日本カルチャーに対するスペインからの回答! 善意が悲劇を招くスペイン語映画のニューウェイブ『マジカル・ガール』

magicall0311
Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados (C)
 今週取り上げる最新映画は、岡田准一と阿部寛がエベレストでの撮影に挑んだ山岳スペクタクルと、日本の魔法少女アニメが大好きな少女と男女3人の運命を描くスペイン発のドラマ。雄麗な最高峰と気迫みなぎる演技をとらえた映像や、独創的なストーリーと魔術のような展開で、いずれも同ジャンルのハリウッド映画と肩を並べる傑作たちだ(いずれも3月12日公開)。 『エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)』は、夢枕獏の小説『神々の山嶺』を、『愛を乞うひと』(1998)、『必死剣 鳥刺し』(2010)の平山秀幸監督が映画化したスペクタクル大作。ヒマラヤ山脈を望むネパールの首都カトマンズで、山岳カメラマンの深町(岡田准一)は、1924年にエベレスト初登頂挑戦で行方不明になった英登山家の所有物らしきカメラを見つける。深町はカメラを調べる過程で、孤高の天才クライマー羽生(阿部寛)と出会う。羽生がエベレストの超難所に挑むと確信した深町は、羽生の元恋人・涼子(尾野真千子)を伴い、再びカトマンズへ。羽生の前人未踏の挑戦を、深町はカメラで追うことを決意する。  邦画初となるエベレストの5,200m級でのロケ撮影を敢行。キャスト・スタッフが1カ月以上に及ぶ過酷な撮影に命懸けで挑んだ映像に、神々しいほど気高く美しい世界最高峰と、それに対峙する男たちの覚悟が圧倒的なリアリティーで刻まれた。岡田はやさぐれた面も持つ野心家の役で新境地。阿部も求道者のようにストイックな登山家を男くさく演じきった。昨年はハリウッド製の『エベレスト3D』も公開されたが、人間の実存に迫る骨太なドラマという点では、本作のほうがより一層の高みに到達した印象だ。 『マジカル・ガール』は、新鋭カルロス・ベルムト監督の長編映画デビュー作にして、スペインのサン・セバスチャン国際映画祭でグランプリと監督賞を受賞した新感覚ドラマ。白血病で余命わずかな少女アリシアの夢は、大好きな日本のアニメ「魔法少女ユキコ」のコスチュームを着て踊ること。失業中の父ルイスは、高額なコスチュームを手に入れるため、思い切った行動に出る。それは、心に闇を抱えた女性バルバラや、刑務所を出所した元教師ダミアンを巻き込み、予想外の事態へと転じていく。  大の日本オタクというベルムト監督は、架空の魔法少女アニメのほかにも、長山洋子のデビュー曲「春はSA・RA・SA・RA」でアリシアが踊ったり、エンドロールで「黒蜥蜴の唄」(美輪明宏作詞・作曲)のカバー曲が流れるなど、日本のテイストを随所にちりばめた。大胆な省略でキャラクターや状況の謎を効果的に配し、先の読めないストーリーに引き込む手腕が鮮やかだ。善意が悲劇を招く連鎖で笑わせるシニカルなユーモアも絶品。スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが絶賛した本作は、昨年日本公開されたアルモドバル製作のアルゼンチン映画『人生スイッチ』(14)に並ぶ、注目すべきスペイン語映画のニューウェイブだ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)』作品情報 <http://eiga.com/movie/80572/> 『マジカル・ガール』作品情報 <http://eiga.com/movie/83438/>

