「私の親友」という女は交通事故で死んでいた――撮った覚えのない1枚の写真に翻弄される!

【作品名】「記憶のかけら」(後編) 【作者】長崎さゆり『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】ご近所のセレブ美人妻が実は同級生だったことが発覚。彼女の従妹は、「私の親友」だったそうなんだけれど、全然記憶にない。一緒に遊園地に行った写真まで出てきて頭が混乱しそう。しかもその従妹は、交通事故で亡くなったと聞かされて……。

【サイゾーウーマンリコメンド】ご近所の嫌がらせの定番「家の前に犬の糞を置く」が、主婦のおちゃめないたずらに思えてしまうほど、本作のセレブ妻の怨みは年季が入ってますよ~! 「まさかそこまでやるなんて」の連続で、いやぁ幽霊より人間の方がはるかに恐ろしいものですね(稲川淳二風)。

「私の親友」という女は交通事故で死んでいた――撮った覚えのない1枚の写真に翻弄される!

【作品名】「記憶のかけら」(後編) 【作者】長崎さゆり『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】ご近所のセレブ美人妻が実は同級生だったことが発覚。彼女の従妹は、「私の親友」だったそうなんだけれど、全然記憶にない。一緒に遊園地に行った写真まで出てきて頭が混乱しそう。しかもその従妹は、交通事故で亡くなったと聞かされて……。

【サイゾーウーマンリコメンド】ご近所の嫌がらせの定番「家の前に犬の糞を置く」が、主婦のおちゃめないたずらに思えてしまうほど、本作のセレブ妻の怨みは年季が入ってますよ~! 「まさかそこまでやるなんて」の連続で、いやぁ幽霊より人間の方がはるかに恐ろしいものですね(稲川淳二風)。

高校サッカーに涙し、墓の心配まで……関ジャニ∞村上信五の真面目すぎる私生活

 バラエティ番組では、関西弁で鋭いツッコミを放ち、豪快に笑っているイメージの強い関ジャニ∞の村上信五。しかしその実、ファンには真面目で、硬派な性格としても知られている。そんな村上のストイックな日常が、3月17日放送のラジオ番組『関ジャニ∞ 村上信五・丸山隆平のレコメン!』(文化放送)で垣間見えた。

 番組序盤、メンバーの丸山隆平がドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の子役の涙を見て、つい泣いてしまったという話に。丸山が「(最近)いつ、なにで泣きました?」と質問をすると、「最近泣きましたよ」と即答する村上。全国高校サッカー選手権大会を追ったDVD『最後のロッカールーム』を見て感動して泣いたのだという。いかにもサッカー好きの村上らしいチョイスだ。

高校サッカーに涙し、墓の心配まで……関ジャニ∞村上信五の真面目すぎる私生活

 バラエティ番組では、関西弁で鋭いツッコミを放ち、豪快に笑っているイメージの強い関ジャニ∞の村上信五。しかしその実、ファンには真面目で、硬派な性格としても知られている。そんな村上のストイックな日常が、3月17日放送のラジオ番組『関ジャニ∞ 村上信五・丸山隆平のレコメン!』(文化放送)で垣間見えた。

 番組序盤、メンバーの丸山隆平がドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の子役の涙を見て、つい泣いてしまったという話に。丸山が「(最近)いつ、なにで泣きました?」と質問をすると、「最近泣きましたよ」と即答する村上。全国高校サッカー選手権大会を追ったDVD『最後のロッカールーム』を見て感動して泣いたのだという。いかにもサッカー好きの村上らしいチョイスだ。

