まっすーの魅力の全てがここに…… 可愛い笑顔にカッコイイ男気も兼ね備えているNEWS増田貴久を丸裸に!!

こだわりの男、ファッションリーダー、アイデアマン――
ホンワカとした笑顔で見る者を虜にするNEWS、テゴマスの懐刀・増田貴久。その魅力の数々に迫ります!

Picky
やりたいことをやれる状況だからこそ、最高のものを作りたい・・・4P~
—-人との出会いに沢山の感動があり、すごく影響を受けてきた

Carefully
一番謎が多いのは、たぶんオレ(笑)・・・22P~
—-全部を見せないのがアイドルっていうものでしょう?

Pure
サプライズはしてあげたいけど、得意じゃないみたい・・・34P~
—-”喜怒哀楽”は大事だよね。いろんな気持ちを素直に出すの

Fan
嬉しかったです。必要とされて…・・・・・・44P~
—-僕らの最大の武器は、ファンのみんなと素敵な関係性を築いていること

Actor
信じられるものは。「経験とスキル」・・・56P~
—-男のプライドは仕事

Anniversary
10年は通過点。いいものをどんどん届けていくよ!・・・68P~
—-君を世界で二番目に幸せにするよ。だって一番は君といられる僕だから

Tegomass
オレの相方は手越しかいない・・・84P~
—-歌うことに関して歴史がはじまったのは、手越がいたから

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映画『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』試写会にご招待! 叶姉妹による恋愛相談も開催!

 『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』『ポンヌフの恋人』など、女性たちの心を揺さぶる名作を生み出したフランスから、新たな傑作がやってきました。

 スキーで大怪我を負って入院中の女性弁護士・トニー(エマニュエル・ベルコ)は、リハビリに励みながら、心から愛した男との過去について振り返る。10年前、パリのナイトクラブで偶然にも再会したのは、学生時代密かにあこがれていたレストラン経営者のジョルジオ(ヴァンサン・カッセル)。遊び人のジョルジオにとって、かつて通っていた店の店員だったトニーのことは記憶の片隅にもない様子。しかし、そこから2人は恋に落ちて電撃結婚、子どもももうけた。トニーは喜びを感じる一方で、結婚後はジョルジオの女性関係や過去に頭を悩ませることもしばしば。なぜ愛し合っていても男女はすれ違うのか? 自分が心から愛した男は一体何者なのか? すべての女性の胸を焦がす、10年間の激しい愛の軌跡。

 本作で体当たりの演技を見せ、第68回カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたエマニュエル・ベルコと、公開中の『たかが世界の終わり』における好演が話題をよんでいる上、今回の“ろくでもない男”もハマリ役のヴァンサン・カッセル。2人の実力俳優が織り成す官能的で刺激的な物語は、恋愛とは? 夫婦とは? 愛とは? と我々の核心に迫ってきます。一筋縄ではいかない男女を描くこの注目作は、酸いも甘いも味わってきたサイ女読者にこそヒットしそう。

 今回は3月20日(月・祝)に東京・ブロードメディア試写室で行われる『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』の試写会に女性限定で5組10名様をご招待。一足早く映画を鑑賞したあとは、叶姉妹による恋愛相談も開催されます。おそらく恋愛に関しては日本代表の叶姉妹から直々に恋愛アドバイスがほしいという方も、こんな映画を待っていたという方も、是非奮ってご応募ください!

<試写会情報>
【日時】3月20日(月・祝)12:30開場/13:00開映(上映終了後約30分間の恋愛相談)
【場所】ブロードメディア試写室(東京都中央区月島1‐14‐7)
※東京メトロ有楽町線・都営地下鉄大江戸線 「月島駅」7番出口より徒歩5分
※R‐15作品ですので、15歳未満の方のご入場はできません。ご了承ください。

<公開情報>
モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(R‐15)
3月25日(土)YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

※3月13日〆

ご応募はこちらから
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「ゴミみたいな自分でも、生きてていいの?」【清水愛】アイドル声優と“人妻”プロレスラー、その数奇な現在進行形

