら主にインディーズシーンで頑張っている人たちだ。本作のメインキャストのひとりであり、プロデューサーも兼ねているのが守屋監督。日本大学芸術学部映画学科卒業生で、沖田修一監督の『キツツキと雨』(12)や熊切和嘉監督の『ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS』(16)などの脚本家であり、いまおかしんじ監督のピンク映画にもちょくちょく役者として出演している。大学で同期だった沖田監督は『南極料理人』(09)や『横道世之介』(13)が絶賛され、今やすっかり売れっ子監督。大学の2学年後輩となる入江悠監督も『SRサイタマノラッパー』で一躍ブレイク。自主映画時代の仲間たちが華々しくスポットライトを浴びる姿を見守ってきた守屋監督だったが、40歳となってようやく監督デビューを果たしたのが『まんが島』である。 本作に主演している水澤紳吾は、仙台出身の守屋監督とは小学校時代からの幼なじみ。当時は藤子不二雄、ゆでたまごといったコンビの漫画家が大活躍していたことから、「2人でプロの漫画家を目指そう」と誓い合い、合作漫画の執筆に励んだ。とはいえ子どもは熱が冷めるのも早い。2人で漫画家になる夢は1~2年で頓挫したが、その後も友情だけは続く。沖田監督や入江監督へのライバル心をむき出しにすることのない守屋監督に対し、「いつになったら自分の映画を撮るんだよ」と水澤は酒の席でせっつき続けた。インディーズ映画界、ちょっといい話。 『まんが島』の中で水澤と守屋は藤子不二雄を思わせる漫画家コンビを演じているのだが、本作が「トキワ荘」伝説のような貧しくも美しい友情の物語なのかと言えば、まるで違う。無人島で暮らす漫画家たちはそれぞれがオリジナルな漫画を目指すも、うまくペン入れが進まず発狂寸前。お互いに励まし合う余裕はもはやなく、ネタの盗用や食べ物をめぐってドロドロの争いが繰り広げられていく。漫画家たちは自分が描く漫画の世界のみに没頭しすぎ、現実と虚構のボーダーさえも島ではあやふやになっていく。島の浜辺には「マンガ家以外の立入を禁じる」と立て札が掲げられ、まさに一般人がうかつに足を踏み入れると非常にヤバい映画なのだ。漫画家たちの無人島でのサバイバル生活を描いた『まんが島』。トキワ荘のようなユートピアかと思いきや……。
構想10年の末に初監督作を完成させた守屋監督に、製作内情について1時間ほど話を聞いた。 守屋文雄「日大芸術学部では沖ちゃん(沖田監督)と同年卒業でしたが、彼は一留して、僕は二浪しているから、同期生とは微妙に異なるんです(笑)。『鍋と友達』(02)などの彼の自主映画に、僕は演者として気楽に参加してきましたが、彼は短編を着実に撮り続け、初めての商業映画『南極料理人』で脚光を浴びることになった。今から僕が懸命に走っても一生追いつけません。入江くんも大学の後輩ですが、彼にももう追いつけない(苦笑)。彼らの作品を観た直後には『よし、見てろよ!』とは思うんですが、自分はその気持ちを抱えたままでは、仕事である脚本が書けないんです。自分を空っぽにしないと書けない。『まんが島』のアイデアは30歳ぐらいからあったものです。一緒にふたり芝居をやっていたこともあり、水澤に出てもらうのは決まっていて、そういえば2人で漫画家を目指していたなと、子どもの頃の思い出をもとに脚本を書き始めました。完成まで、ずいぶん時間が掛かってしまいましたね。製作費は『キツツキと雨』で脚本料をもらい、そのお金を撮影代に回したんです。沖田監督には世話になってます」 守屋演じる漫画家は島へ移住する前、アパートの家賃を滞納し続けていたことを編集者(川瀬陽太)の口から明かされる。実はこのエピソード、守屋監督自身の実体験を投影したもの。守屋監督は家賃3万8,000円の風呂なしアパートに15年ほど暮らしていたが、家賃を催促する大家さんの足音に怯えながら『まんが島』のシナリオの改稿を重ねてきた。無人島でサバイバルライフを続ける漫画家たちの鬼気迫る暮らしぶりは、守屋監督の実生活と重なり合う。 守屋「毎日が必死でした。脚本料が振り込まれると、なぜかその日に限って大家さんが家賃の取り立てに現われるんです。なぜ振込み日が分かったのか……。大家さんも必死だったんだと思います。毎日が真剣勝負でした。そのアパートは先日取り壊されたんですが、長年住んだこちらとしても思い入れが深く、記念に鍵をもらっておこうと思ったんです。でも、その鍵も大家さんに取り上げられました。何も俺に渡したくなかったんだと思います。代わりにこっそり網戸をもらってきました。次の家に無かったんで」この人が守屋文雄監督。「脚本段階からお客さんのことは考えず、島で暮らす漫画家たちのことしか考えなかった」と語る。
