地下アイドルの魔法少女ひめたすが、テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』でヤラセが行われていたと暴露した。 ひめたすは昨年9月、同番組の街頭インタビュー映像に出演。「日本に影響を与えた曲」というテーマのインタビューできゃりーぱみゅぱみゅの名前を挙げ、スタジオに生出演していたきゃりーも喜んでいた。 しかし、ひめたすは22日、自身のTwitterで「そろそろ真実言っときます! Mステにインタビューされた時『影響されたアーティストは誰ですか?』って聞かれて『しょこたんです!』って答えたら『撮り直すのできゃりーぱみゅぱみゅって言ってください』って言われて撮り直しさせられましたwww」と暴露。さらに、「ちょうど、きゃりーちゃんがゲストで、そのファンに見えたからかな」と推測した。 この告発に、ネット上では「完全にヤラセ」「テレビ業界終わってる」「だからテレビ見たくないんだよ」「小さい子たちの発言も全部ヤラセなのかな」といった声が飛び交っている。 テレビ朝日といえば、昨年12月に物理学者の大槻義彦氏が『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル 保存版!未確認生物UMA大図鑑SP UMA捕獲プロジェクト始動!』の台本上でのヤラセを暴露。それ以前には、林下清志氏が週刊誌でヤラセを暴露した『痛快!ビッグダディ』や、1985年に集団リンチ事件を捏造し打ち切りとなったワイドショー『アフタヌーンショー』などが挙げられるが、TBSやフジテレビなどと比べるとヤラセのイメージは色濃くない。 編集部が今回の件についてテレビ朝日に取材を申し込むと、以下の回答が得られた。 「当該インタビューは、ランキングに入ったアーティストについて、街頭でその感想などをお聞きする目的で行われたものです。担当者による事前の説明が不十分で誤解が生じた可能性はありますが、コメントを変更するなどの指示は行っておりません。」 つまり、テレビ朝日の回答は、ひめたすの告発とは真っ向対立するものだった。 SNSの普及と共に、出演者によるこうした告発が相次ぐテレビ業界。視聴者のテレビ離れを食い止めるためにも、誠意ある番組作りを求めたいところだ。Twitterより
日別アーカイブ: 2017年3月23日
『Mステ』に捏造疑惑浮上!「きゃりーぱみゅぱみゅファンを強要」地下アイドルが告発も、テレ朝の回答は……
地下アイドルの魔法少女ひめたすが、テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』でヤラセが行われていたと暴露した。 ひめたすは昨年9月、同番組の街頭インタビュー映像に出演。「日本に影響を与えた曲」というテーマのインタビューできゃりーぱみゅぱみゅの名前を挙げ、スタジオに生出演していたきゃりーも喜んでいた。 しかし、ひめたすは22日、自身のTwitterで「そろそろ真実言っときます! Mステにインタビューされた時『影響されたアーティストは誰ですか?』って聞かれて『しょこたんです!』って答えたら『撮り直すのできゃりーぱみゅぱみゅって言ってください』って言われて撮り直しさせられましたwww」と暴露。さらに、「ちょうど、きゃりーちゃんがゲストで、そのファンに見えたからかな」と推測した。 この告発に、ネット上では「完全にヤラセ」「テレビ業界終わってる」「だからテレビ見たくないんだよ」「小さい子たちの発言も全部ヤラセなのかな」といった声が飛び交っている。 テレビ朝日といえば、昨年12月に物理学者の大槻義彦氏が『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル 保存版!未確認生物UMA大図鑑SP UMA捕獲プロジェクト始動!』の台本上でのヤラセを暴露。それ以前には、林下清志氏が週刊誌でヤラセを暴露した『痛快!ビッグダディ』や、1985年に集団リンチ事件を捏造し打ち切りとなったワイドショー『アフタヌーンショー』などが挙げられるが、TBSやフジテレビなどと比べるとヤラセのイメージは色濃くない。 編集部が今回の件についてテレビ朝日に取材を申し込むと、以下の回答が得られた。 「当該インタビューは、ランキングに入ったアーティストについて、街頭でその感想などをお聞きする目的で行われたものです。担当者による事前の説明が不十分で誤解が生じた可能性はありますが、コメントを変更するなどの指示は行っておりません。」 つまり、テレビ朝日の回答は、ひめたすの告発とは真っ向対立するものだった。 SNSの普及と共に、出演者によるこうした告発が相次ぐテレビ業界。視聴者のテレビ離れを食い止めるためにも、誠意ある番組作りを求めたいところだ。Twitterより
【PR】静寂の中でうごめく人、鳴り響く猫の声……サイレントフェス「猫とヘッドフォン」ってナンだ!?
