ドナルド・トランプ、就任式がしょぼくても“スターから総スカン”でも問題ないワケ

 いよいよ今月20日に迫ったドナルド・トランプの大統領就任式。この就任式で、国歌斉唱やパフォーマンスを行うのは誰なのか、全米で大注目されてきた。というのも、ドナルドはセレブたちから徹底的に嫌われており、パフォーマンスを依頼したアーティストたちはこぞって拒否していると報じられたからだ。「パフォーマンスをしたいと志願しているのは、ぶっ飛んでいるカニエ・ウエストくらい」とまで伝えられており、相変わらず米メディアのドナルド叩きは続いている。

 昨年のクリスマス前、「いわゆるA級セレブたちは、誰もが就任式に招待されたがるもんだ。だが(彼らが支援していた)ヒラリーにとって、彼らは大して役に立たなかったな。私は(大統領就任式に、自分を支持してくれた)一般市民を招待したい!」と力強くツイートし、支持者を大喜びさせたドナルド。

 そんなドナルドは、『ホームアローン2』だけでなく、大ヒットドラマ『Sex and the City』『名探偵モンク』『サブリナ』『スピンシティ』や、ウィル・スミスの出世ドラマ『The Fresh Prince of Bel‐Air』にもゲスト出演。元俳優を売りにしていたロナルド・レーガンよりもはるかに多い、194作ものテレビ番組に出演しているという。ドナルド自身が「超A級セレブ」だから、ほかにセレブを呼ぶ必要などないと感じている支持者が多いようだ。

 とはいえ、大統領就任式での国歌斉唱やパフォーマンスを外すわけにはいかない。アンチが多いドナルドのためにパフォーマンスしてもよいと応じるアーティストは一体誰なのか? ドナルドが大統領に当選した直後から、全米が注目していた。

 米メディアは、ドナルドがアーティスト獲得に苦戦していると報道。パフォーマンス依頼を受けたエルトン・ジョンは、選挙中にドナルドが勝手に「Tiny Dancer」を使ったことに対して激怒しており「自分が共和党支持者になることは絶対にありえないし。テッド・ファッキング・ニュージェントにでも頼めば」と、共和党右派の過激な支持者であるヘヴィメタ・ギタリストの名前を口汚い言葉で挙げつつ拒否したと伝えた。

 ラスベガス定期公演で大もうけしているセリーヌ・ディオンには、ラスベガスのホテル王スティーヴ・ウィンのコネを使いアプローチしたものの、きっぱり拒否されてしまったと伝えられている。チャリティー活動で知られるカントリー歌手のガース・ブルックスも拒否したという。イギリスの歌手レベッカ・ファーガソンも「オファーを受けたけど、“人種差別への告発ソング『奇妙な果実』を歌わせてくれないなら出ない”って断った」と発言。ウェールズの歌手シャルロット・チャーチも、パフォーマンスしてほしいとの依頼を受けたが「ノー」を突きつけたと明かした。

 KISSのジーン・シモンズの妻・シャノンは、「“パフォーマンスしてほしい”とのオファーを受けたけど、残念なことに夫はヨーロッパツアー中なので、お断りしました」とツイート。ドナルドの長年の友人で音楽家のデイヴィッド・フォスターも依頼されたが、彼が力を入れているチャリティーの支援者にはヒラリー好きが多いため「チャリティー活動に影響が出るから」断ったと報じられた。

 しかし昨年末、ドナルドの元を電撃訪問したカニエ・ウェストだけが、唯一「就任式でパフォーマンスをやりたい」と申し出ているという情報が流れ、「屈辱的なMVを作った、精神的に不安定なカニエに頼むしかないのか」「措置入院させられたような、ぶっ飛んだ男しか手を挙げないんだな」などと、バカにする声が上がるようになった。

 そんな中、オーディション番組から歌手デビューし、「天使の歌声」だと大絶賛されている16歳のジャッキー・エヴァンコが、大統領就任式で国歌斉唱することを発表。さすがに未成年を攻撃するのはマズいと思ったのか、メディアは淡々とこのことを報じた。

 また、大統領就任式に何度も招待されているユタ州のモルモンタバナクル合唱団や、ダンスカンパニーのラジオ・シティ・ロケッツもパフォーマンスを行うと発表。しかし、メディアは「それぞれ何人かのメンバーは、出演を拒否した」という情報も伝えている。

 この発表を受けて「しょぼい」と感じている人が多いようだが、実はそんなことはない。大統領就任式は「国民に向けて厳かに行われる歴史的な一大行事」であるため、歴代、国歌斉唱やパフォーマンスを行うのは、オペラ歌手や軍の音楽関係者が多い。そのため、ドナルドが売れっ子のスーパースターたちに総スカンを食らっていても、特に恥をかくことはないのである。

 1993年のビル・クリントン初の就任式ではオペラ歌手のマリリン・ホーンが、97年の2度目の就任式では黒人指導者として有名なジェシー・ジャクソンの娘で、歌手のサンティータ・ジャクソンが国歌斉唱を行っており、パフォーマンスはオペラ歌手のジェシー・ノーマンが行った。

 ジョージ・ブッシュの就任式では、2001年には米陸軍の軍人が、05年には米空軍の軍人が国歌斉唱を行っている。ちなみに、05年のパフォーマンスはオペラ歌手のスーザン・グラハムとデニス・グレイヴスが担当したが、ポップ歌手ではない。

 なお、09年のオバマ大統領の最初の就任式では、米海軍合唱隊が国歌斉唱を行ったが、パフォーマンスは「ソウルの女王」ことアレサ・フランクリンが行っており、これを機に「就任式ではスーパースターがパフォーマンスするもの」という空気が流れるようになったといえる。続いて13年の就任式では、ビヨンセが国歌をシャウトし、ロックの殿堂入りしているグラミー賞歌手で大御所のジェームス・テイラーがパフォーマンスを行ったため、「スーパースターが歌って当然」という風潮になったのだ。

