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ヒット映画の裏話/“アスペ・バブル”の危ない真相/春画、1世紀半の“不幸なる”近代史
【目次】 ■『君の名は。』『シン・ゴジラ』の影に隠れた【映画業界の闇】 ■【堤幸彦】が激白!なぜ低視聴率ドラマは映画化されたのか? ■【山崎賢人】がゴリ押しされるギョーカイの謎 ■『ズートピア』がヒット!【ディズニー映画】と人種差別 ■【『君の名は。』】は宗教学的にも優秀!? ■【『君の名は。』】を映画館ハシゴで徹底レビュー ■【自衛隊協力拒否】映画に見る現場の本音 ■【製作委員会】が邦画を殺した、は大嘘!? ■【地下アイドル】主演・インディペンデント映画の謎 ■禁忌に挑む【黒人映画】最新事情 ■【独裁国家】のプロパガンダ映画の正体 ■巨匠・コッポラも!【学問】としての映画

“アスペ・バブル”の危ない真相
近年、発達障害が増加しているともいわれ、ネット上にはいつしか“アスペ”という隠語が散見されるようになった─。精神医療の現場から発達障害を描いたフィクションまで見渡しながら、“アスペ・バブル”の実態に迫りたい。
春画、1世紀半の“不幸なる”近代史
江戸時代の日本の豊かな性愛文化の象徴─。そのような文脈で語られ、大きなブームを巻き起こしている春画。しかし明治以降の歴史を眺めてみれば、むしろ愚劣低俗なものとされ弾圧されてきたというほうが正しい。そのような春画の近代史をたどる!

【橋本ルル】
球体人形風の女の子が追求する“かわいい”とは?

〈News Source〉
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石原さとみ『地味にスゴイ!』“月9っぽさ”不要!? 『逃げ恥』逆転策は「現実味のない脚本」だ!
近頃、「ストーリーに校閲が関係なくなってきた」と賛否飛び交う『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)ですが、16日放送の第7話も平均視聴率12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と相変わらずの好調ぶり。しかし、追い上げを見せる新垣結衣主演『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に押され、期間平均でわずかに逆転されてしまいました。 さて、第7話には、初回に登場した大御所ミステリー作家・本郷大作(鹿賀丈史)が再登場。そうです、学●員とウワサされる石原さとみが、初回で「大作」を連呼して視聴者をザワつかせた、あの人です。 悦子(石原)の元を訪れた大作先生は、雑誌に寄稿するエッセイの校閲を「ぜひ、君にお願いしたい」と直談判。そこへ偶然、幸人(菅田将暉)が姿を現すと、2人の担当編集者・貝塚(青木崇高)が、鉢合わせに大慌て。幸人も、なぜか大作先生に素っ気ない態度です……。 20年間会っていない息子との思い出が綴られた同エッセイを読み、「最高だわ、本郷大作先生!」と絶賛する悦子。同時に、本郷が息子と一緒にラーメンを食べたエピソードの中に、「ラーメンの具をスミレですくって」という記述を発見。大作家が「レンゲ」を「スミレ」と間違えたことに違和感を覚えた悦子は、早速エッセイに登場するラーメン屋に向かいますが、謎は解明できません。 しかし、その夜、悦子は偶然にも、幸人が「そこのスミレ取って」とレンゲを指差す場面に遭遇。「うちの母ちゃん、レンゲのことをスミレって言うんだよね」と間違えた理由を明かされたことで、悦子は2人が親子であることに気づきます。ちなみに、幸人は本郷が父親であることを知っていますが、本郷は幸人が息子だとは気づいていないようです。 