もはやアスリート? 『炎の体育会TV』で見せる芸人・オードリー春日の本懐

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 オードリーの春日俊彰が、またやってくれた。 『炎の体育会TV』(TBS系)でフィン水泳に挑戦し、昨年に続き、見事マスターズ日本代表に選出されたのだ。昨年は、世界大会に出場し、4×100メートル・サーフィスリレーで銅メダルを獲得し、大きな話題になった。フィン水泳だけではない。ボディビルでは、東京オープンボディビル選手権大会に出場し、決勝進出。5位入賞を果たした。  スポーツだけでもない。つい先日は『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で提供された椅子を壊すという“事件”を起こし、ニュースになったばかり。昨年7月には『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でMVSを獲得。トークが苦手というイメージを払拭すると、11月に大喜利イベント「ダイナマイト関西」に出場。1年を通して行われていた事務所対抗の団体戦・準決勝に「ミスターK」として副将で登場すると、大久保佳代子ら人力舎の実力派芸人たちを次々と破り、3人抜きを達成。今年1月に行われた決勝でも活躍し、並み居る事務所を抑え、ケイダッシュステージ優勝の原動力のひとりとなり、それまで目立たなかった大喜利の実力をまざまざと見せつけた。  まさに春日が動けば、そこにニュースが生まれる状態だ。若林も『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の中で、2015年の春日は、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)準優勝後ブームとなった2009年を上回る、「キャリアハイ」だったと評している。  現在もフィン水泳とボディビルを並行してトレーニングを続け、さらにレスリングにも挑戦中だ。ある日のスケジュールを見てみると、日中、ボディビルのトレーニングを2時間半、レスリングの練習を2時間半、その後、番組収録を挟み、夜中にフィン水泳を2時間。1日7時間もの時間をトレーニングに費やしている。もはやお笑い芸人のスケジュールではない。  思い起こせば春日は、「漫才」よりも先にスポーツ系の企画でテレビに出始めた芸人だ。 最初は『Qさま!!』(テレビ朝日系)の「芸能界潜水選手権」だった。無呼吸で何メートル泳げるかを競う競技で、90メートルという日本男子歴代4位(当時)の記録を叩き出した。それに味を占めた事務所のスタッフが「体力系いけるんじゃない?」と提案したのが、「K-1」への挑戦だ。  もともとは、優しい性格の春日。格闘技などやりたくなかった。だが、売れない芸人に選択肢はない。「お前、M-1でもR-1でもダメだったら、次はK-1しかないだろ!」とすごまれ、「K-1」のトライアウトに参加したのだ。  しかし、会場に足を踏み入れた瞬間、自分が場違いな存在だと気付いたという。そこにいたのは、現役のプロ格闘家だったり、格闘技未経験者でもアスリートたちばかり。そんな中でも谷川貞治プロデューサーのおメガネにかない、準合格という形で合宿に参加することになったのだ。  そのことを芸能ニュースで知ったという若林は、当時をこう振り返っている。 「あの頃『売名行為だ』ってすごい言われて、僕も嫌な思いがしたし、『事務所に言われたままやらなくていいよ』って言ったんですよ。でも。春日は『いや、やりたいんだ』って全然譲らないんです。お笑いをやってても春日が譲らないことってあんまりないから(笑)、これは何かあるんだろうなって思いましたよ」(イースト・プレス「ゴング格闘技」09年03月号)  合同合宿から2カ月後、春日は同じトライアウト組の山本哲也と対戦。一度ダウンを奪われ、判定負けを喫する。この試合後、若林は春日に、もう「K-1」を辞めるように言う。しかし、春日は首を縦には振らなかった。 「『男』の部分だけでやっていたところはありますね。そういう場を用意されたら、出ていかないわけにはいかない」(春日)と。  この経験が功を奏したのか否かはわからない。その後、春日は「M-1グランプリ」で「(自信が)なきゃ、ここに立ってないですよ!」と堂々と言い放てるメンタルを武器に、ブレークを果たしたのだ。 『体育会TV』への出演も、当初は格闘技要員だった。女子格闘家と芸人たちが戦うという企画の一環で、韓国人ファイターのイム・スジョンとシュートボクシングルールで対戦したのだ。だが、これには大きな問題があった。春日が強すぎたのだ。  イムは、当時世界トップクラスのキックボクサー。だが、春日とは30キロ近い体重差があった。だから春日が試合開始早々、強烈な前蹴りを浴びせると、イムはおびえたような表情になってしまった。春日が真剣に戦えば戦うほど、か弱い女子をいたぶっているように映り、観客は引いていった。春日はあまりに規格外だったのだ。  並外れた身体能力を持っている上、生真面目で手を抜けない性格。やると決めたら、徹底的にのめり込む。その結果、番組の想定を越えて行ってしまう。それが春日だ。フィン水泳で日本代表にまでなったこともそうだろう。  とかくお笑い芸人がほかの分野のことをやっていると、批判される場合が多い。だが、芸人とは本来、職業の名前ではなく、その生きざまだ。漫才やコントなどのネタをやるだけが芸人ではない。その生きざまを見せることこそが、芸人の“本職”なのだ。 「お笑いも入れて、今いちばん楽しいことはなんですか?」 と尋ねられた春日は、少し考えて言った。 「フィンかな(笑)」 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

