西川史子の新恋人募集は「遺産目的」? 男のカネを当てにする女たちと、女の奉仕を求める男たちのマッチング

 10日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に出演したタレントの西川史子が、番組内で恋人を募集した。石橋貴明が女性芸能人の悩み相談に真剣に答える『石橋温泉』のコーナーで、西川は、14年に離婚した後に一人で億ションを購入し、現在、月々20~30万円払いで35年のローンを抱え、将来に不安を感じていることを告白。そこで、石橋が、番組で恋人募集することを提案すると、西川は「できたら(ローンを)払ってくれる人を見つけたいんです」という前置きをしてから、「年収は3000万円以上。年齢は80歳まで」という条件を提示した。  視聴者はweb上にて「何様のつもりか?」「相当ずうずうしいね!」「80歳までって……完全に遺産目的」など辛辣な意見を交わし、さらに先日、タレント医師の脇坂英理子が診療報酬詐欺の疑いで逮捕されたこともあり、「西川先生もお金に困って変な事件起こさないか心配」と指摘する声まで上がる始末だ。  傲慢で高飛車なキャラクターはタレントとしての彼女の持ち味だった。結婚と離婚を経て、そのキャラにブレが生じていたが、ここへきて「年収3000万以上、または資産家の、80歳までの男性」を「ローンを一緒に払ってほしいから」というあからさまなカネ目当てで募集したのは、テレビでウケるためのネタだとしても西川史子の面目躍如かもしれない。結婚以前は、「年収4000万以上」を恋愛対象になる男性の絶対条件としていただけに、その頃より1000万値下げしているが。  ただ、もしもこれがネタではなく彼女の本音まじりだとするならば、結婚に「ローンの肩代わり」を求めるのはおかしい。「よし、君のことを愛しているから、一緒にローンを返そう!」と誓ってくれる男性もいるのかもしれないが、自分で払いきれないようなローンを組むことがまず浅はかだった。  そもそも40代で35年ローンを組み億ションを購入、月々30万前後の借金を負うこと自体がどうかしているが、離婚後に出演した『ごきげんよう』(フジテレビ系)で、「離婚してから買い物をする時に自分で決められなくなった」「(学校や職業などを全て親に決められていたので)初めて(自分で)決断したのが結婚だった。それを失敗して、もう自分の決断に自信がなくなった」「買い物などでも全部マネージャーの意見をきいて決めている」と話していた西川。このマンションも、自分でじっくり検討を経ての購入ではなかったのかもしれない。  この離婚については今もなおショックを引きずっているようで、『とんねるず~』では、現在住む部屋がマンションの5階であり、エレベーターに乗るたびに、「5階です」と響く機械アナウンスの声が「誤解です」に聞こえ、「彼のことを誤解してたかもしれない」と元夫のことを思い出し、苦しくなることを告白。また、先月22日に放送された『私の何がイケないの?』(TBS系)に出演した際にも、「物忘れがひどい」「番組共演者にイライラする」と、更年期障害が疑われる症状が出ていることを告白しており、自律神経系統も弱っていそうである。  ローン返済に追われ、過去の後悔に苛まれ、体調も優れない。この状況を打破し彼女に幸せを与えてくれるのが、「年収3000万男性との結婚」であるとは思えない。ひとつひとつの問題に彼女自身が向き合っていくしか乗り越えるすべはないのではないか。西川もそんなことくらいとっくにわかっているはずである。それに、こちらが男のカネを当てにして結婚すれば、相手からも相応の見返りを求められる。無償ではない愛の契約は、ただでさえ弱りきった状態の彼女をいっそう疲弊させるように思われてならない。  