「いくらなんでもやりすぎだろ!」キム・ヨナのスケート靴が韓国の文化財に!?

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キム・ヨナのスケート靴
 1月9日に発表された韓国文化財庁の事業計画が物議を醸している。  韓国はこれまで、歴史・文化・芸術などの分野において、「制作完成から50年以上たった記念すべき、象徴的価値があるモノ」を文化財に指定してきたのだが、今年から制度を変更。制作から50年未満のモノや建築物も文化財として登録可能な「近・現代時期文化遺産保護制度」を導入するという。  ところが、その記念すべき1発目の事例として文化財登録を推進しているのが、元フィギュアスケート韓国代表、キム・ヨナの「スケート靴」だというのだ。  もちろんキム・ヨナといえば、言わずと知れた韓国のフィギュア女王である。2010年バンクーバー五輪ではフィギュアスケート女子シングル歴代最高得点を更新して、金メダルを獲得。選手時代に一人で10回以上世界新記録を塗り替え、女性としては初めて総合得点200点超えを達成した。    引退後は「2018平昌五輪」の誘致活動で大活躍し、昨年、歴代最年少で「韓国スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたのだから、韓国におけるキム・ヨナの存在がどれだけ大きいかは想像に難くないだろう。  そんな国民的英雄が履いていたスケート靴を文化財にしようとする動きに対し、一般市民も納得しているかと思いきや、そうではなかった。  この報道を受け、SNSでは「体育記念館とかに展示するならまだしも、文化財指定はやりすぎ」「政府のやつら、文化財の意味わかってんのか?」「ヨナのスケート靴は、イタリア製のブーツに英国製の刃なんだけど」「あくまでもヨナがスゴイのであって、スケート靴は関係ない」「いっそのこと、キム・ヨナを人間国宝に!」「パク・チソンのサッカーシューズ、パク・テファンの水着は? それも文化財にすれば?」などといった、皮肉混じりのコメントが相次いでいる。  もっとも、今回の騒動に誰よりも唖然としているのは、キム・ヨナ本人だろう。つい最近も、文化体育観光部次官が過去、キム・ヨナに対して「好きではない」と発言していたことが発覚。「キム・ヨナはここ数年、政府からにらまれて、さまざまな不利益を被ったのでは?」という疑惑も持ち上がっている。    意図しないところで何かと政府から迷惑をかけられている現状を見る限り、「キム・ヨナの最大の弱点は国籍」というファンの言葉もうなずける。  いずれにしても、キム・ヨナのスケート靴が文化財に指定されるかどうか、引き続き注目していきたい。 (文=S-KOREA) ■参考記事 ・女王キム・ヨナは本当に「朴大統領と不仲」で政府からも睨まれていたのか (http://s-korea.jp/archives/11260?zo) ・歴代最年少で「スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたキム・ヨナの抱負とは (http://s-korea.jp/archives/11314?zo) ・キム・ヨナもパク・テファンも…政治スキャンダルに巻き込まれた韓国スポーツの“悲劇” (http://s-korea.jp/archives/11607?zo