「ゴミみたいな自分でも、生きてていいの?」【清水愛】アイドル声優と人妻プロレスラー、その数奇な現在進行形の画像1
 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんがカメラマンとしてかわいい声優さんの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の46回目! 今回はアイドル声優のパイオニアで、現在は女子プロレスラーとしても活躍中の清水愛さんが来てくれました! ――本日はよろしくお願いいたします! この連載は今回で46回目なんですけど、清水さんは今までで一番謎な経歴の持ち主というか……。 清水 えっ!? そうなんですか!? ――声優で現役プロレスラーなんて清水さんが初ですよ! 清水 光栄です(照)。 ――気になることはいろいろあるんですが、まず、もともとは声優志望だったんでしょうか? 清水 志望かと聞かれたら、志望ではないです。いつの間にか声優になっちゃった、というか。 ――なっちゃった? 清水 えっと、思春期の頃、すごく引っ込み思案で人見知りも激しくて、コンビニの店員さんともしゃべれないくらいだったんです。「お箸おつけしますか?」って言われるだけでカーッて恥ずかしくなっちゃって、目も合わせられないまま「ハ、ハィ(超小声)」みたいな……。自分なりに「これじゃ日常生活もままならない」と思って、高校を卒業するときに「大学受験かぁ、もう勉強はいいや」っていう気持ちと、「もっと社交的になりたい」っていう気持ちで、まずはモゴモゴしゃべりから脱却して声をハッキリ出すために、声優の勉強をすることにしたんです。そうして人並みの生活を送れるようになってから、自分のなりたいものを探そうと思って。 ――社会参加を目標として声優の勉強をはじめたんですね……! 清水 それで、家の近くに専門学校(日本工学院専門学校)があったので、「ここでいいや」って(笑)。月曜から土曜までみっちり授業があったんですけど、私は怠け者なので、時間で縛ってもらった方が逆に動きやすかったんですよね。やっているうちに楽しくなって、スポンジのように吸収してたら、いつの間にか声優になってしまった。もともと引っ込み思案なので、人前でしゃべるような仕事は向いてないと思ってたんですけど、なんか、なっちゃいました。 ――専門学校から、どうやって声優事務所に入ったんですか? 清水 在学している間、先生が「ウチの子たち見てよ」って、事務所の社長さんを何人か呼んでオーディションを開催してくれたんです。それで私を選んでくれた事務所に入ったんですけど、その事務所も紆余曲折あって……社長がいなくなってしまったんです。それで違う人が社長になって、社名も変わって、やっと慣れてきたと思ったら「ウチ、もう潰すからどこかに行って」って言われて……。 ――声優業界って、たまに社長が消えますね!? この連載でもう何回か聞きました。しかしながら、その紆余曲折の段階で「もうハキハキしゃべれるし、辞めようかな」とは思いませんでしたか?
「ゴミみたいな自分でも、生きてていいの?」【清水愛】アイドル声優と人妻プロレスラー、その数奇な現在進行形の画像2
清水 声優は楽しかったので、思いませんでしたね。きっと表現をすることは好きだったんでしょうね。自分が何かをすることによって、誰かが喜んでくれるのが、すごく嬉しいんです。在学中にも、学校で講師をやっていた神谷明さんの番組のアシスタントオーディションに受かったんです。それで、自分の声が電波に乗るっていうミラクルなことを体験して、沖縄とか北海道とか海外とか、見ず知らずの遠くに住む知らない人たちから「応援してます」「あなたの声で元気が出た」って言ってもらえて……「何の役にも立たないゴミみたいな自分は生きてていいのかわからなかったけど、生きてていいの?」って思えて、ハマッちゃったんでしょうね。 ――その低すぎる自己評価は何!? 青春時代に何にも良いことがなかった人みたい! 清水 学生時代は本当に黒歴史続きですね。やっぱりいじめられたりとか。コミュニケーションも上手くなかったし、食べるのも遅かったですし、マイペースなんですよ。みんなと違ったので、島国の本能で排除されたんだと思います。異物を排除しないと、自分たちのコミュニティが滅ぼされるかもしれないじゃないですか。だから異物であった私にとって、学生時代は地獄でしたねぇ。大人になって「世の中ってこんなに楽しかったんだ!」って感動してます。 ――例え話が恐いんですけど、清水さんが「生きてていい」と思える日が来て本当に良かったです。学校を卒業されてからは、2000年代の“アイドル声優”の先駆け的な存在でしたね。まだいろいろと前例のない時期なので、ご苦労も多そうですね。 清水 私、こんなこと言ったら頭おかしいと思われるかもしれないんですけど、なんでもそうなんですよ。興味を持って始めたことが、そのときは誰もやってないから「変なことはじめやがって、クソが」みたいな扱いを受けるんですけど、一段落ついた頃にそれが流行りだして、そのジャンルが持てはやされるんです。でも、その頃、私はもう別のことをやっているんですよ。私、ゴスロリが好きでいっぱい着てたんですけど、そのときには誰も着ていなくって、よく「オタクに媚びてる」「事務所に着せられてる」って言われてたんです。でも、そんなわけないじゃないですか! あんな高い服を、好きでもないのに他人の指示で買うわけないですよね(笑)!? 黒髪を貫いたり、前髪をぱっつんにしたり、顔の横に必ず長めの毛がないと死んじゃう、みたいなのも、昔は今みたいに声優のスタンダードじゃなかったですね。 ――確かに! 今はAKBとか地下アイドルとか、もうほぼ全員ありますよね、アイドルの触覚(顔の横の毛)! 清水 私は物心ついたときからずーーーっとそのスタイルが好きで!! でもそういうのの繰り返しなんです、時代が私に追いつかないって言うと傲慢な言い方なんですけど、ズレてるんです、時空が! あと10年遅く産まれてたら、もっと人生が楽しかったはずなんです! そうすれば、周りとももっと話が合ったはずだし、異物として排除もされなかったはずなんです! アイドル的な仕事を始めたときも、まわりの先輩からは「チャラチャラしやがって、ふざけんなよ」みたいな感じでめっちゃ言われてたんですよ。「短いスカートはいてオタクにパンツ見せてりゃいいと思いやがって、芝居する気ねぇんだろ?」って! ――先輩の口が悪すぎてヤバイ!! まさか、声優になってまでもイジメに!? 清水 でも私、若い頃すっごい気が強くって、めちゃくちゃ尖ってたので、ぜんぜん平気だったんですよ。というか、その頃はあまりに忙しくて、一個一個の仕事をなるべく高クオリティで仕上げるために、余計なことにかまっていられなかったんですよね。 ――当時はどういうお仕事が多かったんですか? 清水 アフレコやラジオ収録の他にユニットとしてのお仕事もあったので、全国でイベントをしたりライブをしたり、雑誌やDVDの撮影とかが多かったです。 ――それだと、実際にアニメに声をあてている時間よりも、そっちの方が長くかかりますよね。 清水 そうなんです。なので、ひどいときは、こんなこともありました。同じ作品の別のお仕事がアフレコ前に入っていて、そっちを終えてからアフレコ現場に移動するんですけど、スタッフさんには「この時間で大丈夫です」って言われているから、普通に「おはようございま~す」って現場に入るじゃないですか。そうすると先輩達がすっごい怒りながら待ってる、みたいな……。 ――想像するだけでお腹が痛くなりますね……。
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清水 メディアミックスという概念がまだまだ浸透していなかった頃なので、「アフレコが一番大事なお仕事で、イベントや撮影なんて二の次」っていう昔ながらの考え方がみなさんの中に根付いてたんでしょうね……。でも、私たちは、このアニメを見たり買ったりしてくれるお客さんに喜んでもらうことも大事だし、そうしないと作品も成り立たないとも思っていて……。そうしてまた「努力もせずにニコニコしてれば仕事が来るんでしょ?」と思われて……理不尽でしょう? そういう情報の錯綜が相当なストレスで、アイドルっていう言葉が大嫌いになっちゃったんですよ。もう本末転倒なんです。声でお芝居するのが大好きなのに、そのために頑張っても頑張っても「芝居やる気ないんだろ?」って頭ごなしに決めつけられて、“アイドル声優”ってレッテルを貼られることに、ものすごい嫌悪感とストレスを感じてました。 ――壮絶ですね……! 清水 それから10年経って、アイドル声優全盛期になって、友達が出ている『アイドルマスター』のライブを観に行ったんです。そのとき、そのステージがあまりにキラキラしていて、笑顔で歌って踊ってくれて、MCも面白くて、本当にただ楽しくてキラキラした空間で、「アイドルって、すごいお仕事なんだな、夢を与えてくれる!」って感動したんです。それで、昔“アイドル声優”って言われるのが嫌だったことを思い出して、「私ももっと楽しめる環境だったら良かったのにな」って、しみじみしました。昔の私が可哀想(笑)。やっぱり産まれる時代を間違ったんです。 ――本当に可哀想! しかしながら、清水さんが足場をならしておいてくれたおかげで、今の子たちが笑顔で活動できるのかもしれませんよ。 清水 みんながやりやすくなったなら、うれしいですねぇ。 ――時代の先をいっているので、これから数年後にはプロレスデビューする声優が頻発する時期が来るかもしれません……。 清水 あはは、来ますかね(笑)! ――声優軍を作りましょう! プロレスといえば、清水さんのプロレスデビューは2013年なので、今年でもう4年めですね。「最低でも何年は続けよう」とかは決めてたんですか? 清水 何にも考えてませんでした(キッパリ)。 ――お、おお! プロレスを始めたのも、たまたまプロレスの興業に呼ばれて「じゃあリングデビューもしたい」って流れでリングに立ったんですよね。話題作りとか、記念に一試合だけじゃなく、そのままレスラーを続けているって、すごいことですよ。 清水 そうですねぇ。本当に何も考えずに生きているので……あ、考えなくていいことは死ぬほど考えちゃうんですけど、考えなきゃいけないことは全然考えてないんです。それでもこの年齢まで生きてこられるんだから日本は平和だなぁ。 ――プロレスにハマッたきっかけは何だったんですか?