西川の『とんねるず~』出演シーンを見て、同じくフジテレビ系でかつて放送された『ザ・ノンフィクション』を想起した。2年前の4月20日、日曜の真昼間に放送されたそれは、『ザ・ノンフィクション ロシア娘へ愛を込めて~国際結婚に走る男たち~』。国際結婚をテーマに、日本での豊かな生活を求めるロシア人女性が、資産家の男性宅を訪問しお見合いをする内容だった。ここに登場した65歳(当時)の会社社長・小野さんが強烈で、放送日は視聴者たちがTwitterで盛り上がったものだった。  小野さんは熟年離婚を経た独身で、茨城県在住。約9000万の豪邸に暮らしており、現役の会社経営者で、不動産収入もある。事故で右足がないが、歩くのに不自由はない。再婚を望む理由は、「男の子を産んで、財産を継いで欲しい」からだと言う。離婚した元妻とのあいだに3人の娘がいるが、「女の子は結婚してしまうと、相手の男にも財産が渡る」のが気に入らない。小野さんは「ロシアンビューティーの会」という国際結婚相談所に入会金20万で登録。2歳の息子をもつシングルマザーのロシア人女性・ディナーラさん28歳とメールでやりとりをし、160万円を相談所に払って彼女を日本での見合いに招いた。「この年になると、女性が男性を判断する全てがお金ではないかと思いますよ」と小野さんは話していた。  しかし、ディナーラさんを自宅に招いても小野さんはまったく彼女を客人扱いしない。嫁候補として迎え入れているのだから、チヤホヤともてなす義理はないと言わんばかりだった。特に驚きだったのが、異常に汚れて散らかり放題の台所。ディナーラさんは唖然として「ロシアではお客を迎えるときは掃除をします」とスタッフに衝撃を伝えていたが、日本でも普通は掃除してから客人を通す。基本的には「奥様」が。小野さんとしては、一人暮らしで掃除をしてくれる「奥様」がいないのだから汚くても仕方がない、だからその役割をディナーラさんに担ってほしい、いや、担ってくれるよね? お金欲しいんでしょ? という意図だったようだ。  ディナーラさんは数日間、小野さんの豪邸に滞在する予定だったため、夜は布団を敷く。この敷き方もさっぱりわからないディナーラさんに、小野さんはイライラしながら日本語で敷き方を教える。コミュニケーション以前の問題で、やっぱり小野さんは彼女をお客としてもてなすつもりがないのだ。なぜなら「嫁候補」だから……。結局、ディナーラさんは求婚を断り、小野さんは「次がんばる」と言って番組は終わった。  資産家の男性はみんな小野さんだ、ということは絶対ない。そんな乱暴に「男は全員●●だ」と言い切ることは誰もしてはいけない。けれど資産の多寡にかかわらず、妻となる女性に若さや美貌、でなければ奉仕を求めている男性がいるということは伺える。それはたとえば、加藤茶が40歳以上も年下の妻と再婚し、妻の容貌や人脈が派手で胡散臭いことから「絶対に加トちゃんは介護してもらえない!」「カネだけ絞られて悲惨な老後」と外野があれこれうるさいことにも表れる。一方で若く美しい妻をめとったのだから、奉仕されなくとも加藤は幸せ者である、と擁護する声もあって、いずれにしろ「若さや美しさ」or「奉仕」のどちらかだけ(または全部)を、女性との結婚(=カネを配分すること)の対価として得たいのだろう。小倉千加子は「結婚とはカオとカネの等価交換」と定義づけたが、売れるものはカオだけではない。  さて、筆者はそのようにカネと引き換えに何かを売り渡す結婚を望まないが、西川医師は果たしてどうなのだろうか。ローンの返済に協力してもらう代わりに、何かを捧げなければならないとしたら。そんなものを望むより、彼女はメディアで活躍して繰越返済するほうがよほど合理的で精神的負担も新たな後悔も負わずに済むように思うのだが。 (清水美早紀)