 そのため、ドナルドの就任式にスターがいなかったところで騒ぎ立てるようなことでもないのだが、イタリアの盲目のテノール歌手で、アメリカでも熱狂的なファンが多いアンドレア・ボチェッリから、「(ドナルドのアンチから)殺人予告を受けた」としてパフォーマンスを断られたのは痛かっただろう。過激なアンチによる「就任式で歌ったら殺す」といった言動に対しては「殺人予告するアンチは卑怯」「他アーティストたちも、アンチからのバッシングが怖くてパフォーマンスに出られないに違いない」などと批判の声も上がっている。

 アンチが非常に多いドナルドだが、選挙で選ばれたのは紛れもない事実。そして、アメリカの空気も少しずつ変わってきているのである。昨年8月、クリント・イーストウッドが、「差別や偏見を常に気にしながら発言したり、言葉や表現に媚びるということには、もうみんなうんざりしてるんだよ」と発言し、「その点、ドナルドは正直な男だ」と評したように「権利、自由、平等を訴えるドナルドのアンチにはうんざり」「自由、自由と主張しているが、この国に発言の自由は、もはやない」という声が増えているのだ。そのため、暴言だと言われようが、自分の思っていることをストレートに語るドナルドを支持する人が集まったのだといえよう。

 ハリウッドを超える究極のエンターテインメントと呼ばれる世界最大のプロレス団体「WWE」。そのWWEの試合会場にいる興奮状態の観客たちのテンションを、さらに上げトランス状態に陥らせることができる驚異的な話術を持つ男・ドナルドである。20日の大統領就任式も、きっと歴史に刻まれる、すごい式典になるだろう。実に楽しみである。

ドナルド・トランプ、就任式がしょぼくても“スターから総スカン”でも問題ないワケ

 いよいよ今月20日に迫ったドナルド・トランプの大統領就任式。この就任式で、国歌斉唱やパフォーマンスを行うのは誰なのか、全米で大注目されてきた。というのも、ドナルドはセレブたちから徹底的に嫌われており、パフォーマンスを依頼したアーティストたちはこぞって拒否していると報じられたからだ。「パフォーマンスをしたいと志願しているのは、ぶっ飛んでいるカニエ・ウエストくらい」とまで伝えられており、相変わらず米メディアのドナルド叩きは続いている。

 昨年のクリスマス前、「いわゆるA級セレブたちは、誰もが就任式に招待されたがるもんだ。だが(彼らが支援していた)ヒラリーにとって、彼らは大して役に立たなかったな。私は(大統領就任式に、自分を支持してくれた)一般市民を招待したい!」と力強くツイートし、支持者を大喜びさせたドナルド。

 そんなドナルドは、『ホームアローン2』だけでなく、大ヒットドラマ『Sex and the City』『名探偵モンク』『サブリナ』『スピンシティ』や、ウィル・スミスの出世ドラマ『The Fresh Prince of Bel‐Air』にもゲスト出演。元俳優を売りにしていたロナルド・レーガンよりもはるかに多い、194作ものテレビ番組に出演しているという。ドナルド自身が「超A級セレブ」だから、ほかにセレブを呼ぶ必要などないと感じている支持者が多いようだ。

 とはいえ、大統領就任式での国歌斉唱やパフォーマンスを外すわけにはいかない。アンチが多いドナルドのためにパフォーマンスしてもよいと応じるアーティストは一体誰なのか? ドナルドが大統領に当選した直後から、全米が注目していた。

 米メディアは、ドナルドがアーティスト獲得に苦戦していると報道。パフォーマンス依頼を受けたエルトン・ジョンは、選挙中にドナルドが勝手に「Tiny Dancer」を使ったことに対して激怒しており「自分が共和党支持者になることは絶対にありえないし。テッド・ファッキング・ニュージェントにでも頼めば」と、共和党右派の過激な支持者であるヘヴィメタ・ギタリストの名前を口汚い言葉で挙げつつ拒否したと伝えた。

 ラスベガス定期公演で大もうけしているセリーヌ・ディオンには、ラスベガスのホテル王スティーヴ・ウィンのコネを使いアプローチしたものの、きっぱり拒否されてしまったと伝えられている。チャリティー活動で知られるカントリー歌手のガース・ブルックスも拒否したという。イギリスの歌手レベッカ・ファーガソンも「オファーを受けたけど、“人種差別への告発ソング『奇妙な果実』を歌わせてくれないなら出ない”って断った」と発言。ウェールズの歌手シャルロット・チャーチも、パフォーマンスしてほしいとの依頼を受けたが「ノー」を突きつけたと明かした。

 KISSのジーン・シモンズの妻・シャノンは、「“パフォーマンスしてほしい”とのオファーを受けたけど、残念なことに夫はヨーロッパツアー中なので、お断りしました」とツイート。ドナルドの長年の友人で音楽家のデイヴィッド・フォスターも依頼されたが、彼が力を入れているチャリティーの支援者にはヒラリー好きが多いため「チャリティー活動に影響が出るから」断ったと報じられた。

 しかし昨年末、ドナルドの元を電撃訪問したカニエ・ウェストだけが、唯一「就任式でパフォーマンスをやりたい」と申し出ているという情報が流れ、「屈辱的なMVを作った、精神的に不安定なカニエに頼むしかないのか」「措置入院させられたような、ぶっ飛んだ男しか手を挙げないんだな」などと、バカにする声が上がるようになった。

 そんな中、オーディション番組から歌手デビューし、「天使の歌声」だと大絶賛されている16歳のジャッキー・エヴァンコが、大統領就任式で国歌斉唱することを発表。さすがに未成年を攻撃するのはマズいと思ったのか、メディアは淡々とこのことを報じた。

 また、大統領就任式に何度も招待されているユタ州のモルモンタバナクル合唱団や、ダンスカンパニーのラジオ・シティ・ロケッツもパフォーマンスを行うと発表。しかし、メディアは「それぞれ何人かのメンバーは、出演を拒否した」という情報も伝えている。

