堀北真希主演『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜 』(日本テレビ系)は第9話。いよいよ終盤でございますが、今回は怪しげな家政婦さんのお話です。 超がつくほどの資産家・長井のお屋敷に強盗が入り、部屋の奥にあった金庫を奪われます。家政婦の晴子(斉藤由貴)は抵抗しますが暴力を振るわれケガをし、寝たきりだった長井はベッドから転がり落ち、呼吸の異常で亡くなってしまいます。 来宮(堀北)や雪乃(檀れい)などの捜査七課「ヒガンバナ」は捜査の中で、資産家だった長井の相続権を持つ愛人の娘を名乗る女と、その弁護士に会います。実の父(らしい)が死んだばかりだというのに、土地を含めとんでもない遺産が転がり込んでくることを喜ぶ2人を見て、この2人が長井を殺したのではと疑いを立てます。女は長井とのDNA鑑定を求め、早く立証されて遺産を手に入れたい模様。 しかし、遺産相続を得る権利者の中に、6年間長井を介護した家政婦の晴子も「特別縁故人」として入る可能性があるのでは、という疑いが出ます。来宮と雪乃は家政婦が登録していた人材派遣会社の社長で、元警視庁OBの海原(ダンカン)と面会します。ダンカンか、もう怪しすぎるぜ。 海原は、晴子が長井と愛人関係になどあったはずがないと発言。そして、「来宮さんってもしかして……」と突然の発言。どうやら海原は、かつて殺された刑事である来宮の父親と同僚だった模様。「本当に惜しい人を亡くした」と頭を下げる海原でしたが、来宮は「あざ笑っているようだった」と印象を抱いたようで……。 実はそのころ、雪乃など捜査一課出身が世話になった中年警察官が事故で亡くなっていました。その警察官は多額の借金をしていたようで、実際は「自殺」だったそう。そして死の直前に警察官はケガをしており、「家政婦」に手伝ってもらっていたとか……。 調べた結果、その警察官があの晴子を雇っていたことが発覚! 怪しげな海原と晴子が、長井の事件に大きく関わっていると悟るのです。しかし……。 どうやら警察上層と海原は、来宮の父の死の裏にある“事情”を知っており、裏でつながっていたようです。ヒガンバナの捜査が及ばないよう、彼女たちがきた時に追い払うよう手を回していたのです。雪乃と来宮は海原の事務所に行くも、何もできずに仲間のはずの警察に追い払われてしまいます。せせら笑う海原……なんて悪い奴なんだダンカン!(主観)。 晴子の質素なアパートの金庫には、不釣合いな金品が……やはり彼女と海原はグルで、中年男性から金を巻き上げていたのです。 そして、その背後にある来宮の父の事件には、ヒガンバナの課長であるすみれ(大地真央)も関わっているようで……。 これまでは1話完結が主でしたが、今回は「to be continued」な感じでありました。果たして真実はどこにあるのでしょうか。 いよいよ核心に迫ってきた同ドラマ。最後まで楽しんでいきましょう。 (文=どらまっ子KYOちゃん)日本テレビ系『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜 』
日別アーカイブ: 2016年3月10日
武豊、ライバルとの「独特な関係」?
