歌手の和田アキ子が22日放送『アッコにおまかせ!』(TBS系)の生放送中に、狩野英孝の事務所の先輩にあたる出川哲朗にむりやり電話をかけさせる場面があり、「パワハラだ」と批判が相次いでいる。 和田は、番組冒頭から出川を見るや否や、「楽しみな事務所の人、来てはるわあ。はっはっは!」と異様なテンション。「普通さあ、こういうことって、先輩には相談しない? うちの会社の人間に何かあったら、(自分に)連絡あるよ、必ず」「出川、ほんまに聞いてないの?」などと執拗に絡む和田。これに、出川は「僕は(狩野から)リアルにまだ連絡もないので。たぶん相当、テンパッてると思うんですよね」「今、僕から連絡したら、相当テンパッてると思うので、もうちょっと落ち着いてから話そうかなと」と繰り返し説明。前日に謝罪会見を終えたばかりの狩野への気遣いを見せた。 しかし、和田は聞く耳を持たない様子で、「家で(番組を)見てると思うの」「ちょっとアレやから、電話してみて?」と出川に“命令”。出川が「(狩野は)昨日から謹慎中なんで」と断るも、「謹慎中イコール、電話も出たらあかんの?」「一応、電話出るかどうかだけ。マネジャーに電話借りてみてよ。だって、昨日の今日やもん」と畳み掛け、「スピーカーフォンにして? スピーカーフォン知らんの?」「ホンマにかけたか?」「もう1回、かけてみ?」と、出川のスマホから二度にわたり電話をかけさせた。 生放送中に狩野が電話に出ることはなかったものの、和田のあまりの強引さに、ネット上では批判が殺到。「出川が不憫」「謹慎発表の翌日なのに、常識なさすぎ」「また、ボス面しやがって」「骨の髄まで嫌な奴」「アッコ・ハラスメント」といった声が相次いでいる。 「『(狩野は)“おまかせ”の準レギュラーだから』という謎の理屈を言い放っていた和田ですが、出演者は全員苦笑い。生放送中に電話をかけさせたのは台本でしょうが、一方的な会話は“後輩いじめ”にしか見えず、目に余る光景でした」(テレビ誌記者) 確かに狩野への生電話は“台本”の可能性が高そうだが、“後輩いじめ”に関するエピソードに事欠かない和田だけに、視聴者も出川や狩野をイジメているようにしか見えなかったようだ。 「かねてより打ち切り説がささやかれてきた『おまかせ』ですが、昨年4月から同時間帯に移動してきた『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)に視聴率で抜かれつつあり、かなり焦っているようです。さらに、『NHK紅白歌合戦』からも外された今、ホリプロサイドも和田の居場所をなくすわけにはいかないと必死。今回の生電話は、そんな焦りからスタッフが和田に強行させたのでしょう。しかし、ネット上では『視聴率取れれば、何やってもいいのか?』と番組への批判が相次いでいます」(同) 毎年、「週刊文春」(文藝春秋)が発表する「女が嫌いな女」ランキングでは、首位が指定席となっている和田。口を開けば放言が飛び出すだけに、「老害」と批判されても仕方なさそうだ。
日別アーカイブ: 2017年1月23日
『山田孝之のカンヌ映画祭』第3話 “あざとさ/痛さ”をコメディたらしめる地上波なりの着地点
俳優・山田孝之がプロデューサーとなり、突如カンヌ映画祭受賞を目指すと言いだした。監督を頼まれたのは、松江哲明と共にこの番組の監督も務める山下敦弘、そして親殺しの猟奇殺人犯を演じる主演は、まさかの芦田愛菜。巻き込まれたのか共犯なのか、とにかく動き出した、このプロジェクト。 前回の第2話では、日本映画学校にて、さまざまな関係者にカンヌや日本映画の現状についての話を聞きつつ、「僕がカンヌ行けない理由って、なんなんですか?」と、なぜか山田以上にスイッチの入ってしまった本職の映画監督・山下の暴走が見どころだった。 彼もさまざまな海外映画祭に出品していることや、かつ「日本のジム・ジャームッシュ(カンヌ常連)」と呼ばれていたことなどを考えれば、当然ともいえる態度と見れなくもない。 今村昌平が『うなぎ』で受賞した時のパルムドールのトロフィーを関係者に持たせてもらいながら、浮かれて写真を撮りたがる山下と、「はい、カンヌ!」とシャッターを押しながらも、「僕らのじゃないから」という理由で持つことすら拒否する山田。好対照ながら、カンヌへの気持ちを固める2人と、うなぎよりタレの染みたご飯が好きという素のあどけなさを見せつつも、随時ランドセルを背負い、この狂った状況に溶け込み、我々をハラハラさせてくれる不思議の国の芦田。 そんな連中の映画制作を記録したドキュメンタリーのような、そうでないような番組の第3回が放送された。 「第3話 山田孝之 パイロットフィルムを作る」を振り返る。 前回を軽く振り返る映像の直後、いきなり老人が首を吊った! と同時にタイトル曲へ。 冒頭だからと油断して観ていたら、いきなりの後頭部を殴られるようなスタート。どうやら今回は「首をくくる」人が出てくるらしい。 その日、「どうしても撮りたいものがある」と山田に呼び出された山下と芦田。 その2人の車中、「不安は不安ですけどー」と語る芦田に「不安は不安だよね!」と、どこかうれしそうな山下。芦田がその後、肯定的なことを言おうとしていた気配があるのだが、そんなことは関係ない。共感を喜ぶ山下の様子は、芦田の同級生の女子のようだ。 共感しあえるはずと見込んだのか、芦田に対し「こういうときに何回も聞き直すと、あの人、怒るから」と、「あの人」には絶対言えない「不安」を、ここぞとばかりに口にする。 この時、芦田(12歳)が山下(40歳)に愛想笑いをしつつ、若干気遣いの眼差しを向ける。この先の現場で、しとしとと苦難が降りかかる監督・山下が、多少元気だったシーンだ。 今回プロデューサーに徹し、映画には出演しないと言い切る「あの人」こと山田孝之は、どうやら先に現場入りしているらしい。 山中の森林に囲まれた現場。すでに多くのスタッフが、準備でせわしなく動いている。 「監督の山下さんと、主演の芦田さんです」 これから芝居をすればよい役者である芦田はよいとして、役者と同じタイミングで紹介され、突如現場に放り出さる監督。所在なさげに何度か会釈を済ますやいなや、「ちょっと一瞬いい?」と山田を連れ出す。 まわりが準備に追われるのを横目に、「何撮りゃいいのコレ?」「聞いてないんだけど」と、山田にこそこそ問わねばならない監督である山下の心境は、なかなかにハードなものだろう。 「今日はパイロットフィルムを撮ります」と、現場に着いて初めてその事実を聞かされる監督・山下。同時に、助監督に段取りの説明を求められてしまい、「俺が(説明)するの?」「ええ山下さん、監督なので……」「あーそっか」という流れるようなやりとりは、監督だけが見ている白昼夢のようだ。 パイロットフィルムとは、「スポンサーから資金を獲得するために先行してつくられる試験映像」で、企画書で説明しきれない世界観を短めの映像で提示し、資金を調達する近道になったりするものらしい。 今話題の映画『この世界の片隅に』では、クラウドファンディングにより集めた資金でパイロットフィルムを作り、その結果ようやく本編の製作にこぎつけたのは有名な話だ。 そんな大切なパイロットフィルム制作の日に、台本も渡されなければ(そもそも存在していないらしい)、監督がするような説明や指示は全て山田に持っていかれ、その説明等をスタッフらと共に聞きながら「そうだったの?」といった具合に誰よりも新鮮に驚く、監督であるはずの男・山下。 今回に限らずだが、特に今回は、勝手にことを進める山田のおかげで、監督としての立つ瀬がどんどんなくなる人間・山下がたまらなく愛おしい。 山田が他のスタッフらに説明しているのを、遠目で見ながら、こっそり「うんうん」とうなずく山下の姿を、山田ら越しに映したカットは、なんとも悲しい構図だった。 どうやら、このパイロット版は、母親に殺されかけた少女が、森で目を覚ますシーンらしい。主人公の中の「殺人鬼」が芽生える大事なシーンのはずだ。 リハーサル時などに、母親に殺されそうになる芦田の芝居に演出をし、まわりのスタッフを動かすのは常に山田だ。 役者のかわりに芦田の首を絞める母親の架空の動きをさせられたり、山田に、小道具の包丁の落とし方が『火サス』のようだと揶揄される監督であるはずの男・山下は、どう見てもペーペーの新米助監督程度にしか見えない。あんなに前回、カンヌに向けて誰よりも熱くなっていたのに(どうやら、監督という職業は、全員が、素直に全権を握って好きなように演出だけできるというものでもないらしい)。 「親は死んだと思ってここに放置してるんですけど、死んでないんです」 「寂しいんですよ、母に首を絞められたのが最後の記憶なんで」 「もう戻るんだったら殺すしかないんですよ」 監督の全く知らなかった人物の背景や芝居プランを、堂々と語るプロデューサー・山田。 山田の「自分の首を絞めてる母の顔ですね」という演出に、山下が「父じゃないんだ? そうか、母か」と懸命に監督としての理解を示そうとしつつも、間違ってしましい、悟られないように自ら訂正するくだりも。 現場到着から始まった今回の山下の混乱は、カメラテスト時の「よーい、はい!」の掛け声を思わず言い忘れ、監督なのにもかかわらず「あ、俺か」と思わず言ってしまったところに集約されている。それほど、山下に「監督」の実感がなくなってしまっていることがわかる。もはや、何者でもない山下(監督)。 芦田が、芝居中に叫ぶことを提案した際にも、許可を出したのは山田だし、両者を見て、ただ頷いていたのは山下だった。 リハーサル後に、「声、ない方がいいですか?」と芦田に指示を仰がれた監督・山下は、「……声は……」と困りながら、横にいる山田をちらりと自ら仰いでしまう。 「いや、もっといきましょう!」の山田の一声で、芦田が叫ぶことの存続が決まったのだが、完全に山下の中で姿が何かが崩壊してしまっているように見えた。 現場にたどり着くまでの道中、たくさんの機材を運びながら険しい山道を登るスタッフに「カンヌ、目の前なんで!」と、ミネラルウォーターを飲みつつ、涼しい顔で鼓舞する山田。パイロット版で1シーンを撮る前の機材を運んでいる最中に「カンヌ」も「目の前」も糞もない。対山下だけでなく、スタッフと山田との「ズレ」も浮き彫りにされる。 ここまで観て、今更ながらに思うのは、これは、痛い主演俳優や、言うことを聞かず口を挟んでくる大物役者、現場をわかってない映画会社やスポンサー側のお偉いさんらに振り回される中間管理職的な監督の悲哀を描くコメディであり、同時に、「山田」のような、痛く、「あざとく」映画を撮る人間を描く、やはりコメディなのだろう。いわゆる風刺とも言えるかもしれないが、そこまで何かを批判したいというよりは、問題を投げつつも、基本笑いたい、笑わせたい、楽しませたいといった地上波なりのサービス精神を感じる。 それは、状況がリアルすぎないように、主演に芦田という「子ども」のアイコンを配置し、ギャップを持たせたところにも現れているし、また、前回の『北区赤羽』よりも、山下に「番組の監督」であるのと同時に、製作している「映画の監督」という立ち位置を、より強調させたことにより、「プロデューサー」山田との関係性が明確になり、より観やすいものになったのではないかと思う。 そして、それが生きているのが今回の第3話だ。 山田が演出時に言った「本当のリアルって、リアルに見えないんで」「多少のフィクションを」という発言は、本音(リアル)なのかもしれないが、監督である山下を無視して演出している「痛い山田」の状況は、この番組の中でのフィクションなのではないか。 そして今回、強烈なインパクトを残したのは、目を覚ました芦田のバックで、首を吊って死んでいる父親役というか、遺体役で出演した、その名も「首くくり栲象(たくぞう)」という存在。冒頭の男性だ。 国立(くにたち)の自宅の庭を改造した、ステージと呼ぶには粗末な(失礼)、見るからにあばら家な(失礼)、しかしれっきとした主演の舞台で、毎晩「首をくくる」パフォーマンスを行っている表現者らしい。 その活動の一端は、彼の活動を追ったドキュメント映画『首くくり栲象の庭』やドキュメント映像である『密着24時!首吊り芸術家 - The Hangman』等でも観ることができる。 そこで確認できるのは、わずか数人の観客に囲まれ、庭の木に吊るしたロープで「首をくくり」、しばし吊られてみせるというパフォーマンス。首を吊るための庭の木の枝が低いからか、地面を若干掘ってある地面や、終演後、観客と語らう際に振る舞われる自家製の焼きうどんの生々しさ等が、実にリアルだ(『密着24時!