「ゲス」から「逆ギレ王」に変身!? 川谷絵音の的外れぶっちゃけに「日本一小さい男」の声

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「私以外私じゃないの(初回限定ゲスなレジャー盤)」(ワーナーミュージック・ジャパン)
 タレントのベッキーとの不倫騒動で一躍時の人となったロックバンド・ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音が、最近になって騒動について語ることが多くなった。これまではまったくといっていいほど口を開かなかっただけに、世間では驚きの声が上がっている。  ベッキー騒動によって川谷とバンドの知名度が一気に上がったのは事実であり、事務所としても騒動を“風化”させず「稼げる時に稼ぐ」という作戦のもと、川谷が騒動について語っているという推測もある。実際、川谷の発言はなかなか挑発的だ。  不倫報道を最初に報じた「週刊文春」(文藝春秋)の電話取材には「ネットで謝れという人に謝る理由はない」、取材の前に行われたライブでは、ファンに向かって「好きで黙っていたんじゃない!」と不満をぶちまけたという話。そうした報道のたびにネットは炎上した。さらに13日、ネットを逆なでするような発言をしたのだからもう開き直っているのだろう。  13日はバンドの全国ツアー初日。川谷はMCで「ほんと、申し訳ないんですけど」と謝罪めいた言葉を述べた上で、「テレビとか見てたら曲使うなよって思うことが皆さんもあると思いますけど」と、自身の歌が不倫に関する報道で使われることにいら立っているという意志を示した。  ネットは、当然のごとく川谷の発言を取り上げた。「そら使うだろ」「テレビとの契約上、使っちゃいけないなんて話にはならんだろ」「自己愛の塊」などと辛らつな意見が大半を占めた。 「川谷のライブに関しては、ブルーシートで完全シャットアウトの中での会場入りが話題となり、『とくダネ!』(フジテレビ系)の小倉智昭キャスターが『堂々と出てきて話せばいいじゃない』と苦言を呈しました。坂上忍も『会見を開け』『自分だけブルーシートに守られて、何様なんだ』と不快感を露にするなど、芸能界からも厳しい言葉を投げかけられています。本人としては注目を集めたいというか自意識過剰な素顔がのぞきますが、その姿をさらせばさらすほどに味方が減っていく状況ですね。まあ、男らしくはないというのが総意でしょう」(芸能記者)  一部では「ベッキーが心配」と語りながら、ベッキー側が被った4~5億円ともいわれている損害金の半分を川谷側が持つべきという報道に対し、「なんでそうなるんだよ!」と逆ギレしたという話まである。とにもかくにも「日本一小さい男」とも一部で称される川谷。芸能生命も、そう長くないのかもしれない。

高額慰謝料で悠々自適のキャンパスライフ 阪神・西岡の元妻・徳澤直子が再婚発表で……

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徳澤直子オフィシャルブログ「なおこの日記」より
 プロ野球・阪神タイガースの西岡剛内野手の元妻でモデルの徳澤直子が、3月10日、自身のブログで同9日に入籍したことを発表した。  同ブログによると、お相手は1歳年上の一般男性で、現在通っている大学に入学した縁で知り合ったという。再婚に踏み切った理由として、「彼を父親のような存在として慕う娘の姿を見ていると、いつの間にか不安はなくなり、家族になりたいと思うようになりました」と記している。  徳澤は2001年、「ミスセブンティーン」に選ばれ、「セブンティーン」(集英社)でモデルデビュー。同誌を卒業後、04年から「CanCam」(小学館)の専属モデルとなり、同世代の女性から絶大な支持を得た。  10年7月、千葉ロッテ・マリーンズ(当時)の西岡と結婚。同年12月、西岡がMLBのミネソタ・ツインズと3年契約を結び、渡米することになったため、同年限りでモデル業を休業。ところが、翌11年3月、徳澤が妊娠中で日本に残っていた際、西岡が元グラビアアイドル・松井沙也香を米国に呼び寄せて密会を重ねていると、一部週刊誌で報じられた。  徳澤は同年8月、第1子となる女児を出産したが、ほどなくして別居状態に陥り、12年2月には離婚協議中であることが明らかになった。西岡はツインズで出場機会が得られないため、同年オフに自らの意思で契約解除を申し出、自由契約となり、阪神と契約を交わした。  13年4月、徳澤は医療系の大学に入学したが、離婚協議は難航を極めた。成立したのは、14年12月であるから、実に3年近い月日を要した。 「最大の離婚協議の争点となったのは、徳澤が要求した高額な慰謝料。その額は一説には5億円とも言われました。14年の西岡の推定年俸は2億円(出来高は含まず)ですから、年収の約2.5倍という途方もない要求でした。協議はモメにモメましたが、『妻の妊娠中の浮気』を突っつかれた西岡が最終的には折れて落着しました。慰謝料は非公表ですが、徳澤はまんまと高額な慰謝料をせしめることに成功したわけです。徳澤には『慰謝料高すぎ!』との世の批判もあったようですが、離婚のきっかけが西岡の浮気だっただけに、同情する向きもありました」(芸能ライター)  12年夏、「美人百花」(角川春樹事務所)でモデル復帰した徳澤だが、大学に入ってからはほとんど仕事はしておらず、学業と育児に専念していた。それもこれも、西岡から高額な慰謝料が取れたからであり、まさに悠々自適のキャンパスライフを送っていたのだ。  ただ、新たに徳澤を養ってくれる男性が出現したとなると、周囲の目も変わってくる。西岡は14、15年と故障がちで満足な成績を残せず、今季の年俸は1億800万円(推定)まで下がってしまった。こうなってしまうと、西岡も少し不憫かもしれない。 (文=森田英雄)

