
こんにちは、姪を引き取って四苦八苦している四十路女ちかこです。姪を育てる過程で私には生涯縁がないと思っていた「ママ友付き合い」なるものも経験しています。ママ友の中の1人に、母性に自信が持てないと悩んでいる方がいました。
子どもが愚図ると、どうしようもなく苛々してしまう。それが続くと、つい手を上げてしまうと苦悩していました。私も手を上げることはありませんが、夜泣きがひどくてどうしょうもない時は、つい怒声を上げてしまいます。何なのよ! いいかげんにしてよ! もう何していいんだかわからないわ! と大声を出した後に、自己嫌悪に陥ったことが何度もあります。
母性本能とは女性が生まれ持って備えているもの。出産すれば無条件に発動され、我が子に無償の愛を注ぐことができるものである。しかし本当にそうなのでしょうか。母性本能は科学的には証明されていないと聞いたことがあります。世間では、育児において母親らしい振る舞いを求められる風潮がまだまだ根強いですが、その風と潮は時として母親たちを翻弄します。
もし巷でいわれているような母性を発揮できない場合、なぜ自分には備わっていないだろうと苦しむことになるでしょう。鳥が空を自由に飛ぶように、コンビニが24時間営業しているように、特別なことをしなくても当たり前に存在しているはずの本能が、なぜ自分にはないのだろう、欠陥人間なのではないか、と自責の念にかられてしまうのです。
私は出産自体していないので、母性なんてなくて当たり前よ、と開き直ることができました。でも世の母親たちは、そういった逃げ場ないので大変です。母親だから〇〇ができて当たり前、母親だから〇〇をして当然、という声があちらこちらから聞こえてくるのに、耳を塞ぐことができない。その言葉は善意の仮面をかぶり、正論のように聞こえ否定することができず……となると、自分がおかしいと結論づけるしかない。まともにならなければ、とあがいてもがいているうちに底なし沼にはまり泥中に落ちていく。
ママ友同士で子育ての難しさをよく話します。その際どうしても愚痴っぽくなってしまうのですが、つい子どもに苛々しちゃうと言って、「そうよね~あるある~」と言ってくれるだけで気が晴れていきます。
話を戻しますが、母性なるものが先天性ではなく後天的な社会の刷り込みだとしたら、子どもの成長と共に母親もゆっくり身につけていけばいいのではないかという結論に至り、そのことを悩んでいたママ友に話してみたら、うんそうだよねと明るい表情になりました。
子育てに正解はないなんて月並みな言い方ですが、実際に姪の育児をしてみて、この言葉は正しいのだなと実感しました。自分のペースで、これからも育児をしていきたいです。
ちかこ
東京都練馬区生まれのアラフォー。趣味は猫と節約とミステリー小説を読むこと。現在は妹に代わり姪(1歳)を子育て中。
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