いまさら聞けないジャニーズ用語を教えて!

ジャニーズの基礎知識!
これだけ知ってれば君もジャニーズ通!
これだけ知らなければジャニーズ・ファン失格!

【構成】第1章◎所属タレントプロフィール/第2章◎ジャニーズ事務所・タレントの事件簿/第3章◎所属タレントの熱愛遍歴/第4章◎リリース/第5章◎CM出演歴ー/第6章◎テレビ出演/第7章◎映画出演/第8章◎用語解説

■購入はこちら

カテゴリー: 未分類

凄惨な過去を持つ女にしびれる! 映画『ドラゴン・タトゥーの女』DVDをプレゼント

dragontatoo

 “ジェームズ・ボンド”がすっかり定着したダニエル・クレイグ出演作『ドラゴン・タトゥーの女』。同作はスウェーデンの人気小説『ミレニアム』を元に、2011年にハリウッド版として製作されたもので、原作ともスウェーデン版映画ともまた違ったものになっていると評判に。それでは早速、あらすじを見ていきましょう! 

 雑誌「ミレニアム」ジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)は大物実業家の不正を暴いたことで訴訟となり、休業中の身である。そんなミカエルの元に、資産家のヘンリック・ヴァンゲルから、40年前におきた身内の失踪事件の真相を探ってほしいという依頼が入る。ミカエルは、アシスタントとして派遣された天才ハッカー・リスベット(ルーニー・マーラ)と共にこの事件を解明することになった。事件を追っていくうち、ヴァンゲル家の秘密が明らかになり……。

 まだ無名だったルーニーが名声を得るきっかけとなったのが本作。“凄惨な過去を負う女性”を演じるにあたり、体にピアスを本当に開け、過激なシーンにも生身で挑むなど、まさに体当たりの女優魂を見せたのだそう。その後の『キャロル』ではレズビアンの役を演じ、めでたくカンヌ女優賞を獲得。監督は『ソーシャル・ネットワーク』や『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャー。事件を追う過程だけでなく、ミカエルとリスベットの関係の変化も楽しめる濃厚な映画となっています。 

 今回は『ドラゴン・タトゥーの女』のDVDを3名の方にプレゼント。ダークな映画が好き!というサイ女の皆さん、奮ってご応募ください。

※2月6日正午〆

ご応募はこちらから

カテゴリー: 未分類

日曜日はジャニーズ出演ドラマが盛りだくさん! 1月29日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
19:00~19:58 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)

●KinKi Kids

※『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)は放送休止。

 

■続きを読む

カテゴリー: 未分類

妊娠菌をばら撒き、そして売る妊婦たちの狂気が垣間見えるインスタ&メルカリの闇

 いつも寝る前にインスタをチェックしている。主にチェックするアカウントは『コーデUP系』と『ていねいな暮らし&子育て』系だ。このせいで正直、万年寝不足である。

 先日、知り合いの編集者に「いまの新米ママさんはどうやって育児の情報収集をしているのか」と尋ねたところ、芸能人ブログでも雑誌でもなく「インスタで月齢の近い子を持つママさんのアカウントをチェックしている」のだという。筆者は4年前の出産後、もっぱらママタレブログ(特にギャル曽根)の育児奮闘記事を読んで心を和ませていたのだが、もうそんな時代は終わっていたことを遅ればせながら悟ったのであった。というわけで、いつもウォッチする系統とは別に、育児系のタグでインスタをウォッチしてみたところ、驚きのムーブメントを発見した。その名も“妊娠菌”である。これって妊婦の常識だったの!? オカルトに疎いもんで全然ノーチェックだったが、知らなかったことを(ウォッチャー的に)後悔した。

妊娠菌タグ画像の共通点

 「#妊娠菌」タグで検索してみたところ、もはや追いきれないほどの写真の数々。いや……てか妊娠菌って何!? まさか妊娠菌という菌が移って妊娠するとかいう、迷信めいたものですかね? と想像したら、その通りだった。ひねりがなくて驚いた。何のエビデンスがあるのか……なんて無粋なことはさておき、現状確認である。エビデンス、あるわけない。

「#妊娠菌」タグのつけられた写真には、いくつか同じものが写っていた。透明なアクリル樹脂らしきもので作られた、うさぎのイラストつきお守りと、おにぎり(ゆで卵付きのことが多い)、そして「#赤富士」だ。

 この透明な「お守り」には何の意味が……? 気になって片っ端からチェックしてみたところ『うん子宝』という名称で、うさぎのウンコが中に入っているらしい!「#ベビ待ち」や「#不妊治療中」の女性が多く入手しているようだ。調べると、それを配っているサイトもあった。子孫繁栄のシンボルのうさぎ、幸運を呼び寄せるウンコ、こういったものを組み合わせて、うさぎ型の中にウンコを入れた『うん子宝』が生まれた様子。パワーストーンなんかもプラスして、うさぎの中にはウンコだけでなく、これでもかと縁起物が詰め込まれている。これは作者が妊活のお守りとしてうさぎのウンコを樹脂で固めうさぎ型のお守りを作ったところ、妊娠したというストーリーがあったことから、ご利益を求めてもっぱらインスタ場でプチブームを巻き起こしている……らしい。常々思うがインスタで巻き起こるブームは局所的だが熱狂的でもある。無料ということもあってか、申し込みは殺到している様子。

 そしておにぎり。こちらも気になり、おにぎり画像を片っ端からチェックしてみたところ「#妊婦おにぎり」というものだと発覚した。妊婦おにぎり……腹が減った妊婦が食べるおにぎりではなく、妊婦が握ったおにぎりだった。「妊娠ジンクスで臨月の(臨月じゃなくてもよいという説もあり)妊婦さんにおにぎりを握ってもらうと妊婦菌が移るという噂」があることから、臨月の妊婦さんが実際に握って友人にプレゼントしたり、「#ベビ待ち」の女性が臨月の友人などに頼んで握ってもらうなどのパターンがあるようだ。「海苔おにぎり」と「塩おにぎり」が良く、さらに「ゆでたまごも良い」という記述がチラホラみられたが、どう良いのかはわからなかった。古来から日本に伝わる文化なのだろうか。東日本限定の風習らしいという記述も確認でき、なにか民俗学的な匂いも漂う。

 「#赤富士」は「陣痛中に妊婦さんが描いた赤い富士山の絵」。芸能人ブログでも度々登場するのでご存知の方も多いだろう。こちらのサイトによると、この絵を描いてもらうと妊娠するというジンクスがあるのだという。へぇ~。タモリの安産お守りみたいなもんですかね……? インスタでは、友人からもらったり、インスタで仲良くなった妊婦さんからもらったり、というような赤富士の写真がけっこう確認できる。

 妊娠を心待ちにしている夫婦もいるので、こうしたジンクスで気持ちを上げることはもちろん否定しない。藁にもすがる思いで、こうしたアイテムを入手する妊娠希望者もいるのかもしれない。ただ……。

メルカリで横行する妊娠菌ビジネス

 インスタは妊娠菌を浴びたいユーザーがいる一方で、不気味なことに『陽性反応が出ている妊娠検査薬』の写真も多い。オシッコかけた検査薬の写真をアップするのって誰得なわけ!? あまりにもプライベートをさらけだしすぎていて、とにかく驚きと(ウォッチャー的な)喜びがないまぜになった複雑な感情に襲われた。妊娠を望む女性にとっては、他人の妊娠を知ることで心乱されることもあるのではないか、とこっちの心が乱れそうだ。インスタは優しさと、自己顕示欲の結果としての残酷さが同居している。

 ちなみに最近筆者はインスタとメルカリを同時にチェックし、ユーザーの紐付けなどの作業にも勤しんでいる究極の暇人なのだが(仕事も忙しいので常に寝不足)、この「#妊娠菌」関連グッズについてメルカリでチェックしてみると、これまた驚くべき事態になっていた。なんと一般女性たちによる妊娠菌ビジネスが横行していたのである。

 まず「妊婦おにぎり」関連の「妊婦米」と称した、本当のただの白米。「妊娠中のママから貰ったお米をお守りにして身につけたり、それで作ったおにぎりを食べると妊娠できるというジンクスがあります」とあるが、この出品者は4人目を妊娠中で、1合300円で売っていた。これ悪いけど高すぎっ!!!! でもなんと購入者がいた。「#ベビ待ち」の女性たちがカモにされている瞬間を見た。これは果たして親切といえるのか?