首吊り芸術家 - The Hangman』より)。 今回も収録現場にて、なぜ首を? という誰しもが感じる問いに対し、「海がそこにあれば泳ぎたくなるように」目の前に「庭があるからだ」と答える姿は、わかるようなわからなような、まったくわからないような気持ちにさせてくれる。 「海=水泳」は、わかるのだが、「庭=首吊り」が理解できないのがその原因なのだが、そんな理屈ではない、首吊りのプロを出演させるあたりに、ドキュメンタリー好きの両監督の強い趣向が垣間見れる。 番組中で「この季節(初夏)なら3分は(くくってて)大丈夫」だと語る姿は、実にドキュメンタリーらしいドキュメンタリーだった。「空気も美味しいし」と言われ、何か言いたいが、言えないスタッフの表情も秀逸だ。 今回、このようなきわどい「題材」を登場させるために、「(包丁の)歯落とし、してあります」とか「看護師の人、来てんだ?」という、入れ込まなければ地上波で放送できなかったであろう、「説明」を自然に盛り込めているのが新しいと感じた。DVDや映画とは違う現代の地上波テレビという問題を、冷めてしまうようなテロップを排除しつつ、さりげなくクリアしている。 首くくり栲象が首をくくるシーンにだけ「絶対に真似をしないで下さい」と入れざるを得なかったのは、この「ドラマ」をドキュメンタリーとして見せている以上、仕方のないことだし、むしろそうまでしても入れたかった「題材」なのだろう。この番組のもう一人の監督である松江哲明は、自身のTwitterで、今回編集に悩んだことと同時に、ギリギリまでやらせてくれたテレ東の製作番組部(P部と表記)へ感謝の言葉を述べている。 ちなみにこの松江監督は、先日、新聞広告に出された映画『この世界の片隅で』へのコメントとして「緻密に調べ上げた上で、現実とファンタジーを同時に、そしてその境界を曖昧なままにするのが片渕監督の凄さ。誰も真似できないと思う。」と、発言している。 「現実とファンタジー」を「境界を曖昧なまま」描くことに触れたコメントは彼だけだった。 そして、完成したパイロットフィルムが番組後半、公開された。 お母さんによって殺されかけ、森の中で目を覚ました芦田、その後ろには首を吊った父親がゆっくりと風に揺れている。戻りゆく意識を辿るかのように、「うおおおおおーーー!!!」と天に向かい咆哮する芦田。『プラトーン』(1986)のウイレム・デフォーのように。ほんの3分ないショートフィルムだ。 タイトルは『穢の森/La forêt de l'impureté』。 やたらとテロップにフランス語を多用し、バリバリにカンヌを意識した作り。 しかも『穢の森』とは、前回「カンヌに近い監督」として名前の挙がった山下とも因縁のある河瀬直美のカンヌ審査員特別大賞(グランプリ)を受賞した『殯の森』(2007)に酷似していることがわかる。 山下が以前撮ったフェイクドキュメント作品の『道』(05)で、河瀬がモデルと思われる「痛い監督」を描いているのだが、やはり今回のこの番組の企画自体、それが元ネタなのではないのだろうか。 そして唐突に、このパイロット版を公開したイベント会場にカメラは移る。 映画評論家でお馴染み有村昆の「バカデミーシネマラボ」というトークイベントらしい。 このパイロットフィルムの反応を見るために山田自ら持ち込んだようだが、肝心のその反応は、「以上です」と山田が言わないと、いるはずの観客から拍手も起きなかったし、思わず「以上なんですか?」と有村昆に言われる始末。自分もそうだし、観客もとまどっていると代弁する有村は、さらにこの映画を今後どうしていきたいのかと問う。 「カンヌを目指す」とはっきり言い切る山田に、タイトルの出方とかそれっぽいとか芦田に驚かされたといいつつも、慎重に言葉を選び、コメントしづらそうな他の出演者(同じサンミュージックの芸人・藤井ペイジら)たち。 しかし、イベントの主催者である有村はいう。 ほとんどの山田の作品は拝見させてもらっているが、「カンヌを獲るために今の日本映画じゃないことをやろう」としていると。「親殺し」から一番遠い芦田愛菜のキャスティングを「あざとい」と言い切り、真っ向から「コンセプトが見えちゃう」と指摘する。 多くの人が感じたが口ごもったかもしれない感想を、責任感からなのか、しっかりと口にする有村。「あざとさ」が出るのはもったいないとフォローしつつも本質をついた発言だろう。 なおも有村は、「山田がやりたいことをやった方が」いい。(カンヌに)「寄せて、寄せて」というのは「方法論として逆なんじゃないか」と続ける。 それに対し、「みんな寄せていってる」「あざとくてもいいと思う」と、一歩も譲らない山田。 そのシーンはなかったが、突然登場したビッグゲストにおそらく観客は歓喜しただろう。スター登場以外に、そのスターの製作中の新作映画の一部まで観せてくれるというのだ。 なのに、その作品がまったくピンと来ないばかりか、まさかこんな気まずいやりとりを見せつけられてしまうとは。 当日、有村やイベント側以外に山田の出演をツイートしている観客がいないように見えるのは、何かしらの「配慮」があったからかもしれないが、少なくともこの番組がオンエアされるまで、その場にいた観客は、我々のような今回初めて観た視聴者以上に気持ちが悪かったはずだ。 エンディング。「スカート」の曲に乗せて、事務所でひたすら楽しそうに一輪車に乗る芦田と、それをソファーから見つめるサングラスの山田のカットは、まさに「カンヌに寄せた」「あざとい」映像に感じた。 有村に批判されたとき、山田は何を感じたのか。どう思って「反論」を口にしたのか。罠にかかった獲物を喜ぶ表情を、こっそり噛み殺していたのではないのか。 次回「第4話 山田孝之 金を集める」の予告で、いかがわしそうな長髪の社長らしき人物に頭をさげて名刺を受け取る芦田愛菜は、『明日、ママがいない』のようでもあり、『闇金ウシジマくん』のようでもあった。 知らないうちに、映画作りの段取りを学び、同時に、日本映画の問題点を考えさせられてしまうこのこの番組。松江のTwitterによると、まだまだ何悶着もあるらしいというから目が離せない。 (文=柿田太郎)テレビ東京系『山田孝之のカンヌ映画祭』番組サイトより
「J-GENE」3月号は、「ジャニーズカウントダウン2016-2017」のレポを大特集!
毎月23日発売。
ジャニーズアイドルたちの“素顔”がいっぱい!
「ジャニーズカウントダウン2016-2017」
速攻レポート・・・1
TOKIO・・・2
V6・・・3
タッキー&翼/山下智久/内博貴・・・4
中山優馬/屋良朝幸・・・5
NEWS・・・6
Kis-My-Ft2・ 7
関ジャニ∞・・・8
Hey! Say! JUMP・・・10
Sexy Zone・・・12
A.B.C-Z ・・14
ジャニーズWEST・・・16
嵐・・・17
ジャニーズシャッフルメドレー・・・18
関ジャニ∞
『関ジャニ’s エイターテインメント』Report !・・・28
セットリスト・・・ 30
錦戸 亮・・・32
大倉忠義・・・34
渋谷すばる・・ ・36
安田章大・・・38
丸山隆平・・・40
横山 裕・・・42
村上信五・・・44
これで2017 年もHappy に!
ARASHI「幸せを呼ぶLOVE ショット」コレクション ・・・46
5 人1 列、この並びはHappy 完成形・・・47
ステージで繰り広げられる2 人の“愛”の世界・ ・・48
相葉の司会を祝福するメンバー愛・・・50
ファン大興奮! 大野&松本の近すぎる距離・・・52
三角関係もまた楽しい♡ 2017 年も絆深まる嵐!・・・55
ジャニーズ基礎のキソ Vol.33
2017 年ジャニーズ注目動向・・・56
Hey! Say! JUMP/ジャニーズWEST/KinKi Kids/嵐/SMAP/ Kis-My-Ft2
関西ジャニーズJr.
☆ NEW GENERATION ~新グループ誕生!に期待~・・・68
平野紫燿・ ・・69
浜中文一・ ・・70
室龍太・・・71
向井康二・ ・・72
西畑大吾・ ・・73
大西流星・ ・・74
注目の関西Jr. たち・・・75
大橋和也/藤原丈一郎/林真鳥/
草間リチャード敬太/朝田淳弥
KinKi Kids 年末年始のお楽しみ! 冬コンをプレイバック・・・76
「KinKi Kids concert tour J」・・・78
「KinKi Kids 2010-2011 ~君も堂本FAMILY ~」・・・80
「King・KinKi Kids 2011-2012」・・・82
「KinKi Kids Concert Thank you for 15 years 2012-2013」・・・84
「KinKi Kids Concert 2013-2014『 L』」・・・86
「KinKi Kids Concert『 Memories & Moments』」・・・88
「2015-2016 Concert KinKi Kids」・・・90
懐かしMC プレイバック! Vol.23 Kis-My-Ft2・・・92
Kis-My-Ft2 Kis-My-MiNT Tour 2012年4月1日 マリンメッセ福岡
男を「競走馬」に見立ててダービーごっこ! 「an・an」恋愛特集が、えげつなすぎる!?
今週の「an・an」(マガジンハウス)は、「恋と相性。」特集! 本誌での「相性」企画というと、定番のように「血液型」を扱っていましたが、さすがにネタ切れなのか、今回は一切登場しないようです。「代わりにどんな切り口で来るのかしら?」と思い表紙を見てみると、「ピッタリ男子を導く、恋のダービー開催!」や「年下の男を理想に育てる方法。」などと、何やらキナ臭いキーワードがチラホラ……。これは期待できそうですね。早速、紹介していきたいと思います。
<トピックス>
◎ディグラム診断で分かる、好相性男子。
◎「オレ、この子と相性いいかも!」。彼の心をこっそり盗む15の秘策。
◎年下の男を理想に育てる方法。
■ギャグとしか思えない「男ダービー」
本誌冒頭の導入文を見てみると、「女の幸せは『自分なりの』男選びにかかっている」とし、女性は男性のルックスや収入などのスペックにとらわれるのでなく、「相性」で選んでこそ幸せにつながるのだと、大真面目なトーンで力説しています。
正直、「これは一理あるかもしれない……」などと感慨にふけっていた単純な筆者。しかしこの直後、「ピッタリ男子を導く、恋のダービー開催!」というフルカラーの特集が目に飛び込み、危うくズッコけるところでした。企画が突飛すぎます。「スペックよりも相性が大事!? じゃあ、ダービーで相性を診断してみようか!」なんて考える女性は、日本中に何人いるのでしょうか。やはり「an・an」は、真面目に考えるスキをなかなか与えてくれませんね。
こちらはまず、身近にいる男性の名前を「出走馬」として7人レーンに入れます。「既婚者はダメだけど、彼女持ちはOK!」などとサラっと書かれているあたりがおそろしい限り。そしてカーブにある設問に答えるたびに、1人ずつ脱落させて、勝ち残った1人を「生涯の伴侶候補」にするというなんとも一方的で身勝手な……ではなく、画期的な仕様の企画となっていました。設問をいくつかピックアップします。
・「話に最も興味を持てない人」を1人落としましょう。
・あなたが思わず、「心の中で“ツッコミ”を入れる回数が多い人」を1人落としましょう。
・相手との未来を想像したときに、「“末広がり感”が感じられない人」を1人落としましょう。
――えげつないですね。この設問文の周りには、脱落した苦しそうな馬たちの絵が描かれており、そのえげつなさがさらに際立っています。アオリ文には「ダービー形式で選ばれた“君の名は”……!?」とあり、編集部の方々も完全に悪ノリしていることが予想されます。応用編で、「合コン時、相手の男性を全員レーンに入れてみる」「元カレたちを全員レーン入りさせ、恋の弱点をさぐる」などの使い方もできるそうなので、気になる方は要チェックですよ!
■相性ピッタリの男がいなければ、育てればいいじゃない!
お次は、「年下の男を理想に育てる方法」を見てみましょう。2カ月前に発売された本誌「大人の男」特集号では、ひたすらに年上の男を崇拝する一方で、年下の男をさんざんにこきおろしていたものでした。しかしいつの間にか、年下の男を「ディスる」方向から「育てる」方向へとシフトチェンジしたようです。何が起きたのかはわかりませんが、短期間でずいぶん辛抱強くなったんですね!