北朝鮮は“トゥルーマン・ショー”国家だった!? 演出だらけの日常生活『太陽の下で 真実の北朝鮮』

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北朝鮮ではエリートコースである北朝鮮少年団への入団が決まったジンミちゃん。撮影期間中、明るく利発な少女を演じ続けた。
 ジム・キャリー主演のコメディ映画『トゥルーマン・ショー』(98)を覚えているだろうか。気のいい保険のセールスマン・トゥルーマンの暮らしている自宅や街は、実はすべてドラマセットであって、彼の日常生活は密かにテレビ中継されているというもの。この『トゥルーマン・ショー』にそっくりなドキュメンタリー映画が、『太陽の下で 真実の北朝鮮』(チェコ=ロシア=ドイツ=ラトビア=北朝鮮合作)。ロシアの著名なドキュメンタリー監督ヴィタリー・マンスキーは北朝鮮を訪ね、平壌でごく普通に暮らす家族の日常生活を1年間にわたって密着取材しようとしたのだが、北朝鮮側があらかじめ撮影ポイントを決め、カメラに映る人々が口にする会話もすべて脚本として用意された上で、“最高の国・北朝鮮のごく普通の家族”を撮るはめになってしまった。だが、マンスキー監督はただでは転ばない。北朝鮮側の監督がちょくちょくカメラフレームに入ってきて「そこはもっと笑って」「明るく元気に」と演出し、リテイクを繰り返している様子を盗み撮りすることに成功。ごく普通の家族の日常を撮るために、様々な演出が施されている様子が映り込んだ、おかしなドキュメンタリー映画『太陽の下で』はこうして誕生した。来日したマンスキー監督に撮影現場の状況について聞いた。  本作の主人公となるのは、8歳になるジンミちゃん。丸顔でツインテールの三つ編みがかわいらしい女の子だ。冒頭、真新しいジャケットを着込んだジンミちゃんはバスに乗って、学校に向かう。クラスにいる同級生の女の子たちもかわいいい子ばかりで、鼻水を垂らしているような貧乏くさい子はおらず、みんな行儀よく授業に耳を傾けている。先生も若い女性で、なかなかの美人さんだが、この先生の歴史の授業が強烈だ。「金日成大元帥さまは子どもの頃から、日本人と地主を憎んでおられました」「遊び浮かれている日本人に万景峰から大きな石を投げつけ、追い返しました」と抗日運動と神話化された建国の歴史をごっちゃにして、イノセントな少女たちに叩き込む。女の子たちが元気よく暗誦できるようになるまで、何度も何度も繰り返す。幼い頃から反日思想を徹底的に教え込む、北朝鮮の学校教育の恐ろしさを序盤からまざまざと見せつけられる。 マンスキー監督「ひとりの純真な女の子が、社会主義国家で生まれ育ち、どのようにして社会の一員になっていくかを追ったドキュメンタリーを撮りたいと考えていたんです。つまり、北朝鮮で有名なマスゲームのひとコマになっていく過程を追うことで、社会主義とは何かを考えさせる作品にしたかったのです。北朝鮮側に企画書を送り、2年ごしで撮影許可をもらい、平壌で撮影を始めたのですが、映画スタッフという名目で監視役が私にずっと張り付いた形で、自由に撮ることはいっさいできませんでした。誰を主人公にするかだけは私に委ねられていたので、ジンミという少女は父親がジャーナリストだというので、彼女の一家を取材することにしたのです。ジャーナリストなら、いろんな場所を見ることができるに違いないと。ところが撮影が始まると、ジンミの父親はジャーナリストではなく、縫製工場のエンジニアに変わっていました。母親はレストラン勤務だったのですが、やはり豆乳工場勤務に変わっていました。撮影初日から自分が撮りたいものを撮ることは無理だと分かり、4~5日目から今回のようなスタイルの作品にすることを決心したんです」
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ジンミちゃん一家が暮らしているマンション。窓から主体思想塔が眺められる平壌で最高級の物件だ。
 両親の職業が北朝鮮当局の都合で変えられてしまうわけだから、まともなドキュメンタリーになるはずもなかった。ジンミちゃんのお父さんは自分の勤務先となった工場に赴き、そこで働いている女性労働者に何を作っている工場なのかを尋ねている様子もカメラは収めている。ジンミちゃん一家は広々としたこぎれいなマンションで暮らしているが、これも撮影用に用意されたものだった。 マンスキー監督「家族がこのマンションで暮らしていないことは明白でした。戸棚をこっそり開けてみると、食器がひとつも置いてありません。バスルームを覗くと、歯ブラシが1本もない状態でした。生活感がまるでないマンションで、撮影用のものだなと、すぐに気づきました。ジンミとあの父親、母親は確かに遺伝子的には家族なのかもしれません。でも、本当の家族と言えるのか、私は疑問に感じます。撮影期間中、ジンミ以外の家族に出会ったのは1日だけでした。金日成の誕生日を祝う祝日で、その日だけは家族が集まって、金日成・金正日親子の記念碑の前で家族写真を撮っていたんです。