 ほかには妊婦が描いた『ザクロの絵』。ザクロの絵を寝室の北側に飾ると子宝に恵まれるという説があり、とくに妊娠している女性が描いたものがご利益が高いと言われる……と出品紹介文にはあった。559円。中途半端な値段~っ!!! しかも売れてるし! さらに、出品者がいただいて育てていると妊娠が発覚したという縁起の良い「子宝草」。これが一株333円。筆者は植物をうまく育てることができた試しがないため、たぶん、枯らすだろう。結果的に自分から“縁起物を枯らす”という縁起の悪い事態を招きそうだから、買えないな。

 もちろん『赤富士』も売られている。300円程度が相場のようだが、本当に陣痛中に描いたのか疑うほどに、しっかりとした筆跡のものもある……。これが陣痛中に描かれたものだと証明するものはなにもない。産後に一儲けする算段だったのか、6枚以上の陣痛赤富士を出品している猛者もいる。苦しみながら6枚連続で描いたのか? ほか「妊娠中の私が描いた絵です」と555円で素人がただの絵を販売していた。お前なぁ……。ここまでくると、そもそもご利益とは何なのか、縁起が良いとはどういうことなのか……と、根源的なことを考え始めてしまった。メルカリで会ったこともない妊婦が描いた絵を買って、何のご利益があるのだろうか。いや絶対ないと思う。

 もうひとつ、メルカリで気になったのは、女の子の産み分けグッズ(という名の潤滑ゼリー)「ハローベビーガール」である。使っている途中に妊娠が発覚したので残りを売ります、という売り文句であるが……メルカリ以外の通販ページでこの商品を調べると、さも女の子を授かりやすいかのような紹介文が書かれていた。これには山田ノジル先生も過去記事でサラリと触れているがいつかぜひ検証をお願いしたいと思っている。

(インスタ&メルカリウォッチャ〜京子)

妊娠菌をばら撒き、そして売る妊婦たちの狂気が垣間見えるインスタ&メルカリの闇

 いつも寝る前にインスタをチェックしている。主にチェックするアカウントは『コーデUP系』と『ていねいな暮らし&子育て』系だ。このせいで正直、万年寝不足である。

 先日、知り合いの編集者に「いまの新米ママさんはどうやって育児の情報収集をしているのか」と尋ねたところ、芸能人ブログでも雑誌でもなく「インスタで月齢の近い子を持つママさんのアカウントをチェックしている」のだという。筆者は4年前の出産後、もっぱらママタレブログ(特にギャル曽根)の育児奮闘記事を読んで心を和ませていたのだが、もうそんな時代は終わっていたことを遅ればせながら悟ったのであった。というわけで、いつもウォッチする系統とは別に、育児系のタグでインスタをウォッチしてみたところ、驚きのムーブメントを発見した。その名も“妊娠菌”である。これって妊婦の常識だったの!? オカルトに疎いもんで全然ノーチェックだったが、知らなかったことを(ウォッチャー的に)後悔した。

妊娠菌タグ画像の共通点

 「#妊娠菌」タグで検索してみたところ、もはや追いきれないほどの写真の数々。いや……てか妊娠菌って何!? まさか妊娠菌という菌が移って妊娠するとかいう、迷信めいたものですかね? と想像したら、その通りだった。ひねりがなくて驚いた。何のエビデンスがあるのか……なんて無粋なことはさておき、現状確認である。エビデンス、あるわけない。

「#妊娠菌」タグのつけられた写真には、いくつか同じものが写っていた。透明なアクリル樹脂らしきもので作られた、うさぎのイラストつきお守りと、おにぎり(ゆで卵付きのことが多い)、そして「#赤富士」だ。

 この透明な「お守り」には何の意味が……? 気になって片っ端からチェックしてみたところ『うん子宝』という名称で、うさぎのウンコが中に入っているらしい!「#ベビ待ち」や「#不妊治療中」の女性が多く入手しているようだ。調べると、それを配っているサイトもあった。子孫繁栄のシンボルのうさぎ、幸運を呼び寄せるウンコ、こういったものを組み合わせて、うさぎ型の中にウンコを入れた『うん子宝』が生まれた様子。パワーストーンなんかもプラスして、うさぎの中にはウンコだけでなく、これでもかと縁起物が詰め込まれている。これは作者が妊活のお守りとしてうさぎのウンコを樹脂で固めうさぎ型のお守りを作ったところ、妊娠したというストーリーがあったことから、ご利益を求めてもっぱらインスタ場でプチブームを巻き起こしている……らしい。常々思うがインスタで巻き起こるブームは局所的だが熱狂的でもある。無料ということもあってか、申し込みは殺到している様子。

 そしておにぎり。こちらも気になり、おにぎり画像を片っ端からチェックしてみたところ「#妊婦おにぎり」というものだと発覚した。妊婦おにぎり……腹が減った妊婦が食べるおにぎりではなく、妊婦が握ったおにぎりだった。「妊娠ジンクスで臨月の(臨月じゃなくてもよいという説もあり)妊婦さんにおにぎりを握ってもらうと妊婦菌が移るという噂」があることから、臨月の妊婦さんが実際に握って友人にプレゼントしたり、「#ベビ待ち」の女性が臨月の友人などに頼んで握ってもらうなどのパターンがあるようだ。「海苔おにぎり」と「塩おにぎり」が良く、さらに「ゆでたまごも良い」という記述がチラホラみられたが、どう良いのかはわからなかった。古来から日本に伝わる文化なのだろうか。東日本限定の風習らしいという記述も確認でき、なにか民俗学的な匂いも漂う。

 「#赤富士」は「陣痛中に妊婦さんが描いた赤い富士山の絵」。芸能人ブログでも度々登場するのでご存知の方も多いだろう。こちらのサイトによると、この絵を描いてもらうと妊娠するというジンクスがあるのだという。へぇ~。タモリの安産お守りみたいなもんですかね……? インスタでは、友人からもらったり、インスタで仲良くなった妊婦さんからもらったり、というような赤富士の写真がけっこう確認できる。

 妊娠を心待ちにしている夫婦もいるので、こうしたジンクスで気持ちを上げることはもちろん否定しない。藁にもすがる思いで、こうしたアイテムを入手する妊娠希望者もいるのかもしれない。ただ……。

メルカリで横行する妊娠菌ビジネス

 インスタは妊娠菌を浴びたいユーザーがいる一方で、不気味なことに『陽性反応が出ている妊娠検査薬』の写真も多い。オシッコかけた検査薬の写真をアップするのって誰得なわけ!? あまりにもプライベートをさらけだしすぎていて、とにかく驚きと(ウォッチャー的な)喜びがないまぜになった複雑な感情に襲われた。妊娠を望む女性にとっては、他人の妊娠を知ることで心乱されることもあるのではないか、とこっちの心が乱れそうだ。インスタは優しさと、自己顕示欲の結果としての残酷さが同居している。

 ちなみに最近筆者はインスタとメルカリを同時にチェックし、ユーザーの紐付けなどの作業にも勤しんでいる究極の暇人なのだが(仕事も忙しいので常に寝不足)、この「#妊娠菌」関連グッズについてメルカリでチェックしてみると、これまた驚くべき事態になっていた。なんと一般女性たちによる妊娠菌ビジネスが横行していたのである。

 まず「妊婦おにぎり」関連の「妊婦米」と称した、本当のただの白米。「妊娠中のママから貰ったお米をお守りにして身につけたり、それで作ったおにぎりを食べると妊娠できるというジンクスがあります」とあるが、この出品者は4人目を妊娠中で、1合300円で売っていた。これ悪いけど高すぎっ!!!! でもなんと購入者がいた。「#ベビ待ち」の女性たちがカモにされている瞬間を見た。これは果たして親切といえるのか?