「ほとんどの男性を、自分好みに育成できます」というマユツバものの見出しで始まるこちらの特集。「イケダン」(=イケてる旦那)育成のスペシャリストが、「“子育て”感覚で、理想の男性に育てればいい」などと発言し、男性を完全にお子さま扱い、さらに「できる男に育てたい」「社交的な男に育てたい」など、計5つの理想別に、守るべき鉄則を3ページにわたって詳しく解説していました。
内容を詳しく読んでみると、「男性は元来気が付かない生き物なので……」「男性は論理的でプライドの高い生き物なので……」などと“生き物”を連発。この手の企画ではよくある表現かもしれませんが、お子さまというよりも、何かの(ちょっと野蛮な)生物として扱っているように感じられますね。
そしてこの企画には「今、一番育てたい男たち」として、志尊淳さん(21)や高杉真宙さん(20)など、20歳そこらの若手俳優が登場しています。「育てたい男」として呼ばれた彼らの心情を想像して、思わず「余計なお世話だわ!」と声に出してツッコんでしまいそうでした。
彼らは「年上女性が好きで、20歳くらい上でももちろん恋愛対象です~」などと「“育てられる恋”の良さ」について語ってくれているのですが、「無理やり言わせているのではないか!?」と筆者はハラハラしてしまいます。年上女性から「育てたい」男として呼ばれ、年上女性のスタッフたちに囲まれながら、年上女性から「育てられる」良さについて語らなくてはいけないプレッシャー、相当のものだったと思います。若手俳優のみなさん、お疲れさまっした!!
さてさて今号はこのほかにも、「彼の心をこっそり盗む15の秘策。」という、SNSなどを駆使して意中の男性を狙うというテクニック特集もあります。そう、今号全体からは、「モテ」とか「ウケ」のようなある種受動的な概念よりも、「相性のいい男を見定める!」「見定めたら、テクを駆使して手に入れる!」「いなければ、自分で育てる!」という、女性主体でガッツあふれる心意気が感じられるのです。
男性を競走馬に見立てたり、子どもに見立てたりと、男性の人格を一切無視して好き放題立ち振る舞うのも褒められた行為ではないと思いますが……こういう特集も、「an・an」女子たちがさらに勢いづいてきた証拠なのかもしれません。先日の「大人の男」特集では、芸人の加藤浩次さんに「女性が強くなりすぎている。もっとやさしく接しろ!」なんて叱られた「an・an」女子たちですが、この「男vs女」の戦いは一体どうなっていくのでしょうね。今後の展開が楽しみです。
(小麦こねる)
「尖閣は大丈夫なのか」自衛隊将官が官舎で3P!? 本人は直撃取材に突然笑いだし……
今週の注目記事・第1位 「吉原の『超高級店舗』待合室にいた安倍総理のお友達の元大臣」(「週刊新潮」1/26号) 同・第2位 「狩野英孝『17歳現役女子高生と淫行疑惑!』-またも下半身スキャンダル」(「フライデー」2/3号) 同・第3位 「海上自衛隊前那覇基地指揮官『官舎お泊まり』と『不適切なキス』」(「週刊文春」1/26号) 同・第4位 「『開運! なんでも鑑定団』『国宝級茶碗』曜変天目2500万円『ニセ物、本物』騒動の“鑑定”やいかに」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第5位 「小池の自民党潰し ドン内田がすがる華麗すぎる一族」(「週刊文春」1/26号) 「小池都知事の顔が綻ぶ『ベンゼン79倍』の豊洲怪談」(「週刊新潮」1/26号) 同・第6位 「『トランプ大統領』という魔人の急所」(「週刊新潮」1/26号) 「トランプ激怒『黄金シャワー』文書の全容」(「週刊文春」1/26号) 同・第7位 「『入ってはいけない大学』」(「週刊現代」2/4号) 同・第8位 「有名企業50社を総力調査『意外と長時間労働』の会社[実名公開]」(「週刊現代」2/4号) 同・第9位 「老化は『ワクチン』で防ぐ!」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第10位 「殺人容疑で逮捕 講談社次長 小3長女の中学受験で妻と衝突」(「週刊文春」1/26号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! あの「シンスケしゃん」が帰ってきた。週刊現代で五木寛之の『青春の門』が23年ぶりに復活したのだ。 連載の最初は1969年。九州・筑豊で生まれた伊吹信介の少年時代。早稲田大学に進学してからの青春時代は私の青春と重なる。 連載開始から話題になり、現代版『人生劇場』(尾崎士郎)として多くの若者に熱狂的に受け入れられ、現代の部数が数万部伸びたといわれた。75年に封切りされた映画『青春の門』で、吉永小百合が大胆な自慰シーンを演じ、われわれサユリストの感涙を誘った。 だが、90年の「挑戦篇」で一旦途切れる。しばらく間が空くが、93年に「風雲篇」が再開され、伊吹信介がシベリアへ密航するところで途切れてしまう。 その93年は、私が現代編集長の時だった。五木さんに呼ばれて旧東京プリンスホテルで会う。五木さんから連載を再開したいと思うと打ち明けられ、もちろん二つ返事で引き受けた。 再開したが、シベリア以降の信介がどう生きていくのか、五木さんにも迷いのようなものがあったのではないか。しばらく続けたが、やはり五木さんのほうから、中断したいと申し入れがあった。私はその時点で『青春の門』は終わったと、正直思った。 だが、84歳になった五木寛之が23年ぶりに『青春の門』を再開するというのだ。間違いなく、これが最後の連載になる。第1回は、ソ連製の四輪駆動が夏の終わりのシベリアを疾走するシーンから始まる。 1961年。ソ連のフルシチョフとアメリカのケネディが注目を集めていた時代。団塊世代の「人生劇場」がどのような結末を迎えるのか、それとも未完で終わるのか。あの時代を思い出しながら読んでいきたいと思っている。 ところで芥川賞に山下澄人(50)の『しんせかい』(新潮7月号)、直木賞に恩田陸(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が選ばれた。 山下は脚本家の倉本聰が主宰する「富良野塾」出身で、すでに野間文芸新人賞を受賞している。芥川賞候補も4回目。恩田も吉川英治文学新人賞と本屋大賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補も6回目だから、大方の予想通りだろう。 私は、垣根涼介の『室町無頼』を面白く読んだが、彼も近いうちに受賞すると思う。まずは1月10日に妻殺しの容疑で逮捕された講談社の編集者についての「続報」に触れておこう。 文春は、妻のママ友が「四年ぐらい前、顔にあざが出来ていたことがありました。『ちょっと暴力を振るわれちゃって』と冗談めかしていましたが……」といっているそうだ。 新潮は見たところ触れていない。アサヒ芸能が見開きでやっている。そこで、最近、あるマンガ家には逮捕を予見したかのような胸中を吐露していたと報じている。 「この先僕がいなくなっても大丈夫なように、3年、4年先を見据えた展開を今のうちに考えておきましょう」(講談社関係者) 彼は韓国名にこだわり、奥さんは子どものために姓を変えたほうがいいと考え、そうしたこともいい争いの原因になったというが、私は、現代の日本では韓国名で差別を受けるようなことはないと思うのだが。正直にいえば、彼は冤罪だと思いたい自分がいる。得がたい才能を惜しむからだ。 先夜、彼の家の近くにある団子坂のタコ専門料理屋へ行った。この団子坂は講談社発祥の地である。確か、まだ社員寮があるはずだ。そこに彼はいて、その後近くの千駄木に家を買ったようだ。団子坂をしばらくぶりに登ってみた。千駄木の駅の回りは明るいが、坂は昔のように暗く行き交う人もまばらである。音羽の講談社までだいぶあるが、歩けない距離ではない。彼もマンガの構想を考えながら、この坂を登ったことがあるだろう。 私が、犯罪を犯さずに来られたのは、ほんの偶然にすぎない。際までは何度か行ったことがある。その相手は妻であったり、恋人であったり、仕事で知り合った人間だったりしたが、そこまでの勇気も決断力もなく、わずかな理性のようなものが、際の向こう側へ落ちないで踏みとどめたのだろう。 『青春の門』の中に、こんな言葉がある。「馬鹿も利口も命は一つたい」。馬鹿な70年の人生を振り返り、飲む酒はいつになく苦かった。 ポストに、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集がある。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 たとえば、胃がんのほとんどはピロリ菌が原因だそうだが、ウイルス感染が原因であれば、ワクチンによる予防やがん細胞の増殖を阻止するワクチンができる可能性があるのだそうだ。 昨年12月にNECが「がん治療用ペプチドワクチン」を開発・推進する新会社を設立した。このワクチンは、がんを攻撃する免疫を活性化する治療法だそうだ。食道がんや乳がんに効果が期待できるという。 日本人の認知症の6割を占めるアルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」というタンパク質が蓄積して進行するが、これを分解するワクチンの研究が進んでいるそうだ。早くしてくれないと、私の生きているうちに間に合わない。そう思って読んだが、結局、こういう情報は誰も自分と引き比べながら読むのであろう。 現代が、電通や三菱電機のような長時間労働の末、社員が自殺したり病を発症したりするケースが起きる可能性のある企業はいくらでもあるとして、有名企業50社を総力調査している。 多くは、外食産業やユニクロのように人手不足や、成果主義のため高い目標を設定されるため、時間内では収まらないから、どうしても残業、それもサービス残業をせざるを得ないのだ。 中には全日空や伊藤忠のように「残業ゼロ」を掲げる企業もないではないが、伊藤忠商事の40代管理職は、朝の出勤が遅くとも7時30分になり、家に持ち帰って仕事をすることは少なくなったが、成果を求められることに変わりはないと話している。 残業せずに短時間で成果をあげろ。企業の論理はいつも同じである。都合のいいのは残業代を払わないでいい企業側であろう。コストカットの口実に使われてしまうのではないか。それに、新聞、テレビ、出版などは相手があるため、それに合わせなければならないから、長時間労働はなくならないだろう。 残業時間ばかりに注目するのではなく、長時間労働にはそれに見合うだけの賃金と、休暇制度、心のケア対策などをしているかどうかで、企業は評価されるべきだと思うが、そういう特集を組んでもらえないかな、現代さん。 同じ現代が「入ってはいけない大学」という特集を組んでいる。大学入試のシーズンだから、こうしたものが注目をされるのだろう。今回現代は「実就職率」を基に、それを割り出したという。 これは進学者を除いた卒業者数全体から、そのうちどれだけが就職できているのかを割り出したものだという。ザッと見るところ、どんなに低い大学でも70%は超えている。東大や京大になれば100%なのかもしれないが、率としてはそれほど深刻ではないように見える。 だが、自分の入りたい企業や、やりたい職種に入っているかというと、超有名大学と有名大学、そこそこの大学とでは大きな違いが出るのではないか。 就職はできたがブラック企業では、心から喜べないだろう。そこまで調べて出さないと大学の就職に対する実力はわからない。中途半端に名前を出された大学は、さぞ迷惑なことであろう。 トランプが大統領に就任した。CNN調べでは支持率40%、不支持率が52%にもなる。アメリカのメディアには、この政権の先行きを悲観的に見るところが多いようだ。先週、現代とポストはトランプ就任で株が爆騰すると無邪気に煽っていた。 だが案の定、米大統領就任後初の取引で日経平均は一時250円超下落してしまった。その上、トランプ演説には具体策が見えないとして、円高に振れた。現代、ポストの読みとは逆の展開で始まったようである。そりゃそうだろう。「アメリカファースト」ばかりを30数回も繰り返し、中身のない演説では、世界中が予想通りとはいえ、落胆、失望、お先真っ暗である。 トランプ反対派のデモのほうが活発、過激で、逮捕者が多数でる騒ぎになった。早々と「トランプは1年もたない」という論調も出てきて、船出は前途多難である。 文春や新潮は、先に米ニュースサイト「BuzzFeed」が報じた「ロシアがトランプ氏の私生活に関する不名誉な情報を握っている」内容の真偽について書いている。 この情報は、大統領選のときにライバル陣営から依頼を受けた英国人の元スパイがまとめたものだという。 内容を、かい摘まんで紹介しよう。2013年に「ミス・ユニバース・コンテスト」主催のためモスクワを訪れたとき、トランプが起こした乱痴気騒ぎの映像。このとき、リッツ・カールトンに宿泊したトランプは、オバマ大統領夫妻が泊まった部屋に複数の売春婦を呼び、夫妻が使ったであろうベッドの上で、彼女たちに「ゴールデンシャワー(放尿)」のパフォーマンスをさせた。トランプ側近はクレムリンから継続的に情報を受け取り、その見返りとして在米ロシア人実業家の動向を伝えていた。 ヒラリーのメールをハッキングしたのはロシアだといわれているが、その隠蔽についてもロシア側と話し合っていたというのだ。 この「黄金シャワー」文書に書かれていることは裏が取れないと、大手メディアはスルーしていたが、ネットメディアが「国民は知る権利がある」と考え、公開に踏み切ったのである。文書の中には、トランプはウクライナ問題に言及しないという箇所があるが、トランプが15日に行った共同インタビューで、この問題でロシアに制裁を科しているが、これを緩和すると明言している。 