 この発表を受けて「しょぼい」と感じている人が多いようだが、実はそんなことはない。大統領就任式は「国民に向けて厳かに行われる歴史的な一大行事」であるため、歴代、国歌斉唱やパフォーマンスを行うのは、オペラ歌手や軍の音楽関係者が多い。そのため、ドナルドが売れっ子のスーパースターたちに総スカンを食らっていても、特に恥をかくことはないのである。

 1993年のビル・クリントン初の就任式ではオペラ歌手のマリリン・ホーンが、97年の2度目の就任式では黒人指導者として有名なジェシー・ジャクソンの娘で、歌手のサンティータ・ジャクソンが国歌斉唱を行っており、パフォーマンスはオペラ歌手のジェシー・ノーマンが行った。

 ジョージ・ブッシュの就任式では、2001年には米陸軍の軍人が、05年には米空軍の軍人が国歌斉唱を行っている。ちなみに、05年のパフォーマンスはオペラ歌手のスーザン・グラハムとデニス・グレイヴスが担当したが、ポップ歌手ではない。

 なお、09年のオバマ大統領の最初の就任式では、米海軍合唱隊が国歌斉唱を行ったが、パフォーマンスは「ソウルの女王」ことアレサ・フランクリンが行っており、これを機に「就任式ではスーパースターがパフォーマンスするもの」という空気が流れるようになったといえる。続いて13年の就任式では、ビヨンセが国歌をシャウトし、ロックの殿堂入りしているグラミー賞歌手で大御所のジェームス・テイラーがパフォーマンスを行ったため、「スーパースターが歌って当然」という風潮になったのだ。

 そのため、ドナルドの就任式にスターがいなかったところで騒ぎ立てるようなことでもないのだが、イタリアの盲目のテノール歌手で、アメリカでも熱狂的なファンが多いアンドレア・ボチェッリから、「(ドナルドのアンチから)殺人予告を受けた」としてパフォーマンスを断られたのは痛かっただろう。過激なアンチによる「就任式で歌ったら殺す」といった言動に対しては「殺人予告するアンチは卑怯」「他アーティストたちも、アンチからのバッシングが怖くてパフォーマンスに出られないに違いない」などと批判の声も上がっている。

 アンチが非常に多いドナルドだが、選挙で選ばれたのは紛れもない事実。そして、アメリカの空気も少しずつ変わってきているのである。昨年8月、クリント・イーストウッドが、「差別や偏見を常に気にしながら発言したり、言葉や表現に媚びるということには、もうみんなうんざりしてるんだよ」と発言し、「その点、ドナルドは正直な男だ」と評したように「権利、自由、平等を訴えるドナルドのアンチにはうんざり」「自由、自由と主張しているが、この国に発言の自由は、もはやない」という声が増えているのだ。そのため、暴言だと言われようが、自分の思っていることをストレートに語るドナルドを支持する人が集まったのだといえよう。

 ハリウッドを超える究極のエンターテインメントと呼ばれる世界最大のプロレス団体「WWE」。そのWWEの試合会場にいる興奮状態の観客たちのテンションを、さらに上げトランス状態に陥らせることができる驚異的な話術を持つ男・ドナルドである。20日の大統領就任式も、きっと歴史に刻まれる、すごい式典になるだろう。実に楽しみである。

マギーのゲス不倫をテレビが完全スルー! 『ワイドナショー』も袴田吉彦しか取り上げず……

magi-0116400.jpg
B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトより
 Hi-STANDARD・横山健との不倫が報じられたタレントのマギーが16日、曜日レギュラーを務める情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演。自身のスキャンダルには一切触れず、いつもと同じ笑顔を見せた。  13日発売の「フライデー」(講談社)は、マギーのマンションに出入りする横山の姿を掲載。同記事には、なぜか「不倫」という言葉が一切出てこないが、横山には10歳年下の妻との間に11歳と7歳の息子がおり、2人が男女の関係であれば、れっきとした不倫だ。 「マギーの所属事務所は、バーニング傘下のレプロエンタテインメント。案の定、テレビやスポーツ紙は、この話題をスルー。同じバンドマンでも、ベッキーと川谷絵音のときとは、えらい違いです。15日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)も、袴田吉彦と元グラドルの不倫報道には散々触れておきながら、マギーはスルーでした」(芸能記者) 『ワイドナショー』といえば、元日のスペシャル番組内で、ダウンタウンの松本人志が「大きい事務所のスキャンダルは扱えなかったりする。この違和感は、テレビ業界の人たちも、そろそろ気づいてほしい」などと発言し、話題に。それだけに、ネット上では「松ちゃんが何を言っても、テレビは変わらない」「がっかり」といった声が相次いでいる。 「川谷のファンも、『横山さんと川谷さんは同じバンドマンなのに、この扱いの差は何?』『川谷さんは、ワイドショーから酷い扱い受けて、事務所までやめたのに……』と憤りを隠せない様子。そもそも、『フライデー』には、マギーと横山のツーショット写真は掲載されておらず、事務所がすぐさま『友人の1人』と否定すれば、収まったようにも……。しかし、報道から数日経っても双方からコメントがないため、記事の信憑性は増すばかりです」(芸能記者)  所属事務所に守られ、報道後も何事もなかったかのように仕事をこなすマギー。15日にも、自身が宣伝役を務める男子プロバスケットボールリーグ・B.LEAGUEのオールスター戦の会場にいた。 「マギーは昨年、タレントの安田美沙子と共に“チームマネージャー”というポストに就任。この日も、各チームのマネージャーとして、安田と2人でオールスター戦を盛り上げていた。しかし、安田は昨年末に、夫の不倫が報じられたばかり。そのため、バスケファンも『安田の横で笑えるマギーの神経、すごい』『安田はマギーと仕事するの嫌だろうな』とザワついています」(同)  自身のTwitterに罵詈雑言が寄せられ、炎上状態に陥っているにもかかわらず、15日には「本日Bリーグオールスターゲーム! マネージャーとして参加させてもらいました! 選手の皆様お疲れ様でした!」とツイートしたマギー。事務所の力と、その神経の図太さによって、不倫疑惑はうやむやに終わってしまうのだろうか?