 ほかには妊婦が描いた『ザクロの絵』。ザクロの絵を寝室の北側に飾ると子宝に恵まれるという説があり、とくに妊娠している女性が描いたものがご利益が高いと言われる……と出品紹介文にはあった。559円。中途半端な値段~っ!!! しかも売れてるし! さらに、出品者がいただいて育てていると妊娠が発覚したという縁起の良い「子宝草」。これが一株333円。筆者は植物をうまく育てることができた試しがないため、たぶん、枯らすだろう。結果的に自分から“縁起物を枯らす”という縁起の悪い事態を招きそうだから、買えないな。

 もちろん『赤富士』も売られている。300円程度が相場のようだが、本当に陣痛中に描いたのか疑うほどに、しっかりとした筆跡のものもある……。これが陣痛中に描かれたものだと証明するものはなにもない。産後に一儲けする算段だったのか、6枚以上の陣痛赤富士を出品している猛者もいる。苦しみながら6枚連続で描いたのか? ほか「妊娠中の私が描いた絵です」と555円で素人がただの絵を販売していた。お前なぁ……。ここまでくると、そもそもご利益とは何なのか、縁起が良いとはどういうことなのか……と、根源的なことを考え始めてしまった。メルカリで会ったこともない妊婦が描いた絵を買って、何のご利益があるのだろうか。いや絶対ないと思う。

 もうひとつ、メルカリで気になったのは、女の子の産み分けグッズ(という名の潤滑ゼリー)「ハローベビーガール」である。使っている途中に妊娠が発覚したので残りを売ります、という売り文句であるが……メルカリ以外の通販ページでこの商品を調べると、さも女の子を授かりやすいかのような紹介文が書かれていた。これには山田ノジル先生も過去記事でサラリと触れているがいつかぜひ検証をお願いしたいと思っている。

(インスタ&メルカリウォッチャ〜京子)

マンガで他国を批判したら新聞社への情報が遮断!? 【しりあがり寿】が激白!4コマ描写の禁忌と未来

――誰もが読んだことがあるだろう新聞や週刊誌の4コママンガ。実は僕らが知らないだけで、そこには規則やタブーが隠れているのでは……?そんな疑問を解消すべく、現在も朝日新聞夕刊に掲載中の4コママンガ『地球防衛家のヒトビト』を手がける巨匠・しりあがり寿にインタビューを敢行。さらに本誌のために描き下ろしたオリジナル4コマも掲載!
1702_shiriagari01_520.jpg
(写真/有高唯之)
 新聞や雑誌の片隅に、ひっそりと。時には鮮烈な光を放って存在する〈4コママンガ〉。日頃、何気なく目にしているが、そこにはルールやタブーはあるのだろうか? 掘り下げるとうっすらと浮かび上がってきた4コママンガの奥深い世界観について、2002年から約15年にわたり朝日新聞夕刊に『地球防衛家のヒトビト』を連載しているマンガ家・しりあがり寿先生に話を聞いた。  4コママンガのルールとして、まず思い浮かぶのが“コマ割り”。単純に4つのコマを均等に割っているように見えるが、縦横が何センチで、どういった比率になっているのだろうか? しりあがり先生いわく、意外にも「特にフォーマットや大きさの規定はない」とのこと。一度決めたサイズを変えるのが面倒なので、掲載する媒体の判型に沿って、ずっと同じにしているだけなのだとか。しかし、その4コマを作る手法には仰天だ。 「原稿用紙を重ねて、画鋲で刺しているんです。そうすると3枚も4枚も穴が開くじゃないですか。それで穴が開いた部分を基点に定規で線を引くんですよ。本来であればデータ入稿が当たり前の時代ですが、新聞社の人が家まで原稿を取りに来てくれるので、昔ながらのアナログのまま甘えている部分もあります。でも実際、原本を展示するときなどは、元がデータだとプリントアウトになるので、手描きのオリジナル原稿があると便利なんですよ」

4コマに込める社会風刺の意味

1702_shiriagari02_200.jpg
2011年5月6日の朝日新聞夕刊に掲載された「地球防衛家のヒトビト」のサイレント4コマ。言葉を用いずとも絵のみで訴求できるのもマンガの強みだ。
 スマホやタブレットの登場でデジタル化著しい出版業界においても、アナログを貫くしりあがり先生。『真夜中の弥次さん喜多さん』(マガジンハウス)に代表されるように、4コママンガ以外の作品でも数々の人気作を世に送り出してきたが、4コマを描くことになったとき、戸惑いや苦労はなかったのだろうか? 「実は小学校の頃から4コマを描いていたので、すんなり入れました。父親からは『マンガ家になりたいのなら、4コマから勉強しろ』と言われていたこともあって。父はマンガ家でもなんでもないし、根拠はなかったと思うんですけど、思い返してみると、4コマが僕のマンガの基礎なのかもしれないです。  実は4コマだけじゃなく、通常のマンガでも4コマごとにオチがついていることって多いんですよ。1ページに2回オチるペースでやっていくと、大体4~5コマおきにオチがくるようになっている。逆にそこで何も起きないと、マンガとしてつまらないものになっちゃうんですよね。絶対にオチなくてもいいけど、ハッとさせるとか、連続させていかないと読み続けられない。そういう意味でも、4コマはマンガの基礎を作っているんじゃないかな」  ちなみに『地球防衛家のヒトビト』の“地球防衛”という設定には、新聞読者を代表する意味を込めたという。 「日常的なほのぼの系が多い新聞の4コママンガの中に、もう少し社会的な風刺を入れたかったんです。新聞を読む人は、世の中に対して持論を持っている人が多いと思うので、そういった人物を主人公にしました。社会的な役割を果たしたいけど、結局はなかなか行動に移せない、という設定です」  登場人物であるトーサンは、平和を守ろうとするが空回りばかり。そんなトーサンを呆れながらも優しく見守る家族の物語を4つのコマで描く。そして、連載を続けていく中で起きた3・11の東日本大震災。同作では、被災地の現状や福島の原発問題を積極的に取り上げ、世の中の過剰な行動や政治を風刺する試みに挑むため、自ら被災地へ足を運んだこともあるほど。 「状況が複雑で、日々刻々と変わっていく。それを推測で『きっとこんな感じだろう』と描くわけにはいかなかった。現地で目にしたことは、被災地のごく一部であっても、自分の目で見た嘘ではない作品を描けたと思います」 “嘘をつかない”。しりあがり先生が最も大切にしていることのひとつだ。さまざまなメディアは、売れるためやPVを稼ぐために、記事を面白くしたり誇張することも多く、またメディアによっては炎上の範囲も大きく変わってくる。「新聞はおそらく一番嘘が許されないメディアで、そこで苦労している新聞社の人が好きなんです」としりあがり先生は話す。そしてもうひとつ大切にしていること。それが“他者を誹謗しない”。 「誹謗と批判は違うので、対象には気を遣います。たとえマンガであって、こちらに悪気はなくても、傷つく人がいる可能性がある。笑っているつもりはないけど、当事者や身内の人からしてみれば笑い事では済まなかったりする。震災や台風などの災害について描いた後、亡くなった方が出たために、ボツになった原稿もあります」  ボツになるケースはそういった場合のみで、基本的には自由に描く4コママンガ。しかし、自由がゆえの不自由さはないのだろうか? 「僕自身が『4コマはこうあるべき』というのを決めているからか、そういった不自由さを感じてはいませんね。新聞社や出版社の編集からの強要もなく、それが正しいかどうかはわからないですけど、結果としてトラブルはそんなに多くないんです。ただ、誤字・脱字に関しては、3本に1回くらいの割合で指摘が入りますけどね(笑)」  例外としては、新聞の4コマ連載を始めてから1~2年くらいの間、日本と他国が微妙なやりとりの関係のさなかであったりすると、内容によっては原稿がボツになったこともあったという。 「単純に“表現の自由”とかではなく、(新聞が)他国の情報を得るためには、たとえマンガであっても過度な表現を抑える、といった天秤はあるんでしょうね」

