スコセッシ監督がついに完成させた宗教時代劇! 神はこの世に存在するのか『沈黙 サイレンス』

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『シン・ゴジラ』(16)でもおなじみ塚本晋也が大熱演する、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙 サイレンス』。
 宗教戦争や異教徒への弾圧によって、これまでにどれだけの命が奪われたのだろうか。宗教の教義をめぐって人間同士が殺し合うなんて、あまりにもバカげているし、宗教なんか存在しないほうがよっぽど人類は平和ではないのか。多くの人が一度は考えることだろう。それでも人間は神を信じ、宗教に救いを求めずにはいられない。人間はみんなひとりぼっちで、非力で、とても弱々しい生き物だからだ。心の支えになってくれるものを常に欲し続けている。では、その肝心の神様は果たして実在するのか。もし存在するのなら、なぜ信者たちの救済に現われないのか。そんな根源的なテーマを扱った歴史小説が遠藤周作の『沈黙』(新潮社)であり、マーティン・スコセッシ監督は28年の歳月を掛けて『沈黙 サイレンス』として映画化を果たした。  遠藤周作がキリスト教禁止令の出された江戸時代初期の長崎を舞台にした『沈黙』を発表したのは1966年。12歳のときに洗礼を受けた遠藤と同じくカトリック信者であるスコセッシ監督は、イエス・キリストの受難劇『最後の誘惑』(88)を完成させた頃に『沈黙』の翻訳版に出会った。1990年代以降、スコセッシ監督が『沈黙』を映画化することは度々公表され、純粋さと狂気とが背中合わせの世界を描いた『タクシードライバー』(76)や『レイジング・ブル』(80)のスコセッシ監督がどんな問題作に仕立てるのかワクワクさせられた。やがて『シャッターアイランド』(10)などの娯楽大作がスコセッシ監督のフィルモグラフィーに目立つようになり、「お金に転んだか」と諦めかけていた矢先に、台湾での撮影準備が進んでいるニュースが流れてきた。今思えば、誰が味方で真実は何であるかが定かでない孤島ミステリー『シャッターアイランド』は、『沈黙』の予行演習だったように感じられる。黒澤明や小林正樹といった日本の映画監督を敬愛するスコセッシ監督は、決して日本のファンを裏切ることはなかった。  スコセッシ監督版『沈黙 サイレンス』は、真っ暗なスクリーンに小さな虫の鳴き声だけが聞こえてくる静かな始まりとなっている。日本人にとって虫の鳴き声は夜の静寂さを感じさせるものだが、西洋人にとって虫の鳴き声はただのノイズでしかない。虫の鳴き声ひとつをとっても、日本人と西洋人との間には受け止め方に隔たりがある。そんなささいな喰い違いが、ドラマが進んでいくに従って取り返しがつかないほど大きくなっていく。日本人の感性と西洋人の論理性との違いが本作のメインテーマとなっている。
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宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)は拷問の恐ろしさから棄教してしまう。地獄責め、火あぶり、水磔……と様々な処刑シーンあり。
 時は17世紀。ポルトガルの若き司祭ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)は、鎖国中の日本への危険な航海に向かう。ロドリコとガルペの恩師である宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)が日本で棄教したという知らせを聞き、それが真実であるかどうかを確かめるためだった。いずれにしろ、日本で消えかかっているキリスト教の灯火を自分たちが守らなくてはという使命感に燃えていた。マカオで出会った日本人・キチジロー(窪塚洋介)の案内で、ロドリゴたちは無事に長崎の小さな集落に上陸。江戸幕府による厳しい取り締りの目を盗んで、モキチ(塚本晋也)やイチゾウ(笈田ヨシ)ら隠れ切支丹がキリスト教を信仰し続けていることを知り、ロドリゴは胸を熱くする。貧しい彼ら百姓たちの暮らしに、キリストの教えが少しでも救いになればいい。ロドリゴは布教活動に励むが、その純真さがモキチたちの村に災いを招くことになる。  