震災の日に生まれ、栄光をつかんだ「運命の子」

【ギャンブルの“本質”に迫る ギャンブルジャーナルより】上記写真は、2011年の東日本大震災から5年を迎える本日3月11日、東京や大阪をはじめ、全国各地に無料で配布された新聞の表紙である。今なお復興の途上にある東北各地の被災地から発信された「風化させない」というメッセージといえるだろう。筆者も東北出身者なので、思わず無料配布に手を伸ばしていた。  紙面には"あの日"を振り返った上で、希望に向かう取り組みや被災者たちの前へ進むエピソードが紹介されているが、被災地の人々、震災の状況を眺めていた人々それぞれに"あの日"の物語はあるのだろう。そしてその物語は、なにも人間だけのものではない。  11年3月11日、この世に生を受けた一頭の競走馬がいた。14年の菊花賞馬・トーホウジャッカル。彼がG1の栄光を手にするまでの過酷な道のりは、震災の日に生まれた運命を表しているかのようだ。  北海道・繁殖牝馬が20頭程度の小規模牧場・竹島牧場で生まれたトーホウジャッカル。鮮やかな栗毛に金色のたてがみという「尾花栗毛」の美しい同馬は、悲惨すぎる映像を見つめる牧場の関係者にとって、希望の象徴のように映ったのではなかろうか。  その後同馬は順調に育ち、栗東の谷潔厩舎に所属が決まる。そう、ここまでは順調だった。  しかし、育成牧場で鍛えられ、デビューも近くなった2歳時にトーホウジャッカルは重度の腸炎を患い、一時は生死の境をさまようことになる。唐突に訪れた「危機」――。関係者の尽力でなんとか一命はとりとめたものの、同馬の馬体重は50キロも減少していた。もはや競馬で勝つ負ける以前に、競走馬としてレースに出走できるのかも怪しい状況だったのだ。  回復したのは翌年、3歳を迎えた3月。2歳の夏場から新馬戦が始まっていることを考えれば、相当な出遅れといえよう。結局、競走馬としてデビューしたのも5月31日の京都未勝利戦。ちょうど同世代のチャンピオンが決まる日本ダービーの前日だった。  酒井学騎手が鞍上で迎えたデビュー戦は10着、幸英明騎手騎乗で臨んだ2戦目は9着と、とてもではないが期待を持てるような結果ではなかったのだが......。  酒井騎手は、同馬のレースセンスを感じたのか、谷厩舎にもう一度乗りたいと直訴。その後中京の未勝利戦を勝ち上がると、続く500万下と連勝。さらに、小倉の玄海特別で歴戦の古馬相手に堂々2着となり、同馬のポテンシャルが徐々に解放されつつあった。  そして、運命の3歳・秋。G1菊花賞のトライアルである、神戸新聞杯に抽選を突破して出走。同レースには同年のダービー馬ワンアンドオンリーや、有力馬であるサウンズオブアースも出走していたが、この2頭に前を塞がれる不利がありながらもタイム差なしの3着に好走。菊花賞への優先出走権を獲得した。  迎えた本番、菊花賞。内枠を引いた同馬は、5番手のインコースという絶好の位置で脚を溜めることに成功。最後の直線をスムーズに抜け出すと、ワンアンドオンリーやトゥザワールドなど人気馬を置き去りにし、サウンズオブアースの追撃も振り切って見事G1制覇を達成。谷潔調教師は開業20年で初のG1制覇、デビュー149日での菊花賞制覇は史上最短、タイムは従来のレコードを1秒7も更新するなど、記録ずくめの勝利となった。淀に現れた金色のニューヒーロー誕生に、観衆は酔いしれた......。 "あの日"に生まれ、生死の境をさまよい、奇跡のような復活を遂げて世代の頂点へ......。なんとも出来過ぎたストーリーではあるが、日本中を絶望させた出来事とリンクさせ、競馬のロマンを強く感じた人も多かったのではないだろうか。  続く15年、トーホウジャッカルはケガの影響もあってか思うような活躍ができずに終わった。しかし、彼の物語はまだ終わらない。今月20日の阪神大賞典に出走を予定しているようだ。震災から5年が経った翌週に出走というのも、また運命のようなものを感じさせる。  逆境を越え、ひたむきに生きて栄光をつかんだトーホウジャッカルの姿は、苦境にあっても笑顔を絶やさぬよう生きる被災地の人々の姿と重なる。負の状況を越え、プラスに変えることこそが"強さ"なのだと教えてくれる。  3月11日だけでなく、京都競馬場に秋が訪れるたび、筆者はトーホウジャッカルの勇姿と"あの日"を想い起こすのである。

「汚物を舐めろ!」「タイマンしろ!」韓国・鬼畜先輩の“後輩いじめ”がヒドすぎる

ijime0311.jpg
イメージ画像(「Thinkstock」より)
 上下関係に厳しい韓国でたびたび問題となるのが、先輩による行きすぎた後輩指導だ。韓国国内でもすでに食傷気味な話題ではあるが、実際、同様の事件がなくなる気配はまったくない。  3月8日にも釜山(プサン)で、キム容疑者(19)と、その後輩である2人の男子高校生(17)の間に起こったあまりにも陰湿な事件が発覚したばかりだ。  この3人は2年前に地元のビリヤード場で知り合い、意気投合。頻繁につるむようになった。しかし、良好な関係はキム容疑者が高校を卒業すると急変。進学も就職もできなかったキム容疑者は後輩たちを呼び出すと、パシリや窃盗などを強要したのだ。    キム容疑者の横暴に嫌気が差した後輩たちは、ウソの理由を作っては命令を拒否していたが、それが彼の怒りに火をつけた。キム容疑者は2人を夜の山に無理やり連れていき、「忠誠心を見せてみろ!」と、目の前でケンカをするように指示。ひとりが拒否すると、なんと登山路にあった汚物を舐めるように強要。それも拒否すると、殴る蹴るの暴行を加えた。それからおよそ4時間のもの間、キム容疑者の暴力は続き、この少年に全治3週間の重症を負わせたという。  キム容疑者のあまりにも非道な行為に、韓国ネット民は「釜山怖ぇ!」「バカだろ、こいつ」などと面白がる一方、「ガキだからといって、罪を軽くするからこうなるんだ。徹底的に処罰しろ」など、未成年の犯罪に対する対応へ疑問を呈する声も多く上がっている。  実際、韓国でも多くのメディアがこの事件を「危険な10代」と銘打って報道しているが、危険なのは10代だけではない。実は同日、韓国名門私立大学の大学院生による陰湿な後輩イジメも報じられている。  大学院の先輩であるB容疑者(32)は、事あるごとに後輩のC氏に暴力を振るっており、ゴルフクラブで殴ったり、便器に頭を押し込んで下水を飲むように強要したこともあったという。そんなA容疑者の悪行は、昨年10月、B氏の身体のアザに気づいた家族の通報によって発覚。御用となったのだ。  名門私大に通う30代でもこうなのだから、無職の19歳の蛮行も、決して「危険な10代」と一言でまとめられるものではないだろう。  あまりにもいびつなに韓国の上下関係。それにしても、昨年の人糞教授事件(>参照記事)といい、韓国では汚物にまつわる陰湿な事件が多すぎる気がしてならない。