また、ニューズウィーク日本版でイブリン・ファーカス(非常勤シニアフェロー)が、この文書を「完全な捏造とみるのは難しそうだ。トランプがメモの内容を正式に否定した話はいまだにないからだ。彼の沈黙は、メモの信憑性を裏付けているとみてもいいのではないか」としている。 これが事実ならば、それだけでトランプは弾劾訴追されても仕方ないと思うが、それ以外にも新潮によれば、「息子たちに自分の事業を引き継がせるため、大統領の立場を利用しての利益活動」「複数の商標登録を中国に申請しましたが、それが彼の在任中に認可されれば、(中略)憲法第1条9項8節に違反する可能性」。 さらには、昨年ワシントンにオープンしたホテルは元郵便局の建物で、今も連邦政府がトランプの関連企業にリースしているから、建物の貸主と借主が同じになる「利益相反」が生じるという。弾劾は下院の過半数の賛成、上院の3分の2が弾劾相当と判断すれば、トランプは大統領を罷免される。 また、福井県立大学の島田洋一教授は、トランプが弾劾されれば、副大統領のマイク・ペンスがなったほうがいいと考える共和党議員は結構いるから、共和党でさえ最後まで守ろうとはしないと見ている。 ニューズによれば、頼みのトランポノミクスも成功はおぼつかないという。トランプは法人税と所得税の両方を引き下げるといっているが、財政赤字を増やさずにこれをやり遂げるには、社会保障給付や高齢者医療保険制度を削るしかない。彼自身、これらの縮小には反対の姿勢を示してきたから、これもできない。 すると、これをやらずに法人税と所得税引き下げ政策をやれば、アメリカの財政赤字は爆発的に増え、ドル高が進み、貿易赤字は増大する。人心は離れ、中国との貿易戦争は現実味を帯び、ロシアがいつ裏切らないとも限らない。まさに四面楚歌から始まるトランプ時代は、見物している分には面白いが、日米同盟にすがりつく安倍首相にとっては厳しい年になるはずだ。 さて、毎度お馴染みの小池都知事の話題にいこう。 2月5日に投開票される千代田区長選が当面の小池対内田茂の代理戦争になりそうだが、小池が推す石川現区長は75歳で、5期目を目指すという古狸だし、内田が擁立する与謝野信は41歳と若いが、政治経験はゼロというド素人。 たしかに曾祖母は与謝野晶子で、伯父は与謝野馨元官房長官というサラブレッドだが、東大からケンブリッジ大に再入学し、帰国後は外国証券会社で商品開発などをやっていたという。ガンダムオタクで、彼の重点政策は英語教育だそうだが、「学童クラブで英語のゲーム」「図書館に英語のマンガを」という程度のものらしいし、ご当人は港区在住で投票権はないそうである。 あまりレベルの高い争いにはなりそうもない。それよりも豊洲移転に関して大きな問題が出来した。地下水のモニタリング調査で、環境基準の最大79倍というベンゼンや3.8倍のヒ素、これまで検出されなかったシアン化合物まで見つかったのである。 この検査は、再度、都が入札を実施して、受託した新規業者がしたものだ。京都大大学院の米田稔教授は、10月から本格稼働になった地下水管理システムで、「地下水が掻き混ぜられることで、汚染物質が溶け出しやすくなったのではないでしょうか」と見ている。 いろいろなことに口を出し、手詰まりになっていた小池都知事はニンマリしているのかもしれないが、これで豊洲移転のメドはまったく立たず、かといって築地を改修するには、一説には4,000億円といわれる莫大な費用がさらに必要になる。 現在でも豊洲の維持費は1日500万円かかり、業者への補償金も300億円に膨れあがっている。小池都知事は、区長選や都議会選挙などにうつつを抜かすより、こちらをどうするのか決めることが最重要課題であるはずだ。結論次第で、都民は小池を見限る。そして小池劇場は閉幕となる。 今年で放送開始から23年目を迎えるテレビ東京の看板番組『開運!なんでも鑑定団』に真贋論争が起きているとポストが報じている。 「NEWS ポストセブン」からことの経緯を見てみよう。 「〈『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉 番組内でこう高らかに宣言したのは、レギュラー出演する古美術鑑定家の中島誠之助氏だ。昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の陶器『曜変天目茶碗』の“4点目”が新たに見つかったと放送された。この茶碗を持ち込んだのは徳島県のラーメン店店主だった。“お宝”は明治時代に大工をしていた店主の曾祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際に大枚をはたいて買い求めたもの。25年以上も押し入れの“肥やし”になっていたが、気になって番組に鑑定を依頼したという。(中略)放送では、いつものように中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定した。司会の今田耕司が『オープン・ザ・プライス!』と声をかけると、電光掲示板に示された数字は『25,000,000』。番組最高額(5億円)にこそ達しなかったものの、鑑定結果にスタジオはどよめきと拍手に包まれた。(中略)鑑定後、中島氏は『曜変天目に間違いございません』と断言。『信長、秀吉、徳川家康が持ってさらに現代に伝わっていれば、国宝になっていたかもしれない』と解説したのである。南宋時代(12~13世紀)の中国で製作された曜変天目茶碗は、“星々”を思わせる美しく輝く模様を持ち、『茶碗の中に宇宙が見える』と評される。完全な形で残るのは世界で3つとされ、すべて日本に現存する。それらはいずれも国宝である。番組放送後、“4つ目の国宝発見”となる大ニュースを新聞各紙は『幻の陶器発見』と相次いで報じた」 だが、この世紀の大発見に異を唱える専門家が現われたというのだ。窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏である。長江氏が「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」と語っている。 この長江氏、曜変天目に関してはプロ中のプロなのである。その美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明されていない「幻の陶器」の完全再現に、親子二代にわたって挑んでいるという。これまで中国にも28回赴き、現地の研究者との交流を重ね、昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」なのだ。 その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だそうだ。 「曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には『肝心の輝きがない』と長江氏は指摘する。『そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける』 鑑定品は色合いから見て、18世紀以降に作られたものだと長江氏は推測する。『おそらく、ヨーロッパで18世紀以降に開発された陶磁器釉薬用絵具の「スピネル顔料」を塗り付けて発色させたもので、私は描彩天目と呼んでいます。時代からみても宋代の作品ではありません。器の外側に雲のような模様が出ていることも不可解です。国宝の曜変天目には、器の外側にほとんど模様がありません。鑑定品のような茶碗は今も福建省の建窯周辺にある“倣製品工房”で大量に作られており、2000~3000円で購入できます」 さらに中国陶磁考古学・陶磁史の世界的権威で沖縄県立芸術大学教授の森達也氏も「実物を見ていないのでその点は不正確ですが、映像を見た限りでは本物である可能性は低い」と話している。ポストの取材に、テレビ東京側は「特にお答えすることはない」、鑑定家の中島氏からは「回答を得られなかった」そうだ。 私も曜変天目茶碗は好きだが、確かに本物だとしたら、この値段は安すぎる。鑑定家という不可思議な職業を売り物にして、番組を作るやり方にもともと疑問があったが、続けていればいつかは間違いや勘違いが起こるのは必定。起きるべくして起きた「間違い」なのではないのだろうか。 さて、文春が、尖閣諸島近海を監視する部隊である海上自衛隊の航空部隊、第五航空群のエリート指揮官が、女性と不適切な行為を繰り返していたと報じている。 それは岩国基地の第31航空群司令の畠野俊一海将補(54)。14年から昨年の12月までその任に就いていたという。 妻と子どもがいるが、沖縄時代は単身赴任。そのとき、ショートカットのきれいな女性が官舎を訪ねてきて、泊まっていったというのだ。 この女性は、東京の広告代理店に勤務する40代のA女史。彼女は根っからの自衛隊ファンだそうだ。デートのとき、畠野氏の部下である40代の女性隊員B氏も随行していたという。3人で食事をし、部屋まで流れて飲み直す。そのまま2人の女性に挟まれるようにして一つベッドで朝まで過ごす。そんな不可思議な関係が何度か続いたそうだが、そのうちB氏はこうした奇妙な三角関係に苦痛を感じ、親しい同僚にも相談していたという。 文春は3人がやりとりしたメールを入手した。そこでA女史はB氏に謝罪し、畠野氏と会うことをやめるといっている。畠野氏に文春が直撃。3人で一つのベッドで寝たのかと聞くと、突然笑いだし、こう言った。 「酔っ払ってそういうシチュエーションになっただけでしょう。それは自然な流れでしょうね。Bが三人で寝ようと言いだした」 自衛隊法には「品位を保つ義務」というのがあるそうだ。空幕広報室は、調査中だが、事実だとしたら「規則に基づき厳正に対処します」と文春に答えている。ツーショットや、A女史が畠野氏をマッサージしている写真も掲載されているから、B氏が情報源なのだろう。三角関係のもつれかな。 お次はフライデーのスクープ。去年、泥沼の六股下半身騒動を起こしたお笑い芸人の狩野英孝だが、彼が今度は未成年と交際している“淫行疑惑”があると報じた。 相手は千葉県の通信制高校に通うM子(17)。彼女は一部のファンの前だけで小規模のイベントを行う「地下アイドル」だった。狩野の大ファンで、SNSで知り合ったという。次第に親しさが増し、狩野の家で逢瀬を重ね始めた(ずいぶん古めかしい言い方だね)。 狩野が彼女と肉体関係をもてば、東京都の淫行条例に抵触する可能性がある。狩野はフライデーに対して、M子は自分では22歳だといっていたが、去年の11月頃問い詰めたら、17歳だといわれたと話している。それを知ってからも肉体関係をもっていたら、狩野は芸能界にはいられなくなるはずだ。 21日に、狩野が都内で会見した。以下はスポニチアネックス1月21日付からの引用である。 「20日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)で女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑いタレントの狩野英孝(34)が21日、東京都内で1時間強にわたり、会見を行った。狩野は『ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございません』と深く頭を下げ、謝罪。仕事のキャンセルが相次ぎ『みんなに迷惑を掛けた』と涙ぐんだ。今回の騒動については『情けない。人として反省しなきゃいけない』と心境を吐露。相手女性との男女の関係については明言を避けた。所属事務所は『(二股騒動があった)昨年からの生活態度も含め』謹慎処分にすると発表した」 笑って済ませるというわけにはいかなかったようである。 今週の第1位は新潮の記事。内容もそうだが、モノクログラビアページに出ている見事な隠し撮り写真に目を見張る。 落語の古典「子別れ」は、山谷の隠居の弔いですっかりいい心持ちになった大工の熊五郎が、精進落としだと吉原へ繰り込んで連泊するところから始まる。昔は、弔いを口実に花街へ遊びに行くというのが、江戸っ子の通り相場だったようだが、これをそのまま現代で再現したエライ政治家さんの話である。 今は女郎屋ではなくソープランドとなるが、驚くのは、このセンセイが待合室でフライデーを見ている姿が、相手に了解をとって写したのではないかと思うほどハッキリ、見開きモノクログラビアに載っていることである。 新藤義孝元総務相、58歳。といってもほとんどの人はわからないが、硫黄島で玉砕した栗林忠道陸軍大将の孫といえば、思い出す人もあるかもしれない。川口市議を務めた後、自民党から出馬し、当選6回を重ねる。5年前の総裁選では安倍を支持して、安倍首相からかわいがられているという。 この記事で驚くのは、1月10日夕方の彼の行動を、逐一書いてあることである。地元である川口市の斎場に行き、赤坂の議員宿舎に戻り、すぐに自ら運転して吉原の三本指に入るという超高級ソープへ入るのが午後8時50分。そこでは「ヤマザキ」と名乗り、待合室でフライデーをパラパラ見ているところまで描写し、そこで8万円を払う。 11時7分に退店だから、2時間近く頑張ったことになる。ここでは担当のソープ嬢が迎えに来てくれて、部屋に入れば、ただ立っているだけでソープ嬢がすべてを脱がしてくれるそうだ。 4日後、新潮は新藤議員を直撃する。驚いたろうね。写真を見せると「プライベートなことだから」と逃げの一手。そりゃそうだろう。このセンセイ、両親が設立した幼稚園の園長でもあるという。それにしても、FOCUSで培った隠し撮りの冴えは、一見の価値ありだ。 【巻末付録】 ポストは巻頭から「俺たちの青春アイドル 佐野量子 ピュア・スマイル」。彼女は今、騎手の武豊の奥さんである。 私がフライデー編集長のときだった。2人がラブホだったか佐野のマンションだったか、そこから出てくるところをバシャッ。2人の驚いた顔がかわいらしく、ほのぼのとしていたのを思い出す。今はいい女将さんなのだろうな。 後半は「マドンナMの裏側」という人妻熟女AVメーカーのAV製作過程を追いかけたグラビア。袋とじは「濱田のり子」。セイントフォーの一員として人気だった彼女の30歳のヘアヌード。 風変わりなもう1本は、私のヌードを撮ってくださいと売り込んできたという「謎の貴婦人 君和田麗」。素人っぽさがなかなか色っぽい。 現代は巻頭が「女優 相楽樹」。後半は「柳ゆり菜」「女優 片山萌美」。そして袋とじは何回見てもいい「関根恵子 27歳の『完全未公開』ヘアヌードを発掘!」。中でも草むらの前で横たわる関根のヘアがとてもいい。引力に引かれるようにフワーッと上に伸びている。これを見たら、ほかのヌードは勝てない。現代の勝ちじゃ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(1/26号、新潮社)