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清水 DDTプロレスリングさんが経営するエビスコ酒場に友達が連れていってくれたんですけど、お肉料理に「なんだこりゃ!?!? 美味しい!!!!」って衝撃を受けて、めっちゃくちゃ通うようになったんです。お手洗いに入ると興業のポスターが貼ってあるので、「こんなに通ってるのに試合を見たことがないのもアレだな」って、店員のレスラーさんからチケットを買って観に行ったんです。で、観たらハマってしまって、DDTさんの関連グループの興業も、観られる限りは全部観て、そのまま沼にズブズブと……(笑)。 ――肉料理で餌付けされてズブズブに……! 清水 そうですね、胃袋つかまれちゃいました。お肉美味しかった。それに、プロレスは人生の縮図なんですよ。もう立ち直れないくらい打ちのめされても、目は相手を睨みつけて反撃のチャンスをうかがって、そこから流れが急変したりするんですよ。だから、負けることが終わりじゃなくて、諦めて辞めたときが本当の終わりなんです。負けてもまだ次があります。もちろん、次がないような取り返しのつかない失敗もあると思いますけど……もう、死ぬこと以外はかすり傷だと思って。 ――死ぬこと以外はかすり傷!! イケてる!!! とはいえ、怪我はしますよね? 清水 怪我の基準がおかしくなっちゃってるんです。痣は当然できるし、捻挫もたまにするんですけど、「折れてはいないから怪我してないです」って感じです。先輩方はもっとすごくて、試合中に「なんか痛いな」って思いながら続けて、しばらくして病院行ったら「ここ折れてたけど、もうくっついてるね」みたいな人が多いんですよ。アドレナリンが出ちゃうんですよねぇ。 ――アドレナリンだけの問題じゃないような気が……レスラーの自己治癒力はどうなってるんでしょうか。清水さんは、プロレスをしていて「私って強い、センスあるな」って感じることはありますか? 清水 「ほんっとにダメだなぁ」って思います……。「この人は本当に素晴らしいな」って人は何人もいるんですけど、私は……。 ――それでも、続けようと思うのはなぜ? 清水 楽しいからですかね。体を動かす機会は大人になってから全然なかったので、気分転換になりますよ。 ――そんな、OLがヨガやるみたいな! 清水 でも本当にそうですよ。一番初めは、倒立前転すらグニャ~っとなってたんですよ。自分の腕が、自分の全体重を支えきれるような筋力を維持してなかったんですよね。高校のときの体育ではできてたのに、そこからもう20年近く経っているので、もう体がそれどころじゃないんです。それが、練習を続けていくことによって活性化して、汗をたくさんかくことによって汚れも出て、肌も綺麗になって……。 ――プロレスにデトックス効果が! 清水 間違いなく、あります! ――しかしながら、30歳を越えてからのプロレスデビューでしたが、女子プロの三禁(酒、煙草、男の禁止)はかなり厳しいのででは?
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清水 32歳でデビューです。33歳の3カ月前。三禁は全団体じゃないので、恋愛を推奨してる団体さんもありますよ。十代はダメだけど、大人になったら恋愛もどんどんしてねっていう団体さんとか。 ――なるほどー、だから清水さんも結婚してOKだったんですね! 遅くなりましたが、リングアナの井上マイクさんとのご結婚、おめでとうございます! 同業者ですし、仕事にも理解がありそうで素晴らしいですね! 清水 ありがとうございます(照)。営業で帰りが遅くなる~とか言われて明け方近くになっても、そういう事情は私もわかるので全く腹が立たなくてやりやすいです(笑)。 ――昨年ご結婚されるまで、清水さんにはあんまり男の影がなかったですよね。どんなに検索しても、出てくるのは百合疑惑ばかりなんですよ。 清水 だって普通言わなくないですか? ――言わなくてもバレてるじゃないですか! 今は週刊文春も見張ってますよ! 清水 雑誌社さんが声優業界にもゴシップの需要があるって気づいたときには、特に私に人気がなかったというか(笑)。 ――そこだけは時代の先をいってて良かったかもしれません。やっぱり事務所から「恋人を作っちゃダメ」みたいな制約はあったんですか? 清水 事務所からは何にも言われなかったです、さっきの服装や髪型もそうですけど、一切。“男の影がない”っていうのは、私がもともと、あんまり自分の話をするタイプじゃないからかな? 恋人がいるいないは「わざわざ言うことではないんだろうな」とか、「聞いて楽しい話じゃないのかな」とか思ったし、言う機会がなかったんです。けど、結婚を発表をしてから「あの人が私の主人です」っていう話ができるのが、こんなにうれしいものなんだって……やっとFacebookのステータスを“既婚”にする人の気持ちがわかりました。今までは、そうやってステータスやパートナーの存在を公にしている人を心配してたんですよ。私がネットストーカー気味というか、気になったことは必死で検索して調べ当てちゃうタイプなので、私みたいな人が私を調べたとして、何でも明け透けになっちゃったらなんか恥ずかしい! と思って、なんにも情報を出さないようにして生きてきたんです。でも、結婚してからは、ちょっとずつ人生を公にすることに快感を覚えて……。SNSを利用する人の中には「結婚しました」って配偶者との写真をアイコンにしたりする方いらっしゃるじゃないですか。昔は「なんで こんなことを!?」と思ってたんですけど、今はやりたくなるのわかるなぁって(笑)。 ――普通の人は、そんなに検索されたり特定されても困らない人生なんでしょうなぁ。人妻となった清水さんは、プロレスでも“人妻軍”として活躍中ですね。“婚勝(婚活)軍”との試合のレポートを読んだんですけど、めちゃくちゃ面白そうです! 清水 婚勝軍はゼクシィで殴ってくるんですよ……。 ――超痛そう! ゼクシィを凶器に使った後、本家ゼクシィ編集部からガチクレームを受けて号泣謝罪する婚勝軍とか、もう応援しかできません……! ちなみに、清水さんの2016年の目標はご結婚で、無事に達成されましたが、2017年の目標はありますか?
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清水 部屋を綺麗にすることですかね(キッパリ)! ――清水さんにとっての掃除は結婚と同じくらいハードルが高いものなんですか!? 清水 すみません!! そればっかりは!! すみません!! あと、もっと長期的な目標で言ったら、ちょっと高齢出産になっちゃうんですけど、いずれは子どもが欲しいなぁと思っていて、小さい子が観て喜んでくれるような作品に声優として出たり、絵本を超うまく読めたらうれしいなぁと、ぼんやりと。 ――それでは子作りの方もがんば……って言うとセクハラになりますね……。 清水 そうなんですよ、主人も表に立つお仕事の人なので、これを読んだお客さんとかに「どう? できた? 作ってる?」とかって想像させるのも気まずいじゃないですか、難しいですよね(笑)! ――片付けと共にマイペースに頑張ってください! 今日はありがとうございました!! 試合観に行きます!! (取材・文=小明/撮影=宍戸留美) ●しみず・あい フリー。声優業の傍ら、趣味にも全力投球。 ファンと共に渓流釣りを楽しむバスツアーや実弾射撃を体験する海外ツアー等のアウトドアイベントにも従事し、プロレス観戦にハマったかと思うと2013年12月リングデビュー。以降DDTの系列団体を中心に活躍。その後アニソンDJデビューまで果たし、マルチな活動に磨きがかかる。 2016年8月には DDTリングアナ・井上マイクとの結婚を発表、『人妻声優プロレスラー』に。着々と属性を増やし続ける清水愛の明日はどっちだ!? ≪声の出演≫ 『ファイアーエムブレムif』シャーロッテ役 『鋼鉄のワルツ』アフローラ/ベロニカ役 『快盗天使ツインエンジェル そして神話の乙女たち』ユーノ役 アトレ秋葉原 店内アナウンス ≪ニコ生≫ 『ニコニコ清水愛チャンネル』 毎週水曜23時~ ゲーム実況放送 ときどき趣味である釣りやサバゲーを生中継!? http://ch.nicovideo.jp/shimizu-ai 『ニコプロ -ニコニコプロレスチャンネル-』 月イチ生放送MC担当 http://ch.nicovideo.jp/nicopro ≪舞台出演≫ 演劇企画CRANQ 5th STAGE 『デッド・ビート・ダッド!』 2017年4/27(木)~5/1(月) 東京芸術劇場 シアターウエスト 4/29(土)19時〜の回にゲスト出演 cranq.jp ≪ご主人のお店≫ 新宿三丁目へお立ち寄りの際にはぜひ☆ Bar Lounge SWANDIVE03-5315-4570東京都新宿区新宿3-8-2 クロスビル4階 https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13192237/ Twitter/Instagram:@aitter_smz ボイスサンプルはこちらから http://with-voice.com/shimizu-ai.html ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 【宍戸留美ライブ情報】 3/11(日)フランス、グルノーブル「お膳や」16時&18時の2回公演。 3/24(金)中目黒トライ19時半 4/23(日)福岡、書斎りーぶる2階 13時半『絵恋ちゃん×里咲りさツーマン 博多編!~スペシャルゲスト 宍戸留美さん~』 5/21(日)デビュー27周年記念ライブ in 広島 最新情報
「ゴミみたいな自分でも、生きてていいの?」【清水愛】アイドル声優と人妻プロレスラー、その数奇な現在進行形の画像7
東京幻想曲集 発売中! 「ゴミみたいな自分でも、生きてていいの?」【清水愛】アイドル声優と人妻プロレスラー、その数奇な現在進行形の画像8
増田賢一氏と25年分の宍戸留美を撮りためた「東京幻想写真集」発売中!! 公式HP: http://rumi-shishido.com/ ブログ: http://lineblog.me/sundaliru/ Twitter: @RumiShishido ◆3/4(土)『たまみずきフェスティバル』 会場:大泉学園、ゆめりあホール 『障がい者と健常者の壁を取り払おう!みんなで一緒に楽しむたまみずきスプリングフェスティバル』現在、クラウドファンディングをしています。応援の程、よろしくお願いします。 https://motion-gallery.net/projects/tamamizuki ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/>シングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中。<http://www.cyzo.com/akr/