確か初回では、大作先生が東京・立川に実在する「立日橋」(たっぴばし)を、わざと「立田橋」(たったばし)と書いたんですよね。その時、悦子に「息子だけに送ったメッセージのつもりだったが、校閲を舐めてた」と言って笑っていた大作先生ですが、20年間も誤った表記をサブリミナル的に混ぜ込んでくる作家って……。 ちなみに初回では、大作先生の妻も息子も一切登場しなかったため、違和感バリバリの脚本でしたが、後に幸人と繋げるためだったのですね。単純に、初回の脚本が雑なのかと思っていました(関連記事)。 早速、貝塚に2人の親子関係を確認する悦子。貝塚は慌てた様子で、「深い闇があるらしい」「是永(幸人)には、本郷先生の話はタブー」と釘を刺します。 しかし、大作先生のエッセイの左利き用グローブを買いに行くエピソードに、「幸人くんは右利きだったはず……」と、新たな疑問点を見つけてしまう悦子。幸人に恐る恐る「本郷先生からプレゼントしてもらった時、あなたは左利きでしたか?」と聞くと、あっけらかんと「小さい頃は左利きだった」と答える幸人。どうやら、“深い闇”などなかったようです。 その後、悦子は20年ぶりの再会をセッティング。思い出の「立日橋」で、大作先生は辻仁成よろしく「やっと会えたな」と喜び、ハッピーエンドとなりました。 今回は、校閲部のシーンや、現実味のない展開も多く、久々に『地味にスゴイ!』らしさが全面に出ていた印象。「“月9”っぽさは、いらないなあ……」というアンチ・フジテレビの視聴者には心地よかったのでは? また、終盤では、本郷のみならず、他の作家も次々と校閲部員を指名するというありえない展開でしたが、これって「出版社の内情に口出しするなんて、担当編集者はどれだけ信頼されてないんだよ……」って話。しかし、まさにこれこそが『地味にスゴイ!』らしさ! 今後も、ぶっ飛んだストーリーを期待したいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
石原さとみ『地味にスゴイ!』“月9っぽさ”不要!? 『逃げ恥』逆転策は「現実味のない脚本」だ!
近頃、「ストーリーに校閲が関係なくなってきた」と賛否飛び交う『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)ですが、16日放送の第7話も平均視聴率12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と相変わらずの好調ぶり。しかし、追い上げを見せる新垣結衣主演『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に押され、期間平均でわずかに逆転されてしまいました。 さて、第7話には、初回に登場した大御所ミステリー作家・本郷大作(鹿賀丈史)が再登場。そうです、学●員とウワサされる石原さとみが、初回で「大作」を連呼して視聴者をザワつかせた、あの人です。 悦子(石原)の元を訪れた大作先生は、雑誌に寄稿するエッセイの校閲を「ぜひ、君にお願いしたい」と直談判。そこへ偶然、幸人(菅田将暉)が姿を現すと、2人の担当編集者・貝塚(青木崇高)が、鉢合わせに大慌て。幸人も、なぜか大作先生に素っ気ない態度です……。 20年間会っていない息子との思い出が綴られた同エッセイを読み、「最高だわ、本郷大作先生!」と絶賛する悦子。同時に、本郷が息子と一緒にラーメンを食べたエピソードの中に、「ラーメンの具をスミレですくって」という記述を発見。大作家が「レンゲ」を「スミレ」と間違えたことに違和感を覚えた悦子は、早速エッセイに登場するラーメン屋に向かいますが、謎は解明できません。 