SMAPは解散しても絶対に消されない! 速水健朗×戸部田 誠×みきーる「大人のSMAP論」トークイベントレポ

 2月25日、東京・下北沢の「本屋 B&B」で、『大人のSMAP論』(宝島社新書)の共著者である、速水健朗氏、戸部田誠氏、みきーる氏によるトークイベントが行われた。会場はSMAPファンと思しき女性が中心であったが、メディア論に真剣に耳を傾ける男性も見受けられ、50席近くが満席となった。

 「大人のSMAP論」は、3氏による鼎談をまとめたもので、SMAP解散直前の2016年12月10日に発売。速水氏はメディア論や都市論を専門とするライター・編集者。戸部田氏は「てれびのスキマ」名義のコラムでも知られるテレビウォッチャー。そして、みきーる氏はジャニーズファン歴20年以上の「ジャニヲタ・エバンジェリスト」を名乗る。解散報道後、SMAPを社会学的に語る本がいくつか出版されたが、この本は得意分野の違う3氏が集まったことで、音楽やコマーシャルに視点を置き、SMAPが社会に与えた影響が語られたり、ファンの視点からアイドルの“高齢化”について語られたりと、SMAPのことをより深く、さまざまな観点から分析している。速水氏は「CDは残るものだが、残らずに流されているテレビ出演や流行、またファンコミュニティの視点について触れた。時代論、社会論としてしまうと“終わったもの”となり、『ああ、そんなものがあったよね』と片付けられてしまう。そこへの抗いがあった」と、本書の意図を語っていた。

 

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『突然ですが、明日結婚します』全話平均6.6%! 月9ワースト記録を大幅塗り替え

 3月20日、連続ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)の最終話となる第9話が放送され、平均視聴率6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。月9の全話平均視聴率ワースト記録を大幅に更新した。

 同ドラマは、結婚願望の強い銀行員・高梨あすか(西内まりや)と、絶対に結婚したくない派のイケメンアナウンサー・名波竜(山村隆太)が恋に落ちるラブストーリー。第9話であすかは、名波と不倫報道のあった夕子(高岡早紀)に誘われ、一緒に食事をし、名波のモスクワ行きを知ることになる……といった展開が描かれた。

「クライマックスでは、名波があすかにプロポーズするというハッピーエンドなのですが、視聴者からは『中身がスッカスカのドラマだった』『はいはい、めでたしめでたし。なかなかのクソドラマだった~』などと不満の声が噴出。その原因は、“名波が頑なに結婚したくない理由”が描かれなかったことや、あすかと名波が恋に落ちる過程が描かれないなど、恋愛ドラマとして共感できるポイントがなかったことがからのようです。また、名波はベランダでプロポーズをしたのですが、背景が合成だったとみられ、『こんな安っぽい合成背景では冷める』『月9も地に落ちたもんだ』などと失望する声も上がっています」(芸能ライター)

 そんな同ドラマの全話平均視聴率は6.6%。これまで月9の全話平均視聴率ワーストだったHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』の全話平均8.2%を大きく下回ることになってしまった。

「単話視聴率でも、月9史上最低となる5.0%を記録しています。この低視聴率の原因は、西内や山村に向けられがちですが、『あんな脚本、出演者がかわいそうだわ』『出演者全員の黒歴史になったな』との声も。同ドラマの脚本家の1人である倉光泰子氏は、同ドラマが放送されるまでの月9単話最低視聴率だった『ラヴソング』の脚本家でもあります。『名波は自分勝手だし、行動力がない、まったく惹かれないキャラだった』との指摘もあり、低視聴率は登場人物を魅力的に描けなかった脚本が原因と考える人が多いようです」(同)

 月9ブランドの崩壊を、世間にまざまざと見せつけることになってしまった『突然ですが、明日結婚します』。4月から始まる嵐・相葉雅紀主演『貴族探偵』で、ブランド復活となるか注目したい。

『突然ですが、明日結婚します』全話平均6.6%! 月9ワースト記録を大幅塗り替え

 3月20日、連続ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)の最終話となる第9話が放送され、平均視聴率6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。月9の全話平均視聴率ワースト記録を大幅に更新した。

 同ドラマは、結婚願望の強い銀行員・高梨あすか(西内まりや)と、絶対に結婚したくない派のイケメンアナウンサー・名波竜(山村隆太)が恋に落ちるラブストーリー。第9話であすかは、名波と不倫報道のあった夕子(高岡早紀)に誘われ、一緒に食事をし、名波のモスクワ行きを知ることになる……といった展開が描かれた。