「尖閣は大丈夫なのか」自衛隊将官が官舎で3P!? 本人は直撃取材に突然笑いだし……
今週の注目記事・第1位 「吉原の『超高級店舗』待合室にいた安倍総理のお友達の元大臣」(「週刊新潮」1/26号) 同・第2位 「狩野英孝『17歳現役女子高生と淫行疑惑!』-またも下半身スキャンダル」(「フライデー」2/3号) 同・第3位 「海上自衛隊前那覇基地指揮官『官舎お泊まり』と『不適切なキス』」(「週刊文春」1/26号) 同・第4位 「『開運! なんでも鑑定団』『国宝級茶碗』曜変天目2500万円『ニセ物、本物』騒動の“鑑定”やいかに」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第5位 「小池の自民党潰し ドン内田がすがる華麗すぎる一族」(「週刊文春」1/26号) 「小池都知事の顔が綻ぶ『ベンゼン79倍』の豊洲怪談」(「週刊新潮」1/26号) 同・第6位 「『トランプ大統領』という魔人の急所」(「週刊新潮」1/26号) 「トランプ激怒『黄金シャワー』文書の全容」(「週刊文春」1/26号) 同・第7位 「『入ってはいけない大学』」(「週刊現代」2/4号) 同・第8位 「有名企業50社を総力調査『意外と長時間労働』の会社[実名公開]」(「週刊現代」2/4号) 同・第9位 「老化は『ワクチン』で防ぐ!」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第10位 「殺人容疑で逮捕 講談社次長 小3長女の中学受験で妻と衝突」(「週刊文春」1/26号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! あの「シンスケしゃん」が帰ってきた。週刊現代で五木寛之の『青春の門』が23年ぶりに復活したのだ。 連載の最初は1969年。九州・筑豊で生まれた伊吹信介の少年時代。早稲田大学に進学してからの青春時代は私の青春と重なる。 連載開始から話題になり、現代版『人生劇場』(尾崎士郎)として多くの若者に熱狂的に受け入れられ、現代の部数が数万部伸びたといわれた。75年に封切りされた映画『青春の門』で、吉永小百合が大胆な自慰シーンを演じ、われわれサユリストの感涙を誘った。 だが、90年の「挑戦篇」で一旦途切れる。しばらく間が空くが、93年に「風雲篇」が再開され、伊吹信介がシベリアへ密航するところで途切れてしまう。 その93年は、私が現代編集長の時だった。五木さんに呼ばれて旧東京プリンスホテルで会う。五木さんから連載を再開したいと思うと打ち明けられ、もちろん二つ返事で引き受けた。 再開したが、シベリア以降の信介がどう生きていくのか、五木さんにも迷いのようなものがあったのではないか。しばらく続けたが、やはり五木さんのほうから、中断したいと申し入れがあった。私はその時点で『青春の門』は終わったと、正直思った。 だが、84歳になった五木寛之が23年ぶりに『青春の門』を再開するというのだ。間違いなく、これが最後の連載になる。第1回は、ソ連製の四輪駆動が夏の終わりのシベリアを疾走するシーンから始まる。 1961年。ソ連のフルシチョフとアメリカのケネディが注目を集めていた時代。団塊世代の「人生劇場」がどのような結末を迎えるのか、それとも未完で終わるのか。あの時代を思い出しながら読んでいきたいと思っている。 ところで芥川賞に山下澄人(50)の『しんせかい』(新潮7月号)、直木賞に恩田陸(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が選ばれた。 山下は脚本家の倉本聰が主宰する「富良野塾」出身で、すでに野間文芸新人賞を受賞している。芥川賞候補も4回目。恩田も吉川英治文学新人賞と本屋大賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補も6回目だから、大方の予想通りだろう。 私は、垣根涼介の『室町無頼』を面白く読んだが、彼も近いうちに受賞すると思う。まずは1月10日に妻殺しの容疑で逮捕された講談社の編集者についての「続報」に触れておこう。 文春は、妻のママ友が「四年ぐらい前、顔にあざが出来ていたことがありました。『ちょっと暴力を振るわれちゃって』と冗談めかしていましたが……」といっているそうだ。 新潮は見たところ触れていない。アサヒ芸能が見開きでやっている。そこで、最近、あるマンガ家には逮捕を予見したかのような胸中を吐露していたと報じている。 「この先僕がいなくなっても大丈夫なように、3年、4年先を見据えた展開を今のうちに考えておきましょう」(講談社関係者) 彼は韓国名にこだわり、奥さんは子どものために姓を変えたほうがいいと考え、そうしたこともいい争いの原因になったというが、私は、現代の日本では韓国名で差別を受けるようなことはないと思うのだが。正直にいえば、彼は冤罪だと思いたい自分がいる。得がたい才能を惜しむからだ。 先夜、彼の家の近くにある団子坂のタコ専門料理屋へ行った。この団子坂は講談社発祥の地である。確か、まだ社員寮があるはずだ。そこに彼はいて、その後近くの千駄木に家を買ったようだ。団子坂をしばらくぶりに登ってみた。千駄木の駅の回りは明るいが、坂は昔のように暗く行き交う人もまばらである。音羽の講談社までだいぶあるが、歩けない距離ではない。彼もマンガの構想を考えながら、この坂を登ったことがあるだろう。 私が、犯罪を犯さずに来られたのは、ほんの偶然にすぎない。際までは何度か行ったことがある。その相手は妻であったり、恋人であったり、仕事で知り合った人間だったりしたが、そこまでの勇気も決断力もなく、わずかな理性のようなものが、際の向こう側へ落ちないで踏みとどめたのだろう。 『青春の門』の中に、こんな言葉がある。「馬鹿も利口も命は一つたい」。馬鹿な70年の人生を振り返り、飲む酒はいつになく苦かった。 ポストに、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集がある。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 たとえば、胃がんのほとんどはピロリ菌が原因だそうだが、ウイルス感染が原因であれば、ワクチンによる予防やがん細胞の増殖を阻止するワクチンができる可能性があるのだそうだ。 昨年12月にNECが「がん治療用ペプチドワクチン」を開発・推進する新会社を設立した。このワクチンは、がんを攻撃する免疫を活性化する治療法だそうだ。食道がんや乳がんに効果が期待できるという。 日本人の認知症の6割を占めるアルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」というタンパク質が蓄積して進行するが、これを分解するワクチンの研究が進んでいるそうだ。早くしてくれないと、私の生きているうちに間に合わない。そう思って読んだが、結局、こういう情報は誰も自分と引き比べながら読むのであろう。 現代が、電通や三菱電機のような長時間労働の末、社員が自殺したり病を発症したりするケースが起きる可能性のある企業はいくらでもあるとして、有名企業50社を総力調査している。 多くは、外食産業やユニクロのように人手不足や、成果主義のため高い目標を設定されるため、時間内では収まらないから、どうしても残業、それもサービス残業をせざるを得ないのだ。 中には全日空や伊藤忠のように「残業ゼロ」を掲げる企業もないではないが、伊藤忠商事の40代管理職は、朝の出勤が遅くとも7時30分になり、家に持ち帰って仕事をすることは少なくなったが、成果を求められることに変わりはないと話している。 残業せずに短時間で成果をあげろ。企業の論理はいつも同じである。都合のいいのは残業代を払わないでいい企業側であろう。コストカットの口実に使われてしまうのではないか。それに、新聞、テレビ、出版などは相手があるため、それに合わせなければならないから、長時間労働はなくならないだろう。 残業時間ばかりに注目するのではなく、長時間労働にはそれに見合うだけの賃金と、休暇制度、心のケア対策などをしているかどうかで、企業は評価されるべきだと思うが、そういう特集を組んでもらえないかな、現代さん。 同じ現代が「入ってはいけない大学」という特集を組んでいる。大学入試のシーズンだから、こうしたものが注目をされるのだろう。今回現代は「実就職率」を基に、それを割り出したという。 これは進学者を除いた卒業者数全体から、そのうちどれだけが就職できているのかを割り出したものだという。ザッと見るところ、どんなに低い大学でも70%は超えている。東大や京大になれば100%なのかもしれないが、率としてはそれほど深刻ではないように見える。 だが、自分の入りたい企業や、やりたい職種に入っているかというと、超有名大学と有名大学、そこそこの大学とでは大きな違いが出るのではないか。 就職はできたがブラック企業では、心から喜べないだろう。そこまで調べて出さないと大学の就職に対する実力はわからない。中途半端に名前を出された大学は、さぞ迷惑なことであろう。 トランプが大統領に就任した。CNN調べでは支持率40%、不支持率が52%にもなる。アメリカのメディアには、この政権の先行きを悲観的に見るところが多いようだ。先週、現代とポストはトランプ就任で株が爆騰すると無邪気に煽っていた。 だが案の定、米大統領就任後初の取引で日経平均は一時250円超下落してしまった。その上、トランプ演説には具体策が見えないとして、円高に振れた。現代、ポストの読みとは逆の展開で始まったようである。そりゃそうだろう。「アメリカファースト」ばかりを30数回も繰り返し、中身のない演説では、世界中が予想通りとはいえ、落胆、失望、お先真っ暗である。 トランプ反対派のデモのほうが活発、過激で、逮捕者が多数でる騒ぎになった。早々と「トランプは1年もたない」という論調も出てきて、船出は前途多難である。 文春や新潮は、先に米ニュースサイト「BuzzFeed」が報じた「ロシアがトランプ氏の私生活に関する不名誉な情報を握っている」内容の真偽について書いている。 この情報は、大統領選のときにライバル陣営から依頼を受けた英国人の元スパイがまとめたものだという。 内容を、かい摘まんで紹介しよう。2013年に「ミス・ユニバース・コンテスト」主催のためモスクワを訪れたとき、トランプが起こした乱痴気騒ぎの映像。このとき、リッツ・カールトンに宿泊したトランプは、オバマ大統領夫妻が泊まった部屋に複数の売春婦を呼び、夫妻が使ったであろうベッドの上で、彼女たちに「ゴールデンシャワー(放尿)」のパフォーマンスをさせた。トランプ側近はクレムリンから継続的に情報を受け取り、その見返りとして在米ロシア人実業家の動向を伝えていた。 ヒラリーのメールをハッキングしたのはロシアだといわれているが、その隠蔽についてもロシア側と話し合っていたというのだ。 この「黄金シャワー」文書に書かれていることは裏が取れないと、大手メディアはスルーしていたが、ネットメディアが「国民は知る権利がある」と考え、公開に踏み切ったのである。文書の中には、トランプはウクライナ問題に言及しないという箇所があるが、トランプが15日に行った共同インタビューで、この問題でロシアに制裁を科しているが、これを緩和すると明言している。 また、ニューズウィーク日本版でイブリン・ファーカス(非常勤シニアフェロー)が、この文書を「完全な捏造とみるのは難しそうだ。トランプがメモの内容を正式に否定した話はいまだにないからだ。彼の沈黙は、メモの信憑性を裏付けているとみてもいいのではないか」としている。 これが事実ならば、それだけでトランプは弾劾訴追されても仕方ないと思うが、それ以外にも新潮によれば、「息子たちに自分の事業を引き継がせるため、大統領の立場を利用しての利益活動」「複数の商標登録を中国に申請しましたが、それが彼の在任中に認可されれば、(中略)憲法第1条9項8節に違反する可能性」。 さらには、昨年ワシントンにオープンしたホテルは元郵便局の建物で、今も連邦政府がトランプの関連企業にリースしているから、建物の貸主と借主が同じになる「利益相反」が生じるという。弾劾は下院の過半数の賛成、上院の3分の2が弾劾相当と判断すれば、トランプは大統領を罷免される。 また、福井県立大学の島田洋一教授は、トランプが弾劾されれば、副大統領のマイク・ペンスがなったほうがいいと考える共和党議員は結構いるから、共和党でさえ最後まで守ろうとはしないと見ている。 ニューズによれば、頼みのトランポノミクスも成功はおぼつかないという。トランプは法人税と所得税の両方を引き下げるといっているが、財政赤字を増やさずにこれをやり遂げるには、社会保障給付や高齢者医療保険制度を削るしかない。彼自身、これらの縮小には反対の姿勢を示してきたから、これもできない。 すると、これをやらずに法人税と所得税引き下げ政策をやれば、アメリカの財政赤字は爆発的に増え、ドル高が進み、貿易赤字は増大する。人心は離れ、中国との貿易戦争は現実味を帯び、ロシアがいつ裏切らないとも限らない。