“ゲス不倫”グラドル、騒動後もモテ本熟読! 私生活の様子に漂う「気配」

<p> 江角マキコの最後のレギュラー番組『私の何がイケないの?』(TBS系)が終了した。これでレギュラーゼロ。ママ友いじめ騒動でミソを付けた江角だが、ここまで追い詰められてしまうとは。ベッキーにしても、イメージ商売の芸能界で生き残るのは苛酷だ。</p>

“離婚大国”韓国で児童虐待が止まらない! 「しつけ」と「体罰」をはき違える継父母たち

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 韓国で児童虐待が急増している。韓国・保健福祉部や警察庁などが発表したところによると、2010年に把握された児童虐待の件数は5,657件だったが、14年には1万27件と、4年間で77%も増加したことになる。  韓国では、昨年にも凄惨な児童虐待および死亡事件が相次いだ。例えば、3カ月もの期間にわたり、真冬のバスルームに7歳の子どもを閉じ込め死亡させた後、山に埋めた「シン・ウォンヨン君殺害事件」や、13歳の女子中学生に暴行を加え死亡させ、死体を11カ月もの間放置した「富川市ミイラ事件」などがある。  また、虐待された子どもが、命からがら逃げ出したケースもある。通称「裸足の少女事件」だ。同事件の被害者となった児童は、12年9月から15年12月まで、約3年4カ月にわたって監禁・暴行されていた。逃げ出す前、少女は自宅の洗濯機内に監禁されていたそうで、脱出後にスーパーマーケットでお菓子をむさぼり食っているところを店主に発見され、児童虐待の事実が明らかになった。  いずれの事件も、離婚家庭や、継父母がいる家庭で起こっている。京畿大学犯罪心理学教授イ・スジョン氏は言う。 「それらの児童虐待事件には、キーワードとして“継母”や“同居人”が登場する。(中略)韓国社会ではまだ、親が体罰的なしつけを行うことを当然視する雰囲気があるためか、愛着形成が行われていない継父母が、“感情的な体罰”を行うケースが後を絶たない」  近年の児童虐待の増加を受け、警察も本腰を入れて動きだした。3月14日には、「児童虐待専門警察官」を1,000人規模に増員することを決定。政府の承認を受け、児童虐待および家庭内暴力を、徹底的に取り締まる体制を整えるという。  声明を発表したカン・シンミョン警察庁長官は「国が進める健康診断や予防接種を受けられなかった、いわゆる“医療放置”の状況に置かれた児童(4~6歳)が、809人と集計された……(中略)彼らは、虐待死など致命的な危険にさらされる可能性が高いため、今月末までに自治体とともに重点的に取り締まることにする」と話している。  なお、韓国の離婚率はOECD加盟国中、最も高い。1日当たりで計算すると、約11組が結婚し、4組が離婚しているといわれている。また、結婚自体を放棄する若者も増える一方だ。今後、安心して暮らせる環境を失う子どもが、さらに増えそうな気配である。 (取材・文=河鐘基)