頑張りきれない場所もある――暴力にさらされる沖縄の女性たち『裸足で逃げる』著者・上間陽子さんインタビュー

暴力を受けた沖縄の女性たちが、自分の居場所を見つけるまでの過程を描いた『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版)が上梓された。著者は、教育学者である上間陽子さん。2011年から沖縄で夜の街で働く女性たちの調査を続けている。2017年2月、太田出版の会議室で上間陽子さんにインタビューをおこなった。小柄で、声がやわらかい。それが上間さんの第一印象だ。

※本記事には性暴力に関する記述があります。

「もうこんなところに置いておきたくない」

上間さんは沖縄県の、米軍基地のフェンスに囲まれた、大きな繁華街のある街で育った。「タバコとシンナーの匂いがする」地元に嫌気がさし、中学3年生で猛勉強をして、第一志望の高校に合格。15歳で地元を離れた。その後、教育学者を志し、東京の大学院へ進学したのち、東京に就職した。そして十数年前に大学教員の仕事を得て、生まれ故郷の沖縄に帰ってきた。

2010年、泥酔状態の女子中学生が公園で年上の男性たちに集団レイプされる事件が沖縄であった。女子高生と犯人に面識はなかったが、犯人たちは、集団レイプ目的で彼女を泥酔させる。その後、彼女は自ら命を絶つ。しかし、犯人たちはお酒を飲んでいたため準強姦罪にしか問われなかった。

当時上間さんは、教職課程の学生を教えながら、暴力の被害者である未成年の子どもたちに関する相談を受けていた。地元の男性たちがよく利用するネットの掲示板には「彼女は濡れていたから合意」といった書き込みがあり、同調する意見も少なくなかったという。学校関係者の側からも「お酒を飲んでいる中学生が悪いのでは」と厳しい声があがっていた。

「お酒を飲んだのが悪かったとしても、レイプをしていいわけじゃない。それに、中学生がお酒を飲まずにはいられない、危険な場所にいるのには理由があるはず。もうこんなところに置いておきたくない」

暴力の被害者になってしまう子どもたちの生活について知りたいと、上間さんは沖縄の女性たちの調査をはじめた。

2016年、うるま市で20歳の女性の遺体が発見され、元海兵隊の男性が死体遺棄、殺人および強姦致死の疑いで逮捕された。「棒で殴った上で意識を失わせ、スーツケースに入れてホテルに連れ込み暴行しようとした」「(事件が起きたあの場所に)あの時居合わせた彼女が悪かった」と男は話した。

「うるまの事件があったあとに、本を書くと決めたんです。自分を落ち着かせるような意味もありました。今まで調査で知り得た暴力のケースは、書かなかった。露悪的に書くことをセーブするべきだと考えてきた。でも、沖縄の女の子たちを扱っていて、暴力や性被害を避けて書けなかった。本を出して、今ここで何が起こっているのか、読んでもらわないといけないって思いました」

愛と暴力でがんじがらめにされる

『裸足で逃げる』に出てくる女性たちは、暴力から逃げる。しかし多くの場合、逃げた先にも暴力が待ち構えていた。

優歌は、兄から暴力をふるわれて育ってきた。実家から逃げるように、16歳で妊娠し結婚。17歳で出産。離婚し、生後8カ月の子どもは「跡取りが必要」だと向こうの家に連れていかれる。その後、新しくできた恋人と彼の実家で同棲するも、財布からお金をぬき取られ、暴力をふるわれそうになる。上間さんは何度も恋人と別れるように話す。「でも明日には笑ってくれるかもしれない」と優歌は言う。

逃げる場所があったとしても、暴力から逃げるのは難しい。優歌が暴力を受けたときに逃げられるよう、上間さんは様々なシミュレーションをした。

「暴力をふるう彼氏とは別れたほうがいいって話をしているんですよ。殴られたときのシミュレーションも、近所を一緒に車を走らせながらしていて、もし私に電話が通じたら、ここのバス停までいって、タクシーに乗って研究室を目指す。もし通じなかったら、警察にいく、そこまで決めています。それでも、『大丈夫、今日は殴られなかった』とか『自分は殴らないけど、(彼氏の)ツレの男の人は殴ってた』っていうんです。いやいや暴行事件じゃん、って私は思ったんですけど、そうやって徐々に動けなくさせられるんだなって」

なぜ暴力から逃げられないのか。上間さんは「愛しているから殴る」という物語の問題点を指摘する。小学校や、中学校の先生が熱心な指導で殴ってしまう。お前のことが大事だから、わかってほしいと殴ってしまう。

「殴られて育った生徒には、短期的には暴力が効果的なんですよ。でも、その生徒たちは、『愛している』と言いながら、男は女を殴るし、女の子たちも逃げ遅れてしまう。だから、そこは禁じ手にしてほしい。次の暴力の種まきなんです」

暴力を振るわなくても、彼女たちに愛情を伝えることができる。ある一人の女性は、中学の先生からかけてもらった言葉、もらった手紙の文面を憶えているという。

「”教師になるのやめようと思ったけど、いろいろ知って過ごしていたら、大好きになったよ。次の学校でも先生をやる”って手紙をもらったわけ」
「ああ、そうなんだ、うれしかった?」
「べつにー」
「はぁ~、でも憶えてるんじゃん」

照れくさそうにふてくされる女性に、上間さんは笑いかける。

『裸足で逃げる』には、女性たちと上間さんとのやり取りが詳細に記録されている。一見フランクにみえる上間さんの発言や聞き方は、緻密に計算されたものだ。録音した会話を、文字に起こし、自分の発言を客観的に分析してきた。風俗に興味をもったのも、嫌なお客をあしらうような、女性たちのテクニックに惹かれたからでもある。

「聞いているのは基本的に仕事の話なんです。お客さんがこう来たら、こう接するとか、そのテクニックに興味があるんですよ。彼女たちは本当にすごいんです。でも、すごいからといって、放っていいわけではない」

沖縄に蔓延する不寛容

インタビュアーの私も上間さんと同じ沖縄県出身だ。大学進学とともに上京し、ライターの仕事をしている。『裸足で逃げる』に書かれているのは、地域はちがうけれど、まぎれもなく、私の中学、高校の、クラスメイトたちの話だった。当時、私は中学高校のクラスメイトが苦手だった。勉強もせずに、お酒を飲んだり、男性と付き合ったりしていた。なんで、頑張ろうと思えないのだろう。彼女たちに向けていた自分の冷たいまなざしを、私はこの本で自覚した。

――彼女たちは外から見ると「怠け者」に見えますよね。上間さんはそう言われたらどう答えるんですか。

「なんでそう思うの? と聞きますよね。問うているその人なりの頑張りがあって、言っている場合も多いです。それもきっとすごい頑張りだと思っているので、それは認められるべきだと思います。でも、自分が頑張りきれる場所にいるということを知ってほしい。家に暴力をふるう人がいると、ルーティーンをつくるのがきついんです。家に帰って、宿題して、ご飯食べて、お風呂入って、って決めていても、とたんに暴力で壊されてしまうんですよ。そうすると、流されていく方が傷つかない。自分が頑張ったから、彼女たちも頑張れると思うのかもしれないけれど、頑張り切れない場所ってあるよね」