やはり、女性の体内には過去にセックスした男の精液が残っていた!? もし子どもが父親に似ていなかったら…!!

【不思議サイトトカナより】
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画像は、Thinkstockより
 人生の中で誰にとっても忘れられない人物なのが“初体験”のお相手だろう。思い出だけの存在であるのかどうかはその後の人生次第だが、この初めてのお相手は女性にとってはなお重要な意味を持っているというのだが……。トカナでは以前も紹介した驚異であるが、新たな研究結果が報告されたので、再度取り上げよう。 ■母親の過去の“性の遍歴”が子どもに影響を及ぼす  人間の遺伝とはどうやら一筋縄ではいかないようだ。夫婦の“共同作業”であり“愛の結晶”である子どもがもし、父親に似ても似つかない風貌だったとしたなら……。妻の浮気を疑ったとしても、現代であれば最終的にDNA鑑定ですべては判明する。正真正銘の夫婦の子どもであっても、父親にまったく似ていないことなどあるのだろうか。
続きは【トカナ】で読む
      
   
					

やはり、女性の体内には過去にセックスした男の精液が残っていた!? もし子どもが父親に似ていなかったら…!!

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 人生の中で誰にとっても忘れられない人物なのが“初体験”のお相手だろう。思い出だけの存在であるのかどうかはその後の人生次第だが、この初めてのお相手は女性にとってはなお重要な意味を持っているというのだが……。トカナでは以前も紹介した驚異であるが、新たな研究結果が報告されたので、再度取り上げよう。 ■母親の過去の“性の遍歴”が子どもに影響を及ぼす  人間の遺伝とはどうやら一筋縄ではいかないようだ。夫婦の“共同作業”であり“愛の結晶”である子どもがもし、父親に似ても似つかない風貌だったとしたなら……。妻の浮気を疑ったとしても、現代であれば最終的にDNA鑑定ですべては判明する。正真正銘の夫婦の子どもであっても、父親にまったく似ていないことなどあるのだろうか。
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一大ブーム到来!?  中南米ドラッグ・カルテル作品が量産されるようになった理由

【リアルサウンドより】  コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルをファミリーの一人であるカナダ人青年の視点から描いた『エスコバル 楽園の掟』が、先週末公開された。来月(4月9日)には今年のアカデミー賞で3部門ノミネートされたことでも話題となった『ボーダーライン』が、そして再来月(5月)には同じく今年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門にノミネート、キャサリン・ビグローが製作総指揮に名を連ねている『カルテル・ランド』が公開される。とりあえず「ハリウッド映画人中南米代表」のベニチオ・デル・トロは、エスコバル(『エスコバル 楽園の掟』)を演じたり、捜査に加わる謎のコロンビア人(『ボーダーライン』)を演じたりと大忙しなわけだが、近年では他にも『悪の法則』や『野蛮なやつら/SAVAGES』のような秀作もあったし、昨年は『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』のようなマニアックなドキュメンタリー作品の日本公開もあった。言うまでもなく、テーマがテーマだけに他にも日本未公開の作品はたくさんある。今や、海の向こうでは中南米ドラッグ・カルテル作品の一大ブームが到来していると言ってもいいだろう。
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メイン写真とともに『エスコバル 楽園の掟』より

 一口に「中南米ドラッグ・カルテル作品」と言っても、作品ごとに舞台やテイストはまったく異なる。コロンビアが舞台、イタリア人監督アンドレア・ディ・ステファノによるフランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作映画『エスコバル 楽園の掟』は実在の人物を中心に描いたノンフィクション風味のフィクション作品だし、アメリカとメキシコの国境地帯が舞台、カナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴによるハリウッド映画『ボーダーライン』は女性捜査官(エミリー・ブラント)が主人公の完全なオリジナル作品だし、『カルテル・ランド』はアメリカ、メキシコ両国それぞれの自警団のリーダーを追ったドキュメンタリー作品である。しかし、総じて言えるのは、どれもそれぞれのジャンルにおいてとても秀でた作品であるということだ。
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『カルテル・ランド』より

 中南米ドラッグ・カルテルを都合のいい黒幕設定などで描いた作品は過去にもたくさんあったが、作品のクオリティ的にも事実のディテール的にもある一定のレベルをクリアした作品が量産される大きなきっかけとなったのは、やはり2008年から2013年にかけて5シーズンが製作・放送された米AMCのテレビシリーズ『ブレイキング・バッド』だろう。『ブレイキング・バッド』はアメリカ南部の田舎町アルバカーキに住む化学教師がメタンフェタミン精製やドラッグ・ディーリングに足を踏み入れるブラック・コメディ的作品で、ドラッグ・カルテルは彼と対立する存在として描かれるいわば脇役だが、メキシコのドラッグ・カルテル特有の不条理な暴力性、見せしめの生首処刑に象徴される残酷さ、そこでの人間の命の冗談のような軽さを克明に描いたことで、視聴者に大きな衝撃と(あえて言うが)興奮をもたらした。
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『ナルコス』より

