ロス疑惑、林真須美に続き…清原が着用していたスポーツブランドが激怒中!?

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※画像:清原和博
 覚せい剤取締法違反で起訴された清原和博被告が保釈された。保釈時には警視庁前に300人もの報道陣が集まり、各社がヘリ、バイク、車などで清原被告が千葉県松戸市の総合病院に入院するまで追跡を続けた。  2月2日の逮捕以来、連日のようにマスメディアをにぎわせてきた清原被告。だが、その報道を巡って、テレビの制作現場ではちょっとした論争が起こっていたという。ある情報番組のディレクターはこう語る。 「一昨年の3月に『文春』の報道が出てから各社が、清原をマークしてきました。だから逮捕の1~2年前の映像素材もたくさんあるんですが、そのほとんどでスポーツメーカーのロゴがばっちり映った服を着ているんですよ。当初は、とくに気にせず映像素材として使っていたんですが、あまりに頻繁にロゴが登場してしまうので、途中から『これ、このままでいいのか』という話が出たこともあります」  清原被告が、六本木の繁華街や麻布の自宅周辺などを歩く映像は逮捕以来、何度も放送されてきたが、たしかに「アンダーアーマー」や「ナイキ」などの洋服を着用しており、ロゴもはっきり映っていた。またテレビではほとんど使われなかったが、週刊誌やスポーツ紙などでは、コワモテの清原被告がラフな格好で足のタトゥーをのぞかせながら歩く写真もしばしば掲載されている。 「さすがに『イメージダウンになるのではないか』『ロゴだけでもモザイクを入れるなど配慮したほうがいいのでは』などの声も上がりました。ある意味、そうしたメーカーは局にとってもスポンサーになるわけですから、無駄にもめてもよろしくない。ただ、幸いメーカー側からの要請はなく、加工すれば逆に不自然なるので、そのまま使い続けました」(前出のディレクター)  犯罪者と洋服といえば、1998年に和歌山毒物カレー事件が発生した際、疑惑の渦中にいた林真須美死刑囚が「ミキハウス」のスウェットを着て、報道陣にホースで水をかける姿が何度も報じられたことが有名だ。
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※イメージ画像:『消えたアスリート―清原和博堕ちた番長その光と影』(大洋図書)
「あの時は、イメージダウンを恐れた『ミキハウス』が報道陣に『映像を使わないでほしい』と申し入れを行ったという噂が流れました。実は、その真偽は不明なんですが、ミキハウスへの同情もあいまってかなり話題になったんです。他にも渦中の人物の所持品が話題になることがあり、ロス疑惑の三浦和義氏が使っていた『ハンティングワールド』のバッグや市川海老蔵に暴行を加えた伊藤リオンが着ていた『トミーヒルフィガー』のTシャツなども注目を集めました」(前同)  かつては、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜が、アパレルショップ店員から「イメージダウンになるので、テレビでうちの服を着ないでくれ」と言われたと告白し話題になったこともある。  着ない人を選ぶ権利もないだけに、アパレルブランドにとって、このような問題はずっと付きまとうのかもしれない。