マギーのゲス不倫をテレビが完全スルー! 『ワイドナショー』も袴田吉彦しか取り上げず……

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B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトより
 Hi-STANDARD・横山健との不倫が報じられたタレントのマギーが16日、曜日レギュラーを務める情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演。自身の報道には一切触れず、いつもと同じ笑顔を見せた。  13日発売の「フライデー」(講談社)は、マギーのマンションに出入りする横山の姿を掲載。同記事には、なぜか「不倫」という言葉が一切出てこないが、横山には10歳年下の妻との間に11歳と7歳の息子がおり、2人が男女の関係であれば、れっきとした不倫だ。 「マギーの所属事務所は、バーニング傘下のレプロエンタテインメント。案の定、テレビやスポーツ紙は、この話題をスルー。同じバンドマンでも、ベッキーと川谷絵音のときとは、えらい違いです。15日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)も、袴田吉彦と元グラドルの不倫報道には散々触れておきながら、マギーはスルーでした」(芸能記者) 『ワイドナショー』といえば、元日のスペシャル時、ダウンタウンの松本人志が「大きい事務所のスキャンダルは扱えなかったりする。この違和感は、テレビ業界の人たちも、そろそろ気づいてほしい」などと発言し、話題に。それだけに、ネット上では「松ちゃんが何を言っても、テレビは変わらない」「がっかり」といった声が相次いでいる。 「川谷のファンも、『横山さんと川谷さんは同じバンドマンなのに、この扱いの差は何?』『川谷さんは、ワイドショーから酷い扱い受けて、事務所までやめたのに……』と憤りを隠せない様子。そもそも、『フライデー』には、マギーと横山のツーショット写真は掲載されておらず、事務所がすぐさま『友人の1人』と否定すれば、収まったようにも……。しかし、報道から数日経っても双方からコメントがないため、記事の信憑性は増すばかりです」(芸能記者)  所属事務所に守られ、報道後も何事もなかったかのように仕事をこなすマギー。15日にも、自身が宣伝役を務めるバスケットボールリーグ・B.LEAGUEのオールスター戦の会場にいた。 「マギーは昨年、タレントの安田美沙子と共に“チームマネージャー”というポジションに就任。この日も、各チームのマネージャーとして、安田と2人でオールスター戦を盛り上げていた。しかし、安田は昨年末に、夫の不倫が報じられたばかり。そのため、バスケファンも『安田の横で笑えるマギーの神経、すごい』『安田はマギーと仕事するの嫌だろうな』とザワついています」(同)  自身のTwitterに罵詈雑言が寄せられ、炎上状態に陥っているにもかかわらず、15日には「本日Bリーグオールスターゲーム! マネージャーとして参加させてもらいました! 選手の皆様お疲れ様でした!」とツイートしたマギー。事務所の力と、神経の図太さによって、不倫疑惑はうやむやに終わってしまうのだろうか?

男女の秘密は「言えなければ言えない」ほど燃える――三浦しをんの官能表現が“そそる”ワケ

 恋愛の定義というものは人それぞれである。一般的に、1人の人を愛することをそういうのだろうが、不倫や略奪などの禁断の愛など、たとえ正当法とはいえなくとも、当人同士の間には恋愛感情が存在していれば、それは恋愛なのだ。

 『きみはポラリス』(新潮社)は、そんな「普通ではない恋」を綴った11作の短編集である。同性に恋心を寄せる男性が主人公の話や、自分の息子である赤ん坊と妻の行動を不可解に感じ、妻に対して悶々とする夫の話など、まるで今どこかで繰り広げられているような、身近で少し風変わりな恋愛が綴られている。

 中でも注目したいのが『私たちがしたこと』だ。飲食店で働く主人公の朋代は、現在恋人はいないが、店にランチを食べに来る男性が気になっており、高校時代からの友人である美紀子とともに、深夜その男性の話をして盛り上がるような毎日を送っている。

 約1カ月後、美紀子の結婚式のために、2人はウエディングドレスを制作していた。手を動かしながら、片思いする男性の話をしていると、話題はいつしか地元の話へと移る。

 高校を卒業してから6年もたつというのに、美紀子は、高校時代のある日の朋代をずっと気にしていた。その日を境に、朋代は地元に寄り付かなくなり、恋人を作ることを一切しなくなったのである。

 朋代には、秘密があった。

 高校時代、俊介という恋人がいて、ほとんどの時間を彼と共に過ごしていた。お互いに母子家庭、父子家庭で育った2人は、互いの家へ行って共に夕食をとったり、セックスをしたりしていたのだ。

 ある夜、体調を崩した俊介を看病し、彼の自宅を後にした朋代は、見知らぬ何者かに襲われてしまう。茂みの中に押し倒され、男のペニスが朋代にあてがわれた時、男は突然河原に倒れこんだ。そこには、棒を持った俊介が立っていた。俊介は何度も男を棒で殴り、気づくと男は動かなくなってしまう。そして2人は、男を河原に埋め、“共犯者”となったのである。

 秘密を朋代から打ち明けられた美紀子は、俊介を自分の結婚式に来るように誘った。6年ぶりに再会した2人が出した、6年前の恋愛の結論とは――。

 もちろんこの物語のような重大な秘密を持つ関係は、現実にはあり得ないとは思うが、昔の恋愛を振り返ると、2人だけにしか理解し合えない秘密を持っていたという人は少なくないだろう。些細なことだと、2人だけの呼び名で呼び合ってみたり、セックスの時に特定の相手とだけ楽しむプレイがあったりしないだろうか。

 2人だけの秘密は、より強い絆を与え、情熱的に恋を盛り上げるためのスパイスとなる。それは、“決して誰にも話してはいけない”ことほど、より効果的なのだ。そんな“秘密”の数々が散りばめられたこの短編集は、他人の秘密を覗き見しているようで“そそる”1冊となっている。
(いしいのりえ)