“離婚大国”韓国で児童虐待が止まらない! 「しつけ」と「体罰」をはき違える継父母たち

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 韓国で児童虐待が急増している。韓国・保健福祉部や警察庁などが発表したところによると、2010年に把握された児童虐待の件数は5,657件だったが、14年には1万27件と、4年間で77%も増加したことになる。  韓国では、昨年にも凄惨な児童虐待および死亡事件が相次いだ。例えば、3カ月もの期間にわたり、真冬のバスルームに7歳の子どもを閉じ込め死亡させた後、山に埋めた「シン・ウォンヨン君殺害事件」や、13歳の女子中学生に暴行を加え死亡させ、死体を11カ月もの間放置した「富川市ミイラ事件」などがある。  また、虐待された子どもが、命からがら逃げ出したケースもある。通称「裸足の少女事件」だ。同事件の被害者となった児童は、12年9月から15年12月まで、約3年4カ月にわたって監禁・暴行されていた。逃げ出す前、少女は自宅の洗濯機内に監禁されていたそうで、脱出後にスーパーマーケットでお菓子をむさぼり食っているところを店主に発見され、児童虐待の事実が明らかになった。  いずれの事件も、離婚家庭や、継父母がいる家庭で起こっている。京畿大学犯罪心理学教授イ・スジョン氏は言う。 「それらの児童虐待事件には、キーワードとして“継母”や“同居人”が登場する。(中略)韓国社会ではまだ、親が体罰的なしつけを行うことを当然視する雰囲気があるためか、愛着形成が行われていない継父母が、“感情的な体罰”を行うケースが後を絶たない」  近年の児童虐待の増加を受け、警察も本腰を入れて動きだした。3月14日には、「児童虐待専門警察官」を1,000人規模に増員することを決定。政府の承認を受け、児童虐待および家庭内暴力を、徹底的に取り締まる体制を整えるという。  声明を発表したカン・シンミョン警察庁長官は「国が進める健康診断や予防接種を受けられなかった、いわゆる“医療放置”の状況に置かれた児童(4~6歳)が、809人と集計された……(中略)彼らは、虐待死など致命的な危険にさらされる可能性が高いため、今月末までに自治体とともに重点的に取り締まることにする」と話している。  なお、韓国の離婚率はOECD加盟国中、最も高い。1日当たりで計算すると、約11組が結婚し、4組が離婚しているといわれている。また、結婚自体を放棄する若者も増える一方だ。今後、安心して暮らせる環境を失う子どもが、さらに増えそうな気配である。 (取材・文=河鐘基)

ギョっとした後ハマってしまう……Snow Man・佐久間、アイドルオタクに“見つかる”?

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滝様! さっくんがネット民に見つかりそうです!

 3月初旬、ネット上に「【画像】今時のジャニーズJr.のビジュアルが異次元過ぎて理解不能wwwwwwwww」というスレッドが立てられ、ハロプロファンなどアイドルオタクの間を中心に話題になった。

 誰のことだろう? 嫌な予感がして開いてみたところ、現れたのは、Snow Man・佐久間大介の画像だった。「これ鳥だろ」「こんなんでもジャニってだけで人気出てしまう」といった心ないコメントの数々を見ながら、「見つかってしまったか……」というやるせない思いとともに、湧き上がってくるのは「写真じゃなく、動画を! ダンスを見てほしい!」という思いだ。

ギョっとした後ハマってしまう……Snow Man・佐久間、アイドルオタクに“見つかる”?

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滝様! さっくんがネット民に見つかりそうです!

 3月初旬、ネット上に「【画像】今時のジャニーズJr.のビジュアルが異次元過ぎて理解不能wwwwwwwww」というスレッドが立てられ、ハロプロファンなどアイドルオタクの間を中心に話題になった。

 誰のことだろう? 嫌な予感がして開いてみたところ、現れたのは、Snow Man・佐久間大介の画像だった。「これ鳥だろ」「こんなんでもジャニってだけで人気出てしまう」といった心ないコメントの数々を見ながら、「見つかってしまったか……」というやるせない思いとともに、湧き上がってくるのは「写真じゃなく、動画を! ダンスを見てほしい!」という思いだ。

「電子レンジを使うと体の弱い子が増える!」呪いの愛情料理教室潜入記

 〈昔はよかった病〉は、マナーをねつ造した江戸しぐさをはじめ、環境健康ライフスタイルなどさまざまなジャンルにありますが、〈食〉の世界にもバッチリ存在します。

 昔はなかった農薬や化学肥料、添加物を「悪!」とするのは定番ですが、さらに過激になると電子レンジや冷凍もよろしくないとされるアレです。その理由は、〈栄養素が壊れるから〉。そりゃとれたてをその場ですぐに食べたほうが栄養価は高いかもしれないけど、健康を害するほど問題のあるものなのでしょうかね?