単車窃盗&暴行に明け暮れるヤバすぎる不良群像!! ゆうばりグランプリ作『孤高の遠吠』が凱旋上映

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地方都市で暮らす若者たちの凄惨なサバイバルストーリーとなっている『孤高の遠吠』。出演者は全員リアルな不良たちだ。
 静岡県富士宮市に焼きそばに続く、新しい名物が生まれた。それは実録不良映画だ。富士宮出身の小林勇貴監督(1990年生まれ)が地元の不良たちをそのまま出演させたご当地実録犯罪映画『孤高の遠吠』は、今年2月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のオフシアター部門コンペティションにてグランプリを受賞。3月26日(土)より都内の渋谷アップリンクにて凱旋上映されることになった。同映画祭コンペ部門の審査委員長をつとめたベテラン脚本家・柏原寛司氏は「我々プロが大人の事情で撮れないようなものをやってしまう向こう見ずさが、忘れていた青春を思い出させる」と評している。  過激な作品の上映で知られる「カナザワ映画祭」で“期待の新人 カナザワ映画祭賞”を受賞した小林監督の前作『NIGHT SAFARI』(14)に続く実録不良映画である『孤高の遠吠』。富士宮一帯の実にいい面構えをした輩(やから)たちが続々と登場する。『クローズZERO』(07)や『ドロップ』(09)などのヤンキー映画では人気俳優たちが不良役を演じたわけだが、小林監督の作品では実際に地元で鳴らしている不良たちが暴走、抗争、窃盗に明け暮れた自分たちの青春をリアルに演じており、役づくりでは得られない独特の空気感を醸し出している。
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バイクデビューしただけで集団リンチされる。不良カーストの最下層に組み込まれ、さらにヤクザに恐喝されるとんでもない事態に……
 気になる『孤高の遠吠』の内容だが、ストーリーは小林監督が不良たちを取材して回った実話を繋ぎ合わせたもの。ユヅキ、カミオ、リョータ、ショーヤの4人組は、クラブで声を掛けてきたナカニシ先輩とマキヨシ先輩から原付きバイクを購入する。念願の原付きを手に入れ、心地よいスピードとエンジン音に陶酔する4人。だが、このときから4人は、地元の不良社会のヒエラルキーの中に否応なく組み込まれていく。狭い町に逃げ場はどこにもなく、集団リンチ、拉致監禁、拷問された挙げ句に手なずけられ、単車窃盗や原付き狩りに強制参加させられるはめに。「実話ナックルズ」(2015年4月号)に掲載された小林監督のコメントによると「富士宮では不良デビューするとさらわれ、山でリンチされるんです。俺の友達もさらわれた。リンチをしすぎて草が生えなくなった場所もある」とのことだ。  揮発性スプレーとライターを組み合わせた簡易火炎放射器での威嚇、工場にあるフォークリフトで吊るし上げてのリンチ、単車窃盗で稼いだ金で風俗嬢たちを連れ出しての焼肉屋での豪遊などが生々しく描かれている。映画の中に映し出される夜の町は、まるで犯罪都市ゴッサムシティのようだ。昔からの商店街はシャッター通り化し、均一化された再開発が進む地方都市の不穏な裏の顔が暴かれていく。東京で働いていた小林監督は、週末ごとに地元に帰ってほぼ順撮りでの撮影を重ね、半年がかりで本作を撮り終えた。合計前科69犯という富士宮の単車窃盗団ユキヤ&モトキと愛車を盗まれて怒り狂う富士市の怪物的ヤンキー・ウメモトジンギとの対決に向かって物語は爆走していく。週末ごとに撮られていることもあり、シーンごとにブツ切れ感があり、またプロの俳優ではないために台詞が聞き取りにくい箇所もあるが、そういったマイナス要素さえも逆に商業ベースの映画にはない荒々しさを際立てる要素となっている。
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富士市の怪物的ヤンキー・ウメモトジンギ。愛車を盗まれたことから、富士宮の不良たちを手当たり次第に締め上げていく。
 原付きバイクを手に入れた少年が、不良たちによって車の中に拉致され、「原付き降りるか、死ぬかどっちか選べ」と包丁で脅されるシーンがある。このときの少年はビビりながらも「どっちもいやです」と精一杯の抵抗をみせる。この台詞のやりとりは、「映画をやめるか、それとも死ぬか」という小林監督が自分自身に向けた問い掛けでもある。ちょっとでも目立つことをすれば、地元の怖い先輩たちから圧力がかかる。狭い社会のルールからはみ出すことは許さない。それでもバイクに乗らずにはいられない。映画を撮らずにはいられない。地方都市で暮らす若者の切実な叫び声が聞こえてくる。  人気コミックを原作にして、大手事務所に所属するCMやTVドラマで顔なじみ感のある好感度俳優たちをキャスティングしたヒットの方程式に従った既成の商業映画にはない、熱く危険な初期衝動が『孤高の遠吠』には込められている。 (文=長野辰次)
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『孤高の遠吠』 監督・脚本・編集/小林勇貴 出演/渡辺優津紀、神尾和希、日比野翔矢、増田亮太、赤池由稀也、小林元樹、梅本佳暉、中西秀斗、牧野慶樹、中込篤、石川ボン 3月26日(土)より渋谷アップリンクにて上映 ※ 4月1日(金)には19時30分の回の上映終了後に『ライチ☆光クラブ』(16)の内藤瑛亮監督と小林監督とのトークショーあり。また、小林監督の前作『NIGHT SAFARI』(14)も緊急特別上映される。
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「ビストロSMAP」総集編に強い違和感!? 『SMAP×SMAP』に痛々しい“意図”が見え隠れ

