中国の性教育が、なにやら変な方向に大暴走を始めているようだ。 かつて中国の首都だった古都・西安にある史跡公園では最近、新たな芸術作品が露天に展示されて話題となっている。愛情をテーマにしたというその芸術作品というのは、裸の男女が交わっているところを表した彫像ばかり。公園の真ん中で、堂々と対面座位
公園といえば、家族連れが多く集まる場所。当然、子どもたちもこれを目にすることになる。これには、SNS上で侃々諤々、喧々囂々の意見が飛び交った。 「こんなの子どもに見せられない!」「芸術の名を借りたポルノをまきちらすだけだ」という批判的な声がある一方で、「性教育のいいチャンス。どう説明するか、親の能力が問われている」「かつて西安にいた皇帝たちは、もっとスゴいことしてたんだろ。歴史教育だな」と、子どもに性教育をするにはいいチャンスだという声も上がっている。 性教育といえば、中国南西部にある広西チワン族自治区柳州市の小学校が、なんとトイレに性教育のポスター22枚を掲示したことも話題になっている。 それらのポスターには、卵子と精子が結合して受精卵になり、それがお母さんのおなかの中で大きくなって、赤ちゃんとなって生まれてくるという行程が1枚ずつ表されている。 この学校を取材したメディアによると、低学年の児童にとっては、まだ知らない漢字も多く、理解は難しかったようだが、中高学年ともなるとほぼ内容が理解できていたようだ。ある小学4年生の児童は、これらのポスターを見て初めて自分が母親のおなかの中から生まれてきたことを知り、こう言ったという。「僕は携帯電話の景品じゃなかったんだね」なかなか豊満な女性のようである
大量の精子が卵子に向かってまっしぐらに進んでいく様子を表したポスター。でも気になるのは、やっぱりトイレはドアがない“ニーハオ”トイレ?
ここ数年中国では、子どもの「私はどこから来たの?」という質問に対して「お前はケータイを買ったときにプレゼントされた通話料だったのよ」と答えるジョークがあるのだという。これは、最近は携帯電話を購入するとさまざまなプレゼントが贈られることから、子どももそのひとつとしてもらったのだという、「橋の下から拾ってきた」と同じようなジョークである。 それはさておき、いずれにしても現在の中国の性教育が暴走、はたまた迷走しているのは明らか。こればかりは豪腕の習近平でも、なかなかままならないようである。 (文・佐久間賢三)こちらは男子トイレの、お母さんのおなかが大きくなっているポスター