中年アイドルオタは本当に迫害されているのか?『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』
日本人は、何かと卒業したがりだ。 学校の卒業はともかくとして、暴走族、番組、アイドルグループ、この支配からの……などなど、いろんなものから卒業していく。 何かに関するオタクを辞めることを「オタ卒」なんて言ったりもする。卒業とはいうものの、「もう○○歳だし、オタクやってる年でもないよな」的な意味合いのほうが強い言葉だといえるだろう。 まあ、何をやる上でも「年齢」っちゅうのは判断基準のひとつとなるもんで、「だいたい○○歳くらいまでには、こういうことをやるのは辞めましょうね」的な暗黙の了解というのは世の中にたくさん存在する。 ただ、インターネットが一般に普及して以降、さまざまなジャンルにおいて「もう○○歳だし」というハードルが、かなり低くなっているのではないだろうか。 だって、ネットの世界を見渡せば「いい年こいて」なことを、キーポン○○な精神でずーっとやり続けているスゴイ先達がいっぱいいるのがわかっちゃうんだもん。 そんな感じで、かつては「いい年こいて」と言われていたようなジャンルにも、いい年こいた人たちがわんさか残っていて、エイジレス状態となっているのだ。 ■中年アイドルオタクって、迫害されてる? で、この本『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』(ワニブックス)だ(コレのレビュー記事を頼まれていたんだった!)。 プロレスファンならば「週刊プロレス」(ベースボール・マガジン社)の、アイドル好きならば、ももクロの公式記者としておなじみのライター・小島和宏さんの新刊。 ボクも、ももクロ好きとして小島さんの記事はしょっちゅう読んでいたので、小島さんの語る中年アイドルオタク論とはどんなものかと期待していたのだが……。すみません、正直あんまピンとこなかったっす。 本書の中では、 ・中年アイドルオタクは冷たい目線にさらされている ・世間の理解がまったく進んでいない ・「恥じらい」や「うしろめたさ」を抱いていたほうがアイドルを楽しめる というのが前提としてあり、そのアンチテーゼとして『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』となっていくのだが、本当に中年アイドルオタクって、そんなに冷たい目線にさらされているだろうか? もちろん、中年アイドルオタクに対して「キモイ!」「大人げない!」「ロリコン!」という偏見全開で接してくる人も少なくない……というか、結構多いとは思う。 でもそれが、ハロウィンにドンキで買ったコスプレを着て渋谷を闊歩するヤングたちに向けられる「ウザイ!」「邪魔!」「頭悪そう!」「どーせこれからセックスするんだろ!? ハロウィンでもクリスマスでも、なんでもいーんじゃねーか!」という偏見と、どっちが多いかといえば、まあ同じようなもんなんじゃないだろうか? 取り立てて中年アイドルオタクが迫害されているわけでもなく、価値観が多様化しまくって小さなジャンルの村社会が大量に作られた結果、なにかっちゅうと村人同士が石を投げ合っているのが現代なのだ。 アイドル界隈だけでいっても、中年アイドルオタクはピンチケ(AKB48劇場で販売される中高生向けのチケットのこと。転じて、マナーを守らない若者を揶揄する言葉として使われる)をバカにしがちだし、モノノフ(ももクロのファン)はCDを大量買いするAKBオタクをバカにしがち。かと思えば、他のアイドルグループのファンは、やたらとももクロだけを神聖視するモノノフをウザがったり……。 もちろん、アイドルとかにまったく興味のないリア充は、そんなオタクたちをひとまとめにして「キモイ!」と思っているし、オタクのほうはオタクのほうで、Facebookでステキな飲み会写真ばっかりアップしているリア充をバカにしまくっていることだろう。 以前、アニメオタクの友人と話している時に、 「アイドルオタクはバカだ。いくらCD買ったってアイドル自身には金なんか入らないで、秋元康みたいなおっさんが儲かるだけだろ?」 「だったらオメーの買ってる美少女フィギュアも、作ってるおっさんに金入るだけだろーが!」 みたいな不毛極まりない議論となり、つかみ合いになりそうになったが、もうね……オタクもリア充もヤンキーも意識高い系も、人間は理解し合えないと考えたほうがいい。 こんな時代なんだから、村の外の人たちの目線を気にしても仕方がないのだ(「清潔感」とか、最低限のラインは守りたいところだが)。 学校や会社で、周囲から冷たい目で見られたとしても、気持ちの通じ合える仲間はネットや現場でいくらでも探せるし、もちろん「いい年こいて……」という世間の目を気にしてオタ卒する必要もない。 『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』……と、最終的なところで小島さんと意見が一致するんだけど。 ■アイドル記者奮戦記として読もう 『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』の帯には「アイドルを追いかけることは大人の立派な“たしなみ”である!」