2013年、未成年者が13人関係した、出会い系サイトを通じた管理売春があった。その後に行われた県民大会(注:沖縄では事件があると県民が集まり集会が開かれる)に出てきたのは、優等生の女子中学生だった。「私たちはすごく嫌かもしれないけれど、親に(携帯電話で特定のサイトがみられないように)フィルタリングさせましょう」と彼女は呼びかける。上間さんはその様子をみて、だらだら泣いてしまったという。

「管理売春をさせられていた子どもたちの親は、ケータイのフィルタリングを設定するような親じゃないんですよ。つらいことあるの? 部活はうまくいってる? って、悩みを聞いてくれる大人じゃないんですよ。 出てけとか、お前なんか生まなきゃよかった、ということを、ずっと聞きながら大きくなって生きてきたんです。でも学校は、同級生の口から『フィルタリングしましょう』って言わせる。中学生が中学生を断罪するのだなぁと。学校はそれに加担するのだなぁと。恵まれた環境にいる子にはわからない。だから、大人が教えてあげなきゃいけない」

進学のために上京できた私は、どちらかというと「恵まれた環境にいる」側で育ってきた。家に暴力はなく、ご飯も出てきた。上京させる資金が家にもあった。頑張るためには、頑張れる環境にいる必要がある。ライターの取材をしていく中で、ホームレスやシリアの難民の境遇に胸を痛めることがあっても、自分の生まれた土地の同級生には優しくなれなかった。同じ空間にいたからこそ、わかった気になって、相手への想像力を失ってしまうこともあるのだ。

学校の内申点が下がるのに、放課後に集まって煙草を吸い、夜遅くまでお酒を飲んで過ごすクラスメイトたちを、私は理解することができなかった。大人のふりなんか、いつでもできるのに、と思っていた。でも、もしかしたら家に居場所がなかったのかもしれない。そして、早く大人にならないと、彼女たちは生きていけなかったのかもしれない。

沖縄の教育界も、彼女たちを排斥する方向に動いていった。小学6年生と中学3年生を対象にしている「学力テスト」は沖縄の教育界において大きな意味を持つ。2007年度の調査で、平均正答率が小中学校とも全国最下位であり、他の都道府県から大きく引き離されていた。教育現場には「本土並み」の学力を目指すよう圧力がかかった。

2015年には小学校の平均正答率が全国20位になるなど、学力テストの点数は伸びた。しかし、2016年には那覇市の中学校が、受験した一部の生徒の答案用紙を「平均点が下がる」ことを理由に文科省に送っていなかったこともわかった。

「いま沖縄の学校は学力テストの点数を上げることが目標になっている。『本土並み』の言葉に弱くて、先生方には点数を上げなきゃいけないとストレスもある。成績は飛躍的に伸びる一方で、子どもの居場所がなくなっているんじゃないか。『勉強頑張ろう』では救えない子どもたちがいるんです」

“助けて”が言える環境を

上間さんは女性たちの人生について書いた文章を、彼女たちの目の前で朗読をして聞かせてきた。

「彼女たちが読めるものにしたいと思っていました。でも、そのまま渡すと『眠い』って読んでくれないんで(笑)。だから目の前で読み上げています。『間違えているところや、自分の人生って感じがしなかったら途中で止めて』って言ってます。沖縄の風俗で働く女の子の話は消費されるように書かれがちです。性的なディティールを書いて、関心をあおって、それはなんの支援にもなっていない。彼女たちはそれを読んで元気になるのか。本人たちが読めて、読んで納得できるものを書きたいんです」

彼女たちを記述するとき、「貧困」という言葉は使わなかった。

「たぶん、当事者にとって『貧困』の言葉はたまらなく嫌なんだろうな。もっと大変なひとがいるって話して、だから自分は貧困ではないというんです。そういうふうにして自分を保とうとしているんだと思います」

しかし、暴力の底には貧困があるのは明らかだ。「貧困状態に陥ると、プライドを失ってしまう。自尊心が揺らいでしまう。脆弱な生活の土台があって、今の暴力があるのではないか」そう思っても、彼女たちの人生を記述する際、「貧困」という言葉を上間さんは使わない。

最後に、上間さんに質問をした。「もし自分が暴力にあったり、友人が暴力にあってしまったらどうすればいいんでしょうか?」

「話せる大人を必ず見つけてほしいです。暴力を受けるのって恥ずかしい体験として感知されるんです。殴っているほうが悪くても、殴られているとみじめな気持ちになって、話すハードルが高くなる。でも、絶対にわかってくれるひとはいる。そして支援者は、たとえそのひとが一回でかわらなくても、それにがっかりすることはありません。助けてといって助けられた体験を持つ子は、その後も助けてと言えるようになっていることが多い。小さいころから自分でどうにかしてきた子たちが、“助けて”って言える環境をつくることは、次の暴力をとめる防波堤をつくることになります」

上間さんは言葉にならない「助けて」を懸命に聞き続けてきた。もし、上間さんが聞かなかったら、書かなかったら、なかったことにされていた声だろう。声をあげられない女性たちは、沖縄だけにいるわけではない。私たちが聞こえないふりをしてきた。学生時代のクラスメイト達の、私たち自身の、私たちの子どもの声が『裸足で逃げる』から聞こえてくる。
(聞き手・構成/山本ぽてと)

Sexy Zone佐藤勝利が『チカラウタ』で父への思いを語る 3月5日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
15:05~15:50 『民謡魂 ふるさとの唄』(NHK総合) 城島茂

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新旧文化系男子、聴取率勝負!星野源が伊集院光を倒す日は来るか?

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ラジオリスナーをきっちり押さえていく、まさにポスト福山雅治の名に恥じない手腕。
「ついに伊集院の牙城が崩れるか──?」昨年12月、ラジオ好きの間でちょっとした騒ぎが起きた。ニッポン放送が、12月12日月曜深夜(25:00~27:00)の『星野源のオールナイトニッポン』が同時間帯首位を獲得したと発表したからだ。月曜深夜は、モンスター番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』が20年以上にわたって君臨する時間帯。数多のパーソナリティがこの壁に挑み、散っていった。  実際のところ、まだ『星野源のANN』は聴取率調査期間に『深夜の馬鹿力』に勝ったことはない。だが、『星野源のANN』は約半分のリスナーがradikoのタイムフリーで聴いていることがわかっており、従来のラジオリスナーとは異なる層を取り込んでいる。女性人気の高さに加え、番組内で星野自身が愛好する『アイドルマスター』や声優の話をすることで、オタク層にも届いている。このまま『星野源のANN』が続けば、文化系肉食男子の新スターが、サブカル非モテラジオスターを打ち破る日が来るのかもしれない──。

意外と知らない、攻める声優ラジオ――ベテラン声優が女性用下着を……!?

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女性リスナーの耳を育てている……わけではないのだろうか。
 こちらの記事でも触れた通り、声優ラジオは人気ジャンルのひとつ。 「小野大輔さんは伊集院チルドレンだし、神谷浩史さんは元コサキンリスナー。声優さんは、意外と深夜ラジオを聴いて育った人が多い。そんな人たちがやっている番組なので、深夜ラジオに似た雰囲気もあるんです」(「声優ラジオの時間」編集人・村上謙三久氏)  中でも村上氏がオススメするのは、『ユニゾン!』(文化放送)だ。関智一、柿原徹也、寺島拓篤、鈴村健一という人気声優が日替わりでパーソナリティを務める月~木曜深夜の生ワイド番組で、スマホゲーム『ボーイフレンド(仮)』がスポンサードしている。 「声優総選挙5位に選ばれたベテランの関智一さんが、ローションまみれになってスイカ割りをしたり、女性の下着を凍らせてブーメランのように投げて的当てをしたり、女性リスナーが大半の番組で好き勝手にやっているのが面白い。一方で木曜の鈴村健一さんは、『おぎやはぎのメガネびいき』の裏で、直球の人生相談コーナーをやっている。『ユニゾン!』は深夜ラジオの中でも今要注目だと思います」(同)