「クライマックスでは、名波があすかにプロポーズするというハッピーエンドなのですが、視聴者からは『中身がスッカスカのドラマだった』『はいはい、めでたしめでたし。なかなかのクソドラマだった~』などと不満の声が噴出。その原因は、“名波が頑なに結婚したくない理由”が描かれなかったことや、あすかと名波が恋に落ちる過程が描かれないなど、恋愛ドラマとして共感できるポイントがなかったことがからのようです。また、名波はベランダでプロポーズをしたのですが、背景が合成だったとみられ、『こんな安っぽい合成背景では冷める』『月9も地に落ちたもんだ』などと失望する声も上がっています」(芸能ライター)

 そんな同ドラマの全話平均視聴率は6.6%。これまで月9の全話平均視聴率ワーストだったHey!Say!JUMP・山田涼介主演『カインとアベル』の全話平均8.2%を大きく下回ることになってしまった。

「単話視聴率でも、月9史上最低となる5.0%を記録しています。この低視聴率の原因は、西内や山村に向けられがちですが、『あんな脚本、出演者がかわいそうだわ』『出演者全員の黒歴史になったな』との声も。同ドラマの脚本家の1人である倉光泰子氏は、同ドラマが放送されるまでの月9単話最低視聴率だった『ラヴソング』の脚本家でもあります。『名波は自分勝手だし、行動力がない、まったく惹かれないキャラだった』との指摘もあり、低視聴率は登場人物を魅力的に描けなかった脚本が原因と考える人が多いようです」(同)

 月9ブランドの崩壊を、世間にまざまざと見せつけることになってしまった『突然ですが、明日結婚します』。4月から始まる嵐・相葉雅紀主演『貴族探偵』で、ブランド復活となるか注目したい。

「性被害は被災と同じくらい大変なこと」被害者支援の立場から見た、性暴力を取り巻く社会の現状

 3月7日、政府は性犯罪の処罰のあり方を110年ぶりに見直し、厳罰化する刑法改正案を閣議決定した。この法案が通れば、男女とも性被害者として認められ、告訴なしで立件できるようになる。『13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル』(朝日新聞出版)を上梓した山本潤さんは、13歳の頃から実の父親から性暴力を受けていた被害者で、現在は性暴力被害者を支援する活動を行っている。今回の刑法改正で性被害の実情がどう変わるのか、山本さんに話を聞いた。

■性被害からの回復は、人との間で本来の自分を取り戻していくこと

――山本さんは著書の中で、大変つらい経験を乗り越えたことを書かれています。そのような経験を書くという作業は大変だったと思いますが、出版に至った経緯を教えてください。

山本潤さん(以下、山本) 昨年の2月1日に朝日新聞の“ひと”欄に『被害者から見た刑法についての発言をしている「性暴力と刑法を考える当事者の会」の活動をしている山本潤さん』ということで掲載されました。それを朝日新聞出版の編集者さんが見てくれていて。私は各地で講演をしているのですが、熊本の「国民のつどい」で講演をした講演録をネットで読んでくださり、「この内容を深めて本にできると思います」と、お話をいただいて、書くことにしました。

――書いている最中、性被害のフラッシュバックなどは起こりませんでしたか?

山本 思い起こしながら書くので、当時は遮断していたような感覚を取り戻して、深く味わうような感じです。だから、ずっとセラピーを受けながら執筆していました。セラピストさんと一緒に「これはどういうことなのだろうか」と探求しながら書きました。

――分析をしながら書くことによって、回復につながるような効果があったのでしょうか?

山本 私の場合は、「なぜそうなるのか」を自分が知りたいということがあったように思います。私は看護師として働いているので、患者さんの尿の入った尿瓶を扱う業務がありました。その際に尿を飲みたいという思いに襲われたんです。尿を飲みたいだなんて明らかにおかしい話ですし、自分でもなぜかがわからない。でも、あまり考えると、また(心の)傷口から血が吹き出して動揺するので、あまり考えないようにしていたのですが、書かざるを得なくなったので、セラピストさんと掘り起こしてみたら、「ああ、そういうことか」と自分でも納得ができたというか……。必ずしも書くことが必要なわけではなく、感覚的なものなので、被害で受けた傷を言葉にして整理するのはすごく難しいことでもあります。

――回復の方法は人によって違うのですか?