薄暗い店内には、愛らしい猫の鳴き声が絶えず流れている。来店客はカウンターでグラスを傾けたり、身体を揺らしたり、思い思いに過ごしているようだ。だが、なぜかその全員が、揃いのヘッドフォンを付けている──。 そんな風景が見られたのは、2月22日の「猫の日」のことだった。この日、大宮のクラブBAR「444quad」で行われたのが、サイレントフェス『猫とヘッドフォン』だ。 サイレントフェスとは、参加者が装着したヘッドフォンから爆音で音楽を流しつつ、はたから見れば静寂に包まれているという不思議なイベント。さらに、この日が「猫の日」であったことからフロアには猫の鳴き声を流れているという、なんとも不思議な光景が広がったのだ。
この『猫とヘッドフォン』を主催したのは、「勇者おかざわの部屋TV」を運営する俳優・岡澤雄哉。イケメン軍団「STYLISH BOYS」メンバーとしても活躍する岡澤に、この日の開催直前に話を聞いた。 「サイレントフェスの開催は、今回が初です。テレビで見て、おもしろそうだなって思ったのがきっかけです」 この日まで、岡澤はサイレントフェスに参加者として参加したことすらなかったという。 「もう、直感ですね。すぐに連絡して開催に踏み切りました。DJは箱(会場)を貸していただいている店長さんと相談して決めたんですが、やっぱりかわいい子がいいなって(笑)」
その岡澤が「すぐに連絡した」と話したのが、数々のサイレントフェスをプロデュースしてきた雨宮優だ。雨宮は、周囲に音が漏れないというサイレントフェスの特色を生かして、銭湯や電車の中、日中の公園などで同フェスを開催してきた実績の持ち主だ。 「ヘッドフォンを着けていると、個人個人の世界でトリップして楽しむのかな、と思われがちなんですが、実はその中に“つながり感”みたいなものがあって、個別の音楽体験なんだけど、ライブっていう空間が成り立っているんです」 また、初心者でも楽しめるのが、このサイレントフェスの魅力だと言う。 「普段クラブなどにはなかなか行けないけれど、ダンスミュージックが好き、という方々がいちばん多いですね。だいたいデイイベントで明るいですし、ホントに音楽好きな方が多い印象です。今日は場所がライブバーという、アングラな場所なので、いつもとは毛色が違うんですけど、逆に外の方のイベントはポップなかわいい感じなので、なかなかこういう場所に行ってみたかったけど行く機会がなかったみたいな方が足を運んでくれればと思いますね」
そして、この日の会場となった「444quad」の店長さんは、サイレントフェスの話が持ち込まれたときには「単純にすごいよな」と感じたという。 「楽しみなのは、全体的な画ですよね。どうなるのか自分でもよくわかってないんですけど、先日打ち合わせをさせていただいて、結構盛り上がるなと思いました。耳をふさぐと、他人の目が気にならなくなるんですね。手が空いたら参加してみたいですよ」 ちなみに、「444quad」は同ビル5階でタイ料理店「Rufus」も運営しており、取り寄せが可能だという。 「自慢はカオソーイ。チェンマイのカレーラーメンです。意外とみなさん知らないんですが、食べた後にごはんを入れちゃうと、本当においしいんです」 そんなこんなで始まったサイレントフェスは、ヘッドフォンを外せば猫の声しか聞こえないものの、文字通りの大盛り上がり。音楽好きのみならず、ぜひ参加してみては!?
<岡澤雄哉> 生年月日:1993年8月2日 (23歳) 出身地:福岡県 身長/体重:176cm/60kg 参加ユニット:SB(スタイリッシュボーイズ)新加入。 日本の俳優、モデル、シンガーソングライター、作詞家、作曲家、脚本家、MC。主な愛称は勇者おかざわ。 <出演情報> ・「勇者おかざわの部屋TV」フォトブック発売 https://tiget.net/events/10134 ・3/28?4/5 舞台「OHIGANホリデー」出演決定 ・映画「最後のプレゼント」監督/脚本 岡澤雄哉 撮影予定 ・CM 「菊池建設企業ドラマ」動画 (山口隆春役) https://youtu.be/ziHoMUEjVRw Ameba http://ameblo.jp/okazawayuya/ SHOWROOM www.showroom-live.com/okazawa_y Twitter https://mobile.twitter.com/okazawa82yuya Instagram www.pictaram.com/user/okazawayuya/1521826121 ■他イベント情報 ●『Quantum2017』 https://drive.google.com/file/d/0BymfKS6e9LJabnVveEMwWlo1N0VkQmJKQkVrZ2FQbjBfOVlr/view?usp=drivesdk ■店舗情報 Club Bar 444quad(クアッド) 444quad(クアッド)は、DJクラブイベント、DJクラブパーティを開催している大宮のCLUB BARです。 2007年12月1日に、「埼玉県さいたま市大宮区宮町4-4-4F」にてオープン。 4-4-4Fという「4」に縁を感じ、4個で一組を表す言葉「クアッド」と名付けました。 コン セプトは「大宮に遊び場を作り、人と人とが楽しくつながっていける空間を創ろう!」です。 クアッドはDJクラブバー営業以外にも、結婚パーティー、結婚式のニ次会、歓送迎会・忘年会などの飲み放題宴会、および、ライブイベント、同窓会、プレス発表会、展示会などのレンタルスペースとして場所貸し、ハコ貸しをしています。 Ameba http://ameblo.jp/club444quadoomiya Facebook https://www.facebook.com/444quad/ Instagram https://www.instagram.com/club_bar_444quad/ ■Pick up party info NUMERO GROUP JAPAN TOUR 2017@444quad http://blog-kitaurawa.diskunion.net/soul/20170226 ■CLUB BAR 444quad 〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町4-4-4F Tel/Fax:048-646-2444
JUMP単独カウコンの初出しフォト満載の「J-GENE」5月号が発売!
Hey! Say! JUMP単独カウコンの初出しフォトを一挙公開!