“盛る”科学技術が女子に与えたモノ――スノー大流行の要因は「自撮り=ナルシスト」の打破

 昨年、スマホ向け顔認識カメラアプリ「スノー(SNOW)」が大ブームとなった。スノーは韓国のCamp Mobileが開発したアプリであり、フィルター機能(顔認識スタンプ)が豊富で、静止画だけでなく動画の顔にも即座にクマの耳や鼻などをつけることができるほか、一緒に写った人と顔を交換(フェイススワップ)、1人の顔を複製(フェイスコピー)もできる。若い女性の間では、小顔にしたり、目を大きくするのも簡単で「盛れる」と大きな話題となった。このヒットの要因について、若い女性の“盛り”文化について技術的な面から研究している東京大学大学院情報理工学系研究科の久保友香氏は次のように語る。

「要因は3つあると考えています。まず1つ目は、“リアルタイム”で手軽に盛れることがそれまでほとんどなかったこと。リアルタイムで顔認識し、盛れるアプリは、2013年シャープのスマートフォン『AQUOS PHONE EX SH‐04E』にプリインストールされた資生堂のメーキャップシミュレーターアプリ『ビジンメークナビ』などありましたが精度はいまひとつ。同じく13年から中国のMeituが生産するスマートフォンのシリーズ『Meitu Kiss』にプリインストールされている『美図秀秀』、日本では『Beauty Plus』と呼ばれているものは、性能はいいのですが日本では未発売でした。そんな中、スノーの顔認識技術は抜群に高かったのです。おそらく最先端の機械学習を使用しているのではないかと思われます」

 機械学習とは、大量のサンプルを集めて解析することで、さらに解析能力を向上させていく人工知能の分野の1つ。スノーには、友達と画像を簡単に共有できるSNS機能があり、撮影した画像を投稿できる。ユーザーが増えれば増えるほど投稿される画像が増え、スノー自体の性能も向上していくのではないか、と久保氏は推測する。一般的に顔認識は白目と黒目の組み合わせに反応するが、スノーは白目と黒目の判別がしにくいスターバックスのマークや、アニメのキャラクターなども認識できるほど精度が高い。

「2つ目の理由として、スノーで加工した顔は本当の顔がわかりにくい。しかし、仲間同士で見れば誰だかわかる。“顔”という個人情報の消し方が絶妙なんです。それも技術力の高さによるものです」

 久保氏によると、同じように動物の耳を付けるなどの加工ができるアプリ「Snapchat」は、実際の顔立ちが想像できてしまう。だが、スノーであればネット上に本当の顔を晒すことに抵抗がある人でも「スノーなら大丈夫」と気軽に撮ってSNSにアップできるのだという。

「3つ目として、クマやネコなどの加工を施すことにより、『遊びだから』『友達と楽しみたいから』といった“自撮りをすることへの言い訳”がつくことです。日本人の女の子は『ナルシスト』と思われたくないという気持ちが強いので、こうした言い訳できることは重要な要素。総合的に見て、スノーは、プリントシール機に次ぐすごいものが出た、という印象です」

■技術の発展によって、女の子の自意識が変わった

 もっとも「自撮り=ナルシスト」という批判そのものも過去のものになりつつある。それには次のような経緯があるという。

 2006年から女子高生の間で「Decolog」「CROOZ blog」といったケータイブログがじわじわと普及し、08~09年あたりにピークを迎え、一般の女の子たちが不特定多数に向けて情報を発信する時代になった。当時のケータイは、解像度や加工技術の問題から、あまり“盛れない”。そこで、女の子たちはプリントシール機で撮影した写真をこぞってアップするようになったという。

「プリントシール機は、09年にデカ目加工がピークとなり、完全にリアルとバーチャルの顔が分離してしまいました。当時ブログをやっていた子は、リアルのクラスメイトにはブログの存在を明かさず、バーチャルのアイデンティティを重視する傾向にありました。しかし、ネット掲示板などで、ブログ読者から『あの子の顔を実際に見たけど、ブスだった』『サギりすぎ(詐欺のようだ)』と叩かれるケースが多発するようになったのです」

 転機となったのは11年、ネットワークと画像処理という2つの方向の技術革新だった。

「ネットワーク面では、ブログからSNSへ移行し、不特定多数への発信ではなく、身近な人とのコミュニケーションも重視されるようになりました。その影響により、女の子たちは、リアルで見られても批判されない程度の“盛り”を狙うようになったのです。そのニーズに応えるよう、プリントシール機の画像処理技術も向上し、ナチュラルな加工を売りにした機種『LADY BY TOKYO』が大流行しました」

 “盛り”の欲求の裏側には、常に技術の革新があった。程度の差はあれ、長らく目を大きくする加工は続いているのも、単に「かわいい」というだけではない理由がある。

「私は、女の子たちが大きな目を求めるのは、目は大きく加工しやすいからだと考えています。逆に、江戸時代の化粧品は白粉が中心で、まぶたを白粉でぼかすなどして、目を細く見せやすやすかったから、細く見せることを求めたのだと考えています。明治・大正時代に黒い化粧品が生産されるようになったので、目を大きくする方向に向かった……という。現代においても、目元はアイシャドウ、アイライナー、つけま、カラコンと、たくさんの化粧品があるからこそ、微調整がしやすい。それにより、友人と協調したり、あるいは少し個性を出したりすることの調整も行っています」

 ところが、目中心の“盛り”に、近年変化が起きているという。

「リップとチークを重視する方向に変わってきました。SNSの普及によって、個人の“盛り”よりも友達との仲のよさをアピールする傾向が強まってきたためです。女の子たちの間で、ペアルックをする“双子コーデ”が流行していますが、リップとチークをお揃いにすると、顔の双子感はかなり強まる。コミュニケーションを円滑にするためにグループで盛って一体化しているのです」

■盛り文化は世界へ広がる

 スノーのブームは、今年に入って落ち着き、そろそろ女の子たちの間で飽きられてきているともいわれる。その要因について「お手軽すぎるからではないか」と久保は語る。

「女の子たちに、『なぜ盛るのか?』とインタビューすると、最終的には『自分らしくあるため』と言います。大人から見ると、盛った顔は均一化されて、個性がないように見えるのですが、彼女たちは前述したように、まずグループで一体化し、そのなかで細かい差異を付けて個性を出そうとしているのです。例えば、つけまつげが流行していた時期は、大人から見ると同じようなメイクでも、それぞれつけまを組み合わせてカスタマイズしていました」

 プリントシール機の加工も、一見同じように見えるが、次々に世界観やコンセプトの異なる機種が登場し、女の子たちのマニア心をくすぐっているのだという。

「ところが、スノーはあまりに簡単に盛れてしまうので、彼女たちがカスタマイズして微妙な個性を出す余地がない。スノーがもう少し女の子たちの手を加える隙を作れば、ブームはもっと長続きするかもしれません」

 最後に、久保氏はこの盛り文化は、「今後、世界に広がっていくだろう」と語る。

「1995年にプリントシール機が生まれ、女の子たちは友達とシールを交換するなどして、実際には会ったことのない友達の友達などにも顔が知られるようになり、約20年を経て、すでに日本の女の子たちは、ネット上の自分=“バーチャル・アイデンティティ”と現実の自分、2種類の自分を巧みに操っています。今、世界ではSNSが普及して、ようやく日本の女の子の95年段階の状態……つまり、“会ったことのない人に自分の顔を知られる”ことを体験しているわけです。2025年には、世界70億人のほとんどがオンラインに接続するようになるといわれており、誰もがバーチャル・アイデンティティを持つようになるでしょう。今後どうなるか、女の子たちが通ってきた道のりは参考になります。実際に目を大きくするわけではありませんが、本当の顔を隠して仲間内では認識できるような加工という意味での“盛り”の技術と文化を、世界中の人が真似をしていく時代になるのではないでしょうか」

 「Moreteru!」が世界共通語になる日はそう遠くない。
(安楽由紀子)