山本 はい。その人の置かれている状況によっても違うし、その人の行動によっても違うと思うのですが、基本的には、人を信頼できるようになるということがすごく大事です。そして、自分自身にも力があると信じられるようになることも大事。やはり、人との間で本来の自分を取り戻していくことですね。だから、セラピストさんを信頼できるかどうかもとても重要です。

――中には相性の合わないセラピストさんもいるということですか?

山本 そうですね。セラピストさんを探すのもすごく大変です。自分に合うセラピストさんをマッチングしてもらえるといいんですけど、なかなかそういうシステムもないので。でも、やはり良いセラピストさんと一緒だったら、“治療同盟”が結べるので、そこでいろいろなことを一緒に経験していくことができます。

――私自身、友人で性被害に遭った人がいるのですが、そういう人とどう接していけばいいのか悩みます。変に元気付けると傷をえぐるだけの場合もありますし……。

山本 やはり、責められたり「あなたが悪いんじゃないの?」と言われたりすることは、とても傷付きます。性被害のトラウマが大変だとわかる人はわかるのですが、“まったく大変と認めない人”や、“大変なんだろうけど、どうすればいいのかわからない人”がいます。

■“良い性的な関係”を築くためにはどうすればいいのか、わかっていない

――性被害を受けた人に言ってはいけない言葉はありますか?

山本 「そんな大変なことは忘れて、前を見ようよ!」と、被害者は言われがちなんですが、人は大きな被害を受けたとき、忘れることはできません。それは震災の被害に遭った方も同じですし、大切な人を殺されたり、大きな事故に遭ったりしたときも同じだと思います。同じくらい大変なんだよ、ということを想像しながら関わっていけばいいのではないかと思います。

――「忘れて前を見ようよ!」なんて、つい言ってしまいそうです。性被害者の心理に関する知識が広まるためには、どうしたらいいと思いますか?

山本 支援機関に携わっている人ならマストで知っていることなのですが、一般の人には広まっていないのが現状です。やはり、こうやって報道されることや、あとは教育をしていくことですね。

――教育は大事ですよね。キャンパスレイプも起こっていますし、特に若い世代は性暴力に関する知識があまりにもないのではと感じてしまいます。お酒で酔いつぶれた女性はOKサインだと思って性的暴行をした、という話も聞いたことがあります。

山本 そのあたりのことを学校はきちんと教えていません。アメリカだと、新入生に「性暴力対応トレーニング」を先輩が後輩に行うんです。何が同意で何が同意でないか、ということもそうだし、女性を酔いつぶしてレイプをしたら、それはもう犯罪なのだということ、そのような状況を見たらどう助けるのか、ということまで学びます。また、飲み物にクスリを入れられるケースもあるので、そういう具体的な手口も教えつつ、どうやって止めるのかもトレーニングで学ぶということをしています。

――日本にはそういった教育がありません。やはり、性暴力に関する法律が遅れていることも要因にあるのでしょうか?

山本 教育委員会や政治家の人たちの価値観によるものでしょう。市民が性暴力に関する現在の法律について、おかしいとわかってくれることが大事だと思います。そうすると、それが政治家を動かす力になるはずです。裁判員裁判だって、以前は司法の世界の昔ながらのやり方で、「強姦罪だったらこのくらいの刑」と下されていたものが、市民が入ることで、「こんなひどいことをされているんだから、その判決はおかしい!」というふうに、量刑が重くなったケースもあるので、市民感覚が反映されるのは重要だと思います。

 また、日本では性に関することはタブーになっていますが、その中でも性行動自体の内容は多岐にわたっています。セックスは本当に同意のある良い関係の人と行うと、健康寿命が伸びるというデータもありますし、悪いものではありません。そういう“良い性的な関係”を築くためにはどうすればいいのか、わかっていないから、ドラマやアダルトビデオ、漫画などから学んでDVが起こったりするのではないかと思います。

■“私たちの同意ガイドライン”を作っていきたい

――現在、性暴力に関する法律が変わろうとしています。法律が変わることによって、今後、社会はどう変わっていくと思いますか? また、性暴力の抑止になるとは思いますか?