おっさんたちのテラスハウス『バイプレイヤーズ』が仕掛ける「関係性萌え」

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テレビ東京 ドラマ24『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』
「いま、3つ事件追ってるから」 「俺も3つ」  食卓を囲みながら、6人の男が話をしている。といっても、刑事や探偵ではない。 「この間、総理大臣やったら、ゴジラに殺されたんだよ」  最年長・大杉漣がそう言って苦笑いした。  これは、大杉のほか、遠藤憲一、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研という“日本映画を支える6人”の名脇役が主演として集結した『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(テレビ東京系)の一幕である。  彼らは本人役を演じ、そのタイトル通り、シェアハウスで共同生活を送る模様を描いたコメディドラマ。監督は、映画『アズミ・ハルコは行方不明』などで知られる松居大悟らが務めている。  彼らが共同生活を始めるきっかけとなったのは、中国の動画配信サイトから大型ドラマ『七人の侍』のオファーを受けたからだ。いかにも怪しげなオファーだが、制作費は日本円で3億円、世界的監督がメガホンを取り、主演には役所広司が決まっているという。  しかし、出演には条件がある。それが、クランクインまでの3カ月間、役所を含む7人で共同生活をし、絆を深めるというもの。そのために、大杉の別荘で一緒に暮らすことになったのだ。  今期の各局のドラマを見渡すと、「本人役モノ」と「共同生活モノ」が目立つ。本作や、バカリズム、オードリー若林正恭、二階堂ふみの『住住』(日本テレビ系)はその両方の要素を持っているし、「本人役モノ」はほかに山田孝之、芦田愛菜らの『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)が、「共同生活モノ」は、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平の『カルテット』(TBS系)がある。  本人役モノが多いのは、ドラマの中によりリアルさが求められているという表れだろうか?  日本のテレビドラマの特徴のひとつとして、役者のパーソナルなイメージが浸透しているというものがある。これは良し悪しがあるが、そのイメージ通りの役柄にすれば、劇中、最小限の説明でその役柄のキャラクターが伝えられたり、逆にイメージと違う役柄を演じさせれば、そのギャップで驚かせることができるという利点がある。その究極の形が、本人役だろう。    そして共同生活は、よりそれぞれの個性や関係性を際立たせるものだ。「関係性萌え」というような言葉があるが、そういった感情を刺激させるシチュエーションだ。  本作で「中年のテラスハウスかよ」というセリフがあったが、むしろ思い浮かぶのは、アニメ『おそ松さん』(テレビ東京ほか)だ。 『おそ松さん』は、6つ子にそれぞれ強調された個性が与えられ、その個性と個性をぶつけることで魅力的な関係性を構築した。そして、いまやお笑い芸人ではなかなか作れないテレビのコント番組を、アニメで作ってしまったかのようだった。 『バイプレイヤーズ』でも、6人の個性が強調されている。  繊細で心配性な遠藤、リーダーだけどちょっと頼りなく、思い込みが激しい大杉、エキセントリックで宇宙人のように自由な田口トモロヲ、男っぽいが実は小心者の寺島、我慢と謙虚の人である松重、人懐っこくてみんなに愛される光石、というように。  彼らは、第1話からさっそくケンカをする。主役であるはずの役所が『七人の侍』のオファーを聞いていなかったことを知り、役所が出ないのであれば降りるしかないという話になったのが発端だった。 「たまにはやろうよ、みんなで主役をさ!」 という大杉の言葉に、寺島が反論したことから光石が失言をするのだ。 寺島「ちょっと待ってよ、『たまには』って何よ? 俺もみんなも主役やってるよ! 松重だって、遠藤だって」 光石「テレ東だろ?」 寺島「テレ朝もやってるよ!」 遠藤「テレ東の何が悪いんだ?」 光石「うるさいなあ。俺はNHKとか、キー局の話してるの」 遠藤「テレ東だって、キー局だろ?」 田口「NHKなら僕も」 光石「あんたBSだろ?」  まさに、本人役だからこそ、説明なしにできるケンカコントだ。  あたふたと家事にいそしむおっさんたち、おっさんにLINEのやり方を教わるおっさん、パソコンを“かな入力”するおっさん、おっさんに誕生日のサプライズを仕掛けようと準備するおっさん、プレゼント交換で各々のプレゼントを回すおっさんたち……。もともと渋い役者だからこそ、その分、かわいらしさが際立つ。  エンディングでは、本人役を離れた本人自身でリアルなアフタートークも披露され、サービス満点。  物語も、10年前に6人で作ろうとして頓挫したという自主映画が鍵を握っているらしいこと、大杉が何やら企んでいるらしいこと、「この中に裏切り者がいる」らしいことなど、全方位に“仕掛け”が満載されている。  虚構と現実がないまぜになった『バイプレイヤーズ』は、もちろんこのドラマ単体でも楽しめる作品だ。しかし、ドラマや映画を見続け、彼らを知っていれば知っているほど面白い。つまり映画ファン、ドラマファンへの最高のプレゼントなのだ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

「日本が北朝鮮のような独裁国家になるかもしれない」映画『太陽の下で』の監督が語る未来

 北朝鮮の人々の生活を追いかけたドキュメンタリーはやらせだった!? 映画『太陽の下で―真実の北朝鮮―』は、ロシアのヴィタリー・マンスキー監督が撮影した北朝鮮の一家族を映し出したドキュメンタリー。撮影前の台本は北朝鮮側に修正され、撮影後の映像も検閲を受けることになっていたが、マンスキー監督は検閲前にフィルムを外部に持ち出して、この映画を完成させた。そこに映し出されていたのは、幸せ家族を装うように北朝鮮側のスタッフに指示されている家族の姿を隠し撮りしたもの。『太陽の下で~』は、北朝鮮の幸せ一家のやらせ映像を暴露した驚きのドキュメンタリーなのだ。

 そこで来日したヴィタリー・マンスキー監督にこの映画の制作意図、監督の目に映った北朝鮮の人々、そしてこの映画が、日本人の私たちに投げかけていることを語っていただいた。

■北朝鮮の人々は実に幸せそうで、そこにはひとつも嘘はありません

――この映画は撮影許可を得るまでに2年間、家族のドキュメンタリーを撮影するのに1年を要したそうですね。北朝鮮の映画を撮影することが困難な道になることはあらかじめ覚悟されていたと思いますが、マンスキー監督はなぜ北朝鮮の家族のドキュメンタリーを撮影しようと思われたのでしょうか?