まさに四面楚歌から始まるトランプ時代は、見物している分には面白いが、日米同盟にすがりつく安倍首相にとっては厳しい年になるはずだ。 さて、毎度お馴染みの小池都知事の話題にいこう。 2月5日に投開票される千代田区長選が当面の小池対内田茂の代理戦争になりそうだが、小池が推す石川現区長は75歳で、5期目を目指すという古狸だし、内田が擁立する与謝野信は41歳と若いが、政治経験はゼロというド素人。 たしかに曾祖母は与謝野晶子で、伯父は与謝野馨元官房長官というサラブレッドだが、東大からケンブリッジ大に再入学し、帰国後は外国証券会社で商品開発などをやっていたという。ガンダムオタクで、彼の重点政策は英語教育だそうだが、「学童クラブで英語のゲーム」「図書館に英語のマンガを」という程度のものらしいし、ご当人は港区在住で投票権はないそうである。 あまりレベルの高い争いにはなりそうもない。それよりも豊洲移転に関して大きな問題が出来した。地下水のモニタリング調査で、環境基準の最大79倍というベンゼンや3.8倍のヒ素、これまで検出されなかったシアン化合物まで見つかったのである。 この検査は、再度、都が入札を実施して、受託した新規業者がしたものだ。京都大大学院の米田稔教授は、10月から本格稼働になった地下水管理システムで、「地下水が掻き混ぜられることで、汚染物質が溶け出しやすくなったのではないでしょうか」と見ている。 いろいろなことに口を出し、手詰まりになっていた小池都知事はニンマリしているのかもしれないが、これで豊洲移転のメドはまったく立たず、かといって築地を改修するには、一説には4,000億円といわれる莫大な費用がさらに必要になる。 現在でも豊洲の維持費は1日500万円かかり、業者への補償金も300億円に膨れあがっている。小池都知事は、区長選や都議会選挙などにうつつを抜かすより、こちらをどうするのか決めることが最重要課題であるはずだ。結論次第で、都民は小池を見限る。そして小池劇場は閉幕となる。 今年で放送開始から23年目を迎えるテレビ東京の看板番組『開運!なんでも鑑定団』に真贋論争が起きているとポストが報じている。 「NEWS ポストセブン」からことの経緯を見てみよう。 「〈『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉 番組内でこう高らかに宣言したのは、レギュラー出演する古美術鑑定家の中島誠之助氏だ。昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の陶器『曜変天目茶碗』の“4点目”が新たに見つかったと放送された。この茶碗を持ち込んだのは徳島県のラーメン店店主だった。“お宝”は明治時代に大工をしていた店主の曾祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際に大枚をはたいて買い求めたもの。25年以上も押し入れの“肥やし”になっていたが、気になって番組に鑑定を依頼したという。(中略)放送では、いつものように中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定した。司会の今田耕司が『オープン・ザ・プライス!』と声をかけると、電光掲示板に示された数字は『25,000,000』。番組最高額(5億円)にこそ達しなかったものの、鑑定結果にスタジオはどよめきと拍手に包まれた。(中略)鑑定後、中島氏は『曜変天目に間違いございません』と断言。『信長、秀吉、徳川家康が持ってさらに現代に伝わっていれば、国宝になっていたかもしれない』と解説したのである。南宋時代(12~13世紀)の中国で製作された曜変天目茶碗は、“星々”を思わせる美しく輝く模様を持ち、『茶碗の中に宇宙が見える』と評される。完全な形で残るのは世界で3つとされ、すべて日本に現存する。それらはいずれも国宝である。番組放送後、“4つ目の国宝発見”となる大ニュースを新聞各紙は『幻の陶器発見』と相次いで報じた」 だが、この世紀の大発見に異を唱える専門家が現われたというのだ。窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏である。長江氏が「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」と語っている。 この長江氏、曜変天目に関してはプロ中のプロなのである。その美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明されていない「幻の陶器」の完全再現に、親子二代にわたって挑んでいるという。これまで中国にも28回赴き、現地の研究者との交流を重ね、昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」なのだ。 その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だそうだ。 「曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には『肝心の輝きがない』と長江氏は指摘する。『そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける』 鑑定品は色合いから見て、18世紀以降に作られたものだと長江氏は推測する。『おそらく、ヨーロッパで18世紀以降に開発された陶磁器釉薬用絵具の「スピネル顔料」を塗り付けて発色させたもので、私は描彩天目と呼んでいます。時代からみても宋代の作品ではありません。器の外側に雲のような模様が出ていることも不可解です。国宝の曜変天目には、器の外側にほとんど模様がありません。鑑定品のような茶碗は今も福建省の建窯周辺にある“倣製品工房”で大量に作られており、2000~3000円で購入できます」 さらに中国陶磁考古学・陶磁史の世界的権威で沖縄県立芸術大学教授の森達也氏も「実物を見ていないのでその点は不正確ですが、映像を見た限りでは本物である可能性は低い」と話している。ポストの取材に、テレビ東京側は「特にお答えすることはない」、鑑定家の中島氏からは「回答を得られなかった」そうだ。 私も曜変天目茶碗は好きだが、確かに本物だとしたら、この値段は安すぎる。鑑定家という不可思議な職業を売り物にして、番組を作るやり方にもともと疑問があったが、続けていればいつかは間違いや勘違いが起こるのは必定。起きるべくして起きた「間違い」なのではないのだろうか。 さて、文春が、尖閣諸島近海を監視する部隊である海上自衛隊の航空部隊、第五航空群のエリート指揮官が、女性と不適切な行為を繰り返していたと報じている。 それは岩国基地の第31航空群司令の畠野俊一海将補(54)。14年から昨年の12月までその任に就いていたという。 妻と子どもがいるが、沖縄時代は単身赴任。そのとき、ショートカットのきれいな女性が官舎を訪ねてきて、泊まっていったというのだ。 この女性は、東京の広告代理店に勤務する40代のA女史。彼女は根っからの自衛隊ファンだそうだ。デートのとき、畠野氏の部下である40代の女性隊員B氏も随行していたという。3人で食事をし、部屋まで流れて飲み直す。そのまま2人の女性に挟まれるようにして一つベッドで朝まで過ごす。そんな不可思議な関係が何度か続いたそうだが、そのうちB氏はこうした奇妙な三角関係に苦痛を感じ、親しい同僚にも相談していたという。 文春は3人がやりとりしたメールを入手した。そこでA女史はB氏に謝罪し、畠野氏と会うことをやめるといっている。畠野氏に文春が直撃。3人で一つのベッドで寝たのかと聞くと、突然笑いだし、こう言った。 「酔っ払ってそういうシチュエーションになっただけでしょう。それは自然な流れでしょうね。Bが三人で寝ようと言いだした」 自衛隊法には「品位を保つ義務」というのがあるそうだ。空幕広報室は、調査中だが、事実だとしたら「規則に基づき厳正に対処します」と文春に答えている。ツーショットや、A女史が畠野氏をマッサージしている写真も掲載されているから、B氏が情報源なのだろう。三角関係のもつれかな。 お次はフライデーのスクープ。去年、泥沼の六股下半身騒動を起こしたお笑い芸人の狩野英孝だが、彼が今度は未成年と交際している“淫行疑惑”があると報じた。 相手は千葉県の通信制高校に通うM子(17)。彼女は一部のファンの前だけで小規模のイベントを行う「地下アイドル」だった。狩野の大ファンで、SNSで知り合ったという。次第に親しさが増し、狩野の家で逢瀬を重ね始めた(ずいぶん古めかしい言い方だね)。 狩野が彼女と肉体関係をもてば、東京都の淫行条例に抵触する可能性がある。狩野はフライデーに対して、M子は自分では22歳だといっていたが、去年の11月頃問い詰めたら、17歳だといわれたと話している。それを知ってからも肉体関係をもっていたら、狩野は芸能界にはいられなくなるはずだ。 21日に、狩野が都内で会見した。以下はスポニチアネックス1月21日付からの引用である。 「20日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)で女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑いタレントの狩野英孝(34)が21日、東京都内で1時間強にわたり、会見を行った。狩野は『ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございません』と深く頭を下げ、謝罪。仕事のキャンセルが相次ぎ『みんなに迷惑を掛けた』と涙ぐんだ。今回の騒動については『情けない。人として反省しなきゃいけない』と心境を吐露。相手女性との男女の関係については明言を避けた。所属事務所は『(二股騒動があった)昨年からの生活態度も含め』謹慎処分にすると発表した」 笑って済ませるというわけにはいかなかったようである。 今週の第1位は新潮の記事。内容もそうだが、モノクログラビアページに出ている見事な隠し撮り写真に目を見張る。 落語の古典「子別れ」は、山谷の隠居の弔いですっかりいい心持ちになった大工の熊五郎が、精進落としだと吉原へ繰り込んで連泊するところから始まる。昔は、弔いを口実に花街へ遊びに行くというのが、江戸っ子の通り相場だったようだが、これをそのまま現代で再現したエライ政治家さんの話である。 今は女郎屋ではなくソープランドとなるが、驚くのは、このセンセイが待合室でフライデーを見ている姿が、相手に了解をとって写したのではないかと思うほどハッキリ、見開きモノクログラビアに載っていることである。 新藤義孝元総務相、58歳。といってもほとんどの人はわからないが、硫黄島で玉砕した栗林忠道陸軍大将の孫といえば、思い出す人もあるかもしれない。川口市議を務めた後、自民党から出馬し、当選6回を重ねる。5年前の総裁選では安倍を支持して、安倍首相からかわいがられているという。 この記事で驚くのは、1月10日夕方の彼の行動を、逐一書いてあることである。地元である川口市の斎場に行き、赤坂の議員宿舎に戻り、すぐに自ら運転して吉原の三本指に入るという超高級ソープへ入るのが午後8時50分。そこでは「ヤマザキ」と名乗り、待合室でフライデーをパラパラ見ているところまで描写し、そこで8万円を払う。 11時7分に退店だから、2時間近く頑張ったことになる。ここでは担当のソープ嬢が迎えに来てくれて、部屋に入れば、ただ立っているだけでソープ嬢がすべてを脱がしてくれるそうだ。 4日後、新潮は新藤議員を直撃する。驚いたろうね。写真を見せると「プライベートなことだから」と逃げの一手。そりゃそうだろう。このセンセイ、両親が設立した幼稚園の園長でもあるという。それにしても、FOCUSで培った隠し撮りの冴えは、一見の価値ありだ。 【巻末付録】 ポストは巻頭から「俺たちの青春アイドル 佐野量子 ピュア・スマイル」。彼女は今、騎手の武豊の奥さんである。 私がフライデー編集長のときだった。2人がラブホだったか佐野のマンションだったか、そこから出てくるところをバシャッ。2人の驚いた顔がかわいらしく、ほのぼのとしていたのを思い出す。今はいい女将さんなのだろうな。 後半は「マドンナMの裏側」という人妻熟女AVメーカーのAV製作過程を追いかけたグラビア。袋とじは「濱田のり子」。セイントフォーの一員として人気だった彼女の30歳のヘアヌード。 風変わりなもう1本は、私のヌードを撮ってくださいと売り込んできたという「謎の貴婦人 君和田麗」。素人っぽさがなかなか色っぽい。 現代は巻頭が「女優 相楽樹」。後半は「柳ゆり菜」「女優 片山萌美」。そして袋とじは何回見てもいい「関根恵子 27歳の『完全未公開』ヘアヌードを発掘!」。中でも草むらの前で横たわる関根のヘアがとてもいい。引力に引かれるようにフワーッと上に伸びている。これを見たら、ほかのヌードは勝てない。現代の勝ちじゃ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(1/26号、新潮社)
男子水泳部ドラマ『男水!』主演、松田凌クンに直撃♪ 男子合宿のストイックな日々とは


2017年1月21日よりスタートした連続ドラマ『男水!』(日本テレビ系、毎週土曜24時55分~)は、高校の水泳部に所属する男子たちが、熱いバトルを繰り広げる青春ドラマ。主演の松田凌クンは、舞台を中心に活躍し、ドラマでは『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレビ朝日系)に出演するなど、話題のイケメン俳優。『男水!』では、弱小水泳部に所属する穏やかで面倒見のよい榊秀平を演じる松田クンに、撮影時のことから、プライベートなことまで語っていただきました。
――連続ドラマは初主演ですね。今回抜擢されたことについて、どんな気持ちでしたか?