 テレビシリーズの世界で、『ブレイキング・バッド』の達成の先に、さらなる金字塔を打ち立てつつあるのが、現在もシリーズ続行中のNetflixのテレビシリーズ『ナルコス』だ。コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルとアメリカ・フロリダ州の麻薬捜査官の長年にわたる攻防を描いたその作品は、実際のところエスコバルの半生を描いた「実録もの」的な色合いが強い。先日LAで『ナルコス』のメイン・ディレクターであるブラジル人監督ジョゼ・パジージャ(母国作品『エリート・スクワッド』シリーズで名を上げ、リブート版『ロボコップ』でハリウッドに進出、その後『ナルコス』監督に抜擢された)にインタビューをする機会を得たのだが、そこで「もしかして、東映の実録ヤクザものとか観てます?」と話を振ったところ、『仁義なき戦い』シリーズへの偏愛とそこから受けた影響を嬉々として語り始め、「やっぱり!」と膝を打ったものだった。  テレビシリーズにおける『ブレイキング・バッド』から『ナルコス』へのぶっとい流れと、それと並行して起こっている映画界におけるリドリー・スコット(『悪の法則』)やオリバー・ストーン(『野蛮なやつら/SAVAGES』)といったベテラン監督たちの参入を経て、今やテレビ/映画界において最もホットな題材となっているドラッグ・カルテル関連作品。その背景には、『ブレイキング・バッド』がもたらした世界的熱狂によってテーマへのタブー視がなくなったことと企画が通りやすくなったこと、エスコバル(1993年死去)関連においては映像や捜査資料や証言が出尽くしたことで細かいティテールまで正確に描写することが可能になったこと、南米社会におけるエスコバルのヒーロー化にせよ、欧米におけるエスコバルのアンチ・ヒーロー化にせよ、いずれにしてもエスコバルの歴史的評価が確立したこと、エスコバルの死後にコロンビアからメキシコへと主導権が移ったドラッグ・カルテルの勢力拡大・過激化が進んで社会的な関心が高まっていること、などが挙げられるだろう。また、アメリカ国内におけるヒスパニックの影響力の増大と、世界中のスペイン語圏の視聴者/観客のニーズの高まりという事実も見過ごせない。作中の台詞の大半がスペイン語の『エスコバル 楽園の掟』や『ナルコス』を観た後では、コロンビア人同士やメキシコ人同士や何故か英語で会話をしているような一時代前までの「作りのあまい」ドラッグ・カルテル描写は、ちゃんちゃらおかしくて鑑賞に耐えられるものではなくなった。もちろん、それはテレビ/映画界にとって極めて重要な「進化」である。
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『ボーダーライン』より

 自分が最も興味をひかれるのは、このジャンルが、テレビ/映画の壁を崩し、役者も含むアメリカ映画人/他国の映画人の交流を促進し、これまでのハリウッド映画中心主義に、その枠組から大きく揺さぶりをかけていることだ。そしてもう一つ。ドラッグ・カルテルという題材が、旧来のマフィア映画は言うまでもなく、戦争映画、ポリティカル映画、アクション、サスペンス、スリラー、ミステリー、ホラー、コメディ、ドキュメンタリーといったあらゆるジャンルを飲み込むブラックホール的な魅力を持っていることにも気づかされずにはいられない。ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『ボーダーライン』)のような当代きってのキレキレの映画作家がこの題材に引き寄せられたのも、そう考えると必然と言えるだろう。 ■宇野維正 音楽・映画ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」主筆。「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「NAVI CARS」ほかで批評/コラム/対談を連載中。著書『1998年の宇多田ヒカル』(新潮新書)発売中。Twitter ■公開情報 『エスコバル/楽園の掟』 3月12日(土)より、シネマサンシャイン池袋ほか全国順次公開 監督:アンドレア・ディ・ステファノ 製作:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン 出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン、クラウディア・トレイザック、ブラディ・コーベット、カルロス・バルデム 配給・宣伝:トランスフォーマー 2015年/フランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作/119分/カラー 原題:Escobar:Paradise Lost  (c)2014 Chapter 2 – Orange Studio - Pathé Production – Norsean Plus S.L – Paradise Lost Film A.I.E – Nexus Factory - Umedia – Jouror Developpement 公式サイト:http://www.movie-escobar.com/ 『ボーダーライン』 4月9日(土)角川シネマ有楽町、新宿ビカデリーほか全国ロードショー 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本:テイラー・シェリダン 撮影監督:ロジャー・ディーキンス 出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン 配給:KADOKAWA 提供:ハピネット、KADOKAWA (c)2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. 公式サイト:http://border-line.jp/ 『カルテル・ランド』 シアター・イメージフォーラム他にて5月上旬公開 監督・撮影:マシュー・ハイネマン 製作総指揮:キャスリン・ビグロー 配給:トランスフォーマー 2015/メキシコ・アメリカ/100 分 原題:CARTEL LAND (c)2015 A&E Television Networks, LLC 公式サイト:http://cartelland-movie.com/ 『ナルコス』 Netflixにて好評ストリーミング中 (C) Netflix. All Rights Reserved. 公式サイト:https://www.netflix.com/title/80025172