視覚的に読者に訴えるマンガにおける“漫符”

 取材を進める中で、普段あまり聞き慣れないワードを耳にした。それは“漫符”。マンガやアニメにおいて、感情や状態を視覚化した符号のことだ。顔にタテの線が入っていると、「このキャラクターは青ざめている」、頭上に光る電球がつけば、「何かひらめいたんだな」ということが一目でわかる、誰もが目にしたことのあるものだ。じゃあ、“放射能”ってどう表す……?  しりあがり先生は3・11後、この問題に直面したと話す。なぜなら、放射能を表す漫符は、それまでに描かれることはほとんどなく、そもそも我々は、震災が起こるまで放射能とは無縁の生活を送ってきたからだ。そこで、しりあがり先生は、子どもから大人まで、100人以上の一般の方に、それぞれが思う“放射能漫符”を描いてもらうことにした。  核種(原子核の組成)がキャラになっているものがあれば、原子力マークを進化させたものもあったり、セシウムやヨウ素を記号化しようとするものもあったり。決して収束したとは言えないが、当時と比較すると穏やかになった原発問題も相まってか、「今のところ、放射能漫符は描かずに済んでいます」と胸をなで下ろしたという。 「集まった放射能の漫符は、波としての性格と、粒子としての性格に分かれるんです。その違いを超えて、なかなかひとつの漫符に落とし込めない。震災以降は、放射能の漫符が必要になると思っていました。何十年も付き合っていかないといけないと言われていましたから」  放射能の漫符を描く以外にも、しりあがり先生は実験的な試みを繰り返してきた。3コマまで描いてオチが浮かばないと、4コマ目は空白のまま――。振り返って、「最初は新しいことをしたと自慢げだったけど、途中からは後ろめたくなった」と笑う。また、手法は違えど、震災後の『地球防衛家のヒトビト』では、4コマすべて瓦礫という“サイレント4コマ”を描いた。まさに被災地の「言葉にならない」状況を静画で伝えたのだ。 「仮に言葉にできたとしても、書かないほうが、より伝わると思ったんです。マンガの世界には、できるだけ言葉を使わないほうが良いという考えもある。カートゥーンという風刺を中心に描く1コママンガがあるのですが、これはフランス革命の後、市民を啓蒙するのがひとつの目的だったマンガで、なぜその形式を選んだかというと、(読み手側の)識字率が低かったからなんですね。その流れなんでしょうかね、僕もできるだけ言葉は少なくするように心がけています」  長い歴史の中で、脈々と受け継がれてきたマンガの流儀。もともとは、マンガも映画もアニメも虚構の物語世界を作る作業。その物語には、「ストーリー/キャラクター/世界観」といった柱があるといわれるが、その重要度にも変化は起きているのかもしれない。 「手塚治虫さんが言っていたのは、『絵はいつかうまくなる。まずはストーリーだ』ということで、実際に僕もそう考えていました。でも、雑誌で読者の声を聞きつつ長期連載するマンガには、緻密なストーリー作りはそぐわない。2時間で完結する劇場映画とは異なる性質なんですよね。すると、自然と長い間読者を惹き付けておくキャラクターが重要になってくる。キャラクターを軸にしたメディアミックス、グッズ展開も、言わばキャラクターがカギになるわけです。それが昨今における“絵”そのものの重要性なんじゃないかなと。マンガの絵は、世界観と表すと同時に、クオリティのシンボルにもなりますから」

起承転結の文化から考える4コママンガの可能性

 日本の4コママンガの歴史を振り返ると、新聞におけるほのぼの家族系から、週刊誌や娯楽誌で描かれるシュール系など、多様な変化を遂げてきたことがわかる。しかし、ここ最近は4コママンガの世界でもキャラクターの重要度が高くなり、“形式”としての4コマの冒険は終わったのかもしれないと続ける。 「可能性がないわけではありませんが、人が読みたいと思えるマンガじゃないと、それはエンターテインメントにはなりませんよね。例えば、4重円の同心円を内側に進んでいく4コマ、ハチの巣状の構造をした4コマ、コマを掘っていく4コマなど、基本は4つのコマというルールで、実験的な試みはまだまだできるとは思います。でも、果たして読者はそれを4コマに求めているのか? そう考えると、4コママンガの形式的な冒険の時代は一区切りついたのかもしれませんね。 ただ、ウェブの世界では、4コマという形式にこだわらない、新しいタイプのショートギャグは続々と生まれている気がします」  行き着いてしまった――。そんな取材を進めていく中で浮かび上がってきたのが、さまざまな分野で注目を集め、可能性を高めているAI(人工知能)だ。近年ではプロの将棋棋士相手に勝利したり、作家が存在せずとも小説を書くなど、AIが4コママンガを描く日も、そう遠くはないのかもしれない。  これまでに新聞や雑誌に掲載されてきた膨大な数の4コマのデータをすべて収集し、「どういう作品がウケるのか?」を識別できたのなら、4コマを描くことだってできるはずだ。 「笑いを得るには“驚き”と“意外性”が必要です。時代と共に笑いのツボも変わってきているし、過去の4コママンガのデータを参照に作ることは……できるのかなー(笑)」  時代と共に移り変わってきた4コママンガ。“行き着いてしまった”とはいえ、そのルールに則っているようで自由さも感じられるフォーマットには、無限の可能性を秘めているともいえる。  そうだ、しりあがり先生がかつて試みた「3コマのみでオチを空白にした4コマ」にならい、本稿にもオチをつけなければ、画期的な原稿になるのではないだろうか……? と思ったが、その勇気は、まだない。そうした思いきり、つまり驚きと意外性をもって、4コママンガは歴史を重ね、深く愛され続けているのだ。
1702_shiriagari03_500.jpg
(取材・文/尾崎ムギ子)
1702_shiriagari04_150.jpg
しりあがり寿(しりあがり・ことぶき) 1958年、静岡県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後にキリンビール株式会社に入社、パッケージデザインや広告宣伝を担当。1985年に単行本『エレキな春』でマンガ家としてデビュー。新聞の4コマから長編マンガ、近年は映像やアートなどマンガ以外の創作活動も積極的に行う。 http://www.saruhage.com

マンガで他国を批判したら新聞社への情報が遮断!? 【しりあがり寿】が激白!4コマ描写の禁忌と未来

――誰もが読んだことがあるだろう新聞や週刊誌の4コママンガ。実は僕らが知らないだけで、そこには規則やタブーが隠れているのでは……?そんな疑問を解消すべく、現在も朝日新聞夕刊に掲載中の4コママンガ『地球防衛家のヒトビト』を手がける巨匠・しりあがり寿にインタビューを敢行。さらに本誌のために描き下ろしたオリジナル4コマも掲載!
1702_shiriagari01_520.jpg
(写真/有高唯之)
 新聞や雑誌の片隅に、ひっそりと。時には鮮烈な光を放って存在する〈4コママンガ〉。日頃、何気なく目にしているが、そこにはルールやタブーはあるのだろうか? 掘り下げるとうっすらと浮かび上がってきた4コママンガの奥深い世界観について、2002年から約15年にわたり朝日新聞夕刊に『地球防衛家のヒトビト』を連載しているマンガ家・しりあがり寿先生に話を聞いた。  4コママンガのルールとして、まず思い浮かぶのが“コマ割り”。単純に4つのコマを均等に割っているように見えるが、縦横が何センチで、どういった比率になっているのだろうか? しりあがり先生いわく、意外にも「特にフォーマットや大きさの規定はない」とのこと。一度決めたサイズを変えるのが面倒なので、掲載する媒体の判型に沿って、ずっと同じにしているだけなのだとか。しかし、その4コマを作る手法には仰天だ。 「原稿用紙を重ねて、画鋲で刺しているんです。そうすると3枚も4枚も穴が開くじゃないですか。それで穴が開いた部分を基点に定規で線を引くんですよ。本来であればデータ入稿が当たり前の時代ですが、新聞社の人が家まで原稿を取りに来てくれるので、昔ながらのアナログのまま甘えている部分もあります。でも実際、原本を展示するときなどは、元がデータだとプリントアウトになるので、手描きのオリジナル原稿があると便利なんですよ」