山本 私の考えでは、暴行・脅迫要件が残るということは、性暴力=性犯罪にならないことだと思っています。ただ、今回の法改正で、男性も被害者と認められるようになりますし、今まで親告罪だったものも非親告罪になります。それは遅すぎたくらいで、法改正は当然のことです。あと、監護者(親など)による強制的な性交は犯罪であると認識されるようになることは、とても良いメッセージになるのではないかと思っています。

 ただ、どうしてこの暴行・脅迫要件は残るのかと考えると、抵抗したけど奪われてしまった場合でないとレイプと認められない、と考えられていることと根本は変わらないんじゃないかと思います。脅されたり殴られたり、刃物で刺されたり、そういうことがなくても、その人が同意していないのに性的なことをされること自体が暴力であり、そこで傷が発生するということを認識しなければ、まだ性暴力もキャンパスレイプも続くと思います。

――最後に、山本さんの今後の目標を教えてください。

山本 直近の目標は今行っている「ビリーブキャンペーン~刑法性犯罪改法プロジェクト~」の中で、性関係やパートナーシップにおける同意ガイドラインを作ることです。ロビイングに行くと、男性から「何が同意で何が同意じゃないのか、わからないから怖くて不安」という話を聞くことがあります。ワークショップをしながら1,000人くらいから意見を募り、何が同意で何が同意でないかの“私たちの同意ガイドライン”を作っていきたいです。例えば、セクハラにもセクハラガイドラインがあり、上司が「個人的に2人で会おう」と部下に言ったらアウトじゃないですか。

――そういう具体的な例を出さないと、なかなか理解が深まらないということですね。

山本 そう。そこで齟齬があったのなら、そこを共有することで、性暴力につながることもなくなっていくと思います。やはり、「同意なしに性的な行為をすることはおかしい」ということが広がっていくことが大事です。

――おかしいかどうかわからない状態だったら、何も変わらないとも言えますね。

山本 それもそうだし、今まで被害を受けたと声を挙げた人たちが「おかしな人」とか「かわいそうだけど騙されてバカな人」みたいな扱いを受けていたことが、なくなることも、とても大事ですね。そしてその時、性加害をした加害者を適切に処罰するなどの対応をして、「加害者に責任がある」という認識がしっかり広まるといいと思います。
(姫野ケイ)

山本潤(やまもと・じゅん)
1974年生まれ。看護師・保健師。「性暴力と刑法を考える当事者の会」代表。13歳から20歳までの7年間、父親から性暴力を受けていたサバイバー。性暴力被害者支援看護師(SANE)として、その養成にも携わる。性暴力被害者の支援者に向けた研修や、一般市民を対象とした講演活動も多数行う。

性暴力と刑法を考える当事者の会

「性被害は被災と同じくらい大変なこと」被害者支援の立場から見た、性暴力を取り巻く社会の現状

 3月7日、政府は性犯罪の処罰のあり方を110年ぶりに見直し、厳罰化する刑法改正案を閣議決定した。この法案が通れば、男女とも性被害者として認められ、告訴なしで立件できるようになる。『13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル』(朝日新聞出版)を上梓した山本潤さんは、13歳の頃から実の父親から性暴力を受けていた被害者で、現在は性暴力被害者を支援する活動を行っている。今回の刑法改正で性被害の実情がどう変わるのか、山本さんに話を聞いた。

■性被害からの回復は、人との間で本来の自分を取り戻していくこと

――山本さんは著書の中で、大変つらい経験を乗り越えたことを書かれています。そのような経験を書くという作業は大変だったと思いますが、出版に至った経緯を教えてください。

山本潤さん(以下、山本) 昨年の2月1日に朝日新聞の“ひと”欄に『被害者から見た刑法についての発言をしている「性暴力と刑法を考える当事者の会」の活動をしている山本潤さん』ということで掲載されました。それを朝日新聞出版の編集者さんが見てくれていて。私は各地で講演をしているのですが、熊本の「国民のつどい」で講演をした講演録をネットで読んでくださり、「この内容を深めて本にできると思います」と、お話をいただいて、書くことにしました。

――書いている最中、性被害のフラッシュバックなどは起こりませんでしたか?

山本 思い起こしながら書くので、当時は遮断していたような感覚を取り戻して、深く味わうような感じです。だから、ずっとセラピーを受けながら執筆していました。セラピストさんと一緒に「これはどういうことなのだろうか」と探求しながら書きました。

――分析をしながら書くことによって、回復につながるような効果があったのでしょうか?

山本 私の場合は、「なぜそうなるのか」を自分が知りたいということがあったように思います。私は看護師として働いているので、患者さんの尿の入った尿瓶を扱う業務がありました。その際に尿を飲みたいという思いに襲われたんです。尿を飲みたいだなんて明らかにおかしい話ですし、自分でもなぜかがわからない。でも、あまり考えると、また(心の)傷口から血が吹き出して動揺するので、あまり考えないようにしていたのですが、書かざるを得なくなったので、セラピストさんと掘り起こしてみたら、「ああ、そういうことか」と自分でも納得ができたというか……。必ずしも書くことが必要なわけではなく、感覚的なものなので、被害で受けた傷を言葉にして整理するのはすごく難しいことでもあります。

――回復の方法は人によって違うのですか?