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 1日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は、看板コーナー「ビストロSMAP」の総集編。メンバーそれぞれが個別で思い出の場面を振り返り、過去の豪華ゲストとの映像を流していたのだが……。  とにもかくにも違和感の多い番組構成だったというのが感想である。番組序盤から、過去“タブー”扱いされてきた元メンバー・森且行のビストロ出演時の映像が出たかと思えば、後半でも森の最後のビストロ出演の模様が放送されるなど“大盤振る舞い”。これに喜んだファンも多いかと思うが、どちらかというと「ここへきていきなり……」という疑念のほうが先に立つのではないか。  番組の違和感はこれだけに止まらない。あの「SMAP解散騒動」以降、特に関係に亀裂が入ってしまったように見える木村拓哉と中居正広の過去映像も多く流されており、中にはキムタクと中居が「キス」するシーンも。番組開始直後に流れた映像だっただけにインパクトは強く、「あの頃はよかったな」と思ったファンもいたのでは……。  さらに、過去のゲスト紹介の際に「ジャニーズのゲストまとめ」も放送。KinKi Kidsに近藤真彦、V6の岡田准一に、東山紀之など同事務所タレントが登場した際の映像も“まとめて”流していた。 「強権力を有していた元マネジャーが事務所を退社し、今後SMAPは他のジャニーズタレントと番組出演することを“解禁”されるという話があります。特別扱いはもう終わりということですね。わざわざ『ビストロSMAP』に出演したジャニタレをまとめて紹介するあたり、今後に向けての動きだったようにも見て取れます」(芸能記者)  最近は20周年ということもあってか、過去の名場面集などの放送が多くなっている同番組。総集編ばかりでは数字を稼げないからということで、森の出演回なども見せたと考えられるが……。 新たに収録しても、キムタクと他メンバーの“軋轢”を想起させるようなシーンがネット上で話題になるなど、現状はマイナスな印象しか残さない『スマスマ』。過去映像を見る限り、現在と比較して明らかにメンバー間のやり取りなどもリズムがよく、互いの信頼関係も感じ取れる。単純に歳を重ねたというのもあるかもしれないが、なんとも切ない気持ちになる「ビストロSMAP」総集編だった。