ゲス乙女・川谷絵音、このタイミングでの愚かな発言に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

2016gesukiwa.jpg
ゲスの極み乙女。  オフィシャルサイトより

◎景品はありません
 せっかくシレーッと音楽活動だけできる状況が成立してたのに、わざわざ口開いてあれか。ヘタか。「ベッキーに同情を集めるため、わざと反感を買う物言いをしてみせた」という説もあるわけだが。だとしてもヘタか。しかも何でまた「週刊文春」(文藝春秋)を選ぶか。ヘタくそーッ。

 人のうわさも75日に到達しようとしていた目前に、また日めくりを元に戻す愚。「関係ない」「ヒマなのか」「もっといい写真使え」。今、ゲスが言ってはいけないワードベスト3がそろい踏み。

 春のゲス祭りが今、始まろうとしている。遅れて始まった分、盛り上がりはデカそうだ。

NHKドラマ『恋の三陸~』が“爆死”の松下奈緒 民放連ドラ主演で“大胆キャラチェンジ”は大丈夫か

matusita0311
NHK『恋の三陸 列車コンで行こう!』より
 現在放送中のNHK特集ドラマ『恋の三陸 列車コンで行こう!』(全3話)で主演を務めているものの、初回2.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話3.2%と爆死している松下奈緒が、大胆なキャラチェンジを図り、1年半ぶりの民放連ドラの主演に臨むことになった。  松下は4月期にフジテレビ系でオンエアされる『早子先生、結婚するって本当ですか?(以下、早子先生~)』(木曜午後10時~)で主演するが、役づくりのため、デビュー以来、ずっとロングだった髪をバッサリ切って、ショートカットにしたのだ。松下は「この作品で、早子同様、何か自分も変わりたいなと思い短くしました」とコメントしている。  松下の民放連ドラでの主演は、2014年10月期の『ディア・シスター』(石原さとみとのW主演/フジテレビ系)以来。単独での民放連ドラ主演となると、13年4月期の『鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-』(フジテレビ系)以来、3年ぶりとなる。 『早子先生~』の原作となっているのは、立木早子氏がブログで連載した婚活4コマエッセイ漫画。これが、『早子先生、結婚するって本当ですか?』(イースト・プレス)など3冊にわたって書籍化され、その単行本を元にドラマ化される。  松下が演じる主人公・立木早子は、34歳にして、いまだ結婚を意識していない独身の小学校教師。周囲に巻き込まれて、結婚に向かって動き始め、時に傷つきながらも、運命の人と巡り会うべく奮闘していくストーリー。いよいよ結婚を本気で考え始める早子は、同僚の女性教諭3人と「婚活同盟」を結成。独身の先輩男性教諭も参加し、慣れないながらも「お見合い」「合コン」「年下との恋の予感」など、結婚に向けて一歩踏み出していく姿を描いた作品。  共演陣は、「婚活同盟」を組む同僚教師役に貫地谷しほり、佐藤仁美。独身の先輩男性教師役に八嶋智人、同僚教師役に、山内圭哉、田野倉雄太が起用され、父親役を尾藤イサオ、母親役を松坂慶子が演じる。  脚本は、『ホタルノヒカリ』シリーズ(日本テレビ系)、『シェアハウスの恋人』(同)などを手掛けた水橋文美江氏が担当。演出は、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)、『101回目のプロポーズ』(同)、『Dr.コトー診療所』シリーズ(同)、『プライド』(同)、『ようこそ、わが家へ』(同)などの中江功らだ。  松下主演ドラマの視聴率は、石原とのW主演だった『ディア・シスター』こそ平均11.3%と、2ケタをキープしたが、『鴨、京都へ行く。~』は平均9.8%で1ケタ台。その前に主演した『早海さんと呼ばれる日』(フジテレビ系/12年1月期)は平均10.5%と、ギリギリ2ケタと冴えない。もともと、民放ドラマより数字が低いとはいえ、オンエア中の『恋の三陸~』は悲惨な視聴率を記録しているだけに、『早子先生~』ではなんとか汚名返上したいところ。 『早子先生~』の前には、3月11日に放送される『金曜ロードSHOW!』枠(日本テレビ系)のスペシャルドラマ『天才バカボン~家族の絆』でバカボンのママ役を演じる。これまた、これまでの松下のイメージとは大きく異なった演技が見られるかも……。 (文=森田英雄)