山本 はい。その人の置かれている状況によっても違うし、その人の行動によっても違うと思うのですが、基本的には、人を信頼できるようになるということがすごく大事です。そして、自分自身にも力があると信じられるようになることも大事。やはり、人との間で本来の自分を取り戻していくことですね。だから、セラピストさんを信頼できるかどうかもとても重要です。

――中には相性の合わないセラピストさんもいるということですか?

山本 そうですね。セラピストさんを探すのもすごく大変です。自分に合うセラピストさんをマッチングしてもらえるといいんですけど、なかなかそういうシステムもないので。でも、やはり良いセラピストさんと一緒だったら、“治療同盟”が結べるので、そこでいろいろなことを一緒に経験していくことができます。

――私自身、友人で性被害に遭った人がいるのですが、そういう人とどう接していけばいいのか悩みます。変に元気付けると傷をえぐるだけの場合もありますし……。

山本 やはり、責められたり「あなたが悪いんじゃないの?」と言われたりすることは、とても傷付きます。性被害のトラウマが大変だとわかる人はわかるのですが、“まったく大変と認めない人”や、“大変なんだろうけど、どうすればいいのかわからない人”がいます。

■“良い性的な関係”を築くためにはどうすればいいのか、わかっていない

――性被害を受けた人に言ってはいけない言葉はありますか?

山本 「そんな大変なことは忘れて、前を見ようよ!」と、被害者は言われがちなんですが、人は大きな被害を受けたとき、忘れることはできません。それは震災の被害に遭った方も同じですし、大切な人を殺されたり、大きな事故に遭ったりしたときも同じだと思います。同じくらい大変なんだよ、ということを想像しながら関わっていけばいいのではないかと思います。

――「忘れて前を見ようよ!」なんて、つい言ってしまいそうです。性被害者の心理に関する知識が広まるためには、どうしたらいいと思いますか?

山本 支援機関に携わっている人ならマストで知っていることなのですが、一般の人には広まっていないのが現状です。やはり、こうやって報道されることや、あとは教育をしていくことですね。

――教育は大事ですよね。キャンパスレイプも起こっていますし、特に若い世代は性暴力に関する知識があまりにもないのではと感じてしまいます。お酒で酔いつぶれた女性はOKサインだと思って性的暴行をした、という話も聞いたことがあります。

山本 そのあたりのことを学校はきちんと教えていません。アメリカだと、新入生に「性暴力対応トレーニング」を先輩が後輩に行うんです。何が同意で何が同意でないか、ということもそうだし、女性を酔いつぶしてレイプをしたら、それはもう犯罪なのだということ、そのような状況を見たらどう助けるのか、ということまで学びます。また、飲み物にクスリを入れられるケースもあるので、そういう具体的な手口も教えつつ、どうやって止めるのかもトレーニングで学ぶということをしています。

――日本にはそういった教育がありません。やはり、性暴力に関する法律が遅れていることも要因にあるのでしょうか?

山本 教育委員会や政治家の人たちの価値観によるものでしょう。市民が性暴力に関する現在の法律について、おかしいとわかってくれることが大事だと思います。そうすると、それが政治家を動かす力になるはずです。裁判員裁判だって、以前は司法の世界の昔ながらのやり方で、「強姦罪だったらこのくらいの刑」と下されていたものが、市民が入ることで、「こんなひどいことをされているんだから、その判決はおかしい!」というふうに、量刑が重くなったケースもあるので、市民感覚が反映されるのは重要だと思います。

 また、日本では性に関することはタブーになっていますが、その中でも性行動自体の内容は多岐にわたっています。セックスは本当に同意のある良い関係の人と行うと、健康寿命が伸びるというデータもありますし、悪いものではありません。そういう“良い性的な関係”を築くためにはどうすればいいのか、わかっていないから、ドラマやアダルトビデオ、漫画などから学んでDVが起こったりするのではないかと思います。

■“私たちの同意ガイドライン”を作っていきたい

――現在、性暴力に関する法律が変わろうとしています。法律が変わることによって、今後、社会はどう変わっていくと思いますか? また、性暴力の抑止になるとは思いますか?