なかよし♡わちゃわちゃフォトギャラリー・・・・1P~
山田涼介・・・・8P~
知念侑李・・・・10P~
中島裕翔・・・・12P~
岡本圭人・・・・14P~
有岡大貴・・・・16P~
髙木雄也・・・・18P~
伊野尾慧・・・・20P~
八乙女光・・・・22P~
薮宏太・・・・24P~
KinKi Kids futari の絆 ~グループ愛発言集~・・・・26P~
堂本光一・・・・34P~
堂本剛・・・・36P~
NEWS カップリングコレクション ・・・・38P~
加藤シゲアキ×小山慶一郎・・・・39P~
増田貴久×手越祐也・・・・・40P~
小山慶一郎×手越祐也・・・・41P~
増田貴久×加藤シゲアキ・・・・42P~
小山慶一郎×増田貴久・・・・43P~
手越祐也×加藤シゲアキ・・・・44P~
3.11・これまでもこれからもジャニーズとともにー・・・・48P~
Marching J・・・・49P~
SMAP・・・・50P~
TOKIO・・・・51P~
嵐・・・・52P~
タッキー&翼・・・・54P~
NEWS・・・・55P~
関ジャニ∞・・・・56P~
KAT-TUN・・・・57P~
Sexy Zone・・・・58P~
ジャニーズ基礎のキソ Vol.35
ジャニーズとレコードレーベル・・・・60P~
嵐/ Kis-My-Ft2 / Hey! Say! JUMP /ジャニーズWEST / Sexy Zone / NEWS /
TOKIO / A.B.C-Z / KAT-TUN / V6 / 関ジャニ∞/ SMAP / KinKi Kids / 山下智久 /
中山優馬 / タッキー&翼
ジャニーズWEST
CONCERT TOUR 2017 なうぇすと・・・・72P~
重岡大毅・・・・78P~
小瀧 望・・・・80P~
桐山照史・・・・82P~
中間淳太・・・・84P~
神山智洋・・・・86P~
藤井流星・・・・88P~
濵田崇裕・・・・90P~
懐かしMC プレイバック! Vol.25 Sexy Zone・・・・92P~
Sexy Zone Japan Tour 2013 2013 年5 月3 日 横浜アリーナ
渡辺直美、“肥満”を武器にする芸風に「女の生きづらさ」を感じてしまうワケ
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の芸能人>
「逆にすごくないですか?」渡辺直美
『ダウンダウンなう』(フジテレビ系、3月17日)
テレビにおいて、太っていることは、軽んじられることと同義である。今や芸能界の大御所と化したマツコ・デラックスも、テレビに出だした頃、お笑い芸人と共演した際は、まず体型をいじられていた。
しかし、マツコが軽んじられることを良しとしているかというと、そうでもなく、『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、中村うさぎ相手に「ファットビューティーって考え方だってあるじゃない」と意見したこともある。うさぎとマツコが2 人でコメンテーターを務めていたことから考えると、2008年から09年頃の話である。
17年現在、渡辺直美やブルゾンちえみなど、細身ではないオンナ芸人がブレークしている。さすが、マツコは先見の明がある、時代は“ファットビューティー”に向かっていると思う人もいるだろう。けれど、私にはむしろ逆に思えてならないのだ。
ビヨンセのモノマネでブレークした渡辺が注目を集めたのは、ファッション性の高さだった。細身の人向けの服ばかり売られている日本では、太っていると着られる服の選択肢が少なくなるが、渡辺はファションをあきらめない。オトコ受けするとは言い難い独特な色彩感覚のメイクも合わさって、彼女独自の世界を作り上げている。サイズ展開が豊富なファッションブランド「PUNYUS」をプロデュースすることになったのも、ファッションに対する姿勢とセンスが認められたからだろう。
余談だが、渡辺をおしゃれに見せている要因の1つは、骨格にあると私は思っている。3月17日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)によると、現在の渡辺の体重は103キロだそうで、身長が150センチ台であることを考えると、完全に肥満ゾーンだ。しかし、バランスで考えると、胴体の大きさに比べて、渡辺の手脚は細い。太っていても二重アゴになることもない。これは鼻筋とあごの骨格がしっかりしているからだろう(アジア系は一般にあごが小さいので、太ると二重アゴになりやすい。鼻筋が通っていると、小顔効果がある。ぽっちゃり売りをしている日本テレビの水卜アナやグラビアアイドルの磯山さやかも、しっかりした鼻筋とアゴを持っている)。渡辺はフォトジェニックな肥満なのである。
渡辺といえば、インスタグラムのフォロワー数が日本一多いこともよく知られている。アメリカの有力紙「ワシントンポスト」が、渡辺に「日本の女性は超細身なのに、ぽっちゃりの渡辺がなぜ自信満々なのか」をテーマに取材を申し込んだというが、「ぽっちゃりなのに、日本一」であることが、彼らの好奇心を刺激した可能性は大いにあるだろう。
渡辺のインスタを実際に見てみると、随所にぽっちゃりアピールがなされていることに気付く。例えば、犬の画像には「(犬を抱く)二の腕ターキー一羽分の大きさ」、水着でビーチに寝そべった画像には「トドじゃない」といった具合のコメントを添えている。笑いを挟んで、モデルとは差別化を図っているという見方もできるだろうが、私には「リア充に見えるかもしれませんが、太っています」というふうに、あえて自分から軽んじられる方向に導いたからこそ、「ぽっちゃりだから、日本一」を達成したように見える。
