視聴率上昇! テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』が示した“家族像”

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テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』番組サイトより
 大団円を迎えたテレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』。9日放送の最終回の視聴率は、11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、有終の美を飾る数字として申し分ないでしょう。  転落劇を続ける富川一家。しかし、逆境の中、懸命に社会に再チャレンジする姿に、強い家族愛を感じ、涙がポロリ……。そんな同ドラマの術中にハマってしまった筆者ですが、最終回もきっちりレビューしていきますよ。  前回、離婚が決定的となった富川洋輔(三浦友和)と、妻の水希(黒木瞳)を引き合わせ、離婚を回避させようとする栞(前田敦子)と、光(工藤阿須加)は、家族で食事をしようと誘います。しかし、自らを社会復帰に導いた“唯一の友人”天谷五郎(段田安則)への恩を返そうと引き受けた仕事と重なり、洋輔は結局食事の場へ顔を出すことはなく、離婚は決定的かと思わせたまま放送は終了。  さて、今回は家族それぞれが最後まで抱える問題を、インドでの社長就任の打診を受けたことで誇りを取り戻し、“無敵の中年“となった洋輔が鮮やかに解決していきます。  娘・栞と真壁雄斗(渡辺大)との結婚話は、進展がないままです。栞が真壁を連れて自宅にやってきたとき、価値観の違いなどから、洋輔と真壁は言い争いになります。その後、真壁が栞とは別の女性といるところを洋輔は目撃。その女性に駆け寄り、汗はダラダラ、鼻息荒く「あの男性は、あなたとはどういった関係なんでしょうか?」と洋輔は詰め寄ります。怖すぎ。  かくして、真壁の浮気が白日の下に。真壁は悪びれる様子もありません。「そんな男にすがる自分は、なんて情けない」と、栞は真壁と別れることを決めました。  国原耕太(新井浩文)の長年の夢である福祉事業に誘われていた光。一方で洋輔は国原に資金の援助を迫られています。国原から提供してもらった家で生活している光ですが、アルバイトをしている経済誌の編集部で、就活塾の特集を組むことが決定し、恩師でもある国原の悪事を洗い出すことに。  この嘘だらけの国原にひとつだけ真実がありました。国原が福祉事業を始める理由です。「妹に障害があったから」という、その理由を洋輔は、作り話だと思っていました。しかし、国原から借りている家から出てきた写真に、幼いころの国原と妹の姿がありました。そこには、車椅子に座る妹と国原の姿が。国原の妹は、軽度の障害であったために施設に入れず、片親の母親が世話をしながら仕事をし、一家を養っていたそう。無理がたたり、母親は病死。その後、国原は妹も亡くしています。 光は、苦悩します。取材により国原の悪事を把握しつつも、感謝の気持ちがあるからです。取材記事が出れば、憧れの編集部での正社員雇用が待っています。しかし、恩師の夢を潰してしまう。この2つに1つの選択の答えを導いたのは、またもや洋輔でした。  光の書いた記事は掲載され、国原の悪事が世間の注目を集めます。国原が逮捕されるその日、光は国原に会いに行きます。そこで、洋輔が紹介した議員が、国原の福祉事業を引き継ぐことが決定したことを伝え、出所後の国原を手伝うと言いますが、国原は「お前はお前の道を進めばいい。もう俺みたいのに騙されるなよ」と言って連行されていきました。  そして、洋輔自身の問題でもある、水希との離婚。ところで、水希が洋輔に一番不満を持っていた点ってどこでしょう? 「いつも仕事、仕事で……」と水希が言うように、長い間家族との時間を持たなかったことです。  失業から一抜けした水希は、勤め先の生花店でトントン拍子で仕事を任されます。上記の問題で悩んでいた光と栞の話を聞く時間を作れませんでした。この状況に見覚えはないでしょうか? まさに、ドラマ冒頭の洋輔です。失業から再就職を経て、水希が担っていた家庭の立場を洋輔が体験し、洋輔が担っていた会社での立場を水希が体験したことで、この夫婦は初めて互いを理解できたともいえます。  子ども2人が抱える最大の問題を解決したのが洋輔だと知り、水希の中で気持ちが変わり、洋輔と水希は夫婦を続けることを決めるのでした。  インドでの社長の座を蹴り、洋輔が選んだのは、清掃業のアルバイト。かつてエリート社員だった洋輔からは、想像もできない仕事です。  そして、ローンで購入し、悩みの種だったマイホームで、再び家族として新たに生活を始める……というところでこのドラマはおしまい。  さて、前回のレビューでは「家族はいずれバラバラになるものよ」という言葉から、水希は”新しい家族観”の代弁者であるとしました。でも結局最後は、洋輔のような”旧来の家族観”に取り込まれていくという構図で終わります。一方で、ラストのシーンで家族が集結し、そこで洋輔が「じゃあ、またここで家族で……」と遠慮がちに再び一家4人で生活することを確認する場面があって、これは“旧来の家族観”が“新しい家族観”を許容するシーンでしょう。世代間によって、家族のあり方があり、「これが正しい家族だ!」と明白な言及を避け、視聴者それぞれの「家族像」に寄り添う結末だと言えそうです。  就活、就職難、貧困、格差、性差など昨今の数多ある社会問題を取り扱い、その上で家庭、家というシステムを使ったすばらしい作品だったと思います。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)