シネコンは映画をどうキュレーションする? 『リリーのすべて』と合わせて上映するなら……

【リアルサウンドより】  東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案したりするこのコラム、第2回は「シネコンのキュレーション」について。  キュレーションという言葉は、映画業界周辺で使われることはあまりなく、主に博物館や美術館の特別展示を企画することなどを指します。単純にある作家展やどこかの所蔵品というだけでなく、モチーフでまとめたり、作家を組み合わせたりすることで作品に新たな意味や解釈や理解もたらすことが出来たなら、企画者としては最高の気分です。    シネコンの場合、意図せず偶然に“それっぽいこと”が起こることもあります。例えば少し前立川シネマシティでは『黄金のアデーレ 名画の帰還』と『ミケランジェロ・プロジェクト』を同時に上映していました。  『黄金のアデーレ』はナチスに没収された叔母をモデルにしたクリムトの絵を取り戻そうとするおばあちゃんの物語です。『ミケランジェロ・プロジェクト』はナチスがユダヤ人から没収した膨大な美術品を奪還する連合軍特殊部隊の話です。併せて観ると、特殊部隊がナチスから奪い返した絵画が政府の手には戻ったものの、すべてが個人の元にまでは返らず、今もなお戦争の傷跡は残り続けていることがわかります。  『ミケランジェロ~』は一度公開が延期になったという経緯があり、まさにこの2本が同時に上映されたのは偶然です。シネコンでは常時たいてい20本以上の映画が上映されていますから、時にこういうことが起こるのです。  僕の映画人生で強烈な思い出として残っているのは、旧恵比寿ガーデンシネマさんで偶然(?)隣の劇場同士で上映していた実写版『ハイジ』とテリー・ギリアム監督の傑作『ローズ・イン・タイドランド』の組み合わせ。これ両方とも親を失った幼い少女の、それでも強く生きる姿を描いた作品なのですが…似た題材でここまで違うものなのかと(笑)。  かたや大自然が舞台、文科省推薦的優等生少女の物語で、かたや麻薬中毒の父母がオーバードーズで死んで、首だけのバービー人形でひとり遊ぶ妄想少女の不道徳な物語。この対比の激烈さ。面白いのは、この2本を併せて観たときに浮かぶ疑問、「だが、より“子どもらしい”のはハイジかローズか?(あるいは、より幸福なのは?)」。  その答えは各自ご覧になり考えていただくとして、とにかくここで申し上げたいのは、映画に限らずですが、ただその作品だけ観るよりも、料理にあわせたワインが共に輝くように、複数観ることによって引き出される面白さというものがあるということです。  『レ・ミゼラブル』でマリウス、『博士と彼女のセオリー』でホーキング博士を演じたエディ・レッドメインが、世界で初めて男性から女性への性別適合手術を受けた実在の女性を演じる『リリーのすべて』が3月18日(金)に公開になりました。  例えば、この作品の魅力をひきだすのに、どんなキュレートがいいか。すぐに思いつくのは性別の違和を題材にした作品を集めることです。僕ならばやはり同じ英国男優キリアン・マーフィの女性姿が美しい『プルートで朝食を』、ピュアさやイノセントさがリリーと共通する、女の子になりたい少年のとまどいをファンタスティックに描いた『ぼくのバラ色の人生』を推したい。  あるいは『リリーのすべて』の最も新鮮な部分、6年間結婚生活を共に送ってきた妻が女性になっていく“夫”をかいがいしくサポートしていく、というドラマに注目してもいいでしょう。尽くして尽くすほど、愛する人が少しずつ“消えていってしまう”という矛盾。この関係性で思い当たるのはアルツハイマーになってしまった妻が、老人ホームで夫のことすらも忘れてしまい、夫は妻が別の男性と恋に落ちる姿を見守るしかないという『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』です。このやりきれない切なさは『リリーのすべて』同様、「愛を成立させるものはなにか?」という深遠な問いを観客に投げかけてきます。「愛とは性なのか」「愛とは記憶なのか」それとも、別の何かなのか?  空想だけでなく、これまでにシネマシティで行ったキュレーションの一例を挙げましょう。  上映時期が重なっていた『オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン』と『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』と『フラメンコ・フラメンコ』の3本を音響家による綿密な調整を行って上映した「舞台芸術映画祭」、音楽業界の頂点と底辺、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の公開時に併せて上映した、マイケルとほぼ同い歳の、音楽をあきらめきれないヘヴィメタオヤジの傑作音楽ドキュメンタリー『アンヴィル!夢をあきらめきれない男たち』、最近ならアニメ『ガールズ&パンツァー』とDVD/ Blu-raydでのコラボレーションが話題になったブラッド・ピット主演の戦車映画『フューリー』を『ガールズ&パンツァー劇場版』の初日から上映し、リアル映画館でもコラボを実現しました。こういうのを企画するのは本当に楽しい。  この“シネコンのキュレーション”というテーマ、まだまだ全然書き足りないので、またいずれ別の機会に。You ain't heard nothin' yet!(お楽しみは、これからだ) (文=遠山武志) ■立川シネマシティ 映画館らしくない遊び心のある空間を目指し、最高のクリエイターが集結し完成させた映画館。音響・音質にこだわっており、「極上音響上映」「極上爆音上映」は多くの映画ファンの支持を得ている。 『シネマ・ワン』 住所:東京都立川市曙町2ー8ー5 JR立川駅より徒歩5分、多摩モノレール立川北駅より徒歩3分 『シネマ・ツー』 住所:東京都立川市曙町2ー42ー26 JR立川駅より徒歩6分、多摩モノレール立川北駅より徒歩2分 公式サイト:http://cinemacity.co.jp/ ■公開情報 『リリーのすべて』 3月18日(金)全国公開 監督:トム・フーパー 脚本:ルシンダ・コクソン 出演:エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル、ベン・ウィショー、アンバー・ハード、マティアス・スーナールツ 配給:東宝東和 原題:The Danish Girl /R15+ (C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved. 公式サイト:lili-movie.jp