当時の日本は、キリスト教を信仰する農民たちを中心にした一揆「島原の乱」が鎮圧されて間もない頃。キリスト教の司祭や隠れ信者がいることを密告したものには莫大な報酬が与えられるお触れが出されており、モキチたちの村にも信者狩りの手が伸びる。キリスト像を踏むことができない者は切支丹だと見なされる「踏み絵」が行なわれ、これを拒否したモキチとイチゾウは水磔に処せられる。絶命するまで何日間も荒波に洗われ続ける恐ろしい処刑法だ。村を離れたロドリゴはモニカという洗礼名を持つ娘(小松菜奈)が簀巻き状態で海に棄てられる様子も目の当たりにする。さらには、汚物で満たされた穴の中に逆さ吊りにされる穴吊りの刑が待っていた。吊るされた者の精神をじりじりと蝕むえげつない拷問だ。ロドリゴの身代わりとなって、罪なき信者たちが次々と処刑されていく。キリストの教えを知らない日本人たちを救いにきたつもりのロドリゴだったが、逆に自分が日本人を苦しめている事実に苦悶する。なぜ神は奇蹟を起こし、神の子である彼らを救おうとはしないのか。ロドリゴは心の中で叫び続ける。  緑豊かな台湾でのロケーション撮影が、江戸時代の日本の風情をうまく感じさせる。撮影中は数多くのトラブルに見舞われたそうだが、スコセッシ流宗教時代劇として違和感のない仕上がりだ。様々な拷問刑を考え出した冷血な長崎奉行として、ロドリゴたちから恐れられる井上筑後守を演じるのはイッセー尾形。残酷さとは無縁そうな、とても気さくで農民想いの優れた役人として描かれている。江戸幕府は農民たちを一方的に搾取していたわけではなく、社会秩序を守るためにキリスト教とポルトガル人を日本から追放したことが語られていく。浅野忠信が扮する通詞(通訳)を介して、井上とロドリゴとの間でシンプルかつ深遠な宗教問答が交わされる。壮絶な殉教を遂げるモキチ役の塚本晋也(オーディション会場に現われ、スコセッシ監督を驚かせた)を含め、日本人キャストの好演が光る。
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ハリウッドデビューを果たした窪塚洋介。物語の核となるキチジロー役のオーディションは浅野忠信も受けていた。
 ロドリゴの目線でドラマは進むが、本作の実質的な主人公と言えるのは窪塚洋介演じるキチジローだ。マカオでの出会い以来、キチジローは誰よりも長くロドリゴと接し続けるが、小心者ゆえにキチジローは「踏み絵」を迫られると真っ先にキリスト像を踏みつけ、ロドリゴを裏切ってしまう。そして裏切る度に、キチジローは泣きながら懺悔を求めてロドリゴの後を追っていく。イエス・キリストを売ったユダのように、キチジローもまたどこにも自分の居場所がなかった。キチジローという存在が、ロドリゴを悟りの境地へと導くことになる。またドラマが進むにつれ、ロドリゴが信じているキリストの教えと日本に根づいた切支丹の信仰は異なるものであることに気づかされる。日本人にはキリスト教を信じさえすれば病気や飢えや年貢の取り立てもないパライソに行け、信じないものはインヘルノに墜ちるという楽園願望&地獄への恐怖心が根底にあり、絶対的な存在である創造主としての神を敬う西洋人とは大きな隔たりがあった。ロドリゴが信じる神と日本人に受け入れられている神はあまりにも違いすぎた。  それでもロドリゴは、恥も外聞もなく自分に救いを求めてくるキチジローの懺悔を聞き入れようとする。心の弱い人間、心に傷を負った人間こそ、宗教をいちばん必要としているからだ。異郷の地で祈りを捧げるロドリゴに対し、神は沈黙で応えるだけだった。ロゴリゴも、そして現代を生きる我々も、そんな静寂なる世界にただ耳をじっと傾けるしかない。 (文=長野辰次)
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『沈黙 サイレンス』 原作/遠藤周作 監督・脚本/マーティン・スコセッシ 脚本/ジェイ・コックス 撮影/ロドリゴ・プリエト 出演/アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ 配給/KADOKAWA 1月21日(土)より全国ロードショー (c)2016 FM Films,LLC.All Rights Reserved. http://chinmoku.jp