「子供がかわいそう」の声も気にならなくなった。結婚、育児、仕事、婚外恋愛、家族…告白の書『かなわない』植本一子の“いま”/インタビュー前編

 写真家の植本一子(うえもと・いちこ)さんが今年2月に上梓したエッセイ集『かなわない』(タバブックス)は大きな反響を呼び、早くも重版がかかっている。そこに収録されていたのは、2011~14年の育児と仕事の日記と、いくつかのエッセイ。家庭での鬱屈と、婚外恋愛、自らの原家族、特に母親との確執などが正直に綴られ、圧倒されながらも一気に読みきってしまう一冊だ。

 植本さんは24歳年上の貧乏なラッパーECD(石田さん)と08年に結婚し、同年11月に長女を、10年6月に次女を出産した二児の母であり、音楽畑を中心に活躍するフォトグラファーだ。下北沢にて、小さな撮影スタジオも開いている。

 実名で、仕事関係者も、子供を通じたつながりの関係者も、親も、旦那さんも、かかわりあう誰もが読むであろう場所で、赤裸々な告白を続けた植本さん。そのことにまず私は驚かされた。そこで今回、著者に『かなわない』で描かれた日々から数年後の今、自身や周囲がどう変わったのかを伺った。

◎自分の子供が羨ましかった

――『かなわない』は今年2月に発行になりましたが、収録されている文章は2011年の日記からですよね。5年前の、震災直後から育児が特につらかった時期を今ここから振り返るのは、どうでしたか。

植本 原稿のチェックをするのはしんどかったですね、すごい。messyに掲載してもらったレビューで、何箇所か抜粋されていたところあるじゃないですか。特に子供につらく当たっている描写、「誰か助けてください!」とか。あそこを読み返すのが厳しかったかな、一番。うわあああああって(笑)、思い出しましたね。

――通り過ぎたこととして、今は振り返れる?

植本 うーーん、通り過ぎたこと、ですねえ、今は。そうですね、通り過ぎましたね。ははは。またああいう日々って、訪れるのかな……? あのころは、子供たちがコントロールできない時期(ほぼ2歳違いの女児たちが1~4歳だったころ)で、自分がつらくなってしまうっていうのが大きかった。今は話せばわかってくれるっていうか、意思疎通がとれるから、すごいラク。子供たちが泣き喚いてこっちもキィーッてなったりは、なくなりましたね。でもああいうこといっぱいあったな、すっっっごい大変だったなあ~って、原稿を読みながら振り返りましたね。

――植本さんのそういう「子供がしんどい」描写は貴重だと思うんです。というのも、小さい子供の育児をしている渦中から、よそのお母さんを横目で見ると、みんなそんなにつらくなさそうというか、優しくておおらかで子供を尊重する良いお母さんに見えちゃって、ますます自分だけがダメ母に思えて落ち込む……という、勝手な思い込みによる負のスパイラルに陥ることがあるんですよね。

植本 ああー、そう、わかります。あるある。見えますよね。世の中のすべての人が幸せで理想的でいい家庭、自分にはないものをみんなちゃんと持ってるように、思える。私もそう思っちゃってましたね。(インタビュアーは)子育て、大変でしたか?

――そうですね、私は4歳の娘とうまく向き合えなくて参ったな~と自己嫌悪する日々がまだ続いてますね。だからこそ植本さんがここまで赤裸々に、自己嫌悪の詳細をブログに書いてさらに出版したということに衝撃を受けました。こういうことを書けば、確実に、批判の声も届くじゃないですか。

植本 「子供がかわいそう!」っていう批判ですよね。

――そう、それです。

植本 この本を出して最初に私のところに来た長文の感想メールが、まさにそれだったんですよ。「あなたなんかに育てられる子供がかわいそうです!」「子供が大きくなってこの本を読んだらどう思うでしょうね!?」って。「読んでるうちに暗い気分になった。自分にも子供がいるけど、自分は普通のお母さんで良かったと思ったッ!(怒)」と。でもその人にも、長文でそういうメールを送らずにはいられないような“何か”があるんだろうなと想像するんです。たぶん“何かある”人はいっぱいいると思うんですよ。その“何か”を、ブログや本に書かれたことが刺激したのだろうから、それはその人の問題であって私の問題ではないですよね。だからそういった批判は、特に気にならないです。

――石田さんと離婚する/しないという話し合いをしていたことは、お子さんたちは理解しているんですか。

植本 してないですけど、気付いていたんじゃないかな。私、好きな人との恋愛がうまくいかないとき旦那さんに当たり散らしていて、キィーッてなっちゃっていたから。それに旦那さんという“当たる人”が不在のときは、子供に対しても当たり散らしていたって、今になって思う。すごくひどい話ですけど、上の子に対して怒りが湧き出て止まらないときに、一体何で自分がそんなに怒っているのか落ち着いて割り出したら、その感情の大元は「顔が旦那に似ているから嫌だ」った。さらに私の実母にも、「似ている」。その怒りは、旦那さんにぶつけるべきだし、母への怒りは母にぶつけるべきだし、私はそこを区別できていなくて間違えていました。上の子に申し訳なかったですね。

――本当に顔だちが似ているのかもしれないですけど、旦那さんやお母さんの姿をお子さんに投影していたのでは?