視聴率上昇! テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』が示した“家族像”

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テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』番組サイトより
 大団円を迎えたテレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』。9日放送の最終回の視聴率は、11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、有終の美を飾る数字として申し分ないでしょう。  転落劇を続ける富川一家。しかし、逆境の中、懸命に社会に再チャレンジする姿に、強い家族愛を感じ、涙がポロリ……。そんな同ドラマの術中にハマってしまった筆者ですが、最終回もきっちりレビューしていきますよ。  前回、離婚が決定的となった富川洋輔(三浦友和)と、妻の水希(黒木瞳)を引き合わせ、離婚を回避させようとする栞(前田敦子)と、光(工藤阿須加)は、家族で食事をしようと誘います。しかし、自らを社会復帰に導いた“唯一の友人”天谷五郎(段田安則)への恩を返そうと引き受けた仕事と重なり、洋輔は結局食事の場へ顔を出すことはなく、離婚は決定的かと思わせたまま放送は終了。  さて、今回は家族それぞれが最後まで抱える問題を、インドでの社長就任の打診を受けたことで誇りを取り戻し、“無敵の中年“となった洋輔が鮮やかに解決していきます。  娘・栞と真壁雄斗(渡辺大)との結婚話は、進展がないままです。栞が真壁を連れて自宅にやってきたとき、価値観の違いなどから、洋輔と真壁は言い争いになります。その後、真壁が栞とは別の女性といるところを洋輔は目撃。その女性に駆け寄り、汗はダラダラ、鼻息荒く「あの男性は、あなたとはどういった関係なんでしょうか?」と洋輔は詰め寄ります。怖すぎ。  かくして、真壁の浮気が白日の下に。真壁は悪びれる様子もありません。「そんな男にすがる自分は、なんて情けない」と、栞は真壁と別れることを決めました。  国原耕太(新井浩文)の長年の夢である福祉事業に誘われていた光。一方で洋輔は国原に資金の援助を迫られています。国原から提供してもらった家で生活している光ですが、アルバイトをしている経済誌の編集部で、就活塾の特集を組むことが決定し、恩師でもある国原の悪事を洗い出すことに。  この嘘だらけの国原にひとつだけ真実がありました。国原が福祉事業を始める理由です。「妹に障害があったから」という、その理由を洋輔は、作り話だと思っていました。しかし、国原から借りている家から出てきた写真に、幼いころの国原と妹の姿がありました。そこには、車椅子に座る妹と国原の姿が。国原の妹は、軽度の障害であったために施設に入れず、片親の母親が世話をしながら仕事をし、一家を養っていたそう。無理がたたり、母親は病死。その後、国原は妹も亡くしています。 光は、苦悩します。取材により国原の悪事を把握しつつも、感謝の気持ちがあるからです。取材記事が出れば、憧れの編集部での正社員雇用が待っています。しかし、恩師の夢を潰してしまう。この2つに1つの選択の答えを導いたのは、またもや洋輔でした。  光の書いた記事は掲載され、国原の悪事が世間の注目を集めます。国原が逮捕されるその日、光は国原に会いに行きます。そこで、洋輔が紹介した議員が、国原の福祉事業を引き継ぐことが決定したことを伝え、出所後の国原を手伝うと言いますが、国原は「お前はお前の道を進めばいい。もう俺みたいのに騙されるなよ」と言って連行されていきました。  そして、洋輔自身の問題でもある、水希との離婚。ところで、水希が洋輔に一番不満を持っていた点ってどこでしょう? 「いつも仕事、仕事で……」と水希が言うように、長い間家族との時間を持たなかったことです。  失業から一抜けした水希は、勤め先の生花店でトントン拍子で仕事を任されます。上記の問題で悩んでいた光と栞の話を聞く時間を作れませんでした。この状況に見覚えはないでしょうか? まさに、ドラマ冒頭の洋輔です。失業から再就職を経て、水希が担っていた家庭の立場を洋輔が体験し、洋輔が担っていた会社での立場を水希が体験したことで、この夫婦は初めて互いを理解できたともいえます。  子ども2人が抱える最大の問題を解決したのが洋輔だと知り、水希の中で気持ちが変わり、洋輔と水希は夫婦を続けることを決めるのでした。  インドでの社長の座を蹴り、洋輔が選んだのは、清掃業のアルバイト。かつてエリート社員だった洋輔からは、想像もできない仕事です。  そして、ローンで購入し、悩みの種だったマイホームで、再び家族として新たに生活を始める……というところでこのドラマはおしまい。  さて、前回のレビューでは「家族はいずれバラバラになるものよ」という言葉から、水希は”新しい家族観”の代弁者であるとしました。でも結局最後は、洋輔のような”旧来の家族観”に取り込まれていくという構図で終わります。一方で、ラストのシーンで家族が集結し、そこで洋輔が「じゃあ、またここで家族で……」と遠慮がちに再び一家4人で生活することを確認する場面があって、これは“旧来の家族観”が“新しい家族観”を許容するシーンでしょう。世代間によって、家族のあり方があり、「これが正しい家族だ!」と明白な言及を避け、視聴者それぞれの「家族像」に寄り添う結末だと言えそうです。  就活、就職難、貧困、格差、性差など昨今の数多ある社会問題を取り扱い、その上で家庭、家というシステムを使ったすばらしい作品だったと思います。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)