月9『いつ恋』、9.7%で「歴代月9ワースト」! 有村架純の演技力不足に「イラつく」ラストに?

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『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)公式サイトより

 21日、有村架純&高良健吾主演の月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)最終話が放送され、視聴率が10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。初回11.6%と、月9“らしからぬ”低調なスタートを切り、その後も1ケタ台を連発。新章に入った第6話では10.7%と2ケタに復活したものの、第7話が8.9%、第8話8.8%、第9話9.4%と再び1ケタ台が続き、最終回ではなんとか盛り返したものの、全話平均視聴率は9.7%。2014年4月クールの尾野真千子主演の『極悪がんぼ』の全話平均視聴率9.9%を下回り、月9ワーストの記録を更新してしまった。

「『東京ラブストーリー』『ラストクリスマス』(ともにフジテレビ系)などで知られる脚本家・坂元裕二氏の描く本格的ラブストーリーという触れ込みで始まったのですが、放送開始時から『内容が暗い』との厳しい声が寄せられていました。ただ、10~20代を中心に熱狂的な支持を得ていたのは確か。しかしそれも最終回で、『脚本が雑すぎる』『大好きだったのに、このラストは残念』と非難轟々となってしまいました」(芸能ライター)

「微妙な判定のリプレイ自粛」にサガン鳥栖監督がブチ切れ! 頻発するチーム VS 審判団の対立構造、原因は? 

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サガン鳥栖オフィシャルサイト
 2016J1リーグ1stステージ第4節の横浜F・マリノス×サガン鳥栖戦後の記者会見で、珍しいことが起こった。サガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が、記者に逆質問したのだ。 「ゴールによって、映像が流れたり流れなかったりする。流すなら、すべて流す。流さないなら、すべて流すべきではない。(審判団に)何か都合の悪いことがあるのかわからないが、これについて皆さんはどう思っているのか?」  この試合の横浜F・マリノスの先制点は、オフサイドかどうか微妙なものだった。というよりも、簡単にいえば、中村俊輔がボールに触っていれば、オフサイドでノーゴールとなるシーンだった。ゆえに、サガン鳥栖側は、中村がボールを触ったとして、猛抗議を行った。実際に試合後、中村自身も触ったことを認めている。つまり、リプレイ映像が流れれば、誤審が明らかになったということでもある。フィッカデンティ監督は、この点について「なぜリプレイが流れる時と流れない時があるのか」と指摘しているのだ。  果たして、Jリーグでは、どのようなシステムになっているのか? 「FootBallRefereeJournal」の主幹を務める石井紘人氏によると、日本サッカー協会より各クラブに「微妙な判定の映像リプレイは自粛してほしい」という要請があったという。  というのも、2013J1リーグ第11節の浦和レッズ×鹿島アントラーズ戦で、興梠慎三が決めた勝ち越しゴールが、明らかにオフサイドであることが大型スクリーンに映し出され、大混乱が起きてしまったからだ。 「興梠のゴールは明らかな誤審で、リプレイでスタジアムにも流れてしまった。そのため、鹿島の選手たちは『大型スクリーンを見てくれ』と主審に詰め寄った。ですが、ルール上、審判団は大型スクリーンを見て、判定をすることができない。でも、選手からすれば、判定を変えてほしいからエキサイトする。スタジアムにいる観衆も、リプレイで誤審が明らかになっているから、審判団への不信感が高まる。結果として、チーム対審判団という構図ができ上がってしまう。それが頻発するのを懸念しているのだと思います。ちなみに、同様の理由から、FIFA大会でも微妙な判定はリプレイで流しません」(石井氏)  確かに、微妙な判定をリプレイで流さないのも、混乱を避けるひとつの策だとは思う。とはいえ、「今回の不満が物語っていると思うのですが、やはり審判と、監督や選手たちのコミュニケーション不足が背景にあるのでは。リプレイの自粛に関しても、ローカルルールだと思われている。そこが改善されていかないと、同じような不満が頻発するのではないでしょうか」(同)とのこと。  ある程度の誤審は仕方ないにしても、審判側にもまだまだ努力できることはありそうだ。