ヴィタリー・マンスキー監督(以下、マンスキー監督) 私と私の両親はソビエト連邦の出身で、スターリン主義の独裁国家の中で育ちました。私は映画というタイムマシーンに乗って、自分たちの過去を見てみたいと思ったのです。北朝鮮を選んだのは、独裁国家の体制がある国が北朝鮮だったから。でも実際には、私が見たかったものはそこにはありませんでした。宇宙船に乗せられて別の国で降ろされたような気持ちです。スターリン時代、全体主義に対して芸術家などは反抗をしていましたし、国家権力と社会の間には矛盾したものがありました。しかし、北朝鮮にはそれがないのです。国民はみんなとても幸福そうでした。それを幸福と呼ぶのであれば。

――確かにこの映画で、北朝鮮の家族の方たちは、数々の指示に素直に応じていましたね。そこには不満な様子は全くありませんでした。監督は彼らの笑顔は本物だと思いましたか? 撮影時のことを教えてください。

マンスキー監督 彼らは「ああしろ、こうしろ」と指示されていることに対して素直に応じていましたし、全く反抗心の芽も感じられませんでした。というか、「なぜこんなことするんだ?」という思考が全くないようでした。とても厳しい決まりに対して、従順であることの体制が出来上がっているのです。北朝鮮の方たちは、この映画の8歳の女の子ジンミと同じように、幼いときから従うように教育されて育ちますから、疑いを持つことはないのでしょう。

 私と家族が生きたスターリン時代は、表向きは同じように全体主義を教えられましたが、家に帰れば自由がありました。しかし、北朝鮮には家庭においても自由はない。抜け道はいっさい用意されていないのです。

■北朝鮮と日本、いつ立場がひっくり返るかわからない未来

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――日本人は拉致問題が解決していないこともあって、北朝鮮に対してあまりいい印象を持たない人も多いと思うのですが、この映画が日本公開されるにあたり、日本の観客に向けたメッセージなどはありますか?

マンスキー監督 私はこの映画で北朝鮮を宣伝するつもりは全くありません。日本の方たちには、近い国である北朝鮮の人たちが、どんな生活を送っているのかを知ってほしいのです。もうひとつ、この映画で伝えたいこと、それは北朝鮮の人たちが手に入れていないフリーダム、自由についてです。自由というのはスミレの花のように小さなものです。水を与えないとしおれてしまうし、太陽を浴び過ぎると枯れてしまいます。とても繊細なのです。

 いいですか、自由というのは自然に発生するものではありません。今、あなたたちが生きている日本の自由は決して安全なものではなく、いつ失うかわからないのです。自由は国民みんなで獲得するもので、それらを絶えず意識し、思考していかないと、あなたの指の隙間からこぼれて消えていきます。あなたたちは、この映画が抱える問題点を自分たちの問題として考えてみてほしい。これは心からの願いです。

――今、日本は北朝鮮と比べたらとても自由ですが、それが危ぶまれているような意識はあります。少し怖くなってきました。

マンスキー監督 あともうひとつ言いたいことがあります。この先、どんな未来が待っているかは誰もわかりません。しかし、ソ連時代、第二次世界大戦でナチを追い払い、多くの犠牲を出して、ヨーロッパを解放しましたが、ヨーロッパは再びスターリンの独裁体制に入ってしまいました。このように北朝鮮と日本も、いつひっくり返るかわからないのです。独裁体制になる可能性だって捨てきれないのですよ。みなさん一人ひとりの意識にかかっています。安泰に暮らしている場合ではないのです。

■北朝鮮の女性たちは自由からくる美しさを失ってしまっている

――北朝鮮の女性たちは、報道で見る限り、美しい人たちをそろえている印象がありますが、実際に街行く女性たちに対して、監督はどういう印象を持たれましたか? 

マンスキー監督 美とはなんだと思いますか? 造形的にきれいに整った顔のことでしょうか? 違いますよね。美とは思考する眼差しだったり、緊張感から解けたときの穏やかな顔だったり、そういう顔が美しさであると私は考えます。その美しさはどこからくるかといえば、自由です。形として整っていても、北朝鮮の女性の美に自由はありませんでした。だから私の感覚では美しい人と感じることはなかったですね。

――北朝鮮の人々は、それでも幸福であり、不幸ではないのですよね。

マンスキー監督 ええ、不幸だと感じてはいません。例えば、ある日、エコに目覚めた人が、毛皮のために飼育していた動物を檻から出して野生に戻したそうです。しかし、数日後に動物たちは檻に帰ってきた。なぜだと思います? 食べていけないからです。生まれてからずっと檻の中にいて、食べ物を与えられてきたから、解放されても、どうしたらいいのかわからないのですよ。先日は脱北者が韓国へ渡ったけど、結局、また北朝鮮に戻ってきたという話を聞きました。理由は同じですね。

――監督はこの映画でたくさん語りたいことがあるように思いましたが、映画の中ではご自身の主張をあまり前面に押し出していませんね。

マンスキー監督 私は自分の映画を見てくださる観客の皆さんを尊敬しています。この映画の演出で、見ている皆さんに対して「教える」ということはしません。映画を見て、自分自身で結論を導いてほしいからです。描かれている世界を受け取り、それについて考えて心を豊かにしていく。この映画は映画館向きです。大きなスクリーンで、あなた自身も北朝鮮に入り込んだように感じながら見てほしいですね。
(斎藤香)

ヴィタリー・マンスキー監督
ロシアのドキュメンタリー監督。モスクワ・ドキュメンタリー映画祭会長。『青春クロニクル』『ワイルド・ワイルド・ビーチ』『祖国か死か』などの作品がある。