写真を撮っているときの家族たちがどんな表情をしているかを、じっくりご覧になってください。これは私の推測ですが、多くの家族は普段はバラバラに暮らしているようでした。父親は軍隊の兵舎、母親は工場のプレハブ小屋、子どもは学校の寮で暮らしているようです。工場の生産性や勉強をはかどらせるためなのかもしれませんが、私にはなぜそこまでやるのか理解できません。休み時間、校庭で遊んでいる子どもを見ることもありませんでした。ロシアから来た監督のドキュメンタリーの撮影のため、撮影期間中だけ幸せな家族を演じさせる。これは二重の意味での国家による暴力ではないでしょうか」 “在日二世”である梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督のドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』(06)では家族向けのプレイベートビデオの中に、梁監督の兄たち一家が暮らす平壌のリアルな現状が映し出され、そのことから梁監督は北朝鮮へは入国禁止処分となった。マンスキー監督も盗み撮りしていることがバレたら、いちばん軽くて国外退去処分、最悪身の危険も覚悟したらしい。そんなリスクを冒して撮影した映像には北朝鮮側の監督が演出する姿が度々入り込んでいるが、ジンミちゃんが北朝鮮少年団に入団するくだりは現実のもの。少年団に入れる子どもはごく少数で、ジンミちゃんはエリートコースをこれから歩もうとしていることが分かる。入団式で赤いマフラーとバッジを渡され、うれしそうなジンミちゃん。その後、全身勲章だらけの偉い老将軍が入団のお祝いの言葉を述べるが、朝鮮戦争で米軍機を撃墜した自慢話を延々と続けるので、子どもたちは睡魔に負けないように懸命に堪えている仕草が何ともいじらしい(子どもたちにしてみれば命懸け)。また、金日成の誕生日を祝う“太陽節”で披露する踊りをジンミちゃんは学び始めるが、舞踏の先生が厳しすぎ(というか性格がすごく陰険)、ジンミちゃんは多分人生初の挫折を味わい、涙を流すシーンも撮られている。嘘だらけのドキュメンタリーの中に、いくつかの真実が浮かび上がる。
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モスクワ・ドキュメンタリー映画祭の会長も務める著名なヴィタリー・マンスキー監督。北朝鮮からの要請で、ロシアでも本作は上映禁止に。
マンスキー監督「撮った映像はデータ化して、すぐに安全な場所に送信しました。北朝鮮側にはNGシーンをカットした後の映像を見せるようにしていました。彼らはロシアも自由のない国で、私のこともプロパガンダ映画を撮っている自分たちと似た立場の人間なのだろうと思っていたようです。とはいえ、ホテルの部屋にはカバンやカメラを置かず、いつも持ち歩くようにしました。ちょっとでも目を離すと、中をチェックされてしまうからです。確かにロシアもソ連時代、スターリンによる独裁政権下では悲惨な状況でしたが、それでも今の北朝鮮ほどではなかったはずです。なぜなら、スターリン時代には優れた作家、音楽家たちが自由を求めた素晴しい作品を残しています。でも、今の北朝鮮にはそのような芸術家がいるように思えません。私が泊まっていたホテルの前の劇場では、抗日運動を題材にしたプロパガンダミュージカル『血の海』しか上演されていませんでした。私が当初考えていた内容とはまるで違うドキュメンタリーになりましたが、これをご覧になった方の心に何か感じるものがあれば幸いです」  純真無垢そうな瞳をキラキラさせていたジンミちゃんだが、少年団に入団を果たし、体制の一員となっていくことを予感させる形でこのドキュメンタリーは終わりを告げる。ラストカットで、ジンミちゃんがこぼす涙がひどく印象的だ。無事に入団式を終えた安堵感からなのか、それともイノセントな少女時代がすでに終わったことを本能的に察知したのか、ポロポロと大粒の涙を流す。ジンミちゃんがカメラの前で泣き出したことに慌てた北朝鮮側の監督が「楽しいことを考えてごらん」「好きな詩を言ってごらん」といってなだめる。しばらくして、ジンミちゃんは泣くのを止め、「チュチェ革命を受け継ぎ、強く生きることを少年団として固く決意します」とカメラに向かって答える。どこまでがリアル(本音)で、どこからがフェイク(演技)なのだろうか。そして、このボーダーラインが消える日は、いつか来るのだろうか。 (文=長野辰次)
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『太陽の下で 真実の北朝鮮』 監督・脚本/ヴィタリー・マンスキー 撮影/アレクサンドラ・イヴァノヴァ  編集/アオドレイ・ペパルヌィ 音楽/カルリス・アウザンス プロデューサー/ナタリア・マンスカヤ 出演/リ・ジンミ  配給/ハーク 1月21日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー http://taiyouno-shitade.com