フジ月9『ラヴソング』福山雅治、大物女優たちからヒロイン役を断られていた!

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 先日、4月から放送される福山雅治主演のフジテレビ月9ドラマ『ラヴソング』のヒロインを、新人ミュージシャンの藤原さくらが演じると発表された。藤原は約100人の中からオーディションで選ばれたというが……。 「彼女の所属事務所が福山と同じアミューズということもあり、オーディションは最初から出来レースだったといわれています」(業界関係者)  当初は、ヒロイン役に大物女優の名前も挙がっていたという同作に、藤原が抜擢された裏側をテレビ関係者が明かす。 「当初は、『ガリレオ』(同)で組んだ柴咲コウや吉高由里子、ほかにも石原さとみの名前が挙がっていました。ところが、結婚後の福山の人気急落を察知してか、いずれも出演を断ってきた。それで、オーディションという体で、急遽、藤原が抜擢されたようです。同じ事務所の吉高にすら断られるなんて、以前ならとても考えられなかったことですよ。福山本人もこれ以上、女性ファンを減らしたくないと焦っているようで、『ラブシーンはやらない』と言いだしています。月9ドラマ初の“キスシーンすらない”恋愛ドラマになりそうです」  ドラマは福山と藤原が音楽を通し、心を通わせていくラブストーリーだというが、親子にも見える2人の年齢差に関しては、女性からは「気持ち悪い!」「実年齢で27歳差の恋愛って」と、厳しい意見が殺到している。 「ラブシーン」のない『ラヴソング』は、はたして吉と出るのか、凶と出るのか?

「カトパンはなぜ女性アンチが多いの?」Dr.高須幹弥が、女子アナっぽい顔を分析!

<p>“ぽっちゃりキャラ”や“干物女キャラ”など、異色の女子アナが人気を集める中、旧来の女子アナイメージを忠実に保ち、“フジテレビの顔”といわれる加藤綾子アナ。5月からフリーに転身し、さらなる活躍が期待されているが、その一方で、「したたかそう」「男に媚びている」と女性にはすこぶる評判が悪いのも事実。「好きな女子アナ」「嫌いな女子アナ」双方のランキング上位にも名を連ねているあたり、良くも悪くもTHE・女子アナなのかも? 「高須クリニック」名古屋院・院長の高須幹弥先生、カトパンって女子アナっぽい顔なの? どうして女性にアンチが多いの?</p>

世界から男性が消滅する? 生物学からみた「男らしさ」「女らしさ」/『男の弱まり』黒岩麻里氏インタビュー

生物学的に男性を男性たらしめている「Y染色体」。実は、そんな男性のY染色体が、現在も退化し続けている――黒岩麻里先生の『男の弱まり』(ポプラ新書)は、そんな事実を研究者の視点から科学的に教えてくれる一冊です。

Y染色体はどのように働いているのか? 草食男子や塩顔ブームはY染色体の弱まりに何か関係があるのか? 性差に関するさまざまな言説の真偽とは? 著者の黒岩先生にメールインタビューを行いました。