しかし、その夜、悦子は偶然にも、幸人が「そこのスミレ取って」とレンゲを指差す場面に遭遇。「うちの母ちゃん、レンゲのことをスミレって言うんだよね」と間違えた理由を明かされたことで、悦子は2人が親子であることに気づきます。ちなみに、幸人は本郷が父親であることを知っていますが、本郷は幸人が息子だとは気づいていないようです。 確か初回では、大作先生が東京・立川に実在する「立日橋」(たっぴばし)を、わざと「立田橋」(たったばし)と書いたんですよね。その時、悦子に「息子だけに送ったメッセージのつもりだったが、校閲を舐めてた」と言って笑っていた大作先生ですが、20年間も誤った表記をサブリミナル的に混ぜ込んでくる作家って……。 ちなみに初回では、大作先生の妻も息子も一切登場しなかったため、違和感バリバリの脚本でしたが、後に幸人と繋げるためだったのですね。単純に、初回の脚本が雑なのかと思っていました(関連記事)。 早速、貝塚に2人の親子関係を確認する悦子。貝塚は慌てた様子で、「深い闇があるらしい」「是永(幸人)には、本郷先生の話はタブー」と釘を刺します。 しかし、大作先生のエッセイの左利き用グローブを買いに行くエピソードに、「幸人くんは右利きだったはず……」と、新たな疑問点を見つけてしまう悦子。幸人に恐る恐る「本郷先生からプレゼントしてもらった時、あなたは左利きでしたか?」と聞くと、あっけらかんと「小さい頃は左利きだった」と答える幸人。どうやら、“深い闇”などなかったようです。 その後、悦子は20年ぶりの再会をセッティング。思い出の「立日橋」で、大作先生は辻仁成よろしく「やっと会えたな」と喜び、ハッピーエンドとなりました。 今回は、校閲部のシーンや、現実味のない展開も多く、久々に『地味にスゴイ!』らしさが全面に出ていた印象。「“月9”っぽさは、いらないなあ……」というアンチ・フジテレビの視聴者には心地よかったのでは? また、終盤では、本郷のみならず、他の作家も次々と校閲部員を指名するというありえない展開でしたが、これって「出版社の内情に口出しするなんて、担当編集者はどれだけ信頼されてないんだよ……」って話。しかし、まさにこれこそが『地味にスゴイ!』らしさ! 今後も、ぶっ飛んだストーリーを期待したいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
『小山慶一郎HONWAKA★ホンワカ★PRINCE』が発売!
「最高の2番手になる」――“自分を生かし、同時に周囲を立てる”ことを標榜するNEWSのリーダー・小山慶一郎。
彼がたどった苦節、人生のターニングポイントにフォーカスすることで、その奥行きの知れない魅力の数々に迫ります!
俺はマジでメンバーが好きなんですよ、マジで・・・・4P~
—–僕の最大の誇りはNEWSの小山慶一郎でいること
「当たり前」が「感謝」に変わった・・・・14P~
—–みんなが笑顔でいてくれたら、正直、それで幸せです
生意気な言葉かもしれないけど、無駄な努力はないと思う・・・・32P~
—–EFFORT=RESULT
“あ、やっと戦えるな”って。自分の気持ちが整ったというか・・・・・・46P~
—–今、戦わなければNEWSがなくなる。だったら僕はNEWS存続のために戦う。
さよならは言わないよ。ありがとう!バイバイ!!・・・・60P~
—–失言、天然何でも来い!本人の意図とは裏腹に量産するボケ発言
「お前の意見、どこにあんだよ!?」って(笑)。結構、あります・・・・74P~
—–決断ができなくて、全部OKを出すリーダー
僕はなんでもやります!・・・・88P~
—–責任を引き受けることに躊躇しない小山くんの気持ちの強さが意味するもの
「レコード大賞」ノミネート作品決定! 三代目JSB「当然落選」で三連覇の夢消滅!!