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北朝鮮は“トゥルーマン・ショー”国家だった!? 演出だらけの日常生活『太陽の下で 真実の北朝鮮』

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北朝鮮ではエリートコースである北朝鮮少年団への入団が決まったジンミちゃん。撮影期間中、明るく利発な少女を演じ続けた。
 ジム・キャリー主演のコメディ映画『トゥルーマン・ショー』(98)を覚えているだろうか。気のいい保険のセールスマン・トゥルーマンの暮らしている自宅や街は、実はすべてドラマセットであって、彼の日常生活は密かにテレビ中継されているというもの。この『トゥルーマン・ショー』にそっくりなドキュメンタリー映画が、『太陽の下で 真実の北朝鮮』(チェコ=ロシア=ドイツ=ラトビア=北朝鮮合作)。ロシアの著名なドキュメンタリー監督ヴィタリー・マンスキーは北朝鮮を訪ね、平壌でごく普通に暮らす家族の日常生活を1年間にわたって密着取材しようとしたのだが、北朝鮮側があらかじめ撮影ポイントを決め、カメラに映る人々が口にする会話もすべて脚本として用意された上で、“最高の国・北朝鮮のごく普通の家族”を撮るはめになってしまった。だが、マンスキー監督はただでは転ばない。北朝鮮側の監督がちょくちょくカメラフレームに入ってきて「そこはもっと笑って」「明るく元気に」と演出し、リテイクを繰り返している様子を盗み撮りすることに成功。ごく普通の家族の日常を撮るために、様々な演出が施されている様子が映り込んだ、おかしなドキュメンタリー映画 『太陽の下で』はこうして誕生した。来日したマンスキー監督に撮影現場の状況について聞いた。  本作の主人公となるのは、8歳になるジンミちゃん。丸顔でツインテールの三つ編みがかわいらしい女の子だ。冒頭、真新しいジャケットを着込んだジンミちゃんはバスに乗って、学校に向かう。クラスにいる同級生の女の子たちもかわいいい子ばかりで、鼻水を垂らしているような貧乏くさい子はおらず、みんな行儀よく授業に耳を傾けている。先生も若い女性で、なかなかの美人さんだが、この先生の歴史の授業が強烈だ。「金日成大元帥さまは子どもの頃から、日本人と地主を憎んでおられました」「遊び浮かれている日本人に万景峰から大きな石を投げつけ、追い返しました」と抗日運動と神話化された建国の歴史をごっちゃにして、イノセントな少女たちに叩き込む。女の子たちが元気よく暗誦できるようになるまで、何度も何度も繰り返す。幼い頃から反日思想を徹底的に教え込む、北朝鮮の学校教育の恐ろしさを序盤からまざまざと見せつけられる。 マンスキー監督「ひとりの純真な女の子が、社会主義国家で生まれ育ち、どのようにして社会の一員になっていくかを追ったドキュメンタリーを撮りたいと考えていたんです。つまり、北朝鮮で有名なマスゲームのひとコマになっていく過程を追うことで、社会主義とは何かを考えさせる作品にしたかったのです。北朝鮮側に企画書を送り、2年ごしで撮影許可をもらい、平壌で撮影を始めたのですが、映画スタッフという名目で監視役が私にずっと張り付いた形で、自由に撮ることはいっさいできませんでした。誰を主人公にするかだけは私に委ねられていたので、ジンミという少女は父親がジャーナリストだというので、彼女の一家を取材することにしたのです。ジャーナリストなら、いろんな場所を見ることができるに違いないと。ところが撮影が始まると、ジンミの父親はジャーナリストではなく、縫製工場のエンジニアに変わっていました。母親はレストラン勤務だったのですが、やはり豆乳工場勤務に変わっていました。撮影初日から自分が撮りたいものを撮ることは無理だと分かり、4~5日目から今回のようなスタイルの作品にすることを決心したんです」
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ジンミちゃん一家が暮らしているマンション。窓から主体思想塔が眺められる平壌で最高級の物件だ。
 両親の職業が北朝鮮当局の都合で変えられてしまうわけだから、まともなドキュメンタリーになるはずもなかった。ジンミちゃんのお父さんは自分の勤務先となった工場に赴き、そこで働いている女性労働者に何を作っている工場なのかを尋ねている様子もカメラは収めている。ジンミちゃん一家は広々としたこぎれいなマンションで暮らしているが、これも撮影用に用意されたものだった。 マンスキー監督「家族がこのマンションで暮らしていないことは明白でした。戸棚をこっそり開けてみると、食器がひとつも置いてありません。バスルームを覗くと、歯ブラシが1本もない状態でした。生活感がまるでないマンションで、撮影用のものだなと、すぐに気づきました。