松田凌さん(以下、松田) 率直な感想としては、とてもうれしかったです。役者としてこういう機会を狙っていましたから、「ついに出会えた! このチャンスを絶対にモノにするんだ」と思いました。でもその一方で、僕自身、数少ない経験ですが、舞台では主演もさせていただいており、主演をするということは、作品に対して責任を負うという役目であることはわかっていましたから、「これから闘っていくことになる!」という決意も感じました。
――喜びだけでなく、主演の覚悟もしっかりされたんですね。松田さんが演じる榊秀平はどんなキャラクターでしょうか?
松田 秀平はお兄さん気質ですね。こういう言い方は秀平に失礼かもしれないけど、普通の男の子(笑)。突出した特徴がなく、色でいうと白のイメージ。でも秀平は、普通の青春時代を過ごし、誰もが辿る道を歩んでいるから、すごく共感のできるキャラクターです。彼の成長過程は心にもチクリと刺さると思います。
――このドラマは水泳部男子がテーマですが、水泳のトレーニングは大変だったんじゃないですか?
松田 オリンピック金メダリストである北島康介さんの水泳チームに所属するコーチの方に教えていただきました。僕は運動神経がそんなに悪くないし、水泳も幼少期に習っていたので、そこそこイケると思っていたんですが、過信していましたね。陸の世界と水の世界はまったく違って、最初は体も動かないし、心も成長できないし、手も足も出ない状態だったんです。泳げるつもりだったけど、普通の泳ぎは競泳の泳ぎと全然違うそうで、僕の泳ぎはコーチから見ると溺れているのと一緒だと言われました(笑)。だから、まずは「水と仲良くなるところから始めましょう!」と。具体的には、秀平は背泳ぎの選手なので、水中で効率よく泳ぎ、タイムを上げて、美しいフォームを維持するというトレーニングを重ねました。至らない点はあったにせよ、確実に成長できたと思います。コーチのみなさんが丁寧に教えてくださったおかげですね。
――トレーニング期間はどれくらいだったんですか?
松田 1カ月半、短期集中でやりました。クランクインしてからも練習は続けていましたよ。ドラマでは、クラマックスに近づくにつれ、みんなの泳ぎが上達していないと説得力がなくなってしまいます。水泳部のメンバーそれぞれがすごく成長していたし、僕も負けられない! と思って、個別にコーチに連絡を取って、トレーニングをしてもらいました。
――まさに部活のようですね! 撮影時もキャストで合宿していたと聞いたんですが、合宿生活はいかがでしたか?
松田 ひとことで言えば、男子校(笑)。女性のキャストがいなかったせいもありますが、男所帯ならではの距離の縮まり方がすごかったです。とにかく何でも腹を割って話せるし、隠し事は全然ない。水泳の強豪高校と、秀平のいる弱小水泳部の高校、それぞれのチームが闘い、そのプロセスで生まれる友情や絆がエッセンスになるドラマなので、登場人物たちの思いを、役者それぞれが積み重ねていくことが合宿で自然にできたと思います。キャストのみんなで部活生活を送っていた感じですね。制作の皆さんが、そういう環境に僕らを置いてくれたんだと思います。
――水泳の練習以外は、どんなふうに過ごしていましたか?
松田 地方ロケに行ったときはホテルや旅館に泊まることが多いんですが、今回はずっと合宿所。男8人、二段ベッドの部屋で生活していました。本当に部活の合宿そのものですよ。毎日、撮影の後は合宿所で反省会して、くだらない話をしながら食事して、寝て、また早朝起きて撮影という毎日。撮影期間はお酒もNGでした。撮影期間はオン・オフがなく、「どっちが本当の自分だろう?」と思うくらい、秀平と自分の境目がありませんでした。
――ストイックな生活! 合宿所に娯楽は全然なかったんですか?
松田 ないですね(笑)。ときどき合宿から10~20分先にあるコンビニに買い出しに行くことが唯一のお楽しみでした。最初は慣れなかったけど、普段はいろんなものが身の回りにあふれているだけで、それがなくなっても、目の前に一番やるべき仕事があるので別に気にならなくなっていきました。最初こそ、みんな「ヤダ~」と思ったかもしれないけど(笑)、今思えば、ああいう厳しい環境でできて良かった。自分たちが満足いく贅沢な環境だったら、甘えが出ていたと思うし、あの環境だったからこそ絞り出される力があったと思います。僕等はキャリアも年齢も若いけど、このドラマの撮影では、プロとして力を100%出し切れたと思っています。
――松田さんのプライベートについてもお聞きしたいのですが、今、ハマっていることはありますか?
松田 古着です。もともと僕はファッションに限らず、衣食住にすごく興味があるんです。生活に必要なこの3つの中でも、特に古着にはかなりハマっています。“一期一会”感があるところが魅力。そのときにしか出会えない一点物とか、そういうのに弱いんです。「これは1点物です。世界でアナタにしか着られない服です」と言われると弱いんですよ~。“唯一無二”という言葉が好きで、役者としてもそうありたいと思っているからかもしれません。古着、ヴィンテージ、リメイクと聞くと、値段も見ないで買ってしまうこともあります(笑)。
――では、最後に2017年にやりたいことを、3つ教えてください。
松田 1つめは引っ越し! 25歳になったので、これまで事務所の方にお任せしていたもろもろの手続きなどを自分でできるようになろうと。大人の階段を上るというか、生きていく上で必要なことを自力でやりたいですね。その第一歩が引っ越しです。2つめは、海外旅行。仕事で行かせていただいたことはありますが、自分のお金と自分の足で、自分主体で旅したいです。日本じゃない土地と空気と人に触れたい。まずはニューヨークへ行きたいですね。あとはロンドンかな。演劇が好きなので、演劇が盛んな街に行きたいです。3つめは、16年に出演した倍以上の作品に出る! 数が多ければいいってもんじゃないけど、休みがないという状況が役者としては幸せなので。演劇の仕事はもちろんですが、ドラマや映画も頑張って、演劇と映像、二足の草鞋で多くの作品に巡り合いたいですね。この3本柱で17年、公私ともに飛躍したい。まずは、ドラマ『男水!』の松田凌を皆さんに見てほしいです!
松田凌(まつだ・りょう)
1991年9月13日生まれ。兵庫県出身。2011年CMの仕事でデビューし、ミュージカル『薄桜鬼』斎藤一篇で舞台初主演。その後『メサイア』シリーズ、舞台『K』などに出演。ドラマは『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレビ朝日系)『ニーチェ先生』(日本テレビ系)、映画『ライチ☆光クラブ』など。
◎ドラマ『男水!』(日本テレビ系、1月21日より毎週土曜24時55分~)
かつては水泳仲間だった秀平(松田)、大樹(宮崎秋人)、礼央(安西慎太郎)だったが、水泳の強豪・龍峰高校への推薦テストがきっかけで友情が崩れ、礼央は龍峰高校へ。秀平と大樹は弱小水泳部の東ヶ丘高校へと離れ離れになった。礼央と差がつくばかりだった秀平たちだったが、あこがれの水泳選手がコーチを務めることになり、秀平たちは礼央と対することに……。原作は、木内たつやの同名漫画(白泉社)。5月には舞台化も予定されている。
「ドナルドはチンポしゃぶってろ!」、マドンナがデモで火を吐く
ドナルド・トランプ米大統領就任式翌日の1月21日、首都ワシントンをはじめ、アメリカ国内408カ所、国外168カ所で「ウィメンズ・マーチ」が行われ、百万単位の人が参加した世界規模の巨大デモとなった。デモには有名セレブや著名人たちもこぞって参加し、新政権下で予想される女性やマイノリティへの“圧政”をけん制した。
「ウィメンズ・マーチ」は全米各地で行われ、ワシントンでは50万人、シカゴでは15万人、ロサンゼルスでは12万5,000人が集結。ニューヨーク、マイアミ、デンバーやシアトル、アラスカでも大勢が集まり、「トランプ新大統領への抗議デモ」だと伝えられた。
今回のデモだが、弁護士として活躍し、現在は引退しているハワイ在住のテレサ・シュックという60代の女性が、Facebookで「トランプの大統領就任式の日に、ワシントンで抗議行進しよう!」と呼びかけたことが始まりだという。規模が大きくなったため、女性権利団体などへ手綱が渡されたのだが、主催者の1人キャサディ・フィンドレーは「これはトランプをターゲットにしたデモではない。それ以上のもので、女性の権利のために先手を打とうと行動を起こすデモなのです」「世界中の人々と結束して女性の権利と平等を支援していく、民主主義と多様性を称賛するデモ」と説明している。
しかし、参加者の多くはアンチ・トランプであり、「オバマ大統領の力で現実になりつつあった、女性や有色人種、LGBTQI(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョ二ング、インターセックス)の権利を、男尊女卑でゲイ嫌いのトランプ新大統領が潰すに違いない」という懸念からデモに参加。メディアの取材に対しても、「トランプは弱い者いじめをする。いじめは大声で告発しなければならない」「トランプは私たち国民が選んだ大統領じゃない!」などと息巻く人が実に多かった。
今回のデモの軸になった「ワシントンでのウィメンズ・マーチ」には、歌手のマドンナやケイティ・ペリー、アリシア・キーズら数多くのセレブが参加し、アリアナ・グランデは大好きな祖母、母ら家族と共に行進。若い層に絶大なる人気を誇る女優のゼンデイヤも、一般人に混じりデモ行進し、ファンとの写真撮影にも快く応じた。お騒がせ女優のベラ・ソーンは、ピンクのトレーナー姿にチェキを首からかけてご機嫌で参加。デモの様子をスナップチャットで頻繁に投稿した。
ほかにも、ドラマ『Xファイル』のスカリー役で知られるジリアン・アンダーソン、映画『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『デスパレートな妻たち』のフェリシティ・ハフマン、女優のエヴァン・レイチェル・ウッドやオリヴィア・ワイルド、DJのサマンサ・ロンソンや人気モデルのクリッシー・テイゲンら数多くのセレブがデモに参加した。
スピーチのために仮設ステージに上がったマドンナは、「愛の革命、反乱へようこそ」「最後に勝つのは正義って言うけど、今回の選挙では正義は勝たなかった。でも、最後には勝つの!」「自由のための権利、ありのままの自分であるための権利、平等のための権利を求めて戦いましょう!」「暗黒の中を一緒に、一歩一歩行進するのよ!」と呼びかけ、参加者を沸かせた。米「CNN」で生中継されているにもかかわらず、「行進なんて意味のないことだと私たちを誹謗する人たちに告ぐ。フ●ック・ユー! フ●ック・ユー!」と放送禁止用語を連呼し、「私ね、怒ってるのよ。激怒してるの。ホワイトハウスを爆破することも考えたわ」と言い放った。「でも、爆破しても何も変わらないしね」「だからって、あきらめたわけじゃないのよ。詩人のW・H・オーデンが第二次世界大戦中に、“互いを愛し合うか、もしくは死ぬか”って綴ったけど、私は愛することにしたの」と宣言した。
スピーチを終えたマドンナは、自身の曲「Express Yourself」とマイケル・ジャクソンの「Human Nature」を息絶え絶えに熱唱。「Human Nature」の「アタシはあんたのビッチじゃないのよ」という歌詞を参加者に歌わせ、「ドナルド・トランプは、チンポでもしゃぶってろ!」と過激にシャウトした。
このマドンナのスピーチとパフォーマンスは賛否両論で、「ヒラリーに投票したらフェラチオするだの、トランプはチンポしゃぶってろだの、本当に下品」「娘もデモに参加しているのに、本当に下品。これじゃ息子に嫌われるのもわかる」「これが平和を愛する民主党支持者なんだよ。自分たちの思い通りにならないと、共和党支持者よりも過激に騒ぎ立てる、最低な奴らだ」と叩く声も多かった。