映画の本題からずいぶん脱線してしまったが、本作の主人公たちが誰にもマネできない唯一無二の漫画の執筆に情熱を注いだように、守屋監督の『まんが島』もクリエイターの狂気に満ちた、誰も観たことのない超個性的な作品として誕生した。 守屋「自分の次を考えたとき、いわゆる名刺になるような作品をつくるべきだというのは分かるんです。でも周りから何周も遅れて、それでも重い腰を上げようとしたときに、『こんなにいっぱい映画があるのに、なんでわざわざ自分が映画をつくるんだろう』と人並みに考えて。そうしたら『名刺になるかも』なんて思ったものに、人を巻き込むことは出来なくて、見たことがないもの、自分が本当に見たいものを撮るしかなかった。あんなメチャクチャに見える台本に、キャスト・スタッフの誰からも質問がなかったのは、その気持ちに賛同してくれたのかなと今になって思います。こんなに好き勝手な映画をつくって、何言ってんだって言われるかも知れないけど、好き勝手やったんじゃないんです。脚本の初稿は連載を勝ち取るという結末だったのが、頭を空っぽにして『まんが島』という作品の要求を聞いていたら、いつの間にか今の結末に変わっていた。どんどんプリミティブに、ものづくりの起源みたいなものに迫っていく他ないんです、あの島に入ったら。やあ、とんでもない島ですよ、あそこは。それは当然、撮影・編集・音仕上げのプロセスにも反映されています。だから映画が始まったら、ただ画を見て、音を聞いて欲しい。そうやって映画の動きに身を委ねてくれたお客さんの中で起こる、見たこともない何かのためにつくった映画ですから」 人気アンケートや世間の流行を気にせず、自分にしか生み出せないオリジナルの世界を追求する覚悟がある者だけが辿り着くことができる幻の島・まんが島。あなたは現代社会に残された秘境・まんが島に足を踏み入れる勇気があるだろうか? (取材・文=長野辰次)売れっ子漫画家を演じるのは注目の若手女優・柳英里紗。「冨永昌敬監督の『ローリング』(15)より先にオファーしました」(守屋監督)。
『まんが島』 監督・脚本・編集・制作/守屋文雄 出演/水澤紳吾、守屋文雄、松浦祐也、宇野祥平、政岡泰志、川瀬陽太、柳英里紗、笠木泉、森下くるみ、河原健二、長平、邦城龍明 配給/インターフィルム 3月25日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開 (c)2017守屋文雄 http://manga-jima.com
人気コミックを原作にした映画『バクマン。』(15)は“友情・努力・勝利”という売れる漫画三大要素をフル活用した内容で観客の感動を誘い、17.8億円のスマッシュヒットを記録した。連載誌の読者アンケート1位の座をめぐり、漫画家たちがしのぎを削る漫画業界の内情をドラマチックに描いた『バクマン。』だが、普段からガロ系の漫画などを読み親しんでいる人はこう思ったに違いない。「いや、少年ジャンプだけが漫画じゃないから」と。そんなあなたに薦めたいのが、守屋文雄監督の監督デビュー作『まんが島』だ。家賃、光熱費、電話代を気にせずにいられる絶海の孤島で暮らす売れない漫画家たちが、まだ誰も読んだことのないオリジナルな漫画を生み出そうと苦悶する姿が107分間にわたって描かれる。 漫画家役を演じているのは、4月からテレビ東京系で深夜ドラマ化される『SRサイタマノラッパー』(09)のTOM役で知られる水澤紳吾、白石晃士監督の傑作ホラーコメディ『オカルト』(08)などで怪優ぶりを見せている宇野祥平、劇団「動物電気」を主宰する政岡泰志ら主にインディーズシーンで頑張っている人たちだ。本作のメインキャストのひとりであり、プロデューサーも兼ねているのが守屋監督。日本大学芸術学部映画学科卒業生で、沖田修一監督の『キツツキと雨』(12)や熊切和嘉監督の『ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS』(16)などの脚本家であり、いまおかしんじ監督のピンク映画にもちょくちょく役者として出演している。