「変わり果てた日本の食卓を斬る!」

 そんな勇ましいテーマで数多くの本を出版しているパティシェが主催する料理教室でも、ほんわかトークの中に、「昔の食はこんなに素晴らしかったのに、今の日本は嘆かわしい!」という、ディスりトークがてんこ盛りでした。

 料理教室は〈オトナ文化〉を発信する都心に隣接したスポットで開催され、私が参加した回では参加者全員女性で、パッと見20~40代くらいといった雰囲気でした。「皆、当然(教室主催者の著書である)料理本は読んだことあるのよね?」とチェックしてくる常連風の40代から、それに対し「全くありませ~んっ(笑)」と元気よく返す一見さん風までとさまざまなスタンスの人が来ているようで、野次馬的な私も完全アウェイではなく、まずはちょっとひと安心。

◎いまの日本の食卓は栄養不足

 料理教室がはじまるとレシピが配布され、講師の話とともに料理の実演見学が始まります。栄養があるという野菜の皮やあくは取り除かず、フライパンの焦げや塩によって野菜から出た水もまた戻して使うというのが特徴で料理そのものはとても面白く、かつ美味しそう。

 しかし調理をしながらの解説で、〈あーそれ言っちゃう?〉なコメントも早速お目見えです。

講師「最近の料理研究家さんなんかは、皮つきのまま調理したり、こういった切り方をしている人も増えてますけど、なんでだろ、うちの本もあちこちで見られているのかな。ふふ」

 〈巷の皮つき&歯ごたえ料理は、あくまでうちが元祖である〉といわんばかりのアピール。そういうのはご自身で言わないほうが、権威の品格漂うと思うのですが~。

 そしてキモは、いかに今の日本は栄養不足か、あく抜き皮むき電子レンジや下茹で、果ては化学肥料や農薬などの影響で、作物の栄養素が大幅に減少しているかというお話。

講師「実際そういうごはんを食べて、うちの子は潰瘍性大腸炎になりました(きっぱり)」

 よくある話ですが、料理のせいでそうなったのかどうか実際は因果関係がわからないのでは……。

 愛情料理研究家の土岐山協子氏が、趣味活動を楽しむ昨今のお母さんたちに「首絞めて水につけてやろうかこのやろう」とブログで毒づいていたアレも同様ですが(幼少期、自分の母親が趣味に没頭してみそ汁が不味くなったことを引き合いに出している)、つらい思いをしたのは気の毒だけど、怒りの矛先を食材やらそれぞれの家庭事情に向けないで欲しいです。これは、〈いかに手をかけて昔ながらのごはんを作らないと、愛情と健康が損なわれますよ〉という呪いでしょう。呪いの愛情ごはん。

◎レンチンやめれば不妊も治る?

 調理器具もディスられていました。ビンゴの景品やちょっとしたプレゼントに便利な〈シリコンスチーマー〉を、「あれ、もらっても困っちゃいますよね(電子レンジを使うから)」と、雑談のふりして破棄推奨。後方からはすがさず主催者である男性が、「悪魔のプレゼントだよ、あれは(笑)」とおもむろに合いの手を入れてきます。いいじゃん、シリコンスチーマー。蒸し野菜、美味しいじゃん。

講師「(電子レンジ調理は)何もいいこと、ひとつもありません」

 はい、失礼しました。

 そんなお話とともに、またもやプチ自慢が再登場。過去に有名エッセイストがこの料理教室にやってきたそうで、

講師「あのお年まで活躍されているのは、やっぱり食をおろそかにしていないからなんですね~」

とのこと。うちの料理教室に来る人は、意識高いのよと言わんばかりの自画自賛モードは、自分で「偉業」「前人未到」と言っちゃう谷亮子みたいです。セールストークとはいえ、ここまで自分上げを口にできるのって、すごいっす。

 教室では「昔の日本の食材は今より美味しかった」と言うけれど、それは主催者の記憶と味覚であるうえ、今となっては比較しようがないものなので、いくらでも好きなように言えますよね~という感じ。足りない味を補うために生み出されたという料理はとても美味しかったけど、〈こうすると美味しい〉だけじゃいけないんでしょうか。

 主催者のHPを見ると、この教室のごはんを実践した人たちからは〈肌荒れやくすみ改善、アトピー性皮膚炎、花粉症、潰瘍性大腸炎などの改善・快癒、不妊症からの出産、無月経からの通経、癌の改善〉などが報告されているそう。

 また、冷凍と電子レンジ、このふたつを使っている家庭には、明らかに〈アトピー性皮膚炎など体の弱い子が多い〉のだと、世の母親へもピンポイントで呪いをぶんなげてきます。どちらも一般的な家庭にはほぼ必ずある家電なのだから、〈アトピーの子の親は、必ず洗濯機で洗濯している〉と言われて該当するのと、変わらなくありませんかね。

◎「昔」というふわ〜っとしたイメージ

 講習終盤、料理ができあがってくると、室内にふんわりといい香りが立ち込めてきます。

主催者「今の日本の家庭からは、こういうニオイは消えちゃったからね!