久保友香(くぼ・ゆか)
1978年、東京都生まれ。2000年慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科卒業。06年東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。14年より、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員に就任。専門はメディア環境学。“なりたい自分になる”ことを叶える技術を「シンデレラテクノロジー」と名づけ、現在その研究を行っている。
公式サイト

揺れる堺市長選……元読売テレビ・清水健アナ“維新から出馬”をめぐる炎上の行方

揺れる堺市長選……元読売テレビ・清水健アナ維新から出馬をめぐる炎上の行方の画像1
一般社団法人 清水健基金公式サイトより
 今年1月末に読売テレビを退社した元アナウンサーの清水健氏が炎上状態だ。秋の大阪府堺市長選に、大阪維新の会から出馬するという報道があり、その後に同党の松井一郎代表・大阪府知事が否定したが、長い間、出馬をほのめかす話が聞こえ続けてきたことから、ネット上で反発が大きくなっているのだ。 「涙の会見をしておいて、演技だったのか……もし出るなら大ウソつきってことです」 「批判が多くなって尻込みしただけで、出馬したい欲はあるようだよね。維新も脈があるからこういう話を持ち出してる」  Twitterでも清水氏に対する批判は、かなり見受けられる。清水氏は2013年にも2度にわたり出馬の話が持ち上がり、それ以降も延々と政治家転身のウワサが立ってきただけに、これに不快感を示す人々が増えているようだ。 「出るなら出るで、最初の13年のときにでもパッと出りゃいいものを、確実に当選する空気を確かめているから、こんなことになるんだよ。もしこれで出馬したら、この3~4年間に『自分の活動は行政には生かしません』とか『維新寄りではありません』と言っていたことがすべてウソになっちゃうんだけど。そう思われるよう自分で仕向けたようなもの。石橋を叩きすぎ!」  こう話すのは、何度か清水氏の出馬をめぐる動きを記事にしてきた朝刊紙の記者で、「取材者としてもイライラする優柔不断ぶり」と、清水氏が長らく出馬の意向を持っていると踏んでいた。  今回は昨年11月あたりから地元紙などで清水氏擁立の記事が出始め、2月23日にスポーツ報知が、党の政調会長でもある吉村洋文大阪市長が、清水氏の出馬について「ご本人が判断されることですが、素晴らしい人」と前向きな発言をしていることを伝えた。ほか、産経新聞や毎日新聞など複数の朝刊紙が擁立の最終調整に入ったことを報じていた。これに松井代表は「オファーしていない」と言ったが、メジャー紙が揃ってこれを報じたのは、「維新の人間から擁立をハッキリ聞いた。複数の記者がそれを確認した」と記者。  清水氏は読売テレビで夕方の報道番組のキャスターなどを務めたが、15年に29歳の妻を乳がんで亡くし、がん患者と家族を支える基金を設立。今年1月に退社して、この活動に専念し「子どもと過ごす時間を増やす」という話をしていた。しかし、前回13年の堺市長選で維新は清水アナに出馬を2度打診。清水氏はこれを断わったというが、もともと「アナウンサーなのに維新寄り」と見られてきたことから、出馬の疑念がくすぶってきた。 「13年に出馬要請があった前後、清水アナは出演番組で維新寄りの意見を口にしていて、番組を使って出馬の前宣伝かと批判を浴びていました。本人は『私と維新の会はあくまで取材対象の関係』と言ってましたけど、14年には橋下徹市長が大阪都構想を論議してきた法定協議会を打ち切りにしたことを、番組で『打ち切ったのは維新以外の会派』とウソを言うなど擁護し、Twitterで『維新偏向発言を止めろ』と本人に抗議する人もいたほどです。以前、維新の候補、松浪健太が演説しているところに現れて激励していたり、維新の馬場伸幸幹事長と市内を挨拶まわりしていたこともありましたし、出馬オファーに対しても即答せず一旦保留にするなど、維新からの出馬意欲を否定すればするほど白々しいんです」(同)  1月の退社後、3月に予定される清水アナの講演会を維新の議員がTwitterで拡散するなどの動きもあったが、「維新も姑息な考えがあって、清水氏を出馬ギリギリまでメディアなどに出して知名度アップさせたい方針があるようにも見えた」と記者。  清水氏は退社時の会見で、涙ながらに「基金活動を行政に生かすことは考えていない」と言っていたが、もしも出馬すれば、こうした話もウソだったことになってしまう。 「清水さんはナルシストなところがあるので批判に敏感で、出馬しなくても、風向きを見て尻込みしたと見られてしまうでしょうね」  一部報道では、清水アナが講演の主催者らに謝罪しているという話だが、あるテレビプロデューサーは「フリーアナとして起用したいんですけど、出るのか出ないのかハッキリしないから声をかけられない」とも言っている。本当に出馬しないのなら、改めて「今後も一切政治家になる意思はないから、誘わないでください」とハッキリ断言した方がいいかもしれない。 (文=李銀珠)

『奇跡体験!アンビリバボー』制作の裏側! 海外事件の再現VTRは、どう作っている?

 海外の事件や出来事を扱うバラエティ番組に登場する再現ドラマ。よく見かけるけれど、ロケ地は日本なの? 海外なの? 外国人の役者さんは日本で暮らす人? 台本はあるの? そんな素朴な疑問について、ズバッと答えていただくべく、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系列/毎週木曜日19時57分から)の総合演出・山森正志さんに伺った。

■手前にサボテンを置いて、ぼかすだけでメキシコの空気になる

――『奇跡体験!アンビリバボー』によく登場する、海外の事件や出来事に関する再現VTRは、どこで撮影されているのですか?

山森正志さん(以下、山森) 基本は都内です。都内にはさまざまなスタジオがあるので、そこで作り込んで撮影することが多いです。変わったスタジオで言えば、初台に元々病院だったスタジオがあって、そこは地下室が本当にボロボロで、例えばテロリストや闇取引をする犯人のアジトとして使ったりします。

 誰でも入れる場所であれば、自由が丘にあるイタリアのヴェネツィア風の商業施設「LA・VITA」。広くはないですが、水路が流れて橋があって、いい感じですよ。中世ヨーロッパのような街並みを感じさせる「高輪プリンセスガルテン」や、米軍ハウスと呼ばれる平屋が並ぶ「入間ジョンソンタウン」も雰囲気があります。あと、千葉の幕張は看板が少ないので、使うことが多いです。ただ、何もない場所を撮影地として選んでいるので、行ってもおもしろくはないですけどね(笑)。それから、何もないと言っても、360度、海外に見えることはまずなくて、絶対どこかに日本語の看板が入ってきたり、松の木が邪魔というようなことが出てきてしまう。そこをどう切り取るかが、海外らしさを出すポイントです。

 よく使う手法は、“なめもの”です。中心となる対象物の手前に何かを置いて、ピントをぼかす。例えば、普通の日本のカフェで撮影する場合、対象物の手前にサボテンを置いて、ぼかすだけでメキシコの空気になる。画面の中の空気をどう作るかが重要なので、看板や小物はすごく準備します。

――インスタグラムの撮影にも応用できそうな技術ですね。出演されている役者さんは、どうされているのですか?

山森 日本で暮らす外国人タレントが多く在籍する事務所にお願いしています。番組として、再現VTRのレギュラーの役者さんは、特にいないんですが、芝居ができる外国人の方は限られているので、何回かに1回、同じ役者さんになってしまうこともあります。

 日本で俳優を目指す外国人の方は極端に少ないので、正直なところ、日本の俳優さんのようなお芝居は求めていないんですよ。例えば、泣く芝居なんてすごく難しいのですが、ストーリー上必要なこともある。そういう時は、英字新聞に落ちてくる涙を撮るだけで、その人がアメリカで泣いているとわかる。それを、僕らの中では「小道具が芝居する」と言っています。

■人の運命が一番「アンビリバボー」

――番組では世界中のお話を取り扱っていらっしゃいますが、そもそもどうやってネタ集めをして、台本作りまで進めているのですか?