とのキャッチフレーズが書かれているが、同時期に発売された、大森望さんの『50代からのアイドル入門』(本の雑誌社)の帯にも「アイドルは大人のたしなみだ!」との文字があるのも興味深い。 まあ「中年がアイドルを追いかけるなんてキモイ!」という声に対しての理論武装として「大人のたしなみだ!」なんだろう。 小島さんも大森さんも、ボクのひとまわりぐらい上の世代の方たちなのだが、「上の人たちって、周りの目をいろいろ気にして大変そうだなぁ~……」と思ってしまう。 「大人のたしなみだ!」なんて強がらなくても、周りが何と言おうと「ボクは好きだから好きなんだもーん!」でよくない? ……ほら、理解し合えないでしょ? ちなみに本書は、中年アイドルオタク論うんぬんは置いといて、ももクロをはじめとしたアイドルに密着取材してきた、アイドル記者である小島さんの奮闘記として読めばすごく面白いよ。 (文=北村ヂン)『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』(ワニブックス)
中年アイドルオタは本当に迫害されているのか?『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』
日本人は、何かと卒業したがりだ。 学校の卒業はともかくとして、暴走族、番組、アイドルグループ、この支配からの……などなど、いろんなものから卒業していく。 何かに関するオタクを辞めることを「オタ卒」なんて言ったりもする。卒業とはいうものの、「もう○○歳だし、オタクやってる年でもないよな」的な意味合いのほうが強い言葉だといえるだろう。 まあ、何をやる上でも「年齢」っちゅうのは判断基準のひとつとなるもんで、「だいたい○○歳くらいまでには、こういうことをやるのは辞めましょうね」的な暗黙の了解というのは世の中にたくさん存在する。 ただ、インターネットが一般に普及して以降、さまざまなジャンルにおいて「もう○○歳だし」というハードルが、かなり低くなっているのではないだろうか。 だって、ネットの世界を見渡せば「いい年こいて」なことを、キーポン○○な精神でずーっとやり続けているスゴイ先達がいっぱいいるのがわかっちゃうんだもん。 そんな感じで、かつては「いい年こいて」と言われていたようなジャンルにも、いい年こいた人たちがわんさか残っていて、エイジレス状態となっているのだ。 ■中年アイドルオタクって、迫害されてる? で、この本『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』(ワニブックス)だ(コレのレビュー記事を頼まれていたんだった!)。 プロレスファンならば「週刊プロレス」(ベースボール・マガジン社)の、アイドル好きならば、ももクロの公式記者としておなじみのライター・小島和宏さんの新刊。 ボクも、ももクロ好きとして小島さんの記事はしょっちゅう読んでいたので、小島さんの語る中年アイドルオタク論とはどんなものかと期待していたのだが……。すみません、正直あんまピンとこなかったっす。 本書の中では、 ・中年アイドルオタクは冷たい目線にさらされている ・世間の理解がまったく進んでいない ・「恥じらい」や「うしろめたさ」を抱いていたほうがアイドルを楽しめる というのが前提としてあり、そのアンチテーゼとして『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』となっていくのだが、本当に中年アイドルオタクって、そんなに冷たい目線にさらされているだろうか? もちろん、中年アイドルオタクに対して「キモイ!」「大人げない!」「ロリコン!」という偏見全開で接してくる人も少なくない……というか、結構多いとは思う。 でもそれが、ハロウィンにドンキで買ったコスプレを着て渋谷を闊歩するヤングたちに向けられる「ウザイ!」「邪魔!」「頭悪そう!」「どーせこれからセックスするんだろ!? ハロウィンでもクリスマスでも、なんでもいーんじゃねーか!」という偏見と、どっちが多いかといえば、まあ同じようなもんなんじゃないだろうか? 取り立てて中年アイドルオタクが迫害されているわけでもなく、価値観が多様化しまくって小さなジャンルの村社会が大量に作られた結果、なにかっちゅうと村人同士が石を投げ合っているのが現代なのだ。 アイドル界隈だけでいっても、中年アイドルオタクはピンチケ(AKB48劇場で販売される中高生向けのチケットのこと。転じて、マナーを守らない若者を揶揄する言葉として使われる)をバカにしがちだし、モノノフ(ももクロのファン)はCDを大量買いするAKBオタクをバカにしがち。かと思えば、他のアイドルグループのファンは、やたらとももクロだけを神聖視するモノノフをウザがったり……。 もちろん、アイドルとかにまったく興味のないリア充は、そんなオタクたちをひとまとめにして「キモイ!」と思っているし、オタクのほうはオタクのほうで、Facebookでステキな飲み会写真ばっかりアップしているリア充をバカにしまくっていることだろう。 以前、アニメオタクの友人と話している時に、 「アイドルオタクはバカだ。いくらCD買ったってアイドル自身には金なんか入らないで、秋元康みたいなおっさんが儲かるだけだろ?」 