『太陽の下で―真実の北朝鮮―』
2017年1月21日、新宿シネマートほか全国ロードショー
公式サイト

「日本が北朝鮮のような独裁国家になるかもしれない」映画『太陽の下で』の監督が語る未来

 北朝鮮の人々の生活を追いかけたドキュメンタリーはやらせだった!? 映画『太陽の下で―真実の北朝鮮―』は、ロシアのヴィタリー・マンスキー監督が撮影した北朝鮮の一家族を映し出したドキュメンタリー。撮影前の台本は北朝鮮側に修正され、撮影後の映像も検閲を受けることになっていたが、マンスキー監督は検閲前にフィルムを外部に持ち出して、この映画を完成させた。そこに映し出されていたのは、幸せ家族を装うように北朝鮮側のスタッフに指示されている家族の姿を隠し撮りしたもの。『太陽の下で~』は、北朝鮮の幸せ一家のやらせ映像を暴露した驚きのドキュメンタリーなのだ。

 そこで来日したヴィタリー・マンスキー監督にこの映画の制作意図、監督の目に映った北朝鮮の人々、そしてこの映画が、日本人の私たちに投げかけていることを語っていただいた。

■北朝鮮の人々は実に幸せそうで、そこにはひとつも嘘はありません

――この映画は撮影許可を得るまでに2年間、家族のドキュメンタリーを撮影するのに1年を要したそうですね。北朝鮮の映画を撮影することが困難な道になることはあらかじめ覚悟されていたと思いますが、マンスキー監督はなぜ北朝鮮の家族のドキュメンタリーを撮影しようと思われたのでしょうか?

ヴィタリー・マンスキー監督(以下、マンスキー監督) 私と私の両親はソビエト連邦の出身で、スターリン主義の独裁国家の中で育ちました。私は映画というタイムマシーンに乗って、自分たちの過去を見てみたいと思ったのです。北朝鮮を選んだのは、独裁国家の体制がある国が北朝鮮だったから。でも実際には、私が見たかったものはそこにはありませんでした。宇宙船に乗せられて別の国で降ろされたような気持ちです。スターリン時代、全体主義に対して芸術家などは反抗をしていましたし、国家権力と社会の間には矛盾したものがありました。しかし、北朝鮮にはそれがないのです。国民はみんなとても幸福そうでした。それを幸福と呼ぶのであれば。

――確かにこの映画で、北朝鮮の家族の方たちは、数々の指示に素直に応じていましたね。そこには不満な様子は全くありませんでした。監督は彼らの笑顔は本物だと思いましたか? 撮影時のことを教えてください。

マンスキー監督 彼らは「ああしろ、こうしろ」と指示されていることに対して素直に応じていましたし、全く反抗心の芽も感じられませんでした。というか、「なぜこんなことするんだ?」という思考が全くないようでした。とても厳しい決まりに対して、従順であることの体制が出来上がっているのです。北朝鮮の方たちは、この映画の8歳の女の子ジンミと同じように、幼いときから従うように教育されて育ちますから、疑いを持つことはないのでしょう。

 私と家族が生きたスターリン時代は、表向きは同じように全体主義を教えられましたが、家に帰れば自由がありました。しかし、北朝鮮には家庭においても自由はない。抜け道はいっさい用意されていないのです。

■北朝鮮と日本、いつ立場がひっくり返るかわからない未来

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――日本人は拉致問題が解決していないこともあって、北朝鮮に対してあまりいい印象を持たない人も多いと思うのですが、この映画が日本公開されるにあたり、日本の観客に向けたメッセージなどはありますか?

マンスキー監督 私はこの映画で北朝鮮を宣伝するつもりは全くありません。日本の方たちには、近い国である北朝鮮の人たちが、どんな生活を送っているのかを知ってほしいのです。もうひとつ、この映画で伝えたいこと、それは北朝鮮の人たちが手に入れていないフリーダム、自由についてです。自由というのはスミレの花のように小さなものです。水を与えないとしおれてしまうし、太陽を浴び過ぎると枯れてしまいます。とても繊細なのです。

 いいですか、自由というのは自然に発生するものではありません。今、あなたたちが生きている日本の自由は決して安全なものではなく、いつ失うかわからないのです。自由は国民みんなで獲得するもので、それらを絶えず意識し、思考していかないと、あなたの指の隙間からこぼれて消えていきます。あなたたちは、この映画が抱える問題点を自分たちの問題として考えてみてほしい。これは心からの願いです。

――今、日本は北朝鮮と比べたらとても自由ですが、それが危ぶまれているような意識はあります。少し怖くなってきました。

マンスキー監督 あともうひとつ言いたいことがあります。この先、どんな未来が待っているかは誰もわかりません。しかし、ソ連時代、第二次世界大戦でナチを追い払い、多くの犠牲を出して、ヨーロッパを解放しましたが、ヨーロッパは再びスターリンの独裁体制に入ってしまいました。このように北朝鮮と日本も、いつひっくり返るかわからないのです。独裁体制になる可能性だって捨てきれないのですよ。みなさん一人ひとりの意識にかかっています。安泰に暮らしている場合ではないのです。

■北朝鮮の女性たちは自由からくる美しさを失ってしまっている

――北朝鮮の女性たちは、報道で見る限り、美しい人たちをそろえている印象がありますが、実際に街行く女性たちに対して、監督はどういう印象を持たれましたか? 

