ツアー真っ最中の関ジャニ・WEST 関西ジャニーズの魅力とは?

 ドームツアー開催、多数の冠番組出演を持つまでに成長した関ジャニ∞、フレッシュかつ完成度の高いパフォーマンスで魅せるジャニーズWEST。関西発の心意気とお笑い根性をお届け!注目の関西Jr.たちも必見!!

Contents
関ジャ二∞ 厳選!メモリアルSHOT・・・・・04P~
ジャニーズWEST 厳選!メモリアルSHOT・・28P~

ニシ(関西)の注目メンバーたち
平野紫燿・・・・・・・・・54P~
内博貴・・・・・・・・・・56P~
浜中文一・・・・・・・・・58P~
室龍太・・・・・・・・・・60P~
平野紫燿・・・・・・・・・54P~
内博貴・・・・・・・・・・56P~
浜中文一・・・・・・・・・58P~
室龍太・・・・・・・・・・60P~

関ジャ二∞メンバー
錦戸 亮・・・・・・・・・・68P~
大倉忠義・・・・・・・・・70P~
渋谷すばる・・・・・・・・72P~
安田章大・・・・・・・・・74P~
丸山隆平・・・・・・・・・76P~
横山 裕・・・・・・・・・・78P~
村上信五・・・・・・・・・80P~

ジャニーズWEST メンバー
重岡大毅・・・・・・・・・82P~
小瀧 望・・・・・・・・・・84P~
桐山照史・・・・・・・・・86P~
中間淳太・・・・・・・・・88P~
神山智洋・・・・・・・・・90P~
藤井流星・・・・・・・・・92P~
濵田崇裕・・・・・・・・・94P~

■立ち読みはこちら

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サマンサのスピンオフ制作も決定!? 映画『セックス・アンド・ザ・シティ2 』DVDをプレゼント

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 年末年始に女友達と再会し、「やっぱり女の友情って最高ー!」と楽しい時間を過ごした人も少なくないのでは? それぞれの男遍歴から家族事情までを把握しあった関係は、居心地のよさ抜群ですよね。そんな女たちのバイブルといえる作品『セックス・アンド・ザ・シティ』から、今回は映画版第二弾の『セックス・アンド・ザ・シティ2』のDVDをプレゼントしちゃいます!

 友人の結婚式で久しぶりに再会した、キャリーら4人の親友たち。人気コラムニストのキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、別れたり付き合ったりを繰り返していたミスター・ビッグと2年前に結婚、サマンサ(キム・キャトラル)は独身生活を謳歌し、ミランダ(シンシア・ニクソン)は弁護士としてのキャリアと家庭の両立に取り組み、シャーロット(クリスティン・デイビス)は理想の家庭作りに励むなど、それぞれ異なる生活を送っていた。順調にみえた日々の中、それぞれの生活に悩みや苦しみが立ちふさがる。そんな中、サマンサが全員でのアブダビ旅行を提案。女だけのゴージャスな逃避行に出かけた先で、キャリーは元カレのエイダンと再会し――。

 ドラマ版から映画まで、もう何度も見たというのに、そのたびに笑えて泣けて、励まされる『SATC』シリーズ。なんでも、サマンサを主役にしたスピンオフも制作する可能性があるとのこと(既報)で、その前に復習しておきたいところ。女友達と酒を飲み交わしながら鑑賞すれば、友情もさらに厚くなるのでは? 

 今回は、この『セックス・アンド・ザ・シティ2』を3名の方にプレゼント。この女たちがいれば、私も頑張れる! と気持ちを震わせてくれるこの作品に、ぜひ奮ってご応募ください!

※1月16日正午〆

ご応募はこちらから

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男の生殖―男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わない。/ジュンペイさんvol.3

家族観インタビューCASE2・ジュンペイさんの第3話です。初回は、「男と女が惹かれあい、告白して付き合って愛し合う」現象がさも自明のこととされ、規範として強制されている社会への違和感について。第2話では、そのヘテロ社会(強制異性愛社会)を破壊し、男性の存在を脅かす装置になり得る無性生殖を、ジュンペイさんが「良いことだ」と前向きに捉えている理由を話してきました。最終話となる本稿では、「産まない」性である男性が、生殖をどう捉えているのか考えます。

「Family? CASE2 セックスをしなくても生殖はできる。レズビアンカップルに精子提供を試みるジュンペイさん」~最終章~(取材日:2013年10月)

▼前編/「“異性”を好きになって当然だ、お前はどの“異性”が好きなのだ」と当然のように問う社会のおかしさ
▼中編/「性愛の結果」ではない生殖は、強制異性愛社会からの解放だ

性の三角形(セックス・ジェンダー・セクシュアリティ)からの解放のその先

――セックスと生殖が切り離されるのを目の当たりにすることで、ジュンペイさんの中でヘテロのセックスが今までの社会的な意味を失う、という話をここまでしてきました。社会的な意味を失い、友愛としてのそれが可能になるかもしれない。言い換えると、それこそが“解放”であり、そうなることで、性愛やセックスに対してさらに別の意味合いが出てくるかもしれないというのがジュンペイさんの見立てでしょうか。

J うん。そうだね。今はあまり元気がなくて、なんか受動的で、性的なことに欲望を燃やせないっていうか、楽しめてないなって思う。それが精子提供という行為によって「生殖」に自分が関われるかもしれないとなった今、少し前向きな感覚になってきたような気がする。だけど、これで解決するような気がするっていうのも確信ではなくて、なんとなくの感覚というか、なんとなく突き動かされてやってるだけだから、そんなに上手く説明とかもできなくて、あとあとになって辻褄が合うとか説明ができればいいなって思ってやってる。でもさぁ、ヒラマツさんは元々あまり恋愛体質じゃないみたいだけど、「生殖」じゃなくて「恋愛」(好きな人を愛すること/愛されること)を生きるモチベーションにする人だっているわけじゃん。恋愛に欲望を燃やしたり生きる意味を見出したりしてる人を、ヒラマツさんはどう見てるの?

――どう見てるって……なんか上からな感じですね(笑)。別に対象が違うだけだな、って思ってます。「愛されたい」とかはよく分からないけれど、「守りたい他者」みたいな存在が生に覇気を与えるというのは非常に意味が分かる。ただ、私は恋人やパートナーがその「大切な、守りたい、寄り添う他者」に当てはまるような経験は今のところなくて、その対象となるのは子供って存在しかイメージできなかったというか。それもさっき話したみたいに、“大きな意味での次世代”の中に、特に自分に責任感や活力をもたらす存在としての“子供”がいたらいいなぁっていう考え。私にとって恋人やパートナーみたいな存在は、生きる原動力としては説得力に欠けるんですよね、今のところ。そもそも、そういう特定の相手を作ろうって気もあまりないわけですし。友人たちがカップルになっていくのを、いつもただ見てるだけって感じ。自分はそっち側に行くことってないんだろうなぁって。自分が「誰かとつがいになりたい」と思えないことに、寂しさみたいな感情はあるんだけど、羨ましいとは思わないんです。

まあ、今現在の私の恋愛観が、自分にとっての完成形ってこともないんだろうと思っているので、むしろ、ようやく自分が欲しかった生活(子供)を手に入れたから、これから私の恋愛観というのは作られるのかもしれない。そういう意味で、ジュンペイさんの言っていたことにはすごく共感します。生殖を叶えたから、やっと落ち着いて性愛に向き合えるっていうか。私の場合、まだ性愛についてはそんなに積極的に考えるつもりはないけど、そういう可能性は感じていなくもないです。

“生殖”に対峙する男性の立場の弱さ。産物として立ちはだかる“責任”

J 僕は初めてヒラマツさんと話したとき、「同じようなこと考えてる人いた! しかも、もうすでに実現しかけてるし!」って思ったんだよね(笑)。でも、「パートナーは欲しくない、子供だけ産みたい」という欲望を叶えることのハードルは、女性のほうが低くて実現しやすい。僕が男として生きてきて感じるのは、やっぱり男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わないのがヘテロ社会の文化であり仕組みだということ。それだと、僕が触発されるような女の人が妊娠出産をする気になってくれない限り、僕にとって生殖が遠い存在のままなんだよね。それに、鬱になってから、誘うのがしんどいと思うようになった。誘うってすごいエネルギーが要る。

――そうですよね。私も妊娠してから、生殖に向き合う立場としての男の人ってすごく可哀想だなと思ってしまう場面がありました。というのも、私の場合、タイミングは不意だったにしても、結果として念願の子供ができたわけで、でもこの子の生物学上の父親にとってはすべてが不意でしかない。だから彼はすごい罪悪感に打ちひしがれていて、「全部僕の責任だ」って言ってたの。でも、絶対そんなわけないじゃないですか? 全部なわけない。普通に考えて私にも絶対に責任がある。ただ、私はこの子を産んで育てることで責任を果たすという風に考えることもできるけど、彼は結婚もできなくて、お金が出せなかったら責任をどうすることもできないって感じているんだと思う。それで、「責任の話をするなら、二人ともに責任があるのだから、全部だなんて言わないで」ってことと、「そもそも責任うんぬんはさて置いて、現実的にあなたにできることやあなたがしたいことをすればいい。それは何なのかを考えてほしい」という2つのことを私は彼に話しているつもりなんだけど、なかなか伝わっていない感覚があるんです。今は「全部自分が悪いんだ」フィルターがかかってしまっているのかな。だから、とにかくなるべく責めないように、「あなたは悪くないよ」オーラを出して話してるつもりなんですけど、まぁそこまでするのもよく考えたらおかしいですね(笑)。けど、そうしないことには話が進まないから。で、どんなに「あなたは悪くないよ」オーラで接しても、それでも彼の「僕のせいだ」フィルターは無くならない。それくらい、男の人にとっては、生殖というシーンでの女の人に対する引け目が大きいのかなぁって思った。その一方で、はなから責任を一切負おうとしない男性もいるんだろうけど。

J 今の異性愛社会で男性が抱いている主流な幻想や責任感では、男性にとっての生殖への献身の内実というのは、夫として妻や子供を経済的に支えることや、一家の大黒柱として仕事に差し障りのない範囲で育児を手伝う、ということになっているんだよね。妊娠に至るセックスだけで生殖への関わりが終わり、とはならなくて、むしろセックスが生殖への献身の始まりとしてイメージされてる。だからヒラマツさんの子供の父親の人は、経済的にも家族制度的にもその負債を返済できそうになくて、罪責感にさいなまれているのかもね。

生殖・出産・育児に対する社会保障が、やはり手薄なのでは?