 ちなみに主催者よりちょい年上であるうちの祖母がこれを聞いたらなんと思うでしょう。祖母の両親はともに忙しく働いていたので食事はたいそうシンプルだったそうで、こんな具だくさんなごはんはまず口にできていません。それを昔の家庭のニオイと言われても~と思うでしょう(そしてかなり食に無頓着だけど、90過ぎても超元気です)。

 そのように家庭の味なんてそれぞれですし、自分の家庭を引き合いに「〈現代〉は嘆かわしい!」と憤慨されても。それに体格、初潮の早さ、寿命などから見ても、現代人は栄養不足とはとても思えず、昔は病気になっても疾患が特定できなかったりしただけじゃないんでしょうか。

 肝心の料理教師の料理そのものは、感動的に美味しいメニューもありつつ、どれもとにかくかみごたえ抜群、食物繊維どーーーっさり。

講師「こういうごはんなら、いくらたべても太らないんですよ」

 そりゃそうだ、ゴロッゴロに切った野菜に、茶碗の半分は極太ひじきじゃなかろうかという混ぜごはん。かみごたえありすぎて、茶碗半分で満腹です。しかしこれを毎食食べている人は、消化力もあごの力も強靭になりそう。健康的であることは間違いないけれど、精神的に健全とは思えない料理教室でありました。料理は純粋に「美味しい! 楽しい!」だけで食べたいです。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

「電子レンジを使うと体の弱い子が増える!」呪いの愛情料理教室潜入記

 〈昔はよかった病〉は、マナーをねつ造した江戸しぐさをはじめ、環境健康ライフスタイルなどさまざまなジャンルにありますが、〈食〉の世界にもバッチリ存在します。

 昔はなかった農薬や化学肥料、添加物を「悪!」とするのは定番ですが、さらに過激になると電子レンジや冷凍もよろしくないとされるアレです。その理由は、〈栄養素が壊れるから〉。そりゃとれたてをその場ですぐに食べたほうが栄養価は高いかもしれないけど、健康を害するほど問題のあるものなのでしょうかね?

「変わり果てた日本の食卓を斬る!」

 そんな勇ましいテーマで数多くの本を出版しているパティシェが主催する料理教室でも、ほんわかトークの中に、「昔の食はこんなに素晴らしかったのに、今の日本は嘆かわしい!」という、ディスりトークがてんこ盛りでした。

 料理教室は〈オトナ文化〉を発信する都心に隣接したスポットで開催され、私が参加した回では参加者全員女性で、パッと見20~40代くらいといった雰囲気でした。「皆、当然(教室主催者の著書である)料理本は読んだことあるのよね?」とチェックしてくる常連風の40代から、それに対し「全くありませ~んっ(笑)」と元気よく返す一見さん風までとさまざまなスタンスの人が来ているようで、野次馬的な私も完全アウェイではなく、まずはちょっとひと安心。

◎いまの日本の食卓は栄養不足

 料理教室がはじまるとレシピが配布され、講師の話とともに料理の実演見学が始まります。栄養があるという野菜の皮やあくは取り除かず、フライパンの焦げや塩によって野菜から出た水もまた戻して使うというのが特徴で料理そのものはとても面白く、かつ美味しそう。

 しかし調理をしながらの解説で、〈あーそれ言っちゃう?〉なコメントも早速お目見えです。

講師「最近の料理研究家さんなんかは、皮つきのまま調理したり、こういった切り方をしている人も増えてますけど、なんでだろ、うちの本もあちこちで見られているのかな。ふふ」

 〈巷の皮つき&歯ごたえ料理は、あくまでうちが元祖である〉といわんばかりのアピール。そういうのはご自身で言わないほうが、権威の品格漂うと思うのですが~。

 そしてキモは、いかに今の日本は栄養不足か、あく抜き皮むき電子レンジや下茹で、果ては化学肥料や農薬などの影響で、作物の栄養素が大幅に減少しているかというお話。

講師「実際そういうごはんを食べて、うちの子は潰瘍性大腸炎になりました(きっぱり)」

 よくある話ですが、料理のせいでそうなったのかどうか実際は因果関係がわからないのでは……。

 愛情料理研究家の土岐山協子氏が、趣味活動を楽しむ昨今のお母さんたちに「首絞めて水につけてやろうかこのやろう」とブログで毒づいていたアレも同様ですが(幼少期、自分の母親が趣味に没頭してみそ汁が不味くなったことを引き合いに出している)、つらい思いをしたのは気の毒だけど、怒りの矛先を食材やらそれぞれの家庭事情に向けないで欲しいです。これは、〈いかに手をかけて昔ながらのごはんを作らないと、愛情と健康が損なわれますよ〉という呪いでしょう。呪いの愛情ごはん。

◎レンチンやめれば不妊も治る?

