元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんがカメラマンとしてかわいい声優さんの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の45回目! 今回は伝説の魔女っ娘アニメ『魔法の天使 クリィミーマミ』で知られる太田貴子さんが来てくれました! ――太田さんは1982年に『スター誕生』で、現在の徳間ジャパンからスカウトを受けてのデビューでしたが、それ以前にスカウトされたことは? 太田 もう時効だと思うんですけど、私が中学3年生の冬休みのとき、たまたま『スター誕生』を観に行ったんです。ぼ~っと見てたらスタッフさんに声をかけられちゃって、「やってみない?」って。 ――会場で!? 夢がありますね! 太田 それで、やることは決まってたんですけど、それだと世間体が……ってことで、一応オーディションを受けてくださいって。それで『スター誕生』に出たんです。 ――そして再びスカウト! 徳間ジャパンも、よほど惹かれるものがあったってことですね。そして、その翌年には、あの伝説のアニメ『魔法の天使 クリィミーマミ』の声優と主題歌という大仕事が! 太田さんは初めから声優志望だったんですか? 太田 いえ、初めに事務所から提示されたのは歌手か女優だったんですけど、歌が好きだったので歌手にしました。それが決まったら、もうバタバタバターっていろんなところへ挨拶回りに行って、徳間書店さんに顔を出したら、そこのお偉いさんに「こんな仕事があるんだけど、どう思う?」って言われて、「可愛いじゃないですか、やりた~い!」「じゃあやろう」って。その一言で決まったのがマミちゃんだったんです。 ――凄まじい展開ですねぇ! それで芸能活動が本格始動して、普通の女の子が急に何百人のファンの前で歌って握手して……大変でしたねぇ。 太田 不思議な感じでしたよね。でも、好きでやっていたから全然大変じゃなかったです。人が好きなんですよ、私。小さい頃から仲良くなるとすぐについて行っちゃうから、両親によく「危ない!」って言われてました(笑)。 ――本当に危ない~! 太田さんは当時まだ15歳ですが、マミみたいに学校とお仕事の両立は出来たんでしょうか? 太田 その当時は両立してました。学校が終わってスタジオに行って……毎日忙しかったですねぇ。そのときの声優さんたちはけっこう大御所の方が多いので、現場では私はいじられキャラでしたね(笑)。 ――初仕事の出来はどうでしたか?
太田 どん引きですよ……(笑)。一話は本当に自分で見るのも恥ずかしいくらいの棒読み(笑)! ――では、大御所の皆さんが良い先生になった感じですね。 太田 まぁ先生というか、教えてはくれませんけどね(笑)。今の声優業界は教えてくれるものなんですか? 当時は、先輩より監督がマンツーマンで教えてくれてました。教え方も優しくて上手だったし、自分でも上達がわかってうれしかったなぁ。褒められたことは一度もないけど(笑)。 ――その経験を活かせば、声優学校の講師にもなれそうですね。 太田 うーん、こう見えて、私は意外と個性派なんですよ。実際にちゃんと養成所を出られた方って、どんな役にも対応するじゃないですか? そういう方は個性と言うよりも技術だと思うんです。私は個性を大事にしていて……こういうの、養成所だと怒られちゃいそうですよね。 ――確かに、太田さんの声は個性的です。色っぽくて可愛くて、ちょっと他で聞いたことがない声ですよね。今マミちゃんを見返してもすごく新鮮でした。 太田 本当ですか? うふふふ、ありがとうございます! ――『クリィミーマミ』の後、声優をメインのお仕事にしようと思いませんでしたか? 太田 『風の谷のナウシカ』に出たり、チラホラはやったんですけど、音楽の方が多かったですね。でも、今は声優さんの事務所に入っているので、今後またあるかもしれない(笑)。まだオーディションを受けたりもしてないので、そのうちやろうかな? あはは! ――マイペース! でも、『クリィミーマミ』は若い子向けのブランドとコラボしたりして、30年以上も愛され続けているので、その都度イベントなんかで忙しそうですね。 太田 そうなんです。つい最近もマミちゃんが『プリパラ』ってアニメとコラボをしたんですけど、そのときのサイン会に『プリパラ』を見ている子たちも、マミを見てくれていた人たちも来てくれて、世代を超えた不思議な世界を体験しました(笑)。 ――ご自分の演じたキャラクターが30年以上も愛され続けているなんて、ご本人的は……? 太田 本人びっくり~! ひたすらびっくりで、ついていけてないんですよ! 「わぁ~すごいすごい!」って、他人事みたいな感じ(笑)! ――ビッグウェーブにどんどん乗っていきましょう! ちなみに、太田さんは1994年に一度引退されましたよね、それはなぜ? まだ26歳くらいですよね。