4コマに込める社会風刺の意味

1702_shiriagari02_200.jpg
2011年5月6日の朝日新聞夕刊に掲載された「地球防衛家のヒトビト」のサイレント4コマ。言葉を用いずとも絵のみで訴求できるのもマンガの強みだ。
 スマホやタブレットの登場でデジタル化著しい出版業界においても、アナログを貫くしりあがり先生。『真夜中の弥次さん喜多さん』(マガジンハウス)に代表されるように、4コママンガ以外の作品でも数々の人気作を世に送り出してきたが、4コマを描くことになったとき、戸惑いや苦労はなかったのだろうか? 「実は小学校の頃から4コマを描いていたので、すんなり入れました。父親からは『マンガ家になりたいのなら、4コマから勉強しろ』と言われていたこともあって。父はマンガ家でもなんでもないし、根拠はなかったと思うんですけど、思い返してみると、4コマが僕のマンガの基礎なのかもしれないです。  実は4コマだけじゃなく、通常のマンガでも4コマごとにオチがついていることって多いんですよ。1ページに2回オチるペースでやっていくと、大体4~5コマおきにオチがくるようになっている。逆にそこで何も起きないと、マンガとしてつまらないものになっちゃうんですよね。絶対にオチなくてもいいけど、ハッとさせるとか、連続させていかないと読み続けられない。そういう意味でも、4コマはマンガの基礎を作っているんじゃないかな」  ちなみに『地球防衛家のヒトビト』の“地球防衛”という設定には、新聞読者を代表する意味を込めたという。 「日常的なほのぼの系が多い新聞の4コママンガの中に、もう少し社会的な風刺を入れたかったんです。新聞を読む人は、世の中に対して持論を持っている人が多いと思うので、そういった人物を主人公にしました。社会的な役割を果たしたいけど、結局はなかなか行動に移せない、という設定です」  登場人物であるトーサンは、平和を守ろうとするが空回りばかり。そんなトーサンを呆れながらも優しく見守る家族の物語を4つのコマで描く。そして、連載を続けていく中で起きた3・11の東日本大震災。同作では、被災地の現状や福島の原発問題を積極的に取り上げ、世の中の過剰な行動や政治を風刺する試みに挑むため、自ら被災地へ足を運んだこともあるほど。 「状況が複雑で、日々刻々と変わっていく。それを推測で『きっとこんな感じだろう』と描くわけにはいかなかった。現地で目にしたことは、被災地のごく一部であっても、自分の目で見た嘘ではない作品を描けたと思います」 “嘘をつかない”。しりあがり先生が最も大切にしていることのひとつだ。さまざまなメディアは、売れるためやPVを稼ぐために、記事を面白くしたり誇張することも多く、またメディアによっては炎上の範囲も大きく変わってくる。「新聞はおそらく一番嘘が許されないメディアで、そこで苦労している新聞社の人が好きなんです」としりあがり先生は話す。そしてもうひとつ大切にしていること。それが“他者を誹謗しない”。 「誹謗と批判は違うので、対象には気を遣います。たとえマンガであって、こちらに悪気はなくても、傷つく人がいる可能性がある。笑っているつもりはないけど、当事者や身内の人からしてみれば笑い事では済まなかったりする。震災や台風などの災害について描いた後、亡くなった方が出たために、ボツになった原稿もあります」  ボツになるケースはそういった場合のみで、基本的には自由に描く4コママンガ。しかし、自由がゆえの不自由さはないのだろうか? 「僕自身が『4コマはこうあるべき』というのを決めているからか、そういった不自由さを感じてはいませんね。新聞社や出版社の編集からの強要もなく、それが正しいかどうかはわからないですけど、結果としてトラブルはそんなに多くないんです。ただ、誤字・脱字に関しては、3本に1回くらいの割合で指摘が入りますけどね(笑)」  例外としては、新聞の4コマ連載を始めてから1~2年くらいの間、日本と他国が微妙なやりとりの関係のさなかであったりすると、内容によっては原稿がボツになったこともあったという。 「単純に“表現の自由”とかではなく、(新聞が)他国の情報を得るためには、たとえマンガであっても過度な表現を抑える、といった天秤はあるんでしょうね」

視覚的に読者に訴えるマンガにおける“漫符”

 取材を進める中で、普段あまり聞き慣れないワードを耳にした。それは“漫符”。マンガやアニメにおいて、感情や状態を視覚化した符号のことだ。顔にタテの線が入っていると、「このキャラクターは青ざめている」、頭上に光る電球がつけば、「何かひらめいたんだな」ということが一目でわかる、誰もが目にしたことのあるものだ。じゃあ、“放射能”ってどう表す……?  しりあがり先生は3・11後、この問題に直面したと話す。なぜなら、放射能を表す漫符は、それまでに描かれることはほとんどなく、そもそも我々は、震災が起こるまで放射能とは無縁の生活を送ってきたからだ。そこで、しりあがり先生は、子どもから大人まで、100人以上の一般の方に、それぞれが思う“放射能漫符”を描いてもらうことにした。  核種(原子核の組成)がキャラになっているものがあれば、原子力マークを進化させたものもあったり、セシウムやヨウ素を記号化しようとするものもあったり。決して収束したとは言えないが、当時と比較すると穏やかになった原発問題も相まってか、「今のところ、放射能漫符は描かずに済んでいます」と胸をなで下ろしたという。 「集まった放射能の漫符は、波としての性格と、粒子としての性格に分かれるんです。その違いを超えて、なかなかひとつの漫符に落とし込めない。震災以降は、放射能の漫符が必要になると思っていました。何十年も付き合っていかないといけないと言われていましたから」  放射能の漫符を描く以外にも、しりあがり先生は実験的な試みを繰り返してきた。3コマまで描いてオチが浮かばないと、4コマ目は空白のまま――。振り返って、「最初は新しいことをしたと自慢げだったけど、途中からは後ろめたくなった」と笑う。また、手法は違えど、震災後の『地球防衛家のヒトビト』では、4コマすべて瓦礫という“サイレント4コマ”を描いた。まさに被災地の「言葉にならない」状況を静画で伝えたのだ。 「仮に言葉にできたとしても、書かないほうが、より伝わると思ったんです。マンガの世界には、できるだけ言葉を使わないほうが良いという考えもある。カートゥーンという風刺を中心に描く1コママンガがあるのですが、これはフランス革命の後、市民を啓蒙するのがひとつの目的だったマンガで、なぜその形式を選んだかというと、(読み手側の)識字率が低かったからなんですね。その流れなんでしょうかね、僕もできるだけ言葉は少なくするように心がけています」  長い歴史の中で、脈々と受け継がれてきたマンガの流儀。もともとは、マンガも映画もアニメも虚構の物語世界を作る作業。その物語には、「ストーリー/キャラクター/世界観」といった柱があるといわれるが、その重要度にも変化は起きているのかもしれない。 「手塚治虫さんが言っていたのは、『絵はいつかうまくなる。まずはストーリーだ』ということで、実際に僕もそう考えていました。でも、雑誌で読者の声を聞きつつ長期連載するマンガには、緻密なストーリー作りはそぐわない。2時間で完結する劇場映画とは異なる性質なんですよね。すると、自然と長い間読者を惹き付けておくキャラクターが重要になってくる。キャラクターを軸にしたメディアミックス、グッズ展開も、言わばキャラクターがカギになるわけです。それが昨今における“絵”そのものの重要性なんじゃないかなと。マンガの絵は、世界観と表すと同時に、クオリティのシンボルにもなりますから」