「だったらオメーの買ってる美少女フィギュアも、作ってるおっさんに金入るだけだろーが!」 みたいな不毛極まりない議論となり、つかみ合いになりそうになったが、もうね……オタクもリア充もヤンキーも意識高い系も、人間は理解し合えないと考えたほうがいい。 こんな時代なんだから、村の外の人たちの目線を気にしても仕方がないのだ(「清潔感」とか、最低限のラインは守りたいところだが)。 学校や会社で、周囲から冷たい目で見られたとしても、気持ちの通じ合える仲間はネットや現場でいくらでも探せるし、もちろん「いい年こいて……」という世間の目を気にしてオタ卒する必要もない。 『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』……と、最終的なところで小島さんと意見が一致するんだけど。 ■アイドル記者奮戦記として読もう 『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』の帯には「アイドルを追いかけることは大人の立派な“たしなみ”である!」とのキャッチフレーズが書かれているが、同時期に発売された、大森望さんの『50代からのアイドル入門』(本の雑誌社)の帯にも「アイドルは大人のたしなみだ!」との文字があるのも興味深い。 まあ「中年がアイドルを追いかけるなんてキモイ!」という声に対しての理論武装として「大人のたしなみだ!」なんだろう。 小島さんも大森さんも、ボクのひとまわりぐらい上の世代の方たちなのだが、「上の人たちって、周りの目をいろいろ気にして大変そうだなぁ~……」と思ってしまう。 「大人のたしなみだ!」なんて強がらなくても、周りが何と言おうと「ボクは好きだから好きなんだもーん!」でよくない? ……ほら、理解し合えないでしょ? ちなみに本書は、中年アイドルオタク論うんぬんは置いといて、ももクロをはじめとしたアイドルに密着取材してきた、アイドル記者である小島さんの奮闘記として読めばすごく面白いよ。 (文=北村ヂン)『中年がアイドルオタクでなぜ悪い!』(ワニブックス)
釈由美子、愛犬の死を通して「強くなる」宣言も……彼女を「弱い人間」と思わないワケ
釈由美子、愛犬の死を通して「強くなる」宣言も……彼女を「弱い人間」と思わないワケ
ついにサッカー界にも導入! ビデオ判定により暴き出される「意外なこと」って?
FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ新会長が“歴史的決断”と称し、ミスジャッジをなくすため、ビデオ判定を試験的に導入すると、イギリスの「ガーディアン紙」が伝えた。他のスポーツでは、以前からテニスやラグビーなどがビデオ判定を取り入れている。 遅くとも、2017-18シーズンまでには実際に試合での試験採用を目指しているという。主に、得点(オフサイドも含む)、PKの判定、レッドカードによる退場、カード提示時の選手確認の4つの状況に対し、ビデオ判定が行われることになる。もちろん、毎回毎回、ビデオ判定を行うわけにもいかない。テニスのようにビデオ判定の要請回数を制限する“チャレンジ制度”の導入など、さまざまな意見も出ているが、ひとまずは、審判団の判断でビデオ判定を行うようだ。 以前からビデオ判定の導入は、ファン、選手、クラブなどから要望の声は大きかったが、UEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長が強く反対していたことで見送られていた。しかし、昨年のプラティニ会長の汚職事件による失脚が、インファンティーノFIFA会長に決断をさせた要因のひとつだろう。 プラティニ会長が反対していた理由は、ビデオ確認の時間によるゲームのスピード感の欠如が主な要因だったようだが、実際はどうなるのだろうか? 「抗議している時間や、ケガをしているフリでの時間稼ぎの方が、スピード感を損なわせていると思います。ビデオ判定の導入がスムーズに行われれば、どちらもなくなるので、よりゲームはエキサイティングなものになると見られていますよ。ビデオ判定の映像をスタジアムで流すことができれば、観客も盛り上がるはずです」(スポーツライター) 一見、ポジティブな要素しかないように思われるビデオ判定だが、ネガティブな面はあるのだろうか? 「ただひとつ気になる点は、ルールブックに則って正確な判断を下せるかどうかですね。というのも、ルール上やってはいけないプレー、例えばユニフォームを引っ張ったり、体を手で押さえつける行為も、現在はある程度黙認されている状態です。それらをビデオ判定により全て暴き出してしまうと、どこかしらでファウルが行われている状態になってしまいます。しかし、ルールブックを『少しだけ、ユニフォームは引っ張ってもいい』とするのは、また新たな問題が発生してしまいますので、難しいところですよね」(同) ほとんどの関係者が賛成をしているビデオ判定の導入だが、まだまだ意外な落とし穴は存在するかもしれない。インファンティーノ新会長には、完璧な制度の確立を期待したい。 (文=沢野奈津夫)イメージ画像(Photo By Nazionale Calcio from Flickr.)