クール&セクシーな写真が満載の『Zoom in 藤ヶ谷太輔』が発売開始!

キスマイきってのクール&セクシー担当・藤ヶ谷太輔にズームイン! 
秘蔵フォトに加え、ロマンティストならではの胸キュン名言や、オソロを狙える私物情報もファン必見!

Contents

藤ヶ谷太輔 バイオグラフィー・・・・4P~
〜2010 年・・・・・6P~
2011 年・・・・・・18P~
2012 年・・・・・・30P~
2013 年・・・・・・42P~
2014 年・・・・・・54P~
2015 年・・・・・・64P~
2016 年・・・・・・74P~
好きなタイプなど恋愛観も赤裸々告白! 太P 胸キュン名言集!・・・・86P~
アクセから洋服まで徹底リサーチ! 愛用私物コレクショ・・・・・・・91P~

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『アナ雪』放送の手腕でわかった、フジテレビがやるべきコンテンツ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎視聴率は19.7%
 別に法に触れたワケでもないのに、企業としてトップが弁解を入れるレベルで国民から怒られる。何をやってもフジテレビ。

 新作映画の宣伝に結びつけるつもりが、ディズニーもとんだケチをつけられて、今後、もうフジとは組みたがらないかもしれない。あと、関係ないけど、騒動を報じるネットニュースの見出しが、「アナ雪ED」って書いてあって、何かちょっと下ネタ臭が。本当にありそうだもんな「アナ雪ED」って。もう何もかもディズニーの嫌う要素しか。

 「ジブリは日テレ」みたいに「ディズニーはフジ」を取り付けたい。その野望への第一歩のはずが、踏み出す前から後ろ向き。

 やっぱりコツコツ『サザエさん』で行くしかない。消去法が沁みる、フジテレビの春。

◎あふれるクリエイティビティ
 いまだ解決の糸口が見えない「慰安婦少女像」問題。少女像の撤去の気配がないまま、さらに新しく「強制徴用労働者の像」が作られるという話が。このままいくと、「白村江の戦いの像」「元寇の像」「昔奪われた仏の像」と、どんどん新像が出てくる可能性が。

 逆にもういっそ、そういうのを鋭意募集し、建てたいだけ建ててもらって全部置き、彫刻の森美術館みたいにした方が、解決法として現実味があるのかも。「無意味化」という意味で。

◎大規模な実験か
 星野リゾート、「新今宮」進出の衝撃……! いわゆる「ドヤ街」と言われている場所に、外国人観光客がどんどん押し寄せている、というニュースはよく目にするが。「高級リゾート」ってのは初である。人類史上初。

 宿泊客に、ある意味マッドマックス的荒廃光景を見せたい、という新サービスなのだろうか。近くのスーパー玉出の1円コーナーや、ワンコインで泊まれる宿泊施設、使い終わったマスクが売られてたりするブルーシートの、毎日蚤の市が体験ツアーに組み込まれたりするのだろうか。金を持てあました金持ちたちの遊びということなのか。それとも、あの周囲まるごと全部買って、スパーンとならしてしまう計画なのか。

 どちらにしても、関西人にとって、どてらい計画であることは確かだ。部外者はあんまり立ち寄らない、行楽色皆無のあの場所を「でも便利じゃん」の一点突破で高級リゾートに。確かに便利なとこなんだけども。地元じゃあおよそ考えられない、よそ者にしかできない力業。ま、泊まりに来るのもよそ者だからいいのか。ってことはこれでいいのか。本当か。

mishuran

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

村上春樹『騎士団長殺し』版権をめぐって、韓国出版界が壮絶バトル!