J 今回の僕が精子提供したカップルの場合は、僕は基本的には精子提供だけ、という関わりになっている。そのカップルは経済力があるから。でも、先ほどの「夫が大黒柱」という観念に基づいて社会が設計されていて、産後の女性が労働力として軽んじられたり、女性が経済的に自立しにくいという土台があるから、シングルマザーの貧困なんかの問題が絶えないよね。離婚や未婚や精子提供によるシングルマザーは、社会全体でしっかり支えるべきだと思う。ましてや、子供を増やしたいなら、そこに税金ももっと投入していいと思う。シングルファザーの事例については詳しくないけれど、そもそも見聞きする機会が少ないのは、やはり労働に関するこのジェンダー差が大きく関わっていると思う。もしかしたら、それが更には、祖母(シングルファザーの母親)の助けを手厚く借りやすいというところまで、関係しているかもしれないね。男女の平均賃金格差とかも、同じく問題なんだけどね……。

――うーん。精子提供の場合は、何かしら経済的な目途が立っていないと踏み切れないような気はするけど。でもほんとにその通りで、基本的には、孕んだ人がその意思で「産める」「産みたい」と決断可能な保障があってしかるべきだと私も思います。私は幸い、産前産後は実家に少しの間世話になることができるけど、それがなかったら仕事とか選べないし、「なんとか生きるだけ」みたいなギリギリの生活で精一杯というのが現実だっただろうと。それすら、「できる」と言い切れない感じだよね、やる前の私には。

でも、よく考えたら、「産んでもなんとかなる!」「子供と一緒に、最低限人間らしい生活を送れることは保証されてる」と思えたら、産むことに専念できるっていうか、かなりあらゆるプレッシャーやストレスから解放されるし、そういう社会こそが「産みやすい」社会だよね。しかし、現実は、私のような「子供は産みたい。でも子供の父親と結婚や同居をしたいとは思わない」みたいなヤツには、国や社会は厳しい。既に言われたこともあるけど、この先も間違いなく「そういうことは稼いでから言え」ってなる。けど、私自身も、今の世の中ではそれが当然というか、限界というか……(苦笑)だと思うし、世話になっている両親へもショックを与えたことや、自慢の娘になりきれなかった後ろめたさみたいな、申し訳ない思いがあるから、恥ずかしいこととは思わないけどシングルであることは大手を振っては言えない。私がシングルになりたくてなったのは私の“わがまま”ということにする以外の選択肢がない。

ただ、それでも私に稼ぎがちゃんとある状況でこういう事態になっていたら、理解はされなくても文句を言われることはないですよね。本当はそれが理想だったなぁ。でも、順序が逆転しても何でも、子供を授かった人が「産んでも育てられる」と思える制度や保障が無いのは、よく考えたら絶対おかしい。あと、少し状況は違うけど、夫婦じゃないと里親になれないのとかも変だよね。新たな子供の誕生を阻むどころか、既に生まれている子供の成長や生活さえ阻んでいる印象を持ってしまう。なんでそこに「まずは結婚」「家族の形成は夫婦が前提」みたいなオカシなハードルを設けるのか……。人身売買防止とか、色んな問題が絡んでいるのは察するけど、でも逆に夫婦だったらそういう非人道的なことしにくいと思われてるってのも、理解不能だわぁ。あー、怖い。何が少子化対策だよ……。「まずは結婚」「結婚してから、子供」「結婚せずに(or離婚して)子供育てて、お金に困るのは自業自得」って。少なくともこの国には、子供を増やす気なんて1ミリもないね(笑)。

J 「そういうことは稼いでから言え」と言う人がいるって話だけど、妊娠・出産・子育ては社会のために働いているのに等しいという議論もあるよね。妊娠・出産・子育ては、人類社会の根本を支える営みなので、それに相応しい敬意と対価を社会は支払うべきだと思うね。

男の生殖―男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わない。/ジュンペイさんvol.3

家族観インタビューCASE2・ジュンペイさんの第3話です。初回は、「男と女が惹かれあい、告白して付き合って愛し合う」現象がさも自明のこととされ、規範として強制されている社会への違和感について。第2話では、そのヘテロ社会(強制異性愛社会)を破壊し、男性の存在を脅かす装置になり得る無性生殖を、ジュンペイさんが「良いことだ」と前向きに捉えている理由を話してきました。最終話となる本稿では、「産まない」性である男性が、生殖をどう捉えているのか考えます。

「Family? CASE2 セックスをしなくても生殖はできる。レズビアンカップルに精子提供を試みるジュンペイさん」~最終章~(取材日:2013年10月)

▼前編/「“異性”を好きになって当然だ、お前はどの“異性”が好きなのだ」と当然のように問う社会のおかしさ
▼中編/「性愛の結果」ではない生殖は、強制異性愛社会からの解放だ

性の三角形(セックス・ジェンダー・セクシュアリティ)からの解放のその先

――セックスと生殖が切り離されるのを目の当たりにすることで、ジュンペイさんの中でヘテロのセックスが今までの社会的な意味を失う、という話をここまでしてきました。社会的な意味を失い、友愛としてのそれが可能になるかもしれない。言い換えると、それこそが“解放”であり、そうなることで、性愛やセックスに対してさらに別の意味合いが出てくるかもしれないというのがジュンペイさんの見立てでしょうか。

J うん。そうだね。今はあまり元気がなくて、なんか受動的で、性的なことに欲望を燃やせないっていうか、楽しめてないなって思う。それが精子提供という行為によって「生殖」に自分が関われるかもしれないとなった今、少し前向きな感覚になってきたような気がする。だけど、これで解決するような気がするっていうのも確信ではなくて、なんとなくの感覚というか、なんとなく突き動かされてやってるだけだから、そんなに上手く説明とかもできなくて、あとあとになって辻褄が合うとか説明ができればいいなって思ってやってる。でもさぁ、ヒラマツさんは元々あまり恋愛体質じゃないみたいだけど、「生殖」じゃなくて「恋愛」(好きな人を愛すること/愛されること)を生きるモチベーションにする人だっているわけじゃん。恋愛に欲望を燃やしたり生きる意味を見出したりしてる人を、ヒラマツさんはどう見てるの?

――どう見てるって……なんか上からな感じですね(笑)。別に対象が違うだけだな、って思ってます。「愛されたい」とかはよく分からないけれど、「守りたい他者」みたいな存在が生に覇気を与えるというのは非常に意味が分かる。ただ、私は恋人やパートナーがその「大切な、守りたい、寄り添う他者」に当てはまるような経験は今のところなくて、その対象となるのは子供って存在しかイメージできなかったというか。それもさっき話したみたいに、“大きな意味での次世代”の中に、特に自分に責任感や活力をもたらす存在としての“子供”がいたらいいなぁっていう考え。私にとって恋人やパートナーみたいな存在は、生きる原動力としては説得力に欠けるんですよね、今のところ。そもそも、そういう特定の相手を作ろうって気もあまりないわけですし。友人たちがカップルになっていくのを、いつもただ見てるだけって感じ。自分はそっち側に行くことってないんだろうなぁって。自分が「誰かとつがいになりたい」と思えないことに、寂しさみたいな感情はあるんだけど、羨ましいとは思わないんです。

まあ、今現在の私の恋愛観が、自分にとっての完成形ってこともないんだろうと思っているので、むしろ、ようやく自分が欲しかった生活(子供)を手に入れたから、これから私の恋愛観というのは作られるのかもしれない。そういう意味で、ジュンペイさんの言っていたことにはすごく共感します。生殖を叶えたから、やっと落ち着いて性愛に向き合えるっていうか。私の場合、まだ性愛についてはそんなに積極的に考えるつもりはないけど、そういう可能性は感じていなくもないです。

“生殖”に対峙する男性の立場の弱さ。産物として立ちはだかる“責任”

J 僕は初めてヒラマツさんと話したとき、「同じようなこと考えてる人いた! しかも、もうすでに実現しかけてるし!」って思ったんだよね(笑)。でも、「パートナーは欲しくない、子供だけ産みたい」という欲望を叶えることのハードルは、女性のほうが低くて実現しやすい。僕が男として生きてきて感じるのは、やっぱり男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わないのがヘテロ社会の文化であり仕組みだということ。それだと、僕が触発されるような女の人が妊娠出産をする気になってくれない限り、僕にとって生殖が遠い存在のままなんだよね。それに、鬱になってから、誘うのがしんどいと思うようになった。誘うってすごいエネルギーが要る。

――そうですよね。私も妊娠してから、生殖に向き合う立場としての男の人ってすごく可哀想だなと思ってしまう場面がありました。というのも、私の場合、タイミングは不意だったにしても、結果として念願の子供ができたわけで、でもこの子の生物学上の父親にとってはすべてが不意でしかない。だから彼はすごい罪悪感に打ちひしがれていて、「全部僕の責任だ」って言ってたの。でも、絶対そんなわけないじゃないですか? 全部なわけない。普通に考えて私にも絶対に責任がある。ただ、私はこの子を産んで育てることで責任を果たすという風に考えることもできるけど、彼は結婚もできなくて、お金が出せなかったら責任をどうすることもできないって感じているんだと思う。それで、「責任の話をするなら、二人ともに責任があるのだから、全部だなんて言わないで」ってことと、「そもそも責任うんぬんはさて置いて、現実的にあなたにできることやあなたがしたいことをすればいい。それは何なのかを考えてほしい」という2つのことを私は彼に話しているつもりなんだけど、なかなか伝わっていない感覚があるんです。今は「全部自分が悪いんだ」フィルターがかかってしまっているのかな。だから、とにかくなるべく責めないように、「あなたは悪くないよ」オーラを出して話してるつもりなんですけど、まぁそこまでするのもよく考えたらおかしいですね(笑)。けど、そうしないことには話が進まないから。で、どんなに「あなたは悪くないよ」オーラで接しても、それでも彼の「僕のせいだ」フィルターは無くならない。それくらい、男の人にとっては、生殖というシーンでの女の人に対する引け目が大きいのかなぁって思った。その一方で、はなから責任を一切負おうとしない男性もいるんだろうけど。

J 今の異性愛社会で男性が抱いている主流な幻想や責任感では、男性にとっての生殖への献身の内実というのは、夫として妻や子供を経済的に支えることや、一家の大黒柱として仕事に差し障りのない範囲で育児を手伝う、ということになっているんだよね。妊娠に至るセックスだけで生殖への関わりが終わり、とはならなくて、むしろセックスが生殖への献身の始まりとしてイメージされてる。だからヒラマツさんの子供の父親の人は、経済的にも家族制度的にもその負債を返済できそうになくて、罪責感にさいなまれているのかもね。

生殖・出産・育児に対する社会保障が、やはり手薄なのでは?