ジンミとあの父親、母親は確かに遺伝子的には家族なのかもしれません。でも、本当の家族と言えるのか、私は疑問に感じます。撮影期間中、ジンミ以外の家族に出会ったのは1日だけでした。金日成の誕生日を祝う祝日で、その日だけは家族が集まって、金日成・金正日親子の記念碑の前で家族写真を撮っていたんです。写真を撮っているときの家族たちがどんな表情をしているかを、じっくりご覧になってください。これは私の推測ですが、多くの家族は普段はバラバラに暮らしているようでした。父親は軍隊の兵舎、母親は工場のプレハブ小屋、子どもは学校の寮で暮らしているようです。工場の生産性や勉強をはかどらせるためなのかもしれませんが、私にはなぜそこまでやるのか理解できません。休み時間、校庭で遊んでいる子どもを見ることもありませんでした。ロシアから来た監督のドキュメンタリーの撮影のため、 撮影期間中だけ幸せな家族を演じさせる。これは二重の意味での国家による暴力ではないでしょうか」 “在日二世”である梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督のドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』(06)では家族向けのプレイベートビデオの中に、梁監督の兄たち一家が暮らす平壌のリアルな現状が映し出され、そのことから梁監督は北朝鮮へは入国禁止処分となった。マンスキー監督も盗み撮りしていることがバレたら、いちばん軽くて国外退去処分、最悪身の危険も覚悟したらしい。そんなリスクを冒して撮影した映像には北朝鮮側の監督が演出する姿が度々入り込んでいるが、ジンミちゃんが北朝鮮少年団に入団するくだりは現実のもの。少年団に入れる子どもはごく少数で、ジンミちゃんはエリートコースをこれから歩もうとしていることが分かる。入団式で赤いマフラーとバッジを渡され、うれしそうなジンミちゃん。その後、全身勲章だらけの偉い老将軍が入団のお祝いの言葉を述べるが、朝鮮戦争で米軍機を撃墜した自慢話を延々と続けるので、子どもたちは睡魔に負けないように懸命に堪えている仕草が何ともいじらしい(子どもたちにしてみれば命懸け)。また、金日成の誕生日を祝う“太陽節”で披露する踊りをジンミちゃんは学び始めるが、舞踏の先生が厳しすぎ(というか性格がすご く陰険)、ジンミちゃんは多分人生初の挫折を味わい、涙を流すシーンも撮られている。嘘だらけのドキュメンタリーの中に、いくつかの真実が浮かび上がる。 マンスキー監督「撮った映像はデータ化して、すぐに安全な場所に送信しました。北朝鮮側にはNGシーンをカットした後の映像を見せるようにしていました。彼らはロシアも自由のない国で、私のこともプロパガンダ映画を撮っている自分たちと似た立場の人間なのだろうと思っていたようです。とはいえ、ホテルの部屋にはカバンやカメラを置かず、いつも持ち歩くようにしました。ちょっとでも目を離すと、中をチェックされてしまうからです。確かにロシアもソ連時代、スターリンによる独裁政権下では悲惨な状況でしたが、それでも今の北朝鮮ほどではなかったはずです。なぜなら、スターリン時代には優れた作家、音楽家たちが自由を求めた素晴しい作品を残しています。でも、今の北朝鮮にはそのような芸術家がいるように思えません。私が泊まっていたホテルの前の劇場では、抗日運動を題材にしたプロパガンダミュージカル『血の海』しか上演されていませんでした。私が当初考えていた内容とはまるで違うドキュメンタリーになりましたが、これをご覧になった方の心に何か感じるものがあれば幸いです」  純真無垢そうな瞳をキラキラさせていたジンミちゃんだが、少年団に入団を果たし、体制の一員となっていくことを予感させる形でこのドキュメンタリーは終わりを告げる。ラストカットで、ジンミちゃんがこぼす涙がひどく印象的だ。無事に入団式を終えた安堵感からなのか、それともイノセントな少女時代がすでに終わったことを本能的に察知したのか、ポロポロと大粒の涙を流す。ジンミちゃんがカメラの前で泣き出したことに慌てた北朝鮮側の監督が「楽しいことを考えてごらん」「好きな詩を言ってごらん」といってなだめる。しばらくして、ジンミちゃんは泣くのを止め、「チュチェ革命を受け継ぎ、強く生きることを少年団として固く決意します」とカメラに向かって答える。どこまでがリアル(本音)で、どこからがフェイク(演技)なのだろうか。そして、このボーダーラインが消える日は、いつか来るのだろうか。 (文=長野辰次)
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Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演映画、トップ10圏外! 「吉田羊熱愛」「痴漢騒動」でファン離れ?

 Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』が1月7日に公開初日を迎えたものの、週末の映画ランキング(興行通信社発表)でトップ10圏外という悲惨な幕開けとなってしまった。

 同映画は作家・瀬尾まいこの同題小説を実写化したもので、中島は草食男子・葉山亮太を演じ、ヒロイン・上村小春役には結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)の8代目CMガールを務めた新木優子が抜擢された。

「同作は、高校の同級生カップルだった亮太と小春が、別の大学に進学して破局を迎えるも、社会人になって再会するという7年越しの青春ラブストーリーだといいます。中島のファン層である10~20代女性にウケそうな内容なのですが、フタを開けてみればトップ10入りならずという結果だけに、関係者も落胆していることでしょう」(芸能ライター)

 同作は、全国97スクリーンでの封切りと、決して大規模公開ではなかったが、作品自体「中島の前主演映画に比べると見劣りしてしまう」(同)ようだ。

「1年前にNEWS・加藤シゲアキ原作で中島が主演した『ピンクとグレー』も、96スクリーン公開でしたが、初週の映画ランキングでは7位という快挙を記録しています。当時は公開2日で動員7万6,759人、興収1億212万7,000円といった詳細データも公表され、『少ない上映スクリーン数ながら大健闘した』といわれていました。今回は圏外だったため、興収や動員数データも一般には非公開となっています」(同)

 ネットに書き込まれた鑑賞者のレビューを見ると、「純愛映画っぽくて、思っていたよりもよかった」といった好意的な声がある一方、「単調なのに急展開が起きたり、どこか違和感の残る仕上がりだった」「原作の良さが台無しの演出」「『ピンクとグレー』の裕翔はすごく評価できたのに、今回はハズレだったな」といったコメントも散見された。

「中島は昨年、吉田羊とのスキャンダルや泥酔状態での痴漢騒動が報じられたり、主演ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)の視聴率不振が取り沙汰されたりと散々だっただけに、今年は心機一転再スタートを切りたかったはず。にもかかわらず、早々につまずいてしまった感がありますね。そもそも、昨年のさまざまな騒動でついたネガティブイメージを払拭できないまま年を越してしまい、それが興行に表れたとも考えられます」(同)

 中島は、いつになったら負の連鎖を断ち切れるのだろうか。

Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演映画、トップ10圏外! 「吉田羊熱愛」「痴漢騒動」でファン離れ?

 Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』が1月7日に公開初日を迎えたものの、週末の映画ランキング(興行通信社発表)でトップ10圏外という悲惨な幕開けとなってしまった。

 同映画は作家・瀬尾まいこの同題小説を実写化したもので、中島は草食男子・葉山亮太を演じ、ヒロイン・上村小春役には結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)の8代目CMガールを務めた新木優子が抜擢された。

「同作は、高校の同級生カップルだった亮太と小春が、別の大学に進学して破局を迎えるも、社会人になって再会するという7年越しの青春ラブストーリーだといいます。中島のファン層である10~20代女性にウケそうな内容なのですが、フタを開けてみればトップ10入りならずという結果だけに、関係者も落胆していることでしょう」(芸能ライター)

 同作は、全国97スクリーンでの封切りと、決して大規模公開ではなかったが、作品自体「中島の前主演映画に比べると見劣りしてしまう」(同)ようだ。

「1年前にNEWS・加藤シゲアキ原作で中島が主演した『ピンクとグレー』も、96スクリーン公開でしたが、初週の映画ランキングでは7位という快挙を記録しています。当時は公開2日で動員7万6,759人、興収1億212万7,000円といった詳細データも公表され、『少ない上映スクリーン数ながら大健闘した』といわれていました。今回は圏外だったため、興収や動員数データも一般には非公開となっています」(同)

 ネットに書き込まれた鑑賞者のレビューを見ると、「純愛映画っぽくて、思っていたよりもよかった」といった好意的な声がある一方、「単調なのに急展開が起きたり、どこか違和感の残る仕上がりだった」「原作の良さが台無しの演出」「『ピンクとグレー』の裕翔はすごく評価できたのに、今回はハズレだったな」といったコメントも散見された。

「中島は昨年、吉田羊とのスキャンダルや泥酔状態での痴漢騒動が報じられたり、主演ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)の視聴率不振が取り沙汰されたりと散々だっただけに、今年は心機一転再スタートを切りたかったはず。にもかかわらず、早々につまずいてしまった感がありますね。そもそも、昨年のさまざまな騒動でついたネガティブイメージを払拭できないまま年を越してしまい、それが興行に表れたとも考えられます」(同)