買収疑惑騒動に揺れる「日本レコード大賞」の優秀作品賞が、11月17日に決定し、発表は後日になるという。例年通り、全10作の同賞受賞タイトルの中から大賞が選ばれるが、業界関係者からは「今年はどの作品が大賞になるか、まったくの予測不能」といった声が聞かれているという。
「『週刊文春』(文藝春秋)が、昨年の三代目J Soul Brothers大賞受賞の背景に、大手芸能事務所・バーニングプロダクションと三代目の所属事務所・LDHの間で1億円もの巨額が動いていたとされる“証拠”を掲載したことで、買収問題が明るみに出ました。この問題は、ネットを中心に波紋を呼び、『今年のレコ大はどうなるのか?』と、世間の注目が集まっていました」(スポーツ紙記者)
当初、今年の大賞はAAAの「涙のない世界」が有力視されていたという。
「同曲は優秀作品賞に選ばれ、ひとまず“予選落ち”は免れたものの、AAAは、三代目JSBが所属するレーベルの大元・エイベックスのアーティスト。同社は報道後も、お構いナシに大賞受賞を意気込んでいたそうですが、こんな大きな騒動になっただけに、このまますんなり受賞できるのか、甚だ疑問です」(スポーツ紙記者)
買収問題に揺れる三代目JSB自身は、今年ノミネートされず。三連覇の可能性は消えたようだ。
「大賞受賞となれば、さらに疑惑が深まるだけなので、これは当然の流れです。それに、LDHはすでにレコ大への興味を失っており、大賞受賞に意欲を燃やしているのは、エイベックスの松浦勝人社長の方だといいます。そもそも今年に限っては、ほかのアーティストにしても、大賞受賞に前向きではない。世間から『お金を出して買ったんでしょう?』という目で見られる危険性が高いですからね」(同)
ほかのノミネート作品は、いきものがかり「ラストシーン」、宇多田ヒカル「花束を君に」、浦島太郎こと桐谷健太「海の声」、AKB48「365日の紙飛行機」、西内まりや「BELIEVE」、西野カナ「あなたの好きなところ」などで、このラインナップは「下馬評通り」(レコード会社関係者)だという。
「実力だけで判断すれば、大賞受賞は宇多田でしょう。ただ彼女は国内にいないことを理由に、『NHK紅白歌合戦』と同様に出演を辞退するはずなので、大賞に選ばれる可能性は低い。総合的に考えて、順当にいけば、大賞受賞はAKB、次点が西野といったところでは」(レコード会社関係者)
それでも「過去には、EXILEが、ほぼ大賞に内定していたAKBを逆転してしまう出来事もあった。今年も、AAAが残っているところを見ると、予定通り対象を受賞する可能性もありますよ」(同)という。
かつての威光も盛り上がりも失ってしまったレコード大賞だが、今年は悪い意味で、世間の注目を集めることとなりそうだ。
なぜミッツ・マングローブの毒舌は炎上するのか? マツコとは異なる“自意識のあり方”
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の芸能人>
「結核菌みたいな顔してよく言うわ」ミッツ・マングローブ
『5時に夢中!』(TOKYO MX、11月11日放送)
今年の夏に開催されたリオデジャネイロオリンピックで、レスリングの吉田沙保里が決勝で敗れ、号泣した。この話題を『5時に夢中』(TOKYO MX)で取り上げた際、ミッツ・マングローブが「涙がひと粒も出なかった。かえってしらけちゃって」と発言したことで、炎上。ミッツが自らのブログで謝罪をしたことをご記憶の方もいるだろう。
懸命に戦ったアスリートに、そんな言い方ないだろうと思うが、その一方で、国民のおネエタレントに対する“思い込み”にも気づかされる。視聴者は、「おネエタレントとは、思いもよらない斬新な切り口で、面白い毒舌を吐く存在」と思い込んでいないだろうか。
人と違った経験が、面白い毒舌を生むと思っている人は多いかもしれないが、私に言わせるのなら、面白い毒舌の決め手は経験ではなく、“引き算のうまさ”であり、そのベースになるのは“常識”だと思っている。ミッツは一般的には、マツコ・デラックスと同じ系統の毒舌オネエタレントと思われているだろうが、私にはミッツが“甘えん坊タレント”に見えるのだ。
そのことは、マツコとミッツを比較することでよくわかる。