J 今回の僕が精子提供したカップルの場合は、僕は基本的には精子提供だけ、という関わりになっている。そのカップルは経済力があるから。でも、先ほどの「夫が大黒柱」という観念に基づいて社会が設計されていて、産後の女性が労働力として軽んじられたり、女性が経済的に自立しにくいという土台があるから、シングルマザーの貧困なんかの問題が絶えないよね。離婚や未婚や精子提供によるシングルマザーは、社会全体でしっかり支えるべきだと思う。ましてや、子供を増やしたいなら、そこに税金ももっと投入していいと思う。シングルファザーの事例については詳しくないけれど、そもそも見聞きする機会が少ないのは、やはり労働に関するこのジェンダー差が大きく関わっていると思う。もしかしたら、それが更には、祖母(シングルファザーの母親)の助けを手厚く借りやすいというところまで、関係しているかもしれないね。男女の平均賃金格差とかも、同じく問題なんだけどね……。

――うーん。精子提供の場合は、何かしら経済的な目途が立っていないと踏み切れないような気はするけど。でもほんとにその通りで、基本的には、孕んだ人がその意思で「産める」「産みたい」と決断可能な保障があってしかるべきだと私も思います。私は幸い、産前産後は実家に少しの間世話になることができるけど、それがなかったら仕事とか選べないし、「なんとか生きるだけ」みたいなギリギリの生活で精一杯というのが現実だっただろうと。それすら、「できる」と言い切れない感じだよね、やる前の私には。

でも、よく考えたら、「産んでもなんとかなる!」「子供と一緒に、最低限人間らしい生活を送れることは保証されてる」と思えたら、産むことに専念できるっていうか、かなりあらゆるプレッシャーやストレスから解放されるし、そういう社会こそが「産みやすい」社会だよね。しかし、現実は、私のような「子供は産みたい。でも子供の父親と結婚や同居をしたいとは思わない」みたいなヤツには、国や社会は厳しい。既に言われたこともあるけど、この先も間違いなく「そういうことは稼いでから言え」ってなる。けど、私自身も、今の世の中ではそれが当然というか、限界というか……(苦笑)だと思うし、世話になっている両親へもショックを与えたことや、自慢の娘になりきれなかった後ろめたさみたいな、申し訳ない思いがあるから、恥ずかしいこととは思わないけどシングルであることは大手を振っては言えない。私がシングルになりたくてなったのは私の“わがまま”ということにする以外の選択肢がない。

ただ、それでも私に稼ぎがちゃんとある状況でこういう事態になっていたら、理解はされなくても文句を言われることはないですよね。本当はそれが理想だったなぁ。でも、順序が逆転しても何でも、子供を授かった人が「産んでも育てられる」と思える制度や保障が無いのは、よく考えたら絶対おかしい。あと、少し状況は違うけど、夫婦じゃないと里親になれないのとかも変だよね。新たな子供の誕生を阻むどころか、既に生まれている子供の成長や生活さえ阻んでいる印象を持ってしまう。なんでそこに「まずは結婚」「家族の形成は夫婦が前提」みたいなオカシなハードルを設けるのか……。人身売買防止とか、色んな問題が絡んでいるのは察するけど、でも逆に夫婦だったらそういう非人道的なことしにくいと思われてるってのも、理解不能だわぁ。あー、怖い。何が少子化対策だよ……。「まずは結婚」「結婚してから、子供」「結婚せずに(or離婚して)子供育てて、お金に困るのは自業自得」って。少なくともこの国には、子供を増やす気なんて1ミリもないね(笑)。

J 「そういうことは稼いでから言え」と言う人がいるって話だけど、妊娠・出産・子育ては社会のために働いているのに等しいという議論もあるよね。妊娠・出産・子育ては、人類社会の根本を支える営みなので、それに相応しい敬意と対価を社会は支払うべきだと思うね。

ジャニーズWEST神山智洋出演『大貧乏』放送開始! 1月8日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
19:00~19:58 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)

●KinKi Kids

※『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)は放送休止。

 

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2017年はアンジャッシュ児嶋が大ブレイクする? そのワケとは!?

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『アンジャッシュ ベストネタライブ「キンネンベスト」』
 16年はピコ太郎が最後においしいところを全部持っていった感があるが、今年のお笑い界はあの男が大ブレイクすると言われている。あの男とは一体だれか? 「ズバリ、アンジャッシュの児嶋一哉ですよ」  と断言するのは某民放テレビ局プロデューサーだ。さらにこう続ける。 「といっても、芸人ではなく俳優としてです。バラエティでは、『お前誰だよ?』『児嶋だよ!』というテッパンのやり取りが定着し、いじられキャラが定位置となっていますが、ドラマや映画界では今や完全に『児嶋さん』。価値が全然違うんですよ」  児嶋が芝居の仕事をするきっかけとなったのは08年、黒澤清監督の映画『トウキョウソナタ』だった。本人はそれほど俳優業に興味はなかったと言うが、そのときの演技がキャスティング関係者の目に止まり、木村拓哉主演の映画『HERO』で、松たか子演じる雨宮舞子検事のお見合い相手の弁護士役を演じたほか、『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)など数々の話題作に出演している。 「ギャラが1話20万円程度と安いのも起用される理由ですが、演技が下手だったらいくら安くても声がかかるわけがない。16年もさまざまなドラマ、映画で重宝されていましたが、高評価を加速させたのはNHK大河ドラマ『真田丸』に出演したこと。脚本家の三谷幸喜に大絶賛されたという噂が広がり、ワンランク上のポジションでのオファーが殺到しているようです。当然、稼ぎも変わってきますし、お笑いをしている場合じゃないでしょう。とりわけNHKは、18年の大河ドラマ『西郷どん』でかなり重要な役を任せようとしているほど評価しているといいます」(前出・民放プロデューサー)  相方の渡部建は「褒めキャラ」や「グルメ」で仕事の幅を広げ、佐々木希との熱愛報道でも注目を浴びた。「じゃないほう」芸人と呼ばれ続けた児嶋だが、ついに立ち位置が逆転するかもしれない。

藤原紀香ウォッチャーが考察する「彼女が炎上しまくる理由」――ドヤッてるのは天然だから?

 

 2016年3月、歌舞伎俳優・片岡愛之助と結婚し、梨園の妻デビューを果たした藤原紀香。芸能ニュースでは、紀香の動向が盛んに報じられたが、それと比例するように、ネット上では「結婚会見時の着物が派手すぎる」「眉唾物の水素生成器を引き出物に入れたのが痛々しい」など批判の声が飛び交う事態に。そんな激動の1年を、日々紀香の動向をチェックしているウォッチャーたちはどのように見ていたのだろうか? 「私たちはただのアンチではない」と表明する紀香ウォッチャーたちの考える「紀香の面白さや魅力」とは?

A……20代女性。陣内智則と結婚した頃から、紀香の面白さに注目するようになった。
B……30代女性。紀香のことを「好き」ではないが、紀香関連のニュースは逐一チェックしてしまう。
C……40代女性。紀香ファン。かつて紀香にあこがれて、ウルフカットにしたことも。

■紀香はついに、ほしいものを全て手に入れた

A 藤原紀香、よく叩かれているね。私は一周回って今は好き。07年に陣内智則と結婚したとき、十二単を着たことに度肝を抜かれて以来、「この人、面白い」と思うようになった。

B あれはすごかったね。「自分は特別な人間」という感覚があるのかな。実際、なんだかんだでほしいものを全部手に入れているすごい人だとは思うけど。

C 私はJ‐PHONEのCMに出ていた頃から紀香好き。当時は「CM女王」として君臨していたから、今なぜ嫌われているのかわからないんだよね。16年3月に行われた片岡愛之助との結婚会見は、すごくうれしそうで微笑ましかった。

A 会見で関西弁を織り交ぜてたじゃない? あれ、ネットでものすごいブーイングが起こってたよね。「『もう会わないでね』って、事務所から言われた時に、ああ、本当に会われへんねや、あ、会えないんだと思いまして……」ってやつ。叩く人は、ああいうところが「あざとい」とか「ドヤってる」と思うんだろうね。ああいうところこそ笑えるのに。

B でも、愛之助は、なぜ紀香と結婚したんだろう。愛之助にとって紀香は単なるセフレだと思ってたよ。

C 実は私もそう思ってた。

A 「フライデー」15年9月11日号(講談社)に紀香が愛之助の腰に手を絡ませているツーショット写真が掲載されたでしょう? あれは紀香が“あえて撮らせた”というウワサがあるね。「私服がダサい」と騒がれていたけれど、あのダサさすらも演出とか。当時、愛之助は熊切あさ美と別れた・別れないとゴタゴタあった直後。芸能記者のほとんどは「愛之助は熊切に限らず、結婚そのものに乗り気ではない」という見方だった。そこで紀香は、外堀を埋めて結婚する気にさせるためにマスコミを利用したんじゃないかって言われてたのよ。

B なるほどね。愛之助はまんまとしてやられたわけだ。紀香との生活も、そのうち飽きたら浮気しそう。

A 結婚会見で、紀香は愛之助について「本当におモテになるので。歌舞伎役者というものは色がないとダメだと思っているので」と暗に浮気を容認する発言をしていたね。ただ、12月28日放送の『バイキング!ゴールデン』(フジテレビ系)では、「浮気=『芸の肥やし』だと私は思ってません。だから前の方(陣内)と比べられて、前の方の浮気がダメでこっちはいいのか、私はそんなこと一切言ってません。それはほんとに言いたかったけど、そんなこといちいちブログに書きたくないです」って言ってたけど、やっぱり愛之助なら許しそうじゃない? 格下の陣内の浮気は許せず離婚に至ったけど、ステイタスのある愛之助ならずっと支えていくつもりなんだと思う。

B ほら、Skoop On Somebodyのボーカルの元カレのときも“大女優なのに、ステイタスやお金で男を選んでいない私ってステキ”と酔っている印象があったけど、陣内で懲りたんだろうね。そのあとUSB証券のアナリストと付き合ってたもんね。

C でも、一般人の金持ちでは物足りなかったんじゃない? ステイタスやお金だけでなく、さらに華もあって確固たる地盤もある、全てを兼ね備えた男、それが愛之助。いい男と出会えてよかったよね。やっぱり紀香は、ほしいものを手に入れる女なんだよ。

■水素水へのこだわりは、いい妻アピール?