―― まず初めに、基本的なことからお伺いしていきます。『男の弱まり』では、Y染色体の「退化」という現象について詳しく書かれていますが、X染色体・Y染色体はどのような働きを持っているのでしょうか。

黒岩 X染色体は、本数は違えど男女共通で持っている染色体です。なので、性を決める役割はありません。X染色体には1000個以上の遺伝子が存在し、これらは私たちが生命活動を維持する上で働いていると考えられています。一方、Y染色体には男性を決定する遺伝子が存在しています。つまり、Y染色体がなければ男性にはなれないわけです。また、性決定遺伝子以外にも、精子をつくるために遺伝子が存在しているため、Y染色体は男性のために働いています。

―― いわば「男性を作っている」Y染色体。それが弱まっていると、どういった問題が起きるのでしょうか?

黒岩 よく知られているのは、精子形成がうまく進まず、無精子症あるいは乏精子症を引き起こすことによる、男性不妊ですね。男性不妊患者の7%前後がY染色体の構造異常が見られるという調査が出ています。また、こうしてY染色体が弱まり続けていくと、いつかはY染色体が消滅し、男性が生まれなくなるのではという仮説を唱える研究者もいます。

―― つまり、男性が消滅する……SFの世界のようですね、

黒岩 もちろんそれは今すぐではなく、人類が急いで対策を講じなければいけないものではありません。500万年~600万年後のことだというシミュレーションの報告が出ています。

―― 本書では、Y染色体がなくなった動物でもY染色体の代わりになる性染色体を手に入れ、オスが生まれている例があるとも紹介されています。ヒトもそのようになる可能性はあるでしょうか?

黒岩 Y染色体を失ったトゲネズミという動物についての例ですね。トゲネズミとヒトは違う種なので、ヒトにも同じ現象がおこるとは限りません。ですが、可能性としてはゼロではないと思います。Y染色体を失う過程は、おそらく限られたものなので、もしヒトのY染色体がとうとう消滅してしまう時は、トゲネズミと同じ現象が起きるのではないかな、と個人的には思っています。

―― ちなみに、本書を読んでいるタイミングで「オスのY染色体は生殖に必要ではない」という記事が話題になり、とても面白かったです。こちらについて少し詳しく教えていただけるでしょうか。

黒岩 この記事に紹介されている研究はよく知っています。実はこの論文中に、私たちの研究が引用されています。遺伝子導入という実験操作、また生殖補助技術を利用すれば、Y染色体がなくてもオスが産まれ子孫を残せるということを示したものです。これは自然な状態ではなく、あくまでも最新の技術を駆使すれば可能、ということで、人間にそのまま利用できるかはわからないという点に注意しなければなりません。ですが、Y染色体がなくても他の遺伝子の働きでオスが産まれるという可能性を示した点は、とても画期的な研究だと思います。

◎草食男子も塩顔男子も、Y染色体は関係ない

―― Y染色体が弱まる、「男が弱まる」と言うと、近年の「草食男子」を連想する人も多いと思います。ですが本書では、それは誤解だと書いてありますね。

黒岩 そうですね。科学的には、「草食男子」と「男性ホルモンの低下」ははっきり結びついていませんし、「男性の軟弱化」と「Y染色体の退化」は関係ないと断言できます。そもそも、Y染色体の退化は何百万年、何千万年もの時間スケールで起きていることなので、ここ数年~数十年という短い期間で、日本人男性だけに見られるというのは無理があるんです。

――渡哲也のような「男らしい顔」よりも、綾野剛のような「塩顔」の男性の方が増えてきているように見えたり、好まれてきているように見えるのは、何か関係があるのでしょうか?