 調理器具もディスられていました。ビンゴの景品やちょっとしたプレゼントに便利な〈シリコンスチーマー〉を、「あれ、もらっても困っちゃいますよね(電子レンジを使うから)」と、雑談のふりして破棄推奨。後方からはすがさず主催者である男性が、「悪魔のプレゼントだよ、あれは(笑)」とおもむろに合いの手を入れてきます。いいじゃん、シリコンスチーマー。蒸し野菜、美味しいじゃん。

講師「(電子レンジ調理は)何もいいこと、ひとつもありません」

 はい、失礼しました。

 そんなお話とともに、またもやプチ自慢が再登場。過去に有名エッセイストがこの料理教室にやってきたそうで、

講師「あのお年まで活躍されているのは、やっぱり食をおろそかにしていないからなんですね~」

とのこと。うちの料理教室に来る人は、意識高いのよと言わんばかりの自画自賛モードは、自分で「偉業」「前人未到」と言っちゃう谷亮子みたいです。セールストークとはいえ、ここまで自分上げを口にできるのって、すごいっす。

 教室では「昔の日本の食材は今より美味しかった」と言うけれど、それは主催者の記憶と味覚であるうえ、今となっては比較しようがないものなので、いくらでも好きなように言えますよね~という感じ。足りない味を補うために生み出されたという料理はとても美味しかったけど、〈こうすると美味しい〉だけじゃいけないんでしょうか。

 主催者のHPを見ると、この教室のごはんを実践した人たちからは〈肌荒れやくすみ改善、アトピー性皮膚炎、花粉症、潰瘍性大腸炎などの改善・快癒、不妊症からの出産、無月経からの通経、癌の改善〉などが報告されているそう。

 また、冷凍と電子レンジ、このふたつを使っている家庭には、明らかに〈アトピー性皮膚炎など体の弱い子が多い〉のだと、世の母親へもピンポイントで呪いをぶんなげてきます。どちらも一般的な家庭にはほぼ必ずある家電なのだから、〈アトピーの子の親は、必ず洗濯機で洗濯している〉と言われて該当するのと、変わらなくありませんかね。

◎「昔」というふわ〜っとしたイメージ

 講習終盤、料理ができあがってくると、室内にふんわりといい香りが立ち込めてきます。

主催者「今の日本の家庭からは、こういうニオイは消えちゃったからね!

 ちなみに主催者よりちょい年上であるうちの祖母がこれを聞いたらなんと思うでしょう。祖母の両親はともに忙しく働いていたので食事はたいそうシンプルだったそうで、こんな具だくさんなごはんはまず口にできていません。それを昔の家庭のニオイと言われても~と思うでしょう(そしてかなり食に無頓着だけど、90過ぎても超元気です)。

 そのように家庭の味なんてそれぞれですし、自分の家庭を引き合いに「〈現代〉は嘆かわしい!」と憤慨されても。それに体格、初潮の早さ、寿命などから見ても、現代人は栄養不足とはとても思えず、昔は病気になっても疾患が特定できなかったりしただけじゃないんでしょうか。

 肝心の料理教師の料理そのものは、感動的に美味しいメニューもありつつ、どれもとにかくかみごたえ抜群、食物繊維どーーーっさり。

講師「こういうごはんなら、いくらたべても太らないんですよ」

 そりゃそうだ、ゴロッゴロに切った野菜に、茶碗の半分は極太ひじきじゃなかろうかという混ぜごはん。かみごたえありすぎて、茶碗半分で満腹です。しかしこれを毎食食べている人は、消化力もあごの力も強靭になりそう。健康的であることは間違いないけれど、精神的に健全とは思えない料理教室でありました。料理は純粋に「美味しい! 楽しい!」だけで食べたいです。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