減少傾向にあるラブホ。セックス目的「だけ」では生き残れない?
前回は「アダルト向け市場に関する調査結果 2016」をもとにアダルトグッズはほんとうに売れているのか、女性の需要はほんとうにあるのか、について考えましたが、この調査結果、いろいろ興味深いのです。
巷ではアダルト系の産業はいま、たいへん厳しい状況にあるといわれています。エロ本、ピンク映画、ストリップなど〈オールドメディア〉的なものは軒並み風前の灯で、AVもいまやネットに落ちている無料動画を見て済ませている人が多いでしょうし、性風俗業界もデフレ化が著しいといわれて久しく、それの大きな原因として若者のセックス離れが挙げられています。
同調査では、「風俗施設・サービス市場(ラブホテル、ソープランド、ファッションヘルス、デリヘル)」という項目があります。なぜ主にカップルで利用するラブホと、主に男性が性サービスを求めて利用する性風俗とが一緒くたにされているのか……。調査項目を作った方からするとこれらはすべて同じカテゴリーなんでしょうか? そんな疑問を胸に残しつつ、市場規模の推移を見てみましょう。
2010年度 2兆8861億円
2011年度 3兆3099億円
2012年度 3兆4235億円
2013年度 3兆5037億円
2014年度 3兆5775億円
さすがに、アダルトグッズ業界とはぜんぜん規模が違いますね。しかし、「結局、このうち性風俗はどのくらいで、ラブホはどのくらいなのよ?」とモヤッとした感じが強く残ります。
一方、動向と今後の展望を見ると、〈市場のカギを握るのは女性で、将来的には外国人を取り込まなければ〉とあり、その点はアダルトグッズ業界と一致していることがわかります。
・昨今では、ラブホテルは「ファッションホテル」「ブティックホテル」と称するようになり、あくまで女性に向けての雰囲気、アメニティ、さらには食事のクオリティなどで差別化し、セックスを意識せずに楽しめる空間という打ち出し方が増えている。また、「女子会」の需要を、シティホテルから奪っている事例もある。
・2020年のオリンピックイヤーまで、訪日外国人客は爆発的に増えるが、シティーホテル、旅館のキャパシティーが圧倒的に足りない状態が続くため、新たな訪日外国人客の宿泊先として、ラブホテルが受け皿になる可能性がある。また、ブティックホテル、ファッションホテルとして、「女子会」需要も取り込み、当面成長してゆく見込みである。
◎ラブホ利用客の移り変わり
以前、テレビで「中国人観光客のあいだでラブホに泊まるのが人気! ファミリーで泊まる例も」といった内容の特集があり、その需要に特化したホテルも増えていると報じられていました。小学校低学年ぐらいの中国人の男の子がカラオケや、ジャグジー、浴室のテレビに大興奮している光景はなんだか不思議でした。
でも私、実際にラブホ街で女性だけのグループも、スーツケースを転がして入っていく外国人も見たことないんですよね。もちろん、自分で利用するほかは、アダルトショップがあるためラブホ街にはちょいちょい足を運ぶ程度で、定点観測しているわけではありません。自分で見たことのない現象を「ないもの」とするのは浅はかなので、ここは専門家に話を聞いてみることにしました。スマホでできるラブホ予約サービス「BuonaNotte(ボナノッテ)」を運営する、永山正樹さんです。
ーーこの調査結果からはラブホ業界単独の動きがわからないのですが、実際はどうなのでしょう?