太田 結婚がしたかったんですよ。でも、結婚ってしたいからできるもんでもないじゃないですか(笑)。若いときからずっと芸能界に染まってたので、「このまま芸能界にいたら世間知らずになる!」と思って、社会勉強のためにいろいろと、ね? まともな人間になろうと思って(笑)! ――あはは! どんな感じの社会勉強をなさってたんですか? 太田 OLです。馴染んでましたよ、事務したり電話出たり。 ――えらい良い声の事務員だなぁ、さすがにバレるでしょう? 太田 バレないんですよ。もともと性格がこんな感じなんで、みんな疑うことすらしなかったみたい(笑)。 ――確かに、お話ししていても“ザ・アイドル”って感じではないですよね。でも昔の動画では、もっとアイドルっぽい受け答えしてましたよ! 太田 アイドルのときは、いちおう作ってたんですよ! でも、自分じゃない自分を演じるのにも限度ってものがありまして、ポロッポロって出ちゃうんですよねぇ、地が(笑)! 自分をどこまで作っていいのかわからなかったし、そうやってポロポロ出さないと続かなかった(笑)。 ――なるほど~。やっぱりハードですもんねぇ。ちなみに、何が一番つらかったですか? 太田 『24時間テレビ』に出たことかなぁ。あとはNHKの『レッツゴーヤング』のサンデーズをやったんですけど、ボーカルレッスンはまだしも、苦手なダンスのレッスンがすごく辛かった! とにかくスタッフさんが恐いんですよ、いつも怒鳴られてましたねぇ、なんか知らないけど。 ――怒鳴られたり怒られたりすると落ち込むタイプですか? 太田 ううん、抜けちゃうタイプ(笑)。 ――(爆笑)! 太田 あとは、当時、ジャニーズで言うとトシちゃんとかマッチの全盛期だったんですけど、ジャニーズファンがすごくって! サンデーズの相手はジャニーズで、仕事で手を握るだけでどうのこうの言われるんですよ。だから、「別にそんな気ないから~」ってジャニーズのファンの人たちに言ったんですよ。一人ずつ「ごめんね、ごめんね~!」って謝って。そしたらみんな「いいよ、太田さんだったら大丈夫」って言ってくれて(笑)。 ――ジャニオタを手懐けた……! 実際にジャニーズと恋に落ちたりはしなかったんですか?
太田 あるわけないじゃないですか(即答)。光GENJIの子もいたけど、そういう目では見たことがないですね……。私、アイドルより俳優さんが好きだったんです。 ――もったいない……! じゃあ歌手じゃなく女優を目指してたらもっと早く結婚してたかも? 太田 そうかもしれな~い(照)! 女優にすれば良かったかな、なんて! あはは! ――ちなみに、旦那さまは芸能関係の方なんですか? 太田 ぜんぜん! 28歳のときに、業界と関係ない友達の紹介で知り合った方と結婚しましたよ。本当に普通の人! ――引退してから結婚するっていうのも真面目ですよね、アイドルしながら結婚する人も多いじゃないですか。 太田 芸能界じゃ、格好いい人がたくさんいすぎて選べないから(笑)! ――羨ましいセリフ!! ご結婚後、1998年にまた復帰されましたが、そのきっかけは? 太田 復帰する気はなかったんですよ。誰にも現状を教えてなかったし、このまま社会人になっていくと思ってました。でも、『クリィミーマミ』の会長さんが私を探してたみたいで、見つかっちゃった(笑)。それですぐに「イベントに出てね」って言われて「へえぇぇぇ~~!?」って、あっという間に戻されちゃいました。 ――探偵みたいな会長さんですね……! 3人のお子さんを産んだり育てたりしながらのお仕事は大変じゃなかったですか? 太田 大変すぎたけど、なんとかなると思って乗り越えてきました(笑)。私、子どもに宣言したの。「ママね、真面目なママはやらないよ」って。そしたら「別にいいよ。期待してない」って(笑)! ――(爆笑)! 今後、娘さんや息子さんがデビューしたりは? 太田 私の仕事場を見せたことがあるんですけど、「絶対に私はママと同じことはしない」「もっとしっかりしますから」ってみんな言ってます(笑)。 ――ナイス反面教師です! ところで、今はせっかく声優事務所にいることですし、今後は声優業でどういう役をやりたいですか? 太田 やっぱり可愛い役がいいなぁ! 例えばお母さん役とか、おばあちゃん役とか、年相応なやつよりも可愛い女の子がいいです。自分の精神年齢が若いから(笑)! 私、30年前から変わってないんですよ。だって、変わったって楽しくないじゃないですか。そう思いません? ――確かに、嫌な感じで大人になっちゃったり、つまんない人になっちゃったりとか……。 太田 そうなんですよ~。特に、子育てしてるとあっという間だし! ――子育てしながらも乙女性をキープしている太田さん、素敵すぎます! では、最後に今後の野望を教えてください!