「微妙な判定のリプレイ自粛」にサガン鳥栖監督がブチ切れ! 頻発するチーム VS 審判団の対立構造、原因は? 

sagan0322.jpg
サガン鳥栖オフィシャルサイト
 2016J1リーグ1stステージ第4節の横浜F・マリノス×サガン鳥栖戦後の記者会見で、珍しいことが起こった。サガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が、記者に逆質問したのだ。 「ゴールによって、映像が流れたり流れなかったりする。流すなら、すべて流す。流さないなら、すべて流すべきではない。(審判団に)何か都合の悪いことがあるのかわからないが、これについて皆さんはどう思っているのか?」  この試合の横浜F・マリノスの先制点は、オフサイドかどうか微妙なものだった。というよりも、簡単にいえば、中村俊輔がボールに触っていれば、オフサイドでノーゴールとなるシーンだった。ゆえに、サガン鳥栖側は、中村がボールを触ったとして、猛抗議を行った。実際に試合後、中村自身も触ったことを認めている。つまり、リプレイ映像が流れれば、誤審が明らかになったということでもある。フィッカデンティ監督は、この点について「なぜリプレイが流れる時と流れない時があるのか」と指摘しているのだ。  果たして、Jリーグでは、どのようなシステムになっているのか? 「FootBallRefereeJournal」の主幹を務める石井紘人氏によると、日本サッカー協会より各クラブに「微妙な判定の映像リプレイは自粛してほしい」という要請があったという。  というのも、2013J1リーグ第11節の浦和レッズ×鹿島アントラーズ戦で、興梠慎三が決めた勝ち越しゴールが、明らかにオフサイドであることが大型スクリーンに映し出され、大混乱が起きてしまったからだ。 「興梠のゴールは明らかな誤審で、リプレイでスタジアムにも流れてしまった。そのため、鹿島の選手たちは『大型スクリーンを見てくれ』と主審に詰め寄った。ですが、ルール上、審判団は大型スクリーンを見て、判定をすることができない。でも、選手からすれば、判定を変えてほしいからエキサイトする。スタジアムにいる観衆も、リプレイで誤審が明らかになっているから、審判団への不信感が高まる。結果として、チーム対審判団という構図ができ上がってしまう。それが頻発するのを懸念しているのだと思います。ちなみに、同様の理由から、FIFA大会でも微妙な判定はリプレイで流しません」(石井氏)  確かに、微妙な判定をリプレイで流さないのも、混乱を避けるひとつの策だとは思う。とはいえ、「今回の不満が物語っていると思うのですが、やはり審判と、監督や選手たちのコミュニケーション不足が背景にあるのでは。リプレイの自粛に関しても、ローカルルールだと思われている。そこが改善されていかないと、同じような不満が頻発するのではないでしょうか」(同)とのこと。  ある程度の誤審は仕方ないにしても、審判側にもまだまだ努力できることはありそうだ。