一大ブーム到来!?  中南米ドラッグ・カルテル作品が量産されるようになった理由

【リアルサウンドより】  コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルをファミリーの一人であるカナダ人青年の視点から描いた『エスコバル 楽園の掟』が、先週末公開された。来月(4月9日)には今年のアカデミー賞で3部門ノミネートされたことでも話題となった『ボーダーライン』が、そして再来月(5月)には同じく今年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門にノミネート、キャサリン・ビグローが製作総指揮に名を連ねている『カルテル・ランド』が公開される。とりあえず「ハリウッド映画人中南米代表」のベニチオ・デル・トロは、エスコバル(『エスコバル 楽園の掟』)を演じたり、捜査に加わる謎のコロンビア人(『ボーダーライン』)を演じたりと大忙しなわけだが、近年では他にも『悪の法則』や『野蛮なやつら/SAVAGES』のような秀作もあったし、昨年は『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』のようなマニアックなドキュメンタリー作品の日本公開もあった。言うまでもなく、テーマがテーマだけに他にも日本未公開の作品はたくさんある。今や、海の向こうでは中南米ドラッグ・カルテル作品の一大ブームが到来していると言ってもいいだろう。
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メイン写真とともに『エスコバル 楽園の掟』より

 一口に「中南米ドラッグ・カルテル作品」と言っても、作品ごとに舞台やテイストはまったく異なる。コロンビアが舞台、イタリア人監督アンドレア・ディ・ステファノによるフランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作映画『エスコバル 楽園の掟』は実在の人物を中心に描いたノンフィクション風味のフィクション作品だし、アメリカとメキシコの国境地帯が舞台、カナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴによるハリウッド映画『ボーダーライン』は女性捜査官(エミリー・ブラント)が主人公の完全なオリジナル作品だし、『カルテル・ランド』はアメリカ、メキシコ両国それぞれの自警団のリーダーを追ったドキュメンタリー作品である。しかし、総じて言えるのは、どれもそれぞれのジャンルにおいてとても秀でた作品であるということだ。
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『カルテル・ランド』より

 中南米ドラッグ・カルテルを都合のいい黒幕設定などで描いた作品は過去にもたくさんあったが、作品のクオリティ的にも事実のディテール的にもある一定のレベルをクリアした作品が量産される大きなきっかけとなったのは、やはり2008年から2013年にかけて5シーズンが製作・放送された米AMCのテレビシリーズ『ブレイキング・バッド』だろう。『ブレイキング・バッド』はアメリカ南部の田舎町アルバカーキに住む化学教師がメタンフェタミン精製やドラッグ・ディーリングに足を踏み入れるブラック・コメディ的作品で、ドラッグ・カルテルは彼と対立する存在として描かれるいわば脇役だが、メキシコのドラッグ・カルテル特有の不条理な暴力性、見せしめの生首処刑に象徴される残酷さ、そこでの人間の命の冗談のような軽さを克明に描いたことで、視聴者に大きな衝撃と(あえて言うが)興奮をもたらした。
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『ナルコス』より

 テレビシリーズの世界で、『ブレイキング・バッド』の達成の先に、さらなる金字塔を打ち立てつつあるのが、現在もシリーズ続行中のNetflixのテレビシリーズ『ナルコス』だ。コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルとアメリカ・フロリダ州の麻薬捜査官の長年にわたる攻防を描いたその作品は、実際のところエスコバルの半生を描いた「実録もの」的な色合いが強い。先日LAで『ナルコス』のメイン・ディレクターであるブラジル人監督ジョゼ・パジージャ(母国作品『エリート・スクワッド』シリーズで名を上げ、リブート版『ロボコップ』でハリウッドに進出、その後『ナルコス』監督に抜擢された)にインタビューをする機会を得たのだが、そこで「もしかして、東映の実録ヤクザものとか観てます?」と話を振ったところ、『仁義なき戦い』シリーズへの偏愛とそこから受けた影響を嬉々として語り始め、「やっぱり!」と膝を打ったものだった。  テレビシリーズにおける『ブレイキング・バッド』から『ナルコス』へのぶっとい流れと、それと並行して起こっている映画界におけるリドリー・スコット(『悪の法則』)やオリバー・ストーン(『野蛮なやつら/SAVAGES』)といったベテラン監督たちの参入を経て、今やテレビ/映画界において最もホットな題材となっているドラッグ・カルテル関連作品。その背景には、『ブレイキング・バッド』がもたらした世界的熱狂によってテーマへのタブー視がなくなったことと企画が通りやすくなったこと、エスコバル(1993年死去)関連においては映像や捜査資料や証言が出尽くしたことで細かいティテールまで正確に描写することが可能になったこと、南米社会におけるエスコバルのヒーロー化にせよ、欧米におけるエスコバルのアンチ・ヒーロー化にせよ、いずれにしてもエスコバルの歴史的評価が確立したこと、エスコバルの死後にコロンビアからメキシコへと主導権が移ったドラッグ・カルテルの勢力拡大・過激化が進んで社会的な関心が高まっていること、などが挙げられるだろう。また、アメリカ国内におけるヒスパニックの影響力の増大と、世界中のスペイン語圏の視聴者/観客のニーズの高まりという事実も見過ごせない。作中の台詞の大半がスペイン語の『エスコバル 楽園の掟』や『ナルコス』を観た後では、コロンビア人同士やメキシコ人同士や何故か英語で会話をしているような一時代前までの「作りのあまい」ドラッグ・カルテル描写は、ちゃんちゃらおかしくて鑑賞に耐えられるものではなくなった。もちろん、それはテレビ/映画界にとって極めて重要な「進化」である。
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『ボーダーライン』より