A そうそう、結婚会見のときの着物の柄が洋風のダイヤモンドリリーとカサブランカだったことで「派手すぎ」「伝統的な和柄を選ぶべき」と批判されたこともあったね。

B 「私の最大優先順位は、彼の健康面のサポート、そして彼が情熱を注ぎ続ける、歌舞伎界の仕事のサポート」「一番大事なのは夫のお仕事」と会見で言っていた割には、あの着物は「私こそ主役」感があったね。女優だという意識が思わず着物に出ちゃった。

C そこが紀香の愉快なところ!

A 引き出物として約8万円もする水素水生成器を配ったのは、紀香自身が水素水信者ってこと以上に、「水素水で愛之助の健康面を支える」ということを世間にアピールしたかったと思う。陣内のときも「“大女優”である私が芸人を支えること」を楽しんでいたんだろうけど、それは目立たないし、称賛はされない。紀香は、『藤原主義』(幻冬舎文庫)で、友人に「みんなにいい子と思われたい」と指摘されたと書いていたけど、やはり愛之助という看板があった方が、褒められる量は多いと思う。

B それにしても水素水! 愛之助はネットニュースなんて見なさそうだけど、紀香は絶対チェックしてそうじゃん。水素水に対する批判の声も耳に入っているだろうに、わざわざ引き出物に選ばなくても。

A 批判の声が聞こえてもやらかしちゃうところが、「天然でおちゃめ」なんだと思う。16年4月の熊本地震のときも、被災地へ現地の情報やメッセージを送った上で、「家のことも、外のこともやることがたくさんあり、睡眠はあまり取れていませんが、現地のみんなのことを考えたら、眠いなんて言ってられないですよね」「明日は5時起きですからそろそろ休みます。80分後ですね。ぜったい寝坊しません!!!」(16年4月19日公式ブログより)と書いて大炎上。ネットでは「寝てないアピールは不快」ということが定説化しているのに、あえて睡眠時間を書く紀香、天然だわ~。

C 努力アピールはチョイチョイするよね。でも本当に努力家なの。真っ赤のピタピタなパンツを穿いていて話題になった、16年3月の楽天ゴールデンイーグルスの始球式。あれ、何日も前からガチで投球練習してたんだよ。「東北を盛り上げたい」って。その練習の過程も、ブログで「この日も練習は100球近く投げ東京に戻り翌朝、起き上がれなかった笑 その後も、東京で 投球ができる場所を借りて投げてましたが、とにかく時間もないので毎回 最初のキャッチボールを含め100球は投げアイシングとマッサージに通い次の日から数日、肩や腕がパンパンで(笑)3月は、わりとカラダがえらいことでした」と報告してた。

B いちいち言わなくていいし、それで東北が盛り上がるとも思えない。そのズレ加減は確かに天然の芸当。『バイキング!ゴールデン』では、そんな紀香に、「自分が何か言うと叩かれるという意識はあるか?」と炎上騒動についてズバリ聞いててさ。なんと答えるかと思ったら、「えっ、意識ないです。だけど『みんなが炎上してるよ、大丈夫』って連絡があったときに、皆そういう取り方をするんだって思います。私昔はバカだから、ほんとにみんなに愛されないと嫌というところがありました。でもそれはあり得ないことで、それは自分が幼かったなと思います。(それが変わったのは)結婚してからだと思います」って言ってた。

A 愛之助は、会見で紀香について「相当ひょうきんで、あと、若干おっちょこちょい」とか「車の運転で、迎えに来てくれたりするんですよ。すごく法定速度以下くらいの速度で走るのでちょっとドキドキするんですけど、安全運転は安全運転。そして高速に乗ったら、停まってるから『何してんの?』って聞いたら、高速に合流できなくて」と、“大女優だけど”という意外な一面を明かしていたよね。紀香、そういうギャップをアピールしてもらえて、たまらなかったろうなと思う。

C 陣内のときはあまりに「格差婚」と騒がれすぎて、陣内は紀香に対して“恐縮しきり”というキャラを通してたもんね。紀香の可愛らしさを引き出せなかった。一方、愛之助とは対等の立場だし、可愛らしさを引き出してもらえる。紀香はいい広報を旦那にしたよ。

A あ! 披露宴で、「まきぞう」「のりぞう」と呼び合う親友・大黒摩季が2人のための書き下ろし曲「スポットライト」を歌って、「これだけ証人がいるんだから別れないでね」と言ってたのも気になった。「友達なら、披露宴でそんなこと言うなよ」という意見もあったけど、なんか、紀香に対してちゃんとツッコめる友達がいるということに感動しちゃったの。紀香の周りには、いいところだけすくい取ってチヤホヤする人も多いだろうに……まきぞう&のりぞうは、本当の女の友情だと思う。

C はるな愛とも仲がいいよね。はるなもツッコみそうだし、紀香はツッコまれたい気質の人なのかも。

■17年、紀香が梨園と日本を変える

A それにしても、なぜ紀香は「梨園の妻失格」といわれるんだろう。「いい妻」然としている三田寛子の方がよほど鼻につく。16年9月にあった夫・中村芝翫の不倫騒動では、「私も至らぬ点ありましたので反省しております」「(離婚は)ないでーす」とコメントして「神対応」といわれていたけれど、乙武洋匡の不倫騒動で妻が「自分にも責任の一端がある」とコメントしたら批判されて、三田は称賛されるのはおかしくない?  

C 三田なんて、結婚前は天然のおバカキャラだったのに、歌舞伎役者と結婚したら賢い妻にキャラ変えしてね。ブレない紀香の方がよほど人間として魅力的。

B 確かに、紀香の自分好きキャラはブレない。賢い妻を演じようとしているけど、演じていることがバレバレだもんね。やっぱり天然だよ。

A 愛之助が不倫したとき、紀香はどう対応するかな。三田みたいに、怒りもせず「夫婦の絆が深まりました」とコメントしつつも、めっちゃ派手な着物で出てきたりして。

C もしくは、舞台用のド派手な衣装とメイクで出てきて、「私も舞台の公演が控えていますので、そっとしておいてください」と言うとか。その方が“浮気された女”という傷は浅い。

A 言いそう言いそう(笑)。“サポートしてます”感をアピールしつつ、さりげなく女優として舞台の宣伝をぶっこんできそう。まさに紀香劇場。

B “梨園の妻”だけではなく、女優を続けているからこそ、どちらかで失敗しても補える。万全のセーフティーネットを張って生きているわけね。

A もう1つ、紀香の最高なところは、趣味を「女磨き」と断言しているところ。上野千鶴子と小泉今日子が「GLOW」16年9月号(宝島社)で対談したの知ってる? 上野が「アンチエイジングって言葉が、大嫌いなんです」と発言して、小泉が「私もです」と同調し、ネットで共感の声が広がったことがあったのよ。小泉の「私は『中年の星』でいい」という言葉の、他人の努力をあざわらうような上から目線が本当にムカついちゃって。紀香のように努力して泥水すすっている方がかっこいい。

C 紀香はおすすめの美容グッズをセレクトした「紀香バディ!コム」というサイトを運営していて、その売り上げの一部を寄付してる。美の追求と同時に慈善事業も行っているあたり、たとえ容貌が劣化しても「中身が美しい」という逃げ道もちゃんと用意してる。本当に周到。“自分好き”でもここまで完璧できる人はいないと思う。

B 17年、紀香はどうなるかな。また炎上事件や珍事を起こしてくれるんじゃないかと期待してる。

C 紀香が親の反対を押し切って芸能界入りを決意したのは、阪神大震災を経験して、「人間はいつ死ぬか分からない、それならやり残したことを後悔して死にたくはない」と思ったからだそうだよ。紀香を変えたのは災害。そこが原点。今後も人のために何かをしてくれるはず。

B だから、愛之助に尽くすんだ?