植本 それもあったかもしれない。もうひとつ、私は自分の子供を羨ましく思っているところもあったんです、あとからカウンセリングで振り返ってみれば。

◎セックスを求められないということ

――どんなところが羨ましかったんですか?

植本 旦那さんに可愛がられて愛情をもらっているところ。私、産後に旦那さんとのコミュニケーションが全然なくなっていたんですね。

――いわゆるセックスレスということですか? ちょうど今日、そのことについても伺おうと思っていたんです。著書では触れられていなかったので。

植本 書かなかったけれど、もうずっとセックスレスですね。第一子を産んで、そのあと2回くらいセックスしたら第二子を妊娠したんです。それからずっと、ない。旦那さんと仲良くはしていましたけど、でもセックスレスだということは自分の中では大きな問題で。どうなっちゃうのかなあって思っているうちに本当、耐えられなくなってきて。それを自分から旦那さんに言い出すこともできなくて、だんだんおかしくなってきて、もう限界かもしれないという時期に好きな人ができて。そうしたら今度は、旦那さんのことを一切受け付けなくなっちゃいましたね。

――わかります。私は逆パターンで、自分にとってはレスが大きな問題じゃなかったけれど配偶者にとっては大問題で揉めました。でも、子供たちと同じ寝室で布団敷いて一緒に寝ていたら、物理的にセックスするの無理じゃないですか? 時間的にも、ですが。

植本 そうなんですよね。だから全然、どこの夫婦でもやりづらさはあって、セックスレスになるのも普通のことだと思うんですけど。

――いや、普通のことじゃない、深刻な問題ですよ。それで離婚する人がいるくらいの。現に、植本さんにとっては大きな問題だったわけですし。性欲うんぬんとはまた違うんですよね。

植本 そう、まだ私も若いし(※24歳で結婚、現在31歳)、この先もうずっとしないのかなと思ったら怖くなった。エグいから書かなかったし、あまり人に言う話でもないけど。そもそも完全にセックスレスになる以前も、旦那さんから誘われることはそんなになくて。それで結構、自分が自信を失くしてしまったというのはありました。いつ(お誘いが)来るのかな、来るのかな、あぁ今夜も来ないのね……っていう、緊張と失望の繰り返しがずっとあって、それがいつのまにか「いつ来るんだろう」って恐怖に変わって。旦那さんも元々、旺盛なほうではないし。……でも私、旦那さんに対しては、出会った当初から、「結婚するための人」っていう感覚がすごくあったんですよ。体の相性とかラブラブとかいう感じではなくて。

――結婚用の、男の人?

植本 そもそも私、恋愛はいつか必ず終わりの来るものだと思っていて。

――20代前半の時点でもう、そう思っていた?

植本 そう。だから恋愛と結婚は別物という意識が強かった。自然と、「結婚する人」っていうのを探して見つけて選んでいたんです。だから旦那さんとのセックスは本当、数えるほどしかないです。結婚するために子作りをした感じでした。二人目ができたのも、産後クライシスにならないようにとかじゃなくて、なんとなく再開しなきゃいけないのかな夫婦として、と考えてしたらすぐに命中してしまって。第二子の妊娠が発覚したとき、まだ上の子が生後10カ月で、体調的にも精神的にも「もう無理!!!!」って思いましたね。つわりでゼェゼェ吐きながら「絶対産めない、うぇぇぇ」って。でも私がそんなふうになっているのに、旦那さんはすごくうれしそうなんです、にこにこしちゃって。それに何だか無性に腹が立ちました。

――その命中から一度も旦那さんとのセックスがない?

植本 ない。だから丸々6年くらい、ないですね。これから先もないんじゃないかな。旦那さんとは、数えるほどしか、ないです。

――これから先もですか。

植本 子供をつくるとしたら、他の人の子供をつくって、旦那さんと育てるのがいいかもしれない。子育てをするパートナーとしては、旦那さんがいい。娘が二人なので、男の子欲しかったなあ、ってたまぁに思ったりして。でも「またあの日々をもう一度やるのか……無理無理無理無理」って(苦笑)。

――わかります、それ。肉体の年齢的には「まだ産めてしまう」じゃないですか。私も娘が一人だけで今32歳なので、男の子もできたら……とたま~~~に頭をよぎって、一瞬で「ダメダメダメダメ」って。まあ、実際に一人産んで育児をやってみたことで、「もうこれ以上はいいや」ってあきらめがちゃんとつきましたね。

◎もう嘘をつかなくてもいい

――『かなわない』は2014年1月から6月までのブログ日記とエッセイ数編で、2014年秋にまず自費出版されていますよね。まだ好きな人と家族とのゴタゴタが解決したと言い切れない、傷が生々しい時期だったんじゃないかと思うのですが、どうして自費出版しようと思われたんですか?