村上春樹『騎士団長殺し』版権をめぐって、韓国出版界が壮絶バトル!の画像1
『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』(新潮社)
 新作『騎士団長殺し』(新潮社)発売による村上春樹フィーバーは、韓国にも早速伝わっている。村上作品の人気は韓国においても絶大で、代表作『ノルウェイの森』(講談社)は“韓国人が最も愛する外国文学作品”といわれるほどだ。もちろん、全作品が韓国語で翻訳されており、新作が発表されるたびに、多くのファンが翻訳版リリースを待ちわびている。日本同様、出版不況が続く韓国で、大ヒットが保証される数少ない作家のひとりなのだ。  ところで村上といえば、小説の内容よりも話題になるのが「先印税」の問題だ。先印税とは“契約金”に当たるもので、韓国国内の有名作家には最大5,000万ウォン(約500万円)程度の先印税が支払われるという。  しかし、村上のエッセイ集『職業としての小説家』(新潮社)の場合は5億ウォン(約5,000万円)、前作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)に至っては16億6,000万ウォン(約1億6,000万円)の先印税を韓国の出版社が払ったと推測されているのだ。  いくら村上が韓国で人気だといえ、ここまで金額の差がつくものなのか? 韓国出版関係者は言う。 「村上の作品に対して、世界で一番高額の先印税を払う国は韓国です。翻訳版権をめぐる競争がとても激しいため、先印税で勝負に出る出版社が多い。年々金額が上昇するのも当然の結果でしょう」  現在、韓国の出版界では、新作『騎士団長殺し』の版権確保をめぐる心理戦のまっただ中。契約オファーの締め切りは3月末で、4月に出版社が決まり、今夏には韓国語版が発売される予定だ。出版社の選定は「デザインコンセプトや宣伝企画などを総合的に考慮し、村上本人が最終決定を下す」(別の出版関係者)というものの、“先印税インフレ”は相変わらず続く見込みだ。『騎士団長殺し』に対しては「20億ウォン(約2億円)を出すところも」と予想されている。  もし先印税が20億ウォンの場合、赤字を免れるためには1万5,000ウォン(約1,500円)の本が133万部以上売れなければならない。130万部は、“異例”といわれた日本での初版発行部数と同じ数字だ。さすがの村上でも、日本より人口が少ない韓国で130万部は厳しいかもしれない。  それに、先印税インフレ現象を批判する声も少なくないようだ。ネットでは「たかが日本人の書いた小説に金をつぎ込み、振り回されるのが理解できない」「韓国出版界は村上春樹のカモだな」「ちょっと過大評価されていると思うけど」といった書き込みも見受けられる。  果たして、『騎士団長殺し』による村上春樹フィーバーは、韓国にも広がるのだろうか?  (文=S-KOREA) ●参考記事 ・『君の名は。』韓国語版原作小説が売れ行き好調!! 韓国における日本文学の位置は (http://s-korea.jp/archives/12659?zo) ・グラドル美少女写真集がバカ売れ、『君の名は。』小説も人気。でも、深刻な韓国出版不況 (http://s-korea.jp/archives/13032?zo

村上春樹『騎士団長殺し』版権をめぐって、韓国出版界が壮絶バトル!

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『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』(新潮社)
 新作『騎士団長殺し』(新潮社)発売による村上春樹フィーバーは、韓国にも早速伝わっている。村上作品の人気は韓国においても絶大で、代表作『ノルウェイの森』(講談社)は“韓国人が最も愛する外国文学作品”といわれるほどだ。もちろん、全作品が韓国語で翻訳されており、新作が発表されるたびに、多くのファンが翻訳版リリースを待ちわびている。日本同様、出版不況が続く韓国で、大ヒットが保証される数少ない作家のひとりなのだ。  ところで村上といえば、小説の内容よりも話題になるのが「先印税」の問題だ。先印税とは“契約金”に当たるもので、韓国国内の有名作家には最大5,000万ウォン(約500万円)程度の先印税が支払われるという。  しかし、村上のエッセイ集『職業としての小説家』(新潮社)の場合は5億ウォン(約5,000万円)、前作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)に至っては16億6,000万ウォン(約1億6,000万円)の先印税を韓国の出版社が払ったと推測されているのだ。  いくら村上が韓国で人気だといえ、ここまで金額の差がつくものなのか? 韓国出版関係者は言う。 「村上の作品に対して、世界で一番高額の先印税を払う国は韓国です。翻訳版権をめぐる競争がとても激しいため、先印税で勝負に出る出版社が多い。年々金額が上昇するのも当然の結果でしょう」  現在、韓国の出版界では、新作『騎士団長殺し』の版権確保をめぐる心理戦のまっただ中。契約オファーの締め切りは3月末で、4月に出版社が決まり、今夏には韓国語版が発売される予定だ。出版社の選定は「デザインコンセプトや宣伝企画などを総合的に考慮し、村上本人が最終決定を下す」(別の出版関係者)というものの、“先印税インフレ”は相変わらず続く見込みだ。『騎士団長殺し』に対しては「20億ウォン(約2億円)を出すところも」と予想されている。  もし先印税が20億ウォンの場合、赤字を免れるためには1万5,000ウォン(約1,500円)の本が133万部以上売れなければならない。130万部は、“異例”といわれた日本での初版発行部数と同じ数字だ。さすがの村上でも、日本より人口が少ない韓国で130万部は厳しいかもしれない。  それに、先印税インフレ現象を批判する声も少なくないようだ。ネットでは「たかが日本人の書いた小説に金をつぎ込み、振り回されるのが理解できない」「韓国出版界は村上春樹のカモだな」「ちょっと過大評価されていると思うけど」といった書き込みも見受けられる。  果たして、『騎士団長殺し』による村上春樹フィーバーは、韓国にも広がるのだろうか?  (文=S-KOREA) ●参考記事 ・『君の名は。』韓国語版原作小説が売れ行き好調!! 韓国における日本文学の位置は (http://s-korea.jp/archives/12659?zo) ・グラドル美少女写真集がバカ売れ、『君の名は。』小説も人気。でも、深刻な韓国出版不況 (http://s-korea.jp/archives/13032?zo