バラエティ番組を見ていると、「俳優>お笑い芸人」という上下関係に気付かされる。明石家さんまクラスの大物でも、出演者の俳優には気を使っており、マツコはその辺のフォーメーションをよく読んでいる。マツコがバラエティ番組に出だした頃、まるでお約束のようにやっていたネタがある。それは、まず巨体をいじられ、その次に男性の芸人に抱きついて「好きなの」と迫り、抱きつかれた芸人が「やめて」「気持ち悪い」と拒絶する……というものだ。テレビ的な演出だろうが、マツコは貶められることによって、視聴者に自らのポジションを「お笑い芸人より下」であると印象付ける。つまり、自分を“引き算”して見せているのだ。芸能界のキャリアが長い方を立てるのは、常識的な観点から言って正しいし、何より結果としてマツコを輝かせることになる。末席に座っている人が面白いからこそ、その存在が光るのである。
人気を得ると共に、マツコは“下”の席に座ることを許されず、“上”に押し上げられるようになるが、それでも“引き算”をやめない。毒舌を吐きながらも、自身が「結婚して子どもを持って一人前」という“常識”にハマらないが故の、老後の孤独をのぞかせる。今が恵まれているからこそ、先のことが不安になってしまうという見方もできるが、老後に何の心配もないという人はごく少数。マツコはこの“引き算”によって、「マツコほどの売れっ子であっても不安を感じるのだ」と、視聴者に親近感、もしくは優越感を抱かせることに成功している。
それに対し、ミッツは末席に座ること、自身を“引き算”して見せることができない。『5時に夢中!』に作詞家・及川眠子氏が出演した時のこと。及川氏といえば、日本レコード大賞に輝いたWINKの「淋しい熱帯魚」、JASRAC賞金賞の高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」を手掛けた超売れっ子作詞家だが、ミッツは及川氏を「大先生ですよ」と称えた後に、「私も相当影響を受けましたからね」と結んでいる。
褒め言葉のつもりで使っているのだろうが、一般的に「影響を受けた」というのは、頭角を現した新人が、同じ分野の偉大な先輩を称えて使う言葉ではないだろうか。「ファンです」と言うのならともかく、その道で実績もないミッツが、日本を代表する作詞家と同じ次元と高さで物を言うのは、私には不遜に思える。
さらに、ミッツは“下”に見られることを嫌う。11月11日放送の同番組で、「オンナ芸人って、おネエもそうなんですけど、『不幸を背負ってないと商品価値がない』みたいな扱われ方するじゃないですか」と分析したが、視聴者がリア充を嫌う昨今、幸せに見せないようにするのは、女優やモデルも一緒であり、何もおネエに限った話ではない。
また「オンナ芸人にセクハラまがいのことをするのに、裸になると引く」ことを、ミッツは「男社会の縮図」と批判するが、その一方でゲストのハリセンボン・箕輪はるかに対して、「結核菌みたいな顔をしてよく言うわ」と発言していた。女性の外見を他人がとやかく言うのは、典型的な「男社会の縮図」だと私は思うが、自分がする分にはいいらしい。要は自分に甘いのだ。
ミッツの初エッセイ『うらやましい人生』(新潮社)や『プレミアムカフェ』(NHK)などを見ると、ことあるごとにミッツが「自分は少数派である」という意味の発言をしていることに気付く。一見“少数派”を自称することは、自身を“引き算”して見せているようにも感じられるが、下に見られたくないというミッツの言動を踏まえると、それは“選民意識”に近いものなのではないだろうか。対してマツコは、『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、自らを「(私は)男チームにも入っていないし、女チームにも入ってないし、サラリーマンチーム、OLチームにも入ってないし、お母さんチーム、お父さんチームにも入ってないわけじゃん。そうなってくると、(私は世間にとって)“関係ない話してる人”なわけじゃん」と、自分の存在を“はぐれ者”のように捉えている。
選民思想を持つミッツ型の自意識が強いことは言うまでもないが、自分をここまで突き放せるマツコの自意識も、相当強い。たとえていうのなら、マツコが修道女で、ミッツは女王様。どちらが正しくて、どちらが間違っているということはもちろんない。たどりつく結論は、おネエも人それぞれという当たり前のことなのである。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」
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