山本 私の考えでは、暴行・脅迫要件が残るということは、性暴力=性犯罪にならないことだと思っています。ただ、今回の法改正で、男性も被害者と認められるようになりますし、今まで親告罪だったものも非親告罪になります。それは遅すぎたくらいで、法改正は当然のことです。あと、監護者(親など)による強制的な性交は犯罪であると認識されるようになることは、とても良いメッセージになるのではないかと思っています。

 ただ、どうしてこの暴行・脅迫要件は残るのかと考えると、抵抗したけど奪われてしまった場合でないとレイプと認められない、と考えられていることと根本は変わらないんじゃないかと思います。脅されたり殴られたり、刃物で刺されたり、そういうことがなくても、その人が同意していないのに性的なことをされること自体が暴力であり、そこで傷が発生するということを認識しなければ、まだ性暴力もキャンパスレイプも続くと思います。

――最後に、山本さんの今後の目標を教えてください。

山本 直近の目標は今行っている「ビリーブキャンペーン~刑法性犯罪改法プロジェクト~」の中で、性関係やパートナーシップにおける同意ガイドラインを作ることです。ロビイングに行くと、男性から「何が同意で何が同意じゃないのか、わからないから怖くて不安」という話を聞くことがあります。ワークショップをしながら1,000人くらいから意見を募り、何が同意で何が同意でないかの“私たちの同意ガイドライン”を作っていきたいです。例えば、セクハラにもセクハラガイドラインがあり、上司が「個人的に2人で会おう」と部下に言ったらアウトじゃないですか。

――そういう具体的な例を出さないと、なかなか理解が深まらないということですね。

山本 そう。そこで齟齬があったのなら、そこを共有することで、性暴力につながることもなくなっていくと思います。やはり、「同意なしに性的な行為をすることはおかしい」ということが広がっていくことが大事です。

――おかしいかどうかわからない状態だったら、何も変わらないとも言えますね。

山本 それもそうだし、今まで被害を受けたと声を挙げた人たちが「おかしな人」とか「かわいそうだけど騙されてバカな人」みたいな扱いを受けていたことが、なくなることも、とても大事ですね。そしてその時、性加害をした加害者を適切に処罰するなどの対応をして、「加害者に責任がある」という認識がしっかり広まるといいと思います。
(姫野ケイ)

山本潤(やまもと・じゅん)
1974年生まれ。看護師・保健師。「性暴力と刑法を考える当事者の会」代表。13歳から20歳までの7年間、父親から性暴力を受けていたサバイバー。性暴力被害者支援看護師(SANE)として、その養成にも携わる。性暴力被害者の支援者に向けた研修や、一般市民を対象とした講演活動も多数行う。

性暴力と刑法を考える当事者の会

まるでグラビア!? バス停に現れた「全裸ポージング男」の衝撃写真

まるでグラビア!? バス停に現れた「全裸ポージング男」の衝撃写真の画像1
 韓国のインターネット上にアップされた「軍浦(クンポ)バス停留所の状況」というタイトルの2枚の写真が、大きな話題を集めている。写真には、日中のバス停留所の前で、素っ裸に靴下だけという格好でポージングを決める男が写されている。  男の足元には、その場で脱いだのであろう衣服が散乱。これだけなら、よくいる露出狂だが、ネット民の関心を集めているのは、男がまるで雑誌のグラビアのように華麗なポージングを決めているからだ。腰に手を当てながら髪をかき上げる姿は、自己陶酔の極みと言っていい。 ネット民の間では、男性の奇行を面白がる声が多い半面、「家に帰って、両親の前でやってこいよ」「表現の自由って素晴らしいな」など、皮肉も多い。  この男の身元はまだ明らかになっておらず、韓国警察、ネット民が犯人捜しに奔走している。男が逮捕された場合、公然わいせつ罪で1年以下の懲役、もしくは500万ウォン(約50万円)以下の罰金になるという  一方、周囲をドン引きさせる変質者もいる。事件は3月頭、地下鉄7号線の車内で起こった。座席に座る女性客の前に立った男が、突然、下半身を露出。自慰行為に及んだのだ。ほかの乗客が男の行為に気づき、駅員に知らせたことで現行犯逮捕となったが、電車に乗り合わせた乗客たちに与えた不快感は計り知れない。  この事件が起きたのは、午前11時前後。“ポージング男”といい、どうやら、最近の韓国の変質者たちは夜間こそこそと行動するよりも、明るい時間帯に堂々と活動するケースが多いようだが、迷惑な存在であることには代わりない。