 自分が最も興味をひかれるのは、このジャンルが、テレビ/映画の壁を崩し、役者も含むアメリカ映画人/他国の映画人の交流を促進し、これまでのハリウッド映画中心主義に、その枠組から大きく揺さぶりをかけていることだ。そしてもう一つ。ドラッグ・カルテルという題材が、旧来のマフィア映画は言うまでもなく、戦争映画、ポリティカル映画、アクション、サスペンス、スリラー、ミステリー、ホラー、コメディ、ドキュメンタリーといったあらゆるジャンルを飲み込むブラックホール的な魅力を持っていることにも気づかされずにはいられない。ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『ボーダーライン』)のような当代きってのキレキレの映画作家がこの題材に引き寄せられたのも、そう考えると必然と言えるだろう。 ■宇野維正 音楽・映画ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」主筆。「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「NAVI CARS」ほかで批評/コラム/対談を連載中。著書『1998年の宇多田ヒカル』(新潮新書)発売中。Twitter ■公開情報 『エスコバル/楽園の掟』 3月12日(土)より、シネマサンシャイン池袋ほか全国順次公開 監督:アンドレア・ディ・ステファノ 製作:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン 出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン、クラウディア・トレイザック、ブラディ・コーベット、カルロス・バルデム 配給・宣伝:トランスフォーマー 2015年/フランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作/119分/カラー 原題:Escobar:Paradise Lost  (c)2014 Chapter 2 – Orange Studio - Pathé Production – Norsean Plus S.L – Paradise Lost Film A.I.E – Nexus Factory - Umedia – Jouror Developpement 公式サイト:http://www.movie-escobar.com/ 『ボーダーライン』 4月9日(土)角川シネマ有楽町、新宿ビカデリーほか全国ロードショー 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本:テイラー・シェリダン 撮影監督:ロジャー・ディーキンス 出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン 配給:KADOKAWA 提供:ハピネット、KADOKAWA (c)2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. 公式サイト:http://border-line.jp/ 『カルテル・ランド』 シアター・イメージフォーラム他にて5月上旬公開 監督・撮影:マシュー・ハイネマン 製作総指揮:キャスリン・ビグロー 配給:トランスフォーマー 2015/メキシコ・アメリカ/100 分 原題:CARTEL LAND (c)2015 A&E Television Networks, LLC 公式サイト:http://cartelland-movie.com/ 『ナルコス』 Netflixにて好評ストリーミング中 (C) Netflix. All Rights Reserved. 公式サイト:https://www.netflix.com/title/80025172

『SMAP×SMAP』の異変にファン怒り! 街頭インタビュー放送に「あり得ない」の声続出

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ファンはナイーブなんだから新チャレンジはほどほどに……

 グループの解散騒動後も変わらず放送が続いている『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)。1月18日の“生謝罪”以降は通常通りの明るい内容を届けてファンを安心させているが、3月14日の放送内容は、一部の演出について「『スマスマ』っぽくない」などと、ファンの怒りを買っている。

 この日は、同局で4月8日に放送されるドラマ『かげろう絵図』で主演を務める米倉涼子が「BISTRO SMAP」のゲストに登場。中居正広と数分のトークの後、米倉が「世の中の人にどういう風に思われているのか」というイメージ調査のコーナーに。「どんな家に住んでいそうですか?」といった街頭インタビューのVTRをおよそ3分に渡って放送し、画面上は街中で話を聞いた一般人と、VTRを見る米倉の姿が2画面で映しだされ、中居は随所で街の声にツッコミを入れていた。