太田 やりたいことをやっていきたいなぁ。「これやりたい」って思ったことをすぐに実践していきたいです。 ――た、例えば? 太田 ファンの方とのイベントやバスツアーは、自分でやりたくって実現したんです。 ――そうだったんですか。トークイベントやバスツアーやボウリング大会をされたり、ファンの方との交流をとても大事にされてますよね。次のバレンタインライブもご自分で企画を? 太田 そうです。私が「宍戸留美さんとやりたいっ」って言って実現させちゃったんです。ウフフー。 ――どんなライブになるんですか? 太田 それはまだ考えてない(笑)。でも、楽しいライブにするので是非是非(ハート)! ――楽しみにしてます! 本日はありがとうございました! (取材・文=小明/撮影=宍戸留美) ●太田貴子 東京都出身。1982年に『スター誕生!』に出演したことがきっかけで、翌83年デビュー。アニメ『魔法の天使クリィミーマミ』の主人公役に抜擢され、同番組の主題歌「デリケートに好きして」で歌手デビュー。以降、歌手・声優だけでなくタレント、ナレーター、ラジオDJなど幅広い活動を行っている。 2017年2月12日(日)「太田貴子Dreamsバレンタインライブ」開催 日時:2017年2月12日(日)17:30 Open 18:00 Start 場所:渋谷テイクオフセブン・・・03-6427-5273 住所:渋谷区宇田川町32-12アソルティ渋谷B1F URL:http://kox-radio.jp/takeoff7/ 地図:http://kox-radio.jp/takeoff7/access.html Google Map:https://goo.gl/maps/a6p4cehyjNF2 出演:太田貴子 特別ゲスト:宍戸留美(おジャ魔女どれみ 瀬川おんぷ役) (はなかっぱ ももかっぱちゃん役) (はだかん帽 NHKみんなのうたO.A.) オープニングアクト:森下純菜 料金:予約5000円・当日5500円(D別) 主催:アイドルショット チケット:当ホームページにて2016/11/1より発売開始 特設ページ:http://idolshot.com/takako.html チケットご購入は下記ページよりお名前、配達先ご住所、電話番号、振込方法、枚数を送信の上お申込みください。折り返し折り返し二営業日以内に振込口座をご案内いたしますので、ご入金をお願いいたします。 お申込みページ:http://idolshot.com/tk/20170212.html ※所属事務所81プロデュースへのお問合せはご遠慮ください。 【お問合せ】 お問合せ:info@idolshot.com ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 最新情報 東京幻想曲集 発売中!
増田賢一氏と25年分の宍戸留美を撮りためた「東京幻想写真集」発売中!! 公式HP: http://rumi-shishido.com/ ブログ: http://lineblog.me/sundaliru/ Twitter: @RumiShishido ◆1/23(月)【DAIZ FEST Vol.0】 会場:TSUTAYA O-WEST 福田裕彦主宰「大頭視聴覚」のレーベルアーティスト初共演! 出演:漁港・科楽特奏隊・ノーメイクス・福田裕彦・宍戸留美・井口昇 チケットはこちら。 全国のe+で発売中! ◆2/3(金)「ひとりひとりにサリュー!vol.11~豆とお面編」 会場:風知空知 OA:Jocelyn Guzman(メキシカン歌手) ゲスト:ペパーミント 開演19時 前売り¥3,500(1D別) ご予約は下記まで、お名前とご連絡先を明記の上メッセージを下さい。 mailto:sundaliru@gmail.com ◆3/4(土)『たまみずきフェスティバル』 会場:大泉学園、ゆめりあホール 『障がい者と健常者の壁を取り払おう!みんなで一緒に楽しむたまみずきスプリングフェスティバル』現在、クラウドファンディングをしています。応援の程、よろしくお願いします。 https://motion-gallery.net/projects/tamamizuki ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/>シングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中。<http://www.cyzo.com/akr/>