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スコセッシ監督がついに完成させた宗教時代劇! 神はこの世に存在するのか『沈黙 サイレンス』

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『シン・ゴジラ』(16)でもおなじみ塚本晋也が大熱演する、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙 サイレンス』。
 宗教戦争や異教徒への弾圧によって、これまでにどれだけの命が奪われたのだろうか。宗教の教義をめぐって人間同士が殺し合うなんて、あまりにもバカげているし、宗教なんか存在しないほうがよっぽど人類は平和ではないのか。多くの人が一度は考えることだろう。それでも人間は神を信じ、宗教に救いを求めずにはいられない。人間はみんなひとりぼっちで、非力で、とても弱々しい生き物だからだ。心の支えになってくれるものを常に欲し続けている。では、その肝心の神様は果たして実在するのか。もし存在するのなら、なぜ信者たちの救済に現われないのか。そんな根源的なテーマを扱った歴史小説が遠藤周作の『沈黙』(新潮社)であり、マーティン・スコセッシ監督は28年の歳月を掛けて『沈黙 サイレンス』として映画化を果たした。  遠藤周作がキリスト教禁止令の出された江戸時代初期の長崎を舞台にした『沈黙』を発表したのは1966年。12歳のときに洗礼を受けた遠藤と同じくカトリック信者であるスコセッシ監督は、イエス・キリストの受難劇『最後の誘惑』(88)を完成させた頃に『沈黙』の翻訳版に出会った。1990年代以降、スコセッシ監督が『沈黙』を映画化することは度々公表され、純粋さと狂気とが背中合わせの世界を描いた『タクシードライバー』(76)や『レイジング・ブル』(80)のスコセッシ監督がどんな問題作に仕立てるのかワクワクさせられた。やがて『シャッターアイランド』(10)などの娯楽大作がスコセッシ監督のフィルモグラフィーに目立つようになり、「お金に転んだか」と諦めかけていた矢先に、台湾での撮影準備が進んでいるニュースが流れてきた。今思えば、誰が味方で真実は何であるかが定かでない孤島ミステリー『シャッターアイランド』は、『沈黙』の予行演習だったように感じられる。黒澤明や小林正樹といった日本の映画監督を敬愛するスコセッシ監督は、決して日本のファンを裏切ることはなかった。  スコセッシ監督版『沈黙 サイレンス』は、真っ暗なスクリーンに小さな虫の鳴き声だけが聞こえてくる静かな始まりとなっている。日本人にとって虫の鳴き声は夜の静寂さを感じさせるものだが、西洋人にとって虫の鳴き声はただのノイズでしかない。虫の鳴き声ひとつをとっても、日本人と西洋人との間には受け止め方に隔たりがある。そんなささいな喰い違いが、ドラマが進んでいくに従って取り返しがつかないほど大きくなっていく。日本人の感性と西洋人の論理性との違いが本作のメインテーマとなっている。
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宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)は拷問の恐ろしさから棄教してしまう。地獄責め、火あぶり、水磔……と様々な処刑シーンあり。
 時は17世紀。ポルトガルの若き司祭ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)は、鎖国中の日本への危険な航海に向かう。ロドリコとガルペの恩師である宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)が日本で棄教したという知らせを聞き、それが真実であるかどうかを確かめるためだった。いずれにしろ、日本で消えかかっているキリスト教の灯火を自分たちが守らなくてはという使命感に燃えていた。マカオで出会った日本人・キチジロー(窪塚洋介)の案内で、ロドリゴたちは無事に長崎の小さな集落に上陸。江戸幕府による厳しい取り締りの目を盗んで、モキチ(塚本晋也)やイチゾウ(笈田ヨシ)ら隠れ切支丹がキリスト教を信仰し続けていることを知り、ロドリゴは胸を熱くする。貧しい彼ら百姓たちの暮らしに、キリストの教えが少しでも救いになればいい。ロドリゴは布教活動に励むが、その純真さがモキチたちの村に災いを招くことになる。  当時の日本は、キリスト教を信仰する農民たちを中心にした一揆「島原の乱」が鎮圧されて間もない頃。キリスト教の司祭や隠れ信者がいることを密告したものには莫大な報酬が与えられるお触れが出されており、モキチたちの村にも信者狩りの手が伸びる。キリスト像を踏むことができない者は切支丹だと見なされる「踏み絵」が行なわれ、これを拒否したモキチとイチゾウは水磔に処せられる。絶命するまで何日間も荒波に洗われ続ける恐ろしい処刑法だ。村を離れたロドリゴはモニカという洗礼名を持つ娘(小松菜奈)が簀巻き状態で海に棄てられる様子も目の当たりにする。さらには、汚物で満たされた穴の中に逆さ吊りにされる穴吊りの刑が待っていた。吊るされた者の精神をじりじりと蝕むえげつない拷問だ。ロドリゴの身代わりとなって、罪なき信者たちが次々と処刑されていく。キリストの教えを知らない日本人たちを救いにきたつもりのロドリゴだったが、逆に自分が日本人を苦しめている事実に苦悶する。なぜ神は奇蹟を起こし、神の子である彼らを救おうとはしないのか。ロドリゴは心の中で叫び続ける。  緑豊かな台湾でのロケーション撮影が、江戸時代の日本の風情をうまく感じさせる。撮影中は数多くのトラブルに見舞われたそうだが、スコセッシ流宗教時代劇として違和感のない仕上がりだ。様々な拷問刑を考え出した冷血な長崎奉行として、ロドリゴたちから恐れられる井上筑後守を演じるのはイッセー尾形。残酷さとは無縁そうな、とても気さくで農民想いの優れた役人として描かれている。江戸幕府は農民たちを一方的に搾取していたわけではなく、社会秩序を守るためにキリスト教とポルトガル人を日本から追放したことが語られていく。浅野忠信が扮する通詞(通訳)を介して、井上とロドリゴとの間でシンプルかつ深遠な宗教問答が交わされる。壮絶な殉教を遂げるモキチ役の塚本晋也(オーディション会場に現われ、スコセッシ監督を驚かせた)を含め、日本人キャストの好演が光る。
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新曲「道しるべ」リリースした舞祭組の歩みを振り返る