植本 もともと、その時期のブログ日記を書き終わったぐらいの時期に、友達のライブイベントがあって、そこでZINE(※同人誌)の作品集を売るスペースがあるから、「何か売るもの出してみない?」と誘われたんですね。私、写真のZINEは前に作ったことがあったので、そういうものでもいいかなあと思ったんですが、せっかくだからブログの内容をまとめようと。そこにブログに載せていない後日談など未発表のエッセイを足してまとめたら、ちょっとは売れるんじゃないかなあって思って。それでイベントに間に合わせるようにまとめたのが最初です。

――ちょっとどころではなく、売れたんじゃないですか? ネットに上がっている感想で、評判すごかったですよ。

植本 最初のイベントでは100冊刷って、20冊しか売れなかったですよ。でもお友達のお店などにちょこちょこ置かせてもらっていたら、いつのまにか増刷、増刷で、地方のいろんなお店から「取り扱いたい」と注文が入るようになって、この一年で1400冊売れました。でもこのZINEは原価が高いので全然利益にならないんですけどね。それで昨年11月に、タバブックスの編集長さんから「書籍化しませんか」とおっしゃっていただいたんです。

――なるほど。14年6月までのことを、10月に出すっていうのは、気持ちの整理がそのわずかな期間についていたんですか?

植本 ついてなかったんですが、書きながら気持ちを整理していったような感じです。

――内容が内容なだけに、ためらいはなかったんですか?

植本 出版することに? なかったんですよね、それが。ためらい、全然、なかったです。

――そこが意外で。わりと、本のなかでは「世間」とか「まわりからの見られ方」を気にしているという描写がいくつかあるじゃないですか。そういう植本さん像と、これを世に出す度胸とが、いまひとつ一致しなくて。

植本 これをまずブログに書いた時点で、「ああもう私、嘘つかなくていいんだな」って、楽になれたんですよ。私は何も嘘は書いてないし、自然な気持ちの動きを書いていて、ここにあるのは自分そのものだと思うんですね。これを書いたことで、もう誰にも嘘をつかなくていいってすっきり吹っ切れて。だから出版することにも、もはやためらいがなかったですね。

――嘘つかなくていいっていうのは、大きな世間にもだし、旦那さんや子供たちにもだし、あとは実家のお母さんにも。

植本 そうそう、お母さんもこれ、読むでしょうきっと。だから私、もうこれからは無理に頑張って実家に帰らなくてもいいし、自分がやりたいことをお母さんのこと気にしないでやれるようになった、自然に振る舞えるようになったなあって。

――旦那さんはこの本に感想をくれましたか?

植本 石田さんは、なんにも! なんにも言わない。最後、書き下ろしの『誰そ彼』というエッセイだけ、「これ読んでみて」ってゲラを読んでもらったんですけど。

――好きな人と最後に会ったときの話、ですよね。植本さんが家族で暮らす自宅の前で、好きな人が「おっさん(=旦那さん)出せよ!」と怒鳴って。

植本 そうそう、修羅場の。私、旦那さんのことを表現者としても文筆家としても尊敬しているので、「どう思う?」って読ませたんです。そしたら読んだ後に、「テクニックの問題だけど……書き込みが足りないね」って指摘された(笑)。あとは「これいつの話? 最近じゃないの?」「8月くらいだよー」「うわっ怖い~、怖い話じゃん」って。

――そんなテンションなんですね。

植本 うしろめたいことと言うならば、ここに出てくる「好きな人」、つまり元彼に、了承を得てないということですね。きっと彼は、これを読まないだろうなと思いますけど……。でも、書いたことで、もう絶対に、本当に彼とは再会できないな、と今は思いますね。一時期、彼が逆上して刺しに来たりするんじゃないかって想像したこともあったんですが、そんなふうに考えるのもすごく失礼な話だし……。今はただ、彼は彼で幸せになってほしいなと、思っています。

――元彼は仕事上のつながりが大きい人だったじゃないですか。共通の知人友人もたくさんいて。でも別れてから一度も会ってないんですか?

植本 ないんです。しかも生活圏も近いんですよ、お互いに近くをうろうろしているはずだから。付き合う前は、偶然ばったり会うことだってよくあったのに、別れてから一度も、偶然にすれ違うこともなくなって。共通の友人を通して、近況を耳にしたりはしますけどね。まあ、もう私は彼には関与できないな。

――『誰そ彼』で、元彼が「いっちゃんは甘えさせてくれないじゃないか」というセリフがありますけど。大人同士で、恋人として付き合っていて、甘える/甘えさせるってどういうことでしょうね?