 中島は、いつになったら負の連鎖を断ち切れるのだろうか。

「出来の悪い『もしドラ』」!? 香里奈『嫌われる勇気』がフルボッコで、初回1ケタ発進

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 12日にスタートした香里奈主演ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)が、「駄作」だとしてネット上で袋叩きに遭っている。  同作は、心理学者のアルフレッド・アドラーによるベストセラー『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)を原案とし、大胆なアレンジを加えて刑事ドラマ化した完全オリジナルストーリー。香里奈が演じるのは、生まれながらにしてアドラーの考えが身についた“アドラー刑事”蘭子。決め台詞は「明確に否定します」。  初回では、蘭子と新人刑事・青山(加藤シゲアキ)がバディを組み、ファッションモデルの連続殺人事件を捜査。プロファイリングで推理する浦部刑事(丸山智己)や、監察医の相馬(相楽樹)の見解を次々と否定する蘭子は、単独プレイでの捜査を遂行。最後は、殺された天野(南野陽子)が開く「コンブチャ教室」の生徒・植村(石田ひかり)が、優越感を浸ることで“特別な存在”であろうとする心理から殺害に及んだことを見抜き、事件を解決させた。なお、初回平均視聴率は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。 「かなり早い段階から植村を容疑者だと疑っていた蘭子ですが、その理由は『寒い日にもかかわらず、コートの首元のファーを取り外して着ていたから』というアドラー心理学と全く関係がない上、女性なら『ファー外すことくらいあるだろ』と突っ込みたくなるような内容。これには、ズッコけた視聴者も多かったようです」(テレビ誌記者)  ネット上では、「ミステリーとしてレベル低い」「犯人バレバレ」「出来の悪い『もしドラ』」「アドラーのこじつけ感はんぱない」「脚本がしっちゃかめっちゃか」などと散々な言われよう。  さらに、『嫌われる勇気』の読者からも、「本持ってるから期待して見たけど、“?”って感じだった」「『嫌われる勇気』はすごくいい本なのに、なぜ刑事ドラマにした? もっと穏やかで、心に語りかけてくるような内容なのに……」との声が相次いでいる。 「脚本への悪評に加え、加藤の大根ぶりに落胆する視聴者も多く、同作で再起を賭ける香里奈や、心理学の教授役を好演する椎名桔平に同情する声も。原案となった本のタイトルをそのまま借りているだけに、今後、事件とアドラー心理学をどう絡めるかで評価が分かれそう」(同)  早くも暗雲立ち込める『嫌われる勇気』。このままでは、ドラマ自体が嫌われそうだ。

「出来の悪い『もしドラ』」!? 香里奈『嫌われる勇気』がフルボッコで、初回1ケタ発進

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 12日にスタートした香里奈主演ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)が、「駄作」だとしてネット上で袋叩きに遭っている。  同作は、心理学者のアルフレッド・アドラーによるベストセラー『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)を原案とし、大胆なアレンジを加えて刑事ドラマ化した完全オリジナルストーリー。香里奈が演じるのは、生まれながらにしてアドラーの考えが身についた“アドラー刑事”蘭子。決め台詞は「明確に否定します」。  初回では、蘭子と新人刑事・青山(加藤シゲアキ)がバディを組み、ファッションモデルの連続殺人事件を捜査。プロファイリングで推理する浦部刑事(丸山智己)や、監察医の相馬(相楽樹)の見解を次々と否定する蘭子は、単独プレイでの捜査を遂行。最後は、殺された天野(南野陽子)が開く「コンブチャ教室」の生徒・植村(石田ひかり)が、優越感を浸ることで“特別な存在”であろうとする心理から殺害に及んだことを見抜き、事件を解決させた。なお、初回平均視聴率は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。 「かなり早い段階から植村を容疑者だと疑っていた蘭子ですが、その理由は『寒い日にもかかわらず、コートの首元のファーを取り外して着ていたから』というアドラー心理学と全く関係がない上、女性なら『ファー外すことくらいあるだろ』と突っ込みたくなるような内容。これには、ズッコけた視聴者も多かったようです」(テレビ誌記者)  ネット上では、「ミステリーとしてレベル低い」「犯人バレバレ」「出来の悪い『もしドラ』」「アドラーのこじつけ感はんぱない」「脚本がしっちゃかめっちゃか」などと散々な言われよう。  さらに、『嫌われる勇気』の読者からも、「本持ってるから期待して見たけど、“?”って感じだった」「『嫌われる勇気』はすごくいい本なのに、なぜ刑事ドラマにした? もっと穏やかで、心に語りかけてくるような内容なのに……」との声が相次いでいる。 「脚本への悪評に加え、加藤の大根ぶりに落胆する視聴者も多く、同作で再起を賭ける香里奈や、心理学の教授役を好演する椎名桔平も同情する声も。原案となった本のタイトルをそのまま借りているだけに、今後、事件とアドラー心理学をどう絡めるかで評価が分かれそう」(同)  早くも暗雲立ち込める『嫌われる勇気』。このままでは、ドラマ自体が嫌われそうだ。

木村拓哉ラジオ、「ソロ活動に期待」メールで泥沼騒動! “5スマファン”と“アンリー”で内紛

 自身のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)に、“SMAP”の名をメンバーで唯一残した木村拓哉。1月6日には新年1発目の放送を迎え、グループ解散後の心境などを赤裸々に語った。番組ではソロ活動スタートに大きな期待を寄せる木村ファンの声が読まれたが、5人全員を応援する“5スマファン”は、この放送内容に不安を抱いているようだ。