同番組で恋愛事情を聞かれた渡辺は、「29年間彼氏なし。全部行きずり。逆にすごくないですか?」と告白して、MCのダウンタウンや坂上忍を笑わせた。「どうしたらちゃんと彼氏ができますか?」でなく「逆にすごくないですか?」と考えるのが、渡辺らしいと思う。というのは、渡辺のインスタは水着姿や扇情的な表情をしたものが多い。太っているオンナ芸人の対極にあると勝手に決めつけられてきた“性的なもの”を前に出し、それが多くの“いいね!”を獲得することを“新しい”と捉える人がいる一方、私には「太っているオンナは性的魅力が少ないに違いない」という一般的な思い込みを“逆に”利用して、「だから、セクシーを前面に押し出しても反感を買わない」と判断しているように感じられるのだ。
テレビの世界は“役割”が決まっている世界だ。例えばバラエティ番組で、性的なことを語るよう求められるのは、細身のタレントやモデルだが、視聴者が“リア充”を嫌う今、彼女たちも当たり障りのないコメントしかできない。かといって、オンナ芸人が中途半端に口を挟めば、彼女たちのキャラも崩壊する。となると、性的なことを自由に発言できるのは、“規格外”の体を持つがゆえに、うまく視聴者に軽んじられることができる、渡辺のようなぽっちゃりオンナ芸人なのではないだろうか。
隠れ蓑という言葉がある。着ると姿を隠すことができるという蓑だが、“太る”ということは、脂肪という名の隠れ蓑を手に入れることに等しいと思う。世間の目を気にせず、女性性を自由に謳歌するには、“ぽっちゃり”になることが最良なのではないだろうか。もしそうだとしたら、日本の女性が置かれている現在の環境が、どれだけ過酷かの証明ともいえるのではないだろうか。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」
「ラーメンは減点法の食べ物」である
「おいしさ」や「味」を定義する言葉というのは、たくさんある。たとえば「とってもフルーティー」。これ、相当難しい言葉だと思う。僕は、生レバ刺しを食べると、よく「とってもフルーティー」と言う。そのたびに、周りからは意味不明だと非難の声が上がる。しかし、僕の中では、新鮮でおいしいレバ刺しは「フルーティー」以外の何ものでもないのだ。プリプリと、まるで果実にようにみずみずしく、さわやかささえ漂ってくる。「いや、フルーツ味じゃないし」と言われたら、それはおかしいと反論する。「フルーティー」が果実にだけ使われる言葉だとしたら、果実は当然全部フルーティーに決まってて、そんな言葉は必要ないだろう。なら「ホタティー」という言葉があったら「このホタテ、すごいホタテ味で、とってもホタティー!」と使うのか? ホタテ関係にしか使えないのか? ここでは、フルーティー=果実そのものでなくても「果実のように」おいしいものやみずみずしいものも指す言葉に違いないのだ。味ってさ……それくらい自由なものなんじゃないんか? と、一語でもこんなふうに開幕と同時に侃々諤々と議論する。 いかように、「食」にまつわる言葉は難しい。「味」や「おいしさ」「食べ物へのイメージ」は人それぞれの主観的なものだし、万人を納得させる「食言葉」は意外と少ないのではないか。 この手の「食」にまつわる言葉をいろいろと思い浮かべると、最高の市民権を得ているのは「空腹は最高のスパイス」ではないだろうか? これに異を唱える人は少ないだろう。「いやいや、聞いてくれよ! 俺はおなかいっぱいのときのほうが、なんでもおいしくなる!」っていう人がいたら、それは病気か呪いだ。子どもでも老人でも「空腹は最高のスパイス」なのは間違いない。この言葉の持つ圧倒的メジャー感、メインストリーム感はすごい。ロックでいうビートルズ、漫画界でいう手塚治虫のような、燦然と輝く金字塔だ。 さて、最近、僕には非常にお気に入りのラーメン店がある。一番ハマっていた時期は、わざわざ電車に乗って毎日のように通った。このラーメンを食べたときには、ちょっとそれまで味わったことのない感動があった。10席もない小さめのラーメン店なのだが、すべてにおいて非の打ちどころのないラーメンを出す。烏骨鶏のラーメンで、ハム状のしっとりした鳥チャーシューと、気の利いた旬の青野菜が添えられている。トッピングはワサビというのも変わり種だ。そのラーメンを何度か食べながら、「いったい、こんなに俺のハート(と胃袋)を撃ち抜くこのラーメン、ほかのラーメンと何が違うんだ?」と考えた。確かに、とてもうまい。ズルズル。しかし、うまいラーメンには、人生の中でたくさん出会ってきたはずだ。ズズーッ……。では、このラーメンだけ何が違う……? ゴクリ。 すると、食べ終わった瞬間に、あることに気づいたのだ。食べ始めたときにおいしいのは当然なのだが、食べ終わったときの満足感が違うんだ、ということに。一口目の「うま~い」という100点の気持ちが、最終的に最後の一口を食べるときまで下方修正することなく100点で「うま~い」のだ。グラフに表すと横一直線。昔からラーメンについて思っていたのは、一口目はおいしいけど、食べ進むうちに急降下していき、最終的に本当の意味での満足を得られない食べ物なのではないか……? ということだ。どんな食べ物でもそういう傾向はあると思うが、ことラーメンは、その傾向が強いんじゃないか、という疑いが拭えなかった。店に入ったときのワクワク感、「これからラーメン食べてやるぜ!」という気合が、「うひょ~、こんなにおいしい食べ物があっていいのかしらん」という一口目を経由し、食べ進むほどに減退していき、店を出るときには満腹感と同時に、一種特有の倦怠感に変わっている。