起承転結の文化から考える4コママンガの可能性

 日本の4コママンガの歴史を振り返ると、新聞におけるほのぼの家族系から、週刊誌や娯楽誌で描かれるシュール系など、多様な変化を遂げてきたことがわかる。しかし、ここ最近は4コママンガの世界でもキャラクターの重要度が高くなり、“形式”としての4コマの冒険は終わったのかもしれないと続ける。 「可能性がないわけではありませんが、人が読みたいと思えるマンガじゃないと、それはエンターテインメントにはなりませんよね。例えば、4重円の同心円を内側に進んでいく4コマ、ハチの巣状の構造をした4コマ、コマを掘っていく4コマなど、基本は4つのコマというルールで、実験的な試みはまだまだできるとは思います。でも、果たして読者はそれを4コマに求めているのか? そう考えると、4コママンガの形式的な冒険の時代は一区切りついたのかもしれませんね。 ただ、ウェブの世界では、4コマという形式にこだわらない、新しいタイプのショートギャグは続々と生まれている気がします」  行き着いてしまった――。そんな取材を進めていく中で浮かび上がってきたのが、さまざまな分野で注目を集め、可能性を高めているAI(人工知能)だ。近年ではプロの将棋棋士相手に勝利したり、作家が存在せずとも小説を書くなど、AIが4コママンガを描く日も、そう遠くはないのかもしれない。  これまでに新聞や雑誌に掲載されてきた膨大な数の4コマのデータをすべて収集し、「どういう作品がウケるのか?」を識別できたのなら、4コマを描くことだってできるはずだ。 「笑いを得るには“驚き”と“意外性”が必要です。時代と共に笑いのツボも変わってきているし、過去の4コママンガのデータを参照に作ることは……できるのかなー(笑)」  時代と共に移り変わってきた4コママンガ。“行き着いてしまった”とはいえ、そのルールに則っているようで自由さも感じられるフォーマットには、無限の可能性を秘めているともいえる。  そうだ、しりあがり先生がかつて試みた「3コマのみでオチを空白にした4コマ」にならい、本稿にもオチをつけなければ、画期的な原稿になるのではないだろうか……? と思ったが、その勇気は、まだない。そうした思いきり、つまり驚きと意外性をもって、4コママンガは歴史を重ね、深く愛され続けているのだ。
1702_shiriagari03_500.jpg
(取材・文/尾崎ムギ子)
1702_shiriagari04_150.jpg
しりあがり寿(しりあがり・ことぶき) 1958年、静岡県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後にキリンビール株式会社に入社、パッケージデザインや広告宣伝を担当。1985年に単行本『エレキな春』でマンガ家としてデビュー。新聞の4コマから長編マンガ、近年は映像やアートなどマンガ以外の創作活動も積極的に行う。 http://www.saruhage.com

女子ワールド全開!! 「いがらしゆみこ美術館」こそ“結婚相手を見極める”デートスポットだ!

 六本木ヒルズ、しながわ水族館、東京ディズニーランド、横浜みなとみらい――「デートぴあ」(ぴあ)に載っているド定番のデートスポットでは物足りないあなたへ。サイ女編集部が「カップルの愛を試す」ためのデートスポットを独自調査。ワンランク上のデートをご提案します。仲が急速に深まるか冷え込むかは、カップルたちの度量次第、いちかばちかの“博打”デートスポットはここ!

【第8回 いがらしゆみこ美術館】

 男性と最も話の合わないネタって何だろう。お花やハーブの話? ファッションの話? しかし、それ以上に話が合わなさそうなのが少女マンガ、中でもお目々キラキラのお姫様が登場するような話だろう。なんだかんだ女は、ドレスにあこがれがあるけれど、男性は興味があるだろうか。「アントワネットのような格好をしたい」女子はたくさんいそうだが、「彼女にアントワネット風ドレスを着てほしい!」とか強く思ってる男子って少ない気がする。少女マンガに出てくる、かわゆ~いスイーツや、キュートなドリンクをいただけるカフェ~も、“女子”の世界のものである。

 王子様とお花畑で戯れて、抱き合ってゴロゴロ転がって、勇気をバックにチューしたりする、女子の妄想の世界。そんな乙女チックな場所に、デートで行ってみたらどうなるだろう。果たして、彼はドン引きするのか、はたまた楽しんでくれるのか……。

 岡山県・倉敷市にある「いがらしゆみこ美術館」。ここは、いがらし先生の、ぶれることのないブランディングを強固に感じる施設である。

 まず1階は、カフェとお土産売り場とコスプレ体験場。そして2階は、いがらし先生の原画や漫画が展示されている。

 さてこの美術館、まずは屋上に行くことをオススメする。ここにはアフロディーテ像があり、写真を撮ると恋が実るらしい。このあと、階下に広がるムンムン女子ワールドを、彼は受け入れてくれるのか。2人の愛はその試練を乗り越えることができるのか。アフロディーテ像にお祈りしよう。

 お祈りが終わったら2階へ。ここは「美術館」の名に恥じない、原画の数々が。

 残念ながら、これだけ何枚もいがらし先生のイラストがあるというのに、代表作中の代表作『キャンディ・キャンディ』の姿はない。権利問題で訴訟になり、原作者(水木杏子)の許可なしに使用できないことになってしまったからだ。だけどコミックスなら置いてある。

 さあ、とうとう1階だ。ここには併設の「王宮風プリンセスカフェ」と、そしてこの美術館のメインストリームになってしまった「お姫さま体験」という名のコスプレサービスがある。ズラリと並んだドレスに女子の鼻息は荒くなるだろう。

 だが、男子はどうだ……? これぞ、男子が最も興味のなさそうな世界である。そんな中、この女子ワールド満開の場所で、たいへん参考になるカップルを発見した。なんとカップルでドレスを楽しんでいるのである。2人でキャッキャとドレスをたしなみ、記念撮影にいそしんでいる。普段ならイチャイチャしているカップルなんぞ見たくもないけど、この2人なら応援したい!

 撮影をお願いしたら、快く引き受けてくれた気のいい2人である。末永く仲良くしていてほしい。

 ちなみに和久井は1人で美術館へ行き、1人でコスプレを申し込み、1人でドレスを選び、1人でドレスを着て、1人でカフェに行き自撮りを満喫していた。そこへドリンクを持ってきたスタッフ(袴のコスプレ着用)さんが、「撮りましょうか?」と申し出てくれた。

 ただここのスタッフ、お姫様の国で働いている割には、非常に愛想が悪いのだ。コスプレとドリンクのセット割引チケットがあったのに定価でお会計してくるし、終始、笑顔のひとつもない真顔。無言で「なにこのおばさん、1人でコスプレしに来るとか、バッカじゃない?」と責められている気になる。……おかしいな、「笑って、キャンディ!」とでも言わないと、笑顔を見せてくれないんだろうか。

 しかし、撮影を申し出たスタッフにカメラを渡すと、撮影の合図に彼女はこう言った。

「はい、キャンディ!」

 そう、スタッフは愛想が悪いのではなく、ツンデレだったようだ。

 というわけで、スタッフがツンデレなので、1人で遊びに行くと、アイスブレイクのきっかけがなく、真顔でコスプレをいそしむという、つらいことになる。

 やはりここは、1人よりも2人で来た方が楽しいだろう。デートで彼と一緒に来て、彼がどれほど女子ワールドに寛容かをチェックするのもいい。この先、結婚したとしたら、意見の相違は山ほどやってくる。そのときに相手を尊重できる人間なのかは非常に大切なことだ。

 女子ワールドなんて、誰にも迷惑がかかることじゃないのだ。「ドレスのコスプレとか、マジ恥ずかしいから行かない!」などという排他的な彼氏なら、お別れを考えるのも手である。彼との結婚は、お姫さまコスプレの可否で判断しよう。

いがらしゆみこ美術館
【博打デート度】★★★★★
【オススメのカップル】どこまで阿呆になりきれるか挑戦したいカップル

和久井香菜子(わくい・かなこ)
少女マンガ攻略・解析室室長、文筆家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。「わくい犬日記」「おかしな英語のパッケージ〜Henglish〜」更新中!