C いや、もっと大きく「日本を救いたい」と思っているはず! 愛之助との結婚も、「私は日本の伝統芸能を支えている」くらいに思っているのでは。慈善活動とか見てると、しいては世界を救うつもりだと思う。キョンキョンはただの芸能人。紀香は芸能人ではない。「女優だね」「きれいだね」では物足りない。女優はあくまで地球を救うための一環だから。

A その貪欲さ、スケール感がすごい(笑)。でもやっぱり女優としては代表作がない。そこが面白い。

C 心配なのは、子どものこと。きっと周りからの圧力がすごいはずだよ

B 紀香は今年46歳。現実問題、妊娠・出産のハードルが高いというのは紀香自身が一番わかっていると思うんだけど、跡継ぎを生むことが重要視されている梨園の妻になったからって、マスコミは無遠慮に「子どもはどうする」って聞くよね。完全にハラスメントにあたるのに……。着物の件も含めて「梨園の妻はこうあるべき」「女優業をやめるべき」という批判は腹が立つね。考え方が古すぎる。紀香にはそういう梨園を変えていってほしいな。

C 紀香なら梨園を変えて、日本を変えて、世界を変えられるよ。

A 私もそう思う。17年も紀香がんばれ~!
(亀井百合子)

芸能記者“激ヤバ”座談会! 世間を揺るがした「2016年」とはなんだったのか

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■「解散」ではなく「5人で独立」だったはずのSMAP騒動 匿名記者X 2016年を振り返ると、芸能ニュースが盛況でしたね。SMAP解散とベッキーの不倫で盛り上がった1月なんて、遠い過去に思えます。 ハイセー SMAP解散は実際には「独立騒動」ですけどね。スポーツ紙がそこをズラして伝えてました。キツい言い方すれば「ジャニーズにサヨナラしようとした」話。それを解散と伝えて、メンバー内の亀裂をメインに差し替えた。 片岡 僕は表になる半年も前に独立の動きを確認して夕刊紙に記事を出してたんですけど、でかすぎる話なんでゴーサインが出なくて。11月になって、あるメンバーが親しい業界人に「決まった」と漏らしていたことが裏付け取れて、あとは時期だけだな、と思ってたんですが。 ハイセー でも、あの年明けに出るとは思わなかった。 片岡 契約が9月までありましたからね。ジャニーズ事務所の姿勢を思えば、早くにそういう流れになるのは予測できたはずでしたね。読みが甘かった。それと、まさかの分裂。一番驚いたのは木村(拓哉)以外4人のメンバーだったんじゃないか、と。結局は本当に独立じゃなく解散になってしまったんですが……(苦笑)。 匿名記者X ワイドショーやスポーツ紙の報道とか記事が、ジャニーズ事務所の書いてほしい流れになっていたのは、ファンも気付いてましたよね。で、独立を画策した飯島三智さんが悪者な感じで。 片岡 そこは各関係者の立ち位置によって見方が変わると思いました。話す人によって変わるんですよ。SMAPに思い入れある側の人は、「飯島さんは歌って踊るジャニーズから抜け出た革新的な人」ってことを言いますし、ジャニーズと良好な方々は「彼女が自由にやれたのは、ジャニーズの威光があったからだ」と。あと、テレビマンは飯島さんの気難しさに長年、困ってきた人が多い感じでした。そこは当の飯島さんを直撃しようと頑張ったんですが、ダメでした。 ハイセー 飯島さんが住んでいたマンション前にも記者がたくさんいましたけど、もうそこにはいなかった。ああいう女帝タイプは、メディアに出たがらないですもんね。 匿名記者X キムタク(木村拓哉)の造反は、工藤静香の工作っていう話はどこまで本当なんだろうか。 片岡 むしろジャニーズに近い側から聞こえてたので、堅い話なんじゃないかと思いますけど、この問題はメンバーの不仲が核じゃなくて、飯島さんの独立にメンバーが恩を示した中、キムタクだけ腰が引けた流れで、決定的な亀裂は後付けだと思いますけどね。 匿名記者X 会社の役員が独立すると言って、かわいがられた部下がついていくってのは一般社会でもあることですけどね。 片岡 でも、裏切り者をテレビで謝罪させる公開処刑なんてのはないですよ。 匿名記者X 中居(正広)クンが独立して新事務所を立ち上げるとかいう話はどうなんでしょう。 ハイセー すでに事務所内で独立させてもらっているんだから、変な話ですけど、歌の権利をジャニーズ側のマネジメント会社に抑えられていても、中居クンはメインが司会業だから、それ捨てていけますよね。 匿名記者X そうなったときのジャニーズの報復がありそう? ハイセー その恐れからバックアップしてくれる大物を取り付けようと飯島さんが奔走中とのウワサ(笑)。
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■ベッキー不倫の本質は「LINE流出」の経路 匿名記者X ベッキーのゲス不倫は、「センテンススプリング」とか「文春砲」が流行語大賞にノミネートされるほど大騒ぎとなりました。 片岡 この問題、僕は正直、不倫なんかどうでもよくて、LINEのやり取りがどうやってリアルタイムで流出したのか、だと思いました。それこそ不法行為の可能性が高いわけで。ああいうのは入手しても表には出さないで記事で伝えるってのが本来の手法だと思うけど、今のメディアはえげつないところまで来たなあ、って。実話ナックルズでやるならわかるけど、文春のような大手がやるというのは。 ハイセー でも、ベッキーの優等生キャラを破壊するには、これしかなかった気も。 片岡 彼女が優等生キャラに反発を覚えていたのは、彼女が後輩グループに書いた曲の歌詞に出てるんですけどね。「トゲトゲ」という曲。 ハイセー でも、いざキャラ破壊されたからといって開き直らなかったですね。 匿名記者X 公衆の面前で平然とウソ言えるのって、すごい神経とは思いましたが。 片岡 いや、でも、それが芸能人の仕事なので、僕は逆に見えます。プライベートの想像がつかないほど大物タレントだと思うんですよ。ハリウッドスターとか、ゴシップは山ほど出るけど、実際にどんな人かは把握しにくいミステリアスな部分があるでしょう? ■熊切、紀香、加藤紗里……女たちの戦い ハイセー そういうので言うと、僕は熊切あさ美がちょっと怖い(笑)。片岡愛之助に捨てられて同情票を集め、メディア露出が増えたと思ったら、いつのまにかヤクルトの山田哲人と関係していて、健気なお涙キャラを見事に乗せた。 匿名記者X じゃあ、その熊切からかっさらった藤原紀香はどうなるんだ!(笑) ハイセー その自己愛キャラはすっかり世間に伝わってますから、むしろ開き直りのレベルでしょう。 片岡 彼女と仕事したがらないテレビマンとか多いですもんね。 匿名記者X モテるといえば、6股報道があった狩野英孝。交際を宣言した発端の川本真琴はどこへやら。後から出てきた加藤紗里が川本をストーカー呼ばわりする凄い展開に。 片岡 加藤の強烈なキャラが全部持っていきましたね、あれは。世間はいかにも売名行為って大嫌いだろうけど、売名行為が堂々できる人は強いと思います。 ハイセー あのとき狩野サイドからは加藤の悪口も流されてたんですからね。週刊女性の記者がネット番組で「バリバリ整形している。300万円かけた」とか断言しちゃって、そこまでいくと報道じゃなくて中傷じゃないのかと。 片岡 でも、有吉弘行までもが加藤について、「俺はああいうのとは絡みたくない」って(笑)。 ■有吉と夏目三久に、本当は何があったのか…… 匿名記者X その有吉は、夏目三久との結婚報道が……。 片岡 夏目がキャスターを務めるTBS内の反応が一番面白かったです。夏目自身が報道直後に肯定も否定もしなかったから、みんな「どっちなんだよ」って戸惑ってて。本当に全部ガセなら、そんな曖昧な態度はありえなかった。でも、ややこしいのは日刊スポーツにスクープさせた背後がいたことで……。 ハイセー 妊娠って入れたのがまずかったですね。結局日刊スポーツは「事実誤認でした」と訂正する結果に。 片岡 そもそも記事どおり妊娠なら、降板が「来年3月」っておかしいわけで。おなか大きいままやるわけなく……。 ハイセー かといってまったくのガセでもなかった……。有吉が記者から逃げるように自宅にも戻らず。ある芸人からは、一部マスコミに「有吉さんが来てます」とリークされていました。そこを直撃されて、本人は「なんで俺の居所がばれるんだろう」って。友人に裏切られてたとは知らずに……。本当にガセなら、逃げることはまずなかったですよね。 匿名記者X 夏目が“事務所のドン”のお気に入りだというのは業界でも有名でしたからね。有吉はその手前、何も言えなくなっていた。すぐ謝罪したから許されたものの、あれ3日ぐらい遅れていたら、芸能界から“消されていた”可能性もあった気がします。誰も得をしなかった騒ぎでしたね。ショーンKの学歴詐称もそうだった。 ハイセー ショーン・マクアードル川上って名前も本名かどうかわからなくなったという……(笑)。僕はテンプル大学ジャパン出身なので、マスコミから問い合わせがかなり来ましたよ。金を払えば誰でも授業が受けられるオープンキャンパスなんですけど、早稲田大学の社会人講座を受けて「早大卒」と言い張ったようなものかな。 匿名記者X そんなデタラメな履歴を「身体検査」しなかったフジテレビ側も甘い……報道番組のキャスターにしようとしてたんですからね。 片岡 やりすぎちゃったのはコンプレックスの裏返しだったんでしょうけど、それぐらい必死だったことでもあるんで、ちょっと可哀そう。だって詐称で叩くのなら芸能界にはたくさんいるわけで。メディアでかっこよくしゃべるスキルがあるのに、もったいない。僕は彼をよく知りませんけど、苦労した人生をバネにまた頑張ってほしいです。 ハイセー それこそ美男美女に変身させるコンサルタントだったら需要あると思いますよ。