大学で同期だった沖田監督は『南極料理人』(09)や『横道世之介』(13)が絶賛され、今やすっかり売れっ子監督。大学の2学年後輩となる入江悠監督も『SRサイタマノラッパー』で一躍ブレイク。自主映画時代の仲間たちが華々しくスポットライトを浴びる姿を見守ってきた守屋監督だったが、40歳となってようやく監督デビューを果たしたのが『まんが島』である。 本作に主演している水澤紳吾は、仙台出身の守屋監督とは小学校時代からの幼なじみ。当時は藤子不二雄、ゆでたまごといったコンビの漫画家が大活躍していたことから、「2人でプロの漫画家を目指そう」と誓い合い、合作漫画の執筆に励んだ。とはいえ子どもは熱が冷めるのも早い。2人で漫画家になる夢は1~2年で頓挫したが、その後も友情だけは続く。沖田監督や入江監督へのライバル心をむき出しにすることのない守屋監督に対し、「いつになったら自分の映画を撮るんだよ」と水澤は酒の席でせっつき続けた。インディーズ映画界、ちょっといい話。 『まんが島』の中で水澤と守屋は藤子不二雄を思わせる漫画家コンビを演じているのだが、本作が「トキワ荘」伝説のような貧しくも美しい友情の物語なのかと言えば、まるで違う。無人島で暮らす漫画家たちはそれぞれがオリジナルな漫画を目指すも、うまくペン入れが進まず発狂寸前。お互いに励まし合う余裕はもはやなく、ネタの盗用や食べ物をめぐってドロドロの争いが繰り広げられていく。漫画家たちは自分が描く漫画の世界のみに没頭しすぎ、現実と虚構のボーダーさえも島ではあやふやになっていく。島の浜辺には「マンガ家以外の立入を禁じる」と立て札が掲げられ、まさに一般人がうかつに足を踏み入れると非常にヤバい映画なのだ。漫画家たちの無人島でのサバイバル生活を描いた『まんが島』。トキワ荘のようなユートピアかと思いきや……。
構想10年の末に初監督作を完成させた守屋監督に、製作内情について1時間ほど話を聞いた。 守屋文雄「日大芸術学部では沖ちゃん(沖田監督)と同年卒業でしたが、彼は一留して、僕は二浪しているから、同期生とは微妙に異なるんです(笑)。『鍋と友達』(02)などの彼の自主映画に、僕は演者として気楽に参加してきましたが、彼は短編を着実に撮り続け、初めての商業映画『南極料理人』で脚光を浴びることになった。今から僕が懸命に走っても一生追いつけません。入江くんも大学の後輩ですが、彼にももう追いつけない(苦笑)。彼らの作品を観た直後には『よし、見てろよ!』とは思うんですが、自分はその気持ちを抱えたままでは、仕事である脚本が書けないんです。自分を空っぽにしないと書けない。『まんが島』のアイデアは30歳ぐらいからあったものです。一緒にふたり芝居をやっていたこともあり、水澤に出てもらうのは決まっていて、そういえば2人で漫画家を目指していたなと、子どもの頃の思い出をもとに脚本を書き始めました。完成まで、ずいぶん時間が掛かってしまいましたね。製作費は『キツツキと雨』で脚本料をもらい、そのお金を撮影代に回したんです。沖田監督には世話になってます」 守屋演じる漫画家は島へ移住する前、アパートの家賃を滞納し続けていたことを編集者(川瀬陽太)の口から明かされる。実はこのエピソード、守屋監督自身の実体験を投影したもの。守屋監督は家賃3万8,000円の風呂なしアパートに15年ほど暮らしていたが、家賃を催促する大家さんの足音に怯えながら『まんが島』のシナリオの改稿を重ねてきた。無人島でサバイバルライフを続ける漫画家たちの鬼気迫る暮らしぶりは、守屋監督の実生活と重なり合う。 守屋「毎日が必死でした。脚本料が振り込まれると、なぜかその日に限って大家さんが家賃の取り立てに現われるんです。なぜ振込み日が分かったのか……。大家さんも必死だったんだと思います。毎日が真剣勝負でした。そのアパートは先日取り壊されたんですが、長年住んだこちらとしても思い入れが深く、記念に鍵をもらっておこうと思ったんです。でも、その鍵も大家さんに取り上げられました。何も俺に渡したくなかったんだと思います。代わりにこっそり網戸をもらってきました。次の家に無かったんで」この人が守屋文雄監督。「脚本段階からお客さんのことは考えず、島で暮らす漫画家たちのことしか考えなかった」と語る。