関ジャニ∞がスペシャルナビゲーターとして『関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦』に登場!! 3月11日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂

●V6

21:00~21:54 『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系) 井ノ原快彦

●嵐

19:00~19:54 『天才!志村どうぶつ園 』(日本テレビ系) 相葉雅紀
22:00~22:54 『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)

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副作用ばかりが取り沙汰される「ピル」について、子宮内膜症患者が思うこと

【前回までのあらすじ】
子宮内膜症治療のための病院探しを本格的に開始した夢子は、訪れた4軒の病院でいわれることが全部食い違っていたので驚いているところなの。

*   *   *

「卵巣、腫れてませんね」といった医師のいる、4軒目の都会の大学病院での話に戻るわね。ていねいにMRIを見てくれたあと、エコー検査を(肛門から)行ったんだけど、その結果はやはり「卵巣は腫れてない」だったわ。

「先々週、別の病院さんでエコーをしたときは『卵巣が腫れている』ということだったんですが……いまは腫れてないのでしょうか?」

 夢子が半信半疑でそう聞くと、医師は穏やかにこう答えたわ。

「そのときは排卵直後で腫れていただけだったんじゃないですかね。卵巣は腫れたりしぼんだりをくり返しますから」
「じゃあ、私の卵巣はチョコレート嚢胞ではない……?」
「チョコレート嚢胞はないですね」

 医師はそういい切ったの。ここ数週間、1軒目と3軒目の病院でいわれたとおり自分がチョコレート嚢胞だと信じ込んでいた夢子は狐につままれた気分だったわ。

(あっぶねぇ~! 3軒目の病院で『卵巣が腫れてるからリュープリン投与しよう』っていわれたのを鵜呑みにしなくて、ほんとうによかったぁ~! 行く病院によって診断がここまで違うって、こええええ!)

 この医師によるMRIとエコーの見解は信頼できそうだと思ったけれど、夢子にはまだ確認しなきゃいけないことがあったの。恐る恐る、こう尋ねたわ。

「あのぅ、治療はどのようになるでしょうか」
「ピルを処方しますから。それで様子みましょう。また3カ月後に来てください」

あっけなく、ピルが処方された

 夢子は再度、拍子抜けする気持ちだったわ。ピルの処方は、1軒目の病院では医師と険悪な攻防戦の末ようやく勝ち取ったし、2軒目と3軒目ではピルのピの字すら出てこなかったじゃない。それがこんなにあっけなく、しかも医師のご機嫌を損ねることもないままに処方してもらえるなんて!!

 うれしさと安堵で身体が少しゆるむのを感じて、夢子は逆に自分がいかにガチガチに緊張していたか気づいたわ。最後に夢子はこう問うたの。

「ところで、私は子宮内膜症、という認識でよいのでしょうか?」
「ん、内膜症『疑い』、ね」

 軽々しく「あなたは子宮内膜症だ!」と断言しない医師に夢子はますます信頼感を持ったわ。そして決めたの。

「この人のことは、漢字で『先生』と呼ぼう!」

 これは夢子なりの通院のコツらしいのよ。「先生」っていう尊称は、自分にとって特別な存在の人という敬意をこめて使うものでしょ。医師や教師はあくまでもお仕事。その職業を担っている人が自分にとっての「先生」がどうかは別、と夢子は思ってるの。「先生」っていう言葉はさ、『スターウォーズ』のヨーダのような人のために大切にとってあるんですって。

 医師を「先生」って呼んでしまったら心理的に対等になりにくいし、その人のいうことをなんでも盲信しやすくなるじゃない。それってとっても危険なことよね。だって2軒目や3軒目の病院でチョコレート嚢胞があるといわれたけれど、結局は違ったんだし。