震災から5年、日本映画は何を映してきたのか? 風化する記憶を刻むタイムカプセルとしての役割

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園子温監督『希望の国』(左)/君塚良一監督『遺体 明日への十日間』(右)
 東日本大震災の発生から5年の歳月が流れた。映画はその時代の写し鏡とされているが、この5年間で日本映画は何を映し出してきたのか。そして、多くの犠牲者を出し、すべての日本人を震撼させた3.11後、日本映画界は変わったのか。それとも何も変わっていないのか。映画を通して、この5年間について考えてみたい。  興収面を見ると、震災が起きた2011年は東北や関東で映画館の閉館や休館が相次ぎ、また自粛ムードから年間興収は前年の2,207億円から1,811億円と近年の日本映画界の水準とされる2,000億円の大台を大きく割った。続く12年は1,951億円、13年は1,942億円と低迷が続いたが、『アナと雪の女王』(14)など洋画のメガヒット作が生まれた14年に2,070億円と大台への復帰を果たした。15年は2,171億円を記録。数字だけ見ると映画界の活況は震災前に戻ったように映るが、ここ数年間で耐震性や費用対効果の問題から銀座シネパトスや吉祥寺バウスシアターほか全国各地の伝統ある映画館が次々と取り壊されている。ミニシアターの雄・渋谷シネマライズも姿を消した。数字では見えない形で、映画界は様変わりしている。  震災後の主な劇映画に目を向けてみると、『ヒミズ』(11)で被災から間もない石巻でのロケを行なった園子温監督が原発問題に正面から斬り込んだ『希望の国』(12)は海外からの資金援助を受けることでようやく製作に漕ぎ着け、ビターズ・エンドが配給した。『踊る大捜査線』シリーズの脚本家として知られる君塚良一氏がみずから監督した『遺体 明日への十日間』(13)は、ファントム・フィルム配給で公開された。メジャー系の作品としては、東宝配給の『風立ちぬ』(13)はテクノロジーの進化が人間社会にもたらす負の側面に言及した宮崎駿監督からのラストメッセージとなった。松竹配給の『天空の蜂』(15)は原発施設をめぐる恐怖をサスペンスエンターテイメントとして堤幸彦監督が描き、10.8億円という興収結果を残している。直接的に震災を描いてはいないが、耐震性の検査を行なう技師を主人公にした橋口亮輔監督の『恋人たち』(15)は“喪失感からの再生”をテーマとしており、これも3.11後の映画として位置づけられるだろう。  映画界の5年間を駆け足で振り返ったが、日本映画プロフェッショナル大賞を主宰し、メジャー系・インディペンデント系を問わず良質の作品を四半世紀にわたって顕彰してきた映画ジャーナリストの大高宏雄氏に、より踏み込んだ形でコメントしてもらおう。 大高「今、私が強く感じているのは、震災の記憶に対する風化の速度があまりにも速いということです。震災直後には“第二の戦後”というような言葉も発せられ、何か大きな変化の予兆もあったのですが、もはや、そのような言葉自体が忘れ去れました。映画ジャーナリストの私は、震災によってこれから映画表現はどう変わるのか、映画に向けた言葉はどう変化するのかに注目してきました。その過程で、製作側の意欲に比べ、映画の書き手側の意識があまりに鈍いことが気がかりでした。先日、テレビで山田洋次監督の『東京家族』(13)を3年ぶりに見ました。震災によって、作品の中身が一部修正された作品です。公開時にはあまり評価が高いとは思えない作品でしたが、震災から5年が過ぎた今見直すと、胸にズシーンと響いてくるものがあります。橋爪功が居酒屋で、『(日本は)このままじゃいけん』と、切実に言うシーンがありました。何気ないひと言ですが、庶民の本音をさらっと語らせる演出手腕に改めて感心しました。山田監督は、インテリでも何でもない庶民の一人である彼から、その言葉を引き出し、この国への希望を託しているのだと思います。また、妻夫木聡が、結婚することになる蒼井優と、被災地で小指をからませて愛を確認したと話すシーンがあります。素晴らしくて、涙が出ました。ここでも、希望なんですね。甘ったるいシーンですが、共同体をこれから作っていく男女の慎ましい出会いに、震災後のこの国の希望を託している。今では、国家をはじめ、職場、家庭、学校、地域といった場が、共同体として機能しづらくなっています。進む人々の孤立、孤独化は、共同体の今のありようと大きな関係があります。だからこそ、5年後の今、『東京家族』で描かれた希望の光がとても胸に迫るものがあるのです」  2013年の日本映画プロフェッショナル大賞では、日米合作映画『おだやかな日常』(12)の主演女優・杉野希妃に新進プロデューサー賞、被災地でのロケを敢行した『希望の国』の主演女優・大谷直子に特別賞を贈っている。どちらの作品も福島第一原発事故を題材にした社会派ドラマだ。 