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■清原、ASKA、成宮……薬物で騒がれた人々 匿名記者X 変身といえば元プロ野球選手の清原和博も釈放後、久々にテレビインタビューに出ていて、七・三分けでスーツというサラリーマン風になってた(笑)。 ハイセー もう番長キャラは無理ですよ。「自分だけでやめることなんか不可能」とか留置場での惨めな生活も本音だったでしょうね、あれは。 片岡 会えない子どもたちへのメッセージになることが出演を決めた理由だと聞きましたよ。 ハイセー 一方、後援者が相変わらず会員制バーに連れだって酒を飲ませてるなんてウワサも。 匿名記者X ニューハーフ美女と今も交際中って説もありますよね。 ハイセー そういや逮捕直前、僕が手伝っている実話誌にはそのニューハーフ美女とも知り合いだというフリーの編集者が「番長の遠吠え」という清原の連載企画を持ってきていたんですが、逮捕後は、その編集者が海外に高飛び。何かやましいことでもあったのかとささやかれちゃってます。清原に前金を渡したとか言ってたので、本当なら、むしろ清原に会いに行くはずなのに。 片岡 当局のマークがいまだにあるという説も。ASKAは不当な方法で再逮捕されましたけど、清原も動向を見ていないってことはなさそう。 ハイセー 警視庁担当の新聞記者もそれ言ってましたよ。ただ、清原を辿っても薬物を扱うヤクザは出てこないのでは。売人が暴露本を出したように、表に出て平気な奴が取引していたのは、逆にそのルートにとっては好都合。 匿名記者X 清原は入れ墨を消すと言っているそうですね。 片岡 別に入れ墨はしててもイイと思うんですけどね(苦笑)。更生と関係ないです。 匿名記者X いまだグレーなのが成宮寛貴。告発者が広告を貼りまくったブログで商業活動しだして、変な展開になっちゃいました。 片岡 それまで成宮は直接、彼と接している人から態度が悪かったっていう些細な話だけ入ってて、何かあったらそのネタを差し入れようと思って、本サイト記事にも反映させたんですけど、まさか薬物疑惑に入れることになるとは思いませんでした(笑)。事務所が即日「事実無根」と言い出したことで逆に「ああグレーなんだな」と思いましたが。「事実無根」かどうかは当人しかわからない話ですし、本当にシロなら弁護士が出てきて細部をきっちり説明しますよ。 ハイセー ただ、吸引が事実でも法的には「今はもうやっていません」と言えば、今回の件に限っては罪に問われないので推定無罪。テレビ朝日もそれで『相棒』の再放送を断行してましたね。そこは高樹沙耶とは違う、と。 片岡 あとは同性愛の話にすり替えられたところありますね。世間はあまりそこには関心ないと思うんですけど……。 ハイセー でも、成宮の「友人に裏切られた」っていう声明は本音っぽい。そういう人と付き合うってのは交際相手に見る目がなかったってことでもありますね。 片岡 なんかいかにもアウトローっぽいというか、誠実そうなタイプじゃないですもんね。 匿名記者X そういう視点では、思いっきり売名行為に利用したグレート・サスケが一番、不良だと思いました(笑)。 片岡 大半のプロレスラーは目立ちたくて仕方ない人種ですからね。息子の被害でも利用しちゃう、という。 匿名記者X ASKAの逮捕を利用して無断で未発表曲を公開した井上公造さんも「目立ちたくて仕方なく」見えました。 片岡 逮捕時、僕はラオスにいたので一歩、引いて見てましたが、連絡くれたテレビマンが「ASKAやっぱり薬物やってた!」って興奮気味に話してたところ、マスコミに逮捕情報が出ている異様さの方がニュースだよって反論したんですよ。だから本サイトでも、ASKAハメられた説を真っ先に伝えたんです。ASKAの親しい音楽関係者も「絶対におかしい」って言ったんで。あと、ASKAが言う盗聴被害は事実の可能性も十分あります。あの文春だってLINEをハッキングする時代ですから(笑)。でも、盗聴被害って被害者がそれを叫ぶと世間に異様な目で見られやすいっていうのは、過去の裏社会系の取材でよく分かりましたし。あのイ・ビョンホンだって同じ被害を周囲に漏らしているのをキャッチしたばかりなんです。 ハイセー 薬物事犯だと入手ルートの監視って線もありますからね。でも、結局はその被害を言ってもヤク中ってことで片付けられちゃう。同じように警察までも強引な再逮捕をやってくる。刑務所にはいまだ「俺は本当に2度目はやってないんだ」って言い続ける受刑者がいっぱいいますよ。 匿名記者X 警察が手柄を立てるために冤罪やってるってことですかね。 ハイセー それと入手ルートの捜査に人員や予算を割いてもらうため、ってのもあると聞きます。 片岡 実際、僕もASKAの逮捕騒動も警察が狙っている本丸が別にいたと見てます。そのルートと見られるところが摘発されたら、もうひとり大物ミュージシャンの逮捕もありうるんじゃないかと。 ハイセー でも、今回の件で年末、「CHAGE&ASKA」の曲が歌われる回数が激増したという話をカラオケ配信会社の人に聞きましたよ。「余計な粉などないよね?」とか忘年会で替え歌を歌った編集者もいましたし(笑)。 匿名記者X たしかにゲス不倫でのファンキー加藤とかカールスモーキー石井の替え歌よりはわかりやすいかも。 片岡 不倫ネタは飽きるほどあったもんなあ。 匿名記者X 育休議員だった元自民党の宮崎謙介、乙武洋匡、とにかく明るい安村、中村橋之助、小倉優子の夫、三遊亭円楽、浦沢直樹、ジュビロ磐田の藤田義明、テレ朝の矢島悠子アナ、田中萌アナ&加藤泰平アナ、そして安田美沙子の夫。高知東生の逮捕も、元タレントのホステスとの不倫でもあった。 片岡 名前の羅列でもうお腹いっぱいになりそう。この中のひとりは時間が経ってから各マスコミに弁護士を通じて記事削除を求めて抗議しまくってたそうで(笑)、その直後にテレビ復帰してたから、なんともしたたか。イメージアップに躍起ということです。 ハイセー 不倫は文化……の石田純一の都知事出馬会見ってのもあった。言葉の上手なタイプじゃないから政治家には向かないと思いましたけどね。記者会見も下手な印象を受けました。 片岡 直撃してもその場で本音をパッと話す方だから、記者としては取材しやすいんですけどね(笑)。逆に謝罪会見が上出来なタイプって僕は信用できないですよ。ウソがうまいってことですもん。 ハイセー 事件よりも記者会見の賛否で話題になってたのが、レイプ事件で出てきた母親、高畑淳子でした。 片岡 あれは海外ではとても異様な話として伝えられていました。大の大人が犯した罪に母親が出て謝罪、という。ちょっと気持ち悪い現象ですが、親子のコネがモノ言う社会ならでは、なのかも。あの母親がいなかったら、裕太はあそこまで売れてなかったと思うので、ある意味ではゴリ押ししちゃった業界人への謝罪って気も。 匿名記者X というわけで、今年もまた芸能ニュースの取材に出なくてはなりません。 片岡 1月5日だけ見ても、主要な芸能イベントだけで20ぐらいあるんですよ。そのひとつに出るタレントには、あるゴシップのウワサがあるので、周辺を探るチャンス……って、新年早々なんとも物悲しい職業ですね(苦笑)。 ハイセー そういう役割なのでしょうがない。こっちはこっちで大メディアが伝えない真実のかけらや「へえ、そうなんだ!」と読者を楽しませられるような情報を集めていきましょうよ。