 だから通院の際、冷静さを保つために夢子は、「この人なら信用できる」と確信した医師のことしか「先生」と呼ばないことにしてるのね。

 ゴマすりするときはわざと「センセイ」っていったりもしてるけどね。夢子が接待目的でこの言葉を使う場合は、漢字の「先生」とは区別してカタカナの「センセイ」をイメージしながらいってるらしいわ。1軒目の病院でピルを処方してもらうために「センセイ」って呼びかけて医師のご機嫌をとっていたけど、あれは全部カタカナだったそうよ。

 社会的に権威のある人にマインドコントロールされないための自衛策よ。些細なことだけど夢子曰く、案外効果あるんですって。

 今回4軒目にして「先生」と呼べる人に出会えて、夢子はとてもうれしかったわ。仕事を半日休んで来た甲斐があった、と思えたのよ。

ピルは保険適用外だった

 めでたくピルを処方してもらえたわけだけれど、当時、ピルは日本で解禁されてはいたものの、子宮内膜症の薬としては認可されてなかったの(※低用量ピルが内膜症の保険適用薬になったのは2008年から)。

 これまで夢子が行ったどの病院もピル処方に積極的じゃなかったのは、それがいちばん大きな理由だったんでしょうね。対してリュープリンは当時から保険が効いたの。当然、病院としてはそっちを使いたいわよね。リュープリンが副作用の多い劇薬でも。

 患者の夢子としては、保険が効くからという理由でリュープリンを使う気には到底なれなかったけどね。リュープリンを使うと出るうつ・骨量低下・高血圧などの副作用のリスクが高すぎると考えたからよ。

 保険適用じゃないピルを処方してもらうには、「自由診療」ということにして自費でお薬を買うのね。その方法だとお値段はそこそこしちゃうんだけどね。しかも、閉経まで毎日何十年にわたって飲みつづけるものだから、費用がかさんじゃうのも確かなのよね~。

ピルのために休暇を取らなければならない

 とはいっても、自費でもピルのお値段は月3千円くらいだし、一回飲みに行く金額より安いでしょ。お金で健康は買えないっていうけど、その程度の金額でうつ・骨量低下・高血圧のリスクを回避できるなら安いと夢子は考えて、喜んでピルを購入したわよね。

 むしろ値段よりも苦痛だったことがあったの。自由診療で処方箋を書いてもらうためには、エコー検査などを行うのとは別の日に改めて病院に出向かないといけないってことよ。

 いかんせん、一回行くのに会社をお休みしないといけないでしょう? 診察の日と処方の日が別だと、お休みをいただく日も倍になってしまうのよ。そのころ夢子は3カ月ごとにエコー検査をするようにいわれていたから、それだけで年に4回、半休をお願いしていたの。その4回にプラスして、薬をもらうだけの半休を年に数回取る……これがいちばんツラかったのよ。

 実際やってみて痛感したことだけど、当時勤めていた会社では、たとえ半休でも年に4回以上取るのはほぼ不可能だったわ。いつお休みもらおうかな?と考えるだけでも心理的に負担だったし、実際に半休をビクビクしながらお願いするのもストレスだったわ。それに数カ月に一度って、あっという間にめぐってくるのよね。

 アメリカの病院ではさくっと処方されそうだったピルだけど、ほんの10年前の日本では、処方されるまでにこんなに長い道のりがあったのよね。

ピルにまつわる都市伝説

 ピルは長年、日本では解禁すらされていなかったから、「自分が子宮内膜症の治療を受けることになったいま、ピルが解禁されていてほんとうにラッキー!」と夢子は感謝の念でいっぱいだったけどね(※日本で低用量ピルが避妊薬として承認されたのは1999年。世界に30年遅れて、ようやくの認可だった)。

 つまり日本にはわりと最近まで副作用の多い、古いタイプの高・中容量ピルしかなかったわけ。そのせいで「ピルは太る」「ピルは吐き気がする」「時間厳守で飲まなきゃいけないから面倒」などの都市伝説が、いまでも根強いんでしょうね。

 これを読んでる姉妹にいいたいんだけど、お母さん世代の人に「ピルは副作用が強くて怖いからやめなさい」なんていわれても、真に受けちゃダメ! 上の世代はいま主流の低用量ピルや、さらに副作用の少ない超低用量ピルのことなんて知らない人が多いんだから。

 怖いだなんてとんでもない、低用量・超低用量ピルは女性の健康によい効果をもたらすのよ。卵巣がんと子宮体がんの発生率が減り、良性卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞含む)も減り、貧血や月経困難症が改善されるんだから。

 現に夢子はピルを服用し始めても、頭痛も吐き気もなかったし太ることもなかったわ。飲んだ直後に口のなかに後味が残ることもないし、使用感は「軽い」というのがいちばんぴったりくる言葉だったの。それまで生理前後にできがちだったニキビも出なくなったわ。薬がどんな反応を起こすかは個人差があるから一概にはいえないから、これはあくまでも夢子の個人的感想よ。