黒岩 塩顔……私の時代は「しょうゆ顔」でしたが、いろいろあるものですね(笑)。生物学的に「塩顔」は「男らしい顔」にはなりません。生物学的な顔立ちの男らしさは、男性ホルモンにより作られますが、ステレオタイプな男らしさを指します。眉毛が太く、ヒゲが濃い、ホリが深い、などです。また顔立ちではないですが、低くて太い、男性らしい声も男性ホルモンにより作られます。また、男らしさからは離れますが、胎児期の男性ホルモンは、顔の対象性を良くすることが報告されています。通常、人の顔は左右でバランスが若干異なるのですが、胎児期に男性ホルモンを多く浴びた男性は、顔の左右対称性が良い(整っている)そうです。対象性=イケメン、とは限らないのかもしれませんが。

塩顔男子ブームは生物学的には説明はできません。私は専門外なのでわかりませんが、草食男子ブームのように、社会的には説明できるものかもしれませんね。

―― 一見それらしいつながりがあるようではあるけれど、実際はそうではないと。そういった誤解が世の中には多いように思います。

黒岩 「痛み」に対する性差も誤解されていますね。女性は出産するから「痛み」に強い、だとか、逆に男なんだから痛みに耐えて当たりまえ、と言われることがありますが……。

―― 「女性が感じている痛みを男性が体験したら気絶する」みたいな言葉も聞いたことがあります。

黒岩 ある程度の傾向があるという調査報告はあります。例えば、術後24時間経った患者さんに、手術後の痛みの感じ方を調査した研究があります(豪州グラーツ医科大学の研究グループ)。すると男性は、大きな手術を受けた後の痛みを訴える割合が高いのに対し、女性は検査や診断のためなどの小規模な手術で生じる小さな傷の痛みを訴える割合が高い、という結果がでています。つまり、男性はより強い痛みに苦痛を感じる傾向があり、一方女性は弱い痛みに敏感な傾向があるということです。また、女性は慢性的な痛みに強く、男性は痛みに対する恐怖心が大きい、といった傾向も知られています。

ですが、ひとくちに痛みと言っても様々な種類があり、その種類によって感受性やストレスの感じ方に男女差があります。単純に女性or男性だから強いor弱い、とは決められないのです。

◎生物学的な性、つくられた性

―― 「痛み」についてもそうですが、私たちは「男と女は生物学的に全く違う」ということを言われると、無批判に信じてしまいがちです。ですが本書は、生物学的に正しいとされていることと、生物学的には関係がない社会の中でつくられた性差を切り分けてくれています。

黒岩 前者を「生物学的な性」、後者を「つくられた性(社会的な性)」と本書では書いていますね。「生物学的な性」として、性差が現れやすい認知テストなどが知られています。例えば、男性に良い成績がでる認知テストには「空間回転テスト」(立体ブロックを回転させて同じ形のものを探す)、折り紙パンチテスト(紙を折り、パンチで穴をあけ、紙を開くと穴の位置はどうなるかを当てる)などです。これらの結果から、男性は女性よりも空間認知に優れている傾向があると言われています。

一方で女性が得意とされる認知テストには「知覚速度テスト」(いくつかの絵を見比べてそっくりなものを瞬時に見極める)、「観念化テスト」(ものの形にとらわれずに同じ色のものを列挙する)などがあります。このことから、女性は男性よりも知覚速度に優れ、多様なデザイン(文字、数字、絵など)を素早く比較する能力に優れている傾向があると考えられています。

――「つくられた性」や俗説であるのにもかかわらず、あたかも「生物学的な性」とする言説もまことしやかに広がっています。一番大きく長年取り上げられてきたものは「男性脳と女性脳」でしょうか。「実際は男女の脳に違いはない」という研究もあります。一般に「定説」と思われていたものが、ひっくり返されたように思えました。他にもそうした「覆された」例などはあるのでしょうか。

黒岩 社会行動学の分野にはなりますが、従来、男性ホルモンは暴力性を高める、といった通説がありました。殺人や性犯罪を犯した囚人の男性ホルモン値が一般男性よりも高い、衝動性や攻撃性が高まった時、男性ホルモン値が高くなる、といった報告が相次いだからです。しかし、最近の研究から、男性ホルモンは暴力性を高めるのではないことがわかってきています。

―― そうなんですか? たまに「男性はホルモンの影響で攻撃的になる」ということを言ったり、「暴力衝動を出すホルモンを抑えて生きているんだ」と語ったりする人を見ますが。