永山さん「ラブホはこれまで風営法の『店舗型性風俗特殊営業の4号』の届出をして営業するところが中心でしたが、そうした店舗は年々減っています。一方、旅館業法で届出をしているホテルも多いので、『ラブホの統計』は正確にはわからないものなんですよね。でも、オーナーさんの高齢化、店舗の老朽化で廃業するホテルも多いので、近年の傾向としては減少している実感があります」
ーーじゃあ、そんな厳しいなかで生き残りを図って女子会ニーズに答えたり、外国人を積極的に呼びこんだりするホテルは増えているってことですか?
永山さん「男女のカップルが利用することを〈カップルユース〉といいますが、全体的に見ると郊外型、都心型の差は多少あるにしても、まだまだお客さまの9割はカップルユースですよ。でも、オーナーさん自身は現状に不安を感じているケースが多いように見えます。若者はラブホ離れしているし、利用してくださるお客さまは高齢化しているし。そこで、若手オーナーや大手グループ店舗などでは、ビジネスユース(出張などでの利用)やレジャーユース(家族や友人と旅行などでの利用)を取り込みはじめています。もちろんインバウンドを狙って、外国人旅行客も積極的に受け入れています。これは決してネガティブな動きではないと思いますよ」
永山さんが「僕もよく利用します」といって見せてくれたホテルグループのサイトには、「ビジネスホテルより断然お得!」というキャンペーンの告知があり、ビジネスユース客、レジャーユース客を盛んに呼び込んでいるのがわかります。しかもチェックインが17時や19時に設定されています。
◎ラブホのエロスは失われるのか
最近はどこのビジネスホテル、シティホテルも満室なうえお値段も上がっていて、なかなか部屋が取れないといいます。おまけにビジネスホテルは部屋も浴槽も狭いので、だったらラブホに宿泊って選択肢、悪くないですよね。同グループでは、女子会プランももちろん用意されています。6名で宿泊(平日19:00~翌11:00まで最大16時間)の料金がひとりあたり1200円~って、すっごくお得じゃないですか!?
ーーでも、個人的には「ラブホってエロいことする空間であってほしい」という願望もあります。調査には「セックスを意識せずに楽しめる空間」とありましたが、それってなんだかなぁ。男女がそのためだけに部屋を借りて時間を過ごすって、それだけで官能的なのに。カップルユースを増やす努力ってあまりされていないんでしょうか?
永山さん「若い女性に喜ばれるような、アメニティ、スキンケアグッズなどを取りそろえるところもあれば、スマホ用にHPを作ったり予約システムを取り入れているところもあります。スマホをよく利用する若い世代に来て欲しい意図ですが、若者のセックス離れを打破するような決定打はいまのところ出ていないように見えます」
生き残っていくためには、何か別のアプローチが必要ということですね。近い将来、ラブホはエロい目的だけの場所ではなくなってしまうかもしれないけど、ラブホそのものが衰退するのはもっと悲しい。日本独自のセックスカルチャーを象徴するもののひとつでもあるので、これ以上さびれてほしくはありません。そうしないためには、まず自分から率先して利用しなければ!
■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。
減少傾向にあるラブホ。セックス目的「だけ」では生き残れない?