芸能記者“激ヤバ”座談会! 世間を揺るがした「2016年」とはなんだったのか

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■「解散」ではなく「5人で独立」だったはずのSMAP騒動 匿名記者X 2016年を振り返ると、芸能ニュースが盛況でしたね。SMAP解散とベッキーの不倫で盛り上がった1月なんて、遠い過去に思えます。 ハイセー SMAP解散は実際には「独立騒動」ですけどね。スポーツ紙がそこをズラして伝えてました。キツい言い方すれば「ジャニーズにサヨナラしようとした」話。それを解散と伝えて、メンバー内の亀裂をメインに差し替えた。 片岡 僕は表になる半年も前に独立の動きを確認して夕刊紙に記事を出してたんですけど、でかすぎる話なんでゴーサインが出なくて。11月になって、あるメンバーが親しい業界人に「決まった」と漏らしていたことが裏付け取れて、あとは時期だけだな、と思ってたんですが。 ハイセー でも、あの年明けに出るとは思わなかった。 片岡 契約が9月までありましたからね。ジャニーズ事務所の姿勢を思えば、早くにそういう流れになるのは予測できたはずでしたね。読みが甘かった。それと、まさかの分裂。一番驚いたのは木村(拓哉)以外4人のメンバーだったんじゃないか、と。結局は本当に独立じゃなく解散になってしまったんですが……(苦笑)。 匿名記者X ワイドショーやスポーツ紙の報道とか記事が、ジャニーズ事務所の書いてほしい流れになっていたのは、ファンも気付いてましたよね。で、独立を画策した飯島三智さんが悪者な感じで。 片岡 そこは各関係者の立ち位置によって見方が変わると思いました。話す人によって変わるんですよ。SMAPに思い入れある側の人は、「飯島さんは歌って踊るジャニーズから抜け出た革新的な人」ってことを言いますし、ジャニーズと良好な方々は「彼女が自由にやれたのは、ジャニーズの威光があったからだ」と。あと、テレビマンは飯島さんの気難しさに長年、困ってきた人が多い感じでした。そこは当の飯島さんを直撃しようと頑張ったんですが、ダメでした。 ハイセー 飯島さんが住んでいたマンション前にも記者がたくさんいましたけど、もうそこにはいなかった。ああいう女帝タイプは、メディアに出たがらないですもんね。 匿名記者X キムタク(木村拓哉)の造反は、工藤静香の工作っていう話はどこまで本当なんだろうか。 片岡 むしろジャニーズに近い側から聞こえてたので、堅い話なんじゃないかと思いますけど、この問題はメンバーの不仲が核じゃなくて、飯島さんの独立にメンバーが恩を示した中、キムタクだけ腰が引けた流れで、決定的な亀裂は後付けだと思いますけどね。 匿名記者X 会社の役員が独立すると言って、かわいがられた部下がついていくってのは一般社会でもあることですけどね。 片岡 でも、裏切り者をテレビで謝罪させる公開処刑なんてのはないですよ。 匿名記者X 中居(正広)クンが独立して新事務所を立ち上げるとかいう話はどうなんでしょう。 ハイセー すでに事務所内で独立させてもらっているんだから、変な話ですけど、歌の権利をジャニーズ側のマネジメント会社に抑えられていても、中居クンはメインが司会業だから、それ捨てていけますよね。 匿名記者X そうなったときのジャニーズの報復がありそう? ハイセー その恐れからバックアップしてくれる大物を取り付けようと飯島さんが奔走中とのウワサ(笑)。
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■ベッキー不倫の本質は「LINE流出」の経路 匿名記者X ベッキーのゲス不倫は、「センテンススプリング」とか「文春砲」が流行語大賞にノミネートされるほど大騒ぎとなりました。 片岡 この問題、僕は正直、不倫なんかどうでもよくて、LINEのやり取りがどうやってリアルタイムで流出したのか、だと思いました。それこそ不法行為の可能性が高いわけで。ああいうのは入手しても表には出さないで記事で伝えるってのが本来の手法だと思うけど、今のメディアはえげつないところまで来たなあ、って。実話ナックルズでやるならわかるけど、文春のような大手がやるというのは。 ハイセー でも、ベッキーの優等生キャラを破壊するには、これしかなかった気も。 片岡 彼女が優等生キャラに反発を覚えていたのは、彼女が後輩グループに書いた曲の歌詞に出てるんですけどね。「トゲトゲ」という曲。 ハイセー でも、いざキャラ破壊されたからといって開き直らなかったですね。 匿名記者X 公衆の面前で平然とウソ言えるのって、すごい神経とは思いましたが。 片岡 いや、でも、それが芸能人の仕事なので、僕は逆に見えます。プライベートの想像がつかないほど大物タレントだと思うんですよ。ハリウッドスターとか、ゴシップは山ほど出るけど、実際にどんな人かは把握しにくいミステリアスな部分があるでしょう? ■熊切、紀香、加藤紗里……女たちの戦い ハイセー そういうので言うと、僕は熊切あさ美がちょっと怖い(笑)。片岡愛之助に捨てられて同情票を集め、メディア露出が増えたと思ったら、いつのまにかヤクルトの山田哲人と関係していて、健気なお涙キャラを見事に乗せた。 匿名記者X じゃあ、その熊切からかっさらった藤原紀香はどうなるんだ!(笑) ハイセー その自己愛キャラはすっかり世間に伝わってますから、むしろ開き直りのレベルでしょう。 片岡 彼女と仕事したがらないテレビマンとか多いですもんね。 匿名記者X モテるといえば、6股報道があった狩野英孝。交際を宣言した発端の川本真琴はどこへやら。後から出てきた加藤紗里が川本をストーカー呼ばわりする凄い展開に。 片岡 加藤の強烈なキャラが全部持っていきましたね、あれは。世間はいかにも売名行為って大嫌いだろうけど、売名行為が堂々できる人は強いと思います。 ハイセー あのとき狩野サイドからは加藤の悪口も流されてたんですからね。週刊女性の記者がネット番組で「バリバリ整形している。300万円かけた」とか断言しちゃって、そこまでいくと報道じゃなくて中傷じゃないのかと。 片岡 でも、有吉弘行までもが加藤について、「俺はああいうのとは絡みたくない」って(笑)。 ■有吉と夏目三久に、本当は何があったのか…… 匿名記者X その有吉は、夏目三久との結婚報道が……。 片岡 夏目がキャスターを務めるTBS内の反応が一番面白かったです。夏目自身が報道直後に肯定も否定もしなかったから、みんな「どっちなんだよ」って戸惑ってて。本当に全部ガセなら、そんな曖昧な態度はありえなかった。でも、ややこしいのは日刊スポーツにスクープさせた背後がいたことで……。 ハイセー 妊娠って入れたのがまずかったですね。結局日刊スポーツは「事実誤認でした」と訂正する結果に。 片岡 そもそも記事どおり妊娠なら、降板が「来年3月」っておかしいわけで。おなか大きいままやるわけなく……。 ハイセー かといってまったくのガセでもなかった……。有吉が記者から逃げるように自宅にも戻らず。ある芸人からは、一部マスコミに「有吉さんが来てます」とリークされていました。そこを直撃されて、本人は「なんで俺の居所がばれるんだろう」って。友人に裏切られてたとは知らずに……。本当にガセなら、逃げることはまずなかったですよね。 匿名記者X 夏目が“事務所のドン”のお気に入りだというのは業界でも有名でしたからね。有吉はその手前、何も言えなくなっていた。すぐ謝罪したから許されたものの、あれ3日ぐらい遅れていたら、芸能界から“消されていた”可能性もあった気がします。誰も得をしなかった騒ぎでしたね。ショーンKの学歴詐称もそうだった。 ハイセー ショーン・マクアードル川上って名前も本名かどうかわからなくなったという……(笑)。僕はテンプル大学ジャパン出身なので、マスコミから問い合わせがかなり来ましたよ。金を払えば誰でも授業が受けられるオープンキャンパスなんですけど、早稲田大学の社会人講座を受けて「早大卒」と言い張ったようなものかな。 匿名記者X そんなデタラメな履歴を「身体検査」しなかったフジテレビ側も甘い……報道番組のキャスターにしようとしてたんですからね。 片岡 やりすぎちゃったのはコンプレックスの裏返しだったんでしょうけど、それぐらい必死だったことでもあるんで、ちょっと可哀そう。だって詐称で叩くのなら芸能界にはたくさんいるわけで。メディアでかっこよくしゃべるスキルがあるのに、もったいない。僕は彼をよく知りませんけど、苦労した人生をバネにまた頑張ってほしいです。 ハイセー それこそ美男美女に変身させるコンサルタントだったら需要あると思いますよ。
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■清原、ASKA、成宮……薬物で騒がれた人々 匿名記者X 変身といえば元プロ野球選手の清原和博も釈放後、久々にテレビインタビューに出ていて、七・三分けでスーツというサラリーマン風になってた(笑)。 ハイセー もう番長キャラは無理ですよ。「自分だけでやめることなんか不可能」とか留置場での惨めな生活も本音だったでしょうね、あれは。 片岡 会えない子どもたちへのメッセージになることが出演を決めた理由だと聞きましたよ。 ハイセー 一方、後援者が相変わらず会員制バーに連れだって酒を飲ませてるなんてウワサも。 匿名記者X ニューハーフ美女と今も交際中って説もありますよね。 ハイセー そういや逮捕直前、僕が手伝っている実話誌にはそのニューハーフ美女とも知り合いだというフリーの編集者が「番長の遠吠え」という清原の連載企画を持ってきていたんですが、逮捕後は、その編集者が海外に高飛び。何かやましいことでもあったのかとささやかれちゃってます。清原に前金を渡したとか言ってたので、本当なら、むしろ清原に会いに行くはずなのに。 片岡 当局のマークがいまだにあるという説も。ASKAは不当な方法で再逮捕されましたけど、清原も動向を見ていないってことはなさそう。 ハイセー 警視庁担当の新聞記者もそれ言ってましたよ。ただ、清原を辿っても薬物を扱うヤクザは出てこないのでは。売人が暴露本を出したように、表に出て平気な奴が取引していたのは、逆にそのルートにとっては好都合。 匿名記者X 清原は入れ墨を消すと言っているそうですね。 片岡 別に入れ墨はしててもイイと思うんですけどね(苦笑)。更生と関係ないです。 匿名記者X いまだグレーなのが成宮寛貴。告発者が広告を貼りまくったブログで商業活動しだして、変な展開になっちゃいました。 片岡 それまで成宮は直接、彼と接している人から態度が悪かったっていう些細な話だけ入ってて、何かあったらそのネタを差し入れようと思って、本サイト記事にも反映させたんですけど、まさか薬物疑惑に入れることになるとは思いませんでした(笑)。事務所が即日「事実無根」と言い出したことで逆に「ああグレーなんだな」と思いましたが。「事実無根」かどうかは当人しかわからない話ですし、本当にシロなら弁護士が出てきて細部をきっちり説明しますよ。 ハイセー ただ、吸引が事実でも法的には「今はもうやっていません」と言えば、今回の件に限っては罪に問われないので推定無罪。テレビ朝日もそれで『相棒』の再放送を断行してましたね。そこは高樹沙耶とは違う、と。 片岡 あとは同性愛の話にすり替えられたところありますね。世間はあまりそこには関心ないと思うんですけど……。 ハイセー でも、成宮の「友人に裏切られた」っていう声明は本音っぽい。そういう人と付き合うってのは交際相手に見る目がなかったってことでもありますね。 片岡 なんかいかにもアウトローっぽいというか、誠実そうなタイプじゃないですもんね。 匿名記者X そういう視点では、思いっきり売名行為に利用したグレート・サスケが一番、不良だと思いました(笑)。 片岡 大半のプロレスラーは目立ちたくて仕方ない人種ですからね。息子の被害でも利用しちゃう、という。 匿名記者X ASKAの逮捕を利用して無断で未発表曲を公開した井上公造さんも「目立ちたくて仕方なく」見えました。 片岡 逮捕時、僕はラオスにいたので一歩、引いて見てましたが、連絡くれたテレビマンが「ASKAやっぱり薬物やってた!」って興奮気味に話してたところ、マスコミに逮捕情報が出ている異様さの方がニュースだよって反論したんですよ。だから本サイトでも、ASKAハメられた説を真っ先に伝えたんです。ASKAの親しい音楽関係者も「絶対におかしい」って言ったんで。あと、ASKAが言う盗聴被害は事実の可能性も十分あります。あの文春だってLINEをハッキングする時代ですから(笑)。でも、盗聴被害って被害者がそれを叫ぶと世間に異様な目で見られやすいっていうのは、過去の裏社会系の取材でよく分かりましたし。あのイ・ビョンホンだって同じ被害を周囲に漏らしているのをキャッチしたばかりなんです。 ハイセー 薬物事犯だと入手ルートの監視って線もありますからね。でも、結局はその被害を言ってもヤク中ってことで片付けられちゃう。同じように警察までも強引な再逮捕をやってくる。刑務所にはいまだ「俺は本当に2度目はやってないんだ」って言い続ける受刑者がいっぱいいますよ。 匿名記者X 警察が手柄を立てるために冤罪やってるってことですかね。 ハイセー それと入手ルートの捜査に人員や予算を割いてもらうため、ってのもあると聞きます。 片岡 実際、僕もASKAの逮捕騒動も警察が狙っている本丸が別にいたと見てます。そのルートと見られるところが摘発されたら、もうひとり大物ミュージシャンの逮捕もありうるんじゃないかと。 ハイセー でも、今回の件で年末、「CHAGE&ASKA」の曲が歌われる回数が激増したという話をカラオケ配信会社の人に聞きましたよ。「余計な粉などないよね?」とか忘年会で替え歌を歌った編集者もいましたし(笑)。 匿名記者X たしかにゲス不倫でのファンキー加藤とかカールスモーキー石井の替え歌よりはわかりやすいかも。 片岡 不倫ネタは飽きるほどあったもんなあ。 匿名記者X 育休議員だった元自民党の宮崎謙介、乙武洋匡、とにかく明るい安村、中村橋之助、小倉優子の夫、三遊亭円楽、浦沢直樹、ジュビロ磐田の藤田義明、テレ朝の矢島悠子アナ、田中萌アナ&加藤泰平アナ、そして安田美沙子の夫。高知東生の逮捕も、元タレントのホステスとの不倫でもあった。 片岡 名前の羅列でもうお腹いっぱいになりそう。この中のひとりは時間が経ってから各マスコミに弁護士を通じて記事削除を求めて抗議しまくってたそうで(笑)、その直後にテレビ復帰してたから、なんともしたたか。イメージアップに躍起ということです。 ハイセー 不倫は文化……の石田純一の都知事出馬会見ってのもあった。言葉の上手なタイプじゃないから政治家には向かないと思いましたけどね。記者会見も下手な印象を受けました。 片岡 直撃してもその場で本音をパッと話す方だから、記者としては取材しやすいんですけどね(笑)。逆に謝罪会見が上出来なタイプって僕は信用できないですよ。ウソがうまいってことですもん。 ハイセー 事件よりも記者会見の賛否で話題になってたのが、レイプ事件で出てきた母親、高畑淳子でした。 片岡 あれは海外ではとても異様な話として伝えられていました。大の大人が犯した罪に母親が出て謝罪、という。ちょっと気持ち悪い現象ですが、親子のコネがモノ言う社会ならでは、なのかも。あの母親がいなかったら、裕太はあそこまで売れてなかったと思うので、ある意味ではゴリ押ししちゃった業界人への謝罪って気も。 匿名記者X というわけで、今年もまた芸能ニュースの取材に出なくてはなりません。 片岡 1月5日だけ見ても、主要な芸能イベントだけで20ぐらいあるんですよ。そのひとつに出るタレントには、あるゴシップのウワサがあるので、周辺を探るチャンス……って、新年早々なんとも物悲しい職業ですね(苦笑)。 ハイセー そういう役割なのでしょうがない。こっちはこっちで大メディアが伝えない真実のかけらや「へえ、そうなんだ!」と読者を楽しませられるような情報を集めていきましょうよ。