マンスキー監督 美とはなんだと思いますか? 造形的にきれいに整った顔のことでしょうか? 違いますよね。美とは思考する眼差しだったり、緊張感から解けたときの穏やかな顔だったり、そういう顔が美しさであると私は考えます。その美しさはどこからくるかといえば、自由です。形として整っていても、北朝鮮の女性の美に自由はありませんでした。だから私の感覚では美しい人と感じることはなかったですね。

――北朝鮮の人々は、それでも幸福であり、不幸ではないのですよね。

マンスキー監督 ええ、不幸だと感じてはいません。例えば、ある日、エコに目覚めた人が、毛皮のために飼育していた動物を檻から出して野生に戻したそうです。しかし、数日後に動物たちは檻に帰ってきた。なぜだと思います? 食べていけないからです。生まれてからずっと檻の中にいて、食べ物を与えられてきたから、解放されても、どうしたらいいのかわからないのですよ。先日は脱北者が韓国へ渡ったけど、結局、また北朝鮮に戻ってきたという話を聞きました。理由は同じですね。

――監督はこの映画でたくさん語りたいことがあるように思いましたが、映画の中ではご自身の主張をあまり前面に押し出していませんね。

マンスキー監督 私は自分の映画を見てくださる観客の皆さんを尊敬しています。この映画の演出で、見ている皆さんに対して「教える」ということはしません。映画を見て、自分自身で結論を導いてほしいからです。描かれている世界を受け取り、それについて考えて心を豊かにしていく。この映画は映画館向きです。大きなスクリーンで、あなた自身も北朝鮮に入り込んだように感じながら見てほしいですね。
(斎藤香)

ヴィタリー・マンスキー監督
ロシアのドキュメンタリー監督。モスクワ・ドキュメンタリー映画祭会長。『青春クロニクル』『ワイルド・ワイルド・ビーチ』『祖国か死か』などの作品がある。

『太陽の下で―真実の北朝鮮―』
2017年1月21日、新宿シネマートほか全国ロードショー
公式サイト

『芸能人格付けチェック!』高視聴率の裏で“やらかしていた”初歩的ミスとは?

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テレビ朝日『芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2017お正月スペシャル』
 1月1日に、新春恒例のバラエティ番組『芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2017お正月スペシャル』(テレビ朝日系)が放送された。今年は、昨年チーム連勝記録がストップしたGACKTが個人連勝記録をどこまで伸ばすかに注目が集まり、18.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録。番組関係者もホクホク顔だろう。  ところが、大手広告代理店関係者は番組のあるシーンを見て青ざめたという。 「番組では名バイプレーヤーとして俳優の前田吟さんが出演、総額28億円と80万円の楽器での三重奏を聞き分ける問題に挑んでいました。現在72歳の前田さんですが、解答する前には『60歳でね、たばこをやめたのね。そしたら高い声が出だしたり、耳が非常によくなった』とコメント。実際、この問題は、最年少の乃木坂46メンバーと前田さんだけが正解。中高年の出演者が全滅していたこともり、あたかも禁煙の成果が現れたかのような演出になっていたんです」  ところが、そのコメントはまずかった。広告代理店関係者がさらに続ける。 「番組のスポンサーの中に、国内唯一のたばこの製造・販売会社であるJT(日本たばこ産業)が名を連ねていたんです。しかも前田さんのコメントは、まさにJTのCM明けの一言だったため、余計に目立ってしまった。前田さんが正解したのを見て、ネット上では『たばこをやめると耳がよくなるんだ』といった書き込みも見受けられ、多くの視聴者が禁煙しようと思ったでしょう。前田さんのコメントをずらすことは、編集でいくらでもできたはず。番組スタッフや広告担当者は大目玉を食らったはずですよ」  業界の初歩的なタブーを犯した番組スタッフは「一流」ではなかったようだ。

坂口杏里の2作目は初3P&初オナニー! 小峠便乗タイトルは「ウリのない表れ」!?

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 ANRIこと坂口杏里の2作目となるAV作品『芸能人ANRI By KING』(MOODYZ)が、2月13日にリリースされることがわかった。  坂口は13日、自身のTwitterで「これからMOODYZさんにお世話になります!」「皆さん、実はずっと2作目の事隠しててごめんなさい」と、AVメーカー・MOODYZの専属女優になったことを報告。解禁されたジャケットには、「脱ぎながらのインタビュー」「性感チェック~激突きSEX」「おもちゃでビチョ濡れオナニー」「フェラチオからの強制顔射」「ドッキドキ!初めての3P」「イキまくり高速おもちゃ責め」「本能のまま貪り合うSEX」とあり、昨年10月に発売されたデビュー作『What a day !!』(MUTEKI)と比べ、プレイが少しハードになっていることがわかる。  坂口といえば、先月30日深夜放送の深夜番組『オトナの事情ジャーナル』(フジテレビ系)で、AV転身後テレビ初出演。AV入りした経緯を「(芸能界で)最初から長く続けるつもりがなかった。10年を区切りに、新しい道に進みたいと思ったときに、(AVに)興味があった」と明かし、「(業界に)入ったからには、トップになりたい」と意気込みを語った。 「多額の借金騒動や、風俗嬢疑惑などは、すっかりなかったことになっている坂口ですが、デビュー作は通販サイト『DMM.R18』の2016年下半期ランキングにおいて、首位を獲得。しかし、真価が問われるのは、売り上げがガタッと落ち込む2作目以降。デビュー作では、二世タレントであることや、スキャンダラスなキャラを前面に出してプロモーションしていましたが、2作目のタイトルも元恋人のバイきんぐ・小峠英二絡み。メーカー側から“他にウリがない”と判断されているのかも」(芸能記者)  14日には、Twitterで「精一杯頑張った作品なんで、是非」と2作目を宣伝した坂口。しかし、『芸能人ANRI By KING』に対し、ネット上では「もう、小峠を絡めるのやめろよ」「小峠がかわいそう」といった苦言も。 「昨年末放送の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)は、小峠の話題に絡めて坂口の映像を放送。その際、坂口はTwitterで『すごく迷惑それで仕事もらったり映像勝手に流されたり。世間ではいい人いい人言われてても勝手に映像や写真使われたりとてもいい気しない』と、小峠への文句とも取れるツイートを投稿し、炎上。『利用したのはお前だろ』『どの口が言ってる』と批判が殺到したばかり。そのため、2作目も小峠に便乗していることに納得がいかない人も多いようです。まあ、当の小峠本人は、全く気にしていないようですが……。なんにせよ、坂口は小峠以外のウリを早く見つけないと、長く続かないかもしれない」(同)  デビュー作は、その物珍しさから大ヒットとなったものの、「顔が苦手」「尻が汚い」などとバッシングも多い坂口。2作目の売れ行きに、関心が集まりそうだ。