『べっぴんさん』すみれ、キアリス引退を決意も……「最終回前にネタ切れ?」の苦言

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。

■3月18日(土)/139話~3月21日(火)/141話
 139話では、ついにキアリス企画制作の映画が完成。お母さんや赤ちゃんのために、質の良い商品を作ってきたキアリスの原点が詰まった映画を見た健太郎(古川雄輝)は、「会社を大きくしたい」という考えをあらため、お客様のためのキアリスを作っていこうと決意する。

 140話では、すみれたちは東京の銀座に空きビルを借り、子育てに必要な物ならなんでも揃うキアリスの“ワンダーランド”を作ろうと意気込んでいたものの、計画に必要な資金が集まらない。そんな時、大手商社・KADOSHOの古門(西岡德馬)から資金提供の申し出が。栄輔(松下優也)がエイスを倒産させる元凶となった古門からの申し出に、すみれたちは不信感を抱くが、夢を諦めきれず思い悩む。ネット上では、「ワンダーランドを作りたいって欲が目を曇らせてるんだろうな」「一気に夢が叶うかもって思うと断れないよね」と、すみれたちに同情する声が上がった。

 141話では、健太郎からの「キアリスらしくない」という言葉もあり、すみれたちは資金提供を断る。さらに、自分たちの思いが健太郎ら次世代のキアリス社員たちに受け継がれていることを確信し、キアリスから引退しようと考える。

同話では、古門に向かって、すみれが“キアリスとは何か”を語るシーンが放送されるなど、その熱い思いがたっぷりと描かれたが、ネット上では「すみれのセリフが長すぎて、心に響かない」「すみれの思いはわかるけど、全部言葉で説明してるのがちょっと……」「回想も多いし、最終回前にネタ切れ?」といった否定的な声も続出してしまった。

 引退を決めたすみれたちは、今後どのような道を選ぶのか。最終回まで目が離せそうにない。

中国&台湾でも「宅配便パンク」問題発生中! 荷物を勝手に返品、配達遅延で土下座騒動まで……

中国&台湾でも「宅配便パンク」問題発生中! 荷物を勝手に返品、配達遅延で土下座騒動まで……の画像1
荷物を路上で仕分けするのが中国流。これで紛失しないほうがおかしい
 ネット通販の拡大により、日本では宅配業者の人手不足が社会問題化しているが、中国の宅配業界は、別の意味で問題を多く抱えている。「渤湃新聞」(3月13日付)などが伝えたところによると、山東省シ博市に住む女性は、大手電子商取引(EC)サイト「京都商城」で姉のために400元(約6,400円)のスーツケースを購入した。数日後、届いた荷物を受け取りに家の門まで出ると、配達員が持っていたのは、なぜかネームタグ(スーツケースにつける名札)。配達員いわく、スーツケースは在庫がなく、代わりに持ってきたとのこと。女性はもちろん、受け取りを拒否。その場で京都商城に問い合わせると、在庫はあり、商品はすでに配送センターに届いているとの回答だった……。  そこで再び問いただすと、実は配達員が勝手に返品手続きをしていたことが発覚。理由は、なんとこの女性の無駄遣いがすぎると感じたからだという。なんともお節介な話だが、「それは言い訳にすぎない」と断罪するのは、上海でコンサルタントをしている日本人だ。
中国&台湾でも「宅配便パンク」問題発生中! 荷物を勝手に返品、配達遅延で土下座騒動まで……の画像2
スーツケースを注文したのに、ネームタグが送られてきた。スーツケースも持たずに海外へ行けと?
「中国の宅配業社は、配達を下請けにやらせることが珍しくありません。彼らには責任感がありませんし、自分たちがサービス業だという自覚もなく、客への態度がぞんざい。平気で荷物を投げたりしますし、少しでも楽をしようと考えています。今回の件は、大きなものを配達するのが嫌で、勝手に返品したのでしょう」  日本では、ヤマト運輸が荷物の総量を抑制することを決定したが、中国では、現場の配達員が勝手に総量を“調整”しているようだ。
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ヤマト運輸が台湾で展開する「黒猫宅急便」の配達員が土下座謝罪
 一方、台湾では、ヤマト運輸が現地企業・統一集団と展開する「黒猫宅急便」配達員の土下座謝罪が物議を醸している。「東森新聞網」(3月13日付)などが伝えたところによると、指定時刻から配達が2時間遅れたことが原因だった。受取人の夫婦は激怒して受領のサインを拒否し、さらには配達用バイクの鍵を抜いて取り上げるという暴挙に出たという。動揺した配達員は、「あなた方がどこに住んでいるか、僕は知っているんだぞ!」と脅すと、夫婦は一部始終を録音していたことを明かした。配達員はそれが外部に流出することを恐れ、泣きながら土下座したのだという。  これに対し、夫婦の娘が反論。父親は配達員に「なぜ、時間内に届けられないのに依頼を受けたんだ!?」と問いただした。すると配達員は「なぜ、あなたたちの配達を優先しなければならないんだ? あなたたちは総統でもないのに。遅延がなんだっていうんだ。ほかもみんな遅れているんだ」と逆ギレ。暴れだして盆栽をなぎ倒したため、警察を呼んだところ、すぐさま土下座したのだという。  真相はわからないが、黒猫宅急便の配達員の負荷が高いことだけは間違いないようだ。ヤマト運輸は台湾でもネット通販の普及で日本同様の問題を抱えており、やはり荷物の総量を抑制する必要がありそうだ。 (文=中山介石)