植本 人によると思いますけど……彼の場合は、依存したかったんじゃないかと私は思ってます。まるごと自分を支えてほしいと。支えてたつもりだったんですけど、でも私は家族がいるし彼だけをまるごと抱え込めなかったから。がっつり共依存になるのは気持ちいいし楽しいし恋愛の醍醐味じゃないですか。でも継続するのは非常にしんどいですよね。

――ぼろぼろになって終わりますね。まさに先ほどの「恋愛はいつか必ず終わりの来るもの」。

◎静観している夫

――元彼と恋愛していた2013年から14年にかけて、植本さんは何回も旦那さんに「離婚してほしい」と申し出ているし、完全に夫婦関係がギクシャクしてるじゃないですか。でも、先ほど伺った「ゲラを見せたときの反応」なんかをきくと、今は普通に仲良しな感じがしますね。修復というんでしょうか。セックスレスですけどそれは婚外恋愛の以前からですし。

植本 うん、ぎくしゃくしていない。というか、旦那さんは、何一つ変わってないんです最初から最後まで。私が勝手に外で彼氏とかつくってそれがうまくいかなくて旦那さんに当たったりしてぎくしゃくさせてただけで。私がひとりで離婚だの何だのわめいていただけなんですよね。私の調子が良ければ、家の中は平穏なんです。旦那さんは何にも、ずっと変わらないままでした。動じない。

――何それ、そんなことってあるんですね。旦那さんが不動状態なことは、植本さんにとって安心ですか?

植本 最初は逆に不安でした。こう、私が何を考えてどう行動しているかということが一切、彼に影響を与えていないから、それが「好かれてない」「愛されてない」と思い込むことにつながってしまうんですよね。そういうところにイライラしました。私に好きな人ができても何も言わないし。そんなの愛されてないってことだよね、って勝手に思って。でも「世の中っぽい価値観」ですよねそれは。そこからいろいろ経て、私たちはこういう形でいいんだってところに行き着きました。こうなる前は、やっぱり、世の中的な価値観の自分と、石田さんと結婚した時点で普通じゃない生活をするんだって決めてたはずの自分とが、私の中でいったりきたりして混乱していました。

――今はその混乱が収まっていると。先ほどのセックスレスのお話もそうですが、求められないことの寂しさについては解消したんですか。

植本 そういうのは、変な言い方かもしれないけれど「適材適所」なのかなって思うようになりました。旦那さんは永久欠番というかドシッと構えて変わらずにいてくれる人なので、私は一緒にいてラクで自由でいられる。旦那さんといるのが一番、何のストレスもないんですよ。ときめきもドキドキもないけれど、すごいラクです。

――ときめきから安心まで全部の要素を夫婦内でまかなおうというのは難しいですよね。あの、どっしり構えている人だとはいっても、旦那さんもまた人間ですから、感情や考えがあって、奥さんである植本さんの一挙手一投足を何かしら受け止めているわけじゃないですか。何を考えているのか、問うてみたくなりませんか?

植本 ちょっと聞きたいですけど、聞かないですね。ただ、いつか、「このとき自分はどういう心境だったのか」を本にして読ませてくれたらいいなとは思いますけどね。文筆家としても私は旦那さんをすごく尊敬しているので。

___

 後編では、植本さんの「母親と自分」、そして「母親としての自分と自分の子供」について、より詳しく伺っていきます。

(下戸山うさこ)

吉田羊が気づいた! そして佐藤隆太はやはり最低! 『ナオミとカナコ』が急展開に

naomitokanako0311
フジテレビ系『ナオミとカナコ』
 広末涼子さん、内田有紀さん主演『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第9話。セミファイナルということで、事態は急展開を迎えます。  前回、中国から日本に戻ってきた林(佐藤隆太)と加奈子(内田)が抱き合っているところを目撃してしまった直美(広末)。直美は陽子(吉田羊)が林を見つけないよう取り計らっていたにもかかわらず、加奈子が林と関係を持っていたと思い込んだのです。本当は誤解んだけど。  これまで揺らぐことのなかった直美と加奈子の絆がここで崩壊。そして、すでに陽子は、弟である達郎(佐藤隆太=2役)の失踪が直美と加奈子の共犯によるものだと確信していました。このままではまずいぞ。  直美はとりあえず、達郎のそっくりさんである林を即刻中国に帰そうと画策します。加奈子に愛の告白をしたものの結果的にフラれてしまった林は、大人しく中国に帰る決断をします。切ないぜ。  しかし、陽子は直美の部屋に盗聴器を仕掛けており、林が飛行機に搭乗する日程を把握していたのです。空港に一足早く着いた林は、カフェで座って待っていました。そこへ……。 「達郎?」  陽子が……陽子が林を見つけてしまいました。弟を見つけたと思って思わず抱きつく陽子ですが、林はそれを拒否。「アナタ、ダレデスカ?」と聞きます。林は達郎がどうなったなど、事件のことは何も知りません。離れた瞬間に落としたパスポートを見て、目の前にいる男が達郎ではないと知る陽子……。林は逃げ、なんとか直美と落ち合え、とりあえずホテルに戻ることになりました。  そんな中、陽子の周りでも不穏なことが起きはじめます。度重なる無言電話、夜道で尾行され、さらには達郎の働いていた銀行内で「達郎が横領」のメールが配信されるなど……。無論、直美や加奈子がそんなことをするはずがありません。陽子は無言電話を達郎だと思い「夜、○○公園で待ち合わせる」と声なき主に告げるのでした。  そして、公園にやってきた陽子でしたが……。突然鉄パイプを持ったマスク姿の人物が陽子を強襲! 危うく命を奪われるところでしたが、一緒にいた探偵が寸前のところでパイプ野郎を捕まえました。  意外にも、そのパイプ野郎は“野郎”ではなく女性。陽子はその女性の顔を知っており、結婚前に達郎が付き合っていた女性だと語ります。この女性は、達郎のDVによって精神を病んでしまい、恨みが爆発して凶行に及んだということ。陽子はついに、達郎に家庭内暴力のケがあることを知ったのです(おせー)。  達郎の失踪が極めて事件性の高いものになったことから、陽子は警察の協力を得ることも可能に……。その中で、達郎が直美と加奈子に「殺された」と確信したのでした……。  一方、加奈子は達郎の子を妊娠してしまい、困惑の中で子どもを生んで育てると決意。陽子が真相にたどり着いたことを知り、直美に逃亡するよう伝えるのです。自分は、子どもがいるから足手まといになると……。直美は加奈子の妊娠を知り、林との関係が誤解であったと悟ります。加奈子は、すべてを知った陽子の問い詰めにもまったく動じることなく、シラを切り通しております。  直美は、加奈子と一緒に逃亡することを決意。荷物を持って外に出て、さあ逃げるぞと思った矢先、そこに警察と陽子が立ちはだかって……。ちなみに刑事さんはモロ師岡さんです。 「えー!ここで終わりかよ」という視聴者の声が聞こえてきそうです(私の声か)。次回は最終回。果たして直美と加奈子は逃げ切ることができるのか!? お見逃しなく~。 (文=どらまっ子KYOちゃん)