映画の本題からずいぶん脱線してしまったが、本作の主人公たちが誰にもマネできない唯一無二の漫画の執筆に情熱を注いだように、守屋監督の『まんが島』もクリエイターの狂気に満ちた、誰も観たことのない超個性的な作品として誕生した。 守屋「自分の次を考えたとき、いわゆる名刺になるような作品をつくるべきだというのは分かるんです。でも周りから何周も遅れて、それでも重い腰を上げようとしたときに、『こんなにいっぱい映画があるのに、なんでわざわざ自分が映画をつくるんだろう』と人並みに考えて。そうしたら『名刺になるかも』なんて思ったものに、人を巻き込むことは出来なくて、見たことがないもの、自分が本当に見たいものを撮るしかなかった。あんなメチャクチャに見える台本に、キャスト・スタッフの誰からも質問がなかったのは、その気持ちに賛同してくれたのかなと今になって思います。こんなに好き勝手な映画をつくって、何言ってんだって言われるかも知れないけど、好き勝手やったんじゃないんです。脚本の初稿は連載を勝ち取るという結末だったのが、頭を空っぽにして『まんが島』という作品の要求を聞いていたら、いつの間にか今の結末に変わっていた。どんどんプリミティブに、ものづくりの起源みたいなものに迫っていく他ないんです、あの島に入ったら。やあ、とんでもない島ですよ、あそこは。それは当然、撮影・編集・音仕上げのプロセスにも反映されています。だから映画が始まったら、ただ画を見て、音を聞いて欲しい。そうやって映画の動きに身を委ねてくれたお客さんの中で起こる、見たこともない何かのためにつくった映画ですから」 人気アンケートや世間の流行を気にせず、自分にしか生み出せないオリジナルの世界を追求する覚悟がある者だけが辿り着くことができる幻の島・まんが島。あなたは現代社会に残された秘境・まんが島に足を踏み入れる勇気があるだろうか? (取材・文=長野辰次)売れっ子漫画家を演じるのは注目の若手女優・柳英里紗。「冨永昌敬監督の『ローリング』(15)より先にオファーしました」(守屋監督)。
『まんが島』 監督・脚本・編集・制作/守屋文雄 出演/水澤紳吾、守屋文雄、松浦祐也、宇野祥平、政岡泰志、川瀬陽太、柳英里紗、笠木泉、森下くるみ、河原健二、長平、邦城龍明 配給/インターフィルム 3月25日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開 (c)2017守屋文雄 http://manga-jima.com
続々と最終回を迎えた冬ドラマ。期間平均視聴率をランキングで振り返ります(ビデオリサーチ調べ、関東地区/クールまたぎ除く)。 1位『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)14.5% 2位『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)11.4% 3位『嘘の戦争』(フジテレビ系)11.3% 4位『就活家族』(テレビ朝日系)9.9% 5位『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)9.5% 6位『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系)9.2% 7位『カルテット』(TBS系)8.9% 8位『下剋上受験』(TBS系)8.2% 9位『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)6.6% 10位『嫌われる勇気』(フジテレビ系)6.5%
3月22日、『2017 FNS うたの春まつり』(フジテレビ系)が放送され、ジャニーズからは嵐が出演した。相葉雅紀主演で放送される月9ドラマ『貴族探偵』(同)の主題歌「I’ll be there」をテレビ初披露するなどの見どころはあったものの、番組内容には不満の声が噴出している。
『うたの春まつり』の放送が発表された当初、公式ホームページに掲載された……
気がつけば春が来るのに、パンツばかり着て、脚のお肉を見て見ぬふりしてませんか? もはや素足になるのがコワイ! そんなあなたにぴったりの、一瞬ですっきり美脚になれるアイテムがありました。その名も「痩せタイっ!」という強圧タイツです。