 ジャニーズ専門の大人気グラビア月刊誌『J-GENERATION』のかわいいプチ・サイズの姉妹誌『J-GENERATION Petit』《プチジェネ》!
 毎号、ひとりのアイドルを特集・徹底解剖の好評シリーズ!、Vol.8では舞祭組を徹底解剖!Kis-My-Ft2の「後ろの4人」がSmap・中居正広の手によってステージのセンターに躍り出た!舞祭組の基礎知識やステージ・ヒストリー、カラーグラビア満載!ジャニーズ事務所に入所以来の4人の足跡をまとめた「年表コンプリート」は永久保存版!この一冊で舞祭組の全てがわかるファン必携「舞祭組マニュアル」!

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木村拓哉が消えた「タマホーム」CMが教えてくれること

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ポスト・キムタク現る
 一連のSMAP騒動後、ほかの4人のCMを見ても特にザワザワしないが、キムタクだけは別である。眼球直結、ざわわざわわ。キムタク本人にというよりは、「何でキムタク使ってんだろ、まだ」と、企業の方に意識が向く感じ。ホントは使いたくないんだろうけど、契約とかいろいろあるんだろうな、きっと。

 という捉え方をされるキムタク痛起用企業の中で、「タマホーム」がイチヌケで新キャラクターCMを放映。後任者はピコ太郎。

 「ちょうど来た流行に乗っただけ」という、たまたま感の演出、「キムタクを切った」を喚起させない他分野の人材、子どもから大人までウケのいい万能キャラでイメージをリセット……。緩衝材として、これ以上の人選があるだろうか。不動産屋が事故物件に一旦自分とこの社員を住まわせるアレみたい。膝を打たせてもらった。

 「ダンディハウス」も、キムタクの後任はピコ太郎でいいよ、もう。意外と長身でガタイいいし。何なら1月の新ドラマもイケるかも。今ならまだ間に合う。急げ。

◎乞うご期待
 「大みそか、木村以外の4人が集結」という前情報はあったが、まさかそこに森且行が加わろうとは。やっぱりSMAPは5人じゃなきゃ、か。メンツはさておき、か。いい伝説出たな。

 いまや、ファンの巡礼地と化した焼肉店は、堺正章経営→田辺エージェンシーと、点が線につながるのも早かった。次の伝説は1月ドラマ終わりの春か、契約更新前の夏頃か。今年もキムハブとギフハブからは、目が離せないな。

◎調整の必要アリ
 「ベビーカー自粛」により、ネット上で騒ぎになった神社。字面だけ見たらイヤな感じだが、そこに至るまでの艱難辛苦を知るに至り「あー、それじゃあ……」と腑に落ちた。この理由のところまでちゃんと見届けてから参戦すればいいのに。「車椅子も同じように扱われているのだろう」と早合点でつぶやき、乙武洋匡さん、またノーカウント。

 しばしの沈黙を経て、ちょっと早めの啓蟄を迎えた乙武さんであるが。共感を得るところからポイントを稼がなければいけない立場なのはわかるが、何か噛みつく相手の選択がベタな上、噛みつき方もものすごい「正攻法」なのが今ひとつ……。

 かつて、既存の「障がい者感」をブチ破ってみせるのが得意だった風雲児・乙武さん。乙武さんにしか言えないような自虐・自嘲モードで攻めてくれないと。BPOかと見間違うようなユーモアゼロの「正論」かざしてグイグイ割り込まれても。いつまでもポイント加算になりはしない。
乙武さんの本当の啓蟄はいつになるのか。暦に間に合うといいが。

mishuran 今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

人気俳優「全裸オナニー」の次は、女性タレントのDV!? プライベート動画流出が止まらない!