グラフに表すと……表さなくていいか。とにかく、これが僕の抱くラーメンのイメージであった。「いや、当然だろ、それが普通だろ」「お前が年取っただけだよ!」と憤りの諸兄。僕もそう思っていた。しかし、それが、このラーメンにはなかったのだ。店に入ったときのワクワク気分と、店を出るときのウキウキ気分が同じなのだ。アンビリーバボー。まさに奇跡体験。 つまりこのラーメン、「減点法で100点」なんだ! 一口目が100点のラーメンは幾度となく出会ってきたかもしれない。しかし、減点法で最後まで100点のラーメンには出会ったことがなかった。自分がこのラーメンにスペシャルを感じたのは、その最後まで面倒見てくれる懐の広さによるものだったのか、自分は、こういうラーメンを探していたのか、と。ラーメンを食べて己を知る。白い烏骨鶏スープに映る自分の顔をじっと見る(映らない)。ラーメンは、己を映す鏡なのかもしれない。 というわけで、この経験から僕がたどり着いた食言葉を、ここに書き残しておきます。 「ラーメンは減点法の食べ物」 いかがだろうか。皆さんは共感していただけるだろうか?イメージ画像(足成より)
●タカハシ・ヒョウリ
“サイケデリックでカルトでポップ”なロックバンド、オワリカラのボーカル。たまにブログでつづる文章にも定評あり。好きなものは謎、ロック、歌謡、特撮、漫画、映画、蕎麦。
HP:http://www.owarikara.com/
ブログ:http://hyouri-t.jugem.jp/
Twitter:https://twitter.com/TakahashiHyouri?ref_src=twsrc%5Etfw
Kis-My-Ft2北山宏光が『ニッポンどうでしょう?』に登場! 3月24日(金)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
※有料放送の視聴方法等については公式サイトをご確認ください。
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
※『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系、国分太一)は放送休止。
●V6
8:15~ 8:55 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
9:50~11:25 『ノンストップ!』(フジテレビ系) 坂本昌行 ※「One Dish」コーナー
23:15~23:45 『晴れ、ときどきファーム!』(NHK BSプレミアム) 長野博
ディズニー『モアナと伝説の海』~ポスターは日米でなぜ異なる?
◎フェミニンな日本のポスター
日本で公開される洋画の邦題やポスターのデザインが「なんか、違うよね?」と話題になることは多々ある。今、絶賛公開中のディズニー『モアナと伝説の海』もご多分にもれず、ポスターの図柄が物議を醸している。
記事冒頭にあるのがアメリカ版ポスターと、日本版ポスターだ。
アメリカ版は主人公モアナと、相棒の半神半人マウイが描かれている。モアナは物語の重要な小道具であるカヌーを漕ぐためのパドルを持ち、両足を踏ん張っている。表情も自信に満ちている。
かたや日本版はモアナのみで、マウイは消されている。モアナは物語のキーである緑色の石を、ハートを象った手の中に収めている。表情も穏やかだ。しかし、映画本編にこのポーズのモアナは登場しない。
背景の海は日米よく似ているが、日本版はブルーのトーンが薄目に抑えられ、波頭の白が増えている。
つまり、日本版はオリジナルであるアメリカ版の「強さ」を何重にも抑え、控え目でフェミニン、ガーリーに改変しているのである。
理由は「“優しい”イメージのほうが日本では受け入れられる」→「観客動員数が増える」という思惑だろう。ただし、優しいイメージが実際に観客を増やしているのかは証明のしようがない。
◎ゆるふわの輪廻
子どもの観る映画はほとんどの場合、親、特に母親によって決定される。したがって“優しく”かつ“女の子らしい”ポスターは母親がターゲットだ。“ゆるふわ”文化で育った母親は日本版のポスターを見て好感を持ち、幼い娘に『モアナ』を観せる(と憶測されている)。
すると何が起こるか。
『モアナ』はアクション・ムービーである。モアナとマッチョなマウイが大暴れする。作中、あの超過激アクション映画『マッドマックス~怒りのデスロード』へのオマージュさえ含まれているのだ。同作の主人公は、シャーリーズ・セロン演じるフュリオサであった。
幼い少女たちは『モアナ』をみて、モアナの可愛らしさと優しさ、冒険&アクション、自分の道を自分で決める独立心、恐れをはね除ける勇気、そしてリーダーシップに憧れるだろう。最初は教えを乞わなければならなかったマウイにさえ、成長したモアナが一喝するシーンもある。この映画を観た少女たちは「女の子が持つ強さ」の存在を認識する。
実はそうした強さを学んだ世代がすでに成長し、観る映画を自分で決める年齢となっている。彼女たちは、強さを何重にも抑えた日本版のポスターよりアメリカ版のポスターに惹かれている。中にはすでに母親となっている女性もいる。
そう考えると、日本のゆるふわポスターは果たして目論見どおり機能しているのだろうか。
◎相棒マウイの入れ墨
先に書いたように、その存在無くしては物語が成立しないもう一人の主役、マウイが日本版ポスターからはスッパリ消されている。
ポスターのフェミニン化の一環だと思われるが、もしマウイが長身、スレンダー、イケメンで、かつ入れ墨が無ければ消されただろうかという疑問が湧く。