不倫どころじゃない!? 江角マキコに“爆弾スキャンダル”の影「引退くらいじゃ済まない……」

不倫どころじゃない!? 江角マキコに爆弾スキャンダルの影「引退くらいじゃ済まない……」の画像1
江角マキコ
 週刊誌「女性自身」(光文社)から不倫を追及された翌日、引退を表明したタレントの江角マキコに「爆弾スキャンダル」が囁かれる。ある芸能関係者によると「これが事実なら不倫なんか豆粒ほどにも感じる爆弾級の話がある」というのだ。 「1年ぐらい前、その話が聞こえてきて、江角さんと親しいテレビマンが、まさかウソだろうってことで共通の知人を探っていろいろ確かめていたら、怪しい話がゴロゴロ出てきたらしく……今回の不倫報道は男女関係のことはどうでもよくて、金の話を追うべきかも。江角さんのウワサが事実ならテレビ界引退だけじゃ済まなくなりそう」(同・芸能関係者)  まるで江角が何らかのトラブルに関与してそうな話だったが、それ以上のことは教えてもらえなかった。ただ、こうした話がいずれ表に出てくる可能性はある。というのも、彼女はすでに業界のセーフティゾーンから出てしまっているからだ。  先日、ロンドンブーツ1号2号の田村亮が、狩野英孝の未成年淫行騒動の謝罪会見を行なった際、厳しく追及する記者に「ジャニーズやバーニングにもコレくらい聞けたら、認めるけど、弱小事務所の時はコレやもんなぁ」と、大手事務所のタレントには加護があることを明言して物議を醸したが、実際のところはその通り。江角は約3年前、大手事務所の研音を離れ、個人事務所を立ち上げたが、それまではゴシップがあってもテレビやスポーツ紙のメジャーなメディアが、一切取り扱わないという保護のもとにあった。それが独立した途端、「江角のゴシップ解禁」となり、各テレビ局の情報番組でも扱いが許されたのが、当時世間をにぎわせた元プロ野球選手・長嶋一茂の自宅への落書き騒動だったのだ。  一部報道では男性マネージャーに頼み、同じ学校に通う子がいる長嶋宅の壁に「バカ息子」などと中傷する落書きを書かせたとされた。当のマネージャーが週刊誌に漏らしたというもので、江角本人は関与を否定したものの、情報番組では江角に対して厳しいコメントが噴出。その後は続々と出演番組が降板となっていた。それだけに今回の不倫報道も各メディアは遠慮なく反応している。  不倫疑惑の記事は、コンビニや書店に並ぶ前に江角自身、記事内容を否定して「法的措置を準備中」というファックスで先手を打ったが、不可解なのは本題と無関係な引退を表明したこと。これにはコカイン使用報道の成宮寛貴と同様の逃亡劇とみる向きもある。 「芸能活動を引退させていただく所存であることは事実です。30年エンターテイメント業界において活動させていただきましたことについては、とても感謝しております。ただ、子供の誕生も成長も、仕事をしながら歩んでまいりましたので、今は一度立ち止まり、子供達のために、今私にしかできないことを選択し専念する時期だと考え、このような決断に至りました」(代理人弁護士からのファックスより)  記事によると、江角は昨年12月、投資詐欺事件で逮捕されたり別の金融事件で有罪判決を受けたりした男性とマンションの一室に6時間以上もこもっていたとされる。この件で取材を受けた江角の夫、フジテレビのゼネラルディレクター・平野眞氏は「2年前から別居」を明かしながら「相手の男のことも知っていますよ」とまるで不倫関係を認識しているかのような回答もしている。  ただ、その不倫疑惑よりも大きな爆弾スキャンダルが存在するのであれば、それについても各メディアが遠慮なく扱うことにはなるはずだ。前出関係者は「成宮みたく海外に逃げる可能性もある」とまで言っている。そこで江角の自宅前を昼夜しばらく張ってみたが、人の気配も出入りもゼロだった。いったい、どこに消えてしまったというのか。  不倫相手とされた男性はGACKTや布袋寅泰も騙した投資詐欺事件で逮捕された人物で、江角も出資者のひとりだったのは確かだ。その話からすれば江角は被害者であるはずだが、なぜかその男性と行動を共にしていた疑いがある。江角本人は「投資金の返金交渉のために会っていただけ」としたものの、前出関係者は「そんな単純な話ではないところがある」とまで言っており、その先の真実が気になるところだ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

あの大物カップルから、人気急上昇中の俳優まで! 2017年に離婚しそうなセレブ夫婦

 ジョニー・デップ&アンバー・ハード、アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット、トビー・マグワイア&ジェニファー・メイヤー、ドリュー・バリモア&ウィルコペルマンら、ノーマークだった大物セレブたちが相次いで離婚することを発表し、「サプライズ離婚の当たり年」と呼ばれた2016年。今年は、ドナルド・トランプ大統領が誕生したことから絶望感に見舞われ、「これまで我慢してきたけど、こんな世の中だから、せめて自分の人生は豊かなものにしたい」と離婚を決断する大物カップルが出るのではないかと予想する声が上がっている。今回は、そんな「2017年に離婚しそうなセレブ」を6組、ご紹介しよう。

■ウィル・スミス(48)とジェイダ・ピンケット=スミス(45)

 今年で結婚20周年を迎えるウィルとジェイダ。数年前から「浮気ざんまいのウィルにジェイダが愛想を尽かせて離婚秒読み」と頻繁に報じられていたが、その都度2人は円満夫婦をアピールしてきた。多くの米タブロイド紙は、2人が離婚しない理由を「財産分与が面倒」「子どもたちが心配だから」だと分析。婚前契約を結んでいないとされる2人は、ウィルの推定2億6,000万ドル(約300億円)とジェイダの推定2,000万ドル(約23億円)の資産をどう分けるのかという、頭が痛い問題を抱えている。また、18歳の息子ジェイデンと16歳の娘ウィローは「ぶっ飛んだお騒がせ2世」と呼ばれており、親の離婚がきっかけで、ますます道を踏み外すのではないかという懸念がある。だから離婚に二の足を踏んでいると見られていたのだ。

 しかし、昨夏、ウィルが「ジェイダと夫婦カウンセリングを受けた」ことを告白。ウィルが政界進出に興味を示していることで、プロデューサー業を務めるジェイダの気持ちは完全に離れてしまったと、不仲説も具体的に伝えられるようになった。そんなことから、多くのタブロイドが「2017年、ブランジェリーナに匹敵する大物夫婦の離婚は、ずばりウィル・スミスとジェイダ・ピンケット=スミス」だと推測。ウィローが成人し、ウィルが50歳になる18年に離婚を申請する可能性も大だが、そこまで待ちきれずに泥沼離婚劇を繰り広げるのではと見られている。

■ジェイ・Z(47)とビヨンセ(35)

 ヒップホップ界のロイヤルカップルと呼ばれる、ジェイとビヨンセ。ここ数年、ジェイの浮気による不仲説が流れていたが、愛娘ブルー・アイビーが大きくなるまではビヨンセが我慢して仲良し夫婦を演じ続けると見られていた。しかし、ビヨンセは昨年4月に発表したビジュアル・アルバム『Lemonade』で、ジェイの不貞を暴露。彼に対する「不信感」「怒り」に苦しめられ、最後には「虚無と喪失感に見舞われ」「あきらめにも似たような心境」に達するという悲しい心情を描き、「処女を捧げた相手だけに我慢できなくなったのだろう」とファンは同情した。アルバムは、以前からウワサされていた浮気が事実だったのだという点でも大きな話題に。ブルー・アイビーに悪影響を与えるから、近いうちに離婚するのではと言われるようになった。

 その一方で、ビヨンセはアルバムのタイトルを、ジェイの祖母が90歳の誕生日パーティーで語った「レモンをもらったら、レモネードを作ればいい」ということわざから採用。「どんな困難も、自分の努力と工夫次第で乗り越えられる」という意味のため、夫婦関係を再構築するのではという見方もあった。