黒岩 多くの動物では、男性ホルモンが「攻撃性」を高めることが知られています。マウスは攻撃性が高い動物として知られていますが、成長し男性ホルモン分泌の上昇と共に攻撃性が増していきます。また、去勢すると攻撃性が途端に減り、さらに男性ホルモンを投与してやるとまた攻撃的になったりと、男性ホルモンの効果が顕著です。

ヒトにおいても、従来、「男性ホルモン」=「攻撃性」という図式が定着しており、定説となっていた時期もありました。男性ホルモンが興奮を高め、反社会的、利己的、また暴力的な行動を引き起こす働きをもつと考えられるようになっていたんです。実際に、スポーツ選手や、女性でも男性社会で活躍しているキャリアウーマンなどは、男性ホルモンの分泌量が高いとも言われていました。また、1995年、米国ジョージア州立大学のグループは、レイプや殺人、強盗などの罪をおかした692人の男性犯罪者について男性ホルモン量を測定したところ、大変高い値を示したと報告しています。同様に、87人の女性受刑者に対しても、男性ホルモン量が高かったという報告があります。

―― そういった報告を聞くと、ヒトについても男性ホルモンと攻撃性に相関性があるように見えます。

黒岩 しかしこれらの報告は、実は男性ホルモンが直接の原因となって罪を犯したというにはあまりにも根拠が薄いもので、異論も唱えられました。そして、2010年にドイツのチューリッヒ大学とイギリスのロンドン大学の研究グループは、男性ホルモンは「攻撃性」を誘発するのではなく、ヒトが社会的交流を築く上で、社会的な地位を求めるように働くのだと発表しました。アメリカではステロイドホルモン剤の服用により引き起こされた暴力が、法廷で正当防衛と認められたケースさえあります。誤った「定説」が、一部の行為を正当化してしまったこの例は、私たちが研究成果に対して慎重に評価をくださなければならないという教訓を与えてくれるものです。

◎なんでも鵜呑みにせず、「疑問を抱き知識を持つ」のが大事

―― 「生物学的な性」と「つくられた性」の言説が一緒くたにされ、広がってしまうことの問題点はなんでしょうか。

黒岩 広がってしまうのには、社会的また文化的な背景があると思います。男性的、女性的なイメージというものが社会でつくられてしまっており、科学的な根拠もないのにその型にはめて考えてしまうのが問題なのではないか と。

―― 根拠を確かめもせずに信じ込んでしまうことは、男女問わずあります。さまざまな「性」に関する言説を見たときに、「生物学的な性」と「つくられた性(社会的な性)」を見分けるポイントがありましたら教えていただけるでしょうか。

黒岩  ひとつに、なんでも鵜呑みにせず「本当にそうなのかな?」と疑問をもってもらうことです。また、生物学的な知識を持ってもらえれば、その判断もより柔軟になります。私の著書ももちろんオススメですが、生物学的な性に関する著書は多く出版されています。あまり身構えずに楽しみながら、こういった著書を利用して知識を身につけてもらえたらと思います。

―― なるほど。その知識を生かして、自分の性や相手の性と、よりうまく付き合っていきたいです。最後になりますが、黒岩先生は息子さんが二人いらっしゃいます。子育てをしているとき、生物学的な知識が育児の悩みを解決するのに役立ったことなどはあるでしょうか。

黒岩 行動学の分野では、女児よりも男児の方が活発で行動性が高い、と言われています。もちろん個性も大きいですが、男児により活発な傾向がみられています。私は二人の息子を育てていますが、彼らが幼かった時、とにかく活発でほとほと手を焼きました。最初は躾の問題も考えました。私の育て方が悪いのかと自分を責めることもあったのです。自分自身は二人姉妹で育っているので、活発がゆえに親に叱られるような経験がなかったからです。ですが、これはもって生まれた性差なのかな、と考えると気が楽になりました。もちろん、場面に応じて子どもをおとなしくさせることは重要な躾ですし、過度な活発性はその子がなんらかの障害をもっている可能性もありますので、見過ごすことはできませんけれども。