米ベストセラーとなった、名門大のレイプ事件のノンフィクションと、売れっ子女性クリエイターの“戦記”

 2017年には、正式にドナルド・トランプ大統領が生まれることになる。1つの転機を迎えたアメリカで、近年ベストセラーになった2冊を紹介したい。

■『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』(ジョン・クラカワー著・菅野楽章翻訳、亜紀書房)

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 『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』は、10~12年に連続して明るみに出た、米名門大学の強豪アメフトチームに所属する男子学生たちが起こした複数のレイプ事件の深層を探ったノンフィクション。戦地取材の経験もあるジャーナリストが、長期にわたり関係者に綿密に取材し、全米でベストセラーとなっている。本作は、専門家への取材や、最新の統計研究にも触れることで、一般に持たれがちな「レイプ犯罪」に対する偏った認識を修正してくれる一冊でもある。

 近年米国では、大学生、特に入学したばかりの女子学生が高い確率でレイプ被害に遭っていることが「キャンパスレイプ」と呼ばれ、大きな社会問題になっている。これは日本で似たケースも見られるが、本書で取り上げられた事件は、少し事情が異なる。加害者とされた男子学生たちは、この地域のスターであり、シンボルのような存在でもあるモンタナ大学のアメフトチーム「グリズリーズ」のメンバーだった。

 同時期、同じ大学で起こったアジア系男性によるレイプ事件は、圧倒的に被害女性へ同情が寄せられた一方で、「グリズリーズ」メンバーの起こした事件は、地域やメディアを巻き込み、加害者が「守られている」ように見える。主な理由は、「彼らが、レイプするほど女性に不自由するはずがない」「女性はレイプされたとよく嘘をつく」「アルコールや薬物の入った若い男女の諍いである」といったものだ。

 本書には、女性がレイプをでっち上げた事件も含め、複数の事件が取り上げられている。その中で最も詳しく描かれた事件の加害者は、「グリズリーズ」の中でもスター的存在で、男女問わず人気があり、友人や家族から紳士的なスポーツマンだと思われていた。しかし一方で、過去にもレイプ未遂を起こし(男女含むグループが、彼の犯行を必死で止め、未遂となった)、自分の罪を認め、被害者に謝罪した後でも、周囲にはそのこと自体を隠し、「前から性交渉があり、合意の上だった」と平然と事実無根の中傷を続けるような一面もあったのだ。

 レイプ犯罪というと、“異性との関係をうまく築けない男性が、見知らぬ女性を襲う”というケースが、1つの典型のように思える。しかし、レイプの85%が顔見知りによる犯行で、加害者がモテそうなタイプであることも珍しくなく、そして、その被害のほとんどが届けられていないと推定されているデータを見れば、むしろ、本書に取り上げられたようなケースの方が典型的であるといえる。少数の“隠れレイピスト”が、訴えられないことを隠れみのに犯罪を繰り返すため、多数の被害者を生み出しているのが実情だ。

 米国女性の19.3%、男性の1.7%がレイプ被害を受けた経験があるという、米疾病予防センターの報告書を引きつつ、この犯罪における「女性の虚偽報告の高さ」を検証する研究も取り上げる。著者は、被害報告が虚偽である可能性が、特別に高いわけではないことを、データに基づいて淡々と示していく。本書での結論は、「レイプ被害者が話を信じてもらえないことで受けるダメージは、少なくとも、無実の男性がレイプで不当に訴えられて受けるダメージと同じ」「そして疑いなく、前者の方が後者よりもはるかに頻繁に起こっている」と書かれている。

 私がもし男性だったら、雰囲気で一夜を共にした女性に、後から唐突にレイプ被害を訴えられるのは怖いし、先に挙げたようなデータは、そんな悪意ある女性に都合が良いように思えるかもしれない。しかし、本書を読めば、女性がレイプ被害を訴えるメリットは、そう大きくはないことがわかる。PTSD(心的外傷後ストレス障害)にさいなまれ、周囲の中傷に耐えながら、次の被害者を生まないよう自身を奮い立たせている女性が多く存在する。そして、レイプ犯罪は、男性にとっても人ごととは言えない。本書では、“隠れレイピスト”は児童への虐待率が高いことも示されている。自分の子どもや恋人が、そして自分自身が被害に遭わないとはまったく言い切れないのだ。

 米国でも、また日本でも、表に出ているレイプ犯罪は氷山の一角で、その裾野には膨大な同様の犯罪、そしてグレーケースが眠っていることは想像に難くない。裁判に関わった市民陪審員は、著者の取材に“女性が死ぬまで抵抗すれば、レイプ事件は認められる”という趣旨の感想を漏らす。被害者が普通に生き延び、加害者には当たり前に罪を負わせられる世界になるまでの道のりの長さ、荷の重さを思うと暗澹たる気持ちになるが、一人ひとりがレイプ犯罪に対する正確な知識を持つことが、その道の荷物を少しずつ分け合うことにつながるのだと信じたい。

■『ありがちな女じゃない』(レナ・ダナム著・山崎まどか訳、河出書房新社)

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 その重い荷物を人一倍抱えながら、パワフルに歩いている女性の1人が、エッセイ『ありがちな女じゃない』の著者、レナ・ダナムだ。

 『ありがちな女じゃない』は、27歳で米誌「TIME」の“世界で最も影響力のある100人”に選ばれたレナ・ダナムによる初めてのエッセイ。13年、ドラマ『Girls/ガールズ』で脚本・監督・主演を務め、ゴールデン・グローブ賞(テレビの部)でミュージカル・コメディー部門の作品賞・主演女優賞を受賞した彼女は、日本での知名度はまだ高いとはいえないが、米国では若い世代を代表するクリエイターの1人として注目を集めている。

 そんな華やかな経歴を持つレナのエッセイは、9歳の時「高校卒業までは処女でいる」と誓いを立てたものの、19歳になるまで、その誓いが脅かされるような機会自体がなかったという、地味な話から始まる。大学を卒業しても定職に就かず、何の展望もないまま「成功したい」と野心だけを持て余していた時期の焦燥、太りすぎてマタニティウェアしか着られるものがなかったこと、ダイエットと摂食障害、映画監督としてハリウッドデビューして出会った業界のおじさんたち(レナいわく“若いエキス吸い取りじじい”)に認められたくて消耗したことなど、順風満帆にキャリアを積んでいるように見える彼女の、格好いいとはいえないエピソードが、適度なユーモアと品のなさで痛快に語られている。

 本書が、単なる才能あふれる成功した女性のありがちなエッセイに終わらないのは、自分の失敗や黒歴史、みっともない動揺を、自虐でもなく、「自分の一部」としてカラッと振り返っているところだ。親しい女友達に明かすような語り口で、イケてない初体験を語るレナにつられて、読者も彼女と会話するように、普段は忘れている恥ずかしい行動、恥ずかしい経験を記憶の底から取り出し、ほとんどの記憶は笑い飛ばすことができるだろう。

 基本的にはユーモアたっぷりに、軽快につづられる本書だが、笑い飛ばせない過去については、真剣に振り返る。学生時代、彼女が顔見知りから受けたキャンパス・レイプと、その後遺症について語った「バリー」の章も、その1つだ。

 被害を受けたとき酩酊状態だったレナは、『ミズーラ』でレポートされた被害者と同じように、「自身の経験はレイプと呼ぶほどではない」「たいしたことではない」と自分に言い聞かせ、笑い話として扱おうとしていた。しかし、大人になった彼女は、友人や恋人との会話をきっかけに、その経験でどんなに傷ついていたかを初めて自覚することになる。おそらく米国でも、本章で書かれたことが、レイプかどうかについては意見が分かれるところだろう。それでも、「第三者からどう思われても、自分はその経験で傷ついている」という事実を受け入れることの大切さに気付かされる。

 レナが「この本はそんな私が戦う最前線からお届けする、希望に満ちた緊急メッセージなの」と書くように、『ありがちな女じゃない』は、少女時代から現在に至るまで、人一倍たくさんのものと戦ってきた現代女性の戦記だ。全戦全勝ではない、立ち直れないと思えるほどの経験もオープンにした彼女の言葉の端々から感じられるのは、自慢や自虐ではない。多かれ少なかれ、同じような壁にぶつかる同世代の女性たちに向けた、「何回負けても、そして負けたことを認めても、自分が駄目になるわけではない」というメッセージだ。そのエールは、海を越えて私たちにも届く。日本で生きる女性たちが歩む道も明るくし、勇気づけてくれるだろう。
(保田夏子)