前回は「アダルト向け市場に関する調査結果 2016」をもとにアダルトグッズはほんとうに売れているのか、女性の需要はほんとうにあるのか、について考えましたが、この調査結果、いろいろ興味深いのです。
巷ではアダルト系の産業はいま、たいへん厳しい状況にあるといわれています。エロ本、ピンク映画、ストリップなど〈オールドメディア〉的なものは軒並み風前の灯で、AVもいまやネットに落ちている無料動画を見て済ませている人が多いでしょうし、性風俗業界もデフレ化が著しいといわれて久しく、それの大きな原因として若者のセックス離れが挙げられています。
同調査では、「風俗施設・サービス市場(ラブホテル、ソープランド、ファッションヘルス、デリヘル)」という項目があります。なぜ主にカップルで利用するラブホと、主に男性が性サービスを求めて利用する性風俗とが一緒くたにされているのか……。調査項目を作った方からするとこれらはすべて同じカテゴリーなんでしょうか? そんな疑問を胸に残しつつ、市場規模の推移を見てみましょう。
2010年度 2兆8861億円
2011年度 3兆3099億円
2012年度 3兆4235億円
2013年度 3兆5037億円
2014年度 3兆5775億円
さすがに、アダルトグッズ業界とはぜんぜん規模が違いますね。しかし、「結局、このうち性風俗はどのくらいで、ラブホはどのくらいなのよ?」とモヤッとした感じが強く残ります。
一方、動向と今後の展望を見ると、〈市場のカギを握るのは女性で、将来的には外国人を取り込まなければ〉とあり、その点はアダルトグッズ業界と一致していることがわかります。
・昨今では、ラブホテルは「ファッションホテル」「ブティックホテル」と称するようになり、あくまで女性に向けての雰囲気、アメニティ、さらには食事のクオリティなどで差別化し、セックスを意識せずに楽しめる空間という打ち出し方が増えている。また、「女子会」の需要を、シティホテルから奪っている事例もある。
・2020年のオリンピックイヤーまで、訪日外国人客は爆発的に増えるが、シティーホテル、旅館のキャパシティーが圧倒的に足りない状態が続くため、新たな訪日外国人客の宿泊先として、ラブホテルが受け皿になる可能性がある。また、ブティックホテル、ファッションホテルとして、「女子会」需要も取り込み、当面成長してゆく見込みである。
◎ラブホ利用客の移り変わり
以前、テレビで「中国人観光客のあいだでラブホに泊まるのが人気! ファミリーで泊まる例も」といった内容の特集があり、その需要に特化したホテルも増えていると報じられていました。小学校低学年ぐらいの中国人の男の子がカラオケや、ジャグジー、浴室のテレビに大興奮している光景はなんだか不思議でした。
でも私、実際にラブホ街で女性だけのグループも、スーツケースを転がして入っていく外国人も見たことないんですよね。もちろん、自分で利用するほかは、アダルトショップがあるためラブホ街にはちょいちょい足を運ぶ程度で、定点観測しているわけではありません。自分で見たことのない現象を「ないもの」とするのは浅はかなので、ここは専門家に話を聞いてみることにしました。スマホでできるラブホ予約サービス「BuonaNotte(ボナノッテ)」を運営する、永山正樹さんです。
ーーこの調査結果からはラブホ業界単独の動きがわからないのですが、実際はどうなのでしょう?
永山さん「ラブホはこれまで風営法の『店舗型性風俗特殊営業の4号』の届出をして営業するところが中心でしたが、そうした店舗は年々減っています。一方、旅館業法で届出をしているホテルも多いので、『ラブホの統計』は正確にはわからないものなんですよね。でも、オーナーさんの高齢化、店舗の老朽化で廃業するホテルも多いので、近年の傾向としては減少している実感があります」
ーーじゃあ、そんな厳しいなかで生き残りを図って女子会ニーズに答えたり、外国人を積極的に呼びこんだりするホテルは増えているってことですか?