* * *

子育てのみならず、夫との関係性も、生物学的な知識にずいぶん助けられています。著書に書いたように、そもそも「男女は理解しあえない」ものなので(笑)、なぜ相手を理解できないのかを考える、すなわち夫の気持ちをできるだけ考える努力は怠らないようにしています。果たして理解できたかは別にして。
(聞き手・構成/青柳美帆子)

「簡単には仲良くなれない」「○○の話はタブー」、3年間かけてわかったママ友・パパ友の作り方

<p> この原稿を書いているときは、娘ココが通う幼稚園の卒園式が目前。入園初年度は考えられなかったけれど、今は気軽に連絡できるママ友が結構増えました。このコラムの担当Sさんから、「4月に初めて子どもを幼稚園や保育園に入れるママ・パパのために、ママ友・パパ友を作るべきか、どうやったら作れるのかを書いてみては?」とオーダーされました。</p> <p> オレは、妻くらたまに「毎週、女性週刊誌をそこまで楽しんでる男は日本中でアンタだけ!」と言われるほど熟読しているんですが、最近はどの雑誌にもママ友特集が掲載されます。ほとんどが「1人じゃ寂しいので、ママ友を作りたいけど、どうしたらいい?」とか「新米ママを襲うママ友たちの闇」とか、ネガティブな記事が多い。オレはこういう内容が好きですが、確かにこれ読んだママたちは、ママ友作りにビビりますよね……。</p>

【ぶっちゃけ発言】菊池風磨「オレはノーパンだけどね」

<ジャニーズ ぶっちゃけ発言>

――ジャニーズのアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?

■今回の発言者
菊池風磨(Sexy Zone)

「オレはノーパンだけどね」

 Sexy Zoneの菊池風磨と佐藤勝利が、3月17日に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にゲストとして初登場。菊池が自ら話す以外にまず聞くことができないはずのぶっちゃけ発言が飛び出した。

【ぶっちゃけ発言】菊池風磨「オレはノーパンだけどね」

<ジャニーズ ぶっちゃけ発言>

――ジャニーズのアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?

■今回の発言者
菊池風磨(Sexy Zone)

「オレはノーパンだけどね」

 Sexy Zoneの菊池風磨と佐藤勝利が、3月17日に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にゲストとして初登場。菊池が自ら話す以外にまず聞くことができないはずのぶっちゃけ発言が飛び出した。

「ちょっと失礼します!」馬上で出産!? バカでマヌケな人々が世間を賑わす『100年前の三面記事』

sanmen
『100年前の三面記事』(KADOKAWA)
 1986年から続くTBSのラジオ番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』。今年の4月に約30年の歴史に幕を閉じることがアナウンスされ、業界内外から惜しむ声が多くあがった。  同番組内のコーナー「100年前の三面記事特集!」が人気を博し、2011年から14年放送分を元に一冊にまとめたのが本書『100年前の三面記事』(KADOKAWA)である。  今から100年前というと明治後期から大正時代。まるで落語のような話題を明治中期、明治後期、明治末期~大正~昭和初期と3編にわけて本書は紹介。  スタートを飾る記事は、明治12年11月20日の東京日日新聞に掲載された『馬上で出産した妊婦』の話題。記事によれば、臨月の妊婦を迎えの馬に乗せたところ、その移動中に陣痛が始まってしまった。妊婦は、慌てる周囲に「騒ぎなさるな! ちょっと失礼します!」と一喝し、馬に乗ったまま尻を突き出して、無事出産したという。  また、明治34年4月23日の朝日新聞では、秋田県に赴任した武田千代三郎知事が、「県庁の職員が何を言っているかさっぱりわからない」と訛りを矯正させたという記事がある。明治に入り、文明開化といっても秋田をはじめとする東北と東京では、まだまだ隔たりがあったのだ。秋田県庁に勤める人々の多くは、農家出身で「ズーズー弁」を使っていた。武田知事は、ズーズー弁を矯正させるために、何人かの職員を連れて幾度となく上京し、彼らをあえて東京にほったらかしにしたという。  知事の努力は実り、やがて県庁内で「洋行会」という集団が結成され、積極的に新しい文化に触れていくようになった。  現在、大相撲を白鵬など外国人力士が席巻しているが、それに先立ち国技館に出たいと一大決心をして日本へやってきたドイツ人力士がかつていた。大正2年12月5日東京・朝日新聞の記事によれば、そのドイツ人は身長180cm体重98kgと恵まれた体型で、親方からも将来有望と期待されていたが、ある日を境に姿を消してしまったそう。のちにわかったその理由は「ちゃんこ鍋が苦手だったから」。  ほか、137本の話題を収録。実際に大沢悠里が番組内で発した「人情だねえ」「大したもんだ」など暖かみのあるコメントを、イラスト付きで掲載。  大沢もあとがきで語っているが、100年前とはいっても自分の祖父や両親たちが生きていたかもしれない時代。陰鬱な事件ばかりの昨今より、バカバカしくてマヌケな話題が世間を賑わせた100年前に、豊かさを感じずにはいられない。