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問題の動画のキャプチャ
 先日、韓国の人気俳優らしき男性の全裸オナニー動画が流出して話題となったが(参照記事)、今度はある人気タレントのスキャンダラスな動画が流出して波紋を呼んでいる。  標的となったのは、モデル業のほか、番組MCとしても親しまれるキム・セロム。2015年7月にシェフのイ・チャノ氏と結婚した彼女は、夫婦でテレビ番組にも出演するなど、おしどり夫婦として知られていた。  しかし、2人の結婚生活は長く続かず、昨年12月23日、1年4カ月の結婚生活に幕を下ろした。  これだけで終われば、単なる芸能人の離婚話なのだが、問題となったのは12月26日にネット上に投稿されたある動画だ。タイトルはズバリ「キム・セロム、イ・チャノ暴行映像」。15秒ほどの動画では、青い半ズボンにTシャツを着た女性が、カメラを持った男性を思い切り蹴りつける姿が映し出されている。2度にわたって相手を蹴りつけて、乱れた髪をかき上げる姿は、まるでSMの女王様だ。    音声がなく、顔もぼやけていることから、キム・セロムと特定することは難しい。しかし、離婚直後ということもあり、ネット上では「キム・セロムによる家庭内暴力では?」という声が大きい。  また、「KakaoTalk_Video_20161226」というファイル名から、この動画はスマホで撮影され、カカオトークで別の誰かに転送されたもののようだ。ネット民の間では、「離婚の腹いせ」「夫が知り合いに送って、そいつが流出させた」などと、動画が出回った経緯をめぐって、さまざまな臆測が飛び交っている。  この事態に対して、キム・セロムの所属事務所は沈黙を守っているが、人違いだったとしても、イメージの回復には時間がかかることだろう。  先日の人気俳優の全裸動画流出騒動以来、韓国のネット上では個人を特定できるレベルの映像の流出が相次いでいる。さらに、被害はタレントばかりではない。12月20日には、一般男性数百人の全裸盗撮動画が流出していたことも明らかになっており、警察も本格捜査を開始している。もはや、誰もが他人事ではない大問題なのだ。  簡単にアクセスできるネット上へ、人知れず自分の痴態が流出していたらと思うと、実に恐ろしい。

タワマンパーティにリベンジするも、あわや強姦!! 餌は「等身大フィギュア見た?」

みなさんこんにちは、みほたんです。いやぁ、2017年がスタートしましたね。お正月は気になる男の子からのあけおめメール・LINEなんて一通も来なくて、来るのは全く嬉しくないあけおめザオラルメッセージのみ。女友達ですら、クリスマスに一緒に合コンしたメンバーからしか来ませんでしたよ……! 「今年こそ幸せになりましょうね」とみんなで誓いを立てました。

さて、新年早々友人に誘われて六本木のタワーマンションで行われるパーティに参加してきました。タワマンパーティは二度目ですが、前回のお部屋を上回る豪華さで、カラオケはあるわDJブースはあるわ……お店みたいな部屋でした! ご飯もケータリングではなくカウンターに座ってキッチンから出てくる料理をいただきました。カウンター内には鉄板があって、メインは目の前で焼かれたお肉でしたからね……! 炎あがってましたよ……!