 ピルは時間厳守で服用しないとダメというのも嘘だしね。一日一回、だいたい同じ時間帯に飲めばいいだけよ。飲み忘れたら次の日の朝飲めばいいし、ほかのお薬と特に変わりないわ。

 夢子は飲み忘れることはほとんどなかったけどね。毎日痛みがある状態だったから、子宮内膜症やピルのことが頭から離れることはなかったからよ。

副作用の可能性は少ないほうがいい

 子宮内膜症は、本来は子宮にできるべき内膜が子宮じゃない場所に根を下ろしてどんどん増えちゃう病気よ。そいつらのせいで人によっては腹腔内に炎症や癒着が起きて、生活に支障が出るほどの痛みなど不具合に悩まされるの。まさに夢子がそうよ。子宮の外に広がった細胞はホルモンの変動があるたび、増えたり活動するわ。つまり子宮内膜症って、女性ホルモンの変動があるたびに悪化する病気なの。

 月経血も子宮内膜に悪く作用するそうよ。だからいまの子宮内膜症の治療は、ホルモンの変動と月経をなくして、病気が進行するスピードを遅くしよう、という考え方なの。残念ながら子宮内膜症そのものを治す治療法は、現在の医療には存在しないわ。

 リュープリンなどは体を閉経と同じ状態にして女性ホルモンの変動と月経を止めるのね。対してピルは、逆に女性ホルモンを補充することでホルモン変動と月経をお休みさせるの。どちらの薬を使っていても子宮内膜症はじわじわと悪化するけどね。

 夢子が偽閉経療法をあんなに嫌がったのは、「ピルだろうと偽閉経薬だろうと子宮内膜症は閉経まで治らない。しかも、薬を使っていても病気はゆっくり進行する。だったら副作用が少ないほうを長く使ったほうがいいに決まってんじゃん!」と考えたからよ。

「コッペパンを踏みつけて硬くして挿入」も!? 元女囚が語る“陰部摩擦罪”に、現役刑務官は何思う

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『女囚611 ~獣牝(オンナ)たちの館~』(GPミュージアムソフト)
 都内で行われた元受刑者の女性を集めたトークイベントで、現役の刑務官が観客に紛れ込んでいたことがわかった。イベントでは、元受刑者が“刑務所内のオナニー事情”などを過激に告白。これが何かの参考になったのだろうか?  2月下旬、都内で開催されたイベント「女囚たちの夜」には、『韓国女子刑務所ギャル日記』(辰巳出版)の著者である作家、仲河亜輝ら、女子刑務所の元受刑者たちが5人出演。会場は観客があふれて定員オーバーとなり、主催者が入場を止める事態になったほど。出演の元女囚5人はいずれも「シャブ」絡みでの受刑だが「女囚のほとんどは覚せい剤で捕まっている」とイベント関係者。  出演者はそれぞれ「夜中に覚せい剤を持ったまま不動産屋の前で部屋探しをしていたところ、パトカーが通りかかって職務質問され、捕まった」「部屋で覚せい剤を打っていたら警察に踏み込まれた」「運び屋のアルバイトをしたつもりが、荷物の中身が覚せい剤だった」などの服役理由を話したが、中には「家にクスリがあって、物心ついたときには手を出していた」という生粋のワルも。  ただ、中でも観客の興味を引いたのは、女囚の性欲処理法だ。女性たちは「5本のボールペン」「踏みつけて硬くしたコッペパン」など日用品を“道具”として利用し、陰部に挿入していたというのだ。  これは刑務官に見つかれば「留置施設内の衛生または風紀を害する行為をしてはならない」という規則に違反したとして懲罰対象となってしまうから、決死の行為だったようだ。 「これをムショ内では通称、陰部摩擦罪と呼んでいるんです。でも、懲罰で独居房行きになったらなったで、人目がないので、それはまたやりたい放題」と元女囚。  ただ、こうした話は刑務官にとって「監視の目を逃れる手法」の“種明かし”でもある。後に現役刑務官がこのイベントを見ていたことがわかり、改めて感想を聞くと「興味本位で、仕事とは関係ない」と言い張ったが、女囚が「内職で作る干したバナナの皮を使えば紙巻きタバコが作れて、実際に喫煙できた」という話などについては、「正直、その手があったか、とは思いましたね」と感心していた。  また、元女囚から「まともな生理用品もないから、裁縫をしたいと糸をもらっておいて、夜中にこっそりティッシュと糸を使ってタンポンを自作することもあった」「獄中出産したらすぐに引き離され、顔を合わせる機会も限られていた」と刑務所内の不満を並べていたことには、刑務官も「制度の改正が必要かも」と同情。ただし、気に入らない刑務官を部屋に引きずり込んで集団で暴行を加えるリンチ事件があったことが告白されたことには「あまり情けをかけすぎても怖い」と厳しい態度で接しなければならない自覚を新たにするなど、何かと仕事の参考にしている様子だった。  昨今、こうした「元受刑者」がテレビで取り上げられる機会は増えつつあり、約2年前の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では「かつて刑務所に入っていたオンナたち」として元服役囚の女性5人が出演。こうした番組の反響は高く、「昔に比べて元受刑者が堂々と経験談を語るようになってきている」と刑務官。「前科者がテレビで犯罪自慢のようなことをするのはどうなんでしょう。まるで武勇伝のように話していて違和感もある」とも話した。  一方、イベントに出演した刑務所事情に詳しい作家の影野臣直氏はこう反論した。 「今回のようなイベントでのトークは決してふざけてやっているわけではなく、普通に暮らしている人たちには知る機会がない内情を伝えているもの。日本ではいまだ『一度刑務所に入ったら人生おしまい』という考え方が根強いですが、世の中が受刑者の社会復帰を支援し、こうした経験談も含めて受容してくれるように変わるのは良いことでしょう。元受刑者の反省と決意、新たな一歩を踏み出した姿を見られると思います」  確かに刑務所から出て社会復帰した人間が、こうして隠れもせず自分の考えを述べ、それを社会が把握できるのはデメリットがあるものではないだろう。唯一、刑務官が“女囚対策”の参考にしてしまうところは、受刑者にとってマイナスかもしれないが……。 (文=大山清/NEWSIDER Tokyo)