大高「杉野さんがプロデュースも兼ねた『おだやかな日常』は、東京郊外で暮らす主婦の視点から震災を捉えたもので、原発事故によって誰もが感じた恐怖や不安感をとてもリアルに描いています。生々しさの残る被災地でロケを行なった『希望の国』も、問題意識の高い作品です。ただ、『東京家族』があまり評価されなかったように、『希望の国』も公開時の評価はそれほど高くなかった。ドキュメンタリーはある程度の評価がある一方で、劇映画=フィクションに、妙な忌避感があるように思えます。公開時は震災からまだあまり時間が経っておらず、作品との距離感が取りにくかったことも一因かもしれません。これら作品も見直すことで、全然違った感慨が湧いてくるのではないでしょうか」  時間を経て見直すことで、新しい価値観を見出すことができるのは映画ならではの魅力だろう。また、震災の本質を突いた劇映画としての決定作はまだ作られていないと大高氏は語る一方、新藤兼人監督の『原爆の子』(52)や市川崑監督の『野火』(59)といった戦争映画の秀作が終戦から映画の完成・公開まである程度の時間を要したことを先例として挙げる。 大高「被災地などの現状を伝えるドキュメンタリーも重要ですが、原発問題も含めた形で、これからの日本社会はどうなるのかを描く骨太な劇映画が作られることを期待しています。こちらはマスの観客を対象とするケースもあるから、影響力が大きいのです。被災地で起きたことを克明に描こうとすれば、被災された方たちにとっての良い面と嫌な面の両方に触れざるをえません。また、いろんなタブーにも引っ掛かるでしょう。少し前に、新藤監督や若松孝二監督が亡くなりましたが、彼らが元気だったらどういう挑戦をしていたか、ふと思うことがあります。タブーに果敢にぶつかっていった新藤、若松的な映画の作り方が、今強く求められています。日本映画監督協会の理事長を務めている崔洋一監督が震災直後、『(大震災の)記録と記憶を柱にした映画を残そう。未来に残すことは全映画人の宿命』という主旨の声明をしていたのも思い出します。震災を題材にした映画は、映画会社からは生まれにくいようです。私は震災直後、映画界全体で被災地に何か働き掛けることがあるのではないかと期待を込めて書きました。今では、そういう言い方を悔いています。映画界の総意には、期待しないほうがいいのです。寂しいですけどね。だから、プロデューサー、監督、脚本家らの表現者を含めたまさに全映画人としての個々人が、それこそ、各々の場で考えるか行動する以外ないのです」  今年のベルリン映画祭では桃井かおりが出演したドイツ映画『フクシマ、モナムール』が国際アートシアター連盟賞を受賞し、韓国のキム・ギドク監督は福島でロケを行なった『STOP』を完成させ、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映を行なっている。 大高「海外含めて、いろいろな動きがあります。見たばかりの篠崎誠監督の『SHARING』という作品が、素晴らしい出来栄えでした。震災を題材に、ホラー映画のテイストで、見る者をぐいぐい引っ張っていきます。面白いのです。震災を描いて、面白いとは何事かという人が出てくる気もしますが、この作品は、そのような見方、言い方そのものを俎上に乗せつつ、震災と映画の関わり方を問うているのです。震災からたかだか5年ですが、一時の節目のあとには、また膨大な歳月があるのです。映画もまた、その膨大な時間の前に、やることはとても多いのだと思っています」  他にも園子温監督が『ヒミズ』『希望の国』に続いて被災地でロケを行なった自主映画『ひそひそ星』(新宿シネマカリテほかで5月14日~)、震災によって皮肉にも社会復帰を果たす男を佐野和宏が演じる『夢の女』(ポレポレ東中野にて4月9日~)などの作品が公開を控えている。映画が震災と震災を経験した人々をこれからどう描いていくのか注目していきたい。 (取材・文=長野辰次) ●おおたか・ひろお 1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。92年から毎年、独立系作品を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を開催。今年で25回目を迎える。現在、キネマ旬報に「大高宏雄のファイト・シネクラブ」(2012年度キネマ旬報読者賞受賞)、毎日新聞に「チャートの裏側」、日刊ゲンダイに「エンタメ最前線」などを連載中。『興行価値―商品としての映画論』(鹿砦社)、『ミニシアター的!』(WAVE出版)、『日本映画 逆転のシナリオ』(WAVE出版)、『日本映画への戦略』(希林館)、『仁義なき映画列伝』『同・増補新版』『同・復刻新版』(鹿砦社)、『映画業界最前線物語 君はこれでも映画をめざすのか』(愛育社)など著書多数。昭和の官能女優たちの映画を取り上げた『昭和の女優 官能・エロ映画の時代』(鹿砦社)が4月下旬に発売予定。 ※2015年度の第25回日本映画プロフェッショナル大賞受賞作は近日発表の予定 http://nichi-pro.filmcity.jp