同行した友人からは、マンションに着く前に「ほぼ全員が独身で、みんな30代~40代で結婚相手探してるから頑張ってね!」と言われ、「うお~! このタワマンに住むぞ~!」とか意気込んできました。が、実際始まってみると、男性陣は出会った瞬間にハグ、ことあるごとに肩に手を回してきたりと基本的な距離が近すぎるし、まともそうな人はひとりもいませんでした。名前もプロフィールも何回言っても覚えてもらえないし、まともな人がいないというより、まともに見てくれる人がいなかったんでしょうね。

始まって数時間経ち、各自でカラオケしたりカウンターやキッチンでお喋りしたりとバラバラになって楽しみ始めた頃、ひとりの男性が「あっちの部屋に等身大のフィギュアあるの見た?」と話しかけてきました。手をひかれてリビングから離れて他の部屋に行くと、ホテル並みの洗面台の横に私と同じ背丈の美少女フィギュアが鎮座していました。せっかくなので記念撮影などしていると、誘ってきた男性が飛びついてきました。はいはい。まぁここまでは想定内。

そのあっさりさも遊び慣れている感……。この後、友達とこそこそと部屋を抜け出して、深夜の六本木の街に繰り出しましたが、特に収穫なし。虚しい夜となりました。いや私、なんか六本木来るたび虚しい思いしてる!!

◎さらに複雑な気持ちになった“神頼み”

そんな感じで年明けから幸先悪く、そもそも2016年も元彼の言動に振り回されたり、好きな人にLINEブロックされたり、推してるバンドマンとは全然繋がれなかったり……いや、もうここには書けないようなことも色々あったんですけど! お正月からテンションだだ下がりになっている私に心優しい友人が素敵な情報を教えてくれました。

「東京大神宮は縁結びに行ったら本当にご利益あるよ!」

いやいや、これまで京都の地主神社も島根の出雲大社も行ったことあるし、そんな話山ほどあるじゃないですか……。と疑っていたのですが、友人いわく「恋人と大喧嘩した翌日に『新しい人に切り替えよう』と御守りを買いに行って携帯に付けた瞬間、謝罪の連絡が来て仲直りしたっていう嘘みたいな話だけど本当なんだって!」と。そもそも恋人おる人の話やんけ……。と思ったのですが、他にも「女4人で東京大神宮に参拝に行ったら、それまでみんな男運が全然なかったのに全員彼氏ができた!」なんて話も聞いたので、これだけ身の回りに実例があるなら行ってみて損はない! とりあえずやっとけ神頼み! というわけで行ってきました。

東京大神宮は、東京でも伊勢神宮にお参りが出来るように、と明治13年に創設された「遥拝殿」です。もともとは日比谷にあり「日比谷大神宮」と呼ばれていた神社ですが、戦後から「東京大神宮」と名前を変えて現在に至るそうです。

伊勢神宮といえば内宮の天照皇大神と外宮の豊受大神ですが、東京大神宮にはさらに造化の三神と呼ばれる天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神が祀られていて、この造化の三神が「結び」に強い働きがあるとされていることと、一般向けの神前結婚式を最初に行った神社であることから、縁結びにご利益のある神社といえばココ! と言われているそうです。

仕事始めのサラリーマンのおじさまたちもちらほらいましたが、やはり圧倒的に女子が多い! 特に御守りの列は女子女子女子。鈴蘭の御守りが可愛いことで有名で、中には10個くらいまとめ買いしていく女の子も!! たまに男性が並んでいてもお土産用らしく「どれを買えば……」と悩んでいる姿も見受けられました。

御守りの他にも、神様に手紙を書く「願い文」や、2つ1組の木札に名前を書いてひとつは納めてひとつは御守りとして持ち帰る「結び札」などがあり、一言で表わすと「女子が喜びそうなポイントが盛りだくさん!」でした。

参拝して御守りを無事ゲットして、少し怖い気もするけどおみくじを……! これまた縁結びのおみくじも可愛らしく、花の絵と香り付きです! 小吉という微妙な結果でしたが「想っている相手に会える」という嬉しい内容だったので良しです。

さらに、縁結びのおみくじだけでは物足りず、恋のお相手となる人の血液型や方角が書かれているという「恋みくじ」も引いたのですが、結果は末吉……! いやいや、まぁ確かに今は残念だから……まぁ後に良くなるならいいよね……? ね? 信じていいよね?

しかし気になるのは、渡される時に助勤巫女さんの手からするんっと私のおみくじが床に落ちていったのを目撃してしまったこと……。もちろん新しいものを渡してくれましたが、何だかあの手からこぼれ落ちる感じが自分の行く末を見ているかのようで……!

パッとしない結果でしたが、運命は自分の手で切り開くものでございます(結局)。今年も頑張りますので、応援よろしくお願いします!