永山さん「男女のカップルが利用することを〈カップルユース〉といいますが、全体的に見ると郊外型、都心型の差は多少あるにしても、まだまだお客さまの9割はカップルユースですよ。でも、オーナーさん自身は現状に不安を感じているケースが多いように見えます。若者はラブホ離れしているし、利用してくださるお客さまは高齢化しているし。そこで、若手オーナーや大手グループ店舗などでは、ビジネスユース(出張などでの利用)やレジャーユース(家族や友人と旅行などでの利用)を取り込みはじめています。もちろんインバウンドを狙って、外国人旅行客も積極的に受け入れています。これは決してネガティブな動きではないと思いますよ」
永山さんが「僕もよく利用します」といって見せてくれたホテルグループのサイトには、「ビジネスホテルより断然お得!」というキャンペーンの告知があり、ビジネスユース客、レジャーユース客を盛んに呼び込んでいるのがわかります。しかもチェックインが17時や19時に設定されています。
◎ラブホのエロスは失われるのか
最近はどこのビジネスホテル、シティホテルも満室なうえお値段も上がっていて、なかなか部屋が取れないといいます。おまけにビジネスホテルは部屋も浴槽も狭いので、だったらラブホに宿泊って選択肢、悪くないですよね。同グループでは、女子会プランももちろん用意されています。6名で宿泊(平日19:00~翌11:00まで最大16時間)の料金がひとりあたり1200円~って、すっごくお得じゃないですか!?
ーーでも、個人的には「ラブホってエロいことする空間であってほしい」という願望もあります。調査には「セックスを意識せずに楽しめる空間」とありましたが、それってなんだかなぁ。男女がそのためだけに部屋を借りて時間を過ごすって、それだけで官能的なのに。カップルユースを増やす努力ってあまりされていないんでしょうか?
永山さん「若い女性に喜ばれるような、アメニティ、スキンケアグッズなどを取りそろえるところもあれば、スマホ用にHPを作ったり予約システムを取り入れているところもあります。スマホをよく利用する若い世代に来て欲しい意図ですが、若者のセックス離れを打破するような決定打はいまのところ出ていないように見えます」
生き残っていくためには、何か別のアプローチが必要ということですね。近い将来、ラブホはエロい目的だけの場所ではなくなってしまうかもしれないけど、ラブホそのものが衰退するのはもっと悲しい。日本独自のセックスカルチャーを象徴するもののひとつでもあるので、これ以上さびれてほしくはありません。そうしないためには、まず自分から率先して利用しなければ!
■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。
あの加藤紗里が「開店休業状態」!? 有名になりすぎた“弊害”と今後の活動に暗雲
モデルの加藤紗里が「開店休業状態」であることを、自身のブログで告白した。 加藤は9日に更新した自身のブログを更新。「今日は久しぶりにお仕事のお話したよん笑」と発言。芸人の狩野英孝の「5股熱愛騒動」で一躍有名人となり、テレビに出まくっている彼女が「久しぶりに仕事の話」とはどういうことなのか。 どうやら、加藤の“本業”であるモデルの仕事がほとんどない、ということらしい。これまではモデルの仕事もそれなりにあったらしいが、騒動のせいで事前に決まっていた仕事の多くがキャンセルとなってしまったようだ。確かに「イメージキャラクター」という観点でいえば、今の加藤を使いたいクライアントは少ないかも……。 加藤は「少しでも仕事の話できたことが嬉しい~」とも語っており、久しぶりの“本業”にテンションも上がっていた模様。それにしても、5股騒動の“ネタ”とはいえ、テレビ出演を仕事と思っていないとは驚きではある。 「最近でも『サンデー・ジャポン』(TBS系)などに頻繁に出演する加藤ですが、トークが得意そうでもないですし、6日の『サンジャポ』出演後のブログでは、自身のトーク力のなさに落ち込んでいるような文面もありました。向いていないことを認識しているという点ではなかなか冷静ではないでしょうか(笑)。テレビに出るよりも、モデルとして活動したいという言葉にはウソはないと思いますよ」(芸能記者) もともと向いてはいないが、話題性と知名度アップの意味でテレビ出演をしているということか。あまり本人は乗り気ではないのかもしれない。 それにしても、有名になったおかげで本当にしたい仕事ができなくなるとは実に皮肉なことではある。狩野との騒動もそのうち下火になるのが目に見えている現状、テレビ出演も減少するだろう。 一時は地元である広島在住の父親が「広島に連れて帰る」とも語っていたと報じられた加藤。今後の芸能活動はなかなかに厳しいのではないか。加藤紗里オフィシャルブログより