一般的なタイツの2.5倍の長さまで伸びるという伸縮性に優れた「痩せタイっ!」。写真を見るとその効果は一目瞭然で、「痩せタイっ!」を履いている方の脚は、履いてない脚に比べると細さが全然違います! なんと履いた瞬間に細くなり、平均で太もも-6cmが目指せるのだとか。
見た目は普通のタイツと同じなのに、独自の強圧補正で、歪んでしまった骨盤の位置を正しい位置に直し、リンパの流れを促進させ、脂肪を燃焼させてくれるそうです。足首から上に行くほど着圧の段階が下がっていく3D設計で、脂肪を自動的に上に押し上げ、美脚に導きます。さらに履き続けているうちに、理想のレッグラインとヒップラインに近づくのも夢じゃないかも。
また、長時間の着用に耐えられるよう、強度の高い繊維を使い、強い縫製で仕上げているので、踵やつま先の擦り切れ、電線など、よくあるタイツの悩みも起こりにくく、丈夫なのはうれしいですよね。さらに通気性の良い消臭繊維を使用しているため、激しい運動にも向いていて、これからの季節にも大活躍しそうです。
口コミでも、「履くだけで太さが劇的に変わり、自分でもビックリ」「今まで履いた補正タイツの中で一番着圧があります」「引き締めるだけじゃなく、冷えに効くのも嬉しい」「普通のタイツのようにオシャレを楽しめるのが良い」などという声が上がっています。
お値段は定価4,280円のところが、今だけ1,980円! これは、かなりお得です。春には流行のペンシルスカートも履きこなしたいし、自信を持って素足を見せたいですよね。「痩せタイっ!」、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
3月23日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)に、同局の女性アナウンサー陣が登場した。この日は、嵐の対戦相手として男性アナチームが集結し、その“応援”のために女子アナ陣が駆け付けたことで、嵐ファンの間で波紋が広がっている。
嵐の対戦チームの面々は、同番組で「天の声」を務める中村光宏アナを始め、榎並大二郎アナなど6名の同局男性アナ。そして、男性陣だけでは「テレビ的に悲しい」という理由で、松村未央アナ、三田友梨佳アナ、堤礼実アナ、永島優美アナといった女性陣も出演した。
「一方、嵐チームには、“プラスワンゲスト”として、タッキー&翼の滝沢秀明が加わりました。滝沢と嵐メンバーは、“ジャニーズJr.黄金期”と呼ばれていた時代に切磋琢磨した仲で、合宿所で同じ時を過ごしたことでも知られているため、今回の共演を楽しみにしていたファンも多かったんです。しかし、オープニングで女子アナが出てきたことにより、空気が一変。というのも、二宮は昨年7月にフリーの伊藤綾子アナと、また、櫻井翔も今年2月にテレビ朝日の小川彩佳アナとの交際が報じられるなど、最近の嵐は、女子アナとの熱愛スキャンダルが続いるため、ファンが不快感を示したようなんです」(芸能ライター)
嵐ファンからは、「は? なんで女子アナまでついてきてんの?」「嵐と女子アナ……伊藤綾子と小川彩佳を思い出して、拒否反応が出てしまう」「女子アナいらない! 編集かCGで消してほしい!」「嵐とタッキーの共演を楽しみにしてたのに。テンションが下がる」「女子アナは引っ込んでろ!」といった憤怒の声が多数上がる事態に。「女子アナ恐怖症」「女子アナアレルギー」になっているファンも多く見られた。
「特に二宮に関しては、過去に同番組で伊藤アナと共演したことから急接近したと伝えられているので、ファンは余計に敏感になっている様子でした。この日は、二宮の隣に女子アナが座るシーンも多かったため、ファンからは『ニノと女子アナが並んでるだけでめまいがする』『ニノを女子アナの隣に座らせるとか不謹慎すぎる!』といった悲鳴が上がっていましたね」(同)
最終的に、ファンの怒りはフジテレビに向かい、「炎上商法のつもり? ふざけんな」「ファンの気持ちも考えてほしい」などと、ネット上にクレームを書き込む者も。今後、嵐と女子アナは“共演NG”にした方が得策なのかもしれない。
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