 しかし、ジェイは、昨年開催された『MTV Video Music Awards』に出席せず。同賞は14年にビヨンセが4冠に輝いた際、ステージでジェイとキスして不仲説を払拭した、ビヨンセにとって思い入れのあるもの。昨年もビヨンセは圧巻のステージパフォーマンスを行ったのだが、ジェイはそばでサポートしなかったのだ。実は14年のときも、ジェイは出席に乗り気ではなく、「嫌々ステージに上がった」と報じられている。浮気についてネチネチと言われるジェイも自由の身になりたいだろうし、17年中にも離婚申請を行う可能性は大である。

■ダニエル・モダー(47)とジュリア・ロバーツ(49)

 ジュリアが、前妻からダニエルを略奪する形で結婚して、今年で15年を迎える。12歳になる男女の双子と9歳の次男をもうけ、幸せな家庭を築いているようにも思えるが、2人の間には数年前から不穏な空気が漂っている。ジュリアは、彼女が精神的に追いつめたとされる異父妹の自殺や肺がん闘病に敗れた母親の死に見舞われ、15年春頃からダニエルに当たり散らすようになったという。ダニエルはじっと耐えていたが、ジュリアは「自分と結婚するために前妻をあっさりと捨てたのだから、いつか私も捨てられる」「証拠はないけど、もう浮気しているに違いない」という被害妄想に悩まされるようになり、ダニエルを家から追い出したというタブロイド報道も流れた。

 その後も不仲説は流れ続け、昨年7月には「離婚するにあたり、2億5,000万ドル(約287億円)の資産をどうするかでもめている」と具体的に報道。9月になると新作映画『Wonder』で共演しているオーウェン・ウィルソンにジュリアがモーションをかけまくり、ダニエルとの離婚話がヒートアップしていると伝えられるように。ジュリアは長年オーウェンに目をつけており、確実に浮気しているとタブロイドは報じた。

 これらの報道をファンは「単なるウワサにすぎない」と思い、ジュリアを信じてきた。しかし、10月に開催された『GLSENリスペクト・アワード』にはジュリア1人きりで出席。12月にはロサンゼルスからニューヨークに向かう機内で客室乗務員のサービスが悪いと怒鳴り散らしたと伝えられ、ダニエルとの関係が悪いからイライラしているのだと話題を集めた。もはや仮面夫婦を維持できないほど夫婦関係が壊れていると囁かれるダニエルとジュリア。まだまだ女優としてイケるという自信を持っているだけに、今年中にジュリアが離婚に踏み切る可能性は大だと見られている。

■ライアン・レイノルズ(40)とブレイク・ライヴリー(29)

 12年の結婚前から、破局が報じられてきたライアンとブレイク。ブレイクが口やかましいことが原因だとされており、14年に第一子が生まれてからも「ママになってハイ状態のブレイクは、子どものことをベラベラしゃべり、娘の安全のため情報を公開したくないライアンが怒っている」「ライアンがテレビばかり見て子育てに参加しないことに、ブレイクがキレている」などとゴシップされた。子育てを通して2人は衝突が絶えないとされてきたが、ほどなくしてブレイクは第二子を妊娠。「怒るブレイクをなだめるために、ライアンは彼女を再び妊娠させた」とウワサされた。第二子は昨年秋に無事生まれたが、ブレイクの口やかましさはひどくなる一方。とうとう年末には「ライアンは離婚を決意した」と伝えられるようになったのだ。

 問題があるのは、ブレイクばかりではない。ライアンには浮気スキャンダルがある。映画『デッドプール』(16)で共演したモリーナ・バッカリンと、いい仲になってるという情報が流れているのだ。ほかにも、「ライアンはブレイクがテイラー・スウィフト軍団入りし、わちゃわちゃしたがることにうんざりしている」という報道もあり。しつこく「離婚間近」説が流れているため、17年に電撃離婚する可能性大だと見られている。

■カニエ・ウェスト(39)とキム・カーダシアン(36)

 ヒップホップ界とファッション界に多大な影響力を持つカニエと、お騒がせセレブのキム。2人の子どもが生まれるなど、安定した家庭を築いていると見られていた。ナルシストなカニエは亭主関白で、意外と男に尽くすタイプのキムとの相性は抜群。しかし、次第にリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』でカニエに振り回されるキムの姿が放送されるようになると、「別れた方がよいのでは?」という声が上がり始めた。昨年10月、滞在先のパリで強盗被害に遭ったキムは立ち直ることに精一杯で、カニエは「妻を失うかも」「母も11月に急死したし」と精神的に追いつめられていった。

 米芸能誌「USウィークリー」によると、キムは「いつも自分のことばかりで、夜中にわめき散らすなど奇行が多いカニエに嫌気が差し」「距離を置きたい」と告げたとのこと。その直後、カニエはメルトダウンして措置入院させられ、元来面倒見の良いキムは、カニエをつきっきりで支えるようになったと報じた。12月になると米ゴシップ紙「In Touch」は、キムがNFL選手のマーケット・キングと浮気していると報道。そんな中、カニエは退院したが仕事ばかりし、精神状態は不安定なまま。ニューヨークに飛び、ドナルド・トランプ次期米大統領(当時)と会談までした。

 このカニエのニューヨーク訪問だが、いつもならそばにいるキムの姿はなし。クリスマスに撮影した家族写真にも不幸なオーラが漂っており、「すでに心は離れている」「すぐにでも別れそうだ」などと囁かれるようになった。年が明け、キムは強盗事件を機に中断していたインスタグラムを再開、家族写真を掲載し、円満ぶりをアピールした。しかし、カーダシアン三姉妹は、離婚申請する直前まで円満をアピールするというパターンが多い。そのため、年内に夫婦関係にピリオドを打つ可能性は大だと予想されている。

■クリス・プラット(37)とアンナ・ファリス(40)

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』と大作映画に立て続けに出演し、世界的な人気俳優となったクリス。彼は09年に、『パーティー・ナイトはダンステリア』で共演したコメディ界の名女優のアンナ・ファリスと結婚。12年に息子が誕生した後も「デートする機会を作るようにしている」「アンナは一番の理解者」だとメロメロで、“ハリウッドのおしどり夫婦”だといわれてきた。

 そんなクリスに初の浮気報道が流れたのは、昨年のこと。相手は映画『パッセンジャー』で共演したジェニファー・ローレンス(26)。7月に米タブロイド紙「Star」が「“作品について話し合おう”とクリスがジェニファーをディナーに誘い、それ以来、彼女に夢中」「クリスはジェニファーにぞっこんで、ジェニファーのことばかり話している」と報じたのだ。翌月、アンナは米芸能誌「USウィークリー」の取材に応じ、「これまでセレブの浮気報道を耳にするたび、“火のないところに煙は立たないし、絶対してるんでしょ”って思ってた。でも、そうじゃないのね」と、夫の浮気を否定。しかし「想像以上に傷ついた自分に戸惑っている」とも明かし、「やっぱり、なにかあるんじゃないか」と世間の同情を集めた。

 そんなアンナの気持ちを知ってか、ジェニファーは『パッセンジャー』でクリス相手に初めて本格的なセックスシーンを演じたことを激白。「撮影前には、お酒を大量に飲んだ」「でも撮影が終わり、家に帰ってから、仕事とはいえ既婚者とキスし、罪悪感に苦しめられた」と説明し、妻子あるクリスは恋愛の対象外だというように語った。しかしネット上では「わざわざ言うところが怪しい」と疑問視する声が上がった。

 現在、クリスは映画のプロモーションに忙しい日々を送っており、自宅に帰ることはまれだという。昨年12月、アンナは米芸能誌「USマガジン」の取材に応じ、「仕事で彼が不在の中、1人で息子を育てるという日々が続いて。すごく傷つきやすい性格になったわ」「“私たち夫婦の間にはたくさんの会話があるから、タブロイドの報道なんかに振り回されない”と思っていても、すごく傷つくものよね」と意味深に発言。「まだ浮気報道に傷ついているということは、夫の心の変化を読み取っているからに違いない」「離婚間近なのでは」とウワサされている。