まるで別人! 脇坂英理子容疑者、最近の奇行ぶり「ブチ切れた直後、急にニヤニヤ……」

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脇坂容疑者が経営していた、Ricoクリニック
 悪質な手口よりも、その容姿に驚きの声が上がっている。女医タレントの脇坂英理子容疑者(37)が9日、診療報酬の不正請求による詐欺容疑で警視庁に逮捕された。  警視庁によると、同容疑者は2012年11月から14年9月まで、会社役員・早川和男被告(詐欺罪で公判中)らと共謀し、経営するクリニックの患者の治療回数を水増しした虚偽の診療報酬明細書を、都内などの8自治体に提出するなどし、診療報酬約155万円をだまし取った疑いが持たれている。  およそ2年間で不正請求した総額は6,900万円。一連の診療報酬詐欺事件で警視庁組織犯罪対策4課は昨年11月以降、住吉会系組長の三戸慶太郎被告や歯科医師の重松武被告ら20人超を逮捕している。  脇坂容疑者は取り調べに「犯罪者と私は関係ない」と容疑を否認。だが、捜査関係者は「先に逮捕・起訴された歯科医師の重松被告が『(詐欺の)指示役の人物を脇坂容疑者に紹介した』と供述するなど、完オチしている。立件に支障はない」と話す。  そんな中、ネット上で話題になっているのが、脇坂容疑者の逮捕時の容姿だ。「年収は5,000万円」「ホストクラブで、ひと晩900万円使った」と豪語しテレビで話題となった際は、ギャルメークに推定Fカップの胸の谷間を強調した衣装で「セクシー美人女医」という扱いだった。  それが9日午前、東京・世田谷区の自宅で逮捕された時は、髪はボサボサ、顔はノーメーク。右の頬には大きなシミがあり、以前テレビ番組で見せていた姿とは、まるで別人だった。  美容クリニックが本業なのに、この調子では「まず自分をメンテナンスすべき」「女のメークは怖い」とネット上で指摘されるのも当然。週刊誌記者は「ここ半年、彼女は心身ともにボロボロのようでした。経営していた目黒のクリニックには昨春に当局のガサが入り、彼女は逮捕におびえる毎日。金欠のため、食事はファストフードやコンビニ弁当がほとんどで、たまに知人らと食事に出掛けても、支払いは知人まかせでした。彼女は食事よりも、ひたすら飲んでいましたね」と明かす。  逮捕時、脇坂容疑者は時折笑みを浮かべていた。 「最近はテンションもおかしかった。直撃取材したマスコミにブチ切れて絶叫したかと思えば、急にニヤニヤして『で、なんなのよ~?』と話し掛けることもあった」(同)  まさに“金は人を狂わせる”ということか……。

「ゲス」から「逆ギレ王」に変身!? 川谷絵音の的外れぶっちゃけに「日本一小さい男」の声

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「私以外私じゃないの(初回限定ゲスなレジャー盤)」(ワーナーミュージック・ジャパン)
 タレントのベッキーとの不倫騒動で一躍時の人となったロックバンド・ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音が、最近になって騒動について語ることが多くなった。これまではまったくといっていいほど口を開かなかっただけに、世間では驚きの声が上がっている。  ベッキー騒動によって川谷とバンドの知名度が一気に上がったのは事実であり、事務所としても騒動を“風化”させず「稼げる時に稼ぐ」という作戦のもと、川谷が騒動について語っているという推測もある。実際、川谷の発言はなかなか挑発的だ。  不倫報道を最初に報じた「週刊文春」(文藝春秋)の電話取材には「ネットで謝れという人に謝る理由はない」、取材の前に行われたライブでは、ファンに向かって「好きで黙っていたんじゃない!」と不満をぶちまけたという話。そうした報道のたびにネットは炎上した。さらに13日、ネットを逆なでするような発言をしたのだからもう開き直っているのだろう。  13日はバンドの全国ツアー初日。川谷はMCで「ほんと、申し訳ないんですけど」と謝罪めいた言葉を述べた上で、「テレビとか見てたら曲使うなよって思うことが皆さんもあると思いますけど」と、自身の歌が不倫に関する報道で使われることにいら立っているという意志を示した。  ネットは、当然のごとく川谷の発言を取り上げた。「そら使うだろ」「テレビとの契約上、使っちゃいけないなんて話にはならんだろ」「自己愛の塊」などと辛らつな意見が大半を占めた。 「川谷のライブに関しては、ブルーシートで完全シャットアウトの中での会場入りが話題となり、『とくダネ!』(フジテレビ系)の小倉智昭キャスターが『堂々と出てきて話せばいいじゃない』と苦言を呈しました。坂上忍も『会見を開け』『自分だけブルーシートに守られて、何様なんだ』と不快感を露にするなど、芸能界からも厳しい言葉を投げかけられています。本人としては注目を集めたいというか自意識過剰な素顔がのぞきますが、その姿をさらせばさらすほどに味方が減っていく状況ですね。まあ、男らしくはないというのが総意でしょう」(芸能記者)  一部では「ベッキーが心配」と語りながら、ベッキー側が被った4~5億円ともいわれている損害金の半分を川谷側が持つべきという報道に対し、「なんでそうなるんだよ!」と逆ギレしたという話まである。とにもかくにも「日本一小さい男」とも一部で称される川谷。芸能生命も、そう長くないのかもしれない。