山森 自分たちで全世界の記事やニュースサイト、記録などをチェックしたり、現地でもリサーチしています。リサーチ勝負なので、かなり調べます。選ぶ基準はメッセージ性のあるもの。何か心に訴えかけるものがあるかどうか? です。この出来事を放送する意義があるかどうかを徹底的に議論します。構成はそれからの話です。映像的に刺激があり、興味を引くような猟奇的事件は世界中にたくさんあるのでネタ自体は豊富なのでは? と思われることがありますが、放送を見た後に、視聴者が嫌な気分になるだけの出来事は絶対に放送しません。番組を見てくれる人、そして、その出来事に関わった当人やその周囲の人など、誰か1人でも放送によって傷つくことがわかっている話は、絶対にやらないというのが僕らのポリシーです。

 みんなで検討して、ネタが決定したら、全世界にいる現地のコーディネーターに連絡して、事件などの当事者本人にアポを取ってもらいます。それから、実際にディレクターが取材に行って話を聞き、それを基に台本を作っています。

 なお、撮影は基本的に現地の言葉で行われますが、台本は日本語です。マネジャーとコーディネーターがいるので、本番前に台本をお渡しして、その人が翻訳し役者さんに伝えてくれます。

――実際に訪れていらっしゃるんですね。山森さんも行かれていますか?

山森 ディレクター時代には、よく行きましたよ。印象に残っているのは、中国へ行った時のことですね。医療ミスによって植物状態になってしまった奥さんがいて、旦那さんが毎日、奥さんの横で、2人の思い出のラブソングを歌い続けたら、10年以上たって、奇跡的に意識を取り戻したんです。これには、旦那さんの強い思いが感じられて、奥さんは、さぞうれしいだろうと取材へ向かった。ところが、お話を聞いたら、奥さんがわんわん泣くんです。「私がどれだけ夫に心配や苦労をかけたのかを、目覚めてわかってしまって、今、本当につらい」と。資料を読む限りは、ハッピーエンドのお話でしたが、実際にはこの方が背負っている重いものがあった。目覚めたからこそ 直面してしまった現実ですね。取材に行かなければ そこは描けなかったと思います。

 有名な事件の場合、資料で書かれていることも多いので、それだけで台本を作ることもできます。けれど、生死の境をさまようような壮絶な人生を経験された方は、お会いすると、何ともないひと言に、すごい思いが隠されていたり、何かを得ることができる。そういうものを感じるだけで、構成も変わってきたりしますね。

――ちなみに、『奇跡体験!アンビリバボー』といえば、始まった当初は、心霊写真やUFO、などの内容が多かった気がするのですが、最近はあまりお見かけしないような……?

山森 当初は超常現象を多く扱っていたので、そのイメージが強いのかもしれないですね。もちろん、心霊現象やUFO、超常現象も今後扱っていきたいと思っていますが、最近は、事件ものや海外の社会問題を多く扱っています。

 これからのテレビは、何かしらの教育的な一面を持たなくてはいけないと思っています。そういう意味で、見てくれた人が自分の人生を考えるきっかけとなる、または、少しでも明日の糧になるような番組作りをしていきたいと思っています。近年、番組が考えている「一番アンビリバボーなもの」というのが「人の運命」です。普通に暮らしていた人がある出会いをきっかけに、転落していくこともある。

 ほんの少しのボタンの掛け違いで、悲劇にも奇跡にもなる。そんな人の運命こそが、一番「アンビリバボーだ」と思っているので、これからも自分たちなりのメッセージ性を持って、発信していきたいですね。
(上浦未来)

山森正志(やまもり・まさし)
1980年生まれ。『奇跡体験!アンビリバボー』総合演出。番組にはAD時代から携わる。番組制作会社「株式会社イースト・エンタテインメント」に所属、第一制作本部 ゼネラルディレクター。

ベビーシッターを旅行に同行させる場合、睡眠時間は料金としてカウントする? しない?

 年度末&新園準備などで、体も頭も追いつけない状況です。この時期、保育園はなにをやっているかというと、入園の確認連絡、園児台帳の作成、入園面談です。「駒沢の森こども園」の入園者数はたかが知れているので、なんとでもなるのですが、問題は新園の「衾の森こども園」の方なのです。

 とりあえず25人くらい面談をする予定で(7月入園の方が5人ほどいるのですが、その方たちは6月に面談)。今回、新園ということもあり、見学をしないで(通常は駒沢の森こども園で見学&説明を行っています)入園の申し込みをされた方もいて、誰が誰だか面談までわからない感じです。そんでもって、ベビーシッター事業の「森のナーサリー」も、「4月からお願いします」といった面談が多く、お客様の数が増えることを見込んで、求人を出し中。その面接も始まります。そんな中、フルタイムの事務さんが昨日から出勤されています。あー、助かった!! これで、自分しかできない仕事に集中できますよ(それでも忙しい)。

 新園の衾の森こども園だけでなく、駒沢の森こども園にも共通することなのですが、求人は出したものの、結局採用した人は紹介だったり森のナーサリーで働いているシッターさんだったり(評判がいいシッターで、私がスカウト)、私が出ていたテレビ、あるいは私のブログを見て、履歴書&職務経歴書を送ってくれた人だったり、中には駒沢の森こども園に通われる園児のお母さんが、衾の森こども園で働いたり、深い縁の方ばかりが集まってしまいました。これで、うまくいかないわけがありませんよ!

 まー、中には駒沢の森こども園で働けば、タレント保育士としてデビューできると勘違いしていた、ビジュアルが中の下(失礼!)くらいの人が面接に来たり、笑いありの採用活動でした。昨年、シッター面接を100人近く行ったことから感じたことなのですが、第一印象のいい人は、ずっといい印象が継続するのです。途中、失敗(軽い程度)があっても、雰囲気でカバーされている気がします。これが、普通以下の印象の人だと、失敗をきっかけに、「もう来なくていいです」とお客様から言われてもおかしくないですよ(実際あります)。

 今回、森のナーサリーからスカウトして保育園で働いてもらう予定の2人は、最初からもうほんといい感じの人で、シッターの時は案の定、指名の嵐でした。ちなみに、いま駒沢の森こども園で働いていて、4月10日より衾の森こども園で働く予定の事務さんも、もともとはシッターで登録しにきた人ですが(チャイルドマインダー資格あり)、事務にスカウトし、事務とシッターの両方をやってもらっています。

■旅行にシッターを同行する場合の料金は?

 ちょうどこの原稿を書いている今、あるシッターさんがお客様に同行し、5日間マカオに行っているのですが、同行の仕事が入る度、いろいろ考えさせられます。

 シッター業界で同行の基本は、お客様と合流(空港や現地ホテルなどさまざま)から解散までの間、お金がカウントされるのですが、今回「シッターさん用に別のホテルを取るので、睡眠時間8時間はカウントしないでほしい」と言われました。そのことをシッターさんに確認したら「ほかのお客様との差をつけたくないので、そこは曲げないでほしい」とのこと。お客様にお伝えし、ご納得されたので無事同行となりました。

 確かに、遊びで旅行に行っているわけじゃないので、24時間仕事の時間で、自分の時間なんていらないのです。本来、旅行の同行であれば、睡眠は子どもの横で仮眠します。シッター会社の恐らく全部は、合流から解散までの金額だと思います。もちろん会社として、「月20日以上のご利用であれば、10%割引」といったサービスは行っていますが、もしみなさんが保護者の立場で同行の時間についての交渉を希望するなら、個人でやっているシッターさんしかいないのが実態かと思います。個人でやっているシッターさんは山ほどいますよ。マッチングサイトや、ブログで集客している個人事業主さんにアポをとって、面談の時に交渉してもいいのではないでしょうか? 私は、お互いリスキーだと感じるので、自分の娘の時は大手のシッター会社を使いましたけどね。どこに重きを置くかでいいと思います。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。