これぞウリジナル! 日本人歴史学者の訃報で再び注目が集まる「天皇家は百済にルーツがある」説

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 日本古代史研究の第一人者といわれる上田正昭・京都大学名誉教授が逝去したニュースが、韓国でも注目を集めている。というのも、上田名誉教授は、天皇の“ゆかり発言”に影響を与えた人物として知られているからだ。  天皇の“ゆかり発言”とは、2001年12月18日の記者会見で「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています」と、天皇自身が述べた発言のこと。百済とは4世紀から7世紀に朝鮮半島に実在した国家で、現在の韓国の全羅道周辺が国土だった。武寧王とは、その百済の第25代王だ。つまり“ゆかり発言”とは、受け取り方によっては「天皇家は百済にルーツがある」という内容にも聞こえる発言なのである。  当然のごとく日本社会に大きな衝撃を与えた発言となったが、日本以上の大興奮に包まれたのは韓国だ。  当時の韓国マスコミは「日王(韓国での天皇の呼称)、朝鮮半島との血縁関係に初めて言及」などと一斉に報じた。天皇家のルーツが韓国と関連深いことは当時から周知の事実ではあったものの、韓国では「日本社会はそこに触れることを事実上、禁止している」と考えていたのだ。“ウリジナル”という蔑称が生まれるほど何かと起源に執着する韓国だけに、天皇家のルーツが韓国とゆかりが深いという言質が取れたことに喜びを隠せなかったわけだ。  本当かどうかはまったく定かではないが、韓国ではその“ゆかり発言”に多大な影響を与えた歴史学者が上田名誉教授となっている。そんな背景があるからこそ、上田名誉教授の訃報を伝える韓国メディアは、「“日王は百済の子孫”と明かした日本歴史学会の巨頭・上田氏逝去」「韓国史と韓国人を愛した日本古代史の偉人」などと、まるで恩人の死を悼むような見出しが並んだ。  見出しだけでなく、内容もベタ褒めが多い。韓国メディアの報道を抜粋してみよう。 「上田は国家主義史観に染まっていた近代日本の古代史学会に、東アジア交流史の観点から言語学、民俗学などの多様な方法論を動員して日本史を再構成する“上田史学”で新しい風を起こした」(ハンギョレ新聞) 「生前、日本の建国神話が韓国の檀君神話(韓国の建国神話)の影響を大きく受けたと主張し、韓半島から渡ってきた人々に対して使う“帰化人”という用語を“日本中心的”として、“渡来人”という用語を定着させた」(アジアトゥデイ) 「韓国、中国との関係を重視する視点から日本の古代史を分析し、古代朝鮮史研究などにおいても確固たる里程標を残した」(世界日報)  ちなみに、上田名誉教授は韓国政府から勲章を授与されている。09年に授与された「修交勲章(崇礼章)」というもので、友邦や親善の増進に貢献した人物に与えられるものだ。まさに韓国にとって上田名誉教授は、日本古代史の第一人者というべき人物といえるだろう。  いずれにせよ、上田名誉教授の訃報によって、再び注目を集めている“ゆかり発言”。無用な摩擦をあおるようなことだけはしないでほしいものだ。