高額慰謝料で悠々自適のキャンパスライフ 阪神・西岡の元妻・徳澤直子が再婚発表で……

nisioka0315
徳澤直子オフィシャルブログ「なおこの日記」より
 プロ野球・阪神タイガースの西岡剛内野手の元妻でモデルの徳澤直子が、3月10日、自身のブログで同9日に入籍したことを発表した。  同ブログによると、お相手は1歳年上の一般男性で、現在通っている大学に入学した縁で知り合ったという。再婚に踏み切った理由として、「彼を父親のような存在として慕う娘の姿を見ていると、いつの間にか不安はなくなり、家族になりたいと思うようになりました」と記している。  徳澤は2001年、「ミスセブンティーン」に選ばれ、「セブンティーン」(集英社)でモデルデビュー。同誌を卒業後、04年から「CanCam」(小学館)の専属モデルとなり、同世代の女性から絶大な支持を得た。  10年7月、千葉ロッテ・マリーンズ(当時)の西岡と結婚。同年12月、西岡がMLBのミネソタ・ツインズと3年契約を結び、渡米することになったため、同年限りでモデル業を休業。ところが、翌11年3月、徳澤が妊娠中で日本に残っていた際、西岡が元グラビアアイドル・松井沙也香を米国に呼び寄せて密会を重ねていると、一部週刊誌で報じられた。  徳澤は同年8月、第1子となる女児を出産したが、ほどなくして別居状態に陥り、12年2月には離婚協議中であることが明らかになった。西岡はツインズで出場機会が得られないため、同年オフに自らの意思で契約解除を申し出、自由契約となり、阪神と契約を交わした。  13年4月、徳澤は医療系の大学に入学したが、離婚協議は難航を極めた。成立したのは、14年12月であるから、実に3年近い月日を要した。 「最大の離婚協議の争点となったのは、徳澤が要求した高額な慰謝料。その額は一説には5億円とも言われました。14年の西岡の推定年俸は2億円(出来高は含まず)ですから、年収の約2.5倍という途方もない要求でした。協議はモメにモメましたが、『妻の妊娠中の浮気』を突っつかれた西岡が最終的には折れて落着しました。慰謝料は非公表ですが、徳澤はまんまと高額な慰謝料をせしめることに成功したわけです。徳澤には『慰謝料高すぎ!』との世の批判もあったようですが、離婚のきっかけが西岡の浮気だっただけに、同情する向きもありました」(芸能ライター)  12年夏、「美人百花」(角川春樹事務所)でモデル復帰した徳澤だが、大学に入ってからはほとんど仕事はしておらず、学業と育児に専念していた。それもこれも、西岡から高額な慰謝料が取れたからであり、まさに悠々自適のキャンパスライフを送っていたのだ。  ただ、新たに徳澤を養ってくれる男性が出現したとなると、周囲の目も変わってくる。西岡は14、15年と故障がちで満足な成績を残せず、今季の年俸は1億800万円(推定)まで下がってしまった。こうなってしまうと、西岡も少し不憫かもしれない。 (文=森田英雄)

“ゲス不倫”グラドル、騒動後もモテ本熟読! 私生活の様子に漂う「気配」

<p> 江角マキコの最後のレギュラー番組『私の何がイケないの?』(TBS系)が終了した。これでレギュラーゼロ。ママ友いじめ騒動でミソを付けた江角だが、ここまで追い詰められてしまうとは。ベッキーにしても、イメージ商売の芸能界で生き残るのは苛酷だ。</p>