特に2020年の東京オリンピックを控え、日本を訪れる外国人のタトゥ対応が懸念されている今、そこが気になる。2013年に文化イベントのために北海道を訪れていたニュージーランドの先住民マオリの女性が顔の入れ墨を理由に温泉での入浴を断られた件は当時、広く報じられた。入れ墨はマオリの伝統であり、日本の暴力団と繋げることの是非が問われた。
マウイの全身を覆う入れ墨もポリネシアの文化に基づいており、映画の中で何度もフィーチャーされる重要な “キャラクター” なのである。日本版ポスターに於けるマウイ不在が映画鑑賞後はことさらに奇異に思える所以だ。
ちなみにマウイの声の吹き替えを担当した元レスラーで現俳優のザ・ロックことドウェイン・ジョンソンは、マウイの入れ墨とよく似たデザインのタトゥを彫っている。ジョンソンはサモアとアメリカ黒人のミックスであり、自身の背景の象徴としてポリネシアの伝統的なデザインを彫ったとのことだ。
◎マイノリティのお姫様
米国ディズニーは過去75年間に制作した50本以上の長編アニメから11人の「プリンセス」を選び、「ディズニー・プリンセス Disney Princess」と称して仮装のためのドレス、アクセサリー、玩具、11人全員が揃って登場する絵本などを発売している。少女たちに美人で可憐で王子さまの出現を待つ受け身の “お姫様文化” を植え付けるという議論はあるが、本稿ではそこには触れない。以下が11人のリストだ。
1937「白雪姫」白雪姫
1950「シンデレラ」シンデレラ
1959「眠れる森の美女」オーロラ
1989「リトル・マーメイド」アリエル
1991「美女と野獣」ベル
1992「アラジン」ジャスミン(中東)
1995「ポカホンタス」ポカホンタス(ネイティブ・アメリカン)
1998「ムーラン」ムーラン(中国)
2009「プリンセスと魔法のキス」ティアナ(黒人)
2010「塔の上のラプンツェル」ラプンツェル
2012「メリダとおそろしの森」メリダ
実のところ、ディズニーはキャラクターの人種設定や人種差別的な描写について長らく批判されてきた。プリンセスも当初は白人ばかりで、非白人のプリンセスは1992年『アラジン』のジャスミンが初となる。次はネイティブ・アメリカンの『ポカホンタス』、その次は中国人の『ムーラン』とマイノリティ・プリンセスが続く。
しかし『アラジン』と『ムーラン』は外国が舞台。作品の質とは別次元の問題として、「アメリカのマイノリティの中の多数派であるアフリカン・アメリカンのプリンセスをなぜ作らない?」という声が上がった。「白人が “エキゾチック” な物語を観たくなっただけだろう」と揶揄する声もあった。
そうこうして2009年にようやくアメリカ黒人のプリンセス、ティアナが主人公の『プリンセスと魔法のキス』が公開されるや、全米のアフリカン・アメリカンの母娘が大喜びしたことは言うまでもない。子どもたちにとってプリンセスやヒーロー/ヒロインは自分自身の投影であり、人種と外観が多彩なアメリカではそれぞれの子どもにそれぞれのヒーロー/ヒロインが必要なのである。
◎ポリネシアのプリンセス
黒人のティアナに続いて登場したのが、ご存知、世界中で爆発的ヒットとなった2013年『アナと雪の女王』のエルサである。以後、全米のハロウィーンの仮装はエルサだらけとなった。白人も黒人もラティーノもアジア系も、女の子たちはとにもかくにもエルサに憧れた。
そして今回の『モアナ』はディズニー史上初のポリネシアのプリンセスである。ポリネシアとは太平洋上でハワイ、イースター島、ニュージーランドを3つの頂点とする三角形の海域だ。
(注:2002年の『リロ・アンド・スティッチ』はハワイを舞台としているが、リロは「ディズニー・プリンセス」に含まれていない)
制作者は太平洋の島々に長期滞在し、ポリネシアの歴史と文化をリサーチしたと言う。主役モナアの吹き替えにはハワイ出身のアウリィ・クラヴァーリョを抜擢。マイノリティの役を白人に演じさせる“ホワイト・ウォッシュ”を避けた結果、クラヴァーリョと、やはりポリネシアの血を引くドウェインの吹き替えによる魅力溢れる仕上がりとなっている。
また、モアナは “ぽっちゃり” でもある。特に手足がアップになると明確に分かる。これまでのディズニー・プリンセスとの大きな違いだ。近年の「女性が皆、モデル体型なわけではない」という方向性に則しているのだろうか。
このように『モアナと伝説の海』は少女の強さを軸に、非常に優れた映像によってポリネシアの大自然と文化歴史を紹介し、アクションとコメディも存分に堪能できる作品だ。百聞は一見にしかず。日米ポスターの描写にかかわらず、ぜひとも劇場に足を運ぶことをお勧めしたい一作だ。
(堂本かおる)
戦争が起きれば“防波堤”となるのはどこなのか? 三上智恵監督の最新ドキュメンタリー『標的の島』
沖縄の基地問題をめぐって紛糾が続いている。中国と日本は戦争をすることが既定路線になっているかのようだ。風雲急を告げる沖縄を拠点に、三上智恵監督は地元民の視点からドキュメンタリー映画を撮り続けている。琉球朝日放送在籍時に製作した『標的の村』(12)は沖縄本島北部のやんばるの森でベトナム戦争時に米軍が訓練の一環として化学兵器を使用していた事実をスクープし、大反響を呼んだ。フリーとなって製作した第2弾『戦場ぬ止み』(15)では辺野古で座り込みを続ける文子おばぁたちの素顔をクローズアップし、大戦中に沖縄の人たちが味わった悲惨な記憶を現代に呼び起こした。そして第3弾となる『標的の島 風かたか』では、自衛隊によるミサイル配備が進む宮古・石垣島の切迫した状況を伝えている。