傲慢なモラハラ夫&ブランド自慢の主婦友に屈辱! そんな私が始めた秘密のバイトは……

【作品名】「VOICES」(前編) 【作者】いちこ『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】みそ汁の味にまで文句をつける傲慢で高圧的な横暴夫と、ブランドモノで着飾るセレブ主婦友にもう我慢の限界。そんなとき自宅でできるアルバイトを始めることに……。まさかこんな簡単にお金が稼げるなんて!

【サイゾーウーマンリコメンド】テレフォンレディーなるバイト、小耳には挟んだことはありましたが、実際にやっている主婦はどれくらいいるのでしょうか? 夕食を作りながら、真顔で男性とテレフォンセックスをするあたり、女は器用だなと思わずにはいられません。

山田涼介にケガをさせたノンスタ井上を、NEWS手越が「全然悪くない」と擁護

 チャラついた言動の裏側に、エンターテイナーとしてのプロ意識を隠し持つ、NEWS手越祐也。レギュラー番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)でも、短い練習期間ながらも、対決で勝利を収めたり、特殊な競技をマスターしたり、勝負事では真剣そのもの。2月11日に放送された『櫻井翔のジャニーズ軍VS有吉弘行の芸人軍究極バトル“ゼウス”』(TBS系)では、芸人・小島よしおとレスリングで対決し、まさに死闘というべき一戦で視聴者を沸かせたことは記憶に新しい。その番組の裏側を、3月8日放送のラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送)で手越が語った。

ビキニ美女の洗車姿に大興奮! 中国モーターショー名物“セクシーコンパニオン”が復活

mortar004
 ひと頃の中国のモーターショーといえば、露出度の高い水着やスケスケビキニ、果ては全裸に近い過激衣装まで、そのエロさが世界中で有名だった。しかし、習近平政権発足後、そんな“無法地帯”だった中国のモーターショーも「反腐敗運動」の一環で鳴りを潜め、セクシーコンパニオンの過度な露出が当局によって禁止になるなど、男性にとってあまり歓迎されない状況が続いていた。  だが、ようやく冬の時代も終わりに近づいてきたのかもしれない。原因は不明だが、規制が徐々に緩和されてきたようだ。先日、深セン市で行われた「第12回深セン国際自動車改装サービス業展覧会」で、多数のセクシーコンパニオンが登場し、会場に詰めかけた男性をくぎ付けにしたという。香港紙「東方日報」(3月3日付)などが報じた。
mortar001
mortar002
 会場では自動車の展示のほか、ビキニ美女による洗車ショーも行われ、泡だらけになったコンパニオンの悩ましい姿に男たちは大興奮。その模様が中国メディアによって写真付きで報じられると、SNSには歓喜の声が湧き起こった。
mortar003
mortar005
 それにしても、なぜセクシーコンパニオンは復活したのだろうか? 香港駐在の大手紙特派員は、こう分析する。 「今回は自動車メーカーの大規模なショーではなく、国内外のメディアがあまり来ない、自動車部品や装備品関連の展示会だったので、主催者も当局の意向をあまり気にしなかったのかもしれません。もうひとつは、習近平政権も4年目に入り、バブル崩壊目前といわれる中、いまは何がなんでも経済を立て直さなければならない状況です。自動車のような有力産業に関しては、細かいことで横ヤリを入れるより、大いに盛り上がって成長してほしいという思惑もあるのでは。今年は春以降、各地でセクシーコンパニオンが復活すると見ています」  日本にも大きな影響を与える中国経済。ここはセクシーコンパニオンをどんどん増やして、中国の景気を刺激してほしいものだ。 (文・写真=青山大樹)