A.B.C-Z出演『ABChanZoo』は“ありがとう旅”完結編! 1月7日(土)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂
15:05~15:49 『民謡魂 ふるさとの唄』(NHK総合) 城島茂

●V6

21:00~21:54 『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系) 井ノ原快彦

 

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ほぼ戦力外のミラン・本田圭佑、衰えを乗り越える秘訣は「根性」と豪語も……

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 冬の移籍シーズンを迎えた欧州サッカー界だが、サッカーファンの注目を集めているのが日本代表FWの本田圭佑(ACミラン=イタリア)の去就だろう。  今シーズンの本田はリーグ戦出場が5試合あわせてわずか96分と、ミランでは半ば戦力外の扱い。所属クラブでの出場機会が失われるに伴い、代表でも試合勘やコンディションが不安視され、11月に行われたW杯アジア最終予選サウジアラビア戦ではスタメン落ちするなど、ついにエースの座を剥奪されてしまった。さらにバヒド・ハリルホジッチ監督からは、「所属クラブで出場機会が得られないなら、試合に出られるクラブへ移籍すべき」と最後通告を突きつけられていた。  そんな本田に対しては、イングランド・プレミアリーグのサンダーランドや米メジャーリーグサッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズ、中国スーパーリーグの上海上港などが獲得の興味を示しているという。 「ロシアリーグのCSKAモスクワからミランに移籍が決まるまでの間も、さまざまな好条件の移籍先が既成事実のように報じられましたが、どれもガセで“エアオファー”などと揶揄されたものです。今回の移籍報道も根も葉もないような話なのでは。サンダーランドはデイヴッド・モイーズ監督が本田の獲得を熱望していると報じられていますが、プレミアリーグよりレベルの劣るセリエAでも通用しない本田に声がかかるものでしょうか。そもそも夏にはFCバルセロナ(スペイン)といった分不相応なメガクラブに逆オファーをしたほど、クラブのステータスにこだわる本田だけに、報道で名前が挙がっているようなクラブへの移籍は渋るでしょう。それに冬の移籍はシーズン途中からチームに加わるため、レギュラーポジションを獲得しにくい。ミランとの契約が切れる6月まで待てば移籍金ゼロでクラブを退団できるので、他クラブと有利な条件で交渉できるし、本田側としては新たなスポンサーを獲得して“結納金”を積むような形で、それなりのクラブへの移籍を目指すのではないでしょうか。スポーツ的観点よりもビジネス的観点の移籍ですね」(サッカーライター)  まさに進退窮まった感があるが、最近の報道によると、そんな苦境を乗り切るためにたどり着いたのが、なんと“根性”だという。 「これまで『個を高めることが必要』などとさまざまな提言をしてきた本田ですが、『結局は根性かよ!』といった失笑気味の声が上がっています。祖父母に育てられた本田は、かなり厳しい教育を受けてきたので、『周囲に根性で自分を上回った人間は1人もいない』などと豪語しています。プレーに衰えが隠し切れなくなったら、今度は精神論にすり替えるというのがミエミエですよね(笑)。根性でレギュラーやエースの座を勝ち取れるのなら、こんな簡単なことはない」(同)  こうした発言の裏には、それだけ追い込まれているという自覚があるのだろうが、果たして冬の移籍マーケットで本田は動くのか?