「ほぼ日」上場で億万長者の糸井重里、妻・樋口可南子とは“ほぼ日”別居中!?

「ほぼ日」上場で億万長者の糸井重里、妻・樋口可南子とはほぼ日別居中!?の画像1
『Amazon.co.jp: 糸井 重里:作品一覧、著者略歴』より
 コピーライターの糸井重里氏が、ウハウハだ。代表を務めるウェブサイト運営会社「ほぼ日」が16日、東証ジャスダックに上場。買い注文が殺到したため売買が成立せず、上場2日目の17日に、ようやく売り出し価格の2.3倍の5,360円で初値が付いた。 「ほぼ日」は、ネット配信する「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営や「ほぼ日手帳」など、オリジナル文房具の企画販売を展開。1998年6月にオープンし、現在は1日のアクセス数は100万件を超える。上場で糸井氏が一夜にして手に入れた金額は、ゆうに億を超える。一体いくら稼ぐつもりなのか……。  糸井氏の妻は「ソフトバンク」のCMでおなじみ、女優の樋口可南子。2人は10年以上も公然と不倫を続けたのち、93年に結婚した。子どもはいない。 「夫婦仲は今も円満です。ただ、子どもがいないので、お互いやりたいことをしている感じですね。樋口さんの姿はソフトバンクのCMでしか見たことありませんが、それもそのはず。彼女はあのCMのギャラだけで1年を悠々自適に暮らせるので、ほかの仕事はほとんど断っているんです」とは芸能プロ関係者。  樋口の趣味は海外旅行で「1年の大半は欧州で暮らしている」(同)という話もあるほど。“ほぼ日”別居といってもいいが、これに夫も糸井が文句を言うことはないという。夫婦で稼ぎまくり、やりたいことをやる。ストレス社会とは、無縁の場所にいるようだ。

「ほぼ日」上場で億万長者の糸井重里、妻・樋口可南子とは“ほぼ日”別居中!?

「ほぼ日」上場で億万長者の糸井重里、妻・樋口可南子とはほぼ日別居中!?の画像1
『Amazon.co.jp: 糸井 重里:作品一覧、著者略歴』より
 コピーライターの糸井重里氏が、ウハウハだ。代表を務めるウェブサイト運営会社「ほぼ日」が16日、東証ジャスダックに上場。買い注文が殺到したため売買が成立せず、上場2日目の17日に、ようやく売り出し価格の2.3倍の5,360円で初値が付いた。 「ほぼ日」は、ネット配信する「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営や「ほぼ日手帳」など、オリジナル文房具の企画販売を展開。1998年6月にオープンし、現在は1日のアクセス数は100万件を超える。上場で糸井氏が一夜にして手に入れた金額は、ゆうに億を超える。一体いくら稼ぐつもりなのか……。  糸井氏の妻は「ソフトバンク」のCMでおなじみ、女優の樋口可南子。2人は10年以上も公然と不倫を続けたのち、93年に結婚した。子どもはいない。 「夫婦仲は今も円満です。ただ、子どもがいないので、お互いやりたいことをしている感じですね。樋口さんの姿はソフトバンクのCMでしか見たことありませんが、それもそのはず。彼女はあのCMのギャラだけで1年を悠々自適に暮らせるので、ほかの仕事はほとんど断っているんです」とは芸能プロ関係者。  樋口の趣味は海外旅行で「1年の大半は欧州で暮らしている」(同)という話もあるほど。“ほぼ日”別居といってもいいが、これに夫も糸井が文句を言うことはないという。夫婦で稼ぎまくり、やりたいことをやる。ストレス社会とは、無縁の場所にいるようだ。