エド・シーラン、「フォーブス」に年収をバラされて友人を失ったことを告白

 今月3日にリリースしたサードアルバム『÷(ディバイド)』が、発売初日に母国イギリスで23万2,000枚も売り上げ、世界最大級の音楽ストリーミングサービス「Spotify」でも約5,600万回再生されるなど、記録的な大ヒットとなっているエド・シーラン。現在アルバムのプロモーション活動で忙しい毎日を送っているが、そんな中、大金を稼ぎ出すスターになったことで友人を失ったエピソードを語った。

 人気カルチャー誌「ローリング・ストーン」最新号に掲載されたインタビューで、エドは「『フォーブス』のランキングってやつ。マジ、あれのせいでフ○ック・イット・アップ(クソみたいな思いを)したね」と、Fワードを使い、友人との仲をめちゃくちゃにされたと激白。

 2014年6月にリリースしたセカンドアルバム『x』が世界的に大ヒットし、そのアルバムを引っさげたツアー『x Tour』(14年8月~15年12月)も大成功を収め、スーパースターの仲間入りを果たしたエド。手に入れたのは名声だけではない。アルバムやツアーの売り上げでしこたま儲け、15年の「フォーブス」において「最も稼いだミュージシャン トップ30」の12位に。5700万ドル(約65億円)稼いだと世間にバラされてしまったのだ。

 エドがリッチだと知った友人たちは、とんでもない要求をするようになったとのこと。「携帯のショートメッセージで、車の写真が送られてきたんだよ。『誕生日プレゼントはこれでよろしく。オマエの年収の、たった0.06%だぜ』ってメッセージ付きで」と具体的な例を挙げながらぼやいた。嫌気が差したエドは、スマートフォンを捨ててガラケーに替え、家族以外には番号を教えなくなったそう。エドは、Twitterなどで外見を揶揄されることにもうんざりしており、スマホを捨てたことで、わずらわしいネット上の悪口やバッシングを見ずに済み、穏やかな生活を取り戻したよう。

 実はエド、15年10月に「金欠で住宅ローンの支払いに困っていた子どもの頃からの友人を助けるために、一緒に仕事をすることにした。そして『Thinking Out Loud』を書き上げ、彼女は(印税で)もう二度と金銭面で困ることはなくなった」と告白したことがある。この友人とはエイミー・ウェッジのことで、彼女はその後もエドとタッグを組み、ソングライターとして活躍している。エドとしては彼女のように「仕事はするから」と助けを求める友人には喜んで手を差し伸べるものの、「金持ちなんだから、高級車の1台くらいプレゼントしてくれよ」などと要求してくる者は本物の友人ではないと判断し、切り捨てたのだろう。

 ちなみにエドが1月、イギリスの人気トーク番組『The Graham Norton Show』にゲスト出演した際には、「もう何年も会っていなかった」という小学校時代の親友がサプライズ登場。ベジタリアンの両親の元で育ったエドは「この親友の家で、初めて肉を食べたんだよ!」とうれしそうに話し、再会を大喜びしていた。

 「フォーブス」と金目当ての友人には嫌な思いをしたものの、エドは人間不信に陥ってはいないようで、「ローリング・ストーン」のインタビューでも「友人の誰かが挙式する時、歌い手が必要で、僕のスケジュールが空いてれば、喜んで歌うよ。もちろんタダで」と名乗りを上げた。

 世界的なスターになっても飾らず、気さくなエドの好感度は抜群。今月16日からスタートする欧米ツアーも全てソールドアウトしており、年末に発表される「フォーブス」の「2017年度 ミュージシャン長者番付」では上位にランクインされること間違いないだろう。