元テレビ局のアナウンサーらしく、沖縄の一見すると難しそうな問題もわかりやすく紐解いてくれるのも三上監督のドキュメンタリー映画の特徴だろう。 『標的の島 風かたか』の“風(かじ)かたか”とは沖縄の言葉で風よけ・防波堤のことを意味している。本作では“3つの防波堤”が描かれる。太平洋戦争末期、沖縄では米軍との唯一の地上戦が繰り広げられ、沖縄の人たちが血を流して倒れていく間に、日本の閣僚たちは和平工作を図った。沖縄を米軍に対する防波堤にすることで、日本の本土は終戦を迎えた。日本と中国がまた戦火を交えることになれば、再び沖縄が防波堤の役目を負うことになる。これが、第1の防波堤だ。 本作を観る上で重要なキーワードとなるのが、「エアシーバトル構想」という米軍の軍事戦略。日本は中国と戦争になれば沖縄が防波堤になると思っているが、日米安全保障条約の同盟国である米国はそうは考えていない。米軍の「エアシーバトル構想」は沖縄だけでなく、日本列島も含めて防波堤にすることで中国を軍事的に封じ込めることを狙っている。日本の本土で暮らしている人々は中国と戦争が始まっても南西諸島一帯での局地戦で済むと高を括っているが、米国は日本全体が防波堤となることを前提として極東戦略を構築している。日本そのものが第2の防波堤である。石垣島と宮古島ではミサイル基地と自衛隊の配備が着々と進められているが、島を軍事要塞化することによって、敵国の標的となることは明らか。石垣や宮古で暮らす人々の逃げ場はどこにもない。ドキュメンタリー映画『標的の島 風かたか』。自衛隊が配備されることになった宮古・石垣の現状を伝える。
宮古島には地対艦ミサイル部隊など800人規模の自衛隊基地の建設が計画されているが、当初の予定地のひとつは島の水源地の真上だった。2016年3月、宮古・石垣の代表団が沖縄選出の5名の国会議員たちと共に、自衛隊配備の撤回を求める署名を持って東京の防衛省を訪ねた。防衛省のこのときの対応のいい加減さを、三上監督が回すカメラが映し出す。対応に当たったのは防衛省整備局防衛計画課のまだ若い班長だった。「宮古は地下水で生きている島だとご存知でしたか?」という代表団の問い掛けに対して、この班長はのらりくらりと受け答えし、やり過ごそうとする。「少なくとも基礎調査はしているので……」。では基礎調査しているのなら、なぜ島の水源地の真上に基地を設ける計画案が浮かび上がったのか。防衛省は島で暮らす人々の生活は配慮していなかったということではないか。しかも沖縄の離島から5人の国会議員を伴って上京してきたのに、まともな受け答えができない班長クラスを出してきたところにも防衛省の沖縄軽視がうかがえる。それまでやりとりを黙って見守っていた照屋寛徳衆議院議員の怒りが爆発する。「あんたはまったく誠意がない。去る大戦で軍隊は住民の命を守らなかった。軍隊は軍隊しか守らない。これが沖縄戦の実相であり、教訓なんだよ」。 東京生まれの三上監督は成城大学で民俗学を学び、沖縄の民俗芸能や伝統行事に惹かれ、関西の毎日放送から開局したばかりの琉球朝日放送に転職した人。辺野古への基地移転、高江のヘリパット建設、そして宮古・石垣で進む自衛隊配備の抜き差しならない現状を伝える一方、それぞれの土地で先祖代々から受け継がれてきたお祭りや芸事を映し出す目線はとても優しい。石垣島で暮らす山里節子さんは、喜びと哀しみを即興で歌い上げる民謡「トゥバラーマ」の今や数少ない唄者だ。「私たちの島は物や金はないけど、歌や踊りで心を満たしながら、心を洗いながら生き抜いてきた」と語る節子さん。反戦の想いを込めて歌う「トゥバラーマ」が胸に響く。沖縄の島々ではお祭りが盛んに行なわれ、先祖代々から伝わる精神文化が芸事と共に若い世代へと継承されていく。
「本当は宮古のパーントゥや石垣のアンガマといった昔から島に伝わる伝統文化を中心にしたドキュメンタリーにしたかったんですが、やはり辺野古や高江の問題も放っておけませんし、軍事評論家によるエアシーバトル構想の解説もあり、かなり雑多な内容になったかもしれません。山里節子さんは石垣では有名な方で、節子さんの言葉と歌はとても印象的ですよね。宮古や石垣は目には見えない精神文化が先祖代々受け継がれてきている土地なんです。かつては沖縄本島も日本本土そうだったはず。沖縄の島々では“弥勒世果報(みるくゆがふ)”という言葉が祭りの場などでよく使われます。今はつらい世の中でも、神の力を借りていつか豊かな世の中になるよね。あなたと私は今は対立しているけど、いつかみんなで幸せに暮らせる時代になるよね、という意味合いで使われているものなんです」(三上監督) 先祖が代々汗を流し、体を張って守ってきた土地に感謝し、自分の子や孫たち子孫にもきちんと残し伝えていきたい。それゆえ島で暮らす人たちの多くは、島を軍事要塞化し、戦争を呼び寄せる事態に異議を唱える。弥勒世果報が訪れることを祈り、一人ひとりがそれぞれ小さな防波堤となれば、戦火を煽る状況を防ぐこともできるはず。第3の防波堤は映画を観ている自分自身であることを本作は気づかせてくれる。 (文=長野辰次)沖縄本島では辺野古・高江で米軍基地建設をめぐり、機動隊や警察と地元住人側との間で激しい攻防が繰り広げられている。
『標的の島 風かたか』 監督・ナレーション/三上智恵 プロデューサー/橋本佳子、木下繁貴 撮影監督/平田守 音楽プロデューサー/上地正昭 配給/東風 3月11日より沖縄・桜坂劇場 3月25日(土)より東京・ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー http://hyotekinoshima.com (c)「標的の島 風かたか」製作委員会