ほぼ戦力外のミラン・本田圭佑、衰えを乗り越える秘訣は「根性」と豪語も……

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 冬の移籍シーズンを迎えた欧州サッカー界だが、サッカーファンの注目を集めているのが日本代表FWの本田圭佑(ACミラン=イタリア)の去就だろう。  今シーズンの本田はリーグ戦出場が5試合あわせてわずか96分と、ミランでは半ば戦力外の扱い。所属クラブでの出場機会が失われるに伴い、代表でも試合勘やコンディションが不安視され、11月に行われたW杯アジア最終予選サウジアラビア戦ではスタメン落ちするなど、ついにエースの座を剥奪されてしまった。さらにバヒド・ハリルホジッチ監督からは、「所属クラブで出場機会が得られないなら、試合に出られるクラブへ移籍すべき」と最後通告を突きつけられていた。  そんな本田に対しては、イングランド・プレミアリーグのサンダーランドや米メジャーリーグサッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズ、中国スーパーリーグの上海上港などが獲得の興味を示しているという。 「ロシアリーグのCSKAモスクワからミランに移籍が決まるまでの間も、さまざまな好条件の移籍先が既成事実のように報じられましたが、どれもガセで“エアオファー”などと揶揄されたものです。今回の移籍報道も根も葉もないような話なのでは。サンダーランドはデイヴッド・モイーズ監督が本田の獲得を熱望していると報じられていますが、プレミアリーグよりレベルの劣るセリエAでも通用しない本田に声がかかるものでしょうか。そもそも夏にはFCバルセロナ(スペイン)といった分不相応なメガクラブに逆オファーをしたほど、クラブのステータスにこだわる本田だけに、報道で名前が挙がっているようなクラブへの移籍は渋るでしょう。それに冬の移籍はシーズン途中からチームに加わるため、レギュラーポジションを獲得しにくい。ミランとの契約が切れる6月まで待てば移籍金ゼロでクラブを退団できるので、他クラブと有利な条件で交渉できるし、本田側としては新たなスポンサーを獲得して“結納金”を積むような形で、それなりのクラブへの移籍を目指すのではないでしょうか。スポーツ的観点よりもビジネス的観点の移籍ですね」(サッカーライター)  まさに進退窮まった感があるが、最近の報道によると、そんな苦境を乗り切るためにたどり着いたのが、なんと“根性”だという。 「これまで『個を高めることが必要』などとさまざまな提言をしてきた本田ですが、『結局は根性かよ!』といった失笑気味の声が上がっています。祖父母に育てられた本田は、かなり厳しい教育を受けてきたので、『周囲に根性で自分を上回った人間は1人もいない』などと豪語しています。プレーに衰えが隠し切れなくなったら、今度は精神論にすり替えるというのがミエミエですよね(笑)。根性でレギュラーやエースの座を勝ち取れるのなら、こんな簡単なことはない」(同)  こうした発言の裏には、それだけ追い込まれているという自覚があるのだろうが、果たして冬の移籍マーケットで本田は動くのか?

2016年視聴率ランキング、日テレ『笑点』『イッテQ!』好調! フジは“SMAP公開処刑”のみ

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 2016年の年間高視聴率の上位30番組が、ビデオリサーチから発表された。  1位は『第67回 NHK紅白歌合戦』2部で40.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2位は同1部で35.1%、3位は『SMAP×SMAP』(昨年1月18日)で31.2%。上位30番組を局別に見ると、ニュース系の強いNHKが15本、日本テレビが9本、テレビ朝日が3本、TBSが2本、フジが1本という結果だった。 「NHKは、朝ドラの『あさが来た』『とと姉ちゃん』が共に25%超えを記録。日テレは、高視聴率の常連である箱根駅伝やプロ野球日本シリーズを除いても、『24時間テレビ』や『笑点』、『世界の果てまでイッテQ!』といったバラエティ番組が複数上位につけており、まさに民放の日テレ一人勝ち状態を示す結果となりました」(テレビ誌記者)  他局はというと、テレ朝は、24.3%を記録した米倉涼子主演『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の第3話や、ビートたけしのキスシーンが話題となった『ドクターX ~外科医・大門未知子~ スペシャル』、『2018FIFAワールドカップロシアアジア地区最終予選・日本×サウジアラビア』が20%を超え、ランクイン。TBSは、ベッキーが“ゲス不倫”を涙ながらに謝罪した昨年5月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』や、リオ五輪中継が上位に。フジは、SMAPの謝罪会見を生放送した『SMAP×SMAP』のみがランクインした。 「フジの唯一の高視聴率が、SMAPが頭を下げた番組というのは、なんとも寂しい話。昨年のフジといえば、亀山千広社長が“視聴率低迷打破の糸口”であると語っていた連ドラが全滅。最盛期には40%近くあった『サザエさん』も急落が止まらず、1ケタにまで落ち込んでしまった。さらに、昨年8月には、リオ五輪総集編の放映権を、くじ引きによって民放で唯一勝ち取ったものの、EXILEらを起用した余計なバラエティ的演出が不評で、7.9%と大コケ。『FNSうたの夏まつり』も過去最低を記録し、AKB48シングル選抜総選挙もマンネリ化。年末の頼みの綱だった『SMAP×SMAP』最終回も、メンバーの生出演がなかったため、数字が跳ねることはなく、いいとこなしの1年だった」(同)  昨年、期待していた大型特番や連ドラが、ことごとく敗北を喫してしまったフジ。今年こそ、日テレの背中を見ることは叶うだろうか?