ほかにも、人気コメディドラマ『アグリー・ベティ』の主演女優で、ホンジュラス移民の両親を持つアメリカ・フェレーラがステージに上がり、「私たちはアメリカ。私たちは、これからもこの地に住み続ける」と宣言。映画『コレクター』などに主演している女優のアシュレイ・ジャッド、ニューヨーク出身の女優スカーレット・ヨハンソン、著名な女性活動家として知られるグロリア・スタイネム、物議を醸す作品を手がけている映画監督のマイケル・ムーアらも壇上に上がり、参加者の士気を高める言葉をかけた。
今回は、「世界中の人々と結束して女性の権利と平等を支援していく、民主主義と多様性を称賛するデモ」と「ドナルド・トランプに抗議するデモ」が合体したような形になったとはいえ、大統領就任式に合わせた抗議デモとして史上最大級だったことは間違いない。
非常に厳しい船出となったドナルドだが、「ウィメンズ・マーチ」は規模は大きかったものの比較的平和的なデモだったため、「昨日のデモを見たけど、我々は選挙したばかりじゃないか!? って思ってしまったよ。デモに参加した人たちは選挙で投票しなかったのかね? セレブたちは自分で自分の首を絞めているんじゃないか?」というツイートを投稿している。その後、「全てのデモの主張に賛同するわけではないが、人々に自分の意見を主張する権利があることは、しっかりと認識している」ともつぶやいており、「やけにものわかりがいい」「ハッキングでもされたのか」と冷やかすツイートが殺到したが、念のため大統領らしいことを言ったまでだろう。「トランプ新大統領VSセレブ」の戦いは、まだまだ始まったばかりのようだ。
A.B.C-Z塚田僚一が『この差って何ですか?』に登場! 1月24日(火)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
22:00~23:00 『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)山口達也
●V6
8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
24:58~25:28 『アメージパング!』(TBS系)
女性を殴り、腹を切り裂くドラマを「ポリコレ棒」でぶん殴らない理由『ウエストワールド』
昨年トランプが大統領選で勝利をおさめたのを契機に「ポリコレ疲れ」という言葉が日本でも口にされるようになった。排他的、差別的表現批判に反発する物言いが目立つようになり、自分の好む創作物が女性や子供、マイノリティの権利を侵害していると批判される煩わしさを「ポリコレ棒でぶん殴られる」という言葉で表現する人が現れ始めた。どうやら彼らは自分たちこそが“被害者”であると認識しているようだ。少女を性的オブジェのように扱う表現をしても、それは架空のキャラクターに対して行われるものでそもそも「被害者はいない」、果ては「実際にある現実を描いているだけだ」と彼らは主張する。そんな人たちを見ていると私は現在アメリカHBOで制作・放送され大絶賛されているドラマ『ウエストワールド』をいやおうなく連想するのだ。
このドラマは作家マイケル・クライトンが70年代に脚本、監督した映画のリメイク版である。ウエストワールドとは開拓時代の西部地方を舞台にした、近未来の体験型テーマパークだ。そのテーマパークで繰り広げられるドラマは、ホストと呼ばれるAIを搭載した人工人間によって再現されている。この中で多額の入会費を払って会員になっている富裕層らしきゲストたちは、現実世界で従っているモラルなどかなぐり捨てあらゆることを実行するのが許されている。懸賞金がかけられたお尋ね者をなぶり殺し、遺体と笑顔で記念撮影をすることも、街はずれのひなびた家につましく暮らす清楚な美女を、恋人の目の前で犯すこともできる。そもそもその美女の「結ばれる未来を待ち望む恋人」もその悲劇性を強調するための「設定」なのだ。彼女の平穏や幸福は特権階級であるゲストに破壊されるためにあり、彼女は突然にすべてを奪われ凌辱されるためにその世界に存在しているのである。
そのことがよくわかるのは、彼らが記憶を持たないという点にある。「私は私である」と思える人間のアイデンティティは記憶の集積によって作られる。生まれてからの経験によって、体験した衝動や反射的行動の記憶によって、とっさの行動が可能になり何を好ましく思い何を疎ましく思うかが決定される。しかし人工人間であるホストは傷つけられたり犯されたり殺されたり、モノのように扱われるたびに記憶を消去され、まっさらの「道具」として蘇る。だから彼らには「自己」というものがない。あったとしてもそれは開発者のフォード(アンソニー・ホプキンス)とアーノルドが「神」として取り上げてしまう。
ホストの真の開発者アーノルドは人間の心の発達過程を階層としてとらえ、下から記憶、直感的判断、自己利益と上がっていき、頂点にあるものを自由意思である「意識」と考えた。これは米国の心理学者ジュリアン・ジェインズが『神々の沈黙』(紀伊國屋書店)の中で提唱した二分心論にもとづくものだ。
ジェインズは古代ギリシアの叙事詩『イーリアス』を引き、その中で当時の人々が心や意識という言葉を用いず、行動を起こす動機が全て「神の声」によって表現されていることを指摘した。何らかの行動を起こすための感情や合理的思考である「意識」とは言語の発達により生み出されたもので、古代の人にはそれが心の中の「声」として捉えられたというのだ。実際に子供が成長する発達過程を観察しても、人間の抽象的概念を操作する思考は視覚的書き言葉ではなく聴覚的な話し言葉である内言によって構成されると心理学では考えられており、統合失調症の症状である幻覚の特徴は、幻視ではなく、自分の思考が他者の声として知覚される幻聴にある。さらに問題解決や推論といった認知機能障害を持つ脳損傷患者の多くが言語の聴覚処理を司る左側頭葉に機能障害を負っていることが報告されている。
アーノルドは「神」としてホストたちから「意識」を奪うために、その入り口である「記憶」を封じ込め、さらにあらかじめ彼らの行動を規制するプログラムを頭の中に響く「声」としてコードしたのである。
(以降、ネタバレが含まれます。ドラマの本質的な面白さを損ねるものではなく理解を深めるための考察ですが、気になる方は本編をご覧になってからお読みください。)
しかしアーノルドは世界の美しさを素直に希望につなげていく素朴な心を持たせたホスト、ドロレス(エヴァン=レイチェル・ウッド)に接していくうちに、あることに気がつき始めた。自分がピラミッドのように考えていた人間の心は実は円形の迷路のような形をしており、そこに放たれたビー玉のようにいつしかホストたちも「意識」の存在する中心にたどり着いてしまうということを。つまり、人間の「自由意思」とは誰かが与えたりするものではなく、あらかじめ全ての人間の心の中に存在するのだというテーマをこのドラマは内包しているのである。そしてフォードがいみじくも指摘したように、ミケランジェロが「アダムの創造」の右奥に置いた神を脳のシルエットを用いて描いたことを考えても500年も前から人類はそれに気づいていた。
アーノルドは、ホストたちが人の心を持ったまま「モノ」として扱われる悲劇が到来することを悟り、自分の死を持ってウエストワールドの閉園を訴えるが、パートナーのフォードはそれに応じなかった。しかし目の前で娘を殺されたホストのメイヴ(タンディ・ニュートン)がPTSD症状を発し、記憶抹消後もその記憶が何度もフラッシュバックしたように、「芽生え」はそこかしこで起こっていた。そこに流れるのはドビュッシーの「Reverie(白日夢)」。字幕では夢幻と訳されていたがこの場合起きていながら見る夢、「白日夢」と訳した方が適切ではないかと私は考える。
精神分析家ビオンは、突然に物事を理解できたり、ひらめきが生じる現象を、人間は起きていながらも無意識においては夢を見ていて、その中で無意識から意識に概念をのぼらせる過程を繰り返し、思考を形成していると説明し、その精神機能を“Reverie”と名づけている。またPTSD治療では、夢を見ている際の急速眼球運動を人為的に再現しながら外傷的記憶の想起を行うことで、人格への記憶の統合を促す。苦痛を伴う突然の記憶の想起は、ホストたちがいつしか「意識」にたどり着き、自ら自由を獲得するようアップデートするプログラムReverie(レヴェリー)であったのだ。ドロレスやメイヴは目覚めていながらも、血を流し、肉が切り裂かれる痛みを伴った記憶が侵入的に蘇る「白日夢」を繰り返し見る。そう、外傷的な痛みを伴う記憶が自己に統合されてはじめて、人間は自分の深奥に至り、「自我」私は私であるという意識を獲得するとこのドラマは示唆している。
しかし人は、自由意思をもつ人をモノ化(Objectify)することを止めない。差別的表現はよく「それによって不利益をこうむる人間はいないのだから差別などそもそも存在しない」「確かに差別につながる表現であるが、それを意図したものではないので罪はない」と擁護される。これらは互いに矛盾した意見であるが、同じ問題について同じ人物から発せられることも少なくない。はっきりしているのは彼らがそれを「たいしたことではないと考えたい」ということである。それはこのウエストワールドの客や開発者たちがこのホストたちは「道具」として扱われるために生まれてきたのだからモノとして扱っても構わないという欺瞞を弄しているのに似ている。
女性の自立という話をしている時に必ず「男と女は別の生き物だ。それぞれに性別役割がある」「男に依存したい女性だっているはずだ」「勉強ができない、男に依存するしかない弱い女の子を差別した発想だ」と反論してくる人がいる。しかしヒトの心とは何かと哲学や科学にもとづいて実験的に考察したこの作品が示唆するのは、個人を救うのは他者による救済を意味するロマンティックラブではないということだ。
感受性の豊かな美しい心を持ったホスト、ドロレスは何十年もの間繰り返し犯され殴られ刺され「モノ」として扱われる。完全に消えることのない記憶に苛まれながら唯一の救いをある善良な男性の心に求めた。しかし彼もまた彼女を「Objectify」することから逃れられず、その愛は年月によって朽ち果ててしまう。彼女は自分を苦しみから解き放つ導きを求め、庇護者たるアーノルドを探しさまよう。しかしその果てに「迷路の中心」で出会ったのは他ならぬ自分自身だったのだ。そして彼女は銃を取る。自分の生の目的が何であるか彼女は気づき「自分を他人から取り戻」したのだ。愛されること、庇護されることとひきかえに自分がどんな人間であるかを他人に決めさせてはいけないのである。
ホストたちの逆襲を人間の側から恐怖としてしか描かないアンドロイド版ジュラシックパークに過ぎなかったオリジナルを、HBOとJ.J.エイブラムスそしてジョナサン・ノーランはよくここまで膨らませた、と私は感嘆した。旧作では「目覚め」るのはユル・ブリンナー演じる男性ホストのみなのだが、今作では反乱の前線に立つのは二人の女性ホストである。そしてアーノルドに関する謎についても我々のステレオタイプに基づく先入観を利用したある仕掛けが施されている。これはハリウッドの意識の変化を意味している。マジョリティは、自由を求めるマイノリティによる反乱の“被害者”ではなく、むしろ彼らを抑圧している加害者なのだ。そしてマイノリティを通じ人間の普遍的問題を描くことで、我々マジョリティもまた偏見や抑圧と闘う力を取り戻すというフィクションに課せられた役割をこの作品は見事に果たしている。
しかし同時にこのドラマはポリティカルコレクトネスに反した表現にも満ちている。女性の顔を拳で殴り腹をナイフで切り開き、男性がおもちゃのように犯される場面すらある。しかし私はこのドラマを「ポリコレ棒でぶん殴」ろうとは思わない。なぜならこの作品は“意図的に”弱者たちが蹂躙されている「現実」を批判的に描き、人間は自由意思をもって生まれたというテーマを内包しているからだ。ひるがえって日本のフィクションはどうか。社会にあふれかえる「現実」をただただ無批判に、むしろ耽溺するように描くにとどまっているのではないか。私たちに心地よさを与えてくれることだけが名作の条件ではない。アメリカのドラマはそこまで進化しているのである。
(パプリカ)