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日テレ『東京タラレバ娘』最終回で“クソ展開”連発! 陳腐すぎるセリフの来襲にウンザリ
原作漫画の“結婚のタイムリミット”を7歳も引き下げた(原作は40歳、ドラマは33歳)ことで、初回からずっと不安が付きまとっていた『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。22日放送の最終回の平均視聴率は11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。全10話の期間平均は11.4%でした。 最終回の放送日、主演の吉高由里子らが、番宣のため同局ニュース番組『ZIP!』に出演。吉高が隣にいた坂口健太郎を笑顔で突き飛ばし、妊娠中の小熊美香アナウンサーにぶつけ、よろけさせてしまうという悲しい事件が起きてしまいました。きっと今頃、「あの時、突き飛ばしていなかっタラ」「奇行に走らなけレバ」と後悔していることでしょう。 さて前回、早坂(鈴木亮平)との自宅デートの約束をブッチ切って、KEY(坂口)を抱きしめた倫子(吉高)ですが、結局、早坂には「お腹痛い」と嘘をつきドタキャン。KEYを自宅に連れて帰り、リビングで寝かせました。 その後、倫子、香(榮倉奈々)、小雪(大島優子)が居酒屋で女子会を開いていると、早坂とKEYが合流。挙動不審レベルに気まずい空気を出すKEY。さらに、居酒屋の店主である小雪の父(金田明夫)が「そうだ、鍵谷くん(KEYの本名)、倫子ちゃんと同じアパート住んでるんだって? スーさん(常連客の街の電気屋)言ってたよ。日曜日の朝早く、鍵谷くんが出てくるところ見かけたって」とぶっこんできたため、早坂に嘘がバレた上、倫子がKEYに思いを寄せていることもバレバレです。 って、ええええええ!! 何、このクソ展開! 展開させるためとはいえ、スーさんに目撃させるとか強引すぎてもう……。 なんとか早坂に取り繕うも、1人になった途端、「やっと思い描いてた幸せが目の前まで見えてきたのに、なんであいつに惹かれてしまうんだろう……」とオセンチになる倫子。いやあ、ほんとこれですよ。ドラマのKEYって、全然魅力的に描かれてないんですよ……。脚本がアレなのか、坂口の演技がアレなのか……、とにかく、なんで倫子が好きになったのかわからん。 そんなKEYへの気持ちにフタをして、早坂と同棲の準備を進める倫子ですが、物件を決めて帰る途中にKEYとばったり。しかも、それを早坂が目撃しちゃうっていう、もうね、大昔の“月9”ですよ、これは。 結局、早坂から「一緒に住むのはやめましょう」「気持ちにフタをすることも、嘘をつくことと同じじゃないかな」と別れを切り出され、破局。倫子は「やっと掴みかけた幸せが、手の平からすり抜けて消えていく……」とまたオセンチに。なんかもう、勝手にやってろって感じです。 一方、女好きのクソバンドマン・涼(平岡祐太)は、モデルの本命彼女と別れ、香の元へ。「やっぱ香じゃないとダメだ!」と叫び、香も「もしかしたら、変わるかもしれないし、やっぱりダメかもしれないし。そこも含めて、時間かけてみていこうかなと思って。涼ちゃんのことちゃんと見ていけるの、私だけだと思うから……」と受け入れてしまいました。 この報告を受け、「私さあ、男いない、仕事ないってタラレバ愚痴ってたときも、別に不幸じゃなくて、幸せって思ってた気がする」「私たち何に縛られてるんだろう」とか言い出す倫子。 これに、小雪が「世間の価値観的な?」と乗っかったと思えば、香も「30までに結婚したい、それが幸せだって縛られてたけど、よく考えたらさあ、年齢で区切られる必要ないよねえ」と、出産のタイムリミットを無視した発言。しかも、倫子の心の声のタラとレバも、「幸せって一言で言えないタラよ」「倫子さんが幸せだって思うことが幸せタラ」とクソつまんないことを言い出しました。 あ~、アホらし。最終回の陳腐すぎるセリフの怒涛の来襲にウンザリです。でも、こんなディスり魔と化した私も、原作に忠実だった第3話くらいまでは、期待で胸がGカップくらいまで膨らんでたんです。実際、心に突き刺さる言葉や展開も多かったですし(原作のまんまだったからだけど)、『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)的な子ども向け恋愛ドラマを一蹴するようなドラマであると、信じて疑わなかったんです。 しかし、次第に原作から離れてオリジナル脚本に移行するにつれ、明らかに陳腐なセリフが増量。ついに最終回では、『突然ですが、明日結婚します』を「こいつらは一体、何をしてるんだ?」と思いながらぼんや~りテレビを眺めているときの感覚に近づいてしまいました。 なぜ、こんなことに……。初回で倫子と香がそれぞれセックスしたことで、スポンサーから「子どもも見られる夢のあるドラマにしろ!」と怒号が飛んだとしか思えません。 ちなみに、ラストは倫子がKEYに告って、2人がいい感じになって、倫子と香と小雪が並んで歩くシーンになって、「私たちはこれからも、いろんなことに悩んで、もがいて生きていくんだと思う。でも、それでいいんだ。だって、人生という長い長い物がたりの主人公は、自分なんだから」という全く心に響かない倫子の心の声で終了。あ~あ、期待して損した。あっ、でも、脚本がアレだっただけで、キャスティングとか、女子会シーンの小気味よい3人の演技とか、と~てもよかったと思います、はい。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)キャストは何も悪くない!