 木村はこの日の放送で、「2017年になって、事実上は僕自身は、そうですね……。単純に『木村拓哉です』っていう表記しかなくなりましたからね。“SMAPの木村拓哉”っていうことではなくなったっていうのが、すごく。うーん……。どこかなんかこう、正月とはいえ冷静になって考えていたような気はしますね」などと、率直に吐露。自身の中では、まださほど“大きな変化”は実感していないというが、「今まで以上に自分1人ではなくて、リスナーのみんなもそうですけど、現場のみなさんの力を借りて、一緒にいろんなものを作り上げたいと思ってます」と、決意を新たにした。

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木村拓哉ラジオ、「ソロ活動に期待」メールで泥沼騒動! “5スマファン”と“アンリー”で内紛

 自身のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)に、“SMAP”の名をメンバーで唯一残した木村拓哉。1月6日には新年1発目の放送を迎え、グループ解散後の心境などを赤裸々に語った。番組ではソロ活動スタートに大きな期待を寄せる木村ファンの声が読まれたが、5人全員を応援する“5スマファン”は、この放送内容に不安を抱いているようだ。

 木村はこの日の放送で、「2017年になって、事実上は僕自身は、そうですね……。単純に『木村拓哉です』っていう表記しかなくなりましたからね。“SMAPの木村拓哉”っていうことではなくなったっていうのが、すごく。うーん……。どこかなんかこう、正月とはいえ冷静になって考えていたような気はしますね」などと、率直に吐露。自身の中では、まださほど“大きな変化”は実感していないというが、「今まで以上に自分1人ではなくて、リスナーのみんなもそうですけど、現場のみなさんの力を借りて、一緒にいろんなものを作り上げたいと思ってます」と、決意を新たにした。

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香里奈『嫌われる勇気』初回8.1%! 「1話でリタイアする」宣言の視聴者続出のワケ

『嫌われる勇気』初回8.1%! 香里奈の“幸薄メイク”、加藤シゲアキの“棒演技”に視聴者苦言

 香里奈主演のドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)の第1話が、1月12日に放送され、平均視聴率8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。同枠で前クールに放送されていた天海祐希主演『Chef~三ツ星の給食~』は初回8.0%で、香里奈の方が0.1ポイント上回ったものの、「残念ながら2話目以降で急落しそうだ」(芸能ライター)という。

 同ドラマは、心理学者のアルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)が原案の刑事ドラマ。香里奈は周囲を気にせず振る舞う女刑事・庵堂蘭子を演じ、バディ役の新人刑事・青山年雄にはNEWSの加藤シゲアキが起用されている。第1話では、蘭子が所属する捜査一課に青山が配属され、2人がタッグを組んで“モデル殺害事件”に挑む……という展開だった。

「香里奈は2014年、『フライデー』(講談社)に“大股開きのベッド写真”が掲載されて以降、露出が激減。15年10月期に、4年ぶりの主演ドラマ『結婚式の前日に』(TBS系)で注目を集めたものの、全話平均視聴率は5.6%と大爆死し、ネット上では『もう民放のゴールデン・プライム帯の連ドラ主演は難しいのではないか』とささやかれていたんです。そんな中、『嫌われる勇気』で主演に抜てきされたため、『初回は試しに見てみよう』という人が多かった印象ですが、視聴者の感想を見てみると、『つまらないし、展開も気にならない』『1話でリタイア。次は見ない』と、早くも脱落者が続出しています」(前出の芸能ライター)

 フジのドラマが「つまらない」と言われるのは珍しいことではないが、放送前の段階で、同ドラマに期待を寄せる人は少なくなかったようだ。

「まずは原案がベストセラーだということ、そして昨年7月期に波瑠が主演したドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)と似た設定のストーリーだということで、興味を持たれたようです。『ON』も、全話平均8.0%と数字的には厳しかったのですが、一部視聴者から熱狂的な支持を受けた作品でした。しかし『嫌われる勇気』は、こうした期待に応えられなかったようで、ネット上では『薄っぺらくて、見応えのないドラマ』『波瑠のドラマと似てるけど、こっちは中途半端』などとガッカリ感が漂っています」(同)

 さらに、キャストに対しても「香里奈はすっぴん風のメイク、きれいだけど幸薄そうに見えてちょっと……」「加藤シゲアキの滑舌と棒演技が気になる」といった指摘も寄せられている。

 酷評飛び交う『嫌われる勇気』だが、ただただ視聴者から、嫌われるだけで終わらないことを祈りたい。