
ビールのつまみに最高ですよ!
100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の33回目。
今回は酒のつまみの定番である柿の種を使って、かき揚げを作ってみたいと思う。

天ぷら粉と油を買ってきました。
柿の種の揚げ物、略してかき揚げ。
ピーナッツが入っているものは「柿の種」ではなく「柿ピー」では? というジレンマもあったのだが、味の面ではやはりピーナッツ入りのほうがうまいはず。
理想としては魚介類の牡蠣も使ってパーフェクトなかき揚げにしたかったのだが、当然100均では売っていなかった。
ところで子どもの頃、この柿の種という食べ物は、果物の柿の種が原料だとずっと思っていて、柿を食べた時に種をかじってみてガッカリしたことがある。

亀田製菓の柿の種。電球みたいなキャラクターがかわいいね。
作り方はお察しの通り。天ぷら粉を水で溶き、柿ピーと混ぜて180度の油で揚げるだけである。
柿の種の材料は米粉。お米を小麦粉で包んで油で揚げるという、炭水化物と脂質の強力タッグだ。

自分はなにをつくっているんだろうと不思議な気持ちになる。
かき揚げづくりのコツは、無理に大きなものを作ろうとしないこと。
欲張って自分の実力よりも大きなものを作ろうとすると、油の温度が下がってボテッとなったり、中まで火が通らなかったりするので、サクッと軽いかき揚げを目指すにはお玉一杯分程度に押さえておこう。ツマミとして食べるのだから、ちょっと小振りなくらいがちょうどいいしね。

具の柿ピーは火を通す必要がないので、衣にだけ火が通れば大丈夫。
サクッと揚がったところでそのまま食べてみたところ、もともとの柿ピーの塩気があるからすでにうまい!
ビールと一緒に食べるなら、軽く塩コショウを振ってもいいかな。

ご飯やそばに乗せるよりも、そのままバリバリ食べるのがよさそうだ。
もともとパリパリの柿の種に、一回衣という水分を吸わせた上で、油で揚げてまたパリパリにするという贅沢!
これぞ、柿の種の二段階ベイクアンドフライクリスピー製法! 歯ごたえ最高!
また、油との相性がいいピーナッツの部分も当然うまい。バターピーナッツで油が物足りないという人にはぜひ。これぞ悪い意味での「男の料理」という味がするよ。
さて、揚げ物はちょっと面倒だという人は、この衣と柿ピーを混ぜたものをフライパンで両面焼くという選択肢もある。
柿ピーのお好み焼き、カキオコである。えっへん。
ちなみに本物のカキオコは、岡山県日生市のB級グルメで牡蠣がたっぷりと乗ったお好み焼きのことだ。

これはこれでうまそうなものができた。
食べてみると、しっとりとした生地に、歯ごたえのいいピーナッツとしけった柿の種。
初めてだけど、でもこのピーナッツの食感に覚えがあるなと記憶をたどって、南部せんべいを思い出した。
なるほど、これはホット&ノンシュガーの南部せんべい。こりゃ、ツマミにいいわい。

柿ピーだけじゃカロリーが足りないという人にどうぞ。
柿の種が一袋だとつまんでいるうちに一瞬でなくなってしまうが、衣を付けて焼いたり揚げたりすれば、ボリュームたっぷりのツマミに大変身。
もしこれを食べさせて、ちょっと硬いよと文句を言う人がいたら、こう言ってやってください。
亀田製菓だけに「よく噛め」だ!
(文=玉置豊)
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